JP2005251864A - 処理システム - Google Patents

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    • H01L21/67253Process monitoring, e.g. flow or thickness monitoring

Abstract

【課題】 被処理基板の厚さのバラツキに対してステージ上の被処理基板と塗布ノズルの吐出口との間のギャップを一定に保つギャップ管理を効率的に行うこと。
【解決手段】 投光部152は、鉛直方向に分布する平行光の光ビームLBを受光部154に向けて水平に投光する。受光部154は、投光部152からの光ビームLBを1次元CCD154aで受光する。この一次元CCD154aにおける最下端の光ビーム受光位置は、吸着保持部150上に基板Gが配置されているときは基板Gの上面の高さ位置HAに相当し、吸着保持部150上に基板Gが配置されていないときは吸着保持部150の上面の高さ位置HBに相当する。計測制御演算部156は、受光部154における最下端光ビーム受光位置HA、HBを割り出し、両受光位置間の高低差(HA−HB)を求めてこれを当該基板Gの厚さの測定値TKとする。

【選択図】 図13

Description

本発明は、スピンレス方式の塗布ユニットを含む処理システムに係り、特にインライン型の処理システムに関する。
一般に、フラットパネルディスプレイ(FPD)や半導体デバイス等の製造プロセスにおけるフォトリソグラフィー工程では、被処理基板(ガラス基板、半導体ウエハ等)に対して洗浄、レジスト塗布、ベーキング、露光、現像等の一連の処理を一貫して行うインラインシステムが用いられている。
上記一連の処理の中でレジスト塗布は、基板上にレジスト液を塗布して均一な膜厚でレジスト膜を形成する。FPD用では、基板の大型化に有利なレジスト塗布法として、基板の回転運動を要することなく基板上に所望の膜厚でレジスト液を塗布するスピンレス方式が普及している。
スピンレス方式では、たとえば特許文献1に記載されるように、載置台またはステージ上の基板とレジストノズルの吐出口との間に100μm程度のエアギャップを設定し、吐出口よりレジスト液を吐出させながらレジストノズルを基板と平行な方向に移動または走査させて、基板上一面にレジスト膜を形成する。ここで、レジスト膜の膜厚は上記エアギャップの大きさによって左右される。したがって、基板の厚さが常に一定であれば、レジストノズルの吐出口の高さ位置を一定に保つことで、上記エアギャップを一定に保ち、レジスト膜の膜厚を一定に管理することができる。しかしながら、概して基板の厚さは一定ではなく、公差内のバラツキがある。たとえば、ガラス基板の厚さが公称0.7mmで公差が±0.03mmの場合、0.67mm〜0.73mmの範囲内で板厚にバラツキがある。レジストノズルの高さ位置が固定されていると、板厚のバラツキがそのまま上記エアギャップのバラツキとなり、ひいてはレジスト膜厚のバラツキになる。そこで、レジスト塗布に先き立って基板の厚さを測定し、その板厚測定値に応じてレジストノズルの吐出口の高さ位置を調整し、上記エアギャップを設定値に保つようなギャップ管理が行われている。
従来は、レジスト塗布を実施する塗布ユニット内に基板の厚さを測定する板厚測定部を設け、ユニット内に搬入した基板の厚さを塗布処理前に該板厚測定部で測定し、板厚測定値に応じてレジストノズルの吐出口の高さ位置を調整するようにしている。板厚測定法としては、基準台上の基板に上方からダイヤルゲージの触針を押し付けてゲージ読取値から板厚測定値を求める方式、基準台を使わずに基板の両面に相対向する一対の触針を押し付けてそのときのゲージ読取値と初期値または基準値との差から板厚測定値を求める方式、基準台上の基板に非接触式たとえば光学式の距離測定器を近づけて基板との距離間隔を測定し、測定した距離間隔と基準台までの基準距離間隔との差から板厚測定値を求める方式等が用いられている。
特開平10−156255
上記のように塗布ユニット内に板厚測定部を設ける処理システムでは、塗布ユニットで本来の塗布処理に先立って板厚測定が行われるため、塗布ユニットのタクトタイムが増し、ひいてはシステムのスループットが下がるという問題があった。また、塗布ユニットにおいても、板厚測定部が塗布処理部から独立した固有のスペースを必要とし、測定の度毎に測定治具をアクチエータによって基板に接触または接近させる構成であるため、ユニット全体がスペース的にも機構的にも嵩張るだけでなく、測定時間が長いという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、被処理基板の厚さのバラツキに対してステージ上の被処理基板と塗布ノズルの吐出口との間のギャップを一定に保つギャップ管理を効率的に行うようにした処理システムを提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、被処理基板の厚さを省スペースで短時間に測定できるようにした処理システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の処理システムは、ステージ上の被処理基板と塗布ノズルの吐出口との間に所望のギャップを設定し、前記吐出口より処理液を吐出させながら前記塗布ノズルを前記基板と平行な方向に相対的に移動させて、前記基板上に前記処理液を塗布する塗布ユニットと、前記基板に塗布処理に先立つ熱的な処理を施す熱処理ユニットと、前記塗布ユニットと前記熱処理ユニットとの間で前記基板を搬送する搬送装置と、前記熱処理ユニット内で前記基板の厚さを測定する板厚測定部と、前記板厚測定部で得られる前記基板の厚さの測定値に応じて前記塗布ユニットにおける前記塗布ノズルの吐出口と前記ステージとの間の距離間隔を調整するギャップ制御部とを有する。
上記第1の処理システムでは、プロセスフローにおいて塗布ユニットの上流に位置する熱処理ユニット内で基板の厚さを測定し、塗布ユニットで基板に塗布処理を施す前にギャップ制御部により塗布ノズルの吐出口と前記ステージとの間の距離間隔を当該基板の厚さに応じた値に、つまり塗布ノズルの吐出口と基板との間のギャップを設定値に保つような値に調整する。これにより、塗布ユニットの大型化や煩雑化を招くことなく、さらにはタクトタイムの増大を招くことなく、効率的にギャップ管理を行うことができる。また、このようなギャップ管理によって、基板上に常に設定通りの膜厚で塗布膜を形成することができる。なお、熱処理ユニットでは、基板がユニット内に滞在している間の任意の時間に板厚測定を行うことが可能であり、たとえば熱処理の開始直前でもよい。
本発明の好ましい一態様における熱処理ユニットは、所定の加熱処理を受けた後の基板を設定温度まで冷却する冷却ユニットである。この場合、冷却ユニットが、内部で温度を設定値に調節された冷媒が流れる熱板を有し、基板を熱板の上にほぼ水平に載置して冷却するのが好ましい。
本発明の第2の処理システムは、ステージ上の被処理基板と塗布ノズルの吐出口との間に所望のギャップを設定し、前記吐出口より処理液を吐出させながら前記塗布ノズルを前記基板と平行な方向に相対的に移動させて、前記基板上に前記処理液を塗布する塗布ユニットと、異なる搬送系の間で前記基板の受け渡しを中継するために前記基板を一時的に留め置く中継ユニットと、前記塗布ユニットと前記中継ユニットとの間で前記基板を搬送する第1の搬送装置と、前記中継ユニットを介して前記第1の搬送装置と前記基板の受け渡しを行う第2の搬送装置と、前記中継ユニット内で前記基板の厚さを測定する板厚測定部と、前記板厚測定部で得られる前記基板の厚さの測定値に応じて前記塗布ユニットにおける前記塗布ノズルの吐出口と前記ステージとの間の距離間隔を調整するギャップ制御部とを有する。
