JPH03112960A - アミノ又はヒドラジノペルオキシド、それらの誘導体及びそれらの使用 - Google Patents

アミノ又はヒドラジノペルオキシド、それらの誘導体及びそれらの使用

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JPH03112960A
JPH03112960A JP1245372A JP24537289A JPH03112960A JP H03112960 A JPH03112960 A JP H03112960A JP 1245372 A JP1245372 A JP 1245372A JP 24537289 A JP24537289 A JP 24537289A JP H03112960 A JPH03112960 A JP H03112960A
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Jose Sanchez
ホセ・サンチェス
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この発明は、新規の反応性アミノ又はヒドラジノペルオ
キシド(以下においては一般的にAHPと称する)及び
構造Δ: (P(R目−X * N HhR”hQ ] −Δ(こ
こで、2%R11Rlm、X、Q並びにX、y及び2の
定義は下記に示す通りである)を有する全ての誘導体、
例えば4.4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンタノ
ヒドラジド(I−1)並びにこれら新規の化合物を不飽
和ポリエステル樹脂の硬化に、エチレン系不飽和モノマ
ーの重合開始に、流動性改質用に、オレフィンポリマー
及びエラストマーの架橋及び硬化用に、新規のグラフト
及びブロックコポリマーの製造用に、そして共有結合さ
れた性能付与性官能基を持つ新規のポリマーの製造用に
使用することに関する。 [従来の技術] 本発明の新規の反応性アミノ又はヒドラジノペルオキシ
ドは、反応性アミノ又はヒドラジノ官能基を有する。他
のタイプの反応性官能基を有するペルオキシドは文献中
に知られており、それらのあるものは商品として市販さ
れている。商業的に製造されている反応性官能基含有ペ
ルオキシドには、琥珀酸ペルオキシド(カルボキシル基
)及び0O−t−ブチルO−ヒドロモノペルオキシマレ
イン酸(カルボキシル基)が包含される。近年、ペルオ
キシ−2−エチルヘキサジ酸3−ヒドロキシ−]、2,
1−ジメチルブチル(ヒドロキシル基)及びペルオキシ
ネオへブタン酸3−ヒドロキシ−1゜l−ジメチルブチ
ル(ヒドロキシル基)が商品として提供された。このよ
うな開始剤はエチレン系不飽和モノマーの遊離基重合に
よって又はこれら反応性ペルオキシド開始剤を用いたグ
ラフト重合反応によってポリマー上に反応性の基を1配
置」させ、それによってポリマー製造業者はこのポリマ
ーの有用性及び価値を高める°ことが可能になる。 他の反応性開始剤は文献に開示されている。米国特許第
3.236.872号にはヒドロキシペルオキシドが開
示されている。米国特許第3.991.085号にはエ
ポキシペルオキシドが開示されている。米国特許第3.
660.468号には反応性カルボキシル基を有するペ
ルオキシド、特にα、α−二置換マロン酸のモノベルエ
ステルが開示されている。米国特許第3.671.65
1号にはアシルハライド基、へロホルメート基又は酸無
水物基のような反応性アシル化基を有するペルオキシド
が開示されている。米国特許第3,952,041号に
は反応性酸クロリド基を有するペルオキシドが開示され
ている。 従来の反応性官能化ペルオキシドは、共反応性酸無水物
含有化合物及びポリマーとの反応性が構造Δの反応性ア
ミノ及びヒドラジノペルオキシドはど完全又は明らかで
はない。ヒドロキシル化合物とは違って、アミノ及びヒ
ドラジノ化合物は環状酸無水物、即ちアミド酸及びイミ
ドと非常に安定な反応生成物を形成する。これに対して
、ヒドロキシル化合物は反応してカルボキシエステルを
形成するが、このヒドロキシエステルはイミドが非常に
安定である高温において不安定である。環状イミド構造
が熱的に非常に安定であるということは非常によく知ら
れている。実際、ポリイミドは環状イミド結合のために
極めて高い熱安定性を示すポリマーの類に属する。この
高い熱安定性のために、ポリイミドは非常に高い温度の
用途において用いられる。 アミノ基を有するペルオキシドはいくつか知られている
。E、 G、 E、ホーキンス(lawkins)は、
「アンゲバンテ・ヒエミー(Angewandte C
hemie)J、第12巻、第783〜793頁(19
73年)に、アミノ基がペルオキシド基と同じ炭素原子
に結合したαアミノペルオキシドを開示したが、しかし
α−ペルオキシヒドラジン又はα−ペルオキシアゾ化合
物はこれに包含されない。例えば、この文献には、1−
ヒドロペルオキシシクロヘキシルアミンは公知であるカ
ルカル室温において比較的不安定であると示されている
。l−ヒドロベルオキシアルキルアミンとケトン及びア
ルデヒドとの反応によって、環状ペルオキシアミンであ
る1、 2.4−ジオキサゾリジンが得られる。この1
.2.4−ジオキサシリジンは−NH結合を1つだけし
か持たず、従って安定なペルオキシイミドを合成するの
に用いることができない0本発明の構造ΔのAHPの末
端−NF2基はAHPのペルオキシド官能基から離れて
おり、従ってこのAHPはl−ベルオキシアルキルアミ
ン又は1.2.4−ジオキサシリジンよりかなり安定で
あり、より有用である。 カナダ国特許第1.194.477号には、2.2.6
゜6−テトラアルキル−4−ピペリジノン及び1.2゜
20)6.6−ベンタアルキルー4−ピペリジノンから
誘導されるジペルオキシケクール及びジペルオキシケタ
ール塩が開示されている。しかしながら、これら化合物
のアミノ官能基は極めて立体障害を受けており、環状酸
無水物とは全く反応性でない。 構造Δの中の本発明のAHPの誘導体は新規である。ア
ミノペルオキシドは前述のホーキンスの論文及び米国特
許筒4.180.518号に開示されている。ホーキン
スの論文には、■−ベルオキ、ジアルキルアミンのN−
アシル誘導体が開示されている。米国特許筒4.180
.518号には、ジアルキルペルオキシドのカルバメー
ト誘導体、モノペルオキシカーボネート及びペルオキシ
カルバメートが開示されている。 米国特許筒4.072,810号には連結ペルオキシド
が開示されているが1本発明の連結ペルオキシドはこれ
に包含されない。AHPから誘導される本発明の連結ペ
ルオキシドは尿素官能基又はカルバゼート官能基のいず
れかと連結される。 米国特許筒3,706.818号にはポリベルオキシ逐
次ラジカル開始剤(逐次ペルオキシド)が開示されてい
るが、ARPから誘導される構造Δの中の本発明の逐次
ペルオキシドではない0本発明の逐次ペルオキシドはカ
ルバゼート官能基と連結される。 ARPから誘導されるペルオキシ紫外線安定剤に関して
、米国特許筒4.129.586号には、特許された紫
外線安定剤基含有遊離基開始剤は、他にも方法はあるが
、アシル化官能基を有する紫外線安定剤と反応性−〇H
1−3H又は−NH基を有するペルオキシド又はアゾ化
合物とを反応させることを含む種類の方法によって製造
することができると開示されている(第22欄、第42
〜55行)。 本発明のペルオキシ紫外線安定剤、即ち本発明の新規の
AHPから誘導されるペルオキシ紫外線安定剤は、アシ
ル化官能基を有する紫外線安定剤と反応性ヒドラジド基
を有するペルオキシドとを反応させることによって製造
される。 本発明のAHPの新規のボ・リマー状誘導体に関して、
本発明者は、アミド酸又はイミド部分によってポリマー
に共有結合されたペルオキシ基を有するペルオキシポリ
マーに関する公表された技術を知らない。 ポリマー産業においては、エチレン系不飽和モノマーの
遊離基重合、ポリマー上へのグラフト結合、縮合ポリマ
ーの連鎖停止反応、共官能化ポリマーとの反応等のよう
な種々の手段によって反応性の官能化されたポリマー又
はペルオキシポリマーを製造するのに用いることのでき
る反応性の官能化された開始剤(ペルオキシド及びアゾ
化合物)が要求されている。これらの方法においては、
官能化された開始剤の開始剤末端基すると、官能基(即
ち鎖末端における基又は鎖からの側基)を持つポリマー
が生成する。このようなポリマーは鎖が延長されて所望
の高性能ポリマーを生成することができる。この技術は
ハイソリッドアクリル塗料業の基本であり、この場合、
ヒドロキシル含有低分子量アクリルコポリマーは自動車
塗装用途において塗布された後に共反応性化合物によっ
て鎖が延長され且つ(又は)架橋する。 反応性官能化開始剤を縮合ポリマーの連鎖停止に又は共
反応性ポリマーとの反応に用いると、開始剤側基及び(
又は)開始剤末端基を有するポリマーが生成する。これ
らペルオキシポリマーは次いで、不相容性ポリマーから
製造されたポリマーブレンド及びアロイを相客化させる
のに用いることのできるブロック又はグラフトコポリマ
ーを製造するのに用いることができる。 この理由から、商品として入手でき且つ高価ではない共
反応性ポリマーと反応性である反応性官能化開始剤が要
求されている。入手できる共反応性ポリマーには、ヒド
ロキシル基を持つもの、例えばポリ(ビニルアルコール
)並びにヒドロキシアルキルアクリレート及びメタクリ
レートから誘導されるアクリルコポリマー;カルボキシ
ル基を持つもの、例えばマレイン駿、フマル酸、アクリ
ル酸及びメタクリル酸コポリマー;酸無水物コポリマー
、例えば無水マレイン酸及び無水アクリル酸から誘導さ
れるものが包含される。 ヒドロキシルポリマーと共反応性である反応性の官能化
された開始剤は、酸ハライド、へロホルメート又は酸無
水物基を持つものである。一般的にこの反応は塩基の存
在を必要とし、従ってこの反応は押出機のようなより便
利なポリマー混合装置中よりもむしろ溶媒中で実施しな
ければならない。 カルボキシル基を有するポリマーと共反応性基を有する
開始剤との反応は、カルボキシル基が初めに酸ハライド
基に転化しなければ反応性が鈍い。後者の反応(転化)
は、続いての酸ハライド基を有するポリマーと共反応性
基(例えばヒドロキシル基)を有する開始剤との反応と
同様に溶液状で実施しなければならない。ポリマー溶液
反応は便利でなく、操作費用がかかる。 酸無水物基を有するポリマーと共反応性開始剤との反応
はポリマー状ペルオキシドを経済的に製造するための可
能性を持つようである。これらポリマー状基剤をさらに
より魅力的にすることは、数多くの酸無水物コポリマー
が低経費樹脂として商品として入手できるという事実で
ある。スチレン/無水マレイン酸(MA)コポリマー、
エチレン/MAコポリマー、オクタデセン/MAコポリ
マー アルキルビニルエーテル/MAコポリマ、グラフ
ト化MA改質ポリオレフィン他が入手できる。しかしな
がら、ヒドロキシル含有ペルオキシドとMAコポリマー
との反応は、側部ペルオキシド官能基を持つポリ(カル
ボキシエステル)を与えることが予期される。ペルオキ
シポリマーは高温において分解してMAコポリマー及び
ヒドロキシル含有ペルオキシドを生成することが予期さ
れる。これに対して、本発明のARPはMAコポリマー
と反応して初めにポリ(ペルオキシアミド酸)ポリマー
を生成し、これが高温に加熱されるとさらに脱水しなが
ら反応して、熱的に安定なイミド基を持つポリ(ペルオ
キシイミド)ポリマーを生成する。 [発明の概要] 本発明は、環状酸無水物との反応において安定なアミド
酸又は環状イミド化合物を形成し得る反応性アミノ又は
ヒドラジノ官能基を有するペルオキシド化合物であって
、前記反応性アミノ又はヒドラジノ官能基とペルオキシ
ド基との間に少なくとも2個の炭素原子を有する前記ペ
ルオキシド化合物に関する。本明細書において、用語「
ペルオキシド基Jとは一0〇−基を意味する。 本発明はまた、アミノ又はヒドラジド(AHP)及び下
記の構造Δの誘導体にも関する:[ここで、XはO又は
1であり、 yは1又は2であり、 2は1〜3であり、 但し、yが2である場合、2は1であることができるの
みであり、 2が2又は3である場合、yはlであることができるの
みであり、 そして、 (I)yが1であり且っ2が1である場合、Pは次の構
造: 2 2 バ1 0−R を有する、ペルオキシドを含有する1価の運であり: (ここで、Wは1又は2であり、 Rは4〜12個の炭素原子を有する置搾若しくは未置換
のt−アルキル基、9〜13個の炭素原子を有する置換
若しくは未置換のt−アルアルキル基、5〜12個9炭
素原子を有するt−シクロアルキル基又は5〜10個の
炭素原子を有する置換若しくは未置換のt−アルキニル
基であり、R1は1−13個の炭素原子を有する置換若
しくは未置換の直鎖状若しくは分枝釦状のアルキル基、
5〜10個の炭素原子を有する置換若しくは未置換のシ
クロアルキル基、7〜11個の炭素原子を有する置換若
しくは未置換の直鎖状若しくは分枝鎖状アルアルキル基
又は6〜10個の炭素原子を有する置換若しくは未置換
のアリール基であり、 Rloは1〜13個の炭素原子を有する置換若しくは未
置換の直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基、5〜10
個の炭素原子を有する置換若しくは未置換のシクロアル
キル基又は7〜11個の炭素原子を有する置換若しくは
未置換の直鎖状若しくは分枝鎖状アルアルキル基であり
、 R3及びR3は同一であっても異なっていてもよく、1
〜4個の炭素原子を有する置換又は未置換アルキル基で
あり、 R,R’  Rlo R2及びRsについての置換基は
1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、クロル又はブ
ロムであり、 R4は水素、1〜10個の炭素原子を有する置換若しく
は未置換のアルキル基又は6〜10個の炭素原子を打す
る置換若しくは未置換のアリール基であり、R4につい
ての置換基は1〜8個の炭素原子を有するアルキル基、
クロル、ブロム又はカルボキシルの1種以上であり、 Tは何もないか又は−〇−である); RIIは1〜8個の炭素原子を有する置換若しくは未置
換のアルキレン基又は1.2−1.3−若しくは1.4
−フェニレン基であり、RIIについての置換基は1〜
4個の炭素原子を有するアルキル基、クロル又はブロム
であり。 若しくは−C(R”)(R”)−であり、Roは何もな
いか、或いは2〜10個の炭素原子を有する置換若しく
は未置換のアルキレン基又は1.2− 1.3−若しく
は1.4−フェニレン基であり、R22についての置換
基は1〜3個の炭素原子を有するアルキル基、クロル又
はブロムであり、 Qは下記の窒素含有構造(a) 、(b) 、 (c)
、(d)若しくは(e)を有する窒素含有基又は下記の
構造(f)若しくは(g)を有するポリマー中の繰り返
し単位である: (e) −N=R” fここで、Rssは2〜18個の炭素原子を有する置換
若しくは未置換の1.2−若しくは1.3−アルキレン
基、2〜18個の炭素原子を有する置換若しくは未置換
の1.2〜若しくは]、2,3−アルケニレン基、5〜
6個の炭素原子を有する置換若しくは未置換の1.2−
シクロアルキレン基、5〜6個の炭素原子を有する置換
若しくは未置換の1.2−シクロアルケニレン基、°7
〜9個の炭素原子を有する置換若しくは未置換の1.2
−ビシクロアルキレン基、7〜9個の炭素原子を有する
置換若しくは未置換の1.2−ビシクロアルケニレン基
、置換若しくは未置換の1.2−フェニレン基、置換若
しくは未置換の1.2−ナフテニレン基、置換若しくは
未置換の2.3−ナフテニレン基又は置換若しくは未置
換の1.8−ナフテニレン基であり、Roについての置
換基は1〜8個の炭素原子を有するアルキル基、クロル
、ブロム、ニトロ、カルボキシル、1〜8個の炭素原子
を有するアルコキシ基又は2〜9個の炭素原子を有する
アルコキシカルボニル基の1種以上であり、 Rloは置換又は未置換の1.2−フェニレン基であり
、R″S°についての置換基は1〜8個の炭素原子を有
するアルキル基、クロル又はブロムの1種以上であり、 八〇はクロリド、プロミド、サルフェート、酸性サルフ
ェート、ホスフェート、酸性ホスフェート、p−メチル
フェニルスルホネート、フェニルスルホネート、メチル
スルホネート、フェニルホスホネート、シクロへキシル
ホスホネート又は任意のカルボン酸からのカルボキシレ
ートであり、R6は水素、1〜18個の炭素原子を有す
る置換若しくは未置換のアシル基、3〜10個の炭素原
子を有する置換若しくは未置換のアルケノイル基、2〜
18個の炭素原子を有するベルフルオルアシル基、7〜
11個の炭素原子を有する置換若しくは未置換のアロイ
ル基、6〜13個の炭素原子を有する置換若しくは未置
換のシクロアルキルカルボニル基、6〜13個の炭素原
子を有する置換若しくは未置換のシクロアルケニルカル
ボニル基、6〜13個の炭素原子を有する置換若しくは
未置換のビシクロアルキルカルボニル基、2〜19個の
炭素原子を有する置換若しくは未置換のアルコキシカル
ボニル基、3〜8個の炭素原子を有する置換若しくは未
置換のアルケニルオキシカルボニル基、7〜11個の炭
素原子を有する置換若しくは未置換のアリールオキシカ
ルボニル基、6〜13個の炭素原子を有する置換若しく
は未置換のシクロアルコキシカルボニル基、2〜19個
の炭素原子を有する置換若しくは未置換のアルキルアミ
ノカルボニル基、3〜8個の炭素原子を有する置換若し
くは未置換のアルケニルアミノカルボニル基、7〜11
個の炭素原子を有する置換若しくは未置換のアリールア
ミノカルボニル基、1〜8個の炭素原子を有するアルキ
ルスルホニル基、6〜10個の炭素原子を有する置換若
しくは未置換のアリールスルホニル基、又は次の構造(
hl 、  (i) 、(j) 、(k)若しくは(■
):0 若しくは を有する基であり: (ここで、 Wは何もないか、 又は 11 若しくは一〇〇〇−であり、 Yは−NH−−S−−5O− 808又は−〇−であり、 R6は1〜18個の炭素原子を有する アルキル基、6〜12個の炭素原子を有するアリール基
又は7〜11個の炭素原子を有するアルアルキル基であ
り、 R7はH,1〜4個の炭素原子を有す るアルキル基、2〜18個の炭素原子を有するアシル基
、7〜15個の炭素原子を有するアロイル基、2〜19
個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル基又は7〜
15個の炭素原子を有するアリールオキシカルボニル基
であり、 R44は何もないか又は1〜6個、好ましくは1〜3個
の炭素原子を有するアルキレン基であり、 ■は0又はlであり、 S、は何もないか、又は1〜4個の炭 素原子を有するアルキル基、低級アルコキシ、クロル、
ブロム:°シアノ若しくはニトロの1種以上であり、 S、゛は何もないか、又は1〜4個の炭素原子を有する
アルキル基、t−ブチル基、t−アミル基、t−オクチ
ル基、α−クミル基、1〜4個の炭素原子を有するアル
コキシ基、クロル、ブロム、シアノ又はニトロの1種以
上である); R6についての置換基は1〜8個の炭素原子を有するア
ルキル基°、クロル、ブロム、ニトロ、カルボキシル、
1〜8個の炭素原子を有するアルコキシ基又は2〜9個
の炭素原子を何するアルコキシカルボニル基であり、但
し、Roが何もない場合、R’についての置換基はさら
に5〜9個の炭素原子を有するt−アルキルペルオキシ
カルボニル基、5〜9個の炭素原子を有するt−アルキ
ルペルオキシカルボニルオキシ基又は4〜8個の炭素原
子を有する1 −アルキルペルオキシ基であることもで
き、R’は2〜12個の炭素原子を有する置換若しくは
未置換のアルキリデン基、5〜12個の炭素原子を有す
る置換若しくは未置換のシクロアルキリデン基(これは
シクロアルキリデン鎖中に随意に1個以上の複素原子N
%O若しくはSを有していてよい)又は7〜11個の炭
素原子を有する置換若しくは未置換のベンジリデン基で
あり、R”についての置換基は1〜8個の炭素原子を有
するアルキル基、クロル、ブロム、カルボキシル又はニ
トロの1種以上である) (ここで、R,及びR0同一であっても異なっていても
よく、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、
5〜7個の炭素原子を有するシクロアルキル基、フェニ
ル、クロル又はブロムであり、 tはO又は1であり、 Gは構造への残基への基Qの結合点を示し、 ここで、繰り返し単位(f)又は(g)はポリマー主鎖
中若しくは側部単位として又はそれらの両方として存在
する); (II)yが1であり且っZが2である場合、Pは次の
構造ニ ー〇〇− 又は を有する、ペルオキシドを含有する2価の基であり: (ここで、R”は1〜6個の炭素原子を有するアルキレ
ン基、2〜6個の炭素原子を有するアルキニレン基、4
〜8個の炭素原子を有するアルカジイニレン基又は1.
