JP2007149890A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理液の析出物に起因する基板の処理不良を十分に防止できる基板処理装置を提供する。
【解決手段】洗浄処理部5a〜5dは、基板Wを水平に保持しつつ回転させるスピンチャック21を備える。スピンチャック21は、処理カップ23内に収容されている。処理カップ23の上方には、基板Wからのリンス液または薬液が外方へ飛散することを防止するためのスプラッシュガード24が設けられている。スプラッシュガード24は、ガード昇降駆動機構37により支持され、ガード昇降駆動機構37は、スプラッシュガード24を上下動させる。処理カップ23の上端部には、処理カップ23の外周に沿うように円環状に形成されたガード洗浄用ノズル81が設けられている。ガード洗浄用ノズル81は、スプラッシュガード24の上昇時に、洗浄液をその内周側に設けられた複数の洗浄液噴出孔からスプラッシュガード24の外壁面24Wへ噴出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板に所定の処理を行う基板処理装置および基板処理方法に関する。
従来より、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、光ディスク用ガラス基板等の基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が用いられている。
基板処理装置では、例えばBHF(バッファードフッ酸)、DHF(希フッ酸)、フッ酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、シュウ酸もしくはアンモニア等の薬液、またはそれらの混合溶液を基板に供給することにより、その基板の表面処理を行う(以下、薬液処理と呼ぶ)。
薬液処理を行う基板処理装置として、特許文献1に枚葉型の基板処理装置が開示されている。以下、特許文献1の基板処理装置の構成および動作について説明する。
図10〜図13は、従来の基板処理装置の構成および動作を説明するための図である。図10では、特許文献1の基板処理装置に設けられる洗浄処理部の構成が示されている。
図10に示すように、洗浄処理部900は、基板Wを水平に保持するとともに基板Wの中心を通る鉛直な回転軸の周りで基板Wを回転させるためのスピンチャック921を備える。スピンチャック921は、チャック回転駆動機構(図示せず)によって回転される回転軸925の上端に固定されている。
スピンチャック921の上方で移動可能に酸化処理用ノズル950およびエッチング用ノズル970が設けられている。
酸化処理用ノズル950には、オゾン水が供給される。それにより、基板Wの表面へオゾン水を供給することができる。また、エッチング用ノズル970には、フッ化水素水が供給される。それにより、基板Wの表面へフッ化水素水を供給することができる。
基板Wの表面へオゾン水を供給する際には、酸化処理用ノズル950は基板Wの上方に位置し、基板Wの表面へフッ化水素水を供給する際には、酸化処理用ノズル950は所定の位置に退避される。
また、基板Wの表面へオゾン水を供給する際には、エッチング用ノズル970は所定の位置に退避され、基板Wの表面へフッ化水素水を供給する際には、エッチング用ノズル970は基板Wの上方に位置する。
スピンチャック921は、処理カップ923内に収容されている。処理カップ923の内側には、筒状の仕切壁933が設けられている。また、スピンチャック921の周囲を取り囲むように、基板Wの処理に用いられたオゾン水を排液するための排液空間931が形成されている。さらに、排液空間931を取り囲むように、処理カップ923と仕切壁933の間に基板Wの処理に用いられたフッ化水素水を回収するための回収液空間932が形成されている。
排液空間931には、排液処理装置(図示せず)へオゾン水を導くための排液管934が接続され、回収液空間932には、回収処理装置(図示せず)へフッ化水素水を導くための回収管935が接続されている。
処理カップ923の上方には、基板Wからのオゾン水またはフッ化水素水が外方へ飛散することを防止するためのガード924が設けられている。ガード924は、回転軸925に対して回転対称な形状からなっている。ガード924の上端部の内面には、断面く字状の排液案内溝941が環状に形成されている。
また、ガード924の下端部の内面には、外側下方に傾斜する傾斜面からなる回収液案内部942が形成されている。回収液案内部942の上端付近には、処理カップ923の仕切壁933を受け入れるための仕切壁収納溝943が形成されている。
ガード924は、ボールねじ機構等で構成されたガード昇降駆動機構(図示せず)により上下動作可能に支持されている。
ガード昇降駆動機構は、ガード924を、回収液案内部942がスピンチャック921に保持された基板Wの外周端面に対向する循環位置P2と、排液案内溝941がスピンチャック921に保持された基板Wの外周端面に対向する排液位置P3との間で上下動させる。
図11に示すように、ガード924の上端が循環位置P2にある場合には、基板Wから外方へ飛散したフッ化水素水が回収液案内部942により回収液空間932に導かれ、回収管935を通して回収される。一方、図12に示すように、ガード924の上端が排液位置P3にある場合には、基板Wから外方へ飛散したオゾン水が排液案内溝941により排液空間931に導かれ、排液管934を通して排液される。以上の構成により、オゾン水の排液およびフッ化水素水の回収が行われる。
特開2005−191144号公報
上記の基板処理装置においては、洗浄処理部900への基板Wの搬入搬出時に、図13に示すように、ガード昇降駆動機構はガード924の上端がスピンチャック921の基板Wの保持高さよりも低い位置(搬入搬出位置P1)となるようにガード924を移動させる。この状態で、スピンチャック921上に基板Wが搬入され、またはスピンチャック921上から基板Wが搬出される。
ところで、上記の構成を有する洗浄処理部900においては、次の課題が指摘されている。この課題について図14を参照しつつ説明する。
図14は、従来の洗浄処理部900における課題を説明するための図である。
上述のように、薬液処理時には、その処理に用いた薬液を回収するために、ガード924の上端を循環位置P2に移動させる。この場合、基板Wから飛散する薬液は、ガード924の回収液案内部942に受け止められ、その形状に沿って下方に流れる。
そして、ガード924の下端まで流れた薬液は、さらに処理カップ923の内壁面を通じて下方に流れ、回収管935へと導かれる。
ここで、薬液処理には、上記のフッ化水素水の他、例えばフッ化アンモニウムとフッ化水素との混合溶液であるBHF、ならびにフッ化アンモニウムおよびリン酸を含む混合溶液のように塩を含む薬液を用いる場合がある。
