JP5442232B2 - 薬液吐出用ノズルの待機ポット及び薬液塗布装置並びに薬液塗布方法 - Google Patents

薬液吐出用ノズルの待機ポット及び薬液塗布装置並びに薬液塗布方法 Download PDF

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本発明は、半導体ウエハ、フォトレジスト用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス基板、光ディスク用の基板など(以下、単に「基板」と称する)に対して、フォトレジスト、SOG(Spin on glass coating)液、SOD(Spin on dielectric coating)液、ポリイミド樹脂などの薬液を塗布する薬液吐出用ノズルの待機ポット及び薬液塗布装置並びに薬液塗布方法に係り、特に、基板上に薬液を供給するノズルのノズル先端における薬液の結晶化防止のための溶剤吸引の技術に関する。
従来、この種の装置として、回転可能に支持された基板に薬液を供給するノズルと、基板から側方に離れた位置に溶剤を貯留した貯留部と、そのさらに側方に離れた位置に予備吐出が行える待機位置と、基板上の薬液供給位置と待機位置との間をノズルが自由に移動することができる移動機構とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このような構成の装置によれば、次のように一連の動作が進められる。
基板に薬液を供給後、ノズル内に気体を吸引する。続いて、溶剤を貯留する貯留部にノズルを移動し、貯留部に貯留する溶剤にノズル先端を浸漬させ、その状態でノズル内に溶剤を吸引する。溶剤を吸引したノズルを待機位置に移動して待機する。その後、再び塗布するときは待機位置で予備吐出が行われ、ノズル先端に吸引した溶剤と薬液が吐出される。
この一連の動作の中で、ノズル先端を貯留部の溶剤に浸漬させ、溶剤を吸引することにより、ノズル先端部の内壁と外壁を洗浄することができ、また、ノズル先端を溶剤で塞ぐことにより、薬液が乾燥し結晶化することを防止できる。
特許第3993496号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
即ち、溶剤を貯留する貯留部を新たに設ける必要があり、そのためのスペースが必要となる。また、溶剤を吸引するためには、ノズルを溶剤の貯留部まで移動させる必要があるので、仮に同一ノズルを複数の塗布ユニットで共用する場合には、ノズルの移動制御のタイミングが難しくなる。つまり、溶剤の貯留部で溶剤を吸引し、待機位置で吸引した溶剤や薬液を排出する予備吐出をするという、この間の往復動作は、塗布ユニットの個数が少ないときは、この動作の頻度が少ないので、制御上の問題にはなりにくい。しかし、塗布ユニットの個数が増えて、この動作の頻度が多くなると、ノズルの移動制御が難しくなり、ノズルの移動に時間を要する分だけ、装置の稼働効率を低下させてしまう恐れがある。さらに、溶剤の貯留部にゴミが残った場合は、ゴミを溶剤と一緒に吸引してしまう恐れがある。
また仮に、貯留部へのノズル移動を省くために、溶剤の貯留部を待機位置に設けると、溶剤の貯留部の上方で予備吐出を行うことになり、吐出された薬液で溶剤を汚してしまうという問題が生じる。そのため、溶剤の貯留部の位置と予備吐出の待機位置を平面上同一の位置にするためには、この問題を解決する何らかの工夫が必要になる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ノズル先端に溶剤を吸引する動作と、吸引した溶剤や薬液を予備吐出する動作を、平面上同一の位置(待機位置)において行うことができる、薬液吐出用ノズルの待機ポット及び薬液塗布装置並びに薬液塗布方法を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
即ち、請求項1に記載の発明は、基板に薬液を塗布する薬液塗布装置における薬液吐出用ノズルの待機ポットであって、待機状態の前記ノズルを収納する収納容器と、前記収納容器内へ溶剤を供給する溶剤供給手段と、前記収納容器から排出された溶剤又は前記ノズルから吐出された薬液や溶剤を回収する回収手段とを備え、前記収納容器は、前記供給された溶剤を前記ノズルの先端部へ案内する内壁と、前記内壁の下端位置で前記ノズルの薬液吐出口に対して平面視で重なる位置に開口し、前記回収手段に連通する排液口とを備え、前記収納容器の排液口は、その内径が前記ノズルの先端部よりも大きく、かつ、前記ノズルが収納された状態で、前記ノズルの先端部が前記排液口から下側に向かって突出する高さ位置に設けられており、前記排液口から突出した前記ノズルの先端部を取り囲み、前記回収手段に連なる内壁が、前記排液口よりも水平方向外側に向けて大きくなっていることを特徴とする。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、待機位置に設けられた待機ポットにある待機状態のノズルは、収納容器内に収められる。収納容器は、ノズルの薬液吐出口に対して平面視で重なる位置に、排液口を備える。この排液口は排液を回収する回収手段に連通接続する。そして、溶剤供給手段を作動させることにより収納容器内に溶剤が供給される。供給された溶剤は、収納容器の内壁によりノズル先端部へ案内されて流れる。ノズルの先端に沿って溶剤が流下する際に、ノズルの外壁で結晶化した薬液(例えば、フォトレジスト)が溶剤に溶解し、その他の汚れも含めて洗浄することができる。その後、ノズルの先端を浸した溶剤は、排液口から回収手段へ排出される。また、溶剤が流れている間に、ノズルに吸引力を与えることにより、溶剤の一部をノズル内に吸引することができる。また、待機状態のノズルから予備吐出するとき、収納容器には、ノズルの薬液吐出口に対して平面視で重なる位置に、排液口を備えているので、ノズルから吐出された薬液は、収納容器内を汚すことなく回収手段に、直接吐出することができる。以上のように、請求項1に記載の発明によれば、ノズル内への溶剤の吸引と、ノズルからの予備吐出とを同じ待機位置で行うことができる。
