JP6390436B2 - 画像形成装置、画像形成システムおよびクリーニング装置 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システムおよびクリーニング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6390436B2
JP6390436B2 JP2015004276A JP2015004276A JP6390436B2 JP 6390436 B2 JP6390436 B2 JP 6390436B2 JP 2015004276 A JP2015004276 A JP 2015004276A JP 2015004276 A JP2015004276 A JP 2015004276A JP 6390436 B2 JP6390436 B2 JP 6390436B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
image
image carrier
image forming
patch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015004276A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016130769A (ja
Inventor
朋 北田
朋 北田
速水 俊樹
俊樹 速水
幸恵 松平
幸恵 松平
啓介 大浦
啓介 大浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2015004276A priority Critical patent/JP6390436B2/ja
Publication of JP2016130769A publication Critical patent/JP2016130769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6390436B2 publication Critical patent/JP6390436B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成システムおよびクリーニング装置に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体(像担持体)へ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接又は間接的に用紙に転写させた後、加熱、加圧して定着させることにより用紙に画像を形成する。
また、上記画像形成装置の前段および後段に、連帳ロール紙や折り畳み紙等の連続した用紙(以下、「長尺紙」と言う)を給紙する給紙装置と、画像形成装置により画像が形成された長尺紙を収納する排紙装置とをそれぞれ接続した画像形成システムが実用化されている。
中間転写ベルト方式の画像形成装置では、感光体に形成されたトナー像は一旦中間転写ベルトに転写され、この中間転写ベルトに転写されたトナー像が用紙に転写される。この過程で、トナーは完全に用紙に転写されずに中間転写ベルトの表面に残留する。残留するトナーは、新たな画像形成の妨げとなり、良好な転写画像を得られない原因となる。そのため、画像形成装置には、トナーを除去するためのクリーニング装置が備えられている。クリーニング装置には、クリーニングブレードを用いるものがよく知られている。クリーニングブレードは、トナーを除去する効果が大きく、機構的にもコンパクトな構成にできるからである。
クリーニングブレードを用いたクリーニング装置においては、トナーを確実に除去するため、クリーニングブレードの先端部をある大きさ以上の力で中間転写ベルトに圧接させる。その結果、中間転写ベルトとクリーニングブレードとの間には大きな摩擦が発生し、クリーニングブレードが捲れるという問題が発生する。
一方、トナーは潤滑剤(摩擦軽減剤)として機能することが知られており、この機能を有効に利用して、中間転写ベルトの表面のうち紙間領域(1枚の用紙に転写するトナー像が形成される画像形成領域の相互間の領域)にトナーパッチを形成して、当該トナーパッチを用紙に転写させることなくクリーニング装置のクリーニングブレードまで供給させる技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載の技術によれば、クリーニングブレードの先端部の中間転写ベルトに対する滑りを良好なものに維持し、当該クリーニングブレードの捲れを防止することができる。
特開2007−240768号公報
しかしながら、上記画像形成システムにおいて長尺紙に画像を形成する場合、紙間領域が存在しないため、中間転写ベルトの表面に十分な大きさのトナーパッチを形成することができない、すなわちクリーニング装置のクリーニングブレードに十分な量のトナーを供給することができないという問題があった。この場合、クリーニングブレードの先端部の中間転写ベルトに対する滑りを良好なものに維持できず、クリーニングブレードの捲れを防止することができない。ちなみに、所定の紙サイズにカットされた用紙(「カット紙」とも言う)に画像を形成する場合においても、例えば生産性を向上させるために紙間領域が狭く設定されているときには、中間転写ベルトの表面に十分な大きさのトナーパッチを形成することができず、クリーニングブレードに十分な量のトナーを供給できない。
本発明の目的は、クリーニングブレードの捲れを確実に防止することが可能な画像形成装置、画像形成システムおよびクリーニング装置を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、
回転可能な像担持体と、
前記像担持体の表面のうち、当該像担持体の回転軸方向における画像形成領域の外側に位置するパッチ形成領域にトナーパッチを形成するトナーパッチ形成部と、
前記像担持体の表面に当接し、当該表面に残留するトナーを除去するクリーニング部と、
前記クリーニング部により除去されたトナーを貯留するトナー貯留空間を形成するトナー貯留部と、
を備え、
前記トナー貯留部は、前記トナー貯留空間において、前記クリーニング部により除去されたトナーを前記像担持体の回転軸方向における中央側に供給するように構成される。
本発明に係る画像形成システムは、
長尺紙を給紙する給紙装置と、
