JP4247890B2 - 塗布ノズル及び塗布装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被処理基板上に液体を塗布して塗布膜を形成するための長尺型の塗布ノズルおよび塗布装置に関する。
従来より、LCDや半導体デバイス等の製造プロセスにおけるフォトリソグラフィー工程では、被処理基板(ガラス基板、半導体ウエハ等)上にレジスト液を塗布するために用いるレジストノズルの一形式として、たとえば特許文献1に開示されるようなスリット状の吐出口を有する長尺型のレジストノズルが知られている。
このような長尺型のノズルを用いるレジスト塗布装置では、図13に示すように、載置台または保持板(図示せず)上に水平に載置される基板Gと長尺型レジストノズル100の下端面の吐出口との間に数百μm以下の微小ギャップを設定し、基板G上方でレジストノズル100を走査方向(一般にノズル長手方向と直交する水平方向)に移動させながら基板G上にレジスト液を吐出させる。その際、基板G上に吐出されたレジスト液がぬれ(wet)現象によりレジストノズル100の背面下部100aに付着して高さ方向に広がり(盛り上がり)、ノズル長手方向に延びる凸面状のメニスカスが形成される。このメニスカスの形状はレジスト液の表面張力および粘度やノズル吐出部ないし背面部の形状等によって決まり、定常状態ではメニスカスの頂上位置が或る一定の高さの水平ラインつまりウエットラインWLで安定する。このウエットラインWLの高さ位置が一定である限り、基板G上には一定の膜厚でレジスト液の塗布膜が形成される。
特開平8−138991
上記のような長尺型のレジストノズル100を用いるレジスト塗布装置では、塗布処理中にレジストノズル100の背面下部にぬれ現象で付着するレジスト液の頂上ラインまたはウエットラインWLが基板上のレジスト塗布膜のプロファイルに関係し、ウエットラインWLが一定の高さ位置で水平または一直線に保たれている限り基板上には一定の膜厚でレジスト塗布膜が形成される。しかしながら、従来のこの種のレジスト塗布装置においては、ウエットラインWLの高さ位置が不定ないし不安定であるため膜厚管理が難しいという問題や、ウエットラインWLが安定化する高さ位置付近でレジストノズル100の背面100aに表面状態の不良な箇所があると、たとえば汚れていたりパーティクルが付着している箇所があると、図13に示すようにその不良箇所102に対応する基板G上の位置で走査方向に延びる筋状の塗布ムラ104が生じるという問題があった。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、被処理基板上に膜厚が一定で塗布ムラのない塗布膜を形成できるようにした長尺型の塗布ノズルおよび塗布装置を提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、一定の高さ位置に安定なウエットラインを形成できるようにした長尺型の塗布ノズルを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の観点における塗布ノズルは、ほぼ水平に配置される被処理基板に対して所望の微小なギャップを隔てて所定の走査方向に相対的に水平移動して前記基板上に塗布液を塗布するための塗布ノズルであって、前記塗布液を吐出するための吐出口が形成された下端面と、前記吐出口の走査方向の後方側で前記下端面から上方に延び、塗布処理中に前記吐出口より前記基板上に吐出された塗布液で部分的にぬれる背面とを有する長尺状のノズル本体を具備し、前記ノズル本体の背面の途中に所望のウエットラインを規定する物理的な境界部を設け、塗布処理中に前記ノズル本体の背面をぬらす前記塗布液の定常的な頂上位置を前記境界部の位置に合わせる。
上記構成の塗布ノズルにおいては、塗布処理中にノズル本体の背面にぬれ現象により付着して高さ方向に延びる塗布液の定常的な頂上位置をノズル本体背面の途中に設けた物理的な境界部の位置に合わせることにより、ウエットラインを一義的に形成ないし固定する。これによって、塗布膜の膜厚を一定に管理することが可能となり、筋状の塗布ムラを防止することもできる。
本発明の第2の観点における塗布ノズルは、ほぼ水平に配置される被処理基板に対して所望の微小なギャップを隔てて所定の走査方向に相対的に水平移動して前記基板上に塗布液を塗布するための塗布ノズルであって、前記塗布液を吐出するための吐出口が形成された下端面と、前記吐出口の走査方向の後方側で前記下端面から上方に延び、塗布処理中に前記吐出口より前記基板上に吐出された塗布液で部分的にぬれる背面とを有する長尺状のノズル本体を具備し、塗布処理中に前記ノズル本体の背面をぬらす前記塗布液の定常的な頂上位置を所望のウエットラインに揃えるための段差部を前記ノズル本体の背面に設け、前記ノズル本体の背面の段差部が、前記ノズル本体の下端面の一端から一定の高さ位置まで実質的に走査方向の後方を向いて上方に延びる第1の背面部と、前記第1の背面部の上端から実質的に下方を向いて走査方向の後方に延びる第2の背面部と、前記第2の背面部の突出端から実質的に走査方向の後方を向いて上方に延びる第3の背面部とで形成され、前記第2の背面部で前記ウエットラインを規定する。
上記第2の観点の塗布ノズルにおいては、塗布処理中にノズル本体の背面にぬれ現象により付着して高さ方向に延びる塗布液の定常的な頂上位置をノズル本体背面に設けた上記構成の段差部で抑え付ける形で揃えることにより、ウエットラインを一義的に形成ないし固定する。これによって、塗布膜の膜厚を一定に管理することが可能となり、筋状の塗布ムラを防止することもできる。
本発明の好適な一態様によれば、上記塗布ノズルにおいて、第3の背面部の下端が、前記第1の背面部の上端とほぼ同じ高さの位置かまたはそれよりも低い位置に設定される。
本発明の第3の観点における塗布ノズルは、ほぼ水平に配置される被処理基板に対して所望の微小なギャップを隔てて所定の走査方向に相対的に水平移動して前記基板上に塗布液を塗布するための塗布ノズルであって、前記塗布液を吐出するための吐出口が形成された下端面と、前記吐出口の走査方向の後方側で前記下端面から上方に延び、塗布処理中に前記吐出口より前記基板上に吐出された塗布液で部分的にぬれる背面とを有する長尺状のノズル本体を具備し、塗布処理中に前記ノズル本体の背面をぬらす前記塗布液の定常的な頂上位置を所望のウエットラインに揃えるための段差部を前記ノズル本体の背面に設け、前記ノズル本体の背面の段差部が、前記ノズル本体の下端面の一端から一定の高さ位置まで実質的に走査方向の後方を向いて上方に延びる第1の背面部と、前記第1の背面部の上端から実質的に上方を向いて走査方向の前方に延びる第2の背面部と、前記第2の背面部の走査方向前方側の端から実質的に走査方向の後方を向いて上方に延びる第3の背面部とで形成され、前記第1の背面部と前記第2の背面部との間に形成される角部で前記ウエットラインを規定する。
