JP5037776B2 - ハイソリッドアクリル、スチレンおよびldpe型樹脂の製造法におけるトリオキセパンの使用 - Google Patents
ハイソリッドアクリル、スチレンおよびldpe型樹脂の製造法におけるトリオキセパンの使用 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トリオキセパン化合物、すなわち置換された1,2,4−トリオキサシクロヘプタンを、アクリル(コ)ポリマー、好ましくはハイソリッドアクリル樹脂、スチレン(コ)ポリマーおよび/またはエチレン(コ)ポリマー、好ましくは低密度ポリエチレン(LDPE)の製造法において使用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハイソリッドアクリル樹脂は、コーティング組成物において典型的に使用される樹脂である。環境上の理由のため、そのようなコーティング組成物は好ましくは、使用時に揮発性物質をできるだけ少なく放出する。これを達成するために、1以上の溶媒をできるだけ少なく含む樹脂が望まれる。コーティング組成物を取り扱うことが可能であるために、特にスプレーされるべき場合は、低い分子量を有するアクリル樹脂組成物が使用され、その結果、低い溶液粘度が得られることが典型的には要求される。実際、これは、上記コーティング組成物では、低い分子量および狭い分子量分布を有するアクリル樹脂がしばしば使用されることを意味する。そのような特定のハイソリッドコーティング樹脂が製造される方法の例は、国際特許出願公開WO96/27620に見ることができる。この特許出願には、特定の環式ケトンパーオキシドを使用することが開示されている。同様に、国際特許出願公開WO00/08072は、ハイソリッドアクリル樹脂を得るために、特定のジアルキル化合物の使用を開示している。しかし、さらに別の代替法が望まれる。このような代替法では、好ましくは、減感される必要がないパーオキシドが使用され、その結果、使用される多量のパーオキシドは、望ましくない溶媒、例えば重合媒体の沸点を変える溶媒を導入しない。
【0003】
スチレン樹脂の製造のために、スチレンは典型的には、ラジカル誘発される方法によって(共)重合される。ラジカルは、スチレンが最初に二量化し、次いで第三のモノマー分子とラジカルを形成すると考えられるところの熱的方法によって形成され得る。しかし、反応器アウトプットを高めかつポリマーの分子量に関して良好な制御を得るために、しばしば1以上のパーオキシドが遊離ラジカル源として使用される。典型的には、同様の条件下で他のパーオキシドを用いて製造されるポリマーと比較して高い分子量を有するポリマーを発生するパーオキシドが求められる。そのようなパーオキシドは、比較的多い量で使用することができ、それは、樹脂の分子量の付随する低下を伴って重合速度を高める。したがって、以前と同じポリマーを高められた重合速度で製造することができ、それは高められた反応器時空収率をもたらす。この理由のため、二官能性パーオキシド、1分子中に2個の過酸素結合を有するパーオキシド、または制御された架橋をもたらすパーオキシドが、慣用のスチレン重合法での使用のために考慮され、または使用されている。しかし、別の重合系、好ましくは反応器時空収率をさらに一層高めることを可能にする系がなおも望ましい。最終の樹脂の望ましくない汚染を避けるために、代替パーオキシドは、最終の配合物の重量に基づいて、25重量%未満、より好ましくは20重量%未満、さらに好ましくは10重量%未満の減感剤(phlegmatizer)を含むのが好ましい。状況に応じて、減感剤を本質的に含まないパーオキシド配合物を有するのが非常に好ましいと考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
同様に、低められたレベルの減感剤を有するエチレン(コ)ポリマーが製造され、および/または非常に有効なパーオキシドが使用されるところの、パーオキシドで開始される方法が望まれる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、新規な特定の種類のパーオキシドが使用されるところの別の方法に関する。このような方法では、得られる樹脂の分子量を正確に制御することができ、ポリマー収率が非常に高く、そしていくつかの方法が無色の生成物をもたらすことが分かった。特に、本発明は、式Iのトリオキセパン化合物から選択される少なくとも1の開始剤を使用してモノマーが重合されるところの方法に関する。
【0006】
【化3】
【0007】
