JP2007123393A - 基板処理装置 - Google Patents

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孝一 迎垣
Mitsuhiko Tajima
光彦 田嶋
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Abstract

【課題】基板に供給される処理液の流量を正確に制御できる基板処理装置を提供する。
【解決手段】基板処理装置の制御部は、予め複数の洗浄処理部5a〜5dに対応する処理レシピに基づいて複数の洗浄処理部5a〜5dの動作手順および動作条件を決定するとともに昇圧ポンプP1の吐出量を決定する。制御部は、昇圧ポンプP1の吐出量をフィードフォワード制御するために、処理レシピに基づいて昇圧ポンプP1の吐出量を実際に昇圧ポンプP1を制御する前に決定する。例えば、制御部は、複数の洗浄処理部5a〜2dの処理レシピに設定された薬液処理のタイミングおよび薬液ノズルの吐出流量に基づいて予め昇圧ポンプP1の吐出量を決定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板に所定の処理を行う基板処理装置に関する。
従来より、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、光ディスク用ガラス基板等の基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が用いられている。基板処理装置においては、複数の処理部を設けることによりスループットの向上を図ることができる。
基板に処理液を供給することにより基板の処理を行う複数の処理部を備えた基板処理装置においては、供給源から複数の処理部へと処理液を供給するための処理液供給系が設けられる。
このような基板処理装置として、例えば特許文献1の基板処理装置がある。図10は、特許文献1に記載された基板処理装置の構成を示す図である。
図10の基板処理装置は、基板の処理を行う2つの処理室901,902を備える。各処理室901,902には、基板W上に処理液を供給するための上ノズル903,905および基板Wの裏面に処理液を供給するための下ノズル904,906が設けられている。
各ノズル903〜906に供給する処理液が、処理液タンク907に貯留されている。この処理液は、ミキシングバルブ908により生成される。ミキシングバルブ908は、薬液タンク909から薬液供給管910を通じて供給される薬液と純水供給管911から供給される純水とを混合することにより処理液を生成する。
処理液タンク907には処理液供給管971が接続されている。処理液供給管971はマニホールド991へと延びている。処理液供給管971には、べローズポンプ972が介挿されている。マニホールド991からは第1〜第4吐出路942,948,954,960が分岐している。
第1〜第4吐出路942,948,954,960は、それぞれ上ノズル903,905および下ノズル904,906に接続されている。
第1吐出路942には、第1の流量センサ992、第1吐出流量調整弁944および第1吐出弁945がこの順で介挿されている。
第2、第3および第4吐出路942にも、それぞれ第2、第3および第4の流量センサ993,994,995、第2、第3および第4吐出流量調整弁950,956,962、ならびに第2、第3および第4吐出弁951,957,963がこの順で介挿されている。
第1〜第4の流量センサ992〜995は、第1〜第4吐出路942,948,954,960を流れる処理液の流量に応じた電気信号(検出信号)を制御部966に与える。
第1〜第4吐出流量調整弁944,950,956,962の開度が予め調整されることにより各ノズル903〜906から吐出される処理液の流量が調整されている。第1〜第4吐出弁945,951,957,963は、それぞれ制御部966により開閉状態が制御される。
ここで、複数のノズル903〜906の全てから処理液が吐出している状態からノズル903〜906のうちの一部から処理液が吐出する状態へと切り替わる場合がある。
この場合、処理液がべローズポンプ972により処理液タンク907から各ノズル903〜906へと一定の圧力で圧送されていると、各ノズル903〜906の吐出流量が変化する。このような吐出流量の変化は、基板Wの処理不良の要因となる。
そこで、図10の基板処理装置においては、制御部966が、第1〜第4の流量センサ992〜995から与えられる検出信号および第1〜第4吐出弁945,951,957,963の開閉状態に基づいてべローズポンプ972の圧送能力をフィードバック制御する。
これにより、処理液を吐出するノズルの本数が変化しても、処理液を吐出する各ノズルの吐出流量をほぼ一定に保つことができる。
特開平10−303164号公報
しかしながら、上記のように制御部966がべローズポンプ972のフィードバック制御を行うと、実際には処理液を吐出するノズルの本数が変化したときに処理液を吐出するノズルの吐出流量が一時的に変動し、その後、一定の遅延時間の経過後に各ノズルからの吐出流量が一定に安定する。
このように、処理液を吐出するノズルの本数が変化すると、一時的に処理液を吐出する各ノズルの吐出流量が変動する。それにより、基板Wの処理不良が生じる場合がある。
本発明の目的は、基板に吐出される処理液の流量を正確に制御できる基板処理装置を提供することである。
(1)本発明に係る基板処理装置は、基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、基板を保持する基板保持手段と、基板保持手段により保持された基板上に処理液を供給する複数の処理液供給ノズルと、複数の処理液供給ノズルへ処理液を導く処理液供給系と、複数の処理液供給ノズルの動作手順および動作条件を少なくとも規定する処理レシピを記憶する記憶手段と、記憶手段により記憶された処理レシピに従って処理液供給系による各処理液供給ノズルへの処理液の供給を制御する制御手段と、処理液供給系における処理液の流量を調整する流量調整手段とを備え、制御手段は、各処理液供給ノズルが基板上に処理液を吐出する前に、処理レシピに規定された複数の処理液供給ノズルの動作手順および動作条件に基づいて、当該処理液供給ノズルから所定流量の処理液が吐出されるために必要な処理液供給系における流量を予め決定し、処理液供給系における処理液の流量が決定された流量になるように流量調整手段を制御するものである。
この発明に係る基板処理装置においては、複数の処理液供給ノズルの動作手順および動作条件が少なくとも規定された処理レシピが記憶手段に記憶される。
