JP2006091360A - 画像形成装置、画像形成方法および光沢処理装置 - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法および光沢処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 装置の大型化を抑制しつつ高い画質を得ることができる画像形成装置、画像形成方法および光沢処理装置を提供する。
【解決手段】 定着装置24から搬送方向下流側の用紙経路40には、排紙トレイ44と、この排紙トレイ44の手前に位置する分岐部45と、この分岐部45から光沢処理装置64に搬送する搬送路46とを有する。光沢処理装置64の手前には、予備加熱装置63が設けられている。すなわち、定着装置24からの用紙は、光沢処理装置64に搬送される前に予備加熱装置63により予備加熱される。このため、光沢処理装置64を定着装置24から離間して配置することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置等に係り、詳しくは、例えば光沢を得ることが可能な画像形成装置、画像形成方法および光沢処理装置に関するものである。
電子写真方式を利用した複写機やプリンタ等の画像形成装置では、ドラムまたはベルト形状の有機感光体等からなる像担持体の表面に、公知の電子写真プロセスにより静電潜像を形成する。そして、その静電潜像をトナーを用いて現像してトナー像とする。次いでこのトナー像を直接または中間転写体を介して記録媒体(用紙など)に静電的に転写する。その後、例えば加熱定着機構によりトナー像を記録媒体に定着させることにより画像形成が行われる。
この加熱定着機構としては、ラジアント方式、フラッシュ方式、加熱ローラと加圧ローラとを用いた2ローラ方式、加熱ローラとバックアップフリーベルトとを用いたフリーベルトニップ方式などがある。2ローラ方式を例に挙げると、例えばヒータにより加熱された加熱ローラと弾性体で被覆された加圧ローラとで構成されたローラ対を定着部に備えている。このローラ対の間にトナー像が転写された記録媒体を通過させることで、未定着トナー像を記録媒体に定着させている。フルカラー画像が形成可能な画像形成装置では、例えばY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の4色のトナー像を記録媒体に転写させる。そして、この4色のトナー像を有する記録媒体を、このローラ対を通過させることにより定着させて、フルカラー画像を形成している。
このような画像形成装置は、フルカラーの画像形成を行うものが多く商品化されている。また、電子写真方式の画像形成装置が様々な分野で使用されるのに伴い、画質に対する要求、例えば写真画質の光沢要求等も益々高度なものとなっている。
ここで、フルカラー画像の光沢度を決定付ける要因の一つとしては、出力画像の平滑性を挙げることができる。出力画像の平滑性を向上させるための種々の手段が提案されており、無端状の定着ベルトを用いた定着装置も提案もなされている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
これらの特許文献で提案されている定着装置は、加熱ロールと剥離ロールとテンションロールとに巻き掛けられて矢印方向に回転する定着ベルトを備えている。また、定着装置は、この定着ベルトにより搬送される記録媒体を冷却する冷却手段と、定着ベルトを挟み加熱ロールと対峙して圧接される加圧ロールとを備えている。
トナー画像を表面に保持している記録媒体は、表面側が定着ベルトに接触するように定着装置まで搬送されてから、加熱ロールと加圧ロールとの圧接(ニップ)部分を通過する。その後、記録媒体は、定着ベルトに密着された状態で搬送され、定着ベルトと共に記録媒体の表面のトナー画像が冷却手段により冷却される。そして、記録媒体は、剥離ロールの定着ベルトのラップ領域にて無端ベルトから剥離される。
このような定着装置を用いて、表面に熱可塑性樹脂からなる受像層を設けた記録媒体に画像形成すると、極めて高光沢の画像を得ることが可能になる。すなわち、記録媒体上にトナー画像を形成し、その記録媒体をこのような定着ベルト式の定着装置を通して、トナー像および受像層を融解させることで受像層にトナー画像を埋没させる。そして、記録媒体を定着ベルトの表面に密着させたまま、記録媒体が冷却固化するまで保持した後に剥離すると、その記録媒体の表面は定着ベルトの表面に倣うことになる。このため、ベルト式定着装置のベルトとして高光沢のベルトを用いると、極めて光沢の高い画像を得ることができる。
ここで、光沢が必要ない画像に用いられる一般的な定着装置の搬送方向下流側に光沢処理装置を配設し、光沢が必要な画像に対応できるように構成した画像形成装置がある。すなわち、そのような画像形成装置は、定着装置により記録媒体にトナー画像を定着した後に光沢処理装置に搬送して光沢処理を行ってからその記録媒体を排出するように構成されている。
