JP2014232204A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷温状態からの定着ウォームアップ処理に要する時間を短縮しつつ、定着ウォームアップ処理後の1ページ目の用紙での熱不足による定着不良の発生を防ぐ。
【解決手段】定着装置は、ヒーターと、ヒーターの熱を受ける定着回転体と、定着回転体に圧接し定着ニップを形成する加圧回転体と、定着圧を調整し定着ニップのニップ幅を調整する調整機構と、温度検知体と、温度検知体の出力に基づき、制御部と、を含み、制御部は、定着回転体の温度を上昇させる定着ウォームアップ処理中では、定着圧を第1設定値とし、定着圧を第3設定値とした状態で定着ニップに定着ウォームアップ処理完了後の最初の用紙を通過させ、定着ウォームアップ処理完了後、予め定められたページ数の用紙が定着ニップを通過するまでに定着圧を第2設定値に戻す。定着圧は第3設定値が最大で、次いで第2設定値が大きく、第1設定値が最小である。
【選択図】図7

Description

本発明は、トナー像を用紙に定着させる定着装置及び定着装置を含む画像形成装置に関する。
トナーを用いて印刷を行う画像形成装置には、用紙に転写されたトナーを定着させる定着装置が設けられる。定着装置には、加熱用回転体と加圧用回転体が設けられ、加熱用回転体と加圧用回転体のニップにトナー像が転写された用紙を通過させ、用紙を加熱、加圧する。これにより、トナー像が用紙に定着する。そして、画像形成装置の主電源が入れられたときや、省電力モードから復帰したとき、定着装置に設けられたヒーターに通電し、加熱用回転体を定着に適した温度に温める定着ウォームアップ処理が行われる。ここで、加熱用回転体と加圧用回転体は接するので、加熱用回転体の熱は、加圧用回転体に奪われる。そのため、定着ウォームアップ処理後の1ページ目の印刷では、加熱用回転体の温度不足により、トナーが溶けきらず、定着不良が生ずる場合がある。
このような定着ウォームアップ処理後の1ページ目の定着不良に関する技術が特許文献1に記載されている。具体的に、特許文献1には、定着ローラー、記録紙を定着ローラーに押し付けるための加圧ローラー、定着ローラーを加熱する加熱器、温度センサーの出力に基づいて加熱器を制御し定着ローラーの温度を調整する温度調整手段と、を有し、電源投入後の最初の定着処理の指示に基づいて、1ページ目の記録紙に関する定着処理時に第1定着温度よりも高い第2定着温度を目標温度として定着ローラーの温度調整を行う第2の定着温度調整手段とを備えた画像形成装置が記載されている。この構成により、電源投入後の1ページ目の記録紙に対する定着処理を第1定着温度よりも高い温度で行って、加圧ローラーなどの周辺装置や記録紙に定着ローラーの熱が奪われることに基づく加熱器による加熱不足を抑制しようとする(特許文献1:請求項1、段落[0010]等参照)。
特開2008−216549号公報
従来、使用者の待ち時間を減らし、使いやすくするため、主電源のONのような使用者の操作から、印刷出力がなされるまでの時間(「ファーストプリントタイム」と称する場合もある)を短くするための工夫がなされている。このファーストプリントタイムを短くするには、定着ウォームアップ処理を短くすることが効果的である。
ここで、特許文献1記載の技術では、定着ウォームアップ処理後、最初のページの印刷での定着不良の発生を防げる場合がある。しかし、電源投入後の1ページ目の記録紙に対する定着処理で、定着ローラーの温度を、第1定着温度よりも高い第2定着温度とする。そのため、用紙の定着開始前に、定着ローラーの温度を第2定着温度にまで高めなくてはならない。従って、特許文献1記載の技術では、定着ウォームアップ処理に要する時間が長くなり、その結果、ファーストプリントタイムが長くなるという問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、定着装置が冷めている状態からの定着ウォームアップ処理に要する時間を短縮しつつ、定着ウォームアップ処理後の1ページ目の用紙での熱不足による定着不良の発生を防ぐ。
上記の課題を解決するため、本願に係る定着装置は、通電により発熱するヒーターと、前記ヒーターの熱を受けて熱せられる定着回転体と、前記定着回転体に圧接し、トナー像が転写された用紙を通過させて定着するための定着ニップを形成する加圧回転体と、前記定着ニップでの前記定着回転体と前記加圧回転体が接する圧力である定着圧を調整し、前記定着ニップのニップ幅を調整する調整機構と、前記定着回転体の温度を検知するための温度検知体と、前記温度検知体の出力に基づき、前記定着回転体の温度を認識し、定着装置を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記調整機構を制御し、前記ヒーターに通電して前記定着回転体の温度をトナー像の定着に適した定着制御温度にまで上昇させる定着ウォームアップ処理中では、前記定着圧を予め定められた第1設定値とし、前記定着圧を予め定められた第3設定値とした状態で、前記定着ニップに前記定着ウォームアップ処理完了後の最初の用紙を通過させ、前記定着ウォームアップ処理完了後、予め定められたページ数の用紙が前記定着ニップを通過するまでに、前記定着圧を予め定められた第2設定値になるように制御し、前記定着圧は、前記第3設定値が最も大きく、次いで前記第2設定値が大きく、前記第1設定値が最も小さいこととした。
本発明によれば、従来よりも、定着装置が冷めている状態からの定着ウォームアップ処理に要する時間を短くすることができる。従って、ファーストプリントタイムが短く、使用者にとって使いやすく、待ち時間の少ない定着装置、画像形成装置を提供することができる。また、定着ウォームアップ処理を従来よりも短くしても、定着不良が一切生じない定着装置や画像形成装置を提供することができる。
