JP4805384B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スピンレスの平流し方式で被処理基板に処理液を塗布して直後に乾燥させる基板処理装置に関する。
LCD(液晶ディスプレイ)パネルの製造においては、フォトリソグラフィー工程の中で被処理基板(ガラス基板)上にレジストを塗布した後にレジスト中の残存溶剤を蒸発させるプリベーキングの加熱処理を即座に行うと、プリベークユニット内で基板と接触するリフトピン、支持ピンまたはバキューム溝等からの熱的な影響を受けて溶剤の蒸発が不均一になり、レジストの膜厚にムラが現れるという問題がある。そこで、プリベーキングに先立って、基板上に塗布された直後のレジスト液中の残存溶剤を一定段階まで揮発させることでレジスト塗布膜の表面に固い層(一種の変質層)を形成する乾燥処理が行われている。このようにレジスト塗布膜の内部またはバルク部を液状に保ちつつ表層部のみを固化する乾燥法によれば、プリベーキングの際にバルクレジストの流動を抑制して乾燥斑の発生を低減できるだけでなく、現像処理時のレジストの非溶解性または膜減り量を少なくし、レジスト解像度が高くなる効果も得られる。
従来より、上記のようなプリベーキングに先立つ乾燥処理には、減圧雰囲気の下でレジスト中の溶剤を揮発させる減圧乾燥法が多く用いられている。しかしながら、スピンレスの平流し方式を採るインラインの塗布現像処理システムにおいては、適度な気流の付与あるいは温度制御により常圧の雰囲気下でレジスト中の溶剤を揮発させる常圧乾燥法も好適に用いられている(たとえば特許文献1)。
図8に、平流し方式でレジスト塗布処理および常圧乾燥処理を連続的に行う従来の基板処理装置のレイアウト構成を示す。この基板処理装置は、レジスト塗布処理を行うレジスト塗布ユニット200と、常圧乾燥処理を行う常圧乾燥ユニット202とを平流しの搬送方向(X方向)に並べて配置する。
レジスト塗布ユニット200内には、搬入口204から搬出口206に向かって搬入部208、平流し搬送部210、搬出部212が横一列に配置されている。ここで、平流し搬送部210はもちろん、搬入部208および搬出部212も基板Gを平流しで水平に移動させる搬送機構を備えている。
搬入部208は、搬送方向(X方向)において、基板1枚分以上のサイズを有し、上流側隣のユニット(図示せず)より搬入口204に受け取った基板Gをすばやく平流し搬送部210へ渡すようになっている。
平流し搬送部210は、搬送方向(X方向)において、基板2枚分以上のサイズを有し、搬入部208より受け取った基板Gをレジストノズル214のレジスト吐出動作と同期した所定のタイミングで、かつ塗布走査用の比較的緩やかな一定速度で移動させる。ここで、レジストノズル114は、長尺型のスリットノズルからなり、平流し搬送部110の搬送方向(X方向)中心部の上方に配置され、塗布処理中にスリット状の吐出口から帯状にレジスト液を吐出するようになっている。
搬出部212は、搬送方向(X方向)において、基板1枚分以上のサイズを有し、塗布処理を終えた直後、つまりレジストノズル114を完全に通り抜けた基板Gを平流し搬送部210より受け取り、受け取った基板Gをすばやく常圧乾燥ユニット202の平流し搬送部216へ渡すようになっている。
レジスト塗布ユニット200の天井には、多数のFFU(ファン・フィルタ・ユニット)218が設置され、これらのFFU218より清浄なエアがダウンフローで室内に供給されるようになっている。また、レジスト塗布ユニット200の底には1つまたは複数の排気口220が設けられ、たとえばブロアファンを有する排気装置222により排気口220を介して室内が排気されるようになっている。
レジスト塗布ユニット200の室内には、塗布処理の合間にレジストノズル214をリフレッシュするためのノズルリフレッシュ部224も設けられている。レジストノズル214は、1回(基板1枚分)の塗布処理を終えると、平流し搬送部210に近接した塗布位置から上方のノズルリフレッシュ部224へ移動し、そこでノズル洗浄やプライミング処理等のリフレッシュないし下準備を行って、次回の塗布処理に備える。
常圧乾燥ユニット202においては、搬入口226(つまりレジスト塗布ユニット200の搬出口206)の近くで平流し搬送部216の上方に乾燥用のガスたとえばエアを吹き下ろす給気部228が設けられるとともに、搬入口230の近くで平流し搬送部216の上方に乾燥エアその他の気体を吸い込む排気部232が設けられている。
平流し搬送部216による平流しで基板Gが室内を移動する間に、基板G上のレジスト塗布膜は乾燥エアの気流に晒され、レジスト塗布膜から溶媒が蒸発して、膜の表層部が固く変質する。常圧乾燥ユニット202を通り抜けた基板Gは、次工程のプリベーキングを行うプリベークユニット(図示せず)へ送られる。
特開2009−76626
上記のような従来の基板処理装置(図8)には、改善の余地が幾つかある。