このような薬液を用いた場合、処理に用いられた薬液は回収溝案内部942の内壁面および処理カップ923の内壁面を流れるが、実際には直接的に薬液が接触しないガード924の外壁面にも薬液の析出物SLが付着する。
ガード924の外壁面に析出物SLが付着した状態で、ガード924が上下動すると、その外壁面から析出物SLが剥離する場合がある。この場合、剥離した析出物からなるパーティクルが飛散し、処理中または搬送中の基板Wに付着するおそれがある。それにより、基板Wの処理不良が発生する。
本発明の目的は、処理液の析出物に起因する基板の処理不良を十分に防止できる基板処理装置を提供することである。
(1)第1の発明に係る基板処理装置は、基板を保持する基板保持手段と、基板保持手段により保持される基板に処理液を供給する処理液供給手段と、基板保持手段を取り囲むように設けられ、基板保持手段により保持される基板から周囲に飛散する処理液を受け止めて下方へ導く飛散防止部材と、飛散防止部材を取り囲むように設けられ、飛散防止部材により下方へ導かれた処理液を回収する処理液回収部材と、飛散防止部材を処理液回収部材に対して相対的に昇降させる昇降手段と、昇降手段により飛散防止部材が処理液回収部材に対して相対的に上昇しているときに飛散防止部材の外壁面へ洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを備えたものである。
この発明に係る基板処理装置においては、基板保持手段により保持される基板に処理液供給手段により処理液が供給され、基板の処理が行われる。このとき、基板に供給された処理液は周囲に飛散する。飛散する処理液は、基板保持手段を取り囲むように設けられた飛散防止部材により受け止められ、下方へ導かれる。下方に導かれた処理液は、飛散防止部材を取り囲むように設けられた処理液回収部材により回収される。
ここで、飛散防止部材は、昇降手段により処理液回収部材に対して相対的に昇降される。これにより、基板の処理時と基板保持手段への基板の搬入および搬出時とで飛散防止部材の配置を変化させることができる。それにより、基板処理装置における基板の搬入および搬出を容易かつ円滑に行うことができる。
一方、このように飛散防止部材が処理液回収部材に対して相対的に昇降されることにより、処理液回収部材の内壁面に付着する処理液の析出物(汚染物資)が飛散防止部材の外壁面に付着する場合がある。
そこで、昇降手段により飛散防止部材が処理液回収部材に対して相対的に上昇しているときに、飛散防止部材の外壁面に洗浄液供給手段により洗浄液が供給される。これにより、飛散防止部材の外壁面に付着する汚染物質が除去される。それにより、飛散防止部材に付着する汚染物質が剥離して処理中または搬送中の基板に付着することが防止される。その結果、処理液の析出物に起因する基板の処理不良が十分に防止される。
(2)飛散防止部材の外壁面と処理液回収部材の内壁面との間には隙間が形成され、洗浄液供給手段は、飛散防止部材の外壁面に供給された洗浄液が隙間を流れるように配置されてもよい。
この場合、洗浄液供給手段により飛散防止部材の外壁面に供給される洗浄液が、飛散防止部材の外壁面と処理液回収部材の内壁面との間の隙間を流れる。これにより、飛散防止部材の外壁面および処理液回収部材の内壁面に付着する汚染物質をともに除去することができる。その結果、処理液の析出物に起因する基板の処理不良がより十分に防止される。
(3)洗浄液供給手段は、処理液回収部材の上端部に設けられてもよい。この場合、洗浄液供給手段の取り付けを容易に行うことができる。
また、処理液回収部材は、飛散防止部材の下方に位置する。それにより、飛散防止部材が処理液回収部材に対して相対的に上昇する際には、処理液回収部材の上端部は、最も広い範囲で飛散防止部材の外壁面と対向する。したがって、飛散防止部材の外壁面の広い範囲を洗浄することができる。
(4)洗浄液供給手段により供給された洗浄液は、飛散防止部材の外壁面に沿って下方へ導かれるとともに処理液回収部材により回収され、基板処理装置は、処理液回収部材により回収された処理液を処理液供給手段へと戻す循環系と、処理液回収部材により回収された洗浄液を廃棄するための廃棄系と、処理液回収部材に循環系および廃棄系を選択的に接続する切替手段とをさらに備え、切替手段は、処理液供給手段から基板に処理液が供給される際に処理液回収部材に循環系を接続し、洗浄液供給手段から飛散防止部材に洗浄液が供給される際に処理液回収部材に廃棄系を接続してもよい。
この場合、処理液供給手段から基板に処理液が供給される際には、切替手段により処理液回収部材に循環系が接続される。これにより、処理液回収部材により回収された処理液が、循環系により処理液供給手段へ戻される。それにより、処理液が基板の処理に再利用される。
また、洗浄液供給手段から飛散防止部材に洗浄液が供給される際には、切替手段により処理液回収部材に廃棄系が接続される。これにより、処理液回収部材により回収された洗浄液が、廃棄系により廃棄される。
このように、一般に洗浄液よりも高価な処理液を再利用することにより、基板の製造コストを十分に低減することができる。また、飛散防止部材に供給された洗浄液を循環系へ送ることなく廃棄することにより、良質の処理液のみを再利用することができる。その結果、処理液の劣化が低減され、基板の処理不良が防止される。
(5)洗浄液供給手段は、飛散防止部材の外壁面へ気体が混合された洗浄液を供給してもよい。この場合、洗浄液供給手段内の圧力で収縮している気泡が洗浄液供給手段から供給されることにより膨張する。これにより、洗浄液が洗浄液供給手段から大きな広がり角で噴出される。それにより、飛散防止部材の外壁面の広い範囲を洗浄することができる。
(6)洗浄液供給手段は、飛散防止部材の外壁面へ処理液と同じ成分の洗浄液を供給してもよい。この場合、基板の処理中に飛散防止部材の外壁面に洗浄液を供給することができる。
(7)洗浄液供給手段は、飛散防止部材の外壁面を取り囲むように設けられ、飛散防止部材の外壁面に対向する複数の洗浄液供給口を有する管状部材を含んでもよい。この場合、複数の洗浄液供給口から飛散防止部材の外壁面に洗浄液が供給される。それにより、簡単な構造を有する管状部材により飛散防止部材の外壁面を広い範囲にわたって洗浄することができる。
(8)処理液は、塩を含む溶液であってもよい。このような処理液が乾燥することにより塩の析出物が生成されやすい。したがって、処理液の析出物に起因する基板の処理不良がさらに十分に防止される。
(9)第2の発明に係る基板処理方法は、基板保持手段により保持される基板に処理液を供給することにより基板を処理するステップと、基板の処理中に基板保持手段を取り囲む飛散防止部材により基板から周囲に飛散する処理液を受け止めて下方へ導き、飛散防止部材を取り囲む処理液回収部材によりその処理液を回収するステップと、飛散防止部材を処理液回収部材に対して相対的に上昇させつつ、飛散防止部材の外壁面に洗浄液を供給することにより飛散防止部材を洗浄するステップとを備えたものである。
