JP2007149891A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の製造コストを十分に低減できる基板処理装置および基板処理方法を提供する。
【解決手段】 流路切替装置500は、薬液ノズル50のプリディスペンス時に配管211に流れ込む薬液を循環系導入管312へ導くように制御される。循環系導入管312に導かれた薬液は循環系配管120Aへ送られる。循環系配管120Aに導かれた薬液は、回収タンクRTAに一旦貯留された後、薬液貯留タンクTAに送られ、貯留される。薬液貯留タンクTAに貯留された薬液は基板Wの薬液処理時またはプリディスペンス時に再度薬液ノズル50へ送られる。一方、流路切替装置500は、薬液ノズル50のノズル洗浄処理時に配管211に流れ込む洗浄液を廃棄系導入管313へ導くように制御される。この場合、配管211に流れ込む洗浄液は、循環系配管120Aに流れ込むことなく廃棄系導入管313を通じて廃棄系配管130へ送られ、廃棄される。
【選択図】図4

Description

本発明は、基板に所定の処理を行う基板処理装置および基板処理方法に関する。
従来より、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、光ディスク用ガラス基板等の基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が用いられている。
基板処理装置では、例えばBHF(バッファードフッ酸)、DHF(希フッ酸)、フッ酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、シュウ酸もしくはアンモニア等の薬液またはそれらの混合溶液を基板に供給することにより、その基板の表面処理を行う(以下、薬液処理と呼ぶ)。
薬液処理を行う基板処理装置においては、基板へ薬液を供給するノズル先端部に薬液の析出物が付着する。薬液の析出物は、ノズルによる基板への薬液供給後、ノズル先端部に付着した薬液が乾燥することにより生成される。
この現象は、フッ化アンモニウムとフッ化水素との混合溶液であるBHF、ならびにフッ化アンモニウムおよびリン酸を含む混合溶液のように塩を含む薬液を用いるときに発生しやすい。
また、酸性の薬液と、アルカリ性の薬液とを個別に基板へ供給する基板処理装置において、それぞれの薬液を供給するノズルが近接して配置されると、各ノズルに付着する薬液の成分が周辺の雰囲気中に拡散して互いに反応することにより塩が生成される場合がある。この場合にも、ノズル先端部に析出物が付着しやすい。
ノズル先端部に付着する析出物は、基板へ薬液を供給するごとに成長する。この場合、成長した析出物がノズルから基板に落下することで、基板に形成されているパターンにダメージを与えたり、析出物に起因するパーティクルが基板に付着するといった基板の処理不良が発生する。また、ノズル先端部に析出物が付着していることで、ノズルから基板へ供給される薬液の供給条件が変化してしまい、基板の処理不良が発生する。
そこで、ノズル先端部に付着する析出物を除去するために、ノズル先端部を均一に洗浄することができるノズル洗浄機構付き薬液供給ノズルがある(特許文献1参照)。
このノズル洗浄機構付き薬液供給ノズルは、ノズル洗浄機構として貫通孔を有するノズルブロックを備える。ノズルブロックの貫通孔にノズルが挿入されることにより、ノズルの外周面とノズルブロックの内周面との間に隙間が形成される。
ノズルによる基板への薬液の供給後、そのノズルがノズルブロックに挿入され、ノズルとノズルブロックとの隙間に洗浄液が供給される。これにより、ノズルとノズルブロックとの間の隙間に流れ込む洗浄液が、ノズル先端部へ流れることにより、ノズル先端部に付着する薬液が洗い流される。その結果、ノズル先端部への析出物の付着が防止される。
実開平6−44137号公報
一般に、基板処理装置では、処理対象となる基板の外方にノズル待機位置が設定されている。この場合、ノズルは、基板への薬液の供給時に基板の上方に移動し、薬液処理が終了した後にノズル待機位置に移動する。
ノズル待機位置には、例えばノズル先端部から滴下する液体を受け止める待機ポットが設けられる。この待機ポット上でノズルが洗浄液を用いて洗浄される。このとき、ノズル先端部から滴下する洗浄液が待機ポットにより受け止められる。
待機ポットには、洗浄液を廃棄する廃棄系が接続される。それにより、ノズルの洗浄に用いられた洗浄液が、廃棄系を通じて廃棄される。
ところで、ノズルによる基板への薬液の供給前に、ノズル内部の温調されていない薬液を除去するために所定量の薬液を吐出するプリディスペンスが行われる。このプリディスペンスはノズル待機位置で行われる。これにより、ノズルから吐出される薬液は、待機ポットおよび廃棄系を通じて廃棄される。
しかしながら、薬液は洗浄液に比べて非常に高価である。したがって、プリディスペンスに用いる薬液を廃棄すると基板の製造コストも増大する。
本発明の目的は、基板の製造コストを十分に低減できる基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
(1)第1の発明に係る基板処理装置は、基板を保持する基板保持手段と、基板保持手段に保持された基板の上方位置と基板の外方の待機位置との間で移動可能に設けられ、基板に処理液を供給する処理液供給ノズルと、待機位置において洗浄液を供給して処理液供給ノズルを洗浄するノズル洗浄手段と、待機位置に配置され、処理液供給ノズルから吐出された処理液およびノズル洗浄手段から供給された洗浄液を回収する回収ポットと、回収ポットにより回収された処理液を処理液供給ノズルへ戻す循環系と、回収ポットにより回収された洗浄液を廃棄するための廃棄系と、回収ポットに循環系および廃棄系を選択的に接続する切替手段とを備え、切替手段は、待機位置において処理液供給ノズルから処理液が吐出される際に回収ポットに循環系を接続し、ノズル洗浄手段から処理液供給ノズルに洗浄液が供給される際に回収ポットに廃棄系を接続するものである。
この発明に係る基板処理装置において、基板の処理時には、処理液供給ノズルが基板の外方の待機位置から基板の上方位置へ移動する。基板保持手段により保持された基板に、基板の上方位置の処理液供給ノズルから処理液が供給される。これにより、基板の処理が行われる。
基板の処理後、処理液供給ノズルが基板の上方位置から基板の外方の待機位置に移動する。待機位置の処理液供給ノズルに、ノズル洗浄手段により洗浄液が供給される。これにより、処理液供給ノズルが洗浄される。それにより、処理液供給ノズルに付着する処理液の析出物等の汚染物質が除去される。その結果、処理液供給ノズルに付着する汚染物質に起因する基板の処理不良が防止される。
待機位置において、処理液供給ノズルから処理液が吐出される際には、切替手段により回収ポットに循環系が接続される。これにより、回収ポットにより回収された処理液が、循環系により処理液供給ノズルへ戻される。それにより、処理液が基板の処理に再利用される。
また、待機位置において、ノズル洗浄手段から処理液供給ノズルに洗浄液が供給される際には、切替手段により回収ポットに廃棄系が接続される。これにより、回収ポットにより回収された洗浄液が、廃棄系により廃棄される。
