JP6236328B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、有機EL表示装置用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、太陽電池用パネル基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板、半導体ウエハ等の基板に対して処理液を供給することにより、この基板を処理する基板処理装置に関する。
例えば、半導体装置の製造工程においては、基板としての半導体ウエハに各種の処理液を供給することにより、その処理を行っている。このような処理を行う基板処理装置として、基板を1枚ずつ基板搬送ロボットにより、処理チャンバーの側壁に形成された開口部を介して処理チャンバー内に搬送する枚葉式の基板処理装置が使用されている。この枚葉式の基板処理装置においては、処理チャンバー内に基板を水平に保持して回転するスピンチャックが配設されている。このスピンチャックにより水平姿勢で回転される基板の主面に向けて、処理液が供給される。基板の表面に供給された処理液は、遠心力により基板の表面全体に広げられ、基板の端縁より飛散し、液受けカップにより回収される。
このような基板処理装置においては、基板の端縁より飛散した処理液飛沫の一部や、処理液蒸気が凝縮した処理液等が、処理チャンバーに付着する場合がある。特に、処理チャンバーの側壁に形成された開口部の上部(開口部分の上壁の下面)に処理液が付着した場合には、この処理液が開口部を通過する基板上に落下して基板を汚染する可能性がある。
特許文献1には、処理チャンバーの側壁に形成された開口部を閉止した状態のシャッターの上部付近に向けて洗浄液を吐出する洗浄液吐出ノズルと、このシャッターの上部付近に向けて乾燥用ガスを吐出する乾燥ガス吐出ノズルと、を備える基板処理装置が開示されている。
特許文献1に記載された基板処理装置によれば、シャッターの上部付近に付着した処理液が、洗浄液によって洗い流され、洗浄に用いられた洗浄液は、乾燥用ガスによって除去される。このため、閉状態のシャッタの上部付近から処理液および洗浄液を除去することが可能となる。
特開2009−26948号公報
特許文献1に記載の基板処理装置はシャッターから処理液を確実に除去できる優れたものではあるが、処理チャンバーの側壁に形成された開口部の上部(上壁の下面)に処理液が付着し、この処理液が開口部を通過する基板上に落下することを確実に防止することはできないという問題がある。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、開口部の上部に付着した処理液が開口部を通過する基板上に落下することを確実に防止することが可能な基板処理装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、処理液を基板に供給して基板を処理する基板処理装置であって、基板を収納する処理チャンバーと、前記処理チャンバーの側壁に形成された基板通過用の開口部を閉鎖する位置と、前記開口部を開放する位置との間を移動可能なシャッターと、前記シャッターに付設され、当該シャッターの移動に伴って、前記処理チャンバーにおける開口部の上部に付着した液滴と接触可能な位置を通過する庇部材と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記シャッターは、前記開口部を閉鎖する閉鎖位置と、前記閉鎖位置より側方に移動した中間位置と、前記中間位置より鉛直方向に退避した退避位置との間を移動可能であり、前記庇部材は、前記シャッターが前記閉鎖位置と前記中間位置との間を移動するときに、前記チャンバーにおける開口部の上部に付着した液滴を除去する。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記庇部材は、前記チャンバーにおける開口部の上部に付着した液滴と接触して当該液滴を除去するための接触部と、前記接触部の下方に配設された液受け部と、前記液受け部により受け取られた液滴を排出する排液部と、を備える。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記液受け部の上面が前記排液部に向けて傾斜する。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記接触部は、吸湿性の部材より構成される。