複合機の構造を示す図である。 複合機のハードウェア構成を示す図である。 定着装置を示す図である。 定着装置での制御を説明するための図である。 通常モードと省電力モードを説明するための図である。 定着圧の調整の流れを説明するための図である。 定着圧の調整の流れを示すフローチャートである。 変形例での定着圧の調整の流れを説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図1〜図8を用いて説明する。以下の説明では、定着装置1を含む画像形成装置として、複合機100を例に挙げて説明する。但し、各実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(画像形成装置の概要)
まず、図1を用いて、実施形態に係る複合機100の概要を説明する。図1は、実施形態に係る複合機100の構造を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の複合機100は、側方に取り付けられた操作パネル2を有する。そして、複合機100は上部に原稿搬送部3aと画像読取部3bからなる読取部3を有する。又、複合機100は、内部に、印刷部10として、給紙部4a、第1搬送部4b、画像形成部5、定着装置1、第2搬送部4cを含む。
まず、図1に示すように、操作パネル2は、複合機100の上部右側に設けられたアーム21の先に設けられる。そして、操作パネル2は、複合機100の状態や各種メッセージや設定用画面を表示する表示部22を備える。表示部22はタッチパネル式である。操作パネル2は、用紙Pのサイズ及び種類、原稿のサイズ及び種類のような印刷や送信の条件などの設定を受け付け、装置の状態や注意事項、エラーメッセージなどを表示する。
原稿を搬送して読み取るとき、原稿搬送部3aは、原稿トレイ33に載置された原稿を1枚ずつ読取位置(送り読取用コンタクトガラス31)に向けて搬送する。又、載置読取用コンタクトガラス32に載置された原稿の読み取りのとき、原稿搬送部3aは、原稿を押さえるカバーとして機能する。画像読取部3bは、送り読取用コンタクトガラス31を通過する原稿や載置読取用コンタクトガラス32に載置された原稿を読み取り、原稿の画像データを生成する。
図1に示すように、給紙部4aは、複合機100の内部下方に配される。給紙部4aは、複数枚の用紙Pを収容し、印刷のとき、用紙Pを送り出す。
第1搬送部4bは、給紙部4aから供給された用紙Pを画像形成部5まで搬送する。第1搬送部4bには、搬送ローラー対41、42やレジストローラー対43が設けられる。レジストローラー対43は、搬送されてくる用紙Pを転写ローラー55の手前で待機させ、トナー像の用紙Pへの転写のタイミングにあわせて用紙Pを送り出す。
画像形成部5は、感光体ドラム51、帯電装置52、露光装置53、現像装置54、転写ローラー55、クリーニング装置56を含む。
感光体ドラム51は、回転可能に支持され、印刷のとき、所定の速度で回転する。帯電装置52は、感光体ドラム51の表面を一定の電位で帯電させる。露光装置53は、印刷する画像データに基づいた光信号(レーザー光、1点鎖線で図示)を帯電した感光体ドラム51に照射し、感光体ドラム51の周面に静電潜像を形成する。現像装置54は、トナーを飛翔させ、トナーで感光体ドラム51の周面上の静電潜像を現像しトナー像を形成する。転写ローラー55は、感光体ドラム51に圧接する。そして、レジストローラー対43から送り出された用紙Pにトナー像を転写するため、転写ローラー55には、所定の転写用の電圧が印加される。これにより、トナー像は用紙Pに転写される。クリーニング装置56は、転写後の感光体ドラム51の清掃を行う。
定着装置1は、感光体ドラム51と転写ローラー55のニップよりも用紙搬送方向下流側に配される。そして、トナー像が転写された用紙Pを加熱・加圧して、用紙Pにトナー像を定着させる。
定着装置1を通過した用紙Pは、分岐部44から複合機100の左側面に向かって延びる第2搬送部4cを通して搬送される。そして、用紙Pは、排出ローラー対45によって複合機100の左側面上部外側に設けられた排出トレイ46に排出される。これにより、1ページの印刷が完了する。尚、両面印刷のとき、定着装置1から排出された片面印刷済みの用紙Pは、分岐部44から排出トレイ46方向に一旦送り出された後、複合機100の右側面方向に向かって用紙搬送方向がスイッチバックされる。そして、用紙Pは分岐部44を通過し、両面印刷用搬送部4dを通して下方に送られ、第1搬送部4bを経てレジストローラー対43に再度送られる。
(複合機100のハードウェア構成)
次に、図2に基づき、実施形態に係る複合機100のハードウェア構成を説明する。図2は、複合機100のハードウェア構成を示す図である。
図2に示すように、本実施形態に係る複合機100は、主制御部6を含む。主制御部6は、複合機100に含まれる各部を制御する。主制御部6は、CPU61や、印刷や送信に用いる画像データを生成する画像処理部62や、その他の電子回路や素子を含む。
CPU61は、中央演算処理装置であり、記憶部63に格納される制御プログラムや制御用データに基づき複合機100の各部の制御や演算を行う。記憶部63は、ROM、RAM、フラッシュROM、HDD等の不揮発性と揮発性の記憶装置の組み合わせで構成される。
そして、主制御部6は、エンジン制御部7と接続される。エンジン制御部7(制御部に相当)は、主制御部6の指示を受け、用紙搬送やトナー像の形成や、転写、定着により印刷を行う印刷部10(給紙部4a、第1搬送部4b、画像形成部5、定着装置1、第2搬送部4c、両面印刷用搬送部4d)を制御する。
エンジン制御部7は、印刷部10に含まれる部分を制御するためのデータやプログラムを記憶するエンジンメモリー71を含む。また、エンジン制御部7は、エンジンメモリー71の記憶内容に基づき、印刷部10に含まれる部分を制御するための演算や処理を行うエンジンCPU72を含む。