前記給紙部により給紙された長尺紙にトナー像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置により前記トナー像が形成された前記長尺紙を収納する排紙部と、
を備え、
前記画像形成装置は、
回転可能な像担持体と、
前記像担持体の表面のうち、当該像担持体の回転軸方向における画像形成領域の外側に位置するパッチ形成領域にトナーパッチを形成するトナーパッチ形成部と、
前記像担持体の表面に当接し、当該表面に残留するトナーを除去するクリーニング部と、
前記クリーニング部により除去されたトナーを貯留するトナー貯留空間を形成するトナー貯留部と、
を備え、
前記トナー貯留部は、前記トナー貯留空間において、前記クリーニング部により除去されたトナーを前記像担持体の回転軸方向における中央側に供給するように構成される。
本発明に係るクリーニング装置は、
回転可能な像担持体と、
前記像担持体の表面のうち、当該像担持体の回転軸方向における画像形成領域の外側に位置するパッチ形成領域にトナーパッチを形成するトナーパッチ形成部と、
を備える画像形成装置に設けられるクリーニング装置であって、
前記像担持体の表面に当接し、当該表面に残留するトナーを除去するクリーニング部と、
前記クリーニング部により除去されたトナーを貯留するトナー貯留空間を形成するトナー貯留部と、
を備え、
前記トナー貯留部は、前記トナー貯留空間において、前記クリーニング部により除去されたトナーを前記像担持体の回転軸方向における中央側に供給するように構成される。
本発明によれば、クリーニングブレードの捲れを確実に防止することができる。
本実施の形態における画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態における画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 本実施の形態におけるベルトクリーニング装置の要部構成を示す図である。 ベルトクリーニング装置、中間転写ベルトおよび2次転写ローラーを、中間転写ベルトの外周面側から正面視した図である。 トナー貯留空間に貯留されるトナーを示す図である。 トナー貯留ローラーの表面形状によって、クリーニングブレードにより除去されたトナーを中間転写ベルトの回転軸方向における中央側に供給する構成を示す図である。 クリーニングブレードにより除去されたトナーを中間転写ベルトの回転軸方向における中央側に供給するための流路を形成する流路形成部材をトナー貯留空間に設けた構成を示す図である。 二次転写ローラーの構成の変形例を示す図である。 二次転写ローラーの構成の変形例を示す図である。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成システム100の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態に係る画像形成システム100が備える画像形成装置2の制御系の主要部を示す。画像形成システム100は、図1において太線で示す長尺紙P、または所定の紙サイズにカットされた用紙S(以下、「カット紙S」と言う)を記録媒体として使用し、長尺紙Pまたはカット紙S上に画像を形成するシステムである。ここで、長尺紙Pとは、その搬送方向において例えば、画像形成装置2の本体幅を超える長さを有する用紙である。
図1に示すように、画像形成システム100は、長尺紙Pの搬送方向(以下、「用紙搬送方向」とも言う)に沿って上流側から、給紙装置1(本発明の「給紙部」に対応)、画像形成装置2および排紙装置3(本発明の「排紙部」に対応)が接続されて構成される。給紙装置1および排紙装置3は、長尺紙P上に画像を形成する場合に使用される。
給紙装置1は、画像形成装置2に向けて長尺紙Pを給紙する装置である。給紙装置1の筐体内では、図1に示すように、ロール状の長尺紙Pが支持軸に巻回されて回転可能に保持されている。給紙装置1は、支持軸に巻回された長尺紙Pを、複数の搬送ローラー対(例えば、繰り出しローラー、給紙ローラー等)を経由して、一定の速度で画像形成装置2へ搬送する。給紙装置1の給紙動作は、画像形成装置2が備える制御部101によって制御される。
なお、給紙装置1において、長尺紙Pは、必ずしもロール状に保持されている必要はなく、所定サイズ(例えば、210[mm]×1200[mm])の複数の長尺紙Pが保持されていても良い。
画像形成装置2は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置2は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、給紙装置1から給紙された長尺紙P、または、給紙トレイユニット51a〜51cから送出された用紙Sに二次転写することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置2には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図2に示すように、画像形成装置2は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40(本発明の「トナーパッチ形成部」に対応)、用紙搬送部50、定着部60および制御部101を備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104等を備える。CPU102は、ROM103から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM104に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置2の各ブロック等の動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部101は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部101は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて長尺紙Pまたはカット紙Sに画像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部101から入力される表示制御信号に従って、各種の操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