JP4849958B2 - 基板処理ユニットおよび基板処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハ等の基板に処理液を供給して処理する基板処理ユニットおよび基板処理方法に関し、とりわけ、基板を収納するチャンバーに処理液供給管を介して複数の種類の処理液を供給するような基板処理ユニットおよび基板処理方法に関する。
例えば半導体デバイスの製造工程においては、半導体ウエハ(以下、単にウエハともいう。)を薬液、純水等によって洗浄する工程が行われる。従来より、ウエハに処理液を供給して処理する基板洗浄ユニットとして、ウエハを収納するチャンバーを備え、このチャンバーの上流側および下流側に処理液供給管および処理液排出管がそれぞれ接続され、処理液供給管にはチャンバーに薬液、純水等を供給するための各種供給部が接続されたものが用いられている。
従来の基板洗浄ユニットにおいては、チャンバーに収納されたウエハに対して薬液処理および洗浄処理を行う際に、最初に酸性薬液を用いてウエハ表面の処理を行い、その後純水により洗浄を行い、次にアルカリ性薬液を用いてウエハ表面の更なる処理を行い、再び純水により洗浄を行うような方法が用いられる場合がある。このように、基板の処理液として複数の種類の薬液が用いられる場合には、各種薬液をウエハに供給した後に、処理液供給管および処理液排出管から残留薬液を除去する必要がある。なぜならば、処理液供給管や処理液排出管に薬液が残留した場合には、次の工程において他の薬液をこれらの処理液供給管や処理液排出管に送ったときに他の薬液が管内に残留した薬液と反応して析出物が発生したり、洗浄用の純水を管内に送ったときに管内に残留した薬液がこの純水に混じってしまいウエハに対する洗浄処理を確実に行うことができなかったりするという問題が生じるからである。
処理液供給管や処理液排出管から薬液を除去する方法としては、例えば、これらの管に接続されたドレン管に吸引エジェクタを設置し、この吸引エジェクタによって処理液供給管や処理液排出管内に残留した薬液を吸引して除去する方法が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2004−304138号公報
しかしながら、吸引エジェクタにより処理液供給管や処理液排出管内に残留した薬液を吸引して除去する方法を用いた場合であっても、管内の薬液を完全に除去することはできないという問題がある。具体的には、薬液処理後に管内に薬液の液滴が残留した場合には、上述のような吸引方法ではこの液滴を全て吸引することができず、一部の液滴が管内に残ってしまうおそれがある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、処理液供給管を介してチャンバーに処理液を供給した後に、この処理液供給管から処理液の液滴を除去することができる基板処理ユニットおよび基板処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、基板に処理液を供給して処理する基板処理ユニットであって、基板を内部で処理するチャンバーと、前記チャンバーの上流側に接続された処理液供給管と、前記処理液供給管に第1の処理液を供給するために接続された第1処理液供給管と、前記処理液供給管に第2の処理液を供給するために接続された第2処理液供給管と、前記処理液供給管に接続されたドレン管と、前記処理液供給管におけるチャンバーとドレン管との間に介設された供給側ガス供給弁と、供給側ガス供給弁にガスを送る供給側ガス供給管と、前記処理液供給管の上流側端部、前記第1処理液供給管、前記第2処理液供給管および前記ドレン管を互いに接続し、前記処理液供給管に対する前記第1処理液供給管、前記第2処理液供給管または前記ドレン管の連通状態の切り換えを行う切換部と、前記切換部を制御する制御機構と、を備え、前記ドレン管は、前記切換部において最上流端側に接続されており、前記制御機構は、前記供給側ガス供給管により前記供給側ガス供給弁を介して前記処理液供給管にガスを送る際に、前記処理液供給管に対して前記ドレン管を連通させるよう前記切換部の制御を行うようになっており、前記供給側ガス供給管により前記供給側ガス供給弁を介して前記処理液供給管に送られたガスは、前記処理液供給管における前記供給側ガス供給弁の下流側および上流側の両方に送られるようになっていることを特徴とする基板処理ユニットである。
このような基板処理ユニットによれば、処理液供給管を介して第1処理液供給管または第2処理液供給管からそれぞれ第1の処理液または第2の処理液をチャンバー内に送ったあと、供給側ガス供給管からガスを処理液供給管に供給してこの処理液供給管内に残留する第1の処理液または第2の処理液を当該ガスで押し出すことによって、処理液供給管から第1の処理液または第2の処理液の残留液滴を除去することができるようになる。
上記の基板処理ユニットにおいては、前記チャンバーの下流側に接続された処理液排出管と、前記処理液排出管に介設された排出側ガス供給弁と、排出側ガス供給弁にガスを送る排出側ガス供給管と、を更に備えたことが好ましい。このような基板処理ユニットにおいては、前記排出側ガス供給弁は、前記排出側ガス供給管から送られたガスを前記処理液排出管の下流側のみに送るよう構成された三方弁であることが更に好ましい。
このような基板処理ユニットによれば、処理液排出管を介してチャンバーから第1の処理液または第2の処理液を排出したあと、排出側ガス供給管からガスを処理液排出管に供給してこの処理液排出管内に残留する第1の処理液または第2の処理液を当該ガスで押し出すことによって、処理液排出管から第1の処理液または第2の処理液の残留液滴を除去することができるようになる。