又、主制御部6には、通信部64が接続される。通信部64は、パーソナルコンピューターやサーバーのようなコンピューター200やFAX装置300と通信を行うためのインターフェイスである。通信は、ネットワーク、公衆回線及び接続ケーブルなどを介して行われる。通信部64は、コンピューター200から画像データや印刷設定を含む印刷用データを受信する。そして、主制御部6は、印刷部10に印刷用データに基づき印刷を行わせる(プリンター機能)。又、通信部64は、読取部3による原稿の読み取りに基づく画像データをコンピューター200に送信することができる(送信機能)。
又、主制御部6は、画像読取部3bや原稿搬送部3aを含む読取部3の動作を制御する。又、主制御部6は、操作パネル2の表示等の動作を制御する。又、主制御部6は、操作パネル2でなされた設定内容を認識しジョブの内容、設定及び実行指示を認識する。
(定着装置1)
次に、図1、図3を用いて、本実施形態に係る定着装置1を説明する。図3は、定着装置を示す図である。
図1を用いて説明したように、複合機100は定着装置1を含む。定着装置1は、用紙Pに転写されたトナー像を加熱、加圧して定着させる。図1、図3に示すように、定着装置1は、ヒーター13により熱せられる定着ローラー11(定着回転体に相当)と、これに圧接される加圧ローラー12(加圧回転体に相当)を含む。定着ローラー11と加圧ローラー12は軸線方向が平行となるように、回転可能に支持される。
定着ローラー11の周面は筒状やスリーブ状である。そして、定着ローラー11は、金属製(アルミや鉄製)である。ヒーター13は、定着ローラー11に内蔵される。本実施形態の複合機100ではハロゲンヒーターが用いられる。しかし、ヒーター13は、通電により定着ローラー11に熱を与えることができるものであればよく、IHヒーターのような他種の熱源でもよい。一方、加圧ローラー12は、周面に定着ローラー11の形状に応じて変形する弾性層を有するローラーである。弾性層は、シリコンスポンジなどの樹脂製である。
そして、定着ローラー11と加圧ローラー12の圧接により、定着ニップNが生成される。トナー像の転写された用紙Pは、定着ローラー11と加圧ローラー12との間の定着ニップNを通過する。これにより、用紙P及び用紙Pに転写されたトナー像は、加熱・加圧される。その結果、トナー像が用紙Pに定着する。
(定着装置1の温度制御)
次に、図3、図4を用いて、定着装置1での温度制御を説明する。図4は、定着装置1での制御を説明するための図である。
図4に示すように、エンジン制御部7(エンジンCPU72)は、ヒーター13への通電(ヒーター13の出力)を制御する。
そして、定着装置1には、定着ローラー11に接触する温度センサー14(温度検知体に相当)が設けられる(図3参照)。尚、温度センサー14は、非接触式のものでもよい。温度センサー14は、サーミスターを含み、定着ローラー11の温度により出力電圧値が変化する。エンジン制御部7(エンジンCPU72)は、温度センサー14の出力に基づき定着ローラー11の温度を認識する。
又、エンジン制御部7(エンジンCPU72)は、定着ローラー11を回転駆動させる定着モーター15の動作を制御する。印刷を行うときなど、ヒーター13に通電するとき、エンジン制御部7は、定着モーター15を回転させて定着ローラー11を回転させる。加圧ローラー12が定着ローラー11に圧接しているとき、定着ローラー11の回転にあわせ、加圧ローラー12は従動する。このように、定着装置1を制御するので、エンジン制御部7は、定着装置1の一部として機能する。
複合機100の主電源ONや、省電力モードから通常モードに復帰したとき、エンジン制御部7は、ヒーター13に通電を行い、冷めた定着ローラー11の温度を、予め定められた定着制御温度にまで上昇させる定着ウォームアップ処理を行う。尚、本実施形態の複合機には、主電源のON/OFF用のメインスイッチ101が設けられる(図5参照)。エンジン制御部7は、ヒーター13に通電を行い、温度センサー14の出力に基づき、定着ローラー11の温度を認識しつつ、定着ローラー11の温度が定着制御温度に到達したか否かを認識する。定着制御温度は、トナーの定着を行う上で適切な温度であり、本実施形態の複合機100では170°C程度とされる。
定着制御温度に到達すると、省電力モードに移行する前の通常モードの間、エンジン制御部7は、定着ローラー11の温度を定着制御温度で維持する温度維持制御を行う。温度維持制御を行うとき、エンジン制御部7は、温度センサー14の出力に基づき、定着ローラー11の温度が定着制御温度以下になるとヒーター13に通電を行い、定着ローラー11の温度が定着制御温度を上回るとヒーター13への通電を停止させる。
(定着圧の調整機構8)
次に、図3、図4を用いて、実施形態に係る定着装置1での定着圧の調整機構8を説明する。
本実施形態の定着装置1には、定着ローラー11に近づけたり遠ざけたりして、加圧ローラー12の位置を移動させ、定着圧を調整するための調整機構8が設けられる。定着圧は、定着ニップNにおける定着ローラー11に対する加圧ローラー12の圧接力である。尚、本実施形態では、加圧ローラー12を移動させて定着圧を調整する例を説明するが、定着ローラー11を移動させて定着圧を調整してもよい。あるいは、定着ローラー11と加圧ローラー12の両方を移動させて、定着圧を調整するようにしてもよい。
定着圧を調整することにより、定着ニップNのニップ幅Wが変化する。言い換えると、調整機構8は、定着ニップNのニップ幅Wを変化させることができる。定着ニップNのニップ幅Wは、用紙搬送方向における、定着ローラー11と加圧ローラー12が接している幅である。定着圧が大きくなるほど、加圧ローラー12は定着ローラー11に押しつけられ、ニップ幅Wは広くなる。定着圧が小さくなるほど、加圧ローラー12の弾性により、ニップ幅Wは狭くなる。尚、定着圧を弱めたとき、定着ローラー11から加圧ローラー12が速やかに離れるように(速やかにニップ幅Wが変わるように)、加圧ローラー12を定着ローラー11から引き離す方向に付勢する付勢部材120を設けてもよい。