このように、洗浄液よりも高価な処理液を再利用することにより、基板の製造コストを十分に低減することができる。また、処理液供給ノズルに供給された洗浄液を循環系へ送ることなく廃棄することにより、処理液のみを再利用することができる。その結果、処理液の純度の低下が抑制され、基板の処理不良が防止される。
(2)ノズル洗浄手段は、処理液供給ノズルにより吐出される処理液の吐出方向に対して交差する方向に沿って処理液供給ノズルに洗浄液を吐出することにより処理液供給ノズルの先端部を洗浄する1または複数の洗浄液供給ノズルを含んでもよい。
この場合、1または複数の洗浄液供給ノズルから、処理液供給ノズルにより吐出される処理液の吐出方向に対して交差する方向に沿って洗浄液が吐出される。吐出された洗浄液により、処理液供給ノズルの先端部が洗浄される。
このように、洗浄液を吐出することにより、処理液供給ノズルの側方に1または複数の洗浄液供給ノズルを容易に配置することができる。
また、処理液供給ノズルの側方から洗浄液を吐出することができるので、処理液供給ノズルの先端部およびその近傍に洗浄液を容易に当てることができる。それにより、処理液供給ノズルの先端部を効率よく洗浄することができる。
(3)1または複数の洗浄液供給ノズルの少なくとも1つは、処理液の吐出方向に対してほぼ直交する方向に沿って処理液供給ノズルの先端部へ洗浄液を吐出してもよい。
この場合、処理液供給ノズルの先端部に、処理液の吐出方向に対してほぼ直交する方向に沿って1または複数の洗浄液供給ノズルの少なくとも1つから洗浄液が吐出される。
それにより、処理液供給ノズルの先端部に洗浄液を強く当てることができる。それにより、処理液供給ノズルの先端部をより効率よく洗浄することができる。
(4)1または複数の洗浄液供給ノズルの少なくとも1つは、処理液供給ノズルの先端部の斜め上方から処理液の吐出方向に対して傾斜した方向に沿って処理液供給ノズルの先端部の近傍へ洗浄液を吐出してもよい。
この場合、処理液供給ノズルの先端部の近傍に、処理液供給ノズルの先端部の斜め上方で、処理液の吐出方向に対して傾斜した方向に沿って1または複数の洗浄液供給ノズルの少なくとも1つから洗浄液が吐出される。
特に、処理液供給ノズルの先端部が洗浄液を吐出する洗浄液供給ノズルよりも十分に下方に位置する場合、処理液供給ノズルの先端部のやや上方の箇所に洗浄液が当たる。それにより、処理液供給ノズルの先端部のやや上方の箇所が洗浄される。
また、処理液供給ノズルの先端部のやや上方の箇所に当たる洗浄液が、処理液供給ノズルの形状に沿って流下する。それにより、処理液供給ノズルの先端部にも洗浄液が流れる。
このように、処理液供給ノズルの先端部の広い範囲にわたって洗浄液が供給されるので、処理液供給ノズルの先端部の近傍が効率よく洗浄される。
(5)ノズル洗浄手段は、処理液供給ノズルへ気体が混合された洗浄液を供給してもよい。
この場合、ノズル洗浄手段内の圧力で収縮している気泡がノズル洗浄手段から供給されることにより膨張する。これにより、洗浄液がノズル洗浄手段から大きな広がり角で噴出される。それにより、処理液供給ノズルの広い範囲を洗浄することができる。
(6)処理液供給ノズルは、基板への処理液の供給前に、待機位置において処理液を吐出し、切替手段は、待機位置において処理液供給ノズルによる処理液の吐出開始から所定時間回収ポットに廃棄系を接続し、所定時間経過後、回収ポットに循環系を接続してもよい。
この場合、処理液供給ノズルによる基板への処理液の供給前に、待機位置において処理液供給ノズルから処理液が吐出される。また、処理液供給ノズルによる処理液の吐出開始から所定時間回収ポットに廃棄系を接続し、所定時間経過後、回収ポットに循環系を接続する。これにより、処理液供給ノズルによる処理液の吐出開始から所定時間内に、回収ポット内に付着している洗浄液が処理液によって洗い流され、廃棄系により廃棄される。その後、回収ポットかに循環系を接続することによって、洗浄液がほとんど混入していない処理液が循環系に送られる。したがって、処理液の純度を低下させることなく処理液が再利用される。
これにより、基板の製造コストを十分に低減することができる。また、処理液の純度の低下がより確実に抑制され、基板の処理不良が防止される。
(7)第2の発明に係る基板処理方法は、基板保持手段に保持された基板の外方の待機位置において処理液供給ノズルから処理液を吐出し、吐出された処理液を待機位置に配置された回収ポットにより回収するステップと、回収ポットに循環系を接続することにより、回収ポットにより回収された処理液を処理液供給ノズルに戻すステップと、待機位置から基板保持手段に保持された基板の上方位置へ処理液供給ノズルを移動させ、基板に処理液を供給するステップと、基板への処理液の供給後、基板の上方位置から待機位置へ処理液供給ノズルを移動させるステップと、待機位置において、処理液供給ノズルに洗浄液を供給して処理液供給ノズルを洗浄し、供給された洗浄液を回収ポットにより回収するステップと、回収ポットに廃棄系を接続することにより、回収ポットにより回収された洗浄液を廃棄するステップとを備えたものである。
この発明に係る基板処理方法においては、基板保持手段に保持された基板の外方の待機位置で、処理液供給ノズルから処理液が吐出され、吐出された処理液が回収ポットにより回収される。このとき、回収ポットに循環系が接続される。これにより、回収ポットにより回収された処理液が処理液供給ノズルに戻される。
そして、待機位置から基板保持手段に保持された基板の上方位置へ処理液供給ノズルが移動され、基板に処理液が供給される。これにより、基板の処理が行われる。
その後、基板の上方位置から待機位置へ処理液供給ノズルが移動される。待機位置においては、処理液供給ノズルに洗浄液が供給される。これにより、処理液供給ノズルが洗浄される。それにより、処理液供給ノズルに付着する処理液の析出物等の汚染物質が除去される。その結果、処理液供給ノズルに付着する汚染物質に起因する基板の処理不良が防止される。
処理液供給ノズルに供給された洗浄液は回収ポットにより回収される。このとき、回収ポットに廃棄系が接続される。それにより、回収ポットにより回収された洗浄液が廃棄される。
上記のように、待機位置において処理液供給ノズルから基板に処理液が吐出される際には、回収ポットにより回収された処理液が、循環系により処理液供給ノズルへ戻される。それにより、処理液が基板の処理に再利用される。
このように、洗浄液よりも高価な処理液を再利用することにより、基板の製造コストを十分に低減することができる。また、処理液供給ノズルに供給された洗浄液を循環系へ送ることなく廃棄することにより、処理液のみを再利用することができる。その結果、処理液の純度の低下が抑制され、基板の処理不良が防止される。
(8)基板処理方法は、待機位置における処理液供給ノズルの処理液の吐出開始から所定時間回収ポットに廃棄系を接続することにより回収ポットにより回収された処理液を廃棄するステップをさらに備えてもよい。