第1に、レジスト塗布ユニット200の室内で基板G上のレジスト塗布膜から蒸発する溶媒の回収が難しい。すなわち、レジスト塗布ユニット200内で基板G上から蒸発した溶媒が装置外部へ漏れると周囲に有機臭が漂うので、極力外部へ漏らさないようにしている。ところが、有機臭の漏洩を防止するために、レジスト塗布ユニット200の室内を陰圧に排気すると、外部からパーティクルが室内に入りやすくなる。代わりに、FFU218のエア給気量(流量)を上げると、室内でダウンフローの風速が増大して、基板G上に形成されるレジスト液膜に塗布ムラ等の悪影響を与えるおそれがある。
第2に、FFU18の吹き下ろす気流がノズルリフレッシュ部224に当たって、パーティクルの巻き上がり、そして基板への付着が生じやすいという問題がある。
第3に、搬送方向(X方向)において、レジスト塗布ユニット200の全長サイズが相当長いため(通常、基板の4倍以上)、装置全体のフットプリントが大きいうえ、FFU218の使用台数および消費エネルギーが多いという問題がある。
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決するものであり、塗布処理の際に被処理基板上から蒸発するガスの回収を首尾よく行えるとともに、塗布処理空間の省スペース化、フットプリントの縮小、空気清浄の設備および消費エネルギーの節減を実現する基板処理装置を提供する。
本発明の基板処理装置は、常圧の雰囲気下で被処理基板上に所定の処理液を塗布するための第1の処理室と、前記基板上に形成された直後の前記処理液の塗布膜を常圧の雰囲気下で乾燥させるために、前記第1の処理室の隣に設けられる第2の処理室と、前記第1の処理室と前記第2の処理室とを仕切る隔壁と、前記第1および第2の室を縦断して前記基板を水平な平流しで搬送する基板搬送部と、前記基板搬送部による平流し搬送で前記第1の処理室内を移動する前記基板上に処理液を供給して処理液の塗布膜を形成するために、前記隔壁に近接して配置されるノズルとを有する。
上記の構成においては、基板が第1の処理室内で平流し方式の塗布処理を受けるや否や、基板上に形成されたばかりの処理液の塗布膜は直ぐに第2の処理室に入り、そこで乾燥燥処理を受ける。この乾燥処理によって塗布膜から蒸発した溶剤は、第1の処理室内で拡散せずに、第2の処理室内で回収される。
このように、基板上の処理液の塗布膜から蒸発する溶剤が第1の処理室内に拡散しないので、第1の処理室から室外の周囲に有機臭が漏れるおそれがなく、第1の処理室内の排気を弱くすることができる。したがって、第1の処理室内を陰圧に排気するにしても大気圧に近い圧力に設定できるため、外からのパーティクルの進入を防止できる。また、第1の処理室内では喚気用ガスの給気流量を少なくできるので、空気清浄の設備および消費エネルギーの節減を実現できる。さらに、第1の処理室内では、搬送方向において塗布処理部の全長サイズを大幅に短縮できるため、省スペース化とフットプリントの縮小化も実現できる。
本発明の基板処理装置によれば、上記のような構成および作用により、塗布処理の際に被処理基板上から蒸発するガスの回収を首尾よく行えるとともに、塗布処理空間の省スペース化、フットプリントの縮小、空気清浄の設備および消費エネルギーの節減を実現することができる。
本発明の基板処理装置を適用できる一構成例としての塗布現像処理システムのレイアウトを示す平面図である。 本発明の一実施形態における基板処理装置としての塗布プロセス部の構成を示す平面図である。 上記塗布プロセス部の構成を示す側面図である。 上記塗布プロセス部に設けられるノズルリフレッシュ部の構成例を示す略断面図である。 上記塗布プロセス部における塗布処理中の要部の構成を示す断面図である。 上記塗布プロセス部においてレジスト塗布ユニットと気流乾燥ユニットとの境界付近にシャッタを備える実施例(塗布処理中の状態)を示す断面図である。 上記シャッタを備える実施例の塗布処理の合間の状態を示す断面図である。 平流し方式でレジスト塗布処理および常圧乾燥処理を連続的に行う従来の基板処理装置のレイアウト構成を示す側面図である。
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。
図1に、本発明の基板処理装置を適用できる一構成例としての塗布現像処理システムを示す。この塗布現像処理システム10は、クリーンルーム内に設置され、たとえばガラス基板を被処理基板Gとし、LCD製造プロセスにおいてフォトリソグラフィー工程の中の洗浄、レジスト塗布、プリベーク、現像およびポストベーク等の一連の処理を行うものである。露光処理は、このシステムに隣接して設置される外部の露光装置12で行われる。
この塗布現像処理システム10は、中心部に横長のプロセスステーション(P/S)16を配置し、その長手方向(X方向)両端部にカセットステーション(C/S)14とインタフェースステーション(I/F)18とを配置している。