図3、図4に示すように、調整機構8は、モーター駆動部81、調整モーター82、ギア列83、カム84を含む。調整機構8は、調整モーター82が生じさせる駆動力に基づいて、カム84を回転させて加圧ローラー12の位置を移動させる。
調整モーター82は、正逆回転自在なモーターである。調整モーター82には、DCブラシモーターのようなモーターを用いることができる。そして、定着装置1には調整モーター82の端子に印加する電圧や、電流を流す方向を制御して、調整モーター82の回転方向、回転速度及び回転時間を制御するモーター駆動部81が設けられる。モーター駆動部81は、エンジン制御部7(エンジンCPU72)の指示に応じた方向に調整モーター82を回転させる。
また、調整機構8には、加圧ローラー12の回転軸12aと接するカム84や、複数のギアからなるギア列83が含まれる。調整モーター82を回転させると、ギア列83を介してカム84に駆動力が伝わる。その結果、カム84が回転する。カム84の回転により、加圧ローラー12の回転軸12aが移動する。このように、調整モーター82やカム84を回転させることにより、加圧ローラー12の回転軸12aの位置を変化させて定着圧を調整することができる。
図3で示す矢印Aの方向にカム84が回転するように調整モーター82を回転させると、カム84は、加圧ローラー12の回転軸12aを定着ローラー11方向に移動させる(押しやる)。この場合、定着圧は大きくなり、ニップ幅Wは広くなる。一方、図3に示す矢印Bの方向にカム84が回転するように調整モーター82を回転させると、加圧ローラー12を定着ローラー11方向に押す力が弱くなり、加圧ローラー12は、その弾性により、定着ローラー11から離れる方向に移動する。言い換えると、加圧ローラー12は、定着圧の減圧方向に退避する。
尚、本実施形態では、調整モーター82、ギア列83、カム84を用いて定着圧の調整を行う例を説明している。しかし、調整機構8には、他の構成が用いられてもよい。調整機構8は、ソレノイドを用い、ソレノイドで加圧ローラー12の回転軸12aに力を加え、加圧ローラー12が定着ローラー11を押す力を変化させて定着圧を調整するものでもよい。また、加圧ローラー12の回転軸12aに対して力を加えるのではなく、調整機構8は、加圧ローラー12の回転軸12aを支えるフレームの位置を移動させることにより、加圧ローラー12が定着ローラー11を押す力を変化させて定着圧を調整するものでもよい。
(通常モードと省電力モード)
本実施形態の定着装置1(複合機100)では、主電源ONや省電力モードから通常モードに復帰したときになされる定着ウォームアップ処理や定着ウォームアップ処理後の印刷の過程において、定着圧は調整される。そこで、図5を用いて、通常モードと省電力モードについて説明しておく。図5は、通常モードと省電力モードを説明するための図である。
通常モードは、複合機100の全ての部分に電力を供給し、コピーやスキャンや送信のようなジョブを実行できる状態で保つモードである。通常モードでは、定着ローラー11の温度維持のためにヒーター13への電力供給がなされるなど、ジョブを実行していない待機状態でも、一定の電力が消費される。そこで、本実施形態の複合機100は、通常モードよりも消費電力を減らす省電力モードを有する。省電力モードでは、複合機100中、予め定められた部分への電力供給が停止される。
図2、図5に示すように、複合機100には、電源部9が設けられる。電源部9は、商用電源と接続され、コンバーターやレギュレーターやスイッチング電源のような交流電力を直流電力に変換する電力変換回路として、1次電源部91と2次電源部92を含む。そして、1次電源部91は、各種モーターなどの駆動に必要な各種電圧を生成する。2次電源部92は、複合機100内の各種回路に供給する電圧を生成する。
また、複合機100には、複合機100の各部分への電力供給を制御するための電源制御部90が設けられる。電源制御部90は、電力供給をON/OFFするための複数のスイッチング素子を含むスイッチ部93を有する。スイッチ部93によって、読取部3、操作パネル2、記憶部63、主制御部6、印刷部10、通信部64への電力供給のON/OFFを制御することができる。
メインスイッチ101により複合機100の主電源がONされると、複合機100の最初のモードは、通常モードとされる。通常モードでは、電源制御部90は、読取部3、操作パネル2、記憶部63、主制御部6、印刷部10、通信部64のような複合機100に含まれる全ての部分への電力供給を行う。
予め定められた移行条件が満たされると、複合機100は、通常モードから省電力モードに移行する。移行条件は、適宜定めることができる。具体的には、移行条件は、操作パネル2が省電力モードへの移行指示を受け付けたときや、ジョブがなされず、複合機100に対する操作がなされない待機状態の時間が予め定められた時間を超過したとき、主制御部6や電源制御部90は、移行条件が満たされたと判断する。
省電力モードに移行すると、電源制御部90は、予め定められた部分への電力供給を停止する。本実施形態の複合機100では、省電力モードでは、電源制御部90は、読取部3、印刷部10への電力供給を停止する。また、電源制御部90は、主制御部6、記憶部63、操作パネル2の一部の回路に対してのみ電力供給を続ける。尚、電源制御部90は、省電力モードでも通信部64への電力供給を続ける。
予め定められた復帰条件が満たされると、複合機100は、省電力モードから通常モードに復帰行する。復帰条件は、適宜定めることができる。具体的に、複合機100への操作、入力が検知されたことを操作検知部94が検知したことが復帰条件とされる。尚、電力は、省電力モードでも操作検知部94に供給される。
