JP4731377B2 - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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本発明は、基板に所定の処理を行う基板処理装置および基板処理方法に関する。
従来から、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、および光ディスク用ガラス基板等の基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が用いられている。
この基板処理装置では、例えばBHF(バッファードフッ酸)、DHF(希フッ酸)、フッ酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、シュウ酸もしくはアンモニア等の薬液またはそれらの混合溶液をノズルから基板に供給することにより、その基板の表面処理(以下、薬液処理と呼ぶ)を行う。
薬液処理を行う基板処理装置においては、基板へ薬液を供給するノズルの先端部に薬液の析出物が付着する。薬液の析出物は、ノズルによる基板への薬液供給後、ノズル先端部に付着した薬液が乾燥することにより生成される。
この現象は、フッ化アンモニウムとフッ化水素との混合溶液であるBHF、ならびにフッ化アンモニウムおよびリン酸を含む混合溶液のように塩を含む薬液を用いるときに発生しやすい。
また、酸性の薬液とアルカリ性の薬液とを個別に基板へ供給する基板処理装置(例えば、特許文献1参照)においては、それぞれの薬液を供給するノズルが近接して配置されると、各ノズルに付着する薬液の成分が周辺の雰囲気中に拡散して互いに反応することにより塩が生成される場合がある。この場合にも、ノズル先端部に析出物が付着しやすい。
ノズル先端部に付着する析出物は、基板へ薬液を供給するごとに成長する。この場合、成長した析出物がノズルから基板に落下することで、基板に形成されているパターンにダメージを与える。または、析出物に起因するパーティクルが基板に付着するといった基板の処理不良が発生する。
さらに、ノズル先端部に析出物が付着していることで、ノズルから基板へ供給される薬液の供給条件が変化してしまい、基板の処理不良が発生する。
そこで、ノズル先端部に付着する析出物を除去するために、ノズル先端部を洗浄することができるノズル洗浄機構付き薬液供給ノズルがある(例えば、特許文献2参照)。
このノズル洗浄機構付き薬液供給ノズルは、ノズル洗浄機構として貫通孔を有するノズルブロックを備える。ノズルブロックの貫通孔にノズルが挿入されることにより、ノズルの外周面とノズルブロックの内周面との間に隙間が形成される。
ノズルによる基板への薬液の供給後、そのノズルがノズルブロックに挿入され、ノズルとノズルブロックとの隙間に洗浄液が供給される。これにより、ノズルとノズルブロックとの間の隙間に流れ込む洗浄液が、ノズル先端部へ流れることにより、ノズル先端部に付着する薬液が洗い流される。その結果、ノズル先端部への析出物の付着が防止される。
一方、処理対象となる基板の外方にノズル待機位置が設定される基板処理装置もある。この基板処理装置においては、ノズルは基板への薬液の供給時に基板の上方に移動し、薬液処理が終了した後に基板の外方に設定されたノズル待機位置に移動する。
ノズル待機位置には、例えばノズル先端部から滴下する液体を受け止める待機ポットが設けられる。この待機ポットの上方でノズルが洗浄液を用いて洗浄される。このとき、ノズル先端部から滴下する洗浄液が待機ポットにより受け止められる。
このような構成において、ノズル先端部が洗浄液により洗浄されることによって、ノズル先端部に付着している析出物が除去される。これにより、ノズルに付着する析出物に起因した基板の処理不良が防止されている。
特開2006−32858号公報 実開平6−44137号公報
一般的に、基板処理装置の上記ノズル待機位置において、ノズルによる基板への薬液の供給前に、ノズル内部の温調されていない薬液を除去するために所定量の薬液を吐出するプリディスペンスが行われる。ノズルから吐出される薬液は待機ポットによって受け止められて、待機ポットに接続された廃棄系を通じて廃棄または、回収して薬液供給系に戻される。
しかしながら、アルカリ性の薬液を供給するノズルと酸性の薬液を供給するノズルとが近接して配置され、それぞれのノズルが各待機ポット上でプリディスペンスが行われる場合、アルカリ成分を含む雰囲気と酸成分を含む雰囲気とがそれぞれのノズルの周囲に拡散される。そして、拡散された各雰囲気が混合することによって塩が生成される。その結果、ノズル先端部に塩が付着し、基板の処理不良が発生していた。
本発明の目的は、基板の処理不良を防止することが可能な基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
(1)第1の発明に係る基板処理装置は、基板を処理する基板処理装置であって、基板を保持する基板保持手段と、第1の処理液を基板保持手段に保持された基板に供給する第1の処理液供給ノズルと、第2の処理液を基板保持手段に保持された基板に供給する第2の処理液供給ノズルと、基板保持手段に保持された基板の上方位置と基板の外方の待機位置との間で、第1および第2の処理液供給ノズルをそれぞれ移動させる移動手段と、待機位置に配置されるとともに上部に第1の開口部を有し第1の処理液供給ノズルの先端部が第1の開口部に挿入された状態で第1の処理液供給ノズルの先端部から吐出された第1の処理液を受け止める第1の待機容器と、待機位置に配置され、第2の処理液供給ノズルから吐出された第2の処理液を受け止める第2の待機容器と、第1の処理液供給ノズルが少なくとも第1の待機容器上に位置するときに第1の処理液供給ノズルの周囲の少なくとも一部を取り囲むように設けられた第1のカバー部材と、第1のカバー部材で取り囲まれた空間および第1の開口部を通して第1の待機容器内に気体を供給する第1の気体供給手段と、第1の気体供給手段により第1の待機容器内に供給された気体を排出する排気手段とを備えたものである。
第1の発明に係る基板処理装置においては、基板は基板保持手段により保持される。第1および第2の処理液供給ノズルは、基板保持手段に保持された基板の上方位置と基板の外方の待機位置との間で、移動手段によりそれぞれ移動される。また、第1および第2の処理液供給ノズルは、基板保持手段の外方の待機位置にそれぞれ設けられた第1および第2の待機容器上にそれぞれ待機する。