上記第2の処理システムでも、プロセスフローにおいて塗布ユニットの上流に位置する中継ユニット内で基板の厚さを測定し、塗布ユニットでは基板に塗布処理を施す前にギャップ制御部により塗布ノズルの吐出口とステージとの間の距離間隔を当該基板の厚さに応じた値に、つまり塗布ノズルの吐出口と基板との間のギャップを設定値に保つような値に調整する。これにより、塗布ユニットの大型化や煩雑化を招くことなく、さらにはタクトタイムの増大を招くことなく、効率的にギャップ管理を行うことができる。また、このようなギャップ管理によって、基板上に常に設定通りの膜厚で塗布膜を形成することができる。中継ユニットでは、基板がユニット内に滞在している間の任意の時間に板厚測定を行うことが可能である。好適な一態様として、中継ユニットは基板をほぼ水平に載置して支持する載置台を有する。
本発明の好適な一態様における板厚測定部は、ユニット内の所定位置に配置された基板に対して一サイドから基板の厚さ方向に分布する光ビームを基板によって基板の厚さ分だけ遮光されるように基板と平行に投光する投光部と、基板の反対サイドで投光部からの光ビームを受光する受光部とを有し、基板の最近傍を通過した光ビームの受光部における受光位置に基づいて基板の厚さの測定値を求める。この測定方式においては、測定精度を一層高めるために、上記所定位置に配置された基板を吸着して保持する保持部を設けるのが好ましい。また、基板が矩形のものである場合は、一層の省スペース化を図るために、板厚測定部の投光部と受光部とが基板の一隅角部を挟んで互いに対向するように配置されるのが好ましい。
本発明の好適な一態様によれば、基板がおもて面を被処理面とするガラス基板であり、板厚測定部が、ユニット内の所定位置に配置された基板の裏面に対して所定の方角から光ビームを投光する投光部と、基板の裏面からの光ビームに対応する第1の反射光と基板のおもて面からの光ビームに対応する第2の反射光とを受光する受光部とを有し、受光部において第1の反射光を受光した第1の受光位置と第2の反射光を受光した第2の受光位置とから基板の厚さの測定値を求める。この測定方式においても、測定精度を一層高めるために、上記所定位置に配置された基板を吸着して保持する保持部を設けるのが好ましい。
本発明の処理システムによれば、上記のような構成と作用により、被処理基板の厚さのバラツキに対してステージ上の被処理基板と塗布ノズルの吐出口との間のギャップを一定に保つギャップ管理を効率的に行うことができる。また、被処理基板の厚さを省スペースで短時間に測定することもできる。
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1に、本発明の塗布装置を適用できる一構成例としての塗布現像処理システムを示す。この塗布現像処理システム10は、クリーンルーム内に設置され、たとえばLCD基板を被処理基板とし、LCD製造プロセスにおいてフォトリソグラフィー工程の中の洗浄、レジスト塗布、プリベーク、現像およびポストベーク等の一連の処理を行うものである。露光処理は、この処理システムに隣接して設置される外部の露光装置12で行われる。
この塗布現像処理システム10は、中心部に横長のプロセスステーション16を配置し、その長手方向(X方向)両端部にカセットステーション14とインタフェースステーション18とを配置している。
カセットステーション14は、システム10のカセット搬入出ポートであり、角型のガラス基板Gを多段に積み重ねるようにして複数枚収容可能なカセットCを水平方向たとえばY方向に4個まで並べて載置可能なカセットステージ20と、このステージ20上のカセットCに対して基板Gの出し入れを行う搬送機構22とを備えている。搬送機構22は、基板Gを保持できる手段たとえば搬送アーム22aを有し、X,Y,Z,θの4軸で動作可能であり、隣接するプロセスステーション16側と基板Gの受け渡しを行えるようになっている。
プロセスステーション16は、システム長手方向(X方向)に設定したプロセスラインに沿って各処理部を概ねプロセスフローまたは処理工程の順に配置している。より詳細には、カセットステーション14側からインタフェースステーション18側へ向う上流部または往路のプロセスラインには、洗浄プロセス部24と、縦型熱的処理部(TB)26,28と、塗布プロセス部30と、縦型熱的処理部(TB)32,34とを配置している。一方、インタフェースステーション18側からカセットステーション14側へ向う下流部または復路のプロセスラインには、上記縦型熱的処理部(TB)32,34と、現像ユニット(DEV)36と、脱色処理ユニット(i−UV)38と、縦型熱的処理部(TB)40,42とを配置している。
往路のプロセスラインにおいて、洗浄プロセス部24は、平流し方式のスクラバ洗浄ユニット(SCR)46を含んでおり、このスクラバ洗浄ユニット(SCR)46内のカセットステーション14と隣接する場所にエキシマUV照射ユニット(e−UV)44を配置している。スクラバ洗浄ユニット(SCR)46内では、図2に示すように、コロ搬送路45上で基板Gをプロセスラインの下流側に搬送しながら基板Gの上面(被処理面)にブラッシング洗浄やブロー洗浄を施すようになっている。なお、コロ搬送路45はエキシマUV照射ユニット(e−UV)44を起点としており、起点付近にはカセットステーション14の搬送機構22から基板Gを受け取って搬送路45上に移載するための昇降可能なリフトピン47が設けられている。
スクラバ洗浄ユニット(SCR)46の下流側端部に隣接する縦型熱的処理部(TB)26,28は、それぞれ複数の枚葉式オーブンユニットを多段に積層配置してなるオーブンタワーとして構成されている。たとえば、図2に示すように、縦型熱的処理部(TB)26は、下から順に基板搬入用のパスユニット(PASS)、脱水ベーク用の加熱ユニット(DHP)および疎水化用のアドヒージョンユニット(AD)を多段に積み重ねている。ここで、パスユニット(PASS)には、スクラバ洗浄ユニット(SCR)46からのコロ搬送路45が引き込まれており、搬送路45の終点位置で基板Gを搬送路45の上方に水平姿勢で持ち上げるための昇降可能なリフトピン48が設けられている。また、縦型熱的処理部(TB)28は、下から順に基板温度調整用の冷却ユニット(COL)29およびアドヒージョンユニット(AD)を多段に積み重ねている。ここで、縦型熱的処理部(TB)28は、スクラバ洗浄ユニット(SCR)46の延長上にではなくシステム中心線上にオフセットして配置され、縦型の搬送装置(S/A)50を介して縦型熱的処理部(TB)26と往路のプロセスライン上で接続されている。
縦型熱的処理部(TB)28の反対側で搬送装置(S/A)50と隣接する位置には、塗布プロセス部30の多段ユニット部(EXT/VD)52が配置されている。図2に示すように、多段ユニット部(EXT/VD)52は、下から順に減圧乾燥用の減圧乾燥ユニット(VD)51および基板受け渡し用のエクステンションユニット(EXT)53を多段に積み重ねている。
搬送装置(S/A)50は、昇降可能および旋回可能な搬送本体に水平方向に進退または伸縮可能な搬送アームまたはピンセットを搭載した搬送ロボットとして構成されており、これと隣接する縦型熱的処理部(TB)26,28および多段ユニット部(EX/VD)52内の任意のユニットにアクセスして基板の搬入出を行えるようになっている。