各処理液供給ノズルが基板上に処理液を吐出する前に、処理レシピに規定された複数の処理液供給ノズルの動作手順および動作条件に基づいて、当該処理液供給ノズルから所定流量の処理液が吐出されるために必要な処理液供給系における流量が予め制御部により決定される。そして、処理液供給系における処理液の流量が決定された流量になるように制御手段により流量調整手段が制御される。
これにより、流量調整手段により調整された流量で処理液供給系から各処理液供給ノズルに処理液が供給され、基板保持手段に保持された基板に当該処理液供給ノズルから所定流量の処理液が吐出される。
このように、各処理液供給ノズルが基板上に処理液を吐出する前に、予め設定された処理レシピに基づいて処理液供給系における流量が決定される。その結果、制御遅れを生じることなく、各処理液供給ノズルにより基板に吐出される処理液の流量を正確に制御することができる。
(2)流量調整手段は、昇圧ポンプであってもよい。この場合、処理液供給系内の圧力を上昇および下降させることにより処理液供給系における処理液の流量を容易に増加および減少させることができる。したがって、流路の断面積を変化させることにより流量を調整するレギュレータに比べて、広い範囲にわたって流量を調整することができる。なお、昇圧ポンプとしては、ベローズポンプ、ダイヤフラムポンプ、マグネットポンプなどのポンプのうちのいずれであってもよい。
(3)処理レシピに規定される動作条件は、複数の処理液供給ノズルから吐出される処理液の吐出流量を含んでもよい。
この場合、制御手段は、処理レシピに規定された複数の処理液供給ノズルの吐出流量に基づいて、各処理液供給ノズルから所定量の処理液が供給されるために必要な処理液供給系における処理液の流量を予め決定することができる。
(4)制御手段は、各処理液供給ノズルから処理液が供給される基板が基板保持手段に保持される前に、処理液供給系における処理液の流量を予め決定してもよい。
この場合、基板保持手段に保持された基板への各処理液供給ノズルによる処理液の吐出時よりも十分前に、処理液供給系における処理液の流量が決定される。
これにより、制御遅れを生じることなく、各処理液供給ノズルにより基板に吐出される処理液の流量を正確かつ確実に制御することができる。
(5)記憶手段に処理レシピが記憶された際に、処理液供給系における処理液の流量を予め決定してもよい。
この場合、基板保持手段に保持された基板への各処理液供給ノズルによる処理液の吐出時よりも十分前に、処理液供給系における処理液の流量が予め決定される。
これにより、制御遅れを生じることなく、各処理液供給ノズルにより基板に吐出される処理液の流量を正確かつ確実に制御することができる。
(6)複数の処理液供給ノズルの少なくとも1つは、基板保持手段により保持された基板に向けて、鉛直でない方向に処理液を吐出してもよい。
ここで、「鉛直でない方向」とは、水平方向または水平に対して傾斜した方向を含み、この場合、少なくとも1つの処理液供給ノズルから処理液がほぼ放物線状の軌跡を描いて基板上の所定の着液点に着液する。
本発明に係る基板処理装置においては、各処理液供給ノズルにより基板に吐出される処理液の流量が正確に制御される。これにより、基板上の予め設定された着液点(たとえば、基板の中央部、または基板の周縁部等)に正確に処理液を吐出することができる。それにより、基板上の予め設定された着液点から外れた位置に処理液が供給されることがなく、基板に良好な処理を行うことができる。
(7)複数の処理液供給ノズルは、基板保持手段により保持された基板の上面に処理液を吐出する上部ノズルと、基板保持手段により保持された基板の下面に処理液を吐出する下部ノズルとを含んでもよい。
この場合、上部ノズルにより基板に吐出される処理液の流量を正確に制御することができるとともに、下部ノズルにより基板に吐出される処理液の流量を正確に制御することができる。それにより、基板の上面および下面に適切な処理を行うことができる。
(8)基板処理装置は、複数の処理液供給ノズルにより基板に吐出された処理液を複数の処理液供給ノズルへと戻す循環系をさらに備えてもよい。
この場合、複数の処理液供給ノズルにより基板に吐出された処理液が循環系により複数の処理液供給ノズルに戻される。これにより、基板に吐出された処理液が再利用されるので、基板の製造コストが低減される。
(9)基板処理装置は、複数の処理液供給ノズルにより基板に吐出された処理液を廃棄する廃棄系をさらに備えてもよい。
この場合、複数の処理液供給ノズルにより基板に吐出された処理液が廃棄系により廃棄される。したがって、再利用できない処理液を廃棄することができる。
本発明に係る基板処理装置においては、各処理液供給ノズルが基板上に処理液を吐出する前に、予め設定された処理レシピに基づいて処理液供給系における流量が決定される。その結果、制御遅れを生じることなく、各処理液供給ノズルにより基板に吐出される処理液の流量を正確に制御することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る基板処理方法および基板処理装置について図面を参照しつつ説明する。
以下の説明において、基板とは、半導体ウェハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等をいう。
また、薬液とは、例えばBHF(バッファードフッ酸)、DHF(希フッ酸)、フッ酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、シュウ酸もしくはアンモニア等の水溶液、またはそれらの混合溶液をいう。
リンス液とは、例えば純水、炭酸水、オゾン水、磁気水、還元水(水素水)もしくはイオン水、またはIPA(イソプロピルアルコール)等の有機溶剤をいう。
さらに、以下の説明では、後述するスピンチャックに保持された基板の上側の面を基板の表面と称し、スピンチャックに保持された基板の下側の面を基板の裏面と称する。
(1) 基板処理装置の構成
図1は本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。図1に示すように、基板処理装置100は、処理領域A,Bを有し、処理領域A,B間に搬送領域Cを有する。
処理領域Aには、制御部4、流体ボックス部2a,2b、洗浄処理部5a,5bが配置されている。
図1の流体ボックス部2a,2bは、それぞれ洗浄処理部5a,5bへの薬液およびリンス液の供給および洗浄処理部5a,5bからの廃棄(排液)等に関する配管、継ぎ手、バルブ、流量計、レギュレータ、ポンプ、温度調節器、処理液貯留タンク等の流体関連機器を収納する。
