JP2001153170A - 定圧弁及び油圧制振装置 - Google Patents

定圧弁及び油圧制振装置

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JP2001153170A
JP2001153170A JP33887899A JP33887899A JP2001153170A JP 2001153170 A JP2001153170 A JP 2001153170A JP 33887899 A JP33887899 A JP 33887899A JP 33887899 A JP33887899 A JP 33887899A JP 2001153170 A JP2001153170 A JP 2001153170A
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pressure
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piston
pressure chamber
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Izumi Tamura
泉 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな圧力で動作するが、ばね力が小さく、
劣化しにくい定圧弁と、これを用いたコンパクトな油圧
制振装置を提供すること。 【解決手段】 前後に貫通する連通孔19dを設けた弁
体19bに弁ばね19cを取り付けて弁座19aに押し
付け、また弁体19bの後方に連通孔19dに連通する
背圧室19eを設けて定圧弁19を構成する。この定圧
弁19は弁体19bに圧力がかかると、連通孔19eを
通じて後方からも圧力を作用させて前方との圧力差によ
り開放動作する。油圧制振装置のピストン3にこの定圧
弁19を備えた弁機構13を設け、振動によるピストン
3の移動に伴う第1及び第2の圧力室9,10の油圧の
増減を弁機構13の開閉により調整して振動に対する減
衰力を発生させると共に、過大な減衰力を抑制させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作動油などの流体
の圧力回路に組み込まれる定圧弁と、高層ビル、橋梁や
プラントなどの大型化傾向にある柱梁架構や、高速化す
る鉄道車両や自動車など、多様な振動を伴う輸送機器に
適用される油圧式の制振装置であって、油圧の増減を調
整して制振対象に対する風などによる低速の振動を減衰
させる一方、地震などの高速の振動に対する過大な減衰
力の発生を回避して破損を防止するようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧制振装置は、支持体又は被支
持体の一方にシリンダが連結され、他方にはシリンダに
出入り自在に挿入したピストンロッドが連結され、この
ピストンロッドに、シリンダ内を第1及び第2の圧力室
に区画するピストンを固定し、シリンダの内部に作動油
を充填している。シリンダには作動油を供給するオイル
リザーバが連通し、またピストンには弁機構が設けられ
ている。弁機構はピストンの往復動による作動油の流れ
に対してピストンの移動速度に応じた抵抗を与えて、振
動を減衰させる。弁機構に含まれる定圧弁は、ピストン
の急激な移動により油圧が上昇して、一定の圧力に達し
たときに開いてピストンの移動を許容し、振動に対する
過大な減衰力を抑制して装置の破損を回避する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の油圧制振装
置においては、振動減衰力の抑制領域の荷重変化を少な
くするために、弁機構で大流量の作動油の流れを許容す
るには、弁の数を増やしたり、弁の径を大きく取らなけ
ればならない。こうすると、定圧弁に高圧がかかるの
で、ばね力の大きな弁ばねを用いなければならず、弁ば
ねが占めるスペースが大きくなってしまい、装置全体の
小型化を妨げるという問題がある。そこで、本発明は、
大きな圧力で動作するが、ばね力が小さい定圧弁と、こ
れを用いてコンパクトな構造で、装置全体の小型化を図
れ、しかも振動減衰力の抑制領域の荷重変化の少ない安
定した制振特性を発揮する油圧制振装置を提供すること
