JP2014134615A - 加圧装置、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

加圧装置、定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被加圧体と加圧ロールを、接触状態又は非接触状態にする移動手段を簡易な構成で制御する定着装置及びこれを用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着装置60は、制御部2の機能としての移動制御手段3と回転数制御手段4とを有する。移動制御手段3は、カム部63が回転し接触状態となり、回転数検知部66で検知された定着ロール61の回転数が予め設定された値の場合、カム部63の回転を停止させるようにする。移動制御手段3は、カム部63が回転し非接触状態となり、回転数検知部66で検知された定着ロール61の回転数が予め設定された値の場合、カム部63の回転を停止させるようにする。また、回転数制御手段4は、回転数検知部66で検知された回転数に基づいて加圧ロール62の回転数を変動させるようにし、定着ロール61の周速が一定の値となるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、加圧装置、定着装置及び画像形成装置に関する。
複写機、プリンターなどの画像形成装置に用いられる定着装置は、定着ロールなどの第1の回転体、及び、この第1の回転体を加圧する加圧ロールなどの第2の回転体を有している。被加圧体と加圧ロールは、用紙などの記録媒体を挟み込み、加圧しながら接触し、これらの間にニップが形成される。したがって、第1の回転体と第2の回転体とは加圧装置の一部として働く。
定着装置では、ニップにおいて記録媒体に転写されているトナー像が、加熱及び加圧されて記録媒体に定着される。トナー像は、感光体に形成されている潜像にトナーが転移されて形成され、記録媒体に静電的に転写され、又は、中間転写体を介して記録媒体に静電的に転写されたものである。このような定着装置において、被加圧体と加圧ロールとを圧接した接触状態、又は、離間した非接触状態にする移動手段を有するものがある(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2009-198818号公報 特開2005-284290号公報
本発明は、第1の回転体の検知部による検知結果に基づいて、第1の回転体の表面と、第2の回転体の表面との距離を変位させることができる加圧装置及びこれを用いた定着装置、画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、第1の回転体と、前記第1の回転体と接触するときに前記第1の回転体との間で記録媒体を加圧しながら前記第1の回転体を従動回転させる第2の回転体と、前記第1の回転体と前記第2の回転体とが接触しないときに、前記第1の回転体の表面速度が第1の速度となるよう前記第1の回転体を回転駆動し、かつ、前記第2の回転体の表面速度が第1の速度より速い第2の速度となるよう前記第2の回転体を回転駆動する駆動手段と、前記第1の回転体の回転数又は表面速度を検知する検知部と、前記検知部が検知する前記第1の回転体の回転数又は表面速度に基づいて、前記第1の回転体と前記第2の回転体とが接触状態又は非接触状態となるよう、前記第1の回転体の表面と前記第2の回転体の表面との距離を変位させる変位手段とを備えることを特徴とする加圧装置である。
請求項2に記載の発明は、前記変位手段は、前記検知部によって検知された前記第1の回転体の回転数又は表面速度が予め設定された第1の値となったときに、前記第2の回転体と前記第1の回転体を接触状態となるよう前記第1の回転体の表面と前記第2の回転体の表面との距離を変位させることを特徴とする請求項1に記載の加圧装置である。
請求項3に記載の発明は、前記変位手段は、運動方向の変換手段により構成され、前記検知部が検知する値が、前記第1の値よりも高い第2の値となってから所定時間経過後に前記運動方向の変換手段を停止することを特徴とする請求項2に記載の加圧装置である。
請求項4に記載の発明は、前記変位手段の動作開始後の所定時間経過後に前記検知部が検出する値が変動しない場合、前記変位手段の動作を停止することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の加圧装置である。