種の入力操作を受け付けて、操作信号を制御部101に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定またはユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部101の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示および説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、CまたはKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、およびドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばドラム径が80[mm]のアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光により一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
制御部101は、感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413を一定の周速度で回転させる。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、二成分現像方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421(本発明の「像担持体」に対応)、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424(本発明の「転写ローラー」に対応)およびベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも1つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、表面に体積抵抗率が8〜11[logΩ・cm]である高抵抗層を有する。中間転写ベルト421は、制御部101からの制御信号によって回転駆動される。なお、中間転写ベルト421の構成については、導電性および弾性を有するものであれば、材質、厚さおよび硬度を限定しない。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるバックアップローラー423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から長尺紙Pまたはカット紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップ(本発明の「転写ニップ」に対応)が形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側(一次転写ローラー422と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、長尺紙Pまたはカット紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が長尺紙Pまたはカット紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、長尺紙Pまたはカット紙Sの裏面側(二次転写ローラー424と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は長尺紙Pまたはカット紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された長尺紙Pまたはカット紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。なお、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(いわゆるベルト式の二次転写ユニット)を採用しても良い。
定着部60は、長尺紙Pまたはカット紙Sの定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、長尺紙Pまたはカット紙Sの裏面(定着面と反対の面)側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、長尺紙Pまたはカット紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた長尺紙Pまたはカット紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、長尺紙Pまたはカット紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。また、定着器Fには、エアを吹き付けることにより、定着面側部材又は裏面側支持部材から長尺紙Pまたはカット紙Sを分離させるエア分離ユニットが配置されていても良い。
上側定着部60Aは、定着面側部材である無端状の定着ベルト61、加熱ローラー62および定着ローラー63を有する(ベルト加熱方式)。定着ベルト61は、加熱ローラー62と定着ローラー63とに所定のベルト張力(例えば、40[N])で張架されている。
定着ベルト61は、例えば、基体として厚さ80[μm]のPI(ポリイミド)を用い、基体の外周面を弾性層として厚さ250[μm]の耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A30°)で被覆し、さらに、表層(離型層)に厚さ70[μm]の耐熱性樹脂であるPFA(パーフルオロアルコキシ)のコーティングをしている。定着ベルト61の外径寸法は例えば100[mm]である。定着ベルト61は、トナー像が形成された長尺紙Pまたはカット紙Sに接触して、当該トナー像を長尺紙Pまたはカット紙Sに定着温度(例えば、160〜200[℃])で加熱定着する。ここで、定着温度とは、長尺紙Pまたはカット紙S上のトナーを溶融するのに必要な熱量を供給しうる温度であり、画像形成される長尺紙Pまたはカット紙Sの紙種等によって異なる。
加熱ローラー62は、加熱源(ハロゲンヒーター)を内蔵し、定着ベルト61を加熱する。加熱源によって加熱ローラー62が加熱され、その結果、定着ベルト61が加熱される。加熱源の温度は、定着ベルト61の温度が設定温度である180[℃]となるように制御部101によって制御される。加熱ローラー62の外径寸法は、例えば50[mm]である。
