JP2011247325A - 緩衝装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】粘性流体を利用したピストン・シリンダ型の緩衝装置に関し、樹脂製のシリンダ内部の底部の断面積を拡大して形成する構造とすることで、ピストンのストロークエンドでの緩衝荷重を減少させ、ピストンがストロークエンドまで確実にスライドするようにしたものである。
【解決手段】シリンダ20は、樹脂製である。シリンダ内部(例えば中空部23)の一端は、ピストンを挿入可能とする開口である。開口側には、粘性流体(例えばオイル)を封入するシール部材(例えばオイルシール)を設けたキャップ部材が設けられている。シリンダ内部(例えば中空部23)の他端底部は、シリンダ内部(例えば中空部23)の一端と他端の間の途中部から断面積を拡大して形成する構造とした。
【選択図】図1
【解決手段】シリンダ20は、樹脂製である。シリンダ内部(例えば中空部23)の一端は、ピストンを挿入可能とする開口である。開口側には、粘性流体(例えばオイル)を封入するシール部材(例えばオイルシール)を設けたキャップ部材が設けられている。シリンダ内部(例えば中空部23)の他端底部は、シリンダ内部(例えば中空部23)の一端と他端の間の途中部から断面積を拡大して形成する構造とした。
【選択図】図1
Description
この発明は、粘性流体を利用したピストン・シリンダ型の緩衝装置に関し、樹脂製のシリンダ内部の底部の断面積を拡大して形成する構造とすることで、ピストンのストロークエンドでの緩衝荷重を減少させ、ピストンがストロークエンドまで確実にスライドするようにしたものである。
従来、シリンダは、一端が開口し、他端が底壁により閉塞された円筒形に形成され、シリンダの内部には、3つの中空部が相互に連通して形成されているオイル式のショックアブソーバが知られている(特許文献1の段落番号「0030」及び図4〜6参照)。
上記した従来の3つの中空部のうち、第1中空部は、シリンダの一端側に設けられ、シリンダの内周面がストレート状に形成されている(特許文献1の段落番号「0031」及び図6参照)。第2中空部は、第1中空部と第3中空部との間に設けられ、シリンダの内径が制動力発揮方向に向かうに従って次第に小さくなるように、シリンダの内周面がテーパ状に形成されている。第3中空部は、シリンダの他端側に設けられ、シリンダの内周面がストレート状に形成されている。
上記した従来の3つの中空部のうち、第1中空部は、シリンダの一端側に設けられ、シリンダの内周面がストレート状に形成されている(特許文献1の段落番号「0031」及び図6参照)。第2中空部は、第1中空部と第3中空部との間に設けられ、シリンダの内径が制動力発揮方向に向かうに従って次第に小さくなるように、シリンダの内周面がテーパ状に形成されている。第3中空部は、シリンダの他端側に設けられ、シリンダの内周面がストレート状に形成されている。
また、従来、シリンダの内部に溝を形成したエアダンパーが知られている(特許文献2の段落番号「0033」、図2及び図9参照)。
しかし、上記した従来の前者のショックアブソーバ(特開2005-230468号公報)では、第2中空部がシリンダの内径が次第に小さくなり、又、第2中空部に隣接し、ストロークエンド側に位置する第3中空部がストレート状に形成されているので、ピストンのストロークエンドでの緩衝荷重が増加或いは一定であるという第1の問題点があった。
すなわち、上記した従来の前者のショックアブソーバを住宅用の引き戸や開き戸等の各種の扉に利用すると、ストロークエンドで扉が閉じ切らない現象が発生する場合があった。
すなわち、上記した従来の前者のショックアブソーバを住宅用の引き戸や開き戸等の各種の扉に利用すると、ストロークエンドで扉が閉じ切らない現象が発生する場合があった。
また、上記した従来の後者のエアダンパー(特開平08-105482号公報)は、例えばオイル等の粘性流体を利用したオイルダンパーに利用すると、構造が複雑化するおそれがあるという第2の問題点があった。
すなわち、上記した従来の後者のエアダンパーは、溝を形成するために、シリンダの一端側を開放し、当該開放一端にキャップで閉塞していた(特許文献2の段落番号「0026」、図3及び図4参照)。
すなわち、上記した従来の後者のエアダンパーは、溝を形成するために、シリンダの一端側を開放し、当該開放一端にキャップで閉塞していた(特許文献2の段落番号「0026」、図3及び図4参照)。
しかし、上記した従来の後者のエアダンパーを、オイルダンパーに利用する場合には、シリンダとキャップとの間のシール性が問題となり、構造が複雑化するおそれがある。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、樹脂製のシリンダ内部の底部の断面積を拡大して形成する構造とすることで、ピストンのストロークエンドでの緩衝荷重を減少させることができるようにしたものである。
例えば、請求項1に係る緩衝装置を、住宅用の引き戸や開き戸等の各種の扉に利用した場合には、ピストンのストロークエンドでの緩衝荷重を減少させることで、扉の引き残しを防止することができる。