ここで、R1 〜 3は独立して、水素および置換されたまたは置換されていない炭化水素基から選択され、基R1 〜 3の2つが結合して環構造を形成してもよい。好ましくは、R1 〜 3は独立して、水素および置換されたまたは置換されていないC1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アラルキルおよびC7〜C20アルカリールから成る群から選択され、それらの基は線状または分岐状のアルキル部分を含んでいてもよく、基R1 〜 3の2つが結合して(置換された)シクロアルキル環を形成してもよい。R1〜R3の各々の上の任意的な1以上の置換基は、ヒドロキシ、アルコキシ、線状または分状のアルキルまたはアルケニル、アリールオキシ、ハロゲン、カルボン酸、エステル、カルボキシ、ニトリルおよびアミドから成る群から選択される。好ましくは、R1およびR3が、低級アルキル基、例えばメチル、エチルおよびイソプロピル、から選択され、メチルおよびエチルが最も好ましい。R2は好ましくは、水素、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、t−ブチル、アミル、イソアミル、シクロヘキシル、フェニル、CH3C(O)CH2−、C2H5OC(O)CH2−、HOC(CH3)2CH2−、および下記の基から選択される。
【0008】
【化4】
ここで、R4は独立して、R1 〜 3に関して示された化合物の群のいずれかから選択される。別の好ましい生成物は下記である。
【0009】
【化5】
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に従う好ましい方法の第一の群は、ハイソリッドアクリレート樹脂を製造するための重合法である。これらの方法は、慣用の型、例えばバルク、懸濁、エマルジョンまたは溶液型である。但し、上記した少なくとも1のパーオキシドが使用される。好ましくは、溶液重合が使用される。
【0011】
本発明に従う好ましい重合法の第二の群は、モノマーの少なくとも40重量%がスチレンであるところのスチレン重合法である。そのような方法は、従来公知であるように、コポリマー、例えばポリスチレンアクリロニトリル(SAN)、およびゴム変性ポリマー、例えばメタクリレート−ブタジエン−スチレン(MBS)および耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)樹脂の製造を包含する。上記方法は、従来公知である塊重合、懸濁重合、エマルジョン重合または溶液重合によって行われ得る。この第二群の方法の範囲内では、バルク重合法としても公知の塊重合法、および/または懸濁/塊重合法(重合の第一部分が懸濁物中で行われ、その後、反応混合物が塊重合法に移される)が最も好ましい。これらの最も好ましい方法では、典型的には汎用ポリスチレン(GPPS)および/またはHIPSが製造される。
【0012】
好ましい重合法の第三の好ましい群は、高圧重合法である。これらの方法では、500〜4,000バールの範囲の圧力でチレンが(共)重合される。これらの方法では、本発明に従うパーオキシドの独特の特性が、得られるポリエチレンまたはエチレンコポリマーの分子量に関して改善された制御を有する非常に有効な重合反応を可能にすることが予想される。
【0013】
典型的には、これらの方法全てに関する重合温度は、環境温度〜400℃、好ましくは40〜350℃の範囲である。温度プロファイル、例えば初期重合を100℃未満で行い、次いで温度を100℃より上に上げて重合を完了するための温度プロファイルを使用して重合を行うことも可能である。溶媒重合法では、重合はしばしば、溶媒または溶媒の混合物の還流温度で行われる。これらの変形は、当業者には全て公知であり、当業者は、使用される特定の重合法および特定のラジカル重合開始剤に応じて、選択された反応条件を選択することに困難性を有しないであろう。しかし、トリオキセパンは、高温重合法、特に、温度が140℃より高く、より好ましくは165℃より高いところの方法であって、慣用のパーオキシドでは反応性が高すぎて低い収率をもたらすところの方法での使用に著しく適する。
【0014】
ハイソリッド溶媒系コーティング樹脂を製造するのに適した(コ)モノマーは、オレフィン性またはエチレン性不飽和モノマー、例えば置換されたまたは置換されていないビニル芳香族モノマー、例えばスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレンおよびハロゲン化スチレン;ジビニルベンゼン;エチレン;エチレン性不飽和カルボン酸およびそれらの誘導体、例えば(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルエステル、(メタ)アクリル酸、メトキシエチルアクリレート、ジメチルアミノ(メタ)アクリレート、イソブチルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、ステアリン酸メタクリレート、アリルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