本実施形態の複合機100では、操作検知部94として、給紙部4aの取り付け取り外しを検知する挿脱検知センサーS1、複合機100のカバー102の開閉を検知するカバー開閉検知センサーS2、原稿搬送部3a(原稿トレイ33)への原稿の載置を検知する原稿載置検知センサーS3、原稿搬送部3aの上げ下げを検知する開閉検知センサーS4(図1参照)が設けられる。また、通信部64を操作検知部94として用いてもよい。この場合、印刷を指示するデータを受信したとき、復帰条件が満たされたとされる。また、操作パネル2を操作検知部94として用いてもよい。この場合、操作パネル2の何れかのキーがタッチされたとき、復帰条件が満たされたとされる。
(定着圧の調整)
次に、図6を用いて、本実施形態の複合機100での定着圧の調整を説明する。図6は、定着圧の調整の流れを説明するための図である。
エンジン制御部7は、調整機構8を制御し、定着ウォームアップ処理から定着ウォームアップ処理後の印刷ジョブで、定着ニップNにおける定着圧を変化させる。具体的に、エンジン制御部7は、調整機構8を制御し、定着ウォームアップ処理の間、定着圧を第1設定値とし、定着ウォームアップ処理完了後の最初の1ページ目の印刷では、定着圧を第3設定値とする。そして、定着ウォームアップ処理完了後の最初の2ページ目以降の印刷では、定着圧を第2設定値に戻す。
ここで、定着圧の大小関係を、以下に示す。
第3設定値>第2設定値>第1設定値
まず、定着圧の変更での第1設定値について説明する。主電源がOFFされているときや、省電力モードでは、ヒーター13への電力供給がなされない。定着ローラー11が温まっていても、主電源のOFF状態や省電力モードが長く続くと温度が低下してゆき、やがて、定着ローラー11の温度は、室温程度となる。
そして、主電源ONや、省電力モードから通常モードに復帰したときに、エンジン制御部7は、定着ローラー11をトナー像の定着に適した定着制御温度にまで熱する(定着ウォームアップ処理)。室温程度まで定着ローラー11の温度が低下しているとき、主電源ONや通常モードへの復帰時になされる各種処理のうち、定着ウォームアップ処理が、最も時間を要することが多い。そのため、定着ウォームアップ処理の時間を短くすれば、ファーストプリントタイムを短くできる。
そして、定着ローラー11から加圧ローラー12に逃げる(伝わる)熱を少なくすれば、定着ローラー11の温度が定着制御温度に到達するまでの時間を短くできる。そこで、エンジン制御部7は、調整機構8を制御し、定着圧を、第2設定値や第3設定値よりも定着圧が小さい第1設定値とする。これにより、定着ウォームアップ処理のとき、ニップ幅Wは狭くなる。そして、印刷のときよりも、定着ローラー11のうち加圧ローラー12と接する部分から奪われる熱は減り、定着ローラー11の温度を素早く上昇させることができる。
図6の最上段の図は、定着ウォームアップ処理時の加圧ローラー12と定着ローラー11の状態を示す図である。図6の最上段の図に示すように、エンジン制御部7は、定着ウォームアップ処理の間、定着ローラー11の熱が加圧ローラー12に奪われないようにするため、定着ウォームアップ処理中、定着圧を小さく、又は、0とし、定着ニップNのニップ幅Wを狭く、又は、0とする。
本実施形態の定着装置1では、エンジン制御部7は、定着ウォームアップ処理中、調整機構8を制御し、定着ローラー11と加圧ローラー12を非接触の状態とさせる。尚、必ずしも定着ローラー11と加圧ローラー12を非接触とする必要は無く、エンジン制御部7は、非接触ではなくても可能な限り定着圧が最小となるように調整機構8を制御する。
定着ローラー11の温度が上昇して定着制御温度に到達した後(定着ウォームアップ処理完了後)、省電力モードに移行する前の印刷ジョブでは、トナー像を用紙Pに定着できるほど加圧するために、定着圧を一定の大きさ以上とする必要がある。尚、印刷ジョブは、コピージョブやコンピューター200からのデータに基づくプリンターとしてのジョブなどである。
ここで、定着ウォームアップ処理が完了したとき、定着ローラー11の温度は定着制御温度に到達しているが、加圧ローラー12の温度は、定着ローラー11の温度よりも低いままである。そして、調整機構8が加圧ローラー12の回転軸12aを移動させ、定着圧を一定の大きさに戻したとき、加圧ローラー12は温まりきっておらず、定着ローラー11の熱が奪われ、定着不良が生ずる恐れがある。
そこで、エンジン制御部7は、定着ウォームアップ処理完了後、1ページ目(最初のページ)の印刷では、定着圧が第3設定値となるように、調整機構8に加圧ローラー12を移動させる。言い換えると、エンジン制御部7は、定着圧を第3設定値とした状態で、定着ニップNに定着ウォームアップ処理完了後、1ページ目の用紙Pを通過させる。第3設定値の定着圧は、加圧ローラー12が温まっているときの定着圧に対応し、仕様上予め定められた第2設定値の定着圧よりも高い。これにより、定着ウォームアップ処理完了後の1ページ目の用紙Pは、定着圧が第2設定値のときよりもニップ幅Wが広げられた定着ニップNを通過する。
尚、図6では、第2設定値の定着ニップNのニップ幅WをW0で図示している(図6の最下段の図を参照)。また、第3設定値の定着ニップNのニップ幅WをW1で図示している(図6の上から2段目の図を参照)。
定着ニップNのニップ幅Wを広げるので、用紙Pに対する圧力が通常時よりも高められるとともに、用紙Pの定着ニップNの通過時間が通常時よりも長くなる。その結果、多少、加圧ローラー12の影響によって定着ローラー11の温度が下がっても、用紙Pにトナー像を強固に定着させることができる。
しかし、定着圧が高ければ高いほど、定着モーター15の負荷や、定着ローラー11や加圧ローラー12を回転させるギアにかかる力が大きくなる。また、定着ニップNで用紙Pがつまったとき、用紙Pを除去しづらくなる。また、定着圧が大きいことにより、加圧ローラー12が変形したまま戻りにくくなることもある。