3−若しくは1.4−フェニレン基である);R1、X
、R”  Q、R,R’   R”R3及びXは、yが
1であり且つZが1である場合におけるとの同じであり
、但し、Qは前記のポリマー中の繰り返し単位(f)及
び(g)であることができない; (In)yが1であり且つZが3である場合、Pは次の
構造: を有する、ペルオキシドを含有する3価の基であり、 R11X%R1IQ%R,R’   R”R2及びXは
、yが1であり且つZが1である場合におけるとの同じ
であり、但し、Qは前記のポリマー中の繰り返し単位で
あることができない: (rV) zが1であり且つyが2である場合、P、R
目及びXは、yが1であり且っZが1である場合におけ
るのと同じであり、R22は何もな(、 Qは次の構造(m) 、 (n)又は(0):(mJ 
   −N−1(−N− 又は を有する、 窒素を含有する2価の基である: Rasは何もないか、 又は次の構造: tt− −Y−R”−Y− −R”−Z 77− 若しくは −Y−R”−Z−R”−Y− を有する2価の基であり、 R”は2〜10個の炭素原子を有する置換若しくは未置
換のアルキレン基(これはアルキレン鎖中に随意に1個
以上の複素原子0若しくはSを有していてよい)又は置
換若しくは未置換の1.2− 1.3−若しくは1.4
−フェニレン基であり、R″′についての置換基は1〜
8個の炭素原子を有するアルキル基、クロル、ブロム、
カルボキシル、ニトロ又は1〜8個の炭素原子を有する
アルコキシ基の1種以上であり、 Zは何もないが、或いは1〜8個の炭素原子を有する置
換若しくは未置換のアルキレン基又は次の構造: CF。 を有する2価の基であり、 R9及びR9“は同一であっても異なっていてもよく、
水素又は1心10個の炭素原子を有するアルキル基であ
り、そしてR9及びR9°は互いに結合して、5〜12
個C炭素原子を有し且つ1〜4個の炭素原子壱有する1
種以上のアルキル置換基を有すお炭素環を形成すること
もでき、 Rasは2〜10個の炭素原子を有する慣換又は未置換
のアルキレン基であり、R6についての置換基は1〜8
個の炭素原子を有するアルキル、クロル、ブロム、カル
オキシル、1〜8個の炭素原子を有するアルコキシ基、
1〜8個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル基、
1〜8個の炭素原子を有するアシルオキシカルボニル基
又はニトロである)]。 本発明の他の局面には、下記が包含される:A、不飽和
ポリエステル樹脂を所定量の構造ΔのAHPの存在下で
該樹脂を硬化させるのに有効な条件下で反応させること
によって該樹脂を硬化させるための新規の方法。 B、ll造ΔにおいてQが次の構造: 又は (ここで、Gは構造Aの残基への基Qの結合点を示す) を有する繰り返し単位であり且つこれら単位がポリマー
主鎖中若しくは側部単位として又はそれらの両方として
存在する新規のポリマー状ペルオキシドの新規の製造方
法であって、次の構造:の繰り返し単位を持つ酸無水物
含有コポリマー(ここで、この単位はポリマー主鎖中若
しくは側部単位として又はそれらの両方として存在する
) と構造ΔにおいてQが−NH,である新規の非ポリマー
状AHPとを、新規のポリマー状ペルオキシドを製造す
るのに有効な条件下においてポリマー溶融物中で又は溶
液状で反応させることによる前記製造方法。 C,エチレン系不飽和モノマーをこのモノマーの重合を
開始させるのに有効な条件下で重合開始量の構造ΔのA
RPと反応させることによって前記モノマーの重合を開
始させろための新規の方法。 代表的なモノマーには、例えばスチレン、エチレン及び
塩化ビニルが包含される。 D、エラストマー状樹脂を該樹脂を硬化させるのに有効
な条件下で開始量の構造ΔのAHPの存在下で反応させ
ることによって該樹脂を硬化させるための新規の方法。 代表的なエラストマー状樹脂番こは、例えばエチレン/
プロピレンコポリマー(EPR)、エチレン/プロピレ
ン/ジェンターポリマー(EPDM)及びブタジェンゴ
ムが包含される。 E、ポリマー即ちポリプロピレン(p p)又は50重
量%より多いポリプロピレンを含有するコポリマーを該
ポリマー又はコポリマーの分子量を変え且つ分子量分布
を変性することによって改質するための新規の方法であ
って、該ポリマー又はコポリマーを所定量の構造へのA
HPの存在下で該ポリマー又はコポリマーを数置するの
に有効な条件下で反応させることによる前記方法。 F、オレフィンポリマーを所定量の構造AのARPの存
在下で該ポリマーを架橋させるのに有効な条件下で反応
させることによって該ポリマーを架橋させるための新規
の方法。代表的なオレフィンポリマーには、例えば低密
度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)及び高密度ポリエチレン(HDPE)が
包含される。 G、少なくとも1種の性能付与性官能基を有する構造Δ
のARPとポリマーとを該ポリマーの性能を高めるよう
な態様で該AHPを該ポリマ一番こ共有結合させるのに
有効な条件下で反応させることによる、共有結合された
性能付与性官能基を持つポリマーの新規の製造方法、好
ましくは性能付与性官能基は前記のような構造Δの基(
h) 、(i)、(j) 、 (k)又は(1)である
。 8.2種以上のポリマーのブレンド及びアロイを相客化
させるのに有用な新規のブロック又(まクラフトコポリ
マーの新規の製造方法であって、構造Aのポリマー状ペ
ルオキシドとブロック又はグラフトコポリマーを形成さ
せるのに用いられるモノマー又はポリマーとをブロック
又はグラフトコポリマーを形成させるのに有効な条件下
で反応させることによる前記製造方法。 上記の方法の反応成分量及び反応条件(例えば温度、時
間、圧力、添加速度等)は、本明細書の開示に基づいて
当業者に周知であり、また、経験を無効にすることな(
それから容易に認識できるであろう。 [好ましい具体例の詳細な説明] 末端アミノ基を有する新規のAHPを製造するためには
、いくつかの合成方法が利用できる。 一つの方法は、過剰のヒドラジン又はジアミンと、酸ハ
ライド官能基、へロホルメート官能基、酸無水物官能基
又はエステル官能基を有するペルオキシドとを反応させ
る方法である。過剰のヒドラジン又はジアミンと酸ハラ
イド官能基、へロホルメート官能基又は酸無水物官能基
を有するペルオキシドとを反応させる場合、過剰のヒド
ラジン又はジアミンはこの反応において塩基として作用
する。また、ヒドラジン又はジアミンと共に他の塩基、
例えばトリエチルアミン、トリブチルアミン、N、N−
ジメチルアニリン、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム
、炭酸水素ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム
、炭酸水素カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウ
ム、炭酸カルシウム及び燐酸三ナトリウムを用いること
もできる。 これらの方法におけるヒドラジンの有用な形には、無水
ヒドラジン及び水性ヒドラジン組成物、例えば85%ヒ
ドラジン水和物(54,4%ヒドラジン)が包含される
。これらの方法において有用なジアミンには、エチレン
ジアミン、1.4−ブチレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、1.4−フェニレンジアミン、1.3−フェ
ニレンジアミン他が包含される。 酸ハライド官能基、へロホルメート官能基、酸無水物官
能基又はエステル官能基を有する有用なペルオキシドは
当技術分野においてよ(知られた方法によって製造する
ことができ、このペルオキシドには例えば次のものが包
含される:塩化2−(1−ブチルベルオキシカルボニル
)ベンゾイル、塩化3−(t−ブチルベルオキシカルボ
ニル)プロピオニル、塩化4−(t−アミルペルオキシ
カルボニル)ブチリル、クロル蟻酸4.4−ジ−(1−
ブチルペルオキシ)ペンチル、クロル蟻酸1.3−ジメ
チル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチル、クロル蟻
酸3−メチル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチル、
クロル蟻酸1.3−ジメチル−3−(t−アミルペルオ
キシ)ブチル、クロル蟻酸1.3−ジメチル−3−(2
−エチルヘキサノイルペルオキシ)ブチル、クロル蟻酸
1.3−ジメチル−3−(ネオヘプタノイルペルオキシ
)ブチル、ジー(]、2,1−ジメチル−3−クロルカ
ルボニルオキシブチル)ペルオキシド、ジー(]、2,
1−ジメチル−3−クロルカルボニルオキシプロピル)
ペルオキシド、4.4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)
ペンタン酸無水物、3.3−ジ−(t−ブチルペルオキ
シ)酪酸メチル、3.3−ジ−(t−アミルペルオキシ
)酪酸メチル、3,3−ジ−(t−ブチルペルオキシ)
酪酸n−ブチル、3.3−ジ−(t−ブチルペルオキシ
)酪酸フェニル、4.4−ジ−(t−ブチルペルオキシ
)ぺンタン酸メチル、4.4−ジ−(t−ブチルペルオ
キシ)ペンタン酸エチル、4.4−ジ−(t−ブチルペ
ルオキシ)ペンタン酸n−ブチノシ、4.4−ジ−(t
−ブチルペルオキシ)ペンタン酸フェニル、4−ジ−(
t−ブチルペルオキシ)ベンクン酸t−ブチル、3−(
メトキシカルボニルメチル)−3,5,7,7−テトラ
メチル−1.2.4−トリオキサシクロへブタン、3−
(2−エトキシカルボニルエチル) −3,5゜7.7
−テトラメチル−]、2,2,4−トリオキサシクロへ
ブタン、3−(メトキシカルボニルメチル)−3,6゜
6、9.9−ペンタメチル−]、2,2,4,5−テト
ラオキサシクロノナン及び3−(2−エトキシカルボニ
ルエチル)−3,6,6,9,9−ペンタメチル−]、
2,2,4,5−テトラオキサシクロノナン。 末端アミン基を有するARPの他の合成方法においては
、出発物質として1−(1−インシアナト−1−メチル
エチル)−4−イソプロペニルベンゼンを用いる。初め
にこの反応成分をアルコール、例えばメタノールと反応
させて0−メチルN−ti−メチル−1−(4−イソプ
ロペニルフェニル)エチル]カルバメートを形成させる
。次いでこの中間体を、無水塩化水素、硫酸及び(又は
)p−トルエンスルホン酸のような酸触媒の存在下でヒ
ドロペルオキシド、例えばt−ブチルヒドロペルオキシ
ドと反応させる。得られる生成物0−メチルN−[1−
メチル−1−[4−(1−メチル−1−(t −ブチル
ペルオキシ)−エチルJフェニルJエチル]カルバメー
トを次いで前記の又は他の好適な周知の酸又は塩基触媒
の存在下で加水分解して、アミノペルオキシド、即ち1
〜(1−アミノ−1−メチルエチル)−4−[1−メチ
ル−17,(t−ブチルペルオキシ)エチル]ベンゼン
を得る。 末端アミノ基を有する新規のARPの非限定的な例には
、以下のものが包含される: 抽アミノ    るAHP ・4.4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンタノヒド
ラジド ・4.4−ジ−(t−アミルペルオキシ)ペンタノヒド
ラジド ・3.3−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ブタノヒドラ
ジド 3−(]、2,4,4,6−テトラメチル−2,3,フ
ードリオキサシクロヘブナル)プロピオンヒドラジドN
−(2−アミノエチル)4.4−ジ−(t−ブチルペル
オキシ)ペンタンアミド 1.3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチ
ルカルバゼート 1.3−ジメチル−3−(t−アミルペルオキシ)ブチ
ルカルバゼート ・1.3−ジメチル−3−(2−エチルヘキサノイルペ
ルオキシ)ブチルカルバゼート ・1.3−ジメチル−3−(ネオヘプタノイルペルオキ
シ)ブチルカルパゼート ・1.3−ジメチル−3−(ネオデカノイルペルオキシ
)ブチルカルバゼート ・4.4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンチルカル
バゼート ・〇−1]、2,3−ジメチル−3−(t−ブチルペル
オキシ)ブチルIN−<2−アミノエチル)カルバメー
ト(別称1.3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオキ
シ)ブチルN−(2−アミノエチル)カルバメート) ・Oll、3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオキシ
)ブチル]N−(6−アミノヘキシル)カルバメート ・O−[]、2,3−ジメチル−3−(2−エチルヘキ
サノイルペルオキシ)ブチルIN−(2−アミノエチル
)カルバメート ・O−[4,4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンチ
ル]N−(2−アミノエチル)カルバメート・1−(1
−アミノ−1−メチルエチル)−4−(1−メチル−1
−(t−ブチルペルオキシ)エチル]ベンゼン ・1−(1〜アミノ−1−メチルエチル)−3−41−
メチル−1−(t−ブチルペルオキシ)エチルJベンゼ
ン。 ′告Aの のAHP饗。 前記のARPをこのAHPのアミノ官能基に対して反応
性の化合物と反応させることによって、前記のARPの
新規の誘導体を合成することができる、これらの反応に
おいて有用な塩基には、前記した塩基が包含される。こ
のような反応性の化合物には、酸ハライド、クロルホル
メート、カルボン酸無水物、スルホニルハライド、イソ
シアネート、ケトン及びアルデヒド、アルキル化剤、エ
ポキシド、アクリロニトリル、メタクリロイルリル並び
に有機又は無機酸が包含される。 AHPと酸ハライド(例えば塩化アセチル、塩化ブチリ
ル、塩化ピバロイル、塩化2−エチルヘキサノイル、塩
化ネオデカノイル、塩化ステアロイル、塩化アクリロイ
ル、塩化メタクリロイル、二塩化ドデカンジオイル、塩
化アジポイル、塩化ベンゾイル、塩化2−メチルベンゾ
イル、塩化4−メチルベンゾイル、塩化2−(2−メト
キシカルボニル)ベンゾイル、塩化2−(2−エチルヘ
キソキシカルボニル)ベンゾイル、塩化2−ナフトイル
、塩化フタロイル及び塩化テレフタロイル)とを反応さ
せることによって、アシル置換アミド、カルバゼート又
はヒドラジド誘導体が生成する。 ARPとクロルホルメート(例えばクロル蟻酸メチル、
クロル蟻酸イソプロピル、クロル蟻酸2−エチルヘキシ
ル、クロル蟻酸ヘキサデシル、クロル蟻酸2−(アクリ
ルオキシエチル)、クロル蟻酸メタクリルオキシプロピ
ル、クロル蟻酸2−フェノキシエチル、エチレングリコ
ールビスクロルホルメート、ジエチレングリコールビス
クロルホルメート、クロル蟻酸フェニル、ビスフェノー
ルAビスクロルホルメート)とを反応させることによっ
て、アルコキシカルボニル又はアリールオキシカルボニ
ル置換アミド、カルバゼート又はヒドラジド誘導体が生
成する。 AHPとカルボン酸無水物(例えば無水酢酸、無水マレ
イン酸、無水イタコン酸、無水琥珀酸、無水グルタル酸
、無水1−ドデセン琥珀酸、無水フタル酸、無水トリメ
リット酸、ピロメリット酸二無水物及びペンゾフエノン
二酸無水物)とを反応させることによって、アシル若し
くはカルボキシアシル置換アミド、カルバゼート若しく
はヒドラジド誘導体又は置換イミド誘導体が生成する。 ARPとスルホニルハライド(例えば塩化p−メチルフ
ェニルスルホニル及び塩化メチルスルホニル)とを反応
させることによって、スルホニル置換アミド、カルバゼ
ート又はヒドラジド誘導体が生成する。 AHPとイソシアネート(例えばフェニルイソシアネー
ト、メチルイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、トルエンジイソシアネート、ジフェニルメタン
ジイソシアネート及びイソホロンジイソシアネート)と
を反応させることによって、アルキルアミノカルボニル
又はアリールアミノカルボニル置換アミド、カルバゼー
ト又はヒドラジド誘導体が生成する。 ARPとケトン及びアルデヒド(例えばアセトン、2−
ブタノン、2−ヘキサノン、シクロヘキサノン、4−メ
チルシクロヘキサノン、4−t−ブチルシクロヘキサノ
ン、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ペンズアル
デUド、p−メトキシベンズアルデヒド及びフルフルア
ルデヒド)とを反応させることによって、シフ(Sch
iff)塩基又はヒドラゾン誘導体が生成する。 ARPとアルキル化剤(例えばアルキル及びアルアルキ
ルハライド(プロミド及びクロリド)及びサルフェート
、アルキルスルホネート並びにアリールスルホネート)
及びエポキシド(例えばエチレンオキシド、プロピレン
オキシド及びエピクロルヒドリン)とを反応させること
によって、N−アルキル置換アミド、カルバゼート又は
ヒドラジド誘導体が生成する。 AHPと有機又は無機酸(例えば蟻酸、酢酸、クロル酢
酸、トリフルオル酢酸、ラウリン酸、アジピン酸、安息
香酸、フタル酸、トリメリット酸、メチルスルホン酸、
p−メチルフェニルスルホン酸、塩酸、臭化水素酸、硝
酸、硫酸、燐酸及び過塩素酸)とを反応させることによ
って、塩形成する。 新規のAHPの誘導体の非限定的な例には、以下のもの
が包含される: 瓦辻l鬼益J碧 ・1−ベンゾイル−2−[4,4−ジ−(t−ブチルペ
ルオキシ)ペンタノイル]ヒドラジン ・1−(2−エチルヘキソキシカルボニル)−2−[4
,4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンタノイル]ヒ
ドラジン ・3−オキサペンタン−]、2,5−ジイルビス[2−
[4,4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンタノイル
]カルバゼート] ・2,2°−ジ−[3,3−ジ−(t−ブチルペルオキ
シ)ブタノイル] ドデカン二酸ジヒドラジド・N−(
3−カルボキシプロピオニル)O−[]、2,3−ジメ
チル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチル]カルバゼ
ート(別称1.3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオ
キシ)ブチル3−(3−カルボキシプロピオニル)カル
バメート)・O−[]、2,3−ジメチル−3−(t−
ブチルペルオキシ)ブチル]N−フタルイミドカルバメ
ート・O−[]、2,3−ジメチル−3−(t−ブチル
ペルオキシ)ブチル] N −[(3,4,5,6−チ
トラブロム)フタルイミドJカルバメート ・O−[]、2,3−ジメチル−3−(t−ブチルペル
オキシ)ブチル] N −((3,4,5,6−テトラ
クロル)フタルイミド]カルバメート ・O−[]、2,3−ジメチル−3−(t−ブチルペル
オキシ)ブチルIN−((4−カルボキシ)フタルイミ
ド]カルバメート ・O−[]、2,3−ジメチル−3−(t−ブチルペル
オキシ)ブチル]N−[(4−二トロ)フタルイミド]
カルバメート ・O−[]、2,3−ジメチル−3−(t−ブチルペル
オキシ)ブチル]N−マレイミドカルバメート・O−[
]、2,3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオキシ)
ブチル]N−スクシンイミドカルバメート・O−[]、
2,3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチ
ル]、 N−(2−デシルスクシンイミド)カルバメー
ト ・0−(]、2,3−ジメチル−3−(t−ブチルペル
オキシ)ブチル] N−[2−(1−デセニル)スクシ
ンイミド)カルバメート ・O−[]、2,3−ジメチル−3−(2−エチルヘキ
サノイルペルオキシ)ブチル]N−マレイミドカルバメ
ート ・O−[]、2,3−ジメチル−3−(27エチルヘキ
サノイルベルオキシ)ブチル]N−スクシンイミドカル
バメート ・0−El、3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオキ
シ)ブチル] N−(2−スクシンイミドエチル)カル
バメート ・0−(]、2,3−ジメチル−3−(t−ブチルペル
オキシ)ブチル] N−(2−フタルイミドエチル)カ
ルバメート ・N−スクシンイミド4.4−ジ−(t−ブチルペルオ
キシ)ペンタンアミド ・N−フタルイミド3.3−ジ−(t−ブチルペルオキ
シ)ブタンアミド ・N−11−メチル−1−[4−(1−メチル−1−(
t−ブチルペルオキシ)エチルJフェニル1エチル]フ
タルイミド ・N−[1−メチル−1−[4−[1−メチル−1−(
t−ブチルペルオキシ)エチル]フェニル]エチル]ス
クシンイミド ・N−[1−メチル−1−[4−[1−メチル−1〜(
t−ブチルペルオキシ)エチル]フェニル]エチル]マ
レイミド ・3−(]、2,4,4,6−テトラメチル−2.3.