上記第3の観点の塗布ノズルにおいては、塗布処理中にノズル本体の背面にぬれ現象により付着して高さ方向に延びる塗布液の定常的な頂上位置をノズル本体背面に設けた上記構成の段差部で強制的に断ち切る形で揃えることにより、ウエットラインを一義的に形成ないし固定する。これによって、塗布膜の膜厚を一定に管理することが可能となり、筋状の塗布ムラを防止することもできる。
本発明の好適な一態様によれば、上記塗布ノズルにおいて、第3の背面部の下端が第1の背面部の上端とほぼ同じ高さの位置かまたはそれよりも低い位置に設定される構成、第1の背面部が平坦な面に形成される構成、および/または第1の背面部がノズル本体の下端面の一端から水平面に対して鋭角で上方に延びる構成が採られる。
本発明の第4の観点における塗布ノズルは、ほぼ水平に配置される被処理基板に対して所望の微小なギャップを隔てて所定の走査方向に相対的に水平移動して前記基板上に塗布液を塗布するための塗布ノズルであって、前記塗布液を吐出するための吐出口が形成された下端面と、前記吐出口の走査方向の後方側で前記下端面から上方に延び、塗布処理中に前記吐出口より前記基板上に吐出された塗布液で部分的にぬれる背面とを有する長尺状のノズル本体を具備し、塗布処理中に前記ノズル本体の背面をぬらす前記塗布液の定常的な頂上位置を所望のウエットラインに揃えるための境界部を前記ノズル本体の背面に設け、前記ノズル本体の背面の境界部が、表面状態の違いにより上下に2分割される上部背面部と下部背面部との境界によって形成され、前記境界で前記ウエットラインを規定する。
上記第4の観点の塗布ノズルにおいては、塗布処理中にノズル本体の背面にぬれ現象により付着して高さ方向に延びる塗布液の定常的な頂上位置をノズル本体背面に設けた上記構成の境界部で液の上方への広がりを制止する形で揃えることにより、ウエットラインを一義的に形成ないし固定する。これによって、塗布膜の膜厚を一定に管理することが可能となり、筋状の塗布ムラを防止することもできる。
本発明の好適な一態様によれば、上記塗布ノズルにおいて、下部背面部が塗布液に対して親水性の表面を有し、上部背面部が塗布液に対して疎水性の表面を有する構成、あるいは下部背面部がざらざらした表面を有し、上部背面部がすべすべした表面を有する構成、および/または下部背面部がノズル本体の下端面の一端から第1の高さ位置まで斜め上方に延び、上部背面部が第1の高さ位置から第2の高さ位置まで斜め上方に延びる構成が採られる。
また、本発明の塗布ノズルにおいては、前記ノズル本体の背面の前記境界部または段差部が、一定の高さ位置で前記ノズル本体の長手方向に直線状に延在している構成が好適に採られる。
本発明の塗布装置は、本発明の塗布ノズルと、前記塗布ノズルに塗布液を供給する塗布液供給部と、被処理基板をほぼ水平に支持する基板支持部と、前記基板支持部に支持される前記基板に対して所望の微小なギャップを隔てて前記塗布ノズルを支持するノズル支持部と、前記塗布ノズルが前記ギャップを維持したまま前記基板上を所定の走査方向に相対的に水平移動するように前記基板支持部と前記ノズル支持部との間で相対的な水平移動を行わせる走査部とを有する。
本発明の塗布装置においては、本発明の塗布ノズルを用いることにより、ウエットラインを一定の高さ位置に安定化ないし固定し、塗布膜の膜厚および膜質管理の向上をはかることができる。
本発明の好適な一態様によれば、上記塗布装置において、境界部または段差部に向けて洗浄液を噴きつけて境界部または段差部付近の付着物を洗い落とすための洗浄ノズルを更に有する構成、あるいは洗浄液をしみ込ませたパッドを押し当てながらノズルの長手方向に移動させることによってノズル部の汚れを拭き取るノズル洗浄機構を更に有する構成、および/またはノズルの一端から他端までスキャン撮像し、ノズルの塗布液による汚れ又はパーティクルの付着の有無を画像処理によって検査する検査手段を更に有する構成が採られる。
本発明の塗布ノズルによれば、上記のような構成と作用により、一定の高さ位置に安定なウエットラインを形成することが可能であり、被処理基板上に膜厚が一定で塗布ムラのない塗布膜を形成することができる。
本発明の塗布装置によれば、上記のような構成と作用により、被処理基板上に膜厚が一定で塗布ムラのない塗布膜を形成することができる。
以下、図1〜図12を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。
図1に、本発明の塗布ノズルおよび塗布装置を適用できる一構成例としての塗布現像処理システムを示す。この塗布現像処理システム10は、クリーンルーム内に設置され、たとえばLCD基板を被処理基板とし、LCD製造プロセスにおいてフォトリソグラフィー工程の中の洗浄、レジスト塗布、プリベーク、現像およびポストベーク等の一連の処理を行うものである。露光処理は、この処理システムに隣接して設置される外部の露光装置12で行われる。
この塗布現像処理システム10は、中心部に横長のプロセスステーション(P/S)16を配置し、その長手方向(X方向)両端部にカセットステーション(C/S)14とインタフェースステーション(I/F)18とを配置している。
カセットステーション(C/S)14は、システム10のカセット搬入出ポートであり、角型のガラス基板Gを多段に積み重ねるようにして複数枚収容可能なカセットCを水平方向たとえばY方向に4個まで並べて載置可能なカセットステージ20と、このステージ20上のカセットCに対して基板Gの出し入れを行う搬送機構22とを備えている。搬送機構22は、基板Gを保持できる手段たとえば搬送アーム22aを有し、X,Y,Z,θの4軸で動作可能であり、隣接するプロセスステーション(P/S)16側と基板Gの受け渡しを行えるようになっている。
プロセスステーション(P/S)16は、システム長手方向(X方向)に延在する平行かつ逆向きの一対のラインA,Bに各処理部をプロセスフローまたは工程の順に配置している。より詳細には、カセットステーション(C/S)14側からインタフェースステーション(I/F)18側へ向う上流部のプロセスラインAには、洗浄プロセス部24と、第1の熱的処理部26と、塗布プロセス部28と、第2の熱的処理部30とを横一列に配置している。一方、インタフェースステーション(I/F)18側からカセットステーション(C/S)14側へ向う下流部のプロセスラインBには、第2の熱的処理部30と、現像プロセス部32と、脱色プロセス部34と、第3の熱的処理部36とを横一列に配置している。このライン形態では、第2の熱的処理部30が、上流側のプロセスラインAの最後尾に位置するとともに下流側のプロセスラインBの先頭に位置しており、両ラインA,B間に跨っている。