、メタクリルアミド、例えばブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートおよびグリシジル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレートおよびエチル(メタ)アクリレート;エチレン性不飽和ニトリルおよびアミド、例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリルおよびアクリルアミド;置換されたまたは置換されていないエチレン性不飽和モノマー、例えばブタジエン、イソプレン、およびクロロプレン;ビニルエステル、例えばビニルアセテートおよびビニルプロピオネートおよびバルサチン酸(versatic acid)のビニルエステル;エチレン性不飽和ジカルボン酸およびそれらの誘導体、例えばモノエステル、ジエステル、無水物およびイミド、例えば無水マレイン酸、無水シトラコン酸、シトラコン酸、イタコン酸、無水ナド酸、マレイン酸、フマル酸、アリール、アルキルおよびアラルキルシトラコンイミドおよびマレイミド;ビニルハライド、例えば塩化ビニルおよび塩化ビニリデン;ビニルエーテル、例えばメチルビニルエーテルおよびn−ブチルビニルエーテル;オレフィン、例えばエチレンイソブテンおよび4−メチルペンテン;アリル化合物、例えば(ジ)アリルエステル、例えばジアリルフタレート、(ジ)アリルカーボネート、およびトリアリル(イソ)シアヌレートである。モノマー、例えばメタクリル酸、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジ−メチルアミノエチルメタクリレート、t−ブチルアミノエチルメタクリレート、3−(2−メタクリルオキシエチル)−2,2−スピロシクロヘキシルオキサゾリデンなどを使用して最終コーティング組成物の付着特性を改変することができる。
【0015】
一般に、ハイソリッドアクリル樹脂は、コーティングされるべき表面にコーティング組成物が施与されるとき、最終の架橋(硬化)反応中に分子量の増加および網状組織の形成を受けるために、化学的に活性な基(通常はヒドロキシルまたはカルボキシル官能性)を含む必要がある。硬化剤としてメラミンまたはイソシアネートがしばしば使用されるので、典型的には、ハイソリッドアクリル樹脂が約2〜約7重量%のヒドロキシル含量を有することが望ましい。約2〜7重量%のヒドロキシル含量を有するポリマーを調製するために、十分な量のヒドロキシアルキルアクリレートまたはメタクリレートが使用され(通常は、モノマー組成物の20〜40重量%)、および/またはそのような官能基を樹脂に導入する開始剤が使用される。この理由のため、ヒドロキシ基を有するトリオキセパン化合物の使用が好ましいと考えられる。しかし、他の官能基、例えばカルボン酸を使用することもできる。
【0016】
そのような官能性ポリマーの製造に使用され得るヒドロキシアルキルアクリレートおよびメタクリレートの例は、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシルブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートなどを包含する。使用されるべきこれらの官能性(コ)モノマーの量は、当業者に明らかなように、最終樹脂の所望のヒドロキシル価および使用される開始剤の種類に依存する。
【0017】
ハイソリッドアクリル樹脂を製造するために使用され得る好ましいコモノマーは、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、スチレン、p−メチルスチレン、(メタ)アクリル酸、および酢酸ビニルを包含する。
【0018】
重合の第二の好ましい群の慣用のスチレン重合法において使用され得るコノモマーは、慣用の種類のものであり、メチルまたはエチル(メタ)アクリレート、アクリロニトリル、ビニルピリジンなどのモノマー、およびジビニルベンゼンおよびトリアリルイソシアヌレートなどの架橋性コモノマーを包含する。上記したように、重合プロセスの間にゴムも存在することができ、HIPS、MBSおよびアクリロニトリル−スチレン−ブタジエンゴム(ABS)樹脂の製造法におけるように、スチレンがこのゴム上にグラフト化される。
【0019】
重合法の第三の好ましい群において使用され得るコモノマーは、慣用の種類のものであり、アルケン、例えばヘキセンおよびオクテン、酢酸ビニルおよびアクリル酸を包含する。
【0020】
これらの方法のいずれかで使用される開始剤の量は、重合温度、重合熱を除去するための容量、使用されるモノマーの種類、および適用され得る場合の加えられる圧力に依存して、変わる。通常、モノマーの総重量に基づいて0.001〜25重量%の開始剤が使用される。好ましくは、0.001〜15重量%の開始剤が使用される。
