JP2009166916A - 搬送装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送される記録部材を停止させずに、所定の情報を情報記録媒体に読み書きするときの不具合が発生するのを防止する。
【解決手段】データを記録するRFタグ120が付けられた連続紙Pを搬送する搬送ロール対110と、連続紙Pが搬送される搬送方向に回転する回転体130と、回転体130上に設ける第1アンテナ141を有し、第1アンテナ141が通信可能な範囲にあるときRFタグ120と通信するリーダ/ライタ140とを備え、第1アンテナ141は、回転体130が回転することによりタグ120が移動するのに合わせて移動する。
【選択図】図2
【解決手段】データを記録するRFタグ120が付けられた連続紙Pを搬送する搬送ロール対110と、連続紙Pが搬送される搬送方向に回転する回転体130と、回転体130上に設ける第1アンテナ141を有し、第1アンテナ141が通信可能な範囲にあるときRFタグ120と通信するリーダ/ライタ140とを備え、第1アンテナ141は、回転体130が回転することによりタグ120が移動するのに合わせて移動する。
【選択図】図2
Description
本発明は、搬送装置およびプログラムに関する。
従来の搬送装置は、連続紙を搬送するとともに、連続紙上に付けられたRFタグに所定の情報を書き込んでいる。このような搬送装置は、画像形成装置などに備えられている。従来の画像形成装置は、光学的に潜像が形成された感光体ドラムにトナー像を形成し、そのトナー像を連続紙に転写し、転写像を連続紙に定着させている。その後、RFタグに所定の情報を書き込んでいる。
従来の画像形成装置では、RFタグに所定の情報を書き込むとき、RFタグへの書き込みが途中で終了して情報の書き込みの不具合が発生するのを防止するため、搬送されていた連続紙を一旦停止させている。そのため、RFタグに所定の情報を書き込むとき、トナー像を連続紙に転写し、転写像を連続紙に定着させる動作をすることができない。つまり、スループットが低下し、連続的な動作を維持することができない。このような背景のもと、連続的な動作を維持する技術として、例えば特許文献1がある。
特許文献1に記載の発明は、連続紙の搬送速度を算出する算出手段を備え、RFタグに書き込む情報量などの書き込み条件などを基に、連続紙の最適な搬送速度を選択的に決定し、連続紙の搬送速度を変更していた。
特開2003−140548
本発明は、搬送される記録部材を停止させずに、所定の情報を情報記録媒体に読み書きするときの不具合が発生するのを防止する技術を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、所定の情報を記録する情報記録媒体が付けられた記録部材を搬送する搬送手段と、前記記録部材が搬送される搬送方向に回転する回転体と、前記回転体上に設けるアンテナを有し、前記アンテナが通信可能な範囲にあるとき前記情報記録媒体と通信する通信手段とを備え、前記アンテナは、前記回転体が回転することにより前記情報記録媒体が移動するのに合わせて移動することを特徴とする搬送装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記回転体の回転速度を制御する制御手段を備え、前記アンテナは、前記制御手段が前記回転体の回転速度を制御することにより前記情報記録媒体が移動するのに合わせて移動することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記回転体を前記記録部材の搬送方向に対して横方向に移動させる移動手段を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記回転体の回転軸上に、半径が異なる複数の前記回転体を備え、前記複数の回転体は、前記記録部材上での前記情報記録媒体の位置に合わせてそれぞれ別々に動作することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、所定の情報を記録する情報記録媒体が付けられた記録部材を搬送する搬送手段と、前記記録部材が搬送される搬送方向に回転する回転体と、前記回転体上に設けるアンテナを有し、前記アンテナが通信可能な範囲にあるとき前記情報記録媒体と通信する通信手段とを備える搬送装置に、前記情報記録媒体が移動するのに合わせて前記アンテナを移動させるように前記回転体の回転速度を制御する機能を実現させるためのプログラムである。