特開2002−99166号公報(第6頁、図2) 特開2002−99171号公報(第6〜7頁、図2)
光沢処理装置では加熱しながら光沢処理がなされるので、加熱してトナー画像を記録媒体に定着させる定着装置に隣接して設けるのが一般的である。しかしながら、定着装置の搬送方向下流側には、装置外に排出された記録媒体を受ける排紙トレイや、両面印刷等のための搬送路が設けられるため、光沢処理装置を内蔵するために画像形成装置自体が大型化してしまう。画像形成装置の大型化は、画像形成装置を設置するためのスペースが大きく必要になってしまう。このような事態は、装置の小型化という最近の傾向からすると逆行することになり、好ましくない。
また、製造コスト等の抑制のために、従来からある画像形成装置に光沢処理を追加するという手法で設計する場合には、光沢処理装置を設置するだけのスペースを確保するのが難しいという事情がある。
ここで、定着装置では定着処理に適した速度で定着が行われる。しかし、その定着処理速度が、光沢処理装置による光沢処理速度と同じであるとは限らない。すなわち、光沢処理は、定着処理速度とは異なる速度で行った方が好ましいと考えられる。そのような場合には、定着速度と光沢処理速度とを異ならしめることを可能にすることで、それぞれに適した速度で処理することが可能になる。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、装置の大型化を抑制しつつ高い画質を得ることができる画像形成装置、画像形成方法および光沢処理装置を提供することにある。
また別の目的は、定着処理速度と光沢処理速度とをそれぞれ最適なものに選択可能な画像形成装置、画像形成方法および光沢処理装置を提供することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される画像形成装置は、トナー像が担持される担持体と、担持体に担持されたトナー像を記録媒体に対して転写せしめる転写手段と、転写手段により転写されたトナー像を記録媒体に定着する第1の定着手段と、第1の定着手段により定着された記録媒体に対してさらに定着を行う第2の定着手段と、第1の定着手段から第2の定着手段に至る記録媒体搬送経路の途中に設けられ、第2の定着手段により定着される記録媒体を予備加熱する予備加熱手段とを含む。
記録媒体搬送経路に、記録媒体を搬送する搬送手段を設けたことを特徴とすることができる。また、予備加熱手段は、第1の定着手段によりトナー像が定着された側の記録媒体の面の温度よりも、記録媒体の面とは反対側の面の温度が高くなるように予備加熱を行うことを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される画像形成方法は、担持体に担持されたトナー像を記録媒体に転写して定着することで画像形成を行う画像形成方法であって、トナー像を記録媒体に一次定着する一次定着ステップと、一次定着ステップにより一次定着された記録媒体に対して二次定着する二次定着ステップと、一次定着ステップにより一次定着された記録媒体が二次定着ステップにより二次定着される前に記録媒体を予備加熱する予備加熱ステップとを含む。
二次定着ステップでは、一次定着ステップで一次定着する速度とは異なる速度で二次定着することを特徴とすることができる。
更に本発明を別の観点から捉えると、本発明が適用される光沢処理装置は、画像形成装置で一旦定着がなされた記録媒体を受け入れて光沢処理を行う光沢処理装置であって、光沢処理装置に受け入れられた記録媒体を予備加熱する予備加熱手段と、予備加熱手段により予備加熱された記録媒体について光沢処理を行う光沢処理手段とを含む。
本発明によれば、第1の定着手段(定着装置)から第2の定着手段(光沢処理装置)に至る記録媒体搬送路の途中に予備加熱手段を設けたので、第1の定着手段で定着された記録媒体の温度が低下しても、第2の定着手段に搬送される前に予備加熱手段によって記録媒体の温度を上昇させることができる。したがって、第2の定着手段を第1の定着手段に隣接して設置する必要がなくなり、レイアウト上の自由度を向上させることができる。
また、第1の定着手段と第2の定着手段とを離間させて配置することが可能になるので、第1の定着手段による処理速度と第2の定着手段による処理速度とを異ならしめることが可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
図1に示す画像形成装置は、主にデジタルスチルカメラ等の写真画像データ出力用として好適な装置である。この画像形成装置1は、図示しないパソコンからプリント指示があった画像を図示しない用紙(記録媒体)上に形成する画像形成部2と、画像形成部2に対して各種の用紙(記録媒体)を供給する用紙供給部3と、各装置(各部)の動作等の制御をする制御部4とを備えている。