また、ノズルの先端部が収納容器の排液口から下側に向かって突出する高さ位置に設けられている。つまり、収納容器内から完全にノズルの薬液吐出口が出ていることで、予備吐出の際に収納容器内を薬液で汚すことを一層防止することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の薬液吐出用ノズルの待機ポットにおいて、前記収納容器は、前記ノズルを受け入れる大径の上部開口と、小径の前記排液口とを備えることを特徴とする。
[作用・効果]請求項2に記載の発明によれば、収納容器の上部開口を大径にすることで、ノズルを収納容器に納める際に入りやすくすることができる。また、収納容器の排液口を小径にすることで、収納容器内から排出される溶剤の排出速度を遅く調整することができる。これによって、排液口のある収納容器でも、その容器内に溶剤をある程度貯留することができる。またさらに、排出される溶剤の流路が狭められるので、ノズル先端部を溶剤で覆いやすくすることができる。これにより、溶剤をノズル内に吸引しやすくなる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の薬液吐出用ノズルの待機ポットにおいて、 前記収納容器は、前記大径の上部開口から前記小径の排液口に向かって次第に内径が小さくなる漏斗状の容器であることを特徴とする。
[作用・効果]請求項3に記載の発明によれば、収納容器が大径の上部開口から小径の排液口に向かって次第に内径が小さくなる漏斗状の容器であることによって、大径の上部入口から小径の排液口へ、スムーズに溶剤を案内することができる。また、容積が排液口に向かうにつれて小さくなるため、少量の溶剤でノズルを溶剤に広範囲で浸すことができる。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の薬液吐出用ノズルの待機ポットにおいて、前記溶剤供給手段は、前記収納容器に連通接続されていることを特徴とする。
[作用・効果]請求項に記載の発明によれば、溶剤供給手段と収納容器とが連通接続しており、溶剤を直接に収納容器内に供給することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の薬液吐出用ノズルの待機ポットにおいて、前記溶剤供給手段は、前記収納容器の上部開口から溶剤を供給することを特徴とする。
[作用・効果]請求項に記載の発明によれば、収納容器の上部開口から溶剤を収納容器内に供給することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の薬液吐出用ノズルの待機ポットにおいて、前記収納容器内に気体を供給する気体供給手段を備えたことを特徴とする。
[作用・効果]請求項に記載の発明によれば、ノズルと収納容器の内壁との隙間が狭い場合、溶剤がその隙間に残ってしまう可能性があり、待機状態が解かれ再び基板に薬液を塗布する場合に、例えば、ノズルについたままの溶剤の滴が、基板上に滴下してしまうなどの恐れがある。そのため、気体(例えば、窒素ガス)を収納容器内に供給することによって、その隙間に残った溶剤を吹き飛ばして除去することができる。
請求項に記載の発明は、基板に薬液を塗布する薬液塗布装置において、基板を水平に支持し鉛直軸心周りに回転させる基板支持回転手段と、薬液を吐出するノズルと、前記ノズルに連通接続されて薬液を供給する薬液供給手段と、前記ノズルに連通接続されて前記ノズルに吸引力を与える吸引手段と、前記ノズルを基板の上方の薬液吐出位置と基板側方の待機位置との間で移動させるノズル移動手段と、前記待機位置に設けられノズルを待機させておく待機ポットと、制御手段とを備え、前記待機ポットは、待機状態の前記ノズルを収納する収納容器と、前記収納容器内へ溶剤を供給する溶剤供給手段と、前記収納容器から排出された溶剤又は前記ノズルから吐出された薬液や溶剤を回収する回収手段とを備え、前記収納容器は、前記供給された溶剤を前記ノズルの先端部へ案内する内壁と、前記内壁の下端位置で前記ノズルの薬液吐出口に対して平面視で重なる位置に開口し、前記回収手段へ連通する排液口とを備え、前記制御手段は、基板に薬液を吐出した後、前記ノズルを薬液吐出位置から待機位置に移動させて、前記ノズルを前記収納容器内に収納させ、前記ノズルが前記収納容器に収まった状態で、前記溶剤供給手段を作動させて前記収納容器内に溶剤を供給させ、前記ノズルの先端に案内された溶剤の一部を、前記吸引手段を作動させて前記ノズル内に吸引させ、一方、待機位置で予備吐出するときは、前記薬液供給手段を作動させて前記ノズル内の溶剤や薬液を前記回収手段に直接に吐出させ、前記収納容器の排液口は、その内径が前記ノズルの先端部よりも大きく、かつ、前記ノズルが収納された状態で、前記ノズルの先端部が前記排液口から下側に向かって突出する高さ位置に設けられており、前記排液口から突出した前記ノズルの先端部を取り囲み、前記回収手段に連なる内壁が、前記排液口よりも水平方向外側に向けて大きくなっていることを特徴とする。
[作用・効果]請求項に記載の発明によれば、基板上の薬液吐出位置において薬液を吐出したノズルは、ノズル移動手段により待機位置に設けられた待機ポットに移動される。待機状態のノズルは、収納容器内に収められる。収納容器には、ノズルの薬液吐出口に対して平面視で重なる位置に排液口を備える。この排液口は排液を回収する回収手段に連通接続する。そして、溶剤供給手段を作動させることにより収納容器内に溶剤が供給される。供給された溶剤は、収納容器の内壁によりノズル先端部へ案内されて流れる。ノズル先端に沿って溶剤が流下する際に、ノズルの外壁で結晶化した薬液が溶剤に溶解し、その他の汚れも含めて洗浄することができる。その後、ノズルの先端を浸した溶剤は、排液口から回収手段へ排出される。収納容器の内壁によりノズル先端部まで案内された溶剤の一部は、吸引手段を作動させることによりノズル内に吸引される。これにより、ノズル先端部の内壁で結晶化した薬液を溶解させ洗浄することができる。また、吸引した溶剤によってノズルの薬液吐出口を塞ぐので、薬液と外気との接触を避けることができ、薬液の結晶化を防止することができる。基板に薬液を再び塗布する前に、待機状態のノズルから予備吐出するとき、収納容器には、ノズルの薬液吐出口に対して平面視で重なる位置に排液口を備えているので、ノズルから吐出された薬液は、収納容器内を汚すことなく回収手段に、直接吐出することができる。
