JP2013172080A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の上面中心部における乾燥不良の発生を防止または抑制し、これにより、基板の全域に均一な乾燥処理を施すことができる基板処理装置および基板処理方法を提供すること。
【解決手段】基板処理装置1では、液膜形成工程、液膜形成工程および液膜除去拡大工程が、この順で実行される。液膜形成工程では、ガス供給管21のガス吐出口22から小流量の窒素ガスが吐出されるとともに、スピンモータ7によりウエハWが低回転数で回転されることにより、ウエハWの上面に、DIWの液膜が除去された穴50が形成される。その後、穴形成工程において、スピンチャック3により、ウエハWを低回転数と同じかあるいはそれ以上の回転数で回転されつつ、ガス吐出口22から大流量の乾燥用ガスを吐出されるにより穴50が拡大される。
【選択図】図6C

Description

この発明は、基板に処理液を用いた処理を施すための基板処理装置および基板処理方法に関する。処理の対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板、太陽電池用基板などの基板が含まれる。
半導体装置や液晶表示装置の製造工程では、半導体ウエハや液晶表示装置用ガラス基板などの基板に枚葉式の基板処理装置を用いて洗浄処理が行われる。このような枚葉式の基板処理装置は、たとえば、基板を水平姿勢に保持して回転させるスピンチャックと、スピンチャックに保持された基板の上面に処理液を供給する処理液ノズルとを備えている。回転状態にある基板の上面に処理液ノズルからの処理液が供給され、これにより、基板の上面の全域を覆う処理液の液膜が形成され、この処理液の液膜によって基板の上面に洗浄処理が施される。
洗浄処理後は、基板に対して乾燥処理が施される。下記引用文献1に示す乾燥処理では、基板の上面の全域を処理液の液膜で覆った状態で、基板の上面中心部(基板の回転中心およびその近傍)に真上から乾燥用ガスを吹き付けることにより、基板の上面中心部から処理液の液膜が部分的に除去される。その後、スピンチャックにより基板の回転速度を高速にすることにより、基板の回転による遠心力によって基板の上面の液膜が振り切られる。これにより、基板が乾燥される。
特開平7−29866号公報
しかしながら、乾燥用ガスの吹き付けによって処理液の液膜を除去するためには、その乾燥用ガスは大流量である必要がある。大流量の乾燥用ガスが処理液の液膜に直接吹き付けられると、乾燥用ガスと処理液とが激しく衝突し、跳ね上がった処理液の微小液滴が、処理液液膜除去後の基板の上面中心部に捕獲されるおそれがある。
基板の上面中心部には、基板の回転による遠心力が作用し難いので、乾燥のためにスピンチャックにより基板が高速回転させられても、基板の上面中心部に捕獲された処理液の液滴は容易には排除できない。したがって、乾燥処理後に処理液の液滴が基板の上面中心部に残存し、基板の上面中心部に乾燥不良が発生するおそれがある。
そこで、この発明の目的は、基板の上面中心部における乾燥不良の発生を防止または抑制し、これにより、基板の全域に均一な乾燥処理を施すことができる基板処理装置および基板処理方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板(W)を水平姿勢に保持するための基板保持手段(3)と、前記基板保持手段に保持されている基板を、所定の鉛直軸線(C)まわりに回転させるための回転手段(7)と、前記基板保持手段に保持されている基板の上面中心部に対向する処理液吐出口(18;106)を有し、前記処理液吐出口から当該基板の上面に向けて処理液を吐出するための処理液ノズル(17;102)と、前記基板保持手段に保持されている基板の上面中心部に対向し、前記処理液吐出口よりも前記基板保持手段に近づけて配置された乾燥用ガス吐出口(22;108)を有し、前記乾燥用ガス吐出口から当該基板の上面に向けて乾燥用ガスを吐出するための乾燥用ガスノズル(21;103)と、前記基板保持手段に保持されている基板の上面に前記処理液吐出口から処理液を吐出することにより、当該基板の上面を覆う処理液の液膜(40)を形成させ、前記処理液吐出口からの処理液の吐出を停止し、前記回転手段を制御して、前記基板保持手段に保持されている基板を第1回転速度で回転させるとともに、前記基板保持手段に保持されている基板の上面に前記乾燥用ガス吐出口から第1流量の乾燥用ガスを吐出することにより、当該基板の上面中心部に、処理液の液膜が除去された液膜除去領域(50)を形成させ、前記乾燥用ガス吐出口から前記第1流量よりも多い第2流量の乾燥用ガスを吐出することにより、前記液膜除去領域を拡大させ、前記回転手段を制御して、前記基板保持手段に保持されている基板を前記第1回転速度よりも大きい第2回転速度で回転させる制御手段(30)とを含む、基板処理装置(1;101)である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表すが、特許請求の範囲を実施形態に限定する趣旨ではない。以下、この項において同じ。
この構成によれば、液膜除去領域の形成の際には、処理液の吐出が停止され、基板保持手段に保持されている基板が第1回転速度で回転されるとともに、乾燥用ガス吐出口から第1流量の乾燥用ガスが吐出される。このとき、基板の回転による遠心力、および基板の上面中心部への乾燥用ガスの吹き付けによって、基板の上面中心部に液膜除去領域が形成される。その後、基板の上面中心部への乾燥用ガスの吐出流量が第1流量から第2流量に上げられることにより、液膜除去領域が拡大される。次いで、基板の回転速度が第2回転速度まで上げられることにより、基板の回転による遠心力によって基板の上面の処理液の液膜が振り切られて基板が乾燥される。
請求項1では、液膜除去領域の形成のために乾燥用ガス吐出口から吐出される乾燥用ガスが小流量である第1流量であるので、乾燥用ガスが処理液の液膜に吹き付けられたときに、処理液の微小液滴の跳ね上がりをほとんど生じない。そのため、液膜除去領域の形成時において、処理液液膜除去後の基板の上面中心部に処理液の微小液滴が捕獲されるのを防止することができる。これにより、基板の上面中心部における乾燥不良の発生を抑制または防止することができる。
