JP5274148B2 - 処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、一連の処理工程において被処理基板をプロセスフローの順に概ね水平な方向で搬送する搬送ラインを有する処理システムに関する。
従来より、FPD(フラットパネルディスプレイ)製造におけるレジスト塗布現像処理システムでは、被処理基板の大型化に対応するために、ローラまたはコロ等の搬送体を水平方向に敷設してなる平流し搬送路上で基板を水平に搬送しながら基板の被処理面に所定の液、ガス、光等を与えて所要の処理を行う平流し方式の処理ユニットを装備し、そのような平流し方式の処理ユニットを含む多数の処理ユニットをプロセスフローの順に概ね水平方向のラインに沿ってシリアルに並べるシステム構成またはレイアウトが標準化している(たとえば特許文献1参照)。
特許文献1にも記載されるように、この種のレイアウトは、システム中心部に横長のプロセスステーションを配置し、その長手方向両端部にカセットステーションおよびインタフェースステーションをそれぞれ配置する。カセットステーションでは、ステーション内のステージとシステム外部との間で未処理または処理済みの基板を複数枚収容するカセットの搬入出が行なわれるとともに、ステージ上のカセットと処理ステーションとの間で基板の搬入出が行なわれる。インタフェースステーションでは、隣接する露光装置と処理ステーションとの間で基板の受け渡しが行なわれる。
プロセスステーションは、カセットステーションを始点・終点とし、インタフェースステーションを折り返し点とする往路と復路の2列のプロセスラインを有する。一般に、往路のプロセスラインには、洗浄処理系のユニット、レジスト塗布処理系のユニット、熱的処理系のユニット等が隣り合わせで、あるいは搬送系のユニットを挟んで一列に配置される。復路のプロセスラインには、現像処理系のユニット、熱的処理系のユニット、検査系のユニット等が隣り合わせで、あるいは搬送系のユニットを挟んで一列に配置される。
特開2007−200993号公報
上記のように平流し方式の処理ユニットを含む多数の処理ユニットを直線的な往復路のプロセスラインに沿ってプロセスフローの順にシリアルに並べて配置するインライン型の処理システムは、FPD基板の大型化に伴ってシステム長手方向サイズ(全長サイズ)がどんどん大きくなり、このことがFPD製造工場ではフットプリントの面で不利点になってきている。
また、露光装置の処理速度が高速化しており、レジスト塗布現像処理システムにおいても各処理ユニットがタクトタイムの短縮化を求められている。その中で、レジスト塗布工程とプリベーキング工程との間に減圧乾燥の工程を挟む場合は、減圧乾燥処理が比較的長い時間を必要とすることから減圧乾燥ユニットのタクトタイム短縮化が最も困難とされている。
特に、フォトリソグラフィーにハーフトーン露光プロセスが用いられる場合は、レジストマスクの膜厚が通常(約1.5μm)の約1.5〜2倍(約2.0〜3.0μm)であり、そのぶんレジスト塗布処理において基板一枚当たりの溶剤使用量が多くなるため、減圧乾燥ユニットにおいては溶剤の蒸発に要する時間が長引いて、タクトタイム短縮化は一層困難になる。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、直線的に延びる往復路のプロセスラインに沿って複数の処理ユニットをプロセスフローの順に並べて配置するインライン型システムにおいて全長サイズの短縮化およびタクトタイム短縮化を効率的に実現する処理システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の観点における処理システムは、複数の処理ユニットをプロセスフローの順に接続して被処理基板に一連の処理を施すインライン型の処理システムであって、システム長手方向において第1の向きに、第1群の処理ユニットを隣り合わせで、または搬送系ユニットを介して一列に配置し、基板を平流しで搬送する第1の往路平流し搬送部とこの第1の往路平流し搬送部よりもプロセスフローの下流側で基板を平流しで搬送する第2の往路平流し搬送部とを有し、前記第1群の処理ユニットの中でプロセスフローの途中に位置する第3の処理ユニットを前記第1の往路平流し搬送部の終端と第2の往路平流し搬送部の始端との間に詰めて配置する第1のプロセスラインと、システム長手方向において前記第1の向きとは逆の第2の向きに、前記第1のプロセスラインよりもプロセスフローの下流側に位置する第2群の処理ユニットを隣り合わせで、または搬送系ユニットを介して一列に配置し、前記第1のプロセスラインとシステム幅方向で所定サイズの中庭スペースを空けて平行に延びる第2のプロセスラインと、前記中庭スペースに配置される第3群の処理ユニットと、前記中庭スペースに配置され、前記第1の往路平流し搬送部の終端側の基板受け渡し部から各基板を搬出して前記第3の処理ユニットに搬入し、前記第3の処理ユニットで処理の済んだ各基板を前記第3の処理ユニットから搬出して前記第3群の処理ユニットの一つに搬入し、前記第3群の処理ユニットの一つで処理の済んだ各基板を当該処理ユニットから搬出して前記第2の往路平流し搬送部の始端側の基板受け渡し部に搬入する第1の搬送装置とを有する。
また、本発明の第2の観点における処理システムは、複数の処理ユニットをプロセスフローの順に接続して被処理基板に一連の処理を施すインライン型の処理システムであって、システム長手方向において第1の向きに、第1群の処理ユニットを隣り合わせで、または搬送系ユニットを介して一列に配置し、基板を平流しで搬送する第1の往路平流し搬送部とこの第1の往路平流し搬送部よりもプロセスフローの下流側で基板を平流しで搬送する第2の往路平流し搬送部とを有し、前記第1群の処理ユニットの中でプロセスフローの途中に位置する第3の処理ユニットが前記第1の往路平流し搬送部上で基板を搬送しながら所定の処理を行う平流し方式の処理装置として構成されている第1のプロセスラインと、システム長手方向において前記第1の向きとは逆の第2の向きに、前記第1のプロセスラインよりもプロセスフローの下流側に位置する第2群の処理ユニットを隣り合わせで、または搬送系ユニットを介して一列に配置し、前記第1のプロセスラインとシステム幅方向で所定サイズの中庭スペースを空けて平行に延びる第2のプロセスラインと、前記中庭スペースに配置される第3群の処理ユニットと、前記中庭スペースに配置され、前記第1の往路平流し搬送部の終端側の基板受け渡し部から前記第3の処理ユニットで処理を終えたばかりの各基板を搬出して前記第3群の処理ユニットの一つに搬入し、前記第3群の処理ユニットの一つで処理の済んだ各基板を当該処理ユニットから搬出して前記第2の往路平流し搬送部の始端側の基板受け渡し部に搬入する第1の搬送装置とを有する。
本発明の処理システムにおいては、第3群の処理ユニットおよび第1の搬送装置の占有スペースまたは稼動スペースはすべて中庭スペースの中に吸収され、両プロセスラインには含まれないので、システム幅サイズの増加を伴わずに、システム全長サイズの大幅な短縮化を実現できる。
さらに、本発明の処理システムにおいては、第1のプロセスライン上に配置される第1群の処理ユニットと中庭スペースに配置される第3群の処理ユニットとの間で、第1群の処理ユニット→第3群の処理ユニット→第1群の処理ユニットの順序でプロセスフローが進行するので、搬送機構の簡易化、搬送移動の簡素化および搬送スケジュールの効率化を図ることができる。
本発明の好適な一態様においては、第3群の処理ユニットに、基板に対する処理の内容および時間が実質的に同じである第1および第2の処理ユニットが含まれる。そして、第1の往路平流し搬送部を介して次々と送られてくる基板に対して第1および第2の処理ユニットが交互に繰り返し充てられる。かかる構成によれば、第1および第2の処理ユニットを時間をずらして並列稼動させることで、タクトタイムの大幅な短縮化を実現することもできる。
この場合、第1の搬送装置は、中庭スペースに設けられた搬送エリア内で移動可能な搬送ロボットを有してよく、第1および第2の処理ユニットは、システム長手方向において搬送エリアを間に挟んで互いに向かい合って中庭スペースに配置されるのが好ましい。
好適な一態様においては、第1および第2の処理ユニットが搬送エリアに隣接して配置される。そして、搬送ロボットが、第1および第2の処理ユニットに対して基板を直接搬入出する。
好適な一態様においては、中庭スペースに、第1の処理ユニットに基板を搬入出するために第1の処理ユニットの外と中で連続する第1の中庭平流し搬送部が設けられる。そして、搬送ロボットは、第1の処理ユニットに対して第1の中庭平流し搬送部を介して基板を搬入出する。