カセットステーション(C/S)14は、システム10のカセット搬入出ポートであり、基板Gを多段に積み重ねるようにして複数枚収容可能なカセットCを水平な一方向(Y方向)に4個まで並べて載置できるカセットステージ20と、このステージ20上のカセットCに対して基板Gの出し入れを行う搬送機構22とを備えている。搬送機構22は、基板Gを1枚単位で保持できる搬送アーム22aを有し、X,Y,Z,θの4軸で動作可能であり、隣接するプロセスステーション(P/S)16側と基板Gの受け渡しを行えるようになっている。
プロセスステーション(P/S)16は、水平なシステム長手方向(X方向)に延在する平行かつ逆向きの一対のラインA,Bに各処理部をプロセスフローまたは工程の順に配置している。
より詳細には、カセットステーション(C/S)14側からインタフェースステーション(I/F)18側へ向う上流部のプロセスラインAには、搬入ユニット(IN PASS)24、洗浄プロセス部26、第1の熱的処理部28、塗布プロセス部30および第2の熱的処理部32が第1の基板搬送ライン34に沿って上流側からこの順序で一列に配置されている。
より詳細には、搬入ユニット(IN PASS)24はカセットステーション(C/S)14の搬送機構22から未処理の基板Gを受け取り、所定のタクトで第1の基板搬送ライン34に投入するように構成されている。
洗浄プロセス部26は、第1の平流し搬送路34に沿って上流側から順にエキシマUV照射ユニット(E−UV)36およびスクラバ洗浄ユニット(SCR)38を設けている。第1の熱的処理部28は、上流側から順にアドヒージョンユニット(AD)40および冷却ユニット(COL)42を設けている。
塗布プロセス部30は、上流側から順にレジスト塗布ユニット(COAT)44および気流乾燥ユニット(KD)46を並置している。第2の熱的処理部32は、上流側から順にプリベークユニット(PRE−BAKE)48および冷却ユニット(COL)50を設けている。
第2の熱的処理部32の下流側隣に位置する第1の基板搬送ライン34の終点にはパスユニット(PASS)52が設けられている。第1の基板搬送ライン34上を平流しで搬送されてきた基板Gは、この終点のパスユニット(PASS)52からインタフェースステーション(I/F)18へ渡されるようになっている。
一方、インタフェースステーション(I/F)18側からカセットステーション(C/S)14側へ向う下流部のプロセスラインBには、現像ユニット(DEV)54、ポストベークユニット(POST−BAKE)56、冷却ユニット(COL)58、検査ユニット(AP)60および搬出ユニット(OUT−PASS)62が第2の基板搬送ライン64に沿って上流側からこの順序で一列に配置されている。ここで、ポストベークユニット(POST−BAKE)56および冷却ユニット(COL)58は第3の熱的処理部66を構成する。搬出ユニット(OUT PASS)62は、第2の平流し搬送路64から処理済の基板Gを1枚ずつ受け取って、カセットステーション(C/S)14の搬送機構22に渡すように構成されている。
両プロセスラインA,Bの間には補助搬送空間68が設けられており、基板Gを1枚単位で水平に載置可能なシャトル70が図示しない駆動機構によってプロセスライン方向(X方向)で双方向に移動できるようになっている。
インタフェースステーション(I/F)18は、上記第1および第2の基板搬送ライン34,64や隣接する露光装置12と基板Gのやりとりを行うための搬送装置72を有し、この搬送装置72の周囲にロータリステージ(R/S)74および周辺装置76を配置している。ロータリステージ(R/S)74は、基板Gを水平面内で回転させるステージであり、露光装置12との受け渡しに際して長方形の基板Gの向きを変換するために用いられる。周辺装置76は、たとえばタイトラー(TITLER)や周辺露光装置(EE)等を第2の平流し搬送路64に接続している。
ここで、この塗布現像処理システム10における1枚の基板Gに対する全工程の処理手順を説明する。先ず、カセットステーション(C/S)14において、搬送機構22が、ステージ20上のいずれか1つのカセットCから基板Gを1枚取り出し、その取り出した基板Gをプロセスステーション(P/S)16のプロセスラインA側の搬入ユニット(IN PASS)24に搬入する。搬入ユニット(IN PASS)24から基板Gは第1の基板搬送ライン34上に移載または投入される。
第1の基板搬送ライン34に投入された基板Gは、最初に洗浄プロセス部26においてエキシマUV照射ユニット(E−UV)36およびスクラバ洗浄ユニット(SCR)38により紫外線洗浄処理およびスクラビング洗浄処理を順次施される。スクラバ洗浄ユニット(SCR)38は、平流し搬送路34上を水平に移動する基板Gに対して、ブラッシング洗浄やブロー洗浄を施すことにより基板表面から粒子状の汚れを除去し、その後にリンス処理を施し、最後にエアーナイフ等を用いて基板Gを乾燥させる。スクラバ洗浄ユニット(SCR)38における一連の洗浄処理を終えると、基板Gはそのまま第1の平流し搬送路34を下って第1の熱的処理部28を通過する。