移動手段は、基板の上方位置に第1の処理液供給ノズルを移動させ、基板保持手段に保持された基板に第1の処理液が第1の処理液供給ノズルにより供給される。また、移動手段は、基板の上方位置に第2の処理液供給ノズルを移動させ、基板保持手段に保持された基板に第2の処理液が第2の処理液供給ノズルにより供給される。
第1の処理液供給ノズルが少なくとも第1の待機容器上に位置するときに、第1の処理液供給ノズルの周囲の少なくとも一部が第1のカバー部材により取り囲まれる。これにより、第1の処理液供給ノズルにより吐出される第1の処理液の雰囲気が拡散することが防止または抑制される。
このような構成によって、第1の処理液供給ノズルから吐出される第1の処理液の雰囲気が第2の処理液供給ノズル近傍まで拡散し、第1の処理液の雰囲気と第2の処理液の雰囲気とが反応して反応物が生じることが防止される。それにより、第1の処理液供給ノズルおよび第2の処理液供給ノズルに反応物が付着することおよび当該反応物が成長することが防止される。したがって、ノズルに付着する反応物に起因した基板の処理不良が防止される。
また、第1のカバー部材で取り囲まれた空間および第1の開口部を通して第1の待機容器内に第1の気体供給手段により気体が供給され、第1の待機容器内に供給された気体が排気手段により排出される。
これにより、第1のカバー部材内に存在する第1の処理液の雰囲気を第1の待機容器内に排出することができる。また、第1の待機容器内の第1の処理液の雰囲気を気体とともに第1の待機容器内から排出できる。
したがって、第1の処理液の雰囲気が拡散することを確実に防止できる。その結果、第1の処理液の雰囲気と第2の処理液の雰囲気とが反応して反応物が生じることが確実に防止される。
)基板処理装置は、第1の待機容器の下部から第1の処理液を廃棄する排液手段をさらに備え、排気手段は、第1の待機容器の上部に設けられてもよい。
この場合、第1の待機容器の下部に設けられた排液手段により第1の処理液が廃棄され、第1の待機容器の上部に設けられた排気手段により第1の処理液の雰囲気が排気される。このような構成により、第1の処理液の雰囲気と第1の処理液とを確実に分離して第1の待機容器内から排出することができる。
)第1のカバー部材は、第1の待機容器の上方に固定して配置されてもよい。この場合、移動手段により第1の待機容器上に第1の処理液供給ノズルが移動されると、第1の処理液供給ノズルの周囲の少なくとも一部が第1のカバー部材により取り囲まれる。この構成により、第1の処理液供給ノズルが少なくとも第1の待機容器上に位置するときには、確実に第1の処理液供給ノズルの少なくとも一部を第1のカバー部材により取り囲むことができる。
)第1のカバー部材は、一側面に開口を有し、移動手段は、第1の処理液供給ノズルを水平移動させることにより開口を通して第1のカバー部材内に第1の処理液供給ノズルを進入および退出させてもよい。
この場合、第1の処理液供給ノズルは移動手段により水平移動されることによって、第1のカバー部材の開口を通して第1のカバー部材内に進入および退出される。それにより、第1の処理液供給ノズルの簡単な移動によって、第1の処理液供給ノズルの少なくとも一部を第1のカバー部材により取り囲むことができる。
)基板処理装置は、第1のカバー部材の開口を閉塞する閉塞部材をさらに備え、閉塞部材は、第1の処理液供給ノズルとともに移動するように設けられてもよい。
この場合、第1の処理液供給ノズルが移動手段により第1の待機容器上に移動された場合に、第1の処理液供給ノズルに設けられた閉塞部材が第1の待機容器の上方に固定された第1のカバー部材の開口を閉塞することによって、して第1の処理液供給ノズルの周囲の少なくとも一部が取り囲まれる。これにより、第1の処理液供給ノズルにより吐出される処理液の雰囲気が拡散することが確実に防止または抑制される。
)第1のカバー部材は、上面に開口を有し、移動手段は、第1の処理液供給ノズルを上下移動させることにより開口を通して第1のカバー部材内に第1の処理液供給ノズルを進入および退出させてもよい。
この場合、第1の処理液供給ノズルが移動手段により上下移動されることによって、第1のカバー部材の上面の開口を通して第1のカバー部材内に進入および退出される。それにより、第1の処理液供給ノズルの簡単な移動によって、第1の処理液供給ノズルの少なくとも一部を第1のカバー部材により取り囲むことができる。
)基板処理装置は、第2の待機容器は、上部に第2の開口部を有し第2の処理液供給ノズルの先端部が第2の開口部に挿入された状態で第2の処理液供給ノズルの先端部から吐出された第2の処理液を受け止めるように構成され、第2の処理液供給ノズルが少なくとも第2の待機容器上に位置するときに第2の処理液供給ノズルの周囲の少なくとも一部を取り囲むように設けられた第2のカバー部材をさらに備えてもよい。
この場合、第2の処理液供給ノズルが少なくとも第2の待機容器上に位置するときに、第2の処理液供給ノズルの周囲の少なくとも一部が第2のカバー部材により取り囲まれる。これにより、第2の処理液供給ノズルにより吐出される処理液の雰囲気が拡散することが防止または抑制される。
このような構成によって、第2の処理液供給ノズルから吐出される処理液の雰囲気が第1の処理液供給ノズル近傍まで拡散し、第1の処理液の雰囲気と第2の処理液の雰囲気とが反応して反応物が生じることが防止される。それにより、第1の処理液供給ノズルおよび第2の処理液供給ノズルに反応物が付着することおよび当該反応物が成長することが確実に防止される。したがって、ノズルに付着する反応物に起因した基板の処理不良が確実に防止される。
)基板処理装置は、第2のカバー部材で取り囲まれた空間および第2の開口部を通して第2の待機容器内に気体を供給する第2の気体供給手段をさらに備えてもよい。
この場合、第2のカバー部材で取り囲まれた空間および第2の開口部を通して第2の待機容器内に第2の気体供給手段により気体が供給される。これにより、第2のカバー部材内に存在する第2の処理液の雰囲気を第2の待機容器内に排出することができる。したがって、第2の処理液の雰囲気が拡散することを確実に防止できる。その結果、第1の処理液の雰囲気と第2の処理液の雰囲気とが反応して反応物が生じることが確実に防止される。
)第1および第2の処理液のうち一方は酸性の液であり、第1および第2の処理液のうち他方はアルカリ性の液であってもよい。
この場合、第1および第2の処理液供給ノズルの一方または両方の周囲の少なくとも一部が上述のカバー部材により取り囲まれることによって、酸性の液の雰囲気とアルカリ性の液の雰囲気との反応による塩の発生が防止される。