請求項1に記載の発明によれば、庇部材が開口部の上部に付着した液滴と接触することにより、液滴を開口部の上部から除去することができる。ここでいう「除去」とは、液滴が自重により下方に落下する程度の量から、開口部の上部に留まる程度の量まで減少することを指す。以下、同様の現象を「除去」と記載する。このため、開口部の上部に付着した処理液が開口部を通過する基板上に落下することを確実に防止することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、シャッターの閉鎖位置と中間位置との間の移動に伴って、庇部材が開口部の上部に付着した液滴を除去することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、接触部により除去した液滴を液受け部により受け取り、排出部に排出することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、液受け部により受け取った液滴を速やかに排液部に送液することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、吸湿性の部材により液滴を吸収して除去することが可能となる。
この発明に係る基板処理装置の概要図である。 処理チャンバー1における開口部3付近の領域を、シャッター4およびその移動機構とともに示す側面図である。 処理チャンバー1における開口部3付近の領域を、シャッター4およびその移動機構とともに示す側面図である。 処理チャンバー1における開口部3付近の領域を、シャッター4およびその移動機構とともに示す側面図である。 処理チャンバー1における開口部3付近の領域を、シャッター4およびその移動機構とともに示す側面図である。 処理チャンバー1における開口部3と樋53との配置関係を示す正面図である。 庇部材31の斜視図である。 庇部材31および側壁2の開口部の上部9付近の拡大図である。 庇部材31および側壁2の開口部の上部9付近の拡大図である。 庇部材31および側壁2の開口部の上部9付近の拡大図である。 この発明の他の実施形態に係る庇部材31を備えたシャッター4を示す側面図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る基板処理装置の概要図である。
この基板処理装置は、基板としての半導体ウエハWの洗浄を実行する枚葉式の処理装置であり、側壁2により取り囲まれた形状を有する処理チャンバー1と、処理チャンバー1内において半導体ウエハWをその主面を水平な状態で保持するとともに、鉛直方向を向く回転軸まわりに半導体ウエハWを回転させるスピンチャック25と、スピンチャック25に保持された半導体ウエハWの表面に対してSPM(sulfuric acid hydrogen peroxide mixture)を供給するためのSPMノズル18と、スピンチャック25に保持された半導体ウエハWの表面に対してDIW(deionized water)を供給するためのDIWノズル17とを備える。
処理チャンバー1の側壁2には、処理チャンバー1に対して半導体ウエハWを搬入および搬出するための開口部3が形成されている。処理チャンバー1の外側における開口部3と対向する位置には、搬送ロボット27が配置されている。この搬送ロボット27は、開口部3を介して処理チャンバー1内に半導体ウエハWの保持部をアクセスさせ、スピンチャック25上に未処理の半導体ウエハWを載置し、あるいは、スピンチャック25上から処理済の半導体ウエハWを取り出すことが可能な構成となっている。そして、処理チャンバー1の内部には、開口部3を開閉するためのシャッター4が配設されている。
スピンチャック25は、モータ26と、このモータ26の駆動によって回転される円盤状のスピンベース23と、スピンベース23の周縁部の複数箇所にほぼ等間隔で設けられ、半導体ウエハWの端縁を挟持するための複数個の挟持部材24とを備えている。このスピンチャック25は、複数個の挟持部材24によって半導体ウエハWを挟持した状態で、モータ26の駆動によってスピンベース23を回転させることにより、半導体ウエハWを、その主面が水平となる姿勢を保った状態で、スピンベース23とともに鉛直方向を向く軸まわりに回転させる構成となっている。
SPMノズル18は、スピンチャック25の上方において水平方向に延びるアーム22の先端に取り付けられている。このアーム22は、ノズル移動機構21の駆動により、SPMノズル18がスピンチャック25に支持されて回転する半導体ウエハWの上方のSPMの供給位置と、スピンチャック25の側方に退避した待機位置との間を移動可能となるように揺動する。このSPMノズル18には、SPM供給管16が接続されており、高温のSPMがSPM供給管16を通して供給されるようになっている。SPM供給管16には、SPM供給部12からSPMノズル18へのSPMの供給および供給停止を切り換えるための開閉弁14が配設されている。