洗浄処理部5a,5bでは、薬液による洗浄処理(以下、薬液処理と呼ぶ)およびリンス液による洗浄処理(以下、リンス処理と呼ぶ)が行われる。本実施の形態において、例えば洗浄処理部5a,5bで用いられる薬液はフッ化水素水であり、リンス液は純水である。
処理領域Bには、流体ボックス部2c,2dおよび洗浄処理部5c,5dが配置されている。流体ボックス部2c,2dおよび洗浄処理部5c,5dの各々は、上記流体ボックス部2a,2bおよび洗浄処理部5a,5bと同様の構成を有し、洗浄処理部5c,5dは洗浄処理部5a,5bと同様の処理を行う。
以下、洗浄処理部5a,5b,5c,5dを処理ユニットと総称する。搬送領域Cには、基板搬送ロボットCRが設けられている。
処理領域A,Bの一端部側には、基板Wの搬入および搬出を行うインデクサIDが配置されており、インデクサロボットIRはインデクサIDの内部に設けられている。インデクサIDには、基板Wを収納するキャリア1が載置される。
インデクサIDのインデクサロボットIRは、矢印Uの方向に移動し、キャリア1から基板Wを取り出して基板搬送ロボットCRに渡し、逆に、一連の処理が施された基板Wを基板搬送ロボットCRから受け取ってキャリア1に戻す。
基板搬送ロボットCRは、インデクサロボットIRから渡された基板Wを指定された処理ユニットに搬送し、または、処理ユニットから受け取った基板Wを他の処理ユニットまたはインデクサロボットIRに搬送する。
本実施の形態においては、洗浄処理部5a〜5dのいずれかにおいて基板Wに薬液処理およびリンス処理が行われた後に、基板搬送ロボットCRにより基板Wが洗浄処理部5a〜5dから搬出され、インデクサロボットIRを介してキャリア1に搬入される。
制御部4は、CPU(中央演算処理装置)を含むコンピュータ等からなり、処理領域A,Bの各処理ユニットの動作、搬送領域Cの基板搬送ロボットCRの動作およびインデクサIDのインデクサロボットIRの動作を制御する。制御部4の側壁に、基板処理装置100の動作手順および動作条件を規定する処理レシピを作業者が設定するための操作パネル710が設けられている。詳細は後述する。
また、基板処理装置100においては、インデクサIDに隣接するように用力系ボックス部2Aが設けられている。処理領域A,Bの一端部側に隣接するように循環系ボックス部2Bが設けられている。用力系ボックス部2Aおよび循環系ボックス部2Bの詳細は後述する。
(2) 洗浄処理部の構成
図2は本発明の一実施の形態に係る基板処理装置100の洗浄処理部5a〜5dの構成を説明するための図である。
図2の洗浄処理部5a〜5dは、薬液処理により基板Wの表面および裏面に付着した有機物等の不純物を除去した後、リンス処理を行う。
図2に示すように、洗浄処理部5a〜5dは、基板Wを水平に保持するとともに基板Wの中心を通る鉛直な回転軸の周りで基板Wを回転させるためのスピンチャック21を備える。スピンチャック21は、チャック回転駆動機構36によって回転される回転軸25の上端に固定されている。
基板Wは、薬液処理およびリンス処理を行う場合に、スピンチャック21により水平に保持された状態で回転される。なお、図2に示すように、本実施の形態では、基板Wの周縁部を保持するスピンチャックが用いられる。
スピンチャック21の外方にアーム台座60が設けられている。アーム台座60から上方へ延びるようにアーム61が取り付けられている。アーム61は、スピンチャック21の上方で曲折している。アーム61の先端部には薬液ノズル50が取り付けられている。薬液ノズル50は、その軸心50Lが水平面に対して傾斜するように、アーム61によりスピンチャック21の上方に固定される。
薬液ノズル50には薬液処理用供給管63の一端が接続されている。薬液処理用供給管63の他端は、図1の流体ボックス部2a〜2dに接続されている。
これにより、洗浄処理部5a〜5dの薬液ノズル50には、薬液処理用供給管63を通して流体ボックス部2a〜2dから薬液(フッ化水素水)が供給される。それにより、基板Wの表面へ薬液を吐出することができる。
また、スピンチャック21の外方にアーム台座71が設けられている。アーム台座71から上方へ延びるようにアーム72が取り付けられている。アーム72は、スピンチャック21の上方で曲折している。アーム72の先端部にはリンスノズル70が取り付けられている。リンスノズル70は、その軸心70Lが水平面に対して傾斜するように、アーム72によりスピンチャック21の上方に固定される。
リンスノズル70にはリンス処理用供給管74の一端が接続されている。リンス処理用供給管74の他端は、図1の流体ボックス部2a〜2dに接続されている。
これにより、洗浄処理部5a〜5dのリンスノズル70には、リンス処理用供給管74を通して流体ボックス部2a〜2dからリンス液(純水)が供給される。それにより、基板Wの表面へリンス液を吐出することができる。
スピンチャック21の回転軸25は中空軸からなる。回転軸25の内部には、薬液処理用供給管82およびリンス処理用供給管92が挿通されている。薬液処理用供給管82およびリンス処理用供給管92は、ともにその一端がスピンチャック21に保持された基板Wの裏面に近接する位置まで延びるとともに、他端が流体ボックス部2a〜2dに接続されている。
薬液処理用供給管82およびリンス処理用供給管92の一端側の先端部には、基板Wの裏面中央に向けて薬液およびリンス液を吐出する裏面薬液ノズル81および裏面リンスノズル91が設けられている。
裏面薬液ノズル81から基板Wの裏面に薬液が吐出されることにより、基板Wの裏面が薬液処理される。また、裏面リンスノズル91から基板Wの裏面にリンス液が吐出されることにより、基板Wの裏面がリンス処理される。
スピンチャック21は、処理カップ23内に収容されている。処理カップ23の内側には、筒状の仕切壁33が設けられている。また、スピンチャック21の周囲を取り囲むように、基板Wのリンス処理に用いられたリンス液を回収して廃棄するための廃棄空間31が形成されている。廃棄空間31は、スピンチャック21の外周に沿うように環状かつ溝状に形成されている。
さらに、廃棄空間31を取り囲むように、処理カップ23と仕切壁33との間に基板Wの薬液処理に用いられた薬液を回収して基板処理装置100内で循環させるための循環液空間32が形成されている。循環液空間32は、廃棄空間31の外周に沿うように環状かつ溝状に形成されている。
廃棄空間31には、後述する図4の廃棄装置420へリンス液を導くための廃棄管34が接続され、循環液空間32には、後述する図4の薬液貯留タンクTAへ薬液を導くための回収管35が接続されている。
処理カップ23の上方には、基板Wからの薬液またはリンス液が外方へ飛散することを防止するためのスプラッシュガード24が設けられている。このスプラッシュガード24は、回転軸25に対して回転対称な形状からなっている。スプラッシュガード24の上端部の内面には、断面く字状の廃棄案内溝41が環状に形成されている。