塗布プロセス部30は、インタフェースステーション18に向かって多段ユニット部(EXT/VD)52、縦型の搬送装置(S/A)54および多段ユニット部(EXT/VD)56を一列に配置するとともに、搬送装置(S/A)54の傍らにレジスト塗布ユニット(CT)58を配置している。多段ユニット部(EXT/VD)56も、図2に示すように、下から順に減圧乾燥ユニット(VD)55およびエクステンションユニット(EXT)57を多段に積み重ねている。搬送装置(S/A)54は、昇降可能および旋回可能な搬送本体に水平方向に進退または伸縮可能な搬送アームを搭載した搬送ロボットであり、塗布プロセス部30内の各ユニットにアクセスして基板の搬入出を行うことができるとともに、隣接する復路側の現像ユニット(DEV)36の基板搬入部に基板Gを搬入できるようになっている。塗布プロセス部30内の詳細な構成および作用は後に説明する。
塗布プロセス部30の多段ユニット部(EXT/VD)56とインタフェースステーション18との間には縦型の搬送装置(S/A)60が配置され、この搬送装置(S/A)60のY方向両側に縦型熱的処理部(TB)32,34が配置されている。縦型熱的処理部(TB)32は、図2に示すように、下から順に基板保管用のバッファユニット(buf)およびプリベーク用の加熱ユニット(PREBAKE)を多段に積み重ねている。縦型熱的処理部(TB)34は、図3に示すように、下から順にバッファユニット(buf)、冷却ユニット(COL)および加熱ユニット(PREBAKE)を多段に積み重ねている。搬送装置(S/A)60も昇降可能および旋回可能な搬送本体に水平方向に進退または伸縮可能な搬送アームを搭載した搬送ロボットであり、縦型熱的処理部(TB)32,34内の任意のユニットにアクセスして基板Gの搬入出を行えるとともに、塗布プロセス部30やインタフェースステーション18とも基板Gを1枚単位で受け渡しできるようになっている。
プロセスステーション16の復路のプロセスラインにおいて、現像ユニット(DEV)36は、図3に示すように、コロ搬送路35上で基板Gをプロセスラインの下流側方向に搬送しながら一連の現像処理工程を行う、いわゆる平流し方式の現像装置として構成されている。コロ搬送路35の起点付近には、搬送装置(S/A)54から基板Gを受け取ってコロ搬送路35上に移載するための昇降可能なリフトピン37が設けられている。脱色処理ユニット(i−UV)38にも現像ユニット(DEV)36からのコロ搬送路35が敷設されており、脱色処理ユニット(i−UV)を通過する基板Gの被処理面にi線(波長365nm)が照射されるようになっている。
脱色処理ユニット(i−UV)38の下流側に隣接する縦型熱的処理部(TB)40は、図3に示すように、下から順にパスユニット(PASS)、冷却ユニット(COL)およびポストベーキング用の加熱ユニット(POBAKE)を多段に積み重ねている。ここで、パスユニット(PASS)には、脱色処理ユニット(i−UV)38からのコロ搬送路35が引き込まれている。また、コロ搬送路35の終点で基板Gを水平姿勢で持ち上げるための昇降可能なリフトピン62も設けられている。
縦型熱的処理部(TB)42は、図3に示すように、下から順に基板搬出用のパスユニット(PASS)、冷却ユニット(COL)および加熱ユニット(POBAKE)を多段に積み重ねている。ここで、パスユニット(PASS)は、カセットステーション14の搬送機構22からもアクセス可能な載置型の基板受け渡しユニットとして構成されている。両縦型熱的処理部(TB)40,42の間に配置される縦型の搬送装置(S/A)64は、やはり昇降可能および旋回可能な搬送本体に水平方向に進退または伸縮可能な搬送アームを搭載した搬送ロボットとして構成され、縦型熱的処理部(TB)40,42内の任意のユニットにアクセスして基板Gの搬入出を行えるようになっている。
インタフェースステーション18は、隣接する露光装置12と基板Gのやりとりを行うための搬送装置(I/F)70を有し、その周囲にバッファ・ステージ(BUF)72、エクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)74および周辺装置76を配置している。バッファ・ステージ(BUF)72には定置型のバッファカセットが置かれる。エクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)74は、冷却機能を備えた基板受け渡し用のステージであり、プロセスステーション16側と基板Gをやりとりする際に用いられる。周辺装置76は、たとえばタイトラー(TITLER)と周辺露光装置(EE)とを上下に積み重ねた構成であってよい。搬送装置(I/F)70は、基板Gを保持できる手段たとえば搬送アームを有し、隣接する露光装置12やインタフェースステーション18内の各ユニット(BUF)72、(EXT・COL)74、(TITLER/EE)76と基板Gの受け渡しを行えるようになっている。
図4に、この塗布現像処理システム10における処理の手順を示す。先ず、カセットステーション14において、搬送機構22が、ステージ20上のいずれかのカセットCの中から1つの基板Gを取り出し、プロセスステーション16の洗浄プロセス部24のエキシマUV照射ユニット(e−UV)44に搬入する(ステップS1)。
エキシマUV照射ユニット(e−UV)44内で基板Gは紫外線照射による乾式洗浄を施される(ステップS2)。この紫外線洗浄では主として基板表面の有機物が除去される。紫外線洗浄の終了後に、基板Gは、コロ搬送によってスクラバ洗浄ユニット(SCR)46へ移される。
スクラバ洗浄ユニット(SCR)46では、基板Gをコロ搬送路45上でプロセスラインの下流側へ平流しで搬送しながら基板Gの上面(被処理面)にブラッシング洗浄やブロー洗浄を施すことにより、基板表面から粒子状の汚れを除去する(ステップS3)。そして、洗浄後も基板Gを平流しで搬送しながらリンス処理を施し、最後にエアーナイフ等を用いて基板Gを乾燥させる。スクラバ洗浄ユニット(SCR)46内で洗浄処理の済んだ基板Gは、縦型熱的処理部(TB)26内のパスユニット(PASS)にコロ搬送で搬入される。直後に、搬送装置(S/A)50が該パスユニット(PASS)から基板Gを搬出する。
縦型熱的処理部(TB)26,28において、基板Gは搬送装置(S/A)50により所定のシーケンスで所定のオーブンユニットに順次移送される。たとえば、基板Gは、最初に加熱ユニット(DHP)のいずれか1つに移され、そこで脱水ベークの加熱処理を受ける(ステップS4)。次に、基板Gは、冷却ユニット(COL)29のいずれか1つに移され、そこで一定の基板温度まで冷却される(ステップS5)。しかる後、基板Gはアドヒージョンユニット(AD)のいずれか1つに移され、そこでレジスト膜と基板Gとの密着性を向上させるための疎水化処理を受ける(ステップS6)。この疎水化処理の終了後に、基板Gは冷却ユニット(COL)のいずれか1つで一定の基板温度まで冷却される(ステップS7)。上記のような一連の熱処理を受けた基板Gは、搬送装置(S/A)50により多段ユニット部(EXT/VD)52内のエクステンションユニット(EXT)53に受け渡される。
塗布プロセス部30において、基板Gは、搬送装置(S/A)54によりエクステンションユニット(EXT)53からレジスト塗布ユニット(CT)58へ移される。レジスト塗布ユニット(CT)82において、基板Gは、後述するように微細径吐出型のレジストノズルを用いるスピンレス法により基板上面(被処理面)にレジスト液を塗布される。次いで、基板Gは、搬送装置(S/A)54により減圧乾燥ユニット(VD)51,55のいずれか一つに移され、そこで減圧による乾燥処理を受ける(ステップS8)。