そこで、図6の上から3段目、及び、最下段の図に示すように、エンジン制御部7は、定着ウォームアップ処理完了後、2ページ目以降に、定着圧が第2設定値にとなるように、調整機構8に加圧ローラー12を移動させる。言い換えると、エンジン制御部7は、定着ウォームアップ処理完了後、2ページ目以降のいずれかのページであって、あらかじめ定められたページが定着ニップNに進入する前の紙間に、定着圧を予め定められた第2設定値に戻す。そして、定着圧を第2設定値に戻した状態で、定着ニップNにあらかじめ定められたページの用紙Pを通過させる。第2設定値は、好適として予め定められた仕様上の定着圧である。これにより、定着圧が高すぎることによる弊害が生じないようにする。
具体的に、本実施形態の定着装置1では、エンジン制御部7は、定着装置1が用紙Pを通過するごとに、調整機構8に定着圧を段階的に下げさせる。そして、エンジン制御部7は、定着ウォームアップ処理完了後、(n−1)ページ目の用紙Pが定着ニップNを通過してから予め定められたページであるnページ目の用紙Pが定着ニップNに進入する前に、定着圧が第2設定値となるように調整機構8に定着圧を調整させる。このように、定着圧を紙間で第2設定値にまで段階的に下げていく。図6に示すように、第2設定値の定着ニップNのニップ幅WはW1→Wa→W0の順に、次第に狭くなっていく。これにより、定着ウォームアップ処理完了後の2ページ目以降の用紙Pで、加圧ローラー12に定着ローラー11の熱が奪われることによる定着不良の発生を防ぐことができる。
予め定められたページ数は、加圧ローラー12の温度上昇の度合いを勘案し、適宜定めることができる。本実施形態の定着装置1では、予め定められたページ数は、3〜10枚程度とすることができる。大きな用紙サイズの用紙Pでは、定着ニップNの通過時間が長くなるので、予め定められたページ数は、印刷に用いる用紙Pのサイズに応じて定めてもよい。この場合、用紙サイズが大きいほど予め定められたページ数を少なくし、用紙サイズが小さいほど、予め定められたページ数を多くする。
尚、本実施形態では、紙間で定着圧を変化させる例を説明するが、用紙Pが定着ニップNを通過している間に定着圧を変化させてもよい。
ここで、用紙搬送速度は決まっており、給紙部4aから定着ニップNまでの距離は決まっている。そのため、エンジン制御部7は、給紙開始からの時間を計時するなどにより、用紙Pの定着ニップNへの進入開始時点や、用紙Pが定着ニップNを通過しきる時点を認識できる。尚、定着圧を変化させるときには、給紙部4aからの給紙、画像形成及び転写を通常よりも遅い時点で開始し、紙間を広げるようにしてもよい。
そして、定着圧が第2設定値に到達すると、エンジン制御部7は、少なくとも通常モードの間、調整機構8に定着圧を第2設定値で維持させ、定着ニップNのニップ幅Wを通常のニップ幅Wで維持させる。
(定着圧の調整の流れ)
次に、図7を用いて、実施形態に係る定着装置1での定着圧の調整の流れを説明する。図7は、定着圧の調整の流れを示すフローチャートである。
まず、図7のスタートは、主電源がONされたときや、省電力モードから通常モードに復帰したときであって、定着ウォームアップ処理を開始する時点である。
まず、エンジン制御部7は、温度センサー14の出力に基づき、定着ローラー11の温度が定着制御温度以上であるか否かを確認する(ステップ♯1)。リセット的に、複合機100の主電源のOFFとONがなされる場合もあるためである。
もし、定着ローラー11の温度が定着制御温度以上であれば(ステップ♯1のYes)、定着ローラー11や加圧ローラー12は十分に温まっていると見なせるので、エンジン制御部7は、調整機構8に定着圧を第2設定値に調整させる(ステップ♯2)。そして、エンジン制御部7は、省電力モードへの移行条件が満たされたか否かを確認する(ステップ♯3)。もし、省電力モードへの移行条件が満たされたとき(ステップ♯3のYes)、定着装置1のような複合機100の予め定められた部分への電力供給が停止され、省電力モードとなり、本フローは終了する(エンド)。一方、省電力モードの移行条件が満たされていないとき(ステップ♯3のNo)、フローはステップ♯2に戻る。
一方、定着ローラー11の温度が定着制御温度未満であれば(ステップ♯1のNo)、エンジン制御部7は、定着ウォームアップ処理を開始する(ステップ♯4)。エンジン制御部7は、定着ウォームアップ処理の開始に伴い、ヒーター13への電力供給を開始させ、定着モーター15を回転させ、定着ローラー11や加圧ローラー12を回転させる。
定着ウォームアップ処理の開始に伴い、エンジン制御部7は、調整機構8を制御し、定着圧を第1設定値とする(ステップ♯5。図6の最上段の図)。
そして、エンジン制御部7は、定着ローラー11の温度が定着制御温度以上となったか否かを確認する(ステップ♯6)。エンジン制御部7は、定着ローラー11の温度が定着制御温度となるまで確認を続ける(ステップ♯6のNo→ステップ♯6)。定着ローラー11の温度が定着制御温度以上となれば(ステップ♯6のYes)、エンジン制御部7は、ヒーター13への通電を停止させ、定着モーター15を停止させ、温度維持制御を開始する(ステップ♯7)。
そして、エンジン制御部7は、定着装置1の定着ニップNを通過させようとする用紙Pがあるかを確認する(ステップ♯8)。言い換えると、エンジン制御部7は、実行すべき印刷ジョブあるか否かを確認する。
定着ニップNを通過させようとする用紙Pがなければ(ステップ♯8のNo)、エンジン制御部7は、省電力モードへの移行条件が満たされたか否かを確認する(ステップ♯9)。もし、省電力モードへの移行条件が満たされたとき(ステップ♯9のYes)、定着装置1のような複合機100の予め定められた部分への電力供給が停止され、省電力モードとなり、本フローは終了する(エンド)。一方、省電力モードの移行条件が満たされていないとき(ステップ♯9のNo)、フローはステップ♯8に戻る。