また、処理液ノズルの処理液吐出口から処理液が吐出される。処理液吐出口および乾燥用ガス吐出口の双方が基板の上面中心部に対向して集約して配置されている。この場合、仮に、乾燥用ガスノズルの乾燥用ガス吐出口が基板保持手段に対し処理液吐出口よりも離れた位置(上方位置)にあるか、あるいは処理液吐出口と同程度の高さ位置にあれば、処理液吐出口のすぐ側方を、大流量の乾燥用ガスが流通することが考えられる。
しかしながら、処理液ノズルからの処理液の吐出停止時には、処理液ノズルの(配管の)処理液吐出口近くの内壁に処理液が残留していることがある。この場合、処理液ノズル内に残留している処理液が、処理液吐出口のすぐ側方を流通する大流量の乾燥用ガスの流れに引っ張られて(アスピレートされて)、乾燥用ガスに処理液の液滴が混入するおそれがある。乾燥用ガス吐出口から大流量の乾燥用ガスが吐出される場合として前述の液膜除去領域の拡大時が考えられるが、このような液膜除去領域の拡大時に乾燥用ガスに処理液の液滴が混入すると、処理液液膜除去後の基板の上面中心部に処理液の液滴が捕獲される結果、基板の上面中心部に乾燥不良が発生するおそれがある。
これに対し、請求項1では、乾燥用ガス吐出口が処理液吐出口よりも基板保持手段に近づけて配置されている。そのため、処理液吐出口の側方を乾燥用ガスが流通しない。このため、乾燥用ガス吐出口から吐出される乾燥用ガスに、処理液ノズル内に残留している処理液が混入するおそれがない。これにより、基板の上面中心部における乾燥不良の発生をより一層抑制することができる。
また、乾燥用ガス吐出口を基板の上面に近接配置させることも可能である。この場合、乾燥用ガス吐出口からの乾燥用ガスを、基板の上面中心部に精度良く当てることができるので、基板の上面中心部における乾燥不良をより一層抑制することができる。
請求項2記載の発明は、前記基板保持手段に保持されている基板の上面に対向する対向面(15)、および前記対向面に開口する開口部(32)を有する基板対向部材(6)をさらに含み、前記処理液ノズルおよび前記乾燥用ガスノズルは、前記開口部に挿通されて設けられている、請求項1記載の基板処理装置である。
この構成によれば、対向面によって、基板の上面が上方から覆われる。これにより、基板の上面への処理液の液膜の形成の際に、処理液の液滴が周囲に飛散して、周囲の部材を汚染するのを抑制または防止することができる。
請求項3に記載のように、前記制御手段は、前記液膜除去領域を拡大させる際に、前記回転手段を制御して、当該液膜除去領域の拡大開始時には前記基板保持手段に保持されている基板を前記第1回転速度で回転させ、当該液膜除去領域の拡大の進行に伴って、当該基板の回転速度を当該第1回転速度より大きくかつ前記第2回転速度よりも小さい第3回転速度にまで増大させるようにしてもよい。
この場合、基板上の処理液の液膜に作用する遠心力が次第に増大するので、基板の上面に形成される液膜除去領域を加速度的に拡大させることができる。これにより、液膜除去領域を良好に拡大させることができる。
請求項4に記載のように、前記制御手段は、前記液膜除去領域を拡大させる際に、前記回転手段を制御して、前記基板保持手段に保持されている基板を前記第1回転速度より大きくかつ前記第2回転速度よりも小さい第3回転速度で回転させてもよい。
この場合、液膜除去領域の拡大開始時から、基板上の処理液の液膜に基板の回転による遠心力が作用するので、基板の上面に形成される液膜除去領域を早期に拡大させることができる。これにより、液膜除去領域を良好に拡大させることができる。
請求項5記載の発明は、前記制御手段は、前記液膜の形成に先立って、前記基板保持手段に保持されている基板の上面に前記処理液吐出口から処理液を吐出するとともに、前記回転手段を制御して、前記基板を前記第1回転速度よりも大きくかつ前記第2回転速度よりも小さい液処理回転速度で回転させる液処理工程を実行し、前記液処理工程の後に連続して前記液膜の形成を実行する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、液処理工程後に、液膜の形成、液膜除去領域の形成、液膜除去領域の拡大および第2回転速度による回転がこの順で実行される。液処理工程後、基板の回転速度が液処理回転速度から第1回転速度まで下げられることにより、液膜の形成が実行される。これにより、液処理工程から乾燥に至る一連の処理をスムーズに実行することができる。
請求項6記載の発明は、前記乾燥用ガスノズルを昇降させる乾燥用ガスノズル昇降手段(26;110)をさらに含み、前記制御手段は、前記乾燥用ガスノズル昇降手段を制御して、前記液膜除去領域を形成させる際における前記乾燥用ガス吐出口を、前記液膜を形成させる際における前記乾燥用ガス吐出口の配置位置よりも前記基板保持手段に近づけて配置する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、液膜除去領域の形成の際には、乾燥用ガス吐出口が基板の上面に近づけられる。そのため、乾燥用ガス吐出口からの乾燥用ガスを、基板の上面中心部に精度良く当てることができる。これにより、基板の上面中心部における乾燥不良をより一層抑制することができる。
また、液膜除去領域の形成の際には、乾燥用ガス吐出口が基板の上面に近づけられているので、乾燥用ガス吐出口からの乾燥用ガスが、基板の回転中心を含む小面積の領域に向けて吹き付けられる。換言すると、乾燥用ガス吐出口からの乾燥用ガスが吹き付けられる処理液の液膜の領域(処理液の液膜における乾燥用ガスを受ける領域)を小面積化することができる。これにより、処理液の液滴の跳ね上がりをより効果的に抑制することができる。
また、制御手段は、乾燥用ガスノズル昇降手段を制御して、液膜除去領域を形成させる際だけでなく、液膜除去領域の拡大時においても、乾燥用ガス吐出口を、液膜を形成させる際における乾燥用ガス吐出口の配置位置よりも、基板保持手段に近づけて配置してもよい。
