JP5022106B2 - ダンパー装置 - Google Patents

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Description

この発明は、シリンダー体及びピストン体を備え、少なくともこれらのいずれか一方の側を制動対象物に取り付けさせることにより、制動対象物の移動又は相対的な移動に制動を付与するダンパー装置の改良に関する。
ピストンとシリンダーとを備えると共に、シリンダーの閉じた一端に円筒孔と円錐孔とからなる段付孔を形成させ、この段付孔をシリンダーの外側から中心孔を備えたゴム板で覆うようにしてなるエアダンパーがある。(特許文献1参照)かかるエアダンパーでは、ピストンの後退によってシリンダー内に生じる負圧により段付孔の円錐孔内にゴム板を引き込んでその中心孔を縮小させこれによりピストンを後退し難くさせている。(つまりピストンの後退に制動力を作用させている。)
しかるに、かかるエアダンパーでは、かかるゴム板の中心孔の縮小の程度は厳密に設定し難いため、前記制動力を所望の大きさにセッティングさせ難く、また、ゴム板が経年劣化した場合、制動力に変化を生じさせてしまうものであった。また、自動車のグローブボックスなどにおいては、内部に収納される物の重量が軽い場合と重い場合とで開き速度に変化が生じないように、この種のエアダンパーによって、内部に収納される物の有無軽重にかかわらずかかる開き速度を略一定にさせる要請がある。
特公平4−48658号公報(第2頁第4欄33行〜第3頁第5欄4行)
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種のダンパー装置において、制動力のセッテイングを行い易く、かつ、設定された制動力を長期に亘って安定的に奏しうるようにする点にある。また、かかるダンパー装置を自動車のグローブボックスなどに用いたときに、内部に収納される物の有無軽重にかかわらずかかるグローボックスなどの開き速度をいつも略一定にさせるようにする点にある。
前記課題を達成するために、第一の発明にあっては、ダンパー装置を、以下の(1)〜(4)の構成を備えたものとした。
(1)シリンダー体及びピストン体を備え、少なくともこれらのいずれか一方の側を制動対象物に取り付けさせることにより、制動対象物の移動又は相対的な移動に制動を付与するダンパー装置であって、
(2)ピストン体に向き合ったシリンダー体の内奥部に形成された貫通孔と、
(3)この貫通孔に移動可能に入れ込まれる軸部を備えると共に、この軸部と貫通孔との間に流体の通し隙間を形成させる栓状体とを備えており、
(4)ピストン体の移動又は相対的な移動により生じる圧力変化により栓状体の軸部の貫通孔内への入り込み寸法が変化するようになっている。
制動対象物の移動又は相対的な移動によりピストン体が移動又は相対的に移動されると、シリンダー体内の圧力が変化することから、栓状体の軸部も貫通孔内で移動され、この軸部の貫通孔内への入り込み寸法が変化する。現実には理想流体は存在せず、全ての流体は一定の粘性を有することから、この入り込み寸法が大きくなれば通し隙間の範囲が長くなり流体は通過し難くなり、一方、この入り込み寸法が小さくなれば通し隙間の範囲は短くなり流体は通過し易くなる。これにより、典型的には、ピストン体の後退移動又は相対的な後退移動に制動を作用させると共に、ピストン体の前進移動又は相対的な前進移動には制動を作用させないようにして、制動対象物のある方向への移動又は相対的な移動に制動力を作用させることができる。また、シリンダー体内の圧力はピストン体の移動速度に応じて変化し、移動速度が速くなればなるほどかかる圧力変化によって前記軸部の貫通孔内への入り込み寸法を大きくさせてピストン体に制動力を大きく作用させることができることから、グローブボックスなどの開閉に連動してピストン体が移動するようにしておけば、その収納物の重量に応じた大きさの制動力をかかるグローブボックスなどに作用させることができる。すなわち、収納物が重くグローブボックスなどの開きだし速度が大であるときはピストン体による圧力変化が大きくしたがって前記軸部の貫通孔内への入り込み量も大きくなりこの開きだしには比較的大きな制動力が作用される。一方、収納物が軽くグローブボックスなどの開きだし速度が小であるときはピストン体による圧力変化が小さくしたがって前記軸部の貫通孔内への入り込み量も小さくなりこの開きだしには比較的小さな制動力が作用される。したがって、かかるグローブボックスなどの開きだしは、かかるダンパー装置によって、収納物の有無軽重にかかわりなく、いつも略一定とされる。
