JP2017161838A - 定着装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

定着装置、及び、画像形成装置 Download PDF

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大照 氏家
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崇 酒巻
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哲平 川田
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Abstract

【課題】ニップ部における記録媒体の搬送速度を、狙いの値や範囲に、精度良く安定的に維持変することができる、定着装置、及び、画像形成装置を提供する。【解決手段】加圧ローラ31(加圧回転体)が従動回転するように定着ベルト21(定着回転体)を回転駆動する駆動モータ61(駆動手段)と、駆動モータ61によって従動回転される加圧ローラ31の回転数を検知する回転数検知手段51〜55と、が設けられている。そして、回転数検知手段51〜55によって検知される回転数が所定の値又は範囲内になるように、駆動モータ61によって回転駆動される定着ベルト21(定着補助ローラ22)の回転数を可変している。【選択図】図2

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、そこに設置される定着装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置における定着装置において、ニップ部における線速度が変化することによって生じる不具合を軽減するために、駆動手段によって回転駆動される定着ローラや加圧ローラの回転数を可変制御する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
詳しくは、定着装置は、定着ローラや定着ベルトなどの定着回転体に加圧ローラなどの加圧回転体が圧接していて、記録媒体が搬送されるニップ部(定着ニップ)が形成されている。そして、ニップ部に搬送された記録媒体上のトナー像が、定着回転体から受ける熱と、ニップ部の圧力と、によって、記録媒体上に定着されることになる。
一方、特許文献1には、駆動手段によって直接的に回転駆動される加圧ローラの外周面に対向するように線速度検知手段を設置して、線速度検知手段によって検知される線速度が一定になるように、駆動手段を制御して加圧ローラの回転数を可変する技術が開示されている。
また、特許文献2には、定着ローラ(定着補助ローラ)が熱膨張してもニップ部における線速度が変化しないように、定着ローラの芯金の温度を検知して、その検知結果に基いて定着ローラの回転数を可変する技術が開示されている。
従来の定着装置は、連続通紙時などに、熱膨張による定着回転体や加圧回転体の外径の変化などによって、ニップ部における記録媒体の搬送速度が狙いの値や範囲から変化してしまって、定着画像不良が生じてしまったり、用紙折れなどの搬送不良が生じてしまったりしていた。
これに対して、上述したように、特許文献1、2では、駆動手段によって回転駆動される加圧ローラの線速度を検知したり、定着ローラの芯金の温度を検知したりして、それらの検知結果に基いて、駆動手段によって回転駆動される加圧ローラや定着ローラの回転数を可変しているため、そのような不具合が軽減される効果がある程度期待できる。しかし、そのような制御では、ニップ部における記録媒体の搬送速度を、狙いの値に、精度良く安定的に維持することができない可能性があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ニップ部における記録媒体の搬送速度を、狙いの値や範囲に、精度良く安定的に維持変することができる、定着装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明における定着装置は、トナー像を加熱して記録媒体上に定着する定着回転体と、前記定着回転体に圧接することで記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、前記加圧回転体又は前記定着回転体が従動回転するように、前記定着回転体又は前記加圧回転体を回転駆動する駆動手段と、前記駆動手段によって従動回転される前記加圧回転体又は前記定着回転体の回転数を検知する回転数検知手段と、を備え、前記回転数検知手段によって検知される回転数が所定の値又は範囲内になるように、前記駆動手段によって回転駆動される前記定着回転体又は前記加圧回転体の回転数を可変するものである。