また、ノズルの先端部が収納容器の排液口から下側に向かって突出する高さ位置に設けられている。つまり、収納容器内から完全にノズルの薬液吐出口が出ていることで、予備吐出の際に収納容器内を薬液で汚すことを一層防止することができる。
請求項に記載の発明は、基板に薬液を塗布する薬液塗布方法において、基板に薬液を吐出した後に、ノズルを基板上方の薬液吐出位置から基板側方の待機位置に移動させて、待機位置にある収納容器内に収納し、前記ノズルの薬液吐出口を前記収納容器の下端にある排液口に対して平面視で重なる位置に配置させる工程と、前記ノズルが前記収納容器内に収まった状態で前記収納容器内に溶剤を供給し、前記溶剤を前記ノズルの先端部に案内する工程と、前記ノズルの先端部に案内された溶剤の一部を前記ノズルの内部に吸引する工程と、基板に薬液を再び塗布する前に、ノズル内の溶剤や薬液を前記収納容器の排液口の下側にある回収手段に直接に吐出する工程と、を備え、前記ノズルを配置させる工程において、前記収納容器の排液口は、その内径が前記ノズルの先端部よりも大きく、かつ、前記ノズルが収納された状態で、前記ノズルの先端部が前記排液口から下側に向かって突出する高さ位置に設けられており、前記排液口から突出した前記ノズルの先端部を取り囲み、前記回収手段に連なる内壁が、前記排液口よりも水平方向外側に向けて大きくなっていることを特徴とする。
[作用・効果]請求項に記載の発明によれば、基板上の薬液吐出位置において薬液を吐出したノズルは、待機位置に移動されて収納容器内に収められる。このときノズルの薬液吐出口は、収納容器の下端にある排液口に対して平面視で重なる位置に配置される。この状態で収納容器内に溶剤が供給される。供給された溶剤は、収納容器の内壁によりノズル先端部へ案内されて流れる。ノズルの先端に沿って溶剤が流下する際に、ノズルの外壁で結晶化した薬液が溶剤に溶解し、その他の汚れも含めて洗浄することができる。その後、ノズルの先端を浸した溶剤は、排液口から回収手段へ排出される。ノズル先端部まで案内された溶剤の一部は、ノズル内に吸引される。これにより、ノズル先端部の内壁で結晶化した薬液を溶解させ洗浄することができる。また、吸引した溶剤によってノズルの薬液吐出口を塞ぐので、薬液と外気との接触を避けることができ、薬液の結晶化を防止することができる。基板に薬液を再び塗布する前に、待機状態のノズルから予備吐出するとき、ノズルの薬液吐出口は、収納容器の下端にある排液口に対して平面視で重なる位置に配置されているので、ノズルから吐出された薬液は、収納容器内を汚すことなく回収手段に、直接吐出することができる。
また、ノズルの先端部が収納容器の排液口から下側に向かって突出する高さ位置に設けられている。つまり、収納容器内から完全にノズルの薬液吐出口が出ていることで、予備吐出の際に収納容器内を薬液で汚すことを一層防止することができる。
請求項に記載の発明は、基板に薬液を塗布する薬液塗布方法において、基板に薬液を吐出した後に、ノズルに吸引力を与えて薬液の液面をノズル内で後退させる工程と、基板に薬液を吐出した後に、ノズルを基板上方の薬液吐出位置から基板側方の待機位置に移動させて、待機位置にある収納容器内に収納し、前記ノズルの薬液吐出口を前記収納容器の下端にある排液口に対して平面視で重なる位置に配置させる工程と、前記ノズルが前記収納容器内に収まった状態で前記収納容器内に溶剤を供給し、前記溶剤を前記ノズルの先端部に案内する工程と、前記ノズルの先端部に案内された溶剤の一部を前記ノズルの内部に吸引する工程と、基板に薬液を再び塗布する前に、ノズル内の溶剤や薬液を前記収納容器の排液口の下側にある回収手段に直接に吐出する工程と、を備え、前記ノズルを配置させる工程において、前記収納容器の排液口は、その内径が前記ノズルの先端部よりも大きく、かつ、前記ノズルが収納された状態で、前記ノズルの先端部が前記排液口から下側に向かって突出する高さ位置に設けられており、前記排液口から突出した前記ノズルの先端部を取り囲み、前記回収手段に連なる内壁が、前記排液口よりも水平方向外側に向けて大きくなっていることを特徴とする。
[作用・効果]請求項に記載の発明によれば、基板に薬液を吐出した後に、ノズルに吸引力を与えて薬液の液面をノズル内で後退させるとともに、ノズルを待機位置に移動させて収納容器内に収納する。このときノズルの薬液吐出口は収納容器の下端にある排液口に対して平面視で重なる位置に配置される。この状態で収納容器内に溶剤が供給される。供給された溶剤は、収納容器の内壁によりノズル先端部へ案内されて流れる。ノズルの先端に沿って溶剤が流下する際に、ノズルの外壁で結晶化した薬液が溶剤に溶解し、その他の汚れも含めて洗浄することができる。その後、ノズルの先端を浸した溶剤は、排液口から回収手段へ排出される。ノズル先端部まで案内された溶剤の一部は、ノズル内に吸引される。これにより、ノズル先端部の内壁で結晶化した薬液を溶解させ洗浄することができる。また、吸引した溶剤によってノズルの薬液吐出口を塞ぐので、薬液と外気との接触を避けることができ、薬液の結晶化を防止することができる。なお、薬液と溶剤の間に気体の層があることで、薬液と溶剤とが混ざることを防ぐ。基板に薬液を再び塗布する前に、待機状態のノズルから予備吐出するとき、ノズルの薬液吐出口は、収納容器の下端にある排液口に対して平面視で重なる位置に配置されているので、ノズルから吐出された薬液は、収納容器内を汚すことなく回収手段に、直接吐出することができる。
また、ノズルの先端部が収納容器の排液口から下側に向かって突出する高さ位置に設けられている。つまり、収納容器内から完全にノズルの薬液吐出口が出ていることで、予備吐出の際に収納容器内を薬液で汚すことを一層防止することができる。
本発明によれば、ノズルの待機位置にノズルを収納する収納容器と、この収納容器に溶剤を供給する溶剤供給手段と、収納容器から排出された溶剤、又はノズルから吐出された薬液や溶剤を回収する回収手段とを備え、収納容器は、供給された溶剤をノズルの先端部へ案内する内壁と、この内壁の下端位置でノズルの薬液吐出口に対して平面視で重なる位置に開口し、回収手段に連通する排液口とを備えるので、ノズル内への溶剤の吸引と、ノズルからの予備吐出とを同じ待機位置で行うことができる。また、収納容器の排液口は、ノズルの薬液吐出口に対して平面視で重なる位置にあるので、ノズルから予備吐出された薬液によって収納容器が汚れるということもない。