例えば、請求項1に係る緩衝装置を、住宅用の引き戸や開き戸等の各種の扉に利用した場合には、ピストンのストロークエンドでの緩衝荷重を減少させることで、扉の引き残しを防止することができる。
また、扉の引き残しを防止するために、スプリングを利用した従来のオイルダンパーと比較すると、請求項1に係る緩衝装置によれば、部品点数を大幅に削減でき、低コスト化が図れる。また、ピストンにスプリング等を取り付ける必要が無いので、請求項1に係る緩衝装置によれば、ピストンロッドの形状を従来品より簡素化でき、製造コストを削減できる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2に記載の発明は、断面円形で均一にテーパー状に断面積を拡大することにより、ピストンのストロークエンドに向けて緩衝荷重を徐々に減少させることができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3に記載の発明は、溝部を設けて断面積を拡大することにより、ピストンのストロークエンドでの緩衝荷重を徐々に減少させることができるようにしたものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第1に、緩衝装置(10)は、例えば図2に示すように、次の構成を有する。
(1)シリンダ(20)
シリンダ(20)は、例えば図2に示すように、粘性流体(例えばオイル50)を封入したものである。
(2)ピストン(30)
ピストン(30)は、例えば図2に示すように、シリンダ(20)内を軸方向について2分割するものである。
(1)シリンダ(20)
シリンダ(20)は、例えば図2に示すように、粘性流体(例えばオイル50)を封入したものである。
(2)ピストン(30)
ピストン(30)は、例えば図2に示すように、シリンダ(20)内を軸方向について2分割するものである。
(3)ピストンロッド(40)
ピストンロッド(40)は、例えば図2に示すように、ピストン(30)に連結されたものである。
第2に、緩衝装置(10)は、ピストンロッド(40)とともにピストン(30)がシリンダ(20)内を軸方向に移動する際の粘性流体(例えばオイル50)によって制動力を発生させるものである。
ピストンロッド(40)は、例えば図2に示すように、ピストン(30)に連結されたものである。
第2に、緩衝装置(10)は、ピストンロッド(40)とともにピストン(30)がシリンダ(20)内を軸方向に移動する際の粘性流体(例えばオイル50)によって制動力を発生させるものである。
第3に、シリンダ(20)は、樹脂製である。
第4に、シリンダ内部(例えば中空部23)の一端は、例えば図6に示すように、ピストン(30)を挿入可能とする開口(例えば開口部21)である。
第5に、開口(例えば開口部21)側には、例えば図2に示すように、ピストンロッド(40)を軸方向に移動可能に支持し、粘性流体(例えばオイル50)を封入するシール部材(例えばオイルシール90)を設けたキャップ部材(例えばアンダーキャップ80)が設けられている。
第4に、シリンダ内部(例えば中空部23)の一端は、例えば図6に示すように、ピストン(30)を挿入可能とする開口(例えば開口部21)である。
第5に、開口(例えば開口部21)側には、例えば図2に示すように、ピストンロッド(40)を軸方向に移動可能に支持し、粘性流体(例えばオイル50)を封入するシール部材(例えばオイルシール90)を設けたキャップ部材(例えばアンダーキャップ80)が設けられている。
第6に、シリンダ内部(例えば中空部23)の他端底部は、例えば図1に示すように、シリンダ内部(例えば中空部23)の一端と他端の間の途中部から断面積を拡大して形成する構造とした。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、シリンダ内部(例えば中空部23)の一端と他端の間の途中部から他端へは、例えば図1に示すように、断面円形で均一にテーパー状に断面積を拡大する。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、シリンダ内部(例えば中空部230)の一端と他端の間の途中部から他端へは、例えば図24に示すように、溝部(240)を設けて断面積を拡大する。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、樹脂製のシリンダ内部の底部の断面積を拡大して形成する構造とすることで、ピストンのストロークエンドでの緩衝荷重を減少させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、樹脂製のシリンダ内部の底部の断面積を拡大して形成する構造とすることで、ピストンのストロークエンドでの緩衝荷重を減少させることができる。
例えば、請求項1に係る緩衝装置を、住宅用の引き戸や開き戸等の各種の扉に利用した場合には、ピストンのストロークエンドでの緩衝荷重を減少させることで、扉の引き残しを防止することができる。
また、扉の引き残しを防止するために、スプリングを利用した従来のオイルダンパーと比較すると、請求項1に係る緩衝装置によれば、部品点数を大幅に削減でき、低コスト化が図れる。また、ピストンにスプリング等を取り付ける必要が無いので、請求項1に係る緩衝装置によれば、ピストンロッドの形状を従来品より簡素化でき、製造コストを削減できる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