両プロセスラインA,Bの間には補助搬送空間38が設けられており、基板Gを1枚単位で水平に載置可能なシャトル40が図示しない駆動機構によってライン方向(X方向)で双方向に移動できるようになっている。
上流部のプロセスラインAにおいて、洗浄プロセス部24は、スクラバ洗浄ユニット(SCR)42を含んでおり、このスクラバ洗浄ユニット(SCR)42内のカセットステーション(C/S)10と隣接する場所にエキシマUV照射ユニット(e−UV)41を配置している。スクラバ洗浄ユニット(SCR)42内の洗浄部は、基板Gをコロ搬送またはベルト搬送により水平姿勢でラインA方向に搬送しながら基板Gの上面(被処理面)にブラッシング洗浄やブロー洗浄を施すようになっている。
洗浄プロセス部24の下流側に隣接する第1の熱的処理部26は、プロセスラインAに沿って中心部に縦型の搬送機構46を設け、その前後両側に複数の枚葉式オーブンユニットを基板受け渡し用のパスユニットと一緒に多段に積層配置してなる多段ユニット部またはオーブンタワー(TB)44,48を設けている。
たとえば、図2に示すように、上流側のオーブンタワー(TB)44には、基板搬入用のパスユニット(PASSL)50、脱水ベーク用の加熱ユニット(DHP)52,54およびアドヒージョンユニット(AD)56が下から順に積み重ねられる。ここで、パスユニット(PASSL)50は、スクラバ洗浄ユニット(SCR)42からの洗浄処理の済んだ基板Gを第1の熱的処理部26内に搬入するためのスペースを提供する。下流側のオーブンタワー(TB)48には、基板搬出用のパスユニット(PASSR)60、基板温度調整用の冷却ユニット(COL)62,64およびアドヒージョンユニット(AD)66が下から順に積み重ねられる。ここで、パスユニット(PASSR)60は、第1の熱的処理部26で所要の熱処理の済んだ基板Gを下流側の塗布プロセス部28へ搬出するためのスペースを提供する
図2において、搬送機構46は、鉛直方向に延在するガイドレール68に沿って昇降移動可能な昇降搬送体70と、この昇降搬送体70上でθ方向に回転または旋回可能な旋回搬送体72と、この旋回搬送体72上で基板Gを支持しながら前後方向に進退または伸縮可能な搬送アームまたはピンセット74とを有している。昇降搬送体70を昇降駆動するための駆動部76が垂直ガイドレール68の基端側に設けられ、旋回搬送体72を旋回駆動するための駆動部78が昇降搬送体70に取り付けられ、搬送アーム74を進退駆動するための駆動部80が回転搬送体72に取り付けられている。各駆動部76,78,80はたとえば電気モータ等で構成されてよい。
上記のように構成された搬送機構46は、高速に昇降ないし旋回運動して両隣のオーブンタワー(TB)44,48の中の任意のユニットにアクセス可能であり、補助搬送空間38側のシャトル40とも基板Gを受け渡しできるようになっている。
第1の熱的処理部26の下流側に隣接する塗布プロセス部28は、図1に示すように、レジスト塗布ユニット(CT)82と減圧乾燥ユニット(VD)84とをプロセスラインAに沿って一列に配置している。塗布プロセス部28内の構成は後に詳細に説明する。
塗布プロセス部28の下流側に隣接する第2の熱的処理部30は、上記第1の熱的処理部26と同様の構成を有しており、両プロセスラインA,Bの間に縦型の搬送機構90を設け、プロセスラインA側(最後尾)に一方のオーブンタワー(TB)88を設け、プロセスラインB側(先頭)に他方のオーブンタワー(TB)92を設けている。
図示省略するが、たとえば、プロセスラインA側のオーブンタワー(TB)88には、最下段に基板搬入用のパスユニット(PASSL)が配置され、その上にプリベーク用の加熱ユニット(PREBAKE)がたとえば3段積みに重ねられてよい。また、プロセスラインB側のオーブンタワー(TB)92には、最下段に基板搬出用のパスユニット(PASSR)が配置され、その上に基板温度調整用の冷却ユニット(COL)がたとえば1段重ねられ、その上にプリベーク用の加熱ユニット(PREBAKE)がたとえば2段積みに重ねられてよい。
第2の熱的処理部30における搬送機構90は、両オーブンタワー(TB)88,92のそれぞれのパスユニット(PASSL),(PASSR)を介して塗布プロセス部28および現像プロセス部32と基板Gを1枚単位で受け渡しできるだけでなく、補助搬送空間38内のシャトル40や後述するインタフェースステーション(I/F)18とも基板Gを1枚単位で受け渡しできるようになっている。
下流部のプロセスラインBにおいて、現像プロセス部32は、基板Gを水平姿勢で搬送しながら一連の現像処理工程を行う、いわゆる平流し方式の現像ユニット(DEV)94を含んでいる。
現像プロセス部32の下流側には脱色プロセス部34を挟んで第3の熱的処理部36が配置される。脱色プロセス部34は、基板Gの被処理面にi線(波長365nm)を照射して脱色処理を行うためのi線UV照射ユニット(i−UV)96を備えている。
第3の熱的処理部36は、上記第1の熱的処理部26や第2の熱的処理部30と同様の構成を有しており、プロセスラインBに沿って縦型の搬送機構100とその前後両側に一対のオーブンタワー(TB)98,102を設けている。
図示省略するが、たとえば、上流側のオーブンタワー(TB)98には、最下段に基板搬入用のパスユニット(PASSL)が置かれ、その上にポストベーキング用の加熱ユニット(POBAKE)がたとえば3段積みに重ねられてよい。また、下流側のオーブンタワー(TB)102には、最下段にポストベーキング・ユニット(POBAKE)が置かれ、その上に基板搬出および冷却用のパス・クーリングユニット(PASSR・COL)が1段重ねられ、その上にポストベーキング用の加熱ユニット(POBAKE)が2段積みに重ねられてよい。
第3の熱的処理部36における搬送機構100は、両多段ユニット部(TB)98,102のパスユニット(PASSL)およびパス・クーリングユニット(PASSR・COL)を介してそれぞれi線UV照射ユニット(i−UV)96およびカセットステーション(C/S)14と基板Gを1枚単位で受け渡しできるだけでなく、補助搬送空間38内のシャトル40とも基板Gを1枚単位で受け渡しできるようになっている。