10)第2の発明に係る基板処理方法は、基板を処理する基板処理方法であって、第1の処理液および第2の処理液をそれぞれ基板に供給するための第1および第2の処理液供給ノズルを基板保持手段の外方に設けられた第1および第2の待機容器上にそれぞれ待機させる待機ステップと、第1または第2の処理液供給ノズルを第1または第2の待機容器上から基板保持手段に保持された基板の上方位置に移動させ、第1または第2の処理液供給ノズルから第1または第2の処理液を基板保持手段に保持された基板に供給する処理ステップと備え、第1の待機容器は、上部に第1の開口部を有し、待機ステップは、カバー部材が第1の処理液供給ノズルの周囲の少なくとも一部を取り囲むように第1の処理液供給ノズルを第1の待機容器上に位置させるステップと、カバー部材で取り囲まれた空間および第1の開口部を通して第1の待機容器内に気体を供給するステップと、待機容器内に供給された気体を排出するステップとを含むものである。
第2の発明に係る基板処理方法においては、基板は基板保持手段により保持される。第1および第2の処理液供給ノズルは、待機ステップにおいて基板保持手段の外方にそれぞれ設けられた第1および第2の待機容器上にそれぞれ待機する。
また、待機ステップでは、カバー部材が第1の処理液供給ノズルの周囲の少なくとも一部を取り囲むように、第1の処理液吐出ノズルが第1の待機容器上に位置される。
さらに、第1または第2の処理液供給ノズルは、第1または第2の待機容器上から基板保持手段に保持された基板の上方位置に移動され、処理ステップにおいて第1または第2の処理液供給ノズルにより第1または第2の処理液が基板保持手段に保持された基板に供給される。
このような構成により、第1の処理液供給ノズルにより吐出される第1の処理液の雰囲気が拡散することが防止または抑制される。
それにより、第1の処理液供給ノズルから吐出される処理液の雰囲気が第2の処理液供給ノズル近傍まで拡散し、第1の処理液の雰囲気と第2の処理液の雰囲気とが反応して反応物が生じることが防止される。これにより、第1の処理液供給ノズルおよび第2の処理液供給ノズルに反応物が付着することおよび当該反応物が成長することが防止される。したがって、ノズルに付着する反応物に起因した基板の処理不良が防止される。
また、第1のカバー部材で取り囲まれた空間および第1の開口部を通して第1の待機容器内に第1の気体供給手段により気体が供給され、第1の待機容器内に供給された気体が排気手段により排出される。
これにより、第1のカバー部材内に存在する第1の処理液の雰囲気を第1の待機容器内に排出することができる。また、第1の待機容器内の第1の処理液の雰囲気を気体とともに第1の待機容器内から排出できる。
したがって、第1の処理液の雰囲気が拡散することを確実に防止できる。その結果、第1の処理液の雰囲気と第2の処理液の雰囲気とが反応して反応物が生じることが確実に防止される。
本発明に係る基板処理装置および基板処理方法によれば、基板の処理不良を防止することが可能となる。
以下、本実施の形態に係る基板処理装置および基板処理方法について図面を参照しながら説明する。
以下の説明において、基板とは、半導体ウェハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、および光ディスク用基板等をいう。
また、薬液とは、例えばBHF(バッファードフッ酸)、DHF(希フッ酸)、フッ酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、シュウ酸もしくはアンモニア等の水溶液、またはそれらの混合溶液をいう。
以下、これらの薬液を用いた処理を薬液処理と呼ぶ。通常、薬液処理が終了した後、リンス液を用いた基板のリンス処理を行う。
リンス液とは、例えば純水、炭酸水、オゾン水、磁気水、還元水(水素水)もしくはイオン水、またはIPA(イソプロピルアルコール)等の有機溶剤をいう。
(1)基板処理装置の構成
図1は、本実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。
図1に示すように、基板処理装置100は、処理領域A,Bを有し、処理領域A,B間に搬送領域Cを有する。
処理領域Aには、制御部4、流体ボックス部2a,2b、洗浄処理部5a,5bが配置されている。
図1の流体ボックス部2a,2bは、それぞれ洗浄処理部5a,5bへの薬液およびリンス液の供給および洗浄処理部5a,5bからの廃棄(排液)等に関する配管、継ぎ手、バルブ、流量計、レギュレータ、ポンプ、温度調節器、処理液貯留タンク等の流体関連機器を収納する。
洗浄処理部5a,5bでは、薬液による基板Wの洗浄処理(以下、薬液処理と呼ぶ)およびリンス液(例えば、純水)による基板Wの洗浄処理(以下、リンス処理と呼ぶ)が行われる。
ここで、本実施の形態においては、洗浄処理部5a,5bでは、酸性の薬液による洗浄処理およびアルカリ性の薬液による洗浄処理が共に行われる。
すなわち、後述するように、基板Wにアルカリ性の薬液を供給する第1の薬液供給ノズル50(図2)と、基板Wに酸性の薬液を供給する第2の薬液供給ノズル70(図2)とが設けられる。
上記第2の薬液供給ノズル70により供給される酸性の薬液の例としては、フッ酸、硫酸と過酸化水素水との混合液、および塩酸と過酸化水素水との混合液等が挙げられる。
また、上記第1の薬液供給ノズル50により供給されるアルカリ性の薬液の例としては、アンモニア水と過酸化水素水との混合液、およびこの混合液に窒素ガスを混合することにより生成される液滴等が挙げられる。
一方、処理領域Bには、流体ボックス部2c,2dおよび洗浄処理部5c,5dが配置されている。
流体ボックス部2c,2dおよび洗浄処理部5c,5dの各々は、上記流体ボックス部2a,2bおよび洗浄処理部5a,5bと同様の構成を有し、洗浄処理部5c,5dは洗浄処理部5a,5bと同様の処理を行う。
以下、洗浄処理部5a,5b,5c,5dを処理ユニットと総称する。搬送領域Cには、基板搬送ロボットCRが設けられる。
処理領域A,Bの一端部側には、基板Wの搬入および搬出を行うインデクサIDが配置されており、インデクサロボットIRはインデクサIDの内部に設けられている。インデクサIDには、基板Wを収納するキャリア1が載置される。
インデクサIDのインデクサロボットIRは、矢印Uの方向に移動し、キャリア1から基板Wを取り出して基板搬送ロボットCRに渡し、逆に、一連の処理が施された基板Wを基板搬送ロボットCRから受け取ってキャリア1に戻す。
基板搬送ロボットCRは、インデクサロボットIRから渡された基板Wを指定された処理ユニットに搬送し、または、処理ユニットから受け取った基板Wを他の処理ユニットまたはインデクサロボットIRに搬送する。
本実施の形態においては、洗浄処理部5a〜5dのいずれかにおいて基板Wに薬液処理およびリンス処理が行われた後に、基板搬送ロボットCRにより基板Wが洗浄処理部5a〜5dから搬出され、インデクサロボットIRを介してキャリア1に搬入される。