この場合、処理液供給ノズルによる基板への処理液の供給前に、待機位置において処理液供給ノズルから処理液が吐出される。また、処理液供給ノズルによる処理液の吐出開始から所定時間回収ポットに廃棄系を接続し、所定時間経過後、回収ポットに循環系を接続する。これにより、処理液供給ノズルによる処理液の吐出開始から所定時間内に、回収ポット内に付着している洗浄液が処理液によって洗い流され、廃棄系により廃棄される。その後、回収ポットに循環系を接続することによって、洗浄液がほとんど混入していない処理液が循環系に送られる。したがって、処理液の純度を低下させることなく処理液が再利用される。
これにより、基板の製造コストを十分に低減することができる。また、処理液の純度の低下がより確実に抑制され、基板の処理不良が防止される。
本発明に係る基板処理装置および基板処理方法においては、基板の外方の待機位置で、処理液供給ノズルから処理液が吐出される際には、切替手段により回収ポットに循環系が接続される。これにより、回収ポットにより回収された処理液が、循環系により処理液供給ノズルへ戻される。それにより、処理液が基板の処理に再利用される。
また、待機位置において、ノズル洗浄手段から処理液供給ノズルに洗浄液が供給される際には、切替手段により回収ポットに廃棄系が接続される。これにより、回収ポットにより回収された洗浄液が、廃棄系により廃棄される。
このように、洗浄液よりも高価な処理液を再利用することにより、基板の製造コストを十分に低減することができる。また、処理液供給ノズルに供給された洗浄液を循環系へ送ることなく廃棄することにより、処理液のみを再利用することができる。その結果、処理液の純度の低下が抑制され、基板の処理不良が防止される。
以下、本発明の一実施の形態に係る基板処理方法および基板処理装置について図面を参照しつつ説明する。
以下の説明において、基板とは、半導体ウェハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等をいう。
また、薬液とは、例えばBHF(バッファードフッ酸)、DHF(希フッ酸)、フッ酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、シュウ酸もしくはアンモニア等の水溶液、またはそれらの混合溶液をいう。
リンス液とは、例えば純水、炭酸水、オゾン水、磁気水、還元水(水素水)もしくはイオン水、またはIPA(イソプロピルアルコール)等の有機溶剤をいう。
(1) 基板処理装置の構成
図1は本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。図1に示すように、基板処理装置100は、処理領域A,Bを有し、処理領域A,B間に搬送領域Cを有する。
処理領域Aには、制御部4、流体ボックス部2a,2b、洗浄処理部5a,5bが配置されている。
図1の流体ボックス部2a,2bは、それぞれ洗浄処理部5a,5bへの薬液およびリンス液の供給および洗浄処理部5a,5bからの廃棄(排液)等に関する配管、継ぎ手、バルブ、流量計、レギュレータ、ポンプ、温度調節器、処理液貯留タンク等の流体関連機器を収納する。
洗浄処理部5a,5bでは、薬液による基板Wの洗浄処理(以下、薬液処理と呼ぶ)およびリンス液による基板Wの洗浄処理(以下、リンス処理と呼ぶ)が行われる。本実施の形態において、例えば洗浄処理部5a,5bで用いられる薬液はフッ化アンモニウムとフッ化水素との混合溶液であるBHFであり、リンス液は純水である。
処理領域Bには、流体ボックス部2c,2dおよび洗浄処理部5c,5dが配置されている。流体ボックス部2c,2dおよび洗浄処理部5c,5dの各々は、上記流体ボックス部2a,2bおよび洗浄処理部5a,5bと同様の構成を有し、洗浄処理部5c,5dは洗浄処理部5a,5bと同様の処理を行う。
以下、洗浄処理部5a,5b,5c,5dを処理ユニットと総称する。搬送領域Cには、基板搬送ロボットCRが設けられている。
処理領域A,Bの一端部側には、基板Wの搬入および搬出を行うインデクサIDが配置されており、インデクサロボットIRはインデクサIDの内部に設けられている。インデクサIDには、基板Wを収納するキャリア1が載置される。
インデクサIDのインデクサロボットIRは、矢印Uの方向に移動し、キャリア1から基板Wを取り出して基板搬送ロボットCRに渡し、逆に、一連の処理が施された基板Wを基板搬送ロボットCRから受け取ってキャリア1に戻す。
基板搬送ロボットCRは、インデクサロボットIRから渡された基板Wを指定された処理ユニットに搬送し、または、処理ユニットから受け取った基板Wを他の処理ユニットまたはインデクサロボットIRに搬送する。
本実施の形態においては、洗浄処理部5a〜5dのいずれかにおいて基板Wに薬液処理およびリンス処理が行われた後に、基板搬送ロボットCRにより基板Wが洗浄処理部5a〜5dから搬出され、インデクサロボットIRを介してキャリア1に搬入される。
制御部4は、CPU(中央演算処理装置)を含むコンピュータ等からなり、処理領域A,Bの各処理ユニットの動作、搬送領域Cの基板搬送ロボットCRの動作およびインデクサIDのインデクサロボットIRの動作を制御する。
(2) 洗浄処理部の構成
図2は本発明の一実施の形態に係る基板処理装置100の洗浄処理部5a〜5dの構成を説明するための図である。
図2の洗浄処理部5a〜5dは、薬液処理により基板Wの表面に付着した有機物等の不純物を除去した後、リンス処理を行う。
図2に示すように、洗浄処理部5a〜5dは、基板Wを水平に保持するとともに基板Wの中心を通る鉛直な回転軸の周りで基板Wを回転させるためのスピンチャック21を備える。スピンチャック21は、チャック回転駆動機構36によって回転される回転軸25の上端に固定されている。
基板Wは、薬液処理およびリンス処理を行う場合に、スピンチャック21により水平に保持された状態で回転される。なお、図2に示すように、本実施の形態では、吸着式のスピンチャック21を用いているが、基板Wの周縁部を把持するスピンチャックを用いてもよい。
スピンチャック21の外方には、モータ60が設けられている。モータ60には、回動軸61が接続されている。回動軸61には、アーム62が水平方向に延びるように連結され、アーム62の先端に薬液ノズル50が設けられている。
また、スピンチャック21の外方には、薬液ノズル50に対応する薬液ノズル用待機ポット210が設けられている。本実施の形態において、薬液ノズル用待機ポット210は下端部が閉塞された略円筒形状を有する。薬液ノズル用待機ポット210の周壁の上端部には切欠き部210Kが形成されている。
薬液ノズル用待機ポット210の切欠き部210Kには、2つの洗浄液吐出ノズル410,420が配置されている。洗浄液吐出ノズル410,420は、それぞれ洗浄液供給管411,421に接続されている。
洗浄液供給管411,421は、後述する図4の洗浄液供給主管430を介して流体ボックス部2a〜2dに接続されている。これにより、洗浄液供給管411,421に流体ボックス部2a〜2dから洗浄液が供給される。
以下の説明では、スピンチャック21に保持された基板Wの水平面内における略中心位置を基板処理位置PWと呼び、薬液ノズル用待機ポット210の水平面内における略中心位置を薬液ノズル待機位置PCと呼ぶ。
モータ60は回動軸61を回転させる。これにより、薬液ノズル50が、回動軸61を中心として基板処理位置PWと薬液ノズル待機位置PCとの間で揺動される。