本発明によれば、ニップ部における記録媒体の搬送速度を、狙いの値や範囲に、精度良く安定的に維持変することができる、定着装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 定着装置を示す構成図である。 定着装置の要部を示す斜視図である。 従来の定着装置における、連続通紙時間と、ニップ部における記録媒体の搬送速度と、の関係を示すグラフである。 変形例としての、定着装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2における定着装置を示す構成図である。 図6の定着装置の要部を示す斜視図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図4にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、3は原稿Dを原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、6は搬送ローラ、7は用紙等の記録媒体Pが収容される給紙部、9は記録媒体Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ(タイミングローラ)、11Y、11M、11C、11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される感光体ドラム、12は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上を帯電する帯電部、13は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成される静電潜像を現像する現像部、14は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成されたトナー像を記録媒体P上に重ねて転写する1次転写バイアスローラ、15は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の未転写トナーを回収するクリーニング部、を示す。
また、16は中間転写ベルト17を清掃する中間転写ベルトクリーニング部、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像を記録媒体P上に転写するための2次転写バイアスローラ、19は2次転写工程後の記録媒体Pを定着装置20に向けて搬送する搬送ベルト、20は記録媒体P上のトナー像(未定着画像)を定着するベルト方式の定着装置、80は両面プリントをおこなうときにオモテ面へのプリントが終了した記録媒体Pを画像形成部に向けて搬送する両面搬送部、を示す。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス5上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス5上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス5上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部2に送信される。そして、書込み部2からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応する感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKは、それぞれ、図1の反時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、帯電部12との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部2において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目の感光体ドラム11Yの表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11Yの回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部12にて帯電された後の感光体ドラム11Y上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目の感光体ドラム11Mの表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から3番目の感光体ドラム11Cの表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目の感光体ドラム11BKの表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれ、現像部13との対向位置に達する。そして、各現像部13から感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写バイアスローラ14が設置されている。そして、1次転写バイアスローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
そして、転写工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれ、クリーニング部15との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、除電部を通過して、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKにおける一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の各色のトナーが重ねて転写(担持)された中間転写ベルト17は、図中の時計方向に走行して、2次転写バイアスローラ18との対向位置に達する。そして、2次転写バイアスローラ18との対向位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上に担持されたカラーのトナー像が転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部16の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部16に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