また、前記課題を達成するために、第二の発明にあっては、ダンパー装置を、以下の(1)〜(4)の構成を備えたものとした。
(1)シリンダー体及びピストン体を備え、少なくともこれらのいずれか一方の側を制動対象物に取り付けさせることにより、制動対象物の移動又は相対的な移動に制動を付与するダンパー装置であって、
(2)ピストン体に向き合ったシリンダー体の内奥部に形成された貫通孔と、
(3)この貫通孔に移動可能に入れ込まれる軸部を備えると共に、この軸部と貫通孔との間に流体の通し隙間を形成させる栓状体とを備えており、
(4)栓状体の軸部に、ピストン体の移動又は相対的な移動により生じる圧力変化によってこの軸部が移動したときに、この軸部と貫通孔との間の流体の通し隙間を変化させる絞り構造が備えられている。
かかる構成によれば、栓状体の軸部の移動を契機として通し隙間を流体が一層通過し難く、あるいは、一層通過し易くさせて、前記制動力を顕著に大きく、あるいは、小さく働かせることができる。
栓状体の軸部を、貫通孔に入り込んだ先端側からその基部側に向かうに連れて次第に太くさせておけば、貫通孔への軸部の入り込み寸法が増えたときに通し隙間を一層流体が通過し難くさせることができる。
また、前記課題を達成するために、第三の発明にあっては、ダンパー装置を、以下の(1)〜(6)の構成を備えたものとした。
(1)シリンダー体及びピストン体を備え、少なくともこれらのいずれか一方の側を制動対象物に取り付けさせることにより、制動対象物の移動又は相対的な移動に制動を付与するダンパー装置であって、
(2)ピストン体に向き合ったシリンダー体の内奥部に形成された通気孔と、
(3)この通気孔に摺動可能に入れ込まれる軸部を備えた栓状体と、
(4)この栓状体の付勢手段とを備えており、
(5)前記栓状体の軸部は、この軸部におけるシリンダー体の内方側に位置される軸端から始まるその摺動方向に沿った溝を備えており、この溝の終端側にはこの溝の深さ及び幅の双方又はいずれか一方を減少させる絞り部が形成されており、
(6)前記付勢手段により栓状体の軸部の絞り部がシリンダー体の通気孔の外方に位置づけられると共に、シリンダー体の内奥部から離れる向きのピストン体の移動又は相対的な移動により生じる圧力変化により前記付勢手段に蓄勢させながら栓状体の軸部の絞り部が通気孔内に入り込むようになっている。
制動対象物の移動又は相対的な移動によりピストン体がシリンダー体の内奥部に近づく向きに移動又は相対的に移動されると、シリンダー体内のエアは栓状体の軸部の溝と通気孔の内面との間を通って排気される。
制動対象物の移動又は相対的な移動によりピストン体がシリンダー体の内奥部から離れる向きに移動又は相対的に移動されると、シリンダー体内は負圧になることから栓状体の軸部にはピストン体の移動方向に引っ張られる向きの力が作用され、栓状体は付勢手段に蓄勢させながら移動される。このように栓状体が移動されると、通気孔内に前記絞り部が入り込むことから、シリンダー内にエアが吸気され難くなり、ピストン体の移動又は相対的な移動に制動が作用される。これにより制動対象物の移動又は相対的な移動に制動力を作用させることができる。
通気孔におけるエアの流路を狭め、また、広げる機能を備えた栓状体はこのような移動によってのみこれらの機能を奏することから、経時的にこれらの機能を喪失させるような劣化を生じることがない。