この発明に係る基板処理方法においては、基板保持手段により保持される基板に処理液が供給され、基板の処理が行われる。このとき、基板に供給された処理液は周囲に飛散する。飛散する処理液は、基板保持手段を取り囲むように設けられた飛散防止部材により受け止められ、下方へ導かれる。下方に導かれた処理液は、飛散防止部材を取り囲むように設けられた処理液回収部材により回収される。
ここで、飛散防止部材は、処理液回収部材に対して相対的に昇降される。これにより、基板の処理時と基板保持手段への基板の搬入および搬出時で飛散防止部材の配置を変化させることができる。それにより、基板の搬入および搬出を容易かつ円滑に行うことができる。
一方、このように飛散防止部材が処理液回収部材に対して相対的に昇降されることにより、処理液回収部材の内壁面に付着する処理液の析出物(汚染物資)が飛散防止部材の外壁面に付着する場合がある。
そこで、飛散防止部材が処理液回収部材に対して相対的に上昇しているときに、飛散防止部材の外壁面に洗浄液が供給される。これにより、飛散防止部材の外壁面に付着する汚染物質が除去される。それにより、飛散防止部材に付着する汚染物質が剥離して処理中または搬送中の基板に付着することが防止される。その結果、処理液の析出物に起因する基板の処理不良が十分に防止される。
(10)基板処理方法は、飛散防止部材の洗浄中に、飛散防止部材の外壁面に供給される洗浄液を処理液回収部材により回収するステップと、処理液回収部材により回収される洗浄液を廃棄するステップと、処理液回収部材により回収される処理液を基板の処理に再利用するステップとをさらに備えてもよい。
この場合、基板に処理液が供給される際には、処理液回収部材により回収された処理液が基板の処理に再利用される。
また、飛散防止部材に洗浄液が供給される際には、処理液回収部材により回収された洗浄液が廃棄される。
このように、一般に洗浄液よりも高価な処理液を再利用することにより、基板の製造コストを十分に低減することができる。また、飛散防止部材に供給された洗浄液を廃棄することにより、良質の処理液のみを再利用することができる。その結果、処理液の劣化が低減され、基板の処理不良が防止される。
本発明に係る基板処理装置および基板処理方法によれば、昇降手段により飛散防止部材が処理液回収部材に対して相対的に上昇しているときに、飛散防止部材の外壁面に洗浄液供給手段により洗浄液が供給される。これにより、飛散防止部材の外壁面に付着する汚染物質が除去される。それにより、飛散防止部材に付着する汚染物質が剥離して処理中または搬送中の基板に付着することが防止される。その結果、処理液の析出物に起因する基板の処理不良が十分に防止される。
以下、本発明の一実施の形態に係る基板処理方法および基板処理装置について図面を参照しつつ説明する。
以下の説明において、基板とは、半導体ウェハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等をいう。
また、薬液とは、例えばBHF(バッファードフッ酸)、DHF(希フッ酸)、フッ酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、シュウ酸もしくはアンモニア等の水溶液、またはそれらの混合溶液をいう。
リンス液とは、例えば純水、炭酸水、オゾン水、磁気水、還元水(水素水)もしくはイオン水、またはIPA(イソプロピルアルコール)等の有機溶剤をいう。
(1) 基板処理装置の構成
図1は本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。図1に示すように、基板処理装置100は、処理領域A,Bを有し、処理領域A,B間に搬送領域Cを有する。
処理領域Aには、制御部4、流体ボックス部2a,2b、洗浄処理部5a,5bが配置されている。
図1の流体ボックス部2a,2bは、それぞれ洗浄処理部5a,5bへの薬液およびリンス液の供給および洗浄処理部5a,5bからの廃棄(排液)等に関する配管、継ぎ手、バルブ、流量計、レギュレータ、ポンプ、温度調節器、処理液貯留タンク等の流体関連機器を収納する。
洗浄処理部5a,5bでは、薬液による洗浄処理(以下、薬液処理と呼ぶ)およびリンス液による洗浄処理(以下、リンス処理と呼ぶ)が行われる。本実施の形態において、例えば洗浄処理部5a,5bで用いられる薬液はフッ化アンモニウムとフッ化水素との混合溶液であるBHFであり、リンス液は純水である。
処理領域Bには、流体ボックス部2c,2dおよび洗浄処理部5c,5dが配置されている。流体ボックス部2c,2dおよび洗浄処理部5c,5dの各々は、上記流体ボックス部2a,2bおよび洗浄処理部5a,5bと同様の構成を有し、洗浄処理部5c,5dは洗浄処理部5a,5bと同様の処理を行う。
以下、洗浄処理部5a,5b,5c,5dを処理ユニットと総称する。搬送領域Cには、基板搬送ロボットCRが設けられている。
処理領域A,Bの一端部側には、基板Wの搬入および搬出を行うインデクサIDが配置されており、インデクサロボットIRはインデクサIDの内部に設けられている。インデクサIDには、基板Wを収納するキャリア1が載置される。
インデクサIDのインデクサロボットIRは、矢印Uの方向に移動し、キャリア1から基板Wを取り出して基板搬送ロボットCRに渡し、逆に、一連の処理が施された基板Wを基板搬送ロボットCRから受け取ってキャリア1に戻す。
基板搬送ロボットCRは、インデクサロボットIRから渡された基板Wを指定された処理ユニットに搬送し、または、処理ユニットから受け取った基板Wを他の処理ユニットまたはインデクサロボットIRに搬送する。
本実施の形態においては、洗浄処理部5a〜5dのいずれかにおいて基板Wに薬液処理およびリンス処理が行われた後に、基板搬送ロボットCRにより基板Wが洗浄処理部5a〜5dから搬出され、インデクサロボットIRを介してキャリア1に搬入される。
制御部4は、CPU(中央演算処理装置)を含むコンピュータ等からなり、処理領域A,Bの各処理ユニットの動作、搬送領域Cの基板搬送ロボットCRの動作およびインデクサIDのインデクサロボットIRの動作を制御する。
(2) 洗浄処理部の構成
図2は本発明の一実施の形態に係る基板処理装置100の洗浄処理部5a〜5dの構成を説明するための図である。
図2の洗浄処理部5a〜5dは、薬液処理により基板Wの表面に付着した有機物等の不純物を除去した後、リンス処理を行う。
図2に示すように、洗浄処理部5a〜5dは、基板Wを水平に保持するとともに基板Wの中心を通る鉛直な回転軸の周りで基板Wを回転させるためのスピンチャック21を備える。スピンチャック21は、チャック回転駆動機構36によって回転される回転軸25の上端に固定されている。
基板Wは、薬液処理およびリンス処理を行う場合に、スピンチャック21により水平に保持された状態で回転される。なお、図2に示すように、本実施の形態では、吸着式のスピンチャック21を用いているが、基板Wの周縁部を把持するスピンチャックを用いてもよい。