インタフェースステーション(I/F)18は、隣接する露光装置12と基板Gのやりとりを行うための搬送装置104を有し、その周囲にバッファ・ステージ(BUF)106、エクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)108および周辺装置110を配置している。バッファ・ステージ(BUF)106には定置型のバッファカセット(図示せず)が置かれる。エクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)108は、冷却機能を備えた基板受け渡し用のステージであり、プロセスステーション(P/S)16側と基板Gをやりとりする際に用いられる。周辺装置110は、たとえばタイトラー(TITLER)と周辺露光装置(EE)とを上下に積み重ねた構成であってよい。搬送装置104は、基板Gを保持できる手段たとえば搬送アーム104aを有し、隣接する露光装置12や各ユニット(BUF)106、(EXT・COL)108、(TITLER/EE)110と基板Gの受け渡しを行えるようになっている。
図3に、この塗布現像処理システムにおける処理の手順を示す。先ず、カセットステーション(C/S)14において、搬送機構22が、ステージ20上のいずれかのカセットCの中から1つの基板Gを取り出し、プロセスステーション(P/S)16の洗浄プロセス部24のエキシマUV照射ユニット(e−UV)41に搬入する(ステップS1)。
エキシマUV照射ユニット(e−UV)41内で基板Gは紫外線照射による乾式洗浄を施される(ステップS2)。この紫外線洗浄では主として基板表面の有機物が除去される。紫外線洗浄の終了後に、基板Gは、カセットステーション(C/S)14の搬送機構22によって洗浄プロセス部24のスクラバ洗浄ユニット(SCR)42へ移される。
スクラバ洗浄ユニット(SCR)42では、上記したように基板Gをコロ搬送またはベルト搬送により水平姿勢でプロセスラインA方向に平流しで搬送しながら基板Gの上面(被処理面)にブラッシング洗浄やブロー洗浄を施すことにより、基板表面から粒子状の汚れを除去する(ステップS3)。そして、洗浄後も基板Gを平流しで搬送しながらリンス処理を施し、最後にエアーナイフ等を用いて基板Gを乾燥させる。
スクラバ洗浄ユニット(SCR)42内で洗浄処理の済んだ基板Gは、第1の熱的処理部26の上流側オーブンタワー(TB)44内のパスユニット(PASSL)50に平流しで搬入される。
第1の熱的処理部26において、基板Gは搬送機構46により所定のシーケンスで所定のオーブンユニットに順次移送される。たとえば、基板Gは、最初にパスユニット(PASSL)50から加熱ユニット(DHP)52,54の1つに移され、そこで脱水処理を受ける(ステップS4)。次に、基板Gは、冷却ユニット(COL)62,64の1つに移され、そこで一定の基板温度まで冷却される(ステップS5)。しかる後、基板Gはアドヒージョンユニット(AD)56に移され、そこで疎水化処理を受ける(ステップS6)。この疎水化処理の終了後に、基板Gは冷却ユニット(COL)62,64の1つで一定の基板温度まで冷却される(ステップS7)。最後に、基板Gは下流側オーブンタワー(TB)48内のパスユニット(PASSR)60に移される。
このように、第1の熱的処理部26内では、基板Gが、搬送機構46を介して上流側の多段オーブンタワー(TB)44と下流側のオーブンタワー(TB)48との間で任意に行き来できるようになっている。なお、第2および第3の熱的処理部30,36でも同様の基板搬送動作が行なわれる。
第1の熱的処理部26で上記のような一連の熱的または熱系の処理を受けた基板Gは、下流側オーブンタワー(TB)48内のパスユニット(PASSR)60から下流側隣の塗布プロセス部28の搬入ユニット(IN)81へ移され、搬入ユニット(IN)81からレジスト塗布ユニット(CT)82へ移される。
レジスト塗布ユニット(CT)82において、基板Gは、後述するようにスリット型のレジストノズルを用いるスピンレス法により基板上面(被処理面)にレジスト液を塗布される。次いで、基板Gは、下流側隣の減圧乾燥ユニット(VD)84で減圧による乾燥処理を受ける(ステップS8)。
上記のようなレジスト塗布処理を受けた基板Gは、減圧乾燥ユニット(VD)84から隣の第2の熱的処理部30の上流側オーブンタワー(TB)88内のパスユニット(PASSL)に搬入される。
第2の熱的処理部30内で、基板Gは、搬送機構90により所定のシーケンスで所定のユニットに順次移送される。たとえば、基板Gは、最初にパスユニット(PASSL)から加熱ユニット(PREBAKE)の1つに移され、そこでプリベーキングの加熱処理を受ける(ステップS9)。次に、基板Gは、冷却ユニット(COL)の1つに移され、そこで一定の基板温度まで冷却される(ステップS10)。しかる後、基板Gは下流側オーブンタワー(TB)92側のパスユニット(PASSR)を経由して、あるいは経由せずにインタフェースステーション(I/F)18側のエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)108へ受け渡される。
インタフェースステーション(I/F)18において、基板Gは、エクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)108から周辺装置110の周辺露光装置(EE)に搬入され、そこで基板Gの周辺部に付着するレジストを現像時に除去するための露光を受けた後に、隣の露光装置12へ送られる(ステップS11)。
露光装置12では基板G上のレジストに所定の回路パターンが露光される。そして、パターン露光を終えた基板Gは、露光装置12からインタフェースステーション(I/F)18に戻されると(ステップS11)、先ず周辺装置110のタイトラー(TITLER)に搬入され、そこで基板上の所定の部位に所定の情報が記される(ステップS12)。しかる後、基板Gはエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)108に戻される。インタフェースステーション(I/F)18における基板Gの搬送および露光装置12との基板Gのやりとりは搬送装置104によって行われる。
プロセスステーション(P/S)16では、第2の熱的処理部30において搬送機構90がエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)108より露光済の基板Gを受け取り、プロセスラインB側のオーブンタワー(TB)92内のパスユニット(PASSR)を介して現像プロセス部32へ受け渡す。
