JP2021131517A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着部材の寿命を適切に判定することが可能な定着装置および画像形成装置を提供する。【解決手段】定着装置は、定着ニップを形成する定着部材を有し、定着部材の表面に弾性層が形成されている定着部と、定着部材の温度を検出する温度検出部と、定着ニップを形成するように定着部材を駆動させ、温度検出部の検出結果に基づいて、弾性層の発熱量を算出する発熱量算出部と、算出された発熱量と、弾性層の硬度との関係性に基づいて、定着部材が寿命に達したか否かについて判定する判定部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体(像担持体)へ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接または間接的に記録媒体(用紙)に転写させた後、定着装置において加熱、加圧して定着させることにより用紙に画像を形成する。
定着装置に関する技術として、加熱ローラーに巻回される定着ベルトに張力を与えるテンションローラーを備えることによって、定着ベルトおよび加熱ローラーを加熱する加熱機構とベルトとの間の距離を安定させてトナー画像の定着を好適に行えるように構成した技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2012−8487号公報
ところで、従来、定着装置を構成する定着部材(例えば、定着ローラー)の寿命(使用限度)に関しては、当該定着部材の劣化状態を表す硬度を直接測定することが難しい背景もあり、例えばプリント枚数を用いて定着部材の劣化状態を推定し、定着部材が寿命に達したか否かを判定している。具体的には、プリント枚数が基準値(所定枚数)を超えた場合に定着部材の寿命として、ユーザーに定着部材の交換を促す寿命通知を出すような制御を行っている。
しかしながら、プリント枚数だけでは、定着部材の劣化状態を正しく推定することができず、ひいては定着部材が寿命に達したか否かを正しく判定できない場合がある。例えば、定着部材の使用環境(例えば、温湿度環境、紙種、稼働時間)が異なると、定着部材の劣化態様にも違いが生じ、仮に同じプリント枚数であっても使用環境によって寿命に達する場合と寿命に達しない場合とが生じ得る。
このような場合、実際には寿命に達していないのに不必要に定着部材を交換してしまったり、寿命に達すると想定されるプリント枚数よりも少ないプリント枚数で寿命に達してしまい定着不良等の不具合が生じたりするという問題があった。そのため、定着部材の使用環境が異なる場合であっても、定着部材の寿命を適切に判定する技術が要望されている。
本発明は、定着部材の寿命を適切に判定することが可能な定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る定着装置は、
定着ニップを形成する定着部材を有し、前記定着部材の表面に弾性層が形成されている定着部と、
前記定着部材の温度を検出する温度検出部と、
前記定着ニップを形成するように前記定着部材を駆動させ、前記温度検出部の検出結果に基づいて、前記弾性層の発熱量を算出する発熱量算出部と、
算出された前記発熱量と、前記弾性層の硬度との関係性に基づいて、前記定着部材が寿命に達したか否かについて判定する判定部と、
を備える。
本発明に係る画像形成装置は、上記定着装置を備える。
本発明によれば、定着部材の寿命を適切に判定することができる。
本実施の形態における画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態における画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 シリコンゴムにおける粘弾性率と硬度との関係を示す図である。 シリコンゴムにおける粘弾性率と発熱量との関係を示す図である。 シリコンゴムにおける発熱量と硬度との関係を示す図である。 プリント枚数と発熱量との関係を示す図である。 プリント枚数とシリコンゴムの硬度との関係を示す図である。 使用日数とローラー硬度との間の関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施の形態における画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態における画像形成装置1の制御系の主要部を示す図である。
図1、2に示すように、画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体上に形成されたC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)およびK(ブラック)の各色トナー像を中間転写体に一次転写し、中間転写体上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙(本発明の「記録媒体」に対応)に二次転写することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、CMYKの4色に対応する感光体を中間転写体の走行方向に直列配置し、中間転写体に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図1、2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60および制御部100を備えている。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102およびRAM(Random Access Memory)103等を備えている。CPU101は、ROM102から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM103(揮発性メモリ)に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されているLUT(Look Up Table)等の各種データが参照される。