スピンチャック21の外方に、モータ60が設けられている。モータ60には、回動軸61が接続されている。また、回動軸61には、アーム62が水平方向に延びるように連結され、アーム62の先端に薬液処理用ノズル50が設けられている。
モータ60により回動軸61が回転するとともにアーム62が回動し、薬液処理用ノズル50がスピンチャック21により保持された基板Wの上方に移動する。
モータ60、回動軸61およびアーム62の内部を通るように薬液処理用供給管63が設けられている。薬液処理用供給管63は流体ボックス部2a〜2dに接続されている。
洗浄処理部5a〜5dの薬液処理用ノズル50には、薬液処理用供給管63を通して流体ボックス部2a〜2dから薬液(BHF)が供給される。それにより、基板Wの表面へ薬液を供給することができる。
基板Wの表面へ薬液を供給するときには、薬液処理用ノズル50は基板Wの上方に位置し、基板Wの表面へ薬液を供給しないときには、薬液処理用ノズル50は所定の位置に退避される。
また、スピンチャック21の外方には、モータ71が設けられている。モータ71には、回動軸72が接続されている。また、回動軸72には、アーム73が水平方向に延びるように連結され、アーム73の先端にリンス処理用ノズル70が設けられている。
モータ71により回動軸72が回転するとともにアーム73が回動し、リンス処理用ノズル70がスピンチャック21により保持された基板Wの上方に移動する。
モータ71、回動軸72およびアーム73の内部を通るようにリンス処理用供給管74が設けられている。リンス処理用供給管74は流体ボックス部2a〜2dに接続されている。
洗浄処理部5a〜5dのリンス処理用ノズル70には、リンス処理用供給管74を通して流体ボックス部2a〜2dからリンス液(純水)が供給される。それにより、基板Wの表面へリンス液を供給することができる。
基板Wの表面へリンス液を供給するときには、リンス処理用ノズル70は基板Wの上方に位置し、基板Wの表面へリンス液を供給しないときには、リンス処理用ノズル70は所定の位置に退避される。
スピンチャック21は、処理カップ23内に収容されている。処理カップ23の内側には、筒状の仕切壁33が設けられている。また、スピンチャック21の周囲を取り囲むように、基板Wのリンス処理に用いられたリンス液を回収して廃棄するための廃棄空間31が形成されている。廃棄空間31は、スピンチャック21の外周に沿うように環状かつ溝状に形成されている。
さらに、廃棄空間31を取り囲むように、処理カップ23と仕切壁33との間に基板Wの薬液処理に用いられた薬液を回収して基板処理装置100内で循環させるための循環液空間32が形成されている。循環液空間32は、廃棄空間31の外周に沿うように環状かつ溝状に形成されている。
廃棄空間31には、後述する図8の廃棄系配管130へリンス液を導くための廃棄管34が接続され、循環液空間32には、後述する図8の循環系配管120Aへ薬液を導くための回収管35が接続されている。
処理カップ23の上方には、基板Wからの薬液またはリンス液が外方へ飛散することを防止するためのスプラッシュガード24が設けられている。このスプラッシュガード24は、回転軸25に対して回転対称な形状からなっている。スプラッシュガード24の上端部の内面には、断面く字状の廃棄案内溝41が環状に形成されている。
また、スプラッシュガード24の下端部の内面には、外側下方に傾斜する傾斜面からなる回収液案内部42が形成されている。回収液案内部42の上端付近には、処理カップ23の仕切壁33を受け入れるための仕切壁収納溝43が形成されている。
スプラッシュガード24は、ボールねじ機構等で構成されたガード昇降駆動機構37により支持されている。ガード昇降駆動機構37は、スプラッシュガード24を、その上端部がスピンチャック21の上端部とほぼ同じまたはスピンチャック21の上端部よりも低い搬入搬出位置P1と、回収液案内部42がスピンチャック21に保持された基板Wの外周端面に対向する循環位置P2と、廃棄案内溝41がスピンチャック21に保持された基板Wの外周端面に対向する廃棄位置P3との間で上下動させる。
スピンチャック21上に基板Wが搬入される際、およびスピンチャック21上から基板Wが搬出される際には、スプラッシュガード24は搬入搬出位置P1に下降する。
スプラッシュガード24が循環位置P2にある場合には、基板Wから外方へ飛散した薬液が回収液案内部42により循環液空間32に導かれ、回収管35を通して循環系配管120Aに送られる。
一方、スプラッシュガード24が廃棄位置P3にある場合には、基板Wから外方へ飛散したリンス液が廃棄案内溝41により廃棄空間31に導かれ、廃棄管34を通して廃棄される。
処理カップ23の上端部には、処理カップ23の外周に沿うように円環状に形成されたガード洗浄用ノズル81が設けられている。ガード洗浄用ノズル81には、ガード洗浄用供給管82を通して流体ボックス部2a〜2dから洗浄液が供給される。ガード洗浄用ノズル81は、供給された洗浄液をスプラッシュガード24の外壁面24Wへと噴出(吐出)する。それにより、スプラッシュガード24の外壁面24Wが洗浄される。
スプラッシュガード24に噴出する洗浄液としては、例えば、リンス処理に用いたリンス液(純水)またはその他のリンス液等を用いることができる。また、薬液処理に用いた薬液(BHF)またはその他の薬液を用いることもできる。さらに、洗浄液には空気または不活性ガス等の気体を混合してもよい。本実施の形態では、スプラッシュガード24に噴出する洗浄液として純水を用いるとともに、洗浄液に不活性ガスとしてNガスを混合する。詳細は後述する。
(3) ガード洗浄用ノズルの構造および処理カップへの取り付け
ガード洗浄用ノズル81の構造の詳細およびガード洗浄用ノズル81によるスプラッシュガード24の洗浄動作の詳細を説明する。
図3は図2のガード洗浄用ノズル81の構造を説明するための図であり、図4は図2のガード洗浄用ノズル81の処理カップ23への取り付けを説明するための図である。
図3(a)に、ガード洗浄用ノズル81の上面図が示されている。本実施の形態に用いるガード洗浄用ノズル81は、例えばPTFE(四フッ化エチレン樹脂)またはPFA(四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合体)等のフッ素樹脂からなるチューブにより形成されている。
また、ガード洗浄用ノズル81は、半円環状に延びるガード対向部81aと、ガード対向部81aの略中央部から外方に延びて図2のガード洗浄用供給管82に接続される供給管接続部81bとを備える。
図4に示すように、処理カップ23の上端部には、2つのガード洗浄用ノズル81が互いに対向するように取り付けられる。
具体的には、処理カップ23の上端部に複数のノズル保持ホルダ81Hをネジ等により取り付ける。その後、それらのノズル保持ホルダ81Hに2つのガード洗浄用ノズル81を取り付ける。