また、スプラッシュガード24の下端部の内面には、外側下方に傾斜する傾斜面からなる回収液案内部42が形成されている。回収液案内部42の上端付近には、処理カップ23の仕切壁33を受け入れるための仕切壁収納溝43が形成されている。
スプラッシュガード24は、ボールねじ機構等で構成されたガード昇降駆動機構(図示せず)により支持されている。ガード昇降駆動機構は、スプラッシュガード24を、その上端部がスピンチャック21の上端部とほぼ同じまたはスピンチャック21の上端部よりも低い搬入搬出位置と、回収液案内部42がスピンチャック21に保持された基板Wの外周端面に対向する循環位置と、廃棄案内溝41がスピンチャック21に保持された基板Wの外周端面に対向する廃棄位置との間で上下動させる。
スピンチャック21上に基板Wが搬入される際、およびスピンチャック21上から基板Wが搬出される際には、スプラッシュガード24は搬入搬出位置に下降する。
スプラッシュガード24が循環位置にある場合には、基板Wから外方へ飛散した薬液が回収液案内部42により循環液空間32に導かれ、回収管35を通して薬液貯留タンクTAに送られる。
一方、スプラッシュガード24が廃棄位置にある場合には、基板Wから外方へ飛散したリンス液が廃棄案内溝41により廃棄空間31に導かれ、廃棄管34を通して廃棄装置420に送られる。
(3) 薬液処理およびリンス処理
上述のように、薬液ノズル50およびリンスノズル70は、その軸心50L,70Lが水平面に対して傾斜するように、スピンチャック21の上方に固定されている。基板Wの表面に対する薬液およびリンス液の吐出は次のように行われる。なお、以下の説明では、基板Wの裏面に対する薬液処理およびリンス処理は省略する。
図3は、基板Wの表面に対する薬液処理およびリンス処理の様子を示す図である。図3(a)に縦断面図が示され、図3(b)に上面図が示されている。
図3(a)および図3(b)に示すように、基板Wの表面に対する薬液処理およびリンス処理時には、薬液ノズル50およびリンスノズル70の各軸心50L,70Lに沿って薬液およびリンス液が吐出される。
この場合、薬液ノズル50およびリンスノズル70から吐出される薬液およびリンス液の吐出流量は後述する処理レシピにより予め設定されている。
それにより、薬液およびリンス液が予め設定された吐出流量で薬液ノズル50およびリンスノズル70から基板Wへ吐出されると、それらの液体は例えば一点鎖線の矢印Yaで示すようにほぼ放物線状の軌跡を描いて基板Wの中心部CWに着液する。
これにより、薬液およびリンス液は、回転する基板Wの中心部CWから遠心力により基板Wの表面全体に均一に広がる。それにより、基板Wの表面全体に均一に薬液処理およびリンス処理を行うことができる。
一方、薬液およびリンス液が予め設定された吐出流量で吐出されない場合には、それらの液体は、例えば点線の矢印Ybで示すように矢印Yaとは異なる軌跡を描いて基板Wの中心部CW近傍から外れた位置に着液する。回転する基板Wには遠心力が働いているので、薬液およびリンス液は、基板Wの中心部CWを含む基板Wの中央部には供給されない。それにより、基板Wの中央部では、薬液処理およびリンス処理が行なわれず、基板Wの周辺部のみにおいて当該処理が行なわれることになる。その結果、基板Wの処理が不均一となり、処理不良が発生する。
したがって、薬液ノズル50およびリンスノズル70より吐出される薬液およびリンス液の吐出流量は、後述する処理レシピにより設定された吐出流量で正確に制御される必要がある。薬液ノズル50およびリンスノズル70からの薬液およびリンス液の吐出流量を正確に制御する構成を以下に説明する。
なお、本実施形態では、薬液ノズル50およびリンスノズル70の各軸心50L,70Lは、水平面に対して傾斜するように設けられているが、これに限らず、薬液ノズル50およびリンスノズル70の各軸心50L,70Lが水平面に沿うように設けられていてもよい。あるいは、各軸心50L,70Lが鉛直方向に沿うように設けられていてもよく、この場合には、上述した薬液およびリンス液の着液点移動に起因する基板Wの処理不良の問題をなくすことができる。
(4) 基板処理装置の配管系統(概略)
初めに、本実施の形態に係る基板処理装置100の配管系統の概略を説明する。図4は、図1の基板処理装置100における配管の概略系統図である。
図4に示すように、洗浄処理部5a〜5dの薬液処理用ノズル50には、流体ボックス部2a〜2d内の薬液分流機構300へ延びる薬液処理用供給管63が接続されている。洗浄処理部5a〜5dにおいて、薬液処理用供給管63には、バルブ64が介挿されている。
また、裏面薬液ノズル81には、薬液分流機構300へ延びる薬液処理用供給管82が接続されている。洗浄処理部5a〜5dにおいて、薬液処理用供給管82には、バルブ83が介挿されている。
薬液分流機構300には、さらに循環系ボックス部2B内の薬液貯留タンクTAへ延びる薬液処理用供給管163が接続されている。
薬液処理用供給管163には、循環系ボックス部2Bにおいて薬液分流機構300側から順にフィルタF、昇圧ポンプP1および温度調節器210が介挿されている。薬液貯留タンクTA内には、薬液としてフッ化水素水が貯留されている。
昇圧ポンプP1が動作すると、薬液貯留タンクTA内の薬液が温度調節器210へ送られ、所定の温度に調整される。そして、温度が調整された薬液は、昇圧ポンプP1およびフィルタFを通じて薬液分流機構300へ送られる。
さらに、薬液は、薬液分流機構300により分流され、薬液処理用供給管63,82へ送られる。これにより、バルブ64,83を開閉操作することにより基板Wの表面および裏面に薬液を供給することができる。
ここで、循環系ボックス部2Bにおいて、薬液分流機構300と昇圧ポンプP1との間で薬液処理用供給管163に配管76の一端が接続されている。配管76の他端は薬液貯留タンクTAへ延びている。配管76にはバルブ77が介挿されている。
バルブ64,83を閉じるとともにバルブ77を開くことにより、薬液貯留タンクTAからくみ上げられた薬液が、洗浄処理部5a〜5dに送られることなく再度薬液貯留タンクTAに貯留される。このように、薬液が薬液貯留タンクTA、薬液処理用供給管163、昇圧ポンプP1、フィルタF、温度調節器210および配管76を循環することにより、薬液貯留タンクTA内の薬液が温度調節器210により所定の温度に維持されるとともに、フィルタFにより清浄に保たれる。