好適な一態様として、第1の中庭平流し搬送部は、搬送エリアに隣接して設けられた第1の中庭基板搬入路と、第1の処理ユニット内に設けられ、第1の中庭基板搬入路と接続可能な第1のユニット内搬送路と、第1の処理ユニットからみて第1の中庭基板搬入路とは反対側で第1のユニット内搬送路と接続可能であり、第1の処理ユニットの上または下を通って搬送エリアに隣接する終端位置まで延びる第1の中庭基板搬出路とを有する。そして、第1の処理ユニットに基板を搬入するときは、第1の中庭基板搬入路および第1のユニット内搬送路上で基板を搬送する。また、第1の処理ユニットから基板を搬出するときは、第1のユニット内搬送路および第1の中庭基板搬出路上で基板を搬送する。
別の好適な一態様として、第1の中庭平流し搬送部は、搬送エリアに隣接して上下2段に設けられた昇降可能な第1の中庭基板搬入路および第1の中庭基板搬出路と、第1の処理ユニット内に設けられ、第1の中庭基板搬入路および第1の中庭基板搬出路のいずれにも選択的に接続可能な第1のユニット内搬送路とを有する。そして、第1の処理ユニットに基板を搬入するときは、第1の中庭基板搬入路の高さ位置を第1のユニット内搬送路に合わせて、第1の中庭基板搬入路および第1のユニット内搬送路上で基板をシステム長手方向の第1の向きに搬送する。第1の処理ユニットから基板を搬出するときは、第1の中庭基板搬出路の高さ位置を第1のユニット内搬送路に合わせて、第1のユニット内搬送路および第1の中庭基板搬出路上で基板をシステム長手方向の第2の向きに搬送する。
好適な一態様においては、中庭スペースに、第2の処理ユニットに基板を搬入出するために第2の処理ユニットの外と中で連続する第2の中庭平流し搬送部が設けられる。そして、搬送ロボットが、第2の処理ユニットに対して第2の中庭平流し搬送部を介して基板を搬入出する。
好適な一態様においては、第2の中庭平流し搬送部が、搬送エリアに隣接して設けられた第2の中庭基板搬入路と、第2の処理ユニット内に設けられ、第1の中庭基板搬入路と接続可能な第2のユニット内搬送路と、第2の処理ユニットからみて第2の中庭基板搬入路とは反対側で第2のユニット内搬送路と接続可能であり、第2の処理ユニットの上または下を通って前記搬送エリアに隣接する終端位置まで延びる第2の中庭基板搬出路とを有する。そして、第2の処理ユニットに基板を搬入するときは、第2の中庭基板搬入路および第2のユニット内搬送路上で基板を搬送する。第2の処理ユニットから基板を搬出するときは、第2のユニット内搬送路および第2の中庭基板搬出路上で基板を搬送する。
別の好適な一態様においては、第2の中庭平流し搬送部が、搬送エリアに隣接して上下2段に設けられた昇降可能な第2の中庭基板搬入路および第2の中庭基板搬出路と、第2の処理ユニット内に設けられ、第2の中庭基板搬入路および第2の中庭基板搬出路のいずれにも選択的に接続可能な第2のユニット内搬送路とを有する。そして、第2の処理ユニットに基板を搬入するときは、第2の中庭基板搬入路の高さ位置を第2のユニット内搬送路に合わせて、第2の中庭基板搬入路および第2のユニット内搬送路上で基板をシステム長手方向の第2の向きに搬送する。また、第2の処理ユニットから基板を搬出するときは、第2の中庭基板搬出路の高さ位置を第2のユニット内搬送路に合わせて、第2のユニット内搬送路および第2の中庭基板搬出路上で基板をシステム長手方向の第1の向きに搬送する。
好適な一態様においては、第3の処理ユニットが、基板上にレジスト液を塗布するレジスト塗布ユニットであり、第1および第2の処理ユニットが、それぞれ基板上のレジスト塗布膜を減圧下で乾燥させる第1および第2の減圧乾燥ユニットであり、レジスト塗布ユニットの基板搬出口に対して第1および第2の減圧乾燥ユニットの基板搬入口が略等距離に位置している。この構成においては、第1および第2の減圧乾燥ユニットを並列稼動させても全ての基板が等しく一定のディレイ時間を挟んでレジスト塗布処理後に減圧乾燥処理を受けるので、レジスト塗布膜の膜質(安定性・再現性)を向上させることができる。
別の好適な一態様によれば、第1のプロセスラインにおいて、第1の往路平流し搬送部の搬送路上に、基板上にレジスト液を塗布するレジスト塗布ユニットが設けられ、第1および第2の処理ユニットが、それぞれ基板上のレジスト塗布膜を減圧下で乾燥させる第1および第2の減圧乾燥ユニットであり、第1の往路平流し搬送部の終端側の基板受け渡し部に対して第1および第2の減圧乾燥ユニットの基板搬入口が略等距離に位置している。この構成においても、第1および第2の減圧乾燥ユニットを並列稼動させても全ての基板が等しく一定のディレイ時間を挟んでレジスト塗布処理後に減圧乾燥処理を受けるので、レジスト塗布膜の膜質(安定性・再現性)を向上させることができる。
好適な一態様においては、システム長手方向の一端部で、システムに投入されたいずれかのカセットから未処理の基板を取り出して第1のプロセスラインに渡し、システム内の所要の処理が全て済んだ基板を第2のプロセスラインから受け取ってシステムから払い出しされるべきいずれかのカセットに収納する第2の搬送装置が設けられる。
別の好適な一態様においては、システム長手方向の他端部で、第1のプロセスラインから基板を搬出して、第2のプロセスラインに直接搬入し、または外部の処理装置を経由させてから第2のプロセスラインに搬入する第3の搬送装置が設けられる。
本発明の処理システムによれば、上記のような構成および作用により、直線的に延びる往復路のプロセスラインに沿って複数の処理ユニットをプロセスフローの順に並べて配置するインライン型の処理システムにおいて全長サイズの短縮化およびタクトタイム短縮化を効率的に実現することができる。
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態における塗布現像処理システム10のレイアウト構成を示す。この塗布現像処理システム10は、クリーンルーム内に設置され、たとえばガラス基板を被処理基板とし、LCD製造プロセスにおいてフォトリソグラフィー工程の中の洗浄、レジスト塗布、プリベーク、現像およびポストベーク等の一連の処理を行うものである。露光処理は、このシステムに隣接して設置される外部の露光装置12で行われる。
この塗布現像処理システム10は、中心部に横長のプロセスステーション(P/S)16を配置し、その長手方向(X方向)両端部にカセットステーション(C/S)14とインタフェースステーション(I/F)18とを配置している。
カセットステーション(C/S)14は、システム10のカセット搬入出ポートであり、基板Gを多段に積み重ねるようにして複数枚収容可能なカセットCを水平な一方向(Y方向)に4個まで並べて載置できるカセットステージ20と、このステージ20上のカセットCに対して基板Gの出し入れを行う搬送装置22とを備えている。搬送装置22は、基板Gを1枚単位で保持できる搬送アーム22aを有する搬送ロボットからなり、X,Y,Z,θの4軸で動作可能であり、隣接するプロセスステーション(P/S)16側と基板Gの受け渡しを行えるようになっている。
プロセスステーション(P/S)16は、水平なシステム長手方向(X方向)に延びる互いに平行かつ逆向きの一対のプロセスラインA,Bに沿って複数の処理ユニットを概ねプロセスフローまたは工程の順に配置している。
より詳細には、カセットステーション(C/S)14側からインタフェースステーション(I/F)18側へ向う往路のプロセスラインAには、第1群のユニットとして、搬入ユニット(IN−PASS)24、エキシマUV照射ユニット(E−UV)26、スクラバ洗浄ユニット(SCR)28、アドヒージョンユニット(AD)30、冷却ユニット(COL)32、搬出ユニット(OUT−PASS)34、レジスト塗布ユニット(CT)36、搬入ユニット(IN−PASS)38、プリベークユニット(PRE−BAKE)40、冷却ユニット(COL)42および搬出ユニット(OUT−PASS)44がこの順序で一列に配置されている。
ここで、エキシマUV照射ユニット(E−UV)26、スクラバ洗浄ユニット(SCR)28、アドヒージョンユニット(AD)30および冷却ユニット(COL)32はいずれも平流し方式の処理ユニットとして構成されており、搬入ユニット(IN−PASS)24から搬出ユニット(OUT−PASS)34まで上記処理ユニット26〜32を縦断して延びるたとえばコロ搬送路からなる第1の往路平流し搬送部46が敷設されている。
また、プリベークユニット(PRE−BAKE)40および冷却ユニット(COL)42はいずれも平流し方式の処理ユニットとして構成されており、搬入ユニット(IN−PASS)38から搬出ユニット(OUT−PASS)44まで上記処理ユニット40,42を縦断して延びるたとえばコロ搬送路からなる第2の往路平流し搬送部48が敷設されている。
レジスト塗布ユニット(CT)36は、平流し方式の処理ユニットではなく、図2につき後述するように、ステージ76上に基板Gを載置して固定し、その上方でレジストノズル78を水平方向に移動または走査させて基板G上にレジスト塗布膜を形成するように構成されている。