【0021】
溶媒重合法での使用に適する溶媒は例えば、トルエン、キシレン、テトラヒドロナフタレン、酢酸エチル、メトキシプロピルアセテート、n−ブチルアセテート、オキソ−ヘキシルアセテート、オキソ−ヘプチルアセテート、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、ブチルグリコールアセテート、エチルエトキシプロピオネート、アセトン、アセチルアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルn−アミルケトン、メチルイソアミルケトン、エチルアルコール、イソプロパノール、ブタノール、ベンジルアルコール、ジアセトンアルコール、メトキシプロパナール、ミネラルスピリット、他の脂肪族、脂環式および/または芳香族炭化水素、例えばSolvesso 100(商標)、エステル、例えばExxate 700(商標)、エーテル、ケトン、アルコール、およびそれらの混合物であり、それらは慣用的に使用される。なお、GPPSおよびHIPSの塊状重合では、典型的にはエチルベンゼンが溶媒として使用される。商業上、適する溶媒の選択において第一に考慮する点は、価格、毒性、可燃性、揮発性および連鎖移動活性である。
【0022】
なお、いくつかのトリオキセパンは公知である。例えば、Kirk & Othmers Encyclopedia of Chem. Tech., 第3版、第17巻、第57頁を参照。これは、下記式の1,2,4−トリオキサシクロヘプタンを開示している。
【0023】
【化6】
【0024】
国際特許出願公開WO98/50354は、下記式の生成物を含む4つの関連するトリオキセパン化合物を開示し、これらの化合物を架橋プロセスにおいて助剤と共に使用することを開示している。
【0025】
【化7】
【0026】
本発明方法は、ジュロマー(duromer)または非熱可塑性エラストマーが形成されるところの方法には及ばない。上記用語は、例えばW. Hofmannのゴムテクノロジーハンドブック(W. Hofmanns Rubber technology hanndbook)(Carl Hanse Verlag, 1989)の第1.3章に開示されているそれらの慣用の意味で使用される。米国特許第3,517,032号は、下記式の化合物が、式4,4,7,7−テトラメチル−1,2,3−トリオキシアシクロヘプタンの環式トリオキシドを製造するための方法において形成され得ることを開示している。
【0027】
【化8】
上記環式トリオキシドは、重合触媒として有用であると開示されている。汚染物質トリオキセパンが上記目的のために使用され得ることは開示されていない。
【0028】
本発明に従って使用するためのトリオキセパンは、例えば、HOC(CH5)HCH2C(CH5)2OOHをケトンと、典型的には触媒の存在下で反応させ、次いで精製工程に付すことにより慣用の方法で合成され得る。そのような手法は、例えば、国際特許出願公開WO98/50354(実施例1を参照)に開示されている。
【0029】
本発明のパーオキシドの合成において使用するために適するケトンは、例えば、アセトン、アセトフェノン、メチル−n−アミルケトン、エチルブチルケトン、エチルプロピルケトン、メチルイソアミルケトン、メチルヘプチルケトン、メチルヘキシルケトン、エチルアミルケトン、ジメチルケトン、ジエチルケトン、ジプロピルケトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルイソプロピルケトン、メチルプロピルケトン、メチルt−ブチルケトン、イソブチルヘプチルケトン、ジイソブチルケトン、2,4−ペンタンジオン、2,4−ヘキサンジオン、2,4−ヘプタンジオン、3,5−ヘプタンジオン、3,5−オクタンジオン、5−メチル−2,4−ヘキサンジオン、2,6−ジメチル−3,5−ヘプタンジオン、2,4−オクタンジオン、5,5−ジメチル−2,4−ヘキサンジオン、6−メチル−2,4−ヘプタンジオン、1−フェニル−1,3−ブタンジオン、1−フェニル−1,3−ペンタンジオン、1,3−ジフェニル−1,3−プロパンジオン、1−フェニル−2,4−ペンタンジオン、メチルベンジルケトン、フェニルメチルケトン、フェニルエチルケトン、メチルクロロメチルケトン、メチルブロモメチルケトン、およびそれらのカップリング生成物を包含する。もちろん、式Iのパーオキシドに対応する適切なR基を有する他のケトン、例えば式HORC(O)ROHの化合物、ならびに2以上の異なるケトンの混合物を使用することができる。
【0030】