制御部4は、CPU(中央演算処理装置)を含むコンピュータ等からなり、処理領域A,Bの各処理ユニットの動作、搬送領域Cの基板搬送ロボットCRの動作およびインデクサIDのインデクサロボットIRの動作を制御する。
(2)洗浄処理部の構成
図2は、本実施の形態に係る基板処理装置100の洗浄処理部5a〜5dの構成を説明するための図である。
図2に示すように、洗浄処理部5a〜5dは、基板Wを水平に保持するとともに基板Wの中心を通る鉛直な回転軸の周りで基板Wを回転させるためのスピンチャック21を備える。
スピンチャック21は、チャック回転駆動機構36によって回転される回転軸25の上端に固定されている。
基板Wは、薬液処理およびリンス処理を行う場合に、スピンチャック21により水平に保持された状態で回転される。なお、図2に示すように、本実施の形態では、吸着式のスピンチャック21を用いているが、基板Wの周縁部を把持するスピンチャックを用いてもよい。
スピンチャック21の外方には、モータ51が設けられている。モータ51には、回動軸52が接続されている。回動軸52には、アーム53が水平方向に延びるように連結され、アーム53の先端に第1の薬液供給ノズル50が設けられている。
また、スピンチャック21の外方には、第1の薬液供給ノズル50に対応する第1の待機ポット60が設けられる。本実施の形態においては、第1の待機ポット60は上端部に開口を有し、下端部が閉塞された略角柱形状を有する。
モータ51、回動軸52およびアーム53の内部を通るように薬液供給管54が設けられている。
第1の薬液供給ノズル50は、薬液供給管54に接続されている。薬液供給管54は、図1の流体ボックス部2a〜2dに接続されている。
このような構成により、薬液供給管54に流体ボックス部2a〜2dからアルカリ性の薬液が供給され、第1の薬液供給ノズル50から基板Wに薬液が供給される。このような構成により、基板Wに薬液処理を行うことができる。
モータ51は回動軸52を回転させる。したがって、第1の薬液供給ノズル50が、回動軸52を中心として、スピンチャック21に保持された基板Wの水平面内における略中心位置の上方(以下、第1の位置と呼ぶ)と第1の待機ポット60の水平面内における略中心位置の上方(以下、第2の位置と呼ぶ)との間で揺動される。
モータ51には、図示しない昇降機構が設けられている。モータ51は回動軸52を上昇および下降させることにより、上記第1の位置または第2の位置において第1の薬液供給ノズル50を下降または上昇させる。
薬液処理の開始時には、モータ51により回動軸52が回転するとともにアーム53が回動し、第2の位置にある第1の薬液供給ノズル50がスピンチャック21により保持された基板Wの上方(第1の位置)に移動する。さらに、モータ51により回動軸52が下降することにより、第1の薬液供給ノズル50が下降して基板Wの表面に近接し、基板Wの表面へ薬液が供給される。
一方、薬液処理の終了時には、モータ51により回動軸52が上昇することによって、第1の薬液供給ノズル50は、基板Wの表面から離間される。さらに、モータ51により回動軸52が回転するとともにアーム53が回動し、第1の薬液供給ノズル50がスピンチャック21の外方に配置された第1の待機ポット60の上方(第2の位置)に移動する。
なお、第1の待機ポット60の側面部には溝部61が形成されている。第1の薬液供給ノズル50が第1の位置と第2の位置との間で揺動する際には、第1の薬液供給ノズル50の先端部がこの溝部61を通って移動するように構成されている。したがって、第2の位置に第1の薬液供給ノズル50が待機する際には、第1の薬液供給ノズル50の先端部は第1の待機ポット60内の空間に位置される。
上記の状態で、第1の待機ポット60は、薬液処理後の第1の薬液供給ノズル50から滴下する薬液を回収する。また、第1の待機ポット60は、プリディスペンス時に第1の薬液供給ノズル50から吐出される薬液を回収する。なお、プリディスペンスとは、第1の待機ポット60において、第1の薬液供給ノズル50による基板Wへの薬液の供給前に、当該第1の薬液供給ノズル50内部の温調されていない薬液を除去するために所定量の薬液を吐出することである。
第1の待機ポット60の下端部には開口部60aが形成されている。この開口部60aには、第1の待機ポット60により回収された薬液を排出する配管62が接続される。配管62から排出された薬液は、再利用してもよいし、または廃棄してもよい。
また、第1の待機ポット60の上端部には開口部60bが形成されている。この開口部60bには、第1の待機ポット60内の雰囲気を排気するための排気管63が接続される。排気管63により第1の待機ポット60内の雰囲気が排気される。
ここで、本実施の形態では、第1の薬液供給ノズル50がプリディスペンスを行う際に、当該第1の薬液供給ノズル50の一部を覆う第1のカバー55が第1の待機ポット60の上方に設けられている。なお、第1のカバー55の構成は、第2の薬液供給ノズル70の一部を覆う後述の第2のカバー74(図2)の構成と同様である。
一方、スピンチャック21の外方で洗浄処理部5a〜5dの上方には、さらにモータ71aが設けられている。
モータ71aには、回動軸71が接続されている。回動軸71には、アーム72が水平方向に延びるように連結され、アーム72の先端に第2の薬液供給ノズル70が設けられている。
また、スピンチャック21の外方には、第2の薬液供給ノズル70に対応する第2の待機ポット80が設けられている。第2の待機ポット80は上端部に開口を有し、下端部が閉塞された略角柱形状を有する。
以下の説明では、第2の待機ポット80の上端部における略中心位置を第3の位置と呼ぶ。
モータ71aは回動軸71を回転させる。これにより、第2の薬液供給ノズル70が、回動軸71を中心として上述の第1の位置と第3の位置との間で揺動される。
モータ71aには、図示しない昇降機構が設けられている。モータ71aは回動軸72を上昇および下降させることにより、第1の位置において第2の薬液供給ノズル70を下降および上昇させる。
モータ71a、回動軸71およびアーム72の内部を通るように薬液供給管73が設けられている。第2の薬液供給ノズル70は、薬液供給管73に接続されている。薬液供給管73は流体ボックス部2a〜2dに接続されている。
洗浄処理部5a〜5dの第2の薬液供給ノズル70には、薬液供給管73を通して流体ボックス部2a〜2dから酸性の薬液が供給される。第2の薬液供給ノズル70から基板Wに薬液が供給され、薬液処理が行われる。