なお、ノズル保持ホルダ81Hは断面コ字状に形成されており、ノズル保持ホルダ81Hへのガード洗浄用ノズル81の取り付けは、ノズル保持ホルダ81Hの内部にガード洗浄用ノズル81のガード対向部81aを嵌め込むことにより行う。
図3(b)に、図3(a)のガード対向部81aの内周側の拡大図が示されている。このように、ガード対向部81aの内周側には複数の洗浄液噴出孔811が所定の間隔で並んでいる。
ガード対向部81aが形成する半円環の外径LLは処理カップ23の大きさに応じて設定される。本実施の形態において、ガード対向部81aの外径LLは例えば約460mmに設定される。
また、ガード対向部81aのチューブ外径DCは、例えば8mmである。この場合、ガード対向部81aに形成される複数の洗浄液噴出孔811の孔径LHは、0.5mm〜1.5mmの範囲に設定されることが好ましく、1.0mmであることがより好ましい。
また、隣接する洗浄液噴出孔811の間隔CLは、2.5mm〜10.0mmの範囲に設定されることが好ましく、5.0mmであることがより好ましい。
図5は、処理カップ23の上端部にガード洗浄用ノズル81が取り付けられた状態を示す拡大断面図である。
図5に示すように、断面コ字状のノズル保持ホルダ81HがネジNにより処理カップ23の上端部に取り付けられ、ノズル保持ホルダ81Hの内部にガード洗浄用ノズル81が嵌め込まれている。
ノズル保持ホルダ81Hは、その一部が処理カップ23の内壁面23Iからスプラッシュガード24の外壁面24Wに向かって突出するように設けられている。ノズル保持ホルダ81Hとスプラッシュガード24の外壁面24Wとの間に隙間CDが形成されている。この隙間CDは、例えば約2mmに設定される。
この状態で、ガード洗浄用ノズル81の洗浄液噴出孔811がスプラッシュガード24の外壁面24Wと対向する。上述のガード洗浄用供給管82(図2)に洗浄液を供給することにより、ガード洗浄用ノズル81の洗浄液噴出孔811から洗浄液が噴出される。
洗浄液噴出孔811から噴出された洗浄液は、スプラッシュガード24の外壁面24Wに衝突し、スプラッシュガード24の外壁面24Wに付着する析出物および汚れ(以下、汚染物質と呼ぶ)を除去する。なお、析出物とは、例えば背景技術において説明した薬液の析出物SL(図14)である。
外壁面24Wに衝突した洗浄液は処理カップ23の内壁面23Iおよびスプラッシュガード24の外壁面24Wの両方または一方に沿って流れ落ち、図2の循環液空間32に導かれる。
ここで、循環液空間32に導かれた洗浄液は、薬液が回収される場合と異なり後述する図8の廃棄系配管130へと導かれる。
(4) スプラッシュガードの洗浄タイミング
スプラッシュガード24の洗浄はスプラッシュガード24がガード昇降駆動機構37により上昇される際に行われる。図6は、スプラッシュガード24の洗浄タイミングを説明するための図である。
本実施の形態において、図2の洗浄処理部5a〜5dでは、初めに基板Wがスピンチャック21上に搬入される。そして、スピンチャック21により保持された基板Wに薬液が供給され、薬液処理が行われる。その後、基板Wにリンス液が供給され、リンス処理が行われる。リンス処理の後に振り切り乾燥処理が行われ、振り切り乾燥処理が終了した基板Wは、スピンチャック21上から搬出される。
スプラッシュガード24はこのような予め定められた処理工程に従って、ガード昇降駆動機構37により昇降動作される。
図6(a)〜(c)では、スピンチャック21上に基板Wが搬入され、薬液処理が開始されるまでの処理カップ23およびスプラッシュガード24の位置関係が時系列で示されている。
図6(a)に示すように、薬液処理を行うときには初めにスプラッシュガード24が搬入搬出位置P1から上昇を開始する。このスプラッシュガード24の上昇とともに、ガード洗浄用ノズル81からスプラッシュガード24の外壁面24Wに洗浄液が噴出される。これにより、スプラッシュガード24の外壁面24Wの上端部近傍に付着する汚染物質Qが洗浄液により下方へと洗い流される。
図6(b)に示すように、スプラッシュガード24が上昇するとともに、外壁面24Wに付着した汚染物質Qがガード洗浄用ノズル81から噴出される洗浄液により下方へと洗い流される。
それにより、スプラッシュガード24が循環位置P2まで上昇した際には、図6(c)に示すように、鉛直方向における外壁面24Wの全範囲に洗浄液が噴出され、外壁面24Wに付着した汚染物質Qが全て洗い流される。
逆に、スプラッシュガード24が下降する際には、ガード洗浄用ノズル81から洗浄液は噴出されない。これにより、外壁面24Wに付着する汚染物質Qがガード洗浄用ノズル81から噴出される洗浄液により上方に押し上げられて残留することが防止される。
本実施の形態において、ガード洗浄用ノズル81から洗浄液を噴出する際のスプラッシュガード24の上昇速度は、基板Wの搬入から搬出までの処理工程における上昇速度よりも低く設定され、例えば約5mm/sec〜10mm/secである。なお、基板Wの処理工程におけるスプラッシュガード24の上昇および下降速度は通常約300mm/secに設定される。
(5) ガード洗浄用ノズルによる洗浄液の噴出
上述のように、ガード洗浄用ノズル81からスプラッシュガード24の外壁面24Wへと噴出される洗浄液に空気または不活性ガス等の気体を混合する。
図7は、ガード洗浄用ノズル81から噴出される洗浄液に気体が混合されることによる効果を説明するための図である。
図7(a)に示すように、ガード洗浄用ノズル81に接続されたガード洗浄用供給管82に、インラインミキサおよびミキシングバルブのうちの少なくともいずれか一方を含む気液混合装置84が接続される。この気液混合装置84に洗浄液として純水を供給するとともに、不活性ガスとしてN(窒素)ガスを供給する。これにより、気液混合装置84により生成された洗浄液と不活性ガスとの混合流体をガード洗浄用ノズル81に供給することができる。
ここで、洗浄液と不活性ガスとの混合状態を例えば洗浄液中に微細な不活性ガスの気泡が分散するように調整する。この場合、ガード洗浄用ノズル81内の圧力で収縮されている気泡が洗浄液噴出孔811から噴出されることにより膨張する。これにより、図7(a)に示すように、洗浄液が複数の洗浄液噴出孔811から大きな広がり角で噴出される。それにより、スプラッシュガード24の外壁面24Wの円周方向に隙間なく洗浄液を噴出することができる。その結果、スプラッシュガード24が上昇することにより外壁面24Wの全面を洗浄することが可能となっている。
これに対して、図7(b)に示すように、ガード洗浄用ノズル81に洗浄液のみが供給される場合、ガード洗浄用ノズル81に供給された洗浄水は洗浄液噴出孔811から直線的に外壁面24Wへと噴出される。
この場合、ガード洗浄用ノズル81の洗浄液噴出孔811に対向するスプラッシュガード24の外壁面24Wの部分は洗浄されるが、他の領域REは洗浄されない。そのため、スプラッシュガード24が上昇した場合であっても、スプラッシュガード24に付着する汚染物質Qは上下方向にストライプ状に延びる領域に残留する。このような場合には、ガード洗浄用ノズル81の洗浄液噴出孔811から噴出される洗浄水の流量を高めることによりスプラッシュガード24の全面を洗浄することが可能となる。