本発明は、基板に処理液を供給して処理する基板処理方法であって、基板をチャンバー内に収納する工程と、第1処理液供給管、前記チャンバーに接続された処理液供給管、ならびにこれらの第1処理液供給管および処理液供給管を接続する切換部をそれぞれ介して第1の処理液をチャンバーに送る工程と、前記処理液供給管にガスを送り、このガスにより前記処理液供給管内の第1の処理液を除去する工程と、第2処理液供給管、前記処理液供給管、ならびにこれらの第2処理液供給管および処理液供給管を接続する切換部をそれぞれ介して第2の処理液をチャンバーに送る工程と、前記処理液供給管にガスを送り、このガスにより前記処理液供給管内の第2の処理液を除去する工程と、を備え、前記処理液供給管に送られたガスはこの処理液供給管の上流側端部に接続された前記切換部を介して当該切換部の最上流端側に接続されたドレン管に送られるようになっており、前記処理液供給管には当該処理液供給管に介設された供給側ガス供給弁を介して供給側ガス供給管からガスが送られるようになっており、前記処理液供給管に送られたガスは、前記処理液供給管における前記供給側ガス供給弁の下流側および上流側の両方に送られるようになっていることを特徴とする基板処理方法である。
本発明の基板処理方法においては、前記処理液供給管内の第1の処理液を除去した後、この処理液供給管内に第2の処理液を送る前に、当該処理液供給管内に水を供給し、その後この処理液供給管にガスを送り、このガスにより前記処理液供給管内の水を除去することが好ましい。
本発明の基板処理方法においては、前記処理液供給管内の第2の処理液を除去した後、当該処理液供給管内に水を供給し、その後この処理液供給管にガスを送り、このガスにより前記処理液供給管内の水を除去することが好ましい。
上記の基板処理方法においては、前記チャンバーに送られた第1の処理液および第2の処理液はこのチャンバーに接続された処理液排出管から排出されるようになっており、前記処理液排出管を介して第1の処理液をチャンバーから排出した後、当該処理液排出管にガスを送り、このガスにより前記処理液排出管内の第1の処理液を除去する工程と、前記処理液排出管を介して第2の処理液をチャンバーから排出した後、当該処理液排出管にガスを送り、このガスにより前記処理液排出管内の第2の処理液を除去する工程と、を更に備えたことが好ましい。
本発明の基板処理ユニットおよび基板処理方法によれば、処理液供給管を介してチャンバーに処理液を供給した後に、この処理液供給管から処理液の液滴を除去することができる。
〔第1の実施の形態〕
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態における基板処理ユニットの全体的な構成を示す概略構成図である。本実施の形態の基板処理ユニットにおいては、処理されるべき基板として、半導体ウエハW(以下、単にウエハWともいう。)が用いられるが、LCD用ガラス基板等、他のものが用いられてもよい。
本実施の形態における基板処理ユニットは、ウエハWに対して薬液処理、洗浄処理および乾燥処理からなる一連の処理を行うものであり、図1に示すように、ウエハWを内部で処理するチャンバー10を備えている。チャンバー10は、ウエハWを収納する密閉構造のアウターチャンバー11と、このアウターチャンバー11の内部に設けられ、ウエハWを略水平に支持して回転させるスピンチャック13とを備えている。このスピンチャック13は、スピンチャック回転駆動機構(図示せず)により回転させられるようになっている。また、このチャンバー10は、スピンチャック13に支持されたウエハWの上面に酸性薬液、アルカリ性薬液等の処理液や洗浄水、N(窒素)ガス等を供給するノズルアーム14を有している。また、アウターチャンバー11の内部には、ウエハWに供給された処理液を受けるためのインナーカップ12が設けられている。このインナーカップ12は、スピンチャック13を囲むように形成されている。また、チャンバー10にはインナーカップ12を昇降させるためのインナーカップ昇降機構(図示せず)が設けられており、このインナーカップ昇降機構によりインナーカップ12をスピンチャック13に支持されたウエハWを囲む上昇位置とウエハWより下方の下降位置との間で昇降させることができるようになっている。さらに、アウターチャンバー11の底面にはドレン管15が接続されており、このドレン管15によりウエハWの洗浄水等がドレンされるようになっている。
ノズルアーム14は、図示しないノズルアーム駆動機構により、スピンチャック13に支持されたウエハWの中心の真上にノズルがあるような位置(図1の実線位置)と、ウエハWの外方にノズルがあるような位置(図1の点線位置)との間で移動自在となっている。このノズルアーム14には中間処理液供給管20が接続されており、この中間処理液供給管20から処理液等がノズルアーム14に送られるようになっている。また、スピンチャック13を貫通して中間処理液供給管21が配設されており、この中間処理液供給管21から、スピンチャック13に支持されたウエハWの下面に処理液等が供給されるようになっている。中間処理液供給管20および中間処理液供給管21は各々の上流側端部で合流し、合流箇所から更に上流側に中間処理液供給管22が延びている。