請求項5に記載の発明は、前記検知部が検知する値に応じて前記第1の回転体の周速を制御することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の加圧装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の加圧装置を有し、加圧装置を加熱する加熱部を有することを特徴とする定着装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の定着装置を有し、供給された記録媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に記載の発明によれば、第1の回転体の検知部による検知結果に基づいて、第1の回転体の表面と、第2の回転体の表面との距離を変位させる加圧装置を提供できる。
請求項2に記載の発明によれば、第1の回転体の検知部による検知結果に基づいて、第1の回転体の表面と、第2の回転体の表面とが接触状態となるように距離を変位させる加圧装置を提供できる。
請求項3に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、より簡易な構成で、第1の回転体の検知部による検知結果に基づいて、変位手段を停止する加圧装置を提供できる。
請求項4に記載の発明によれば、第1の回転体の検知部による検知結果に基づいて、変位手段を停止する加圧装置を提供できる。
請求項5に記載の発明によれば、第1の回転体の検知部による検知結果に基づいて、第1の回転体の周速を制御する加圧装置を提供できる。
請求項6に記載の発明によれば、第1の回転体の検知部による検知結果に基づいて、第1の回転体の表面と、第2の回転体の表面との距離を変位させる定着装置を提供できる。
請求項7に記載の発明によれば、第1の回転体の検知部による検知結果に基づいて、第1の回転体の表面と、第2の回転体の表面との距離を変位させる画像形成装置を提供できる。
実施形態の加圧装置を備えた定着装置を用いた画像形成装置を示す概略構成図である。 実施形態の加圧装置及び定着装置を示す模式図である。 カム部のプロファイルを示す模式図である。 画像形成処理開始と画像形成処理完了を示すタイミングチャートである。 画像形成処理開始を示すフローチャートである。 画像形成処理完了を示すフローチャートである。 比較例の加圧装置及び定着装置を示す模式図である。
(実施形態)
以下、実施形態について図面を参照して説明する。図1は、実施形態における加圧装置を備えた定着装置を用いた画像形成装置の概略構成図である。実施形態の画像形成装置1は、制御部2と、画像形成部5K,5Y,5M,5C、転写部50、加圧装置6を備えた定着装置60、及び用紙収納部80を有し、供給される画像情報に基づいて記録媒体である用紙Pなどに画像を形成する。
画像形成部5K〜5Cでは、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像が形成される。画像形成部5K〜5Cのそれぞれは、図1に示すとおり、感光体10K〜10C、帯電部20K〜20C、露光部30K〜30C、現像部40K〜40C、及びクリーニング部70K〜70Cの各構成を有する。なお、これらの各構成は、特に区別する必要のない場合に、例えば、画像形成部5K〜5Cを、単に画像形成部5とする。
制御部2は、CPU(Central
Processing Unit)などの演算装置やメモリを備え、画像形成装置1の各構成の動作を制御する。
感光体10(10K〜10C)は、像を保持するための有機感光材料で形成された感光層を有する円筒状の図1に示す矢印方向に回転する回転体である。
帯電部20(20K〜20C)は、感光体10の表面に接触して回転する帯電ロールなどを用いて、予め定められた帯電電圧を印加する。帯電部20には、ブラシなどを用いて感光体10と接触して帯電させる接触帯電方式、又はコロナ放電を利用して感光体10を帯電させる非接触帯電方式のものがある。
露光部30(30K〜30C)は、帯電部20で帯電された感光体10の表面に、画像データに応じた光を照射して、電位差に基づく潜像電位からなる静電潜像を形成する。この静電潜像は、感光体10の回転にともない現像部40が配置されている位置まで移動する。
現像部40(40K〜40C)は、回転する現像ロール41(41K〜41C)を有し、この現像ロール41に吸着されているトナーが感光体10に移行する。すなわち、このトナーは、感光体10に形成されている静電潜像と帯電したトナーとの電位差によって、感光体10の表面に移動する。このようにして、感光体10にトナー像の形成が行われ、このトナー像は、感光体10の回転にともない転写部50が配置されている位置まで移動する。