請求項1に記載の発明によれば、搬送される記録部材を停止させずに、所定の情報を情報記録媒体に読み書きするときの不具合が発生するのを防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、情報記録媒体が所定の間隔で搬送されてこないような場合でも、所定の情報を情報記録媒体に読み書きするときの不具合が発生するのを防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、記録部材の搬送方向に対して横方向に情報記録媒体上での情報記録媒体の位置が変更した場合でも、対応することができる。
請求項4に記載の発明によれば、本発明を適用しない場合と比べて、通信時間を長くすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、搬送される記録部材を停止させずに、所定の情報を情報記録媒体に読み書きするときの不具合が発生するのを防止することができる。
(1)第1の実施形態
(画像形成装置の構成)
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置を示す概略図である。
(画像形成装置の構成)
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置を示す概略図である。
画像形成装置10は、プリント装置12と、前処理装置14と、後処理装置16と、バッファ装置44と、バッファ装置46と、搬送装置100とを備えている。画像形成装置10では、所定幅で長尺の連続紙(記録部材)Pに帳票印刷等が可能である。プリント装置12には、連続紙Pに対して印刷処理を実行するプリントエンジン12Aが設けられている。
前処理装置14は、連続紙Pが巻き芯20にロール状に巻き取られた連続紙ロール22が装填されている。連続紙Pは、この連続紙ロール22の最外周から引き出されてプリント装置12へ送り込まれる。
プリント装置12には、現像部26と、定着部30とが設けられ、連続紙Pを現像部26、定着部30の順で搬送する搬送路32が形成されている。現像部26と定着部30は、連続紙Pの一方の面に対向している。
現像部26には、感光体ドラム36と、感光体ドラム36に対向して転写ロール38とが設けられている。現像部26では、電子写真プロセスを適用して感光体ドラム36に印刷データに応じたトナー像を形成する。現像部26では、感光体ドラム36と転写ロール38との間で連続紙Pを挟んで、感光体ドラム36に形成したトナー像を連続紙Pの一方の面に転写する。
定着部30には、連続紙Pに対向してハロゲンランプなどの加熱手段40が設けられている。定着部30では、加熱手段40によって連続紙Pの表面を加熱し、連続紙Pに転写されているトナー像を溶融させて定着する。
これにより、プリント装置12では、連続紙Pの表面への印刷処理が可能となっている。なお、現像部26は、例えば、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のトナーを用いてフルカラーの画像を形成するものであっても良く、K色などのトナーを用いて単色画像を形成するものであっても良い。
プリント装置12では、画像形成の終了した連続紙Pを、後処理装置16へ向けて送り出す。後処理装置16には、巻き芯42が装着されており、連続紙Pの先端が巻き芯42に連結されることにより、後処理装置16では、プリント装置12から排出される連続紙Pを、巻き芯42にロール状に巻き取る。
画像形成装置10には、前処理装置14とプリント装置12との間にバッファ装置44が設けられ、プリント装置12と後処理装置16の間にバッファ装置46が設けられている。前処理装置14から送り出された連続紙Pは、バッファ装置44を通過してプリント装置12へ送り込まれ、プリント装置12から排出される連続紙Pは、バッファ装置46を通過して、後処理装置16へ送られる。
バッファ装置44、46には、ロール対48が所定の間隔で設けられている。また、バッファ装置44には、ロール対48の間にダンスロール50Aが上下移動可能に設けられ、バッファ装置46には、ロール対48の間にダンスロール50Bが上下移動可能に設けられている。
バッファ装置44、46では、ダンスロール50A、50Bが下方へ向けて付勢されることにより、連続紙Pに所定の張力を付与している。また、バッファ装置44、46では、ダンスロール50A又はダンスロール50Bの上下移動によって連続紙Pの搬送路長が換えられるようになっており、これにより、所定長さ分の連続紙Pを貯留できるようになっている。