一方、インタフェースステーション(I/F)18側からカセットステーション(C/S)14側へ向う復路のプロセスラインBには、第2群のユニットとして、搬入ユニット(図示せず)、現像ユニット(DEV)52、ポストベークユニット(POST−BAKE)54、冷却ユニット(COL)56、検査ユニット(AP)57および搬出ユニット(OUT−PASS)58がこの順序で一列に配置されている。ここで、上記搬入ユニット(図示せず)は、周辺装置(TITLER/EE)50の階下に、つまり現像ユニット(DEV)52と同じ階に設けられている。
現像ユニット(DEV)52、ポストベークユニット(POST−BAKE)54、冷却ユニット(COL)56および検査ユニット(AP)57はいずれも平流し方式の処理ユニットとして構成されている。上記搬入ユニット(図示せず)から搬出ユニット(OUT−PASS)58まで上記処理ユニット52〜58を縦断して延びるたとえばコロ搬送路からなる復路平流し搬送部60が敷設されている。
インタフェースステーション(I/F)18は、上記往路および復路のプロセスラインA,Bや隣接する露光装置12と基板Gのやりとりを行うための搬送装置62を有し、この搬送装置62の隣に周辺装置(TITLER/EE)50およびロータリステージ(R/S)64を配置している。周辺装置50は、周辺露光装置(EE)とタイトラー(TITLER)とを含んでいる。ロータリステージ(R/S)64は、基板Gを水平面内で回転させるステージであり、露光装置12との受け渡しに際して長方形の基板Gの向きを変換するために用いられる。
この塗布現像処理システム10においては、カセットステーション(C/S)14と往路のプロセスラインAとインタフェースステーション(I/F)18と復路のプロセスラインBとに囲まれてX方向にまっすぐ延びる中庭のスペースNSが形成される。この中庭スペースNSに、第3群のユニットとして2台の減圧乾燥ユニット66L,66Rが互いに向かい合って所定の位置にそれぞれ設置されるとともに、両ユニット66L,66Rの間に1台の搬送装置68が設けられる。
図2に、減圧乾燥ユニット66L,66Rおよび搬送装置68ならびにその周囲の処理ユニットの詳細な構成を示す。
第1の減圧乾燥ユニット66Lは、第1の往路平流し搬送部46の搬出ユニット(OUT−PASS)34よりもプロセスラインAの上流側に寄って、冷却ユニット(COL)32の隣に配置されている。第2の減圧乾燥ユニット66Rは、第2の往路平流し搬送部48の搬入ユニット(IN−PASS)38よりもプロセスラインAの下流側に寄って、プリベークユニット(PRE−BAKE)40の隣に配置されている。
両減圧乾燥ユニット66L,66Rの間に搬送エリアTEが設けられている。搬送装置68は、基板Gを1枚単位で保持できる搬送アーム68aを有する搬送ロボットからなり、X,Y,Z,θの4軸で動作可能であり、搬送エリアTE内を移動して、基板搬入口または搬出口が搬送エリアTEに臨んでいる全てのユニット、すなわち両減圧乾燥ユニット66L,66R、第1の往路平流し搬送部46の搬出ユニット(OUT−PASS)34、レジスト塗布ユニット(CT)36および第2の往路平流し搬送部48の搬入ユニット(IN−PASS)38にアクセス可能であり、それらのユニットと基板Gの受け渡しを行えるようになっている。
各減圧乾燥ユニット66L,66Rは、減圧可能なチャンバを上下に2分割可能になっており、上面が開口しているトレーまたは底浅容器型の下部チャンバ70(図2)から昇降移動可能な上部チャンバ(図示せず)を上方に持ち上げて基板Gの搬入出を行えるように構成されている。
図2に示すように、下部チャンバ70はほぼ四角形で、中心部には基板Gを水平に載置して支持するためのステージ72が配設され、底面の四隅には排気口74が設けられている。各排気口74は排気管(図示せず)を介して真空ポンプ(図示せず)に通じている。下部チャンバ70に上部チャンバを被せた状態で、両チャンバ内の密閉された処理空間を該真空ポンプにより所定の真空圧力に減圧できるようになっている。また、各減圧乾燥ユニット66L,66Rには、ステージ72の上で搬送装置68の搬送アーム68aと基板Gの受け渡しを行うためのローディング/アンローディング機構(図示せず)も備わっている。
レジスト塗布ユニット(CT)36は、図2に示すように、基板Gを水平に載置して保持するステージ76と、このステージ76上に載置される基板Gの上面(被処理面)に長尺型のレジストノズル78を用いてスピンレス法でレジスト液を塗布する塗布処理部80と、塗布処理を行わない間にレジストノズル78のレジスト液吐出機能を回復して次に備えるためのノズルリフレッシュ部82等を有する。
レジストノズル78は、ステージ76上の基板GをX方向で一端から他端までカバーできるスリット状のノズル口を有する長尺型のノズルであり、レジスト液供給源(図示せず)に接続されている。塗布処理部80は、塗布処理時にレジストノズル78をステージ76の上方でY方向に水平移動させるノズル移動機構84を有する。このノズル移動機構84は、レジストノズル78を水平に支持する逆さコ字状または門形の支持体86と、この支持体86をY方向で双方向に直進移動させる直進駆動部88とを有する。レジストノズル78がレジスト液を帯状に吐出しながら、ステージ76上方でY方向に基板Gの一端から他端まで水平移動(走査)することで、基板Gの上面(被処理面)にあたかもじゅうたんを敷くように所望の膜厚でレジスト液の塗布膜が形成される。なお、レジストノズル78の長手方向をY方向とし、塗布走査方向をX方向とすることも可能である。
このレジスト塗布ユニット(CT)36においては、中庭スペースNSの搬送エリアTE側から基板Gの搬入出が行われるようになっている。また、ステージ76上で基板Gのローディング/アンローディングを行うための昇降移動可能なリフトピン90等も備わっている。
両減圧乾燥ユニット66L,66Rはレジスト塗布ユニット(CT)36の基板搬入出口から左右対称に等距離に位置している。これによって、レジスト塗布ユニット(CT)36でレジスト塗布処理の済んだ基板Gが次工程の減圧乾燥処理を受けるために、搬送装置68により第1の減圧乾燥ユニット66Lに移送される場合の搬送ディレイ時間と、搬送装置68により第2の減圧乾燥ユニット66Rに移送される場合の搬送ディレイ時間とを等しくすることができる。
図2において、第1の往路平流し搬送部46は、棒状のコロ92を搬送方向(X方向)に一定間隔で並べてコロ搬送路を形成し、モータおよび伝動機構等からなるコロ駆動部(図示せず)により各コロ92を回転駆動し、コロ搬送路上で基板Gを搬送するように構成されている。冷却ユニット(COL)32内には、コロ搬送で通過する基板Gを熱交換によって、または冷風を当てて所定温度に冷却する冷却機構(図示せず)が設けられている。搬出ユニット(OUT−PASS)34は、第1の往路平流し搬送部46のコロ搬送路を平流しで搬送されてきた基板Gを停止または静止させる構成、および搬送装置68の搬送アーム68aに基板Gを受け取らせる構成になっている。なお、第1の往路平流し搬送部46においては、コロ搬送路が複数の区間に分割され、各区間毎に独立したコロ駆動部が設けられてもよい。
同様に、第2の往路平流し搬送部48も、棒状のコロ94を搬送方向(X方向)に一定間隔で並べてコロ搬送路を形成し、モータおよび伝動機構等を有するコロ駆動部(図示せず)により各コロ94を回転駆動し、コロ搬送路上で基板Gを搬送するように構成されている。プリベークユニット(PRE−BAKE)40内には、コロ搬送で通過する基板Gを熱交換によって、または熱風を当てて所定温度に加熱するヒータ機構(図示せず)が設けられている。搬入ユニット(IN−PASS)38は、搬送装置68の搬送アーム68aより基板Gを受け取れる構成、および基板Gを受け取った直後に平流しの搬送(コロ搬送)を開始できる構成になっている。第2の往路平流し搬送部48においても、コロ搬送路が複数の区間に分割され、各区間毎に独立したコロ駆動部が設けられてもよい。
ここで、この塗布現像処理システムにおける1枚の基板Gに対する全工程の処理手順を説明する。
先ず、カセットステーション(C/S)14において、搬送装置22が、ステージ20上のいずれか1つのカセットCから基板Gを1枚取り出し、その取り出した基板Gをプロセスステーション(P/S)16のプロセスラインA側の搬入ユニット(IN−PASS)24に搬入する。搬入ユニット(IN−PASS)24において基板GはプロセスラインAの第1の往路平流し搬送部46に投入される。
第1の往路平流し搬送部46に投入された基板Gは、最初に洗浄プロセス部においてエキシマUV照射ユニット(E−UV)26およびスクラバ洗浄ユニット(SCR)28により紫外線洗浄処理およびスクラビング洗浄処理を順次施される。スクラバ洗浄ユニット(SCR)28は、第1の往路平流し搬送部46のコロ搬送路上を水平に移動する基板Gに対して、ブラッシング洗浄やブロー洗浄を施すことにより基板表面から粒子状の汚れを除去し、その後にリンス処理を施し、最後にエアーナイフ等を用いて基板Gを乾燥させる。スクラバ洗浄ユニット(SCR)28における一連の洗浄処理を終えると、基板Gはそのまま第1の往路平流し搬送部46のコロ搬送路を下って熱的処理部(30,32)を通過する。