転写部50は、中間転写ベルト51、バックアップロール52、複数の支持ロール53、1次転写ロール54(54K〜54C)、2次転写ロール55、面出しロール56、及びロール移動部57を有する。転写部50は、搬送ロール91で搬送されてきた用紙Pに、中間転写ベルト51に形成されているトナー像を転写する。トナー像が転写された用紙Pは、搬送ロール91で定着部60に搬送される。
中間転写ベルト51は、複数の支持ロール53、及びバックアップロール52で張架され、例えば、1つの支持ロール53の駆動により回転する。1次転写ロール54は、感光体10と対向するように設けられ、この感光体10との間に中間転写ベルト51を挟みこむように配置されている。すなわち、1次転写ロール54Kは、感光体10Kと対向しており、その他においても同様である。
1次転写ロール54K〜54Cのそれぞれは、中間転写ベルト51の回転に応じて従動し、回転しながら中間転写ベルト51を押圧し、感光体10K〜10Cのそれぞれに形成されているトナー像を、中間転写ベルト51に重ねるように転写させ保持させる。
2次転写ロール55は、バックアップロール52と対向するように設けられている。2次転写ロール55とバックアップロール52との間に中間転写ベルト51と用紙Pが挟み込まれ、中間転写ベルト51に転写されているトナー像が、この用紙Pに転写される。
定着装置60は、加熱部の一例である熱源61aを有する第1の回転体の一例である定着ロール61と、この定着ロール61と対向して設けられている第2の回転体の一例である加圧ロール62とを有し、用紙Pの未定着のトナー像を加熱及び加圧して定着させる。定着装置60でトナー像が定着された用紙Pは、搬送ロール91で搬送され収容される。
ここで、実施形態では、加圧装置6は、定着装置60から熱源61aを除いた装置である。
また、定着装置60は、定着ロール61の表面と加圧ロール62の表面との距離を変位させる偏心カムを用いた変位手段の一例であり、運動方向の変換手段の一例であるカム部63及び加圧ロール62を保持するとともにカム部63の回転に基づいて加圧ロール62を移動させる保持部64、定着ロール61の回転に連動して回転する回転検知機構65、及び、この回転検知機構65の回転を検知することで定着ロール61の回転数を検知する検知部の一例である回転数検知部66を有する。実施形態の定着装置60の詳細は後述する。
クリーニング部70(70K〜70C)は、用紙Pにトナー像が転写された後に、感光体10の表面に残留しているトナーなどを除去する。用紙収納部80では、複数の用紙Pが収納されている。用紙Pは、用紙収納部80から給紙ロール90により取り出され、搬送ロール91によって、転写部50に搬送される。
次に、実施形態の定着装置60について説明する。図2は定着装置60の構成を示している。図2に示すとおり、定着装置60は、加圧装置6が熱源61aを備えたもので、熱源61aを有する定着ロール61、加圧ロール62、ロール駆動部62a、変位手段の一例であり運動方向の変換手段の一例であるカム駆動手段63aの駆動で回転するカム部63、カム接触部64aおよび回転軸64bを有し加圧ロール62を保持する保持部64、回転検知機構65、及び回転数検知部66を有する。
また、加圧装置6及び定着装置60は、制御部2の機能としての移動制御手段3と回転数制御手段4とを有する。移動制御手段3は、回転数検知部66による定着ロール61の回転数の検知に基づいてカム駆動手段63aを制御し、回転数制御手段4は、回転数検知部66による定着ロール61の回転数の検知に基づいて駆動手段の一例であるロール駆動部62aを制御する。
定着ロール61は、予め設定された表面温度が保持される、例えば、ハロゲンランプを用いた熱源61aを有し、定着ロール61は金属コア、シリコンゴム層、フッ素樹脂層を用いて形成される。この定着ロール61は、図2に示す矢印方向に回転し、用紙Pに転写されているトナー像を加熱しながら搬送して定着させる。定着ロール61の表面は、ベルト状の樹脂などで形成されている。
加圧ロール62は、定着ロール61に対向して配置され、定着ロール61と用紙Pを挟み込み回転しながら加圧する。なお、実施形態においては、加圧ロール62の熱膨張率が定着ロール61の熱膨張率よりも高くなっている。例えば、加圧ロール62は、用紙Pの各サイズに対応するような幅を有する筒状であり、芯金、シリコンスポンジ層、及びフッ素樹脂層を用いて形成されている。
