JP3741655B2 - 液処理方法および液処理装置 - Google Patents
液処理方法および液処理装置Info
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えば液晶表示装置(LCD)に用いられるガラス基板等に対して洗浄処理や現像処理等の液処理を行う液処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
LCDの製造においては、LCDガラス基板(以下「基板」という)にレジスト膜を形成した後に、回路パターンに対応してこのレジスト膜を露光し、さらにこれを現像処理するという、いわゆるフォトリソグラフィー技術を用いてLCD基板に所定の回路パターンを形成している。
【0003】
例えば、現像処理については、基板を水平姿勢で水平方向に搬送しながら、(1)基板の表面に現像液を塗布し、基板上に現像液パドルを形成して所定時間保持することにより現像反応を進行させ、(2)基板を傾斜姿勢に変換して現像液を流し落とし、(3)リンス液を基板に供給して現像液残渣を除去する洗浄(リンス)処理を行い、(4)基板搬送方向の前方側から後方側に向けてエアーナイフを用いて基板に空気等の乾燥ガスを噴射することにより、基板表面のリンス液を吹き飛ばして基板を乾燥する、という方法が知られている。ここで、エアーナイフによる基板の乾燥処理は、基板表面にリンス液が残らないように行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エアーナイフを用いて基板に乾燥ガスを吹き付けた際には基板表面のリンス液が飛散してミストが発生するために、このミストが、エアーナイフから吹き出された乾燥ガスによって既に乾燥処理が施された基板の一部に付着することがあった。この場合には、ミストが付着した部分にウォーターマークや現像シミが発生し、基板品質が低下する問題があった。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、基板におけるウォーターマーク等の液処理跡の発生を抑制する液処理方法および液処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する手段】
本発明の第1の観点によれば、基板に所定の液処理を行う液処理方法であって、
基板を略水平姿勢で搬送しながら前記基板に所定の処理液を供給して液処理を行う第1工程と、
前記液処理の終了した基板を略水平姿勢で搬送しながら、前記基板の表面に前記処理液の液膜が残るように、前記基板にガス噴射ノズルを用いて乾燥ガスを噴射する第2工程と、
前記第2工程が終了した基板を加熱処理することによって前記基板の表面に残された処理液を蒸発させる第3工程と、
を有し、
前記第2工程においては、前記基板に形成される液膜が所定の膜厚となるように、前記ガス噴射ノズルによって乾燥ガスが吹き付けられた部分に形成された液膜の厚みを測定し、その測定結果に基づいて前記ガス噴射ノズルから吹き出される乾燥ガス量を調整することを特徴とする液処理方法が提供される。
【0007】
本発明の第2の観点によれば、基板に所定の液処理を行う液処理方法であって、
液処理部内で基板を略水平姿勢で搬送しながら前記基板に所定の処理液を供給して液処理を行う第1工程と、
液処理部内で前記液処理の終了した基板を略水平姿勢で搬送しながら、前記基板の表面に前記処理液の液膜がほぼ均一に残るように、前記基板にガス噴射ノズルを用いて乾燥ガスを噴射する第2工程と、
前記第2工程が終了し、液膜がほぼ均一に残った基板を前記液処理部から離間して配備されたベークユニット内に搬送して加熱処理することによって前記基板の表面に残された処理液を蒸発させる第3工程と、
を有することを特徴とする液処理方法が提供される。
【0008】
本発明の第3の観点によれば、基板に所定の液処理を行う液処理装置であって、
基板を略水平姿勢で搬送しながら前記基板に所定の処理液を供給して液処理を行う液処理部と、
基板に乾燥ガスを噴射するガス噴射ノズルを有し、前記液処理部における処理が終了した基板を略水平姿勢で搬送しながら前記ガス噴射ノズルを用いて前記基板に乾燥ガスを噴射する乾燥処理部と、
前記乾燥処理部において、前記基板に前記処理液の液膜が形成されるように前記ガス噴射ノズルから噴射される乾燥ガスの流速を制御する噴射量制御装置と、
を具備し、
前記乾燥処理部は、
前記ガス噴射ノズルに所定量の乾燥ガスを供給するガス供給機構と、
前記基板に前記ガス噴射ノズルから乾燥ガスが吹き付けられた後に形成される処理液の液膜の厚みを測定するセンサと、
を有し、
前記噴射量制御装置は、前記センサによって測定された液膜の厚みに基づいて前記基板の表面に形成された液膜の厚みが所定の厚みとなるように前記ガス供給機構から前記ガス噴射ノズルに供給される乾燥ガス流量を調整することを特徴とする液処理装置が提供される。
【0009】
上記第1から第3の観点に係る基板処理方法および基板処理装置によれば、ガス噴射ノズルによって乾燥ガスが吹き付けられた基板の表面には処理液の液膜が形成されるために、基板に乾燥ガスを噴射することによって発生する処理液のミストが基板に付着しても、このミストは液膜に取り込まれる。これにより基板におけるウォーターマーク等の発生が防止される。また、基板の表面に形成された処理液の液膜によって基板の静電気蓄積量が低減され、これにより基板が破損し難くなる。なお、この基板処理方法によれば、基板表面の処理液を完全に吹き飛ばす必要がないために、ガス噴射ノズルから吹き出される乾燥ガス量を低減することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、LCDガラス基板(以下「基板」という)に対してレジスト膜の形成から現像までの処理を連続して行うレジスト塗布・現像処理システムを例に説明することとする。図1はレジスト塗布・現像処理システム100の概略構成を示す平面図である。
【0011】
このレジスト塗布・現像処理システム100は、複数の基板Gを収容するカセットCを載置するカセットステーション(搬入出部)1と、基板Gにレジスト塗布および現像を含む一連の処理を施すための複数の処理ユニットを備えた処理ステーション(処理部)2と、露光装置4との間で基板Gの受け渡しを行うためのインターフェイスステーション(インターフェイス部)3とを備えている。カセットステーション1とインターフェイスステーション3はそれぞれ処理ステーション2の両端に配置されている。なお、図1において、レジスト塗布・現像処理システム100の長手方向をX方向、平面上においてX方向と直交する方向をY方向とする。
【0012】
