JP4989370B2 - ノズルおよびそれを備える基板処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、処理液を吐出するノズルおよびそれを備える基板処理装置に関する。
従来より、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板等の基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が用いられている。
例えば、基板の洗浄処理では、水平方向のノズルアームの先端に支持された処理液供給ノズルから回転する基板上に処理液として洗浄液およびリンス液が順に供給される。
洗浄液としては、バッファードフッ酸(BHF)、希フッ酸(DHF)、フッ酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、シュウ酸およびアンモニア水等の薬液が用いられる。
処理液として薬液を使用する基板処理装置では、金属製の部材を用いると、金属の腐食および金属イオンの溶出による金属汚染が生じるため、処理液供給ノズル、ノズルアームおよび配管等の材料として金属を用いることができない。そこで、処理液供給ノズル、ノズルアームおよび配管等が耐薬品性に優れたフッ素樹脂等の樹脂材料により形成される。
例えば、特許文献1の基板処理装置においては、薬液が流れる薬液混合部の下流側と処理液供給ノズルの上流側とを接続する配管が、耐薬品性に優れたフッ素樹脂からなるチューブにより形成されている。
特開2002−170803号公報
しかしながら、フッ素樹脂等の樹脂材料は絶縁性材料であるため、処理液が処理液供給ノズル内を流動すると、処理液と処理液供給ノズルの内表面との間の摩擦により静電気が発生し、処理液が帯電する。
帯電量(帯電電位の絶対値)が大きい処理液が、処理対象となる基板に供給されると、その瞬間に処理液から基板への放電によるスパークが発生して基板上に形成された回路および素子に損傷を与える場合がある。
また、ノズルアームは、基板の外方の位置から基板の中央部上方まで水平に延びているため、処理液供給ノズルを安定に支持するためには強度が必要である。上記のように、ノズルアームを樹脂により形成する場合には、強度を確保するためにノズルアームの肉厚を大きくする必要がある。
それにより、ノズルアームの外径が大きくなるとともに重量が大きくなる。そのため、ノズルアームの駆動系の負荷が大きくなる。また、ノズルアームの表面積が大きくなるので、飛散した処理液の付着量も多くなる。
ノズルアームに付着した処理液が基板上に落下すると、処理不良の原因となる。また、ノズルアームに付着した処理液が乾燥すると、パーティクルとなって基板に付着することもある。
さらに、樹脂により形成されたノズルアームは、可撓性を有するので、処理液が反応により振動すると、ノズルアームおよび処理液供給ノズルも振動する。また、処理液供給ノズルからの処理液の吐出開始時の勢いで処理液供給ノズルが振動しやすい。それにより、処理液が基板上の不規則な位置に不規則な勢いで供給されるので、基板の処理不良が生じるおそれがある。
本発明の目的は、帯電した処理液から基板への放電が抑制されるとともに、小型かつ軽量で十分な強度が確保されたノズルおよびそれを備える基板処理装置を提供することである。
(1)第1の発明に係るノズルは、所定の支持部材に支持され、基板に処理液を供給するためのノズルであって、処理液が内部を流通し、処理液を吐出する吐出口を端部に有しており、所定の樹脂材料からなる第1の樹脂管と、第1の樹脂管の外周を覆うように設けられ、所定の金属材料からなる金属管とを備え、第1の樹脂管の端部は、金属管の端部から突出しているものである。
このノズルにおいては、処理液が流通する第1の樹脂管の外周を覆うように金属管が設けられており、第1の樹脂管の吐出口から基板に処理液が吐出される。
金属管は導電性を有し、第1の樹脂管の外周を覆っている。これにより、処理液が帯電している場合でも、帯電した処理液が第1の樹脂管のうちの、金属管に覆われている部分に導入されることにより、処理液の帯電量が低減される。その結果、処理液と基板との電位差が減少し、処理液から基板への放電が抑制され、基板上に形成された回路または素子等の種々のパターンに損傷を与えることが防止される。
また、金属管の内周面と処理液とは、第1の樹脂管により隔離されているので、金属管に処理液が接触しない。これにより、処理液による金属管の腐食および処理液への金属イオンの溶出が防止される。
この金属管は高い剛性を有するので、金属管の肉厚を大きくしなくても、ノズルが支持部材により確実に支持される。その結果、小型かつ軽量で十分な強度が確保されたノズルを得ることができる。
さらに、金属管は高い剛性を有するので、第1の樹脂管の内部を通る処理液が反応により振動しても、第1の樹脂管の端部にある吐出口が大きく振動することはない。また、吐出開始時の処理液の勢いにより、吐出口が大きく振動することもない。その結果、処理液が吐出口から基板へ良好に供給され、基板の処理不良が防止される。