なお、制御部100は、本発明の「発熱量算出部」、「判定部」、「タイミング推定部」および「定着条件変更部」として機能する。
制御部100は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)またはWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部100は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて用紙に画像を形成する。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置(スキャナー)12等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることができる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿D又はコンタクトガラス上に載置された原稿Dを光学的に走査し、原稿Dからの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部100から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面及び各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー及びスタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部100に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備えている。例えば、画像処理部30は、制御部100の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正及びシェーディング補正等の各種補正処理、並びに圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分及びK成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、及び中間転写ユニット42等を備えている。
Y成分、M成分、C成分及びK成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備えている。
感光体ドラム413は、例えばアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)及び電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層することで構成された、光導電性を有する感光体である。感光体ドラム413は、例えば負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。帯電装置414は、ストロコロン帯電器である。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。レーザー光の照射により感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されると、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。その結果、感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、各色成分の現像剤(例えば、小粒径のトナーとキャリアー(磁性体)とからなる二成分現像剤)を収容しており、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。現像装置412における現像ローラーは、回転駆動される円筒状の現像スリーブ412Aと、現像スリーブ412A内に内挿され、回転しないように現像装置412の筺体に固定された円柱状のマグネットローラーとからなる。
マグネットローラーは、その周方向に沿って複数の磁石が配されてなり、その磁力によってキャリアーが現像スリーブ412Aの外周面上に担持されて搬送され、感光体ドラム413と対向する位置(現像位置)で起立して磁気ブラシが形成される。キャリアーに静電吸着されて搬送されてきたトナーが、当該現像位置において、現像スリーブ412Aと感光体ドラム413との電位差により感光体ドラム413側に移動し、その周面に形成された静電潜像が現像される。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレードを有する。一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーは、ドラムクリーニングブレードによって掻き取られ、除去される。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも1つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、表面に高抵抗層を有する。中間転写ベルト421は、制御部100からの制御信号によって回転駆動される。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるバックアップローラー423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側、つまり一次転写ローラー422と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、二次転写ニップを用紙Sが通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が用紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、用紙Sの裏面側、つまり二次転写ローラー424と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。