なお、バッファ装置44では、通常、図1に実線で示すようにダンスロール50Aが上方に移動されており、ダンスロール50Aの下方移動によって連続紙Pの貯留が可能である(図1に二点鎖線で示す)。また、バッファ装置46は、通常、図1に実線で示すようにダンスロール50Bが下方移動されており、所定長さの連続紙Pを貯留しながら後処理装置16へ送り出すと共に、ダンスロール50Bの上方移動(図1に二点鎖線で示す)によって貯留している連続紙Pをプリント装置12へ戻すことができる。
一方、プリント装置12には、連続紙Pの挿入側(バッファ装置44側)に、逆送手段として搬送ロール対52が設けられている。また、プリント装置12には、連続紙Pの排出側(バッファ装置46側)に、逆送手段として搬送ロール対54が設けられている。
プリント装置12では、搬送ロール対52及び搬送ロール対54の逆転駆動が可能であり、搬送ロール対52、54が逆転駆動されることにより、搬送ロール対54は、バッファ装置46から連続紙Pを引き出しながらプリント装置12内部へ送り込み、搬送ロール対52は、プリント装置12内部の連続紙Pを引き出しながらバッファ装置44へ送り出す。
このとき、バッファ装置46のダンスローラ50Bが上方移動すると共に、バッファ装置44のダンスロール50Aが下方移動することにより、前処理装置14から後処理装置16の間で、連続紙Pに弛みが生じるのを防止する。
画像形成装置10には、バッファ装置46と後処理装置16との間に搬送装置100が設けられている。搬送装置100は、連続紙Pを搬送するとともに、所定の情報を読み書きする。なお、搬送装置100の詳細については、後述する。また、搬送装置100が設けられる位置は第1の実施形態に限られず、連続紙Pが搬送される搬送路に沿って設けられていればよい。
(画像形成装置の画像形成動作)
次に、画像形成装置10の画像形成動作について説明する。画像形成装置10は、感光体ドラム36の表面に形成されたC,M,Y,Kの各色のトナー像を、前処理装置14から搬送さてきた連続紙Pに転写する。そして、連続紙Pを定着部30に送り、トナー像を連続紙Pに定着させる。このトナー像を定着させた連続紙Pを後処理装置16に送り、巻き取る。
次に、画像形成装置10の画像形成動作について説明する。画像形成装置10は、感光体ドラム36の表面に形成されたC,M,Y,Kの各色のトナー像を、前処理装置14から搬送さてきた連続紙Pに転写する。そして、連続紙Pを定着部30に送り、トナー像を連続紙Pに定着させる。このトナー像を定着させた連続紙Pを後処理装置16に送り、巻き取る。
(搬送装置の構成)
次に、搬送装置100の構成について図1〜図4を参照して説明する。図2は、第1の実施形態にかかる搬送装置を示す斜視図である。図3は、第1の実施形態にかかる搬送装置を示す上面図である。図4は、制御ユニットを含む搬送装置の制御系の概要を示すブロック図である。
次に、搬送装置100の構成について図1〜図4を参照して説明する。図2は、第1の実施形態にかかる搬送装置を示す斜視図である。図3は、第1の実施形態にかかる搬送装置を示す上面図である。図4は、制御ユニットを含む搬送装置の制御系の概要を示すブロック図である。
搬送装置100は、図1〜図3に示すように、搬送ロール対(搬送手段)110と、回転体130と、リーダ/ライタ(通信手段)140と、センサー150と、制御装置(制御手段)160とを備えている。連続紙P上には、データ(所定の情報)を記録するRFタグ(情報記録媒体)120が付けられている。搬送装置100は、連続紙Pを搬送するとともに、RFIDの電磁誘導方式を利用して、RFタグ120のデータを読み書きする。
搬送ロール対110は、連続紙Pを図2および図3の矢印A方向に所定の速度で搬送する。RFタグ120は、図2および図3に示すように、搬送される連続紙P上の所定の位置に複数設けられている。つまり、複数のRFタグ120は、それぞれが所定の間隔を有するように設けられている。RFタグ120は、連続紙Pが所定の速度で矢印A方向に搬送されると、それに伴って所定の速度で矢印A方向に移動する。RFタグ120は、リーダ/ライタ140から送信されるデータを受け取り、RFタグ120のデータをリーダ/ライタ140に送信し、データを記録する。