薬液処理の開始時には、モータ71aにより回動軸71が回転するとともにアーム72が回動し、第3の位置にある第2の薬液供給ノズル70がスピンチャック21により保持された基板Wの上方(第1の位置)に移動する。
そして、モータ71aにより回動軸71が下降することにより、第2の薬液供給ノズル70が下降して基板Wの表面に近接し、基板Wの表面へ薬液が供給される。
一方、薬液処理の終了時には、モータ71aにより回動軸71が上昇することにより、第2の薬液供給ノズル70は、基板Wの表面から離間される。さらに、モータ71aにより回動軸71が回転するとともにアーム72が回動し、第2の薬液供給ノズル70がスピンチャック21の外方に配置された第2の待機ポット80の上端部(第3の位置)に移動する。
ここで、本実施の形態では、後述(図3)するように、第2の待機ポット80の上部に溝部81が設けられている。溝部81は第2の待機ポット80内の空間に連通している。
溝部81は、第2の待機ポット80における一方の端面から他方の端面まで連続しかつ断面略U字状に形成される。
このような構成において、アーム72が回動することによって、第2の薬液供給ノズル70は第2のポット80における溝部81の一方の端部から挿入され、上記第3の位置に配置される。それにより、第2の薬液供給ノズル70の先端部が第2の待機ポット80内に収容される。
この状態で、第2の待機ポット80は、薬液処理後の第2の薬液供給ノズル70から滴下する薬液を回収する。また、第2の薬液供給ノズル70も、第1の薬液供給ノズル50と同様にプリディスペンスを行う。
第2の待機ポット80の下端部には開口部80aが形成されている。この開口部80aには、第2の待機ポット80により回収された薬液を排出する配管82が接続される。配管83から排出された薬液は、再利用してもよいし、または廃棄してもよい。
また、第2の待機ポット80の上端部には開口部80bが形成されている。この開口部80bには、第2の待機ポット80内の雰囲気を排気するための排気管83が接続される。排気管83により第2の待機ポット80内の雰囲気が排気される。
ここで、本実施の形態では、第2の薬液供給ノズル70がプリディスペンスを行う際に、当該第2の薬液供給ノズル70の一部を覆う第2のカバー74が第2の待機ポット80の上方に設けられている。なお、第2のカバー74の詳細な構成については後述する。
スピンチャック21は、処理カップ23内に収容される。処理カップ23の内側には、筒状の仕切壁33が設けられている。
また、スピンチャック21の周囲を取り囲むように、基板Wの薬液処理に用いられた薬液を回収して廃棄するための廃棄空間31が形成されている。廃棄空間31は、スピンチャック21の外周に沿うように環状かつ溝状に形成されている。
さらに、廃棄空間31を取り囲むように、処理カップ23と仕切壁33との間に基板Wの薬液処理に用いられた薬液を回収して基板処理装置100内で循環させるための循環液空間32が形成されている。循環液空間32は、廃棄空間31の外周に沿うように環状かつ溝状に形成されている。
廃棄空間31には、薬液を廃棄するための廃棄管34が接続され、循環液空間32には、薬液を回収するための回収管35が接続されている。
処理カップ23の上方には、基板Wからの薬液が外方へ飛散することを防止するためのスプラッシュガード24が設けられている。このスプラッシュガード24は、回転軸25に対して回転対称な形状からなっている。スプラッシュガード24の上端部の内面には、断面く字状の廃棄案内溝41が環状に形成されている。
また、スプラッシュガード24の下端部の内面には、外側下方に傾斜する傾斜面からなる回収液案内部42が形成されている。回収液案内部42の上端付近には、処理カップ23の仕切壁33を受け入れるための仕切壁収納溝43が形成されている。
スプラッシュガード24は、ボールねじ機構等により構成されたガード昇降駆動機構(図示せず)により支持されている。
上記のガード昇降駆動機構は、スプラッシュガード24を、その上端部がスピンチャック21の上端部とほぼ同じまたはスピンチャック21の上端部よりも低い搬入搬出位置P1と、回収液案内部42がスピンチャック21に保持された基板Wの外周端面に対向する循環位置P2と、廃棄案内溝41がスピンチャック21に保持された基板Wの外周端面に対向する廃棄位置P3との間で上下動させる。
スピンチャック21上に基板Wが搬入される際、およびスピンチャック21上から基板Wが搬出される際には、スプラッシュガード24は搬入搬出位置P1に下降する。
スプラッシュガード24が循環位置P2にある場合には、基板Wから外方へ飛散した薬液が回収液案内部42により循環液空間32に導かれ、回収管35により回収される。そして、回収管35により回収された薬液は、図示しない循環系により循環される。
一方、スプラッシュガード24が廃棄位置P3にある場合には、基板Wから外方へ飛散した薬液またはリンス液が廃棄案内溝41により廃棄空間31に導かれる。そして、廃棄空間31に導かれた薬液またはリンス液は、廃棄管34を介して図示しない廃棄系により廃棄される。
(3)ノズルを覆うカバーの構成
続いて、酸性の薬液を供給する第2の薬液供給ノズル70の一部を覆う第2のカバー74の構成について説明する。
図3は、第2の薬液供給ノズル70の一部を覆う第2のカバー74の構成を示す斜視図である。以下の説明では、水平面内で直交する2方向をX方向およびY方向とし、X方向およびY方向を含む水平面に直交する方向をZ方向とする。
図3(a)に示すように、第2のカバー74は、第2の待機ポット80の上方に固定されている。また、第2のカバー74は、X方向およびY方向を含む平面に沿って形成された上面部74aおよび仕切片74b、ならびに、上面部74aおよび仕切片74bを連結する連結部74cを含む。
第2のカバー74の一方の端部は、Y方向およびZ方向を含む平面に沿って形成された被覆部74dを含み、第2のカバー74の他方の端部は開口されている。なお、第2のカバー74において、連結部74cに対向する側部も第2の薬液供給ノズル70が進入および退出可能となるように開口されている。
このような構成において、アーム72が回動されることによって、第2の薬液供給ノズル70は連結部74cに対向する開口された側部から第2のカバー74内に収納される。この場合、第2の薬液供給ノズル70の先端部は被覆部74dと仕切片74bとの間に配置される。
このような構成により、第2の待機ポット80に第2の薬液供給ノズル70のプリディスペンスを行う際には、第2のカバー74により第2の薬液供給ノズル70の周囲の一部を覆うことができる。これにより、プリディスペンス時において第2の薬液供給ノズル70から吐出される酸性の薬液の雰囲気がノズルの周囲に拡散することを抑制することができる。