ここで、中間転写ベルト17と2次転写バイアスローラ18との間(2次転写ニップである。)に搬送される記録媒体Pは、給紙部7からレジストローラ9等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体Pは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、搬送ベルト19によって定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ベルトと加圧ローラとのニップ部にて、カラー画像(トナー)が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、搬送ローラ6で搬送された後に、排紙ローラによって装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置本体1に設置される定着装置20の構成・動作について詳述する。
図2に示すように、本実施の形態1における定着装置20は、加熱手段としての誘導加熱部25(磁束発生部)、定着回転体としての定着ベルト21、加熱ローラ23、定着補助ローラ22、加圧回転体としての加圧ローラ31、加圧ローラ31の回転数を検知する回転数検知手段51〜55、温度センサ40、45、等で構成される。
ここで、定着ベルト21は、PI(ポリイミド)等の樹脂材料からなるベース層上に、弾性層、離型層が順次積層された多層構造の無端状ベルトである。定着ベルト21の弾性層は、層厚が100〜1000μm程度であって、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料で形成されている。定着ベルト21の離型層は、層厚が5〜20μm程度であって、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等で形成されている。定着ベルト21の表層に離型層を設けることにより、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保されることになる。定着ベルト21は、2つのローラ部材(定着補助ローラ22と加熱ローラ23とである。)に張架・支持されて、図2中の矢印方向に走行する。
定着補助ローラ22は、ステンレス鋼等からなる芯金22a上に、層厚が15mm程度の発泡シリコーンゴムからなる弾性層22b(アスカーC硬度が25〜50程度のものである。)が形成されたローラ部材であって、加圧回転体としての加圧ローラ31に定着ベルト21を介して圧接してニップ部を形成する。弾性層22bを発泡材料で形成することで、ニップ部におけるニップ幅(ニップ量)を比較的大きく設定できるとともに、定着ベルト21の熱が定着補助ローラ22に移行しにくくなる。定着補助ローラ22は、その軸部が、駆動手段としての駆動モータ61に連結されていて、図2中の時計方向に回転駆動される。
なお、本実施の形態1では、弾性層22bの材料として発泡シリコーンゴムを用いたが、弾性層22bの材料としてフッ素ゴム、シリコーンゴム等を用いることもできる。
また、定着補助ローラ22(定着ベルト21)を回転駆動する駆動モータ61は、回転数可変型のモータであって、加圧ローラ31の回転数を検知する回転数検知手段51〜55の検知結果に基いて、定着補助ローラ22(定着ベルト21)の回転数を可変するように制御部60によって制御されるが、これについては後で詳しく説明する。
加熱ローラ23は、鉄、ニッケル系の整磁合金で形成された中空構造のローラ部材であって、図2の時計方向に回転する。そして、加熱ローラ23は、誘導加熱部25から発せられる磁束によって電磁誘導加熱される。そして、電磁誘導加熱された加熱ローラ23によって、加熱ローラ23における張架位置で、定着ベルト21が加熱されることになる(熱が伝えられることになる)。そして、加熱された定着ベルト21によって、ニップ部の位置で、記録媒体P上のトナー像(トナーT)が加熱・溶融されて、記録媒体P上に定着されることになる。
なお、加熱ローラ23に効率的に磁束を透過させるために、加熱ローラ23の内部に、フェライト等の強磁性体からなる磁束調整板(内部コア)を非回転で固設することもできる。
加熱手段としての誘導加熱部25は、コイル部(励磁コイル)、コア部(励磁コイルコア)、コイルガイド、等で構成されていて、定着ベルト21を介して加熱ローラ23の外周面に対向するように配設されている。
コイル部は、定着ベルト21を介して加熱ローラ23の外周の一部を覆うように配設されたコイルガイド上に細線を束ねたリッツ線を巻回して幅方向(図2の紙面垂直方向である。)に延設したものである。コイルガイドは、耐熱性の高い樹脂材料等からなり、コイル部を保持する。コア部は、フェライト等の強磁性体(比透磁率が1000〜3000程度である。)からなり、加熱ローラ23に向けて効率のよい磁束を形成するためにセンターコアやサイドコアが設けられている。コア部は、幅方向に延設されたコイル部に対向するように設置されている。
ここで、誘導加熱部25(加熱手段)の出力制御は、定着ベルト21表面に非接触で対向する第1温度センサ40(サーモパイル等である。)によるベルト表面温度の検知結果に基いておこなわれる。すなわち、誘導加熱部25の出力制御によって、定着ベルト21の温度(定着温度)が所望の温度(目標制御温度)に調整制御されることになる。