第1の熱的処理部28において、基板Gは、最初にアドヒージョンユニット(AD)40で蒸気状のHMDSを用いるアドヒージョン処理を施され、被処理面を疎水化される。このアドヒージョン処理の終了後に、基板Gは冷却ユニット(COL)42で所定の基板温度まで冷却される。この後も、基板Gは第1の平流し搬送路34を下って塗布プロセス部30へ搬入される。
塗布プロセス部30において、基板Gは、最初にレジスト塗布ユニット(COAT)44でスリットノズルを用いるスピンレスの平流し方式により基板上面(被処理面)にレジスト液を塗布され、直後に下流側隣の気流乾燥ユニット(KD)46で常圧雰囲気下の気流による乾燥処理を受ける。
塗布プロセス部30を出た基板Gは、第1の基板搬送ライン34を下って第2の熱的処理部32を通過する。第2の熱的処理部32において、基板Gは、最初にプリベークユニット(PRE−BAKE)48でレジスト塗布後の熱処理または露光前の熱処理としてプリベーキングを受ける。このプリベーキングによって、基板G上のレジスト膜中に残留していた溶剤が蒸発して除去され、基板に対するレジスト膜の密着性が強化される。次に、基板Gは、冷却ユニット(COL)50で所定の基板温度まで冷却される。しかる後、基板Gは、第1の平流し搬送路34の終点のパスユニット(PASS)52からインタフェースステーション(I/F)18の搬送装置72に引き取られる。
インタフェースステーション(I/F)18において、基板Gは、ロータリステージ74でたとえば90度の方向変換を受けてから周辺装置76の周辺露光装置(EE)に搬入され、そこで基板Gの周辺部に付着するレジストを現像時に除去するための露光を受けた後に、隣の露光装置12へ送られる。
露光装置12では基板G上のレジストに所定の回路パターンが露光される。そして、パターン露光を終えた基板Gは、露光装置12からインタフェースステーション(I/F)18に戻されると、先ず周辺装置76のタイトラー(TITLER)に搬入され、そこで基板上の所定の部位に所定の情報が記される。しかる後、基板Gは、搬送装置72よりプロセスステーション(P/S)16のプロセスラインB側に敷設されている第2の基板搬送ライン64の現像ユニット(DEV)54の始点に搬入される。
こうして、基板Gは、今度は第2の基板搬送ライン64上をプロセスラインBの下流側に向けて搬送される。最初の現像ユニット(DEV)54において、基板Gは平流しで搬送される間に現像、リンス、乾燥の一連の現像処理を施される。
現像ユニット(DEV)54で一連の現像処理を終えた基板Gは、そのまま第2の基板搬送ラインに乗せられたまま第3の熱的処理部66および検査ユニット(AP)60を順次通過する。第3の熱的処理部66において、基板Gは、最初にポストベークユニット(POST−BAKE)56で現像処理後の熱処理としてポストベーキングを受ける。このポストベーキングによって、基板G上のレジスト膜に残留していた現像液や洗浄液が蒸発して除去され、基板に対するレジストパターンの密着性が強化される。次に、基板Gは、冷却ユニット(COL)58で所定の基板温度に冷却される。検査ユニット(AP)60では、基板G上のレジストパターンについて非接触の線幅検査や膜質・膜厚検査等が行われる。
搬出ユニット(OUT PASS)62は、第2の基板搬送ライン64から全工程の処理を終えてきた基板Gを受け取って、カセットステーション(C/S)14の搬送機構22へ渡す。カセットステーション(C/S)14側では、搬送機構22が、搬出ユニット(OUT PASS)62から受け取った処理済の基板Gをいずれか1つ(通常は元)のカセットCに収容する。
この塗布現像処理システム10においては、レジスト塗布ユニット(COAT)44および気流乾燥ユニット(KD)46からなる塗布プロセス部30に本発明を適用することができる。
以下、図2〜図7につき、本発明の一実施形態における基板処理装置としての塗布プロセス部30の構成および作用を詳細に説明する。
図2および図3に、この実施形態における塗布プロセス部30の構成を示す。図2は略平面図、図3は側面図である。
この塗布プロセス部30において、レジスト塗布ユニット(COAT)44は、図3に示すように、搬送方向(X方向)と向き合う一対の壁に搬入口80aおよび搬出口80bをそれぞれ設けた匡体型の塗布処理室80を有し、この処理室80内に搬入部82と塗布処理部84とを横一列に配置している。
搬入部82は、搬送方向(X方向)において略基板1枚分のサイズを有し、上流側の第1の熱的処理部28より搬入口80aを介して受け取った基板Gをすばやく塗布処理部84へ渡すように構成されている。