熱的処理部(30,32)において、基板Gは、最初にアドヒージョンユニット(AD)30で蒸気状のHMDSを用いるアドヒージョン処理を施され、被処理面を疎水化される。このアドヒージョン処理の終了後に、基板Gは冷却ユニット(COL)32で所定の基板温度まで冷却される。この後、基板Gは搬出ユニット(OUT−PASS)34に入り、そこで停止する。
直後に、中庭スペースNSの搬送エリアTEから搬送装置68が搬出ユニット(OUT−PASS)34にアクセスして、第1の往路平流し搬送部46から基板Gを搬出する。次いで、搬送装置68は、搬送エリアTE内を移動して、基板Gを隣のレジスト塗布ユニット(CT)36に搬入する。
レジスト塗布ユニット(CT)36において、基板Gはステージ76上に載置されて固定され、スリットノズル78を水平移動(走査)させるスピンレス法により基板Gの上面(被処理面)にレジスト液が塗布される。
レジスト塗布ユニット(CT)36でレジスト塗布処理が終了すると、中庭スペースNSの搬送エリアTEから搬送装置68がレジスト塗布ユニット(CT)36にアクセスして、ステージ76から基板Gを搬出する。次に、搬送装置68は、搬送エリアTE内を移動して、基板Gを両減圧乾燥ユニット(VD)66L,66Rの片方たとえば第1の減圧乾燥ユニット(VD)66Lに搬入する。
第1の減圧乾燥ユニット(VD)66Lにおいては、ステージ72上に基板Gを水平に載置してから、チャンバを閉じ(上部チャンバを下部チャンバ70に密着させ)、真空ポンプが作動して真空排気を開始し、チャンバ内を減圧して乾燥処理を行う。この減圧乾燥処理では、減圧下のチャンバ内で基板G上のレジスト液膜から有機溶剤(たとえばシンナー)が蒸発し、有機溶剤蒸気が他のガスと一緒にチャンバの排気口74から排気管を通って真空ポンプ側へ送られる。一定時間を要して減圧乾燥処理が終了すると、チャンバを開けて(上部チャンバを下部チャンバ70から上方に離して)、基板Gをアンローディングする。
搬送装置62は、第1の減圧乾燥ユニット(VD)66Lにアクセスして、減圧乾燥処理の済んだ基板Gを搬出する。次いで、搬送エリアTE内を移動して、基板Gを搬入ユニット(IN−PASS)38に搬入する。この直後に、第2の往路平流し搬送部48でコロ搬送が開始され、基板Gは平流しでプロセスラインAの下流側に搬送され、熱的処理部(40,42)を通過する。
熱的処理部(40,42)において、基板Gは、最初にプリベークユニット(PRE−BAKE)40でレジスト塗布後の熱処理または露光前の熱処理としてプリベーキングを受ける。このプリベーキングによって、基板G上のレジスト膜中に残留していた溶剤が蒸発して除去され、基板に対するレジスト膜の密着性が強化される。次に、基板Gは、冷却ユニット(COL)42で所定の温度まで冷却される。しかる後、基板Gは、第2の往路平流し搬送部48の終点の搬出ユニット(OUT−PASS)44からインタフェースステーション(I/F)18の搬送装置62に引き取られる。
インタフェースステーション(I/F)18において、基板Gは、ロータリステージ64でたとえば90度の方向変換を受けてから周辺装置50の周辺露光装置(EE)に搬入され、そこで基板Gの周辺部に付着するレジストを現像時に除去するための露光を受けた後に、隣の露光装置12へ送られる。
露光装置12では基板G上のレジストに所定の回路パターンが露光される。そして、パターン露光を終えた基板Gは、露光装置12からインタフェースステーション(I/F)18に戻されると、先ず周辺装置50のタイトラー(TITLER)に搬入され、そこで基板G上の所定の部位に所定の情報が記される。しかる後、基板Gは、搬送装置62により周辺装置50の階下の搬入ユニット(図示せず)に搬入される。
こうして、基板Gは、今度は復路のプロセスラインBに敷設されている復路平流し搬送部60のコロ搬送路に乗ってカセットステーション(C/S)14に向かって移動する。
最初の現像ユニット(DEV)52において、基板Gは平流しで搬送される間に現像、リンス、乾燥の一連の現像処理を施される。
現像ユニット(DEV)52で一連の現像処理を終えた基板Gは、そのまま復路平流し搬送部60のコロ搬送路に乗ったまま熱的処理部(54,56)および検査ユニット(AP)57を順次通過する。
熱的処理部(54,56)において、基板Gは、最初にポストベークユニット(POST−BAKE)54で現像処理後の熱処理としてポストベーキングを受ける。このポストベーキングによって、基板G上のレジスト膜に残留していた現像液や洗浄液が蒸発して除去され、基板Gに対するレジストパターンの密着性が強化される。次に、基板Gは、冷却ユニット(COL)56で所定の温度に冷却される。検査ユニット(AP)57では、基板G上のレジストパターンについて非接触の線幅検査や膜質・膜厚検査等が行われる。
搬出ユニット(OUT−PASS)58は、復路平流し搬送部60から全工程の処理を終えてきた基板Gを受け取って、カセットステーション(C/S)14の搬送機構22へ渡す。カセットステーション(C/S)14側では、搬送機構22が、搬出ユニット(OUT−PASS)58から受け取った処理済の基板Gをいずれか1つ(通常は元)のカセットCに収容する。
上記したように、この塗布現像処理システム10は、往路のプロセスラインAにおいてレジスト塗布ユニット(CT)36の手前で終端する第1の往路平流し搬送部46と、プリベークユニット(PRE−BAKE)40の手前で開始する第2の往路平流し搬送部48とを敷設し、レジスト塗布ユニット(CT)36に隣接する中庭スペースNSに、第1および第2の減圧乾燥ユニット(VD)6L,6Rを互いに対向させて所定の位置にそれぞれ設置するとともに、搬送装置68を設けている。この搬送装置68は、中庭スペースNSに設けられた搬送エリアTE内を移動して、両減圧乾燥ユニット66L,66R、第1の往路平流し搬送部46の搬出ユニット(OUT−PASS)34、レジスト塗布ユニット(CT)36および第2の往路平流し搬送部48の搬入ユニット(IN−PASS)38にアクセス可能であり、それらのユニットと基板Gの受け渡しを行えるようになっている。
かかる構成により、この塗布現像処理システム10においては、第1および第2の減圧乾燥ユニット(VD)6L,6Rの占有スペースは中庭スペースNSの中に吸収され、両プロセスラインA,Bには含まれないので、システム幅サイズ(Y方向サイズ)の増加を伴わずに、システム全長サイズ(X方向サイズ)の大幅な短縮化を実現できる。
さらに、この塗布現像処理システム10において、第1および第2の減圧乾燥ユニット66L,66Rは、同一の構成・機能を有しており、基板Gに対する減圧乾燥の処理内容および処理時間が実質的に同じである。そして、第1の往路平流し搬送部46を介して次々と送られてくる基板Gに対して、レジスト塗布ユニット(CT)36でレジスト塗布処理を受けた直後に、第1および第2の減圧乾燥ユニット66L,66Rが交互に繰り返し充てられる。
たとえば、奇数番目の各基板Gは、レジスト塗布ユニット(CT)36でレジスト塗布処理を受けた後に第1の減圧乾燥ユニット66Lに移送され、そこで減圧乾燥処理を受けてから、第2の往路平流し搬送部48の搬入ユニット(IN−PASS)38へ送られる。一方、偶数番目の各基板Gは、レジスト塗布ユニット(CT)36でレジスト塗布処理を受けた後に第2の減圧乾燥ユニット66Rに移送され、そこで減圧乾燥処理を受けてから、第2の往路平流し搬送部48の搬入ユニット(IN−PASS)38へ送られる。
したがって、第1および第2の減圧乾燥ユニット66L,66Rの1台分のタクトタイムがtであるとすると、t/2の時間差を置いて2台が並列稼動することで、2台全体でタクトタイムをt/2にすることができる。このように、1回の処理時間が長い減圧乾燥ユニットがそのタクトタイムを半減することによって、システム全体のタクトタイムを律速していた主要因がなくなる。これによって、露光装置12の処理速度が高速化しても、あるいはフォトリソグラフィーにハーフトーン露光プロセスが用いられても、この塗布現像処理システムは十分余裕をもって対応することができる。
加えて、この塗布現像処理システムにおいては、レジスト塗布ユニット(CT)36の基板搬出口に対して第1および第2の減圧乾燥ユニット66L,66Rが等距離に配置されているので、レジスト塗布処理を終了した時点から減圧乾燥処理を開始するまでのディレイ時間が奇数番目の基板Gと偶数番目の基板Gとで違わないことも重要である。すなわち、レジスト塗布膜からの溶剤の蒸発は塗布直後から開始し、蒸発開始直後の乾き具合にばらつきがあると、その後の減圧乾燥処理やプリベーキングによっても補償できないことがある。この塗布現像処理システムでは、第1および第2の減圧乾燥ユニット66L,66Rを並列稼動させても全ての基板Gが等しく一定のディレイ時間を挟んでレジスト塗布処理後に減圧乾燥処理を受けるので、レジスト塗布膜の膜質(安定性・再現性)を向上させることができる。
(第2の実施形態)