まず、画像形成部2について説明する。画像形成部2は、図1に示すように、矢印方向に回転可能に配設される感光体ドラム21と、矢印方向に回動可能に配設され、感光体ドラム21上に形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)して保持させる転写材としての中間転写ベルト22と、中間転写ベルト22上に転写されたトナー像を用紙に一括転写(二次転写)させる二次転写部23と、二次転写された画像を用紙上に定着させる定着装置(一次定着部)24とを有する。
また、画像形成部2は、用紙を予備加熱する予備加熱装置63と、予備加熱された用紙に光沢処理を行う光沢処理装置(二次定着部)64と、光沢処理を行った用紙の縁部を裁断するカッティング装置65とを有する。なお、ここでは、予備加熱装置63が第1ロール61と第2ロール62とからなり、これらのロール61,62間を通過した用紙を予備加熱する形態で説明するが、予備加熱装置63は、オーブンタイプや温風タイプ、定着装置24の余熱を利用したもの等であってもよい。
感光体ドラム21の周囲には、感光体ドラム21が帯電される帯電器25と、感光体ドラム21上に静電潜像が書込まれるレーザ走査装置などの露光器26と、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の各色成分トナーが収容されて感光体ドラム21上の静電潜像をトナーにより可視像化する四つの現像器27Y,27M,27C,27Kを回転可能に取り付けた回転式の現像装置27と、感光体ドラム21上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト22に転写する一次転写装置28と、転写後に感光体ドラム21上に残留トナーを除去するドラムクリーナ29等の電子写真用デバイスが順次配設されている。なお、現像器27Y,27M,27C,27Kに対して各色のトナーを供給するためのトナーカートリッジ30Y,30M,30C,30Kが設けられている。
露光器26は、画像処理部(IPS)5から入力されたデジタル画像信号に基づいて、感光体ドラム21上に対する静電潜像の書き込みを行う。
次に、用紙供給部3について説明する。用紙供給部3は、用紙を積載する複数(本実施の形態では四つ)の用紙トレイ31〜34を有している。また、各用紙トレイ31〜34の上部には、積載された用紙に接触して上面から取り上げる引き込みロール(ナジャーロール)35を有し、さらにその下流側には用紙を一枚ずつ捌く供給ロールおよび捌きロールからなる用紙捌き部36と、その下流側には用紙を一旦停止させた後に所定のタイミングをもって再送するテイクアウェイロール37とを有している。このテイクアウェイロール37は、より下段の用紙トレイ32〜34から用紙が供給される場合には、その用紙を単純に用紙経路に搬送するための搬送ロールとして機能する。
このテイクアウェイロール37の下流側に当たる用紙経路40には、用紙をさらに下流側のロールまで搬送すると共にループ形成を行うプレレジロール41と、一旦停止した後にタイミングを合わせて回転を再開し、二次転写部23に対してレジストレーション調整を施しながら用紙を供給するレジストレーションロール(レジロール)42とを有している。さらに、その下流側には搬送ベルト43が設けられており、未定着画像が転写された用紙はこの搬送ベルト43によって定着装置24へと搬送される。
また、定着装置24から搬送方向下流側の用紙経路40には、排紙トレイ44と、この排紙トレイ44の手前に位置する分岐部45と、この分岐部45から光沢処理装置64に搬送する搬送路46とを有する。この搬送路46には、搬送手段としての複数の搬送ロール47が設けられている。また、搬送路46の先には、排紙トレイ48が設けられている。
すなわち、定着装置のみで定着が完了する用紙は、排紙トレイ44に排出され、さらに光沢処理が必要な用紙は、搬送路46を経て予備加熱装置63、光沢処理装置64およびカッティング装置65を通って排紙トレイ48に排出される。搬送路46に設けられた複数の搬送ロール47は、定着装置24の定着速度とは異なる速度で用紙を搬送することができる。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置1の動作について図1を用いて説明する。
図1に示すように、矢印方向に回転する感光体ドラム21を帯電器25で一様に帯電した後、画像情報に応じて色分解と変調がなされた光ビームを露光器26により感光体ドラム21上に照射し、静電潜像を形成する。感光体ドラム21の近傍には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーが収められた現像器27Y,27M,27C,27Kが配置され、各色に対応した静電潜像を現像し、トナー像を形成する。この各色トナー像は、一次転写装置28により静電的に中間転写ベルト22に転写され、各色毎に4回これを繰り返すことで、中間転写ベルト22上にフルカラーのトナー像が形成される。