第1の樹脂管の端部は、金属管の端部から突出している。この場合、金属管の内周面全体を第1の樹脂管により確実に被覆することができる。また、第1の樹脂管の端部に設けられる吐出口が、金属管の端部から突出する。それにより、吐出口から吐出された処理液が、金属管の端部に接触することなく基板へ良好に供給される。
(2)第1の樹脂管の所定の樹脂材料は、フッ素樹脂を含んでいてもよい。
この場合、金属管の内周面と処理液とは、耐薬品性に優れたフッ素樹脂からなる第1の樹脂管により隔離されている。これにより、金属管と処理液との接触がより確実に防止される。その結果、処理液による金属管の腐食および処理液への金属イオンの溶出がより確実に防止される。
(3)ノズルは、金属管の外周面を覆うように設けられ、所定の樹脂材料からなる第2の樹脂管をさらに備えていてもよい。
この場合、金属管の外周面が第2の樹脂管によりノズルの周囲の雰囲気から隔離されているので、ノズルの周囲に飛散している処理液の飛沫や雰囲気が金属管に接触しない。これにより、処理液の飛沫や雰囲気による金属管の腐食が防止される。
(4)第2の樹脂管の所定の樹脂材料は、導電性樹脂を含んでいてもよい。
この場合、第2の樹脂管および金属管がともに導電性を有し、第1の樹脂管の外周を覆っている。これにより、処理液が帯電している場合でも、帯電した処理液が第1の樹脂管のうちの、金属管に覆われている部分に導入されることにより、処理液の帯電量が十分に低減される。その結果、処理液と基板との電位差が減少し、処理液から基板への放電が確実に抑制され、基板上に形成された回路または素子等の種々のパターンに損傷を与えることが確実に防止される。
(5)金属管は、接地されてもよい。この場合、金属管と基板との電位差がほぼなくなる。すなわち、金属管および基板の帯電電位がともにほぼ0となる。これにより、帯電した処理液が第1の樹脂管のうちの、金属管に覆われている部分に導入されることにより、処理液の帯電量がより十分に低減される。その結果、処理液から基板への放電がより確実に抑制され、処理液が基板上に形成された回路または素子等の種々のパターンに損傷を与えることが確実かつ十分に防止される。
(6)ノズルは、金属管の表面を被覆する樹脂膜をさらに備えてもよい。
この場合、金属管の表面が樹脂膜により被覆されるので、金属管に処理液が接触することが確実に防止される。これにより、処理液による金属管の腐食および処理液への金属イオンの溶出が確実に防止される。
(7)樹脂膜は、フッ素樹脂であってもよい。この場合、金属管の表面が、耐薬品性に優れたフッ素樹脂からなる樹脂膜により被覆されているので、金属管と処理液との接触がより確実に防止される。これにより、処理液による金属管の腐食および処理液への金属イオンの溶出がより確実に防止される。
(8)金属管は、ステンレス鋼からなってもよい。ステンレス鋼は耐食性に優れ、かつ高い強度を有する。これにより、金属管が腐食されることが十分に防止されるとともに、強度を保ちつつ金属管の厚みを十分に薄くすることができる。
)ノズルは、金属管の端部を封止する樹脂製の封止部材をさらに備えてもよい。この場合、金属管の端部が樹脂製の封止部材により封止されているので、金属管の端部に処理液が接触しない。これにより、処理液による金属管の端部の腐食および処理液への金属イオンの溶出が防止される。
10)第2の発明に係る基板処理装置は、基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、基板を保持する基板保持手段と、基板保持手段により保持された基板に処理液を供給するための第1の発明に係るノズルと、を備えるものである。
この基板処理装置においては、基板保持手段により基板が保持され、基板保持手段により保持された基板に第1の発明に係るノズルから処理液が供給される。これにより、帯電した処理液から基板への放電が抑制されるとともに、処理液の供給を良好に行うことができ、基板の処理不良を確実に防止する基板処理装置を提供できる。
本発明によれば、帯電した処理液から基板への放電が抑制されるとともに、小型かつ軽量で十分な強度が確保されたノズルおよびそれを備える基板処理装置を得ることができる。
以下、本発明の一実施の形態に係るノズルおよびそれを備える基板処理装置について図面を参照しつつ説明する。
以下の説明において、基板とは、半導体ウェハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等をいう。
また、処理液には薬液およびリンス液が含まれる。薬液とは、例えばバッファードフッ酸(BHF)、希フッ酸(DHF)、フッ酸(フッ化水素水:HF)、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、シュウ酸もしくはアンモニア水等の水溶液、またはそれらの混合溶液をいう。なお、混合溶液としては、例えば高温に加熱された硫酸(HSO)と過酸化水素水(H)との混合液(以下、SPMと略記する)、または塩酸(HCl)と過酸化水素水との混合液(以下、SC2と略記する)がある。