前記絞り部を、栓状体の軸部の溝の終端側の溝底をテーパー面状に形成させて構成させるようにしておけば、絞り部の通気孔への入り込み量が多くなればなるほど、ピストン体の移動に対する抵抗が大きくなるようにすることができる。このようにした場合、ピストン体の移動又は相対的な移動が遅いときは絞り部の通気孔への入り込み量が小さいのでこのピストン体ひいては制動対象物への制動力を小さく生じさせ、ピストン体の移動又は相対的な移動が速いときは絞り部の通気孔への入り込み量が大きくなるのでこのピストン体ひいては制動対象物への制動力を大きく生じさせるようにすることができる。
前記栓状体に、その軸部を通気孔に入れ込ませた状態で、シリンダー体側の被掛合部に掛合される掛合部を形成させておくこともある。
この場合さらに、シリンダー体の内奥部を筒状体を仕切る仕切り板によって構成させ、この仕切り板の外側において筒状体に窓穴状をなす被掛合部を形成させておくと共に、
栓状体は、軸部を一体に備えた頭部を有すると共に、この頭部に前記被掛合部に入り込む爪状をなす掛合部を備えさせておくこともある。
このようにした場合、シリンダー体を構成する筒状体の仕切り板の外側からこの筒状体内に軸部を通気孔に入れ込ませるようにして栓状体を入れ込むことにより、被掛合部に掛合部を掛合させてこの通気孔に栓状体の軸部を入れ込ませた状態を維持させることができる。また、かかる被掛合部と通気孔とを通じてシリンダー体への吸排気を確保させることができる。
また、前記シリンダー体を構成する筒状体における仕切り板の外側にある筒端を、この仕切り板との間に栓状体の頭部を納めさせた状態で塞ぐカバーを備えさせておくこともある。
このようにした場合、ダンパー装置の設置箇所周辺に配される部材などが栓状体に押し当たるなどして、通気孔内に予期せず絞り部を入り込ませてしまうといった事態を生じさないようにすることができる。
この発明にかかるダンパー装置にあっては、貫通孔ないしは通気孔に入れ込まれる栓状体の軸部の移動によりピストン体の移動又は相対的な移動に制動力を作用させるようにしていることから、この制動力のセッテイングは行い易く、また、設定された制動力を長期に亘って安定的に奏する。また、かかるダンパー装置を自動車のグローブボックスなどに用いたときには、内部に収納される物の有無軽重にかかわらずかかるグローブボックスなどの開き速度をいつも略一定にさせることができる。
以下、図1〜図13に基づいて、この発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、ここで図1は、実施の形態にかかるダンパー装置を側方から見て、図2および図3は断面にして、図4および図5はその要部を拡大して、図6はこのダンパー装置を構成する部品の一部を分離させた状態として、それぞれ示している。図1および図2はピストン体2が押し込みきられたとき、つまり前進しきったときの様子を、図3はピストン体2が後退しきったときの様子を、それぞれ示しており、図3および図5では栓状体4の軸部40の貫通孔14dへの入り込み寸法が最も大きくなっている。また、図7は、図1〜図6に示される栓状体4の構成の一部を変更させた例を示している。
また、図8は、図1〜図7に示されるダンパー装置と構成の一部を異ならせるダンパー装置を側方から見て、図9および図10は断面にして、図11および図12はその要部を拡大して、図13はこのダンパー装置を構成する部品の一部を分離させた状態として、それぞれ示している。図8および図9はピストン体2が押し込みきられたとき、つまり前進しきったときの様子を、図10はピストン体2が後退しきったときの様子を、それぞれ示している。
この実施の形態にかかるダンパー装置は、シリンダー体1及びピストン体2を備え、少なくともこれらのいずれか一方の側を図示しない制動対象物に取り付けさせることにより、制動対象物の移動又は相対的な移動に制動を付与するものである。
例えば、ピストン体2を可動体としての制動対象物に取り付けさせ、シリンダー体1を図示しない固定体に取り付けさせれば、制動対象物の移動によりピストン体2を移動させるようにしてこのピストン体2を介して制動対象物のこの移動に制動を付与させることができる。
