JP2007105623A - 塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

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    • G02F1/1303Apparatus specially adapted to the manufacture of LCDs

Abstract

【課題】浮上搬送方式において浮上ステージと基板とノズルとの間の高さ位置関係を適確に管理して基板上に処理液の塗布膜を均一な膜厚で形成できるようにした塗布装置および塗布方法を提供する。
【解決手段】被処理基板を気体の圧力で浮かせる第1の浮上領域を有するステージ76と、浮上状態の前記基板を所定の搬送方向に搬送して前記第1の浮上領域を通過させる基板搬送部84と、前記第1の浮上領域の上方に昇降可能に配置されるノズル78を有し、前記第1の浮上領域を通過する前記基板上に処理液を塗布するために前記ノズルより前記処理液を吐出させる処理液供給部93と、前記ノズルを昇降移動させるためのノズル昇降部75と、前記第1の浮上領域で前記処理液を塗布される直前の前記基板について、前記基板の厚みと前記ステージに対する前記基板の浮上高さとを測定する第1の測定部162とを有する。
【選択図】図18

Description

本発明は、被処理基板上に液体を塗布して塗布膜を形成する塗布方法および塗布装置に関する。
LCD等のフラットパネルディスプレイ(FPD)の製造プロセスにおけるフォトリソグラフィー工程には、スリット状の吐出口を有する長尺形のレジストノズルを走査して被処理基板(ガラス基板等)上にレジスト液を塗布するスピンレスの塗布法がよく用いられている。
このようなスピンレス塗布法は、たとえば特許文献1に開示されるように、吸着保持型の載置台またはステージ上に基板を水平に載置して、このステージ上の基板と長尺形レジストノズルの吐出口との間に100μm程度の微小なギャップを設定し、基板上方でレジストノズルを走査方向(一般にノズル長手方向と直交する水平方向)に移動させながら基板上にレジスト液を帯状に吐出させて塗布する。長尺形レジストノズルを基板の一端から他端まで1回移動させるだけで、レジスト液を基板の外に落とさずに所望の膜厚でレジスト塗布膜を基板上に形成することができる。
上記のようなスピンレス法の塗布装置においては、基板上にレジスト液を所望の膜厚で塗布するために上記ノズル−基板間のギャップを設定値に合わせるギャップ管理が要求される。このギャップ管理は、基板の厚み(板厚)がパラメータになる。概して基板の厚みは一定ではなく、公差内のバラツキがある。たとえば、ガラス基板の厚みが公称0.7mmで公差が±0.03mmの場合、0.67mm〜0.73mmの範囲内で板厚にバラツキがある。レジストノズルのレジスト液を吐出する高さ位置が固定されていると、板厚のバラツキがそのまま上記ギャップのバラツキとなり、ひいてはレジスト膜厚のバラツキになる。そこで、レジスト塗布に先立って基板の厚みを測定し、その厚み測定値に応じてレジストノズルの吐出口の高さ位置を調整し、上記ギャップを設定値に合わせるようにしている。基板厚み測定法としては、ステージ上の基板に上方からダイヤルゲージの触針を押し付けてゲージ読取値から基板上面の高さ位置を測定し、その測定値からステージ上面の高さ位置(既知の値)を差し引いて基板の厚みを求める方法が用いられている。最近は、基板厚み測定部をレジストノズルに取り付けて、基板厚み測定のための特別な占有スペースや駆動機構を省く構成が採られている。また、ダイヤルゲージの代わりに光学式の距離センサも用いられている。
特開平10−156255
上記のような吸着保持型のステージを用いるスピンレス方式のレジスト塗布装置では、処理済の基板をステージからアンローディングないし搬出してステージ上面を完全に空状態にしない限り、後続の新たな基板をステージ上に搬入ないし載置することができない。このため、レジストノズルを走査させる動作の所要時間(Tc)に、未処理の基板をステージ上に搬入ないしローディングする動作の所要時間(Tin)と、処理済の基板をステージからアンローディングないし搬出する動作の所要時間(Tout)とを足し合わせた塗布処理1サイクルの所要時間(Tc+Tin+Tout)がそのままタクトタイムになり、タクトタイムの短縮化が難しいという問題がある。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、スピンレス方式で被処理基板上に処理液を塗布する塗布処理のタクトタイムを短縮する浮上搬送方式の塗布装置および塗布方法を提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、浮上搬送方式において浮上ステージと基板とノズルとの間の高さ位置関係を適確に管理して基板上に処理液の塗布膜を均一な膜厚で形成できるようにした塗布装置および塗布方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の塗布装置は、被処理基板を気体の圧力で浮かせる第1の浮上領域を有するステージと、浮上状態の前記基板を所定の搬送方向に搬送して前記第1の領域を通過させる基板搬送部と、前記第1の浮上領域の上方に昇降可能に配置されるノズルを有し、前記第1の浮上領域を通過する前記基板上に処理液を塗布するために前記ノズルより前記処理液を吐出させる処理液供給部と、前記ノズルを昇降移動させるためのノズル昇降部と、前記第1の浮上領域で前記処理液を塗布される直前の前記基板について、前記基板の厚みと前記ステージに対する前記基板の浮上高さとを測定する第1の測定部とを有する。
また、本発明の塗布方法は、ステージ上に搬送方向に沿って、被処理基板を前記ステージに搬入するための搬入領域と、前記搬送方向に移動する基板上に上方の長尺形ノズルより処理液を供給して塗布膜を形成するための塗布領域と、塗布処理後の前記基板を前記ステージから搬出するための搬出領域とをこの順に一列に設け、前記ステージの上面より噴出する気体の圧力で前記基板を浮かせて、前記塗布領域では前記基板にほぼ均一な浮上力を与え、前記基板を前記搬入領域から前記搬出領域まで搬送する途中、前記塗布領域で前記処理液を塗布される直前の前記基板について、前記基板の厚みと前記ステージに対する前記基板の浮上高さとを測定する。
本発明においては、基板をステージ上で空中に浮かせ、ステージの第1の浮上領域(塗布領域)を通過する途中で、長尺形ノズルより吐出される処理液の供給を受けることにより、基板上に処理液の塗布膜が形成される。本発明によれば、第1の浮上領域を挟んで、下流側(搬出領域)で処理済の基板をステージの外へ搬出する動作と、上流側(搬入領域)で次に処理を受ける新規の基板をステージ上に搬入する動作とを独立的または並列的に行えるので、タクトタイムを短くすることができる。
もっとも、このようなスピンレス法の塗布処理では、ノズル−基板間の塗布ギャップを設定値に正確に合わせる必要があるところ、ステージ上で基板が浮上しているため、基板の厚みのバラツキや基板の浮上高さのバラツキに塗布ギャップが左右され、ひいては塗布膜の品質が左右されやすい。この点に関して、本発明は、塗布領域で処理液を塗布される直前の基板について、当該基板の厚みとステージに対する当該基板の浮上高さとを測定することにより、塗布ギャップを適切に制御または管理する。
本発明の好適な一態様によれば、第1の測定部より得られた基板の厚みの測定値および浮上高さの測定値がそれぞれ所定の範囲内にあることを確認してから、基板に対する塗布処理を実行する。このことによって、浮上搬送式のスピンレス塗布法による塗布処理の品質を安定させることができる。
また、好適な一態様においては、ノズル昇降部が、ノズルを支持してこれと一体に昇降移動するノズル支持体を有し、第1の測定部が、ステージまたは基板の上面との距離間隔を測定するためにノズル支持体に取り付けられた第1の光学式距離センサを有する。この場合、第1の光学式距離センサは、ノズル支持体を介してノズルと一体的に昇降移動し、センサから計ったステージまたは基板の上面との距離に基づいてノズルとステージまたは基板の上面との距離を求めることができる。