7−)リオキサシクロへブチル)−N’−(3−カルボ
キシプロピオニル)プロピオンヒドラジド ・1−(1−アミノ−1−メチルエチル)−4−[1−
メチル−1−(t−ブチルペルオキシ)エチル]ベンゼ
ン塩酸塩 ・1−(1−アミノ−1−メチルエチル)−4−[1−
メチル−1−(t−ブチルペルオキシ)エチル】ベンゼ
ンp−)ルエンスルホン酸塩 ・1.3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブ
チルカルバゼート塩酸塩。 1腹住呈ユMJIJ+ ポリマー用の本発明に従うAHPの新規の性能付与性誘
導体は、AHPをこのARPのアミノ官能基と共反応性
である性能付与性化合物と反応させることによって合成
することができる。本明細書において、用語r性能付与
性1とは、ポリマー若しくは他の化合物又はこれらを添
加された組成物の性能を高める官能基又は部分を有する
化合物又は組成物に関して言うものとする。例えば、ポ
リマーの性能及び有用性は特に紫外線(UV)安定剤、
立体障害アミン光安定剤(HALS)及び難燃剤によっ
て高められる。これらの反応において有用な塩基には、
前記の塩基が包含される。 本発明のAHPと反応し得る共反応性性能付与性化合物
には1例えば次のものが包含される:塩化2−シアノー
3.3−ジフェニルプロペノイル、クロル蟻酸2−(4
−ベンゾイル−3−ヒドロキシフェノキシ)エチル、ク
ロル蟻酸2−(4−ベンゾイル−3−ヒドロキシフェノ
キシ)プロピル、塩化(4−ベンゾイル−3−ヒドロキ
シフェノキシ)アセチル、塩化2−(4−ベンゾイル−
3−ヒドロキシフェノキシ)プロピオニル、クロル炭酸
2−[4−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−
3−ヒドロキシフェノキシアセチル、クロル炭酸2−(
3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒ
ドロキシフェノキシ】エチル、塩化4−(2H−ベンゾ
トリアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシフェノキシ
アセチル、塩化3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−
イル)−4−ヒドロキシフェノキシアセチル%4−(2
−クロルカルボニルオキシエトキシ)ベンジリデンマロ
ン酸ジメチル、4−(2−クロルカルボニルオキシエト
キシ)ベンジリデンマロン酸ジエチル、4−(クロルカ
ルボニルメトキシ)ベンジリデンマロン酸ジプロピル、
クロル蟻酸2.2.6.6−チトラメチJy−4−ピペ
リジニル及び2.2.6.6−テトラメチル−4−ピペ
リドン。 新規のAHPの性能付与性誘導体の非限定的な例には、
以下のものが包含される: 1−(2−シアノ−3,3−ジフェニルプロペノイル)
−2−[4,4−ジ−(t−アミルペルオキシ)ペンタ
ノイル1ヒドラゾン 0−[]、2,3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオ
キシ)ブチル]N″−[2−(4−ベンゾイル−3−ヒ
ドロキシフェノキシ)エトキシカルボニル]カルバゼー
ト ・O−[2−[4−[2,2−ジ(メトキシカルボニル
)エチニル]フェノキシ]エチル]N’−(4,4−ジ
−(1−アミルペルオキシ)ペンタノイル〕力ルバゼー
ト HALS−ペルオキシド ・2゜2.6.6−テトラメチル−4−ピペリジニル−
[4,4ジー(t−ブチルペルオキシ)ペンタノイル1
ヒドラゾン ・O−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ニル)N’−[]、2,3−ジメチル−3−(t−ブチ
ルペルオキシ)ブチル]カルバゼート ・0−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ニル)N−[2−[]、2,3−ジメチル−3−(t−
ブチルペルオキシ)ブトキシカルボニルアミノ]エチル
]カルバメート。 ゛ 士ペルオキシド1′ 本発明のARPの新規の連結ペルオキシド誘導体は、A
HPをこのAHPのアミノ官能基と共反応性であるカッ
プリング剤と反応させることによって合成することがで
きる。これらの反応において有用な随意としての塩基に
は、前記の塩基が包含される。反応条件はAHPのカッ
プリングに作用するものであり、これは当業者によ(知
られており、また、本明細書の開示を基にして容易に認
識できるだろう。 本発明の構造Δの中の連結ペルオキシド誘導体はペルオ
キシドの揮発性を低減させ、ポリマー組成物中において
ペルオキシドを不安定ではな(する。連結ペルオキシド
(これはポリベルオキシドを包含していてよい)は、遊
離基開始剤として用いた場合に高分子量ポリマーを製造
するのに用いることができる。 本発明のAHPと反応させることのできるカップリング
剤には、例えば次のものが包含される:・塩化スルホニ
ル; ・ホスゲン; 二酸クロリド:例えば塩化オキサリル、塩化スクシノイ
ル、塩化アジポイル、塩化1.12−ドデカンジオイル
及び塩化テレフタロイル:・ビスクロルホルメート:例
えばエチレングリコールビスクロルホルメート、ジエチ
レングリコールビスクロルホルメート、ネオペンチルグ
リコールビスクロルホルメート及びビスフェノールAビ
スクロルホルメート; ・ジイソシアネート:例えばヘキサメチレンジイソシア
ネート、トルエンジイソシアネート、4゜4°−メチレ
ンビス(フェニルイソシアネート)及びイソホロンジイ
ソシアネート; 並びに ・酸二無水物:例えばピロメリット酸二無水物、ペンゾ
フェノン二酸無水物及びエチレンビス(アンヒドロトリ
メリテート)。 新規のAHPの連結ペルオキシド誘導体の非限定的な例
には、以下のものが包含される:′ 士ペルオキシド ・N、N’−ビス−[2−[]、2,3−ジメチル−3
−(t−ブチルペルオキシ)ブトキシカルボニルアミノ
コエチル1ピロメリツト酸ジイミド ・N、N’−ビス[4,4−ジ−(t−ブチルペルオキ
シペンタンアミド]ピロメリット酸ジイミド・N、 N
’−ジ−
【1−メチル−1−[4−[1−メチル−1−
(t−ブチルペルオキシ)エチル]フェニル]エチル]
尿素 ・N、N’−ビス【1−メチル−1−[4−[1−メチ
ル1−(t−ブチルペルオキシ)エチル]フェニル]エ
チル]ピロメリット酸ジイミド −N、N’−シー(1−メチル−1−(4−[1−メチ
)L、 −X−(t−ブチルペルオキシ)エチル]フェ
ニル]エチル]スクシンアミド ・N、N’−ジ−【l−メチル−1−[4−[1−メチ
ル−1−(t−ブチルペルオキシ)エチル]フェニル]
エチル]テレフタルアミド。 ゛′ペルオキシドパ 逐次ペルオキシドとは、異なる温度において分解する異
なる半減期を持つ2個以上のペルオキシド基を有する化
合物と定義される。これらはペルオキシポリマー、即ち
ペルオキシド末端基を有するポリマーを製造するのに特
に有用である6半減期の短いペルオキシドは低温で分解
されて遊離基を形成して重合を開始させる。半減期の長
いペルオキシド基は高温においてブロックコポリマーを
生成する。逐次(ジ)ペルオキシドからホそポリマーを
製造すると、逐次(ジ)ペルオキシドの半減期特性を有
する2種の別々のペルオキシドを用いてホモポリマーを
製造した場合より高分子量のホモポリマーを得ることが
できる。逐次(ジ)ペルオキシドはまた、逐次(ジ)ペ
ルオキシドの半減期特性を有する2種の別々のペルオキ
シドより揮発性が低いのが有利である。 本発明のAHPの新規の逐次ペルオキシド誘導体は1本
発明のAHPと、このAHPの分解速度とは異なる分解
速度を持ち且つAHPのアミノ官能基と共反応性である
ペルオキシ化合物とを反応させることによって合成する
ことができる。この反応において有用な随意としての塩
基には、前記した塩基が包含される0反応条件はAHP
と共反応性ペルオキシ化合物との反応に作用するもので
あり、これは当業者によく知られており、また、本明細
書の開示を基にして容易に認識できるだろう。 本発明のAHPと反応し得る共反応性ペルオキシド化合
物には、例えば次のものが包含される:塩化2−(t−
ブチルペルオキシカルボニル)ベンゾイル、塩化3−(
t−ブチルペルオキシカルボニル)プロピオニル、塩化
4−(t−アミルベルオキシカルボニル)ブチリル、ク
ロ°ル蟻酸4,4−ジ−(1−ブチルペルオキシ)ペン
チル、クロル蟻酸1.3−ジメチル−3−(t−ブチル
ペルオキシ)ブチル、クロル蟻酸3−メチル−3−(t
−ブチルペルオキシ)ブチル、クロル蟻酸1.3−ジメ
チル−3−(t−アミルペルオキシ)ブチル、クロル蟻
酸1.3−ジメチル−3−(2−エチルヘキサノイルペ
ルオキシ)ブチル、クロル蟻酸1.3−ジメチル−3−
(ネオヘプタノイルペルオキシ)ブチル、ジー(]、2
,1−ジメチル−3−クロルカルボニルオキシブチル)
ペルオキシド、ジー(]、2,1−ジメチル−3−クロ
ルカルボニルオキシプロピル)ペルオキシド及び4.4
−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンクン酸無水物。 新規のARPの逐次ペルオキシド誘導体の非限定的な例
には、以下のものが包含される:1久二土工ま上± ・O−[]、2,3−ジメチル−3−(t−ブチルペル
オキシ)ブチル] N’−[3−(t−ブチルベルオキ
シカルボニル)プロピオニル]カルバゼート・O−[]
、2,3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブ
チル] N′−[2−(t−ブチルベルオキシカルボニ
ル)ベンゾイル]カルバゼート・O−[]、2,3−ジ
メチル−3−(2−エチルヘキサノイルペルオキシ)ブ
チル]N’−(]、2,3−ジメチル−3−(t−ブチ
ルペルオキシ)ブトキシカルボニル]カルバゼート ・O−[]、2,3−ジメチル−3−(t−ブチルペル
オキシ)ブチル]K−[3,3−ジ−(t−ブチルペル
オキシ)ブタノイル]カルバゼート ・O−[]、2,3−ジメチル−3−(t−ブチルペル
オキシ)ブチルIN’−[4,4−ジ−(t−アミルペ
ルオキシ)ペンタノイル]カルバゼート。 ポリマー ペルオキシド 本発明のAHPの新規のポリマー状ペルオキシド誘導体
は、本発明のARPと、 (A)酸無水物ポリマー又はコポリマー(B)マレイン
酸水素低級アルキルポリマー又はコポリマー (C)フマル酸水素低級アルキルポリマー又はコポリマ
ー 或いは (D)アクリル酸−及びメタクリル酸低級アルキルポリ
マー及びコポリマー (ここで、コモノマーの少なくとも1種はアクリル酸、
メタクリル酸、マレイン酸又はフマル酸である) とを反応させることによって合成することができる。 一般的に、ARPに結合させて本発明のARPのペルオ
キシポリマー誘導体を生成させるためには、環状酸無水
物基をポリマー主鎖上又はグラフト結合側鎖上のいずれ
かに含有する任意のポリマー又はコポリマーが好適であ
る。経費及び製造し易さのために、酸無水物含有ポリマ
ーは無水マレイン酸のポリマー又はコポリマーであるの
が好ましいが、他の環状酸無水物のポリマー又はコポリ
マーを本発明のARPのポリマー状ペルオキシド誘導体
の製造に用いてもよい。 本発明において用いるのに有用な好適な酸無水物含有コ
ポリマーの非限定的な例には、次のものが包含される: (a)スチレン/無水マレイン酸コポリマー;(b)無
水マレイン酸とα−オレフィンとの交互コポリマー; (C)アルキルビニルエーテルと無水マレイン酸とのコ
ポリマー; (d)無水マレイン酸改質ポリオレフィン;(e)水素
化ポリマー又はコポリマーの無水マレイン酸付加物; (f)EPDMの無水マレイン酸付加物;及び (g)他の酸無水物コポリマー a スチレン 値 マレイン コポリマー本発明におい
て用いられるスチレン/無水マレイン酸コポリマーは、
スチレンと無水マレイン酸との交互コポリマー又は約5
0モル%より少ない酸無水物モノマーを含有する非等モ
ルコポリマーから成る一般的な類の化合物である。スチ
レンは、その全部又は一部がビニル芳香族モノマー例え
ばα−メチルスチレン、核メチルスチレン、エチルスチ
レン、イソプロピルスチレン、t−ブチルスチレン、ク
ロルスチレン、ジクロルスチレン、ブロムスチレン、ジ
ブロムスチレン、ビニルナフタリン等で置き換えられて
、いてよい。同様に、無水マレイン酸は、その全部又は
一部が他のα、β−不飽和環状ジカルボン酸無水物、例
えば無水イタコン酸、無水アコニット酸、無水シトラコ
ン酸、無水メサコン酸、無水クロルマレイン酸、無水ブ
ロムマレイン酸、無水ジクロルマレイン酸、無水ジブロ
ムマレイン酸、無水フェニルマレイン酸等で置き換えら
れていてよい。好ましいα、β−不飽和環状酸無水物は
無水マレイン酸である、このコポリマーはまた、アクリ
ル酸C3〜C,アルキル、メタクリル酸01〜C,アル
キル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリ
ルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸又はメタクリ
ル酸のようなターモノマーを含有していてもよい。 好適なコポリマーは、スチレン/無水マレイン酸コポリ
マーの製造に利用できる任意の数種の方法によって製造
することもでき、また、商品として購入することもでき
る。非等モルコポリマーは、米国特許筒2,971.9
39号に教示されたような反応性モノマーの増加的添加
による各モノマーからの直接的な溶液重合によって;米
国特許筒20)769.804号及び同第2.989.
518号に記載されたような連続再循環重合法によって
;米国特許筒3.509.110号に記載された懸濁重
合法によって;又は多くの周知の別法によって製造する
ことができる。 また、ビニル芳香族−α、β−不飽和ジカルボン酸無水
物コポリマー中に既知の1種のエラストマー5〜40重
量%が導入されたゴム改質コポリマーも好適である。こ
のエラストマーは、該ゴムの存在下でモノマーをブレン
ド、混合又は共重合させることによって酸無水物コポリ
マー中に導入することができる。 好適なゴム又はエラストマーには、共役1.3−ジエン
ゴム、スチレン/ジエンコポリマーゴム、アクリロニト
リル/ジエンコポリマーゴム、エチレン/プロピレンコ
ポリマーゴム、エチレン/プロピレン/ジェンターポリ
マーゴム、アクリレート/ジエンコポリマーゴム及びそ
れらの混合物が包含される。 好ましいゴムは、共役ジエン(例えばブタジェン、イソ
プレン、クロロブレン及びピペリレン)のホモポリマー
並びにこのようなジエンと50モル%までの量の1種以
上の共重合性エチレン系モノ不飽和モノマー(例えばス
チレン、置換スチレン、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル及びイソブチレン)とのコポリマーのようなジ
エンゴムである。 エラストマーは、好ましくは、例えば米国特許筒4.0
97.551号又は同第4.486.570号の方法(
この方法においては重合の際に少なくとも2種のゴム質
添加剤の混合物を存在させる)を用いて重合に先立って
七ツマー混合物中に導入する。 アトランティック・リッチフィールド (AtIantic Richfield)社の子会社
であるアルコ・ケミカル(ARCOChemical)
社から商品として入手できるダイラーク(Dy1ark
)  (商品名)コポリマーと称されるスチレンと無水
マレイン酸との非等モルコポリマーを用いるのが特に好
適である。 好適なグイラークコボリマーには、200番台及び30
0番台のもの並びにダイラーク700コポリマーが包含
される。ダイラーク250、ダイラーク350及びダイ
ラーク700の名称のコポリマーは耐衝撃性改良コポリ
マーである。 例えば、アルコ・ケミカル社がら入手できるSMA (
商品名)樹脂は、低分子量(700〜1900の分子量
)のスチレン/無水マレイン酸コポリマーである。5M
A1000.5MA2000及び5MA3000もまた
本発明において有用である。 また5無水マレイン酸基の一部がマレイミド基又はN−
置換マレイミド基に転化されたスチレン/無水マレイン
酸コポリマー又はゴム改質スチレン/無水マレイン酸コ
ポリマーも好適である。部分的にイミド化されたコポリ
マーは、スチレン/無水マレイン酸コポリマーを、米国
特許筒3.998.907号に記載されたように後重合
工程において、又は米国特許筒4.381.373号に
記載されたように重合の際に、第1アミンで処理するこ
とによって製造することができる。AHPのアミノ又は
ヒドラジノ基によってペルオキシド基を結合させるため
には、コポリマー中のアミンの無水マレイン酸に対する
モル比を0.8より小さくすべきである。ペルオキシド
基を含有しないマレイミド基の形成は、ペルオキシド基
含有マレアミド酸又はマレイミド基の形成の前、間又は
後であってよい。この方法のための好適なアミンはアン
モニア、アルキル第1アミン及びアリール第1アミンで
ある。 スチレン/無水マレイン酸コポリマーは随意にアクリル
酸C1〜C,アルキル、メタクリル酸C1〜C,アルキ
ル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル
アミド、メタクリルアミド、アクリル酸又はメタクリル
酸のようなターモノマーを含有していてよい、スチレン
、無水マレイン酸及びメタクリル酸低級(CINCs)
アルキルのゴム改質ターポリマーは米国特許第4.34
1.695号に記載されている。このポリマー組成物は
、適宜な溶媒中のメタクリル酸エステル及びモノアルケ
ニル芳香族成分の溶液中にゴムを溶解させ、次いでこの
溶液を酸無水物成分と共に重合させることによって首尾
よく製造される(例えば米国特許第2.971.939
号、同第3.336.267号及び同第3.919.3
54号に記載)。 キャドン(Cadon)  (商品名)樹脂(モンサン
ド・ケミカル(Monsanto Chemical)
社)は、アクリロニトリル/ブタジェン/スチレン(A
BS)とのスチレン無水マレイン酸ポリマーアロイの一
連の商品である。ゴム改質品もまた入手できる。これら
の樹脂もまた本発明に適している。 また、米国特許第4.522.983号に記載された、
組成物中に少量の核置換メチルスチレンを含有するゴム
改質スチレン/無水マレイン酸樹脂も好適である。 スチレン/無水マレイン酸コポリマーは、これらのモノ
マーを他のモノマーの存在下で共重合させることによっ
てさらに改質することができる。 前記したアクリレート、メタクリレート、アクリロニト
リル及びメタクリロニトリルに加えて、好適な他のモノ
マーにはエチレン系不飽和カルボン酸(好ましくはアク
リル酸及びメタクリル酸)、アクリルアミド及びメタク
リルアミド、アクリル酸ジアルキルアミノC,−C,ア
ルキル若しくはメタクリル酸ジアルキルアミノ01〜C
6アルキル(例えばアクリル酸ジメチルアミノエチル若
しくはメタクリル酸ジメチルアミノエチル)並びに2〜
22個の炭素原子を有する飽和カルボン酸から誘導され
るビニルエステル(例えば酢酸ビニル又はプロピオン酸
ビニル)が包含される。 スチレン/無水マレイン酸コポリマーのさらなる改質は
、2個以上のエチレン系不飽和二重結合を有する架橋用
モノマー(例えばジビニルベンゼン、1.4−ブタジェ
ン、ジビニルエーテル、エチレングリコールジメタクリ
レート、ブタンジオールジメタクリレート、トリアリル
シアヌレート及び類似のタイプの化合物)の存在下で共
重合を実施することによって達成することができる。架
橋用モノマーは、無水マレイン酸を基として0.01〜
5モル%、好ましくは0.1〜2モル%の量で用いられ
る。 b 筆 マレイン とα−オレフ ンとのコポリマー 無水マレイン酸とα−オレフィンとの交互ポリマーは当
技術分野においてよく知られている(例えば米国特許第
3.553.177号、同第3.560゜455号、同
第3.560.456号及び同第3.560.457号
)。これら各特許には、無水マレイン酸と01□〜C3
゜α−オレフィンのような特定のα−オレフィンとのコ
ポリマーが記載されている。米国特許第3,488.3
11号に開示されたように、06〜CI6α−オレフィ
ンのコポリマーは既知である。また、米国特許第4.3
58.573号に開示されたように、無水マレイン酸と
少なくとも1種の低級α−オレフィンと少な(とも1種
の高級α−オレフィンとのターポリマーも既知である。 交互コポリマーは、米国特許第3.553.177号、
同第3.560.455号、同第3.560.456号
、同第3.560.457号及び同第3.488.31
1号に記載された方法を含めた慣用の重合法によって製
造することができる。PA−18(商品名)(シェブロ
ン・ケミカル(Chevron Chemical)社
)は、商品として入手できる無水マレイン酸と1−オク
タデセンとの交互コポリマーの一例である。 また、米国特許第4.522.992号及び同第3、7
23.375号に開示されたターポリマーも本発明にお
いて好適である。これらは基本的番こ、環状の化β−不
飽和ジカルボン酸無水物と芳香族モノアルケニルモノマ
ーと高級l−アルケンとのターポリマーである。好まし
くは、これらはスチレンと無水マレイン酸と10個以上
の炭素原子を有するα−オレフィンとのターポリマーで
ある。ターポリマーの製造の際には純粋なアルケン及び
混合アルケンの両方を用いることができる。 アルキルビニルエーテルと無水マレイン酸との交互コポ
リマーは、英国特許第1.117.515号に開示され
たように、遊離基開始剤(例えば過酸化ラウロイル)を
用いて塊状又は溶液状で容易番こ製造することができる
。低分子量、中間分子量及び高分子量等級のものが商品
として入手できる。 商業等級のものには、ガントレズ(Gantrez) 
 (商品名)樹脂(GAF社)が包含される。本発明番
こおいて好適なアルキルビニルエーテルには、メチルビ
ニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニル
エーテル、イソプロピルビニルエーテル、n−ブチルビ
ニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、アミルビニ
ルエーテル、イソアミルビニルエーテル、ヘキシルビニ
ルエーテル、ヘプチルビニルエーテル、オクチルビニル
エーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、ノニル
ビニルエーテル、デシルビニルエーテル、ドデシルビニ
ルエーテル、ヘキサデシルビニルエーテル及びオクタデ
シルビニルエーテルが包含される。 d   マレ ン   ボ1プロピレン本発明において
用いられる無水マレイン酸改質ポリオレフィンは、次の
一般式: (式中、R+及びRoは前記の通りであり、Poは原子
価pを有し、主にエチレン、プロピレン又は1−ブテン
を基とするオレフィンポリマー残基な表わし、これは高
密度若しくは低密度ポリエチレン残基、ポリプロピレン
残基、エチレンと1−ブテンとのコポリマーの残基、エ
チレンとプロピレンとのコポリマーの残基、プロピレン
−ブテンコポリマーの残基又は約6個までの炭素原子を
有するオレフィンとのプロピレンコポリマーの残基のい
ずれであってもよい) を有する。 約0.2〜9重量%、好ましくは約2〜5重量%の結合
無水マレイン酸を有する無水マレイン酸改質ポリオレフ
ィンは既知の物質である。実際、これらの物質の1つの
具体例は、ヘルキュールズ(Hercules)社から
商品として入手できる製品のヘルコプライム()Ier
copri震e)  (商品名)である、無水マレイン
酸で改質されたポリエチレン又はポリプロピレンは、エ
ンロン・ケミカル(Enron Chemical)社
からプレクサー(Plexar)(商品名)として商業
的に入手できる。ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン/プロピレンコポリマー、プロピレン/1−ブテン
コポリマー又は1−ブテン/エチレンコポリマーを含め
て、エチレン、プロピレン又はl−ブテンの任意のポリ
マー又はコポリマーを無水マレイン酸によって改質して
基剤分子を形成させることができる。最もよく用いられ
且つ好ましい無水マレイン酸改質ポリオレフィンは、ポ
リプロピレンを基とするものである。 無水マレイン酸改質ポリプロピレンの製造は、特に米国
特許第3.483.276号に記載されている。簡単に
言えば、この製造は、オレフィンポリマーを該オレフィ
ンポリマーの活性な遊離基部分(無水マレイン酸が反応
し得る部分)の形成をもたらす物質又は手段によって処
理して成る。活性中心は、例えば、ポリマーにγ線、X
線又は高速電子のような高エネルギー電離線を作用させ
ることによって:固体若しくは溶媒中の溶液のいずれか
としてのポリマーを過酸化ベンゾイル、過酸化ジラウロ
イル、過酸化ジクミル若しくはペルオキシ安息香酸t−
ブチルのような遊離基開始剤と接触させることによって
;又はポリマーを空気の存在下で単に混練することによ
って誘導される。好ましい方法は、ポリオレフィンと無
水マレイン酸とを遊離基開始剤の存在下で溶媒中の溶液
状で反応させる方法である。 本発明のオレフィンポリマーを基とするマレアミド酸及
びマレイミドは、適宜なポリマー主鎖を無水マレイン酸
でグラフト改質し、次いでこの酸無水物改質オレフィン
ポリマーを第1アミノ又はヒドラジド官能基含有ARP
と反応させることによって製造される。好ましさは劣る
が、適宜なポリマー主鎖を次式: C式中、 R1、 及びGは前記の通りであ る) のN−(ペルオキシド置換) マレイミドで改質する 方法もある。 過酸化ジクミル及び過酸化ベンゾイルの存在下における
EPDMの無水マレイン酸によるグラフト改質がデバイ
ト(DeVito)らによって報告されている(「ジャ
ーナル・オブ・ポリマー・サイエンス(Journal
 of Polymer 5ci(nce)  :ポリ
マーケミストリー(Poly+ser Chemist
ry)版」、第22巻、第1335〜1347頁(19
84年)、G、デバイト(DeVito)、 N、ラン
ツエツタ(Lanzetta)、G、マグリオ(Mag
lio)、M、マリンコニコ(Malinconico
)、P、ムスク(Musta)、R,バルンボ(Pal
umbo) ) * 米国特許第4.506.056号には、遊離基触媒を用
いて溶融ポリマー又はコポリマー上に無水マレイン酸を
グラフト結合させる方法が記載されている。この方法に
おいては、無水マレイン酸の単独重合を抑止する掃去剤
の存在下でポリマーの架橋及び分解が制御され又は排除
される。 e     ホ’マー はコポリマーの優 マレエ21
u上靴惣 本発明において有用な無水マレイン酸付加ポリマーは無
水琥珀酸側基を含有するポリマー状物質であり、これは ・無水マレイン酸 と 共役ジエンの水素化ポリマー又は共役ジエンとビニル芳
香族炭化水素との水素化コポリマーであって、水素化前
の元の不飽和度の0.5〜20%の残留不飽和度を持つ
もの・・ とを反応させることによって製造される。この反応は無
水マレイン酸と残留不飽和含有水素化ポリマー又はコポ
リマーとの混合物を加熱することによって実施され、こ
れは当業者によ(知られたrエンJ反応の称される反応
機構によって進行する。無水マレイン酸はポリマーの不
飽和に付加して無水琥珀酸側基を含有するポリマー物質
を生成する。このポリマーは、酸無水物側基によって、
第1アミノ又はヒドラジド基含有ペルオキシドと反応し
て本発明のポリマー結合ペルオキシドを生成することが
できる。 この反応における無水マレイン酸の使用量は、水素化ポ
リマーの種類及び最終生成物に望まれる特性に応じてか
なり変化し得る二°一般的に、無水マレイン酸の使用量
は、無水マレイン酸と水素化ポリマーとの総重量を基に
して0.1〜約25重量%であってよ(、好ましい量は
0.2〜5重量%である。 種々の共役ジエンのポリマー及び共役ジエンとビニル芳
香族炭化水素とのコポリマーを、本発明の組成物の無水
マレイン酸付加成分を製造する際に用いるために水素化
することができる。水素化させることのできる共役ジエ
ンのポリマーには、1種以上の共役ジエンモノマーから
誘導されるポリマーが包含される。従って、1種だけの
共役ジエン(例えば1.3−ブタジェン)から誘導され
るポリマー(即ちホモポリマー)又は2種以上の共役ジ
エン(例えば1.3−ブタジェンとイソプレン又は1.
3−ブタジェンと1.3−ペンタジェン)から誘導され
るポリマー(即ちコポリマー)等を用いることができる
。水素化させることのできるコポリマーには、共役ジエ
ンとビニル芳香族炭化水素とのランダムコポリマー及び
共役ジエンとビニル芳香族炭化水素とのブロックコポリ
マー(エラストマー特性を示すもの)が包含される。 本発明において用いることのできる共役ジエンのポリマ
ー並びに共役ジエンとビニル芳香族炭化水素とのランダ
ム及びブロックコポリマーの例は、1983年5月8日
付けで出願されたヨーロッパ特許出願筒8310773
2.6号に基いて1984年3月21日に公開されたヨ
ーロッパ特許公開筒103、148号に記載されている
。これらのポリマー及びコポリマーの多くは商品として
入手することができ、これらは種々の確立された方法に
よって水素化させることができる。好適な水素化法は、
米国特許第3.113.986号及び同第4,226.
952号に記載されている。 この無水マレイン酸付加物は、複合共重合やグラフト操
作を必要としない比較的複雑でない方法によって製造さ
れる。この付加物は、初めに無水マレイン酸と残留不飽
和を有する水素化されたポリマー又はコポリマーとの均
質混合物又は溶液を形成させ、次いで得られた混合物又
は溶液を適宜な時間及び温度条件下で反応させることに
よって製造することができる。適宜な反応条件の例は、
ヨーロッパ特許公開筒103.148号に記載されてい
る。 f  EPDMの  マレイン EPDMの無水マレイン酸付加物もまた、反応性ペルオ
キシド結合のための好適な無水マレイン酸ポリマーであ
る。これらは無水マレイン酸をエチレンとプロピレンと
のエラストマー状コポリマー(実質的に飽和の炭化水素
主鎖と不飽和炭化水素側鎖とを有するもの)に熱付加さ
せることによって製造される。これら付加物の製造は、
米国特許第3.884.882号に記載されている。 の 筆  コポリマー 本発明においてアミド酸又はイミド形成によってポリマ
ー主鎖にペルオキシド基を結合させるために用いるのに
好適な他の酸無水物コポリマーの非限定的な例には、下
記のものが包含される:1)酢酸ビニル/無水マレイン
酸コポリマー;2)エチレン/酢酸ビニル/無水マレイ
ン酸ターポリマー: 3)イソブチレン/無水マレイン酸コポリマー;4)グ
ラフト鎖中にスチレン/無水マレイン酸コポリマーを含
有するグラフトポリオール;5)スチレン/無水マレイ
ン酸/アクリル酸2.4゜6−ドリブロムフエニルター
ボリマー;6)無水マレイン酸/ジビニルベンゼン/ス
チレンターポリマー; 7)エチレン/無水マレイン酸/スチレンクラフトコポ
リマー; 8)メタクリル酸メチル/無水マレイン酸コポリマー; 9) メタクリル酸ブチル/無水マレイン酸/スチレンターポ
リマー 及び 10)エチレン/無水マレイン酸コポリマー(モンサン
ド・ケミカル社から入手できる)。 他の好適な無水マレイン酸コポリマーには、次 のものが包含される:酸無水物と芳香族上ノアルケニル
モノマーと高級1−アルケンとのターポリマー(米国特
許第4.522.922号に記載されたもの);アクリ
ル酸トリブロムフェニル/エピクロルヒドリン/無水マ
レイン酸/スチレンコポリマー(米国特許第4.108
.943号に記載されたもの):メタクリル酸メチル/
無水マレイン酸/スチレンコポリマー(特開昭59−2
21.314号及び同59−221.315号公報(特
願昭58−95070号及び同5g−95071号に関
する)及び「ケミカル・アブストラクッ(Chemic
alAbstracts)J 、102.150317
x及び150318yに開示されたもの) ;ジビニル
エーテル/無水マレイン酸コポリマー(アゾイカ、・ラ
プス(AdicaLabs)社から得られるもの、ビバ
ン(Pfvan) )  ;ポリブタジェン/ポリスチ
レン/無水マレイン酸ターポリマー(コロラド・ケミカ
ル・スベシャリティーズ(Colorado Che+
++1cal 5pecialties)社のリコン(
Ricon)  (商品名)184/MAと称される製
品) ;並びに無水マレイン酸をグラフト結合されたエ
チレン/酢酸ビニルコポリマー(例えば三菱化成社の製
品Modic E 310 K)。 また、チバーガイギー(Ciba−Geigy)社の製
品ベルセン(Belcene)のようなポリ(無水マレ
イン酸)も本発明において好適である。 また、無水琥珀酸単位を含有する酸無水物ポリマー(即
ち1=0のもの)と対照するものとしての無水グルタル
酸単位を含有する酸無水物ポリマー(即ちt=1のもの
)も、本発明の実施において用いることができる。この
ようなポリマー状酸無水物(即ち無水グルタル酸単位を
有するもの)は、アクリル酸及びメタクリル酸のポリマ
ー及びコポリマーから、脱水用の条件下で触媒を用いて
若しくは用いずに加熱することによって(1982年1
0月5日付けで出願されたヨーロッパ特許出願第823
50285.7号に基いて1983年4月13日に公開
されたヨーロッパ特許公開筒76.691号)、又は無
水アクリル酸若しくは無水メタクリル酸を各種条件下で
単独重合若しくは共重合することによって入手できる。 環状酸無水物含有ポリマー及びコポリマーから誘導され
るAHPのポリマー状アミド酸誘導体は、ARPと環状
酸無水物含有ポリマー及びコポリマーとを溶液状で約り
℃〜約180℃の範囲の温度において反応させ、次いで
ポリマー状アミド酸を単離することによって製造するこ
とができる。AHPのポリマー状イミド誘導体は、上記
のポリマー状アミド酸ペルオキシド又はARPと酸無水
物含有ポリマー及びコポリマーとの混合物から、溶液か
ら水を共沸蒸留することによって、又は約り0℃〜約1
80℃の範囲の温度において有効量の好ましくは無水酢
酸及び酢酸ナトリウムと溶液状で反応させ、次いでポリ
マー状イミドペルオキシドを単離することによって製造
される(英国特許筒1.307.409号の例3)、こ
の反応において有用な溶媒の非限定的な例には、芳香族
溶媒(例えばベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレ
ン、エチルベンゼン、クメン他)、ジメチルスルホキシ
ド、ジメチルホルムアミド、γ−ブチロラクトン及びプ
ロピレンカーボネートが包含される。 別法として、酸無水物含有ポリマーとAHPとを押出機
等のようなポリマー混合用装置中で、酸無水物含有ポリ
マーの軟化点範囲の始まりの温度(約80℃)〜約18
0℃の温度において反応させることによって、溶媒を用
いずに製造することができる。ARPのポリマー状イミ
ド誘導体は、アミド酸基を脱水環化させてイミド基にす
るのに必要な温度、即ち180℃〜300℃の温度にお
いてペルオキシド基が著しく熱分解するために、ポリマ
ー混合装置中で製造するのがより困難である。ポリマー
へのペルオキシド基のアミド酸結合はポリマーペルオキ
シドの用途においてちょうどイミド結合と同じくらい有
効であるので、ポリマー混合装置中でイミド結合を形成
させることは重要ではない、ポリマー状アミド酸ペルオ
キシドのペルオキシド基をある用途においてひとたび用
いたら(分解させたら)、それより高い温度において非
ペルオキシド系ポリマー状物質のアミド酸結合をより熱
安定性のイミド結合に転化させることができる。しかし
ながら、イミド結合を持つペルオキシポリマーはアミド
酸結合を持つものと比較して溶液粘度が低いので、取扱
い上の観点から、AHPのポリマー状イミド誘導体が好
ましい。 構造Δの非ポリマー状AHPから新規のポリマー状ペル
オキシド誘導体を製造するのに有用な好適なマレイン酸
水素低級アルキ、ルコボリマーには、エチレン/アクリ
ル酸アルキル/マレイン酸水素アルキルターポリマー又
はエチレン/メタクリル酸アルキル/マレイン酸水素ア
ルキルターポリマーのようなコポリマーが包含される。 本発明のARPの他の新規のポリマー状ペルオキシド誘
導体は、本発明のAHPと次のものとを反応させること
によって合成することができる:・酸側基含有ポリマー
(アンモニウム−ペルオキシド若しくはヒドラジニウム
−ペルオキシド塩側基又はアミド−ペルオキシド若しく
はヒドラジド−ペルオキシド側基を含有するポリマー生
成): ・インシアネート側基含有ポリマー(尿素−ベルオキシ
ド側基若しくはセミカルバジド−ペルオキシド側基を含
有するポリマー生成);・エポキシ側基含有ポリマー(
ヒドロキシアルキルアミノ−若しくはヒドロキシアルキ
ルヒドラジノ−ペルオキシド側基を含有するポリマー生
成); ・ハライド(プロミド若しくはクロリド)側基含有ポリ
マー(アミノ−ペルオキシド側基若しくはヒドラジノ−
ペルオキシド側基を含有するポリマー生成); ・アルデヒド若しくはケトン側基含有ポリマー(シフ塩
基−(イミノ−)ペルオキシド側基若しくはヒドラゾン
−ペルオキシド側基を含有するポリマー生成) ; ・エステル若しくはカルボン酸クロリド側基含有ポリマ
ー(アミド−ペルオキシド側基若しくはヒドラジド−ペ
ルオキシド側基を含有するポリマー生成); ・クロルホルメート側基含有ボ!ツマ−(カルバメート
−ペルオキシド側基若しくはカルバゼートーベルオキシ
ド側基を含有するポリマー生成); 又は ・オキサゾリン側基含有ポリマー(アミドエチレンアミ
ノ−ペルオキシド側基若しくはアミドエチレンヒドラジ
ノ−ペルオキシド側基を含有するポリマー生成)。 本発明のAHPのさらに他の新規のポリマー状ペルオキ
シド誘導体は、本発明のAHPと、前記の側基として挙
げた名称の基を側基としてではなくて末端基として含有
するポリマーとを反応させることによって合成すること
ができる。対応するペルオキシド末端基を含有するポリ
マーが生成する。 本発明の構造への新規のARPは、適宜な温度及び圧力
におけるエチレン系不飽和モノマーの遊離基重合におけ
る有効性(低減された開始剤要件等)に関して、有効な
開始剤であることが見出された。エチレン系不飽和モノ
マーには、次のものが包含される: ・オレフィン:例えばエチレン、プロピレン、スチレン
、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、クロルス
チレン、ブロムスチレン、塩化ビニルベンジル、ビニル
ピリジン及びジビニルベンゼン; ・ジオレフインコ例えば1.3−ブタジェン、イソプレ
ン及びクロロブレン; ・ビニルエステル:例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、ラウリン酸ビニル、安息香酸ビニル及び炭酸ジビ
ニル: ・不飽和ニトリル;例えばアクリロニトリル及びメタク
リロニトリル; ・アクリル酸及びメタクリル酸並びにそれらの酸無水物
、エステル及びアミド:例えば無水アクリル酸、アクリ
ル酸及びメタクリル酸のメチル、エチル、n−ブチル、
2−ヒドロキシエチル、ラウリル及び2−エチルヘキシ
ルエステル; ・無水マレイン酸及び無水イタコン酸;・マレイン酸、
イタコン酸及びフマル酸並びにそれらのエステル; ・ビニル八ロー及びビニリデンジハロ化合物:例えば塩
化ビニル、臭化ビニル、弗化ビニル、塩化ビニリデン及
び弗化ビニリデン; ・ベルへロオレフィン:例えばテトラフルオルエチレン
、ヘキサフルオルプロピレン及びクロルトリフルオルエ
チレン; ・ビニルエーテル:例えばメチルビニルエーテル、エチ
ルビニルエーテル及びn−ブチルビニルエーテル: ・アリルエステル:例えば酢酸アリル、安息香酸アリル
、炭酸アリルエチル、燐酸トリアリル、フタル酸ジアリ
ル、フマル酸ジアリル、グルタル酸ジアリル、アジピン
酸ジアリル、炭酸ジアリル、ジエチレングリコールビス
(アリルカーボネート)(即ちADC)。 ・アクロレイン; ・メチルビニルケトン; 並びに ・それらの混合物。 エチレン系不飽和モノマーの慣用の重合及び共重合には
、通常、約り℃〜約250℃、好ましくは約り0℃〜約
200℃の温度及びモノマーを基として約0.002〜
約3重量%、好ましくは約0.002〜約1重量%のA
HP量(純粋物基準)が用いられる。 本発明のARPは、他の遊離基開始剤と組合せて用いる
ことができる。ここで1.他の遊離基開始剤には、例え
ば次のものが包含される:・ペルオキシエステル:例え
ばベルオキシビバル酸t−ブチル、ペルオキシ−2−エ
チルヘキサン酸t−ブチル、ペルオキシ酢酸t−ブチル
、ベルオキシビバル酸t−アミル、ペルオキシネオデカ
ン酸t−ブチル、ペルオキシネオデカン酸t−アミル、
ペルオキシネオデカン酸1.1.3.3−テトラメチル
ブチル及びペルオキシネオデカン酸α−クミル; ・ベルオキシニ炭酸ジアルキル:例えばベルオキシニ炭
酸ジーn−プロピル、ベルオキシニ炭酸ジイソプロピル
、ベルオキシニ炭酸ジー(sec−ブチル)、ベルオキ
シニ炭酸ジシクロヘキシル、ベルオキシニ炭酸ジー(4
−t−ブチルシクロヘキシル)、ベルオキシニ炭酸ジー
(2−フェノキシエチル)、ベルオキシニ炭酸ジー(2
−エチルヘキシル)及びベルオキシニ炭酸ジヘキサデシ
ル; ・アシルアルキルスルホニルペルオキシド:例えばアセ
チルシクロへキシルスルホニルペルオキシド及びアセチ
ル5ec−へブチルスルホニルペルオキシド; ・過酸化ジアシル:例えば過酸化ジベンゾイル、過酸化
ジドデシル、過酸化ジイソブチリル及び過酸化ジー(2
−メチルペンタノイル):・ジペルオキシケタール:例
えば2゜2−ジ−(1−ブチルペルオキシ)ブタン、2
.2−ジ−(t−ブチルペルオキシ)へブタン、3.3
−ジ−(t−ブチルペルオキシ)醋酸エチル、1.1−
ジ−(1−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサン、1.1−ジ−(t−ブチルペルオキ
シ)シクロヘキサン及び1.1−ジ−(t−アミルペル
オキシ)シクロヘキサン: ・モノペルオキシカーボネート:例えば00−1−ブチ
ルO−イソプロピルモノペルオキシカーボネート及び0
0−1−ブチル0−(2−エチルヘキシル)モノペルオ
キシカーボネート;・過酸化ジアルキル:例えば2.5
−ジメチル−2゜5−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ヘ
キサン;並びに ・アゾ化合物:例えばアゾ−ビス(イソブチロニトリル
)、2−、、t−ブチルアゾ−2−シアノ−4−メトキ
シ−4−メチルペンタン及び1−を−ブチルアゾ−1−
シアノシクロヘキサン。 AHPをこれらの開始剤と組合せて用いると、ポリマー
製造業者のプロセスに柔軟性を付与し、それらを「微調
整(fine tune)J重合法にする。 また、場合によって2種以上のARPの混合物を用いる
こともできる。 ポリエステル  の 遊離基硬化剤の存在下において好適な硬化温度に加熱す
ることによる不飽和ポリエステル樹脂組成物の硬化にお
いて、本発明の構造AのAHPは硬化性の不飽和ポリエ
ステル樹脂組成物中で高められた硬化活性を示す。本発
明のAHPによって硬化させることのできる不飽和ポリ
エステル樹脂は、通常、不飽和ポリエステルと1種以上
のエチレン系不飽和モノマーとを含む。 不飽和ポリエステルは例えば、少なくとも1種のエチレ
ン系不飽和ジー若しくはポリカルボン酸又はそれらの酸
無水物若しくは酸ハライド(例えばマレイン酸、フマル
酸、グルタコン酸、イタコン酸、メサコン酸、シトラコ
ン酸、アリルマロン酸、テトラヒドロフタル酸他)を飽
和及び不飽和ジー又はポリオール(例えばエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1.2−及び1.3−プロパンジオール、1.21
.3−及び1.4−ジブタンジオール、2.2−ジメチ
ル−]、2,3−プロパンジオール、2−ヒドロキシメ
チル−2−メチル−]、2,3−プロパンジオール、2
−ブテン−]、2,4−ジオール、2−ブチン−]、2
,4−ジオール、2.4.4− )ジメチル−]、2,
3−ベンタンジオール、グリセロール、ペンタエリトリ
ット、マンニット他)でエステル化させることによって
得られるようなポリエステルである。また、このような
ジー又はポリ酸の混合物及び(或いは)このようなジー
又はポリオールの混合物を用いることもできる。ジー又
はポリカルボン酸は、飽和ジー又はポリカルボン酸(例
えばアジピン酸、琥珀酸、セバシン酸化)並びに(或い
は)芳香族ジー又はポリカルボン酸(例えばフタル酸、
トリメリット酸、ピロメリット酸、イソフタル酸及びテ
レフタル酸)で一部置き換えられていてもよい。用いら