を課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、第1の発明においては、弁座16aに対して開閉可
能に臨むように弁体16bを支持し、この弁体16bに
前後に貫通する連通孔16dを設け、この弁体16bに
弁ばね16cを設けて閉じる方向に付勢し、弁体のに後
方に連通孔16dに連通する背圧室16eを設けて後方
からも前方より小さい面積で圧力を作用させ、連通孔1
6eを通じて後方からの圧力をかけて前方との圧力差に
より開放動作させるよう定圧弁16を構成した。第2の
発明においては、対向して配置された一対の弁座19a
に夫々臨むように、互いに逆方向を向いて並び方向に伸
縮可能に一対の弁体19bを結合し、この弁体19bに
軸線方向に貫通する連通孔19dを設け、これら弁体1
9b,19b間に弁ばね19cを介在させて両弁体19
bを延長方向に付勢し、両弁体19b,19b間に背圧
室19eを形成して連通孔19dに連通させ、各弁体1
9bに後方からも前方より小さい面積で圧力を作用させ
るようにし、この背圧室19eを弁体19bの並び方向
に仕切るフリーピストン19fを往復移動可能に設け
た。第3の発明においては、背圧室19e,19eに、
弁体16b,19bとの間の流体の漏れを防止するシー
ル材16f,19gを設けた。第4の発明においては、
支持体又は被支持体の一方にシリンダ1を連結し、内部
に作動油を収容し、他方にピストンロッド2を連結し
て、シリンダ1に出入り自在に挿入し、このピストンロ
ッド2にピストン3を固定し、シリンダ内を第1及び第
2の圧力室9,10に区画すると共に、両者を連通させ
る油通路11を設け、油通路11に弁機構13を設けて
開閉するようにし、この弁機構13に定圧弁19を設
け、振動によるピストン3の移動に伴う第1及び第2の
圧力室9,10の油圧の増減を弁機構13の開閉により
調整して振動に対する減衰力を発生させると共に、過大
な減衰力を抑制するように油圧制振装置を構成した。第
5の発明においては、さらにシリンダ1の作動油の過不
足を調整するためのオイルリザーバ6を付設し、シリン
ダ1とオイルリザーバ6との流通路7上に定圧弁16を
含む弁機構8を設けた第6の発明においては、第1及び
第2の弁機構8,13を、圧力室9,10に作動油を供
給するために開閉する吸油弁14,17と、低速域の振
動により収縮する第1又は第2の圧力室9,10から油
通室11に吐出される作動油の圧力を調整し、振動を減
衰させる調圧弁15,18とで構成した。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面を参
照して説明する。図1において、この油圧制振装置は、
図示しない構築物のような支持体又は被支持体に引手4
を介して連結されるシリンダ1と、被支持体又は支持体
に引手5を介して連結されシリンダ1に軸線方向へ出入
り自在に挿入されたピストンロッド2と、シリンダ1上
に設けられたオイルリザーバ6とを備えている。オイル
リザーバ6は、作動油を収容し、油通路7を通じてシリ
ンダ1に連通している。油通路7上には第1弁機構8が
設けれられている。ピストンロッド2に固定されたピス
トン3は、シリンダ1内を第1及び第2の圧力室9,1
0に区画する。このピストン3は、軸線方向に間隔を置
いて相対向して一対設けられ、互いにボルト結合されて
いる。ピストン3,3とシリンダ1との間には、油通室
11が形成される。ピストン3,3には油通室11を介
して第1圧力室9と第2圧力室10とを連通させる第2
弁機構13が設けられている。
【0006】第1弁機構8は、図2、図3に示すよう
に、吸油弁14、調圧弁15及び定圧弁16を備えてい
る。吸油弁14は同心円上に6個配置されており、図7
に示すように、シリンダ端壁に形成された弁室14a内
に弁体14bが弁ばね14cを介して設けられている。
弁体14bは弁ばね14cで弁室14aを第2圧力室1
0から閉じる方向に押されている。吸油弁14は、容積
が拡大して負圧になった一方の第2圧力室10にオイル
リザーバ6から作動油の不足分を補うように開く。弁体
14bとの間で弁ばね14cを係止する係止板14dに
は油通孔14eを有する。
【0007】調圧弁15は、図2,図3に示すように、
同心円上に4個配置されており、弁体15bが軸線方向
へ移動可能に支持されており、弁ばね15cで延長方向
へ付勢されて弁座15aを閉じている。弁体15bは傾
斜した輪郭線が直線を成す先細りのテーパを有し、その