好ましいケトンの例は、アセトン、メチルエチルケトン(いずれかの異性体)、ジエチルケトン(いずれかの異性体)、メチルプロピルケトン(いずれかの異性体)、メチルブチルケトン(いずれかの異性体)、メチルアミルケトン(いずれかの異性体)、メチルヘキシルケトン(いずれかの異性体)、メチルヘプチルケトン(いずれかの異性体)、エチルプロピルケトン(いずれかの異性体)、エチルブチルケトン(いずれかの異性体)、エチルアミルケトン(いずれかの異性体)、エチルヘキシルケトン(いずれかの異性体)、シクロヘキサノン、アセチルアセトン、エチルアセトアセテート、ジアセトンアルコール、およびそれらの混合物である。
【0031】
パーオキシドは、そのままで、または粉末、顆粒、ペレット、錠剤、フレーク、スラブ、ペーストおよび溶液の形態で、製造され、輸送され、貯蔵され、そして適用され得る。これらの配合物は所望により、特定のパーオキシド、および配合物におけるその濃度に応じて、必要なときに減感され得る。好ましくは、パーオキシドは、パーオキシド配合物の少なくとも50重量%、より好ましくは少なくとも75重量%、さらに好ましくは85重量%が本発明に従うトリオキセパンの1以上であるような形態で使用される。最も好ましくは、パーオキシドがその工業的に純粋な形態で使用される。
【0032】
用語「ハイソリッド」は、樹脂組成物の総重量に基づいて少なくとも50重量%の固形分(不揮発性物質)を含む樹脂組成物を言うために使用される。より好ましくは、樹脂組成物が、60重量%より多くの、最も好ましくは70重量%より多くの固形分を含む。用語「低分子量」は、50,000ダルトン未満の、好ましくは25,000ダルトン未満の、より好ましくは15,000ダルトン未満の分子量を有する(コ)ポリマーを言うために使用される。
【0033】
本発明の重合法の際、通常の添加剤が慣用の量で使用され得る。そのような添加剤の例は、連鎖移動剤、例えばチオール、ジスルフィドおよび/またはCCl4を包含する。
【0034】
本発明に従って製造されるハイソリッドアクリル樹脂に基づくコーティング組成物は、慣用の硬化剤を含み、そして慣用の添加剤、例えば安定剤、界面活性剤、UV吸収剤、触媒ブロッカー、酸化防止剤、顔料分散剤、流れ添加剤、レオロジー制御剤、均染剤および溶媒を含み得る。コーティング組成物のためのそのような添加剤は、重合法に悪影響を及ぼさないならば、本発明に従う方法において存在し得る。
【0035】
【実施例】
実験
以下の化学物質が使用された。
スチレン、Merck製、使用前に希釈される、
ジクロロメタン、Baker製、
Solvesso(商標)100およびExxate(商標)700,ExxonMobil製、
Trigonox(商標)301、Akzo Nobel製、減感剤中の環式メチルエチルケトンパーオキシド41%、
Trigonox(商標)22、Akzo Nobel製、減感剤中の1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、
Trigonox(商標)B、Akzo Nobel製、ジ−t−ブチルパーオキシド。
使用された全ての他の化学物質はAcros Chemicalsによって供給され(分析用品質)、さらに精製することなく使用された。
ポリマーの分子量(分布)は、Waters 510 HPLCポンプ、通常のカラムおよび検出装置、ならびにポリスチレン標準を使用して慣用の方法で決定された。重合度は、ガスクロマトグラフィーによって慣用の方法で未反応モノマーの量を分析することにより決定された。
【0036】
実施例1〜10および比較例A〜D
これらの実施例では、アクリレートを、タービン攪拌機、還流冷却器および注入部分を備えた、直径60mmおよび高さ80mmのジャケット付ガラス反応器を使用して溶媒中で重合する。
溶媒(40g)を反応器に添加した。温度を、実験で使用されたパーオキシドがその温度で15分の半減期を有するように調整した。126℃まで(126℃を含む)の重合温度のために、溶媒として酢酸ブチルを使用した。126から165℃(165℃を含む)までの重合のために、Solvesso(商標)100を使用し、165〜200℃の温度での重合のためにExxate(商標)700を使用し、220℃での重合のためにエチルノナノエートが使用された。
【0037】
酸素を含まない重合条件を得るために、窒素を使用した。Watson Marlowポンプを使用して4時間にわたって、モノマー(40gのブチルアクリレート、28gのヒドロキシエチルメタクリレート、20gのスチレン、10gのメチルメタクリレート、および2gのメタクリル酸)および30meq(1分子につき1個のOO結合を有する化合物の場合は30ミリモル、1分子につき2個のOO結合を有する化合物の場合は15ミリモル、など)の開始剤を反応器に量り入れた。その後、同じ温度でさらに1時間重合を続けた。
【0038】