れる酸は、ハロゲンのような基で置換されていてもよい
。 このような好適なハロゲン化された酸の例は、例えば、
テトラクロルフタル酸、テトラブロムフタル酸、5.6
−ジカルポキシー1.2.3.4.7.7−へキサクロ
ルビシクロ−(2゜2.1)−2−ヘプテン他である。 不飽和ポリエステル樹脂組成物のその他の成分である重
合性モノマーは、好ましくは、不飽和ポリエステルと共
重合し得るエチレン系不飽和モノマー(例えばスチレン
、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、クロルス
チレン、ブロムスチレン、塩化ビニルベンジル、ジビニ
ルベンゼン、マレイン酸ジアリル、フマル酸ジブチル、
燐酸トリアリル、シアヌル酸トリアリル、フタル酸ジア
リル、フマル酸ジアリル、アクリル酸メチル、メタクリ
ル酸メチル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸n−
ブチル、アクリル酸エチル他)又はそれらの混合物であ
ることができる。 好ましい不飽和ポリエステル樹脂組成物は、・不飽和ポ
リエステル成分としての1.2−プロパンジオール(ポ
リオール)と無水マレイン酸(不飽和ポリカルボン酸の
酸無水物)と無水フタル酸(芳香族ジカルボン駿の酸無
水物)とのエステル化生成物 及び ・モノマー成分としてのスチレン を含有する。 本発明のAHPを硬化触媒として用いて、他のタイプの
不飽和ポリエステル樹脂組成物を硬化させることができ
る。これら樹脂は不飽和ビニルエステル樹脂と称される
ものであり、これらはビニルエステル樹脂成分と1種以
上の重合性モノマー成分とを含む。ビニルエステル樹脂
成分は次のようにして製造することができる。即ち、エ
ピクロルヒドリンのようなりロルエボキシドとビスフェ
ノールA(2,2−(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン)のような適量のビスフェノールとを水酸化ナトリウ
ムのような塩基の存在下で反応させてクロルエポキシド
から由来する末端エポキシ基を持つ縮合生成物を得る。 次いで、この縮合生成物とアクリル酸及びメタクリル酸
のような重合性不飽和カルボン酸とを当業者によく知ら
れた酸又は塩基触媒の存在下又は不在下で反応させるこ
とによって、ビニルエステル樹脂成分が得られる。通常
、不飽和ビニルエステル樹脂組成物の製造を完了させる
ための重合性モノマー成分としては、スチレンな添加す
る。 通常、約り0℃〜約200℃の温度及び硬化性不飽和ポ
リエステル樹脂組成物の重量の約0.05〜約5重量%
又はそれ以上のAHP量を用いる。 上記の不飽和ポリエステル樹脂組成物には各種物質、例
えば硫黄、ガラス、炭素及び硼素繊維、カーボンブラッ
ク、シリカ、金属珪酸塩、フレ、金属炭酸塩、酸化防止
剤(AO)、熱、紫外線(UV)及び光安定剤、増感剤
、染料、顔料、促進剤、金属酸化物(例えば酸化亜鉛)
、発泡剤、核剤他を充填することができる。 エラストマーの   び    ボ1マーの描 遊離基硬化及び架橋剤の存在下において好適な硬化及び
架橋温度に加熱することによるエラストマー組成物の硬
化及びポリマー組成物の架橋において、本発明の構造A
のAHPは硬化及び架橋活性を示す。 本発明のAHPによって硬化させることのできるエラス
トマー樹脂組成物には、エチレン/ブロピレンコポリマ
ー(EPR)、エチレン/プロピレン/ジェンターポリ
マー(EPDM)、ポリブタジェン(PBD)、シリコ
ーンゴム(SR)、ニトリルゴム(NR)、ネオブレン
、フルオルエラストマー及びエチレン/酢駿ビニルコポ
リマー(EVA)のようなエラストマーが包含される。 本発明のAHPによって架橋させることのできるポリマ
ー組成物には、塩素化ポリエチレン(CPE)、低密度
ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(
LLDPE)及び高密度ポリエステルポリエチレン(H
D P E)のようなオレフィン系熱可塑性ポリマーが
包含される。他の架橋性熱可塑性ポリマーには、PVC
、ポリスチレン、ポリ(酢酸ビニル)、ポリアクリル系
誘導体、ポリエステル、ポリカーボネート等が包含され
る。 通常、約り0℃〜約310℃の温度及び硬化性エラスト
マー樹脂組成物又は架橋性オレフィンポリマー組成物の
重量を基として約0.1〜約10重量%、好ましくは約
0.5〜約5重量%のAHP量が用いられる。 この硬化性エラストマー樹脂組成物又は架橋性ポリマー
組成物には、随意に、慣用の不飽和ポリエステル樹脂組
成物と共に用いるための前記の物質を充填することがで
きる。 ポリオレフ ン び のポリマーの 本発明の構造ΔのAHPは、ポリプロピレン(p p)
及び50重量%以上のPPを含有するコポリマーを改質
するための方法においてポリオレフィン改質活性を示す
、PPポリマー及びコポリマーの改質には、例えばポリ
マー分子量を低減させ且つポリマー分子量分布を変性さ
せることによるPPの有益な分解が包含される。 通常、約り40℃〜約340℃の温度及び改質し得るP
Pポリマー又はコポリマーの重量を基として約0.01
〜約1.0重量%のAHP量が用いられる。改質共触媒
として、約1重量%までの量の分子状酸素を随意に用い
ることができる。 ボ1マー ペルオキシド   の 構造ΔのAHPの新規のポリマー状ペルオキシド誘導体
は、いくつかの用途において有用性を有する。これらは
、数種の方法によってブロック及びグラフトコポリマー
を製造するのに用いることができる。ポリマー状ペルオ
キシド誘導体のグラフトコポリマーは、主鎖ポリマーと
して及び開始剤としてのポリマー状ペルオキシド並びに
この主鎖へのグラフト結合用モノマーを用いることによ
って製造することができる。構造Aのポリマー状ペルオ
キシドのモノマーと同一ではない2種以上のモノマーの
グラフトコポリマーは、初めにポリマー状ペルオキシド
を1種類のモノマーの存在下で部分的に分解し、次いで
第2のモノマー等の存在下で分解することによって製造
することができる。後者の工程は、溶液状で又は押出機
のようなポリマー加工装置中で実施することができる。 このようなグラフトコポリマーは、ホモポリマー及びコ
ポリマーブレンド及びアロイを相客化させるのに有用で
ある。 構造Δのポリマー状ペルオキシドはまた、押出機、ロー
ルミル等のようなポリマー加工装置中でブロック及びグ
ラフトコポリマーを形成させることによってポリマーを
その場で相客化させるための反応性加工に用いることも
できる。ポリマー加工装置中での工程においては、予備
形成させたポリマー状ペルオキシドを用いてもよく、ま
た、酸無水物と構造への1種以上のアミノ含有化合物と
からその場で形成させたポリマー状ペルオキシドを用い
てもよい、1種より多い構造Δのアミノ含有ペルオキシ
ドを酸無水物含有ポリマーと反応させると、得られるポ
リマー状ペルオキシドは主鎖上に複数のペルオキシ官能
基を持つことができ、種々の活性及び拡張された有用性
を有する。 ポリマー状ペルオキシドはまた、ポリマー加工装置中で
相互に入り込むポリマー網状構造(IPN)の特性を高
めるのに用いることもできる。 酸無水物含有エラストマー状ポリマーから誘導された構
造Δのポリマー状ペルオキシドは、ポリマーブレンドの
耐衝撃性を強化させるための反応性加工において用いる
ことができる。 構造Δのポリマー状ペルオキシドはまた、ボリマー状低
プロファイル/低収縮硬化剤として、自己硬化性ポリマ
ー系として並びに自己分解性ポリマー系としても有用で
ある。 さらに、構造Δのポリマー状ペルオキシドは、ペルオキ
シド官能基がポリマー主鎖と相容性であり(共有結合し
)、ブルーム、押出又は揮発し得ないので、ポリマー−
ペルオキシドマスターバッチ(即ち5%まで又はそれ以
上の有機ペルオキシドを有するポリマー−ペルオキシド
組成物であり、架橋、硬化及びポリマー改質用途におい
て有用である)において非常に有益である。 [実施例] 以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが
、これら実施例は本発明を例示するものであり、これを
何ら限定しない。 4.4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンタン酸エチ
ルと9モル過剰の54%水性ヒドラジンとを反応させる
ことによりて4.4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペ
ンタノヒドラジドを製造した。 電磁撹拌機、温度計及び滴下漏斗を備えた三つロフラス
コにイソプロピルアルコール(I PA)125mJ2
.99%4.4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンタ
ン酸エチル15.3 g (0,05モル)及び54%
水性ヒドラジン30g(約0.50モル)を25℃にお
いて装入した。この溶液を20〜25℃において約20
時間撹拌した6次いでこの反応混合物を水1000mI
2中に注入し、塩化メチレン300mI2で1回抽出し
た。無水硫酸マグネシウム10重量%を用いて乾燥させ
、消費された乾燥剤を濾過によって分離した後に、真空
下で塩化メチレンを除去して、液状生成物14.4gが
得られた。ペンタン30mj2を添加して、固体を沈殿
させた。この固体を濾過によって分離し、空気乾燥させ
て、融点76〜78℃の白色固体12.2g(理論量の
83.6%、未補正)が得られた。この生成物の赤外線
(IR)スペクトルは、1640cm−’及び1680
ca+−’における強いカルボニル吸収バンド並びに3
300cm−における強いNHバンドを示した。この生
成物について実施したDSC走査試験は、170℃にお
いてペルオキシド分解発熱を示した。これらの生成物デ
ータから、この生成物は4.4−ジ−(t−ブチルペル
オキシ)ペンタノヒドラジド(I−1)であることが確
認される。 4.4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンタノヒドラ
ジド(I−1)の他の製造方法においては、98.4%
4.4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンタン酸エチ
ル46.7g(0,15モル)と54%水性ヒドラジン
90g(約1.50モル)とをIPA325mρ中で2
5℃において約20時間撹拌させた。前記と同じ手順に
従って、融点79〜80℃の白色固体37.4g(理論
量の85.4%、未補正)が得られた。この生成物は中
和当量294.4(理論値292.3 )及び活性酸素
含有率11.02(理論値10.95)を有していた。 従って、この生成物の純度は100%であり、補正され
た収率は85.4%だった。これらの生成物データから
、この生成物は4.4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)
ペンタノヒドラジド(I−1)であることが確認される
。 4.4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンタノヒドラ
ジドの製造について例1において用いたのと同様の方法
で4.4−ジ−(t−アミルペルオキシ)ペンタン酸エ
チルと9モル過剰954%水性ヒドラジンとを反応させ
ることによって、4.4−ジ−(1−アミルペルオキシ
)ペンタノヒドラジドを製造した。この生成物4.4−
ジ−(t−アミルペルオキシ)ペンタノヒドラジド(I
−2)はDSC走査試験ペルオキシド分解温度171’
Cを有していた。収率は91%だった。 3.3−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ブタン酸エチル
と9モル過剰の54%水性ヒドラジンとを反応させるこ
とによって、3.3−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ブ
タノヒドラジドを製造した。 電磁撹拌機、温度計及び滴下漏斗を備えた三つロフラス
コにIPA100mm’、100%3.3−ジ−(t−
ブチルペルオキシ)ブタン酸エチル14.6g(0,0
5モル)及び54%水性ヒドラジン30g(約0.50
モル)を25℃において装入した。この溶液を20〜2
2℃において約20時間撹拌し、次いでこの反応混合物
を水1000mβ中に注入し、200mρずつの塩化メ
チレンで2回抽出した。無水硫酸マグネシウム10重量
%を用いて乾燥させ、消費された乾燥剤を濾過によって
分離した後に、真空下で塩化メチレンを除去して、液状
生成物14.3g(理論量の100%以上、未補正)が
得られた。ペンタン75mβを添加し、この溶液を0℃
に冷却して固体を沈殿させた。この固体を濾過によって
分離し、空気乾燥させて、融点62〜63℃の白色固体
4.8g(理論量の35%、未補正)が得られた。 上記と同様の手順を用いて、3.3−ジ−(t−ブチル
ペルオキシ)ブタン酸エチルの代わりに3.3−ジ−(
t−ブチルペルオキシ)ブタン酸メチルを9モル過剰の
54%水性ヒドラジンと反応させることによって、I−
3の第2の製造を実施した。 固体状生成物(融点61〜62℃)が未補正収率81%
で得られた。従って、メチルエステルはエチルエステル
より容易に且つ完全にヒドラジンと反応するということ
がわかる。これら2回の単離された固体状生成物のIR
スペクトルは同一だった。2回目の生成物について実施
したDSC走査試験は、176℃においてペルオキシド
分解発熱を示した。これらの生成物データから、得られ
た生成物は同じ組成、3.3−ジ−(t−ブチルペルオ
キシ)ブタノヒドラジド(I−3)であることが示され
る。 3−(エトキシカルボニルエチル)−3,5,7,7−
テトラメチル−]、2,2,4−トリオキサシクロヘプ
クンと9モル過剰の54%水性ヒドラジンとを反応させ
ることによって、3−(]、2,4,4,6−テトラメ
チル− 2.3.7− f−リオキサシクロへブチル)
プロピオンヒドラジドを製造した。 初めに触媒/脱水削として70%水性硫酸を用いてレブ
リン酸エチルと10モル%過剰の3−ヒドロキシ−]、
2,1−ジメチルブチルヒドロペルオキシドとを反応さ
せることによって、3−(エトキシカルボニルエチル)
−3,5,7,7−テトラメチル−1゜2.4−トリオ
キサシクロへブタンを純度89%、補正収率88%で製
造した。 I−4の合成においては、電磁撹拌機、温度計及び滴下
漏斗を備えた三つロフラスコにエタノール125mj2
.89%3−(エトキシカルボニルエチル)−3,5,
7,7−テトラメチル−1.2.4−)−リオキサシク
ロへブタン14.5g(0,05モル)及び54%水性
ヒドラジン29゜6g(約0.50モル)を25℃にお
いて装入した。この溶液を20〜25℃において約20
時間撹拌した。次いでこの反応混合物を塩酸0,45モ
ルを含有する水300mJ2中に注入した。顆粒状炭酸
ナトリウムを添加することによってpl(t7に調節し
た。この溶液を200mZlずつの塩化メチレンで2回
抽出し、塩化メチレン抽出液を一緒にした。無水硫酸マ
グネシウム10重量%を用いて乾燥させ、消費された乾
燥剤な濾過によって分離した後に、真空下で塩化メチレ
ンを除去して、黄色の重質オイル8.5g(理論量の6
9%、未補正)が得られた。この液状生成物にペンタン
25mI2.を添加し、25.℃において5分間撹拌し
た後にペンタンをデカンテーションによって除去し、生
成物層中の残留ペンタンを真空下で除去して、黄色の重
質オイル6.6g(理論量の54%、未補正)が得られ
た。この生成物のIRスペクトルは、1660cm相に
中心を持つ広いカルボニル吸収バンド及び3300cm
−’における広いNHバンドを示した。また、880c
m−’  860cm−’及び840cm−’において
小さい−00−バンドが存在した。この生成物のDSC
走査試験は、229℃においてペルオキシド分解発熱を
示した。これらの生成物データから、この生成物は3−
(]、2,4,4,6−テトラメチル2.3.7−ドリ
オキサシクロヘブヂル)ブロビオンヒドラジド(I−4
)であることが確認される。 クロル蟻酸1.3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオ
キシ)ブチルと11モル過剰の54%水性ヒドラジンと
を反応させることによって、1.3−ジメチル−3−(
t−ブチルペルオキシ)ブチルカルバゼートを製造した
。 機械式撹拌機、温度計及び滴下漏斗を備えたジャケット
付きガラス製反応器に塩化メチレン100mI2及び5
4%水性ヒドラジン35.6 g(約0,60モル)を
25℃において装入した。得られた溶液を0℃に冷却し
、激しく撹拌しながら95%クロル蟻酸1.3−ジメチ
ル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチル13.3 g
 (0,05モル)を20分かけてゆっくり添加した。 得られた溶液をさらにO’Cにおいて90分間撹拌し、
次いでこの溶液を水500rr+j2中に注入した。得
られた混合物に濃塩酸的35m+j2を添加してpHを
7〜8にした。炭酸水素ナトリウムを添加してこの混合
物をpH8において緩衝した。塩化メチレンMを分離し
、水100m12で1回洗浄し、無水硫酸マグネシウム
10重量%を用いて乾燥させた。消費された乾燥剤な濾
過によって分離した後に、真空下で塩化メチレンを除去
して、液状生成物14.3g(理論量の100%以上、
未補正)が得られた。 高性能液体クロマトグラフィーにより、この生成物の純
度が約85〜90%であることが示された。この生成物
のIRスペクトルは、1710〜1720cm−’の帯
域における強いカルボニル吸収バンド及び3350cI
11−’における強いNHバンドを示した。この生成物
のDSC走査試験は192℃においてペルオキシド分解
発熱を示した。これらの生成物データ及び合成方法から
、この生成物は1.3−ジメチル−3−(t−ブチルペ
ルオキシ)ブチルカルバゼート(I−5)であることが
確認される。 カルバメート I−6の ゛1 クロル蟻酸]、2,3−ジメチルー3−(t−ブチルペ
ルオキシ)ブチルと4モル過剰のエチレンジアミンとを
反応させることによって、0−El、3−ジメチル−3
−(t−ブチルペルオキシ)ブチル]N−(2−アミノ
エチル)カルバメートを製造した。 機械式撹拌機、温度計及び滴下漏斗を備えたジャケット
付きガラス製反応器、に塩化メチレン100mg及びエ
チレンジアミン15.0g(約0.25モル)を25℃
において装入した。得られた溶液を激しく撹拌しながら
、92.2%クロル蟻酸1.3−ジメチル−3−(t−
ブチルペルオキシ)ブチル13.7g(0,05モル)
を30分かけてゆっくり添加した。得られた溶液は濁っ
た。この溶液をさらに25℃において30分間撹拌し、
次いで5%水酸化ナトリウム水溶液100mg(0,1
25モル)を添加し、この混合物を5分間撹拌し、次い
で沈降させた。水相を捨て、塩化メチレン溶液を20〜
25℃において100mcずつの水で5回洗浄して過剰
のエチレンジアミンを除去した。得られた塩化メチレン
溶液を0.6N塩酸溶液100rnj2で処理し、水相
を分離し、塩化メチレン50mρで1回洗浄した。次い
で水相を1、ON水酸化ナトリウム100mβで処理し
、得られた混合物を75+njZずつの塩化メチレンで
2回抽出した。−緒にした塩化メチレン抽出液を次いで
100mβずつの水で3回洗浄し、次いで無水硫酸マグ
ネシウム10重量%を用いて乾燥させた。消費された乾
燥剤を濾過によって分離した後に、真空下で塩化メチレ
ンを除去して、無色の液状生成物11.2g(理論量の
8.1.2%、未補正)が得られた。 この生成物は中和当量277.3を有していることがわ
かり(理論値276.3)、従ってこの生成物の純度は
極めて高いということがわかる。この生成物のIRスペ
クトルは、約1700cm−’の帯域における強いカル
ボニル吸収バンド、3180cm−’における強いNH
バンド及び約875cm−’における−00−の吸収バ
ンドを示した。これらの生成物データ及び合成方法から
1、この生成物は0−[]、2,3−ジメチル−3−(
t−ブチルペルオキシ)ブチル]N−(2−アミノエチ
ル)カルバメー) (I−6)であることが確認される
。 初めに、2−シアノ−3,3−ジフェニルプロペン酸と
過剰のホスゲンとをN、 N−ジメチルホルムアミド触
媒の存在下で約40℃において反応させることによって
、塩化2−シアノ−3,3−ジフェニルプロペノイルを
調製した。 I−6の製造に用いたのと同様の手順を用いて、次のよ
うにして、1−(2−シアノ−3,3−ジフェニルプロ
ペノイル)−2−[4,4−ジ−(t−アミルペルオキ
シ)ペンタノイルJヒドラジン(I−7)を製造した。 ピリジン2.0g(0,026モル)及び塩化メチレン
120mI2の存在下で4.4−ジ−(t−アミルペル
オキシ)ペンタノヒドラジド3.2g(0,01モル)
と100%塩化2−シアノ−3,3−ジフェニルプロペ
ノイル2.7g(0,01モル)とを反応させた。この
反応混合物を0℃に約75分間保持し、次いで60分か
けて室温まで温めた。 例6において用いたのと同様の手順に従って、融点14
5〜148℃(気化)を有する明黄色固体2.7g(理
論量の49%、未補正)が得られた。この生成物のIR
スペクトルは、約3190cm−’に中心を持つNHバ
ンド、約1690cm−’及び1640cm−’におけ
るヒドラジドのカルボニルバンド並びに約860cm−
’における−00−バンドを示した。この生成物のDS
C走査試験は、175℃においてペルオキシド分解発熱
を示した。これらIRスペクトル及びDSCの生成物デ
ータ並びに製造方法から、この生成物は1−(2−シア
ノ−3,3−ジフェニルプロペノイル)−2−[4,4
−ジ−(t−アミルペルオキシ)ペンタノイル]ヒドラ
ジン(I−7)であることが確認される。 皿上:  (2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジニル −4,4−ジ〜(t−ブチルペルオキシ ペ
ンタノイル ヒドラゾン I−8空冷式冷却器及び電磁
撹拌棒を備えた100m12の三角フラスコに4.4−
ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンタノヒドラジド2.