リンス液とは、例えば純水、炭酸水、オゾン水、磁気水、還元水(水素水)もしくはイオン水、またはIPA(イソプロピルアルコール)等の有機溶剤をいう。
(1) 基板処理装置の構成
図1は本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。図1に示すように、基板処理装置100は、処理領域A,Bを有し、処理領域A,B間に搬送領域Cを有する。
処理領域Aには、制御部4、流体ボックス部2a,2b、洗浄処理部5a,5bが配置されている。
図1の流体ボックス部2a,2bは、それぞれ洗浄処理部5a,5bへの薬液およびリンス液の供給および洗浄処理部5a,5bからの廃棄(排液)等に関する配管、継ぎ手、バルブ、流量計、レギュレータ、ポンプ、温度調節器、処理液貯留タンク等の流体関連機器を収納する。
洗浄処理部5a,5bには、本発明の一実施の形態に係るノズル装置が設けられている。洗浄処理部5a,5bでは、薬液による基板Wの洗浄処理(以下、薬液処理と呼ぶ)およびリンス液による基板Wの洗浄処理(以下、リンス処理と呼ぶ)が行われる。本実施の形態において、例えば洗浄処理部5a,5bで用いられる薬液はSPM、SC2またはフッ酸であり、リンス液は純水である。ノズル装置の詳細は後述する。
処理領域Bには、流体ボックス部2c,2dおよび洗浄処理部5c,5dが配置されている。流体ボックス部2c,2dおよび洗浄処理部5c,5dの各々は、上記流体ボックス部2a,2bおよび洗浄処理部5a,5bと同様の構成を有し、洗浄処理部5c,5dは洗浄処理部5a,5bと同様の処理を行う。
以下、洗浄処理部5a,5b,5c,5dを処理ユニットと総称する。搬送領域Cには、基板搬送ロボットCRが設けられている。
処理領域A,Bの一端部側には、基板Wの搬入および搬出を行うインデクサIDが配置されており、インデクサロボットIRはインデクサIDの内部に設けられている。インデクサIDには、基板Wを収納するキャリア1が載置される。
インデクサIDのインデクサロボットIRは、矢印Uの方向に移動し、キャリア1から基板Wを取り出して基板搬送ロボットCRに渡し、逆に、一連の処理が施された基板Wを基板搬送ロボットCRから受け取ってキャリア1に戻す。
基板搬送ロボットCRは、インデクサロボットIRから渡された基板Wを指定された処理ユニットに搬送し、または、処理ユニットから受け取った基板Wを他の処理ユニットまたはインデクサロボットIRに搬送する。
本実施の形態においては、洗浄処理部5a〜5dのいずれかにおいて基板Wに薬液処理およびリンス処理が行われた後に、基板搬送ロボットCRにより基板Wが洗浄処理部5a〜5dから搬出され、インデクサロボットIRを介してキャリア1に搬入される。
制御部4は、CPU(中央演算処理装置)を含むコンピュータ等からなり、処理領域A,Bの各処理ユニットの動作、搬送領域Cの基板搬送ロボットCRの動作およびインデクサIDのインデクサロボットIRの動作を制御する。
(2) 洗浄処理部およびノズル装置の構成
図2は、本発明の一実施の形態に係る基板処理装置100の洗浄処理部5a〜5dおよび流体ボックス部2a〜2dの構成を説明するための図である。図3は、図2の洗浄処理部5a〜5dに設けられるノズル装置の外観斜視図である。
図2の洗浄処理部5a〜5dは、基板Wの表面に付着した有機物等の不純物を薬液処理により除去した後、リンス処理を行う。
図2に示すように、洗浄処理部5a〜5dは、基板Wを水平に保持するとともに基板Wの中心を通る鉛直な回転軸の周りで基板Wを回転させるためのスピンチャック21を備える。スピンチャック21は、チャック回転駆動機構36によって回転される回転軸25の上端部に固定されている。
基板Wは、薬液処理およびリンス処理を行う場合に、スピンチャック21により水平に保持された状態で回転される。なお、図2に示すように、本実施の形態では、吸着式のスピンチャック21を用いているが、基板Wの周縁部の複数個所のみを挟持して基板Wを保持する機械式のスピンチャックを用いてもよい。
スピンチャック21の外方には、上方から延びる回動軸63がノズル装置移動機構64により回転可能かつ上下動可能に設けられている。回動軸63の下端部には、スピンチャック21により保持される基板Wよりも上方に位置するようにノズル装置600が取り付けられている。
スピンチャック21は、処理カップ23内に収容されている。処理カップ23の内側には、筒状の仕切壁33が設けられている。また、スピンチャック21の周囲を取り囲むように、基板Wのリンス処理に用いられたリンス液を回収して廃棄するための廃棄空間31が形成されている。廃棄空間31は、スピンチャック21の外周に沿うように環状かつ溝状に形成されている。