また、ノズルの先端部が収納容器の排液口から下側に向かって突出する高さ位置に設けられている。つまり、収納容器内から完全にノズルの薬液吐出口が出ていることで、予備吐出の際に収納容器内を薬液で汚すことを一層防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例1を説明する。図1は、本発明の実施例1に係る薬液塗布装置の概略構成図であり、図2は、その平面図であり、また、図3は、待機ポットの縦断面図である。
なお、この実施例1では、半導体ウエハ(以下、単に「基板」と呼ぶ)に薬液としての例えばフォトレジストを塗布する薬液塗布装置を例に採って説明する。
図1に示すように、この薬液塗布装置は、基板Wに処理を行う処理部1を備える。処理部1の側方に待機ポット60が配設されている。待機ポット60には、待機中のノズルブロック50が載置される。この待機ポット60にノズルブロック50が載置されたときの位置を、待機位置P1とする。ノズルブロック50は、ノズル移動機構40によって把持され、基板の上方の薬液を吐出する薬液吐出位置P2に移動し、フォトレジストを吐出する。つまり、ノズル移動機構40によって、ノズルブロック50は、待機位置P1と薬液吐出位置P2との間を自由に移動することができるように構成される。なお、ノズルブロック50には、薬液供給部10によって、フォトレジストが供給され、待機ポット60には、溶剤供給部20によって、溶剤が供給されるように構成される。
なお、これらの動作に関する制御は、制御部8によって行われる。
[処理部1の構成]
処理部1は、電動モータ2の駆動によって鉛直方向軸心周りで回転する回転軸3を備える。回転軸3の上端には基板Wを水平姿勢で吸着支持するスピンチャック4が連結されて、回転軸3と一体で回転するようになっている。スピンチャック4の周囲には、薬液を塗布したときに、薬液の飛散を防止するためのカップ5が配設されている。なお、上述した電動モータ2、回転軸3及びスピンチャック4は、本発明における基板支持回転手段に相当する。
[薬液供給部10の構成]
ノズルブロック50には、薬液供給部10からフォトレジストが供給されるようになっている。薬液供給部10は、本発明における薬液供給手段に相当する。この薬液供給部10は、フォトレジストを貯留している薬液タンク11を備える。この薬液タンク11は、薬液配管18を介して、ノズルブロック50に連通接続される。この薬液配管18には、薬液タンク11側から順に薬液ポンプ12と、薬液開閉バルブ13とが直列に接続されている。
なお、ノズルブロック50と薬液開閉バルブ13との間には、サックバックバルブ30が介在されている。このサックバックバルブ30は、加圧空気が供給されることで作動する。サックバックバルブ30が作動すると、ノズルブロック50側の薬液配管18内に負圧が発生し、ノズル51内の薬液の液面を引き戻すことができるようになっている。サックバックバルブ30は、本発明における吸引手段に相当する。
[溶剤供給部20の構成]
待機ポット60内のノズル収納容器91a(図3参照)には、溶剤供給部20から、溶剤が供給されるようになっている。この溶剤供給部20は、溶剤を貯留している溶剤タンク21を備える。この溶剤タンク21は、溶剤配管28を介して、待機ポット60の溶剤供給孔24aに連通接続される。この溶剤配管28には、溶剤タンク21側から順に溶剤ポンプ22と、溶剤開閉バルブ23とが直列に接続されている。溶剤供給部20は、本発明における溶剤供給手段に相当する。
[制御部8]
制御部8は、電動モータ2の回転動作と、ノズル移動機構40の移動動作と、サックバックバルブ30の吸引動作と、薬液開閉バルブ13及び溶剤開閉バルブ23の開閉動作と、薬液ポンプ12及び溶剤ポンプ22の送り出し動作とを総括制御する。制御部8は、本発明における制御手段に相当する。
[ノズル移動機構40の構成]
図2を参照して、ノズル移動機構40の構成を説明する。
ノズル移動機構40は、ノズルブロック50を把持する把持部41を備える。この把持部41は第1移動部42に搭載されている。第1移動部42は、把持部41を水平面内でX方向に移動させる。第1移動部42の両端部は、鉛直方向(Z方向)に移動する上下シリンダー45を介在して一対のシリンダー支持ブロック46に支持されている。一対のシリンダー支持ブロック46は一対の第2移動部43に搭載されている。第2移動部43は、シリンダー支持ブロック46を水平面内でY方向に移動させる。以上のように構成されたノズル移動機構40により、ノズルブロック50は、水平面内でX方向及びY方向に移動可能であるとともに、鉛直方向に移動可能になっている。ノズル移動機構40は本発明におけるノズル移動手段に相当する。
また、図2に示すように、本実施例に係る薬液塗布装置は、ノズルブロック50を複数個(この実施例では10個)備えている。複数個のノズルブロック50から構成されたものをノズルユニット201と呼ぶ。ノズルユニット201の複数個のノズルブロック50は、それぞれに待機ポット60、薬液供給部10及び溶剤供給部20を備える。上述のノズル移動機構40は、複数個あるノズルブロック50からいずれか1つのノズルブロック50を把持して、薬液吐出位置P2に移動させ、また、フォトレジストを塗布した後、待機位置P1にノズルブロック50を移動させるようになっている。
[ノズルブロック50の構成]
ノズルブロック50は、図3に示すように、ノズル51と、それを支持するノズル支持ブロック52とから構成されている。フォトレジストを供給する薬液配管18は、ノズル支持ブロック52内を介してノズル51と連通接続している。
[待機ポット60の構成]
待機ポット60の構成を説明する。
待機ポット60は、図3に示すように、溶剤供給容器71と、その下側に設けられた、フォトレジストや溶剤を回収する回収ポット81とから構成されている。
溶剤供給容器71の内側には、ノズル51を収納するノズル収納容器91aが備えられている。ノズル収納容器91aは、本発明における収納容器に相当する。また、待機ポット60における溶剤供給孔24は、溶剤供給容器71に貫通して形成された溶剤供給孔24aと、ノズル収納容器91aに貫通して形成された溶剤供給孔24bとが互いに連通接続して形成されている。溶剤配管28より供給された溶剤は、溶剤供給孔24aを経て、溶剤供給孔24bからノズル収納容器91a内に供給される。