定着部60は、用紙Sの定着面、すなわちトナー像が形成されている面側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、用紙Sの裏面すなわち定着面の反対の面側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B、および加熱源等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙Sを挟持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。
上側定着部60Aは、定着面側部材である無端状の定着ベルト61、加熱ローラー62および定着ローラー63を有する。定着ベルト61は、加熱ローラー62と定着ローラー63とによって張架されている。なお、加熱ローラー62は、本発明の「加熱部」として機能する。
定着ベルト61は、トナー像が形成された用紙Sに接触して、この用紙Sを定着温度(例えば、160〜200℃)で加熱する。ここで、定着温度とは、用紙S上のトナーを溶融するのに必要な熱量を供給しうる温度であり、画像形成される用紙Sの紙種、坪量によって異なる。
定着ベルト61は、例えば、基体として厚さ70μmのPI(ポリイミド)を用い、基体の外周面を弾性層として厚さ200μmの耐熱性のシリコンゴムで被覆し、更に、表層に耐熱性樹脂であるPFA(パーフルオロアルコキシ)のコーティングをしている。定着ベルト61の外径寸法は、例えば120mmである。
加熱ローラー62は、定着ベルト61ひいては定着ローラー63を加熱する加熱源としてハロゲンヒーターを内蔵している。加熱ローラー62の外径寸法は、例えば70mmである。
定着ローラー63は、例えば、鉄等の金属から形成された中実の芯金を、表層部の弾性層(本発明の「弾性層」に相当)として厚さ20mmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A10°)で被覆し、更に、低摩擦で耐熱性樹脂であるPTFEでコーティングした樹脂層で被覆している。定着ローラー63の外径寸法は、例えば70mmである。
定着ローラー63の芯金の端部には、定着ローラー63の芯金の温度を定着ローラー63の温度として検出する温度検出部73が設けられている。温度検出部73は、接触式サーミスター等の温度センサーであり、検出した定着ローラー63の温度を制御部100に出力する。
下側定着部60Bは、裏面側支持部材である加圧ローラー64を有する。加圧ローラー64は、定着ベルト61を介して定着ローラー63を所定の定着荷重(例えば、2200N)で加圧する。このようにして、加圧ローラー64は、定着ベルト61を介して定着ローラー63との間で用紙Sを挟持して搬送する定着ニップを形成している。なお、定着ベルト61、定着ローラー63および加圧ローラー64は、本発明の「定着部材」として機能する。
加圧ローラー64は、定着ニップを用紙Sが通過する場合(通紙時)、押圧手段(図示略)により定着ベルト61を介して定着ローラー63のシリコンゴム(弾性層)に圧接する一方、定着ニップを用紙Sが通過しない場合(非通紙時)、定着ローラー63のシリコンゴムから離間する。加圧ローラー64の駆動制御(例えば、回転のオン/オフ、回転数等)は、制御部100によって行われる。
加圧ローラー64は、アルミニウム等から形成された円筒状の芯金の外周面を、弾性層として厚さ3mmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A10°)で被覆し、更に、PFAチューブの樹脂層で被覆している。加圧ローラー64の外径寸法は、例えば70mmである。加圧ローラー64の温度は、例えば80〜120℃に制御されている。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、および搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類毎に収容される。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、レジストローラー53a等の複数の搬送ローラーを備えた搬送機構により画像形成部40に搬送される。このとき、レジストローラー53aが配設されたレジスト部により、給紙された用紙Sの傾きが補正されると共に搬送タイミングが調整される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に転写され、定着部60において定着工程が施される。定着工程によりトナー像が定着された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により画像形成装置1の外部に排紙される。