定着ローラー63は、例えばアルミニウム等からなる円柱状の芯金の外周面に、シリコンゴム等からなる弾性層(例えば厚さ:10[mm])と、PTFE等のフッ素系樹脂からなる表層(例えば厚さ:70[μm])とが順に積層形成された構成を有する。定着ローラー63の外径寸法は、例えば40[mm]である。定着ローラー63の駆動制御(例えば、回転のオン/オフ、周速度等)は、制御部101によって行われる。制御部101は、定着ローラー63を時計回り方向に回転させる。定着ローラー63が回転することにより、定着ベルト61および加熱ローラー62は、時計回り方向に従動回転する。
下側定着部60Bは、裏面側支持部材である加圧ローラー64を有する(ローラー加圧方式)。加圧ローラー64は、例えば鉄等からなる円柱状の芯金の外周面に、シリコンゴム等からなる弾性層と、PFAチューブからなる表層が順に積層形成された構成を有する。加圧ローラー64の外径寸法は、例えば40[mm]である。加圧ローラー64は、圧接離間部(図示せず)により定着ベルト61を介して定着ローラー63に所定の定着荷重(例えば、1000[N])で圧接される。圧接離間部は、公知の構成を有し、定着ベルト61と加圧ローラー64とを互いに圧接または離間させる。このようにして、定着ベルト61と加圧ローラー64との間には、長尺紙Pまたはカット紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。加圧ローラー64の駆動制御(例えば、回転のオン/オフ、周速度等)および圧接離間部の駆動制御は、制御部101によって行われる。制御部101は、加圧ローラー64を反時計回り方向に回転させる。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、及び搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別されたカット紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類毎に収容される。搬送経路部53は、レジストローラー対53aを含む複数の搬送ローラー対を有する。レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部は、カット紙Sまたは長尺紙Pの傾きおよび片寄りを補正する。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されているカット紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。画像形成部40においては、中間転写ベルト421のトナー像がカット紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。また、給紙装置1から画像形成装置2へ給紙された長尺紙Pは、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が長尺紙Pの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された長尺紙Pまたはカット紙Sは、搬送ローラー対(排紙ローラー対)52aを備えた排紙部52により排紙装置3に搬送される。
排紙装置3は、画像形成装置2から搬送されてきた長尺紙Pを巻き取って収納する装置である。排紙装置3の筐体内では、例えば、図1に示すように、長尺紙Pが支持軸に巻回されてロール状に保持される。そのために、排紙装置3は、画像形成装置2から搬送されてきた長尺紙Pを、複数の搬送ローラー対(例えば、繰り出しローラー、排紙ローラー)を経由して、一定の速度で支持軸に巻き取る。排紙装置3の巻き取り動作は、画像形成装置2が備える制御部101によって制御される。
次に、図3を参照し、ベルトクリーニング装置426の要部構成について説明する。ベルトクリーニング装置426は、クリーニングブレード80(本発明の「クリーニング部」に対応)、飛散防止部材82、廃トナースクリュー84、トナー貯留ローラー90、貯留ペット92、貯留ペット支持板金94およびケーシング96を備えている。クリーニングブレード80、飛散防止部材82、廃トナースクリュー84、トナー貯留ローラー90、貯留ペット92および貯留ペット支持板金94は、ケーシング96内に設けられている。
クリーニングブレード80は、中間転写ベルト421の回転方向(図中矢印方向)に対してカウンター方向に、クリーニングブレード80の先端部(ブレードエッジ部)を中間転写ベルト421の表面に当接させている(当接角:25[°]、当接荷重:25[N/m])。クリーニングブレード80は、中間転写ベルト421の表面に残留するトナーを掻き取って除去する。クリーニングブレード80は、厚みが2[mm]、自由長が10[mm]である。クリーニングブレード80の材質は、例えばウレタンゴム(硬度:74[度]、反発弾性率:23[%])であるが、その他、任意の弾性材料を用いても良い。
中間転写ベルト421の回転方向におけるクリーニングブレード80の上流側には、クリーニングブレード80により掻き取られたトナー120(「廃トナー」とも言う)を一時的に貯留するトナー貯留空間98が形成される。トナー貯留空間98は、トナー貯留ローラー90、貯留ペット92および中間転写ベルト421により形成される空間である。なお、トナー貯留ローラー90、貯留ペット92および中間転写ベルト421は、本発明の「トナー貯留部」に対応する。
中間転写ベルト421が回転することに伴い、トナー貯留空間98に貯留されたトナー120がクリーニングブレード80側に運ばれて、トナー120に含まれる外添剤がクリーニングブレード80に供給される。これにより、クリーニングブレード80と中間転写ベルト421との摺接を滑らかにし、過大な摩擦力によるクリーニングブレード80の損傷(捲れ)を防止することができる。すなわち、トナー120は、潤滑剤(摩擦軽減剤)として機能する。
貯留ペット92は、貯留ペット92を支持する貯留ペット支持板金94に両面テープ等により固定される。貯留ペット92は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET:Polyethylene terephthalate)からなる可撓性部材である。貯留ペット92の一端側は、下方に垂れ、トナー貯留ローラー90の表面に接触している。中間転写ベルト421と貯留ペット92とによってトナー貯留ローラー90は狭持された状態となる。