ロール駆動部62aは、モータなどで構成され、定着ロール61および加圧ロール62を回転させる駆動手段である。すなわち、ロール駆動部62aの回転は、回転数制御手段4からの信号で制御され、例えば、ギアを用いて定着ロール61および加圧ロール62に伝動する。
ここで、ロール駆動部62aの動作の一例について説明する。ロール駆動部62aと定着ロール61との間には、図示しないワンウェイクラッチが設けられている。定着ロール61と加圧ロール62とが非接触状態のときには、定着ロール61のロール表面速度(周速)が加圧ロール62のロール表面速度(周速)より遅くなるように制御されている。定着ロール61と加圧ロール62とが接触状態のときには、上記のワンウェイクラッチが作動して、ロール駆動部62aから定着ロール61への駆動伝達が遮断されることになる。このような状態で定着ロール61は加圧ロール62に従動駆動され、定着ロール61のロール表面速度(周速)と加圧ロール62のロール表面速度(周速)が同一になる。
次に図3を用いてカム部63について説明する。カム部63は、図3(a)に示すとおり、回転中心Hを有する偏心カムで形成されている。図3(b)は、カム部63のプロファイルを示し、回転中心Hからのカム部63の外周の位置であるカム位置K0からカム位置K7までの距離の変化を表している。
このプロファイルでは、カム部63のカム位置K0,K1,K7が、回転中心Hから同一の距離であり、これらを基準として各カム位置の回転中心Hからの距離の変化を表している。図3(b)に示すとおり、カム位置K1からカム位置K3までは、回転中心Hからの距離が比例して増加している。カム位置K3からカム位置K5までは、回転中心Hからの距離が同一である、また、カム位置K5からカム位置K7までは、回転中心Hからの距離が比例して減少している。
カム駆動手段63aは、モータなどで構成され、カム部63を回転させる駆動部である。すなわち、カム駆動手段63aの回転は、移動制御手段3からの信号で制御され、例えば、ギア用いてカム部63に伝動する。
保持部64は、カム部63の表面と接触しているカム接触部64aと回転軸64bを有し、加圧ロール62を保持している。保持部64では、カム部63の回転に基づいてカム接触部64aが、回転軸64bを中心として回転するように移動する。
保持部64のこのような移動と連動して、この保持部64で保持されている加圧ロール62は、定着ロール61と非接触状態になったり、また、接触状態になったりする。例えば、保持部64は、定着装置60に用紙Pが供給されていないとき、非接触状態になるように移動する。一方、保持部64は、定着装置60に用紙Pが供給されているとき、接触状態になるように移動する。
保持部64のこのような移動は、カム部63の各カム位置が、カム接触部64aに接触することで行われる。すなわち、カム位置K7からK1とカム接触部64aとが接触しているときには、非接触状態である。カム位置K1からカム位置K3とカム接触部64aとが接触しているときには、非接触から接触へ移行する状態である。カム位置K3からカム位置K5とカム接触部64aとが接触しているときには、接触状態である。また、カム位置K5からカム位置K7とカム接触部64aとが接触しているときには、接触から非接触へ移行する状態である。
回転検知機構65は、例えば、ギアを介して定着ロール61の回転と連動し回転する。回転検知機構65は、例えば、外周表面に複数の凸部が外周に沿って等間隔に設けられている。凸部は、回転に伴い入射した光の強度を変化させる形状を構成する。
回転数検知部66は、回転検知機構65からの光を検出して回転を検知する。すなわち、回転数検知部66は、回転検知機構65の上記の凸部からの反射光、または凸部間の透過光を検出することで、この回転検知機構65の単位時間当たりに回転する数である回転数を検知する。
このように検知された回転検知機構65の回転数と定着ロール61の回転数とは、比例しており、この検知で定着ロール61の回転数が検知されることになる。この検知された情報は、移動制御手段3と回転数制御手段4とに供給される。上記のとおり、移動制御手段3は、この情報に基づいてカム駆動手段63aを制御し、また、回転数制御手段4は、この情報に基づいてロール駆動部62aを制御する。
次に、図4から図6を用いて、定着装置60の移動制御手段3を用いた動作について説明する。図4は、定着装置60の画像形成処理開始と画像形成処理完了を示すタイミングチャートである。