また、好適な一態様においては、基板の厚みの測定値および浮上高さの測定値がそれぞれ所定の範囲内にあることを確認した後に、ノズルの吐出口と基板の上面との間に塗布処理用のギャップを形成するためにノズル昇降部によりノズルを降ろし、第1の光学式距離センサにより基板の上面との距離間隔を測定してギャップを確認する。この場合、基板の厚みの測定値および浮上高さの測定値、さらにはステージ上面の高さ位置等から所望の塗布ギャップを得るためのノズルの高さ位置を計算で求めることができる。しかし、ステージから基板に与えられる気体圧力に変動が生じると、実際の基板浮上高さは理論値通りにはいかなくなる。そこで、塗布処理の開始直前に、第1の光学式距離センサにより実際または現時の基板の高さを測定して、塗布ギャップが正常であることを確認する。このことによって、浮上搬送式のスピンレス塗布法による塗布処理の信頼性を一層向上させることができる。
また、好適な一態様によれば、塗布処理中に、第1の光学式距離センサにより基板の上面との距離間隔を測定しながら、ノズル昇降部によりノズルの高さ位置を可変調整して、ギャップのサイズを設定値に保つ。このように、第1の光学式距離センサの距離測定機能をギャップ維持管理のためのフィードバック制御に利用することもできる。
また、好適な一態様によれば、第1の光学式距離センサの測定精度を検査するために、ノズル支持体の高さ位置を測定する第2の測定部が設けられる。好ましくは、この第2の測定部が、ノズル昇降機構に取り付けられるリニアスケールを有する。
好適な一態様においては、第1の光学式距離センサの測定精度に係る検査を行う前に、予め測定治具を用いてノズルを所定の基準高さ位置に実測で合わせたときに第1の光学式距離センサより得られる第1の測定値と第2の測定部より得られる第2の測定値とを記憶する。そして、上記検査は、測定治具を用いずに第2の測定部より第2の測定値が得られるときに第1の光学式距離センサより得られる測定値が第1の測定値に所定の許容範囲内で一致ないし近似するか否かを判定する。この第1の光学式距離センサの測定精度に係る検査は、好ましくは、基板に対する第1の測定部の測定処理に先立って実行されてよい。
さらに、好適な一態様によれば、ノズルの取付位置精度を検査するために、ノズル昇降部から独立してステージとノズルとの間の距離間隔を測定する第3の測定部が設けられる。好ましくは、この第3の測定部が、ステージ側に設けられ、ノズルの下端に触針を当てて距離を測定する接触式距離センサ、あるいはノズルの下端に光ビームを当てて距離を測定する第2の光学式距離センサを有する。このノズルの取付位置精度に係る検査は、好ましくは、基板に対する第1の測定部の測定処理に先立って実行されてよい。
また、好適な一態様によれば、第1の測定部が、基板の厚みを測定するためにノズル支持体に取り付けられた第3の光学式距離センサ、基板の厚みを測定するためにステージ側に設けられた第4の光学式距離センサ、および/またはステージに対する基板の浮上高さを測定するためにステージ側に設けられた第5の光学式距離センサを有する。
また、本発明の塗布装置は、好適な一態様として、ステージの第1の浮上領域内に多数設けられた気体を噴出する噴出口と、ステージの第1の浮上領域内に前記噴出口と混在して多数設けられた気体を吸い込む吸引口と、第1の浮上領域を通過する基板に対して噴出口より加えられる垂直上向きの圧力と吸引口より加えられる垂直下向きの圧力とのバランスを制御する浮揚制御部とを有する。
この場合、好ましくは、ステージが、搬送方向において第1の浮上領域の上流側に基板を浮かせる第2の浮上領域を有する。この第2の浮上領域内には、基板を搬入するための搬入部が設けられてよい。そして、好ましい一態様として、基板搬送部が、基板を第2の浮上領域から第1の浮上領域に向けて搬送し、基板上の前端部に設定された塗布開始位置がノズルの直下に来たところで基板を一時停止させ、第1の測定部が、一時停止中の基板について基板の厚みとステージに対する基板の浮上高さとを測定する。
好ましい一態様として、ステージが、搬送方向において第1の浮上領域の下流側に基板を浮かせる第3の浮上領域を有する。この第3の浮上領域内には、基板を搬出するための搬出部が設けられてよい。
また、好ましい一態様によれば、基板搬送部が、基板の移動する方向と平行に延びるように前記ステージの片側または両側に配置されるガイドレールと、ガイドレールに沿って移動可能なスライダと、このスライダをガイドレールに沿って移動するように駆動する搬送駆動部と、スライダからステージの中心部に向かって延在し、基板の側縁部を着脱可能に保持する保持部とを有する。
本発明の塗布装置または塗布方法によれば、上記のような構成と作用により、被処理基板上にスピンレス方式で処理液を塗布する塗布処理のタクトタイムを短縮できるとともに、浮上搬送式のスピンレス塗布法において浮上ステージと基板とノズルとの間の高さ位置関係を適確に管理して基板上に処理液の塗布膜を均一な膜厚で形成することができる。
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1に、本発明の塗布方法および塗布装置の適用可能な構成例として塗布現像処理システムを示す。この塗布現像処理システムは、クリーンルーム内に設置され、たとえばLCD基板を被処理基板とし、LCD製造プロセスにおいてフォトリソグラフィー工程の中の洗浄、レジスト塗布、プリベーク、現像およびポストベークの各処理を行うものである。露光処理はこのシステムに隣接して設置される外部の露光装置(図示せず)で行われる。
この塗布現像処理システムは、大きく分けて、カセットステーション(C/S)10と、プロセスステーション(P/S)12と、インタフェース部(I/F)14とで構成される。
システムの一端部に設置されるカセットステーション(C/S)10は、複数の基板Gを収容するカセットCを所定数たとえば4個まで載置可能なカセットステージ16と、このカセットステージ16上の側方でかつカセットCの配列方向と平行に設けられた搬送路17と、この搬送路17上で移動自在でステージ16上のカセットCについて基板Gの出し入れを行う搬送機構20とを備えている。この搬送機構20は、基板Gを保持できる手段たとえば搬送アームを有し、X,Y,Z,θの4軸で動作可能であり、後述するプロセスステーション(P/S)12側の搬送装置38と基板Gの受け渡しを行えるようになっている。
プロセスステーション(P/S)12は、上記カセットステーション(C/S)10側から順に洗浄プロセス部22と、塗布プロセス部24と、現像プロセス部26とを基板中継部23、薬液供給ユニット25およびスペース27を介して(挟んで)横一列に設けている。
洗浄プロセス部22は、2つのスクラバ洗浄ユニット(SCR)28と、上下2段の紫外線照射/冷却ユニット(UV/COL)30と、加熱ユニット(HP)32と、冷却ユニット(COL)34とを含んでいる。
塗布プロセス部24は、スピンレス方式のレジスト塗布ユニット(CT)40と、減圧乾燥ユニット(VD)42と、上下2段型アドヒージョン/冷却ユニット(AD/COL)46と、上下2段型加熱/冷却ユニット(HP/COL)48と、加熱ユニット(HP)50とを含んでいる。
現像プロセス部26は、3つの現像ユニット(DEV)52と、2つの上下2段型加熱/冷却ユニット(HP/COL)53と、加熱ユニット(HP)55とを含んでいる。
各プロセス部22,24,26の中央部には長手方向に搬送路36,51,58が設けられ、搬送装置38,54,60がそれぞれ搬送路36,51,58に沿って移動して各プロセス部内の各ユニットにアクセスし、基板Gの搬入/搬出または搬送を行うようになっている。なお、このシステムでは、各プロセス部22,24,26において、搬送路36,51,58の一方の側に液処理系のユニット(SCR,CT,DEV等)が配置され、他方の側に熱処理系のユニット(HP,COL等)が配置されている。
システムの他端部に設置されるインタフェース部(I/F)14は、プロセスステーション12と隣接する側にイクステンション(基板受け渡し部)56およびバッファステージ57を設け、露光装置と隣接する側に搬送機構59を設けている。この搬送機構59は、Y方向に延在する搬送路19上で移動自在であり、バッファステージ57に対して基板Gの出し入れを行なうほか、イクステンション(基板受け渡し部)56や隣の露光装置と基板Gの受け渡しを行うようになっている。