RFタグ120は、リーダ/ライタ140と通信するための図示省略したアンテナと、所定の処理を行うための図示省略した制御回路と、データを記録する図示省略した半導体メモリとを備えている。RFタグ120は、共振作用によってRFタグ120に発生した電力により制御回路および半導体メモリを動作させて、RFタグ120のデータをリーダ/ライタ140に送信し、データを記録する。
回転体130は、図2および図3に示すように、円盤状に形成されている。回転体130は、図3に示すように、回転体130の一部が連続紙Pの下方に位置するように設けられている。回転体130は、図示省略した駆動装置により、連続紙Pの下方に位置する回転体130の一部が連続紙Pの搬送方向(図2および図3の矢印B方向)に移動するように、所定の速度で回転する。
リーダ/ライタ140は、図1に示すように、第1アンテナ(アンテナ)141と、第2アンテナ(アンテナ)142と、制御部143とを備えている。リーダ/ライタ140は、制御部143が制御することにより、第1アンテナ141または第2アンテナ142を介してRFタグ120と通信し、RFタグ120のデータを読み書きする。
ここで、第1アンテナ141および第2アンテナ142と制御部143と間では、電磁誘導を利用して、電力が供給され、データがやり取りされる。
第1アンテナ141および第2アンテナ142は、回転体130上に設けられている。第1アンテナ141および第2アンテナ142は、回転体130の回転中心を挟んで対向する位置にそれぞれ設けられている。第1アンテナ141または第2アンテナ142がRFタグ120に対して通信可能な範囲にあるとき、リーダ/ライタ140がRFタグ120と通信する。
ここで、通信可能な範囲は、交信周波数の違いやアンテナの大きさの違いなどにより異なる。例えば、交信周波数が13.56MHz程度の場合、通信可能な範囲はRFタグとアンテナとの距離が数cm〜1m程度の範囲となる。なお、交信周波数としては、13.56MHz程度の交信周波数に限られず、135KHz程度の中波やUHF帯の電波などであってもよい。
第1アンテナ141および第2アンテナ142は、回転体130が回転することによりRFタグ120が移動するのに合わせて移動する。つまり、第1アンテナ141および第2アンテナ142は、回転体130が回転することによりRFタグ120と通信することができる通信可能な範囲に位置し続けるように移動する。そのため、RFタグ120が移動するのに合わせてリーダ/ライタ140のアンテナが移動しない場合に比べて、リーダ/ライタ140とRFタグ120との通信時間が長くなる。
検知手段であるセンサー150は、図1に示すように、連続紙Pの搬送方向(図2および図3の矢印A方向)において回転体130より上流側に設けられている。センサー150は、移動するRFタグ120を検知する。
制御ユニット160は、図4に示すように、CPU(central processing unit)161と、ROM(read only memory)162と、RAM(random access memory)163とを備えている。CPU161は、搬送ロール対110、回転体130およびリーダ/ライタ140などの動作を制御しており、後述する動作を実行する機能を有する。ROM162は、後述する動作を実行するための動作プログラムおよびその動作に必要なデータを記憶する。このデータの中には、後述する動作において利用される値も含まれる。
RAM163は、後述する動作手順の実行時において、プログラムデータや各種のデータを一時的に記憶するワーキングエリア、および後述する動作において得られる各種のデータを記憶する記憶手段として機能する。RAM163には、不揮発性メモリも含まれており、必要なデータは、電源をOFFにしても保持される。
制御ユニット160は、回転体130の回転速度などを制御するとともに、連続紙Pの搬送速度を含む画像形成装置10全体の動作を制御する。制御ユニット160は、RFタグ120が移動するのに合わせて第1アンテナ141または第2アンテナ142が移動するように回転体130を回転させる。制御ユニット160による回転体130の制御方法は、連続紙Pの搬送速度やRFタグ120が移動してくるタイミングなどにより、回転体130の回転速度を制御する方法である。
制御ユニット160による回転体130の制御方法としては、連続紙Pが搬送される搬送速度に基づく搬送速度値または移動するRFタグ120を検知するセンサー150の検知結果に基づく検知結果値のうち少なくとも1つの値に基づいて、RFタグ120が移動するのに合わせてアンテナ141が移動するように回転体130の回転速度を制御する。