図4(a)は、横軸が時間で縦軸がロール駆動部62aの回転数である。縦軸のAは定着動作を行っていないときの回転数であり、Bは定着動作を行っているときの回転数である。図4(b)は、横軸が時間で縦軸が回転数検知部66で検知された定着ロール61の回転数である。縦軸のaは、第1の値の一例である第1回転数としての予め設定された値であり、定着動作を行っていないときの自転による回転数である。また、縦軸のbは、第2の値の一例である第2回転数としての予め設定された値であり、定着動作を行っているときの加圧ロール62の回転に応じた従動回転による回転数である。図4(c)は、横軸が時間で縦軸がカム部63のオン(ON)とオフ(OFF)であり、オンの場合、カム部63が回転し、時間の経過とともにカム位置が移動し、一方、オフの場合、カム部63が回転を停止し、カム位置の移動も停止する。
図4に示すタイミングチャートの画像形成処理開始時の処理は、図5に示すフローチャートを用いて説明し、また、画像形成処理完了時の処理は、図6に示すフローチャートを用いて説明する。なお、画像形成処理開始とは、例えば、定着装置60において、用紙Pが供給され、定着ロール61と加圧ロール62とが接触状態となり定着を開始することをいい、また、画像形成処理完了とは、用紙Pが供給されなくなり、定着ロール61と加圧ロール62とが非接触状態となり定着を終了することをいう。
まず、画像形成処理開始時の処理について説明する。定着装置60において画像形成処理開始処理が開始されると、ロール駆動部62aの回転数はAとなる(ステップS100)。定着ロール61と加圧ロール62とが回転を開始し、この回転の開始により、定着ロール61の回転数はaとなり、この回転数aは、回転検知機構65を介して回転数検知部66で検知される。(ステップS110)。
次に、図4(c)に示すとおり、カム駆動手段63aの動作とともにカム部63がオンとなり回転する。カム部63は、この回転でカム位置がカム位置K1からカム位置K3となる(ステップS120)。なお、このときのカム位置とは、カム部63が、カム接触部64aと接触する位置を表しており、上記のカム位置K3とは、カム位置K3がカム接触部64aと接触していることであり、以下の説明において同様とする。
カム部63のオン(ステップS120)と同時に、図4(a)に示すとおり、ロール駆動部62aの回転数はAからBと増加する(ステップS130)。そして、定着ロール61と加圧ロール62とは、非接触状態から接触状態へと変化する(ステップS140)。
この接触状態において、加圧ロール62の周速は、定着ロール61の周速より早く設定されていることにより、この定着ロール61は、図4(b)に示すとおり、加圧ロール62の回転に応じて回転数がaからbになるように従動回転する(ステップS150)。
次に、定着ロール61の従動回転による回転数が、回転検知機構65を介して回転数検知部66で検知され、移動制御手段3において、この検知の結果に基づいた回転数が、bとなっているか否かについて判断される。(ステップS160)。
この移動制御手段3において、回転数検知部66で検知された定着ロール61の従動回転による回転数が、bになっていると判断された場合(ステップS160:YES)、経過時間T1の後に、カム駆動手段63aをオフとし、カム部63の回転が停止される(ステップS170)。そして、定着装置60の画像形成処理開始が終了する。なお、このときのカム部63は、カム位置K3からカム位置K5の間で停止している。
一方、この移動制御手段3において、回転数検知部66で検知された定着ロール61の回転数が、動作開始後の予め設定された所定時間経過後に、bになっていないと判断された場合(ステップS160:NO)、エラー処理(ステップS180)にすすむことになる。ここでは、エラー処理の詳細な説明は省略する。以上が定着装置60の画像形成処理開始時の処理の説明である。
次に、定着装置60の画像形成処理完了時の処理について説明する。定着装置60での画像形成処理完了処理が開始されると、図4(c)に示すとおり、カム駆動手段63aの動作とともにカム部63がオンとなり、カム位置K3からカム位置K5の間で停止していたカム部63が、このカム位置からカム位置K7まで回転して移動する(ステップS200)。
カム部63のカム位置K7までの回転で(ステップS200)、定着ロール61と加圧ロール62とは、接触状態から非接触状態へと変化する(ステップS210)。この変化により、定着ロール61は、図4(b)に示すとおり、従動回転状態から自転状態となり、回転数がbからaになるように減少する。(ステップS220)。