図2に、この塗布現像処理システムにおける処理の手順を示す。先ず、カセットステーション(C/S)10において、搬送機構20が、ステージ12上の所定のカセットCの中から1つの基板Gを取り出し、プロセスステーション(P/S)12の洗浄プロセス部22の搬送装置38に渡す(ステップS1)。
洗浄プロセス部22において、基板Gは、先ず紫外線照射/冷却ユニット(UV/COL)30に順次搬入され、最初の紫外線照射ユニット(UV)では紫外線照射による乾式洗浄を施され、次の冷却ユニット(COL)では所定温度まで冷却される(ステップS2)。この紫外線洗浄では主として基板表面の有機物が除去される。
次に、基板Gはスクラバ洗浄ユニット(SCR)28の1つでスクラビング洗浄処理を受け、基板表面から粒子状の汚れが除去される(ステップS3)。スクラビング洗浄の後、基板Gは、加熱ユニット(HP)32で加熱による脱水処理を受け(ステップS4)、次いで冷却ユニット(COL)34で一定の基板温度まで冷却される(ステップS5)。これで洗浄プロセス部22における前処理が終了し、基板Gは、搬送装置38により基板受け渡し部23を介して塗布プロセス部24へ搬送される。
塗布プロセス部24において、基板Gは、先ずアドヒージョン/冷却ユニット(AD/COL)46に順次搬入され、最初のアドヒージョンユニット(AD)では疎水化処理(HMDS)を受け(ステップS6)、次の冷却ユニット(COL)で一定の基板温度まで冷却される(ステップS7)。
その後、基板Gは、レジスト塗布ユニット(CT)40でスピンレス法によりレジスト液を塗布され、次いで減圧乾燥ユニット(VD)42で減圧による乾燥処理を受ける(ステップS8)。
次に、基板Gは、加熱/冷却ユニット(HP/COL)48に順次搬入され、最初の加熱ユニット(HP)では塗布後のベーキング(プリベーク)が行われ(ステップS9)、次に冷却ユニット(COL)で一定の基板温度まで冷却される(ステップS10)。なお、この塗布後のベーキングに加熱ユニット(HP)50を用いることもできる。
上記塗布処理の後、基板Gは、塗布プロセス部24の搬送装置54と現像プロセス部26の搬送装置60とによってインタフェース部(I/F)14へ搬送され、そこから露光装置に渡される(ステップS11)。露光装置では基板G上のレジストに所定の回路パターンを露光される。そして、パターン露光を終えた基板Gは、露光装置からインタフェース部(I/F)14に戻される。インタフェース部(I/F)14の搬送機構59は、露光装置から受け取った基板Gをイクステンション56を介してプロセスステーション(P/S)12の現像プロセス部26に渡す(ステップS11)。
現像プロセス部26において、基板Gは、現像ユニット(DEV)52のいずれか1つで現像処理を受け(ステップS12)、次いで加熱/冷却ユニット(HP/COL)53の1つに順次搬入され、最初の加熱ユニット(HP)ではポストベーキングが行われ(ステップS13)、次に冷却ユニット(COL)で一定の基板温度まで冷却される(ステップS14)。このポストベーキングに加熱ユニット(HP)55を用いることもできる。
現像プロセス部26での一連の処理が済んだ基板Gは、プロセスステーション(P/S)24内の搬送装置60,54,38によりカセットステーション(C/S)10まで戻され、そこで搬送機構20によりいずれか1つのカセットCに収容される(ステップS1)。
この塗布現像処理システムにおいては、たとえば塗布プロセス部24のレジスト塗布ユニット(CT)40に本発明を適用することができる。以下、図3〜図26につき本発明をレジスト塗布ユニット(CT)40に適用した一実施形態を説明する。
図3に、この実施形態におけるレジスト塗布ユニット(CT)40および減圧乾燥ユニット(VD)42の全体構成を示す。
図3に示すように、支持台または支持フレーム70の上にレジスト塗布ユニット(CT)40と減圧乾燥ユニット(VD)42とがX方向に横一列に配置されている。塗布処理を受けるべき新たな基板Gは、搬送路51側の搬送装置54(図1)により矢印FAで示すようにレジスト塗布ユニット(CT)40に搬入される。レジスト塗布ユニット(CT)40で塗布処理の済んだ基板Gは、支持台70上のガイドレール72に案内されるX方向に移動可能な搬送アーム74により、矢印FBで示すように減圧乾燥ユニット(VD)42に転送される。減圧乾燥ユニット(VD)42で乾燥処理を終えた基板Gは、搬送路51側の搬送装置54(図1)により矢印FCで示すように引き取られる。
レジスト塗布ユニット(CT)40は、X方向に長く延びるステージ76を有し、このステージ76上で基板Gを同方向に平流しで搬送しながら、ステージ76の上方に配置された長尺形のレジストノズル78より基板G上にレジスト液を供給して、スピンレス法で基板上面(被処理面)に一定膜厚のレジスト塗布膜を形成するように構成されている。ユニット(CT)40内の各部の構成および作用は後に詳述する。
減圧乾燥ユニット(VD)42は、上面が開口しているトレーまたは底浅容器型の下部チャンバ80と、この下部チャンバ80の上面に気密に密着または嵌合可能に構成された蓋状の上部チャンバ(図示せず)とを有している。下部チャンバ80はほぼ四角形で、中心部には基板Gを水平に載置して支持するためのステージ82が配設され、底面の四隅には排気口83が設けられている。各排気口83は排気管(図示せず)を介して真空ポンプ(図示せず)に通じている。下部チャンバ80に上部チャンバを被せた状態で、両チャンバ内の密閉された処理空間を該真空ポンプにより所定の真空度まで減圧できるようになっている。
図4および図5に、本発明の一実施形態におけるレジスト塗布ユニット(CT)40内のより詳細な全体構成を示す。
この実施形態のレジスト塗布ユニット(CT)40においては、ステージ76が、従来のように基板Gを固定保持する載置台として機能するのではなく、基板Gを空気圧の力で空中に浮かせるための基板浮上台として機能する。そして、ステージ76の両サイドに配置されている直進運動型の基板搬送部84が、ステージ76上で浮いている基板Gの両側縁部をそれぞれ着脱可能に保持してステージ長手方向(X方向)に基板Gを搬送するようになっている。
詳細には、ステージ76は、その長手方向(X方向)において5つの領域M1,M2,M3,M4,M5に分割されている(図5)。左端の領域M1は搬入領域であり、塗布処理を受けるべき新規の基板Gはこの領域M1内の所定位置に搬入される。この搬入領域M1には、搬送装置54(図1)の搬送アームから基板Gを受け取ってステージ76上にローディングするためにステージ下方の原位置とステージ上方の往動位置との間で昇降移動可能な複数本のリフトピン86が所定の間隔を置いて設けられている。これらのリフトピン86は、たとえばエアシリンダ(図示せず)を駆動源に用いる搬入用のリフトピン昇降部85(図13)によって昇降駆動される。
この搬入領域M1は浮上式の基板搬送が開始される領域でもあり、この領域内のステージ上面には基板Gを搬入用の浮上高さまたは浮上量Haで浮かせるために高圧または正圧の圧縮空気を噴き出す噴出口88が一定の密度で多数設けられている。ここで、搬入領域M1における基板Gの浮上高さHaは、特に高い精度を必要とせず、たとえば100〜150μmの範囲内に保たれればよい。また、搬送方向(X方向)において、搬入領域M1のサイズは基板Gのサイズを上回っているのが好ましい。さらに、搬入領域M1には、基板Gをステージ76上で位置合わせするためのアライメント部(図示せず)も設けられてよい。
ステージ76の中心部に設定された領域M3はレジスト液供給領域または塗布領域であり、基板Gはこの塗布領域M3を通過する際に上方のレジストノズル78からレジスト液Rの供給を受ける。塗布領域M3における基板浮上高さHbはノズル78の下端(吐出口)と基板上面(被処理面)との間のギャップS(たとえば100μm)を規定する。このギャップSはレジスト塗布膜の膜厚やレジスト消費量を左右する重要なパラメータであり、高い精度で一定に維持される必要がある。このことから、塗布領域M3のステージ上面には、たとえば図6に示すような配列または分布パターンで、基板Gを所望の浮上高さHbで浮かせるために高圧または正圧の圧縮空気を噴き出す噴出口88と負圧で空気を吸い込む吸引口90とを混在させて設けている。そして、基板Gの塗布領域M3内を通過している部分に対して、噴出口88から圧縮空気による垂直上向きの力を加えると同時に、吸引口90より負圧吸引力による垂直下向きの力を加えて、相対抗する双方向の力のバランスを制御することで、塗布用の浮上高さHbを設定値HS(たとえば50μm)付近に維持するようにしている。搬送方向(X方向)における塗布領域M3のサイズは、レジストノズル78の直下に上記のような狭い塗布ギャップSを安定に形成できるほどの余裕があればよく、通常は基板Gのサイズよりも小さくてよく、たとえば1/3〜1/4程度でよい。