また、図3(a)において、第2のカバー74の上面部74a上に中空の気体供給小室90が設けられる。気体供給小室90上に気体供給部91が設けられる。気体供給部91には、図示しない配管が接続されている。
気体供給部91には、例えば窒素ガス等の不活性ガスを含む気体が供給される。気体供給部91に供給された上記気体は、気体供給小室90内に導入される。
ここで、図3(b)に示すように、第2のカバー74の上面部74aにおいて、気体供給小室90内と第2のカバー74内とを連通させるスリット状の孔部90aが形成される。この孔部90aは、仕切片74bと被覆部74dとの間の空間を向くように傾斜した内面を有する。
このような構成により、気体供給小室90内に導入された上記気体は、孔部90aを通過し、第2のカバー74内に供給される。
孔部90aがスリット状に細長く形成されていることにより、第2のカバー74内に供給される気体の流れを加速させることができる。これにより、酸性の薬液の雰囲気が第2のカバー内を気体の流れに沿って上方から下方に流れるため、第2のカバー74内から確実に拡散を防止できる。それにより、上記雰囲気の拡散防止の信頼性を向上することができる。
なお、気体供給小室90および気体供給部91は必ずしも設けなくてもよく、第2の薬液供給ノズル70による酸性の薬液雰囲気の拡散が確実に防止される場合には、気体供給小室90および気体供給部91は特に設けなくてもよい。
ここで、プリディスペンス時において第2の薬液供給ノズル70から吐出される酸性の薬液の雰囲気が拡散することを防止またはさらに抑制するために、以下のようにしてもよい。
図4は、第2の薬液供給ノズル70に閉塞部材74sを取り付けた状態を示す斜視図である。
図4に示すように、第2のカバー74におけるX方向およびZ方向を含む平面に沿った一方の開口を閉塞するために、第2の薬液供給ノズル70に閉塞部材74sを取り付ける。
このような構成により、第2の薬液供給ノズル70がアーム72によって揺動され、第2の待機ポット80の上端部における第3の位置に移動された場合に、当該第2の薬液供給ノズル70に取り付けられた閉塞部材74sが第2のカバー74の開口を閉塞する。これにより、プリディスペンス時において第2の薬液供給ノズル70から吐出される酸性の薬液の雰囲気が拡散することを防止またはさらに抑制することができる。
なお、閉塞部材74sは第2のカバー74の開口を全て覆うものでなくてもよく、第2の薬液供給ノズル70が第2の待機ポット80の上端部における第3の位置に移動された場合に、第2のカバー74の開口と閉塞部材74sとの間に隙間があってもよい。
ここで、上述の図3においては、アーム72が回動するだけで、第2の薬液供給ノズル70が第2の待機ポット80の上端部における第3の位置に移動する場合について説明したが、以下のような構成を採用してもよい。
図5は、第2のカバー74の他の例を示す斜視図である。
図5に示すように、アーム72が回動した後、下降することにより第2の待機ポット80の上端部における第3の位置に移動する場合には、当該第2の待機ポット80上方に円筒状に形成されたカバー75を設ける。
このような構成により、アーム72が下降することによって第2の薬液供給ノズル70が円筒状に形成されたカバー75内の空間を通過し、第2の薬液供給ノズル70の先端部が第2の待機ポット80の孔部81aに挿入される。図5の場合には、第2の薬液供給ノズル70は回動された後、下降されることによりカバー75を通して第3の位置に移動されるので、孔部81aは第2の待機ポット80の上部において略円形状に形成される。
このような構成により、第2の薬液供給ノズル70がプリディスペンスを行う際には、酸性の薬液による雰囲気が拡散することが上記カバー75により防止または抑制される。
なお、図示されていないが、カバー75の周壁の上部に配管を取り付けることにより当該カバー75内に窒素ガス等の気体を供給してもよい。それにより、上記雰囲気が拡散することを防止または抑制する信頼性を向上することができる。
(4)二流体ノズルの構成
次に、第1の薬液供給ノズル50または第2の薬液供給ノズル70の他の構成について説明する。本実施の形態では、第1の薬液供給ノズル50または第2の薬液供給ノズル70は、以下に示す二流体ノズルであってもよい。
図6は、二流体ノズル50の構成を示す断面図である。図6(a)は外部混合型と呼ばれる二流体ノズル50Aの一例の縦断面図であり、図6(b)は内部混合型と呼ばれる二流体ノズル50Bの他の一例の縦断面図である。これら2つのノズル形態の最も大きな相違点は、二流体の混合すなわち混合流体の生成が、ノズル本体の内部でされるか外部でされるかという点である。
図6(a)に示す外部混合型二流体ノズル50Aは、内部本体部151および外部本体部152により構成される。内部本体部151は、例えば石英からなり、外部本体部152は、例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂からなる。
内部本体部151の中心軸に沿って薬液導入部151bが形成されている。内部本体部151の下端には、薬液導入部151bに連通する薬液吐出口151aが形成されている。内部本体部151は外部本体部152内に挿入されている。なお、内部本体部151および外部本体部152の上端部は互いに接合されており、下端は接合されていない。
内部本体部151と外部本体部152との間には円筒状の気体通過部152bが形成されている。外部本体部152の下端には、気体通過部152bに連通する気体吐出口152aが形成されている。外部本体部152の周壁には、気体通過部152bに連通する気体導入口152cが設けられている。
気体通過部152bは、気体吐出口152a近傍において、下方に向かうにつれて径小となっている。その結果、窒素ガスの流速が加速され、気体吐出口152aより吐出される。
図6(a)の外部混合型二流体ノズル50Aでは、薬液吐出口151aから吐出された薬液と気体吐出口152aから吐出された窒素ガスとが二流体ノズル50Aの下端近傍の外部で混合され、薬液の微細な液滴を含む霧状の混合流体が生成される。霧状の混合流体が基板Wの表面に吐出されることにより、基板Wの表面を効果的に処理することができる。
この場合、霧状の混合流体は、薬液吐出口151aおよび気体吐出口152aから吐出された後に生成されるため、薬液および窒素ガスの流量および流速は、それぞれ薬液吐出口151a内および気体吐出口152a内で互いに独立した状態を維持する。これにより、薬液および窒素ガスの流量および流速を所望の値に制御することにより、所望の混合流体を得ることができる。例えば、窒素ガスの流量を調整することにより、混合流体による基板Wへの衝撃を緩和することができる。