DIWノズル17は、スピンチャック25の上方において吐出口を半導体ウエハWの中央部に向けて配設されている。このDIWノズル17には、DIW供給管15が接続されており、リンス液としてのDIWがDIW供給管15を通して供給されるようになっている。DIW供給管15には、DIW供給部11からDIWノズル17へのDIWの供給および供給停止を切り換えるための開閉弁13が配設されている。
図2から図5は、処理チャンバー1における開口部3付近の領域を、シャッター4およびその移動機構とともに示す側面図である。なお、図2はシャッター4が退避位置に配置された状態を示し、図3はシャッター4が退避位置から中間位置に移動した状態を示し、図4はシャッター4が閉鎖位置に配置された状態を示し、図5はシャッター4が閉鎖位置から中間位置に移動した状態を示している。また、図6は、処理チャンバー1における開口部3と樋53との配置関係を示す正面図である。なお、図6はチャンバー1内から開口部3を見た図であり、シャッター4が閉鎖位置に配置された状態を仮想線で示している。
処理チャンバー1に形成された開口部3は、図6に示すように、その上辺が水平方向を向く横長の矩形状の形状を有する。この開口部3の周囲には、シール部材51がその全周に亘り配設されている。一方、シャッター4は、正面視において開口部3より大きな略矩形状の形状を有する。このシャッター4は、本体の四辺から処理チャンバー1側に向けて突出した突出部41と、本体の上辺から上部に向かって伸びる立ち上げ部42とを備える。突出部41は、シール部材51と当接して開口部3を閉鎖する機能を有する。また、立ち上げ部42は、半導体ウエハWから飛散するSPMやDIWがシール部材51の上部に到達することを防止する機能を有する。また、シャッター4には、この発明の特徴部分である庇部材31が付設されている。この庇部材31の構成については後程詳細に説明する。
シャッター4を移動させるための移動機構は、シャッター4を水平方向に往復移動させるための水平移動用エアシリンダ61と、シャッター4を鉛直方向に往復移動させるための昇降用エアシリンダ64とを備える。シャッター4は、水平移動用エアシリンダ61のシリンダロッド62と、連結部材43およびシリンダプレート63を介して接続されている。また、水平移動用エアシリンダ61は、支持部材66により支持されている。この支持部材66は、装置本体に固定された昇降用エアシリンダ64のシリンダロッド65と連結されている。
このため、シャッター4は、移動機構を構成する水平移動用エアシリンダ61および昇降用エアシリンダ64の駆動により、図4に示す開口部3を閉鎖する閉鎖位置と、図3および図5に示す閉鎖位置より側方に移動した中間位置と、図2に示す中間位置より下方に退避した退避位置との間を移動可能となっている。なお、シャッター4を、中間位置より下方に退避した退避位置移動させる代わりに、中間位置より上方に退避した退避位置に移動させるようにしてもよい。
開口部3の上方には、処理チャンバー1の側壁2の内面に付着したSPMやDIWが開口部3に向けて流下することを防止するための液受け部材52が配設されている。液受け部材52は、開口部3の上辺の直上の側壁2から処理チャンバー1の内側に向けて突出するように形成されている。この液受け部材52は、開口部3の上辺に沿って、開口部3の上位部全域にわたって形成されている。このため、側壁2の内面に付着したSPMやDIWが、開口部3に流下することを防止することができる。
また、シール部材51における開口部3の上方に配置された領域の下方には、樋53が配設されている。この樋53の両端部は、図6に示すように、開口部3の両側に沿って下方に延びる形状を有する。シール部材51付近から流下するSPMやDIWは、この樋53により受け止められ、開口部3に流下することが防止される。なお、樋53における水平方向に延びる領域の下面は、側壁2の開口部3の上部(開口部3の上壁の下面)9の一部を構成する。
次に、この発明の特徴部分である庇部材31の構成について説明する。図7は、庇部材31の斜視図である。
この庇部材31は、シャッター4の移動に伴って処理チャンバー1の側壁2における開口部3の上部9に付着したSPMやDIWの液滴と接触することにより、この液滴を除去するためのものであり、液滴と接触して当該液滴を除去するための一対の接触部32と、接触部32の下方に配設された液受け部33と、接触部32および液受け部33を囲む外枠部36と、液受け部33により受け取られた液滴を排出する排液部35とを備える。一対の接触部32は、複数の支持部34により、液受け部33の上面から離隔した位置に支持されている。液受け部33の上面は、排液部35方向が低くなる状態で排液部35に向けて傾斜している。