中間処理液供給管20,21にはそれぞれフローメーター(FM)20a,21aおよびマニュアルバルブ(MV)20b,21bが介設されている。フローメーター20a,21aは、それぞれ各中間処理液供給管20,21に流れる処理液や純水等の流量を測定するためのものである。また、マニュアルバルブ20b,21bは手動で操作可能となっており、それぞれ各中間処理液供給管20,21に流れる処理液や純水等の流量を調整するために用いられる。
また、ノズルアーム14に接続された中間処理液供給管20の途中部分に、イソプロピルアルコール供給管61が接続されており、このイソプロピルアルコール供給管61の上流側端部にはイソプロピルアルコール供給部60が設けられている。このイソプロピルアルコール供給部60により供給されるイソプロピルアルコールは、ウエハWの乾燥のために用いられるようになっている。図1に示すように、イソプロピルアルコール供給管61にはマニュアルバルブ(MV)61a、フローメーター(FM)61bおよびエアオペバルブ(AV)61cが介設されている。マニュアルバルブ61aおよびフローメーター61bの構成は、それぞれ、前述のマニュアルバルブ20b,21bおよびフローメーター20a,21aと同様のものとなっている。エアオペバルブ61cは、コンプレッサ(図示せず)等から送られる空気によりその開閉が操作されるものであり、イソプロピルアルコール供給管61における流体の流れを遮断するために用いられる。
中間処理液供給管22の上流側端部には、複数のエアオペバルブからなる供給切換部26が設けられている。この供給切換部26の各エアオペバルブには酸性薬液供給管31、アルカリ性薬液供給管41、純水供給管51および最上流端側にドレン管27がそれぞれ接続されている。ここで、供給切換部26の各エアオペバルブの開閉をそれぞれ制御することにより、中間処理液供給管22に対する酸性薬液供給管31、アルカリ性薬液供給管41、純水供給管51またはドレン管27の連通状態の切り換えを行うことができるようになっている。
酸性薬液供給管31の上流側端部には、2つのエアオペバルブからなる酸性薬液切換部32が設けられている。この酸性薬液切換部32の2つエアオペバルブのうち一方のエアオペバルブには酸性薬液供給部30が接続されており、他方のエアオペバルブには酸性薬液戻し管79(後述)が接続されている。酸性薬液供給部30は、薄いフッ酸溶液(DHF)等の酸性薬液を供給するためのものである。酸性薬液切換部32により、酸性薬液供給部30または酸性薬液戻し管79から酸性薬液が選択的に酸性薬液供給管31に送られるようになっている。
アルカリ性薬液供給管41の上流側端部にはアルカリ性薬液供給部40が設けられている。このアルカリ性薬液供給部40は、例えばアンモニア水と過酸化水素水の混合液(SCI)等のアルカリ性薬液を供給するためのものである。
純水供給管51の上流側端部には純水供給部50が設けられている。この純水供給部50は洗浄用の純水を供給するためのものである。
酸性薬液供給管31、アルカリ性薬液供給管41および純水供給管51にはそれぞれマニュアルバルブ31a、41a、51aが介設されている。これらのマニュアルバルブ31a、41a、51aの構成は、それぞれ、前述のマニュアルバルブ20b,21bと同様のものとなっている。
中間処理液供給管22において、各中間処理液供給管20,21への分岐箇所と供給切換部26との間に供給側ガス供給弁(例えば、三方弁)25が介設されている。この供給側ガス供給弁25における一つの弁にはガス供給管81が接続されており、ガス供給管81の上流側端部には供給側ガス供給部80が設置されている。供給側ガス供給部80は、ガス、例えばNガスを供給するためのものである。また、供給側ガス供給弁25は、供給側ガス供給部80から送られたガスを、中間処理液供給管22の下流側および上流側の両方に送るよう構成されている。なお、供給側ガス供給弁25として、中間処理液供給管22の下流側のみ、または上流側のみに送るもの、あるいは下流側および上流側の両方に選択的に送るような切換弁を用いてもよい。このことにより、中間処理液供給管20,21,22の下流側または上流側にある酸性薬液を重点的に除去することができるようになる。
一方、インナーカップ12には、このインナーカップ12内の処理液や水を排出するための処理液排出管70が接続されている。処理液排出管70の下流側端部には、複数のエアオペバルブからなる排出切換部71が設けられている。この排出切換部71の各エアオペバルブには酸性薬液回収管72、酸性薬液ドレン管73、アルカリ薬液ドレン管74およびイソプロピルアルコールドレン管75がそれぞれ接続されている。ここで、排出切換部71の各エアオペバルブの開閉をそれぞれ制御することにより、処理液排出管70に対する酸性薬液回収管72、酸性薬液ドレン管73、アルカリ薬液ドレン管74またはイソプロピルアルコールドレン管75の連通状態の切り換えを行うことができるようになっている。
酸性薬液回収管72の下流側には酸性薬液回収槽76が設けられている。この酸性薬液回収槽76は、チャンバー10から排出された酸性薬液を回収して再利用するために用いられる。図1に示すように、酸性薬液回収槽76には排気管78が設けられており、この酸性薬液回収槽76に貯留された酸性薬液の一部が蒸発して生成された酸性ガスを当該排気管78により排気するようになっている。また、酸性薬液回収槽76には酸性薬液戻し管79が接続されており、この酸性薬液戻し管79には酸性薬液戻しポンプ77が介設されている。酸性薬液戻しポンプ77は、酸性薬液回収槽76に貯留された酸性薬液を酸性薬液切換部32に戻すようになっている。