端部が開口内に挿入されてテーパ面が弁座15aに当接
して弁を閉じるようになっている。なお、調圧弁15は
後記する定圧弁16のそれより弁座15aの開口径が小
さく、しかも弁ばね15cのばね力が小さいので、定圧
弁16に設定された作動圧以下の範囲においてピストン
3の移動時に作動油の流れに対してピストン3の移動速
度に比例した圧力を与える。
【0008】定圧弁16は、図2に示すように、第1弁
機構の中央において吸油弁14,調圧弁15と並列的に
配置されている。弁体16bは軸線方向へ移動可能に支
持されており、圧縮された弁ばね16cで延長方向へ押
されて弁座16aを閉じている。この定圧弁16は、ピ
ストン3の速度の増加と共に調圧弁15の調整する圧力
が上昇し、一定の圧力に達したときに開いて圧力上昇を
防止して、ピストン3の移動を許容する。弁体16bの
中央には軸線方向の連通孔16dを有し、弁体16bの
後方に形成された背圧室16eと通じている。弁体16
bは油漏れ防止用のシール材16fによって背圧室16
eに気密に嵌合している。弁体16bの前面に圧力がか
かると、連通孔16dを通じて背圧室16eに圧力が伝
わり、弁体16bの後部面を前方向に押し、従って弁体
16bには前部面が受ける圧力面積から後部面が受ける
圧力面積を差し引いた面積分の圧力が作用することにな
る。
【0009】第2弁機構13は、図4乃至図6に示すよ
うに、油通室11を介して第1、第2圧力室9,10を
開閉するもので、ピストン3に夫々同心円周上に6個夫
々配置された吸油弁17を備えている。この吸油弁17
は、第1弁機構8における吸油弁14と同様に、ピスト
ン3に形成された弁室内に弁体が仕切り板との間で係止
された弁ばねを介して設けられており、弁体が油通室1
1を閉じる方向に押されている。吸油弁17は、容積が
拡張して負圧になった一方の圧力室9(10)へ、収縮
する他方の圧力室10(9)から油通室11を介して作
動油を供給するように開く。
【0010】調圧弁18は、図8に示すように、逆向き
一対の弁体18b,18bが並び方向へ伸縮自在に連結
されてピストン3,3間をわたっており、弁ばね18c
で延長方向へ夫々付勢されて弁座18aを閉じている。
弁体18bは傾斜した輪郭線が直線を成す先細りのテー
パを有し、その端部が開口内に挿入されてテーパ面が弁
座18aに当接して弁を閉じるようになっている。弁ば
ね18cは両弁体18b,18b間に係止されている。
なお、調圧弁18は定圧弁19より弁座18dの開口径
が小さく、しかも弁ばね18cのばね力が小さいので、
定圧弁19に設定された作動開始圧力以下の範囲でピス
トン3の移動時に作動油の流れに対してピストン3の移
動速度に比例した圧力を与える。
【0011】定圧弁19は、図4に示すように、ピスト
ン3の中心部に配置され、吸油弁17及び調圧弁18に
対して並列的に設けられている。定圧弁19は、逆向き
一対の弁体19b,19bが軸線方向へ伸縮自在に連結
され、ピストン3,3間をわたり、圧縮された弁ばね1
9cで延長方向へ夫々付勢されて弁座19aを閉じてい
る。一方の弁体19bは他方のそれ19bに摺動自在に
挿入されて、両者間に弁ばね19cが係止されている。
一方の弁体19bの内部にはフリーピストン19fが軸
線方向に摺動自在に挿入されている。また、両弁体19
bの中央には軸線方向の連通孔19dを有し、フリーピ
ストン19fの前後に夫々形成された背圧室19eと通
じている。両弁体19b,19b間及び弁体19bとフ
リーピストン19fとの間は油漏れ防止用のシール材1
9gによって気密に嵌合している。定圧弁19は、ピス
トン3の速度の増加と共に調圧弁18の調整する圧力が
上昇し、一定の圧力に達したときに開いて圧力上昇を防
止して、ピストン3の移動を許容する。弁体19bの前
面に圧力がかかると、連通孔19dを通じて背圧室19
eにも圧力がかかり、この圧力で弁体19bの後面を前
方向に押す。従って、弁体19bには前面が受ける圧力
面積から後面が受ける圧力面積を差し引いた圧力分が作
用することになる。フリーピストン19fは、背圧室1
9e内の圧力で他方の弁体19b側に移動する。
【0012】この油圧制振装置は例えば高層建築物の構
造材間に介設する。両者間に振動による相対的変位が生
じると、ピストンロッド2がシリンダ1内に押し込ま
れ、あるいはそれから引き出される。いま、風などによ
り高層建築物に加わる一定の速度以下の遅い振動によ