カセットステーション1は、カセットCをY方向に並べて載置できる載置台と、処理ステーション2との間で基板Gの搬入出を行うための搬送装置11を備えている。この載置台と外部との間でカセットCの搬送が行われる。また、搬送装置11は、カセットCと処理ステーション2に対してアクセス可能な搬送アーム11aを有し、カセットCの配列方向であるY方向に沿って設けられた搬送路10上を移動可能である。
【0013】
処理ステーション2は、基本的にX方向に伸びる基板G搬送用の平行な2列の搬送ラインA・Bを有している。搬送ラインAに沿ってカセットステーション1側からインターフェイスステーション3側に向けて、スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21、第1の熱的処理ユニットセクション26、レジスト処理ユニット23および第2の熱的処理ユニットセクション27が配列されている。また、搬送ラインBに沿ってインターフェイスステーション3側からカセットステーション1側に向けて第2の熱的処理ユニットセクション27、現像処理ユニット(DEV)24、i線UV照射ユニット(i−UV)25および第3の熱的処理ユニットセクション28が配列されている。
【0014】
スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21の上の一部にはエキシマUV照射ユニット(e−UV)22が設けられている。なお、エキシマUV照射ユニット(e−UV)22はスクラバ洗浄に先立って基板Gの有機物を除去するために設けられ、i線UV照射ユニット(i−UV)25は現像の脱色処理を行うために設けられる。
【0015】
スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21では、その中で基板Gが略水平姿勢で搬送されながら洗浄処理と乾燥処理が行われる。また、現像処理ユニット(DEV)24も、後に詳細に説明するように、基板Gが略水平姿勢で搬送されながら現像液塗布、現像後の洗浄処理および乾燥処理が行われるようになっている。これらスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21と現像処理ユニット(DEV)24では、基板Gの搬送は、例えば、コロ搬送またはベルト搬送により行われ、基板Gの搬入口および搬出口は対向する短辺に設けられている。また、i線UV照射ユニット(i−UV)25への基板Gの搬送は、現像処理ユニット(DEV)24の搬送機構と同様の機構により連続して行われる。
【0016】
レジスト処理ユニット23には、略水平に保持された基板Gにレジスト液を滴下し、基板Gを所定の回転数で回転させることによってレジスト液を基板G全体に拡げてレジスト膜を形成するレジスト塗布処理装置(CT)23aと、基板G上に形成されたレジスト膜を減圧乾燥する減圧乾燥装置(VD)23bと、基板Gの四辺をスキャン可能な溶剤吐出ヘッドにより基板Gの周縁に付着した余分なレジストを除去する周縁レジスト除去装置(ER)23cとがこの順序で配置されている。レジスト処理ユニット23内には、これらレジスト塗布処理装置(CT)23a、減圧乾燥装置(VD)23b、周縁レジスト除去装置(ER)23cの間で基板Gを搬送する搬送アームが設けられている。
【0017】
図2は第1の熱的処理ユニットセクション26の側面図である。第1の熱的処理ユニットセクション26は、基板Gに熱的処理を施す熱的処理ユニットが積層して構成された2つの熱的処理ユニットブロック(TB)31・32を有している。熱的処理ユニットブロック(TB)31はスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21側に設けられ、熱的処理ユニットブロック(TB)32はレジスト処理ユニット23側に設けられており、これら2つの熱的処理ユニットブロック(TB)31・32の間に第1の搬送装置33が設けられている。
【0018】
熱的処理ユニットブロック(TB)31では、下から順に基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)61、基板Gに対して脱水ベーク処理を行う2つの脱水ベークユニット(DHP)62・63、基板Gに対して疎水化処理を施すアドヒージョン処理ユニット(AD)64が4段に積み重ねられている。また、熱的処理ユニットブロック(TB)32は、下から順に基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)65、基板Gを冷却する2つのクーリングユニット(COL)66・67、基板Gに対して疎水化処理を施すアドヒージョン処理ユニット(AD)68が4段に積み重ねられている。
【0019】
第1の搬送装置33は、パスユニット(PASS)61を介してのスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21からの基板Gの受け取り、上記熱的処理ユニット間の基板Gの搬入出、およびパスユニット(PASS)65を介してのレジスト処理ユニット23への基板Gの受け渡しを行う。
【0020】
第1の搬送装置33は、上下に延びるガイドレール91と、ガイドレールに沿って昇降する昇降部材92と、昇降部材92上を旋回可能に設けられたベース部材93と、ベース部材93上を前進後退可能に設けられ、基板Gを保持する基板保持アーム94とを有している。昇降部材92の昇降はモーター95によって行われ、ベース部材93の旋回はモーター96によって行われ、基板保持アーム94の前後動はモーター97によって行われる。このように第1の搬送装置33は、上下動、前後動、旋回動可能であり、熱的処理ユニットブロック(TB)31・32のいずれのユニットにもアクセスすることができる。
【0021】
第2の熱的処理ユニットセクション27は、基板Gに熱的処理を施す熱的処理ユニットが積層して構成された2つの熱的処理ユニットブロック(TB)34・35を有している。熱的処理ユニットブロック(TB)34はレジスト処理ユニット23側に設けられ、熱的処理ユニットブロック(TB)35は現像処理ユニット(DEV)24側に設けられている。これら2つの熱的処理ユニットブロック(TB)34・35の間に第2の搬送装置36が設けられている。
【0022】