前記の目的を達成するための請求項7記載の発明は、基板保持手段(3)によって水平姿勢に保持されている基板(W)の上面に向けて、処理液ノズル(17;102)の処理液吐出口(18;106)から処理液を吐出することにより、基板の上面を覆う処理液の液膜(40)を形成させる液膜形成工程(S3)と、前記液膜形成工程の後実行され、前記処理液吐出口からの処理液の吐出を停止し、前記処理液吐出口よりも前記基板保持手段に近づけて配置された乾燥用ガスノズル(21;103)の乾燥用ガス吐出口(21;108)から第1流量の乾燥用ガスを吐出するとともに、回転手段(7)により、前記基板保持手段に保持されている基板を第1回転速度で回転させることにより、基板の上面に、処理液の液膜が除去された液膜除去領域(50)を形成させる液膜除去領域形成工程(S5)と、前記液膜除去領域形成工程の後実行され、前記回転手段により、前記基板保持手段に保持されている基板を、前記第1回転速度と同じかあるいはそれ以上の回転速度で回転させるとともに、前記乾燥用ガス吐出口から前記第1流量よりも多い第2流量の乾燥用ガスを吐出することにより、前記液膜除去領域を拡大させる液膜除去拡大工程(S6)と、前記液膜除去領域形成工程の後実行され、前記回転手段により、前記基板保持手段に保持されている基板を前記第1回転速度よりも大きい第2回転速度で回転させる乾燥工程(S7)とを含む、基板処理方法である。
この発明の方法によれば、請求項1に関連して述べた作用効果と同様な作用効果を奏することができる。
本発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を模式的に示す図である。 遮断板および回転軸の構成を示す断面図である。 遮断板の底面図である。 図1に示す基板処理装置による第1処理例を示す工程図である。 第1処理例の主要な工程における制御装置による制御内容を説明するためのタイムチャートである。 第1処理例の一工程を説明するための図解的な断面図である。 図6Aの次の工程を示す図解的な断面図である。 図6Bの次の工程を示す図解的な断面図である。 図6Cの次の工程を示す図解的な断面図である。 図6Dの次の工程を示す図解的な断面図である。 第2処理例の主要な工程における制御装置による制御内容を説明するためのタイムチャートである。 本発明の他の実施形態に係る基板処理装置の構成を模式的に示す図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る基板処理装置1の構成を模式的に示す図である。
この基板処理装置1は、基板の一例としての円形の半導体ウエハW(以下、単に「ウエハW」という。)におけるデバイス形成領域側の上面に対し、薬液およびDIWを用いて、汚染物質を除去するための洗浄処理を施すための枚葉型の装置である。この洗浄処理では、薬液として、SC1(アンモニア過酸化水素水混合液)、SC2(塩酸過酸化水素水混合液)、SPM(sulfuric acid/hydrogen peroxide mixture:硫酸過酸化水素水混合液)、フッ酸、バファードフッ酸(Buffered HF:フッ酸とフッ化アンモニウムとの混合液)、アンモニア水およびポリマ除去液などが用いられる。
基板処理装置1は、隔壁(図示しない)により区画された処理室2内に、ウエハWをほぼ水平姿勢に保持するとともに、その中心を通るほぼ鉛直な回転軸線(鉛直軸線)CまわりにウエハWを回転させるスピンチャック(基板保持手段)3と、スピンチャック3に保持されているウエハWの上面に向けて、薬液を供給するための薬液ノズル4と、スピンチャック3を収容するカップ5とを備えている。また、スピンチャック3の上方には、スピンチャック3に保持されているウエハWの上面付近の雰囲気をその周囲から遮断するための遮断板(基板対向部材)6が配設されている。
スピンチャック3は、スピンモータ(回転手段)7と、このスピンモータ7の回転駆動力によって回転軸線Cまわりに回転される円盤状のスピンベース9と、スピンベース9の周縁の複数箇所にほぼ等間隔で設けられ、ウエハWをほぼ水平な姿勢で挟持するための複数個の挟持部材10とを備えている。これにより、スピンチャック3は、複数個の挟持部材10によってウエハWを挟持した状態で、スピンモータ7の回転駆動力によってスピンベース9を回転させることにより、ほぼ水平姿勢を保ったウエハWを、スピンベース9とともに回転軸線Cまわりに回転させることができる。
なお、スピンチャック3としては、挟持式のものに限らず、たとえば、ウエハWの裏面を真空吸着することにより、ウエハWを水平な姿勢で保持し、さらにその状態で鉛直な回転軸線まわりに回転することにより、スピンチャック3に保持されたウエハWを回転させる真空吸着式のもの(バキュームチャック)が採用されてもよい。
薬液ノズル4は、たとえば、連続流の状態で薬液を吐出するストレートノズルであり、その吐出口を下方に向けた状態で、ほぼ水平に延びる第1アーム11の先端部に取り付けられている。第1アーム11は所定の回転軸線まわりに旋回可能に設けられている。第1アーム11には、第1アーム11を所定角度範囲内で旋回させるためのアーム旋回機構12が結合されている。第1アーム11の旋回により、薬液ノズル4は、ウエハWの回転軸線C上の位置(ウエハWの回転中心に対向する位置)と、カップ5の側方に設定された位置(ホームポジション)とに移動される。
薬液ノズル4は、薬液供給源からの薬液が供給される薬液供給管13が接続されている。薬液供給管13の途中部には、この薬液供給管13を開閉するための薬液バルブ14が介装されている。薬液バルブ14が開かれると、薬液供給管13から薬液ノズル4に薬液が供給され、薬液ノズル4から薬液が吐出される。
遮断板6は、ウエハWとほぼ同じ径またはそれ以上の径を有する円板状をなしている。そして、遮断板6は、スピンチャック3の上方に、ほぼ水平な姿勢で、その中心がウエハWの回転軸線C上に位置するように配置されている。遮断板6の下面には、スピンチャック3に保持されているウエハWの上面と対向する円形の対向面15が形成されている。対向面15は、ウエハWの上面の全域と対向している。