さらに、廃棄空間31を取り囲むように、処理カップ23と仕切壁33との間に基板Wの薬液処理に用いられた薬液を回収して基板処理装置100内で循環させるための循環液空間32が形成されている。循環液空間32は、廃棄空間31の外周に沿うように環状かつ溝状に形成されている。
廃棄空間31には、図示しない工場の廃棄設備へリンス液を導くための廃棄管34が接続され、循環液空間32には、図示しない薬液回収装置へ薬液を導くための回収管35が接続されている。
処理カップ23の上方には、基板Wからの薬液またはリンス液が外方へ飛散することを防止するためのスプラッシュガード24が設けられている。このスプラッシュガード24は、回転軸25に対して回転対称な形状からなっている。スプラッシュガード24の上端部の内面には、断面く字状の廃棄案内溝41が環状に形成されている。
また、スプラッシュガード24の下端部の内面には、外側下方に傾斜する傾斜面からなる回収液案内部42が形成されている。回収液案内部42の上端部付近には、処理カップ23の仕切壁33を受け入れるための仕切壁収納溝43が形成されている。
スプラッシュガード24は、ボールねじ機構等で構成されたガード昇降駆動機構(図示せず)により支持されている。ガード昇降駆動機構は、スプラッシュガード24を、その上端部がスピンチャック21の上端部とほぼ同じまたはスピンチャック21の上端部よりも低い搬入搬出位置P1と、回収液案内部42がスピンチャック21に保持された基板Wの外周端面に対向する循環位置P2と、廃棄案内溝41がスピンチャック21に保持された基板Wの外周端面に対向する廃棄位置P3との間で上下動させる。
スピンチャック21上に基板Wが搬入される際、およびスピンチャック21上から基板Wが搬出される際には、スプラッシュガード24は搬入搬出位置P1に下降する。
スプラッシュガード24が循環位置P2にある場合には、基板Wから外方へ飛散した薬液が回収液案内部42により循環液空間32に導かれ、回収管35を通して図示しない薬液回収装置に送られる。なお、薬液回収装置により回収される薬液は、基板処理装置100内で循環し、再び薬液処理に用いられる。
一方、スプラッシュガード24が廃棄位置P3にある場合には、基板Wから外方へ飛散したリンス液が廃棄案内溝41により廃棄空間31に導かれ、廃棄管34を通して図示しない工場の廃棄設備に送られる。
図3に示すように、ノズル装置600は、3本のノズル60a,60b,60c、ブロック状連結部材61、ホルダ62および回転台62Sを備える。
ノズル60a〜60cは、同一形状を有する。ノズル60a〜60cの各々は、上流管部N1、アーム管部N2および下流管部N3から一体的に構成されている。
アーム管部N2は水平方向に延び、アーム管部N2の一端から上方に湾曲するように上流管部N1が鉛直方向に延び、アーム管部N2の他端から下方に湾曲するように下流管部N3が鉛直方向に延びている。
ブロック状連結部材61には3つの貫通孔(図示せず)が形成されており、これらの貫通孔にノズル60a〜60cの上流管部N1が挿入される。
これにより、3つのノズル60a〜60cが、ブロック状連結部材61により一体的に固定される。
回転台62Sは、円形部S1および矩形部S2からなる。回転台62Sの円形部S1が、上述の回動軸63(図2)の下端部に接続される。一方、回転台62Sの矩形部S2には、ホルダ62が取り付けられる。
ホルダ62にはブロック状連結部材61が取り付けられる。それにより、3つのノズル60a〜60cがブロック状連結部材61、ホルダ62および回転台62Sを介して回動軸63により回転可能に支持される。
図2の矢印Rで示すように、回転軸63が回転することにより、ノズル60a〜60cの下流管部N3が、スピンチャック21により保持された基板Wの中央部上方位置(以下、基板上方位置と呼ぶ)と、基板Wの外方の領域に設けられたノズル待機ポット210の上方位置(以下、ノズル待機上方位置と呼ぶ)との間を移動する。ノズル待機ポット210は、上部が開口する箱型形状を有する。
図3のノズル装置600において、ブロック状連結部材61、ホルダ62および回転台62Sは、例えば耐熱性ポリ塩化ビニル(HTPVC)、ポリプロピレン(PP)およびガラス繊維強化ポリプロピレン(FRPP)等の樹脂により形成される。
ノズル60a,60b,60cの上流管部N1の上端部から、それぞれ流体供給管70a,70b,70cが延びている。ノズル60a〜60cのアーム管部N2からは、それぞれ接地用配線erが延びている。
図2に示すように、流体供給管70a,70b,70cは、流体ボックス部2a〜2d内に設けられた第1の薬液供給源81、切替装置82および第3の薬液供給源85にそれぞれ接続されている。流体ボックス部2a〜2dの切替装置82は、さらに流体供給管82aを介して第2の薬液供給源83に接続されるとともに、流体供給管82bを介して純水供給源84に接続されている。またさらに、流体供給管70a,70b,70cの途中部にはそれぞれ、薬液又は純水の流通を許可および禁止するための開閉可能な吐出バルブ71a,71b,71cが介装されている。