上記のようなレジスト塗布処理を受けた基板Gは、エクステンションユニット(EXT)57を経由して搬送装置(S/A)60により縦型熱的処理部(TB)32,34に送られる。
縦型熱的処理部(TB)32,34において、基板Gは、搬送装置60により所定のシーケンスで所定のユニットに順次移送される。たとえば、基板Gは、最初に加熱ユニット(PREBAKE)のいずれか1つに移され、そこでプリベーキングの加熱処理を受ける(ステップS9)。次に、基板Gは、冷却ユニット(COL)のいずれか1つに移され、そこで一定の基板温度まで冷却される(ステップS10)。このような一連の熱処理を受けた後、基板Gはインタフェースステーション18側のエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)74へ搬入される。
インタフェースステーション18において、基板Gは、エクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)74から周辺装置76の周辺露光装置(EE)に搬入され、そこで基板Gの周辺部に付着するレジストを現像時に除去するための露光を受けた後に、隣の露光装置12へ送られる(ステップS11)。
露光装置12では基板G上のレジストに所定の回路パターンが露光される。パターン露光を終えた基板Gは、露光装置12からインタフェースステーション18に戻されると(ステップS11)、先ず周辺装置76のタイトラー(TITLER)に搬入され、そこで基板上の所定の部位に所定の情報が記される(ステップS12)。しかる後、基板Gはエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)74に戻される。インタフェースステーション18における基板Gの搬送および露光装置12との基板Gのやりとりは搬送装置(I/F)70によって行われる。
プロセスステーション16では、搬送装置(S/A)60がエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)74より露光済の基板Gを受け取り、多段ユニット部(EXT/VD)56のエクステンションユニット(EXT)57に搬入する。直後に、搬送装置(S/A)54が、エクステンションユニット(EXT)57から基板Gを取り出して、現像ユニット(DEV)36へ搬入する。
現像ユニット(DEV)36において基板Gはコロ搬送路35上でプロセスラインの下流に向って平流しで搬送され、その搬送中に現像、リンス、乾燥の一連の現像処理工程が行われる(ステップS13)。
現像ユニット(DEV)36で現像処理を受けた基板Gは下流側隣の脱色ユニット(i−UV)38へ平流しで搬入され、そこでi線照射による脱色処理を受ける(ステップS14)。脱色処理の済んだ基板Gは、縦型熱的処理部(TB)40のパスユニット(PASS)に搬入される。直後に、搬送装置(S/A)64がパスユニット(PASS)から基板Gを搬出する。
縦型熱的処理部(TB)40,42において、基板Gは最初に加熱ユニット(POBAKE)のいずれか1つに移され、そこでポストベーキングの加熱処理を受ける(ステップS15)。次に、基板Gは、冷却ユニット(COL)の1つに移され、そこで所定の基板温度に冷却される(ステップS16)。
カセットステーション14側では、搬送機構22が、縦型熱的処理部(TB)42のパスユニット(PASS)から塗布現像処理の全工程を終えた基板Gを受け取り、受け取った基板Gをステージ20上のいずれかのカセットCに収容する(ステップS1)。
この塗布現像処理システム10はレイアウト上の特徴を有している。1つは、図1に示すように、往路のプロセスラインにおいて平流し方式のスクラバ洗浄ユニット(SCR)46よりも下流側の処理部を全てスクラバ洗浄ユニット(SCR)46の延長上に一列に揃えるのではなく、システム中心部のエリアを有効利用して2列に配置している点である。つまり、縦型熱的処理部(TB)26、レジスト塗布ユニット(CT)58および縦型熱的処理部(TB)32をスクラバ洗浄ユニット(SCR)46と同一直線上に配置し、縦型熱的処理部(TB)28、多段ユニット部(EXT/VD)52,56をスクラバ洗浄ユニット(SCR)46よりも内側にオフセットしたシステム中心線上に配置している。このような2列配置により、システム幅方向のサイズを増やすことなく長手方向のサイズを短くし、ひいてはフットプリントの縮小化を図っている。
また、スクラバ洗浄ユニット(SCR)46と同一直線上でレジスト塗布ユニット(CT)58と両隣の縦型熱的処理部(TB)26,32との間に多段ユニット部(EXT/VD)がほぼすっぽり入る大きさの空きスペースを設けている。この空きスペースによって、縦型熱的処理部(TB)26,32からの放熱がレジスト塗布ユニット(CT)58に及ぶのを防止し、レジスト塗布処理の温度条件ないし環境を安定に管理することができる。さらに、後述するようにレジスト塗布ユニット(CT)58を独立した基台上に配置することにより、周囲の機械振動から影響を受けることなくスピンレス方式のレジスト塗布処理を行えるようになっている。
また、塗布プロセス部30では、減圧乾燥ユニット(VD)51,55を多段ユニット部(EVT/VD)52,56において他のユニットつまりエクステンション・ユニット(EXT)53,57とそれぞれ縦方向に積み重ねて配置している。このような他ユニットとの積層配置により減圧乾燥ユニット(VD)51,55に専用のスペースを充てなくて済む。また、2台の減圧乾燥ユニット(VD)51,55を並列稼動させることにより、塗布プロセス部30全体のタクトタイムの短縮化を一層推進できる。
この塗布現像処理システム10においては、塗布プロセス部30回りに本発明を適用することができる。以下、図5〜図20を参照して本発明を塗布プロセス部30回りに適用した一実施形態を説明する。
図5および図6に、塗布プロセス部30の詳細なレイアウト構造を示す。搬送装置(S/A)54と多段ユニット部(EXT/VD)52、56とは、たとえばコンクリートからなる基台80の上に一列に並置される。一方、レジスト塗布ユニット(CT)58は、基台80から分離した別個の基台82の上に設置され、搬送装置(S/A)54とは所定のスペースまたは間隔hを空けている。基台82も、たとえばコンクリートで構成されてよい。このように搬送装置(S/A)54とレジスト塗布ユニット(CT)58とを別々の基台80,82上に設置するのは、搬送装置(S/A)54の発する機械振動がレジスト塗布ユニット(CT)58に伝わるのを防止するためである。したがって、搬送装置(S/A)54がレジスト塗布ユニット(CT)58への基板Gの搬入出を支障なく行える範囲内で、両者(54,58)の間隔hは大きいほど好ましく、たとえば5cm程度に設定される。
図7に、搬送装置(S/A)54および一方の多段ユニット部(EXT/VD)52の具体的な構成例を示す。搬送装置(S/A)54は、基台80上にたとえば脚付きの支持部81を介して設置され、鉛直方向に延在するガイドレール84に沿って昇降可能かつ旋回可能な搬送本体86と、この搬送本体86上で水平方向に進退または伸縮可能な搬送アームまたはピンセット88とを有している。搬送本体86を昇降駆動するための昇降駆動部が垂直ガイドレール84の基端側の駆動ボックス90内に設けられ、搬送本体86を旋回運動させるための旋回駆動部が駆動ボックス90または搬送本体86内に設けられ、搬送アーム88を進退駆動するための進退駆動部が搬送本体86内に設けられている。図示省略するが、他の縦型搬送装置(S/A)50,60,64も、この搬送装置(S/A)54と同じ構成を有するものであってよい。