なお、気液混合装置84として、インラインミキサやミキシングバルブを例としてあげたが、単に洗浄液と不活性ガスとを合流させることができるものであれば何でもよく、例えば、洗浄液の供給配管、不活性ガスの供給配管、およびガード洗浄用供給管82が接続されるT字状の継ぎ手等の合流部材であってもよい。
(6) 薬液の再利用ならびにリンス液および洗浄液の廃棄
図8は、図1の基板処理装置100における配管の系統図である。
図8に示すように、洗浄処理部5a〜5dのリンス処理用ノズル70には流体ボックス部2a〜2dへ延びるリンス処理用供給管74が接続されている。
リンス処理用供給管74にはバルブ75が介挿されている。流体ボックス部2a〜2dにおいて、リンス処理用供給管74にリンス液として純水が供給される。これにより、バルブ75を操作することにより基板Wにリンス液を供給することができる。
洗浄処理部5a〜5dの薬液処理用ノズル50には流体ボックス部2a〜2d内の薬液貯留タンクTAへ延びる薬液処理用供給管63が接続されている。
薬液処理用供給管63には、バルブ64が介挿され、流体ボックス部2a〜2dにおいてバルブ64側から順にフィルタF、ポンプ74Pおよび温度調節器210が介挿されている。薬液貯留タンクTA内には、薬液としてBHFが貯留されている。
薬液処理用供給管63に介挿されたポンプ74Pが動作すると、薬液貯留タンクTA内の薬液が温度調節器210へ送られ、所定の温度に調整される。そして、温度が調整された薬液は、ポンプ74PおよびフィルタFを通じてバルブ64へ送られる。これにより、バルブ64を操作することにより基板Wに薬液を供給することができる。
ここで、流体ボックス部2a〜2dにおいて薬液処理用供給管63のバルブ64とポンプ74Pとの間には配管76の一端が接続されている。配管76の他端は薬液貯留タンクTAへ延びている。配管76にはバルブ77が介挿されている。
バルブ64を閉じるとともにバルブ77を開くことにより、薬液貯留タンクTAからくみ上げられた薬液が、洗浄処理部5a〜5dに送られることなく再度薬液貯留タンクTAに貯留される。このように、薬液が薬液貯留タンクTA、薬液処理用供給管63、ポンプ74P、フィルタF、温度調節器210および配管76を循環することにより、薬液貯留タンクTA内の薬液が温度調節器210により所定の温度に維持されるとともに、フィルタFにより清浄に保たれる。
上述のように、洗浄処理部5a〜5dの2つのガード洗浄用ノズル81にはガード洗浄用供給管82が接続されている。ガード洗浄用供給管82は流体ボックス部2a〜2dへ延びている。
本例では、ガード洗浄用供給管82は1つの主管および2つの分岐管からなる分岐配管である。2つのガード洗浄用ノズル81にはそれぞれガード洗浄用供給管82の分岐管が接続されている。
ガード洗浄用供給管82の主管は流体ボックス部2a〜2d内の気液混合装置84に接続されている。この気液混合装置84には、上述のように洗浄液として純水が供給されるとともに、不活性ガスとしてNガスが供給される。
これにより、2つのガード洗浄用ノズル81に洗浄液と不活性ガスとの混合流体を供給することができる。それにより、洗浄液をスプラッシュガード24の外壁面24W(図2)に大きな広がり角で噴出させることができる。
処理カップ23内の廃棄空間31に廃棄管34の一端が接続されている。廃棄管34の他端は後述する廃棄系配管130に接続されている。
処理カップ23内の循環液空間32には回収管35の一端が接続されている。回収管35の他端は三方バルブ110に接続されている。この三方バルブ110には、循環系配管120Aおよび廃棄系配管130が接続されている。
循環系配管120Aは、流体ボックス部2a〜2dにある回収タンクRTAに接続されており、循環系配管120Aに導かれた薬液は一旦、回収タンクRTAに貯留される。
回収タンクRTAは、循環系配管120Bが接続されており、循環系配管120Bは、回収タンクRTAから流体ボックス部2a〜2d内の薬液貯留タンクTAへ延びている。流体ボックス部2a〜2dにおいて、循環系配管120Bには、ポンプ120Pが介挿されるとともにそのポンプ120Pを挟んで2つのフィルタFが介挿されている。
廃棄系配管130は、洗浄処理部5a〜5dから流体ボックス部2a〜2d内または基板処理装置100の外部に設けられた図示しない廃棄装置へ延びている。
三方バルブ110は、基板Wの薬液処理時に回収管35に流れ込む薬液を循環系配管120Aへ導くように制御される。これにより、回収管35の内部空間と循環系配管120Aの内部空間とが三方バルブ110を介して連通する。この場合、薬液は廃棄系配管130に流れない。
循環系配管120Aに導かれた薬液は、一旦回収タンクRTAに貯留される。回収タンクRTAに貯留された薬液は、ポンプ120Pにより循環系配管120Bを通じて薬液貯留タンクTAに送られるとともに、フィルタFにより清浄にされる。それにより、薬液処理に用いられた薬液が、再度薬液貯留タンクTAに貯留される。
本実施の形態において、上述の三方バルブ110、バルブ64,75,77、ポンプ74P,120Pおよび温度調節器210の動作は図1の制御部4により制御されている。
このように、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、薬液処理に用いられる薬液が循環しつつ再利用される。したがって、リンス液よりも高価な薬液を再利用することにより、基板Wの製造コストが低減される。
一方、三方バルブ110は、スプラッシュガード24の洗浄時に回収管35に流れ込む洗浄液を廃棄系配管130に導くように制御される。これにより、回収管35の内部空間と廃棄系配管130の内部空間とが三方バルブ110を介して連通する。この場合、汚染物質Qを含む洗浄液は循環系配管120Aに流れない。
廃棄系配管130に導かれた洗浄液は、廃棄装置に送られ、廃棄される。上述のように、廃棄管34は廃棄系配管130に接続されている。これにより、基板Wのリンス処理時には、廃棄管34に流れ込むリンス液が廃棄系配管130を通じて廃棄される。
なお、本実施の形態において、洗浄液に薬液処理に用いた薬液(BHF)を用いる場合には、回収管35の他端に三方バルブ110を接続する代わりに循環系配管120Aを接続することができる。
それにより、基板Wの薬液処理時にも並行してスプラッシュガード24の外壁面24Wの洗浄を行うことができる。また、スプラッシュガード24の上昇時に限らず、スプラッシュガード24の外壁面24Wで常に薬液が流動するようにガード洗浄用ノズル81から薬液を供給してもよい。
この場合、スプラッシュガード24の外壁面24Wで薬液が乾燥することが防止される。それにより、スプラッシュガード24の外壁面24Wへの析出物、すなわち汚染物質Qの付着が十分に低減される。