図6(b)に示す内部混合型二流体ノズル50Bは、気体導入管153および本体部154により構成される。本体部154は、例えば石英からなり、気体導入管153は、例えばPTFEからなる。
気体導入管153には、上端から下端まで連通する気体導入部153aが形成されている。本体部154は、径大な上部筒154a、テーパ部154bおよび径小な下部筒154cからなる。
上部筒154aのテーパ部154b内に混合室154dが形成され、下部筒154c内に直流部154eが形成されている。下部筒154cの下端には、直流部154eに連通する混合流体吐出口154fが形成されている。
本体部154の上部筒154aには、混合室154dに連通する薬液導入部154gが設けられている。気体導入管153の下端部は、本体部154の上部筒154aの混合室154d内に挿入されている。
図6(b)の内部混合型二流体ノズル50Bでは、気体導入部153aから加圧された窒素ガスが供給され、薬液導入部154gから薬液が供給されると、混合室154dで窒素ガスと薬液とが混合され、薬液の微細な液滴を含む霧状の混合流体が生成される。
混合室154dで生成された混合流体は、テーパ部154bに沿って直流部154eを通過することにより加速される。加速された混合流体は、混合流体吐出口154fから吐出され、基板Wの表面に供給される。これにより、基板Wの表面を混合流体により効果的に処理することができる。
図6(b)の内部混合型二流体ノズル50Bでは、例えば、窒素ガスの流量を調整することにより、混合流体による基板Wへの衝撃を緩和することができる。
なお、図6(a)の外部混合型二流体ノズル50Aおよび図6(b)の内部混合型二流体ノズル50Bは、用途等に応じて選択的に使用することができる。
(5)基板処理に用いられる薬液
本実施の形態では、基板Wの表面をエッチングして洗浄する場合には、上述のBHFを薬液として用いることができる。
また、基板Wの表面に形成されたポリマーを除去する場合には、フッ化アンモニウムを含む溶液、例えばフッ化アンモニウムおよびリン酸を含む混合溶液を薬液として用いることができる。
また、基板Wの現像処理を行う場合には、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)等のアルカリ性溶液または酢酸ブチル等の酸性溶液を薬液として用いることができる。
さらに、基板Wの表面に形成されたレジストを剥離する場合には、硫酸過水またはオゾン水を薬液として用いることができる。
(6)本実施の形態における効果
上述したように、本実施の形態においては、第1の待機ポット60を用いた第1の薬液供給ノズル50のプリディスペンス時、および第2の待機ポット80を用いた第2の薬液供給ノズル70のプリディスペンス時に、第1の薬液供給ノズル50の周囲の一部を覆う第1のカバー55と第2の薬液供給ノズル70の周囲の一部を覆う第2のカバー74とを設けることにより、第1の薬液供給ノズル50により吐出されるアルカリ性の薬液の雰囲気および第2の薬液供給ノズル70により吐出される酸性の薬液の雰囲気が拡散することが防止または抑制される。 この構成によって、アルカリ性の薬液の雰囲気が第2の薬液供給ノズル70近傍まで拡散し、酸性の薬液の雰囲気と反応することにより塩が発生することが防止される。それにより、第2の薬液供給ノズル70に塩が付着することおよび当該塩が成長することが防止される。したがって、ノズルに付着する塩に起因した基板の処理不良が防止される。
同様に、上記の構成によって、酸性の薬液の雰囲気が第1の薬液供給ノズル50近傍まで拡散し、アルカリ性の薬液の雰囲気と反応することにより塩が発生することが防止される。それにより、第1の薬液供給ノズル50に塩が付着することおよび当該塩が成長することが防止される。したがって、ノズルに付着する塩に起因した基板の処理不良が防止される。
また、本実施の形態では、気体供給小室90および孔部90aを介して第2のカバー74内に窒素ガス等の気体が供給されることにより、第2のカバー74内に存在する酸性の薬液の雰囲気を第2の待機ポット80内に排出することができる。第2の待機ポット80内の上記雰囲気は開口部80bおよび排気管83を介して排気される。これにより、酸性の薬液の雰囲気が確実に拡散しない。したがって、酸性の薬液の雰囲気の拡散防止の信頼性を向上することができる。
さらに、本実施の形態では、第1の薬液供給ノズル50および第2の薬液供給ノズル70といった2つの薬液供給ノズルを設けているが、基板処理装置100内において多数(例えば、3つ以上)の薬液供給ノズルを設ける場合で、これらの薬液供給ノズルが互いに近接する場合でも、各薬液供給ノズルの周囲の一部を覆うカバーを設けることにより、塩の発生を防止することができる。なお、酸性の薬液を吐出する薬液供給ノズルおよびアルカリ性の薬液を吐出する薬液供給ノズルのうち少なくとも一方の一部をカバーで覆うようにしてもよい。
(7)他の実施の形態
上記実施の形態では、第1の薬液供給ノズル50の一部を覆う第1のカバー55、および第2の薬液供給ノズル70の周囲の一部を覆う第2のカバー74を共に設けることとしたが、設置スペースに制限がある場合等には、どちらか一方に設けることとしてもよい。
また、上記実施の形態では、図3または図5において第2の薬液供給ノズル70の周囲の一部を覆うための第2のカバー74またはカバー75を第2の待機ポット80の上方に固定して設けることとしたが、これに限定されるものでなく、第2の薬液供給ノズル70に予め第2のカバー74またはカバー75を取り付けておいて、当該第2のカバー74またはカバー75が第2の薬液供給ノズル70とともに移動する構成としてもよい。
(8)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態においては、スピンチャック21が基板保持手段に相当し、酸性の薬液およびアルカリ性の薬液が第1および第2の処理液の一方および他方にそれぞれ相当し、第1および第2の薬液供給ノズル50,70が第1および第2の処理液供給ノズルの一方および他方にそれぞれ相当し、第1および第2の待機ポット60,80が第1および第2の待機容器の一方および他方にそれぞれ相当し、アーム53,72が移動手段に相当し、第1および第2のカバー55,74,75が第1および第2のカバー部材の一方および他方にそれぞれ相当する。
また、上記実施の形態においては、気体供給小室90および気体供給部91が第1または第2の気体供給手段に相当し、開口部60b,80bおよび排気管63,83が排気手段に相当し、溝部81または孔部81aが第1または第2の開口部に相当し、開口部60a,80aおよび配管62,82が排液手段に相当し、第2のカバー74が第1のカバー部材に相当し、閉塞部材74sが閉塞部材に相当する。