図6に示すように、塗布領域M3においては、基板搬送方向(X方向)に対して一定の傾斜した角度をなす直線C上に噴出口88と吸引口90とを交互に配し、隣接する各列の間で直線C上のピッチに適当なオフセットαを設けている。かかる配置パターンによれば、噴出口88および吸引口90の混在密度を均一にしてステージ上の基板浮上力を均一化できるだけでなく、基板Gが搬送方向(X方向)に移動する際に噴出口88および吸引口90と対向する時間の割合を基板各部で均一化することも可能であり、これによって基板G上に形成される塗布膜に噴出口88または吸引口90のトレースまたは転写跡が付くのを防止することができる。塗布領域M3の入口では、基板Gの先端部が搬送方向と直交する方向(Y方向)で均一な浮上力を安定に受けるように、同方向(直線J上)に配列する噴出口88および吸引口90の密度を高くするのが好ましい。また、塗布領域M3においても、ステージ76の両側縁部(直線K上)には、基板Gの両側縁部が垂れるのを防止するために、噴出口88のみを配置するのが好ましい。
搬入領域M1と塗布領域M3との間に設定された中間の領域M2は、搬送中に基板Gの高さ位置を搬入領域M1における浮上高さHaから塗布領域M3における浮上高さHbへ変化または遷移させるための遷移領域である。この遷移領域M2内でもステージ76の上面に噴出口88と吸引口90とを混在させて配置することができる。その場合は、吸引口90の密度を搬送方向に沿って次第に大きくし、これによって搬送中に基板Gの浮上高さが漸次的にHaからHbに移るようにしてよい。あるいは、この遷移領域M2においては、吸引口90を含まずに噴出口88だけを設ける構成も可能である。
塗布領域M3の下流側隣の領域M4は、搬送中に基板Gの浮上高さを塗布用の浮上高さHbから搬出用の浮上高さHc(たとえば100〜150μm)に変えるための遷移領域である。この遷移領域M2でも、ステージ76の上面に噴出口88と吸引口90とを混在させて配置してもよく、その場合は吸引口90の密度を搬送方向に沿って次第に小さくするのがよい。あるいは、吸引口90を含まずに噴出口88だけを設ける構成も可能である。また、図6に示すように、塗布領域M3と同様に遷移領域M4でも、基板G上に形成されたレジスト塗布膜に転写跡が付くのを防止するために、吸引口90(および噴出口88)を基板搬送方向(X方向)に対して一定の傾斜した角度をなす直線E上に配置し、隣接する各列間で配列ピッチに適当なオフセットβを設ける構成が好ましい。
ステージ76の下流端(右端)の領域M5は搬出領域である。レジスト塗布ユニット(CT)40で塗布処理を受けた基板Gは、この搬出領域M5内の所定位置または搬出位置から搬送アーム74(図3)によって下流側隣の減圧乾燥ユニット(VD)42(図3)へ搬出される。この搬出領域M5には、基板Gを搬出用の浮上高さHcで浮かせるための噴出口88がステージ上面に一定の密度で多数設けられているとともに、基板Gをステージ76上からアンローディングして搬送アーム74(図3)へ受け渡すためにステージ下方の原位置とステージ上方の往動位置との間で昇降移動可能な複数本のリフトピン92が所定の間隔を置いて設けられている。これらのリフトピン92は、たとえばエアシリンダ(図示せず)を駆動源に用いる搬出用のリフトピン昇降部91(図13)によって昇降駆動される。
レジストノズル78は、ステージ76上の基板Gを一端から他端までカバーできる長さで搬送方向と直交する水平方向(Y方向)に延びる長尺状のノズル本体を有し、門形または逆さコ字形のノズル支持体130に鉛直直線運動機構132およびノズル支持体134を介して昇降可能に支持され(図11)、レジスト液供給源93(図13)からのレジスト液供給管94(図4)に接続されている。
図4、図7および図8に示すように、基板搬送部84は、ステージ76の左右両サイドに平行に配置された一対のガイドレール96と、各ガイドレール96上に軸方向(X方向)に移動可能に取り付けられたスライダ98と、各ガイドレール96上でスライダ98を直進移動させる搬送駆動部100と、各スライダ98からステージ76の中心部に向かって延びて基板Gの左右両側縁部を着脱可能に保持する保持部102とをそれぞれ有している。
ここで、搬送駆動部100は、直進型の駆動機構たとえばリニアモータによって構成されている。また、保持部102は、基板Gの左右両側縁部の下面に真空吸着力で結合する吸着パッド104と、先端部で吸着パッド104を支持し、スライダ98側の基端部を支点として先端部の高さ位置を変えられるように弾性変形可能な板バネ型のパッド支持部106とをそれぞれ有している。吸着パッド104は一定のピッチで一列に配置され、パッド支持部106は各々の吸着パッド104を独立に支持している。これにより、個々の吸着パッド104およびパッド支持部106が独立した高さ位置で(異なる高さ位置でも)基板Gを安定に保持できるようになっている。
図7および図8に示すように、この実施形態におけるパッド支持部106は、スライダ98の内側面に昇降可能に取り付けられた板状のパッド昇降部材108に取り付けられている。スライダ98に搭載されているたとえばエアシリンダからなるパッドアクチエータ109(図13)が、パッド昇降部材108を基板Gの浮上高さ位置よりも低い原位置(退避位置)と基板Gの浮上高さ位置に対応する往動位置(結合位置)との間で昇降移動させるようになっている。
図9に示すように、各々の吸着パッド104は、たとえば合成ゴム製で直方体形状のパッド本体110の上面に複数個の吸引口112を設けている。これらの吸引口112はスリット状の長穴であるが、丸や矩形の小孔でもよい。吸着パッド104には、たとえば合成ゴムからなる帯状のバキューム管114が接続されている。これらのバキューム管114の管路116はパッド吸着制御部115(図13)の真空源にそれぞれ通じている。
保持部102においては、図4に示すように、片側一列の真空吸着パッド104およびパッド支持部106が1組毎に分離している分離型または完全独立型の構成が好ましい。しかし、図10に示すように、切欠き部118を設けた一枚の板バネで片側一列分のパッド支持部120を形成してその上に片側一列の真空吸着パッド104を配置する一体型の構成も可能である。
上記のように、ステージ76の上面に形成された多数の噴出口88およびそれらに浮上力発生用の圧縮空気を供給する圧縮空気供給機構122(図11)、さらにはステージ76の塗布領域M3内に噴出口88と混在して形成された多数の吸引口90およびそれらに真空の圧力を供給するバキューム供給機構124(図11)により、搬入領域M1や搬出領域M5では基板Gを搬入出や高速搬送に適した浮上量で浮かせ、塗布領域M3では基板Gを安定かつ正確なレジスト塗布走査に適した設定浮上量HSで浮かせるためのステージ基板浮上部126(図13)が構成されている。
図11に、ノズル昇降機構75、圧縮空気供給機構122およびバキューム供給機構124の構成を示す。ノズル昇降機構75は、塗布領域M3の上を搬送方向(X方向)と直交する水平方向(Y方向)に跨ぐように架設された門形フレーム130と、この門形フレーム130に取り付けられた鉛直直線運動機構132と、この鉛直直線運動機構132の移動体(昇降体)であるノズル支持体134とを有する。ここで、直線運動機構132の駆動部は、電動モータ138、ボールネジ140およびガイド部材142を有している。電動モータ138の回転力がボールネジ機構(140,142,134)によって鉛直方向の直線運動に変換され、昇降体のノズル支持体134と一体にノズル78が鉛直方向に昇降移動する。電動モータ138の回転量および回転停止位置によってレジストノズル78の昇降移動量および高さ位置を任意に制御できるようになっている。ノズル支持体134は、図12に示すように、たとえば角柱の剛体からなり、その下面または側面にレジストノズル78をフランジ、ボルト等を介して着脱可能に取り付けている。