酸性薬液ドレン管73、アルカリ薬液ドレン管74およびイソプロピルアルコールドレン管75は、各々、チャンバー10から排出された酸性薬液、アルカリ性薬液およびイソプロピルアルコールのドレンを行うために用いられるようになっている。
また、図1に示すように、中間処理液供給管22には供給側ガス供給弁25が介設されており、この供給側ガス供給弁25にはガス供給管81を介して当該供給側ガス供給弁25にガスを送る供給側ガス供給部80が取り付けられている。同様に、処理液排出管70には排出側ガス供給弁(例えば三方弁)92が介設されており、この排出側ガス供給弁92にはガス供給管91を介して当該排出側ガス供給弁92にガスを送る排出側ガス供給部90が取り付けられている。
さらに、図1に示すように、基板処理ユニットには制御機構(CPU)95が設けられている。この制御機構95は、プログラム媒体に記憶されたプログラムに基づいて、コントローラーの信号により、各マニュアルバルブ20b、21b、31a、41a、51a、61a、各エアオペバルブ32、61c、供給切換部26、排出切換部71、供給側ガス供給弁25、排出側ガス供給弁92、ノズルアーム駆動機構、インナーカップ昇降機構、スピンチャック回転駆動機構等の制御を行うようになっている。
次に、このような実施の形態からなる基板処理ユニットの作用について説明する。
まず、図示しないウエハ搬送アームによりウエハWをチャンバー10内に搬送し、このウエハWをスピンチャック13により支持させる。次に、ノズルアーム14を移動させ、このノズルアーム14の先端がウエハWの中心部上方に位置するようにする。この際に、インナーカップ12は上昇位置にあり、ウエハWはインナーカップ12に囲まれることとなる。そして、スピンチャック13を低速回転させ、ウエハWをスピンチャック13と一体的に低速回転させる。この際に、酸性薬液切換部32において酸性薬液供給部30と酸性薬液供給管31とが連通状態となるよう切り換えを行うとともに、供給切換部26において中間処理液供給管22と酸性薬液供給管31とが連通状態となるよう切り換えを行い、酸性薬液供給部30から酸性薬液をノズルアーム14に供給するようにする。そして、ノズルアーム14の先端部から酸性薬液を吐出させ、ウエハWの上面中心部近傍に酸性薬液を供給する。ウエハWの中心部近傍に供給された酸性薬液は、ウエハWの回転による遠心力でウエハWの外周方向に流れ、ウエハWの上面に酸性薬液の液膜が形成される。また、同時に、中間処理液供給管21を介して酸性薬液をウエハWの下面に供給する。ウエハWの下面中心近傍部に供給された酸性薬液は、ウエハWの回転による遠心力でウエハWの外周方向に流れる。こうして、ウエハWの両面において酸性薬液処理が行われる。
チャンバー10内に送られた酸性薬液は、処理液排出管70により排出され、排出切換部71に送られる。ここで、排出切換部71において処理液排出管70と酸性薬液回収管72とが連通状態となるよう切り換えが予め行われており、排出切換部71に送られた酸性薬液は酸性薬液回収槽76で回収されることとなる。酸性薬液回収槽76において、排気管78により酸性薬液から蒸発した酸性ガスが排気される。また、酸性薬液戻しポンプ77により酸性薬液回収槽76内の薬液を、酸性薬液戻し管79を介して酸性薬液切換部32に戻すことができる。この際に、酸性薬液切換部32において酸性薬液戻し管79と酸性薬液供給管31とが連通状態となるよう切り換えを行うことにより、酸性薬液回収槽76内の酸性薬液を再利用することができるようになる。
一方、酸性薬液回収槽76に戻さない場合は、排出切換部71において処理液排出管70と酸性薬液ドレン管73とが連通状態となるよう切り換えが行われ、チャンバー10から排出された酸性薬液は酸性薬液ドレン管73によりドレンが行われることとなる。
チャンバー10内のウエハWに対する酸性薬液の供給を停止するときには、供給切換部26を切り換えて、酸性薬液供給管31と中間処理液供給管22とを連通させる状態から、ドレン管27と中間処理液供給管22とを連通させる状態とする。また、ノズルアーム14を、そのノズルがウエハWの外方にあるような位置(図1の点線位置)に移動させる。そして、酸性薬液の供給を停止させた後、供給側ガス供給部80からガス供給管81を介して供給側ガス供給弁25にNガスを送るようにする。この際に、供給側ガス供給弁25は、ガス供給管81から送られたガスを中間処理液供給管20,21,22の下流側および上流側の両方に送るよう切り換えられており、このため供給側ガス供給部80により供給されるガスは中間処理液供給管20,21,22の下流側および上流側の両方に送られ、下流側に送られたガスはチャンバー10内に達し、一方上流側に送られたガスはドレン管27から排出されることとなる。
ここで、ガスが中間処理液供給管20,21,22の下流側および上流側の両方に送られるときに、この中間処理液供給管20,21、22内に残留した酸性薬液の水滴が当該ガスにより押し出され、それぞれチャンバー10内およびドレン管27に送られることとなる。このことにより、中間処理液供給管20,21,22内に残留した酸性薬液を除去することができるようになる。
また、このときに、排出側ガス供給部90からガス供給管91を介して排出側ガス供給弁92にNガスを送るようにする。ここで、排出側ガス供給部90により供給されるガスは処理液排出管70の下流側に送られるようになっており、このガスは酸性薬液回収管72や酸性薬液ドレン管73等により排出されることとなる。ここで、ガスが処理液排出管70の下流側に送られるときに、この処理液排出管70内に残留した酸性薬液の水滴が当該ガスにより押し出され、処理液排出管70から排出されることとなる。このことにより、処理液排出管70内に残留した酸性薬液を除去することができるようになる。