り、図1においてピストン3が左行すると、圧力室9の
油圧が高まるので、第2弁機構13における圧力室9側
の調圧弁18が開くと共に、圧力室10の油圧が低くな
るので圧力室10側の吸油弁17が開き、作動油の流れ
に対してピストン3の移動速度に比例した抵抗を与え
て、振動を減衰させる。このとき、圧力室10の容積変
動が圧力室9のそれに対してピストンロッド2が占める
体積分だけ異なるので、オイルリザーバ6側へ余剰分の
作動油を送る。このときも第1弁機構8の調圧弁15が
開くので、調圧弁18と共に振動に対する減衰作用を行
う。
【0013】振動によりピストン3が逆方向に移動(右
行)すれば、圧力室10の油圧が高まるので、第2弁機
構13における圧力室10側の調圧弁18が開くと共
に、圧力室9の油圧が低くなるので圧力室9側の吸油弁
17が開く。そして、圧力室10と圧力室9のとの容積
変動の差を第1弁機構8の吸油弁14が開いてオイルリ
ザーバ6から補填する。
【0014】一方、地震などにより高層建築物に加わる
一定の速度以上の振動により、ピストン3が急激に左行
すると、圧力室9の圧力が第2弁機構13の定圧弁19
の作動開始圧力に達して定圧弁19が開き、調圧弁18
と共に作動油を圧力室10側の吸油弁17を通じて油通
室10に吐出して過大な抵抗力を抑制し、建屋などの破
損を防止する。このとき、圧力室9の容積変動が圧力室
10のそれに対してピストンロッド2が占める体積分だ
け異なるので、第1弁機構8の定圧弁16が開いてオイ
ルリザーバ6側へ余剰分の作動油を送り、定圧弁19と
共に振動に対する過大な抵抗力を抑制する。
【0015】定圧弁16,19においては、弁体16
b,19bの前面に圧力がかかると、連通孔16d,1
9dを通じて背圧室16e,19eに圧力が伝わる。こ
の圧力は、弁体16b,19bの後面を前方向に押すの
で、弁体16b,19bには前面が受ける圧力面積から
後面が受ける圧力面積を差し引いた力が作用することに
なる。このため、定圧弁16,19に大きな圧力がかか
っても、弁体16b,19bは大きな力が作用しないの
で、ばね力の小さい弁ばね16c,19cを用いること
ができる。
【0016】なお、上記実施形態では一方の圧力室にオ
イルリザーバを接続した構造のいわゆるバイフロー型の
油圧制振装置に適用したが、本発明はこれに限定される
ものではない。要するに、低速域の振動によりピストン
が移動して収縮する圧力室の吐出圧力を調整して振動を
減衰させる調圧弁と、高速域の振動によりピストンが移
動して収縮する圧力室の圧力により開いて振動に対する
過大な減衰力を抑制する定圧弁とを含む弁機構を備えた
油圧制振装置であれば、種々の形式、構造のものに適用
することができる。例えば、ピストンで仕切られた油圧
室の両側にオイルリザーバを接続して、ピストンロッド
を両側の圧力室に貫通させた両ロッド型の装置であった
り、またオイルリザーバをシリンダの延長上に設けてピ
ストンロッド内の流通路を通じて作動油を補給するリザ
ーバ内蔵型の装置であったり、さらにピストン移動に伴
う片ロッドの容積変動差分の作動油をオイルリザーバに
弁機構を同じ方向に流して返還するユニフロー型の装置
であってもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように、第1の発明においては、
圧力がかかった定圧弁の弁体に後方からの反力が作用す
るので、弁体に加わる力を実際の圧力より小さくするこ
とができるため、弁ばねのばね力を小さく構成して、装
置の小型化を図ることができる。第2の発明において
は、互いに逆方向の定圧弁を一体化して単一の弁ばねを
用いることができるので、さらにコンパクトに構成する
ことができる。第3の発明においては、シール材を設け
ることにより流体の漏れを防止して、弁動作が確実にな
る。第4乃至第6の発明においては、弁機構を小型に構
成でき、制振装置の小型化に寄与し、しかも弁機構によ
る振動減衰力の抑制領域の荷重変化を少なくすることが
でき、安定した制振特性を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧制振装置の縦断面図である。
【図2】第1弁機構の縦断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】第2弁機構の縦断面図である。
【図5】図1のV−V線断面図である。