ところで、従来、定着装置(定着部60)を構成する定着部材(例えば、定着ローラー63)の寿命(使用限度)に関しては、当該定着部材の劣化状態を表す硬度を直接測定することが難しい背景もあり、例えばプリント枚数を用いて定着部材の劣化状態を推定し、定着部材が寿命に達したか否かを判定している。具体的には、プリント枚数が基準値(所定枚数)を超えた場合に定着部材の寿命として、ユーザーに定着部材の交換を促す寿命通知を出すような制御を行っている。
しかしながら、プリント枚数だけでは、定着部材の劣化状態を正しく推定することができず、ひいては定着部材が寿命に達したか否かを正しく判定できない場合がある。例えば、定着部材の使用環境(例えば、温湿度環境、紙種、稼働時間)が異なると、定着部材の劣化態様にも違いが生じ、仮に同じプリント枚数であっても使用環境によって寿命に達する場合と寿命に達しない場合とが生じ得る。
このような場合、実際には寿命に達していないのに不必要に定着部材を交換してしまったり、寿命に達すると想定されるプリント枚数よりも少ないプリント枚数で寿命に達してしまい定着不良等の不具合が生じたりするという問題があった。そのため、定着部材の使用環境が異なる場合であっても、定着部材の寿命を適切に判定する技術が要望されている。
そこで本実施の形態では、制御部100は、定着ニップを形成するように定着ベルト61を介して加圧ローラー64を定着ローラー63に圧接し、定着ベルト61、定着ローラー63および加圧ローラー64を回転駆動させた状態における定着ローラー63のシリコンゴムの発熱量を算出し、算出した発熱量から当該シリコンゴムの現在の硬度を求めることで定着ローラー63が寿命に達したか否かについて判定する。
ここで、ゴムの硬度は、ゴムの粘弾性率に対して線形に相関する。また、ゴムの粘弾性率は、繰り返しの圧縮変形によるゴムの発熱量に対して線形に相関する。そのため、ゴムの発熱量を算出することによって、ゴムの硬度を間接的に算出することができる。
本実施の形態では、制御部100は、発熱量算出モードにおいて、定着ベルト61、定着ローラー63および加圧ローラー64を回転駆動させた状態における定着ローラー63の温度上昇量を、定着ローラー63のシリコンゴムの発熱量として算出する。定着ローラー63のシリコンゴムは、耐久とともに硬度が低下すると、粘弾性率が増大し、発熱量が増大する結果、定着ローラー63の温度が上昇する。そのため、制御部100は、定着ローラー63のシリコンゴムの発熱量(定着ローラー63の温度上昇量)が所定値以上である場合、定着ローラー63が寿命に達したと判定する一方、当該発熱量が所定値未満である場合、定着ローラー63が寿命に達していないと判定する。
図3は、定着ローラー63のシリコンゴムにおける粘弾性率と硬度(アスカーC硬度)との関係を示す図である。図3に示すように、シリコンゴムの粘弾性率に対して当該シリコンゴムの硬度は線形に相関し、粘弾性率が増大するにつれて硬度が線形に低下する。
なお、図3に示すシリコンゴムの粘弾性率を測定する測定器としては、株式会社ウェイブサイバー製の工業用粘弾性測定装置E−200DTを使用した。この測定器で測定される粘弾性率(%)は、粘弾性物質の粘性と弾性とのバランスを表す。具体的には、粘弾性物質について弾性の程度よりも粘性の程度が大きい場合、粘弾性率は増大する一方、粘性の程度よりも弾性の程度が大きい場合、粘弾性率は低下する。
図4は、定着ローラー63のシリコンゴムにおける粘弾性率と発熱量との関係を示す図である。図4に示すように、シリコンゴムの粘弾性率に対して当該シリコンゴムの発熱量は線形に相関し、粘弾性率が増大するにつれて発熱量も線形に増大する。
図5は、定着ローラー63のシリコンゴムにおける発熱量と硬度(アスカーC硬度)との関係を示す図である。図5に示す発熱量と硬度との関係は、図3に示す粘弾性率と硬度との関係と、図4に示す粘弾性率と発熱量との関係とに基づいて導かれる。図5に示すように、シリコンゴムの発熱量に対して当該シリコンゴムの硬度は線形に相関し、発熱量が増大するにつれて硬度は線形に低下する。
制御部100は、例えば朝一の電源オン直後において発熱量算出モードに遷移し、温度検出部73から出力された温度を第1の温度として記憶部72に記録する。その後、制御部100は、加熱ローラー62により定着ローラー63が加熱されていない状態(ヒーターオフ状態)において、定着ニップを形成するように定着ベルト61を介して加圧ローラー64を定着ローラー63に圧接し、定着ベルト61、定着ローラー63および加圧ローラー64を回転駆動させる。
制御部100は、定着ベルト61、加圧ローラー64および定着ローラー63の回転駆動を所定時間(例えば、180秒間)継続し、その後、温度検出部73から出力された温度を第2の温度として記憶部72に記録する。定着ベルト61、定着ローラー63および加圧ローラー64を回転駆動により定着ローラー63のシリコンゴムは、圧縮変形を繰り返して発熱する。そのため、第2の温度は、第1の温度よりも高い。
その後、制御部100は、下記式(1)により、定着ローラー63の温度上昇量を、定着ローラー63のシリコンゴムの発熱量として算出する。制御部100は、発熱量を算出する毎に、算出した発熱量を記憶部72に記録する。
温度上昇量=(第2の温度)-(第1の温度)・・・(1)
最後に、制御部100は、定着ローラー63のシリコンゴムの発熱量(定着ローラー63の温度上昇量)が所定値以上である場合、すなわち当該シリコンゴムの硬度が所定硬度未満である場合、定着ローラー63が寿命に達したと判定する。一方、制御部100は、定着ローラー63のシリコンゴムの発熱量が所定値未満である場合、すなわち当該シリコンゴムの硬度が所定硬度以上である場合、定着ローラー63が寿命に達していないと判定する。