次に、定着ロール61の自転による回転数が、回転検知機構65を介して回転数検知部66で検知され、移動制御手段3において、この検知の結果に基づいた回転数が、aとなっているか否かについて判断される(ステップS230)。
この移動制御手段3において、回転数検知部66で検知された定着ロール61の回転数が、aになっていると判断された場合(ステップS230:YES)、経過時間T2の後に、カム駆動手段63aをオフとし、カム部63の回転が停止される(ステップS240)。
この回転の停止により、図4(a)に示すとおり、ロール駆動部62aの回転数はBから0となり、また、図4(b)に示すとおり、定着ロール61の回転数はaから0となり、これらの回転は停止する(ステップS250)。そして、定着装置60の画像形成処理完了処理は終了する。
一方、この移動制御手段3において、回転数検知部66で検知された定着ロール61の回転数が、動作開始後の予め設定された所定時間経過後に、aになっていないと判断された場合(ステップS230:NO)、エラー処理(ステップS260)にすすむことになる。ここでは、エラー処理の詳細な説明は省略する。以上が定着装置60の画像形成処理完了処理の説明である。
次に、定着装置60の回転数制御手段4を用いた動作について説明する。上記のとおり、定着ロール61と加圧ロール62とが接触状態のときに、この定着ロール61は、加圧ロール62に従動して回転している。
このような接触状態時において、定着ロール61の熱源61aからの熱を、加圧ロール62が吸収し、加圧ロール62の外周の弾性体が膨張するということが起こり得る。このような膨張により、加圧ロール62の回転で従動駆動されている定着ロール61の周速も変動することになる。
この定着ロール61の周速の変動が、回転数検知部66によって回転数として検知され、この検知に基づいて回転数制御手段4は、ロール駆動部62aを制御する。この制御により、加圧ロール62の回転数が定着ロール61の周速を一定にするように変化し、この加圧ロール62の回転に従動している定着ロール61の回転数も変化する。このような回転数制御手段4の制御により、定着ロール61の周速は、一定の値に維持されるように制御、補正される。定着ロール61の外周の膨張は、加圧ロール62の外周の弾性体の膨張と比較して小さいので、定着ロール61の周速は一定に保たれる。
なお、検知部の一例として、回転数検知部66の代わりに、表面速度を検知する検知部を用いて、表面速度に基づいて以上述べた制御を行ってもよい。
次に、比較例の加圧装置6aおよび定着装置60aについて図7を用いて説明する。加圧装置6aおよび定着装置60aは、図7に示すとおり、定着ロール61、加圧ロール62、カム部63、保持部64、回転検知機構65、回転数検知部66、位置検出機構67、及び位置検出部68を有する。
ここで、実施形態では、加圧装置6aは、定着装置60aから熱源61aを除いた装置である。
このような構成の定着装置60aは、定着装置60と比して、カム部63の回転と連動するように設けられている位置検出機構67、及び、この位置検出機構67に設けられた凹部からの反射光を検知して、カム部63の位置を検知する位置検出部68とを有する。
すなわち、位置検出部68の検知に基づいて移動制御手段3aは、カム駆動手段63aの駆動を制御してカム部63を回転させたり停止させたりする。また、回転数検知部66の検知に基づいて回転数制御手段4aは、加圧ロール62の回転数を制御する。
このような比較例の定着装置60aは、部品点数が多く複雑な構成といえる。一方、実施形態の定着装置60によれば、位置検出機構67と位置検出部68とを有することなく、移動制御手段3と回転数制御手段4とが、回転数検知部66で検知された情報を用いている。すなわち、実施形態の定着装置60は、回転数検知部66を用いて、加圧ロール62とカム部63とを制御する簡易な構成となっている。
(他の実施形態)
以上が実施形態の定着装置60及びこれを用いた画像形成装置1についての説明であるが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態も可能である。以下、他の実施形態について説明する。
実施形態の定着装置60は、変位手段の一例であり、運動方向の変換手段の一例であるカム部63等を用いているが、これに限定されない。運動方向の変換手段は、加圧ロール62を接触状態又は非接触状態にすることができるものであればよい。