洗浄処理部5a〜5dのリンス処理用ノズル70には、流体ボックス部2a〜2dのリンス液分流機構400へ延びるリンス処理用供給管74が接続されている。洗浄処理部5a〜5dにおいて、リンス処理用供給管74にはバルブ75が介挿されている。
また、裏面リンスノズル91には、リンス液分流機構400へ延びるリンス処理用供給管92が接続されている。洗浄処理部5a〜5dにおいて、リンス処理用供給管92にはバルブ93が介挿されている。
リンス液分流機構400には、さらに用力系ボックス部2A内のリンス液供給源410へ延びるリンス処理用供給管174が接続されている。リンス処理用供給管174には、昇圧ポンプP2が介挿されている。
用力系ボックス部2Aにおいて、リンス液供給源410にリンス液として純水が供給される。これにより、昇圧ポンプP2が動作することにより、リンス液供給源410に供給されたリンス液が、リンス処理用供給管174およびリンス液分流機構400を通じてリンス処理用供給管74,92に送られる。これにより、バルブ75,93を開閉操作することにより基板Wの表面および裏面にリンス液を供給することができる。
処理カップ23内の循環液空間32には回収管35が接続されている。回収管35は、洗浄処理部5a〜5dから流体ボックス部2a〜2dを通って循環系ボックス部2Bの薬液貯留タンクTAへ延びている。流体ボックス部2a〜2dにおいて、回収管35には、ポンプP3が介挿されるとともにそのポンプP3を挟んで2つのフィルタFが介挿されている。
これにより、回収管35に導かれた薬液は、フィルタFにより清浄にされるとともに、ポンプP3により薬液貯留タンクTAに送られる。それにより、薬液処理に用いられた薬液が再度薬液貯留タンクTAに貯留される。
また、処理カップ23内の廃棄空間31に廃棄管34が接続されている。廃棄管34は、洗浄処理部5a〜5dから流体ボックス部2a〜2dを通って用力系ボックス部2Aの廃棄装置420へ延びている。
これにより、廃棄系配管130に導かれたリンス液は、廃棄装置420に送られ、廃棄される。それにより、リンス処理に用いられたリンス液が廃棄される。
上述のバルブ64,75,77,82,92、昇圧ポンプP1,P2および温度調節器210の動作は図1の制御部4により制御されている。また、リンス液分流機構400および薬液分流機構300がバルブを含む構成を有する場合には、図1の制御部4がこれらを制御してもよい。
本実施の形態に係る基板処理装置100においては、薬液処理に用いられる薬液が循環しつつ再利用される。したがって、リンス液よりも高価な薬液を再利用することにより、基板Wの製造コストが低減される。
本例では、リンス液分流機構400、薬液分流機構300、2つのフィルタFおよびポンプP3が流体ボックス部2a〜2d内に設けられ、昇圧ポンプP2、リンス液供給源410および廃棄装置420が用力系ボックス部2A内に設けられ、バルブ77、フィルタF、薬液貯留タンクTA、昇圧ポンプP1および温度調節器210が循環系ボックス部2B内に設けられているが、これらの各構成部の配置は上記に限られない。
特に、リンス液供給源410は、例えば工場のリンス液供給設備であってもよく、この場合には、リンス液供給源410が基板処理装置100の外部、すなわち用力系ボックス部2Aの外部に設けられる。
また、廃棄装置420は、例えば工場の液体廃棄設備であってもよく、この場合には、廃棄装置420が基板処理装置100の外部、すなわち用力系ボックス部2Aの外部に設けられる。
本実施の形態において、昇圧ポンプP1,P2は、図1の制御部4の制御信号に基づいて、その吐出流量(吐出圧力)を段階的または連続的に上昇および下降させることが可能なポンプである。昇圧ポンプP1,P2の吐出流量が変化することにより、薬液処理用供給管163およびリンス処理用供給管174内の圧力も変化する。
図4の太い実線で示される配管系統を循環系統と称し、太い一点鎖線で示される配管系統を用力系統と称する。以下、循環系統および用力系統の詳細を個別に説明する。
(5) 循環系統の詳細
図5は、図4の基板処理装置100における循環系統(太い実線部)の詳細を示す図である。
図5に示すように、本例では流体ボックス部2a〜2d内に配置される薬液分流機構300が、1つの主管部401aおよび8つの分岐部401bを備えるマニホールド401により構成されている。
図4では、薬液分流機構300に接続される1つの薬液処理用供給管63および1つの薬液処理用供給管82が図示されているが、実際にはマニホールド401の複数の分岐部401bに複数の洗浄処理部5a〜5dに対応する複数の薬液処理用供給管63および複数の薬液処理用供給管82が接続される。
図5では、複数の洗浄処理部5a〜5dに対応する構成要素を区別するために、それらの構成要素の符号の後ろにそれぞれa〜dを付している。
図5の薬液ノズル50a〜50d、裏面薬液ノズル81a〜81d、バルブ64a〜64d,83a〜83d、および薬液処理用供給管63a〜63d,82a〜82dは、それぞれ図4の薬液ノズル50、裏面薬液ノズル81、バルブ64,83、および薬液処理用供給管63,82に相当する。
薬液処理用供給管63a〜63dは、それぞれ洗浄処理部5a〜5d内の薬液ノズル50a〜50dに接続されている。また、薬液処理用供給管82a〜82dは、それぞれ裏面薬液ノズル81a〜81dに接続されている。
さらに、薬液処理用供給管63a〜63d,82a〜82dには、それぞれバルブ64a〜64d,83a〜83dが介挿されている。
基板処理装置100の稼動時には、例えば洗浄処理部5a〜5d内で薬液処理が行われる。
ここで、洗浄処理部5a〜5dの全てで薬液処理が行われている状態から、1つの洗浄処理部5aで薬液処理が継続され、他の洗浄処理部5b〜5dで薬液処理が停止すると、全ての薬液ノズル50a〜50dおよび裏面薬液ノズル81a〜81dが薬液を吐出する状態から、薬液ノズル50aおよび裏面薬液ノズル81aのみが薬液を吐出する状態に切り替わる。
この場合、昇圧ポンプP1が一定の吐出流量で作動していると、昇圧ポンプP1と、複数のバルブ64a〜64d,83a〜83dとを接続する配管の内部圧力が変化し、洗浄処理部5aにおける薬液ノズル50aおよび裏面薬液ノズル81aの吐出流量が予め設定された値から変化する。具体的には、洗浄処理部5aにおける薬液ノズル50aおよび裏面薬液ノズル81aの吐出流量が増加する。
このように、基板Wへの薬液の吐出流量が変化すると、図3を用いて説明したように基板Wの処理不良が発生するおそれがある。
そこで、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、図1の制御部4が、後述する処理レシピに基づいて昇圧ポンプP1の吐出流量を調整する。それにより、複数の薬液ノズル50a〜50dおよび裏面薬液ノズル81a〜81dのうち薬液を吐出している薬液ノズルの本数が変化しても、基板Wに吐出される薬液の流量が正確に調整される。