モータ60には、図示しない昇降機構が設けられている。モータ60は回動軸61を上昇および下降させることにより、基板処理位置PWおよび薬液ノズル待機位置PCで薬液ノズル50を下降および上昇させる。
モータ60、回動軸61およびアーム62の内部を通るように薬液処理用供給管63が設けられている。薬液処理用供給管63は流体ボックス部2a〜2dに接続されている。
洗浄処理部5a〜5dの薬液ノズル50には、薬液処理用供給管63を通して流体ボックス部2a〜2dから薬液(BHF)が供給される。薬液ノズル50に供給された薬液は、その軸心に沿って基板Wへ吐出される。これにより、薬液処理が行われる。
薬液処理開始時には、モータ60により回動軸61が回転するとともにアーム62が回動し、薬液ノズル50がスピンチャック21により保持された基板Wの上方(基板処理位置PW)に移動する。さらに、モータ60により回動軸61が下降することにより、薬液ノズル50が下降して基板Wの表面に近接し、基板Wの表面へ薬液が供給される。
薬液処理終了時には、モータ60により回動軸61が回転するとともにアーム62が回動し、薬液ノズル50がスピンチャック21の外方に配置された薬液ノズル用待機ポット210の上方(薬液ノズル待機位置PC)に移動する。
さらに、モータ60により回動軸61が下降することにより、薬液ノズル50が下降して薬液ノズル用待機ポット210の内部に収容される。この状態で、薬液ノズル用待機ポット210は、薬液処理後の薬液ノズル50から滴下する薬液を回収する。また、薬液ノズル用待機ポット210は、後述するプリディスペンス時に薬液ノズル50から吐出される薬液を回収する。
薬液ノズル用待機ポット210の下端部には開口210hが形成されている。この開口210hには、薬液ノズル用待機ポット210により回収された薬液および洗浄液を後述する図4の流路切替装置500へ導く配管211が接続されている。これにより、薬液ノズル用待機ポット210により回収された薬液および洗浄液が配管211を通って流路切替装置500へ導かれる。
スピンチャック21の外方には、さらにモータ71が設けられている。モータ71には、回動軸72が接続されている。回動軸72には、アーム73が水平方向に延びるように連結され、アーム73の先端にリンスノズル70が設けられている。
また、スピンチャック21の外方には、リンスノズル70に対応するリンスノズル用待機ポット310が設けられている。本実施の形態において、リンスノズル用待機ポット310は下端部が閉塞された略円筒形状を有する。
以下の説明では、リンスノズル用待機ポット310の水平面内における略中心位置をリンスノズル待機位置PRと呼ぶ。
モータ71は回動軸72を回転させる。これにより、リンスノズル70が、回動軸72を中心として基板処理位置PWとリンスノズル待機位置PRとの間で揺動される。
モータ71には、図示しない昇降機構が設けられている。モータ71は回動軸72を上昇および下降させることにより、基板処理位置PWおよびリンスノズル待機位置PRでリンスノズル70を下降および上昇させる。
モータ71、回動軸72およびアーム73の内部を通るようにリンス処理用供給管74が設けられている。リンス処理用供給管74は流体ボックス部2a〜2dに接続されている。
洗浄処理部5a〜5dのリンスノズル70には、リンス処理用供給管74を通して流体ボックス部2a〜2dからリンス液(純水)が供給される。リンスノズル70に供給されたリンス液は、その軸心に沿って基板Wへ吐出される。これにより、リンス処理が行われる。
リンス処理開始時には、モータ71により回動軸72が回転するとともにアーム73が回動し、リンスノズル70がスピンチャック21により保持された基板Wの上方(基板処理位置PW)に移動する。さらに、モータ71により回動軸72が下降することにより、リンスノズル70が下降して基板Wの表面に近接し、基板Wの表面へリンス液が供給される。
リンス処理終了時には、モータ71により回動軸72が回転するとともにアーム73が回動し、リンスノズル70がスピンチャック21の外方に配置されたリンスノズル用待機ポット310の上方(リンスノズル待機位置PR)に移動する。
さらに、モータ71により回動軸72が下降することにより、リンスノズル70が下降してリンスノズル用待機ポット310の内部に収容される。この状態で、リンスノズル用待機ポット310は、リンス処理後のリンスノズル70から滴下するリンス液を回収する。
リンスノズル用待機ポット310の下端部には開口310hが形成されている。この開口310hには、リンスノズル用待機ポット310により回収されたリンス液を後述する図4の廃棄系配管130へ導くリンス液廃棄管311が接続されている。これにより、リンスノズル用待機ポット310により回収されたリンス液がリンス液廃棄管311を通って廃棄系配管130へ導かれる。
スピンチャック21は、処理カップ23内に収容されている。処理カップ23の内側には、筒状の仕切壁33が設けられている。また、スピンチャック21の周囲を取り囲むように、基板Wのリンス処理に用いられたリンス液を回収して廃棄するための廃棄空間31が形成されている。廃棄空間31は、スピンチャック21の外周に沿うように環状かつ溝状に形成されている。
さらに、廃棄空間31を取り囲むように、処理カップ23と仕切壁33との間に基板Wの薬液処理に用いられた薬液を回収して基板処理装置100内で循環させるための循環液空間32が形成されている。循環液空間32は、廃棄空間31の外周に沿うように環状かつ溝状に形成されている。
廃棄空間31には、後述する図4の廃棄系配管130へリンス液を導くための廃棄管34が接続され、循環液空間32には、後述する図4の循環系配管120Aへ薬液を導くための回収管35が接続されている。
処理カップ23の上方には、基板Wからの薬液またはリンス液が外方へ飛散することを防止するためのスプラッシュガード24が設けられている。このスプラッシュガード24は、回転軸25に対して回転対称な形状からなっている。スプラッシュガード24の上端部の内面には、断面く字状の廃棄案内溝41が環状に形成されている。
また、スプラッシュガード24の下端部の内面には、外側下方に傾斜する傾斜面からなる回収液案内部42が形成されている。回収液案内部42の上端付近には、処理カップ23の仕切壁33を受け入れるための仕切壁収納溝43が形成されている。
スプラッシュガード24は、ボールねじ機構等で構成されたガード昇降駆動機構(図示せず)により支持されている。ガード昇降駆動機構は、スプラッシュガード24を、その上端部がスピンチャック21の上端部とほぼ同じまたはスピンチャック21の上端部よりも低い搬入搬出位置P1と、回収液案内部42がスピンチャック21に保持された基板Wの外周端面に対向する循環位置P2と、廃棄案内溝41がスピンチャック21に保持された基板Wの外周端面に対向する廃棄位置P3との間で上下動させる。
スピンチャック21上に基板Wが搬入される際、およびスピンチャック21上から基板Wが搬出される際には、スプラッシュガード24は搬入搬出位置P1に下降する。