また、ピストン体2を可動体としての制動対象物に取り付けさせ、かつ、シリンダー体1を別の可動体としての制動対象物に取り付けさせれば、二つの制動対象物の互いに近づく向きの、あるいは離れ出す向きの移動により、シリンダー体1とピストン体2の双方を移動させるようにして、二つの制動対象物のこの移動にそれぞれ制動を付与させることができる。
図示の例では、シリンダー体1は、筒両端10a、10bを共に解放させた円筒状をなす筒状体10の内部を仕切り板11によって二つに区分するようにして構成されている。仕切り板11は筒状体10の一方の筒端10aに偏った位置に備えられており、この仕切り板11と筒状体10の他方の筒端10bとの間がシリンダー体1の内部空間12として機能するようになっている。図示の例では、シリンダー体1の外側には、このシリンダー体1の筒軸方向に沿って長く続く舌片部13が形成されていると共に、この舌片部13にはシリンダー体1の固定用穴13aが形成されている。
ピストン体2は、かかるシリンダー体1の内径と略等しい外径を備えた円形の盤状体として構成されている。ピストン体2の外周部にはシールリング20が嵌め付けられており、このシールリング20によってピストン体2の外周部とシリンダー体1の内周部との間が気密状態にシールされるようになっている。ピストン体2におけるシリンダー体1の他方の筒端10bに向けられた側には、細長い板状をなすピストンロッド21の一端が一体に接合されている。シリンダー体1の他方の筒端10bはこのピストンロッド21の通し穴30を備えた蓋体3によって閉塞されている。ピストンロッド21はこの蓋体3の通し穴30を通じてシリンダー体1の外側に突き出されており、また、その突き出し端には制動対象物への固定用穴21aが形成されている。
シリンダー体1におけるピストン体2に向き合った内奥部14、図示の例では、前記仕切り板11には、貫通孔14dないしは通気孔14aが形成されている。図示の例では、かかる貫通孔14dないしは通気孔14aは、仕切り板11の略中央部に設けられると共に、仕切り板11のピストン体2に向けられた内側から突き出す部分と仕切り板11の外側から突き出す部分とを備えた管状体14bによって、かかる仕切り板11に形成されている。
シリンダー体1はまた、この貫通孔14dないし通気孔14aに移動可能に入れ込まれる軸部40を備えた栓状体4と、この栓状体4の付勢手段5とを備えている。
栓状体4は、前記軸部40を一体に備えた頭部41を有している。図示の例では、かかる頭部41はシリンダー体1を構成する筒状体10の内径と略等しい外径を備えた円板状体41aの一面側においてその縁部に周回立ち上がり部41bを形成させてなる。軸部40は、この頭部41の一面側の略中央部に軸一端を一体に接合させてこの一面に直交する向きにこの頭部41から突き出すように備えられている。
図示の例では、シリンダー体1を構成する筒状体10を仕切る前記仕切り板11の外側においてこの筒状体10に窓穴状をなす被掛合部15が形成されていると共に、前記栓状体4の頭部41に前記被掛合部15に入り込む爪状をなす掛合部41cが備えられている。被掛合部15は筒状体10の直径方向両側にそれぞれ形成され、掛合部41cもこれに対応して前記頭部41の直径方向両側にそれぞれ形成されている。掛合部41cは頭部41を構成する円板状体の縁部に沿って長く続くリブ状をなすように構成されている。一対の掛合部41c、41cの突き出し端間の寸法はシリンダー体1を構成する筒状体10の内径よりもやや大きくなるようになっている。一方、被掛合部15は筒状体10の周方向に長く続く略長方形状の貫通孔として構成されている。この被掛合部15の長さは掛合部41cの長さよりも長くなるように構成されている。
これにより、この例にあっては、シリンダー体1を構成する筒状体10の仕切り板11の外側からこの筒状体10内に軸部40を通気孔14aに入れ込ませるようにして栓状体4を入れ込むことにより、被掛合部15に掛合部41cを掛合させてこの通気孔14aに栓状体4の軸部40を入れ込ませた状態を維持させることができるようになっている。