ウエハWの両面の酸性薬液処理が終了したら、スピンチャック13を酸性薬液処理時よりも高速で回転させ、ウエハWをスピンチャック13と一体的に酸性薬液処理時よりも高速で回転させる。この回転により、ウエハWの両面の液膜を振り切る。
酸性薬液を振り切った後、インナーカップ12を降下させ、ウエハWの周縁がアウターチャンバー11に囲まれる状態にする。また、ノズルアーム14を、そのノズルがウエハWの真上にあるような位置(図1の実線位置)に移動させる。そして、供給切換部26において中間処理液供給管22と純水供給管51とが連通状態となるよう切り換えを行い、純水供給部50から純水をノズルアーム14に供給するようにする。そして、ノズルアーム14の先端部から純水を吐出させ、ウエハWの上面全体に純水を供給して、ウエハWの上面に付着した酸性薬液を純水によって洗い流す。また、同時に、中間処理液供給管21を介して純水をウエハWの下面にも供給し、ウエハWの下面に付着した酸性薬液を純水によって洗い流す。こうして、ウエハWを純水によって洗浄処理する。ウエハWの洗浄に用いられた純水はアウターチャンバー11によって受け止められ、ドレン管15によりドレンされることとなる。なお、純水を供給する前に、供給側ガス供給部80によって中間処理液供給管20,21,22内の酸性薬液が除去されているので、この中間処理液供給管20,21,22から清浄な純水を供給することができる。
ウエハWを十分に洗浄処理したら、純水供給部50からの純水の供給を停止させる。純水の供給を停止した後、供給切換部26を切り換えて、純水供給管51と中間処理液供給管22とを連通させる状態から、ドレン管27と中間処理液供給管22とを連通させる状態とする。そして、供給側ガス供給部80からガス供給管81を介して供給側ガス供給弁25にNガスを送るようにする。この際に、供給側ガス供給部80により供給されるガスは中間処理液供給管20,21,22の下流側および上流側の両方に送られ、下流側に送られたガスはチャンバー10内に達し、一方上流側に送られたガスはドレン管27から排出される。ここで、ガスが中間処理液供給管20,21,22の下流側および上流側の両方に送られるときに、この中間処理液供給管20,21,22内に残留した水滴が当該ガスにより押し出され、それぞれチャンバー10内およびドレン管27に送られることとなる。このことにより、中間処理液供給管20,21,22内に残留した純水を除去することができる。
なお、ウエハWの洗浄後において、上述のような供給側ガス供給部80からNガスを中間処理液供給管20,21,22に送る動作は省略することもできる。
次に、供給切換部26において中間処理液供給管22とアルカリ性薬液供給管41とが連通状態となるよう切り換えを行い、アルカリ性薬液供給部40からアルカリ性薬液をノズルアーム14に供給するようにする。そして、ノズルアーム14の先端部からアルカリ性薬液を吐出させ、ウエハWの上面中心部近傍にアルカリ性薬液を供給する。このときに、インナーカップ12を上昇位置に予め移動させておく。ウエハWの中心部近傍に供給されたアルカリ性薬液は、ウエハWの回転による遠心力でウエハWの外周方向に流れ、ウエハWの上面にアルカリ性薬液の液膜が形成される。また、同時に、中間処理液供給管21を介してアルカリ性薬液をウエハWの下面に供給する。ウエハWの下面中心近傍部に供給されたアルカリ性薬液は、ウエハWの回転による遠心力でこのウエハWの外周方向に流れる。こうして、ウエハWの両面においてアルカリ性薬液処理が行われる。
チャンバー10内に送られたアルカリ性薬液は、処理液排出管70により排出され、排出切換部71に送られる。ここで、排出切換部71において処理液排出管70とアルカリ性薬液ドレン管74とが連通状態となるよう切り換えが予め行われており、チャンバー10から排出されたアルカリ性薬液はアルカリ性薬液ドレン管74によりドレンが行われることとなる。
チャンバー10内のウエハWに対するアルカリ性薬液の供給を停止するときには、供給切換部26を切り換えて、アルカリ性薬液供給管41と中間処理液供給管22とを連通させる状態から、ドレン管27と中間処理液供給管22とを連通させる状態とする。また、ノズルアーム14を、そのノズルがウエハWの外方にあるような位置(図1の点線位置)に移動させる。そして、アルカリ性薬液の供給を停止させた後、供給側ガス供給部80からガス供給管81を介して供給側ガス供給弁25にNガスを送るようにする。この際に、供給側ガス供給弁25は、ガス供給管81から送られたガスを中間処理液供給管20,21,22の下流側および上流側の両方に送るよう切り換えられており、このため供給側ガス供給部80により供給されるガスは中間処理液供給管20,21,22の下流側および上流側の両方に送られ、下流側に送られたガスはチャンバー10内に達し、一方上流側に送られたガスはドレン管27から排出されることとなる。
ここで、ガスが中間処理液供給管20,21,22の下流側および上流側の両方に送られるときに、この中間処理液供給管20,21,22内に残留したアルカリ性薬液の水滴が当該ガスにより押し出され、それぞれチャンバー10内およびドレン管27に送られることとなる。このことにより、中間処理液供給管20,21,22内に残留したアルカリ性薬液を除去することができるようになる。