遮断板6の上面には、遮断板6の中心を通る鉛直軸線(ウエハWの回転軸線と一致する鉛直軸線)を中心軸線とする回転軸16が固定されている。回転軸16は、中空に形成されており、その内部には、液供給管(処理液ノズル)17およびガス供給管(乾燥用ガスノズル)21が鉛直方向に延びた状態で挿通されている。液供給管17にはリンス液供給管19が接続されている。リンス液供給管19には、リンス液供給管19の開閉のためのリンス液バルブ20が介装されている。
ガス供給管21には乾燥用ガス供給管23が接続されている。乾燥用ガス供給管23には、乾燥用ガス供給管23の開閉のための乾燥用ガスバルブ24、および乾燥用ガス供給管23の開度を調節して、ガス吐出口22(後述する)からのガス吐出流量を調節するための流量調節バルブ31が介装されている。
回転軸16は、カップ5の上方でほぼ水平に延びる第2アーム25に取り付けられ、その第2アーム25から垂下した状態に設けられている。第2アーム25には、第2アーム25を昇降させるためのアーム昇降機構26が結合されている。第2アーム25の昇降により、遮断板6は、スピンチャック3の上方に大きく離間した位置と、スピンチャック3に保持されたウエハWの上面に微小な間隔を隔てて近接する位置との間で昇降される。また、遮断板6には、遮断板6を回転させるための遮断板回転機構27が結合されている。
ウエハWに対する処理時には、遮断板6は、その対向面15がウエハWの上面と所定間隔を隔てた所定位置に配置される。
また、基板処理装置1は、マイクロコンピュータで構成される制御装置(制御手段)30を備えている。制御装置30は、予め定められたプログラムに従って、スピンモータ7、アーム旋回機構12、アーム昇降機構26および遮断板回転機構27の駆動を制御する。また、制御装置30は、予め定められたプログラムに従って、バルブ20,24の開閉を制御するとともに、流量調節バルブ31の開度を制御する。
図2は、遮断板6および回転軸16の構成を示す断面図である。図3は、遮断板6の底面図である。
回転軸16の中空部分(回転軸16の内壁によって区画される部分)は、円筒状の管挿通路(開口部)32を形成している。管挿通路32の下端は、遮断板6の対向面15において円形に開口している。管挿通路32内には、液供給管17およびガス供給管21がそれぞれ鉛直方向に、かつ互いに左右方向に微小間隔(たとえば2mm)を空けて挿通されている。液供給管17およびガス供給管21は、管挿通路32内を回転軸16とほぼ同軸に延び、回転軸16とは別の静止部材に固定された円筒状のブロック体35に支持されている。液供給管17およびガス供給管21は、ブロック体35の内部を上下に貫通し、それらの下端部がブロック体35の下面から下方に突出している。ブロック体35の全周に関して、ブロック体35の外周面と管挿通路32の内壁との間には隙間が形成されており、換言すると、ブロック体35の外周面と管挿通路32の内壁との間には、ブロック体35の外周全周を取り囲む円筒空間29が形成されている。
液供給管17の下端は、下方に向けて開口する液吐出口(処理液吐出口)18を有している。液吐出口18は、遮断板6の中心を通る鉛直軸線(ウエハWの回転軸線と一致する鉛直軸線)上にほぼ一致するように配置されている。換言すると、液吐出口18は、スピンチャック3に保持されるウエハWの回転中心に対向して配置されている。また、液吐出口18の高さ位置は、遮断板6の対向面15よりも上方である。
ガス供給管21の下端は、下方に向けて開口するガス吐出口(乾燥用ガス吐出口)22を有している。ガス吐出口22は、遮断板6の中心を通る鉛直軸線(ウエハWの回転軸線Cと一致する鉛直軸線)上にほぼ一致するように配置されている。換言すると、ガス吐出口22は、スピンチャック3に保持されるウエハWの回転中心に対向して配置されている。また、ガス吐出口22の高さ位置は、遮断板6の対向面15よりも上方であり、かつ液吐出口18よりも下方にある。換言すると、ガス吐出口22は液吐出口18よりもスピンチャック3に近づけて配置されている。液吐出口18とガス吐出口22との間の上下方向の間隔はたとえば10mmである。また、ガス吐出口22と対向面15との間の上下方向の間隔はたとえば10mmである。
図1〜図3に示すように、リンス液バルブ20が開かれることにより、リンス液供給管19から液供給管17にリンス液の一例としてのDIWが供給される。液供給管17に供給されるDIWは、液吐出口18から下方に向けて吐出される。
また、乾燥用ガスバルブ24が開かれることにより、乾燥用ガス供給管23からガス供給管21に乾燥用ガス(不活性ガス)の一例としての窒素ガスが供給される。ガス供給管21に供給される窒素ガスはガス吐出口22から下方に向けて吐出される。ガス吐出口22が液吐出口18よりもスピンチャック3に近づけて配置されているので、ガス吐出口22から吐出される窒素ガスが、液吐出口18の側方を流通することはない。
また、円筒空間29を、不活性ガスの一例としての窒素ガスが流通する窒素ガス流通路として用いることもできる。この場合、円筒空間29に、窒素ガス供給管29B(図1に破線で図示)を通して窒素ガス供給源からの窒素ガスを供給すれば、窒素ガスは円筒空間29内に供給される。円筒空間29は、ブロック体35の下端の周囲で環状に開口しており、円筒空間29に供給される窒素ガスは、図2に破線で示すように、円筒空間29の下端の環状開口29Aから下方に向けて吐出される。
図4は、基板処理装置1による第1処理例を示す工程図である。図4に示すように、基板処理装置1による第1処理例では、処理室2(図1参照)に搬入されたウエハWに対して、薬液処理工程(ステップS2)、リンス処理工程(液処理工程。ステップS3)、液盛り工程(液膜形成工程。ステップS4)、穴あけ工程(液膜除去工程。ステップS5)、穴拡大工程(液膜除去領域拡大工程。ステップS6)および乾燥工程(ステップS7)の各処理が施される。その後、処理室2外にウエハWが搬出される(ステップS8)。この処理例1では、ステップS3のリンス処理工程の終了後ステップS7の乾燥工程に移る前に、ステップS4の液盛り工程、ステップS5の穴あけ工程およびステップS6の穴拡大工程がこの順で実行される。