図示の例では、シリンダー体1を構成する筒状体10はプラスチック成形によって構成されており、筒状体10内への栓状体4の前記入れ込み時に掛合部41cによって主としてこの筒状体10の側が一旦弾性変形され、掛合部41cが被掛合部15に入り込んだ位置での弾性復帰によって被掛合部15に掛合部41cが掛合されるようになっている。シリンダー体1の筒軸方向での被掛合部15の寸法はこの方向での掛合部41cの寸法よりもやや大きく、このようにシリンダー体1に組み合わされた栓状体4はシリンダー体1の筒軸方向に一定範囲で移動できるようになっている。
付勢手段5は、図示の例では、前記栓状体4の軸部40と通気孔14aを構成する管状体14bにおける仕切り板11の外側に位置される突き出し部との外側に巻装されるように備えられて、バネ一端をを栓状体4の頭部41に押し当て、かつ、バネ他端を仕切り板11の外側に押し当てた圧縮コイルバネ50によって構成されている。このバネ50によって前記のようにシリンダー体1に組み合わされた栓状体4は筒状体10の一方の筒端10a側に位置される被掛合部15の窓縁に掛合部41cを押し付けるように位置づけられている。
(図1〜図7に示される例)
図1〜図7に示される例にあっては、栓状体4の軸部40は貫通孔14dに移動可能に入れ込まれている。また、軸部40と貫通孔14dとの間、より具体的には、軸部40の外面と貫通孔14dの内面との間には、流体(図示の例ではエア)の通し隙間xが形成されるようにしてある。軸部40は頭部41との接合側である基部40dと先端40eとを持つ。そして、かかる軸部40は貫通孔14dにシリンダー体1の外方側から入れ込まれ、頭部41はシリンダー体1の外側に位置されている。また、前記付勢手段5の付勢により、栓状体4の頭部41と貫通孔14dを形成させる管状体14bの仕切り板11の外側に位置される管端すなわち外端14eとの間には間隔y1が形成され、したがって軸部40は貫通孔14dに入り込みきらず、さらに、軸部40の先端40eとシリンダー体1の内部空間12側に位置される貫通孔14dの孔口すなわち内端14cとの間にも図示の例では前記間隔y1と略等しい間隔y2が形成されるようになっている。(図4)
そして、この例では、ピストン体2の移動又は相対的な移動により生じるシリンダー体1内の内部空間12の圧力変化により栓状体4の軸部40の貫通孔14d内への入り込み寸法が変化するようになっている。具体的には、図示の例では、シリンダー体1の内奥部から離れる向きにピストン体2が移動されたときに内部空間12が負圧になることで、前記付勢手段5に蓄勢させながら、最大で、管状体14bの外端14eに栓状体4の頭部41が突き当たる位置まで栓状体4が移動されるようになっている。
一方、制動対象物の移動又は相対的な移動によりピストン体22がシリンダー体11の内奥部14に近づく向きに移動又は相対的に移動されると、シリンダー体11内のエアは栓状体44の軸部40と貫通孔14dとの間を通って排気される。
図示の例では、栓状体4の頭部41における軸部40の設けられた側に、この軸部40の基部40dを中心としてこの基部40dを取り巻く第一周回壁41eが形成されていると共に、シリンダー体1の仕切り板11の外側に管状体14bを中心としてこの管状体14bを取り巻く第二周回壁11cが形成されている。第二周回壁11cの内径は第一周回壁41eの外径よりもやや大きく、また、付勢手段5により軸部40の貫通孔14dへの入り込み寸法を最小とする位置に栓状体4が位置づけられた状態において第一周回壁41eの突き出し端と第二周回壁11cの突き出し端がややオーバーラップするようになっている。また、栓状体44の周回立ち上がり部41bに貫通孔41dが形成されており、貫通孔14dから排気されたエアはこの貫通孔41dや被掛合部15を通じて外方に送り出される一方、貫通孔14dに吸気されるエアは貫通孔41dや被掛合部15を通じて外方から取り込まれ、さらに第一周回壁41eと第二周回壁11cとの間を通って貫通孔14dに入り込む。これにより、図示の例では、シリンダー体1の内部空間12へのエアの吸気時に、貫通孔14dと栓状体4の軸部40との間に塵芥ないしは塵埃をできるだけ入り込ませないようにしてある。