そして、異種サイズの用紙が複数のトレイに装填された用紙トレイ31〜34から、画像情報に応じたサイズの用紙が送り出され、二次転写部23で形成される転写電界により中間転写ベルト22上のフルカラートナー像を用紙に転写させる。そして、未定着のトナー像が形成された用紙は、搬送ベルト43を経由して定着装置24により定着(仮定着、一次定着)される。定着装置24により定着を終えた用紙は、搬送路46を搬送され、予備加熱装置63により予備加熱される。そして、用紙は、光沢処理装置64で光沢処理がなされる。その後、必要に応じてカッティング装置65により裁断されて排紙トレイ48に排出される。
次に、定着装置24について図2を用いて説明する。
図2は、定着装置24を説明するために定着装置24が有する一対のロールを示した説明図である。
図2に示すように、定着装置24は、加熱ロール24aと加圧ロール24bとを備えている。加熱ロール24aは、コア24eと、このコア24eを覆う弾性体層24fと、この弾性体層24fをさらに覆う離型層24gと、コア24eの中心部に設けられたヒータ(熱源)24hとを備えている。また、加圧ロール24bは、コア24pと、このコア24pを覆う弾性体層24qと、この弾性体層24qをさらに覆う離型層24rと、コア24pの中心部に設けられたヒータ(熱源)24sとを備えている。
すなわち、加熱ロール24aおよび加圧ロール24bは、例えば厚さ4mm、長さ350mmのアルミニウムのコア24e,24p表面に、耐熱性シリコンゴムからなる弾性体層24f,24qを被覆し、さらに弾性体層24f,24qの表面に厚さ30μmのPFA(四フッ化エチレン−パーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂)チューブからなる離型層24g,24rを被覆して形成されている。
そして、加熱ロール24aおよび加圧ロール24bは、例えば、概略外径50mmである。加熱ロール24aの内部には、例えば650Wのハロゲンランプ等のヒータ24hが設けられている。また、加圧ロール24bの内部には、525Wのハロゲンランプ等のヒータ24sが設けられている。加熱ロール24aおよび加圧ロール24bの表面温度がそれぞれ所定の温度(トナーの溶融温度に依存し、本実施形態においては約100〜190℃)となるように内部から加熱する。
加熱ロール24aの弾性体層24fのゴムを硬度を33°(JIS−A)、厚さ3mmにしている。加圧ロール24bの弾性体層24qのゴム硬度を45°で厚さを2mmにしている。これにより、定着(一次定着)ニップは、加熱ロール24aに加圧ロール24bが食い込む形状となる。このため、定着時にトナー画像が加熱ロール24aに溶融して接触しても剥離しやすくなる。
このように構成された加熱ロール24aおよび加圧ロール24bは、次のような作用を有する。すなわち、搬送ベルト43により搬送されてきた用紙は、加圧ロール24bにより加熱ロール24aに、例えば0.1〜0.8MPaの圧力で押圧される。そして、用紙に保持されているトナー像のトナー樹脂が加熱溶融され、用紙に定着される。
次に、予備加熱装置63と光沢処理装置64について図3および図4を用いて説明する。
図3は、予備加熱装置63および光沢処理装置64を説明する説明図であり、図4は、予備加熱装置63を更に説明するために予備加熱装置63が有する一対のロールを示した説明図である。
図3または図4に示すように、予備加熱装置63は、用紙の表側にある第1ロール61と用紙裏側にある第2ロール62とを備えている。そして、搬送路46(図1参照)を搬送されてきた用紙は、第1ロール61と第2ロール62とにより形成される予備加熱ニップ部に挟持搬送され予備加熱される。
図4に示すように、予備加熱装置63の第1ロール61は、コア61aと、このコア61aを覆う弾性体層61bと、この弾性体層61bをさらに覆う離型層61cと、コア61aの中心部に設けられたヒータ(熱源)61dとを備えている。また、予備加熱装置63の第2ロール62は、コア62aと、このコア62aを覆う離型層62cと、コア62aの中心部に設けられたヒータ(熱源)62dとを備えている。
すなわち、第1ロール61は、例えば厚さ4mm、長さ350mmのアルミニウムのコア61a表面に硬度33°(JIS−A)、厚さ4mmのシリコンゴムからなる弾性体層61bを被覆してある。さらに、第1ロール61の表面に厚さ30μmのPFA(四フッ化エチレン−パーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂)チューブからなる離型層61cを被覆して形成される。
また、第2ロール62は、例えば厚さ4mm、長さ350mmのアルミニウムのコア2a表面に厚さ30μmのPFAチューブからなる離型層62cを被覆して形成されている。なお、予備加熱装置63の第2ロール62には、熱を伝えやすくするため、弾性ゴム層を設けていないが、設けることもできる。
第1ロール61の内部には、熱源として例えば300W程度のハロゲンランプ等のヒータ61dが設けられている。第2ロール62の内部には、500W程度のハロゲンランプ等のヒータ62dが設けられている。