図3に、本発明の第2の実施形態における塗布現像処理システム100のレイアウト構成を示す。図中、上述した第1の実施形態における塗布現像処理システム10内の構成要素と実質的に同一の構成または機能を有する部分には同一の符号を附しており、その説明を省略する。また、図4〜図6に、この塗布現像処理システム100における要部の詳細なレイアウトまたは構成を示す。
この第2の実施形態のシステム100において、上記第1の実施形態のシステム10と異なる主な部分は、中庭スペースNSに配置される第1および第2の減圧乾燥ユニット102L,102Rが基板をステージ上で固定する方式ではなく平流し方式の減圧乾燥装置として構成されている点である。
中庭スペースNSには、第1および第2の減圧乾燥ユニット102L,102Rに基板Gを平流しで搬入出するためにそれらのユニット102L,102Rの外と中で連続する第1および第2の中庭平流し搬送部104L,104Rが設けられている。そして、搬送装置68は、第1および第2の減圧乾燥ユニット102L,102Rに対してそれぞれ第1および第2の中庭平流し搬送部104L,104Rを介して基板Gを搬入出するようになっている。
図4に示すように、第1の中庭平流し搬送部104Lは、搬送エリアTEに隣接する搬入ユニット(IN−PASS)105内に設けられる中庭基板搬入路106と、第1の減圧乾燥ユニット102L内に設けられ、中庭基板搬入路106と接続しているユニット内搬送路108と、第1の減圧乾燥ユニット102Lからみて搬入ユニット(IN−PASS)105とは反対側に位置するエレベータ室(EV)110でユニット内搬送路108と接続可能であり、第1の減圧乾燥ユニット102Lの上を通って搬送エリアTEに隣接する搬出ユニット(OUT−PASS)112まで延びる中庭基板搬出路114とを有している。
中庭基板搬入路106、ユニット内搬送路108および中庭基板搬出路114は、棒状またはコマ状のコロ116を搬送方向(X方向)に一定間隔で並べてコロ搬送路を形成し、モータおよび伝動機構等を有するコロ駆動部(図示せず)により各コロ116を回転駆動し、コロ搬送路上で基板Gを搬送するように構成されている。ここで、各区間(106,108,114)毎に独立したコロ駆動部(図示せず)が備わっていてよい。
中庭基板搬出路114のコロ搬送路は、エレベータ室(EV)110内のコロ搬送路114aと、第1の減圧乾燥ユニット102Lの上階の中間搬送室118内のコロ搬送路114bと、搬出ユニット(OUT−PASS)112内のコロ搬送路114cの3区間に分割されており、各区間毎に独立したコロ駆動部(図示せず)が備わっていてよい。
エレベータ室(EV)110内のコロ搬送路114aは、昇降移動可能なコロ支持部120に取り付けられており、たとえばエアシリンダからなる昇降駆動部122の昇降駆動により、1階のユニット内搬送路(コロ搬送路)108と接続可能な第1の高さ位置H1と、2階の中間搬送室118内のコロ搬送路114bと接続可能な第2の高さ位置H2との間で昇降移動できるようになっている。
第1の減圧乾燥ユニット102Lに基板Gを搬入するときは、先ず、中庭スペースNSの搬送エリアTEから搬送装置68が搬入ユニット(IN−PASS)105内に基板Gを搬入する。直後に、中庭基板搬入路106およびユニット内搬送路108上でコロ搬送動作が開始され、基板Gは搬入ユニット(IN−PASS)105から第1の減圧乾燥ユニット102Lに搬入される。
また、第1の減圧乾燥ユニット102Lから基板Gを搬出するときは、先ず、コロ搬送路108,114a上でコロ搬送動作が行われ、基板Gは第1の減圧乾燥ユニット102Lからエレベータ室(EV)110の1階に搬出される。次いで、エレベータ室(EV)110内でコロ搬送路114aが上昇し、基板Gは2階に移される。次に、コロ搬送路114a,114b,114c上でコロ搬送動作が行われ、基板Gはエレベータ室(EV)110から中間搬送室118を通って搬出ユニット(OUT−PASS)112に移される。しかる後、中庭スペースNSの搬送エリアTEから搬送装置68が基板Gを受け取りに来て、搬出ユニット(OUT−PASS)112から搬出する。
図4において、減圧乾燥ユニット(VD)102Lは、扁平な直方体形状を有する一体型の減圧可能なチャンバ124を有している。基板搬送方向(X方向)においてチャンバ124の相対向する一対の側壁には、シャッタまたはゲートバルブ付きの開閉可能な基板搬入口126および基板搬出口128がそれぞれ設けられている。チャンバ124内には、上記ユニット内搬送路(コロ搬送路)108が設けられている。
この減圧乾燥ユニット(VD)102Lには、チャンバ124内で基板Gを搬入または搬出するための高さ位置(コロ116上の位置)と、減圧乾燥処理のための高さ位置(コロ116から上方に浮いた位置)との間で上げ下げするためのリフトピン機構(図示せず)が備えられている。
チャンバ124の底壁には1つまたは複数の排気口130が設けられている。これらの排気口130は、排気管132を介して真空ポンプ134の入側に接続されている。排気管132の途中には開閉弁136が設けられる。
図5および図6に、搬入ユニット(IN−PASS)105の内部の一構成例を示す。
搬入ユニット(IN−PASS)105内には、図5に示すように、基板Gよりも大きな間隔を空けて搬送方向(X方向)に平行に延びる一対の水平フレーム140A,140Bが設けられている。これらの水平フレーム140A,140Bの間には、適当な間隔を空けて複数本(図示の例では4本)の棒状支持部材142が平行に並べて配置されている。各棒状支持部材142は、搬送方向(X方向)と直交する方向(Y方向)に延びる複数本(図示の例では3本)の梁144に支持されている。梁144の両端部は、図6に示すように、水平フレーム140A,140Bの下面にそれぞれ固定されている。
棒状支持部材142の上面には、基板Gを載せて支持するためのボール状のフリーコロ146が一定のピッチで多数取り付けられている。
搬入ユニット(IN−PASS)105の入口側からみて水平フレーム140A,140Bの後端部(最後部)に、架橋型の駆動コロ148が取り付けられている。この駆動コロ148は、水平フレーム140A,140Bの間に架け渡された回転シャフト148aに一定の間隔を置いて多数のコマ状コロまたはローラ148bを一体に固定しており、プーリ150を介して回転駆動部152により回転駆動されるようになっている。
水平フレーム140A,140Bには、その長さ方向に一定の間隔を置いて多数の片持ち型の駆動コロ154が取り付けられている。これらの駆動コロ154は、水平フレーム140A,140Bの外側で駆動ベルト156を介して回転駆動されるようになっている。ここで、駆動ベルト156は、プーリ150を介して回転駆動部152に接続されている。
駆動コロ148,154およびフリーコロ146は、上述した中庭基板搬入路106を構成している。
搬出ユニット(OUT−PASS)112内の構成も、搬送方向や搬送動作が逆になる点を除いて、上記した搬入ユニット(IN−PASS)105内の構成と同じである。
また、第2の減圧乾燥ユニット102Rおよび第2の中庭平流し搬送部104Rも、レジスト塗布ユニット(CT)36から見て左右対称に配置位置が異なるだけで、上述した第1の減圧乾燥ユニット102Lおよび第1の中庭平流し搬送部104Lとそれぞれ同様の構成を有し、同様の作用を奏する。
この第2の実施形態の塗布現像処理システム100においても、上記第1の実施形態の塗布現像処理システム10と同様に、システム全長サイズおよびタクトタイムの大幅な短縮化を実現することができる。
(比較例)
なお、参考例(比較例)として、図7に示すように、プロセスラインAにおいて、第2の往路平流し搬送部48の途中に、つまり搬入ユニット(IN−PASS)38とプリベークユニット(PRE−BAKE)40との間に第1の平流し式減圧乾燥ユニット102Lを配置し、中庭スペースNSに第2の平流し式減圧乾燥ユニット102Rを配置するレイアウトも考えられる。
この場合、プロセスラインA上で、第2の往路平流し搬送部48の搬入ユニット(IN−PASS)38と第1の平流し式減圧乾燥ユニット102Lとの間、および第1の平流し式減圧乾燥ユニット102Lとプリベークユニット(PRE−BAKE)40との間に、第1および第2のクロスコンベア(CR−PASS)160,162がそれぞれ配置される。さらに、第2の平流し式減圧乾燥ユニット102Rを挟み、第1および第2のクロスコンベア(CR−PASS)160,162に隣接して、中庭スペースNSに第3および第4のクロスコンベア(CR−PASS)164,166がそれぞれ配置される。
ここで、各々のクロスコンベア(CR−PASS)160〜166は、相直交する平流し搬送路および搬送駆動部を有しており、平流しのX方向コンベア動作と平流しのY方向コンベア動作とを選択的に切り換えられるようになっている。
たとえば、第1のクロスコンベア(CR−PASS)160は、搬入ユニット(IN−PASS)38から平流しで受け取る基板Gのうち、奇数番目の基板Gはそのまま真っ直ぐ第1の平流し式減圧乾燥ユニット102Lに搬入し、偶数番目の基板Gは第3のクロスコンベア(CR−PASS)164に転送する。