(7) 効果
本実施の形態に係る基板処理装置100においては、基板Wの薬液処理中に基板Wから飛散し、スプラッシュガード24の内壁面(回収液案内部42)により受け止められた薬液が、その内壁面に沿って流下する。
流下した薬液は、さらに処理カップ23の内壁面23Iを通じて循環液空間32に導かれる。循環液空間32に導かれた薬液はさらに回収管35へと送られる。
ここで、スプラッシュガード24は、ガード昇降駆動機構37により処理カップ23に対して相対的に上昇および下降される。それにより、上記構成を有する洗浄処理部5a〜5dにおいては、薬液処理時に薬液が直接接触しないスプラッシュガード24の外壁面24Wに析出物(汚染物質Q)が付着する場合がある。
図2に示すように、処理カップ23の上端部に、処理カップ23の外周に沿うように円環状に形成されたガード洗浄用ノズル81が設けられている。
スプラッシュガード24の上昇時に、ガード洗浄用ノズル81からスプラッシュガード24の外壁面24Wへ洗浄液が噴出される。これにより、スプラッシュガード24の外壁面24Wの全面が洗浄される。それにより、スプラッシュガード24に付着する汚染物質Qが除去される。
このように、スプラッシュガード24に付着する汚染物質Qが除去されることにより、剥離した汚染物質Qからなるパーティクルが飛散し、処理中または搬送中の基板Wに付着することが防止される。その結果、処理液の析出物に起因する基板Wの処理不良が十分に防止される。
(8) 基板処理装置に用いられる薬液
本実施の形態では、BHFは、例えば基板Wの表面をエッチングして洗浄するために用いられる。他の薬液の例を以下に示す。
薬液としては、基板Wの表面に形成されたポリマーを除去するためのフッ化アンモニウムを含む溶液、例えばフッ化アンモニウムおよびリン酸を含む混合溶液を用いることができる。
なお、本実施の形態において用いたBHF、ならびにフッ化アンモニウムおよびリン酸を含む混合溶液のように、アルカリ性溶液と酸性溶液との混合により生成される塩を含む溶液を用いた場合にはスプラッシュガード24の外壁面24Wに析出物が生成されやすい。
したがって、本基板処理装置は、薬液としてアルカリ性溶液と酸性溶液との混合溶液を用いた場合に、顕著な効果を得ることができる。
また、基板Wの現像処理を行うためのTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)等のアルカリ性溶液または酢酸ブチル等の酸性溶液を薬液として用いることができる。
さらに、基板Wの表面に形成されたレジストを剥離するための硫酸過水またはオゾン水を薬液として用いることができる。
また、基板Wの表面をエッチングまたは洗浄するためのBHF、DHF(希フッ酸)、フッ酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、シュウ酸、アンモニア、クエン酸、過酸化水素水もしくはTMAH等の水溶液、またはそれらの混合溶液を薬液として用いることができる。
(9) 他の構成例
本実施の形態では、図2を用いて説明したように、スプラッシュガード24の外壁面24Wに付着する汚染物質Qを除去するために、処理カップ23の上端部にガード洗浄用ノズル81が設けられている。
ここで、薬液処理時に薬液が直接的に接触しないスプラッシュガード24の外壁面24Wに汚染物質Qが付着する際には、循環液空間32を形成する処理カップ23の内壁面23Iにも汚染物質Qが付着するものと考えられる。
そこで、処理カップ23の内壁面23Iを洗浄する構成を説明する。
図9は、図2に示す洗浄処理部5a〜5dの他の構成例を説明するための断面図である。
図9(a)に処理カップ23の内壁面23Iを洗浄する構成の一例が示されている。図9(a)に示すように、本例では、ガード洗浄用ノズル81に加えて、ガード洗浄用ノズル81とほぼ同じ形状を有する円環状のカップ洗浄用ノズル83が用いられる。
カップ洗浄用ノズル83は、洗浄液噴出孔831が処理カップ23の内壁面23Iの下部とほぼ対向するように、仕切壁33の下端部近傍に取り付けられる。
この構成において、ガード洗浄用ノズル81によるスプラッシュガード24の洗浄と同時に、内壁面23Iの下部に向かってカップ洗浄用ノズル83から洗浄液を噴出させる。
これにより、スプラッシュガード24の外壁面24Wとともに、処理カップ23の内壁面23Iの下部が洗浄される。それにより、処理カップ23の内壁面23Iに付着する汚染物質Qが、スプラッシュガード24の外壁面24Wに付着する汚染物質Qとともに洗い流される。
その結果、スプラッシュガード24および処理カップ23に付着する汚染物質Qを確実に除去することができる。
図9(b)に処理カップ23の内壁面23Iを洗浄する構成のさらに他の例が示されている。図9(b)に示すように、本例では、カップ洗浄用ノズル83は、洗浄液噴出孔831が処理カップ23の内壁面23Iの上部とほぼ対向するように、仕切壁33の上端部に取り付けられる。
この構成において、ガード洗浄用ノズル81によるスプラッシュガード24の洗浄と同時に、内壁面23Iの上部に向かってカップ洗浄用ノズル83から洗浄液を噴出させる。
これにより、スプラッシュガード24の外壁面24Wとともに、処理カップ23の内壁面23Iの上部が洗浄される。それにより、処理カップ23の内壁面23Iに付着する汚染物質Qが、スプラッシュガード24の外壁面24Wに付着する汚染物質Qとともに洗い流される。
その結果、スプラッシュガード24および処理カップ23に付着する汚染物質Qを確実に除去することができる。
カップ洗浄用ノズル83を仕切壁33の上端部および下端部に設けてもよい。この場合、処理カップ23およびスプラッシュガード24に付着する汚染物質Qをより確実に除去することができる。
なお、カップ洗浄用ノズル83から噴出される洗浄液にも空気または不活性ガス等の気体を混合することが好ましい。気体を混合することにより、洗浄液が洗浄液噴出孔831から大きな広がり角で噴出される。その結果、より高い洗浄効果を得ることができる。
本実施の形態において、ガード洗浄用ノズル81からスプラッシュガード24には洗浄液が噴出されるとしているが、ガード洗浄用ノズル81からスプラッシュガード24に噴出される洗浄液の噴出圧は、例えば0.08MPa〜0.10MPaに設定することが好ましい。
(10) 請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
以上、本発明の一実施の形態において、スピンチャック21が基板保持手段に相当し、BHF等の薬液が処理液に相当し、薬液処理用ノズル50が処理液供給手段に相当し、スプラッシュガード24が飛散防止部材に相当し、処理カップ23および回収管35が処理液回収部材に相当し、ガード昇降駆動機構37が昇降手段に相当し、ガード洗浄用ノズル81が洗浄液供給手段に相当し、スプラッシュガード24の外壁面24Wが外壁面に相当し、処理カップ23の内壁面23Iが内壁面に相当する。