圧縮空気供給機構122は、ステージ76上面で分割された複数のエリア別に噴出口88に接続された正圧マニホールド144と、それら正圧マニホールド144にたとえば工場用力の圧縮空気供給源146からの圧縮空気を送り込む圧縮空気供給管148と、この圧縮空気供給管148の途中に設けられるレギュレータ150とを有している。バキューム供給機構124は、ステージ76上面で分割された複数のエリア別に吸引口90に接続された負圧マニホールド152と、それらの負圧マニホールド152にたとえば工場用力の真空源154からのバキュームを送り込むバキューム管156と、このバキューム管156の途中に設けられる絞り弁158とを有している。
このレジスト塗布ユニット(CT)40は、ステージ76の塗布領域M3において、レジストノズル78と基板Gとの間のギャップSおよび基板Gの浮上高さHbを適確に管理するために、塗布処理で重要なパラメータとなる各部の距離または位置を測定する複数の測定部または測定手段を備えている。
すなわち、ステージ76または基板Gノズルとの距離間隔を測定するために、支持体134に光学式の距離センサ162が取り付けられている(図4、図5、図7、図11、図12)。この光学式距離センサ162は、レジストノズル78の一側方(好ましくは搬送上流側または搬入領域M1側)にレジストノズル78と一体に昇降可能に配置され、任意の高さ位置から直下の物体つまりステージ76または基板Gとの距離を光学的に測定する。この光学的な距離測定のために、光学式距離センサ162は、垂直下方に光ビームを投光する投光部と、該光ビームの当たった物体(ステージ76または基板G)から反射してくる光を測定距離に応じた位置で受光する受光部とを含んでいる。図示の構成例は、レジストノズル78の長手方向(Y方向)で光学式距離測定部162を左右に一対設けて、ステージ76または基板Gとの距離を左右両端部でそれぞれ測定し、両測定値の平均をとるようにしている。この光学式距離センサ162の測定精度は、主として鉛直直線運動機構132の機械精度に左右され、経時的に変化することがある。
また、上記光学式距離センサ162の測定精度を検査ないし監視するために、門形フレーム130とノズル支持体134との間にリニアスケール164が取り付けられている(図11)。このリニアスケール164は、門形フレーム130に固定されたZ方向に延びる目盛部164aと、この目盛部164aをノズル支持体134の高さ位置に応じたレベルで光学的に読み取るようにノズル支持体134に固定された目盛読取部164bとで構成されている。門形フレーム130が堅牢で床にしっかり固定されている限り、このリニアスケール164の測定精度が狂うことは殆ど無く、ノズル支持体134ないし光学式距離センサ162の高さ位置を常に正確に測定することができる。
さらに、ノズル支持体134に着脱可能に取り付けられるレジストノズル78の取付位置精度を検査ないし監視するために、ステージ76側に接触式の距離センサ166が配設されている(図7、図11)。この接触式距離センサ166は、たとえばダイヤルゲージからなり、レジストノズル78の下端に下から垂直に触針を押し付けて、レジストノズル78との距離、ひいてはステージ76上面に対するレジストノズル78の高さ位置を直接測定する。図示の構成例は、接触式距離センサ166をステージ76の左右両側面に一対取り付けて、レジストノズル78の左右両端部の高さ位置をそれぞれ測定し、両測定値の平均をとるようにしている。
図13に、この実施形態のレジスト塗布ユニット(CT)40における制御系の主要な構成を示す。コントローラ170は、マイクロコンピュータからなり、上記光学式距離センサ162、リニアスケール164、接触式距離センサ166から各測定値を受け取り、ユニット内の各部、特にレジスト液供給源93、ノズル昇降機構75、ステージ基板浮上部126、搬送駆動部100、パッド吸着制御部115、パッドアクチエータ109、搬入用リフトピン昇降部85、搬出用リフトピン昇降部91等の個々の動作と全体の動作(シーケンス)を制御する。なお、コントローラ170は、この塗布現像処理システムの全体を統括制御するホストコントローラや他の外部装置にも接続されている。
次に、この実施形態のレジスト塗布ユニット(CT)40における塗布処理動作を説明する。コントローラ170は、たとえば光ディスク等の記憶媒体に格納されているレジスト塗布処理プログラムを主メモリに取り込んで実行し、プログラムされた一連の塗布処理動作を制御する。この一連の塗布処理動作の中で本発明のギャップ管理機能に係る主要な手順を図14のフローチャートに示す。
搬送装置54(図1)より未処理の新たな基板Gがステージ76の搬入領域M1に搬入されると、リフトピン86が往動位置で該基板Gを受け取る。搬送装置54が退出した後、リフトピン86が下降して基板Gを搬送用の高さ位置つまり浮上位置Ha(図5)まで降ろす。次いで、アライメント部(図示せず)が作動し、浮上状態の基板Gに四方から押圧部材(図示せず)を押し付けて、基板Gをステージ76上で位置合わせする。アライメント動作が完了すると、その直後に基板搬送部84においてパッドアクチエータ109が作動し、吸着パッド104を原位置(退避位置)から往動位置(結合位置)へ上昇(UP)させる。吸着パッド104は、その前からバキュームがオンしており、浮上状態の基板Gの側縁部に接触するや否や真空吸着力で結合する。吸着パッド104が基板Gの側縁部に結合した直後に、アライメント部は押圧部材を所定位置へ退避させる。
次に、基板搬送部84は、保持部102で基板Gの側縁部を保持したままスライダ98を搬送始点位置から搬送方向(X方向)へ比較的高速の一定速度で直進移動させる。こうして基板Gがステージ76上を浮いた状態で搬送方向(X方向)へ直進移動し、基板Gの前端部がレジストノズル78の直下付近の設定位置つまり塗布開始位置に着いたところで、基板搬送部84が第1段階の基板搬送を停止する(図14のステップS6)。
この時、レジストノズル78は、図17に示すように、上方の高さ位置Zaで待機している。ここで、このノズル高さ位置Zaは、ステージ76の上面を基準面とするレジストノズル78の下端つまり吐出口の高さ位置であり、直前に実施されている一次測定検査(ステップS1〜S5)でZaの値が許容範囲内にあることが確認されている。また、このときの光学式距離センサ162の測定精度も一次測定検査(ステップS1〜S5)で許容範囲内にあることが確認されている。
この一次測定検査(ステップS1〜S5)は、図15および図16に示すような方法で行われる。すなわち、図15に示すように、先ずレジストノズル78を所定の上方退避位置から上記Zaの高さ位置まで降ろす。この場合、コントローラ170は、リニアスケール164の示す測定値がメモリに記憶している絶対基準位置ZCに一致するまでノズル支持体134を降ろす(ステップS1)。そして、図16に示すように、光学式距離センサ162に、ステージ76の上面までの距離Lbを測定させる(ステップS2)。一方、ステージ76側の接触式距離センサ166は、その触針166aをレジストノズル78の下端に当ててステージ76上面とレジストノズル78との距離間隔Laつまりノズル高さ位置Zaを測定する(ステップS3)。
コントローラ170は、光学式距離センサ162で得られた距離測定値Lbをメモリに記憶している比較基準値LBと比較する(ステップS4)。ここで、比較基準値LBは、このレジスト塗布ユニット(CT)40の組立時またはメンテナンス時に行われる立ち上げ検査または定期検査でリニアスケール164の絶対基準位置ZCと対応または連関して光学式距離センサ162で得られた距離測定値である。すなわち、たとえばシム等の治具を用いてレジストノズル78の高さ位置またはステージ上面からの距離を所定の基準値Lo(たとえば1mm)に実測で合わせたときにリニアスケール164の示した高さ位置の測定値を絶対基準位置ZCとしてメモリに記憶し、同時に光学式距離センサ162の示した距離測定値を比較基準値LBとしてメモリに記憶しておく。そして、ユニット稼動中は、リニアスケール164の測定精度に変化や狂いはないものとみなして、上記のようにリニアスケール164の測定値が絶対基準位置ZCに一致するまでノズル支持体134を降ろす(ステップS1)。