現像プロセス部32では、該オーブンタワー(TB)92内のパスユニット(PASSR)から受け取った基板Gを現像ユニット(DEV)94に搬入する。現像ユニット(DEV)94において基板GはプロセスラインBの下流に向って平流し方式で搬送され、その搬送中に現像、リンス、乾燥の一連の現像処理工程が行われる(ステップS13)。
現像プロセス部32で現像処理を受けた基板Gは下流側隣の脱色プロセス部34へ平流しで搬入され、そこでi線照射による脱色処理を受ける(ステップS14)。脱色処理の済んだ基板Gは、第3の熱的処理部36の上流側オーブンタワー(TB)98内のパスユニット(PASSL)に搬入される。
第3の熱的処理部36において、基板Gは、最初に該パスユニット(PASSL)から加熱ユニット(POBAKE)の1つに移され、そこでポストベーキングの加熱処理を受ける(ステップS15)。次に、基板Gは、下流側オーブンタワー(TB)102内のパスクーリング・ユニット(PASSR・COL)に移され、そこで所定の基板温度に冷却される(ステップS16)。第3の熱的処理部36における基板Gの搬送は搬送機構100によって行われる。
カセットステーション(C/S)14側では、搬送機構22が、第3の熱的処理部36のパスクーリング・ユニット(PASSR・COL)から塗布現像処理の全工程を終えた基板Gを受け取り、受け取った基板Gをステージ20上のいずれかのカセットCに収容する(ステップS1)。
この塗布現像処理システム10においては、塗布プロセス部28、特にレジスト塗布ユニット(CT)82に本発明を適用することができる。以下、図4〜図12を参照して本発明を塗布プロセス部28に適用した一実施形態を説明する。
図4に示すように、塗布プロセス部28は、支持台112の上にレジスト塗布ユニット(CT)82と減圧乾燥ユニット(VD)84とをX方向に(プロセスラインAに沿って)一列に配置している。X方向に延びる一対のガイドレール114,114が支持台112の両端部に平行に敷設され、両ガイドレール114,114に案内されて移動する一組または複数組の搬送アーム116,116により、レジスト塗布ユニット(CT)82から減圧乾燥ユニット(VD)84へ基板Gを転送できるようになっている。さらに、両ガイドレール114,114は、塗布プロセス部28と隣接する上流側および下流側のユニット、つまり第1の熱的処理部26の下流側オーブンタワー(TB)48に属するパスユニット(PASSR)60と、第2の熱的処理部30の上流側オーブンタワー(TB)88に属するパスユニット(PASSL)とに引き込まれ、搬送アーム116,116が両側のパスユニット(PASSR),(PASSL)に出入り可能となっている。かくして、搬送アーム116,116により、オーブンタワー(TB)48のパスユニット(PASSR)から塗布処理前の基板Gをレジスト塗布ユニット(CT)82に搬入し、減圧乾燥ユニット(VD)84からオーブンタワー(TB)88のパスユニット(PASSL)へ塗布処理済みの基板Gを搬出するようになっている。
レジスト塗布ユニット(CT)82は、基板Gを水平に載置して保持するためのステージ118と、このステージ118上に載置される基板Gの上面(被処理面)に長尺型のレジストノズル120を用いてスピンレス法でレジスト液を塗布するための塗布処理部122と、レジストノズル120のレジスト液吐出機能を正常状態に維持またはリフレッシュするためのノズルリフレッシュ部124等を有する。レジスト塗布ユニット(CT)82内の各部の構成および作用は図5〜図12を参照して後に詳述する。
減圧乾燥ユニット(VD)84は、上面が開口しているトレーまたは底浅容器型の下部チャンバ126と、この下部チャンバ126の上面に気密に密着または嵌合可能に構成された蓋状の上部チャンバ(図示せず)とを有している。下部チャンバ126はほぼ四角形で、中心部には基板Gを水平に載置して支持するためのステージ128が配設され、底面の四隅には排気口130が設けられている。各排気口130は排気管(図示せず)を介して真空ポンプ(図示せず)に通じている。下部チャンバ126に上部チャンバを被せた状態で、両チャンバ内の密閉された処理空間を該真空ポンプにより所定の真空度まで減圧できるようになっている。
図5に、レジスト塗布ユニット(CT)82における塗布処理部122の構成を示す。塗布処理部122は、レジストノズル120を含むレジスト液供給部132と、塗布処理時にレジストノズル120をステージ118の上方で矢印方向(X-方向)に水平移動つまり走査させる走査部134とを有する。レジスト液供給部132において、レジストノズル120は、ステージ118上の基板Gを一端から他端までカバーできる長さでY方向に延びる長尺状のノズル本体150を有し、レジスト液供給源(図示せず)からのレジスト液供給管136に接続されている。ノズル本体150の下端面にはノズル長手方向(Y方向)に延びるスリット状の吐出口152が形成されている。走査部134は、レジストノズル120を水平に支持する逆さコ字状の支持体138と、この支持体138をX方向で双方向に直進移動させる走査駆動部140とを有する。この走査駆動部140は、たとえばガイド付きのリニアモータ機構またはボールねじ機構で構成されてよい。支持体138とレジストノズル120とを接続するジョイント部142には、レジストノズル134の高さ位置を変更または調節するためのガイド付きの昇降機構を設けるのが好ましい。レジストノズル120の高さ位置を調節することで、レジストノズル120の下端面または吐出口152とステージ118上の基板Gの上面(被処理面)との間の距離間隔つまりギャップの大きさを任意に設定または調整することができる。
図6および図7に、一実施例によるレジストノズル120の構成を示す。このレジストノズル120のノズル本体150は、たとえばステンレス鋼等の対錆性と加工性に優れた金属からなり、角筒状のバッファ部154と、このバッファ部154から下端面の吐出口152に向ってテーパ状に延びるノズル部156とを有する。バッファ部154の内部に設けられているキャビティ(図示せず)は、レジスト液供給管136より導入したレジスト液をいったん貯留してノズル長手方向の圧力を均一化するためのバッファ室を形成する。ノズル部152の内部には、バッファ部154内のキャビティから下端の吐出口152まで垂直下方に延びるスリット状の流路158が設けられている。