例えば、RFタグ120が所定の間隔で移動してくる場合は、RFタグ120が移動してくるタイミングに合わせて第1アンテナ141がRFタグ120の下方に移動するように回転体130を所定の回転速度で回転させる。一方、RFタグ120が不規則な間隔で移動してくる場合は、RFタグ120が移動してきたとき、第1アンテナ141がRFタグ120の下方に位置するように回転体130を回転させた後、回転体130を一旦停止させ、RFタグ120が移動してきたときRFタグ120が移動するのに合わせて第1アンテナ141が移動するように回転体130を回転させる。
なお、第1の実施形態ではリーダ/ライタ140のアンテナとして第1アンテナ141および第2アンテナ142を設けているが、この場合に限らず、リーダ/ライタ140のアンテナを1個だけ設ける構成でもよい。
(搬送装置の動作)
次に、搬送装置100の動作について図面を参照して説明する。
次に、搬送装置100の動作について図面を参照して説明する。
まず、連続紙Pが図2および図3の矢印A方向に搬送されると、回転体130が図2および図3の矢印B方向に回転して、連続紙Pの位置X1のRFタグ120に対して第1アンテナ141が通信可能な範囲に移動する。このとき、リーダ/ライタ140が位置X1のRFタグ120と通信し始める。一方、第2アンテナ142は複数あるRFタグ120に対して通信可能な範囲から外れた位置にある。
そして、連続紙Pが図2および図3の矢印A方向にさらに搬送されると、位置X1のRFタグ120も図2および図3の矢印A方向に移動する。この位置X1のRFタグ120が移動するに合わせて、回転体130が連続紙Pの搬送方向(図2および図3の矢印B方向)に回転することにより、第1アンテナ141が移動する。そのため、第1アンテナ141は、位置X1のRFタグ120に対して通信可能な範囲に位置し続け、リーダ/ライタ140が位置X1のRFタグ120と通信し続ける。このとき、リーダ/ライタ140が位置X1のRFタグ120のデータを読み書きする。
そして、連続紙Pが図2および図3の矢印A方向にさらに搬送されると、第1アンテナ141に対して位置X1のRFタグ120が通信可能な範囲から外れ、リーダ/ライタ140と位置X1のRFタグ120との通信が終了する。
次に、連続紙Pが図2および図3の矢印A方向にさらに搬送されると、回転体130が図2および図3の矢印B方向に回転して、連続紙Pの位置X2のRFタグ120に対して第2アンテナ142が通信可能な範囲に移動する。このとき、リーダ/ライタ140が位置X2のRFタグ120と通信し始める。一方、第1アンテナ141は複数あるRFタグ120に対して通信可能な範囲から外れた位置にある。
そして、連続紙Pが図2および図3の矢印A方向にさらに搬送されると、回転体130が連続紙Pの搬送方向(図2および図3の矢印B方向)に回転して、位置X2のRFタグ120が移動するのに合わせて第2アンテナ142が移動する。このとき、リーダ/ライタ140が位置X2のRFタグ120のデータを読み書きする。
以上説明した動作は、制御ユニット160のROM162に格納されたプログラムに従って実行される。なお、これらのプログラムは、情報を記録するための記録媒体や通信回線を利用して提供することもできる。
このように、搬送装置100では、制御ユニット160に回転速度を制御された回転体130が回転することにより、RFタグ120が移動するのに合わせて第1アンテナ141および第2アンテナ142を移動させている。そのため、RFタグ120が移動するのに合わせてリーダ/ライタ140のアンテナが移動しない場合に比べて、リーダ/ライタ140とRFタグ120との通信時間が長くなる。
(2)第2の実施形態
第2の実施形態は、上記第1の実施形態の搬送装置を変更したものである。したがって、主に搬送装置について図5を参照して説明する。図5は、第2の実施形態にかかる搬送装置を示す上面図である。
第2の実施形態は、上記第1の実施形態の搬送装置を変更したものである。したがって、主に搬送装置について図5を参照して説明する。図5は、第2の実施形態にかかる搬送装置を示す上面図である。