多段ユニット部(EXT/VD)52も、基台80上にたとえば脚付きの支持部91を介して設置される。上段側のエクステンションユニット(EXT)53は、搬送装置(S/A)54と隣接する側壁に基板搬入出用の開口部92を形成した筐体を有し、この筐体の中に基板Gを水平に載置するためのステージ94と、このステージ94を貫通して上下に出没可能なリフトピン96とを設けている。リフトピン96は、ユニットの下に設けられたアクチエータたとえばエアシリンダ98によって昇降駆動され、基板Gをピン先端で水平に支持してステージ94への移載またはステージ94からの持ち上げを行う。搬送装置(S/A)54の搬送アーム88は、開口部92を通ってユニット(EXT)53内に出入りし、リフトピン96と基板Gを受け渡しすることができる。エクステンションユニット(EXT)53の筐体には、搬送装置(S/A)54と反対側の側壁にも基板搬入出用の開口部100が形成されている。反対側で隣接する搬送装置(S/A)50(図1)は、この開口部100から搬送アームをユニット53内に挿入して、基板Gの搬入出を行えるようになっている。エクステンションユニット(EXT)53内には、基板Gの厚さを測定するための板厚測定部102が設けられている。この板厚測定部102の構成および作用は後に詳述する。
下段側の減圧乾燥ユニット(VD)51は、減圧可能なチャンバとして構成された筐体を有し、このチャンバの搬送装置(S/A)54と隣接する側壁に基板搬入出用の開口部104を形成している。この開口部104にはチャンバを密閉するためのゲートバルブ106が取り付けられている。チャンバ内には、基板Gを載置するためのステージ108と、このステージ108を貫通して上下に出没可能なリフトピン110とが設けられている。リフトピン110は、ユニット下のエアシリンダ112によって昇降駆動され、基板Gをピン先端で水平に支持してステージ108への移載またはステージ108からの持ち上げを行う。ゲートバルブ106が開いた状態の下で、搬送装置(S/A)54の搬送アーム88が開口部104を通ってユニット(VD)51内に出入りして、リフトピン110と基板Gの受け渡しを行えるようになっている。チャンバの排気口114は排気管116を介して真空ポンプ(図示せず)に通じている。
このように、減圧乾燥ユニット(VD)51は、減圧可能なチャンバの側面に基板搬入出用の開口部104を有し、この開口部104をゲートバルブ106で開閉し、チャンバ上面を天井板で閉塞している。これにより、減圧乾燥ユニット(VD)51の上にエクステンションユニット(EXT)53を容易に積層することができる。なお、減圧乾燥ユニット(VD)51は、基台80上に固定された脚付き支持部91の上に設置されてよい。
図示省略するが、他方の多段ユニット部(EXT/VD)56も、上記多段ユニット部(EXT/VD)52と左右対称で同じ構成を有するものであってよい。もっとも、多段ユニット部(EXT/VD)56におけるエクステンションユニット(EXT)57は、レジスト塗布ユニット(CT)58に対してプロセスフローの下流側に位置するため、板厚測定部102を備える必要はない。
図8に、レジスト塗布ユニット(CT)58の構成を平面図で示す。この実施形態におけるレジスト塗布ユニット(CT)58は、基台82(図5)上に設置された支持台120の中心部にカップ状の処理容器122を配置し、この処理容器122内に基板Gを水平に載置して保持するためのステージ124を設けている。さらに、支持台120上には、処理容器122を挟んでX方向に延びる一対のガイドレール126,126を敷設し、Y方向に延びるノズル支持体128を両Xガイドレール126,126の間に架け渡して図示しない直進駆動機構たとえばリニアモータ機構によりX方向に一定速度で移動させるようにしている。ノズル支持体128には、ステージ124上の基板Gを一端から他端までカバーする長さでY方向に延びる長尺状のレジストノズル130を昇降可能に取り付けている。また、処理容器122の外のノズル待機位置には、レジストノズル130のレジスト吐出機能を正常状態に維持またはリフレッシュするためのノズルリフレッシュ部132を設けている。
図9に、レジスト塗布ユニット(CT)58における要部の構成を示す。レジストノズル130は垂直下方にテーパ状に突出するノズル部130aを有しており、このノズル部130aの下端にノズル長手方向に延びるスリット型または多孔型の吐出口を設けている。レジストノズル130の上面にはレジスト液を導入するためのレジスト導入口130bが設けられ、このレジスト導入口130bにレジスト供給管134が接続されている。レジスト供給管134はレジスト液の供給源(図示せず)に通じている。
ノズル支持体128は、たとえば左右一対のボールネジ136A,136Bを介してレジストノズル130を昇降可能に支持している。ステージ124上の基板Gとレジストノズル130の吐出口との間には100μm程度の微小なエアギャップが設けられる。このエアギャップは、後述するようにノズル支持体128側のボールネジ機構を用いて設定値AGに調整される。
塗布処理中は、ステージ124上の基板Gとレジストノズル130の吐出口との距離間隔つまり上記エアギャップを設定値AGに保ったまま、レジスト液供給部よりレジストノズル130にレジスト液を所定の流量で供給し、X方向にレジストノズル130を一定の速度で移動させる。そうすると、レジストノズル130の微細径吐出口より吐出されたレジスト液が基板Gの上面(被処理面)に一時にライン状に塗布され、基板Gの一端から他端までレジストノズル130を走査させると、基板Gの上面全域に所定の膜厚でレジスト液の塗布膜Rが形成される。ただし、この実施形態では、基板Gの周縁部にはレジスト液を塗布しないようにしている。このことによって、レジスト塗布後に基板Gの周縁部から余分のレジスト膜を除去するための工程および装置(エッジ・リムーバ)を省いている。
図10に、塗布プロセス部30回りの制御系の構成を示す。制御部140は、メインコントローラとして、レジスト塗布ユニット(CT)58、エクステンションユニット(EXT)53、冷却ユニット(COL)29、減圧乾燥ユニット(VD)51,55、搬送装置(S/A)50,54、アドヒージョンユニット(AD)および加熱ユニット(DHP)等を統括制御する。
各ユニットには、制御部140からのコマンドを受けてユニット内の各部を制御する局所コントローラが設けられている。たとえば、エクステンションユニット(EXT)53には、リフトピンアクチエータ98および板厚測定部102等を制御する局所コントローラが設けられている。冷却ユニット(COL)29には、後述する板厚測定部180、冷却機構144、リフトピンアクチエータ146等を制御する局所コントローラが設けられている。なお、通常は、冷却ユニット(COL)29の板厚測定部180とエクステンションユニット(EXT)53の板厚測定部102とは二者択一でよく、つまりいずれか1つが設けられればよい。レジスト塗布ユニット(CT)58には、ユニット内の走査部、レジスト液供給部、ギャップ調整部等を制御する局所コントローラが設けられている。