図2から図5に示すように、この庇部材31は、シャッター4における処理チャンバー1の内部側に、排液部35がシャッター4の内壁面49と対向する状態で配設されている。そして、排液部35の下端部とシャッター4の内壁面49とは、近接配置されている。このため、後述するように、液受け部33から排液部35の流下した液滴は、シャッター4の内壁面49に向かって案内され、内壁面49に沿って流下する。
図8から図10は、庇部材31および側壁2の開口部3の上部9付近の拡大図である。なお、図8はシャッター4が退避位置から中間位置に移動した状態を示し、図9はシャッター4が閉鎖位置に配置されて液滴Dが発生した状態を示し、図10はシャッター4が閉鎖位置から中間位置に移動した状態を示している。
図8および図9に示すように、シャッター4が中間位置または閉鎖位置に相当する高さ位置に配置された場合には、庇部材31の上面(接触部32および外枠部36の上面)は、側壁2に形成された開口部3の上部(開口部3の上壁の下面)9に対して近接配置されている。この庇部材31の上面と側壁2の開口部3の上部9との距離L1は、SPMやDIWの液滴Dが自重で開口部3の上部9から落下することとなる距離L2より小さくなるように設定されている。
以上のような構成を有する基板処理装置により半導体ウエハWを処理する基板処理動作について説明する。
半導体ウエハWの処理を行う場合には、水平移動用エアシリンダ61および昇降用エアシリンダ64の駆動によりシャッター4を図2に示す退避位置に移動させる。これにより、処理チャンバー1の側壁2に形成された開口部3が開放される。そして、搬送ロボット27により半導体ウエハWを処理チャンバー1内に搬入する。
半導体ウエハWは、その表面を上方に向けて、スピンチャック25の上面に保持される。半導体ウエハWがスピンチャック25に保持されれば、水平移動用エアシリンダ61および昇降用エアシリンダ64の駆動により、シャッター4を、図3に示す中間位置に移動させる。このときには、図8に示すように、シャッター4に付設された庇部材31の上面が側壁2に形成された開口部3の上部9に対して距離L1だけ離隔して近接配置される。
そして、水平移動用エアシリンダ61の駆動により、シャッター4を、図4に示す閉鎖位置に移動させる。
この状態において、半導体ウエハWのSPMによる処理を開始する。この場合には、図1に示すノズル移動機構21の駆動により、SPMノズル18を、スピンチャック25の側方に設定された待機位置から、スピンチャック25に保持されている半導体ウエハWの上方に移動させる。そして、開閉弁14を開放することにより、SPMノズル18から回転中の半導体ウエハWの表面に向けてSPMを吐出させる。また、ノズル移動機構21によりアーム22を所定の角度範囲内で揺動させる。これによって、SPMノズル18から吐出されるSPMは、半導体ウエハWの回転中心から半導体ウエハWの周縁部に至る範囲内全域供給される。そして、このSPMは、半導体ウエハWの回転による遠心力を受けて、半導体ウエハWの表面の全域に広がった後、半導体ウエハWの表面から振り切られる。SPMによる所定の処理が終了すれば、開閉弁14を閉じてSPMノズル18からのSPMの吐出を停止させ、SPMノズル18をスピンチャック25の側方の退避位置に復帰される。
次に、半導体ウエハWの回転を継続したまま、開閉弁13を開放する。これにより、回転中の半導体ウエハWの表面の中央部に向けてDIWノズル17からDIWが吐出される。半導体ウエハWの表面上に供給されたDIWにより、半導体ウエハWの表面のSPMが洗い流される。そして、DIWの吐出を停止した後、スピンチャック25により半導体ウエハWを高速回転することにより、半導体ウエハWからDIWを除去する乾燥工程を実行する。
上述した半導体ウエハWの処理工程および乾燥工程においては、半導体ウエハWの端縁より飛散したSPMやDIWの飛沫の一部や、それらの蒸気が凝縮した液体等が、処理チャンバー1の側壁2に形成された開口部3の上部(開口部3の上壁の下面)9に付着し、図9に示すような液滴Dが生ずる場合がある。