搬送装置200は、図5に示すように、移動装置(移動手段)210を備えている。移動装置210は、回転体130の下方に設けられている。移動装置210は、図5(b)に示すように、回転体130を連続紙Pの搬送方向に対して横方向(図5(b)の矢印C方向)に移動させる。つまり、移動装置210は、回転体130を回転させる図示省略した駆動装置を、連続紙Pの搬送方向に対して横方向に移動させることにより、回転体130を連続紙Pの搬送方向に対して横方向(図5(b)の矢印C方向)に移動させる。
第2の実施形態では、図5(b)に示すように、連続紙Pの搬送方向に対して横方向において連続紙P上のRFタグ120の位置が変更されても、移動装置210が回転体130を連続紙Pの搬送方向に対して横方向に移動させる。このように、連続紙Pの搬送方向に対して横方向において連続紙P上のRFタグ120の位置が変更されても、RFタグ120の位置の変更に伴って、回転体130の位置を変更する。そのため、連続紙Pの搬送方向に対して横方向に回転体130が移動しない場合に比べて、リーダ/ライタ140とRFタグ120との通信時間が長くなる。
(3)第3の実施形態
第3の実施形態は、上記第1の実施形態の搬送装置を変更したものである。したがって、主に搬送装置について図6および図7を参照して説明する。図6は、第2の実施形態にかかる搬送装置を示す上面図である。図7は、RFタグの位置がそれぞれ異なる場合の搬送装置を示す上面図である。
第3の実施形態は、上記第1の実施形態の搬送装置を変更したものである。したがって、主に搬送装置について図6および図7を参照して説明する。図6は、第2の実施形態にかかる搬送装置を示す上面図である。図7は、RFタグの位置がそれぞれ異なる場合の搬送装置を示す上面図である。
搬送装置300は、図6に示すように、第1回転体(回転体)310と、第2回転体(回転体)320とを備えている。第1回転体310は、円盤状に形成されている。第2回転体320は、第1回転体310より半径が小さい円盤状に形成されている。第1回転体310は、第2回転体320の回転軸上に設けられている。第1回転体310上には、第1アンテナ141が設けられている。第2回転体320上には、第2アンテナ142が設けられている。第1回転体310および第2回転体320は、制御装置150により回転速度が制御され、別々に動作する。
ここで、リーダ/ライタ140とRFタグ120との通信は、第1にリーダ/ライタ140がRFタグ120のタグIDを読み、第2にリーダ/ライタ140がRFタグ120のデータを消去し、第3にリーダ/ライタ140がRFタグ120のデータを書き込み、第4にリーダ/ライタ140がRFタグ120のデータを確認する。
まず、1個のRFタグ120に対して第1回転体310および第2回転体320が回転する場合の搬送装置300の動作について図面を参照して説明する。第3の実施形態では、連続紙Pが図6(a)の矢印A方向に搬送されると、まず第1回転体310が図6(a)の矢印B方向に回転して、RFタグ120に対して第1アンテナ141が通信可能な範囲に移動する。このとき、リーダ/ライタ140が第1アンテナ141を介してRFタグ120のタグIDを読む。
次に、連続紙Pが図6(b)の矢印A方向にさらに搬送されると、第2回転体320が図6(b)の矢印B方向に回転して、RFタグ120に対して第2アンテナ142が通信可能な範囲に移動する。このとき、リーダ/ライタ140が第2アンテナ142を介してRFタグ120と通信する。
そして、連続紙Pが図6(c)の矢印A方向にさらに搬送されると、第2回転体320が連続紙Pの搬送方向(図6(c)の矢印B方向)に回転して、RFタグ120が移動するのに合わせて第2アンテナ142が移動する。このとき、リーダ/ライタ140が第2アンテナ142を介してRFタグ120のデータを消去し、書き込む。
次に、連続紙Pが図6(d)の矢印A方向にさらに搬送されると、第1回転体310が図6(d)の矢印B方向に回転して、RFタグ120に対して第1アンテナ141が通信可能な範囲に移動する。このとき、リーダ/ライタ140が第1アンテナ141を介してRFタグ120のデータを確認する。
このように、第3の実施形態では、第1回転体310および第2回転体320が別々に動作する。そのため、回転体が1個である場合に比べて、リーダ/ライタ140とRFタグ120との通信時間が長くなる。
次に、連続紙Pの搬送方向に対して横方向において連続紙P上のRFタグ120の位置が変更する場合の搬送装置300の動作について図面を参照して説明する。第3の実施形態では、連続紙Pが図7(a)の矢印A方向に搬送されると、第1回転体310が図7(a)の矢印B方向に回転して、連続紙Pの位置X3のRFタグ120に対して第1アンテナ141が通信可能な範囲に移動する。このとき、リーダ/ライタ140が位置X3のRFタグ120と通信し始める。その後、位置X3のRFタグ120が移動するのに合わせて第1アンテナ141が移動する。