図11および図12につき、エクステンションユニット(EXT)53に組み込まれた板厚測定部102の構成を示す。エクステンションユニット(EXT)53内のステージ94の上面には、図12に示すように、基板Gをピン先端で水平に支持する多数の支持ピン95が離散的に立設されている。このステージ94の一隅角部には、支持ピン95と同じ高さ位置で基板Gの一隅角部を水平に載置する三角ブロック状の吸着保持部150が設けられている。この吸着保持部150の上面には、図11に示すように、たとえば真空ポンプからなる真空源(図示せず)に接続可能な真空吸着孔または溝150aが設けられている。ステージ94上に基板Gが載置された状態の下で、真空吸着孔150aに該真空源が接続されると、真空吸着孔150aを介してバキューム力が基板Gに作用し、基板Gが吸着保持部150の上面にぴったり吸い着いて保持されるようになっている。
吸着保持部150を挟んでステージ94の隅角縁部には、投光部152と受光部154とが相対向して配置されている。後述するように、投光部152から水平(基板と平行)に投光された光ビームの一部が基板Gないし吸着保持部150によって遮光されずに受光部154に届くようになっている。
図13に、板厚測定部102の要部の構成および作用を示す。投光部152は、たとえば1次元半導体レーザアレイ152aを有し、鉛直方向(基板Gの厚さ方向)に分布する平行光の光ビームLBを受光部154に向けて水平に投光するように構成されている。なお、1次元半導体レーザアレイ152aを、点光源とレンズアレイとを組み合わせたものに置き換えることも可能である。投光部152より投光された光ビームLBのうち、吸着保持部150上の基板Gの上面より低いものは基板Gの側面または吸着保持部150の側面に入射してそこで遮光され、基板Gの上面より高いものは吸着保持部150の上方を通過または横断して受光部154に到達する。なお、一般に基板Gの側面はいわゆるC面取りまたはR面取りに加工されており、ここに入射した光の大部分は反射される。反対側の基板側面から抜け出る透過光があっても、受光部154側ではしきい値にかけて実質的に受光しないようにすることができる。
受光部154は、投光部152からの光ビームLBをたとえば1次元CCD154aで受光する。この一次元CCD154aにおける最下端の光ビーム受光位置は、吸着保持部150上に基板Gが配置されているときは基板Gの上面の高さ位置HAに相当し、吸着保持部150上に基板Gが配置されていないときは吸着保持部150の上面の高さ位置HBに相当する。
計測制御演算部156は、投光部152の点灯・消灯を制御し、受光部154からの出力信号に基づいて基板Gの有無に対応する最下端光ビーム受光位置HA、HBを割り出し、両受光位置間の差分または高低差(HA−HB)を演算してその演算結果を当該基板Gの厚さの測定値TKとする。計測制御部156で求められた板厚測定値TKのデータはユニット内の局所コントローラを通じて制御部140(図10)に送られる。
この実施形態の板厚測定部102は、ステージ94の一隅角部に設けられ、特別の占有スペースを必要としない。しかも、可動部やアクチエータ類を一切含まない光学式であり、小型かつ簡易な装置構成で、測定精度および再現性の高い板厚測定を非常に短い時間で(殆ど瞬間的に)行うことができる。また、吸着保持部150の上面(基準面)に基板Gを真空吸着力でぴったり接触させて板厚測定を行うことで、測定精度および再現性を一層向上させている。また、最小限の範囲または面積で基板を吸着して板厚を測定するので、静電気や基板表面のゴミの付着等を低減することもできる。なお、吸着保持部150における真空吸着孔または溝150aの配置位置ないし形状パターンは任意に選ばれてよい。図11に示すように多数の真空吸着孔150aを均一な密度分布で配置する形態に限らず、光ビームLBに沿ってライン状に延びる溝形態等も可能である。
図14に、レジスト塗布ユニット(CT)58におけるギャップ調整部の作用を示す。この実施形態のギャップ調整部は、レジストノズル130の高さ位置を調整する機構、つまりノズル支持体128内のボールネジ機構によって構成される。レジスト塗布ユニット(CT)58上に基板Gが搬入される前に(搬入直後でもよい)、この基板Gに関する板厚測定値TKのデータが制御部140よりレジスト塗布ユニット(CT)58内の局所コントローラに送られてくる。この基板Gに係る板厚測定値TKは、上記のように、レジスト塗布ユニット(CT)58に対してプロセスフローの上流側に位置するエクステンションユニット(EXT)53内の板厚測定部102で求められたものである。
レジスト塗布ユニット(CT)58内では、板厚測定値TKのデータにしたがって、レジストノズル130の吐出口の高さ位置HNが基準位置たとえばステージ124の上面の高さ位置HSに対してHN=HS+TK+AGとなるように調整する。ここで、右辺のAGは、上記のようにレジストノズル130の吐出口とステージ124上の基板Gとの間に設けられるエアギャップの設定値である。こうして、塗布処理に際しては、レジストノズル130の吐出口とステージ124上の基板Gとの距離間隔つまり上記エアギャップを設定値AGに合わせた状態で上記のような走査式のレジスト塗布を行い、基板Gの上面全域に所定の膜厚でレジスト液の塗布膜Rを形成することができる。
ステージ124の上面には、基板Gをバキューム力で吸着固定するための真空源(図示せず)に接続可能な真空吸着孔または溝160が設けられている。また、ステージ124を貫通して上下に出没可能なリフトピン162も設けられている。このリフトピン162は、ステージ124の下に配置されているエアシリンダ164によって昇降駆動され、基板Gをピン先端で水平に支持してステージ124への移載またはステージ124からの持ち上げを行う。
このように、この実施形態では、レジスト塗布ユニット(CT)58内ではなく、プロセスフローの上流側に位置するエクステンションユニット(EXT)53内に設けられた板厚測定部102により塗布処理に先立って基板Gの厚さを測定し、その板厚測定値TKに応じてレジスト塗布ユニット(CT)58内でレジストノズル130の吐出口の高さ位置を調整してノズル吐出口とステージ124上の基板Gとの間のエアギャップを設定値AGに合わせるようにしたので、レジスト塗布ユニット(CT)58の大型化や煩雑化を招くことなく、さらにはタクトタイムの増大を招くことなく、効率的にギャップ管理を行うことができる。また、このようなギャップ管理によって、基板G上に常に設定通りの膜厚でレジスト膜Rを形成することができる。
なお、エクステンションユニット(EXT)53内で基板Gは少なくとも数秒程度は留め置かれる。この実施形態では、板厚測定部102により基板Gの厚さを測定するための全所要時間を1秒以内に、つまり滞在時間内に済ますことが可能であり、基板受け渡しのタクトに影響を与えることはない。また、板厚測定部102の配置位置ないし占有スペースはテーブル94の一隅角部に収まるので、エクステンションユニット(EXT)53の大型化や煩雑化を来すこともない。
図15に、一実施形態における冷却ユニット(COL)29内の構成を示す。この冷却ユニット(COL)29は、ユニット筐体170の中に熱板または冷却板144を一定の高さ位置でほぼ水平に固定配置している。熱板144は熱伝導率の高い金属たとえばアルミニウムからなり、内部に設定値(たとえば23゜C)に温度調節された冷却水が流れる通路を設けている。前工程の疎水化処理でたとえば100゜C以上の加熱処理を受けてきてから熱板144上に配置された基板Gは、熱板144への熱伝導による放熱によって設定温度まで冷却される。熱板144の上面には、プロキシミティギャップを形成するためのスペーサとしての複数の支持ピン172が離散的に配置されている。