また、回収管35、三方バルブ110、循環系配管120A,120B、回収タンクRTAおよび薬液貯留タンクTAが循環系に相当し、回収管35、三方バルブ110および廃棄系配管130が廃棄系に相当し、制御部4および三方バルブ110が切替手段に相当し、空気またはNガス等の不活性ガスが気体に相当し、複数の洗浄液噴出孔811が複数の洗浄液供給口に相当し、BHFが塩を含む溶液に相当する。
さらに、三方バルブ110による回収管35の内部空間と、循環系配管120Aの内部空間との連通が処理液回収部材と循環系との接続に相当し、三方バルブ110による回収管35の内部空間と、廃棄系配管130の内部空間との連通が処理液回収部材と廃棄系との接続に相当する。
本発明に係る基板処理装置および基板処理方法は、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、光ディスク用ガラス基板等の基板製造等のために利用可能である。
本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。 本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の洗浄処理部の構成を説明するための図である。 図2のガード洗浄用ノズルの構造を説明するための図である。 図2のガード洗浄用ノズルの処理カップへの取り付けを説明するための図である。 処理カップの上端部にガード洗浄用ノズルが取り付けられた状態を示す拡大断面図である。 スプラッシュガードの洗浄タイミングを説明するための図である。 ガード洗浄用ノズルから噴出される洗浄液に気体が混合されることによる効果を説明するための図である。 図1の基板処理装置における配管の系統図である。 図2に示す洗浄処理部の他の構成例を説明するための断面図である。 従来の基板処理装置の構成および動作を説明するための図である。 従来の基板処理装置の構成および動作を説明するための図である。 従来の基板処理装置の構成および動作を説明するための図である。 従来の基板処理装置の構成および動作を説明するための図である。 従来の洗浄処理部における課題を説明するための図である。
符号の説明
4 制御部
21 スピンチャック
24 スプラッシュガード
23 処理カップ
23I 内壁面
24 スプラッシュガード
24W 外壁面
35 回収管
37 ガード昇降駆動機構
50 薬液処理用ノズル
81 ガード洗浄用ノズル
100 基板処理装置
110 三方バルブ
120A,120B 循環系配管
130 廃棄系配管
811 洗浄液噴出孔
CD 隙間
TA 薬液貯留タンク
RTA 回収タンク

Claims (10)

  1. 基板を保持する基板保持手段と、
    前記基板保持手段により保持される基板に処理液を供給する処理液供給手段と、
    前記基板保持手段を取り囲むように設けられ、前記基板保持手段により保持される基板から周囲に飛散する処理液を受け止めて下方へ導く飛散防止部材と、
    前記飛散防止部材を取り囲むように設けられ、前記飛散防止部材により下方へ導かれた処理液を回収する処理液回収部材と、
    前記飛散防止部材を前記処理液回収部材に対して相対的に昇降させる昇降手段と、
    前記昇降手段により前記飛散防止部材が前記処理液回収部材に対して相対的に上昇しているときに前記飛散防止部材の外壁面へ洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記飛散防止部材の外壁面と前記処理液回収部材の内壁面との間には隙間が形成され、
    前記洗浄液供給手段は、前記飛散防止部材の外壁面に供給された洗浄液が前記隙間を流れるように配置されたことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記洗浄液供給手段は、前記処理液回収部材の上端部に設けられたことを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記洗浄液供給手段により供給された洗浄液は、前記飛散防止部材の外壁面に沿って下方へ導かれるとともに前記処理液回収部材により回収され、
    前記処理液回収部材により回収された処理液を前記処理液供給手段へと戻す循環系と、
    前記処理液回収部材により回収された洗浄液を廃棄するための廃棄系と、
    前記処理液回収部材に前記循環系および前記廃棄系を選択的に接続する切替手段とをさらに備え、
    前記切替手段は、前記処理液供給手段から基板に処理液が供給される際に前記処理液回収部材に前記循環系を接続し、前記洗浄液供給手段から前記飛散防止部材に洗浄液が供給される際に前記処理液回収部材に前記廃棄系を接続することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 前記洗浄液供給手段は、前記飛散防止部材の外壁面へ気体が混合された洗浄液を供給することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の基板処理装置。
  6. 前記洗浄液供給手段は、前記飛散防止部材の外壁面へ処理液と同じ成分の洗浄液を供給することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 前記洗浄液供給手段は、前記飛散防止部材の外壁面を取り囲むように設けられ、前記飛散防止部材の外壁面に対向する複数の洗浄液供給口を有する管状部材を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の基板処理装置。
  8. 前記処理液は、塩を含む溶液であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の基板処理装置。
  9. 基板保持手段により保持される基板に処理液を供給することにより基板を処理するステップと、
    基板の処理中に前記基板保持手段を取り囲む飛散防止部材により基板から周囲に飛散する処理液を受け止めて下方へ導き、前記飛散防止部材を取り囲む処理液回収部材によりその処理液を回収するステップと、
    前記飛散防止部材を前記処理液回収部材に対して相対的に上昇させつつ、前記飛散防止部材の外壁面に洗浄液を供給することにより前記飛散防止部材を洗浄するステップとを備えたことを特徴とする基板処理方法。
  10. 前記飛散防止部材の洗浄中に、前記飛散防止部材の外壁面に供給される洗浄液を前記処理液回収部材により回収するステップと、
    前記処理液回収部材により回収される洗浄液を廃棄するステップと、
    前記処理液回収部材により回収される処理液を基板の処理に再利用するステップとをさらに備えたことを特徴とする請求項9記載の基板処理方法。
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