より詳細には、図2に示すように、搬入部82は、搬入ステージ86と基板搬送機構88とを備えている。搬入ステージ86には、搬送方向(X方向)に延びる帯状の孔部90が横幅方向(Y方向)に所定の間隔を置いて複数本たとえば3本設けられている。また、搬入ステージ86には、浮上用のガス(たとえばエア)を噴射するためのガス噴射口92が均一な密度で離散的に多数設けられている。これらのガス噴射口92から噴射されるガスの圧力または揚力によって、基板Gが搬入ステージ86上で水平に浮くようになっている。
基板搬送機構88は、搬入ステージ86の上面に設けられた帯状の孔部90を利用して設けられており、基板Gをバキュームで吸着保持するチャック部材94と、このチャック部材94を搬送方向(X方向)で往復移動させるスライダ(図示せず)等を有している。各チャック部材94は、たとえば真空ポンプ(図示せず)に接続されており、その基板吸着面(上面)が搬入ステージ86の表面から僅かに突出し、横幅方向(Y方向)一列に並んで各帯状孔部90に配置されている。
塗布処理部84は、搬送方向(X方向)において略基板1枚分のサイズを有し、浮上式のステージ96と、この浮上ステージ96上で空中に浮いている基板Gをステージ長手方向(X方向)に搬送する基板搬送機構98と、浮上ステージ96上を搬送される基板Gの上面(被処理面)にレジスト液を供給するレジストノズル100とを有している。
浮上ステージ96の上面には浮上用のガス(たとえばエア)を上方に噴射するためのガス噴射口102が一定の密度で多数設けられており、それらのガス噴射口102から噴射されるガスの圧力によって基板Gがステージの上面から一定の高さに浮上するように構成されている。
さらに、この実施例では、浮上ステージ96の上面にガス噴射口102と混在してガスを吸引する吸引口104を設けており、ガス噴射口102からの垂直上向きの圧力と吸引口104からの垂直下向きの圧力との双方向の力のバランスを制御して、塗布用の浮上量を高い精度で設定値に維持するようにしている。
基板搬送機構98は、浮上ステージ96の左右両側で搬送方向(X方向)に延びる一対のガイドレール106と、これらのガイドレール106に沿って往復移動可能なスライダ108と、浮上ステージ96上で基板Gの両側端部を着脱可能に保持するようにスライダ108に設けられた吸着パッド等の基板保持部材110とを備えており、たとえばリニアモータを有する直進移動機構(図示せず)によりスライダ108を搬送方向(X方向)に移動させることによって、浮上ステージ96上で基板Gの浮上搬送を行うように構成されている。
レジストノズル100は、搬送方向(X方向)と直交する横幅方向(Y方向)に浮上ステージ96の上方を横断して延びる長尺型のスリットノズルであり、塗布処理室80の搬出口80bの近傍に設定された塗布処理用のレジスト吐出位置でその直下を通過する基板Gの上面(被処理面)に向けてスリット状の吐出口よりレジスト液を帯状に吐出するようになっている。
また、レジストノズル100は、たとえばボールネジ機構やガイド部材等を含むノズル移動機構112により、このノズルを支持するノズル支持部材114と一体にX方向に移動可能、かつ垂直方向(Z方向)に昇降可能に構成されており、上記レジスト吐出位置と後述するノズルリフレッシュ部116との間で移動できるようになっている。
塗布処理室80の天井には複数台のFFU118が設置され、これらのFFU118より清浄なエアがダウンフローで室内に供給されるようになっている。また、塗布処理室80の底には1つまたは複数の排気口120が設けられ、たとえばブロアファンを有する排気装置122により排気口120を介して室内が排気されるようになっている。
塗布処理室80の上部と仕切り無しに隣接して、好ましくは気流乾燥ユニット(KD)46の上に、ノズルリフレッシュ部116を格納する待機室124が設けられている。
ノズルリフレッシュ部116は、たとえば図4に示すような構成であり、次回の塗布処理のための下準備としてレジストノズル100に少量のレジスト液を吐出させてプライミングローラ125に巻き取るプライミング処理部126と、レジストノズル100のレジスト吐出口を乾燥防止の目的から溶剤蒸気の雰囲気中に保つためのノズルバス128と、レジストノズル100のレジスト吐出口近傍に付着したレジストを除去するためのノズル洗浄機構130とを備えている。
レジストノズル100をノズルリフレッシュ部116に行き着かせるときは、ノズル移動機構112により、レジストノズル100を図3の実線で示す塗布処理用の吐出位置から図3の点線で示す上方の位置までへ上昇させ、次いで図4の点線で示すように待機室124内のノズルリフレッシュ部116へ移動させる。あるいは、レジストノズル100を図3の点線で示す位置で止まらせ、ノズルリフレッシュ部116を待機室124から処理室80へ移動させることも可能である。
また、レジスト液容器や送液ポンプ等からなるレジスト供給部132が塗布処理室80の外に設けられており、塗布処理室80内のレジストノズル100はレジスト供給管134を介してレジスト供給部132に接続されている。