図3は第2の熱的処理ユニットセクション27の側面図である。熱的処理ユニットブロック(TB)34では、下から順に基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)69と基板Gに対してプリベーク処理を行う3つのプリベークユニット(PREBAKE)70・71・72が4段に積み重ねられている。また、熱的処理ユニットブロック(TB)35では、下から順に基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)73、基板Gを冷却するクーリングユニット(COL)74、基板Gに対してプリベーク処理を行う2つのプリベークユニット(PREBAKE)75・76が4段に積み重ねられている。
【0023】
第2の搬送装置36は、パスユニット(PASS)69を介してのレジスト処理ユニット23からの基板Gの受け取り、上記熱的処理ユニット間の基板Gの搬入出、パスユニット(PASS)73を介しての現像処理ユニット(DEV)24への基板Gの受け渡し、および後述するインターフェイスステーション3の基板受け渡し部であるエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44に対する基板Gの受け渡しおよび受け取りを行う。なお、第2の搬送装置36は、第1の搬送装置33と同じ構造を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)34・35のいずれのユニットにもアクセス可能である。
【0024】
第3の熱的処理ユニットセクション28は、基板Gに熱的処理を施す熱的処理ユニットが積層して構成された2つの熱的処理ユニットブロック(TB)37・38を有している。熱的処理ユニットブロック(TB)37は現像処理ユニット(DEV)24側に設けられ、熱的処理ユニットブロック(TB)38はカセットステーション1側に設けられている。そして、これら2つの熱的処理ユニットブロック(TB)37・38の間に第3の搬送装置39が設けられている。
【0025】
図4は第3の熱的処理ユニットセクション28の側面図である。熱的処理ユニットブロック(TB)37では、下から順に、基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)77、基板Gに対してポストベーク処理を行う3つのポストベークユニット(POBAKE)78・79・80が4段に積み重ねられている。また、熱的処理ユニットブロック(TB)38では、下から順に、ポストベークユニット(POBAKE)81、基板Gの受け渡しおよび冷却を行うパス・クーリングユニット(PASS・COL)82、基板Gに対してポストベーク処理を行う2つのポストベークユニット(POBAKE)83・84が4段に積み重ねられている。
【0026】
第3の搬送装置39は、パスユニット(PASS)77を介してのi線UV照射ユニット(i−UV)25からの基板Gの受け取り、上記熱的処理ユニット間の基板Gの搬入出、パス・クーリングユニット(PASS・COL)82を介してのカセットステーション1への基板Gの受け渡しを行う。なお、第3の搬送装置39も第1の搬送装置33と同じ構造を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)37・38のいずれのユニットにもアクセス可能である。
【0027】
処理ステーション2では、以上のように2列の搬送ラインA・Bを構成するように、かつ基本的に処理の順になるように各処理ユニットおよび搬送装置が配置されており、これら搬送ラインA・B間には空間40が設けられている。そして、この空間40を往復動可能にシャトル(基板載置部材)41が設けられている。このシャトル41は基板Gを保持可能に構成されており、シャトル41を介して搬送ラインA・B間で基板Gの受け渡しが行われる。シャトル41に対する基板Gの受け渡しは、上記第1から第3の搬送装置33・36・39によって行われる。
【0028】
インターフェイスステーション3は、処理ステーション2と露光装置4との間で基板Gの搬入出を行う搬送装置42と、バッファカセットを配置するバッファステージ(BUF)43と、冷却機能を備えた基板受け渡し部であるエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44とを有している。また、タイトラー(TITLER)と周辺露光装置(EE)とが上下に積層された外部装置ブロック45が搬送装置42に隣接して設けられている。搬送装置42は搬送アーム42aを備え、この搬送アーム42aにより処理ステーション2と露光装置4との間で基板Gの搬入出が行われる。
【0029】
このように構成されたレジスト塗布・現像処理システム100においては、まず、カセットステーション1の載置台に配置されたカセットC内の基板Gが、搬送装置11により処理ステーション2のエキシマUV照射ユニット(e−UV)22に直接搬入され、スクラブ前処理が行われる。次いで、基板Gはスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21に搬入され、スクラブ洗浄される。スクラブ洗浄処理後、基板Gは例えばコロ搬送により第1の熱的処理ユニットセクション26に属する熱的処理ユニットブロック(TB)31のパスユニット(PASS)61に搬出される。
【0030】
パスユニット(PASS)61に配置された基板Gは、最初に、熱的処理ユニットブロック(TB)31の脱水ベークユニット(DHP)62・63のいずれかに搬送されて加熱処理され、次いで熱的処理ユニットブロック(TB)32のクーリングユニット(COL)66・67のいずれかに搬送されて冷却された後、レジストの定着性を高めるために熱的処理ユニットブロック(TB)31のアドヒージョン処理ユニット(AD)64または熱的処理ユニットブロック(TB)32のアドヒージョン処理ユニット(AD)68のいずれかに搬送され、そこでHMDSによりアドヒージョン処理(疎水化処理)される。その後、基板Gは、クーリングユニット(COL)66・67のいずれかに搬送されて冷却され、さらに熱的処理ユニットブロック(TB)32のパスユニット(PASS)65に搬送される。このような一連の処理を行う際の基板Gの搬送処理は、全て第1の搬送装置33によって行われる。
【0031】
パスユニット(PASS)65に配置された基板Gは、レジスト処理ユニット23の搬送アームによりレジスト処理ユニット23内へ搬入される。基板Gは、レジスト塗布処理装置(CT)23aにおいてレジスト液がスピン塗布された後に減圧乾燥装置(VD)23bに搬送されて減圧乾燥され、さらに周縁レジスト除去装置(ER)23cに搬送されて基板G周縁の余分なレジストが除去される。周縁レジスト除去終了後、基板Gは搬送アームによりレジスト処理ユニット23から、第2の熱的処理ユニットセクション27に属する熱的処理ユニットブロック(TB)34のパスユニット(PASS)69に受け渡される。
【0032】