制動対象物の移動又は相対的な移動によりピストン体22が移動又は相対的に移動されると、シリンダー体11内の圧力が変化することから、栓状体44の軸部40も貫通孔14d内で移動され、この軸部40の貫通孔14d内への入り込み寸法が変化する。現実には理想流体は存在せず、全ての流体は一定の粘性を有することから、この入り込み寸法が大きくなれば通し隙間xの範囲は長くなり流体は通過し難くなり、一方、この入り込み寸法が小さくなれば通し隙間xの範囲は短くなり流体は通過し易くなる。これにより、典型的には、ピストン体22の後退移動又は相対的な後退移動に制動を作用させると共に、ピストン体22の前進移動又は相対的な前進移動には制動を作用させないようにして、制動対象物のある方向への移動又は相対的な移動に制動力を作用させることができる。
図示の例では、ピストン体22におけるシリンダー体11の内奥部14に向けられた側には、貫通孔14dを構成する管状体14bの内端14cの納まる凹所22が形成されており、この凹所22の底面に管状体14bの内端14cが突き当たった位置がピストン体22が前進しきった位置となる。図示の例では、このピストン体22が前進しきった状態において、ピストン体22の凹所22の中心部に、貫通孔14d内に入り込む凸部23が形成されている。ピストン体22が後退されると栓状体44は掛合部41cを被掛合部15における筒状体10の他方の筒端10b側の窓縁に近づけるように移動され前記バネ50が圧縮される。(図5)ピストン体22の後退が止むとバネ50の付勢力により栓状体44は押し戻される。(図4)
前記栓状体4の軸部40に、ピストン体2の移動又は相対的な移動により生じる圧力変化によってこの軸部40が移動したときに、この軸部40と貫通孔14dとの間の流体の通し隙間xのピッチを変化させる絞り構造を備えさせておけば、栓状体4の軸部40の移動を契機として通し隙間xを流体が一層通過し難く、あるいは、一層通過し易くさせて、前記制動力を顕著に大きく、あるいは、小さく働かせることができる。かかる栓状体4の軸部40にその軸線方向に沿った溝を設けたり、貫通孔14bの内壁にその孔軸方向に沿った溝を設けておくことで、制動力などを調整することができる。また、こうした溝に後述の図8〜図13に示される例における絞り部40bを前記絞り構造として備えさせておいても良い。
図7は、図1〜図6に示される例における栓状体4の軸部40を、貫通孔14dに入り込んだ先端40e側からその基部40d側に向かうに連れて次第に太くさせることで、貫通孔14dへの軸部40の入り込み寸法が増えたときに通し隙間xを一層流体が通過し難くさせた例を示している。すなわち、この図7の例にあっては、かかる軸部40の形状が前記絞り構造として機能するようになっている。
以上に説明した例では、流体をエア(気体)としているが、流体を液体とする場合にも以上に説明した例は同じように機能する。例えば、制動対象物が液中に浸かって用いられる場合や、シリンダー体1を図示しない外部ケースにさらに納めこの外部ケース内を液体で満たすようにするなどした場合には、これらの液体を利用して制動対象物に制動を付与させることができる。
(図8〜図13に示される例)
次いで、図8〜図13に示される例にあっては、前記付勢手段5によって、後述する栓状体4の軸部40の絞り部40bはシリンダー体1の通気孔14aの外方、つまり、管状体14bの外端の外側に位置されるようになっている。(図4)
前記栓状体4の軸部40は、この軸部40におけるシリンダー体1の内方側(内部空間12側)に位置される軸端から始まるその摺動方向に沿った溝40aを備えており、この溝40aの終端側にはこの溝の深さ及び幅の双方又はいずれか一方を減少させる絞り部40bが形成されている。