また、扉の引き残しを防止するために、スプリングを利用した従来のオイルダンパーと比較すると、請求項1に係る緩衝装置によれば、部品点数を大幅に削減でき、低コスト化が図れる。また、ピストンにスプリング等を取り付ける必要が無いので、請求項1に係る緩衝装置によれば、ピストンロッドの形状を従来品より簡素化でき、製造コストを削減できる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、断面円形で均一にテーパー状に断面積を拡大することにより、ピストンのストロークエンドに向けて緩衝荷重を徐々に減少させることができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、溝部を設けて断面積を拡大することにより、ピストンのストロークエンドでの緩衝荷重を徐々に減少させることができる。
(緩衝装置10)
図2中、10は、緩衝装置であって、当該緩衝装置10はオイル50等の粘性流体を利用したピストンシリンダ型のものである。
なお、粘性流体として、オイル50を例示したが、これに限定されない。また、緩衝装置10の内部に、ピストン30の往復動の一方のみ制動力が働く、いわゆるワンウェイ機構を内蔵しても良い。
図2中、10は、緩衝装置であって、当該緩衝装置10はオイル50等の粘性流体を利用したピストンシリンダ型のものである。
なお、粘性流体として、オイル50を例示したが、これに限定されない。また、緩衝装置10の内部に、ピストン30の往復動の一方のみ制動力が働く、いわゆるワンウェイ機構を内蔵しても良い。
緩衝装置10は、図示しないが、例えば住宅用の引き戸や開き戸等の各種の扉に使用し、扉が勢い良く閉じたり、開いたりするのを防止する。
なお、緩衝装置10の使用部位として、住宅用の引き戸や開き戸を例示したが、これに限定されず、住宅用の引き戸や開き戸以外の扉や窓枠、住宅以外の家具、家電製品、事務機等の扉や蓋、自動車、列車、飛行機、船等の乗り物の扉や窓、或いは乗り物内の小物入れ等の扉や蓋等に使用しても良い。
なお、緩衝装置10の使用部位として、住宅用の引き戸や開き戸を例示したが、これに限定されず、住宅用の引き戸や開き戸以外の扉や窓枠、住宅以外の家具、家電製品、事務機等の扉や蓋、自動車、列車、飛行機、船等の乗り物の扉や窓、或いは乗り物内の小物入れ等の扉や蓋等に使用しても良い。
具体的には、緩衝装置10には、図2に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
なお、次の(1)〜(9)については、後述する。
(1)シリンダ20
(2)ピストン30
(3)ピストンロッド40
(4)オイル50(粘性流体)
(5)アキュームレータ60
(6)インナーライナー70
(7)アンダーキャップ80(キャップ部材)
(8)オイルシール90(シール部材)
(9)ワイパー部材100
なお、緩衝装置10のパーツは、上記した(1)〜(9)に限定されない。
(シリンダ20)
シリンダ20は、図2及び図4〜8に示すように、一端部が開口し、他端部が閉じた円筒形に形成されている。シリンダ20は、適度な剛性を有する合成樹脂、例えばPOM(ポリアセタール)により一体的に形成されている。
なお、次の(1)〜(9)については、後述する。
(1)シリンダ20
(2)ピストン30
(3)ピストンロッド40
(4)オイル50(粘性流体)
(5)アキュームレータ60
(6)インナーライナー70
(7)アンダーキャップ80(キャップ部材)
(8)オイルシール90(シール部材)
(9)ワイパー部材100
なお、緩衝装置10のパーツは、上記した(1)〜(9)に限定されない。
(シリンダ20)
シリンダ20は、図2及び図4〜8に示すように、一端部が開口し、他端部が閉じた円筒形に形成されている。シリンダ20は、適度な剛性を有する合成樹脂、例えばPOM(ポリアセタール)により一体的に形成されている。
すなわち、シリンダ20の一端部には、図6に示すように、開口した開口部21を、他端部には底壁22をそれぞれ有する。
シリンダ20の内部には、図6及び図7に示すように、中空な中空部23を有する。中空部23内には、溝部24が設けられている。溝部24は、後述する第4区間23d〜第6区間23fに沿って位置し、直径方向に一対設けられている。溝部24は、シリンダ20の底壁22側(シリンダボトム側)の断面積を拡大するためのものである。なお、溝部24を、第4区間23d〜第6区間23fに沿って設けたが、これに限定されず、後述する第5区間23eと第6区間23fとの間、或いは第6区間23fにのみ設けても良い。また、溝部24を、直径方向に一対設けたが、これに限定されず、単数、或いは3個以上設けても良い。
シリンダ20の内部には、図6及び図7に示すように、中空な中空部23を有する。中空部23内には、溝部24が設けられている。溝部24は、後述する第4区間23d〜第6区間23fに沿って位置し、直径方向に一対設けられている。溝部24は、シリンダ20の底壁22側(シリンダボトム側)の断面積を拡大するためのものである。なお、溝部24を、第4区間23d〜第6区間23fに沿って設けたが、これに限定されず、後述する第5区間23eと第6区間23fとの間、或いは第6区間23fにのみ設けても良い。また、溝部24を、直径方向に一対設けたが、これに限定されず、単数、或いは3個以上設けても良い。