パスユニット(PASS)69に配置された基板Gは、第2の搬送装置36により、熱的処理ユニットブロック(TB)34のプリベークユニット(PREBAKE)70・71・72および熱的処理ユニットブロック(TB)35のプリベークユニット(PREBAKE)75・76のいずれかに搬送されてプリベーク処理され、その後熱的処理ユニットブロック(TB)35のクーリングユニット(COL)74に搬送されて所定温度に冷却される。そして、第2の搬送装置36により、さらに熱的処理ユニットブロック(TB)35のパスユニット(PASS)73に搬送される。
【0033】
その後、基板Gは第2の搬送装置36によりインターフェイスステーション3のエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44へ搬送され、インターフェイスステーション3の搬送装置42により外部装置ブロック45の周辺露光装置(EE)に搬送されて周辺レジスト除去のための露光が行われる。次いで基板Gは搬送装置42により露光装置4に搬送され、そこで基板G上のレジスト膜が露光されて所定のパターンが形成される。場合によってはバッファステージ(BUF)43上のバッファカセットに基板Gを収容してから露光装置4に搬送される。
【0034】
露光終了後、基板Gはインターフェイスステーション3の搬送装置42により外部装置ブロック45の上段のタイトラー(TITLER)に搬入されて、そこで基板Gに所定の情報が記される。次いで、基板Gはエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44に載置され、第2の搬送装置36により、そこから第2の熱的処理ユニットセクション27に属する熱的処理ユニットブロック(TB)35のパスユニット(PASS)73へ搬送される。
【0035】
パスユニット(PASS)73から現像処理ユニット(DEV)24まで延長されている例えばコロ搬送機構を作用させることにより、基板Gはパスユニット(PASS)73から現像処理ユニット(DEV)24へ搬入され、そこで現像処理が施される。この現像処理工程については後に詳細に説明する。
【0036】
現像処理終了後、基板Gは現像処理ユニット(DEV)24から連続する搬送機構、例えばコロ搬送によりi線UV照射ユニット(i−UV)25に搬送され、基板Gに対して脱色処理が施される。その後、基板Gはi線UV照射ユニット(i−UV)25内のコロ搬送機構により第3の熱的処理ユニットセクション28に属する熱的処理ユニットブロック(TB)37のパスユニット(PASS)77に搬出される。
【0037】
パスユニット(PASS)77に載置された基板Gは、第3の搬送装置39により熱的処理ユニットブロック(TB)37のポストベークユニット(POBAKE)78・79・80および熱的処理ユニットブロック(TB)38のポストベークユニット(POBAKE)81・83・84のいずれかに搬送されてポストベーク処理され、その後熱的処理ユニットブロック(TB)38のパス・クーリングユニット(PASS・COL)82に搬送されて所定温度に冷却された後、カセットステーション1の搬送装置11によって、カセットステーション1に配置されている所定のカセットCに収容される。
【0038】
次に、現像処理ユニット(DEV)24の構造について詳細に説明する。図5は現像処理ユニット(DEV)24の概略構造を示す側面図であり、図6は概略平面図である。現像処理ユニット(DEV)24は、導入ゾーン24a、第1の現像液供給ゾーン24b、第2の現像液供給ゾーン24c、液切り/リンスゾーン24d、第1リンスゾーン24e、第2リンスゾーン24f、乾燥ゾーン24gから構成されている。導入ゾーン24aは熱的処理ユニットブロック(TB)35のパスユニット(PASS)73に隣接し、また乾燥ゾーン24gはi線UV照射ユニット(i−UV)25に隣接している。
【0039】
パスユニット(PASS)73とi線UV照射ユニット(i−UV)25の間には、モータ等を駆動してコロ17を回転させることによってコロ17上の基板Gを所定方向へ搬送するコロ搬送機構14が設けられている。このコロ搬送機構14を動作させることによって、パスユニット(PASS)73からi線UV照射ユニット(i−UV)25に向けて、現像処理ユニット(DEV)24の内部を通って基板Gを略水平姿勢で搬送できるようになっている。コロ17は基板Gに撓み等が生じ難いように、基板Gの搬送方向(X方向)およびこの搬送方向に垂直なY方向に所定数設けられている。
【0040】
なお、図6にはコロ搬送機構14は図示していない。現像処理ユニット(DEV)24では、処理ゾーン毎に独立して駆動可能な複数のコロ搬送機構14を設けてもよい。例えば、基板Gは、パスユニット(PASS)73と導入ゾーン24aでは第1のモータの駆動によって搬送され、第1の現像液供給ゾーン24bと液切り/リンスゾーン24dの間では第2のモータの駆動によって搬送され、第1リンスゾーン24eから乾燥ゾーン24gの間では第3のモータの駆動によって搬送されるようにすることができる。このようなコロ搬送機構14の分割駆動は、例えば、現像処理ユニット(DEV)24における基板Gの搬送速度が異なる領域毎に行ってもよい。
【0041】
パスユニット(PASS)73は昇降自在な昇降ピン16を具備している。基板Gを保持した第2の搬送装置36の基板保持アーム94がパスユニット(PASS)73内に進入した状態で昇降ピン16を上昇させると、基板Gは基板保持アーム94から昇降ピン16に受け渡される。続いて、基板保持アーム94をパスユニット(PASS)73から退出させた後に昇降ピン16を降下させると、基板Gはパスユニット(PASS)73内のコロ17上に載置される。コロ搬送機構14を動作させることによって、基板Gはパスユニット(PASS)73から導入ゾーン24aへ搬出される。
【0042】
導入ゾーン24aは、パスユニット(PASS)73と第1の現像液供給ゾーン24bとの間の緩衝領域として設けられている。この導入ゾーン24aは、第1の現像液供給ゾーン24bからパスユニット(PASS)73へ現像液が飛散する等してパスユニット(PASS)73が汚染されるのを防止する。
【0043】
第1の現像液供給ゾーン24bは、導入ゾーン24aから搬送されてきた基板Gに最初の現像液の液盛り(パドル形成)を行うゾーンである。第1の現像液供給ゾーン24bは、基板Gに対して現像液を塗布する主現像液吐出ノズル51aと副現像液吐出ノズル51b(以下「現像ノズル51a・51b」という)の2本のノズルと、X方向に延在するガイドレール59と、ガイドレール59と嵌合しているスライドアーム58と、スライドアーム58をガイドレール59に沿ってX方向へ移動させる駆動機構(図示せず)と、スライドアーム58に取り付けられた昇降機構(図示せず)とを有している。現像ノズル51a・51bはこの昇降機構に取り付けられて昇降自在となっている。