本実施形態においては、第2ロール62は、ロール表面温度が130〜190℃となるように内部から加熱する。また、第1ロール61は、トナー、用紙(記録シート)表面の受像層樹脂が軟化する温度以下、例えば約80℃程度の表面温度となるように制御されている。ここで圧力は、加熱時間が確保できるニップ幅が得られる程度でよく、0.5MPa以下とすることができる。
また、第1ロール61のシリコンゴム弾性体層61bを発泡ゴム材料で構成し、第1ロール61の表面の熱容量を小さくすることで、加圧ロールとしての第1ロール61の内部のヒータ(加熱手段)61dを削除することも可能となる。すなわち、本実施の形態では、第1ロール61および第2ロール62のいずれにも熱源が設けられているが、用紙裏側に配置されている第2ロール62にのみ加熱手段を設けるようにすることも考えられる。これにより、構成を簡易化することができる。
次に、光沢処理装置64について説明する。光沢処理装置64は、用紙上のトナー画像面(記録面)を高光沢にするために設けられている。すなわち、光沢処理装置64には、デジカメ写真等の画像のトナー画像が転写されたコート紙が搬送されてくる。光沢処理装置64が用紙のトナー画像面を高光沢にするための具体的構成は以下のとおりである。
図3に示すように、光沢処理装置64は、定着ロール64a、加圧ロール64b、定着ベルト64c、冷却装置64d、剥離ロール64eおよびテンションロール64fを備えている。定着ベルト64cは、剥離ロール64eおよびテンションロール64fに張架されている。定着ベルト64cはさらに、回転する定着ロール64aに従動して循環移動される。なお、定着ロール64aは、図示しない駆動装置により搬送方向に回転される。
定着ベルト64cは、例えば熱硬化型ポリイミド製の無端状フィルムの表面にフッ素ゴムやシリコンゴム等による平滑性の高い被覆層が形成された部材である。定着ベルト64cの被覆層の厚さは、望ましくは35μm程度であり、ポリイミド基材層の厚さは、望ましくは70μm程度である。
用紙は、定着ベルト64cを介して定着ロール64aと加圧ロール64bとによって形成される定着ニップ領域において加熱される。これにより、用紙上では、トナー及び用紙の受像層が溶融状態にあり、この状態で定着ベルト64cと密着することにより用紙のトナー画像面が平滑に仕上げられる。
冷却装置64dは、定着ロール64aと剥離ロール64eとの間の区間における定着ベルト64cの内周面に設けられている。そして、冷却装置64dは、その定着ベルト64cの内周面に接して定着ベルト64cの熱を吸収する。これにより、ニップ領域において加熱された用紙が冷却される。冷却装置64dの冷却温度は、用いられるトナーや用紙の種類に応じて異なるが、用紙のトナー画像面がおよそ60〜80℃となるように冷却することが望ましい。
このようにして用紙を冷却することで、後述する用紙表面のトナー及び受像層は平滑性を維持したまま固化するので、定着ベルト64cから用紙を容易に剥離できるようになる。
ここで、テンションロール64fは、定着ベルト64cを連続的に循環移動させたときに生じる偏り(定着ベルト64cがテンションロール64fのいずれかの端部の方向へ移動する現象)を修正するために設けられている。テンションロール64fは、その中心軸の一端が固定され(以下、こちらを「固定端」と称す)、他端が定着ロール64aに対して移動可能となっている(以下、こちらを「移動端」と称す)。例えば定着ベルト64cが徐々に固定端側へと偏っていく場合には、移動端が移動することでこの偏りを修正する。逆に、定着ベルト64cが徐々に移動端側へと偏っていく場合には、移動端が反対方向に移動することでこの偏りを修正するようになっている。
剥離ロール64eは定着ベルト64cの移動に従動して回転する。剥離ロール64eが定着ベルト64cを巻き付けながら張架することで定着ベルト64cの移動方向を変化させることにより、用紙はこの位置において用紙自体の剛性によって自然に剥離される。剥離ロール64eの外径や定着ベルト64cの巻き付け角度θは、用紙の剛性や用紙と定着ベルト64cとの付着力に応じて決定される。定着ベルト64cから剥離された用紙は、後工程を行うカッティング装置65へ搬送される。
定着ロール64aは、熱伝導性の高い金属製のコアの周囲にPFAチューブ等からなる離型層が形成された部材である。また、定着ロール64aのコア内部にはハロゲンランプ等の熱源が備わっている。定着ロール64aの表面が所定の温度(トナー及び受像層の溶融温度に依存するが、本実施形態においては120〜190℃)となるように加熱される。これにより、搬送されてくる用紙のトナー画像面をニップ領域において加熱する。
加圧ロール64bは、熱伝導性の高い金属製のコアの周囲にゴム硬度40°程度のシリコンゴム等からなる弾性体層が被覆されている。加圧ロール64bの表面には、定着ロール64aの離型層と同様の離型層が形成されている。また、加圧ロール64bのコアの内部にはハロゲンランプ等の熱源が備わっており、加圧ロール64bの表面が所定の温度となるように加熱される。そして加圧ロール64bは、搬送されてくる用紙をニップ領域において裏面から加熱するとともに定着ロール64aの方向へ所定の圧力で押圧する。