したがって、稼動時に光学式距離センサ162が上記立ち上げ検査または定期検査のときと同じ測定精度を保っていれば、距離測定値Lbは比較基準値LBに等しい筈であり、その測定精度が劣化または低下するほど両者の比較誤差|LB−Lb|は大きくなる。そこで、コントローラ170は、比較誤差|LB−Lb|が一定の許容範囲内(たとえば5%以内)にあれば光学式距離センサ162の測定精度は「正常」であると判定する(ステップS5)。しかし、比較誤差|LB−Lb|が上記許容範囲から外れているときは、光学式距離センサ162の測定精度に狂いが生じたか、あるいは他に何らかの異常があるものと判定して、後述する異常原因解析処理を行う(ステップS5→S13)。
一方で、コントローラ170は、接触式距離センサ166より得られるノズル−ステージ間の距離測定値Laを上記基準値Lo(1mm)と比較する(ステップS4)。そして、両者の比較誤差|Lo−La|が一定の許容範囲内(たとえば5%以内)にあれば、レジストノズル78の取付位置が立ち上げ検査または定期検査のときとほとんど変わっていない、つまり「正常」であると判定する(ステップS5)。しかし、比較誤差|Lo−La|が上記許容範囲から外れているときは、レジストノズル78の取付位置がずれているか、もしくは他に何らかの異常があるものと判定して、後述する異常原因解析処理を行う(ステップS5→S13)。
上記のような一次測定検査で光学式距離センサ162の測定精度およびレジストノズル78の高さ位置のいずれも「正常」と判断したときは(ステップS5)、直後に基板Gが塗布開始位置で停止してから(図17、ステップS6)、二次測定検査(ステップS7〜S9)を行うために、光学式距離センサ162に基板Gの上面および下面までの距離Ld,Leを測定させる(図18)。この場合、光学式距離センサ162は、直下の基板Gに向けて1本または複数本の光ビームを投光し、基板Gの上面および下面からの反射光をそれぞれ受光した位置から測定距離Ld,Leを求める。コントローラ170は、これらの距離測定値Ld,Leを基に次式(1),(2)を演算して当該基板Gの厚み測定値Dおよび浮上高さ測定値Hbを求める(ステップS7)。
D=Le−Ld ・・・・(1)
b=Lb−Le ・・・・(2)
次いで、コントローラ170は、上記のようにして求めた該基板Gの厚み測定値Dおよび浮上高さ測定値Hbを各々の設定値または基準値[D],[Hb]と比較する(ステップS8)。そして、比較誤差|[D]−D|、|[Hb]−Hb|のいずれも各所定の許容範囲内に入っていれば「正常」であると判断し、そうでなければ「異常」と判断する(ステップS9)。ここで「異常」と判断したときは、アラーム出力処理を行う(ステップS9→S14)。
なお、塗布領域M3(特にノズル78の直下)において基板Gの浮上高さHbが設定値[Hb]付近にあることは、塗布ギャップSを一定に保つだけでなく、基板Gの水平度を保つうえでも重要である。すなわち、浮上高さ設定値[Hb]は、基板Gがステージ76の上面を擦るおそれがなく、しかも浮上状態の基板Gを水平に保持するのに十分な剛性(基板浮上剛性)を得るうえで最適な値に選ばれている。実際の基板浮上高さHbが設定値[Hb]よりも大きいと、基板浮上剛性が減少して、基板Gが上下にぶれたり水平度を失い、塗布ムラが生じやすい。一方、基板浮上高さHbが設定値[Hb]よりも小さいと、浮上搬送中の基板Gにステージ76上のゴミ等の異物が当たったり付着するなどの支障が出やすくなる。したがって、二次測定検査で浮上高さ測定値Hbが許容範囲から外れているときは、浮上搬送式のスピンレス法によるレジスト塗布処理の品質を保証し得なくなる。
上記のような二次測定検査で「正常」と判断したときは、図19に示すように、レジストノズル78の吐出口と基板Gの上面との間に所望サイズ(たとえば100μm)のギャップSを形成する高さ位置Zdまでレジストノズル78を降ろす(ステップS10)。この場合の降下量(Za−Zd)は、次式(3)で与えられる。
a−Zd=La−(S+D+Hb) ・・・・(3)
一方で、コントローラ170は、ノズル降下完了後に光学式距離センサ162に基板G上面との距離Lfを測定させる。理論的には、この測定距離Lfは、次式(4)で得られる値[Lf]に一致する筈である。
[Lf]=Ld−(Za−Zd
=Ld−La+(S+D+Hb) ・・・・(4)
しかし、何等かの理由で距離測定値Lfが理論値[Lf]と一致しない場合もあり得る。たとえば、ステージ基板浮上部126で圧縮空気および/またはバキュームの圧力が変動し、その影響で基板Gの浮上高さHbが変動した場合は、理論値通りにはいかなくなる。そこで、塗布処理(ステップS12)には、実際または現時の値である距離測定値Lfを優先的に用いる。また、塗布処理開始前に距離測定値Lfをノズル昇降機構75にフィードバックして塗布ギャップSを設定値に合わせることも可能である。
塗布処理(ステップS12)では、レジスト液供給源93をオンさせてレジストノズル78より基板Gの上面に向けてレジスト液の吐出を開始させる。この際、最初に微量のレジスト液を出してノズル吐出口と基板GとのギャップSを完全に塞いでから、正規の流量で吐出を開始するのが好ましい。一方で、基板搬送部84に第2段階の基板搬送を開始させる。この第2段階つまり塗布時の基板搬送には、比較的低速の一定速度で行われる。こうして、塗布領域M3内において、基板Gが水平姿勢で搬送方向(X方向)に一定速度で移動すると同時に、長尺形のレジストノズル78が直下の基板Gに向けてレジスト液Rを一定の流量で帯状に吐出することにより、図21に示すように基板Gの前端側から後端側に向かってレジスト液の塗布膜RMが形成されていく。
この塗布走査中も、光学式距離センサ162は基板G上面との距離Lfを測定して、その測定値をコントローラ170に送り続けることができる。コントローラ170は、光学式距離測定部162からの距離測定値Lfをノズル昇降機構75にフィードバックすることで、図22に示すように、たとえばステージ基板浮上部126における圧力の変動によって基板Gが上下にぶれても、塗布ギャップSを設定値に維持することができる。なお、レジストノズル78の高さ位置を高速かつ微小に変位させるために、ノズル昇降機構75に圧電素子等を組み込むことも可能である。
塗布領域M3で上記のような塗布処理(ステップS12)が済むと、つまり基板Gの後端部がレジストノズル78の直下を過ぎると、レジスト液供給源93がレジストノズル78からのレジスト液Rの吐出を終了させる。これと同時に、ノズル昇降機構75がレジストノズル78を垂直上方に持ち上げて基板Gから退避させる。一方、基板搬送部84は搬送速度の比較的大きい第3段階の基板搬送に切り替える。そして、基板Gが搬出領域M5内の搬送終点位置に着くと、基板搬送部84は第3段階の基板搬送を停止する。この直後に、パッド吸着制御部115が吸着パッド104に対するバキュームの供給を止め、これと同時にパッドアクチエータ109が吸着パッド104を往動位置(結合位置)から原位置(退避位置)へ下ろし、基板Gの両側端部から吸着パッド104を分離させる。この時、パッド吸着制御部115は吸着パッド104に正圧(圧縮空気)を供給し、基板Gからの分離を速める。代わって、リフトピン92が基板Gをアンローディングするためにステージ下方の原位置からステージ上方の往動位置へ上昇する。
しかる後、搬出領域M5に搬出機つまり搬送アーム74がアクセスし、リフトピン92から基板Gを受け取ってステージ76の外へ搬出する。基板搬送部84は、基板Gをリフトピン92に渡したなら直ちに搬入領域M1へ高速度で引き返す。搬出領域M5で上記のように処理済の基板Gが搬出される頃に、搬入領域M1では次に塗布処理を受けるべき新たな基板Gについて搬入、アライメントないし搬送開始が行われる。
ここで、異常原因解析処理(ステップS13)について説明する。この実施形態では、上述したように浮上搬送方式のギャップ管理のために複数の距離または位置センサ162,164,166を用いているので、一次測定検査(ステップS1〜S5)で得られた各センサの測定結果(正常/異常)から図23の判定アルゴリズムにしたがって異常原因を突き止めることができる。なお、図23では、光学式距離センサ162を「光センサ」と略記し、接触式距離センサ166を「接触センサ」と略記している。