この塗布プロセス部30において、気流乾燥ユニット(KD)46は、匡体型の乾燥処理室136を有し、図3に示すように、レジスト塗布ユニット(COAT)44の下流側隣に配置されている。この実施例では、レジスト塗布ユニット(COAT)44の塗布処理室80と気流乾燥ユニット(KD)46の乾燥処理室136とが両室の境界で隔壁138を共有しており、塗布処理室80の搬出口80bが乾燥処理室136の搬入口136aとなっている。
乾燥処理室136内には、搬入口136aから搬出口136bまで平流し用の搬送路たとえばコロ搬送路140が敷設されている。コロ搬送路140を構成するコロ142は、歯車またはベルト等の伝導機構(図示せず)を介してモータ(図示せず)に接続されており、塗布プロセス部30より浮上搬送の平流しで送られてくる基板Gを同一の移動速度(塗布処理用の走査速度)および搬送面で受け取り、受け取った基板Gを気流乾燥に適した一定の速度でコロ搬送するようになっている。
コロ搬送路140の上方には、搬入口136aの近くに乾燥用のガス(たとえばエア、窒素ガス等)をコロ搬送路140上の基板Gに向けて吹き下ろす給気部144が設けられるとともに、搬出口136bの近くにコロ搬送路140側から乾燥用ガスや溶媒を含む任意の気体を吸引して排気する排気部146が設けられている。
給気部144は、コロ搬送路140の幅方向(Y方向)に延びる長尺型の乾燥用ガス噴射口148と、この乾燥ガス噴射口148に乾燥用ガスを圧送する給気源150とを備えている。排気部146は、コロ搬送路140の幅方向(Y方向)に延びる長尺型のガス吸い込み口152と、このガス吸い込み口152に排気管を介して接続される排気ファンまたは真空ポンプを有する排気装置154とを備えている。
搬入口136aと乾燥用ガス噴射口148とガス吸い込み口152との間には、コロ搬送路140上を平流しで移動する基板Gの上面(レジスト塗布膜)が効率よく乾燥用ガスの気流に晒されるように、コロ搬送路140と所定の間隔を隔てて上部カバー158が設けられている。また、コロ搬送路140の下にも気流遮断用のカバー(図示せず)を設けてもよく、あるいは乾燥処理室136の底または側壁に排気口(図示せず)を設けることも可能である。
制御部160は、マイクロコンピュータおよび各種インタフェースを含み、この塗布プロセス部30内の各部および全体の動作を制御する。
次に、この塗布プロセス部30における作用を説明する。先ず、前段の第1の熱的処理部28よりたとえばコロ搬送の平流しで送られてきた基板Gが、レジスト塗布ユニット(COAT)44において搬入口80aから搬入部82に搬入される。
搬入部82は、第1の熱的処理部28から送られてきた基板Gを浮上式の搬入ステージ86の上に受け取り、ステージ上面の帯状孔部90に沿って直進する搬送機構88の平流し搬送によって基板Gをすばやく塗布処理部84の浮上ステージ96上へ搬入する。
塗布処理部84では、浮上ステージ96上に搬入された基板Gが浮上状態でいったん静止し、基板Gの前端部(基板上の塗布開始位置)がレジストノズル100の直下に位置決めされる。
次いで、所定のタイミングで、つまりレジストノズル100よりレジスト液の吐出が開始されるのと略同時に、基板搬送機構98が基板Gの浮上搬送を開始し、塗布処理用の一定の走査速度で基板Gを搬送方向(X方向)に移動させる。
こうして、基板Gが水平姿勢で搬送方向(X方向)に一定速度で移動するのと同時に、レジストノズル100が直下の基板Gに向けてレジスト液を所定の圧力で帯状に吐出することにより、図5に示すように、基板Gの前端側から後端側へ向かってレジスト液の塗布膜RMが形成されていく。この塗布処理走査中に、基板Gのレジストノズル100よりも下流側の部分(レジストノズル100直下の塗布位置を通り過ぎた部分)は、直ぐに塗布処理室80の搬出口80bを抜けて乾燥処理室136へ入り、そこで気流乾燥処理を受ける。
すなわち、基板Gが乾燥処理室136に入ると、基板上のレジスト塗布膜RMは給気部144の乾燥用ガス噴射口148より流れてくる乾燥用ガスに晒され、レジスト塗布膜RMより溶剤が蒸発する。蒸発した溶剤は、乾燥用ガス等と一緒に下流側に流れて、ガス吸い込み口152に吸い込まれる。この気流乾燥は、基板Gが乾燥処理室136内をコロ搬送の平流しで移動している間、つまりガス吸い込み口152を通り抜けるまで持続的に行われ、基板G上のレジスト塗布膜RMの表層部を適度に乾燥固化させる。
この実施形態では、上記のように、基板Gが塗布処理室80内で平流し方式のレジスト塗布処理を受けるや否や、基板G上に形成されたばかりのレジスト液の塗布膜RMは直ぐに乾燥処理室136に入り、そこで乾燥用ガスの気流に晒され、気流乾燥処理を受ける。気流乾燥によってレジスト塗布膜RMから蒸発した有機溶剤は、塗布処理室80内で拡散せずに、乾燥処理室136内で搬送方向(X方向)の下流側に流れて排気部146に回収される。
図5に示すように、塗布処理用のレジスト吐出位置でレジストノズル100が隔壁138と搬出口80bに近接しており、基板G上のレジスト塗布膜RMから蒸発する溶剤に対してレジストノズル100が壁を形成し、塗布処理室80内に有機溶剤を拡散させないようにしている。