第3のクロスコンベア(CR−PASS)164は、第1のクロスコンベア(CR−PASS)160から受け取った偶数番目の基板Gを第2の平流し式減圧乾燥ユニット102Rに搬入する。
第4のクロスコンベア(CR−PASS)166は、第2の平流し式減圧乾燥ユニット102Rで減圧乾燥処理を終えた偶数番目の基板Gを搬出し、第2のクロスコンベア(CR−PASS)162に転送する。
第2のクロスコンベア(CR−PASS)162は、第1の平流し式減圧乾燥ユニット102Lから減圧乾燥処理を終えた奇数番目の基板Gを搬出し、これを後段のプリベークユニット(PRE−BAKE)40へ送る。また、第4のクロスコンベア(CR−PASS)166から減圧乾燥処理の済んだ偶数番目の基板Gを受け取り、これを後段のプリベークユニット(PRE−BAKE)40へ送る。
図7のレイアウトは、第1および第2の平流し式減圧乾燥ユニット102L,102Rを並列稼動させることでタクトタイムの短縮化を実現できるものの、プロセスラインAに2台のクロスコンベア(CR−PASS)160,162と1台の減圧乾燥ユニット102Lが一列に挿入されるため、それら3台のユニット(160,102L,162)を合わせたX方向サイズLがそのままプロセスラインAの全長ひいてはシステムの全長を増大させ、システム全長サイズの短縮化を実現することはできない。また、レジスト塗布ユニット(CT)36でレジスト塗布処理の済んだ基板Gを第1の平流し式減圧乾燥ユニット102Lに送る場合と第2の平流し式減圧乾燥ユニット102Rに送る場合とで搬送ディレイ時間が異なるという不利点もある。
(第3の実施形態)
図8に、本発明の第3の実施形態における塗布現像処理システム170のレイアウト構成を示す。図中、上述した第1の実施形態における塗布現像処理システム10内の構成要素と実質的に同一の構成または機能を有する部分には同一の符号を附しており、その説明を省略する。また、図9に、この塗布現像処理システム170におけるレジスト塗布ユニット(CT)172の構成を示す。
この第3の実施形態のシステム170において、上記第1の実施形態のシステム10と異なる主な部分は、レジスト塗布ユニット(CT)172が基板をステージ上に固定する方式ではなく平流し方式のレジスト塗布装置として構成されており、往路のプロセスラインAにおいてこのレジスト塗布ユニット(CT)172が第1の往路平流し搬送部46に沿って搬出ユニット(OUT−PASS)34よりも上流の位置に配置されている点である。
図9に示すように、レジスト塗布ユニット(CT)172は、第1の往路平流し搬送部46の一部または一区間を構成する塗布用の浮上ステージ174と、この塗布用浮上ステージ174上で空中に浮いている基板Gを浮上ステージ長手方向(X方向)に搬送する基板搬送機構176と、浮上ステージ174上を搬送される基板Gの上面にレジスト液を供給するレジストノズル178と、塗布処理の合間にレジストノズル178をリフレッシュするノズルリフレッシュ部180とを有している。
浮上ステージ174の上面には所定のガス(たとえばエア)を上方に噴射する多数のガス噴射孔182が設けられており、それらのガス噴射孔182から噴射されるガスの圧力によって基板Gがステージ上面から一定の高さに浮上するように構成されている。
基板搬送機構176は、浮上ステージ174を挟んでX方向に延びる一対のガイドレール184A,184Bと、これらのガイドレール184A,184Bに沿って往復移動可能なスライダ186と、浮上ステージ174上で基板Gの両側端部を着脱可能に保持するようにスライダ186に設けられた吸着パッド等の基板保持部材(図示せず)とを備えており、直進移動機構(図示せず)によりスライダ186を搬送方向(X方向)に移動させることにより、浮上ステージ174上で基板Gの浮上搬送を行うように構成されている。
レジストノズル178は、浮上ステージ174の上方を搬送方向(X方向)と直交する水平方向(Y方向)に横断して延びる長尺形ノズルであり、所定の塗布位置でその直下を通過する基板Gの上面に対してスリット状の吐出口よりレジスト液を帯状に吐出するようになっている。また、レジストノズル178は、このノズルを支持するノズル支持部材188と一体にX方向に移動可能、かつZ方向に昇降可能に構成されており、上記塗布位置とノズルリフレッシュ部180との間で移動できるようになっている。
ノズルリフレッシュ部180は、浮上ステージ174の上方の所定位置で支柱部材190に保持されており、塗布処理のための下準備としてレジストノズル178にレジスト液を吐出させるためのプライミング処理部192と、レジストノズル178のレジスト吐出口を乾燥防止の目的から溶剤蒸気の雰囲気中に保つためのノズルバス194と、レジストノズル178のレジスト吐出口近傍に付着したレジストを除去するためのノズル洗浄機構196とを備えている。
ここで、レジスト塗布ユニット(CT)172における主な作用を説明する。 先ず、前段の冷却ユニット(COL)32より基板Gがソータ機構(図示せず)を介して浮上ステージ174の前端側に設定された搬入エリアに搬入され、そこで待機していたスライダ186が基板Gを保持して受け取る。浮上ステージ174上で基板Gはガス噴射孔182より噴射されるガス(エア)の圧力を受けて略水平な姿勢で浮上状態を保つ。
そして、スライダ186が基板Gを保持しながら搬送方向(X方向)に移動し、基板Gがレジストノズル178の下を通過する際に、レジストノズル178が基板Gの上面に向けて液状のレジスト液を帯状に吐出することにより、基板G上に基板前端から後端に向って絨毯が敷かれるようにしてレジスト液の塗布膜が一面に形成される。こうしてレジストを塗布された基板Gは、その後もスライダ186により浮上ステージ174上で浮上搬送され、浮上ステージ174の後端に設定された搬出エリアよりソータ機構(図示せず)を介して搬出ユニット(OUT−PASS)34へ送られる。
なお、搬入側のソータ機構(図示せず)は、第1の往路平流し搬送部46の搬送方向(X方向)に敷設されたコロ搬送路と、このコロ搬送路上の基板に対して基板裏面の縁部にバキューム吸着可能/離脱可能な複数の吸着パッドと、それらの吸着パッドを搬送方向と平行に双方向で移動させる基板送り機構とを有している。上流側の冷却ユニット(COL)32で一定温度に冷却された基板を平流しで該コロ搬送路上に受け取ると、吸着パッドが上昇して該基板の裏面縁部に吸着し、基板を吸着保持する吸着パッドを介して基板送り機構が基板をステージ178の搬入エリアまで移送するようになっている。そして、搬入エリアに基板を搬入した後、吸着パッドが基板から分離し、次いで基板送り機構と吸着パッドが原位置へ戻るようになっている。
搬出側のソータ機構(図示せず)も、動作が反対(対称)になる点を除いて、搬入側のソータ機構と同様の構成・機能を有している。
この第3の実施形態の塗布現像処理システム10においても、第1および第2の減圧乾燥ユニット(VD)66L,66Rを中庭スペースNSに配置しているので、システム幅サイズ(Y方向サイズ)の増加を伴わずに、システム全長サイズ(X方向サイズ)およびタクトタイムの大幅な短縮化を実現できる。もっとも、プロセスラインA上で平流し方式のレジスト塗布ユニット(CT)172はステージ方式のレジスト塗布ユニット(CT)36よりもユニットサイズ(X方向サイズ)が長く、そのぶんシステム全長サイズ(X方向サイズ)も幾らか長くなる。しかし、一方で、中庭スペースNSの搬送装置68は、両減圧乾燥ユニット66L,66R、第1の往路平流し搬送部46の搬出ユニット(OUT−PASS)34および第2の往路平流し搬送部48の搬入ユニット(IN−PASS)38だけにアクセスすればよく、レジスト塗布ユニット(CT)172にアクセスする必要はない。つまり、搬送装置68の搬送スケジュール上の負担が軽くなるという利点がある。
なお、図8のレイアウトでは、プロセスラインA上で第1の往路平流し搬送部46の搬出ユニット(OUT−PASS)34と第2の往路平流し搬送部48の搬入ユニット(IN−PASS)38とを横方向(X方向)に並べて配置している。
しかし、一変形例として、図10に示すように、該搬出ユニット(OUT−PASS)34と該搬入ユニット(IN−PASS)38とを2階建てで上下に重ねて配置する構成も可能である。この場合、第1の往路平流し搬送部46の搬出ユニット(OUT−PASS)34はレジスト塗布ユニット(CT)172と同じ階たとえば1階で並び、第2の往路平流し搬送部48の搬入ユニット(IN−PASS)38はプリベークユニット(PRE−BAKE)40と同じ階たとえば2階で並ぶ構成となる。
図10のレイアウトにおいては、第1の往路平流し搬送部46の搬出ユニット(OUT−PASS)34と第2の往路平流し搬送部48の該搬入ユニット(IN−PASS)38とが二次元的には1箇所に集約配置されるため、そこに中庭スペースNS内の搬送装置68および第1および第2の減圧乾燥ユニット(VD)66L,66Rも集約ないし近接配置することが可能であり、搬送装置68の移動範囲を縮小化し、移動方向(運動軸)を簡素化することができる。