図5は、第1処理例のリンス処理工程から乾燥工程に至る各工程における制御装置30による制御内容を説明するためのタイムチャートである。図6A〜図6Eは、第1処理例のリンス処理工程から乾燥工程に至る各工程を説明するための図解的な断面図である。以下、図1〜図6Eを参照しつつ、基板処理装置1において実施される第1処理例について説明する。
処理対象のウエハWは、搬送ロボット(図示しない)によって処理室2内に搬入され、その上面を上方に向けた状態でスピンチャック3に受け渡される(ステップS1:ウエハ搬入)。このとき、ウエハWの搬入の妨げにならないように、遮断板6は、スピンチャック3の上方に大きく離間した位置に退避されている。また、薬液ノズル4は、カップ5の側方のホームポジションに配置されている。
ウエハWがスピンチャック3に保持された後、制御装置30はスピンモータ7を制御して、ウエハWを液処理回転数(液処理回転速度。たとえば300〜1200rpmのうち所定の回転数(たとえば500rpm))で回転させる。また、制御装置30は第1アーム11を旋回して、薬液ノズル4を、ホームポジションからウエハWの回転軸線C上に移動させる。
薬液ノズル4の移動が完了すると、制御装置30は、薬液バルブ14を開いて薬液ノズル4から薬液を供給し、これにより、ウエハWの上面に対して薬液を用いた処理が施される(ステップS2:薬液処理工程)。
薬液ノズル4からの薬液の吐出開始から所定時間が経過すると、制御装置30は薬液バルブ14を閉じて、薬液ノズル4からの薬液の供給を停止する。そして、第1アーム11の旋回により、薬液ノズル4がウエハWの回転軸線C上からホームポジションに戻される。
なお、ステップS2の薬液処理工程中、制御装置30はアーム旋回機構12を制御して、第1アーム11を所定の角度範囲内で旋回することにより、ウエハWの上面における薬液の供給位置を、ウエハWの回転中心(ウエハWにおける回転軸線C上の点)からウエハWの周縁に至る範囲内を円弧状の軌跡を描きつつ移動させてもよい。
次いで、ステップS3のリンス処理工程が施される。
図1、図5および図6Aに示すように、制御装置30はアーム昇降機構(乾燥用ガスノズル昇降手段)26を制御して、遮断板6をリンス処理位置まで下降させる。リンス処理位置は、遮断板6の対向面15と、スピンチャック3に保持されているウエハWの上面との間隔がたとえば65mm程度になるような高さ位置である。また、前述のように、液吐出口18およびガス吐出口22は、ウエハWの上面の回転中心に対向している。
遮断板6の下降が完了すると、制御装置30はリンス液バルブ20を開いて、液吐出口18からたとえば2〜3L/minのDIWを吐出する。液吐出口18から吐出されるDIWは、回転中のウエハWの上面の中心部に供給される。また、制御装置30が乾燥用ガスバルブ24を開く。このとき、流量調節バルブ31の開度は、ガス吐出口22からの窒素ガスの供給流量が予め定める小流量(第1流量。たとえば5〜10L/min)になるようにその開度が設定されている。そのため、ガス吐出口22から前述のような小流量の窒素ガスを吐出する。
ウエハWの上面に供給されたDIWは、ウエハWの回転による遠心力を受けてウエハWの上面上を周縁に向けて流れ、ウエハWの上面の全域に拡がる(図6A参照)。これにより、ウエハWの上面に付着している薬液がDIWにより洗い流される。
前述のように、第1処理例では、ステップS3のリンス処理工程の終了後ステップS7の乾燥工程に移る前に、ステップS4の液盛り工程、ステップS5の穴あけ工程およびステップS6の穴拡大工程がこの順で実行される。
DIWの吐出開始から予め定めるリンス処理期間(たとえば30秒間)が経過すると、制御装置30は、スピンモータ7を制御して、ウエハWの回転数を低回転数(第1回転速度。たとえば10rpm)まで低下させる(ステップS4:液盛り工程)。また、図1、図5および図6Bに示すように、制御装置30はアーム昇降機構26を制御して、リンス処理位置にある遮断板6を液盛り位置まで下降させる。液盛り位置は、遮断板6の対向面15と、スピンチャック3に保持されているウエハWの上面との間隔がたとえば20〜30mm程度になるような高さ位置である。
このとき、ウエハWの上面中央部に着液したDIWは、後続のDIWによって押されてウエハW上を外方に広がっていく。しかしながら、ウエハWの回転数が低回転数であるためにウエハW上のDIWに作用する遠心力が小さいので、ウエハWの周縁から排出されるDIWの流量は少なく、多量のDIWがウエハW上に溜まる。したがって、ウエハWの上面の全域に、所定厚み(たとえば2mm程度)のDIWの液膜(処理液の液膜)40が形成される。
次に、ステップS5の穴あけ工程について説明する。
ウエハWの減速(回転数低下)から予め定める液盛り期間(たとえば10秒間)が経過すると、図1、図5および図6Cに示すように、制御装置30はリンス液バルブ20を閉じて、液吐出口18からのDIWの吐出を停止する。また、制御装置30はアーム昇降機構26を制御して、液盛り位置にある遮断板6を穴あけ位置まで下降させる。穴あけ位置は、遮断板6の対向面15と、スピンチャック3に保持されているウエハWの上面との間隔がたとえば10mm程度になるような高さ位置である。このときのウエハWの回転による遠心力、およびウエハWの上面中心部への窒素ガスの吹き付けによって、ウエハWの上面中心部上のDIWの液膜40に、当該液膜40が部分的に除去されることにより、小径円形状の穴(液膜除去領域)50があけられる(形成される)(ステップS5:穴あけ工程)。
処理例1では、穴あけ(液膜除去領域の形成)のためにガス吐出口22から吐出される窒素ガスが小流量であるので、窒素ガスがDIWの液膜40に吹き付けられたときに、DIWの微小液滴の跳ね上がりをほとんど生じない。これにより、穴あけ時において、DIW液膜除去後のウエハWの上面中心部に、DIWの微小液滴が捕獲されるのを防止することができる。
また、ステップS5の穴あけ工程において、ステップS3のリンス処理工程およびステップS4の液盛り工程と比較して、ガス吐出口22がウエハWの上面に近づけて配置されている。そのため、ガス吐出口22からの窒素ガスを、ウエハWの上面中心部(ウエハWの回転中心により近い位置)に精度良く当てることができる。