具体的には、中空部23は、図6に示すように、相互に連通した複数個、例えば6個の次の区間23a〜23fに区画されている。6個の区間23a〜23fは、図示しないが、成形金型の無理抜き(アンダーカット)により形成している。
なお、次の(1)〜(6)については、後述する。
(1)第1区間23a
(2)第2区間23b
(3)第3区間23c
(4)第4区間23d
(5)第5区間23e
(6)第6区間23f
なお、中空部23内の区間の個数として、6個を例示したが、これに限定されず、2〜5個、或いは7個以上の区間に区画しても良いし、上記した(1)〜(6)にも限定されない。
(第1区間23a)
第1区間23aは、図6に示すように、開口部21から底壁22側に向かって延び、後述するアキュームレータ60がはまり込むものである。第1区間23aは、内径がアキュームレータ60の外径にほぼ等しく設定され、内径が一定したストレート状に形成されている。
(第2区間23b)
第2区間23bは、図6に示すように、第1区間23aに連続し、底壁22側に向かって延び、後述するピストン30のスライドが可能である。第2区間23bは、第1区間23aより一段、細くなり、その内径がピストン30の外周より大きく設定され、内径が一定したストレート状に形成されている。
(第3区間23c)
第3区間23cは、図6に示すように、第2区間23bに連続し、底壁22側に向かって延び、後述するピストン30のスライドが可能である。第3区間23cは、その内径が底壁22側に向かって徐々に細くなるように設定されている。
なお、次の(1)〜(6)については、後述する。
(1)第1区間23a
(2)第2区間23b
(3)第3区間23c
(4)第4区間23d
(5)第5区間23e
(6)第6区間23f
なお、中空部23内の区間の個数として、6個を例示したが、これに限定されず、2〜5個、或いは7個以上の区間に区画しても良いし、上記した(1)〜(6)にも限定されない。
(第1区間23a)
第1区間23aは、図6に示すように、開口部21から底壁22側に向かって延び、後述するアキュームレータ60がはまり込むものである。第1区間23aは、内径がアキュームレータ60の外径にほぼ等しく設定され、内径が一定したストレート状に形成されている。
(第2区間23b)
第2区間23bは、図6に示すように、第1区間23aに連続し、底壁22側に向かって延び、後述するピストン30のスライドが可能である。第2区間23bは、第1区間23aより一段、細くなり、その内径がピストン30の外周より大きく設定され、内径が一定したストレート状に形成されている。
(第3区間23c)
第3区間23cは、図6に示すように、第2区間23bに連続し、底壁22側に向かって延び、後述するピストン30のスライドが可能である。第3区間23cは、その内径が底壁22側に向かって徐々に細くなるように設定されている。
すなわち、第3区間23cは、第2区間23bと隣接する境界部分の内径が最も大きく、最大内径が後述するピストン30の外径より大きく設定されている。また、第3区間23cは、後述する第4区間23dと隣接する境界部分の内径が最も小さく設定され、最少内径がピストン30の外径にほぼ等しく設定されている。
第3区間23cは、断面円形で均一にテーパー状に断面積を縮小するように形成されている。
(第4区間23d)
第4区間23dは、図6に示すように、第3区間23cに連続し、底壁22側に向かって延び、後述するピストン30のスライドが可能である。第4区間23dは、内径が第3区間23cの最少内径に等しく、すなわち後述するピストン30の外径にほぼ等しく設定され、内径が一定したストレート状に形成されている。
(第5区間23e)
第5区間23eは、図6に示すように、第4区間23dに連続し、底壁22側に向かって延び、後述するピストン30のスライドが可能である。第5区間23eは、図1に示すように、その内径が底壁22側に向かって徐々に太くなるように設定されている。
第3区間23cは、断面円形で均一にテーパー状に断面積を縮小するように形成されている。
(第4区間23d)
第4区間23dは、図6に示すように、第3区間23cに連続し、底壁22側に向かって延び、後述するピストン30のスライドが可能である。第4区間23dは、内径が第3区間23cの最少内径に等しく、すなわち後述するピストン30の外径にほぼ等しく設定され、内径が一定したストレート状に形成されている。
(第5区間23e)
第5区間23eは、図6に示すように、第4区間23dに連続し、底壁22側に向かって延び、後述するピストン30のスライドが可能である。第5区間23eは、図1に示すように、その内径が底壁22側に向かって徐々に太くなるように設定されている。
すなわち、第5区間23eは、第4区間23dと隣接する境界部分の内径が最も小さく、最少内径が後述するピストン30の外径にほぼ等しく設定されている。また、第5区間23eは、後述する第6区間23fと隣接する境界部分の内径が最も大きく設定され、最大内径がピストン30の外径より大きく設定されている。