【0044】
現像ノズル51a・51bには図示しない現像液供給源から現像液が供給されるようになっている。例えば、昇降機構によって現像ノズル51a・51bと基板Gとの間隔を調整した後に、基板Gの搬送方向とは逆の方向に現像ノズル51a・51bを移動させながら現像ノズル51a・51bから現像液を基板Gに吐出することにより、基板Gに現像液が塗布される。
【0045】
現像ノズル51a・51bとしては、基板Gの幅方向(Y方向)に長く(図6参照)、その下端には長手方向に沿ってスリット状の吐出口が形成され、そのスリット状の吐出口から略帯状に現像液を吐出することができる構造のものが好適に用いられる。現像ノズル51a・51bとしては、スリット状の吐出口に代えて、例えば、複数の円形吐出口が所定間隔で複数形成されているものを用いてもよい。
【0046】
第1の現像液供給ゾーン24bにおいて現像液が液盛りされた基板Gを液切り/リンスゾーン24dへ搬送する間に、基板G上からこの現像液がこぼれ落ちる場合がある。第2の現像液供給ゾーン24cでは、こうして基板Gの搬送途中に基板Gからこぼれ落ちる現像液によって現像反応が進まなくなることを防止するために、新たに基板Gに現像液を補充するように現像液を塗布する。
【0047】
このために、第2の現像液供給ゾーン24cには、現像ノズル51a・51bと同様の構造を有する現像液補充ノズル51cが、その長手方向がY方向となるとなるように固定して設けられている。現像液補充ノズル51cからは、コロ搬送機構14によって搬送される基板G上に所定量の現像液が略帯状に吐出される。但し、この第2の現像液供給ゾーン24cは必須なものではない。
【0048】
基板Gにおける現像反応は、第1の現像液供給ゾーン24bから液切り/リンスゾーン24dに搬送される間に行われる。逆に、現像反応に要する時間を考慮して第1の現像液供給ゾーン24bから液切り/リンスゾーン24dへの基板Gの搬送速度を決定する。
【0049】
液切り/リンスゾーン24dにおいては、基板Gを傾斜姿勢に変換して基板G上の現像液を流し落とし、さらに傾斜姿勢に保持された基板Gの表面に純水等のリンス液を吐出して、基板G上の現像液を洗い流す。このような処理を行うために、液切り/リンスゾーン24dは、基板Gを傾斜姿勢に変換することによって基板Gに塗布された現像液を液切りする図示しない基板傾斜機構と、傾斜姿勢に保持された基板Gの表面に現像液を洗い流すリンス液(純水)を供給するリンスノズル52と、リンスノズル52を保持するリンスノズルアーム87と、リンスノズルアーム87と嵌合し、基板Gの搬送方向に延在するように設けられたガイドレール86と、ガイドレール86に沿ってリンスノズルアーム87を移動させる駆動機構88とを有している。
【0050】
基板傾斜機構によって傾斜姿勢に保持された基板Gの表面に沿ってリンスノズル52を基板Gの上方端から下方端へと移動させながら、リンスノズル52からリンス液を基板Gに吐出することによって、基板Gに残っている現像液を洗い流す。リンスノズル52の移動は高速、例えば、500mm/秒で行うことができ、こうして基板Gの現像液除去を短時間で行うことができる。
【0051】
リンスノズル52の1回の移動で基板G全体にリンス液が行き渡るように、リンスノズル52は基板Gの幅方向(Y方向)に長く、略帯状にリンス液を吐出するものを用いることが好ましい。リンスノズル52からはスプレー状にリンス液を吐出させてもよい。
【0052】
液切り/リンスゾーン24dにおける現像液の除去処理では現像液の除去は完全ではなく、このために第1リンスゾーン24eと第2リンスゾーン24fにおいて、基板Gを搬送しながらさらに基板Gにリンス液を供給して徹底的に現像液を除去する。
【0053】
第1リンスゾーン24eには複数のリンスノズル53aが設けられ、第2リンスゾーンにも複数のリンスノズル53bが設けられている。リンスノズル53a・53bは、基板Gの表面側と裏面側にそれぞれ所定数設けられている。リンスノズル53a・53bとしては、搬送される基板G全体にリンス液を吐出できるように、基板Gの幅方向(Y方向)に長く、略帯状にリンス液を吐出するものを用いることが好ましい。なお、第1リンスゾーン24eと第2リンスゾーン24fは、1箇所のリンスゾーンとして構成することが可能である。
【0054】
第2リンスゾーン24fを通過した基板Gが搬送される乾燥ゾーン24gでは、基板Gを所定速度で搬送しながら基板Gの表面と裏面に乾燥ガスを吹き付けて、基板Gに付着したリンス液を吹き飛ばす。このような処理を行うために、乾燥ゾーン24gには、搬送される基板Gに向けて空気を噴射するエアーナイフ54a・54bと、エアーナイフ54a・54bへ空気を供給するブロワー49と、ブロワー49からエアーナイフ54a・54bへ供給する空気の流量、流速、風圧等を制御する噴射量制御装置47と、エアーナイフ54bを通過した基板Gの表面に形成されたリンス液の液膜(以下「水膜」という)の厚みを測定する膜厚センサ48が設けられている。
【0055】
エアーナイフ54a・54bは、基板Gの幅よりも長い形状を有しており、基板Gの幅方向全体に空気を吐出することができるようになっている。また、エアーナイフ54a・54bは、エアーナイフ54a・54bの長手方向が基板搬送方向と所定の角度をなすように取り付けられている。これにより、基板Gの表面のリンス液は、エアーナイフ54a・54bから吹き出された乾燥ガスによって後方のエッジに集められ、その後に吹き飛ばされるために、基板Gのエッジ部に多量のリンス液が残ることを防止することができる。
【0056】
エアーナイフ54a・54bから基板Gに向けて噴射される空気にパーティクルが可能な限り含まれないようにするために、ブロワー49またはブロワー49とエアーナイフ54a・54bとを連結する送風配管にパーティクル捕集用のフィルターが内蔵されている。膜厚センサ48はY方向の複数箇所で水膜の厚みを測定することができるようになっている。膜厚センサ48としては、例えば、基板Gの表面に現れる干渉縞や屈折率の変化を測定するものや、CCDカメラを用いることができる。
【0057】
基板Gにエアーナイフ54a・54bから乾燥ガスが吹き付けられると、基板Gの表面にあるリンス液の一部がミスト化し、これが空中に拡散する。基板Gをエアーナイフ54a・54bによって完全に乾燥させてしまった後に、基板搬送方向の前方に回り込んだミストが基板Gに付着すると、シミ等のウォーターマークが発生する。