ノズル部156において、走査方向(X-方向)の後方または反対側を向く面つまり背面160にはノズル長手方向に水平または一直線に延びる段差部162が形成されている。この段差部162は、ノズル部156の下端面の後端から一定の高さ位置まで実質的に走査方向の後方を向いて上方に延びる平坦な第1の背面部164と、この第1の背面部164の上端から実質的に下方を向いて走査方向の後方に延びる平坦な第2の背面部166と、この第2の背面部166の突出端から実質的に走査方向の後方を向いて上方に延びる平坦な第3の背面部168とで形成されている。この実施例では、第1の背面部164が水平面に対して鋭角(θ)で上方に延びるとともに、第2の背面部166が第1の背面部164の上端から斜め下方に庇状に延びており、第3の背面部168の下端が第1の背面部164の上端よりも僅かに低い位置に設定されている。なお、ノズル部156の走査方向(X-方向)の前方側を向く面つまり前面170には、上記段差部162に相当するものは設けられていない。
上記のようなノズル背面160における段差部162は、後述するように塗布処理中のウエットラインWLを規定するものであり、使用されるレジスト液の表面張力、粘度、ノズル部156の形状、レジスト塗布膜の膜厚設定値等に応じて適当な高さ位置および段差サイズに設定されてよい。たとえば、第2の背面部166を、ノズル下端から0.2mm〜2.0mmの高さ位置で、0.2mm〜2.0mmの幅(突出量)に設定してよい。
ここで、図5、図7および図8につきこのレジスト塗布ユニット(CT)82における塗布処理部122の作用を説明する。塗布処理部122は、ステージ118上に基板Gが載置されている間に制御部(図示せず)による制御の下で動作する。より詳細には、図5に示すように、ステージ118の上方をX-方向で縦断するようにレジストノズル120を走査部134により一定の速度で走査させながら、レジスト液供給部132においてレジストノズル120のスリット状吐出口152よりY方向に延びるライン状の吐出流でレジスト液Rをステージ118上の基板Gの上面に供給する。その際、図7および図8に示すように、基板G上に吐出されたレジスト液Rがぬれ現象によりレジストノズル120のノズル部156の背面160に付着して高さ方向に広がり(盛り上がり)、その頂上位置は段差部162で安定化ないし固定される。こうして、レジストノズル120のノズル部156の背面160をぬらすレジスト液Rの頂上ラインつまりウエットラインWLが段差部162によって一義的に決まり、これによってウエットラインWLの下流側で基板G上に形成されるレジスト塗布膜RMの膜厚dが所期の値で一定に維持される。また、このように段差部162によって、より詳細には庇状の第2の背面部166によりレジスト液Rの頂部を強制的に抑え付ける形でウエットラインWLを一定の高さ位置で一直線に形成するため、段差部162付近に表面状態の良くない箇所が有ってもウエットラインWLは乱れることなく直線性を維持することができる。したがって、レジスト塗布膜RM上に筋状の塗布ムラを生じるおそれもない。
図9に、ノズルリフレッシュ部124(図4)の一構成例を示す。このノズルリフレッシュ部124は、たとえばレジストノズル120のホームポジションに設置されてよく、レジストノズル120を出し入れするための開口を上面に設けた長尺状の桶型処理室172を有している。この処理室172の中には、室内の所定位置に収容されたレジストノズル120のノズル部156、特に吐出口152ないし背面160の段差部162に向けて洗浄液(たとえばシンナー)を噴き付けるための洗浄ノズル174が配置されている。この洗浄ノズル174は、垂直支持部材176および水平支持部材178を介して洗浄ノズル走査機構180の走査駆動によってノズル長手方向(Y方向)に水平移動し、同方向においてノズル部156の全体または要部の隅々まで洗浄液を当てる。使用済みの洗浄液は処理室172の底に設けられたドレイン口182より廃液部(図示せず)へ送られる。かかるノズル洗浄により、レジストノズル120の吐出口152や段差部162付近に付着していたゴミや固形レジスト等は洗い落とされる。なお、洗浄液供給ラインは洗浄液供給源(図示せず)からの洗浄液供給管184で構成され、たとえば垂直支持部材176を筒状体で構成してその中に洗浄液供給管184を通して洗浄ノズル174に接続してよい。また、洗浄液供給管184の途中にノズル洗浄のオン・オフを制御するための開閉弁186を設けてよい。洗浄ノズル走査機構180は、たとえばガイド付きのボールねじ機構で構成することができる。
さらに、このノズルリフレッシュ部124では、レジストノズル120にレジスト液を吐き出させるダミーディスペンスを行うこともできる。この場合、レジスト液供給管136に設けられた開閉弁188を一定時間オン(開)にする。このダミーディスペンスによって、レジストノズル120内部の詰まりをある程度の確率で除くことができる。
上記のようなノズルリフレッシュ部124におけるノズル洗浄機構は一例である。たとえば、レジストノズル120のノズル部156に洗浄液をしみ込ませたスポンジ状のパッドを押し当てながらノズル長手方向に水平移動させることによってノズル部156の汚れを拭き取る方式のノズル洗浄機構も使用可能である。
また、図示省略するが、レジストノズル120のノズル部156を一端から他端まで画像カメラたとえばCCDカメラによりスキャン撮像してノズル部156の状態、特にレジスト汚れやパーティクルの付着等の有無を画像処理により検査し、検査結果を上記のようなノズル洗浄処理にフィードバックすることも可能である。
図10に、別の実施例によるレジストノズル120の構成を示す。この実施例のレジストノズル120において、上記した実施例(図6〜図9)と異なる点はノズル部156の背面160に設けられる段差部162の基本形態である。すなわち、ノズル部156の背面160にぬれ現象で高さ方向に広がるレジスト液からみて、上記実施例(図6〜図9)における段差部162は上から被さるように庇状に突出する段差構造を基本形態とするのに対して、この実施例(図10)における段差部162は溝状に内側へ引っ込む段差構造を基本形態としている。
より詳細には、この実施例における段差部162は、ノズル部156の下端面の後端から一定の高さ位置まで実質的に走査方向の後方を向いて上方に延びる平坦な第1の背面部164と、この第1の背面部164の上端から実質的に上方を向いて走査方向の前方に延びる平坦な第2の背面部166'と、この第2の背面部166'の走査方向の前方端から実質的に走査方向の後方を向いて上方に延びる平坦な第3の背面部168とで形成されている。図示の例では、第2の背面部166'が第1の背面部164の上端から斜め下方に延びており、第3の背面部168の下端が第1の背面部164の上端よりも低い位置に設定されている。