また、ガス吐出口22がウエハWの上面に近づけられて配置されていることにより、加えて、ガス吐出口22からの窒素ガスが吹き付けられるDIWの液膜40の領域(窒素ガスを受ける領域)を小面積化することができる。したがって、窒素ガスが吹き付けられるDIWの液膜40の領域の単位面積当たりの窒素ガスの吹き付け量が多くなる。そのため、ガス吐出口22からの窒素ガスの吐出流量が少ない場合であっても、DIWの液膜40に穴50を形成することが可能になる。これにより、DIWの液滴の跳ね上がりをより一層防止しつつ、DIWの液膜40に良好に穴50を形成することができる。
また、遮断板6の対向面15によってウエハWの上面が上方から覆われた状態で、ステップS5の穴あけ工程の実行が開始される。前述のように、穴あけのためにガス吐出口22から吐出される窒素ガスは小流量であるので、DIWの液膜40への窒素ガスの吹き付けによっては、DIWの微小液滴の跳ね上がりをほとんど生じないのであるが、さらに、対向面15によってウエハWの上面が上方から覆われているので、ウエハWの上面に対する窒素ガスの吹き付けの際にDIWの液滴が周囲に飛散して、周囲の部材を汚染するのをより確実に抑制することができる。また、対向面15がウエハWの上面の全域と対向しているので、このようなDIWの液滴の飛散を、さらに一層効果的に抑制することができる。
次に、ステップS6の穴拡大工程について説明する。
液吐出口18からのDIWの吐出停止から予め定める穴あけ期間(たとえば3〜10秒間)が経過すると、図1、図5および図6Dに示すように、制御装置30は流量調節バルブ31を制御して、ガス吐出口22からの窒素ガスの吐出流量を大流量(第2流量。たとえば100〜150L/min)まで上昇させる(ステップS6:穴拡大工程)。これにより、穴50が拡径(拡大)される。
ステップS6の穴拡大工程では、窒素ガスの吐出流量が上昇された後、スピンモータ7を制御して、ウエハWの回転数を時間の経過(穴拡大工程の進行)に伴って低回転数(たとえば10rpm)から穴拡大回転数(第3回転速度。たとえば50rpm)にまで上昇(増大)させている。この実施形態では、図5に示すように、ウエハWの回転数を、穴拡大工程の全期間にわたって、低回転数から穴拡大回転数にまで時間の経過に比例して徐々に上昇させている。この場合、ウエハW上のDIWの液膜40に作用する遠心力が次第に増大するので、ウエハW上の穴50を加速度的に拡大させることができる。これにより、穴50を良好に拡大させることができる。
しかしながら、これに代えて、穴拡大工程の途中で穴拡大回転数に達し、その後穴拡大回転数のまま回転されるようにしてもよい。
また、ステップS6の穴拡大工程において、遮断板6は穴あけ位置に維持されている、このように、穴拡大工程において、ガス吐出口22がウエハWの上面に近づけて配置されるので、ガス吐出口22からの窒素ガスを、ウエハWの上面中心部に精度良く当てることができる。
その後、ガス吐出口22からの窒素ガスの吐出流量の上昇から予め定める穴拡大期間(たとえば5〜10秒間)が経過すると、図1、図5および図6Eに示すように、制御装置30はアーム昇降機構26を制御して、穴あけ位置にある遮断板6を乾燥位置まで下降させる。
これにより、ウエハWの表面と対向面15との間に、ウエハWの中心部から周縁部に向かう窒素ガスの気流が形成され、ウエハWの表面と対向面15との間が窒素ガスで充満される。なお、乾燥位置は、遮断板6の対向面15と、スピンチャック3に保持されているウエハWの上面との間隔がたとえば0.5〜2.5mm程度になるような高さ位置である。換言すると、遮断板6の乾燥位置は、遮断板6の対向面15がスピンチャック3に保持されたウエハWの上面に微小な間隔を隔てて近接する位置である。
また、制御装置30は、スピンモータ7を制御して、ウエハWの回転数を所定の高回転数(第2回転速度。たとえば1500rpm)まで加速させる。これにより、ウエハW上のDIWの液膜40が振り切られて除去される(ステップS7:乾燥処理)。さらにまた、乾燥処理時には、制御装置30は、遮断板6をウエハWの回転に同期して、ウエハWの回転方向と同方向に回転される。そのため、スピンチャック3に保持されているウエハWの上面付近の雰囲気がその周囲から遮断され、ウエハWの上面と遮断板6との間に安定気流が形成される。
そして、ウエハWの高回転数での回転が所定時間にわたって続けられると、制御装置30はスピンモータ7を制御してウエハWの回転を停止するとともに、乾燥用ガスバルブ24を閉じる。また、制御装置30はアーム昇降機構26を駆動して、遮断板6を、スピンチャック3の上方に大きく離間した位置まで上昇させる。これにより、1枚のウエハWに対する洗浄処理が終了し、搬送ロボットによって、処理済みのウエハWが処理室2から搬出される(ステップS8)。
以上により、基板処理装置1において実施される処理例1によれば、ステップS5の穴あけ工程において、DIWの吐出が停止され、スピンチャック3に保持されているウエハWが低回転数で回転されるとともに、ガス吐出口22から小流量の窒素ガスが吐出される。このとき、ウエハWの回転による遠心力、およびウエハWの上面中心部への窒素ガスの吹き付けによって、ウエハWの上面中心部に穴50が形成される。その後、ウエハWの上面中心部への窒素ガスの吐出流量が小流量から大流量に上げられることにより、穴50が拡大される。次いで、ウエハWの回転数が高回転数まで上げられることにより、ウエハWの回転による遠心力によってウエハWの上面のDIWの液膜40が振り切られ、これによりウエハWが乾燥される。
また、この処理例1では、穴あけのためにガス吐出口22から吐出される窒素ガスが小流量であるので、窒素ガスがDIWの液膜40に吹き付けられたときに、DIWの微小液滴の跳ね上がりをほとんど生じない。そのため、ステップS5の穴あけ工程において、DIW液膜除去後のウエハWの上面中心部に、DIWの微小液滴が捕獲されるのを防止することができる。これにより、ウエハWの上面中心部における乾燥不良の発生を抑制または防止することができる。