また、加圧回転体としての加圧ローラ31は、主として、芯金32と、芯金32の外周面に接着層を介して形成された弾性層33(層厚が3mm程度のものである。)と、からなる。加圧ローラ31の弾性層33は、フッ素ゴム、シリコーンゴム等のソリッドゴム材料で形成されている。加圧ローラ31(加圧回転体)は、加圧機構によって図2の上方に付勢されて、定着ベルト21(定着回転体)に圧接することで記録媒体Pが搬送されるニップ部を形成するものである。
また、本実施の形態1では、定着ベルト21がニップ部の位置で加圧ローラ31に熱を奪われにくくするために、加圧ローラ31を加熱するヒータ34が加圧ローラ31に内設されている。このヒータ34は、加圧ローラ31の表面温度を検知する第2温度センサ45(サーモパイル等である。)の検知結果に基いて、オン・オフ制御される。
なお、オイル塗布ローラ35を設けずに、加圧ローラ31の弾性層33の表層にPFA等からなる薄肉の離型層を設けることもできる。
また、本実施の形態1では、加圧ローラ31の回転数を検知する回転数検知手段51〜55が設置されているが、これについては後で詳しく説明する。
また、定着ベルト21と加圧ローラ31との当接部(ニップ部である。)の入口側と出口側には、それぞれ、記録媒体Pの搬送を案内するガイド板38が配設されている。ガイド板38は、定着装置20の側板に固設されている。
また、定着ベルト21の外周面に対向する位置であって、ニップ部の出口側近傍には、分離板が配設されている。分離板は、定着工程後の記録媒体Pが定着ベルト21の走行に沿って定着ベルト21に巻き付いてしまう不具合を抑止する。
このように構成された定着装置20は、次のように動作する。
駆動モータ61(駆動手段)によって定着補助ローラ22が回転駆動されると、定着補助ローラ22とともに定着ベルト21も図2の時計方向に回転駆動されて、加熱ローラ23も図2の時計方向に回転する。さらに、このように駆動モータ61(駆動手段)によって定着補助ローラ22(定着ベルト21)が回転駆動されると、ニップ部における摩擦抵抗によって、加圧ローラ31も反時計方向に従動回転する。
そして、定着ベルト21は、誘導加熱部25との対向位置(加熱ローラ23の張架位置)で加熱される。詳しくは、電源部66から誘導加熱部25(コイル部)に10kHz〜1MHz(好ましくは、20kHz〜800kHzである。)の高周波交番電流を流すことで、加熱ローラ23に磁力線が双方向に交互に切り替わるように形成される。このように交番磁界が形成されることで、加熱ローラ23の表面に渦電流が生じて、加熱ローラ23の電気抵抗によってジュール熱が発生して、加熱ローラ23が加熱(電磁誘導加熱)される。そして、定着ベルト21は、発熱した加熱ローラ23から熱を受けて加熱される。
その後、加熱ローラ23によって加熱された定着ベルト21表面は、加圧ローラ31との当接部(ニップ部)に達する。そして、ニップ部に搬送される記録媒体P上のトナー像(トナーT)を加熱して溶融する。ニップ部を通過した定着ベルト21表面は、その後に再び誘導加熱部25との対向位置に達する。
一方、未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、図2の矢印Y10方向に搬送されて、圧接状態にある定着ベルト21及び加圧ローラ31のニップ部に送入される。そして、定着ベルト21による加熱と、定着ベルト21(定着補助ローラ22)及び加圧ローラ31の押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、回転する定着ベルト21及び加圧ローラ31によってそのニップ部から送出された記録媒体Pは、分離板によって分離されて、矢印Y11方向に搬送される。
このような一連の動作が連続的に繰り返されて、画像形成プロセスにおける定着工程が完了する。
以下、本実施の形態1における定着装置20の、特徴的な構成・動作について説明する。
先に図2を用いて説明したように、本実施の形態1における定着装置20には、加圧ローラ31(加圧回転体)が従動回転するように、定着ベルト21(定着回転体)を回転駆動する駆動手段としての駆動モータ61が設置されている。詳しくは、駆動モータ61(駆動手段)は、定着ベルト21を定着補助ローラ22とともに回転駆動するとともに、加圧ローラ31を従動回転するものである。
なお、この駆動モータ61は、制御部60による制御によって定着補助ローラ22(定着ベルト21)の回転数を任意の値に増減できるように構成された回転数可変型のモータである。
ここで、図2及び図3を参照して、本実施の形態1における定着装置20には、駆動モータ61(駆動手段)によって従動回転される加圧ローラ31(加圧回転体)の回転数を検知する回転数検知手段51〜55が設けられている。
そして、制御部60による駆動モータ61の制御によって、回転数検知手段51〜55によって検知される加圧ローラ31の回転数が所定の値(又は、所定の範囲内)になるように、駆動モータ61によって回転駆動される定着補助ローラ22(定着ベルト21)の回転数を可変している。
具体的に、本実施の形態では、回転数検知手段51〜55によって検知された加圧ローラ31の回転数が所定の値よりも大きくなった場合に、定着補助ローラ22の熱膨張などによって定着ベルト21の走行速度が高まるとともに、従動回転する加圧ローラ31の回転数が高まって、ニップ部における記録媒体Pの搬送速度が狙いの値よりも高くなるものとして、制御部60による駆動モータ61の制御によって、定着補助ローラ22(定着ベルト21)の回転数が減速される。