ノズル収納容器91aは、内側が漏斗状に形成されている。つまり、ノズル51を収納できるような大きな上部開口92を備え、ノズル51の薬液吐出口53に対して平面視で重なる位置に、その上部開口92よりも小さい排液口93を備え、上部開口92から排液口93に向かうにつれて内径が小さくなるように形成されている。
ノズル収納容器91aの排液口93は、その内径がノズル51の先端部よりも大きくなるように(ノズル51の先端部の接触しないように)開口されている。さらに、ノズル収納容器91aの排液口93は、ノズルブロック50のノズル支持ブロック52の下面が溶剤供給容器71の上面に当接して待機ポット60に載置されたとき、ノズル収納容器91a内に収納されたノズル51の先端部にある薬液吐出口53が排液口93から下側に突出する高さ位置に設けられている。
回収ポット81は、ノズル51から吐出されたレジストや溶剤を貯める、図示しない廃液タンクに廃液を排出する廃液排出孔82を備え、その廃液排出孔82が回収ポット81の底面より高い位置に設けられていることにより、回収ポット81内には、ノズル51やノズル収納容器91aの排液口93から出された、フォトレジストや溶剤などを貯留する排液貯留部83が形成されている。回収ポット81は、本発明における回収手段に相当する。
〔薬液塗布装置の動作〕
次に上述した薬液塗布装置の動作について、図4及び図5を参照して説明する。
なお、図4は動作を示すフローチャートであり、図5は待機ポット60の縦断面図の一部を抜き出して、待機ポット60内の動作の状態を表したものである。
ステップS1(ノズルブロックの待機位置への移動):
基板W上にフォトレジストを吐出した後、ノズルブロック50は、基板W上の薬液吐出位置P2から待機ポット60の待機位置P1に、ノズル移動機構40によって移動される。
ステップS2(溶剤の供給):
待機位置に移動されたノズルブロック50は、待機ポット60のノズル収納容器91a内にノズル51が収まるように待機ポット60に載置される。ノズル51がノズル収納容器91a内に収まった後、溶剤ポンプ22によって溶剤タンク21内から送り出された溶剤は、溶剤開閉バルブ23を開くことで、溶剤配管28、溶剤供給孔24aを経て、溶剤供給孔24bよりノズル収納容器91a内に供給される。供給された溶剤は、ノズル収納容器91aの内壁94によりノズル51の先端部へ案内されて流れる。そして、ノズル51の先端に沿って溶剤が流下する際、溶剤はノズル51の先端部で結晶化したフォトレジストを溶解してノズル51を洗浄することができる(図5(a))。なお、ノズル収納容器91a内に供給される溶剤が排液口93から排出される量より多い場合、又は、排液口93付近の内容量が小さい場合(例えば、本実施例のような上部開口92から排液口93に向うにつれて内径が小さくなる漏斗状の場合)は、ノズル51の外壁をノズル51の先端部から広範囲にわたり溶剤で浸してノズル51の洗浄効果を高めることができる。さらに、それら両方を兼ね備える場合は、より一層広範囲にわたり浸すことができる。
ステップS3(吸引):
ノズル収納容器91a内に供給された溶剤は、ノズル収納容器91aの内壁94によりノズル51の先端部へ案内されて流れ、排液口93から排出される。その際に、排液口93によって溶剤の流れが規制されノズル51の先端部に溶剤が集まり、ノズル51の先端部を溶剤で覆いやすくする。ノズル51の先端部が溶剤で覆われた状態で、サックバックバルブ30を作動させて、ノズル51に吸引力を与えることによって、ノズル51内に溶剤を吸引する。すると、吸引された溶剤は、ノズル51の先端部の内壁で結晶化したフォトレジストを溶解し、ノズル51の先端部の内壁を洗浄する(図5(b))。
ステップS4(溶剤供給停止):
溶剤開閉バルブ23を閉じることにより、溶剤の供給は停止される(図5(c))。
なお、溶剤の供給停止は、溶剤の吸引後に限られず、所定量の溶剤を供給し、溶剤開閉バルブ23を閉じることにより、溶剤の供給を停止させ、そして、供給された溶剤がノズル収納容器91aの排液口93から排出してしまう前に、サックバックバルブ30を作動させてノズル51内に吸引させてもよい。
ステップS5(ノズルブロック待機):
ノズル51の先端部に溶剤を吸引した状態で、ノズルブロック50は、次の吐出指令があるまで、待機ポット60の待機位置で待機する(図5(c))。このとき、ノズル51の薬液吐出口53が溶剤で塞がれるのでフォトレジストと外気との接触を避けられ、フォトレジストの変質を防止することができる。
また、待機ポット60内の回収ポット81の排液貯留部83には、ノズル51やノズル収納容器91aから出された、フォトレジストや溶剤が溜まっている。この排液貯留部83中の溶剤が気化することで、回収ポット81内に溶剤の雰囲気を作り出すことができる。それにより、ノズル51の先端部に吸引した溶剤が外気中に気化することを妨げることができる。
ステップS6(予備吐出):
再び、基板Wにフォトレジストを塗布するときに、待機状態のノズルブロック50は、ステップS3の工程で吸引した溶剤と、フォトレジストとを待機ポット60の回収ポット81内に排出する(図5(d))。このとき、ノズル51の薬液吐出口53が収納容器の排液口93より下側に突出しているため、ノズル51から吐出されたフォトレジストで、ノズル収納容器91aを汚すことなく予備吐出することができる。なお、予備吐出とは、ノズル51内の古い薬液を所定量吐出して、新しい薬液をノズル51の先端部まで満たし、次の吐出の際には、その新しい薬液で吐出を行えるようにすることをいう。
ステップS7(ノズルブロックの基板への移動、及び薬液の塗布):
ノズルブロック50を待機位置P1から基板W上の薬液吐出位置P2にノズル移動機構40によって移動させる。そして、図示しない搬送機構により搬送された未処理の基板Wにフォトレジストを吐出する。
なお、上記実施例1は、次のように変形実施することが可能である。即ち、ステップS1の工程において、基板Wにフォトレジストを吐出した後、その状態でサックバックバルブ30を作動させて、ノズル51内のフォトレジストの液面を引き戻す。そして、ノズルブロック50を基板W上の薬液吐出位置P2から待機位置P1にノズル移動機構40によって移動させる。そして、待機ポット60の待機位置において、予備吐出を行い、ノズル51内のフォトレジストを吐出する。この動作の後に、ステップS2工程に進んでもよい。