スプラッシュガード24が循環位置P2にある場合には、基板Wから外方へ飛散した薬液が回収液案内部42により循環液空間32に導かれ、回収管35を通して図4の循環系配管120Aに送られる。
一方、スプラッシュガード24が廃棄位置P3にある場合には、基板Wから外方へ飛散したリンス液が廃棄案内溝41により廃棄空間31に導かれ、廃棄管34を通して図4の廃棄系配管130に送られる。
ここで、薬液ノズル用待機ポット210内では、薬液処理後の薬液ノズル50に洗浄液吐出ノズル410,420から洗浄液が吐出(噴出)される。これにより、薬液ノズル用待機ポット210内で薬液ノズル50の先端部が洗浄される(以下、ノズル洗浄処理と呼ぶ)。この場合、薬液ノズル用待機ポット210は、薬液ノズル50の洗浄に用いられた洗浄液を回収する。なお、このノズル洗浄処理はリンス処理前に行ってもよく、リンス処理後に行ってもよく、または、リンス処理と同時に行ってもよい。
ノズル洗浄処理に用いる洗浄液としては、リンス処理に用いるリンス液と同じ液(例えば純水)、またはリンス処理に用いるリンス液と異なる液を用いることができる。洗浄液として、例えば炭酸水、オゾン水、磁気水、還元水(水素水)、イオン水、またはIPA等の有機溶剤を用いてもよい。
さらに、洗浄液に空気または不活性ガス等の気体を混合してもよい。本実施の形態では、薬液ノズル50に吐出する洗浄液として純水を用いるとともに、洗浄液に不活性ガスとしてN(窒素)ガスを混合する。
本実施の形態において、洗浄処理部5a〜5dでは、基板Wの薬液処理前、すなわち、基板Wへの薬液の供給前に薬液ノズル50内部の温調されていない薬液を除去するために所定量の薬液を吐出するプリディスペンスが行われる。このプリディスペンスは、ノズル洗浄処理と同様に薬液ノズル用待機ポット210内で行われる。
上記のプリディスペンス、薬液処理、リンス処理およびノズル洗浄処理の一連の処理が行われる際の薬液ノズル50およびリンスノズル70の位置は次のように変化する。
プリディスペンス時には、薬液ノズル50およびリンスノズル70はそれぞれ薬液ノズル待機位置PCおよびリンスノズル待機位置PRに位置する。
薬液処理時には、薬液ノズル50およびリンスノズル70はそれぞれ基板処理位置PWおよびリンスノズル待機位置PRに位置する。
リンス処理時には、薬液ノズル50およびリンスノズル70はそれぞれ薬液ノズル待機位置PCおよび基板処理位置PWに位置する。
ノズル洗浄処理時には、薬液ノズル50が薬液ノズル待機位置PCに位置する。この場合、リンスノズル70の位置は限定されない。
なお、上記では、ノズル洗浄処理として、薬液処理後の薬液ノズル50を洗浄する旨を説明したが、プリディスペンス後の薬液ノズル50を洗浄してもよい。
(3) ノズル洗浄処理の詳細
ノズル洗浄処理の詳細を説明する。図3は、ノズル洗浄処理の詳細を説明するための図である。図3(a)に図1の洗浄処理部5a〜5dの薬液ノズル50周辺の上面図が示されている。また、図3(b)に図3(a)のX−X線断面が示されている。以下の説明において、薬液ノズル50は薬液ノズル用待機ポット210内に収容されている。
図3(a)に示すように、洗浄液吐出ノズル410,420は、上方から見た場合に互いの軸心410L,420Lが薬液ノズル用待機ポット210の中心で交差するように切欠き部210Kに配置されている。なお、図3(a)では、洗浄液吐出ノズル410,420の配置を明確に識別できるように、薬液ノズル50、モータ60、回動軸61およびアーム62を点線で示している。
さらに、図3(a)および図3(b)に示すように、洗浄液吐出ノズル410の軸心410Lの延長線は薬液ノズル50の先端部を通り、洗浄液吐出ノズル410の先端部が薬液ノズル50の先端部50Eに対向する。また、洗浄液吐出ノズル410の軸心410Lの延長線は、薬液ノズル50の軸心50Lに直交する。
洗浄液吐出ノズル410から、その軸心410Lに沿って洗浄液が吐出される。これにより、薬液ノズル50の先端部50Eに洗浄液が当たり、薬液ノズル50の先端部50Eに付着する薬液およびその析出物が除去される。
洗浄液吐出ノズル410の軸心410Lと薬液ノズル50の軸心50Lとのなす角度θ1は、80°〜100°の範囲内に設定されることが好ましく、90°に設定されることがより好ましい。
一方、洗浄液吐出ノズル420の軸心420Lの延長線は、薬液ノズル50の先端部よりもやや上方の部分(以下、先端部上方部分と呼ぶ)50Uを通り、洗浄液吐出ノズル420の先端部が薬液ノズル50の先端部上方部分50Uと対向する。また、洗浄液吐出ノズル420の軸心420Lは、薬液ノズル50の軸心50Lに対して約45°の角度で交差する。
洗浄液吐出ノズル420から、その軸心420Lに沿って洗浄液が吐出される。これにより、薬液ノズル50の先端部上方部分50Uに洗浄液が当たり、薬液ノズル50の先端部近傍に付着する薬液およびその析出物が除去される。
洗浄液吐出ノズル420の軸心420Lと薬液ノズル50の軸心50Lとのなす角度θ2は、40°〜50°の範囲内に設定されることが好ましく、45°に設定されることがより好ましい。
また、薬液ノズル50の先端部50Eと先端部上方部分50Uとの間の距離Hは、2mm〜5mmの範囲内に設定されることが好ましく、3mmに設定されることがより好ましい。
上述のように、本実施の形態では、洗浄液吐出ノズル410,420から吐出される洗浄液には不活性ガスが混合される。
ここで、洗浄液と不活性ガスとの混合状態は、後述する図4の気液混合装置440により、例えば洗浄液中に微細な不活性ガスの気泡が分散するように調整される。この場合、洗浄液吐出ノズル410,420内の圧力で収縮されている気泡が、洗浄液吐出ノズル410,420から吐出されることにより膨張する。
これにより、図3(b)の点線で示すように、洗浄液が大きな広がり角で洗浄液吐出ノズル410,420から薬液ノズル50の先端部50Eおよび先端部上方部分50Uへ吐出される。
それにより、薬液ノズル50の先端部50Eおよび先端部上方部分50Uのみならず、その周辺部分にも洗浄液が供給される。その結果、薬液ノズル50の先端部50Eおよび先端部上方部分50Uを中心とした広い範囲が洗浄されるので、薬液ノズル50に付着する薬液およびその析出物が確実に除去される。
(4) 薬液の再利用ならびにリンス液および洗浄液の廃棄
図4は、図1の基板処理装置100における配管の系統図である。
図4に示すように、洗浄処理部5a〜5dのリンスノズル70には流体ボックス部2a〜2dへ延びるリンス処理用供給管74が接続されている。
リンス処理用供給管74にはバルブ75が介挿されている。流体ボックス部2a〜2dにおいて、リンス処理用供給管74にリンス液として純水が供給される。これにより、バルブ75を操作することにより基板Wにリンス液を供給することができる。
洗浄処理部5a〜5dの薬液ノズル50には流体ボックス部2a〜2d内の薬液貯留タンクTAへ延びる薬液処理用供給管63が接続されている。
薬液処理用供給管63には、バルブ64が介挿され、流体ボックス部2a〜2dにおいてバルブ64側から順にフィルタF、ポンプP1および温度調節器600が介挿されている。薬液貯留タンクTA内には、薬液としてBHFが貯留されている。