得られたポリマーを慣用の方法で分析した。分子量は、ポリスチレン標準を使用してHP−SECによって決定された。製造された樹脂の固形分は、約1gの樹脂を正確に秤量し、このサンプルを約10gのトルエンに溶解し、その後125℃で4時間、強制空気循環を伴うオーブン中で乾燥することにより、重量分析によって決定された。サンプルを冷却した後、残留物質の重量を初期サンプルの重量で割った値が固形分である。粘度は、25℃でブルックフィールド粘度計を使用して測定された。
【0039】
参照生成物「サイクリック−MIAKP」を、国際特許出願公開WO96/03397において組成物Vに関して示された手順を使用して、しかしイソブチルケトンの代わりにイソアミルケトンを使用して、現場で製造した。この化合物、ならびに市販製品Trigonox(商標)301は、現代のハイソリッドアクリレート重合開始剤の代表であると考えられる。サイクリック−MIAKPが減感され、67.3重量%のパーオキシドを含んでいた。本発明に従うトリオキセパンは、工業的に純粋な形態であり、95重量%より多くのパーオキシドを含んでいた。下記の生成物が使用された。
【0040】
【化9】
結果を下記に示す。
【0041】
【表1】
【0042】
これらの結果は、本発明に従うトリオキセパンが、狭い分子量分布を有する低分子量ハイソリッドアクリレート樹脂を高い収率で製造するための非常に有効な開始剤であることを示す。さらに、これらの生成物は、減感剤を必要とすることなく使用することができた。未知の理由のために、実施例7および8の生成物は無色の樹脂を与えた。一方、他の樹脂の色は、淡黄色からよりはっきりした黄色まで様々であった。
【0043】
実施例11および比較例E
ガラスアンプル(2.5ml)に、約1.3gの開始剤/スチレン混合物(100gのスチレンにつき0.75ミリ当量の開始剤(実施例7では0.75ミリモルおよび実施例Cでは0.375ミリモル))を充填し、そしてドライアイスに入れて上記混合物を約−70℃に冷却した。凍結した混合物の上の空気を窒素を用いてフラッシュ除去し、アンプルを密封した。アンプルを120℃の温度を有する油浴に入れて中身を重合させた。2、4、6および8時間後にアンプルを浴から取り出した。浴から取り出した後、アンプルを洗浄し、割り、100mlの円錐フラスコに移し、そして中身を少なくとも48時間、20mlのジクロロメタンに溶解させた。ジクロロメタンは、2500mlのジクロロメタンにつき25gのn−ブチルベンゼンおよび6.25gのブチル化ヒドロキシトルエンを、各々、その後のGC分析のための内部参照および酸化防止剤として含んでいた。溶解後、スチレンのポリスチレンへの転化率およびポリスチレンの分子量を、各々、GCおよびGPC技術を使用して、慣用の方法で決定した。
下記表は、2、4、6および8時間の重合時間の後に認められたスチレンの転化率および樹脂の重量平均分子量(Mw)を示す。
【0044】
【表2】
【0045】
実施例12および比較例F
実施例12およびFでは、実施例11およびEの実験を繰り返したが、重合が140℃で行われた。
【0046】
【表3】
【0047】
実施例11、12、EおよびFから、本発明に従う生成物は、慣用のパーオキシド、例えばTrigonox(商標)22と比較されるとき、ポリスチレンの非常に高い収率、および等しい転化率で望ましいより高い分子量を与えることが分かる。
Claims (6)
- 式Iのトリオキセパン化合物から選択される少なくとも1の重合開始剤を使用して1以上のモノマーを重合する方法。
- R1〜2が独立して、水素およびC 1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アラルキルおよびC7〜C20アルカリールから成る群から選択され、それらの基は線状または分岐状のアルキル部分を含んでいてもよく、基R1〜2の2つが結合してシクロアルキル環を形成してもよい、請求項1記載の方法。
- R1およびR3が、メチル、エチル、およびイソプロピルから選択される低級アルキル基であり、R2が、水素、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、t−ブチル、アミル、イソアミル、シクロヘキシル、およびフェニルから選択される、請求項2記載の方法。
- ハイソリッドアクリレート樹脂が形成される、請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
- 少なくとも40重量%のスチレンを含むモノマー混合物からスチレン樹脂が形成される、請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
- 500〜4,000バールの圧力でエチレンがラジカル重合または共重合される、請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
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