そして、連続紙Pが図7(b)の矢印A方向にさらに搬送されると、第2回転体320が図7(b)の矢印B方向に回転して、連続紙Pの位置X4のRFタグ120に対して第2アンテナ142が通信可能な範囲に移動する。このとき、リーダ/ライタ140が位置X4のRFタグ120と通信し始める。その後、位置X4のRFタグ120が移動するのに合わせて第2アンテナ142が移動する。
このように、第3の実施形態では、第1回転体310および第2回転体320が別々に動作する。そのため、連続紙Pの搬送方向に対して横方向において連続紙P上のRFタグ120の位置が変更する場合でも、回転体130を連続紙Pの搬送方向に対して横方向に移動させずに、リーダ/ライタ140とRFタグ120との通信時間が長くなる。
(4)第4の実施形態
第4の実施形態は、上記第1の実施形態の搬送装置を変更したものである。したがって、主に搬送装置について説明する。
第4の実施形態は、上記第1の実施形態の搬送装置を変更したものである。したがって、主に搬送装置について説明する。
第4の実施形態の搬送装置400は、回転体130を連続紙Pの搬送方向に対して横方向に移動させる移動装置210と、第1回転体310と、第2回転体320とを備えている。第4の実施形態では、連続紙Pの搬送方向に対して横方向において連続紙P上のRFタグ120の位置が変更する場合でも、第2の実施形態の搬送装置200および第3の実施形態の搬送装置300に比べて、リーダ/ライタ140とRFタグ120との通信時間が長くなる。
本発明は、RFIDを利用する搬送装置やプリンタ、FAX、カラー複写機、これらの機能を備えた装置などの画像形成装置に利用することができる。
100…搬送装置、110…搬送ロール対、120…RFタグ、130…回転体、140…リーダ/ライタ、141…第1アンテナ、142…第2アンテナ、160…制御ユニット、210…移動装置、310…第1回転体、320…第2回転体、P…連続紙。
Claims (5)
- 所定の情報を記録する情報記録媒体が付けられた記録部材を搬送する搬送手段と、
前記記録部材が搬送される搬送方向に回転する回転体と、
前記回転体上に設けるアンテナを有し、前記アンテナが通信可能な範囲にあるとき前記情報記録媒体と通信する通信手段とを備え、
前記アンテナは、前記回転体が回転することにより前記情報記録媒体が移動するのに合わせて移動することを特徴とする搬送装置。 - 前記回転体の回転速度を制御する制御手段を備え、
前記アンテナは、前記制御手段が前記回転体の回転速度を制御することにより前記情報記録媒体が移動するのに合わせて移動することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。 - 前記回転体を前記記録部材の搬送方向に対して横方向に移動させる移動手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の搬送装置。
- 前記回転体の回転軸上に、半径が異なる複数の前記回転体を備え、
前記複数の回転体は、前記記録部材上での前記情報記録媒体の位置に合わせてそれぞれ別々に動作することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送装置。 - 所定の情報を記録する情報記録媒体が付けられた記録部材を搬送する搬送手段と、
前記記録部材が搬送される搬送方向に回転する回転体と、
前記回転体上に設けるアンテナを有し、前記アンテナが通信可能な範囲にあるとき前記情報記録媒体と通信する通信手段とを備える搬送装置に、
前記情報記録媒体が移動するのに合わせて前記アンテナを移動させるように前記回転体の回転速度を制御する機能を実現させるためのプログラム。
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JP2008004287A JP2009166916A (ja) | 2008-01-11 | 2008-01-11 | 搬送装置およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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