一方、印刷ジョブのため、定着ニップNに用紙Pを通過させようとしているとき(ステップ♯8のYes)、エンジン制御部7は、定着ニップNに通過させようとする用紙Pが定着ウォームアップ処理完了後、定着ニップNを通過させる1ページ目の用紙Pであるか否かを確認する(ステップ♯10)。
1ページ目の用紙Pであれば(ステップ♯10のYes)、エンジン制御部7は、調整機構8を制御し、1ページ目の用紙Pが定着ニップNを通過し始める前に、定着圧を第3設定値とする(ステップ♯11)。その結果、1ページ目の用紙Pは、定着圧が第3設定値の定着ニップNを通過する。そして、フローはステップ♯8に戻る。
一方、1ページ目の用紙Pでなければ(ステップ♯10のNo)、定着ニップNを通過させようとする用紙Pが、定着ウォームアップ処理の完了後、予め定められたページ数以上であるか否かを確認する(ステップ♯12)
定着ニップNを通過させようとする用紙Pが定着ウォームアップ処理完了後から数えて予め定められたページ数以上のページであれば(ステップ♯12のYes)、エンジン制御部7は、調整機構8を制御し、その用紙Pが定着ニップNを通過し始める前から定着圧を第2設定値とさせる(ステップ♯13)。予め定められたページ数を超えるページでは、エンジン制御部7は、調整機構8に定着圧を第2設定値で維持させる。そして、フローは、ステップ♯8に戻る。
一方、定着ニップNを通過させようとする用紙Pが定着ウォームアップ処理完了後から数えて予め定められたページ数未満のページであれば(ステップ♯12のNo)、エンジン制御部7は、前の用紙Pが定着ニップNを通過した後、その用紙Pが定着ニップNを通過し始める前に、調整機構8に定着圧を1段階弱めさせる(ステップ♯14)。このステップ♯13での定着圧は、第2設定値よりも大きく、前の用紙Pの定着ニップNの通過時の定着圧よりも大きい。そして、フローは、ステップ♯8に戻る。
(変形例)
次に、図8を用いて、変形例を説明する。図8は、変形例での定着圧の調整の流れを説明するための図である。
上記の実施形態では、定着圧を第3設定値とした後、段階的に定着圧を下げる例を説明した。具体的には、定着ウォームアップ処理の完了後、定着圧を第2設定値に戻すのは、3ページ目以降の何れかの用紙Pを定着ニップNに通過させようとするときとした。
本変形例では、定着ウォームアップ処理の完了後、定着圧を第3設定値とした状態で定着ニップNに1ページ目の用紙Pを通過させる点は、上記の実施形態と同様である。一方で、本変形例では、定着圧を第2設定値とした状態で定着ニップNに2ページ目の用紙Pを通過させる点が異なる。言い換えると、エンジン制御部7は、第3設定値から第2設定値まで複数段階かけて定着圧を調整させず、1ページ目の用紙Pが定着ニップNを通過し、2ページ目の用紙Pが進入する前に、調整機構8に定着圧を第2設定値になるように制御する。
具体的に、図8を用いて説明する。図8の最上段の図は、定着ウォームアップ処理のときの定着装置1の状態を示す図である。この状態は、上記の実施形態と同様である。
また、図8の中段の図は、定着圧が第3設定値であるときの定着装置1の状態を示す図である。図8中段の図の状態は、定着ウォームアップ処理完了後、定着圧を第3設定値とした状態を示し、上記の実施形態と同様である。
そして、図8の最下段の図は、定着ウォームアップ処理完了後、1ページ目の用紙通過後、2ページ目の用紙通過前に、エンジン制御部7が調整機構8に定着圧が第2設定値になるように制御した状態(定着圧を第2設定値に戻させた状態)を示している。このように、第3設定値から複数枚かけて段階的に定着圧を第2設定値に戻すのではなく、第3設定値の後、1ページ目で定着圧を第2設定値に戻しても良い。
尚、定着圧の調整の流れについては、図6のフローチャートのうち、ステップ♯12とステップ♯14を除き、図6の内容、説明が本変形例そのまま適用できる。
このようにして、本願に係る定着装置1は、通電により発熱するヒーター13と、ヒーター13の熱を受けて熱せられる定着回転体(定着ローラー11)と、定着回転体に圧接し、トナー像が転写された用紙Pを通過させて定着するための定着ニップNを形成する加圧回転体(加圧ローラー12)と、定着ニップNでの定着回転体と加圧回転体が接する圧力である定着圧を調整し、定着ニップNのニップ幅Wを調整する調整機構8と、定着回転体の温度を検知するための温度検知体(温度センサー14)と、温度検知体の出力に基づき、定着回転体の温度を認識し、定着装置1を制御する制御部(エンジン制御部7)と、を含み、制御部(エンジン制御部7)は、調整機構8を制御し、ヒーター13に通電して定着回転体の温度をトナー像の定着に適した定着制御温度にまで上昇させる定着ウォームアップ処理中では、定着圧を予め定められた第1設定値とし、定着圧を予め定められた第3設定値とした状態で、定着ニップNに定着ウォームアップ処理完了後の最初の用紙Pを通過させ、定着ウォームアップ処理完了後、予め定められたページ数の用紙が定着ニップを通過するまでに(2ページ目以降に)、定着圧を予め定められた第2設定値になるように制御し、定着圧は、第3設定値が最も大きく、次いで第2設定値が大きく、第1設定値が最も小さくする。
これにより、定着ウォームアップ処理中では、定着圧は抑えられ、定着ニップNの幅(用紙搬送方向での幅)は狭くされ、定着回転体(定着ローラー11)と加圧回転体(加圧ローラー12)の接触面積が狭くなる。従って、定着回転体の熱を加圧回転体に奪われ難くすることができ、定着回転体の温度を速やかに定着制御温度にまで到達させることができる。そして、ファーストプリントタイムを従来よりも短くすることができる。
又、定着ウォームアップ処理完了後、1ページ目の印刷では、定着圧を第3設定値にまで高め、通常よりもニップ幅Wを広げるので、トナー像を加熱する時間を通常よりも長くするとともに、定着圧を通常よりも大きくする。これにより、定着ウォームアップ処理完了後に最初に定着ニップNを通過させる用紙Pでの定着不良の発生を防ぐことができる。