薬液処理用供給管63に介挿されたポンプP1が動作すると、薬液貯留タンクTA内の薬液が温度調節器600へ送られ、所定の温度に調整される。そして、温度が調整された薬液は、ポンプP1およびフィルタFを通じてバルブ64へ送られる。これにより、バルブ64を操作することにより基板Wに薬液を供給することができる。
ここで、流体ボックス部2a〜2dにおいて薬液処理用供給管63のバルブ64とポンプP1との間には配管76の一端が接続されている。配管76の他端は薬液貯留タンクTAへ延びている。配管76にはバルブ77が介挿されている。
バルブ64を閉じるとともにバルブ77を開くことにより、薬液貯留タンクTAからくみ上げられた薬液が、洗浄処理部5a〜5dに送られることなく再度薬液貯留タンクTAに貯留される。このように、薬液が薬液貯留タンクTA、薬液処理用供給管63、ポンプP1、フィルタF、温度調節器600および配管76を循環することにより、薬液貯留タンクTA内の薬液が温度調節器600により所定の温度に維持されるとともに、フィルタFにより清浄に保たれる。
薬液ノズル50を洗浄する2つの洗浄液吐出ノズル410,420には、それぞれ洗浄液供給管411,421が接続されている。洗浄液供給管411,421は、流体ボックス部2a〜2dへ延びる洗浄液供給主管430に接続されている。洗浄液供給主管430にはバルブ431が介挿されている。
洗浄液供給主管430は流体ボックス部2a〜2d内の気液混合装置440に接続されている。この気液混合装置440は、例えばインラインミキサおよびミキシングバルブのうちの少なくともいずれか一方を含む。気液混合装置440に洗浄液として純水が供給されるとともに、不活性ガスとしてNガスが供給されることにより洗浄液と不活性ガスとの混合流体が生成される。
バルブ431を開くことにより、洗浄液吐出ノズル410,420から大きな広がり角で洗浄液を吐出することができる。それにより、薬液ノズル50の先端部50Eおよび先端部上方部分50Uのみならず、その周辺部分にも洗浄液が供給される。
なお、気液混合装置440として、インラインミキサやミキシングバルブを例としてあげたが、単に洗浄液と不活性ガスとを合流させることができるものであれば何でもよく、例えば、洗浄液の供給配管、不活性ガスの供給配管、および洗浄液供給主管430が接続されるT字状の継ぎ手等の合流部材であってもよい。
処理カップ23内の循環液空間32には回収管35の一端が接続されている。回収管35の他端は循環系配管120Aに接続されている。また、処理カップ23内の廃棄空間31に廃棄管34の一端が接続されている。廃棄管34の他端は廃棄系配管130に接続されている。
循環系配管120Aは、流体ボックス部2a〜2dにある回収タンクRTAに接続されており、循環系配管120Aに導かれた薬液は一旦、回収タンクRTAに貯留される。
回収タンクRTAには、循環系配管120Bが接続されており、循環系配管120Bは、回収タンクRTAから流体ボックス部2a〜2d内の薬液貯留タンクTAへ延びている。流体ボックス部2a〜2dにおいて、循環系配管120Bには、ポンプPP2が介挿されるとともにそのポンプPP2を挟んで2つのフィルタFが介挿されている。
廃棄系配管130は、洗浄処理部5a〜5dから流体ボックス部2a〜2d内または基板処理装置100の外部に設けられた図示しない廃棄装置へ延びている。
薬液ノズル50を収容する薬液ノズル用待機ポット210に配管211の一端が接続されている。配管211の他端は流路切替装置500に接続されている。
リンスノズル70を収容するリンスノズル用待機ポット310にリンス液廃棄管311の一端が接続されている。リンス液廃棄管311の他端は廃棄系配管130に接続されている。
流路切替装置500は、図4に示すように、例えば2つのバルブ510,520を含む。本例では、流路切替装置500内で、2つのバルブ510,520に配管211が分岐して接続されている。さらに、一方のバルブ510は循環系導入管312を介して循環系配管120Aに接続され、他方のバルブ520は廃棄系導入管313を介して廃棄系配管130に接続されている。
流路切替装置500は、薬液ノズル50のプリディスペンス時に配管211に流れ込む薬液を循環系導入管312へ導くように制御される。具体的には、プリディスペンス時に、流路切替装置500の一方のバルブ520が閉じられ、他方のバルブ510が開かれる。この場合、配管211に流れ込む薬液は、廃棄系配管130に流れ込むことなく循環系導入管312を通じて循環系配管120Aへ送られる。
循環系配管120Aに導かれた薬液は、一旦回収タンクRTAに貯留される。回収タンクRTAに貯留された薬液は、ポンプP2により循環系配管120Bを通じて薬液貯留タンクTAに送られるとともに、フィルタFにより清浄にされる。それにより、薬液処理に用いられた薬液、およびプリディスペンス時に吐出された薬液が、再度薬液貯留タンクTAに貯留される。
本実施の形態において、上述のバルブ64,75,77,431,510,520、ポンプP1,PP2、流路切替装置500および温度調節器600の動作は図1の制御部4により制御されている。
このように、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、薬液処理に用いられる薬液、およびプリディスペンス時に吐出される薬液が循環しつつ再利用される。したがって、リンス液よりも高価な薬液を再利用することにより、基板Wの製造コストが低減される。
一方、流路切替装置500は、薬液ノズル50のノズル洗浄処理時に配管211に流れ込む洗浄液を廃棄系導入管313へ導くように制御される。具体的には、ノズル洗浄処理時に、流路切替装置500の一方のバルブ520が開かれ、他方のバルブ510が閉じられる。この場合、配管211に流れ込む洗浄液は、循環系配管120Aに流れ込むことなく廃棄系導入管313を通じて廃棄系配管130へ送られる。
上述のように、廃棄系配管130には、排液空間31から延びる廃棄管34、リンスノズル用待機ポット310から延びるリンス液廃棄管311および廃棄系導入管313が接続されている。これにより、廃棄系配管130に導かれるリンス液および洗浄液は、廃棄装置に送られ、廃棄される。
なお、本実施の形態において、流路切替装置500は2つのバルブ510,520の開閉により配管211から流れ込む薬液および洗浄液の流路を切り替えているが、流路切替装置500は他の構成により薬液および洗浄液の流路を切り替えてもよい。例えば、本例の2つのバルブ510,520に代えて三方バルブを設けて薬液および洗浄液の流路を切り替えてもよい。この場合、流路切替装置500の構成が簡単となる。
(5) プリディスペンス時の好ましいバルブ制御の詳細
以下、プリディスペンス時における流路切替装置500の好ましい制御の詳細を説明する。
以下の説明では、図4の薬液処理用供給管63に介挿されたバルブ64を薬液吐出バルブ64と称し、洗浄液供給主管430に介挿されたバルブ431を洗浄液吐出バルブ431と称する。
また、循環系導入管312に介挿された一方のバルブ510を循環バルブ510と称する。さらに、廃棄系導入管313に介挿された他方のバルブ520を廃棄バルブ520と称する。