【0058】
そこで、乾燥ゾーン24gにおいては基板Gの表面を完全には乾燥させない。つまり、乾燥ゾーン24gにおいて基板搬送方向の前方側に設けられているエアーナイフ54bから乾燥ガスが吹き付けられた後に、基板Gの表面に水膜が残るようにする。この水膜の厚みは、基板Gからリンス液がこぼれ落ちることがない程度に薄く形成する。例えば、水膜の厚みはレジスト膜に形成された現像パターンの凹凸が水膜に埋没する程度であれば十分であり、数μmから数十μmの厚みがあればよい。また、この水膜の厚みは基板G全体でほぼ均一であることが好ましい。
【0059】
乾燥ゾーン24gにおいては、エアーナイフ54bから乾燥ガスが吹き付けられた後に基板Gに形成される水膜の厚みが膜厚センサ48によって測定され、この測定結果が噴射量制御装置47へ送信され、噴射量制御装置47は基板Gに形成される水膜の厚みが設定値となるように、ブロワー49からエアーナイフ54a・54bへの送風量を制御する。このようなフィードバック制御によって基板Gに形成される水膜の厚みを一定にすることができる。
【0060】
このように基板Gに水膜を残した場合には、リンス液のミストが基板Gに再び付着しても、このミストは水膜に取り込まれるために、基板Gにおけるウォーターマークの発生が防止される。なお、このような水膜は基板Gの裏面には形成しないことが好ましい。これは、基板Gの裏面が濡れていると、コロ17の跡が基板Gの裏面に残って、基板Gの品質を低下させる場合があることによる。
【0061】
基板Gの表面に水膜を形成する場合には、基板Gの表面のリンス液を完全に吹き飛ばす必要がないために、エアーナイフ54a・54bから吹き出される乾燥ガスの量を低減することが可能となる。例えば、乾燥ガスとして空気を用いる場合において、この空気はブロワーからエアーナイフ54a・54bに送られる構成を取った場合には、ブロワーの運転負荷を低減することができる。また、基板Gの表面に形成された水膜によって基板Gの静電気蓄積量が低減されるために、基板Gの破損を抑制することも可能となる。
【0062】
なお、基板Gにウォーターマークが発生しないように基板Gに水膜を形成するための条件(エアーナイフ54a・54bからの空気噴射条件)が実験的または経験的に求められた後には、例えば、膜厚センサ48による水膜の厚み測定は確認的に行うかまたは省略することができる。また、エアーナイフ54a・54bとして、噴射する空気の流速を長手方向で部分的に変えることができる構造のものを用い、基板Gの撓みや基板G上でのリンス液の移動形態を考慮して、エアーナイフ54a・54bから噴射する乾燥ガスの流速を部分的に変えることによって、基板Gに形成される水膜の厚み分布を小さくすることができる。
【0063】
乾燥ゾーン24gにおける乾燥処理が終了した基板Gは、コロ搬送機構14によりi線UV照射ユニット(i−UV)25に搬送される。基板Gはそこからポストベークユニット(POBAKE)78・79・80等に搬送されて熱処理され、このときに基板Gに形成されている水膜は蒸発除去される。
【0064】
上述した現像処理ユニット(DEV)24における基板Gの処理は、まずパスユニット(PASS)73に搬入された基板Gを、コロ搬送機構14によって導入ゾーン24aを通過させて第1の現像液供給ゾーン24bに搬入する。このパスユニット(PASS)73から第1の現像液供給ゾーン24bへの基板Gの搬送速度は、例えば65mm/秒とする。
【0065】
次に、第1の現像液供給ゾーン24bにおいては、基板Gを所定位置で停止させた状態で保持して、現像ノズル51a・51bを、例えば、240mm/秒の速さで、基板搬送方向の前方から後方へ向けて移動させながら基板Gの表面に現像液を塗布する。基板Gを停止させた状態とすることで、現像ノズル51a・51bの駆動制御が容易となる。また、安定して現像液を基板G上に液盛りすることができる。
【0066】
第1の現像液供給ゾーン24bにおける液盛りが終了した基板Gを、コロ搬送機構14を動作させて、例えば、46mm/秒の搬送速度で第2の現像液供給ゾーン24cへ搬送する。基板Gが第2の現像液供給ゾーン24cを通過する際には、現像液補充ノズル51cから基板G上に現像液が補充され、基板Gの搬送時に基板Gからこぼれ落ちる現像液が補充される。
【0067】
第2の現像液供給ゾーン24cに搬送された基板Gはさらに液切り/リンスゾーン24dに搬送され、そこで基板Gを傾斜姿勢に変換して基板G上の現像液を流し落とす。なお、基板Gから流し落とされた現像液は、回収されて再利用に供される。基板Gが所定の傾斜角度に到達するとほぼ同時に、リンスノズル52から所定のリンス液を、例えば全体で20dm3/分の吐出量で基板Gに向けて吐出させながら、リンスノズルアーム87を基板Gの表面に沿って、例えば500mm/秒の速度で移動させる。
【0068】
続いて、基板Gを、例えば46mm/秒の搬送速度で第1リンスゾーン24eに搬送し、そこで基板Gをこの搬送速度で搬送しながら基板Gの表面と裏面にリンス液を吐出して、基板Gに付着している現像液の除去を行う。第1リンスゾーン24eを通過した基板Gは第2リンスゾーン24fに搬入され、そこでさらにリンス処理が行われる。第2リンスゾーン24fにおける基板Gの搬送速度は、先の第1リンスゾーン24eにおける基板Gの搬送速度よりも遅くする(例えば、36mm/秒)ことが好ましい。これによってより精密なリンス処理を行うことができる。
【0069】
第2リンスゾーン24fを通過した基板Gは乾燥ゾーン24gに搬入される。乾燥ゾーン24gでは、例えば46mm/秒の搬送速度で基板Gを搬送しながら、エアーナイフ54a・54bから基板Gの表面に所定厚みの水膜が形成されるように、基板Gに乾燥ガスが吹き付けられる。乾燥ゾーン24gでの処理が終了した基板Gは、コロ搬送機構14によりi線UV照射ユニット(i−UV)25に搬送され、そこで所定の紫外線照射処理が施される。
【0070】
次に、乾燥ゾーン24gの別の実施形態について説明する。図7は、乾燥ゾーン24gの別の実施形態(「乾燥ゾーン24g´」とする)を示す側面図であり、図8はその平面図である。乾燥ゾーン24g´は、第2リンスゾーン24f側に設けられた基板乾燥処理部46aと、i線UV照射ユニット(i−UV)25側に設けられた水膜形成処理部46bとを有している。
【0071】
基板乾燥処理部46aはエアーナイフ54a・54bと、ブロワー49と、噴射量制御装置47とを有している。これらは図5および図6に示す乾燥ゾーン24gに設けられているものと同じものである。基板乾燥処理部46aでは、エアーナイフ54a・54bを用いて基板Gに空気を吹き付けることによって基板Gに付着しているリンス液を吹き飛ばす処理が行われる。ここで基板Gに付着したリンス液をほぼ完全に吹き飛ばすようにエアーナイフ54a・54bから空気を噴射してもよく、一方、基板Gの表面に所定厚みの水膜が形成されるように、エアーナイフ54a・54bから空気を噴射してもよい。