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、画像形成装置1(定着部60)は、定着ニップを形成する定着部材(定着ベルト61、定着ローラー63および加圧ローラー64)を有し、定着部材(定着ローラー63)の表面に弾性層(シリコンゴム)が形成されている定着部60と、定着部材(定着ローラー63)の温度を検出する温度検出部73と、定着ニップを形成するように定着部材(定着ベルト61、定着ローラー63および加圧ローラー64)を駆動させ、温度検出部73の検出結果に基づいて、弾性層の発熱量を算出する発熱量算出部(制御部100)と、算出された発熱量と、弾性層の硬度との関係性に基づいて、定着部材(定着ローラー63)が寿命に達したか否かについて判定する判定部(制御部100)とを備える。
このように構成した本実施の形態によれば、定着ローラー63のシリコンゴムの発熱量と、当該シリコンゴムの硬度との関係性に基づいて、定着ローラー63が寿命に達したか否かについて判定される。具体的には、定着ローラー63のシリコンゴムの硬度、すなわち、現時点の定着ローラー63の劣化状態を正確に表すパラメーターと線形に相関する定着ローラー63のシリコンゴムの発熱量を用いて、定着ローラー63の寿命判定が行われる。よって、プリント枚数だけで定着部材の劣化状態を推定し、ひいては定着部材が寿命に達したか否かを判定していた従来技術と異なり、定着部材の使用環境が異なる場合であっても定着部材の寿命を適切に(精度良く)判定することができる。
なお、上記実施の形態では、発熱量算出モードにおいて、加熱ローラー62により定着ローラー63が加熱されていない状態において、定着ベルト61、定着ローラー63および加圧ローラー64を回転駆動させる例について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、加熱ローラー62により定着ローラー63が加熱されている状態(ヒーターオン状態)において定着ベルト61の温度を一定温度に制御しながら、定着ベルト61、定着ローラー63および加圧ローラー64を回転駆動させても良い。要は、発熱量算出モードにおいて、定着ニップを形成するように定着ベルト61、定着ローラー63および加圧ローラー64を回転駆動させて(すなわち、定着ローラー63のシリコンゴムを発熱させて)、当該シリコンゴムの発熱量を算出できれば良い。
ただし、ヒーターオン状態である場合、ヒーターオフ状態である場合と比べて、定着ローラー63のシリコンゴムの発熱量は小さいことが想定される。そのため、定着ローラー63のシリコンゴムの発熱量をより精度良く算出する観点からは、加熱ローラー62により定着ローラー63が加熱されていないヒーターオフ状態において、発熱量算出モードは実行されることが望ましい。さらに言えば、発熱量算出モードの実行前において、定着ローラー63の温度が所定温度以下である状態(すなわち、定着ローラー63のシリコンゴムの発熱による当該シリコンゴムの発熱量が確実に見込める状態)において、発熱量算出モードは実行されることが望ましい。
また、上記実施の形態において、発熱量算出モードは、定着ニップを用紙Sが通過しない非通紙状態で実行されることが望ましい。定着ニップを用紙Sが通過する通紙状態で発熱量算出モードが実行されると、定着ローラー63のシリコンゴムにおいて発熱した熱が用紙Sにも奪われ、また、用紙Sの熱容量によって用紙Sへの熱の移動量が異なり、定着ローラー63のシリコンゴムの発熱量を精度良く算出することができないおそれがあるからである。
また、上記実施の形態において、発熱量算出モードの実行時において、定着ニップを用紙Sが通過する場合におけるニップ圧以上のニップ圧で定着ニップを形成するように定着ベルト61、定着ローラー63および加圧ローラー64を回転駆動させることが望ましい。また、定着ニップを用紙Sが通過する場合における回転駆動速度以上の回転駆動速度で定着ニップを形成するように定着ベルト61、定着ローラー63および加圧ローラー64を回転駆動させることが望ましい。定着ローラー63のシリコンゴムの発熱量は、当該シリコンゴムの変形量と回転駆動速度にも依存しており、変形量が大きいほど(ニップ圧が大きいほど)、また回転駆動速度が速いほど発熱量も大きくなる。そのため、発熱量算出モードの実行時、定着ローラー63のシリコンゴムの変形量(すなわちニップ圧)を出来る限り大きくし、または、定着ベルト61、定着ローラー63および加圧ローラー64の回転駆動速度を出来る限り速くして、定着ローラー63のシリコンゴムの発熱量を大きくすることが望ましい。
また、上記実施の形態では、温度検出部73は、定着ローラー63の芯金の端部に設けられ、定着ローラー63の芯金の温度を定着ローラー63の温度として検出する例について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、温度検出部73は、定着ローラー63と接触しないように設けられ、定着ローラー63の表面の温度を定着ローラー63の温度として検出しても良い。
また、上記実施の形態において、制御部100は、算出された複数の発熱量の時間推移に基づいて、定着ローラー63(定着部材)が寿命に達するタイミングを推定しても良い。
図6は、発熱量算出モードを実行した場合におけるプリント枚数とシリコンゴムの発熱量との関係を示す図である。図6に示すように、プリント枚数に対してシリコンゴムの発熱量は線形に相関し、プリント枚数が増大するにつれて発熱量も線形に増大する。
図7は、発熱量算出モードを実行した場合におけるプリント枚数とシリコンゴムの硬度(アスカーC硬度)との関係を示す図である。図7に示すプリント枚数と硬度との関係は、図5に示す発熱量と硬度との関係と、図6に示すプリント枚数と発熱量との関係とに基づいて導かれる。図7に示すように、プリント枚数に対してシリコンゴムの硬度は線形に相関し、プリント枚数が増大するにつれて硬度は線形に低下する。図7に示す例では、例えばシリコンゴムの硬度が25°まで低下した場合に定着部材(定着ローラー63)が寿命に達すると仮定すると、プリント枚数が250万枚程度で定着ローラー63が寿命に達することがわかる。