9g(0,01モル)、メタノール60mJ20)酢酸
ナトリウム4.0g(0,049モル)及び2.2.6
.6−テトラメチル−4−ピペリドン塩酸塩2.3 g
 (0,012モル)を装入した。次いで得られた混合
物を加熱された油浴中に入れ、電磁的に撹拌し、4時間
還流(約76℃)した。この混合物を約16時間かけて
室温まで冷却した0次いで、この混合物を氷水約300
m12中に注入し、激しく撹拌した。この水溶液を10
0mI2ずつの塩化メチレンで2回抽出した。−緒にし
た塩化メチレン抽出液を無水硫酸マグネシウム10重量
%を用いて乾燥させた。 消費された乾燥剤を濾過によって分離した後に、真空下
で塩化メチレンを除去して、ペースト4.2g(理論量
の89%、未補正)が得られた。このペーストをペンタ
ン20mβでスラリーにし、不溶性固体をt濾過によっ
て分離し、空気乾燥させて、融点130〜135℃の白
色固体1.3g(理論量の28%、未補正)が得られた
。この生成物のIRスペクトルは、約3260cm−’
及び3190cm−’における2つのNHバンド、” 
1690 cm−’1660cm−’及び1640cm
−’におけるカルボニルハンド、並びに約870cm−
’における−00−バンドを示した。この生成物のDS
C走査試験は、177℃においてペルオキシド分解発熱
を示した。これらのIRスペクトル及びDSCの生成物
データ並びに製造方法から、この生成物は目的の(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)−[4
,4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンタノイル]ヒ
ドラゾン(I−8)であることが確認される。 I−7の製造に用いたのと同様の手順を用いて、4.4
−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンタノヒドラジド2
.9g(0,01モル)と100%塩化ベンゾイル1.
6 g (0,011モル)とをピリジン2.0 g 
(0,026モル)及び塩化メチレン100mI2の存
在下で20℃において反応させることによって、1−ベ
ンゾイル−2−[4,4−ジ−(t−ブチルペルオキシ
)ペンタノイル]ヒドラジンを製造した。 例7において用いたのと同様の手順に従って、147〜
149℃の融点を持つ白色固体2.6g(理論量の65
%、未補正)が得られた。この生成物のTRスペクトル
は、約3230cm−’に中心を持つNHバンド、16
20cm−’におけるヒドラジドのカルボニルバンド及
び約880cm−における−〇〇−バンドを示した。こ
の生成物のDSC走査試験は、177℃においてペルオ
キシド分解発熱を示した。これらのTRスペクトル及び
DSCの生成物データ並びに製造方法から、この生成物
は目的の1−ベンゾイル−2−[4,4−ジ−(1−ブ
チルペルオキシ)ペンタノイル1ヒドラジン(I−9)
であることが確認される。 fL=q: 1−2−エチルヘキソキシカルボニル−2
I−7の製造に用いたのと同様の手順を用いて、4.4
−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンタノヒドラジド2
.9g(0,01モル)と99%クロル蟻酸2−エチル
ヘキシル2.0g(0,01モル)とをピリジン2.0
g(0,026モル)及び塩化メチレン100mI2の
存在下で20℃において反応させることによって、1−
(2−エチルヘキソキシカルボニル)−2−[4,4−
ジ−(t−、ブチルペルオキシ)ペンタノイル】ヒドラ
ジンを製造した。 例7において用いたのと同様の手順に従って、黄色の液
状生成物4.6g(理論量の100%以上、未補正)が
得られた。この生成物のTRスペクトルは、約3250
cm−’に中心を持つNHバンド、1720ca+−’
及び1670cm−’におけるカルボニルバンド並びに
約870cm−’における−00−バンドを示した。こ
の生成物のDSC走査試験は、176℃においてペルオ
キシド分解発熱を示した。これらのTRスペクトル及び
DSCの生成物データ並びに製造方法から、この生成物
は目的の1−(2−エチルヘキソキシカルボニル)−2
−[4,4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンタノイ
ル]ヒドラジン(I −to)であることが確認される
。 1−7の標記の化合物の製造に用いたのと同様の手順を
用いて、4.4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンタ
ノヒドラジド2.9g(0,01モル)と99%以上の
ジエチレングリコールビス(クロルホルメート) 1.
16g (0,005モル)とをピリジン2.0g(0
,026モル)及び塩化メチレン100mj2の存在下
で20℃において反応させることによって、3−オキサ
ペンタン−]、2,5−ジイルビス−[2−[4,4−
ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンタノイル]カルバゼ
ート]を製造した。 例7において用いたのと同様の手順に従って、約45〜
50℃の融点を持つ白色固体3.7g(理論量の100
%以上、未補正)が得られた。この生成物のTRスペク
トルは、約3250cm−’に中心を持つNHバンド、
1730c1’及び16700II+−1におけるカル
ボニルバンド並びに約870cm−’における一〇〇−
バンドを示した。この生成物のDSC走査試験は、17
5℃においてペルオキシド分解発熱を示した。これらの
TRスペクトル及びDSCの生成物データ並びに製造方
法から、この生成物は目的の3−オキサペンタン−]、
2,5−ジイルビス−[2−[4,4−ジ−(t−ブチ
ルペルオキシ)ペンタノイル]力ルバゼート] (1二
U)であることが確認される。 I−7の製造に用いたのと同様の手順を用いて、3.3
−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ブタノヒドラジド2.
8g(0,01モル)と92.6%1.12−ドデカン
ジオイルジクロリド1.44 g (0,005モル)
とをピリジン2.0 g (0,026モル)及び塩化
メチレン100mβの存在下で20℃において反応させ
ることによって、2.2゛−ジ−[3,3−ジ−(1−
ブチルペルオキシ)ブタノイル]ドデカン二酸ジヒドラ
ジドを製造した。 例7において用いたのと同様の手順に従って、113〜
116℃の融点を持つ白色固体3,5g(理論量の92
%、未補正)が得られた。この生成物のIRスペクトル
は、約3200cm”’に中心を持つNHバンド、約1
610〜1620cm−’におけるカルボニルバンド及
び約875cm−’における一〇〇−バンドを示した。 この生成物のDSC走査試験は、181℃においてペル
オキシド分解発熱を示した。これらのIRスペクトル及
びDSCの生成物データ並びに製造方法から、この生成
物は目的の2.2゛−ジ−[3,3−ジご(t−ブチル
ペルオキシ)ブタノイル]ドデカン二酸ジヒドラジド(
I −12)であることが確認される。 [Q: N’−3−カルボキシプロピオニル o−1゜
3−ジメチル−3−t−ブチルペルオキ逍 1.3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチ
ルカルバゼート6.9g(0,025モル)と約100
%無水琥珀酸2.6 g (0,026モル)とを塩化
メチレン100mβの存在下で25℃において反応させ
ることによって、N’−(3−カルボキシプロピオニル
)O−[]、2,3−ジメチル−3−(t−ブチルペル
オキシ)ブチル]カルバゼートを製造した。 初めに両反応成分を溶液状にした。約5分後にこの溶液
から固体が沈殿し始め、温度が1〜2℃上昇した。この
混合物をさらに25℃において60分間撹拌し、次いで
固体を濾過によって分離し、塩化メチレンで洗浄し、乾
燥させた。141〜143℃の融点を持つ白色固体7.
3g(理論量の84%、未補正)が得られた。この生成
物のIRスペクトルは、3250cm−’及び3100
cm″′における2つのNHバンド、約1720cm−
’におけるカルバゼート力ルボニルバンド、1680c
m−’における広いカルボニルバンド並びに約870c
a+−’におけるーOO−バンドを示した。この生成物
のDSC走査試験は、197℃においてペルオキシド分
解発熱を示した。これらのIRスペクトル及びDSCの
生成物データ並びに製造方法から、この生成物は目的の
に−(3−カルボキシプロピオニル)O−(]、2,3
−ジメチル−3−(1−ブチルペルオキシ)ブチル]カ
ルバゼート(I−13)であることが確認される。 3−(]、2,4,4,6−テトラメチル−2.3.7
− )ジオキサシクロへブチル)プロピオンヒドラジド
1.2g (0,0044モル)と約100%無水琥珀
酸0.5 g (0,0050モル)とを塩化メチレン
30m+42の存在下で25℃において反応させること
によって、3−(]、2,4,4,6−テトラメチル−
2.3.7−トリオキサシクロへブチル)−N−(3−
カルボキシプロピオニル)プロピオンヒドラジドを製造
した。 初めに両反応成分を溶液状にした。25℃において12
0分の間に、沈殿は生じなかった。次いでこの溶液にペ
ンタン100rnj2を添加して、固体が沈殿し始めた
。この混合物を25℃においてさらに30分間撹拌し、
次いで固体をt濾過によって分離し、ペンタンで洗浄し
、乾燥させた。 122〜126℃の融点を持つ白色固体1.2g(理論
量の80%、未補正)が゛得られた。この生成物のIR
スペクトルは、3240cm−’及び3100cm−’
における2つのNHバンド、約1706cm−’におけ
るヒドラジドカルボニルバンド、1675cm−’にお
ける酸カルボニルバンド並びに約900cm〜1におけ
る小さい一〇〇−バンドを示した。この生成物のDSC
走査試験は、226℃においてペルオキシド分解発熱を
示した。これらのIRスペクトル及びDSCの生成物デ
ータ並びに製造方法がら、この生成物は目的の3−(]
、2,4,4,6−テトラメチル−2.3.7−ドリオ
キサシクロへブチル)−N−(3−カルボキシプロピオ
ニル)プロピオンヒドラジド(I −14)であること
が確認される。 この例においては、無水マレイン酸(MA)単位約9重
量%を含有するスチレン/無水マレイン酸コポリマーで
あるダイラーク232(アルコ・ケミカル社)と1.3
−ジメチル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチルカル
バゼート(I−5)とを反応させて、ペルオキシド側基
を持つスチレン/マレアミド酸コポリマーを製造した。 電磁撹拌棒な備えた125+nj2三角フラスコにダイ
ラーク232スチレン/無水マレイン酸コポリマーLo
g(MA単位0.0092モル)及びトルエン50gを
装入し、この混合物を撹拌し且つ80〜90℃に加熱し
て、ポリマーを溶解させた。次いでこのダイラーク23
2のトルエン溶液中に、トルエン20g中の1.3−ジ
メチル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチルカルバゼ
ート(I−5) 2.1 g (0,0076モル)を
迅速に添加し、得られた溶液を85℃から35℃に15
0分かけて冷却した。次いでこの溶液を、ステンレス鋼
製のウオーニング(Warning)ブレングー中の激
しく撹拌されたメタノール500mc中に添加してポリ
マーを沈殿させた。固体状ポリマーをウォーニングブレ
ングー中で激しく撹拌された500+nJZずつのメタ
ノールで室温において2回洗浄して未反応のI−5及び
他の不純物をポリマーから除去した0次いでポリマーを
乾燥させた。 白色の顆粒状ポリマー10.7gが得られた(理論収量
=11.9g、理論量の90%、未補正)。この生成物
のDSC走査試験は、208℃においてペルオキシド分
解発熱を示した。I−5は197℃のペルオキシド分解
温度を持つということに注目されたい。このDSCデー
タ、製造方法及び単離方法を基にして、この例において
製造されたポリマー状生成物はペルオキシド側基を持つ
スチレン/マレアミド酸コポリマーであることが確認さ
れる。さらに、このペルオキシド側基は1.3−ジメチ
ル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチルカルバゼート
(I−5)構造を持つ。かくして、上二旦が製造された
。 造 この例においては、MA単位約29重量%を含有するl
−オクタデセン/無水マレイン酸交互コポリマーである
PA−18(ガルフ(Gulf)社より入手)と3.3
−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ブタノヒドラジド(I
−3)とを反応させて、ペルオキシド側基を持つl−オ
クタデセン/マレアミド酸コポリマーを製造した。 電磁撹拌棒を備えた50mn三角フラスコにガルフ社よ
り入手のPA−18の゛l−オクタデセン/無水マレイ
ン酸交互コポリマー1.00g(MA単位0.0029
モル)、3.’3−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ブタ
ノヒドラジド(I−3)0.56g(0,0020モル
)及びトルエン10gを装入した。この混合物を撹拌し
且つ50℃に30分間加熱した。この溶液のIRスペク
トルは、出発のPA−18コポリマーについての177
0cm”’及び1850cm−’における酸無水物吸収
バンドが出発のヒドラジン(I−3)につい゛ての約3
300cm−’におけるNHバンドと同様にかなり小さ
くなったということを示した。また、出発のヒドラジン
(I−3)についての約1640cm−’における強い
アミドカルボニルバンドも消失した。生成物溶液につい
て1700cm−’における新たな強いアミド酸カルボ
ニルバンドが観察された。このIRデータ及び製造方法
を基にして、この例において製造されたポリマー状生成
物はペルオキシド側基を持つ1−オクタデセン/マレア
ミド酸コポリマーであることが確認される。さらに、こ
のベルオキシド側基は3.3−ジ−(t−ブチルペルオ
キシ)ブタノヒドラジド(I−3)構造を持つ。か(し
て、l−16のコポリマーが製造された。 設尤 この例においては、MA単位約29重量%を含有するl
−オクタデセン/無水マレイン酸交互コポリマーである
PA−18(ガルフ社より入手)とO−[]、2,3−
ジメチル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチルIN−
(2−アミノエチル)カルバメート(I−6)とを反応
させて、ペルオキシド側基を持つl−オクタデセン/マ
レアミド酸コポリマーを製造した。 電磁撹拌棒を備えた125mβ三角フラスコに、ガルフ
社より入手のPA−18の1−オクタデセン/無水マレ
イン酸交互コポリマー7.0g(MA単位0.0200
モル)及びO−[]、2,3−ジメチル−3−(t−ブ
チルペルオキシ)ブチル]N−(2−アミノエチル)カ
ルバメート(I−6)4.6 g (0,0166モル
)を含有するトルエン溶液28.0gを基部において装
入した。この混合物を撹拌し、55℃に加熱してこの温
度に300分間保持した。このPA−18溶液のIRス
ペクトルは、1775cm−’及び1855cm−’に
おける酸無水物カルボニル吸収バンド並びに約925c
l’における5員環状酸無水物伸縮吸収バンドを示した
。生成物溶液のIRスペクトルは、1775cm−’及
び1855cIfl−’における酸無水物吸収バンドが
非常に小さ(なったということを示した。さらに、この
生成物溶液においては、約925cm−’における5員
環状酸無水物伸縮吸収バンドがほとんど消失した。さら
に、この生成物溶液においては、約1700cm−’に
おいてアミドカルボニルバンドが存在し、約870cl
’において一〇〇−バンドが存在した。この生成物溶液
は極めて粘性になり、このことはポリ(アミド酸)溶液
の形成に一致する(水素結合網状構造の形成による)。 このrRデータ、製造方法及び溶液特性を基にして、こ
の例において製造されたポリマー状生成物はペルオキシ
ド側基を持つ1−オクタデセン/マレアミド酸コポリマ
ーであることが確認される。 さらに、このペルオキシド側基はO−[]、2,3−ジ
メチル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチル]N−(
2−アミノエチル)カルバメート(1−6)ill造を
持つ、か(して、l−17のコポリマーが製造された。 及躬 この例において用いた不飽和ポリエステル樹脂組成物は
、不飽和ポリエステルとスチレンモノマーとの混合物で
ある。不飽和ポリエステルは、下記の成分をエステル化
することによって製造されるアルキド樹脂である: 成分          量(モル) 無水マレイン酸        1.O無水フタル酸 
        1.0プロピレングリコール    
 2.2得られた樹脂に禁止剤ヒドロキノン0.013
重量%を添加した。このアルキド樹脂は、45〜50の
酸価を有していた。前記の不飽和ポリエステルアルキド
7重量部をモノマー状スチレン3重量部で希釈した。得
られた不飽和ポリエステル樹脂組成物は、下記の特性を
有していた:a、粘度(B型粘度計第2番使用、 2Orpm):    13.0ポアズb、比重:  
       1.14標準SPI発熱操作法(ソサエ
ティー・オブ・ザ・プラスティックス・インダストリー
・インコーホレイ元ツド(Society c>f t
he PlasticsIndustry、 Inc、
) 、強化プラスチックス部門の第16回定例会議(1
961年2月)の前刷りに発表されたrSPI発熱曲線
−ポリエステル樹脂試験操作法(SPI Proced
ure for Running ExothermC
urves−Polyester Re5ins)J 
)を用いて、不飽和ポリエステル樹脂組成物用の既知の
硬化用触媒である3、3−ジ−(t−ブチルペルオキシ
)ブタン酸エチル(A−1)、及び4.4−ジ−(t−
ブチルペルオキシ)ペンタノヒドラジド(I−1)(本
発明の組成物)のゲル化及び硬化特性を測定した。 138℃(280下)における操作を用いて、A−1及
びI−1を評価した。 その結果を下記の表18−1にまとめる。この表から、
r−1の本発明の組成物は不飽和ポリエステル樹脂のゲ
ル化及び硬化において驚異的に活性であることがわかる
。このことは、I−1のヒドラジノ基が遊離基と反応し
て硬化に悪影響を及ぼすことが予測されるので、驚くべ
き結果である。ヒドラジノ官能性を持つI−1の使用は
硬化に悪影響を及ぼさないばかりでなく、実質的により
早い硬化時間によって示されるように、硬化を増強させ
る。 表ユ」L−1 硬化触媒 レベル(%) ゲル化(分) 硬化(分) ピーク発熱(下) (’C) バーコル硬度 −1 ]、2,0 2,2 2,8 45 29 −1 ]、2,0 ]、2,0 62 00 04 45〜50   45〜50 クロル蟻酸1.3−ジメチル−3−(2−エチルヘキサ
ノイルペルオキシ)ブチル911モル過剰の54%水性
ヒドラジンとを反応させることによって、1.3−ジメ
チル−3−(2−エチルヘキサノイルペルオキシ)ブチ
ルカルバゼートを製造した。 初めにペルオキシ−2−エチルヘキサン酸3−ヒドロキ
シ−]、2,1−ジメチルブチルと過剰のホスゲンとを
反応させ、次いで過剰分のホスゲンを除去することによ
って、クロル蟻酸1.3−ジメチル−3−(2−エチル
ヘキサノイルペルオキシ)ブチルを72%の純度で調製
した。 機械式撹拌機、温度計及び滴下漏斗を備えたジャケット
付きガラス製反応器に塩化メチレン80mβ及び54%
水性ヒドラジン23.1g(約0.39モル)を25℃
において装入した。得られた溶液を0℃に冷却し、激し
く撹拌しながら、塩化メチ1冫20 ジメチル−3−(2−エチルヘキサノイルペルオキシ)
ブチル15.7g(0.03・5モル)を撹拌された溶
液に0〜5℃において20分かけてゆつ(り添加した。 得られた溶液を次いで50m℃ずつの水で6回洗浄し、
この塩化メチレン溶液を無水硫酸マグネシウム10重量
%を用いて乾燥させた。 消費された乾燥剤を泄過によって分離した後に、真空下
で塩化メチレンを除去して、黄色の液状生成物ti.3
g(理論量の100%以上、未補正)が得られた。この
生成物のI R’スペクトルは、1 7 7 0cm−
’  1 7 2 0c+n−’及び1 6 5 0c
m−’における強いカルボニル吸収バンド(アミドカル
ボニル)並びに3350cm−’における強いNHバン
ドを示した。この生成物のDSC走査試験は、130℃
においてペルオキシド分解発熱を示した。これらの生成
物データ及び合成方法から、この生成物は1、3−ジメ
チル−3−(2−エチルヘキサノイルペルオキシ)ブチ
ルカルバゼート(1二U)であることが確認される。 等モル量のクロル蟻酸1.3−ジメチル−3−(2−エ
チルヘキサノイルペルオキシ)ブチル及び1、3−ジメ
チル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチルカルバゼー
ト(’l−5)を過剰のピリジンの存在下で反応させる
ことによって、逐次ペルオキシドのO−[1.3−ジメ
チル−3−(2−エチルヘキサノイルペルオキシ)ブチ
ルIN−[1.3−ジメチルー3−(t−ブチルペルオ
キシ)ブトキシカルボニルj力ルバゼートを製造した。 電磁撹拌棒、温度計、冷却管及び滴下漏斗を備えた三つ
ロフラスコに塩化メチレン80mI20)ピリジン2.