本発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、および光ディスク用基板等の種々の基板に処理を行うため等に利用することができる。
本実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。 本実施の形態に係る基板処理装置の洗浄処理部の構成を説明するための図である。 第2の薬液供給ノズルの一部を覆う第2のカバーの構成を示す斜視図である。 第2の薬液供給ノズルに閉塞部材を取り付けた状態を示す斜視図である。 第2のカバーの他の例を示す斜視図である。 二流体ノズルの構成を示す断面図である。
符号の説明
2a〜2d 流体ボックス部
5a〜5d 洗浄処理部
21 スピンチャック
25 回転軸
50 第1の薬液供給ノズル
51 モータ
52 回動軸
53 アーム
55 第1のカバー
60 第1の待機ポット
60a,60b 開口部
61 溝部
62 配管
63 排気管
70 第2の薬液供給ノズル
71 回動軸
71a モータ
72 アーム
74 第2のカバー
74a 上面部
74b 仕切片
74c 連結部
74d 被覆部
74s 閉塞部材
75 カバー
80 第2の待機ポット
80a,80b 開口部
81 溝部
81a 孔部
82 配管
83 排気管
90 気体供給小室
91 気体供給部
100 基板処理装置

Claims (10)

  1. 基板を処理する基板処理装置であって、
    基板を保持する基板保持手段と、
    第1の処理液を前記基板保持手段に保持された基板に供給する第1の処理液供給ノズルと、
    第2の処理液を前記基板保持手段に保持された基板に供給する第2の処理液供給ノズルと、
    前記基板保持手段に保持された基板の上方位置と基板の外方の待機位置との間で、前記第1および第2の処理液供給ノズルをそれぞれ移動させる移動手段と、
    前記待機位置に配置されるとともに上部に第1の開口部を有し前記第1の処理液供給ノズルの先端部が前記第1の開口部に挿入された状態で前記第1の処理液供給ノズルの前記先端部から吐出された前記第1の処理液を受け止める第1の待機容器と、
    前記待機位置に配置され、前記第2の処理液供給ノズルから吐出された前記第2の処理液を受け止める第2の待機容器と、
    前記第1の処理液供給ノズルが少なくとも前記第1の待機容器上に位置するときに前記第1の処理液供給ノズルの周囲の少なくとも一部を取り囲むように設けられた第1のカバー部材と
    前記第1のカバー部材で取り囲まれた空間および前記第1の開口部を通して前記第1の待機容器内に気体を供給する第1の気体供給手段と、
    前記第1の気体供給手段により前記第1の待機容器内に供給された気体を排出する排気手段とを備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記第1の待機容器の下部から第1の処理液を廃棄する排液手段をさらに備え、
    前記排気手段は、前記第1の待機容器の上部に設けられたことを特徴とする請求項記載の基板処理装置。
  3. 前記第1のカバー部材は、前記第1の待機容器の上方に固定して配置されることを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記第1のカバー部材は、一側面に開口を有し、
    前記移動手段は、前記第1の処理液供給ノズルを水平移動させることにより前記開口を通して前記第1のカバー部材内に前記第1の処理液供給ノズルを進入および退出させることを特徴とする請求項記載の基板処理装置。
  5. 前記第1のカバー部材の開口を閉塞する閉塞部材をさらに備え、
    前記閉塞部材は、前記第1の処理液供給ノズルとともに移動するように設けられることを特徴とする請求項記載の基板処理装置。
  6. 前記第1のカバー部材は、上面に開口を有し、
    前記移動手段は、前記第1の処理液供給ノズルを上下移動させることにより前記開口を通して前記第1のカバー部材内に前記第1の処理液供給ノズルを進入および退出させることを特徴とする請求項記載の基板処理装置。
  7. 前記第2の待機容器は、上部に第2の開口部を有し前記第2の処理液供給ノズルの先端部が前記第2の開口部に挿入された状態で前記第2の処理液供給ノズルの前記先端部から吐出された前記第2の処理液を受け止めるように構成され、
    前記第2の処理液供給ノズルが少なくとも前記第2の待機容器上に位置するときに前記第2の処理液供給ノズルの周囲の少なくとも一部を取り囲むように設けられた第2のカバー部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の基板処理装置。
  8. 前記第2のカバー部材で取り囲まれた空間および前記第2の開口部を通して前記第2の待機容器内に気体を供給する第2の気体供給手段をさらに備えたことを特徴とする請求項記載の基板処理装置。
  9. 前記第1および第2の処理液のうち一方は酸性の液であり、前記第1および第2の処理液のうち他方はアルカリ性の液であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の基板処理装置。
  10. 基板を処理する基板処理方法であって、
    第1の処理液および第2の処理液をそれぞれ基板に供給するための第1および第2の処理液供給ノズルを基板保持手段の外方に設けられた第1および第2の待機容器上にそれぞれ待機させる待機ステップと、
    前記第1または第2の処理液供給ノズルを前記第1または第2の待機容器上から前記基板保持手段に保持された基板の上方位置に移動させ、前記第1または第2の処理液供給ノズルから第1または第2の処理液を前記基板保持手段に保持された基板に供給する処理ステップと備え、
    前記第1の待機容器は、上部に第1の開口部を有し、
    前記待機ステップは
    バー部材が前記第1の処理液供給ノズルの周囲の少なくとも一部を取り囲むように前記第1の処理液供給ノズルを第1の待機容器上に位置させるステップと、
    前記カバー部材で取り囲まれた空間および前記第1の開口部を通して前記第1の待機容器内に気体を供給するステップと、
    前記待機容器内に供給された気体を排出するステップとを含むことを特徴とする基板処理方法。
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