また、液供給管17の液吐出口18からDIWが吐出される。液吐出口18およびガス吐出口22の双方がウエハWの上面中心部に対向して集約して配置されている。この場合、仮に、ガス供給管21のガス吐出口22がスピンチャック3に対し液吐出口18よりも離れた位置(上方位置)にあるか、あるいは液吐出口18と同程度の高さ位置にあれば、液吐出口18のすぐ側方を、大流量の窒素ガスが流通することが考えられる。
しかしながら、液供給管17からのDIW吐出の停止時には、液供給管17の液吐出口18近くの内壁に処理液が残留していることがある。この場合、液供給管17内に残留している処理液が、液吐出口18のすぐ側方を流通する大流量の窒素ガスの流れに引っ張られて(アスピレートされて)、窒素ガスにDIWの液滴が混入するおそれがある。ガス吐出口22から大流量の窒素ガスが吐出される場合としてステップS6の穴拡大工程が考えられるが、このような穴拡大工程で窒素ガスに処理液の液滴が混入すると、DIW液膜除去後のウエハWの上面中心部にDIWの液滴が捕獲される結果、ウエハWの上面中心部に乾燥不良が発生するおそれがある。
これに対し、処理例1では、ガス吐出口22が液吐出口18よりもスピンチャック3に近づけて配置されている。したがって、液吐出口18の側方を窒素ガスが流通しないので、ガス吐出口22から吐出される窒素ガスに、液供給管17内に残留しているDIWの液滴が混入するおそれがない。これにより、ウエハWの上面中心部における乾燥不良の発生をより一層抑制することができる。
また、ステップS5の穴あけ工程およびステップS6の穴拡大工程において、ガス吐出口22がウエハWの上面に近づけられる。そのため、ガス吐出口22からの窒素ガスを、ウエハWの上面中心部に精度良く当てることができる。これにより、ウエハWの上面中心部における乾燥不良をより一層抑制することができる。
図7は、第2処理例のリンス処理工程から乾燥工程に至る各工程における制御装置30による制御内容を説明するためのタイムチャートである。
処理例2では処理例1と同様、薬液処理工程(図4に示すステップS2)、リンス処理工程(図4に示すステップS3)、液盛り工程(図4に示すステップS4)、穴あけ工程(図4に示すステップS5)、穴拡大工程(図4に示すステップS6)および乾燥工程(図4に示すステップS7)の各処理が、この順に実行される。
処理例2が処理例1と相違する点は、ステップS6の穴拡大工程において、その開始時からウエハWが穴拡大回転数(第3回転速度)で回転されている点であり、それ以外の点については、処理例1と同様である。この場合、穴拡大工程の開始からウエハW上のDIWの液膜40にウエハWの回転による遠心力が作用するので、穴50を早期に拡大させることができる。これにより、穴50を良好に拡大させることができる。
図8は、本発明の他の実施形態に係る基板処理装置101のノズルユニット104の構成を模式的に示す図である。
この図8の実施形態において、図1〜図7の実施形態に示された各部に対応する部分には、図1〜図7と同一の参照符号を付して示し、説明を省略する。
図1〜図7に示す基板処理装置1では、リンス処理工程(ステップS3)、液盛り工程(ステップS4)、穴あけ工程(ステップS5)および穴拡大工程(ステップS6)の各処理におけるDIWの供給および窒素ガスの供給を、それぞれ遮断板6の対向面15に開口する管挿通路32に挿通された液供給管17およびガス供給管21を用いて行った。これに対し、基板処理装置101は、遮断板6とは別にそれぞれ設けられる処理液ノズル102および乾燥用ガスノズル103を有するノズルユニット104を備え、これら処理液ノズル102および乾燥用ガスノズル103を用いて、前記の各工程(ステップS3〜ステップS6)におけるDIWの供給および窒素ガスの供給を行う。
処理液ノズル102は、液流通配管105と、液流通配管105の下端に形成され、液流通配管105を流通する処理液の一例としてのDIWを下方に向けて吐出する液吐出口(処理液吐出口)106とを有している。乾燥用ガスノズル103は、ガス流通配管107と、ガス流通配管107の下端に形成され、ガス流通配管107を流通する乾燥用ガスの一例としての窒素ガスを下方に向けて吐出するガス吐出口(乾燥用ガス吐出口)108を有している。液流通配管105およびガス流通配管107はそれぞれ鉛直姿勢をなすように設けられている。
ノズルユニット104は、処理液ノズル102および乾燥用ガスノズル103を直接支持するホルダ109を備えている。ホルダ109には、ホルダ109を移動させるための移動機構(乾燥用ガスノズル昇降手段)110が結合されている。また、液流通配管105には、リンス液供給管19(図1参照)と同様のリンス液供給管(図示しない)が接続されており、リンス液供給管には、リンス液バルブ20(図1参照)と同様のリンス液バルブ(図示しない)が介装されている。
ガス流通配管107には、乾燥用ガス供給管23(図1参照)と同様の乾燥用ガス供給管(図示しない)が接続されており、乾燥用ガス供給管には、乾燥用ガスバルブ24と同様の乾燥用ガスバルブ(図示しない)、および流量調節バルブ31と同様の流量調節バルブ(図示しない)が介装されている。これらのバルブおよび移動機構110が制御装置30に、制御対象として接続されている。
制御装置30は、移動機構110を制御して、液吐出口106およびガス吐出口108を、スピンチャック3に保持されているウエハWの回転中心に対向するように、ノズルユニット104を配置する。そして、その状態で、前述の処理例1や処理例2の処理と同様の処理を、ウエハWの上面に対して施す。この場合、移動機構110を制御して、支持部109(ノズルユニット104全体)を昇降させることにより、液吐出口106およびガス吐出口108の高さ位置を、リンス処理工程(図4に示すステップS3)、液盛り工程(図4に示すステップS4)、穴あけ工程(図4に示すステップS5)および穴拡大工程(図4に示すステップS6)の各処理に応じた高さ位置とすることができる。
以上、本発明の2つの実施形態について説明したが、本発明は他の形態でも実施するこができる。
また、処理液を用いた液処理として、リンス処理を例示し、このリンス処理におけるリンス液としてDIWを用いる場合を例に挙げて説明した。しかしながら、リンス液は、DIWに限らず、炭酸水、電解イオン水、オゾン水、還元水(水素水)、磁気水、などをリンス液として採用することもできる。