(6) 用力系統の詳細
図6は、図4の基板処理装置100における用力系統(一点鎖線部)の詳細を示す図である。
図6に示すように、本例では流体ボックス部2a〜2d内に配置されるリンス液分流機構400が、1つの主管部402aおよび8つの分岐部402bを備えるマニホールド402により構成されている。
図4では、リンス液分流機構400に接続される1つのリンス処理用供給管74および1つのリンス処理用供給管92が図示されているが、実際にはマニホールド402の複数の分岐部402bに、複数の洗浄処理部5a〜5dに対応する複数のリンス処理用供給管74および複数のリンス処理用供給管92が接続される。
図6では、複数の洗浄処理部5a〜5dに対応する構成要素を区別するために、それらの構成要素の符号の後ろにそれぞれa〜dを付している。
図6のリンスノズル70a〜70d、裏面リンスノズル91a〜91d、バルブ75a〜75d,93a〜93d、およびリンス処理用供給管74a〜74d,92a〜92dは、それぞれ図4のリンスノズル70、裏面リンスノズル91、バルブ75,93、およびリンス処理用供給管74,92に相当する。
リンス処理用供給管74a〜74dは、それぞれ洗浄処理部5a〜5d内のリンスノズル70a〜70dに接続されている。また、リンス処理用供給管92a〜92dは、それぞれ裏面リンスノズル91a〜91dに接続されている。
さらに、リンス処理用供給管74a〜74d,92a〜92dには、それぞれバルブ75a〜75d,93a〜93dが介挿されている。
基板処理装置100の稼動時には、例えば洗浄処理部5a〜5d内でリンス処理が行われる。
ここで、洗浄処理部5a〜5dの全てでリンス処理が行われている状態から、洗浄処理部5aのみでリンス処理が継続され、他の洗浄処理部5b〜5dでリンス処理が停止すると、全てのリンスノズル70a〜70dおよび裏面リンスノズル91a〜91dがリンス液を吐出する状態からリンスノズル70aおよび裏面リンスノズル91aのみがリンス液を吐出する状態に切り替わる。
この場合、昇圧ポンプP2が一定の吐出流量で作動していると、昇圧ポンプP2と、複数のバルブ75a〜75d,93a〜93dとを接続する配管の内部圧力が変化し、洗浄処理部5aにおけるリンスノズル70aおよび裏面リンスノズル91aの吐出流量が予め設定された値から変化する。具体的には、洗浄処理部5aにおけるリンスノズル70aおよび裏面リンスノズル91aの吐出流量が増加する。
このように、基板Wへのリンス液の吐出流量が変化すると、図3を用いて説明したように基板Wの処理不良を発生するおそれがある。
そこで、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、図1の制御部4が、後述する処理レシピに基づいて昇圧ポンプP2を制御し、その吐出流量を調整する。それにより、複数のリンスノズル70a〜70dおよび裏面リンスノズル91a〜91dのうちリンス液を吐出しているリンスノズルの本数が変化しても、基板Wに吐出されるリンス液の流量が正確に調整される。
(7) 基板処理装置の制御系
図1の基板処理装置100の制御系の詳細を説明する。図7は、基板処理装置100の制御系を説明するためのブロック図である。
図7に示すように、制御部4は、例えばCPU701およびメモリ702を含む。なお、制御部4はマイクロコンピュータであってもよい。
制御部4のCPU701には、操作パネル710が接続されている。作業者が操作パネル710を操作することにより、後述する処理レシピがCPU701に設定される。設定された処理レシピは、CPU701によりメモリ702に記憶される。
さらに、制御部4のCPU701には、洗浄処理部5a〜5d、流体ボックス部2a〜2d、用力系ボックス部2Aおよび循環系ボックス部2Bの各構成部が接続される。これにより、CPU701は、それらの各構成部の動作をメモリ702に記憶された処理レシピに基づいて制御する。
なお、上述のように、本実施の形態において、制御部4は少なくとも用力系ボックス部2Aおよび循環系ボックス部2Bの昇圧ポンプおよびバルブの動作を制御する。
(8) 処理レシピに基づく制御
処理レシピについて説明する。図8は、処理レシピを説明するための図である。本実施の形態において、処理レシピは少なくとも基板処理装置100の動作手順および動作条件を含む。
図8(a)には、1つの洗浄処理部5aの処理レシピの一部が表形式で示されている。また、図8(b)には、図8(a)の処理レシピに基づく処理が時系列に示される。
図8において、図5の薬液ノズル50aおよび裏面薬液ノズル81aを薬液ノズルと総称し、図6のリンスノズル70aおよび裏面リンスノズル91aをリンスノズルと総称する。
図8(a)の処理レシピには、洗浄処理部5aの動作手順および動作条件として、薬液ノズルおよびリンスノズルの吐出流量および時間が設定されている。
図8の例では、基板の搬入時から0〜10secの期間における薬液ノズルの吐出流量が0L/minに設定され、10〜60secの期間における薬液ノズルの吐出流量が2L/minに設定され、60〜150secの期間における薬液ノズルの吐出流量が0L/minに設定されている。
また、基板の搬入時から0〜70secの期間におけるリンスノズルの吐出流量が0L/minに設定され、70〜120secの期間におけるリンスノズルの吐出流量が5L/minに設定され、120〜150secの期間におけるリンスノズルの吐出流量が0L/minに設定されている。
図7の制御部4は、図8の処理レシピに従って洗浄処理部5a内への基板Wの搬入MVI、基板Wの薬液処理CS、基板Wのリンス処理RI、基板Wの乾燥処理DRおよび基板Wの搬出MVOを制御する。
ここでは、他の洗浄処理部5b〜5dにも、図8と同様の処理レシピが設定されているものとする。以下の説明では、薬液ノズル50aおよび裏面薬液ノズル81aと同様に、図5の薬液ノズル50b〜50dおよび裏面薬液ノズル81b〜81dを薬液ノズルと総称し、リンスノズル70aおよび裏面リンスノズル91aと同様に、図6のリンスノズル70b〜70dおよび裏面リンスノズル91b〜91dをリンスノズルと総称する。
制御部4は、予め複数の洗浄処理部5a〜5dに対応する処理レシピに基づいて複数の洗浄処理部5a〜5dの動作手順および動作条件を決定するとともに図5の昇圧ポンプP1および図6の昇圧ポンプP2の吐出量を決定する。本実施の形態では、昇圧ポンプP1,P2の吐出量をフィードフォワード制御するために、処理レシピに基づいて昇圧ポンプP1,P2の吐出量を実際に昇圧ポンプP1,P2を制御する前に決定する。