0 g (0,026モル)及び1.3−ジメチル−3
−(t−ブチルペルオキシ)ブチルカルバゼート(1−
5) 2.7g (0,010モル)を装入した。この
溶液を20〜25℃において撹拌し、これに塩化メチレ
ン20mρ中の72%クロル蟻酸1.3−ジメチル−3
−(2−エチルヘキサノイルペルオキシ)ブチル4.5
 g (0,010モル)の溶液をゆっくり添加した。 ごく僅かに発熱が記録された。この反応混合物を25℃
において4時間撹拌し、次いで25mI2ずつの5%硫
酸水溶液で2回洗浄し、次いで50m1ずつの水で3回
洗浄した。次いでこの塩化メチレン溶液を無水硫酸マグ
ネシウム10重量%を用いて乾燥させた。消費された乾
燥剤を濾過によって分離した後に、真空下で塩化メチレ
ンを除去して、淡黄色の液状生成物5.1g(理論量の
96%、未補正)が得られた。 この生成物のIRスペクトルは、1730cm−’にお
ける強いカルボニル吸収バンド及び3360cm−’に
おける強いNHバンドを示した。この生成物のDSC走
査試験は、予測通りに、約125℃及び約185℃にお
いて2つのペルオキシド分解発熱を示した。これらの生
成物データ及び合成方法から、この生成物はO−[]、
2,3−ジメチル−3−(2−エチルヘキサノイルペル
オキシ)ブチル]ば−[]、2,3−ジメチル−3−(
t−ブチルペルオキシ)ブトキシカルボニル]カルバゼ
ート(1二■)であることが確認される。 N−(3−カルボキシプロピオニル)1.3−ジメチル
−3−(t−ブチルペルオキシ)カルバゼート(I−1
3)と無水酢酸及び酢酸ナトリウムとを反応させること
によって、0−(]、2,3−ジメチル−3−(1−ブ
チルペルオキシ)ブチル]N−スクシンイミドカルバメ
ートを製造した=。 電磁撹拌機、温度計及び還流冷却管を備えた三つロフラ
スコにに−(3−カルボキシプロピオニル)1.3−ジ
メチル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチルカルバゼ
ート(r −13)  (仮定純度100%) 7.0
 g (0,020モル)、酢酸ナトリウム1.3 g
 (0,016モル)及び無水酢酸20.4g(0,2
00モル)を室温において装入した。この反応用混合物
を撹拌し、75℃に加熱してこの温度に10〜15分間
保持した。出発のペルオキシドは溶液状になった。次い
でこの反応混合物を室温まで冷却し、次いで水200m
!!、中に注入し、室温において30分間撹拌し、75
mβずつの塩化メチレンで2回抽出した。−緒にした塩
化メチレン抽出液を次いで室温において100rnj2
ずつの水で2回洗浄し、次いで80mβずつの8%炭酸
水素ナトリウム水溶液で2回洗浄した。次いでこの塩化
メチレン溶液を無水硫酸マグネシウム10重量%を用い
て乾燥させた。消費された乾燥剤を濾過によって分離し
た後に、真空下で塩化メチレンを除去して、粘性の無色
の液状生成物6.7g(理論量の100%、未補正)が
得られた。次いでこの生成物をペンタン中に溶解させ、
数時間かけて溶液から固体を沈殿させた。白色固体を濾
過によって分離し、新たなペンタンで洗浄し、乾燥させ
た。79〜83℃の融点を有する白色固体2.5g(理
論量の38%、未補正)が得られた。この生成物のIR
スペクトルは、3300cm−’における鋭いNHバン
ド、L 790cm−’における小さいイミドカルボニ
ルバンド、1720cI11−’における強いイミドカ
ルボニルバンド及び約875cm−’における小さい一
〇〇−バンドを示した。この生成物のDSC走査試験は
、約195℃においてペルオキシド分解発熱を示した。 IRスペクトル及びDSCのデータ並びに合成方法から
、この生成物は目的物質のO−[]、2,3−ジメチル
−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチル1N−スクシン
イミドカルバメート(I−21)であることが確認され
る。 匠22:O−1.3−ジメチル−3−t−ブチルペルオ
キシ ブチル N−マレイミドヵルバメ−ト 1−22
 の ′告 1.3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチ
ルカルバゼート(I−5)と無水マレイン酸とを反応さ
せることによってO−[]、2,3−ジメチル−3−(
t−ブチルペルオキシ)ブチル] N’−(cis−3
−カルボキシプロペノイル)カルバゼート中間体を生成
させ、次いで無水酢酸及び酢酸ナトリウムで処理するこ
とによって、O−[]、2,3−ジメチフレ−3−(t
−ブチルペルオキシ)ブチル]N−マレイミドカルバメ
ートを製造した。 電磁撹拌機、温度計及び還流冷却管を備えた三つロフラ
スコに塩化メチ1シ100 レイン酸2.5 g (0.0 2 6モル)及び1.
3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオキシ)プチルカ
ルノ〈ゼー)(I−5)(純度約90%のもの)6.9
g(0.025モル)を装入した。この溶液を室温にお
いて60分間撹拌した。固体は形成しなかった。得られ
た溶液から溶媒をストリッピングして、ガラス状生成物
9.3gが得られた。これはマレアミド酸中間体のO−
[1.3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブ
チル] N’−(cis−3−カルボキシプロペノイル
)カルバゼートであると想定された。 この中間体を次いで、無水酢酸25.5g(0.250
モル)及び酢酸ナトリウム1.7g(0.021モル)
で処理し、電磁撹拌機、温度計及び還流冷却管を備えた
三つロフラスコに移した。この混合物を撹拌し70〜8
0℃に加熱してこの温度に11分間保持した.この70
〜80℃における撹拌期間の間に中間体の粘性が小さく
なった。これは所望の物質が生成したことを示す。 次いで得られた反応混合物を水300m(2中に注入し
、室温において30分間撹拌し、75mj2ずつの塩化
メチレンで2回抽出した。−緒にした塩化メチレン抽出
液を次いで室温において100mρずつの水で2回洗浄
した。次いでこの塩化メチレン溶液を無水硫酸マグネシ
ウム10重量%を用いて乾燥させた。消費された乾燥剤
を濾過によって分離した後に、真空下で塩化メチレンを
除去して、強い臭いを持つ黄色の低粘性液体9.3g(
理論量の100%以上、未補正)が得られた。 この生成物を塩化メチ12100mI2中に溶解させ,
この塩化メチレン溶液を90mβずつの3%水酸化ナト
リウム水溶液で2回洗浄した.水層が黄色になった0次
いでこの塩化メチレン溶液を無水硫酸マグネシウム10
重量%を用いて乾燥させ、消費された乾燥剤を濾過によ
って分離した後に、真空下で塩化メチレンを除去して、
軟泥状固体3.0g(理論量の37%、未補正)が得ら
れた。ペンタン30mβを添加し、白色固体を濾過によ
って分離し、新たなペンタンで洗浄し、乾燥させて、融
点94〜97℃の白色固体1.4g(理論量の17%、
未補正)が得られた。この生成物のIRスペクトルは、
約336°Ocm−’におけるNHバンド、1 7 9
 0cm−’における小さいイミドカルボニルバンド、
1 7 3 0cm−’における強いイミドカルボニル
バンド及び約865cm−’における小さい−00−バ
ンドを示した。また、このIRスペクトルにおいては、
約1640cm−’において弱いC=Cバンドも存在し
た。この生成物のDSC走査試験は、約195℃におい
てペルオキシド分解発熱を示した。IRスペクトル及び
DSCのデータ並びに合成方法から、この生成物は目的
物質の0−[1.3−ジメチル−3−(t−ブチルペル
オキシ)ブチル]Nーマレイミドカルバメート(にη)
であることが確認されろ。 この例においては、MA単位約29重量%を含有するl
−オクタデセン/無水マレイン酸交互コポリマーである
PA−18(ガルフ社より入手)と1.3−ジメチル−
3−(t−ブチルペルオキシ)ブチルカルバゼート(I
−5)とを反応させて、ペルオキシド側基を持つ1−オ
クタデセン/マレアミド酸コポリマーを製造した。 電磁撹拌棒及び温度計を備えた125mn三角フラスコ
にガルフ社より入手のPA−18の1−オクタデセン/
無水マレイン酸交互コポリマー7.0g(MA単位0.
020モル)及び1.3−ジメチル−3−(t−ブチル
ペルオキシ)ブチルカルバゼート(I−5)6.0g 
(0,022モル)を室温において装入した。この混合
物を撹拌し、95℃に加熱してこの温度に240分間保
持した。PA−18溶液の初期のIRスペクトルは、1
780aI11−’及び1855cm−’における酸無
水物カルボニル吸収バンド並びに約925cm−’にお
ける5員環状酸無水物伸縮吸収バンドを示した。95℃
において240分後の生成物溶液のIRスペクトルは、
1780cm−’及び1855cm−’における酸無水
物吸収バンドが実質的に消失したということを示した。 さらに、この生成物溶液においては、約925cm−’
における5員環状酸無水物伸縮吸収バンドがほとんど消
失した。さらに、この生成物溶液においては、約172
0cm−’においてアミドカルボニルバンドが存在し、
約870cm−’において−00−バンドが存在した。 この生成物溶液は極めて粘性になり、このことはポリ(
マレアミド酸)溶液の形成に一致する(水素結合網状構
造の形成による)。 この生成物溶液を浅いガラス製の皿状容器の中に注入し
、トルエンを揮発させるためにフード中に置いた。3日
後に皿状容器の底に脆いポリマーフィルムが形成した。 このフィルムを金属スパチュラで砕き、得られたポリマ
ーをLOOmj2ずつのメタノールで3回洗浄して未反
応の1.3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオキシ)
ブチルカルバゼート(I−5)を除去した(I−5はメ
タノールと完全に混和性であることがわかった)。メタ
ノールで膨潤されたポリマーを次いで2日間かけて乾燥
させた。メタノール抽出液は一緒にしてメタノールを室
温において2日間かけて蒸発させた。黄色の液体約0.
5gが得られた。これは1.3−ジメチル−3−(t−
ブチルペルオキシ)ブチルカルバゼート(1−5)であ
ると同定された。2日間の乾燥の後に得られた乾燥ポリ
マーを粉砕して明黄色粉末9.0g(理論量の75%、
未補正)を形成させた。この樹脂組成物のヌジョールマ
ルとしての(即ちペースト法による)IFLスペクトル
は、約3500cm−’におけるカルボン酸OHバンド
、約3280cl’におけるNHバンド、約1720c
m−’におけるアミドカルボニルバンド及び約870c
m−におけるニ〇〇−バンドを示した。この生成物につ
いて実施したDSC走査試験は、195℃においてペル
オキシド分解発熱を示した。 このIRデータ、製造方法、DSC分解データ及び溶液
特性を基にして、この例において製造されたポリマー状
生成物はペルオキシド側基を持つ1−オクタデセン/マ
レアミド酸コポリマーであることが確認される。さらに
、このペルオキシド側基は1.3−ジメチル−3−(t
−ブチルペルオキシ)ブチルカルバゼート(、I−5,
)構造を有する。 び  ナトリウムとの  によるペ ルオキシド    l−才り デセン マこの例におい
ては、ペルオキシド側基を持つ1−オクタデセン/マレ
アミド酸コポリマー(1二23)を無水酢酸及び酢酸ナ
トリウムで処理して、目的のペルオキシド側基を持つ1
−オクタデセン/マレイミドコポリマー(I −24)
を製造した。 電磁撹拌棒及び温度計を備えた三つロフラスコにトルエ
ン100mβ、ペルオキシド側基を持つl−オクタデセ
ン/マレアミド酸コポリマー(に23) 8.0 g 
(マレアミド酸単位13.37ミリモル)、酢酸ナトリ
ウム1.3 g (0,016モル)及び無水酢酸20
.4 g (0,200モル)を装入した。得られた混
合物を撹拌し、次いで85〜95℃に加熱してこの温度
に60分間保持した。次いでこの混合物を室温まで冷却
し、次いで温水(45〜50℃)で10分かけて4回洗
浄した。 得られたトルエン溶液を次いで無水硫酸マグネシウム1
0重量%を用いて乾燥させ、消費された乾燥剤を濾過に
よって9雛した後に、生成物溶液を浅いガラス製の皿状
容器の中に注入し、トルエ:を揮発させるためにフード
中に置いた。5日後番1皿状容器の底に粘着性のポリマ
ーフィルムが形ルした。得られた樹脂にはもはやトルエ
ン臭がなtつな− このフィルムを金属スパチュラで砕き、ゴム士樹脂6.