すなわち、光学式距離センサ162の測定結果が「異常」であり、かつ接触式距離センサ166の測定結果も「異常」であるときは、ステージ76に原因(たとえば位置ズレ)があると判定する。たとえば、ステージ76上面の高さが何らかの原因でたとえば10μm下がった場合は、光学式距離センサ162および接触式距離センサ166の測定値はそれぞれ各基準値から10μmを超えることとなり、どちらからも「異常」の測定結果が得られる。
光学式距離センサ162の測定結果が「異常」で、接触式距離センサ166の測定結果が「正常」であるときは、光学式距離センサ162の取付位置あるいは光学的機能にズレまたは誤差が生じているものと判定する。
光学式距離センサ162の測定結果が「正常」で、接触式距離センサ166の測定結果が「異常」であるときは、二通りの原因が考えられる。すなわち、接触式距離センサ166の取付位置あるいはゲージ機能にズレまたは誤差が生じている場合(1)と、レジストノズル78の取付位置精度にズレが生じている場合(2)である。この2つのケース(1),(2)の区別をつけるために、たとえば図24に示すような三次測定検査を行ってよい。この三次測定検査は、基準ブロック172を基準位置たとえばステージ76の上面高さ位置に配置し、この基準ブロック172に対する距離Lgを接触式距離センサ166に測定させる。この距離測定値Lgが正常であれば、接触式距離センサ166自体に異常はなく、レジストノズル78の取付位置精度がずれている、すなわちケース(1)であると判定する。しかし、距離測定値Lgに異変があれば、接触式距離センサ166の測定精度に狂いが生じている、すなわちケース(2)であると判定する。
このように、コントローラ170は、一次測定検査(ステップS1〜S5)で異常を見つけたときは異常原因解析処理(ステップS13)によりその原因を突き止めることができる。そして、アラーム出力処理(ステップS14)の際に、アラーム信号と一緒に異常原因のデータをホストコントローラに送ることができる。
上記のように、この実施形態においては、ステージ76上に搬入領域M1、塗布領域M3、搬出領域M5を別々に設け、それらの各領域に基板を順次転送して基板搬入動作、レジスト液供給動作、基板搬出動作を各領域で独立または並列的に行うようにしており、これによって、1枚の基板Gについてステージ76上に搬入する動作に要する時間(TIN)と、ステージ76上で搬入領域M1から搬出領域M5まで搬送するのに要する時間(TC)と、搬出領域M5から搬出するのに要する時間(TOUT)とを足し合わせた塗布処理1サイクルの所要時間(TC+TIN+TOUT)よりも、タクトタイムを短縮することができる。
しかも、ステージ76の上面に設けた噴出口88より噴出する気体の圧力を利用して基板Gを空中に浮かせ、浮いている基板Gをステージ76上で搬送しながら長尺型レジストノズル78より基板G上にレジスト液を供給して塗布するようにしたので、基板の大型化に無理なく効率的に対応することができる。
そして、ステージ76と基板Gとレジストノズル78との間の高さ位置関係を適確に管理するようにしたので、浮上搬送式のスピンレス塗布法で基板G上にレジスト塗布膜を所望かつ均一な膜厚に形成する塗布処理の再現性および信頼性を大きく向上させることができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の変形が可能である。
たとえば、上記した実施形態における接触式距離センサ166を、図25に示すように、光学式距離センサ174に置き換えることができる。この光学式距離センサ174は、レジストノズル78の真下の所定の高さ位置にてステージ76の一側面または両側面に取り付けられ、レジストノズル78の下端との距離Liを光学的に測定する。この場合、光学式距離センサ174とステージ76上面との高度差または距離をHe(既知の値)とすると、レジストノズル78とステージ76上面との間の距離LaはLa=Li−Heで求められる。この光学的な距離測定のために、光学式距離センサ174は、垂直上方に光ビームを投光する投光部と、該光ビームの当たった物体(レジストノズル78の下端)から反射してくる光を測定距離に応じた位置で受光する受光部とを備えている。
さらに、このステージ側の下部光学式距離センサ174は、ステージ76上でレジストノズル78の直下に基板Gが入ってくると、図26に示すように、この基板Gとの距離を測定することができる。したがって、二次測定検査(ステップS6〜S9)で基板Gの厚みDおよび浮上高さHbを測定するときは、レジストノズル78側の上部光学式距離センサ162が基板Gの上面との距離Ldを測定し、下部光学式距離センサ174が基板Gの下面との距離Ljを測定してよい。この場合、基板Gの浮上高さHbはHb=Lj−Heで求められる。また、基板Gの厚みDはD=Lb−(Ld+Hb)で求められる。
なお、上部光学式距離センサ162または下部光学式距離センサ174を左右両側に設ける構成において、左右それぞれの測定値が大きく異なる場合には、基板Gが傾斜しているなどの異常な事態が生じているものと判定してよい。そして、アラームを出力したり、塗布処理動作を中断または中止してもよい。
上記した実施形態における基板搬送部84の保持部102は真空吸着式のパッド104を有するものであったが、基板Gの側縁部をメカニカルに(たとえば狭着して)保持するパッド等も可能である。また、パッド104を基板Gの側縁部に着脱自在に結合するための機構(パッド支持部106、パッド昇降部108、パッドアクチエータ109)にも種々の方式、構成を採用することができる。また、上記実施形態における基板搬送部84は基板Gの左右両側縁部を保持して搬送したが、基板Gの片側の側縁部のみを保持して基板搬送を行うことも可能である。
上記した実施形態はLCD製造の塗布現像処理システムにおけるレジスト塗布装置に係るものであったが、本発明は被処理基板上に処理液を供給する任意の処理装置やアプリケーションに適用可能である。したがって、本発明における処理液としては、レジスト液以外にも、たとえば層間絶縁材料、誘電体材料、配線材料等の塗布液も可能であり、現像液やリンス液等も可能である。本発明における被処理基板はLCD基板に限らず、他のフラットパネルディスプレイ用基板、半導体ウエハ、CD基板、ガラス基板、フォトマスク、プリント基板等も可能である。
本発明の適用可能な塗布現像処理システムの構成を示す平面図である。 実施形態の塗布現像処理システムにおける処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態の塗布現像処理システムにおけるレジスト塗布ユニットおよび減圧乾燥ユニットの全体構成を示す略平面図である。 実施形態におけるレジスト塗布ユニットの全体構成を示す斜視図である。 実施形態におけるレジスト塗布ユニットの全体構成を示す略正面図である。 上記レジスト塗布ユニット内のステージ塗布領域における噴出口と吸入口の配列パターンの一例を示す平面図である。 上記レジスト塗布ユニットにおける基板搬送部の構成を示す一部断面略側面図である。 上記レジスト塗布ユニットにおける基板搬送部の保持部の構成を示す拡大断面図である。 上記レジスト塗布ユニットにおける基板搬送部のパッド部の構成を示す斜視図である。 上記レジスト塗布ユニットにおける基板搬送部の保持部の一変形例を示す斜視図である。 上記レジスト塗布ユニットにおけるノズル昇降機構、圧縮空気供給機構およびバキューム供給機構の構成を示す図である。 上記レジスト塗布ユニットにおけるレジストノズルおよび光学式距離測定部の支持構造(ノズル支持体)を示す一部断面側面図である。 上記レジスト塗布ユニットにおける制御系の主要な構成を示すブロック図である。 実施形態における一連の塗布処理動作の中で本発明のギャップ管理機能に係る主要な手順を示すフローチャート図である。 実施形態におけるギャップ管理機能の一段階を示す斜視図である。 実施形態におけるギャップ管理機能の一段階を示す斜視図である。 実施形態におけるギャップ管理機能の一段階を示す斜視図である。 実施形態におけるギャップ管理機能の一段階を示す斜視図である。 実施形態におけるギャップ管理機能の一段階を示す斜視図である。 実施形態におけるギャップ管理機能の一段階を示す斜視図である。 実施形態における塗布走査を示す側面図である。 実施形態の塗布走査における一場面を示す側面図である。 実施形態の異常原因解析処理における判定アルゴリズムのテーブルを示す図である。 実施形態の異常原因解析処理における三次測定検査を示す側面図である。 実施形態における一変形例の構成を示す側面図である。 実施形態の一変形例で得られる一機能を示す側面図である。