熱板144には上下に貫通する貫通孔144aも離散的な配置パターンで複数箇所に形成されており、各貫通孔144aには搬送装置(S/A)50(図1)の搬送アームとの間で基板Gの受け渡しを行うためのリフトピン174が上下方向に出没可能に設けられている。これらのリフトピン174は、水平ベース部材176を介してリフトピンアクチエータたとえばエアシリンダ146に結合されている。エアシリンダ146の昇降駆動により、リフトピン174を退避用の最下位位置(図15示す位置)と基板受け渡し用の最上位位置との間で昇降移動させるようになっている。熱板144の上面には凹所(または穴)178が形成されており、この凹所178に板厚測定部180が取り付けられている。
図16に示すように、板厚測定部180は、おもて面つまり被処理面GSaを上に向けて熱板144上にほぼ水平に配置されている基板Gの裏面GSbに向けて斜めの方角から光ビームLAを投光する投光部182と、光ビームLAに対応した基板Gの裏面GSbおよびおもて面GSaからの反射光LAa,LAbを受光する受光部184とを備えている。投光部182はたとえば発光ダイオードで構成され、受光部184はたとえば1次元CCDで構成されてよい。投光部182と基板Gとの間の光路上および基板Gと受光部184との間の光路上にそれぞれ集光レンズ186,188を設けてよい。通常、基板Gのおもて面(被処理面またはデバイス形成面)GSaには何がしかの金属膜が形成されており、基板Gの裏面GSbよりもおもて面GSaで光ビームLAは強く反射する。裏面GSbの反射率とおもて面GSaの反射率とが極度に異なる場合は、投光部182より光ビームLAを2段階の光強度で2回投光し、光強度の大きい方で反射率の低い方の反射光をモニタし、光強度の小さい方で反射率の高い方の反射光をモニタするようにしてもよい。
計測制御演算部190は、投光部182の点灯・消灯を制御し、図17に示すように受光部184からの出力信号に基づいて受光部184における反射光LAa,LAbの受光位置Pa,Pbを割り出し、両受光位置Pa,Pb間のドット差または距離間隔Dを求める。この距離間隔Dは当該ガラス基板Gの厚さに比例するので、これに比例定数Cを乗じた値C×Dを当該基板Gの厚さの測定値TKとする。計測制御部156で求められた板厚測定値TKのデータはユニット内の局所コントローラを通じて制御部140(図10)に送られる。
このように、板厚測定部180は、熱板144の中に設けられ、特別の占有スペースを必要とせず、可動部やアクチエータ類を一切含まない小型かつ簡易な光学式の装置構成で、測定精度および再現性の高い板厚測定を可能とする。また、測定時間は非常に短くて済み、冷却ユニット(COL)29内に基板Gが滞在する時間を利用して(滞在時間中に)板厚測定を行うことができる。
この実施形態においても、冷却ユニット(COL)29内の板厚測定部180で基板Gの厚さが測定されると、当該基板Gがレジスト塗布ユニット(CT)58に搬入される前に、当該基板Gに係る板厚測定値TKのデータが冷却ユニット(COL)29から制御部140を経由して冷却ユニット(COL)29のコントローラに送られる。そして、上記と同様に、レジスト塗布ユニット(CT)58内でギャップ調整部が作動して、レジストノズル130の高さ位置HNを当該基板Gの厚さに応じた値(HN=HS+TK+AG)に調整する。
上記した実施形態では、エクステンションユニット(EXT)53内に遮光方式の板厚測定部102を設け、冷却ユニット(COL)29内に反射方式の板厚測定部180を設けた。しかしながら、エクステンションユニット(EXT)53内に反射方式の板厚測定部180を設ける構成、あるいは冷却ユニット(COL)29内に遮光方式の板厚測定部102を設ける構成も可能である。
図18Aおよび図18Bに、エクステンションユニット(EXT)53内に反射方式の板厚測定部180を設ける構成例を示す。この構成例では、ステージ94の上面に板厚測定部180を取り付けている。また、板厚測定部180の周囲に、支持ピン95と同じ高さ位置で基板Gを載置して保持する柱状の保持部192を設けている。好ましくは、保持部192の上面に真空源(図示せず)と接続可能な吸着孔または吸着パッド192aを設け、バキューム力で基板Gを吸着保持してよい。このように、板厚測定部180の周囲で保持部192により基板Gを吸着固定するので、基板Gのたわみや振動のない状態で精度および再現性の高い板厚測定を行うことができる。また、エクステンションユニット(EXT)53内にこのような反射方式の板厚測定部180を設ける構成では、リフトピン96を用いなくても外部の搬送装置(50,54)により基板Gの搬入出を支障無く行うことができる。
また、冷却ユニット(COL)29に板厚測定部102(180)を設ける場合、板厚測定を実行するタイミングは、基板Gの熱膨張率等を考慮して、冷却処理開始後に基板Gが所定温度に達した時点または冷却開始から所定時間経過した時点に設定するのが好ましい。すなわち、基板Gがレジスト塗布ユニット(CT)58内にあるのと同じ温度状態ひいては同じ板厚状態が冷却ユニット(COL)29内で得られている状況下で板厚測定を行うことで、より適確な板厚測定値を取得することができる。
また、図15に示すように冷却ユニット(COL)29に反射方式の板厚測定部180を設ける場合は、基板Gの周縁部の下方に板厚測定部180を配置してもよい。基板Gの周縁部は冷え易くて基板温度が所定温度に達するのが早いので、板厚の測定を他の基板部位よりも早いタイミングで開始することが可能である。
上記の実施形態では、基板Gの所定の部位について得られる板厚測定値TKを当該基板Gの厚さ(代表値)とした。基板Gの面内に存在する板厚の偏差またはバラツキが無視できないようなものであれば、そのような面内偏差を補正するギャップ管理を上記実施形態のギャップ管理と併用することも可能である。たとえば、図19に仮想的に等高線J5,J4,‥‥,J1,J0で示すような板厚分布が既知であれば、レジスト塗布ユニット(CT)58内でレジストノズル130を走査させる際に、図20の(A),(B)に示すように左右のボールネジ136A,136Bを独立駆動で微細に昇降移動または変位させ、ボールネジ136A側の高さ位置(ZA)とボールネジ136B側の高さ位置(ZB)とをそれぞれ対向する(真下の)基板G上の各位置の等高線Jnに対応させるように動的なノズル高さ調整を行ってよい。なお、両ボールネジ136A,136Bを垂直に保つために、たとえばレジストノズル130側のボールネジ支持部に回転可能な軸受を設けてよい。
上記実施形態のレジスト塗布ユニット(CT)58では、ステージ124を固定してレジストノズル130をX方向に移動させる走査方式であった。しかし、レジストノズル側を固定してステージ(基板支持部)側を移動させる走査方式やレジストノズルとステージ(基板支持部)の双方を同時に移動させる走査方式も可能である。また、レジストノズル130とステージ124上の基板Gとの間のギャップを調整するために、上記実施形態ではステージ124側を固定してレジストノズル130の高さ位置を調整した。しかし、レジストノズル130の高さ位置を固定してステージ124の高さ位置を調整するギャップ管理方式や、両者(130,124)の高さ位置を同時に調整するギャップ管理方式も可能である。
図11〜図13の板厚測定部102では、基板Gを吸着保持部150に載せて吸着固定している。測定精度および再現性の低下を伴なうが、吸着保持部150を省く構成も可能である。この場合は、投光部152からの光ビームLBは基板Gのみによって遮光されることになる。
上記実施形態の塗布現像処理システムでは、エクステンションユニット(EXT)53または冷却ユニット(COL)29に板厚測定部102(180)を設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。プロセスフローにおいてレジスト塗布処理ユニット(CT)の上流側に位置する任意のユニットに板厚測定部を設けることが可能である。