トナー貯留ローラー90は、中間転写ベルト421の回転方向におけるクリーニングブレード80と中間転写ベルト421との当接位置よりも上流側において、中間転写ベルト421に当接された状態で回転可能に配置される。トナー貯留ローラー90の材質は、例えばNBRゴム(硬度:40[度])であるが、その他、任意の弾性材料を用いても良い。トナー貯留ローラー90には、ゴムローラーの他に、例えばスポンジローラーまたは樹脂ローラーを適用できる。なお、トナー貯留ローラー90は、駆動モーターに接続され中間転写ベルト421とは独立して回転できるように構成されても良いし、中間転写ベルト421の走行に伴い連れ回りするように構成されても良い。
トナー貯留空間98に貯留されたトナー120は、トナー貯留ローラー90の回転に伴い少量ずつ貯留ペット92との隙間を抜けて、ケーシング96の下方に落下する。ケーシング96の下方に落下したトナー120は、廃トナースクリュー84により回収される。廃トナースクリュー84により回収されたトナー120は、ベルトクリーニング装置426の一箇所に収集されて廃棄される。
また、トナー貯留空間98は、貯留されたトナー120の量が増加すると、強制的に排出する構成を有する。例えば、トナー貯留空間98には、トナー120の嵩が高くなると貯留ペット92の他端側(貯留ペット支持板金94側)の近傍に形成された開口(図示略)からトナー120が漏れ出す構成を適用できる。また例えば、トナー貯留空間98には、貯留されたトナー120が一定量を超えると、圧力により貯留ペット92とトナー貯留ローラー90との当接状態が解放され、トナー120が毀れ落ちる圧力調整弁のような構成を適用できる。
飛散防止部材82は、中間転写ベルト421の回転方向におけるトナー貯留ローラー90の上流側に配設され、トナー貯留ローラー90から廃トナースクリュー84に送られるトナー120がベルトクリーニング装置426の外部へ漏れることを防止している。
制御部101は、画像形成部40を制御し、中間転写ベルト421の表面のうち紙間領域(1枚のカット紙Sに転写するトナー像が形成される画像形成領域の相互間の領域)にトナーパッチ(最大印字幅で所定長のベタ画像)を形成させ、当該トナーパッチをカット紙Sに転写させることなくクリーニングブレード80まで供給させる。これにより、クリーニングブレード80の先端部の中間転写ベルト421に対する滑りを良好なものに維持し、クリーニングブレード80の捲れを防止することができる。
しかしながら、画像形成システム100において長尺紙Pに画像を形成する場合、紙間領域が存在しないため、中間転写ベルト421の表面に十分な大きさのトナーパッチを形成することができない、すなわちベルトクリーニング装置426のクリーニングブレード80に十分な量のトナーを供給することができない。この場合、クリーニングブレード80の先端部の中間転写ベルト421に対する滑りを良好なものに維持できず、クリーニングブレード80の捲れを防止することができない。ちなみに、カット紙Sに画像を形成する場合においても、例えば生産性を向上させるために紙間領域が狭く設定されているときには、中間転写ベルト421の表面に十分な大きさのトナーパッチを形成することができず、クリーニングブレード80に十分な量のトナーを供給できない。
そこで、本実施の形態では、制御部101は、長尺紙Pまたはカット紙Sに画像を形成する画像形成処理が実行されている場合、当該画像形成処理を中断することなく、中間転写ベルト421の表面のうち当該中間転写ベルト421の回転軸方向における画像形成領域130の外側に位置するトナーパッチ形成領域140にトナーパッチを形成させる(図4を参照)。例えば、制御部101は、A3縦サイズのカット紙Sに画像を形成する画像形成処理が実行されている場合、中間転写ベルト421の表面のうち当該中間転写ベルト421の回転軸方向における画像形成領域130の外側であるカット紙Sの用紙幅(297[mm]の外側に位置するトナーパッチ形成領域140にトナーパッチを形成させる。図4は、ベルトクリーニング装置426、中間転写ベルト421および2次転写ローラー424を、中間転写ベルト421の外周面側(定着部60側)から正面視した図である。これにより、中間転写ベルト421の回転軸方向におけるクリーニングブレード80の両端側に十分な量のトナーを供給することができる。その一方、中間転写ベルト421の回転軸方向におけるクリーニングブレード80の中央側には、トナーを供給することができない。
中間転写ベルト421の回転軸方向におけるクリーニングブレード80の両端側に供給されたトナーは、クリーニングブレード80により掻き取られ、トナー貯留空間98に貯留される。図5Aは、トナー貯留空間98に貯留されるトナー120を示す図である。図5Aに示すように、クリーニングブレード80により掻き取られたトナー120は、中間転写ベルト421の回転軸方向における貯留空間98の両端部側に溜まる。その結果として、その後、中間転写ベルト421が回転することに伴い、トナー貯留空間98に貯留されたトナー120が中間転写ベルト421の回転軸方向におけるクリーニングブレード80の両端部側に供給されるものの、クリーニングブレード80の中央部側に供給されない。すなわち、中間転写ベルト421の回転軸方向におけるクリーニングブレード80の中央側においては、捲れの発生を防止することができないおそれがある。
そこで、本実施の形態では、トナー貯留空間98を形成するトナー貯留部は、トナー貯留空間98において、クリーニングブレード80により除去されたトナー120を中間転写ベルト421の回転軸方向における中央側に供給するように構成される。この構成により、図5Bに示すように、クリーニングブレード80により掻き取られたトナー120は、中間転写ベルト421の回転軸方向におけるトナー貯留空間98の全体にわたって溜まる。その結果として、その後、中間転写ベルト421が回転することに伴い、トナー貯留空間98に貯留されたトナー120が中間転写ベルト421の回転軸方向におけるクリーニングブレード80の全体に供給される。すなわち、中間転写ベルト421の回転軸方向におけるクリーニングブレード80の全体において、捲れの発生を防止することができる。