これにより、ノズル60aには、第1の薬液供給源81から流体供給管70aを介して、吐出バルブ71aが開かれた場合に、第1の薬液が供給される。
切替装置82は、例えばバルブ等を備え、第2の薬液供給源83から供給される第2の薬液、または純水供給源84から供給される純水のいずれか一方を選択的にノズル60bに供給する。このようにして、ノズル60bには、流体供給管70bを介して、吐出バルブ71bが開かれた場合に、第2の薬液または純水が供給される。
ノズル60cには、第3の薬液供給源85から流体供給管70cを介して、吐出バルブ71cが開かれた場合に、第3の薬液が供給される。
なお、第1の薬液供給源81、第2の薬液供給源83、第3の薬液供給源85および純水供給源84は、必ずしも流体ボックス部2a〜2d内に設けられる必要はない。
第1の薬液供給源81、第2の薬液供給源83、第3の薬液供給源85および純水供給源84は、例えば図示しない工場の薬液供給設備または純水供給設備であってもよい。
ノズル60a,60b,60cから延びる接地用配線erは、基板処理装置100の接地ラインに接続されている。
本実施の形態では、第1の薬液としてSPMを用い、第2の薬液としてSC2を用い、第3の薬液としてHFを用いる。
これにより、基板W上のレジスト残渣を除去する際には、第1の薬液であるSPMまたは第2の薬液であるSC2が基板W上に供給される。基板W上の酸化膜を除去する際には、第3の薬液であるHFが基板W上に供給される。基板Wの第1〜第3のいずれかの薬液による薬液処理の後、基板W上に純水が供給されることによりリンス処理が行われる。
(3) ノズル装置の動作
薬液処理およびリンス処理時におけるノズル装置600の動作を説明する。薬液処理開始前には、ノズル60a〜60cの下流管部N3の下端部がノズル待機ポット210内に収容されている。
薬液処理開始時には、ノズル装置移動機構64により回転軸63が上昇する。それにより、ノズル60a〜60cが上昇し、ノズル60a〜60cの下流管部N3がノズル待機ポット210内からノズル待機上方位置へ移動する。
続いて、上述のようにノズル装置移動機構64により回転軸63が回転し、ノズル60a〜60cの下流管部N3がノズル待機上方位置から基板上方位置に移動する。
そして、ノズル装置移動機構64により回転軸63が下降する。それにより、ノズル60a〜60cが下降し、ノズル60a〜60cの下流管部N3の下端部が基板Wの表面に近接する。
この状態で、ノズル60a〜60cから基板Wに第1〜第3の薬液のいずれかが供給され、薬液処理が行われる。
薬液処理が終了すると、基板Wへの薬液の供給が停止される。そして、ノズル60bから基板Wに純水が供給される。これにより、リンス処理が行われる。
リンス処理が終了すると、基板Wへの純水の供給が停止される。そして、ノズル装置移動機構64によりノズル60a〜60cが上昇し、ノズル60a〜60cの下流管部N3が基板Wの表面に近接した位置から基板上方位置に移動する。
次に、ノズル装置移動機構64により再び回転軸63が回転し、ノズル60a〜60cの下流管部N3が基板上方位置からノズル待機上方位置に移動する。その後、ノズル装置移動機構64によりノズル60a〜60cが下降し、下流管部N3の下端部がノズル待機ポット210内に収容される。
この状態で、ノズル待機ポット210は、薬液処理およびリンス処理後のノズル60a〜60cから滴下する処理液(第1〜第3の薬液または純水)を回収する。
ノズル待機ポット210の下端部には開口210hが形成されている。この開口210hには、洗浄用ポット210により回収された処理液を、図示しない薬液回収装置または工場の廃棄設備へ導く配管211が接続されている。これにより、ノズル待機ポット210により回収された処理液が配管211を通して回収または廃棄される。
(4) ノズルの構造の詳細
図2および図3のノズル60a〜60dの構造について詳細を説明する。図4は、図3のノズル装置600におけるノズル60aの部分拡大断面図である。
図4(a)には、図3の太い点線で示されるノズル60aの部分Q1(先端部)の拡大断面図が示されている。図4(b)には、図3の太い点線で示されるノズル60aの部分Q2(接地用配線erの接続部)の拡大断面図が示されている。
図4(a)に示すように、ノズル60aは、金属管91、第1の樹脂管92、第2の樹脂管93および円筒状のボス94を含む。
第1の樹脂管92は、処理液が流通する内部流路fcを有し、その先端部(下端部)の開口から処理液が吐出される構造となっており、金属管91の内径よりもやや小さい外径を有する。金属管91の内部に第1の樹脂管92が挿通されている。第1の樹脂管92の先端部は金属管91の先端から所定の長さ分突出している。