図5は、図4の流路切替装置500の制御方法を説明するための図である。図5では、プリディスペンス、薬液処理およびノズル洗浄処理を連続して行う場合の薬液吐出バルブ64、洗浄液吐出バルブ431、循環バルブ510および廃棄バルブ520の開閉タイミングが示されている。なお、この図5の説明では基板Wのリンス処理は省略する。
図5に示すように、本例では、時刻t1〜t2の期間にプリディスペンスPDが行われ、時刻t3〜t4の期間に基板Wの薬液処理CCが行われ、時刻t5〜t6の期間に薬液ノズル50のノズル洗浄処理NCが行われる。時刻t2〜t3の期間および時刻t4〜t5の期間には、薬液ノズル50が図2の基板処理位置PWと薬液ノズル待機位置PCとの間で移動する。
なお、時刻t7〜t12の期間では、上記時刻t1〜t6の期間と同じ処理が行われる。
プリディスペンスPDの開始時(時刻t1)には薬液吐出バルブ64が開かれる。これにより、薬液ノズル50から薬液ノズル用待機ポット210に薬液が吐出される。そして、プリディスペンスPDの終了時(時刻t2)に薬液吐出バルブ64が閉じられる。それにより、薬液ノズル50からの薬液の吐出が停止される。
また、薬液処理CCの開始時(時刻t3)に薬液吐出バルブ64が開かれる。これにより、薬液ノズル50から基板Wへ薬液が吐出される。そして、薬液処理CCの終了時(時刻t4)に薬液吐出バルブ64が閉じられる。それにより、薬液ノズル50からの薬液の吐出が停止される。
ノズル洗浄処理NCの開始時(時刻t5)には洗浄液吐出バルブ431が開かれる。これにより、洗浄液吐出ノズル410,420から薬液ノズル50へ洗浄液が吐出される。そして、ノズル洗浄処理NCの終了時(時刻t6)に洗浄液吐出バルブ431が閉じられる。それにより、洗浄液吐出ノズル410,420からの薬液の吐出が停止される。
ここで、本来プリディスペンスPDの際に薬液ノズル50から吐出された薬液を全て再利用することが好ましい。薬液ノズル50から吐出された薬液の全てを再利用することにより、高価な薬液に必要なコストを十分に低減することができる。
しかしながら、薬液ノズル用待機ポット210や配管211には、ノズル洗浄処理NCの時に使用した洗浄液が付着しているため、その後に行うプリディスペンスPD時に、薬液ノズル用待機ポット210に吐出された薬液に洗浄液が混入する。
したがって、本例ではプリディスペンスPDの開始時から所定期間GTの間、薬液ノズル50から吐出される薬液を廃棄する。
図5に示すように、プリディスペンスPDの開始時(時刻t1)から所定期間GTの間、廃棄バルブ520を開いた状態を維持するとともに循環バルブ510を閉じた状態で維持する。
この場合、薬液ノズル50から吐出された薬液は、廃棄系配管130へ導かれ、廃棄される。その後、廃棄バルブ520を閉じるとともに循環バルブ510を開く。これにより、薬液ノズル用待機ポット210や配管211に付着していた洗浄液が薬液ノズル50から吐出された薬液によって洗い流されて、廃棄系配管130へ導かれ、廃棄される。所定時間GTの経過後、廃棄バルブ520を閉じるとともに循環バルブ510を開くことによって、洗浄液が混入していない薬液のみが循環系配管120Aへ導かれ、再利用される。
このように、循環バルブ510および廃棄バルブ520を制御することにより、洗浄液が混入していない薬液を再利用することができる。その結果、基板Wの製造コストを十分に低減するとともに、基板Wの処理不良も十分に防止することが可能となる。
なお、図5において、廃棄バルブ520はプリディスペンスPDの期間からノズル洗浄処理NCの開始時(時刻t5)まで閉じた状態に維持され、ノズル洗浄処理NCの開始とともに開かれる。一方、循環バルブ510はプリディスペンスPDの期間からノズル洗浄処理NCの開始時(時刻t5)まで開いた状態に維持され、ノズル洗浄処理NCの開始とともに閉じられる。
これにより、洗浄液吐出ノズル410,420から吐出された洗浄液は廃棄系配管130へ導かれ、廃棄される。
上記において、所定期間GTは、例えば5〜20secの範囲で設定することが好ましい。
(6) 効果
本実施の形態に係る基板処理装置においては、基板Wの薬液処理開始時に、薬液ノズル50が薬液ノズル待機位置PCから基板処理位置PWへ移動する。そして、スピンチャック21により保持された基板Wに、薬液ノズル50から薬液が供給される。これにより、基板Wの薬液処理が行われる。
薬液処理後、薬液ノズル50が基板処理位置PWから薬液ノズル待機位置PCへ移動する。そこで、洗浄液吐出ノズル410,420により、薬液ノズル待機位置PCの薬液ノズル50へ洗浄液が供給される。これにより、薬液ノズル50が洗浄される。それにより、薬液ノズル50に付着する薬液およびその析出物が除去される。その結果、薬液ノズル50に付着する析出物に起因する基板Wの処理不良が防止される。
薬液ノズル待機位置PCにおいて、薬液ノズル50から吐出された薬液および洗浄液吐出ノズル410,420から薬液ノズル50に供給された洗浄液が薬液ノズル用待機ポット210および配管211により回収される。
薬液ノズル待機位置PCにおいて、薬液ノズル50から薬液が吐出される際には、制御部4および流路切替装置500のバルブ510により配管211に循環系配管120Aが接続される。これにより、薬液ノズル用待機ポット210および配管211により回収された薬液が、循環系配管120A、回収タンクRTA、および薬液貯留タンクTAにより薬液ノズル50へ戻される。それにより、薬液が基板Wの処理に再利用される。
また、薬液ノズル待機位置PCにおいて、洗浄液吐出ノズル410,420から薬液ノズル50に洗浄液が供給される際には、制御部4および流路切替装置500のバルブ520により配管211に廃棄系配管130が接続される。これにより、薬液ノズル用待機ポット210および配管211により回収された洗浄液が、廃棄系配管130により廃棄される。
このように、洗浄液よりも高価な薬液を再利用することにより、基板Wの製造コストを十分に低減することができる。また、薬液ノズル50に供給された洗浄液を循環系配管120Aへ送ることなく廃棄系配管130から廃棄することにより、薬液のみを再利用することができる。その結果、薬液の純度の低下が抑制され、基板Wの処理不良が防止される。
(7) 基板処理装置に用いられる薬液
本実施の形態では、BHFは、例えば基板Wの表面をエッチングして洗浄するために用いられる。他の薬液例を以下に示す。
薬液としては、基板Wの表面に形成されたポリマーを除去するためのフッ化アンモニウムを含む溶液、例えばフッ化アンモニウムおよびリン酸を含む混合溶液を用いることができる。
なお、本実施の形態において用いたBHF、ならびにフッ化アンモニウムおよびリン酸を含む混合溶液のように、アルカリ性溶液と酸性溶液との混合により生成される塩を含む溶液を用いた場合には析出物が生成されやすく、生成された析出物が薬液ノズル50の先端部およびその近傍に付着しやすい。
したがって、本基板処理装置は、薬液としてアルカリ性溶液と酸性溶液との混合溶液を用いた場合に、顕著な効果を得ることができる。
また、基板Wの現像処理を行うためのTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)等のアルカリ性溶液または酢酸ブチル等の酸性溶液を薬液として用いることができる。