また、このときに、排出側ガス供給部90からガス供給管91を介して排出側ガス供給弁92にNガスを送るようにする。ここで、排出側ガス供給部90により供給されるガスは処理液排出管70の下流側に送られるようになっており、このガスはアルカリ性薬液ドレン管74により排出されることとなる。ここで、ガスが処理液排出管70の下流側に送られるときに、この処理液排出管70内に残留したアルカリ性薬液の水滴が当該ガスにより押し出され、処理液排出管70から排出されることとなる。このことにより、処理液排出管70内に残留したアルカリ性薬液を除去することができるようになる。
ウエハWの両面のアルカリ性薬液処理が終了したら、スピンチャック13をアルカリ性薬液処理時よりも高速で回転させ、ウエハWをスピンチャック13と一体的にアルカリ性薬液処理時よりも高速で回転させる。この回転により、ウエハWの両面の液膜を振り切る。
アルカリ性薬液を振り切った後、インナーカップ12を降下させ、ウエハWの周縁がアウターチャンバー11に囲まれる状態にする。また、ノズルアーム14を、そのノズルがウエハWの真上にあるような位置(図1の実線位置)に移動させる。そして、供給切換部26において中間処理液供給管22と純水供給管51とが連通状態となるよう切り換えを行い、純水供給部50から純水をノズルアーム14に供給するようにする。そして、ノズルアーム14の先端部から純水を吐出させ、ウエハWの上面全体に純水を供給して、ウエハWに付着したアルカリ性薬液を純水によって洗い流す。また、同時に、中間処理液供給管21を介して純水をウエハWの下面にも供給し、この純水によりウエハWの下面に付着したアルカリ性薬液を純水によって洗い流す。こうして、ウエハWを純水によって洗浄処理する。この洗浄処理においては、スピンチャック13とウエハWをアルカリ性薬液処理時よりも高速で回転させる。ウエハWの洗浄に用いられた純水はアウターチャンバー11によって受け止められ、ドレン管15によりドレンされることとなる。なお、純水を供給する前に、供給側ガス供給部80によって中間処理液供給管20,21,22内のアルカリ性薬液が除去されているので、この中間処理液供給管20,21,22から清浄な純水を供給することができる。
ウエハWを十分に洗浄処理したら、純水供給部50からの純水の供給を停止させる。純水の供給を停止した後、供給切換部26を切り換えて、純水供給管51と中間処理液供給管22とを連通させる状態から、ドレン管27と中間処理液供給管22とを連通させる状態とする。そして、供給側ガス供給部80からガス供給管81を介して供給側ガス供給弁25にNガスを送るようにする。この際に、供給側ガス供給部80により供給されるガスは中間処理液供給管20,21,22の下流側および上流側の両方に送られ、下流側に送られたガスはチャンバー10内に達し、一方上流側に送られたガスはドレン管27から排出される。ここで、ガスが中間処理液供給管20,21,22の下流側および上流側の両方に送られるときに、この中間処理液供給管20,21,22内に残留した水滴が当該ガスにより押し出され、それぞれチャンバー10内およびドレン管27に送られることとなる。このことにより、中間処理液供給管20,21,22内に残留した純水を除去することができる。
なお、このような2回目のウエハWの洗浄後において、上述のような供給側ガス供給部80からNガスを中間処理液供給管20,21,22に送る動作は省略することもできる。
このような一連の動作により、ウエハWに対する薬液処理および洗浄処理が終了する。その後、スピンチャック13を高速で回転させ、ウエハWをスピンチャック13と一体的に高速で回転させる。この回転により、ウエハWの両面の乾燥を行う。なお、この際に、イソプロピルアルコール供給部60からノズルアーム14にイソプロピルアルコールを送り、このノズルアーム14からウエハWの上面にイソプロピルアルコールを供給する。このことにより、ウエハWの乾燥処理をより一層促進させることができる。なお、ウエハWの乾燥に用いられたイソプロピルアルコールはインナーカップ12に受け止められ、処理液排出管70を介して排出切換部71に送られる。ここで、排出切換部71において処理液排出管70とイソプロピルアルコールドレン管75とが連通状態となるよう切り換えが予め行われており、排出切換部71に送られたイソプロピルアルコールはイソプロピルアルコールドレン管75によりドレンが行われる。
ウエハWの乾燥処理が終了した後、図示しないウエハ搬送アームによりスピンチャック13上のウエハWが持ち上げられ、このウエハWはチャンバー10の外部に搬出される。このようにして、本実施の形態における基板処理システムの全ての動作が終了する。
以上のように本実施の形態の基板処理システムによれば、チャンバー10の上流側に中間処理液供給管20,21,22が接続され、この中間処理液供給管20,21,22を介して酸性薬液供給部30およびアルカリ性薬液供給部40がそれぞれ酸性薬液およびアルカリ性薬液をチャンバー10内に送るようになっており、また、中間処理液供給管22に供給側ガス供給弁25が介設され、さらに供給側ガス供給弁25にガスを送る供給側ガス供給部80が設けられている。このため、中間処理液供給管20,21,22を介して酸性薬液供給部30またはアルカリ性薬液供給部40からそれぞれ酸性薬液またはアルカリ性薬液をチャンバー10内に送ったあと、供給側ガス供給部80からガスを中間処理液供給管20,21,22に供給してこの中間処理液供給管20,21,22内に残留する酸性薬液またはアルカリ性薬液を当該ガスで押し出すことによって、中間処理液供給管20,21,22から酸性薬液またはアルカリ性薬液の残留液滴を除去することができるようになる。