第2の樹脂管93は、金属管91の外径よりもやや大きい内径を有する。第2の樹脂管93の内部に金属管91が挿通されている。この状態で、第1の樹脂管92の先端部は、第2の樹脂管93の先端から所定の長さ分突出している。
ボス94は、第1の樹脂管92の外径とほぼ同じ内径を有するとともに、金属管91とほぼ同じ外径を有する。これにより、ボス94が第2の樹脂管93の内部の金属管91の先端部に装着されている。
ノズル60aの先端部においては、第1の樹脂管92の外周面、第2の樹脂管93の端面およびボス94の端面が溶接用樹脂95により溶接されている。
上記構造により、金属管91は、第1の樹脂管92、第2の樹脂管93、ボス94および溶接用樹脂95により確実に被覆されている。
図3に示すように、ノズル60aの上流管部N1の上端部からは、流体供給管70aが延びているが、この流体供給管70aは、図4(a)および図4(b)の第1の樹脂管92が延長されたものである。
図4(b)に示すように、ノズル60aのアーム管部N2においては、第2の樹脂管93の一部に貫通孔が形成され、金属管91の一部にねじ孔が設けられている。
金属管91のねじ孔には、アース線96が接続されたねじNが取り付けられている。これにより、アース線96と金属管91とが接続されている。
ここで、アース線96には、金属管91との接続部を除き、樹脂製チューブ97が被覆されている。アース線96およびそれを被覆する樹脂製チューブ97が、図2および図3の接地用配線erを構成する。
第2の樹脂管93の外周面上に樹脂製チューブ97の一端部が溶接用樹脂95により溶接されている。これにより、金属管91とアース線96との接続部が樹脂により確実に被覆される。
ノズル60aに接続された接地用配線erは、図2に示すように、基板処理装置100の接地ラインに接続されている。これにより、金属管91が確実に接地される。
本実施の形態において、上記金属管91には、高い強度を有する導電性の金属材料が用いられる。この金属材料としては、例えば、ステンレス鋼、鉄、銅、青銅、黄銅、アルミニウム、銀、または金等を用いることができるが、ステンレス鋼のように高い耐食性を有する金属材料を用いることがより好ましい。
また、第1の樹脂管92、第2の樹脂管93、ボス94、溶接用樹脂95、および樹脂製チューブ97には、耐薬品性に優れたフッ素樹脂または塩化ビニル樹脂等の材料が用いられるが、フッ素樹脂を用いることが好ましい。
フッ素樹脂としては、例えば四フッ化エチレン(PTFE)および四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合体(PFA)がある。
ここで、第1の樹脂管92、第2の樹脂管93、溶接用樹脂95、および樹脂製チューブ97には柔軟性を有するPFAを用いることがより好ましく、ボス94にはPFAに比べて硬質の四フッ化エチレンを用いることがより好ましい。これにより、ノズル60aの作製が容易となる。
図4ではノズル60aの内部構造を示しているが、他のノズル60b,60cも同一の内部構造を有する。
(5) 実施の形態の効果
ノズル60a〜60cは、高い強度を有する金属管91により作製されている。それにより、図2および図3に示すように、ノズル60a〜60cのアーム管部N2の肉厚を大きくすることなく、下流管部N3を支持するために必要な強度を得ることができる。
また、ノズル60a〜60cのアーム管部N2の肉厚を大きくする必要がないので、ノズル60a〜60cの重量を小さくすることができ、ノズル装置移動機構64の負荷を低減することができる。
さらに、ノズル60a〜60cのアーム管部N2の肉厚を大きくする必要がないので、ノズル60a〜60cの外径を小さくすることが可能となる。それにより、ノズル60a〜60cが小型化し、ノズル60a〜60cの表面積が小さくなるため、アーム管部N2への処理液の付着が十分に低減される。
その結果、アーム管部N2に付着した処理液が基板W上に落下することによる基板Wの処理不良の発生が防止されるとともに、およびアーム管部N2に付着した処理液が乾燥し、パーティクルが発生することによる基板Wの汚染が十分に防止される。
その上、ノズル60a〜60cを構成する金属管91は剛性を有する。これにより、ノズル60a〜60c内部の処理液が反応により振動しても、ノズル60a〜60cが大きく振動することはない。また、吐出開始時の処理液の勢いにより、ノズル60a〜60cが振動することもない。それにより、ノズル60a〜60cの振動による基板の処理不良が防止される。
さらに、ノズル60a〜60cを構成する金属管91は、耐薬品性に優れた第1の樹脂管92、第2の樹脂管93、ボス94および溶接用樹脂95により被覆され、金属管91に接続されるアース線96も耐薬品性に優れた溶接用樹脂95および樹脂製チューブ97により被覆されている。また、ノズル60a〜60cの各々には、第1の樹脂管92と連続し、ノズル60a〜60cに処理液を導入する樹脂製の流体供給管70a〜70c(図2)が設けられている。