【0072】
水膜形成処理部46bでは、基板乾燥処理部46aを通過した基板Gを略水平姿勢で搬送しながら基板Gに水蒸気を供給することによって基板Gの表面に水膜を形成する。このために水膜形成処理部46bは、基板乾燥処理部46aを通過した基板に形成された水膜の厚みを測定する膜厚センサ48と、膜厚センサ48の測定結果に基づいて水膜の厚みが所定値に達していない部分(完全に乾燥している部分を含む)に選択的に水蒸気を供給する水蒸気供給ノズル89aと、水蒸気供給ノズル89aに水蒸気を供給する水蒸気発生装置89bと、膜厚センサ48からの信号に基づいて水蒸気発生装置89bから水蒸気供給ノズル89aへ供給する水蒸気量を制御する水蒸気供給制御装置90と、を有している。水蒸気発生装置89bにおいて発生させた水蒸気は窒素(N2)加圧されて水蒸気供給ノズル89aへと供給される。
【0073】
膜厚センサ48はY方向の複数箇所で水膜の厚みを測定することができるようになっている。また、水蒸気発生装置89bにおいて発生させた水蒸気は窒素(N2)により加圧されて水蒸気供給ノズル89aへと供給される。図9は水蒸気供給ノズル89aへの水蒸気の供給形態をより詳細に示した説明図である。水蒸気供給ノズル89aは、水蒸気吐出口が設けられたノズル部材101が一方向に複数連設されることによって、一方向に長い形状となっている。
【0074】
複数のノズル部材101からは別々に水蒸気を噴射することができるように、水蒸気発生装置89bから複数のノズル部材101へは別々に水蒸気を供給する配管が設けられており、これら配管にはそれぞれに開閉バルブ102が設けられている。開閉バルブ102の開閉動作は水蒸気供給制御装置90によって制御される。ノズル部材101に設けられている水蒸気吐出口からは、水蒸気が円錐シャワー状となって噴射し、基板Gに水蒸気が吹き付けられるようになっている。
【0075】
図10は乾燥ゾーン24g´における処理工程を示す説明図(フローチャート)である。最初に、エアーナイフ54a・54bから基板Gに空気を吹き付けて、基板Gからリンス液を吹き飛ばす。次に、基板Gの表面に形成された水膜の厚みを膜厚センサ48によって測定する。
【0076】
この膜厚センサ48による測定結果が、基板Gの表面の濡れ状態が良好な状態、つまり、良好な基板Gの表面にほぼ一定の厚みの水膜が形成されており、水膜の膜厚分布もまたほぼ一定である状態を示している場合には、基板Gに対する水蒸気供給ノズル89aからの水蒸気の噴射は行わずに、基板Gをi線UV照射ユニット(i−UV)25へと搬出する。一方、膜厚センサ48による測定結果が、基板Gの表面の濡れ状態が良好でない状態、つまり、水膜が全く形成されていない状態、または水膜の厚みが部分的に所定の厚みに達していない状態、または水膜の膜厚分布にばらつきが大きい状態を示している場合には、水蒸気供給ノズル89aから基板Gに水蒸気が吹き付けられ、これにより基板Gに一定厚みの水膜が形成される。
【0077】
このとき、水蒸気供給ノズル89aは複数のノズル部材101から構成され、かつ、各ノズル部材101からは別々に水蒸気を噴射することができるようになっているので、膜厚センサ48の測定結果に基づいて、水膜の薄い部分にのみ水蒸気を吹き付けることができる。これにより水膜全体の厚みを厚くすることなく、水膜の厚み分布を小さくすることができる。このようにして水膜が形成された基板Gは、i線UV照射ユニット(i−UV)25へと搬出される。
【0078】
このような構成を有する乾燥ゾーン24g´を用いた場合には、基板乾燥処理部46aを通過する際に、エアーナイフ54a・54bから吹き付けられた空気によって発生したリンス液のミストが、その後に乾燥された基板Gに付着しても、さらにその後に水膜が均一に形成されるために、ミストに起因するウォーターマーク等の発生を抑制することができる。
【0079】
なお、膜厚センサとしては、Y方向に移動可能であり、Y方向にスキャンすることによって基板G全体の水膜の厚みを測定することができるものを用いてもよい。同様に、水蒸気供給ノズルとして、Y方向に移動可能であり、Y方向にスキャンすることによって水膜の厚みが所定値に達していない部分に選択的に水蒸気を供給して水膜を形成するものを用いてもよい。
【0080】
次に、乾燥ゾーン24gのさらに別の実施形態について説明する。図11は乾燥ゾーン24gのさらに別の実施形態(「乾燥ゾーン24g″」とする)を示す側面図である。乾燥ゾーン24g″には、エアーナイフ54a・54bと、エアーナイフ54a・54bに空気を供給するブロワー49が設けられ、また、基板搬送方向前方側のエアーナイフ54bが設けられている位置において、基板搬送方向の後方側の空間(後方空間99a)と前方側の空間(前方空間)99bとを仕切る隔壁板98が設けられている。
【0081】
この乾燥ゾーン24g″においては、最初にエアーナイフ54aから基板Gに空気が吹き付けられる。ここで基板Gにおいてエアーナイフ54aから空気が吹き付けられた部分(エアーナイフ54aを通過した部分)が完全に乾燥されることがないように、エアーナイフ54aから噴射される空気量、つまりブロワー49からエアーナイフ54aへ送風される空気量を制御する。これによりエアーナイフ54aから基板Gに空気が吹き付けられることによって発生するリンス液のミストが、例えば、エアーナイフ54aよりも基板搬送方向前方側に移動している基板Gの一部分に付着しても、この部分には水膜が残っているために、基板Gへのウォーターマークの発生は防止される。
【0082】
エアーナイフ54aを通過した基板Gには、次いでエアーナイフ54bから空気が吹き付けられる。このときにもエアーナイフ54bから基板Gに空気が吹き付けられることによって基板Gからリンス液のミストが発生するが、エアーナイフ54bからは斜め後方に向けて空気が噴射されているために、このミストは、エアーナイフ54bと基板Gとの隙間を通って前方空間99bには拡散することなく、後方空間99aへと拡散し、さらにこのミストは隔壁板98があるために後方空間99aから前方空間99bへは拡散できない。こうして、エアーナイフ54a・54bを用いて基板Gを完全に乾燥させながら、基板Gへのミストの付着を防止することができる。