図6は、トナー貯留ローラー90の表面形状によって、クリーニングブレード80により除去されたトナー120を中間転写ベルト421の回転軸方向における中央側に供給する構成を示す。例えば、図6Aに示すように、トナー貯留ローラー90は、その軸方向において両端部側の径が中央側の径より大きい逆クラウン形状(V字形状)を有しても良い。また、図6Bに示すように、トナー貯留ローラー90の表面には、トナー貯留ローラー90の軸方向において両端部側から中央側に向けて螺旋状の溝90Aが形成されても良い。何れの構成によっても、クリーニングブレード80により除去されたトナー120を中間転写ベルト421の回転軸方向における中央側に供給することができる(図5Bを参照)。
図7は、クリーニングブレード80により除去されたトナー120を中間転写ベルト421の回転軸方向における中央側に供給するための流路を形成する流路形成部材150をトナー貯留空間98に設けた構成を示す。例えば、図7Aに示すように、流路形成部材150として、回転可能な螺旋形状のスクリュー部材を設けても良い。この場合、流路形成部材150の巻き方向を中間転写ベルト421の回転軸方向における両端部側から中央側にすることにより、クリーニングブレード80により除去され、トナー貯留ローラー90の上部に蓄積されたトナー120を中間転写ベルト421の回転軸方向における両端部側から中央側に供給することができる(図5Bを参照)。
また、図7Bに示すように、クリーニングブレード80により除去され、トナー貯留ローラー90の上部に蓄積されたトナー120を中間転写ベルト421の回転軸方向における両端部側から中央側に供給するための流路を形成する流路形成部材150(材質:ポリエチレンテレフタレート(PET)等)をトナー貯留空間98に設けても良い。図7Cは、図7Bのトナー貯留ローラー90および流路形成部材150を上方向から見た上視図である。
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、回転可能な中間転写ベルト421と、中間転写ベルト421の表面のうち当該中間転写ベルト421の回転軸方向における画像形成領域130の外側に位置するトナーパッチ形成領域140にトナーパッチを形成する画像形成部40と、中間転写ベルト421の表面に当接し、当該表面に残留するトナーを除去するクリーニングブレード80と、中間転写ベルト421との間にクリーニングブレード80により除去されたトナー120を貯留するトナー貯留空間98を形成するトナー貯留部とを備える。そして、トナー貯留部は、トナー貯留空間98において、クリーニングブレード80により除去されたトナーを中間転写ベルト421の回転軸方向における中央側に供給するように構成される。
このように構成した本実施の形態によれば、クリーニングブレード80により除去されたトナー120は、中間転写ベルト421の回転軸方向におけるトナー貯留空間98の全体にわたって溜まる。その結果として、その後、中間転写ベルト421が回転することに伴い、トナー貯留空間98に貯留されたトナー120が中間転写ベルト421の回転軸方向におけるクリーニングブレード80の全体に供給される。すなわち、中間転写ベルト421の回転軸方向におけるクリーニングブレード80の全体において、捲れの発生を確実に防止することができる。
なお、上記実施の形態において、中間転写ベルト421の表面に形成されるトナーパッチの長さは、画像形成される画像の印字カバレッジや温湿度環境等に応じてクリーニングブレード80の捲れの発生しやすさが異なるため、変更しても良い。例えば,印字カバレッジが高カバレッジである場合、トナーパッチを形成しない一方、印字カバレッジが低カバレッジである場合、トナーパッチの長さを長くしても良い。また、温湿度環境が高温高湿環境である場合、トナーパッチの長さを短くする一方、温湿度環境が低温低湿環境である場合、トナーパッチの長さを長くしても良い。
また、上記実施の形態において、図8に示すように、トナーパッチ形成領域140が二次転写ローラー424の回転軸方向における当該二次転写ローラー424の両端部の外側に位置するように二次転写ローラー424を構成しても良い。この構成により、トナーパッチ形成領域140に形成されたトナーパッチが二次転写ローラー424に転写されることを防止し、当該トナーパッチをより効率良くクリーニングブレード80に供給させることができる。
また、上記実施の形態において、二次転写ローラー424の表面のうちトナーパッチ形成領域140に対向する位置の抵抗値は、画像形成領域130に対向する位置の抵抗値より高く構成しても良い。例えば、図9に示すように、二次転写ローラー424の表面のうちトナーパッチ形成領域140に対向する位置に絶縁体160を設けることによって当該位置の抵抗値を、画像形成領域130に対向する位置の抵抗値より高くしても良い。この構成により、トナーパッチ形成領域140に形成されたトナーパッチが二次転写ローラー424に転写されることを防止し、当該トナーパッチをより効率良くクリーニングブレード80に供給させることができる。
また、上記実施の形態において、トナーパッチ形成領域140に形成されるトナーパッチの面積は一定であり、トナーパッチの幅および長さは、トナー像が形成される用紙(長尺紙Pまたはカット紙S)の用紙幅に応じて変更されても良い。印字する紙幅に応じてパッチを打つ幅,長さなどを変更させても良い。例えば,用紙の用紙幅が狭い場合、トナーパッチの幅を広げ、かつ、当該トナーパッチの長さを短くしても良い。
また、上記実施の形態において、画像形成部40は、複数の色、すなわちY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)毎にトナーパッチを形成し、当該複数の色のそれぞれに対応するトナーの消費状態に応じて、トナーパッチの形成態様を変更しても良い。例えば、Y(イエロー)に対応するトナーの消費量が少ない場合、トナーパッチの形成のために使用するトナーとしてY(イエロー)の比率を上げても良い。また、K(ブラック)の消費量が多い場合、K(ブラック)以外の色のトナーを使用してトナーパッチを形成しても良い。
また、上記実施の形態では、中間転写ベルト421が本発明の「像担持体」に対応する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、感光体ドラム413が本発明の「像担持体」に対応しても良い。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 給紙装置