この状態において、乾燥工程が終了すれば、水平移動用エアシリンダ61の駆動により、シャッター4を、図4に示す閉鎖位置から図5に示す中間位置に水平移動させる。このシャッター4の水平移動に伴い、シャッター4に付設された庇部材31の上面が側壁2に形成された開口部3の上部9の下方の領域を移動する。この庇部材31の移動に伴い、開口部3の上部9に液滴Dが付着していた場合には、図10に示すように、この液滴Dは庇部材31における一対の接触部32および外枠部36により掻き取られて液受け部33上に移動する。そして、この液滴Dは、傾斜した液受け部33の上面を流下した後、排液部35とシャッター4の内壁面49に沿ってさらに流下し、シャッター4の下端部に移動する。そして、液滴Dは、図5に示すように、シャッター4の突出部41がシール部材51から離隔することにより、処理チャンバー1内に落下する。
しかる後、昇降用エアシリンダ64の駆動により、シャッター4を図2に示す退避位置に移動させる。これにより、処理チャンバー1の側壁2に形成された開口部3が開放される。そして、搬送ロボット27により処理後の半導体ウエハWを処理チャンバー1内から搬出する。
次に、この発明の他の実施形態について説明する。図11は、この発明の他の実施形態に係る庇部材31を備えたシャッター4を示す側面図である。なお、上述した実施形態と同様の部材については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態に係る庇部材は、液滴Dと接触してこれを除去するための一対の接触部32にかえて、吸湿性の部材よりなる接触部39を配設している。この接触部39としては、例えば、スポンジ等の多孔性部材を使用することができる。このような構成を採用した場合には、開口部3の上部9に付着した液滴Dを吸湿性の接触部39により吸収して除去することが可能となる。
以上のように、この発明に係る基板処理装置によれば、庇部材31が開口部3の上部9に付着した液滴Dと接触することにより、液滴Dを開口部3の上部9から除去することができる。このため、開口部3の上部9に付着した液滴Dが開口部3を通過する半導体ウエハに落下することを確実に防止することが可能となる。このとき、シャッター4に付設した庇部材31を利用し、シャッター4の移動に伴って液滴Dを除去することができることから、液滴の除去を可能とするための装置構成を簡易なものとし、また、装置のコストを低減することが可能となる。
なお、上述した実施形態においては、シャッター4の昇降動作等により、開口部3を開閉しているが、回動動作により開口部3を開閉するシャッター機構を採用することも可能である。このような構成を採用した場合においても、シャッターの移動に伴って液滴Dを除去することが可能となる。
1 処理チャンバー
2 側壁
3 開口部
4 シャッター
9 上部
15 DIW供給管
16 SPM供給管
17 DIWノズル
18 SPMノズル
25 スピンチャック
27 搬送ロボット
31 庇部材
32 接触部
33 液受け部
34 支持部
35 排液部
36 外枠部
39 接触部
41 突出部
49 内壁面
51 シール部材
52 液受け部材
53 樋
61 水平移動用エアシリンダ
64 昇降用エアシリンダ
D 液滴
W 半導体ウエハ

Claims (5)

  1. 処理液を基板に供給して基板を処理する基板処理装置であって、
    基板を収納する処理チャンバーと、
    前記処理チャンバーの側壁に形成された基板通過用の開口部を閉鎖する位置と、前記開口部を開放する位置との間を移動可能なシャッターと、
    前記シャッターに付設され、当該シャッターの移動に伴って、前記処理チャンバーにおける開口部の上部に付着した液滴と接触可能な位置を通過する庇部材と、
    を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記シャッターは、前記開口部を閉鎖する閉鎖位置と、前記閉鎖位置より側方に移動した中間位置と、前記中間位置より鉛直方向に退避した退避位置との間を移動可能であり、
    前記庇部材は、前記シャッターが前記閉鎖位置と前記中間位置との間を移動するときに、前記チャンバーにおける開口部の上部に付着した液滴を除去する基板処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の基板処理装置において、
    前記庇部材は、
    前記チャンバーにおける開口部の上部に付着した液滴と接触して当該液滴を除去するための接触部と、
    前記接触部の下方に配設された液受け部と、
    前記液受け部により受け取られた液滴を排出する排液部と、
    を備える基板処理装置。
  4. 請求項3に記載の基板処理装置において、
    前記液受け部の上面が前記排液部に向けて傾斜する基板処理装置。
  5. 請求項3に記載の基板処理装置において、
    前記接触部は、吸湿性の部材より構成される基板処理装置。
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