これにより、洗浄処理部5a〜5d内で薬液処理が行われる場合でも、金属管91およびアース線96が薬液および薬液雰囲気と接触しない。それにより、薬液による金属管91およびアース線96の腐食、ならびに金属イオンの溶出による金属汚染が防止される。
上述のように、基板Wの薬液処理時には、帯電した処理液が流体供給管70a〜70c(図2)を通じてノズル60a〜60cに供給される。
ここで、金属管91は導電性を有し、第1の樹脂管92の外周を覆っている。これにより、帯電した処理液が、金属管91に覆われた部分を有するノズル60a〜60cに導入されることにより、その処理液の帯電量が低減される。それにより、ノズル60a〜60cから基板Wに処理液が供給される際に、処理液から基板Wへの放電が抑制される。その結果、基板W上に形成された回路または素子等の種々のパターンに損傷を与えることが確実に防止される。
なお、処理液の帯電量が低減されることにより、処理液から基板Wへの放電が抑制されるという効果は、例えば第1の樹脂管92のごく一部に直接金属線を接触させるだけでは実現できず、第1の樹脂管92の外周を所定の金属材料または導電性材料で覆う必要があることが、出願人の実験によりわかった。
(6) ノズルの他の構造例
本実施の形態において、ノズル60a〜60cは、以下の構造を有してもよい。図5(a)および図5(b)は、図2および図3のノズル装置600に設けられるノズルの他の構造例を示す図である。図5(a)に示される構造例および図5(b)に示される構造例について、図4(a)のノズル60aと異なる点について説明する。
初めに、図5(a)に示される構造例について説明する。図5(a)に示すように、本例のノズルにおいては、金属管91が挿通される図4(a)の第2の樹脂管93に代えて導電性樹脂管93bが用いられる。この導電性樹脂管93bの樹脂としては、例えば耐薬品性を有する導電性フッ素樹脂(導電性PTFEまたは導電性PFA等)を用いる。
これにより、第1の樹脂管92の内部流路fcを流れる処理液の帯電量が十分に低減される。それにより、ノズル60a〜60cから基板Wに処理液が供給される際に、処理液から基板Wへの放電が確実に抑制される。その結果、基板W上に形成されたパターンに損傷を与えることがより確実に防止される。
続いて、図5(b)に示される構造例について説明する。図5(b)に示すように、本例のノズルにおいては、金属管91の全表面が耐薬品性に優れた樹脂膜91cで被覆されている。この樹脂膜91cとしては、例えばフッ素樹脂(PTFEまたはPFA等)を用いる。
これにより、耐薬品性を有する樹脂膜91cにより被覆された金属管91が、さらに第1の樹脂管92、第2の樹脂管93、ボス94および溶接用樹脂95により被覆される。その結果、基板Wの薬液処理時に、金属管91が薬液および薬液雰囲気と接触することが確実に防止される。それにより、薬液による金属管91の腐食ならびに金属イオンの溶出による金属汚染が確実に防止される。
なお、本実施の形態に係るノズル装置600においては、ノズル60a〜60dの金属管91が接地用配線erを介して基板処理装置100の接地ラインに接続されているが、金属管91を必ずしも接地ラインと接続する必要はない。
また、本実施の形態に係るノズル装置600においては、ノズル60a〜60dの第2の樹脂管93が設けられているが、第2の樹脂管93は必ずしも必要ではなく、金属管91を腐食しない処理液を用いる場合には省略可能である。たとえば、処理液が、比較的濃度の低い薬液、純水、または機能水(水素水、窒素ガス溶存水、電解イオン水を含む)等である場合には、第2の樹脂管93を省略してもよい。この場合、金属管91を前述の樹脂膜91cにより被覆してもよい。
本発明者は、ノズル60a〜60cの金属管91を接地しない状態で、ノズル60a〜60cを通過する前の処理液の帯電電位と、ノズル60a〜60cを通過した後の処理液(吐出された処理液)の帯電電位とを測定し、比較した。
ノズル60a〜60cを通過する前の処理液の帯電電位が−4.00kvであったのに対して、ノズル60a〜60cを通過した後の処理液の帯電電位は−0.14kvであった。
この結果から、ノズル60a〜60cの金属管91を接地ラインに接続していない場合でも、内部流路fcを通過する処理液の帯電量が低減されることが明らかとなった。なお、基板Wは予め帯電していないので、帯電電位は通常0kvである。
(7) 他の実施の形態
上記実施の形態に係るノズル装置600には、基板Wに処理液を供給する3本のノズル60a〜60cが設けられているが、ノズル装置600に設けられるノズルの本数に制限はない。例えば、ノズル装置600には、1本のノズルが設けられてもよいし、2本または4本以上のノズルが設けられてもよい。
上記実施の形態では、第1〜第3の薬液としてSPM、SC2およびHFを用いる旨を説明したが、他の薬液を第1〜第3の薬液として用いてもよい。また、リンス液として純水を用いる旨を説明したが、他のリンス液を用いてもよい。