高平滑かつ高光沢に定着された用紙は、そのまま排出しても構わないが、二次定着装置の下流に設けられたカッティング装置65により、四辺の縁の部分を裁断することで用紙全面に画像がプリントされた、いわゆる縁無しプリントとすることができる。また、一つの用紙上に複数の画像をプリントした後に、カッティング装置65により複数のプリントに裁断することで生産性を大幅に上げることができる。
なお、本実施の形態の画像形成装置1は、1本の感光体ドラム21(図1参照)を使用して感光体ドラム21が4回転することでカラー画像を得るいわゆる4サイクル式であるが、高速化のために、各色ごとに4本の感光体ドラムを直列に並べたいわゆるタンデム式の画像形成装置にも適用できる。
また、上記実施の形態では公知の中間転写ベルトを使用した方式について説明したが、中間転写ドラムを使用した方式や、中間転写体を使用せずに感光体ドラムから直接トナー像を記録媒体に転写させる方式も使用可能なことはもちろんである。
次に、画像形成に用いられる用紙(以下、記録シート70ということがある)について図5を用いて説明する。
図5は、用紙を説明するために用紙の断面を示す断面図である。
図5に示すように、写真画像出力用紙としての記録シート70は、基材71と透気性の低い樹脂(耐水樹脂層)72と熱可塑性樹脂(受像層)73とを有する。すなわち、記録シート70は、基材71の両面をポリエチレン等の透気性の低い樹脂72でコートした表面に熱可塑性樹脂73を設けたものである。このような構成は、高湿時に基材71が水分を含んで膨張して、カールや画像面にクラックが発生しないため好ましい。また、基材71の表面の画像形成面に無色透明の熱可塑性樹脂73を設けたものが好適である。
ここで、基材71に用いる材料としては、特に限定するものではなく、従来知られている用紙の基材材料を任意に選択して用いることができる。また、写真調の画像出力の際は、高級感を持たせるために白色度が高く、厚みが150〜220μm程度のものが好適である。
また、熱可塑性樹脂73としては、スチレン−(メタ)アクリル共重合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリウレタン等を単独あるいは混合した形で使用することができる。その中でも、透明性および機械的強度を考慮すると、ポリエステル樹脂を使用することが好ましい。この透明樹脂を定着時にトナーと同時に溶融させ、トナーを透明樹脂中に埋め込むと同時に画像表面全体を定着ベルト64c(図3参照)の表面にならわせることで、高光沢の画像が得られる。
これらの透明樹脂層の厚さは、2μmから30μmが好ましい。この範囲を下回ると、トナーを透明樹脂層中に十分に埋め込むことができず、表面に凹凸がある画像となってしまう。一方、厚みがこの範囲を超えると、記録シート70を湾曲させた時に透明樹脂層にクラックが発生しやすくなり、画質欠陥となる。
以上のような画像表面全体の平滑化は、記録シート70上の透明樹脂とトナーの結着樹脂の溶融粘度、さらに定着条件をコントロールすることにより達成される。
さらに、透明樹脂層を設けた記録シート70を使用した際に、定着ベルト64cからの離型性を向上させるために透明樹脂層中に離型剤を含有させても良い。この離型剤としては、例えば、低分子量ポリオレフィン類、シリコーン類、カルボン酸エステル、カルボン酸アミド、植物系ワックス、動物系ワックス、石油系ワックス、およびそれらの変性物などがあげられる。これらの内、カルナバワックス、パラフィン系ワックスや低分子量ポリオレフィン系ワックスが好適である。これらの離型剤を透明樹脂中に0.5〜10重量%混入させると良い。
本実施の形態の画像形成装置1に使用されるトナーとしては特に限定されないが、結着樹脂としては、記録シート上に形成される透明樹脂と同様のスチレン−(メタ)アクリル共重合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリウレタン等を単独あるいは混合した形で使用することができる。また、定着ベルト64c(図3参照)からの離型性を向上させるためにトナー中に離型剤を含有させても良い。この離型剤としては、例えば、低分子量ポリオレフィン類、シリコーン類、カルボン酸エステル、カルボン酸アミド、植物系ワックス、動物系ワックス、石油系ワックス、およびそれらの変性物などがあげられる。特に、パラフィン系ワックスや低分子量ポリオレフィン系ワックスが好適である。これらの離型剤を結着樹脂中に0.5〜10重量%混入させると良い。