本発明は、上記した実施形態におけるような微細径吐出型ノズルを用いる塗布ユニットを含む処理システムに適用して特に好適なものである。しかしながら、ノズル吐出口と基板との間のギャップを管理する必要のある任意の塗布ユニットを含む処理システムに本発明を適用することができる。本発明における処理液としては、レジスト液以外にも、たとえば層間絶縁材料、誘電体材料、配線材料等の液体も可能である。本発明における被処理基板はLCD基板に限らず、半導体ウエハ、CD基板、ガラス基板、フォトマスク、プリント基板等も可能である。
本発明の適用可能な塗布現像処理システムの構成を示す平面図である。 上記塗布現像処理システムの構成を示す一側面図である。 上記塗布現像処理システムの構成を示す一側面図である。 上記塗布現像処理システムにおける処理手順を示すフローチャートである。 上記塗布現像処理システムにおける塗布プロセス部の構成を示す平面図である。 上記塗布プロセス部の構成を示す一側面図である。 上記塗布プロセス部に含まれる搬送装置および多段ユニット部の構成を示す図である。 上記塗布プロセス部におけるレジスト塗布ユニットの構成を示す平面図である。 上記レジスト塗布ユニットの要部の構成を示す斜視図である。 レジスト塗布ユニット回りの制御系統の構成を示すブロック図である。 上記多段ユニット部に含まれるエクステンションユニットに組み込まれた遮光方式の板厚測定部の構成を示す略平面図である。 上記エクステンションユニットに組み込まれた遮光方式の板厚測定部の構成を示す略側面図である。 上記遮光方式の板厚測定部の詳細な構成と作用を示す図である。 レジスト塗布ユニットにおけるギャップ調整部の作用を示す図である。 上記塗布プロセス部よりもプロセスフローの上流に位置する冷却ユニットに組み込まれた反射方式の板厚測定部の構成を示す略断面図である。 上記反射方式の板厚測定部内の詳細な構成を示す図である。 上記反射方式の板厚測定部の作用を示す図である。 上記エクステンションユニットに組み込まれた反射方式の板厚測定部の構成を示す略平面図である。 上記エクステンションユニットに組み込まれた反射方式の板厚測定部の構成を示す略側面図である。 基板の面内偏差に対応するためにレジストノズルの左右高さ位置を独立制御する方式を示す斜視図である。 図19の独立制御方式の作用を示す図である。
符号の説明
30 塗布プロセス部
29 冷却ユニット(COL)
50 搬送装置(S/A)
53 エクステンションユニット(EXT)
54 搬送装置(S/A)
58 レジスト塗布ユニット(CT)
102 板厚測定部
124 ステージ
128 ノズル支持体
130 レジストノズル
136A,136B ボールネジ
140 制御部
150 吸着保持部
152 投光部
154 受光部
156 計測制御演算部
180 板厚測定部
182 投光部
184 受光部
190 計測制御演算部
192 保持部

Claims (11)

  1. ステージ上の被処理基板と塗布ノズルの吐出口との間に所望のギャップを設定し、前記吐出口より処理液を吐出させながら前記塗布ノズルを前記基板と平行な方向に相対的に移動させて、前記基板上に前記処理液を塗布する塗布ユニットと、
    前記基板に塗布処理に先立つ熱的な処理を施す熱処理ユニットと、
    前記塗布ユニットと前記熱処理ユニットとの間で前記基板を搬送する搬送装置と、
    前記熱処理ユニット内で前記基板の厚さを測定する板厚測定部と、
    前記板厚測定部で得られる前記基板の厚さの測定値に応じて前記塗布ユニットにおける前記塗布ノズルの吐出口と前記ステージとの間の距離間隔を調整するギャップ制御部と
    を有する処理システム。
  2. 前記熱処理ユニットが、所定の加熱処理を受けた後の前記基板を設定温度まで冷却する冷却ユニットである請求項1に記載の処理システム。
  3. 前記冷却ユニットが、内部で温度を設定値に調節された冷媒が流れる熱板を有し、前記基板を前記熱板の上にほぼ水平に載置して冷却する請求項2に記載の処理システム。
  4. ステージ上の被処理基板と塗布ノズルの吐出口との間に所望のギャップを設定し、前記吐出口より処理液を吐出させながら前記塗布ノズルを前記基板と平行な方向に相対的に移動させて、前記基板上に前記処理液を塗布する塗布ユニットと、
    異なる搬送系の間で前記基板の受け渡しを中継するために前記基板を一時的に留め置く中継ユニットと、
    前記塗布ユニットと前記中継ユニットとの間で前記基板を搬送する第1の搬送装置と、
    前記中継ユニットを介して前記第1の搬送装置と前記基板の受け渡しを行う第2の搬送装置と、
    前記中継ユニット内で前記基板の厚さを測定する板厚測定部と、
    前記板厚測定部で得られる前記基板の厚さの測定値に応じて前記塗布ユニットにおける前記塗布ノズルの吐出口と前記ステージとの間の距離間隔を調整するギャップ制御部と
    を有する処理システム。
  5. 前記中継ユニットが、前記基板をほぼ水平に載置して支持する載置台を有する請求項4に記載の処理システム。
  6. ステージ上の被処理基板と塗布ノズルの吐出口との間に所望のギャップを設定し、前記吐出口より処理液を吐出させながら前記塗布ノズルを前記基板と平行な方向に相対的に移動させて、前記基板上に前記処理液を塗布する塗布ユニットと、
    プロセスフローにおいて前記塗布ユニットよりも上流に位置する他のユニット内で前記基板の厚さを測定する板厚測定部と、
    前記板厚測定部で得られる前記基板の厚さの測定値に応じて前記塗布ユニットにおける前記塗布ノズルの吐出口と前記ステージとの間の距離間隔を調整するギャップ制御部と
    を有する処理システム。
  7. 前記板厚測定部が、
    前記ユニット内の所定位置に配置された前記基板に対して一サイドから前記基板の厚さ方向に分布する光ビームを前記基板によって前記基板の厚さ分だけ遮光されるように前記基板と平行に投光する投光部と、
    前記基板の反対サイドで前記投光部からの前記光ビームを受光する受光部と
    を有し、前記基板の最近傍を通過した前記光ビームの前記受光部における受光位置に基づいて前記基板の厚さの測定値を求める請求項1〜6のいずれか一項に記載の処理システム。
  8. 前記板厚測定部が、前記所定位置に配置された前記基板を吸着して保持する保持部を有する請求項7に記載の処理システム。
  9. 前記基板が矩形であり、前記投光部と前記受光部とが前記基板の一隅角部を挟んで互いに対向する請求項7または請求項8に記載の処理システム。
  10. 前記基板がおもて面を被処理面とするガラス基板であり、
    前記板厚測定部が、
    前記ユニット内の所定位置に配置された前記基板の裏面に対して所定の方角から光ビームを投光する投光部と、
    前記基板の裏面からの前記光ビームに対応する第1の反射光と前記基板のおもて面からの前記光ビームに対応する第2の反射光とを受光する受光部と
    を有し、前記受光部において前記第1の反射光を受光した第1の受光位置と前記第2の反射光を受光した第2の受光位置とから前記基板の厚さの測定値を求める請求項1〜6のいずれか一項に記載の処理システム。
  11. 前記板厚測定部が、前記所定位置に配置された前記基板を吸着して保持する保持部を有する請求項10に記載の処理システム。
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