実施形態の定着装置60は、検知手段として回転検知機構65と回転数検知部66を用いて光学的に定着ロール61の回転数を検知しているが、これに限定されない。例えば、この回転数の検知は、機械的なものであってもよい。
また、本発明の加圧装置は、第1の回転体と第2の回転体との距離を第1の回転体の検知部による検知結果に基づいて変位させる必要のある装置であれば、定着装置に限らず適用できる。例えば、ラミネート加工装置、ロールによる塗液の塗布装置、ロールを用いた印刷装置、ロールを用いた抄紙装置、エンボス加工装置等に適用できる。
1 画像形成装置
2 制御部
3,3a 移動制御手段
4,4a 回転数制御手段
5K〜5C(5) 画像形成部
6,6a 加圧装置
10K〜10C(10) 感光体
20K〜20C(20) 帯電部
30K〜30C(30) 露光部
40K〜40C(40) 現像部
41K〜41C(41) 現像ロール
50 転写部
51 中間転写ベルト
52 バックアップロール
53 支持ロール
54K〜54C(54) 1次転写ロール
55 2次転写ロール
60,60a 定着装置
61 定着ロール
62 加圧ロール
62a ロール駆動部
63 カム部
63a カム駆動手段
64 保持部
64a カム接触部
64b 回転軸
65 回転検知機構
66 回転数検知部
67 位置検出機構
68 位置検出部
70K〜70C(70) クリーニング部
80 用紙収納部
90 給紙ロール
91 搬送ロール
P 用紙
H 回転中心
K0〜K7 カム位置
T1,T2 経過時間

Claims (7)

  1. 第1の回転体と、
    前記第1の回転体と接触するときに前記第1の回転体との間で記録媒体を加圧しながら前記第1の回転体を従動回転させる第2の回転体と、
    前記第1の回転体と前記第2の回転体とが接触しないときに、前記第1の回転体の表面速度が第1の速度となるよう前記第1の回転体を回転駆動し、かつ、前記第2の回転体の表面速度が第1の速度より速い第2の速度となるよう前記第2の回転体を回転駆動する駆動手段と、
    前記第1の回転体の回転数又は表面速度を検知する検知部と、
    前記検知部が検知する前記第1の回転体の回転数又は表面速度に基づいて、前記第1の回転体と前記第2の回転体とが接触状態又は非接触状態となるよう、前記第1の回転体の表面と前記第2の回転体の表面との距離を変位させる変位手段とを備える
    ことを特徴とする加圧装置。
  2. 前記変位手段は、前記検知部によって検知された前記第1の回転体の回転数又は表面速度が予め設定された第1の値となったときに、前記第2の回転体と前記第1の回転体を接触状態となるよう前記第1の回転体の表面と前記第2の回転体の表面との距離を変位させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の加圧装置。
  3. 前記変位手段は、運動方向の変換手段により構成され、
    前記検知部が検知する値が、前記第1の値よりも高い第2の値となってから所定時間経過後に前記運動方向の変換手段を停止する
    ことを特徴とする請求項2に記載の加圧装置。
  4. 前記変位手段の動作開始後の所定時間経過後に前記検知部が検出する値が変動しない場合、前記変位手段の動作を停止する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の加圧装置。
  5. 前記検知部が検知する値に応じて前記第1の回転体の周速を制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の加圧装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の加圧装置を有し、加圧装置を加熱する加熱部を有する
    ことを特徴とする定着装置。
  7. 請求項6に記載の定着装置を有し、供給された記録媒体に画像を形成する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017161838A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置
JP2019035914A (ja) * 2017-08-21 2019-03-07 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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