なお、第5区間23eの最大内径と、前述した第3区間23cの最大内径とを比較すると、第5区間23eの最大内径は、第3区間23cの最大内径より小さく設定されている。また、第5区間23eの全長と、第3区間23cの全長とを比較すると、第5区間23eの全長は、第3区間23cの全長より短く設定され、逆に第5区間23eの勾配率は、第3区間23cの勾配率より急勾配に設定されている。
なお、第5区間23eの最大内径と、前述した第3区間23cの最大内径とを比較すると、第5区間23eの最大内径は、第3区間23cの最大内径より小さく設定されている。また、第5区間23eの全長と、第3区間23cの全長とを比較すると、第5区間23eの全長は、第3区間23cの全長より短く設定され、逆に第5区間23eの勾配率は、第3区間23cの勾配率より急勾配に設定されている。
第5区間23eは、断面円形で均一にテーパー状に断面積を拡大するように形成されている。なお、第5区間23eのテーパーの向きと、第3区間23cのテーパーの向きとを比較すると、互いに逆の向きに設定されている。
(第6区間23f)
第6区間23fは、図1及び図6に示すように、第5区間23eに連続し、底壁22に臨み、後述するピストン30のストロークエンドに位置する。
(第6区間23f)
第6区間23fは、図1及び図6に示すように、第5区間23eに連続し、底壁22に臨み、後述するピストン30のストロークエンドに位置する。
第6区間23fは、第5区間23eの最大内径に等しく、すなわち後述するピストン30の外径より大きく設定され、内径が一定したストレート状に形成されている。
(ピストン30)
ピストン30は、図2及び図9〜13に示すように、シリンダ20内に往復動可能に収納され、図9及び図10に示すように、オイル50が通過可能な微小のオリフィス31が設けられている。ピストン30は、シリンダ20と同様に、適度な剛性を有する合成樹脂、例えばPOMにより一体的に形成されている。
(ピストンロッド40)
ピストンロッド40は、図2に示すように、一端部がピストン30に連結され、他端部がシリンダ20の開口部21から外側に延びている。
(ピストン30)
ピストン30は、図2及び図9〜13に示すように、シリンダ20内に往復動可能に収納され、図9及び図10に示すように、オイル50が通過可能な微小のオリフィス31が設けられている。ピストン30は、シリンダ20と同様に、適度な剛性を有する合成樹脂、例えばPOMにより一体的に形成されている。
(ピストンロッド40)
ピストンロッド40は、図2に示すように、一端部がピストン30に連結され、他端部がシリンダ20の開口部21から外側に延びている。
ピストンロッド40は、金属製であるが、シリンダ20やピストン30と同様に、合成樹脂としても良い。
(オイル50)
オイル50は、図2に示すように、シリンダ20の中空部23内に封入されている。
なお、オイル50は、粘性流体の一例であり、粘性流体はオイル50に限定されない。
(アキュームレータ60)
アキュムレータ90は、オイル50の封入圧を調整するためのものであり、図2に示すように、シリンダ20の中空部23にはめ込まれ、第1区間23aに位置する。アキュムレータ90は、図2及び図14〜16に示すように、シリンダ20より一回り小さい円筒形に形成されている。アキュムレータ90は、適度な弾性を有する軟質樹脂、例えばEPDM等の合成ゴムにより一体的に形成されている。
(インナーライナー70)
インナーライナー70は、図2に示すように、ピストンロッド40をスライド可能に支持するものであり、アキュムレータ90内の中空内部にはめ込まれる。インナーライナー70は、図2及び図18〜20に示すように、アキュムレータ90より更に小さい円筒形に形成されて、その内径をピストンロッド40の外径にほぼ等しく設定されている。インナーライナー70は、シリンダ20やピストン30と同様に、適度な剛性を有する合成樹脂、例えばPOMにより一体的に形成されている。
(アンダーキャップ80)
アンダーキャップ80は、図2に示すように、アキュームレータ60の底壁22側に向かった一端部にはめ込まれるものであり、インナーライナー70及び後述するオイルシール90をアキュームレータ60に対して固定するものである。アンダーキャップ80は、図2及び図21〜23に示すように、比較的全長が短い、概略円筒形に形成されている。アンダーキャップ80は、シリンダ20、ピストン30、インナーライナー70と同様に、適度な剛性を有する合成樹脂、例えばPOMにより一体的に形成されている。
(オイル50)
オイル50は、図2に示すように、シリンダ20の中空部23内に封入されている。
なお、オイル50は、粘性流体の一例であり、粘性流体はオイル50に限定されない。
(アキュームレータ60)
アキュムレータ90は、オイル50の封入圧を調整するためのものであり、図2に示すように、シリンダ20の中空部23にはめ込まれ、第1区間23aに位置する。アキュムレータ90は、図2及び図14〜16に示すように、シリンダ20より一回り小さい円筒形に形成されている。アキュムレータ90は、適度な弾性を有する軟質樹脂、例えばEPDM等の合成ゴムにより一体的に形成されている。
(インナーライナー70)