そして、前記付勢手段5の付勢により栓状体4の軸部40の絞り部40bはシリンダー体1の通気孔14aの外方に位置づけられると共に、シリンダー体1の内奥部14から離れる向きのピストン体2の移動又は相対的な移動により生じる圧力変化により前記付勢に抗して栓状体4の軸部40の絞り部40bが通気孔14a内に入り込むようになっている。
制動対象物の移動又は相対的な移動によりピストン体2がシリンダー体1の内奥部14に近づく向きに移動又は相対的に移動されると、シリンダー体1内のエアは栓状体4の軸部40の溝と通気孔14aの内面との間を通って排気される。
図示の例では、栓状体4の周回立ち上がり部41bに貫通孔41dが形成されており、通気孔14aから排気されたエアはこの貫通孔41dや被掛合部15を通じて外方に送り出される。
制動対象物の移動又は相対的な移動によりピストン体2がシリンダー体1の内奥部14から離れる向きに移動又は相対的に移動されると、シリンダー体1内は負圧になることから栓状体4の軸部40にはピストン体2の移動方向に引っ張られる向きの力が作用され、栓状体4は付勢手段5の付勢に抗して移動される。このように栓状体4が移動されると、通気孔14a内に前記絞り部40bの一部が入り込むことから、シリンダー内にエアが吸気され難くなり、ピストン体2の移動又は相対的な移動に制動が作用される。これにより制動対象物の移動又は相対的な移動に制動力を作用させることができる。
図示の例では、ピストン体2におけるシリンダー体1の内奥部14に向けられた側には、通気孔14aを構成する管状体14bの内端14cの納まる凹所22が形成されており、この凹所22の底面に管状体14bの内端14cが突き当たった位置がピストン体2が前進しきった位置となる。ピストン体2が後退されると栓状体4は掛合部41cを被掛合部15における筒状体10の他方の筒端10b側の窓縁に近づけるように移動され前記バネ50が圧縮される。(図12)ピストン体2の後退が止むとバネ50の付勢力により栓状体4は押し戻され絞り部40bは通気孔14aの外方に再び位置づけられる。(図11)
図示の例では、前記絞り部40bは、栓状体4の軸部40の溝の終端側の溝底をテーパー面状40cに形成させることで構成されている。これにより、絞り部40bの通気孔14aへの入り込み量が多くなればなるほど、ピストン体2の移動に対する抵抗が大きくなるようになっている。栓状体4の軸部40の外周面と通気孔14aの内周面との間に相応のクリアランスがある場合にはこのクリアランスによってシリンダー体1の内部空間12内へのエアの入り込みは許容し得ることから、この場合には絞り部40bが通気孔14aに完全に入り込むようになっていても構わない。
また、図1〜図7に示される例にあっても、また、図8〜図13に示される例にあっても、ダンパー装置は、シリンダー体1を構成する筒状体10における仕切り板11の外側にある筒端を、この仕切り板11との間に栓状体4の頭部41を納めさせた状態で塞ぐカバー6を備えている。
かかるカバー6は、シリンダー体1を構成する筒状体10の外径と略等しい円板状体60を有すると共に、この円板状体60の一面側にその縁部から突き出す掛合腕61を備えている。かかる掛合腕61は円板状体の直径方向両側にそれぞれ備えられている。掛合腕61の先端部の外側には小突起61aが形成されており、筒状体10の筒一端側からこの筒状体10内にかかる掛合腕61を入れ込ませることにより、筒状体10の前記被掛合部15の側方に形成された掛合窓16に弾発によりこの小突起が掛合されるようになっている。
これにより図示の例では、ダンパー装置の設置箇所周辺に配される部材などが栓状体4に押し当たるなどして、通気孔14a内に予期せず絞り部40bを入り込ませてしまうといった事態を生じさないようにしてある。
ダンパー装置の側面図 同断面図 同断面図 同要部拡大断面図 同要部拡大断面図 同要部分離斜視図 栓状体の別の構成例を示した断面図 図1〜図7に示される例と構成の一部を異ならせるダンパー装置の側面図 同断面図 同断面図 同要部拡大断面図 同要部拡大断面図 同要部分離斜視図
符号の説明
1 シリンダー体
14 内奥部
14d 貫通孔
2 ピストン体
4 栓状体
40 軸部