乾燥用ガスの一例として窒素ガスを挙げたが、清浄空気やその他の不活性ガスを乾燥用ガスとして用いることができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1,101 基板処理装置
3 スピンチャック(基板保持手段)
6 遮断板(基板対向部材)
7 スピンモータ(回転手段)
15 対向面
17 液供給管(処理液ノズル)
18 液吐出口(処理液吐出口)
21 ガス供給管(乾燥用ガスノズル)
22 ガス吐出口(乾燥用ガス吐出口)
26 アーム昇降機構(乾燥用ガスノズル昇降手段)
30 制御装置(制御手段)
32 管挿通路(開口部)
40 DIWの液膜(処理液の液膜)
50 穴(液膜除去領域)
102 処理液ノズル
103 乾燥用ガスノズル
106 液吐出口(処理液吐出口)
108 ガス吐出口(乾燥用ガス吐出口)
110 移動機構(乾燥用ガスノズル昇降手段)
C 回転軸線(鉛直軸線)
W ウエハ(基板)

Claims (7)

  1. 基板を水平姿勢に保持するための基板保持手段と、
    前記基板保持手段に保持されている基板を、所定の鉛直軸線まわりに回転させるための回転手段と、
    前記基板保持手段に保持されている基板の上面に対向する処理液吐出口を有し、前記処理液吐出口から当該基板の上面に向けて処理液を吐出するための処理液ノズルと、
    前記基板保持手段に保持されている基板の上面に対向し、前記処理液吐出口よりも前記基板保持手段に近づけて配置された乾燥用ガス吐出口を有し、前記乾燥用ガス吐出口から当該基板の上面に向けて乾燥用ガスを吐出するための乾燥用ガスノズルと、
    前記基板保持手段に保持されている基板の上面に前記処理液吐出口から処理液を吐出することにより、当該基板の上面を覆う処理液の液膜を形成させ、前記処理液吐出口からの処理液の吐出を停止し、前記回転手段を制御して、前記基板保持手段に保持されている基板を第1回転速度で回転させるとともに、前記基板保持手段に保持されている基板の上面に前記乾燥用ガス吐出口から第1流量の乾燥用ガスを吐出することにより、当該基板の上面中心部に、処理液の液膜が除去された液膜除去領域を形成させ、前記乾燥用ガス吐出口から前記第1流量よりも多い第2流量の乾燥用ガスを吐出することにより、前記液膜除去領域を拡大させ、前記回転手段を制御して、前記基板保持手段に保持されている基板を前記第1回転速度よりも大きい第2回転速度で回転させる制御手段とを含む、基板処理装置。
  2. 前記基板保持手段に保持されている基板の上面に対向する対向面、および前記対向面に開口する開口部を有する基板対向部材をさらに含み、
    前記処理液ノズルおよび前記乾燥用ガスノズルは、前記開口部に挿通されて設けられている、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記液膜除去領域を拡大させる際に、前記回転手段を制御して、当該液膜除去領域の拡大開始時には前記基板保持手段に保持されている基板を前記第1回転速度で回転させ、当該液膜除去領域の拡大の進行に伴って、当該基板の回転速度を当該第1回転速度より大きくかつ前記第2回転速度よりも小さい第3回転速度にまで増大させる、請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記液膜除去領域を拡大させる際に、前記回転手段を制御して、前記基板保持手段に保持されている基板を前記第1回転速度より大きくかつ前記第2回転速度よりも小さい第3回転速度で回転させる、請求項1または2記載の基板処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記液膜の形成に先立って、前記基板保持手段に保持されている基板の上面に前記処理液吐出口から処理液を吐出するとともに、前記回転手段を制御して、前記基板を前記第1回転速度よりも大きくかつ前記第2回転速度よりも小さい液処理回転速度で回転させる液処理工程を実行し、前記液処理工程の後に連続して前記液膜の形成を実行する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  6. 前記乾燥用ガスノズルを昇降させる乾燥用ガスノズル昇降手段をさらに含み、
    前記制御手段は、前記乾燥用ガスノズル昇降手段を制御して、前記液膜除去領域を形成させる際における前記乾燥用ガス吐出口を、前記液膜を形成させる際における前記乾燥用ガス吐出口の配置位置よりも前記基板保持手段に近づけて配置する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  7. 基板保持手段によって水平姿勢に保持されている基板の上面に向けて、処理液ノズルの処理液吐出口から処理液を吐出することにより、基板の上面を覆う処理液の液膜を形成させる液膜形成工程と、
    前記液膜形成工程の後実行され、前記処理液吐出口からの処理液の吐出を停止し、前記処理液吐出口よりも前記基板保持手段に近づけて配置された乾燥用ガスノズルの乾燥用ガス吐出口から第1流量の乾燥用ガスを吐出するとともに、回転手段により、前記基板保持手段に保持されている基板を第1回転速度で回転させることにより、基板の上面に、処理液の液膜が除去された液膜除去領域を形成させる液膜除去領域形成工程と、
    前記液膜除去領域形成工程の後実行され、前記回転手段により、前記基板保持手段に保持されている基板を、前記第1回転速度と同じかあるいはそれ以上の回転速度で回転させるとともに、前記乾燥用ガス吐出口から前記第1流量よりも多い第2流量の乾燥用ガスを吐出することにより、前記液膜除去領域を拡大させる液膜除去拡大工程と、
    前記液膜除去領域形成工程の後実行され、前記回転手段により、前記基板保持手段に保持されている基板を前記第1回転速度よりも大きい第2回転速度で回転させる乾燥工程とを含む、基板処理方法。
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