インナーライナー70は、図2に示すように、ピストンロッド40をスライド可能に支持するものであり、アキュムレータ90内の中空内部にはめ込まれる。インナーライナー70は、図2及び図18〜20に示すように、アキュムレータ90より更に小さい円筒形に形成されて、その内径をピストンロッド40の外径にほぼ等しく設定されている。インナーライナー70は、シリンダ20やピストン30と同様に、適度な剛性を有する合成樹脂、例えばPOMにより一体的に形成されている。
(アンダーキャップ80)
アンダーキャップ80は、図2に示すように、アキュームレータ60の底壁22側に向かった一端部にはめ込まれるものであり、インナーライナー70及び後述するオイルシール90をアキュームレータ60に対して固定するものである。アンダーキャップ80は、図2及び図21〜23に示すように、比較的全長が短い、概略円筒形に形成されている。アンダーキャップ80は、シリンダ20、ピストン30、インナーライナー70と同様に、適度な剛性を有する合成樹脂、例えばPOMにより一体的に形成されている。
なお、アンダーキャップ80は、キャップ部材の一例であり、キャップ部材はアンダーキャップ80に限定されない。
(オイルシール90)
オイルシール90は、図2に示すように、アンダーキャップ80の筒内部に位置し、オイル50をシールするためのものである。オイルシール90は、比較的全長が短い、概略円筒形に形成され、耐油性に優れた軟質樹脂、例えばNBR(ニトリルゴム)により一体的に形成されている。
(オイルシール90)
オイルシール90は、図2に示すように、アンダーキャップ80の筒内部に位置し、オイル50をシールするためのものである。オイルシール90は、比較的全長が短い、概略円筒形に形成され、耐油性に優れた軟質樹脂、例えばNBR(ニトリルゴム)により一体的に形成されている。
なお、オイルシール90は、シール部材の一例であり、シール部材はオイルシール90に限定されない。
(ワイパー部材100)
ワイパー部材100は、図2に示すように、シリンダ20の開口部21に位置し、ピストンロッド40の外周に付着した内部のオイル50や、外部の塵や埃等を拭き取ったり、吸収するためのものである。
(動作の説明)
上記した構成を有する緩衝装置10の動作について説明する。
(ワイパー部材100)
ワイパー部材100は、図2に示すように、シリンダ20の開口部21に位置し、ピストンロッド40の外周に付着した内部のオイル50や、外部の塵や埃等を拭き取ったり、吸収するためのものである。
(動作の説明)
上記した構成を有する緩衝装置10の動作について説明する。
まず、図2に示すように、短縮したピストンロッド40を引き出すと、シリンダ20の中空部23内に封入されたオイル50が、開口部21側(シリンダトップ側)からピストン30の微小のオリフィス31を通って底壁22側(シリンダボトム側)に移動し、この際に減衰力が働く。
このとき、ピストン30は、図6に示すように、シリンダ20の中空部23内の第6区間23f、第5区間23e、第4区間23d、第3区間23c、第2区間23bの順に摺動する。
このとき、ピストン30は、図6に示すように、シリンダ20の中空部23内の第6区間23f、第5区間23e、第4区間23d、第3区間23c、第2区間23bの順に摺動する。
第3区間23cの通過時、ピストン30の進行方向の後方から見ると、第3区間23cは、テーパー状に断面積を拡大するように形成されている。
このため、ピストン30の緩衝荷重が徐々に減少し、ピストンロッド40を比較的軽い力で引き出すことが可能となる。
その後、ピストン30は、図6に示すように、第3区間23cを通過して第2区間23bに至る。第2区間23bは内径が一定したストレート状に形成されているため、ピストン30の緩衝荷重は一定となる。
このため、ピストン30の緩衝荷重が徐々に減少し、ピストンロッド40を比較的軽い力で引き出すことが可能となる。
その後、ピストン30は、図6に示すように、第3区間23cを通過して第2区間23bに至る。第2区間23bは内径が一定したストレート状に形成されているため、ピストン30の緩衝荷重は一定となる。
これに対し、図示しないが、伸長したピストンロッド40を押し込むと、シリンダ20の中空部23内に封入されたオイル50が、底壁22側(シリンダボトム側)からからピストン30の微小のオリフィス31を通って開口部21側(シリンダトップ側)に移動し、この際に減衰力が働く。
このとき、ピストン30は、図6に示すように、第2区間23b、第3区間23c、第4区間23d、第5区間23e、第6区間23fの順に摺動する。
このとき、ピストン30は、図6に示すように、第2区間23b、第3区間23c、第4区間23d、第5区間23e、第6区間23fの順に摺動する。
第3区間23cの通過時、ピストン30の進行方向の後方から見ると、第3区間23cは、テーパー状に断面積を縮小するように形成されている。
このため、ピストン30の緩衝荷重が徐々に増加する。
つぎに、ピストン30は、図6に示すように、第3区間23cを通過して第4区間23dに進行する。第4区間23dは内径が一定したストレート状に形成されているため、ピストン30の緩衝荷重は一定となる。
このため、ピストン30の緩衝荷重が徐々に増加する。