具体的には、制御部4は、複数の洗浄処理部5a〜5dの処理レシピに基づいて、洗浄処理部5a〜5d内への基板Wの搬入MVIのタイミング、基板Wの薬液処理CSのタイミングおよび薬液ノズルの吐出流量、基板Wのリンス処理RIのタイミングおよびリンスノズルの吐出流量、基板Wの乾燥処理DRのタイミング、ならびに基板Wの搬出MVOのタイミングを決定する。
また、制御部4は、複数の洗浄処理部5a〜5dの処理レシピに設定された薬液処理CSのタイミングおよび薬液ノズルの吐出流量に基づいて予め昇圧ポンプP1の吐出量を決定するとともに、複数の洗浄処理部5a〜5dの処理レシピに設定されたリンス処理RIのタイミングおよびリンスノズルの吐出流量に基づいて予め昇圧ポンプP2の吐出量を決定する。
この場合、制御部4は、同時に薬液を吐出する薬液ノズルの数および各薬液ノズルの吐出流量に基づいて昇圧ポンプP1の吐出量を決定する。同様に、制御部4は、同時にリンス液を吐出するリンスノズルの数および各リンスノズルの吐出流量に基づいて昇圧ポンプP2の吐出量を決定する。
制御部4は、基板Wの処理時に、予め決定された複数の洗浄処理部5a〜5dの動作タイミングおよび条件に従って複数の洗浄処理部5a〜5dを制御するとともに、予め決定された昇圧ポンプP1,P2の吐出量に従って昇圧ポンプP1,P2を制御する。
図9は複数の洗浄処理部5a〜5dの処理レシピに基づいて決定された複数の洗浄処理部5a〜5dの動作タイミングおよび昇圧ポンプP1,P2の吐出量を示す図である。
図9に示すように、洗浄処理部5aの薬液処理CSの開始時に昇圧ポンプP1の吐出量が2L/minに設定され、洗浄処理部5bの薬液処理CSの開始時に昇圧ポンプP1の吐出量が4L/minに設定され、洗浄処理部5cの薬液処理CSの開始時に昇圧ポンプP1の吐出量が6L/minに設定される。
洗浄処理部5aの薬液処理CSの終了時に昇圧ポンプP1の吐出量が4L/minに設定され、洗浄処理部5dの薬液処理CSの開始時に昇圧ポンプP1の吐出量が再び6L/minに設定され、洗浄処理部5bの薬液処理CSの終了時に昇圧ポンプP1の吐出量が4L/minに設定される。
洗浄処理部5cの薬液処理CSの終了時に昇圧ポンプP1の吐出量が2L/minに設定され、洗浄処理部5dの薬液処理CSの終了時に昇圧ポンプP1の吐出量が1L/minに設定される。
なお、いずれの洗浄処理部5a〜5dにおいても薬液処理CSが行なわれていない期間(非薬液処理期間:0〜約8秒および約120〜170秒)においても、昇圧ポンプP1の吐出量は1L/minに設定されている。これは、上記非薬液処理期間においては、上述したように、薬液の温度維持のためにバルブ77を開いて配管76中に薬液を循環させるために、昇圧ポンプP1を1L/min程度の吐出流量で運転する必要があるからである。
同様に、洗浄処理部5aのリンス処理RIの開始時に昇圧ポンプP2の吐出量が5L/minに設定され、洗浄処理部5bのリンス処理RIの開始時に昇圧ポンプP2の吐出量が10L/minに設定され、洗浄処理部5cのリンス処理RIの開始時に昇圧ポンプP2の吐出量が15L/minに設定される。
洗浄処理部5aのリンス処理RIの終了時に昇圧ポンプP2の吐出量が10L/minに設定され、洗浄処理部5dのリンス処理RIの開始時に昇圧ポンプP2の吐出量が再び15L/minに設定され、洗浄処理部5bのリンス処理RIの終了時に昇圧ポンプP2の吐出量が10L/minに設定される。
洗浄処理部5cのリンス処理RIの終了時に昇圧ポンプP2の吐出量が5L/minに設定され、洗浄処理部5dのリンス処理RIの終了時に昇圧ポンプP2の吐出量が0L/minに設定される。
この場合、昇圧ポンプP1,P2の実際の吐出量が予め決定された吐出量になまでに一定の遅延時間DTが生じる。したがって、制御部4は、昇圧ポンプP1,P2の吐出量を所定のタイミングで変化させる場合には、そのタイミングよりも遅延時間DT前に吐出量の変化開始点および変化の傾きを設定する。
このように、本実施の形態では、複数の洗浄処理部5a〜5dの処理レシピに基づいて昇圧ポンプP1,P2の吐出量が予め決定されるので、各薬液ノズルおよび各リンスノズルの実際の吐出量を正確かつ確実に調整することができる。
なお、複数の洗浄処理部5a〜5dの処理レシピに基づく昇圧ポンプP1,P2の吐出量の決定のタイミングは、各薬液ノズルおよび各リンスノズルの吐出流量の変化時点から遅延時間DT以上前の時点であれば、特に限定されない。例えば、制御部4は、複数の洗浄処理部5a〜5dの処理レシピが操作パネル710を用いて作業者により設定された時点で昇圧ポンプP1,P2の吐出量の変化を決定し、決定された吐出量の変化をメモリ702に記憶させてもよい。
なお、上述の実施形態における昇圧ポンプP1,P2としては、ベローズポンプ、ダイヤフラムポンプ、マグネットポンプなどのポンプのうちのいずれを用いてもよい。
(9) 効果
上記のように、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、複数の薬液ノズルおよびリンスノズルが基板W上に薬液およびリンス液を吐出する前に、予め設定された処理レシピに基づいて薬液処理用供給管163およびリンス処理用供給管174における流量が決定される。そして、制御部4は、決定された流量に基づいて昇圧ポンプP1,P2を制御する。その結果、制御遅れを生じることなく、各ノズルにより基板Wに吐出される薬液またはリンス液の流量が正確に制御される。
(10) 基板処理装置に用いられる薬液
本実施の形態では、フッ化水素水は、例えば基板Wの表面をエッチングして洗浄するために用いられる。他の薬液例を以下に示す。
薬液としては、基板Wの表面に形成されたポリマーを除去するためのフッ化アンモニウムを含む溶液、例えばフッ化アンモニウムおよびリン酸を含む混合溶液を用いることができる。
また、基板Wの現像処理を行うためのTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)等のアルカリ性溶液または酢酸ブチル等の酸性溶液を薬液として用いることができる。
さらに、基板Wの表面に形成されたレジストを剥離するための硫酸過水またはオゾン水を薬液として用いることができる。
また、基板Wの表面をエッチングまたは洗浄するためのBHF、DHF(希フッ酸)、フッ酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、シュウ酸、アンモニア、クエン酸、過酸化水素水もしくはTMAH等の水溶液、またはそれらの混合溶液を薬液として用いることができる。
さらに、薬液として、アンモニア過水または塩酸過水を用いることもできる。