また、ステップS5の工程におけるノズル51の待機状態において、一定時間おきに予備吐出する場合は、その待機状態で予備吐出し、また、溶剤を供給して、その溶剤をノズル51内に吸引することができるので、従来では、予備吐出ごとに、他の位置に配設された溶剤の貯留槽まで移動して、吸引していた動作を、本実施例では省くことができる
上述した実施例1では、基板Wにフォトレジストを吐出した後、ノズルブロック50を待機ポット60の待機位置に移動し、待機状態で溶剤が供給され、ノズル収納容器91aの内壁94により溶剤がノズル51先端部に向かって流れ、ノズル51先端部に覆われた溶剤をノズル51内に吸引した。つまり、フォトレジストの面に接するように溶剤を吸引させる薬液塗布装置の一連の動作について説明した。そこで実施例2では、溶剤を供給する前に1度、吸引動作を行いノズル51内に空気を吸引させることで、フォトレジストと溶剤との間に空気の層を形成させる薬液塗布装置の一連の動作について説明する。
実施例2の構成は、実施例1と同じ構成からなっている。そのため、構成の説明は省略する。また、実施例2を図6及び図7を参照して説明する。なお、図6は動作を示すフローチャートであり、図7は待機ポットの縦断面図の一部を抜き出して、待機ポット内の動作の状態を表したものである。
ステップS11(ノズルの待機位置への移動、及び吸引):
基板W上にフォトレジストを吐出した後、薬液吐出位置P2にあるノズルブロック50は、先ず、その状態でサックバックバルブ30を作動させることにより、ノズル51に吸引力を与え、ノズル51内のフォトレジストの液面をノズル51内に引き戻す。このとき、引き戻されてできた空間には、ノズル51の先端部の周囲の空気が吸引される(図7(a1))。なお、この作業により、フォトレジストの液面がノズル51内に引き戻されるので、ノズル51からフォトレジストが垂れ落ちる「液だれ」を防ぐこともできる。その後、ノズル移動機構40によって、ノズルブロック50を薬液吐出位置P2から待機ポット60の待機位置P1に移動させる。
なお、このステップS11は、先にノズル移動機構40によって、ノズルブロック50を薬液吐出位置P2から待機位置P1にある待機ポット60に移動させた後、サックバックバルブ30を作動させて、ノズル51内に空気を吸引してもよい(図7(a2))。
また、薬液吐出位置P2にある状態でサックバックバルブ30を作動させて、ノズル51内に空気を吸引し、ノズル移動機構40によって、ノズルブロック50を薬液吐出位置P2から待機位置P1にある待機ポット60に移動して、待機ポット60に載置された状態で予備吐出し、再度、サックバックバルブ30を作動させることで、ノズル51内に周囲の空気を吸引してもよい。
ステップS12(溶剤の供給):
ノズルブロック50をノズル移動機構40によって、基板W上の薬液吐出位置P2から待機ポット60の待機位置P1に移動させる移動動作と、サックバックバルブ30を作動させ、ノズル51内に空気を吸引させる吸引動作との後で、待機ポット60に載置されたノズルブロック50のノズル51が収納されたノズル収納容器91a内に、溶剤供給孔24から溶剤が供給される。供給された溶剤は、漏斗状のノズル収納容器91aの内壁94に沿ってノズル51先端部に向かって流れる。この溶剤は、ノズル51の薬液吐出口53に対して平面視で重なる位置に設けられ、薬液吐出口53を包含する形状より大きく開口された排液口93から排出される。このとき、ノズル51の外壁で結晶化したフォトレジストを溶解し、ノズル51を洗浄することができる点は、実施例1と同様である図7(b))。
ステップS13(吸引):
ノズル収納容器91a内に供給された溶剤は、漏斗状のノズル収納容器91aの内壁94に沿って流れ、排液口93から排出されるが、その際、ノズル51先端部を覆った溶剤は、サックバックバルブ30を作動させることで、ノズル51内に吸引される。すると、吸引した溶剤とフォトレジストとの間にステップS11で吸引した空気の層が形成された状態になり、この空気の層によりノズル51内のフォトレジストと溶剤の接触が避けられ、フォトレジストの変質を防止することができる(図7(c))。
ステップS14(溶剤供給停止)からステップS17(ノズルブロックを基板へ移動し薬液を塗布する)までの動作は、実施例1の場合と同様であるのでここでの説明は省略する。
本発明は、上述した各実施例に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例では、薬液塗布装置の待機ポット60のノズル収納容器91aは、大径の上部開口92から小径の排液口93に向かって次第に内径が小さくなる漏斗状の容器であったが、単に大径の上部開口92と、小径の排液口93とを備えた容器であってもよい。例えば、図8に示すように、円筒状又は角筒状のノズル収納容器91bの場合、単に、ノズル51を収納できる大径の上部開口92と、小径の排液口93を備えておればよい。
(2)上述した各実施例では、ノズル収納容器91aに溶剤供給孔24bが設けられ、その溶剤供給孔24bに連通接続させ、溶剤を供給しているものであったが、図9に示すように、ノズル収納容器91cの上から溶剤を供給するものであってもよい。例えば、図中、溶剤供給孔24aに溶剤供給ノズル25が連通接続し、溶剤配管28を流通して供給された溶剤は、溶剤供給孔24aを経て、溶剤供給ノズル25からノズル収納容器91c内に流入する。
(3)上述した各実施例では、待機ポット60のノズル収納容器91aは、漏斗状の容器であり、ノズル収納容器91aの内壁94とノズル51の外壁との隙間は、ある程度確保されているが、例えば、図10に示すように、ノズル収納容器91dの内壁94とノズル51の外壁との隙間を狭くしていった場合に、供給した溶剤がその隙間で表面張力によって流しきれず、残ってしまう恐れがある。このときに、気体の一例である窒素ガスを供給し、残った溶剤を吹き飛ばせるものを設けてもよい。具体的は、待機ポット60の溶剤供給容器71に、本発明の気体供給手段に相当する気体供給部100から窒素ガスを供給するための構成を設ける。この気体供給部100は、図11に示すように、窒素ガス源(通常、この種の薬液塗布装置が設置されるクリーンルームに常備されている)を気体配管108を介して待機ポット60の気体供給孔104に連通接続して構成されている。気体供給孔104は、溶剤供給容器71に貫通して形成された気体供給孔104aと、ノズル収納容器91dに貫通して形成された気体供給孔104bとが互いに連通接続して形成されている。気体配管108には、制御部8によって開閉制御される気体開閉バルブ103が介在している。なお、本実施例では、窒素ガス源としてクリーンルームに常備されているガス源を用いたが、実施例装置に窒素ガスボンベを備えて、これを窒素ガス源として用いてもよい。