このように、塗布処理室80内では、基板G上のレジスト塗布膜RMから蒸発する有機溶剤が拡散しないので、塗布処理室80から室外の周囲に有機臭が漏れるおそれがなく、室内の排気を弱くすることができる。したがって、室内を陰圧にするにしても大気圧に近い圧力に設定できるため、パーティクルの進入を防止できる。また、FFU118のエア給気量を少なくできるので、FFU118の設置台数および消費エネルギーを節減することができる。
さらに、この実施形態では、基板G上に形成されるレジスト塗布膜RMがFFU118からのダウンフローの影響を受けないようになっている。また、ノズルリフレッシュ部116が、FFU118からのダウンフローを避けて塗布処理室80と隣接する待機室124内に格納されるので、パーティクルの発生源となることもない。待機室124は乾燥処理室136の上に設置されるので、スペース効率が高いうえ、レジストノズル100の昇降位置に近いので、塗布処理用のレジスト塗布位置とノズルリフレッシュ部116との間でレジストノズル100を移動させる時間または距離が短くて済むという利点もある。
レジスト塗布ユニット(COAT)44においては、搬送方向(X方向)において塗布処理部84の全長サイズが従来の半分に短縮しているだけでなく、塗布処理部84と気流乾燥ユニット(KD)46との間に搬出部(212、図8)を持たないため、塗布処理室80の大幅な省スペース化とフットプリントの大幅な縮小化を実現している。もちろん、塗布処理室80の省スペース化は、FFU118の使用台数の節減にもつながる。
なお、塗布処理中は、上記のようにレジストノズル100が基板G上のレジスト塗布膜RMを塗布処理室80内の雰囲気、特にFFU118よりダウンフローで供給されるエアの気流から遮断する。この時、レジストノズル100の吐出口を境として下流側(搬出口80b)の圧力が上流側(ダウンフローの気流)の圧力よりも低くなると、ノズル吐出口より帯状に出たレジスト液が基板G上に塗布される際の液膜形成メカニズムが乱され、レジスト塗布膜RMの膜質が悪化する懸念がある。
この実施形態では、レジストノズル100が塗布処理用のレジスト吐出位置にいる時と、レジストノズル100が塗布処理の合間にレジスト吐出位置を外している時とで、気流乾燥ユニット(KD)46側で給気部144より供給する乾燥用ガスの流量を制御部160の制御の下で切り換えるようにしている。特に、上記のように、塗布処理中にレジストノズル100の吐出口を境として下流側の圧力が上流側の圧力よりも低くなる場合は、給気部144の乾燥用ガス噴射量を一段増加させて、レジストノズル100の下流側の圧力が上流側の圧力よりも低くならないようにしている。この圧力バランス制御のために、圧力センサ(図示せず)を用いて圧力フィードバック制御を行ってもよい。
また、塗布処理中は、上記のようにレジストノズル100が壁となって塗布処理室80の雰囲気と乾燥処理室136の雰囲気が遮断される。レジストノズル100が塗布処理の合間にレジスト吐出位置を外している時でも、塗布処理室80の雰囲気と乾燥処理室136の雰囲気とを遮断するために、図6および図7に示すように、隔壁138に隣接してシャッタ162を好適に設けることができる。
このシャッタ162は、たとえば、乾燥処理室136内で隔壁138に取り付けられたシャッタ駆動部164と、このシャッタ駆動部164の昇降駆動によって乾燥処理室136の搬入口136aの開閉を行うシャッタ板166とを備えている。
塗布処理中に基板Gを塗布処理室80から乾燥処理室136へ移す間はシャッタ162がシャッタ板166を上げて開状態となり(図6)、レジストノズル100が塗布処理の合間にレジスト吐出位置を外している間はシャッタ162がシャッタ板166を下して閉状態となり、シャッタ板166によって塗布処理室80の雰囲気と乾燥処理室136の雰囲気とを遮断する(図7)。
以上本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で他の実施形態あるいは種種の変形が可能である。
たとえば、上記した実施形態では、気流乾燥ユニット(KD)46内の乾燥処理に専ら乾燥用ガスの気流を用いたが、ヒータによる加熱を気流乾燥と併用することも可能であり、あるいは常圧雰囲気下で基板を平流しで移動させながら基板上の塗布膜を基板の裏面側から常温よりも低い温度に冷やしながら乾燥させる方法も使用可能であり、基本的には平流し方式の任意の常圧乾燥法を使用できる。
さらには、気流乾燥ユニット(KD)46に代えて、平流し方式の減圧乾燥ユニットを使用することも可能である。その場合、平流し搬送で基板を減圧乾燥ユニット内に搬入したなら、そこで基板搬送を停止する。そして、減圧乾燥ユニットの処理室(チャンバ)を密閉して減圧乾燥を実行し、減圧乾燥の終了後に処理室(チャンバ)を解放して、処理済みの基板を平流し搬送により搬出するようにしてよい。