これに対して、回転数検知手段51〜55によって検知された加圧ローラ31の回転数が所定の値よりも小さくなった場合には、定着補助ローラ22の熱収縮などによって定着ベルト21の走行速度が低下するとともに、従動回転する加圧ローラ31の回転数が低下して、ニップ部における記録媒体Pの搬送速度が狙いの値よりも低くなるものとして、制御部60による駆動モータ61の制御によって、定着補助ローラ22(定着ベルト21)の回転数が増速される。
このような制御をおこなうことにより、熱膨張(又は、熱収縮)による定着補助ローラ22や定着ベルト21などの外径の変化などによって、ニップ部における記録媒体Pの搬送速度が狙いの値や範囲から増減してしまって、定着画像不良が生じてしまったり、用紙折れなどの搬送不良が生じてしまったりする不具合が確実に軽減されることになる。
特に、図4に示すように、従来の定着装置を用いて連続通紙をおこなう場合には、連続通紙時間(又は、連続通紙枚数)が増加するのにともない、定着補助ローラ22や定着ベルト21が熱膨張する度合いも大きくなって、ニップ部における記録媒体Pの搬送速度(ニップ部における線速度)が徐々に大きくなってしまうため、このような制御をおこなうことが有用になる。
また、本実施の形態1における定着装置20は、電磁誘導方式(IH方式)のものであって、熱ヒータ方式などの他の方式のものに比べて、温度の立ち上がりが早く(昇温特性が高く)、定着補助ローラ22や定着ベルト21が熱膨張するスピードが無視できないため、このような制御をおこなうことが有用になる。
また、本実施の形態1における定着装置20は、定着回転体として定着ベルト21を用いたベルト方式のものであって、定着回転体として定着ローラを用いたローラ方式のものに比べて、定着回転体の熱容量が小さく、装置の昇温特性が高いため、このような制御をおこなうことが有用になる。
そして、本実施の形態では、駆動モータ61(駆動手段)によって直接的に駆動される定着補助ローラ22や定着ベルト21の外周面の線速度を検知して定着補助ローラ22(定着ベルト21)の回転数を調整制御するのではなくて、駆動モータ61によって従動回転(ニップ部を介して間接的に駆動)される加圧ローラ31の回転数を検知して定着補助ローラ22(定着ベルト21)の回転数を調整制御しているため、ニップ部における記録媒体Pの搬送速度を、狙いの値に、精度良く安定的に維持することができる。
これは、記録媒体Pはニップ部において摩擦抵抗を受けながら搬送されるものであるため、その搬送速度は、定着補助ローラ22や定着ベルト21の外周面の線速度に対して正確に一致するものではなくて、加圧ローラ31の回転数に対してほぼ正確に比例するものであるためである。すなわち、特許文献1のものと同じように、定着補助ローラ22や定着ベルト21の線速度に基いて定着補助ローラ22(定着ベルト21)の回転数を調整制御する場合には、ニップ部における記録媒体Pの搬送速度を狙いの値にそれほど精度良く安定的に維持できないことになる。
また、特許文献2のもののように、定着補助ローラ22の芯金22aの温度を検知して、その検知結果に基いて、定着補助ローラ22の熱膨張の度合いを予測して、定着補助ローラ22(定着ベルト21)の回転数を調整制御する場合も、定着補助ローラ22の芯金22aの温度が、ニップ部における記録媒体Pの搬送速度に対して正確に比例するものではないため、ニップ部における記録媒体Pの搬送速度を狙いの値にそれほど精度良く安定的に維持できないことになる。
ここで、図2及び図3を参照して、本実施の形態において、加圧ローラ31の回転数を検知する回転数検知手段は、加圧ローラ31の回転軸方向の端部に設置されていて、第1ギア51(第1回転伝達部材)、第2ギア52(第2回転伝達部材)、スリットエンコーダ54(被検知板)、フォトセンサ55、等で構成されている。
第1ギア51は、駆動モータ61(駆動手段)によって従動回転される加圧ローラ31の回転軸(芯金32)上に設置されていて、加圧ローラ31とともに図2の反時計方向に回転する平歯車である。
第2ギア52は、第1ギア51に噛合して、第1ギア51から駆動が伝達されて図2の時計方向に回転する平歯車である。第2ギア52を保持して第2ギア52とともに回転する回転軸53は、付勢手段によってギア同士が噛合する方向に付勢されている。
スリットエンコーダ54は、第2ギア52の回転軸53上に設置されていて、第2ギア52とともに図2の時計方向に回転する。スリットエンコーダ54は、略円盤状の部材であって、その表面には回転軸53を中心に放射状に複数のスリットが回転方向に等間隔に形成されている。
フォトセンサ55は、発光素子と受光素子とを有する公知の透過型フォトセンサであって、スリットエンコーダ54を検知するために非回転で設置されている。フォトセンサ55は、スリットエンコーダ54のスリットの有無を検知して、その信号のオン・オフが切り替わる時間の変化からスリットエンコーダ54(第2ギア52)の回転数の変化を検出する。フォトセンサ55は、スリットエンコーダ54を挟むように配置されている。
このように構成された回転数検知手段51〜55によって、フォトセンサ55で検知されるスリットエンコーダ54(第2ギア52)の回転数の変化から、加圧ローラ31の回転数の変化が間接的に求められることになる。すなわち、フォトセンサ55とスリットエンコーダ54とが第2ギア52の回転(回転数)を検知する検知手段として機能して、加圧ローラ31の回転数が間接的に求められることになる。