2 画像形成装置
3 排紙装置
10 画像読取部
20 操作表示部
21 表示部
22 操作部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
60 定着部
71 通信部
72 記憶部
80 クリーニングブレード
82 飛散防止部材
84 廃トナースクリュー
90 トナー貯留ローラー
90A 溝
92 貯留ペット
94 貯留ペット支持板金
96 ケーシング
98 トナー貯留空間
100 画像形成システム
101 制御部
102 CPU
103 ROM
104 RAM
120 トナー
130 画像形成領域
140 トナーパッチ形成領域
150 流路形成部材
160 絶縁体
421 中間転写ベルト
426 ベルトクリーニング装置

Claims (9)

  1. 回転可能な像担持体と、
    前記像担持体の表面のうち、当該像担持体の回転軸方向における画像形成領域の外側に位置するパッチ形成領域にトナーパッチを形成するトナーパッチ形成部と、
    前記像担持体の表面に当接し、当該表面に残留するトナーを除去するクリーニング部と、
    前記クリーニング部により除去されたトナーを貯留するトナー貯留空間を形成するトナー貯留部と、
    を備え、
    前記トナー貯留部は、前記トナー貯留空間において、前記クリーニング部により除去されたトナーを前記像担持体の回転軸方向における中央側に供給するように構成される、
    画像形成装置。
  2. 前記トナー貯留部は、前記像担持体の表面に当接するように設けられたトナー貯留ローラーを有し、当該トナー貯留ローラーの表面形状によって、前記クリーニング部により除去されたトナーを前記像担持体の回転軸方向における中央側に供給する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー貯留部は、前記像担持体の表面に当接するように設けられトナー貯留ローラーと、前記トナー貯留空間に設けられ、前記クリーニング部により除去されたトナーを前記像担持体の回転軸方向における中央側に供給するための流路を形成する流路形成部材と、を有する、
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体に対向して配置され、当該像担持体との間で転写ニップを形成する転写ローラーを備え、
    前記パッチ形成領域は、前記転写ローラーの回転軸方向における当該転写ローラーの両端部の外側に位置する、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体に対向して配置され、当該像担持体との間で転写ニップを形成する転写ローラーを備え、
    前記転写ローラーの表面のうち前記パッチ形成領域に対向する位置の抵抗値は、前記画像形成領域に対向する位置の抵抗値より高い、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記パッチ形成領域に形成される前記トナーパッチの面積は一定であり、
    前記トナーパッチの幅および長さは、トナー像が形成される用紙の用紙幅に応じて変更される、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記トナーパッチ形成部は、複数の色毎に前記トナーパッチを形成し、当該複数の色のそれぞれに対応するトナーの消費状態に応じて、前記トナーパッチの形成態様を変更する、
    請求項1〜6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 長尺紙を給紙する給紙装置と、
    前記給紙装置により給紙された長尺紙にトナー像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置により前記トナー像が形成された前記長尺紙を収納する排紙部と、
    を備え、
    前記画像形成装置は、
    回転可能な像担持体と、
    前記像担持体の表面のうち、当該像担持体の回転軸方向における画像形成領域の外側に位置するパッチ形成領域にトナーパッチを形成するトナーパッチ形成部と、
    前記像担持体の表面に当接し、当該表面に残留するトナーを除去するクリーニング部と、
    前記クリーニング部により除去されたトナーを貯留するトナー貯留空間を形成するトナー貯留部と、
    を備え、
    前記トナー貯留部は、前記トナー貯留空間において、前記クリーニング部により除去されたトナーを前記像担持体の回転軸方向における中央側に供給するように構成される、
    画像形成システム。
  9. 回転可能な像担持体と、
    前記像担持体の表面のうち、当該像担持体の回転軸方向における画像形成領域の外側に位置するパッチ形成領域にトナーパッチを形成するトナーパッチ形成部と、
    を備える画像形成装置に設けられるクリーニング装置であって、
    前記像担持体の表面に当接し、当該表面に残留するトナーを除去するクリーニング部と、
    前記クリーニング部により除去されたトナーを貯留するトナー貯留空間を形成するトナー貯留部と、
    を備え、
    前記トナー貯留部は、前記トナー貯留空間において、前記クリーニング部により除去されたトナーを前記像担持体の回転軸方向における中央側に供給するように構成される、
    クリーニング装置。
JP2015004276A 2015-01-13 2015-01-13 画像形成装置、画像形成システムおよびクリーニング装置 Active JP6390436B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015004276A JP6390436B2 (ja) 2015-01-13 2015-01-13 画像形成装置、画像形成システムおよびクリーニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015004276A JP6390436B2 (ja) 2015-01-13 2015-01-13 画像形成装置、画像形成システムおよびクリーニング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016130769A JP2016130769A (ja) 2016-07-21