気流乾燥ユニット(KD)46あるいはその代用の平流し方式の乾燥ユニットにおいて、平流し用の搬送路はコロ搬送路に限定されず、たとえば浮上ステージで構成することも可能である。
レジスト塗布ユニット(COAT)44の塗布処理室80と気流乾燥ユニット(KD)46の乾燥処理室136とが隙間またはスペースを空けて分離していてもよい。
レジスト塗布ユニット(COAT)44内の各部も種種の変形が可能であり、たとえば搬入部82と塗布処理部84との間に隔壁を設け、あるいは各々別室に設けることも可能である。
本発明における被処理基板はLCD用のガラス基板に限るものではなく、他のフラットパネルディスプレイ用基板や、半導体ウエハ、CD基板、フォトマスク、プリント基板等も可能である。処理対象の塗布液もレジスト液に限らず、たとえば層間絶縁材料、誘電体材料、配線材料等の処理液も可能である。

Claims (14)

  1. 被処理基板上に所定の処理液を塗布するための第1の処理室と、
    前記基板上に形成された直後の前記処理液の塗布膜を乾燥させるために、前記第1の処理室の隣に設けられる第2の処理室と、
    前記第1の処理室と前記第2の処理室とを仕切る隔壁と、
    前記第1および第2の室を縦断して前記基板を水平な平流しで搬送する基板搬送部と、
    前記基板搬送部による平流し搬送で前記第1の処理室内を移動する前記基板上に処理液を供給して処理液の塗布膜を形成するために、前記隔壁に近接して配置されるノズルと
    を有する基板処理装置。
  2. 前記第1の処理室に清浄な空気をダウンフローで供給する第1の給気部と、前記第1の処理室内を排気する第1の排気部とを有する、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記基板搬送部が、前記第1の処理室内に敷設される第1の平流し搬送路と、前記第2の処理室内に敷設される第2の平流し搬送路とを有する、請求項1または請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記基板搬送部が、前記第1の平流し搬送路上で前記基板を搬送するための第1の搬送機構と、前記第2の平流し搬送路上で前記基板を搬送するための第2の搬送機構とを有する、請求項3に記載の基板処理装置。
  5. 前記第2の処理室内で前記基板上の処理液の塗布膜を常圧の雰囲気の下で気流に晒して乾燥させる気流乾燥部を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  6. 前記気流乾燥部は、前記隔壁に近接して配置され、前記基板搬送部による平流し搬送で前記第2の処理室内を通過する前記基板に向けて上方から乾燥用のガスを供給する第2の給気部を有する、請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 前記気流乾燥部は、前記乾燥用ガスを含む前記第2の処理室内の気体を室外へ排出するために、基板搬送方向において前記給気部の下流側に配置される第2の排気部を有する、請求項6に記載の基板処理装置。
  8. 前記気流乾燥部は、前記ノズルが塗布処理用の第1の位置にいる時と、前記ノズルが非塗布処理時に前記第1の位置よりも高い第2の位置にいる時とで、前記第2の給気部より供給する乾燥用ガスの流量を切り換える、請求項5または請求項6記載の基板処理装置。
  9. 前記乾燥用ガスの供給流量は、前記ノズルが前記第1の位置にいる時の流量に対して、非塗布処理時に前記第2の位置にいる時の流量が大きい、請求項8記載の基板処理装置。
  10. 前記隔壁に近接して設けられ、前記基板を前記第1の処理室から前記第2の処理室へ移す間は開状態となり、前記ノズルが塗布処理用の第1の位置よりも高い第2の位置にいる間は閉状態となって前記第1の処理室の雰囲気と前記第2の処理室の雰囲気とを遮断するシャッタを有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  11. 前記ノズルを所定の方向または経路で移動させるためのノズル移動機構を有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  12. 前記ノズル移動機構が、前記ノズルを、塗布処理のための第1の位置と、塗布処理の合間に前記ノズルの機能をリフレッシュするための第3の位置との間で移動させる、請求項11に記載の基板処理装置。
  13. 前記ノズルの機能をリフレッシュするためのノズルリフレッシュ部が、前記第1の処理室の隣で前記第2の処理室から隔離した第3の室内に設置または配置される、請求項12に記載の基板処理装置。
  14. 前記第3の室が、前記第2の処理室の上に設けられる、請求項13に記載の基板処理装置。
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