このような溝状の段差部162によれば、ノズル部156の背面160におけるレジスト液の高さ方向への広がりを第1の背面部164と第2の背面部166'との間に形成される鋭角の角部によって絶ち切る形でウエットラインWLを一定の高さ位置で一直線に形成できる。なお、該角部またはウエットラインWLを乗り越えたレジスト液は内奥の溝部に案内または収容され、第1の背面部164側から隔離される。このことにより、この実施例においても、筋ムラのない一定膜厚dのレジスト塗布膜RMを得ることができる。
本発明のレジストノズル120におけるウエットライン用段差部162は他にも種々の変形が可能である。すなわち、上記のような基本形態の下で任意の段差形状プロファイルを選択することが可能であり、たとえば庇型(図7)または溝型(図10)のいずれにおいても第1および第2の背面部164、166(166')のそれぞれの水平面に対する角度(絶対角度)や両者間の角度(相対角度)および境界位置を任意に選択することができる。一般的に、庇型(図7)の段差部162では、上記実施例のように第2の背面部166を第1の背面部164の上端から斜め下方に延ばす形状が好ましい。しかし、第2の背面部166をほぼ水平に延ばす形状も好ましい場合があり、第2の背面部166を斜め上方に伸ばす形状も可能である。同様に、溝型(図10)の段差部162においても、第2の背面部166'を第1の背面部164の上端から走査方向の前方に向ってほぼ水平に延ばす形状や斜め上方に伸ばす形状も可能である。
また、上記した実施形態では、ノズル部156の背面160においてウエットラインWLを規定するための物理的な境界部を段差部162で形成した。しかし、図11に示すように、ノズル部156の背面160を表面状態の違いにより下部背面部160Aと上部背面部160Bとに上下2分割し、両背面部160A,160Bの境界によって本発明のウエットライン用境界部162を形成する構成も可能である。具体的には、たとえば図12に示すように、下部背面部160Aをざらざらした表面に形成し、上部背面部160Bをすべすべした表面に形成してよい。かかる構成によれば、ノズル部156の背面160におけるレジスト液の高さ方向への広がりをざらざら表面の下部背面部160Aの領域に止め、すべすべした表面の上部背面部160Bの領域へは広がらないようにすることで、ウエットラインWLを強制的に境界部162の高さ位置に形成できる。上記のようなざらざら表面(160A)およびすべすべ表面(160B)は、たとえば表面仕上げによって形成できる。
別の好適な実施例として、図示省略するが、下部背面部160Aをレジスト液に対して親水性の表面に形成し、上部背面部160Bをレジスト液に対して疎水性の表面に形成する構成としてもよい。このような親水性表面および疎水性表面はたとえばコーティング処理によって形成できる。なお、好ましくは、下部背面部160Aおよび上部背面部160Bはテーパ面に形成されてよい。すなわち、下部背面部160Aがノズル部156の下端面の後端から境界部162の高さ位置まで実質的に走査方向の後方を向いて斜め上方に延び、上部背面部160Bが下部背面部160Aの延長上に境界部162の高さ位置から適当な高さ位置まで斜め上方に延びてよい。下部背面部160Aと上部背面部160Bとが同一のテーパ角であってもよく、異なる(境界部162で屈曲した)テーパ角であってもよい。
上記した実施形態では、一方向(X-方向)のノズル走査で塗布処理を行うようにし、レジストノズル120のノズル部156において走査方向の後方または反対側を向く面(背面)160にウエットライン用境界部162を設け、ノズル部156の前面170にはウエットライン用境界部162を設けない構成とした。この場合、ノズル部156の前面170にレジスト液を押し広げるのに適した形状的プロファイルを選択することができる。しかし、双方向(X-方向、X+方向)のノズル走査で塗布処理を行う場合には、ノズル部156の両面160,170にウエットライン用境界部162をそれぞれ設ける構成も可能である。また、本発明におけるウエットライン用境界部162は、通常は上記実施形態のようにノズル長手方向に水平かつ一直線に延びるのが好ましいが、アプリケーションに応じて斜めに一直線に延びる形態や湾曲して(たとえば中心部よりも周辺部の方が高くなるように)延びる形態等も可能である。
上記した実施形態はスリット状の吐出口を有する長尺型の塗布ノズルに係わるものであったが、本発明はノズル長手方向に配列された多数の微細孔からなる吐出口を有する長尺型の塗布ノズルにも適用可能である。また、上記実施形態はLCD製造の塗布現像処理システムにおけるレジスト塗布装置に係るものであったが、本発明は被処理基板上に塗布液を供給する任意のアプリケーションに適用可能である。本発明における塗布液としては、レジスト液以外にも、たとえば層間絶縁材料、誘電体材料、配線材料等の種々の塗布液が含まれる。本発明における被処理基板にはLCD基板に限らず、他のフラットパネルディスプレイ用基板、半導体ウエハ、CD基板、ガラス基板、フォトマスク、プリント基板等も含まれる。
本発明の適用可能な塗布現像処理システムの構成を示す平面図である。 実施形態の塗布現像処理システムにおける熱的処理部の構成を示す側面図である。 実施形態の塗布現像処理システムにおける処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態の塗布現像処理システムにおける塗布プロセス部の構成を示す上面図である。 実施形態の塗布プロセス部における塗布処理部の構成を示す図である。 一実施例によるレジストノズルの外観構成を示す斜視図である。 実施例によるレジストノズルの要部の構成と作用を示す一部断面側面図である。 実施例によるレジストノズルの作用を示す斜視図である。 実施例によるノズル障害モニタの作用を示す一部断面側面図である。 別の実施例によるレジストノズルの要部の構成と作用を示す一部断面側面図である。 別の実施例によるレジストノズルの外観構成を示す斜視図図である。 実施例によるレジストノズルの要部の構成と作用を示す一部断面側面図である。 従来のスリット型レジストノズルの外観構成と作用を示す斜視図である。
符号の説明
10 プロセスステーション
28 塗布プロセス部
82 レジスト塗布ユニット(CT)
118 ステージ
120 レジストノズル
122 塗布処理部
132 レジスト液供給部
132 塗布膜検査部
134 走査部
150 ノズル本体
152 吐出口
154 バッファ部
156 ノズル部
160 ノズル部の裏面
164 第1の背面部
166,166' 第2の背面部
168 第3の背面部
170 ノズル部の前面

Claims (18)

  1. ほぼ水平に配置される被処理基板に対して所望の微小なギャップを隔てて所定の走査方向に相対的に水平移動して前記基板上に塗布液を塗布するための塗布ノズルであって、