つぎに、ピストン30は、図6に示すように、第3区間23cを通過して第4区間23dに進行する。第4区間23dは内径が一定したストレート状に形成されているため、ピストン30の緩衝荷重は一定となる。
つづいて、ピストン30は、図6に示すように、第4区間23dを通過して第5区間23eに進行する。第5区間23eは、ピストン30の進行方向の後方から見ると、テーパー状に断面積を拡大するように形成されている。
このため、ピストン30の緩衝荷重が徐々に減少し、ピストンロッド40を比較的軽い力で押し込むことが可能となる。
このため、ピストン30の緩衝荷重が徐々に減少し、ピストンロッド40を比較的軽い力で押し込むことが可能となる。
その後、ピストン30は、図6に示すように、第5区間23eを通過して第6区間23fに至る。第6区間23fは内径が一定したストレート状に形成されているため、ピストン30の緩衝荷重は一定となる。
一方、短縮したピストンロッド40を再度、引き出すと、ピストン30は、シリンダ20の中空部23内の第6区間23f、第5区間23e、第4区間23d、第3区間23c、第2区間23bの順に摺動する。
一方、短縮したピストンロッド40を再度、引き出すと、ピストン30は、シリンダ20の中空部23内の第6区間23f、第5区間23e、第4区間23d、第3区間23c、第2区間23bの順に摺動する。
第5区間23eの通過時、ピストン30の進行方向の後方から見ると、第5区間23eは、テーパー状に断面積を縮小するように形成されている。
このため、ピストン30の緩衝荷重が徐々に増加する。
つぎに、ピストン30は、図6に示すように、第5区間23eを通過して第4区間23dに進行する。第4区間23dは内径が一定したストレート状に形成されているため、ピストン30の緩衝荷重は一定となる。
(図24及び図25に示す第2の実施の形態)
つぎに、図24及び図25を用いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。
このため、ピストン30の緩衝荷重が徐々に増加する。
つぎに、ピストン30は、図6に示すように、第5区間23eを通過して第4区間23dに進行する。第4区間23dは内径が一定したストレート状に形成されているため、ピストン30の緩衝荷重は一定となる。
(図24及び図25に示す第2の実施の形態)
つぎに、図24及び図25を用いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態の特徴は、シリンダ200の中空部230の底部(底壁212側)に溝部240を設け、底部(底壁212側)の断面積を拡大するようにした点である。
具体的には、シリンダ200を、大別すると、外側ハウジング210と、内側ハウジング220とから構成する。
外側ハウジング210は、一端部に開口した開口部211を有し、他端部に底壁212を有し、適度な剛性を有する合成樹脂、例えばPOM(ポリアセタール)により一体的に形成されている。
具体的には、シリンダ200を、大別すると、外側ハウジング210と、内側ハウジング220とから構成する。
外側ハウジング210は、一端部に開口した開口部211を有し、他端部に底壁212を有し、適度な剛性を有する合成樹脂、例えばPOM(ポリアセタール)により一体的に形成されている。
内側ハウジング220は、外側ハウジング210の開口部211の内径より大径のフランジ部221と、フランジ部221から円筒形に延びた内筒部222を有し、外側ハウジング210と同様に、適度な剛性を有する合成樹脂、例えばPOM(ポリアセタール)により一体的に形成されている。
フランジ部221には、図示しないが、ピストンロッドが通る貫通孔223を設けている。
フランジ部221には、図示しないが、ピストンロッドが通る貫通孔223を設けている。
内筒部222は、その外径を外側ハウジング210の内径にほぼ等しく設定し、その全長を外側ハウジング210の筒内部の全長より短く設定している。
外側ハウジング210の開口部211に、内側ハウジング220の内筒部222をはめ込み、両者を固定すると、内部に図示しないがオイルを充填可能な中空部230が形成される。
なお、外側ハウジング210と内側ハウジング220とを別成形したが、これに限定されず、外側ハウジング210と内側ハウジング220との材質を異ならせ、二色成形等の多重成形を行っても良い。
外側ハウジング210の開口部211に、内側ハウジング220の内筒部222をはめ込み、両者を固定すると、内部に図示しないがオイルを充填可能な中空部230が形成される。
なお、外側ハウジング210と内側ハウジング220とを別成形したが、これに限定されず、外側ハウジング210と内側ハウジング220との材質を異ならせ、二色成形等の多重成形を行っても良い。
また、内筒部222の全長を、中空部230の全長より短く設定していることから、中空部230の底部(底壁212側)に溝部240が形成される。
このため、溝部240により、シリンダ200の中空部230の底部(底壁212側)の断面積が拡大される。
このため、溝部240により、シリンダ200の中空部230の底部(底壁212側)の断面積が拡大される。
(第1の実施の形態)
10 緩衝装置
20 シリンダ
21 開口部 22 底壁
23 中空部(シリンダ内部) 24 溝部
23a 第1区間 23b 第2区間