【図6】図1のVI−VI線断面図である。
【図7】(A)は吸油弁の縦断面図、(B)は吸油弁の
正面図である。
【図8】調圧弁の縦断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 ピストンロッド 3 ピストン 6 オイルリザーバ 7 流通路 8 弁機構 9,10 圧力室 11 油通路 13 弁機構 14,17 吸油弁 15,18 調圧弁 16,19 定圧弁 16a,19a 弁座 16b,19b 弁体 16c,19c 弁ばね 16d,19d 連通孔 16e,19e 背圧室 16f,19g シール材 19f フリーピストン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁座に対して開閉可能に臨むように支持
    され、前後に貫通する連通孔を有する弁体と、 この弁体を閉じる方向に付勢する弁ばねと、 前記連通孔に連通して弁体に後方からも前方より小さい
    面積で圧力を作用させる背圧室とを備え、 前記連通孔を通じて前方の圧力を背圧室に伝え、弁体に
    後方から圧力をかけて前方との圧力差により開放動作す
    ることを特徴とする定圧弁。
  2. 【請求項2】 互いに逆方向を向いて並び方向に伸縮可
    能に一対結合し、対向して配置された一対の弁座に夫々
    臨むように支持され、軸線方向に貫通する連通孔を有す
    る弁体と、 これら弁体間に介在して両弁体を延長方向に付勢する弁
    ばねと、 両弁体間に形成され、前記連通孔に連通して各弁体に後
    方からも前方より小さい面積で圧力を作用させる背圧室
    と、 この背圧室を弁体の並び方向に仕切り、両弁体間を延長
    方向に往復移動可能なフリーピストンとを具備すること
    を特徴とする定圧弁。
  3. 【請求項3】 前記背圧室には、弁体との間からの流体
    の漏れを防止するシール材が設けられていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の定圧弁。
  4. 【請求項4】 支持体又は被支持体の一方に連結され、
    内部に作動油を収容したシリンダと、 他方に連結され、前記シリンダに出入り自在に挿入され
    たピストンロッドと、 このピストンロッドに固定され、前記シリンダ内を第1
    及び第2の圧力室に区画すると共に、両者を連通させる
    油通路を有するピストンと、 前記油通路に設けられ、これを開閉する請求項1乃至3
    に記載の定圧弁を含む弁機構とを具備し、 振動によるピストンの移動に伴う第1及び第2の圧力室
    の油圧の増減を弁機構の開閉により調整して振動に対す
    る減衰力を発生すると共に、過大な減衰力を抑制するこ
    とを特徴とする油圧制振装置。
  5. 【請求項5】 支持体又は被支持体の一方に連結され、
    内部に作動油を収容したシリンダと、 他方に連結され、前記シリンダに出入り自在に挿入され
    たピストンロッドと、 このピストンロッドに固定され、前記シリンダ内を第1
    及び第2の圧力室に区画すると共に、両者を連通させる
    油通路を有するピストンと、 前記シリンダの作動油の過不足を調整するためにこれに
    付設されたオイルリザーバと、 シリンダとオイルリザーバとの流通路上に設けられ、請
    求項1に記載の前記定圧弁を含む第1の弁機構と、 前記ピストンの油通路に設けられ、これを開閉する請求
    項1乃至3に記載の定圧弁を含む第2の弁機構とを具備
    し、 振動によるピストンの移動に伴う第1及び第2の圧力室
    の油圧の増減を第1及び第2の弁機構の開閉により調整
    して振動に対する減衰力を発生すると共に、過大な減衰
    力を抑制することを特徴とする請求項4に記載の油圧制
    振装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の弁機構は、前記圧力
    室に作動油を供給するために開閉する吸油弁と、 低速域の振動により収縮する前記第1又は第2の圧力室
    から油通室に吐出される作動油の圧力を調整し、振動を
    減衰させる調圧弁とを具備することを特徴とする請求項
    4又は5に記載の油圧制振装置。
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