(第4の実施形態)
図11に、本発明の第4の実施形態における塗布現像処理システム200のレイアウト構成の要部を示す。図中、上述した第2の実施形態における塗布現像処理システム100内の構成要素と実質的に同一の構成または機能を有する部分には同一の符号を附しており、その説明を省略する。
この実施形態でも、上記第2の実施形態と同様に、中庭スペースNSにおいて、搬送装置68は、第1および第2の減圧乾燥ユニット102L,102Rに対してそれぞれ第1および第2の中庭平流し搬送部202L,202Rを介して基板Gを搬入出するようになっている。
ここで、搬送エリアTEと第1および第2の減圧乾燥ユニット102L,102Rとの間に昇降可能な一体型の第1および第2の搬入/搬出ユニット(IN/OUT−PASS)204L,204Rがそれぞれ設けられている。
図12〜図14に示すように、第1の中庭平流し搬送部202Lは、第1の搬入/搬出ユニット(IN/OUT−PASS)204L内の下段および上段にそれぞれ設けられた中庭基板搬入路206および中庭基板搬出路208と、第1の減圧乾燥ユニット102L内に設けられ、中庭基板搬入路206および中庭基板搬出路208のいずれにも選択的に接続可能なユニット内搬送路108とを有している。中庭基板搬入路206、中庭基板搬出路208およびユニット内搬送路108は、たとえばコロ搬送路からなり、それぞれ独立したコロ駆動部により駆動されてよい。
中庭基板搬入路206および中庭基板搬出路208は、第1の搬入/搬出ユニット(IN/OUT−PASS)204内に収容された状態で、たとえばエアシリンダ等からなる昇降駆動部210の昇降駆動により昇降移動するようになっている。
第1の減圧乾燥ユニット102Lに基板Gを搬入するときは、図14に示すように、中庭基板搬入路206の高さ位置をユニット内搬送路108に合わせて、中庭基板搬入路206およびユニット内搬送路108上で基板Gをシステム長手方向(X方向)の第1の向き(図の右から左)に搬送する。
第1の減圧乾燥ユニット102Lから基板Gを搬出するときは、図13に示すように、中庭基板搬出路208の高さ位置をユニット内搬送路108に合わせて、ユニット内搬送路108および中庭基板搬出路208上で基板Gをシステム長手方向(X方向)の第2の向き(図の左から右)に搬送する。
この塗布現像処理システム200においては、図12に示すように、第1の減圧乾燥ユニット102L内で基板Giが減圧乾燥処理を受けている最中に、搬送装置68が第1の搬入/搬出ユニット(IN/OUT−PASS)204Lにアクセスして中庭基板搬入路206に次の基板Gi+1を搬送アーム68aで搬入することができる。
そして、図13に示すように、中庭基板搬入路206に次の基板Gi+1を待機させたまま、第1の減圧乾燥ユニット102L内で減圧乾燥処理の済んだ基板Giをコロ搬送で中庭基板搬出路208に搬出することができる。
あるいは、別のシーケンスとして、減圧乾燥処理の済んだ基板Giを第1の減圧乾燥ユニット102Lから中庭基板搬出路208に搬出するのと同時に、第1の減圧乾燥ユニット102Lで次に減圧乾燥処理を受けるべき基板Gi+1を中庭基板搬入路206に搬入することも可能である。
さらには、図14に示すように、基板Gi+1を中庭基板搬入路206から第1の減圧乾燥ユニット102Lにコロ搬送で搬入するのと同時に、搬送装置68が処理済みの基板Giを搬送アーム68aを用いて中庭基板搬出路208から搬出することができる。
搬入/搬出ユニット(IN/OUT−PASS)204Lにおける中庭基板搬入路206および中庭基板搬出路208の構成は図5および図6に示すようなものと同じでよい。
第2の搬入/搬出ユニット(IN/OUT−PASS)204Rおよび第2の中庭平流し搬送部202Rも、上述した第1の搬入/搬出ユニット(IN/OUT−PASS)204Lおよび第1の中庭平流し搬送部202Lと同様の構成・機能を有している。
この第4の実施形態においては、第1および第2の減圧乾燥ユニット102L,102Rにおいて基板搬入口126に基板搬出口128を兼用させて搬送エリアTE側から基板Gの出し入れを行えるので、中庭平流し搬送部202L,202Rをコンパクトにすることができる。
以上本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の変形が可能である。
たとえば、上記実施形態では、往路のプロセスラインAが第1および第2の往路平流し搬送部46,48を含むシステムにおいて、中庭スペースNSにそれらの平流し搬送部46,48をプロセスフローで接続する第3群の処理ユニットを配置した。しかしながら、復路のプロセスラインBが第1および第2の復路平流し搬送部を含む場合は、中庭スペースNSにそれら2つの復路平流し搬送部をプロセスフローで接続する第3群(あるいは第4群)の処理ユニットを配置することも可能である。
上記実施形態では、中庭スペースNSに配置される処理ユニットが減圧乾燥ユニットであったが、プロセスラインの配置構成に応じて他の処理ユニットを配置することも可能である。
本発明における被処理基板はLCD用のガラス基板に限るものではなく、他のフラットパネルディスプレイ用基板や、半導体ウエハ、CD基板、フォトマスク、プリント基板等も可能である。
本発明の第1の実施形態における塗布現像処理システムのレイアウト構成を示す平面図である。 図1の塗布現像処理システムにおいて中庭スペースに配置される減圧乾燥ユニットおよび搬送装置ならびにその周囲の処理ユニットの詳細な構成を示す平面図である。 第2の実施形態における塗布現像処理システムのレイアウト構成を示す平面図である。 図2の塗布現像処理システムにおける要部の構成を示す略側面図である。 図4の搬入ユニット内部の構成を示す平面図である。 図4の搬入ユニット内部の構成を示す正面図である。 比較例のシステムのレイアウト構成を示す平面図である。 第3の実施形態における塗布現像処理システムのレイアウト構成を示す平面図である。 図9の塗布現像処理システムにおけるレジスト塗布ユニットの構成を示す 平面図である。 第3の実施形態の一変形例による塗布現像処理システムのレイアウト構成の要部を示す平面図である。 第4の実施形態における塗布現像処理システムの要部のレイアウト構成を示す平面図である。 図11の塗布現像処理システムにおける搬入/搬出ユニットおよび中庭平流し搬送部の構成および動作の一段階を示す一部断面側面図である。 図11の塗布現像処理システムにおける搬入/搬出ユニットおよび中庭平流し搬送部の構成および動作の一段階を示す一部断面側面図である。 図11の塗布現像処理システムにおける搬入/搬出ユニットおよび中庭平流し搬送部の構成および動作の一段階を示す一部断面側面図である。
符号の説明
10 塗布現像処理システム
14 カセットステーション(C/S)
16 プロセスステーション(P/S)
18 インタフェースステーション(I/F)
22 搬送装置
34 搬出ユニット(OUT−PASS)
36 レジスト塗布ユニット(CT)
38 搬入ユニット(IN−PASS)
46 第1の往路平流し搬送部
48 第2の往路平流し搬送部
60 復路平流し搬送部
62 搬送装置
66L 第1の減圧乾燥ユニット(VD)
66R 第1の減圧乾燥ユニット(VD)
68 搬送装置
102L 第1の減圧乾燥ユニット(VD)
102R 第1の減圧乾燥ユニット(VD)
104L 第1の中庭平流し搬送部
104R 第2の中庭平流し搬送部
105 搬入ユニット(IN−PASS)
112 搬出ユニット(OUT−PASS)
172 レジスト塗布ユニット(CT)
A 往路プロセスライン
B 復路プロセスライン

Claims (15)

  1. 複数の処理ユニットをプロセスフローの順に接続して被処理基板に一連の処理を施すインライン型の処理システムであって、
    システム長手方向において第1の向きに、第1群の処理ユニットを隣り合わせで、または搬送系ユニットを介して一列に配置し、基板を平流しで搬送する第1の往路平流し搬送部とこの第1の往路平流し搬送部よりもプロセスフローの下流側で基板を平流しで搬送する第2の往路平流し搬送部とを有し、前記第1群の処理ユニットの中でプロセスフローの途中に位置する第3の処理ユニットを前記第1の往路平流し搬送部の終端と第2の往路平流し搬送部の始端との間に詰めて配置する第1のプロセスラインと、
    システム長手方向において前記第1の向きとは逆の第2の向きに、前記第1のプロセスラインよりもプロセスフローの下流側に位置する第2群の処理ユニットを隣り合わせで、または搬送系ユニットを介して一列に配置し、前記第1のプロセスラインとシステム幅方向で所定サイズの中庭スペースを空けて平行に延びる第2のプロセスラインと、
    前記中庭スペースに配置される第3群の処理ユニットと、