また、チャンバー10の下流側に処理液排出管70が接続され、この処理液排出管70に排出側ガス供給弁92が介設され、さらに排出側ガス供給弁92にガスを送る排出側ガス供給部90が設けられている。このため、処理液排出管70を介してチャンバー10から酸性薬液またはアルカリ性薬液を排出したあと、排出側ガス供給部90からガスを処理液排出管70に供給してこの処理液排出管70内に残留する酸性薬液またはアルカリ性薬液を当該ガスで押し出すことによって、処理液排出管70から酸性薬液またはアルカリ性薬液の残留液滴を除去することができるようになる。
なお、本実施の形態による基板処理システムは、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。例えば、チャンバー10の排出側において排出側ガス供給部90および排出側ガス排出弁92の設置を省略し、チャンバー10の供給側のみに供給側ガス供給部80を設けるようにしてもよい。また、チャンバー10の供給側において供給側ガス供給部80および供給側ガス供給弁25の設置を省略し、チャンバー10の排出側のみに排出側ガス供給部90を設けるようにしてもよい。
〔第2の実施の形態〕
以下、図面を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。図2は、本実施の形態における基板処理ユニットの全体的な構成を示す概略構成図である。
図2に示す第2の実施の形態おいて、図1に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施の形態による基板処理ユニットは、中間処理液供給管22に供給側ガス供給弁25を介設してこの供給側ガス供給弁25に供給側ガス供給部80を取り付ける代わりに、供給切換部126にガス供給管181を介して供給側ガス供給部180を接続させた点が異なるのみであり、他は実質的に図1に示す第1の実施の形態と同様の構成を有している。このような本実施の形態の基板処理ユニット、とりわけ供給側ガス供給部180およびガス供給管181の構成について図2を用いて詳述する。
中間処理液供給管22の上流側端部には、複数のエアオペバルブからなる供給切換部126が設けられている。この供給切換部126の各エアオペバルブには酸性薬液供給管31、アルカリ性薬液供給管41、純水供給管51および最上流端側にガス供給管181がそれぞれ接続されている。供給切換部126の各エアオペバルブの開閉をそれぞれ制御することにより、中間処理液供給管22に対する酸性薬液供給管31、アルカリ性薬液供給管41、純水供給管51またはガス供給管181の連通状態の切り換えを行うことができるようになっている。また、ガス供給管181の上流側端部には、Nガス等のガスを供給するための供給側ガス供給部180が設置されている。
本実施の形態の基板処理ユニットに設けられた制御機構(CPU)195は、プログラム媒体に記憶されたプログラムに基づいて、コントローラーの信号により、各マニュアルバルブ20b、21b、31a、41a、51a、61a、各エアオペバルブ32、61c、供給切換部126、排出切換部71、排出側ガス供給弁92、ノズルアーム駆動機構、インナーカップ昇降機構、スピンチャック回転駆動機構等の制御を行うようになっている。
次に、このような実施の形態からなる基板処理ユニットの作用について、とりわけ中間処理液供給管20,21,22を介して酸性薬液またはアルカリ性薬液をチャンバー10内に供給した後の当該中間処理液供給管20,21,22内における薬液除去処理について説明する。
チャンバー10に対する酸性薬液またはアルカリ性薬液の供給を停止させた後、供給切換部126において中間処理液供給管22とガス供給管181とが連通状態となるよう切り換えを行う。そして、供給側ガス供給部180からガス供給管181を介して供給切換部126にNガスを送るようにする。このようにして、供給側ガス供給部180により供給されるガスは中間処理液供給管20,21,22に沿って下流側に送られ、この下流側に送られたガスはチャンバー10内に達することとなる。
ここで、ガスが中間処理液供給管20,21,22の下流側に送られるときに、この中間処理液供給管20,21、22内に残留した酸性薬液またはアルカリ性薬液の水滴が当該ガスにより押し出され、チャンバー10内に送られることとなる。このことにより、中間処理液供給管20,21,22内に残留した酸性薬液またはアルカリ性薬液を除去することができるようになる。
このように、図2に示すような基板処理ユニットによれば、中間処理液供給管20,21,22を介して酸性薬液供給部30またはアルカリ性薬液供給部40からそれぞれ酸性薬液またはアルカリ性薬液をチャンバー10内に送ったあと、供給側ガス供給部180から供給切換部126を介してガスを中間処理液供給管20,21,22に供給してこの中間処理液供給管20,21,22内に残留する酸性薬液またはアルカリ性薬液を当該ガスで押し出すことによって、中間処理液供給管20,21,22から酸性薬液またはアルカリ性薬液の残留液滴を除去することができるようになる。
本発明の第1の実施の形態における基板処理ユニットの全体的な構成を示す概略構成図である。 本発明の第2の実施の形態における基板処理ユニットの全体的な構成を示す概略構成図である。
符号の説明
10 チャンバー
11 アウターチャンバー
12 インナーカップ
13 スピンチャック
14 ノズルアーム
15 ドレン管
20,21,22 中間処理液供給管
25 供給側ガス供給弁
26 供給切換部
27 ドレン管