上述した構成によると、溶剤供給した後、気体開閉バルブ103を開き、窒素ガスを気体配管108及び気体供給孔104aを経て、気体供給孔104bより、ノズル収納容器91d内に供給される。これにより、ノズル収納容器91dに残っている溶剤を窒素ガスで吹き飛ばすことができる。
(4)上述した各実施例では、1組のノズル移動機構40に対して、電動モータ2、回転軸3、スピンチャック4及びカップ5を備えた、1組の処理部1と、1組のノズルユニット201とから構成されたものであったが、図12に示すように、1組のノズル移動機構40に対して、複数組(図12では3組)の処理部1と、それと同数組のノズルユニット201とから構成されるものであってもよい。
この場合、例えば、基板Wに対してフォトレジストを塗布するとき、把持部41は、ノズル移動機構40によって、基板Wの前に配置されたノズルユニット201の複数個(本変形例では10個)のノズルブロック50のいずれか1つを選択して把持し、基板W上の薬液吐出位置に移動させて、薬液を塗布する。
基板Wにフォトレジストを塗布した後、引き続き、基板Wに塗布する場合、ノズルブロック50を把持した把持部41は、ノズルブロック50を、元の待機ポット60に戻し、基板Wの前に配置されたノズルユニット201の10個のノズルブロック50のいずれか1つを選択して把持し、基板W上の薬液吐出位置に移動させて、薬液を塗布する。
(5)上述した各実施例では、1組のノズル移動機構40に対して、1組の処理部1と、1組のノズルユニット201とから構成されたものであったが、図13に示すように、1組のノズル移動機構40に対して、複数組(図13では3組)の処理部1と、1組のノズルユニット201とから構成されるものであってもよい。
この場合、ノズルユニット201は、ノズルユニット支持ブロック202に支持され、ノズルユニット201を支持したノズルユニット支持ブロック202は、第3移動部44によって、第1移動部42と平行に(X方向に)移動することができるようになっている。
例えば、基板Wに対してフォトレジストを塗布する場合、ノズルユニット201を支持したノズルユニット支持ブロック202は、第3移動部44によって、基板Wの前に移動される(図中の二点鎖線を参照)。次に、第1移動部42、第2移動部43及び上下シリンダー45によって、把持部41は基板Wの前に移動される。続いて、把持部41は、ノズルユニット201の複数個(本変形例では10個)のノズルブロック50のいずれか1つを選択して把持し、基板W上の薬液吐出位置に移動させて、フォトレジストを吐出する。
基板Wにフォトレジストを塗布した後、引き続き、基板Wに塗布する場合、ノズルブロック50を把持した把持部41は、その把持した状態で基板W上の薬液吐出位置に移動する。このとき、ノズルユニット201を支持したノズルユニット支持ブロック202は、把持部41に連動して、基板Wの前に移動する。基板W上の薬液吐出位置に移動されたノズルブロック50は、フォトレジストを吐出する。
(6)上述した各実施例では、ノズル51の薬液吐出口53がノズル収納容器91a、b、c、dの排液口93より下側に突出するように構成していたが、これに限られるものではなく、ノズル51の薬液吐出口53と収納容器の排液口93とを同じ高さ位置となるように構成してもよい。この場合でもノズル51の薬液吐出口53の下の位置に91a、b、c、dの排液口93が存在する構成ではないので、ノズル51から吐出されたフォトレジストで、ノズル収納容器91a、b、c、dを汚すことなく予備吐出することができる。この構成の場合、ノズル51の薬液吐出口53とノズル収納容器91a、b、c、dの排液口とがより近い位置にあるため、サックバックバルブ30を作動させて供給された溶剤をノズル51内に吸引する場合、より確実に溶剤をノズル51内に引き込むことができる。
本発明の実施例1に係る薬液塗布装置の概略構成図である。 実施例1に係る装置の薬液塗布処理部の概略構成を示した平面図である。 待機ポットの縦断面図である。 実施例1に係る装置の動作説明に供するフローチャートである。 実施例1に係る装置の動作説明に供する図である。 実施例2に係る装置の動作説明に供するフローチャートである。 実施例2に係る装置の動作説明に供する図である。 変形例に係る待機ポットの縦断面図である。 別の変形例に係る待機ポットの縦断面図である。 更に別の変形例に係る待機ポットの縦断面図である。 変形例に係る薬液塗布装置の概略構成図である。 変形例に係る装置の薬液塗布処理部の概略構成を示した平面図である。 別の実施例に係る装置の薬液塗布処理部の概略構成を示した平面図である。
符号の説明
W …基板
1 …処理部
2 …電動モータ
3 …回転軸
4 …スピンチャック
8 …制御部
10 …薬液供給部
20 …溶剤供給部
24a,24b …溶剤供給孔
25 …溶剤供給ノズル
30 …サックバックバルブ
40 …ノズル移動機構
50 …ノズルブロック
51 …ノズル
53 …薬液吐出口
60 …待機ポット
91a〜91d …ノズル収納容器
92 …上部開口
93 …排液口
94 …内壁
100 …気体供給部
104a,104b …気体供給孔

Claims (9)

  1. 基板に薬液を塗布する薬液塗布装置における薬液吐出用ノズルの待機ポットであって、
    待機状態の前記ノズルを収納する収納容器と、
    前記収納容器内へ溶剤を供給する溶剤供給手段と、
    前記収納容器から排出された溶剤又は前記ノズルから吐出された薬液や溶剤を回収する回収手段とを備え、
    前記収納容器は、前記供給された溶剤を前記ノズルの先端部へ案内する内壁と、前記内壁の下端位置で前記ノズルの薬液吐出口に対して平面視で重なる位置に開口し、前記回収手段に連通する排液口とを備え