図7に示した関係を参考にし、定着ローラー63の使用初期から定着ローラー63のシリコンゴムの発熱量(硬度)を蓄積し続け、当該硬度(発熱量)の時間推移に基づいて、定着ローラー63(定着部材)が寿命に達するタイミング(言い換えると、定着不良が発生する閾値に実際の硬度が達するタイミング)を推定することができる。
図8は、定着部材の使用環境(例えば、温湿度環境、紙種、稼働時間)が同じであると仮定した場合、定着ローラー63の使用日数と定着ローラー63の硬度との間の関係を示す図である。図8は、定着ローラー63の使用初期から定着ローラー63のシリコンゴムの発熱量を定期的に算出し、図5に示す関係を用いて発熱量を硬度に換算した値を蓄積することで得ることができる。定着ローラー63の使用初期から現在までの硬度(発熱量)の時間推移に基づいて、現在以降の硬度変化(低下変化)を推定することによって、硬度が定着不良発生領域に入る境界(硬度下限)を、定着ローラー63が寿命に達するタイミングであると判断することができる。さらに、現在から、定着不良の発生が予測される日(定着ローラー63が寿命に達するタイミング)までの日数を、定着ローラー63が使用可能な使用可能日数として算出することができる。
また、上記実施の形態において、制御部100は、定着部材(定着ローラー63)が寿命に達したと判定した場合、定着部60の定着条件(例えば、定着温度、定着速度)を変更しても良い。例えば、定着ローラー63のシリコンゴムの硬度が低下して定着ローラー63が寿命に達すると定着ニップにおける定着荷重が低下し、定着不良等の不具合が生じる。そこで、算出された定着ローラー63のシリコンゴムの発熱量(硬度)に応じて、定着部60の定着温度を増大させる、または、定着速度を低下させることで、定着不良の発生を抑制し、定着ローラー63の寿命を延ばすことができる。
また、上記実施の形態では、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画像形成装置
10 画像読取部
20 操作表示部
21 表示部
22 操作部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
60 定着部
63 定着ローラー
71 通信部
72 記憶部
73 温度検出部
100 制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM

Claims (11)

  1. 定着ニップを形成する定着部材を有し、前記定着部材の表面に弾性層が形成されている定着部と、
    前記定着部材の温度を検出する温度検出部と、
    前記定着ニップを形成するように前記定着部材を駆動させ、前記温度検出部の検出結果に基づいて、前記弾性層の発熱量を算出する発熱量算出部と、
    算出された前記発熱量と、前記弾性層の硬度との関係性に基づいて、前記定着部材が寿命に達したか否かについて判定する判定部と、
    を備える定着装置。
  2. 前記判定部は、前記発熱量が所定値以上である場合、前記定着部材が寿命に達したと判定する一方、前記発熱量が前記所定値未満である場合、前記定着部材が寿命に達していないと判定する、
    請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記温度検出部は、前記定着部材の芯金の温度、または、前記定着部材の表面の温度を検出する、
    請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 算出された複数の前記発熱量の時間推移に基づいて、前記定着部材が寿命に達するタイミングを推定するタイミング推定部と、
    を備える請求項1〜3の何れか1項に記載の定着装置。
  5. 前記発熱量算出部は、前記定着ニップを記録媒体が通過しない状態において前記定着ニップを形成するように前記定着部材を駆動させる、
    請求項1〜4の何れか1項に記載の定着装置。
  6. 前記定着部は、前記定着部材を加熱する加熱部を有し、
    前記発熱量算出部は、前記加熱部により前記定着部材が加熱されていない状態において前記定着ニップを形成するように前記定着部材を駆動させる、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の定着装置。
  7. 前記発熱量算出部は、前記定着部材の温度が所定温度以下である状態において前記定着ニップを形成するように前記定着部材を駆動させる、
    請求項1〜6の何れか1項に記載の定着装置。
  8. 前記発熱量算出部は、前記定着ニップを記録媒体が通過する場合におけるニップ圧以上のニップ圧で前記定着ニップを形成するように前記定着部材を駆動させる、
    請求項1〜7の何れか1項に記載の定着装置。
  9. 前記発熱量算出部は、前記定着ニップを記録媒体が通過する場合における駆動速度以上の駆動速度で前記定着部材を駆動させる、
    請求項1〜8の何れか1項に記載の定着装置。
  10. 前記定着部材が寿命に達したと判定された場合、前記定着部の定着条件を変更する定着条件変更部を備える、
    請求項1〜9の何れか1項に記載の定着装置。
  11. 請求項1〜10の何れか1項に記載の定着装置を備える画像形成装置。
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