(11) 請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
以上、本発明の一実施の形態においては、スピンチャック21が基板保持手段に相当し、薬液およびリンス液が処理液に相当し、薬液ノズル50,50a〜50d、リンスノズル70,70a〜70d、裏面薬液ノズル81,81a〜81dおよび裏面リンスノズル91,91a〜91dが複数の処理液供給ノズルに相当する。
また、薬液処理用供給管63,163,63a〜63d、薬液処理用供給管82,82a〜82d、薬液分流機構300および薬液貯留タンクTA、ならびに、リンス処理用供給管74,174,74a〜74d、リンス処理用供給管92,92a〜92d、リンス液分流機構400およびリンス液供給源410が処理液供給系に相当し、CPU701が制御手段に相当し、メモリ702が記憶手段に相当する。
さらに、昇圧ポンプP1,P2が流量調整手段に相当し、薬液ノズル50,50a〜50dおよびリンスノズル70,70a〜70dが上部ノズルに相当し、裏面薬液ノズル81,81a〜81dおよび裏面リンスノズル91,91a〜91dが下部ノズルに相当する。
また、回収管35および薬液貯留タンクTAが循環系に相当し、廃棄管34および廃棄装置420が廃棄系に相当する。
本発明に係る基板処理装置は、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、光ディスク用ガラス基板等の基板製造等のために利用可能である。
本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。 本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の洗浄処理部の構成を説明するための図である。 基板の表面に対する薬液処理およびリンス処理の様子を示す図である。 図1の基板処理装置における配管の概略系統図である。 図4の基板処理装置における循環系統(太い実線部)の詳細を示す図である。 図4の基板処理装置における用力系統(一点鎖線部)の詳細を示す図である。 基板処理装置の制御系を説明するためのブロック図である。 処理レシピを説明するための図である。 複数の洗浄処理部の処理レシピに基づいて決定された複数の洗浄処理部の動作タイミングおよび昇圧ポンプの吐出量を示す図である。 特許文献1に記載された基板処理装置の構成を示す図である。
符号の説明
4 制御部
21 スピンチャック
34 廃棄管
35 回収管
50,50a〜50d 薬液ノズル
70,70a〜70d リンスノズル
81,81a〜81d 裏面薬液ノズル
91,91a〜91d 裏面リンスノズル
63,82,163,63a〜63d,82a〜82d 薬液処理用供給管
74,92,174,74a〜74d,92a〜92d リンス処理用供給管
100 基板処理装置
300 薬液分流機構
400 リンス液分流機構
410 リンス液供給源
420 廃棄装置
701 CPU
702 メモリ
DT 所定時間
TA 薬液貯留タンク
P1,P2 昇圧ポンプ

Claims (9)

  1. 基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、
    基板を保持する基板保持手段と、
    前記基板保持手段により保持された基板上に処理液を吐出する複数の処理液供給ノズルと、
    前記複数の処理液供給ノズルへ処理液を導く処理液供給系と、
    前記複数の処理液供給ノズルの動作手順および動作条件を少なくとも規定する処理レシピを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶された処理レシピに従って前記処理液供給系による各処理液供給ノズルへの処理液の供給を制御する制御手段と、
    前記処理液供給系における処理液の流量を調整する流量調整手段とを備え、
    前記制御手段は、各処理液供給ノズルが基板上に処理液を吐出する前に、前記処理レシピに規定された前記複数の処理液供給ノズルの動作手順および動作条件に基づいて、当該処理液供給ノズルから所定流量の処理液が吐出されるために必要な前記処理液供給系における流量を予め決定し、前記処理液供給系における処理液の流量が決定された流量になるように前記流量調整手段を制御することを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記流量調整手段は、昇圧ポンプであることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記処理レシピに規定される動作条件は、前記複数の処理液供給ノズルから吐出される処理液の吐出流量を含むことを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記制御手段は、各処理液供給ノズルから処理液が供給される基板が前記基板保持手段に保持される前に、前記処理液供給系における処理液の流量を予め決定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 前記記憶手段に前記処理レシピが記憶された際に、前記処理液供給系における処理液の流量を予め決定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基板処理装置。
  6. 前記複数の処理液供給ノズルの少なくとも1つは、
    前記基板保持手段により保持された基板に向けて、鉛直でない方向に処理液を吐出することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 前記複数の処理液供給ノズルは、
    前記基板保持手段により保持された基板の上面に処理液を吐出する上部ノズルと、
    前記基板保持手段により保持された基板の下面に処理液を吐出する下部ノズルとを含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の基板処理装置。
  8. 前記複数の処理液供給ノズルにより基板に吐出された処理液を前記複数の処理液供給ノズルへと戻す循環系をさらに備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の基板処理装置。
  9. 前記複数の処理液供給ノズルにより基板に吐出された処理液を廃棄する廃棄系をさらに備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の基板処理装置。
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