さらに、基板Wの表面に形成されたレジストを剥離するための硫酸過水またはオゾン水を薬液として用いることができる。
また、基板Wの表面をエッチングまたは洗浄するためのBHF、DHF(希フッ酸)、フッ酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、シュウ酸、アンモニア、クエン酸、過酸化水素水もしくはTMAH等の水溶液、またはそれらの混合溶液を薬液として用いることができる。
(8) 請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
以上、本発明の一実施の形態において、スピンチャック21が基板保持手段に相当し、基板Wの上方の基板処理位置PWが基板の上方位置に相当し、リンスノズル待機位置PRが基板の外方の待機位置に相当し、薬液ノズル50が処理液供給ノズルに相当し、洗浄液吐出ノズル410,420がノズル洗浄手段に相当し、BHF等の薬液が処理液に相当し、薬液ノズル用待機ポット210および配管211が回収ポットに相当し、循環系導入管312、循環系配管120,120B、回収タンクRTAおよび薬液貯留タンクTAが循環系に相当し、廃棄系導入管313および廃棄系配管130が廃棄系に相当し、流路切替装置500および流路切替装置500のバルブ510,520が切替手段に相当する。
また、先端部50Eおよび先端部上方部分50Uが処理液供給ノズルの先端部に相当し、洗浄液吐出ノズル410,420が1または複数の洗浄液供給ノズルに相当し、先端部上方部分50Uが処理液供給ノズルの先端部の近傍に相当し、空気またはN2 ガス等の不活性ガスが気体に相当する。
本発明に係る基板処理装置および基板処理方法は、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、光ディスク用ガラス基板等の基板製造等のために利用可能である。
本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。 本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の洗浄処理部の構成を説明するための図である。 ノズル洗浄処理の詳細を説明するための図である。 図1の基板処理装置における配管の系統図である。 図4の流路切替装置の制御方法を説明するための図である。
符号の説明
100 基板処理装置
21 スピンチャック
50 薬液ノズル
50E 先端部
50U 先端部上方部分
120A,120B 循環系配管
130 廃棄系配管
210 薬液ノズル用待機ポット
211 配管
312 循環系導入管
313 廃棄系導入管
410,420 洗浄液吐出ノズル
500 流路切替装置
510,520 バルブ
GT 所定期間
PR リンスノズル待機位置
PW 基板処理位置
TA 薬液貯留タンク
RTA 回収タンク

Claims (8)

  1. 基板を保持する基板保持手段と、
    前記基板保持手段に保持された基板の上方位置と基板の外方の待機位置との間で移動可能に設けられ、基板に処理液を供給する処理液供給ノズルと、
    前記待機位置において洗浄液を供給して前記処理液供給ノズルを洗浄するノズル洗浄手段と、
    前記待機位置に配置され、前記処理液供給ノズルから吐出された処理液および前記ノズル洗浄手段から供給された洗浄液を回収する回収ポットと、
    前記回収ポットにより回収された処理液を前記処理液供給ノズルへ戻す循環系と、
    前記回収ポットにより回収された洗浄液を廃棄するための廃棄系と、
    前記回収ポットに前記循環系および前記廃棄系を選択的に接続する切替手段とを備え、
    前記切替手段は、前記待機位置において前記処理液供給ノズルから処理液が吐出される際に前記回収ポットに前記循環系を接続し、前記ノズル洗浄手段から前記処理液供給ノズルに洗浄液が供給される際に前記回収ポットに前記廃棄系を接続することを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記ノズル洗浄手段は、前記処理液供給ノズルにより吐出される処理液の吐出方向に対して交差する方向に沿って前記処理液供給ノズルに洗浄液を吐出することにより前記処理液供給ノズルの先端部を洗浄する1または複数の洗浄液供給ノズルを含むことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記1または複数の洗浄液供給ノズルの少なくとも1つは、前記処理液の吐出方向に対してほぼ直交する方向に沿って処理液供給ノズルの先端部へ洗浄液を吐出することを特徴とする請求項2記載の基板処理装置。
  4. 前記1または複数の洗浄液供給ノズルの少なくとも1つは、前記処理液供給ノズルの先端部の斜め上方から前記処理液の吐出方向に対して傾斜した方向に沿って処理液供給ノズルの先端部の近傍へ洗浄液を吐出することを特徴とする請求項2または3記載の基板処理装置。
  5. 前記ノズル洗浄手段は、前記処理液供給ノズルへ気体が混合された洗浄液を供給することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の基板処理装置。
  6. 前記処理液供給ノズルは、基板への処理液の供給前に、前記待機位置において処理液を吐出し、
    前記切替手段は、前記待機位置において前記処理液供給ノズルによる処理液の吐出開始から所定時間前記回収ポットに前記廃棄系を接続し、前記所定時間経過後、前記回収ポットに前記循環系を接続することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 基板保持手段に保持された基板の外方の待機位置において処理液供給ノズルから処理液を吐出し、吐出された処理液を前記待機位置に配置された回収ポットにより回収するステップと、
    前記回収ポットに循環系を接続することにより、前記回収ポットにより回収された処理液を前記処理液供給ノズルに戻すステップと、
    前記待機位置から前記基板保持手段に保持された基板の上方位置へ処理液供給ノズルを移動させ、基板に処理液を供給するステップと、
    基板への処理液の供給後、前記基板の上方位置から前記待機位置へ前記処理液供給ノズルを移動させるステップと、
    前記待機位置において、前記処理液供給ノズルに洗浄液を供給して前記処理液供給ノズルを洗浄し、供給された洗浄液を前記回収ポットにより回収するステップと、
    前記回収ポットに廃棄系を接続することにより、前記回収ポットにより回収された洗浄液を廃棄するステップとを備えたことを特徴とする基板処理方法。
  8. 前記待機位置における前記処理液供給ノズルの処理液の吐出開始から所定時間前記回収ポットに前記廃棄系を接続することにより前記回収ポットにより回収された処理液を廃棄するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項7記載の基板処理方法。
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