これらのトナーの結着樹脂に混合する着色剤としては、公知の顔料、染料が使用できる。また、帯電制御と転写性向上の目的で、従来知られているトナー用外添剤を使用することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、画像形成装置1は、未定着のトナー画像を定着装置(一次定着手段)24で定着した後に光沢処理装置(二次定着手段)64で高光沢、高平滑処理を行う構造であることから、一次定着から二次定着までの記録シートPの搬送時のトナー画像面の乱れを防ぎ自由な搬送経路をとることが可能となる。
また、本実施の形態では、搬送路46に設けられた複数の搬送ロール47は、定着速度24の定着速度とは異なる速度、具体的には、定着速度よりも減速して用紙を搬送することができる。このため、予備加熱装置63で予備加熱に消費される電気量を少なくすることができ、節電することが可能になる。
また、本実施の形態では、定着装置24と光沢処理装置64との距離が長くなることから、この距離を利用して、定着装置24と光沢処理装置64の定着速度の各々を異なるものとし、最適な定着条件のもとで定着を行うことが可能となる。一方、定着装置24を通過した用紙は、搬送路46を介して光沢処理装置64に到着するまでに温度が低下してしまうことから、光沢処理装置64の前に予備加熱装置63を設けている。この予備加熱装置63は、熱容量の大きく熱伝導率の高い2つのロール61,62間に用紙を通過させることによって行う定着手段と同じ構成によって加熱を行うことで、用紙を短時間で均一に加熱することができる。
また、本実施の形態では、画像形成装置1により未定着像を作製し、定着装置24で定着した用紙を画像形成装置1の本体の上部に敷設した光沢処理装置64を配置することで設置面積を小さくしている。また、また、定着装置24までは一般のオフィス用の複写機、プリンターと共通した構成とし、搬送路24、予備加熱装置63、光沢処理装置64、カッティング装置65および排紙トレイ48を追加設置することで、開発、製造コストを抑えることができる。
また、本実施の形態では、画像形成装置1が、未定着像を定着する定着装置24(一次定着装置)と、定着装置24により一次定着された用紙(記録媒体)に対して光沢処理(二次定着)するための光沢処理装置64とを備えている。そのような画像形成装置において、光沢処理装置64に隣接した予備加熱装置63で第2ロール62(加熱ロール)の温度を第1ロール61(加圧ロール)の温度より高くすることで、第1ロール61への巻きつきや剥離不良のない良好な定着が可能となる。
また、本実施の形態では、用紙の表面温度が過度に高くならないように、予備加熱装置63の第1ロール61よりも第2ロール62の温度を高く設定している。このようにすることで、用紙の表面のトナー画像、受像層樹脂を溶融することなく用紙の温度を上げることができる。
また、本実施の形態では、予備加熱装置63において、用紙の裏面に接触する第2ロール62の内部にはヒータ(加熱手段)62dを設け、用紙の表面に接触する第1ロール61にはそのような加熱手段を設けない構成にしている。このため、用紙の表面のトナー画像および受像層樹脂を溶融することなく用紙を均一に加熱することができる。
以下に、上述した本実施の形態の実施例を説明する。
ここで、この実施例では、用紙上に未定着のトナー像を形成したのち、定着装置24(図1参照)によって仮定着(一次定着)を施した用紙を用いている。また、用紙の入力温度誤差要因をなくすため、用紙を室温まで冷却した後、用紙の予備加熱によるディフェクトの有無を確認した。
ここで予備加熱ロールの構成は、用紙の表面に当接する第1ロール61(図4参照)として、ロールコア61aの材質はアルミ材質、肉厚7mmとし、その外側にシリコンゴム弾性体層61bを厚さ3mmで巻回したものに、離型層61cとしてのPFAチューブ50μmを被覆し、外径をφ50mmとした。
また、用紙の裏面に当接する第2ロール62(図4参照)として、ロールコア62aの材質はアルミ材質、肉厚7mmとし、その外側にシリコンゴム弾性体層62bを厚さ1mmで巻回したものに、離型層62cとしてPFAチューブ50μmを被覆し、外径をφ50mmとした。
また、第1ロール61(加圧ロール)によって第2ロール62(加熱ロール)に押圧する荷重は、ロール端面に備わるハブに対し、343N(35kgf)ずつ合計686N(70kgf)の押圧力を印加した。また、プロセススピードは30mm/secとした。
次に、用紙の表面側に配置した第1ロール61と、用紙の裏面側に配置した第2ロール62の各設定温度を変えたときの、ディフェクトの発生状況を調べた結果を図6を用いて説明する。
図6は、ディフェクトの発生状況を示したグラフであり、縦軸が第2ロール62の設定温度(℃)を示し、横軸が第1ロール61の設定温度(℃)を示している。
図6に示す結果によると、領域Aと記した第1ロール61および第2ロール62の高温度領域では、ブリスタディフェクトが発生しているのがわかる。また、第1ロール61と第2ロール62の設定温度をトナーおよび記録シートの樹脂層が溶融する温度以上にし、更に第1ロール61の温度を第2ロール62の温度より高く設定した領域Bと記した温度領域では、記録媒体は剥離せず、第1ロール61に巻付きを起こす結果となった。これはトナー樹脂と記録媒体上樹脂層温度が必要以上に上昇し、第1ロール61との付着力が上昇したために生じたものと考えられる。