JP6390436B2 true JP6390436B2 (ja) 2018-09-19

Family

ID=56415366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015004276A Active JP6390436B2 (ja) 2015-01-13 2015-01-13 画像形成装置、画像形成システムおよびクリーニング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6390436B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7005912B2 (ja) * 2017-03-02 2022-01-24 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 画像形成装置
JP2019070745A (ja) 2017-10-10 2019-05-09 信越化学工業株式会社 ペリクルフレーム及びペリクル
JP7225891B2 (ja) * 2019-02-15 2023-02-21 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6146970A (ja) * 1984-08-10 1986-03-07 Konishiroku Photo Ind Co Ltd クリ−ニング装置
JPH07146632A (ja) * 1993-11-24 1995-06-06 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置におけるクリーニング装置
US7362996B2 (en) * 2005-07-14 2008-04-22 Xerox Corporation Cleaning and spots blade lubricating method and apparatus
JP2007272193A (ja) * 2006-03-06 2007-10-18 Ricoh Printing Systems Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
JP2012247627A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP5739356B2 (ja) * 2012-01-25 2015-06-24 株式会社沖データ 画像形成装置
JP2014071264A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Kyocera Document Solutions Inc 転写装置及びそれを備えた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016130769A (ja) 2016-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6210075B2 (ja) 画像形成システム、画像形成装置および蛇行補正方法
JP6229700B2 (ja) 定着装置、画像形成装置および定着制御方法
JP5929893B2 (ja) 画像形成装置および定着装置
JP6358237B2 (ja) 画像形成システムおよび搬送制御方法
JP6390436B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよびクリーニング装置
JP5796608B2 (ja) クリーニング装置および画像形成装置
JP6197560B2 (ja) 画像形成装置
US10108114B2 (en) Image forming system, image forming apparatus, and transfer condition changing method
JP6471484B2 (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP6772842B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP6222196B2 (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP6451223B2 (ja) 汚れ防止装置、画像形成装置および画像形成システム
JP6601202B2 (ja) 定着装置、画像形成装置およびニップ形状変更方法
JP6432273B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび定着装置
JP2017111329A (ja) 画像形成システムおよび除電電流変更方法
JP6604026B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび制御方法
JP6237184B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6376263B2 (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP5842797B2 (ja) 画像形成装置および揺動制御方法
JP6750521B2 (ja) 汚れ防止装置および画像形成装置
JP6439459B2 (ja) 転写ユニット、画像形成装置、画像形成システムおよび転写電圧制御方法
JP2014191071A (ja) 画像形成装置
JP2016095402A (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP6717019B2 (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP2016142852A (ja) 帯電装置、画像形成装置および画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180724

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6390436

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150