【0083】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。例えば、上記説明においては、乾燥ゾーン24gにおいて基板Gを乾燥させるために空気を用いた場合について説明したが、その他のガス、例えば、窒素ガスを用いて基板Gを乾燥させることもできる。この場合には、ブロワー49に代えて、ボンベや窒素供給用工場配管等の窒素供給装置を用い、これらの窒素供給装置からエアーナイフ54a・54bへの窒素供給量等を噴射量制御装置47によって制御すればよい。
【0084】
また、上記説明においてはリンス液として純水が用いられるために、基板Gに水膜を形成することによって基板Gにおけるウォーターマークの発生を防止したが、例えば、純水以外の処理液を用いて液処理を行う場合には、この処理液の膜が基板に形成されるように、処理液の蒸気を基板に吹き付ければよい。
【0085】
本発明はLCDガラス基板に限定して適用されるものではなく、その他の用途に用いられるガラス基板や、半導体ウエハ、その他のセラミックス基板等の液処理とそれに付随する乾燥処理にも適用できる。
【0086】
【発明の効果】
上述の通り、本発明によれば、基板におけるウォーターマーク等の発生が防止され、基板の品質を高めることができる。また、基板の表面に処理液の液膜を形成した場合には、基板における静電気蓄積量が低減され、これにより基板が破損し難くなる。なお、基板に液膜を形成するために基板表面の処理液を完全に吹き飛ばさない場合には、使用される乾燥ガス量を低減し、製造コストを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る現像処理ユニットを具備するレジスト塗布・現像処理システムの概略平面図。
【図2】 図1に示したレジスト塗布・現像処理システムの第1の熱的処理ユニットセクションを示す側面図。
【図3】 図1に示したレジスト塗布・現像処理システムの第2の熱的処理ユニットセクションを示す側面図。
【図4】 図1に示したレジスト塗布・現像処理システムの第3の熱的処理ユニットセクションを示す側面図。
【図5】 本発明に係る現像処理ユニットの概略構造を示す側面図。
【図6】 図5に示した現像処理ユニットの概略構造を示す平面図。
【図7】 現像処理ユニットを構成する乾燥ゾーンの別の実施形態を示す概略側面図。
【図8】 図7に示す乾燥ゾーンの概略平面図。
【図9】 図7および図8に示す乾燥ゾーンに設けられる水蒸気供給ノズルへの水蒸気の供給形態を示す説明図。
【図10】 図7および図8に示す乾燥ゾーンにおける処理工程を示す説明図。
【図11】 現像処理ユニットを構成する乾燥ゾーンのさらに別の実施形態を示す概略側面図。
【符号の説明】
1;カセットステーション
2;処理ステーション
3;インターフェイスステーション
24;現像処理ユニット(DEV)
24a;導入ゾーン
24b;第1の現像液供給ゾーン
24c;第2の現像液供給ゾーン
24d;液切り/リンスゾーン
24e;第1リンスゾーン
24f;第2リンスゾーン
24g・24g´・24g″;乾燥ゾーン
46a;基板乾燥処理部
46b;水膜形成処理部
47;噴射量制御装置
48;膜厚センサ
49;ブロワー
54a・54b;エアーナイフ
89a;水蒸気供給ノズル
89b;水蒸気発生装置
90;水蒸気供給制御装置
98;隔壁板
100;レジスト塗布・現像処理システム
G;LCD基板
Claims (6)
- 基板に所定の液処理を行う液処理方法であって、
基板を略水平姿勢で搬送しながら前記基板に所定の処理液を供給して液処理を行う第1工程と、
前記液処理の終了した基板を略水平姿勢で搬送しながら、前記基板の表面に前記処理液の液膜が残るように、前記基板にガス噴射ノズルを用いて乾燥ガスを噴射する第2工程と、
前記第2工程が終了した基板を加熱処理することによって前記基板の表面に残された処理液を蒸発させる第3工程と、
を有し、
前記第2工程においては、前記基板に形成される液膜が所定の膜厚となるように、前記ガス噴射ノズルによって乾燥ガスが吹き付けられた部分に形成された液膜の厚みを測定し、その測定結果に基づいて前記ガス噴射ノズルから吹き出される乾燥ガス量を調整することを特徴とする液処理方法。 - 基板に所定の液処理を行う液処理方法であって、
液処理部内で基板を略水平姿勢で搬送しながら前記基板に所定の処理液を供給して液処理を行う第1工程と、
液処理部内で前記液処理の終了した基板を略水平姿勢で搬送しながら、前記基板の表面に前記処理液の液膜がほぼ均一に残るように、前記基板にガス噴射ノズルを用いて乾燥ガスを噴射する第2工程と、
前記第2工程が終了し、液膜がほぼ均一に残った基板を前記液処理部から離間して配備されたベークユニット内に搬送して加熱処理することによって前記基板の表面に残された処理液を蒸発させる第3工程と、
を有することを特徴とする液処理方法。 - 前記第2工程においては、前記基板に形成される液膜が所定の膜厚となるように、前記ガス噴射ノズルによって乾燥ガスが吹き付けられた部分に形成された液膜の厚みを測定し、その測定結果に基づいて前記ガス噴射ノズルから吹き出される乾燥ガス量を調整することを特徴とする請求項2に記載の液処理方法。
- 前記液膜の厚みの測定結果に基づいて前記液膜の厚みが所定の厚みに達していない部分に選択的に水蒸気を供給することにより前記基板に形成される液膜の厚みが調整されることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の液処理方法。
- 基板に所定の液処理を行う液処理装置であって、
基板を略水平姿勢で搬送しながら前記基板に所定の処理液を供給して液処理を行う液処理部と、
基板に乾燥ガスを噴射するガス噴射ノズルを有し、前記液処理部における処理が終了した基板を略水平姿勢で搬送しながら前記ガス噴射ノズルを用いて前記基板に乾燥ガスを噴射する乾燥処理部と、
前記乾燥処理部において、前記基板に前記処理液の液膜が形成されるように前記ガス噴射ノズルから噴射される乾燥ガスの流速を制御する噴射量制御装置と、
を具備し、
前記乾燥処理部は、
前記ガス噴射ノズルに所定量の乾燥ガスを供給するガス供給機構と、
前記基板に前記ガス噴射ノズルから乾燥ガスが吹き付けられた後に形成される処理液の液膜の厚みを測定するセンサと、
を有し、
前記噴射量制御装置は、前記センサによって測定された液膜の厚みに基づいて前記基板の表面に形成された液膜の厚みが所定の厚みとなるように前記ガス供給機構から前記ガス噴射ノズルに供給される乾燥ガス流量を調整することを特徴とする液処理装置。 - 前記センサの測定結果に基づいて前記液膜が所定の厚みに達していない部分に選択的に水蒸気を供給する水蒸気供給ノズルをさらに具備することを特徴とする請求項5に記載の液処理装置。
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