0g(理論量の77%、未補正)が得らオた。さらに、
このジ生成物樹脂はヘキサン中に6溶であったが、出発
の樹脂1−23は可溶ではシかった。生成物樹脂の乾燥
フィルムをIR用σNaCβプレート上に展延させ、I
Rスペクトノ1を測定した。約3300cm−’におけ
る小さいNトバンド、約1730cm”’におけるイミ
ドカル]ニルバンド及び約870cm−’における−0
0−バンドが観察された。出発のペルオキシド側基4持
つ1−オクタデセン/マレアミド酸コポリマー(I −
23)の乾燥フィルムをトルエン溶液かぐIR用のNa
Cβプレート上に展延させた。そσIRスペクトルは生
成物樹脂のIRスベクトノ1とは著しく異なるというこ
とが観察された。13500cm−’において広いカル
ボン酸OHバンド、約3290cm−’において強いN
Hバンド、約1720cm−’に中心を持ち゛且つ約1
850cm−’  1780 cm−’及び1650c
m−’に目立った肩部分を持つ広いカルボニルバンド、
そして約870cm−’において−00−バンドが存在
した。この生成物樹脂のDSC走査試験は、197℃に
おいてペルオキシド分解発熱を示した。 このIRデータ、製造方法、DSC分解データ及び溶液
特性を基にして、この例において製造されたポリマー状
生成物は目的のペルオキシド側基を持つ1−オクタデセ
ン/マレイミドコポリマー(I−24)であることが確
認される。さらに、このペルオキシド側基は1.3−ジ
メチル−3−(t −ブチルペルオキシ)ブチルカルバ
ゼート(上二旦)構造を有する。 等−11鴫嘩 !、1

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)環状酸無水物との反応において安定なアミド酸又
    は環状イミド化合物を形成し得る反応性アミノ又はヒド
    ラジノ官能基を有するペルオキシド化合物であって、前
    記反応性アミノ又はヒドラジノ官能基とペルオキシド基
    との間に少なくとも2個の炭素原子を有する前記ペルオ
    キシド化合物。
  2. (2)構造¥A¥: ▲数式、化学式、表等があります▼¥A¥ 〔ここで、xは0又は1であり、 yは1又は2であり、 zは1〜3であり、 但し、yが2である場合、zは1であることができるの
    みであり、 zが2又は3である場合、yは1であることができるの
    みであり、 そして、 ( I )yが1であり且つzが1である場合、Pは次の
    構造: ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、
    表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、
    表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、
    表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ を有する、ペルオキシドを含有する1価の基であり: (ここで、wは1又は2であり、 Rは4〜12個の炭素原子を有する置換若しくは未置換
    のt−アルキル基、9〜13個の炭素原子を有する置換
    若しくは未置換のt−アルアルキル基、5〜12個の炭
    素原子を有するt−シクロアルキル基又は5〜10個の
    炭素原子を有する置換若しくは未置換のt−アルキニル
    基であり、 R^1は1〜13個の炭素原子を有する置換若しくは未
    置換の直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基、5〜10
    個の炭素原子を有する置換若しくは未置換のシクロアル
    キル基、7〜11個の炭素原子を有する置換若しくは未
    置換の直鎖状若しくは分枝鎖状アルアルキル基又は6〜
    10個の炭素原子を有する置換若しくは未置換のアリー
    ル基であり、 R^1′は1〜13個の炭素原子を有する置換若しくは
    未置換の直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基、5〜1
    0個の炭素原子を有する置換若しくは未置換のシクロア
    ルキル基又は7〜11個の炭素原子を有する置換若しく
    は未置換の直鎖状若しくは分枝鎖状アルアルキル基であ
    り、 R^2及びR^3は同一であっても異なっていてもよく
    、1〜4個の炭素原子を有する置換又は未置換アルキル
    基であり、 R、R^1、R^1′、R^2及びR^3についての置
    換基は1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、クロル
    又はブロムであり、 R^4は水素、1〜10個の炭素原子を有する置換若し
    くは未置換のアルキル基又は6〜10個の炭素原子を有
    する置換若しくは未置換のアリール基であり、R^4に
    ついての置換基は1〜8個の炭素原子を有するアルキル
    基、クロル、ブロム又はカルボキシルの1種以上であり
    、 Tは何もないか又は−O−である); R^1^1は1〜8個の炭素原子を有する置換若しくは
    未置換のアルキレン基又は1,2−、1,3−若しくは
    1,4−フェニレン基であり、R^1^1についての置
    換基は1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、クロル
    又はブロムであり、 Xは何もないか、又は▲数式、化学式、表等があります
    ▼、▲数式、化学式、表等があります▼ 若しくは−C(R^2)(R^3)−であり、R^2^
    2は何もないか、或いは2〜10個の炭素原子を有する
    置換若しくは未置換のアルキレン基又は1,2−、1,
    3−若しくは1,4−フェニレン基であり、R^2^2
    についての置換基は1〜3個の炭素原子を有するアルキ
    ル基、クロル又はブロムであり、 Qは次の窒素含有構造(a)、(b)、(c)、(d)
    若しくは(e)を有する窒素含有基又は下記の構造(f
    )若しくは(g)を有するポリマー中の繰り返し単位で
    ある: (a)▲数式、化学式、表等があります▼(b)▲数式
    、化学式、表等があります▼ (c)▲数式、化学式、表等があります▼(d)▲数式
    、化学式、表等があります▼ (e)−N=R^5 (ここで、R^3^3は2〜18個の炭素原子を有する
    置換若しくは未置換の1,2−若しくは1,3−アルキ
    レン基、2〜18個の炭素原子を有する置換若しくは未
    置換の1,2−若しくは1,3−アルケニレン基、5〜
    6個の炭素原子を有する置換若しくは未置換の1,2−
    シクロアルキレン基、5〜6個の炭素原子を有する置換
    若しくは未置換の1,2−シクロアルケニレン基、7〜
    9個の炭素原子を有する置換若しくは未置換の1,2−
    ビシクロアルキレン基、7〜9個の炭素原子を有する置
    換若しくは未置換の1,2−ビシクロアルケニレン基、
    置換若しくは未置換の1,2−フェニレン基、置換若し
    くは未置換の1,2−ナフテニレン基、置換若しくは未
    置換の2,3−ナフテニレン基又は置換若しくは未置換
    の1,8−ナフテニレン基であり、R^3^3について
    の置換基は1〜8個の炭素原子を有するアルキル基、ク
    ロル、ブロム、ニトロ、カルボキシル、1〜8個の炭素
    原子を有するアルコキシ基又は2〜9個の炭素原子を有
    するアルコキシカルボニル基の1種以上であり、 R^3^3′は置換又は未置換の1,2−フェニレン基
    であり、R^3^3′についての置換基は1〜8個の炭
    素原子を有するアルキル基、 クロル又はブロムの1種以上であり、 A^■はクロリド、プロミド、サルフェート、酸性サル
    フェート、ホスフェート、酸性ホスフェート、p−メチ
    ルフェニルスルホネート、フェニルスルホネート、メチ
    ルスルホネート、フェニルホスホネート、シクロヘキシ
    ルホスホネート又は任意のカルボン酸からのカルボキシ
    レートであり、 R^5は水素、1〜18個の炭素原子を有する置換若し
    くは未置換のアシル基、3〜10個の炭素原子を有する
    置換若しくは未置換のアルケノイル基、2〜18個の炭
    素原子を有するペルフルオルアシル基、7〜11個の炭
    素原子を有する置換若しくは未置換のアロイル基、6〜
    13個の炭素原子を有する置換若しくは未置換のシクロ
    アルキルカルボニル基、6〜13個の炭素原子を有する
    置換若しくは未置換のシクロアルケニルカルボニル基、
    6〜13個の炭素原子を有する置換若しくは未置換のビ
    シクロアルキルカルボニル基、2〜18個の炭素原子を
    有する置換若しくは未置換のアルコキシカルボニル基、
    3〜8個の炭素原子を有する置換若しくは未置換のアル
    ケニルオキシカルボニル基、7〜11個の炭素原子を有
    する置換若しくは未置換のアリールオキシカルボニル基
    、6〜13個の炭素原子を有する置換若しくは未置換の
    シクロアルコキシカルボニル基、2〜18個の炭素原子
    を有する置換若しくは未置換のアルキルアミノカルボニ
    ル基、3〜8個の炭素原子を有する置換若しくは未置換
    のアルケニルアミノカルボニル基、7〜11個の炭素原
    子を有する置換若しくは未置換のアリールアミノカルボ
    ニル基、1〜8個の炭素原子を有するアルキルスルホニ
    ル基、6〜10個の炭素原子を有する置換若しくは未置
    換のアリールスルホニル基、又は次の構 造(h)、(i)、(j)、(k)若しくは(l):(
    h)▲数式、化学式、表等があります▼ (i)▲数式、化学式、表等があります▼ (j)▲数式、化学式、表等があります▼ (k)▲数式、化学式、表等があります▼ 若しくは (l)▲数式、化学式、表等があります▼ を有する基であり: (ここで、Wは何もないか、又は−NH−、▲数式、化
    学式、表等があります▼、−O−、▲数式、化学式、表
    等があります▼若しくは▲数式、化学式、表等がありま
    す▼であり、 Yは−NH−、−S−、−SO−、SO_2又は−O−
    であり、 R^6は1〜18個の炭素原子を有するアルキル基、6
    〜12個の炭素原子を有するアリール基又は7〜11個
    の炭素原子を有するアルアルキル基であり、 R^7はH、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、
    2〜18個の炭素原子を有するアシル基、7〜15個の
    炭素原子を有するアロイル基、2〜18個の炭素原子を
    有するアルコキシカルボニル基又は7〜15個の炭素原
    子を有するアリールオキシカルボニル基であり、 R^4^4は何もないか又は1〜6個の炭素原子を有す
    るアルキレン基であり、 vは0又は1であり、S_bは何もないか、又は1〜4
    個の炭素原子を有するアルキル基、低級アルコキシ、ク
    ロル、ブロム、シアノ若しくはニトロの1種以上であり
    、 S_b′は何もないか、又は1〜4個の炭素原子を有す
    るアルキル基、t−ブチル基、t−アミル基、t−オク
    チル基、α−クミル基、1〜4個の炭素原子を有するア
    ルコキシ基、クロル、ブロム、シアノ又はニトロの1種
    以上である); R^5についての置換基は1〜8個の炭素原子を有する
    アルキル基、クロル、ブロム、ニトロ、カルボキシル、
    1〜8個の炭素原子を有するアルコキシ基又は2〜9個
    の炭素原子を有するアルコキシカルボニル基であり、但
    し、R^2^2が、何もない場合、R^5についての置
    換基はさらに5〜9個の炭素原子を有するt−アルキル
    ペルオキシカルボニル基、5〜9個の炭素原子を有する
    t−アルキルペルオキシカルボニルオキシ基又は4〜8
    個の炭素原子を有するt−アルキルペルオキシ基である
    こともでき、 R^8は2〜12個の炭素原子を有する置換若しくは未
    置換のアルキリデン基、5〜12個の炭素原子を有する
    置換若しくは未置換のシクロアルキリデン基(これはシ
    クロアルキリデン鎖中に随意に1個以上の複素原子N、
    O若しくはSを有していてよい)又は7〜11個の炭素
    原子を有する置換若しくは未置換のベンジリデン基であ
    り、R^8についての置換基は1〜8個の炭素原子を有
    するアルキル基、クロル、ブロム、カルボキシル又はニ
    トロの1種以上である}; (f)▲数式、化学式、表等があります▼ (g)▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、R_i及びR_i_i同一であっても異なっ
    ていてもよく、水素、1〜6個の炭素原子を有するアル
    キル基、5〜7個の炭素原子を有するシクロアルキル基
    、フェニル、クロル又はブロムであり、 tは0又は1であり、 Gは構造¥A¥の残基への基Qの結合点を示し、 ここで、繰り返し単位(f)又は(g)はポリマー主鎖
    中若しくは側部単位として又はそれらの両方として存在
    する); (II)yが1であり且つzが2である場合、Pは次の構
    造: ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は ▲数式、化学式、表等があります▼ を有する、ペルオキシドを含有する2価の基であり: (ここで、R^5^5は1〜6個の炭素原子を有するア
    ルキレン基、2〜6個の炭素原子を有するアルキニレン
    基、4〜8個の炭素原子を有するアルカジイニレン基又
    は1,3−若しくは1,4−フェニレン基である); R^1^1、X、R^2^2、Q、R、R^1、R^2
    、R^3及びxは、yが1であり且つzが1である場合
    におけるとの同じであり、但し、Qは前記のポリマー中
    の繰り返し単位(f)及び(g)であることができない
    ; (III)yが1であり且つzが3である場合、Pは次の
    構造: ▲数式、化学式、表等があります▼ を有する、ペルオキシドを含有する3価の基であり、 R^1^1、X、R^2^2、Q、R、R^1、R^2
    、R^3及びxは、yが1であり且つzが1である場合
    におけるとの同じであり、但し、Qは前記のポリマー中
    の繰り返し単位であることができない; (IV)zが1であり且つyが2である場合、P、R^1
    ^1及びXは、yが1であり且つzが1である場合にお
    けるのと同じであり、 R^2^2は何もなく、 Qは次の構造(m)、(n)又は(o): (m)▲数式、化学式、表等があります▼ (n)▲数式、化学式、表等があります▼ 又は (o)▲数式、化学式、表等があります▼ を有する、窒素を含有する2価の基である:(ここで、
    R^5′は−SO_2−、▲数式、化学式、表等があり
    ます▼又は▲数式、化学式、表等があります▼であり、 R^6^6は何もないか、又は次の構造: −R^7^7− −Y−R^7^7−Y− −R^7^7−Z−R^7^7− 若しくは −Y−R^7^7−Z−R^7^7−Y− を有する2価の基であり、 R^7^7は2〜10個の炭素原子を有する置換若しく
    は未置換のアルキレン基(これはアルキレン鎖中に随意
    に1個以上の複素原子−O−若しくは−S−を有してい
    てよい)又は置換若しくは未置換の1,2−、1,3−
    若しくは1,4−フェニレン基であり、R^7^7につ
    いての置換基は1〜8個の炭素原子を有するアルキル基
    、クロル、ブロム、カルボキシル、ニトロ又は1〜8個
    の炭素原子を有するアルコキシ基の1種以上であり、 Zは何もないか、或いは1〜8個の炭素原子を有する置
    換若しくは未置換のアルキレン基又は次の構造: ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼ を有する2価の基であり、 R^9及びR^9′は同一であっても異なっていてもよ
    く、水素又は1〜10個の炭素原子を有するアルキル基
    であり、そしてR^9及びR^9′は互いに結合して、
    5〜12個の炭素原子を有し且つ1〜4個の炭素原子を
    有する1種以上のアルキル置換基を有する炭素環を形成
    することもでき、 R^8^8は2〜10個の炭素原子を有する置換又は未
    置換のアルキレン基であり、R^8^8についての置換
    基は1〜8個の炭素原子を有するアルキル、クロル、ブ
    ロム、カルボキシル、1〜8個の炭素原子を有するアル
    コキシ基、1〜8個の炭素原子を有するアルコキシカル
    ボニル基、1〜8個の炭素原子を有するアシルオキシカ
    ルボニル基又はニトロである}] の化合物。
  3. (3)4,4−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ペンタノ
    ヒドラジド、4,4−ジ−(t−アミルペルオキシ)ペ
    ンタノヒドラジド、3,3−ジ−(t−ブチルペルオキ
    シ)ブタノヒドラジド、3−(1,4,4,6−テトラ
    メチル−2,3,7−トリオキサシクロヘプチル)プロ
    ピオンヒドラジド、1,3−ジメチル−3−(t−ブチ
    ルペルオキシ)ブチルカルバゼート、O−[1,3−ジ
    メチル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチル]N−(
    2−アミノエチル)カルバメート、2,2,6,6−テ
    トラメチル−4−ピペリジニル−[4,4−ジ−(t−
    ブチルペルオキシ)ペンタノイル]ヒドラゾン、1−ベ
    ンゾイル−2−[4,4−ジ−(t−ブチルペルオキシ
    )ペンタノイル]ヒドラジン、1−(2−エチルヘキソ
    キシカルボニル)−2−[4,4−ジ−(t−ブチルペ
    ルオキシ)ペンタノイル]ヒドラジン、3−オキサペン
    タン−1,5−ジイルビス[2−[4,4−ジ−(t−
    ブチルペルオキシ)ペンタノイル]カルバゼート]、2
    ,2′−ジ−[3,3−ジ−(t−ブチルペルオキシ)
    ブタノイル]ドデカン二酸ジヒドラジド、N′−(3−
    カルボキシプロピオニル)O−[1,3−ジメチル−3
    −(t−ブチルペルオキシ)ブチル]カルバゼート、3
    −(1,4,4,6−テトラメチル−2,3,7−トリ
    オキサシクロヘプチル)−N′−(3−カルボキシプロ
    ピオニル)プロピオンヒドラジド、1,3−ジメチル−
    3−(2−エチルヘキサノイルペルオキシ)ブチルカル
    バゼート、O−[1,3−ジメチル−3−(2−エチル
    ヘキサノイルペルオキシ)ブチル]N′−[1,3−ジ
    メチル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブトキシカルボ
    ニル]カルバゼート、O−[1,3−ジメチル−3−(
    t−ブチルペルオキシ)ブチル]N−スクシンイミドカ
    ルバメート及びO−[1,3−ジメチル−3−(t−ブ
    チルペルオキシ)ブチル]N−マレイミドカルバメート
    より成る群から選択される特許請求の範囲第2項記載の
    化合物。
  4. (4)R^5が ▲数式、化学式、表等があります▼ である特許請求の範囲第2項記載の化合物。
  5. (5)1−(2−シアノ−3,3−ジフェニルプロペノ
    イル)−2−[4,4−ジ−(t−アミルペルオキシ)
    ペンタノイル]ヒドラジンである特許請求の範囲第4項
    記載の化合物。
  6. (6)特許請求の範囲第2項記載の構造¥A¥のポリマ
    ー状ペルオキシドにおいてQが次の構造: ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、Gは構造Aの残基への基Qの結合点を示す) を有する繰り返し単位であり且つこれら単位がポリマー
    主鎖中若しくは側部単位として又はそれらの両方として
    存在するものの製造方法であって、次の構造: ▲数式、化学式、表等があります▼ の繰り返し単位を持つ酸無水物含有コポリマー(ここで
    、この単位はポリマー主鎖中若しくは側部単位として又
    はそれらの両方として存在する) と特許請求の範囲第2項記載の構造¥A¥においてQが
    −NH_2である非ポリマー状化合物とを、ポリマー状
    ペルオキシドを製造するのに有効な条件下においてポリ
    マー溶融物中で又は溶液状で反応させることによる前記
    製造方法。
  7. (7)特許請求の範囲第6項記載の方法によって製造さ
    れる、tが0であるポリマー状ペルオキシド。
  8. (8)特許請求の範囲第6項記載の方法によって製造さ
    れる、酸無水物含有コポリマーがスチレン/無水マレイ
    ン酸コポリマーであり且つ非ポリマー状化合物が1,3
    −ジメチル−3−(t−ブチルペルオキシ)ブチルカル
    バゼートであるポリマー状ペルオキシド。
  9. (9)特許請求の範囲第6項記載の方法によって製造さ
    れる、酸無水物含有コポリマーが1−オクタデセン/無
    水マレイン酸コポリマーであり且つ非ポリマー状化合物
    が3,3−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ブタノヒドラ
    ジドであるポリマー状ペルオキシド。
  10. (10)特許請求の範囲第6項記載の方法によって製造
    される、酸無水物含有コポリマーが1−オクタデセン/
    無水マレイン酸コポリマーであり且つ非ポリマー状化合
    物がO−[1,3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオ
    キシ)ブチル]N−(2−アミノエチル)カルバメート
    であるポリマー状ペルオキシド。
  11. (11)特許請求の範囲第6項記載の方法によって製造
    される、酸無水物含有コポリマーが1−オクタデセン/
    無水マレイン酸コポリマーであり且つ非ポリマー状化合
    物が1,3−ジメチル−3−(t−ブチルペルオキシ)
    ブチルカルバゼートであるポリマー状ペルオキシド。
  12. (12)特許請求の範囲第11項記載のポリマー状ペル
    オキシドと無水酢酸及び酢酸ナトリウムとを、ペルオキ
    シド側基含有1−オクタデセン−マレイミドコポリマー
    を得るための量及び条件下で反応させることによって得
    られるポリマー状ペルオキシド。
  13. (13)不飽和ポリエステル樹脂を所定量の特許請求の
    範囲第2項記載の構造¥A¥の化合物の存在下で該樹脂
    を硬化させるのに有効な条件下で反応させることによっ
    て該樹脂を硬化させる方法。
  14. (14)構造¥A¥の化合物が4,4−ジ−(t−ブチ
    ルペルオキシ)ペンタノヒドラジドである特許請求の範
    囲第13項記載の方法。
  15. (15)エチレン系不飽和モノマーをこのモノマーの重
    合を開始させるのに有効な条件下で重合開始量の特許請
    求の範囲第2項記載の構造¥A¥の遊離基開始用化合物
    と反応させることによって前記モノマーの重合を開始さ
    せる方法。
  16. (16)エラストマー状樹脂を所定量の特許請求の範囲
    第2項記載の構造¥A¥の化合物の存在下で該樹脂を硬
    化させるのに有効な条件下で反応させることによって該
    樹脂を硬化させる方法。
  17. (17)ポリプロピレンと50重量%より多いポリプロ
    ピレンを含有するコポリマーとから成る群から選択され
    るポリマーを該ポリマーの分子量を変え且つ分子量分布
    を改質することによって改質する方法であって、該ポリ
    マーを所定量の特許請求の範囲第2項記載の構造¥A¥
    の化合物の存在下で該ポリマーを改質するのに有効な条
    件下で反応させることによる前記方法。
  18. (18)オレフィンポリマーを所定量の特許請求の範囲
    第2項記載の構造¥A¥の化合物の存在下で該ポリマー
    を架橋させるのに有効な条件下で反応させることによっ
    て該ポリマーを架橋させる方法。
  19. (19)少なくとも1種の性能付与性官能基を有する特
    許請求の範囲第2項記載の構造¥A¥の化合物とポリマ
    ーとを、該ポリマーの性能を高めるような態様で該化合
    物を該ポリマーに共有結合させるのに有効な条件下で反
    応させることによって、共有結合された性能付与性官能
    基を持つポリマーを製造する方法。
  20. (20)特許請求の範囲第6項記載の方法によって製造
    された構造¥A¥のポリマー状ペルオキシドとブロック
    又はグラフトコポリマーを形成させるために用いられる
    モノマー又はポリマーとをブロック又はグラフトコポリ
    マーを形成させるのに有効な条件下で反応させることに
    よってブロック又はグラフトコポリマーを製造する方法
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11106521A (ja) * 1997-05-02 1999-04-20 Witco Corp 熱可塑性ポリマーの架橋方法およびこの方法に使用される架橋システム
JP2004506757A (ja) * 2000-08-15 2004-03-04 アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ ハイソリッドアクリル、スチレンおよびldpe型樹脂の製造法におけるトリオキセパンの使用
JP2013514449A (ja) * 2009-12-15 2013-04-25 チュンホン・リ 液晶配向層のためのハイブリッドポリマー材料

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