更に、定着ウォームアップ処理完了後、予め定められたページ数の用紙が定着ニップを通過するまでに(2ページ目以降に)、一旦大きくされた定着圧は、通常の定着圧のレベル(第2設定値)に戻される。これにより、定着圧を通常に戻すことで、第3設定値のときよりも定着回転体(定着ローラー11)や加圧回転体(加圧ローラー12)の回転に要するトルク、負荷を減らし、定着装置1内の駆動に関する部分や、定着回転体自体や加圧回転体自体が傷むことを防ぐことができる。また、定着圧が高い状態で維持せず、用紙Pが定着ニップNを通過しやすいようにする。
又、予め定められたページは、3ページ目以降の何れかのページであり、制御部(エンジン制御部7)は、定着ウォームアップ処理完了後、予め定められたページが定着ニップNに進入する前に定着圧を予め定められた第2設定値になるように制御し、用紙Pが定着ニップNを通過するごとに、定着圧を第3設定値から次第に小さくさせるようにしてもよい。これにより、2ページ目以降でも加圧回転体(加圧ローラー12)に定着回転体(定着ローラー11)の熱が奪われることによる定着不良の発生を防ぐことができる。このように、定着ウォームアップ処理の完了後の2ページ目以降でも良好に定着がなされるように、定着回転体から熱を受ける加圧回転体の昇温のしやすさを考慮しつつ、定着圧を通常に戻すことができる。
又、制御部(エンジン制御部7)は、1ページ目の用紙Pが定着ニップNを通過した後、2ページ目の用紙Pが定着ニップNに進入する前に、定着圧が第2設定値になるように調整機構8を制御するようにしてもよい。これにより、定着不良が生じないようにしつつ、定着装置1での定着を速やかに通常の状態に戻すことができる。また、定着圧を大きくしていることによるデメリットを最低限度に抑えることができる。
又、制御部(エンジン制御部7)は、第1設定値のとき、調整機構8に定着回転体(定着ローラー11)と加圧回転体(加圧ローラー12)を接しない状態とさせる。これにより、定着ウォームアップ処理では、接触による加圧回転体から定着回転体への熱の移動はない。従って、高速に定着回転体を温め、定着回転体の温度を高速に定着制御温度にまで高めることができる。
又、画像形成装置(複合機100)は、上記の定着装置1を含む。従って、定着ウォームアップ処理に要する時間が短く、ファーストプリントタイムが短い画像形成装置を提供することができる。また、定着ウォームアップ処理後、1ページ目の用紙Pからずっと、定着不良の無い画像形成装置を提供することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、定着装置1と、定着装置1を含む画像形成装置に利用可能である。
複合機100(画像形成装置)
1 定着装置
11 定着ローラー(定着回転体)
12 加圧ローラー(加圧回転体)
13 ヒーター
14 温度センサー(温度検知体)
7 エンジン制御部(制御部)
8 調整機構
N 定着ニップ
W(W1、W0、Wa) ニップ幅

Claims (5)

  1. 通電により発熱するヒーターと、
    前記ヒーターの熱を受けて熱せられる定着回転体と、
    前記定着回転体に圧接し、トナー像が転写された用紙を通過させて定着するための定着ニップを形成する加圧回転体と、
    前記定着ニップでの前記定着回転体と前記加圧回転体が接する圧力である定着圧を調整し、前記定着ニップのニップ幅を調整する調整機構と、
    前記定着回転体の温度を検知するための温度検知体と、
    前記温度検知体の出力に基づき、前記定着回転体の温度を認識し、定着装置を制御する制御部と、を含み、
    前記制御部は、前記調整機構を制御し、
    前記ヒーターに通電して前記定着回転体の温度をトナー像の定着に適した定着制御温度にまで上昇させる定着ウォームアップ処理中では、前記定着圧を予め定められた第1設定値とし、
    前記定着圧を予め定められた第3設定値とした状態で、前記定着ニップに前記定着ウォームアップ処理完了後の最初の用紙を通過させ、
    前記定着ウォームアップ処理完了後、予め定められたページ数の用紙が前記定着ニップを通過するまでに、前記定着圧を予め定められた第2設定値になるように制御し、
    前記定着圧は、前記第3設定値が最も大きく、次いで前記第2設定値が大きく、前記第1設定値が最も小さいことを特徴とする定着装置。
  2. 前記予め定められたページは、3ページ目以降の何れかのページであり、
    前記制御部は、前記定着ウォームアップ処理完了後、予め定められたページが前記定着ニップに進入する前に前記定着圧を予め定められた第2設定値になるように制御し、用紙が前記定着ニップを通過するごとに、前記定着圧を前記第3設定値から次第に小さくさせることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記制御部は、1ページ目の用紙が前記定着ニップを通過した後、2ページ目の用紙が前記定着ニップに進入する前に、前記定着圧が前記第2設定値になるように前記調整機構を制御することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  4. 前記制御部は、前記第1設定値のとき、前記調整機構に前記定着回転体と前記加圧回転体を接しない状態とさせることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の定着装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の定着装置を含むことを特徴とする画像形成装置。
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