Claims (7)

  1. シリンダー体及びピストン体を備え、少なくともこれらのいずれか一方の側を制動対象物に取り付けさせることにより、制動対象物の移動又は相対的な移動に制動を付与するダンパー装置であって、
    ピストン体に向き合ったシリンダー体の内奥部に形成された貫通孔と、
    この貫通孔に移動可能に入れ込まれる軸部を備えると共に、この軸部と貫通孔との間に流体の通し隙間を形成させる栓状体とを備えており、
    ピストン体の移動又は相対的な移動により生じる圧力変化により栓状体の軸部の貫通孔内への入り込み寸法が変化するようになっていると共に、
    前記栓状体に、その軸部を貫通孔に入れ込ませた状態で、シリンダー体側の被掛合部に掛合される掛合部が形成されていることを特徴とするダンパー装置。
  2. シリンダー体及びピストン体を備え、少なくともこれらのいずれか一方の側を制動対象物に取り付けさせることにより、制動対象物の移動又は相対的な移動に制動を付与するダンパー装置であって、
    ピストン体に向き合ったシリンダー体の内奥部に形成された貫通孔と、
    この貫通孔に移動可能に入れ込まれる軸部を備えると共に、この軸部と貫通孔との間に流体の通し隙間を形成させる栓状体とを備えており、
    栓状体の軸部に、ピストン体の移動又は相対的な移動により生じる圧力変化によってこの軸部が移動したときに、この軸部と貫通孔との間の流体の通し隙間を変化させる絞り構造が備えられていると共に、
    前記栓状体に、その軸部を貫通孔に入れ込ませた状態で、シリンダー体側の被掛合部に掛合される掛合部が形成されていることを特徴とするダンパー装置。
  3. 栓状体の軸部を、貫通孔に入り込んだ先端側からその基部側に向かうに連れて次第に太くさせてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダンパー装置。
  4. シリンダー体及びピストン体を備え、少なくともこれらのいずれか一方の側を制動対象物に取り付けさせることにより、制動対象物の移動又は相対的な移動に制動を付与するダンパー装置であって、
    ピストン体に向き合ったシリンダー体の内奥部に形成された通気孔と、
    この通気孔に摺動可能に入れ込まれる軸部を備えた栓状体と、
    この栓状体の付勢手段とを備えており、
    前記栓状体の軸部は、この軸部におけるシリンダー体の内方側に位置される軸端から始まるその摺動方向に沿った溝を備えており、この溝の終端側にはこの溝の深さ及び幅の双方又はいずれか一方を減少させる絞り部が形成されており、
    前記付勢手段により栓状体の軸部の絞り部がシリンダー体の通気孔の外方に位置づけられると共に、シリンダー体の内奥部から離れる向きのピストン体の移動又は相対的な移動により生じる圧力変化により前記付勢手段に蓄勢させながら栓状体の軸部の絞り部が通気孔内に入り込むようになっており、
    しかも、前記栓状体に、その軸部を通気孔に入れ込ませた状態で、シリンダー体側の被掛合部に掛合される掛合部が形成されていることを特徴とするダンパー装置。
  5. 絞り部を、栓状体の軸部の溝の終端側の溝底をテーパー面状に形成させて構成させていることを特徴とする請求項4記載のダンパー装置。
  6. シリンダー体の内奥部は筒状体を仕切る仕切り板によって構成されており、この仕切り板の外側において筒状体に窓穴状をなす被掛合部が形成されていると共に、
    栓状体は、軸部を一体に備えた頭部を有すると共に、この頭部に前記被掛合部に入り込む爪状をなす掛合部を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のダンパー装置。
  7. シリンダー体を構成する筒状体における仕切り板の外側にある筒端を、この仕切り板との間に栓状体の頭部を納めさせた状態で塞ぐカバーを備えていることを特徴とする請求項6に記載のダンパー装置。
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