    前記塗布液を吐出するための吐出口が形成された下端面と、前記吐出口の走査方向の後方側で前記下端面から上方に延び、塗布処理中に前記吐出口より前記基板上に吐出された塗布液で部分的にぬれる背面とを有する長尺状のノズル本体を具備し、
    前記ノズル本体の背面の途中に所望のウエットラインを規定する物理的な境界部を設け、塗布処理中に前記ノズル本体の背面をぬらす前記塗布液の定常的な頂上位置を前記境界部の位置に合わせる、塗布ノズル。
  2. ほぼ水平に配置される被処理基板に対して所望の微小なギャップを隔てて所定の走査方向に相対的に水平移動して前記基板上に塗布液を塗布するための塗布ノズルであって、
    前記塗布液を吐出するための吐出口が形成された下端面と、前記吐出口の走査方向の後方側で前記下端面から上方に延び、塗布処理中に前記吐出口より前記基板上に吐出された塗布液で部分的にぬれる背面とを有する長尺状のノズル本体を具備し、
    塗布処理中に前記ノズル本体の背面をぬらす前記塗布液の定常的な頂上位置を所望のウエットラインに揃えるための段差部を前記ノズル本体の背面に設け、
    前記ノズル本体の背面の前記段差部が、前記ノズル本体の下端面の一端から一定の高さ位置まで実質的に走査方向の後方を向いて上方に延びる第1の背面部と、前記第1の背面部の上端から実質的に下方を向いて走査方向の後方に延びる第2の背面部と、前記第2の背面部の突出端から実質的に走査方向の後方を向いて上方に延びる第3の背面部とで形成され、前記第2の背面部で前記ウエットラインを規定する塗布ノズル。
  3. 前記第3の背面部の下端が、前記第1の背面部の上端とほぼ同じ高さの位置か、またはそれよりも低い位置に設定される請求項に記載の塗布ノズル。
  4. ほぼ水平に配置される被処理基板に対して所望の微小なギャップを隔てて所定の走査方向に相対的に水平移動して前記基板上に塗布液を塗布するための塗布ノズルであって、
    前記塗布液を吐出するための吐出口が形成された下端面と、前記吐出口の走査方向の後方側で前記下端面から上方に延び、塗布処理中に前記吐出口より前記基板上に吐出された塗布液で部分的にぬれる背面とを有する長尺状のノズル本体を具備し、
    塗布処理中に前記ノズル本体の背面をぬらす前記塗布液の定常的な頂上位置を所望のウエットラインに揃えるための段差部を前記ノズル本体の背面に設け、
    前記ノズル本体の背面の前記段差部が、前記ノズル本体の下端面の一端から一定の高さ位置まで実質的に走査方向の後方を向いて上方に延びる第1の背面部と、前記第1の背面部の上端から実質的に上方を向いて走査方向の前方に延びる第2の背面部と、前記第2の背面部の走査方向前方側の端から実質的に走査方向の後方を向いて上方に延びる第3の背面部とで形成され、前記第1の背面部と前記第2の背面部との間に形成される角部で前記ウエットラインを規定する塗布ノズル。
  5. 前記第3の背面部の下端が、前記第1の背面部の上端とほぼ同じ高さの位置か、またはそれよりも低い位置に設定される請求項に記載の塗布ノズル。
  6. 前記第1の背面部が平坦な面に形成される請求項のいずれか一項に記載の塗布ノズル。
  7. 前記第1の背面部が、前記ノズル本体の下端面の一端から水平面に対して鋭角で上方に延びる請求項のいずれか一項に記載の塗布ノズル。
  8. 前記ノズル本体の背面の前記段差部が、一定の高さ位置で前記ノズル本体の長手方向に直線状に延在している、請求項2〜7のいずれか一項に記載の塗布ノズル。
  9. ほぼ水平に配置される被処理基板に対して所望の微小なギャップを隔てて所定の走査方向に相対的に水平移動して前記基板上に塗布液を塗布するための塗布ノズルであって、
    前記塗布液を吐出するための吐出口が形成された下端面と、前記吐出口の走査方向の後方側で前記下端面から上方に延び、塗布処理中に前記吐出口より前記基板上に吐出された塗布液で部分的にぬれる背面とを有する長尺状のノズル本体を具備し、
    塗布処理中に前記ノズル本体の背面をぬらす前記塗布液の定常的な頂上位置を所望のウエットラインに揃えるための物理的な境界部を前記ノズル本体の背面に設け、
    前記ノズル本体背面の前記境界部が、表面状態の違いにより上下に2分割される上部背面部と下部背面部との境界によって形成され、前記境界で前記ウエットラインを規定する、塗布ノズル。
  10. 前記下部背面部が前記塗布液に対して親水性の表面を有し、前記上部背面部が前記塗布液に対して疎水性の表面を有する請求項に記載の塗布ノズル。
  11. 前記下部背面部がざらざらした表面を有し、前記上部背面部がすべすべした表面を有する請求項に記載の塗布ノズル。
  12. 前記下部背面部が前記ノズル本体の下端面の一端から第1の高さ位置まで斜め上方に延び、前記上部背面部が前記第1の高さ位置から第2の高さ位置まで斜め上方に延びる請求項11のいずれか一項に記載の塗布ノズル。
  13. 前記下部背面部が水平面となす角度と前記上部背面部が水平面となす角度とが異なる請求項12に記載の塗布ノズル。
  14. 前記ノズル本体の背面の前記境界部が、一定の高さ位置で前記ノズル本体の長手方向に直線状に延在している、請求項1、9〜13のいずれか一項に記載の塗布ノズル。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載の塗布ノズルと、
    前記塗布ノズルに塗布液を供給する塗布液供給部と、
    被処理基板をほぼ水平に支持する基板支持部と、
    前記基板支持部に支持される前記基板に対して所望の微小なギャップを隔てて前記塗布ノズルを支持するノズル支持部と、
    前記塗布ノズルが前記ギャップを維持したまま前記基板上を所定の走査方向に相対的に水平移動するように前記基板支持部と前記ノズル支持部との間で相対的な水平移動を行わせる走査部と
    を有する塗布装置。
  16. さらに、前記境界部または段差部に向けて洗浄液を噴きつけて前記境界部または段差部付近の付着物を洗い落とすための洗浄ノズルを有する請求項15に記載の塗布装置。
  17. さらに、洗浄液をしみ込ませたパッドを押し当てながら前記ノズルの長手方向に移動させることによって前記ノズル部の汚れを拭き取るノズル洗浄機構を有する請求項15に記載の塗布装置。
  18. さらに、前記ノズルの一端から他端までスキャン撮像し、前記ノズルの塗布液による汚れ又はパーティクルの付着の有無を画像処理によって検査する検査手段を有する請求項15に記載の塗布装置。
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