    前記収納容器の排液口は、その内径が前記ノズルの先端部よりも大きく、かつ、前記ノズルが収納された状態で、前記ノズルの先端部が前記排液口から下側に向かって突出する高さ位置に設けられており、
    前記排液口から突出した前記ノズルの先端部を取り囲み、前記回収手段に連なる内壁が、前記排液口よりも水平方向外側に向けて大きくなっていることを特徴とする薬液吐出用ノズルの待機ポット。
  2. 請求項1に記載の薬液吐出用ノズルの待機ポットにおいて、
    前記収納容器は、前記ノズルを受け入れる大径の上部開口と、小径の前記排液口とを備えることを特徴とする薬液吐出用ノズルの待機ポット。
  3. 請求項2に記載の薬液吐出用ノズルの待機ポットにおいて、
    前記収納容器は、前記大径の上部開口から前記小径の排液口に向かって次第に内径が小さくなる漏斗状の容器であることを特徴とする薬液吐出用ノズルの待機ポット。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載の薬液吐出用ノズルの待機ポットにおいて、
    前記溶剤供給手段は、前記収納容器に連通接続されていることを特徴とする薬液吐出用ノズルの待機ポット。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載の薬液吐出用ノズルの待機ポットにおいて、
    前記溶剤供給手段は、前記収納容器の上部開口から溶剤を供給することを特徴とする薬液吐出用ノズルの待機ポット。
  6. 請求項1乃至のいずれかに記載の薬液吐出用ノズルの待機ポットにおいて、
    前記収納容器内に気体を供給する気体供給手段を備えたことを特徴とする薬液吐出用ノズルの待機ポット。
  7. 基板に薬液を塗布する薬液塗布装置において、
    基板を水平に支持し鉛直軸心周りに回転させる基板支持回転手段と、
    薬液を吐出するノズルと、
    前記ノズルに連通接続されて薬液を供給する薬液供給手段と、
    前記ノズルに連通接続されて前記ノズルに吸引力を与える吸引手段と、
    前記ノズルを基板の上方の薬液吐出位置と基板側方の待機位置との間で移動させるノズル移動手段と、
    前記待機位置に設けられノズルを待機させておく待機ポットと、
    制御手段とを備え、
    前記待機ポットは、
    待機状態の前記ノズルを収納する収納容器と、
    前記収納容器内へ溶剤を供給する溶剤供給手段と、
    前記収納容器から排出された溶剤又は前記ノズルから吐出された薬液や溶剤を回収する回収手段とを備え、
    前記収納容器は、前記供給された溶剤を前記ノズルの先端部へ案内する内壁と、前記内壁の下端位置で前記ノズルの薬液吐出口に対して平面視で重なる位置に開口し、前記回収手段へ連通する排液口とを備え、
    前記制御手段は、基板に薬液を吐出した後、前記ノズルを薬液吐出位置から待機位置に移動させて、前記ノズルを前記収納容器内に収納させ、前記ノズルが前記収納容器に収まった状態で、前記溶剤供給手段を作動させて前記収納容器内に溶剤を供給させ、前記ノズルの先端に案内された溶剤の一部を、前記吸引手段を作動させて前記ノズル内に吸引させ、一方、待機位置で予備吐出するときは、前記薬液供給手段を作動させて前記ノズル内の溶剤や薬液を前記回収手段に直接に吐出させ
    前記収納容器の排液口は、その内径が前記ノズルの先端部よりも大きく、かつ、前記ノズルが収納された状態で、前記ノズルの先端部が前記排液口から下側に向かって突出する高さ位置に設けられており、
    前記排液口から突出した前記ノズルの先端部を取り囲み、前記回収手段に連なる内壁が、前記排液口よりも水平方向外側に向けて大きくなっていることを特徴とする薬液塗布装置。
  8. 基板に薬液を塗布する薬液塗布方法において、
    基板に薬液を吐出した後に、ノズルを基板上方の薬液吐出位置から基板側方の待機位置に移動させて、待機位置にある収納容器内に収納し、前記ノズルの薬液吐出口を前記収納容器の下端にある排液口に対して平面視で重なる位置に配置させる工程と、
    前記ノズルが前記収納容器内に収まった状態で前記収納容器内に溶剤を供給し、前記溶剤を前記ノズルの先端部に案内する工程と、
    前記ノズルの先端部に案内された溶剤の一部を前記ノズルの内部に吸引する工程と、
    基板に薬液を再び塗布する前に、ノズル内の溶剤や薬液を前記収納容器の排液口の下側にある回収手段に直接に吐出する工程と、
    を備え
    前記ノズルを配置させる工程において、前記収納容器の排液口は、その内径が前記ノズルの先端部よりも大きく、かつ、前記ノズルが収納された状態で、前記ノズルの先端部が前記排液口から下側に向かって突出する高さ位置に設けられており、
    前記排液口から突出した前記ノズルの先端部を取り囲み、前記回収手段に連なる内壁が、前記排液口よりも水平方向外側に向けて大きくなっていることを特徴とする薬液塗布方法。
  9. 基板に薬液を塗布する薬液塗布方法において、
    基板に薬液を吐出した後に、ノズルに吸引力を与えて薬液の液面をノズル内で後退させる工程と、
    基板に薬液を吐出した後に、ノズルを基板上方の薬液吐出位置から基板側方の待機位置に移動させて、待機位置にある収納容器内に収納し、前記ノズルの薬液吐出口を前記収納容器の下端にある排液口に対して平面視で重なる位置に配置させる工程と、
    前記ノズルが前記収納容器内に収まった状態で前記収納容器内に溶剤を供給し、前記溶剤を前記ノズルの先端部に案内する工程と、
    前記ノズルの先端部に案内された溶剤の一部を前記ノズルの内部に吸引する工程と、
    基板に薬液を再び塗布する前に、ノズル内の溶剤や薬液を前記収納容器の排液口の下側にある回収手段に直接に吐出する工程と、
    を備え
    前記ノズルを配置させる工程において、前記収納容器の排液口は、その内径が前記ノズルの先端部よりも大きく、かつ、前記ノズルが収納された状態で、前記ノズルの先端部が前記排液口から下側に向かって突出する高さ位置に設けられており、
    前記排液口から突出した前記ノズルの先端部を取り囲み、前記回収手段に連なる内壁が、前記排液口よりも水平方向外側に向けて大きくなっていることを特徴とする薬液塗布方法。
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