このように、本実施の形態では、回転数検知手段51〜55が加圧ローラ31の端部において充分に離れた位置に設置されていて、加圧ローラ31の回転数を直接的に検知するのではなくて、加圧ローラ31の回転数を間接的に検知するように構成している。そのため、回転数検知手段51〜55が加圧ローラ31の熱の影響を受けにくく、回転数検知手段51〜55が熱により誤検知したり熱劣化したりする不具合を軽減することができる。さらには、回転数検知手段51〜55の組付け性やメンテナンス性を向上させることができる。
なお、図5を参照して、本実施の形態1において、スリットエンコーダ54の代わりに磁気エンコーダ56を用いるとともに、フォトセンサ55の代わりに磁気センサ57を用いることもできる。
磁気エンコーダ56と磁気センサ57とは、公知のものと同様に、磁気エンコーダ56の内部に回転軸53を中心に放射状に交互に形成されたS極とN極とを、磁気エンコーダ56に対向する磁気センサ57によって検知するものである。そして、磁気センサ57の信号のオン・オフが切り替わる時間の変化から磁気エンコーダ56(第2ギア52)の回転数の変化を検出して、加圧ローラ31の回転数を間接的に求めることになる。
このような場合であっても、先に説明したものと同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施の形態1における定着装置20(画像形成装置1)は、加圧ローラ31(加圧回転体)が従動回転するように定着ベルト21(定着回転体)を回転駆動する駆動モータ61(駆動手段)と、駆動モータ61によって従動回転される加圧ローラ31の回転数を検知する回転数検知手段51〜55と、が設けられている。そして、回転数検知手段51〜55によって検知される回転数が所定の値又は範囲内になるように、駆動モータ61によって回転駆動される定着ベルト21(定着補助ローラ22)の回転数を可変している。
これにより、ニップ部における記録媒体Pの搬送速度を、狙いの値や範囲に、精度良く安定的に維持変することができる。
実施の形態2.
図6及び図7にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図6は、実施の形態2における定着装置を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。また、図7は、実施の形態2における定着装置の要部を示す斜視図であって、前記実施の形態1における図3に相当する図である。
本実施の形態2における定着装置20は、ニップ部における記録媒体Pの搬送速度を安定化するために加圧ローラ31の外周面における線速度を検知する線速度検知手段59が設置されている点が、ニップ部における記録媒体Pの搬送速度を安定化するために加圧ローラ31の回転数を検知する回転数検知手段51〜55が設置されている前記実施の形態1のものとは相違する。
図6及び図7を参照して、本実施の形態2における定着装置20も、前記実施の形態1のものと同様に、誘導加熱部25、定着ベルト21(定着回転体)、加熱ローラ23、定着補助ローラ22、加圧ローラ31(加圧回転体)、温度センサ40、45、等で構成されている。そして、駆動モータ61(駆動手段)によって、定着ベルト21が定着補助ローラ22とともに回転駆動されて、加圧ローラ31が従動回転されるように構成されている。
ここで、本実施の形態2における定着装置20には、前記実施の形態1のものとは異なり、駆動モータ61(駆動手段)によって従動回転される加圧ローラ31の外周面における線速度を検知する線速度検知手段としてのレーザードップラー59が設けられている。レーザードップラー59は、公知のもの(ドップラー効果を利用して対象物の速度を検知するものである。)であって、加圧ローラ31の外周面に非接触で対向するように設置されている。
そして、レーザードップラー59(線速度検知手段)によって検知される線速度が所定の値又は範囲内になるように、制御部60による制御によって、駆動モータ61によって回転駆動される定着ベルト21(定着補助ローラ22)の回転数を、前記実施の形態1のものと同様に可変している。
記録媒体Pはニップ部において摩擦抵抗を受けながら搬送されるものであるため、その搬送速度は、加圧ローラ31における外周面の線速度に対してほぼ一致することになる。そのため、このように、レーザードップラー59(線速度検知手段)を用いた制御をおこなった場合にも、前記実施の形態1のものと同様に、ニップ部における記録媒体Pの搬送速度を狙いの値に精度良く安定的に維持することができる。
以上説明したように、本実施の形態2における定着装置20(画像形成装置1)は、加圧ローラ31(加圧回転体)が従動回転するように定着ベルト21(定着回転体)を回転駆動する駆動モータ61(駆動手段)と、駆動モータ61によって従動回転される加圧ローラ31の外周面における線速度を検知する線速度検知手段59と、が設けられている。そして、線速度検知手段59によって検知される線速度が所定の値又は範囲内になるように、駆動モータ61によって回転駆動される定着ベルト21(定着補助ローラ22)の回転数を可変している。
これにより、ニップ部における記録媒体Pの搬送速度を、狙いの値や範囲に、精度良く安定的に維持変することができる。
なお、前記各実施の形態では、駆動手段によって定着回転体が回転駆動されて、加圧回転体が従動回転されるように構成された定着装置に対して、本発明を適用した。