概ね第2ロール62の温度を第1ロール61の温度以上に設定し、かつブリスタの発生しない領域Cと記した温度領域においては、予備加熱装置63において剥離不良や巻付きなどの画質欠陥は生ぜず良好な予備加熱を実現することが可能となる。
ここで、ブリスタとは、トナー熱定着時に用紙の水分が影響して印字面に膨れが発生する不具合である。このブリスタは、定着温度やニップ圧力を高くすると、記録媒体やトナー内で生じる水蒸気等の気体が膨張して記録媒体のトナー画像側表面に発生するおそれがある画像欠陥である。
このブリスタは、セルロースを主体とした表面を有する一般的な用紙にトナー画像を定着させる場合よりも、熱可塑性樹脂からなる受像層を表面に設けた用紙にトナー画像を定着させる場合の方が発生する可能性が高い。熱可塑性樹脂からなる受像層を表面に設けた用紙の場合には、定着時の温度やニップ圧力を高くする必要があるからである。
したがって、本発明は、熱可塑性樹脂からなる受像層を表面に設けた用紙に画像形成する場合に適用することが考えられる。
本発明の活用例としては、現像剤で画像形成を行う現像装置や、プリンタまたは複写機等の画像形成装置への活用がある。
本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成を示した図である。 定着装置を説明するための説明図である。 予備加熱装置および光沢処理装置を説明する説明図である。 予備加熱装置を説明するための説明図である。 用紙の断面を示す断面図である。 ディフェクトの発生状況を示したグラフである。
符号の説明
1…画像形成装置、24…定着装置、45…分岐部、46…搬送路、47…搬送ロール、61…第1ロール、62…第2ロール、63…予備加熱装置、64…光沢処理装置、65…カッティング装置

Claims (9)

  1. トナー像が担持される担持体と、
    前記担持体に担持されたトナー像を記録媒体に対して転写せしめる転写手段と、
    前記転写手段により転写されたトナー像を記録媒体に定着する第1の定着手段と、
    前記第1の定着手段により定着された記録媒体に対してさらに定着を行う第2の定着手段と、
    前記第1の定着手段から前記第2の定着手段に至る記録媒体搬送経路の途中に設けられ、当該第2の定着手段により定着される記録媒体を予備加熱する予備加熱手段と
    を含む画像形成装置。
  2. 前記記録媒体搬送経路に、記録媒体を搬送する搬送手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記予備加熱手段は、前記第1の定着手段によりトナー像が定着された側の記録媒体の面の温度よりも、当該記録媒体の面とは反対側の面の温度が高くなるように予備加熱を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 担持体に担持されたトナー像を記録媒体に転写して定着することで画像形成を行う画像形成方法であって、
    トナー像を記録媒体に一次定着する一次定着ステップと、
    前記一次定着ステップにより一次定着された記録媒体に対して二次定着する二次定着ステップと、
    前記一次定着ステップにより一次定着された記録媒体が前記二次定着ステップにより二次定着される前に当該記録媒体を予備加熱する予備加熱ステップと
    を含む画像形成方法。
  5. 前記二次定着ステップでは、前記一次定着ステップで一次定着する速度とは異なる速度で二次定着することを特徴とする請求項4に記載の画像形成方法。
  6. 前記予備加熱ステップでは、前記一次定着ステップによりトナー像を一次定着した側の記録媒体の面の温度よりも、当該記録媒体の面とは反対側の面の温度が高くなるように予備加熱を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成方法。
  7. 画像形成装置で一旦定着がなされた記録媒体を受け入れて光沢処理を行う光沢処理装置であって、
    前記光沢処理装置に受け入れられた記録媒体を予備加熱する予備加熱手段と、
    前記予備加熱手段により予備加熱された記録媒体について光沢処理を行う光沢処理手段と
    を含む光沢処理装置。
  8. 前記光沢処理手段は、前記光沢処理装置に受け入れられた際の記録媒体の搬送速度とは異なる速度で光沢処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の光沢処理装置。
  9. 前記予備加熱手段は、定着がなされた記録媒体の面の温度よりも、当該記録媒体の面とは反対側の面の温度が高くなるように予備加熱を行うことを特徴とする請求項7に記載の光沢処理装置。
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