30 酸性薬液供給部
31 酸性薬液供給管
32 酸性薬液切換部
40 アルカリ性薬液供給部
41 アルカリ性薬液供給管
50 純水供給部
51 純水供給管
60 イソプロピルアルコール供給部
61 イソプロピルアルコール供給管
70 処理液排出管
71 排出切換部
72 酸性薬液回収管
73 酸性薬液ドレン管
74 アルカリ性薬液ドレン管
75 イソプロピルアルコールドレン管
76 酸性薬液回収槽
77 酸性薬液戻しポンプ
78 排気管
79 酸性薬液戻し管
80 供給側ガス供給部
81 ガス供給管
90 排出側ガス供給部
91 ガス供給管
92 排出側ガス供給弁
95 制御機構
126 供給切換部
180 供給側ガス供給部
181 ガス供給管
195 制御機構

Claims (7)

  1. 基板に処理液を供給して処理する基板処理ユニットであって、
    基板を内部で処理するチャンバーと、
    前記チャンバーの上流側に接続された処理液供給管と、
    前記処理液供給管に第1の処理液を供給するために接続された第1処理液供給管と、
    前記処理液供給管に第2の処理液を供給するために接続された第2処理液供給管と、
    前記処理液供給管に接続されたドレン管と、
    前記処理液供給管におけるチャンバーとドレン管との間に介設された供給側ガス供給弁と、供給側ガス供給弁にガスを送る供給側ガス供給管と、
    前記処理液供給管の上流側端部、前記第1処理液供給管、前記第2処理液供給管および前記ドレン管を互いに接続し、前記処理液供給管に対する前記第1処理液供給管、前記第2処理液供給管または前記ドレン管の連通状態の切り換えを行う切換部と、
    前記切換部を制御する制御機構と、
    を備え、
    前記ドレン管は、前記切換部において最上流端側に接続されており、
    前記制御機構は、前記供給側ガス供給管により前記供給側ガス供給弁を介して前記処理液供給管にガスを送る際に、前記処理液供給管に対して前記ドレン管を連通させるよう前記切換部の制御を行うようになっており、
    前記供給側ガス供給管により前記供給側ガス供給弁を介して前記処理液供給管に送られたガスは、前記処理液供給管における前記供給側ガス供給弁の下流側および上流側の両方に送られるようになっていることを特徴とする基板処理ユニット。
  2. 前記チャンバーの下流側に接続された処理液排出管と、
    前記処理液排出管に介設された排出側ガス供給弁と、排出側ガス供給弁にガスを送る排出側ガス供給管と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の基板処理ユニット。
  3. 前記排出側ガス供給弁は、前記排出側ガス供給管から送られたガスを前記処理液排出管の下流側のみに送るよう構成された三方弁であることを特徴とする請求項2記載の基板処理ユニット。
  4. 基板に処理液を供給して処理する基板処理方法であって、
    基板をチャンバー内に収納する工程と、
    第1処理液供給管、前記チャンバーに接続された処理液供給管、ならびにこれらの第1処理液供給管および処理液供給管を接続する切換部をそれぞれ介して第1の処理液をチャンバーに送る工程と、
    前記処理液供給管にガスを送り、このガスにより前記処理液供給管内の第1の処理液を除去する工程と、
    第2処理液供給管、前記処理液供給管、ならびにこれらの第2処理液供給管および処理液供給管を接続する切換部をそれぞれ介して第2の処理液をチャンバーに送る工程と、
    前記処理液供給管にガスを送り、このガスにより前記処理液供給管内の第2の処理液を除去する工程と、
    を備え、
    前記処理液供給管に送られたガスはこの処理液供給管の上流側端部に接続された前記切換部を介して当該切換部の最上流端側に接続されたドレン管に送られるようになっており、
    前記処理液供給管には当該処理液供給管に介設された供給側ガス供給弁を介して供給側ガス供給管からガスが送られるようになっており、
    前記処理液供給管に送られたガスは、前記処理液供給管における前記供給側ガス供給弁の下流側および上流側の両方に送られるようになっていることを特徴とする基板処理方法。
  5. 前記処理液供給管内の第1の処理液を除去した後、この処理液供給管内に第2の処理液を送る前に、当該処理液供給管内に水を供給し、その後この処理液供給管にガスを送り、このガスにより前記処理液供給管内の水を除去することを特徴とする請求項4記載の基板処理方法。
  6. 前記処理液供給管内の第2の処理液を除去した後、当該処理液供給管内に水を供給し、その後この処理液供給管にガスを送り、このガスにより前記処理液供給管内の水を除去することを特徴とする請求項4または5記載の基板処理方法。
  7. 前記チャンバーに送られた第1の処理液および第2の処理液はこのチャンバーに接続された処理液排出管から排出されるようになっており、
    前記処理液排出管を介して第1の処理液をチャンバーから排出した後、当該処理液排出管にガスを送り、このガスにより前記処理液排出管内の第1の処理液を除去する工程と、
    前記処理液排出管を介して第2の処理液をチャンバーから排出した後、当該処理液排出管にガスを送り、このガスにより前記処理液排出管内の第2の処理液を除去する工程と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の基板処理方法。
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