これに対して、駆動手段によって加圧回転体が回転駆動されて、定着回転体が従動回転されるように構成された定着装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。そして、その場合には、定着回転体の回転数を検知する回転数検知手段や、定着回転体の線速度を検知する線速度検知手段が設置されて、これらの検知手段の検知結果に基いて加圧回転体の回転数が可変されるように駆動手段が制御されることになる。
そして、そのような場合にも、前記各実施の形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
また、前記各実施の形態では誘導加熱部25を加熱ローラ23の外周面に対向するように設置したが、誘導加熱部25を加熱ローラ23の内周面に対向するように設置することもできるし、加熱ローラ23を加熱する加熱手段としてヒータや抵抗発熱体を用いることもできる。
また、前記各実施の形態では加圧回転体として加圧ローラ31を用いたが、加圧回転体として加圧ベルトを用いることもできる。
また、前記各実施の形態では、定着回転体として定着ベルト21を用いたベルト方式の定着装置20に対して本発明を適用したが、定着回転体として定着ローラを用いたローラ方式の定着装置に対しても本発明を適用することができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
20 定着装置、
21 定着ベルト(定着回転体)、
22 定着補助ローラ、
23 加熱ローラ、
25 誘導加熱部(加熱手段)、
31 加圧ローラ(加圧回転体)、
51 第1ギア(回転数検知手段)、
52 第2ギア(回転数検知手段)、
53 回転軸(回転数検知手段)、
54 スリットエンコーダ(回転数検知手段)、
55 フォトセンサ(回転数検知手段)、
56 磁気エンコーダ(回転数検知手段)、
57 磁気センサ(回転数検知手段)、
59 レーザードップラー(線速度検知手段)、
61 駆動モータ(駆動手段)、
P 記録媒体。
特開平11−95603号公報 特許第5516143号公報

Claims (7)

  1. トナー像を加熱して記録媒体上に定着する定着回転体と、
    前記定着回転体に圧接することで記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、
    前記加圧回転体又は前記定着回転体が従動回転するように、前記定着回転体又は前記加圧回転体を回転駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段によって従動回転される前記加圧回転体又は前記定着回転体の回転数を検知する回転数検知手段と、
    を備え、
    前記回転数検知手段によって検知される回転数が所定の値又は範囲内になるように、前記駆動手段によって回転駆動される前記定着回転体又は前記加圧回転体の回転数を可変することを特徴とする定着装置。
  2. 前記回転数検知手段は、
    前記駆動手段によって従動回転される前記加圧回転体又は前記定着回転体の回転軸上に設置されて前記加圧回転体又は前記定着回転体とともに回転する第1ギアと、
    前記第1ギアに噛合して、前記第1ギアから駆動が伝達されて回転する第2ギアと、
    を具備して、前記第2ギアの回転を検知することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記回転数検知手段は、
    前記第2ギアの回転軸上に設置されて、前記第2ギアとともに回転するスリットエンコーダ又は磁気エンコーダと、
    前記スリットエンコーダ又は前記磁気エンコーダを検知するために非回転で設置されたフォトセンサ又は磁気センサと、
    を具備したことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. トナー像を加熱して記録媒体上に定着する定着回転体と、
    前記定着回転体に圧接することで記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、
    前記加圧回転体又は前記定着回転体が従動回転するように、前記定着回転体又は前記加圧回転体を回転駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段によって従動回転される前記加圧回転体又は前記定着回転体の外周面における線速度を検知する線速度検知手段と、
    を備え、
    前記線速度検知手段によって検知される線速度が所定の値又は範囲内になるように、前記駆動手段によって回転駆動される前記定着回転体又は前記加圧回転体の回転数を可変することを特徴とする定着装置。
  5. 前記線速度検知手段は、前記駆動手段によって従動回転される前記加圧回転体又は前記定着回転体の外周面に非接触で対向するように設置されたレーザードップラーを具備したことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記定着回転体は、加熱手段によって加熱される加熱ローラと、定着補助ローラと、によって張架された定着ベルトであって、
    前記加圧回転体は、前記定着ベルトを介して前記定着補助ローラに圧接して前記ニップ部を形成する加圧ローラであって、
    前記駆動手段は、前記定着補助ローラを回転駆動する駆動モータであって、前記定着ベルトを前記定着補助ローラとともに回転駆動するとともに、前記加圧ローラを従動回転することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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