他の薬液としては、バッファードフッ酸(BHF)、希フッ酸(DHF)、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、シュウ酸、アンモニア水、クエン酸、過酸化水素水もしくはTMAH等の水溶液、またはそれらの混合溶液を用いてもよい。
他のリンス液としては、例えば炭酸水、オゾン水、磁気水、還元水(水素水)、窒素ガス溶存水、もしくはイオン水、またはIPA(イソプロピルアルコール)等の有機溶剤を用いてもよい。
上記実施の形態に係る基板処理装置100において、ノズル装置600のノズル60a〜60cに純水等を供給することにより、ノズル60a〜60cの洗浄を行ってもよい。
図3の第2の樹脂管93がフッ素樹脂で形成されている場合には、ノズル60a〜60cの外表面が高い撥水性を有するので、ノズル60a〜60cを短時間で洗浄することが可能となり、洗浄処理部5a〜5d内の清浄度が向上する。
(8) 請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態では、第2の樹脂管93および導電性樹脂管93bが第2の樹脂管の例であり、第1の樹脂管92の先端部開口が吐出口の例であり、第1の樹脂管92が第1の樹脂管の例である。また、ボス94および溶接用樹脂95が封止部材の例であり、スピンチャック21が基板保持手段の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることができる。
本発明に係るノズルおよびそれを備える基板処理装置は、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、光ディスク用ガラス基板等の基板製造等のために利用可能である。
本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。 本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の洗浄処理部および流体ボックス部の構成を説明するための図である。 図2の洗浄処理部に設けられるノズル装置の外観斜視図である。 図3のノズル装置におけるノズルの部分拡大断面図である。 図2および図3のノズル装置に設けられるノズルの他の構造例を示す図である。
符号の説明
60a,60b,60c ノズル
21 スピンチャック
91 金属管
91c 樹脂膜
92 第1の樹脂管
93 第2の樹脂管
93b 導電性樹脂管
94 ボス
95 溶接用樹脂
100 基板処理装置
600 ノズル装置
N1 上流管部N1
N2 アーム管部N2
N3 下流管部N3

Claims (10)

  1. 所定の支持部材に支持され、基板に処理液を供給するためのノズルであって、
    前記処理液が内部を流通し、前記処理液を吐出する吐出口を端部に有しており、所定の樹脂材料からなる第1の樹脂管と、
    前記第1の樹脂管の外周を覆うように設けられ、所定の金属材料からなる金属管とを備え、
    前記第1の樹脂管の端部は、前記金属管の端部から突出していることを特徴とするノズル。
  2. 前記第1の樹脂管の所定の樹脂材料は、フッ素樹脂を含むことを特徴とする請求項1記載のノズル。
  3. 前記金属管の外周面を覆うように設けられ、所定の樹脂材料からなる第2の樹脂管をさらに備えることを特徴とする請求項1または2記載のノズル。
  4. 前記第2の樹脂管の所定の樹脂材料は、導電性樹脂を含むことを特徴とする請求項3記載のノズル。
  5. 前記金属管は、接地されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のノズル。
  6. 前記金属管の表面を被覆する樹脂膜をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のノズル。
  7. 前記樹脂膜は、フッ素樹脂であることを特徴とする請求項6記載のノズル。
  8. 前記金属管は、ステンレス鋼からなることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のノズル。
  9. 前記金属管の端部を封止する樹脂製の封止部材をさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のノズル。
  10. 基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、
    基板を保持する基板保持手段と、
    前記基板保持手段により保持された基板に処理液を供給するための請求項1〜のいずれかに記載のノズルと、を備えることを特徴とする基板処理装置。
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