    前記中庭スペースに配置され、前記第1の往路平流し搬送部の終端側の基板受け渡し部から各基板を搬出して前記第3の処理ユニットに搬入し、前記第3の処理ユニットで処理の済んだ各基板を前記第3の処理ユニットから搬出して前記第3群の処理ユニットの一つに搬入し、前記第3群の処理ユニットの一つで処理の済んだ各基板を当該処理ユニットから搬出して前記第2の往路平流し搬送部の始端側の基板受け渡し部に搬入する第1の搬送装置と
    を有する処理システム。
  2. 複数の処理ユニットをプロセスフローの順に接続して被処理基板に一連の処理を施すインライン型の処理システムであって、
    システム長手方向において第1の向きに、第1群の処理ユニットを隣り合わせで、または搬送系ユニットを介して一列に配置し、基板を平流しで搬送する第1の往路平流し搬送部とこの第1の往路平流し搬送部よりもプロセスフローの下流側で基板を平流しで搬送する第2の往路平流し搬送部とを有し、前記第1群の処理ユニットの中でプロセスフローの途中に位置する第3の処理ユニットが前記第1の往路平流し搬送部上で基板を搬送しながら所定の処理を行う平流し方式の処理装置として構成されている第1のプロセスラインと、
    システム長手方向において前記第1の向きとは逆の第2の向きに、前記第1のプロセスラインよりもプロセスフローの下流側に位置する第2群の処理ユニットを隣り合わせで、または搬送系ユニットを介して一列に配置し、前記第1のプロセスラインとシステム幅方向で所定サイズの中庭スペースを空けて平行に延びる第2のプロセスラインと、
    前記中庭スペースに配置される第3群の処理ユニットと、
    前記中庭スペースに配置され、前記第1の往路平流し搬送部の終端側の基板受け渡し部から前記第3の処理ユニットで処理を終えたばかりの各基板を搬出して前記第3群の処理ユニットの一つに搬入し、前記第3群の処理ユニットの一つで処理の済んだ各基板を当該処理ユニットから搬出して前記第2の往路平流し搬送部の始端側の基板受け渡し部に搬入する第1の搬送装置と
    を有する処理システム。
  3. 前記第3群の処理ユニットが、基板に対する処理の内容および時間が実質的に同じである第1および第2の処理ユニットを含み、前記第1の往路平流し搬送部を介して次々と送られてくる基板に対して前記第1および第2の処理ユニットを交互に繰り返し充てる、請求項1または請求項2に記載の処理システム。
  4. 前記第1の搬送装置が、前記中庭スペースに設けられた搬送エリア内で移動可能な搬送ロボットを有し、
    前記第1および第2の処理ユニットが、システム長手方向において前記搬送エリアを間に挟んで互いに向かい合って前記中庭スペースに配置される、
    請求項に記載の処理システム。
  5. 前記第1および第2の処理ユニットが前記搬送エリアに隣接して配置され、
    前記搬送ロボットが、前記第1および第2の処理ユニットに対して基板を直接搬入出する、
    請求項に記載の処理システム。
  6. 前記中庭スペースに、前記第1の処理ユニットに基板を搬入出するために前記第1の処理ユニットの外と中で連続する第1の中庭平流し搬送部が設けられ、
    前記搬送ロボットが、前記第1の処理ユニットに対して前記第1の中庭平流し搬送部を介して基板を搬入出する、
    請求項に記載の処理システム。
  7. 前記第1の中庭平流し搬送部が、前記搬送エリアに隣接して設けられた第1の中庭基板搬入路と、前記第1の処理ユニット内に設けられ、前記第1の中庭基板搬入路と接続可能な第1のユニット内搬送路と、前記第1の処理ユニットからみて前記第1の中庭基板搬入路とは反対側で前記第1のユニット内搬送路と接続可能であり、前記第1の処理ユニットの上または下を通って前記搬送エリアに隣接する終端位置まで延びる第1の中庭基板搬出路とを有し、
    前記第1の処理ユニットに基板を搬入するときは、前記第1の中庭基板搬入路および前記第1のユニット内搬送路上で基板を搬送し、
    前記第1の処理ユニットから基板を搬出するときは、前記第1のユニット内搬送路および前記第1の中庭基板搬出路上で基板を搬送する、
    請求項に記載の処理システム。
  8. 前記第1の中庭平流し搬送部が、前記搬送エリアに隣接して上下2段に設けられた昇降可能な第1の中庭基板搬入路および第1の中庭基板搬出路と、前記第1の処理ユニット内に設けられ、前記第1の中庭基板搬入路および前記第1の中庭基板搬出路のいずれにも選択的に接続可能な第1のユニット内搬送路とを有し、
    前記第1の処理ユニットに基板を搬入するときは、前記第1の中庭基板搬入路の高さ位置を前記第1のユニット内搬送路に合わせて、前記第1の中庭基板搬入路および前記第1のユニット内搬送路上で基板をシステム長手方向の第1の向きに搬送し、
    前記第1の処理ユニットから基板を搬出するときは、前記第1の中庭基板搬出路の高さ位置を前記第1のユニット内搬送路に合わせて、前記第1のユニット内搬送路および前記第1の中庭基板搬出路上で基板をシステム長手方向の第2の向きに搬送する、
    請求項に記載の処理システム。
  9. 前記中庭スペースに、前記第2の処理ユニットに基板を搬入出するために前記第2の処理ユニットの外と中で連続する第2の中庭平流し搬送部が設けられ、
    前記搬送ロボットが、前記第2の処理ユニットに対して前記第2の中庭平流し搬送部を介して基板を搬入出する、
    請求項4,6のいずれか一項に記載の処理システム。
  10. 前記第2の中庭平流し搬送部が、前記搬送エリアに隣接して設けられた第2の中庭基板搬入路と、前記第2の処理ユニット内に設けられ、前記第2の中庭基板搬入路と接続可能な第2のユニット内搬送路と、前記第2の処理ユニットからみて前記第2の中庭基板搬入路とは反対側で前記第2のユニット内搬送路と接続可能であり、前記第2の処理ユニットの上または下を通って前記搬送エリアに隣接する終端位置まで延びる第2の中庭基板搬出路とを有し、
    前記第2の処理ユニットに基板を搬入するときは、前記第2の中庭基板搬入路および前記第2のユニット内搬送路上で基板を搬送し、
    前記第2の処理ユニットから基板を搬出するときは、前記第2のユニット内搬送路および前記第2の中庭基板搬出路上で基板を搬送する、
    請求項に記載の処理システム。
  11. 前記第2の中庭平流し搬送部が、前記搬送エリアに隣接して上下2段に設けられた昇降可能な第2の中庭基板搬入路および第2の中庭基板搬出路と、前記第2の処理ユニット内に設けられ、前記第2の中庭基板搬入路および前記第2の中庭基板搬出路のいずれにも選択的に接続可能な第2のユニット内搬送路とを有し、
    前記第2の処理ユニットに基板を搬入するときは、前記第2の中庭基板搬入路の高さ位置を前記第2のユニット内搬送路に合わせて、前記第2の中庭基板搬入路および前記第2のユニット内搬送路上で基板をシステム長手方向の第2の向きに搬送し、
    前記第2の処理ユニットから基板を搬出するときは、前記第2の中庭基板搬出路の高さ位置を前記第2のユニット内搬送路に合わせて、前記第2のユニット内搬送路および前記第2の中庭基板搬出路上で基板をシステム長手方向の第1の向きに搬送する、
    請求項に記載の処理システム。
  12. 前記第3の処理ユニットが、前記基板上にレジスト液を塗布するレジスト塗布ユニットであり、
    前記第1および第2の処理ユニットが、それぞれ基板上のレジスト塗布膜を減圧下で乾燥させる第1および第2の減圧乾燥ユニットであり、
    前記レジスト塗布ユニットの基板搬出口に対して前記第1および第2の減圧乾燥ユニットの基板搬入口が略等距離に位置している、
    請求項1,3〜11のいずれか一項に記載の処理システム。
  13. 前記第1のプロセスラインにおいて、前記第1の往路平流し搬送部の搬送路上に、前記基板上にレジスト液を塗布するレジスト塗布ユニットが設けられ、
    前記第1および第2の処理ユニットが、それぞれ基板上のレジスト塗布膜を減圧下で乾燥させる第1および第2の減圧乾燥ユニットであり、
    前記第1の往路平流し搬送部の終端側の基板受け渡し部に対して前記第1および第2の減圧乾燥ユニットの基板搬入口が略等距離に位置している、
    請求項2〜5のいずれか一項に記載の処理システム。
  14. システム長手方向の一端部で、システムに投入されたいずれかのカセットから未処理の基板を取り出して前記第1のプロセスラインに渡し、システム内の所要の処理が全て済んだ基板を前記第2のプロセスラインから受け取ってシステムから払い出しされるべきいずれかのカセットに収納する第2の搬送装置を有する、請求項1〜13のいずれか一項に記載の処理システム。
  15. システム長手方向の他端部で、前記第1のプロセスラインから基板を搬出して、前記第2のプロセスラインに直接搬入し、または外部の処理装置を経由させてから前記第2のプロセスラインに搬入する第3の搬送装置を有する、請求項1〜14のいずれか一項に記載の処理システム。
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