23c 第3区間 23d 第4区間
23e 第5区間 23f 第6区間
30 ピストン 31 オリフィス
40 ピストンロッド 50 オイル(粘性流体)
60 アキュームレータ 70 インナーライナー
80 アンダーキャップ(キャップ部材)
90 オイルシール(シール部材)
100 ワイパー部材
(第2の実施の形態)
200 シリンダ
210 外側ハウジング
211 開口部 212 底壁
220 内側ハウジング
221 フランジ部 222 内筒部
223 貫通孔
230 中空部(シリンダ内部) 240 溝部
10 緩衝装置
20 シリンダ
21 開口部 22 底壁
23 中空部(シリンダ内部) 24 溝部
23a 第1区間 23b 第2区間
23c 第3区間 23d 第4区間
23e 第5区間 23f 第6区間
30 ピストン 31 オリフィス
40 ピストンロッド 50 オイル(粘性流体)
60 アキュームレータ 70 インナーライナー
80 アンダーキャップ(キャップ部材)
90 オイルシール(シール部材)
100 ワイパー部材
(第2の実施の形態)
200 シリンダ
210 外側ハウジング
211 開口部 212 底壁
220 内側ハウジング
221 フランジ部 222 内筒部
223 貫通孔
230 中空部(シリンダ内部) 240 溝部
Claims (3)
- 粘性流体を封入したシリンダと、
該シリンダ内を軸方向について2分割するピストンと、
前記ピストンに連結されたピストンロッドとを有し、
前記ピストンロッドとともに前記ピストンが前記シリンダ内を軸方向に移動する際の前記粘性流体によって制動力を発生させる緩衝装置であって、
前記シリンダは、樹脂製であり、
シリンダ内部の一端は、
前記ピストンを挿入可能とする開口であって、
前記開口側には、
前記ピストンロッドを軸方向に移動可能に支持し、
前記粘性流体を封入するシール部材を設けたキャップ部材が設けられ、
前記シリンダ内部の他端底部は、
前記シリンダ内部の一端と他端の間の途中部から断面積を拡大して形成する構造としたことを特徴とする、緩衝装置。 - 前記シリンダ内部の一端と他端の間の途中部から他端へは、
断面円形で均一にテーパー状に断面積を拡大することを特徴とした、請求項1に記載の緩衝装置。 - 前記シリンダ内部の一端と他端の間の途中部から他端へは、
溝部を設けて断面積を拡大することを特徴とした、請求項1に記載の緩衝装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010119870A JP2011247325A (ja) | 2010-05-25 | 2010-05-25 | 緩衝装置 |
CN2011101453306A CN102287473A (zh) | 2010-05-25 | 2011-05-24 | 缓冲装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010119870A JP2011247325A (ja) | 2010-05-25 | 2010-05-25 | 緩衝装置 |
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---|---|---|---|
JP2010119870A Pending JP2011247325A (ja) | 2010-05-25 | 2010-05-25 | 緩衝装置 |
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CN (1) | CN102287473A (ja) |
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JPH0544764A (ja) * | 1991-04-09 | 1993-02-23 | Fuji Seiki Co Ltd | シヨツクアブソ−バ |
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JP2001304321A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-10-31 | Kayaba Ind Co Ltd | 油圧緩衝器 |
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CN101429984B (zh) * | 2008-12-01 | 2012-11-21 | 江阴强顺科技有限公司 | 密封性优良的液压阻尼器 |
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2010
- 2010-05-25 JP JP2010119870A patent/JP2011247325A/ja active Pending
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2011
- 2011-05-24 CN CN2011101453306A patent/CN102287473A/zh active Pending
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