符号の説明
40 レジスト塗布ユニット(CT)
75 ノズル昇降機構
76 ステージ
78 レジストノズル
84 基板搬送部
88 噴出口
90 吸引口
93 レジスト液供給源
100 搬送駆動部
102 保持部
104 吸着パッド
126 ステージ基板浮上部
134 ノズル支持体
162 光学式距離測定部
164 リニアスケール
166 接触式距離測定部
170 コントローラ
174 光学式距離測定部
1 搬入領域
3 塗布領域
5 搬出領域

Claims (25)

  1. 被処理基板を気体の圧力で浮かせる第1の浮上領域を有するステージと、
    浮上状態の前記基板を所定の搬送方向に搬送して前記第1の領域を通過させる基板搬送部と、
    前記第1の浮上領域の上方に昇降可能に配置されるノズルを有し、前記第1の浮上領域を通過する前記基板上に処理液を塗布するために前記ノズルより前記処理液を吐出させる処理液供給部と、
    前記ノズルを昇降移動させるためのノズル昇降部と、
    前記第1の浮上領域で前記処理液を塗布される直前の前記基板について、前記基板の厚みと前記ステージに対する前記基板の浮上高さとを測定する第1の測定部と
    を有する塗布装置。
  2. 前記第1の測定部より得られた前記基板の厚みの測定値および前記浮上高さの測定値がそれぞれ所定の範囲内にあることを確認してから、前記基板に対する塗布処理を実行する請求項1に記載の塗布装置。
  3. 前記ノズル昇降部が、前記ノズルを支持してこれと一体に昇降移動するノズル支持体を有し、
    前記第1の測定部が、前記ステージまたは前記基板の上面との距離間隔を測定するために前記ノズル支持体に取り付けられた第1の光学式距離センサを有する、請求項1または請求項2に記載の塗布装置。
  4. 前記基板の厚みの測定値および前記浮上高さの測定値がそれぞれ所定の範囲内にあることを確認した後に、前記ノズルの吐出口と前記基板の上面との間に塗布処理用のギャップを形成するために前記ノズル昇降部により前記ノズルを降ろし、前記第1の光学式距離センサにより前記基板の上面との距離間隔を測定して前記ギャップを確認する請求項3に記載の塗布装置。
  5. 塗布処理中に、前記第1の光学式距離センサにより前記基板の上面との距離間隔を測定しながら、前記ノズル昇降部により前記ノズルの高さ位置を可変調整して、前記ギャップのサイズを設定値に保つ請求項4に記載の塗布装置。
  6. 前記第1の光学式距離センサの測定精度を検査するために、前記ノズル支持体の高さ位置を測定する第2の測定部を有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の塗布装置。
  7. 前記第2の測定部が、前記ノズル昇降機構に取り付けられたリニアスケールを有する請求項6に記載の塗布装置。
  8. 前記第1の光学式距離センサの測定精度に係る検査を行う前に予め測定治具を用いて前記ノズルを所定の基準高さ位置に実測で合わせたときに前記第1の光学式距離センサより得られる第1の測定値と前記第2の測定部より得られる第2の測定値とを記憶し、前記検査では前記測定治具を用いずに前記第2の測定部より前記第2の測定値が得られるときに前記第1の光学式距離センサより得られる測定値が前記第1の測定値に所定の許容範囲内で一致ないし近似するか否かを判定する請求項6または請求項7に記載の塗布装置。
  9. 前記第1の光学式距離センサの測定精度に係る検査は、前記基板に対する前記第1の測定部の測定処理に先立って行われる請求項6〜8のいずれか一項に記載の塗布装置。
  10. 前記ノズルの取付位置精度を検査するために、前記ノズル昇降部から独立して前記ステージと前記ノズルとの間の距離間隔を測定する第3の測定部を有する請求項1〜9のいずれか一項に記載の塗布装置。
  11. 前記第3の測定部が、前記ステージ側に設けられ、前記ノズルの下端に触針を当てて距離を測定する接触式距離センサを有する請求項10に記載の塗布装置。
  12. 前記第3の測定部が、前記ステージ側に設けられ、前記ノズルの下端に光ビームを当てて距離を測定する第2の光学式距離センサを有する請求項10に記載の塗布装置。
  13. 前記ノズルの取付位置精度に係る検査は、前記基板に対する前記第1の測定部の測定処理に先立って行われる請求項10〜12のいずれか一項に記載の塗布装置。
  14. 前記第1の測定部が、前記基板の厚みを測定するために前記ノズル支持体に取り付けられた第3の光学式距離センサを有する請求項1〜13のいずれか一項に記載の塗布装置。
  15. 前記第1の測定部が、前記基板の厚みを測定するために前記ステージ側に設けられた第4の光学式距離センサを有する請求項1〜13のいずれか一項に記載の塗布装置。
  16. 前記第1の測定部が、前記ステージに対する前記基板の浮上高さを測定するために前記ステージ側に設けられた第5の光学式距離センサを有する請求項1〜15のいずれか一項に記載の塗布装置。
  17. 前記ステージの第1の浮上領域内に多数設けられた気体を噴出する噴出口と、
    前記ステージの第1の浮上領域内に前記噴出口と混在して多数設けられた気体を吸い込む吸引口と、
    前記第1の浮上領域を通過する前記基板に対して前記噴出口より加えられる垂直上向きの圧力と前記吸引口より加えられる垂直下向きの圧力とのバランスを制御する浮揚制御部と
    を有する請求項1〜16のいずれか一項に記載の塗布装置。
  18. 前記ステージが、前記搬送方向において前記第1の浮上領域の上流側に前記基板を浮かせる第2の浮上領域を有する請求項1〜17のいずれか一項に記載の塗布装置。
  19. 前記第2の浮上領域内に、前記基板を搬入するための搬入部が設けられる請求項18に記載の塗布装置。
  20. 前記基板搬送部が、前記基板を前記第2の浮上領域から前記第1の浮上領域に向けて搬送し、前記基板上の前端部に設定された塗布開始位置が前記ノズルの直下に来たところで前記基板を一時停止させ、
    前記第1の測定部が、一時停止中の前記基板について前記基板の厚みと前記ステージに対する前記基板の浮上高さとを測定する、請求項18または請求項19に記載の塗布装置。
  21. 前記ステージが、前記搬送方向において前記第1の浮上領域の下流側に前記基板を浮かせる第3の浮上領域を有する請求項1〜20のいずれか一項に記載の塗布装置。
  22. 前記第3の浮上領域内に、前記基板を搬出するための搬出部が設けられる請求項21に記載の塗布装置。
  23. 前記基板搬送部が、
    前記基板の移動する方向と平行に延びるように前記ステージの片側または両側に配置されるガイドレールと、
    前記ガイドレールに沿って移動可能なスライダと、
    前記スライダを前記ガイドレールに沿って移動するように駆動する搬送駆動部と、
    前記スライダから前記ステージの中心部に向かって延在し、前記基板の側縁部を着脱可能に保持する保持部と
    を有する請求項1〜22のいずれか一項に記載の塗布装置。
  24. ステージ上に搬送方向に沿って、被処理基板を前記ステージに搬入するための搬入領域と、前記搬送方向に移動する基板上に上方の長尺形ノズルより処理液を供給して塗布膜を形成するための塗布領域と、塗布処理後の前記基板を前記ステージから搬出するための搬出領域とをこの順に一列に設け、
    前記ステージの上面より噴出する気体の圧力で前記基板を浮かせて、前記塗布領域では前記基板にほぼ均一な浮上力を与え、
    前記基板を前記搬入領域から前記搬出領域まで搬送する途中、前記塗布領域で前記処理液を塗布される直前の前記基板について、前記基板の厚みと前記ステージに対する前記基板の浮上高さとを測定する塗布方法。
  25. 前記基板の厚みの測定値および前記浮上高さの測定値がそれぞれ所定の範囲内にあることを確認してから、前記基板に対する塗布処理を実行する請求項24に記載の塗布方法。



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