JP2015039683A - ダイヘッド及び塗工液塗布方法 - Google Patents

ダイヘッド及び塗工液塗布方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015039683A
JP2015039683A JP2013173151A JP2013173151A JP2015039683A JP 2015039683 A JP2015039683 A JP 2015039683A JP 2013173151 A JP2013173151 A JP 2013173151A JP 2013173151 A JP2013173151 A JP 2013173151A JP 2015039683 A JP2015039683 A JP 2015039683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die head
coating
coating liquid
stage
slit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013173151A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6046573B2 (ja
Inventor
雅樹 坂本
Masaki Sakamoto
雅樹 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Origin Electric Co Ltd
Original Assignee
Origin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Origin Electric Co Ltd filed Critical Origin Electric Co Ltd
Priority to JP2013173151A priority Critical patent/JP6046573B2/ja
Priority to CN201480046289.9A priority patent/CN105473238B/zh
Priority to KR1020167004609A priority patent/KR101927595B1/ko
Priority to PCT/JP2014/068550 priority patent/WO2015025636A1/ja
Priority to TW103125496A priority patent/TWI598156B/zh
Publication of JP2015039683A publication Critical patent/JP2015039683A/ja
Priority to HK16106284.4A priority patent/HK1218275A1/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP6046573B2 publication Critical patent/JP6046573B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C11/00Component parts, details or accessories not specifically provided for in groups B05C1/00 - B05C9/00
    • B05C11/10Storage, supply or control of liquid or other fluent material; Recovery of excess liquid or other fluent material
    • B05C11/1002Means for controlling supply, i.e. flow or pressure, of liquid or other fluent material to the applying apparatus, e.g. valves
    • B05C11/1015Means for controlling supply, i.e. flow or pressure, of liquid or other fluent material to the applying apparatus, e.g. valves responsive to a conditions of ambient medium or target, e.g. humidity, temperature ; responsive to position or movement of the coating head relative to the target
    • B05C11/1018Means for controlling supply, i.e. flow or pressure, of liquid or other fluent material to the applying apparatus, e.g. valves responsive to a conditions of ambient medium or target, e.g. humidity, temperature ; responsive to position or movement of the coating head relative to the target responsive to distance of target
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
    • B05C5/0254Coating heads with slot-shaped outlet
    • B05C5/0266Coating heads with slot-shaped outlet adjustable in length, e.g. for coating webs of different width

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Abstract

【課題】ダイヘッドと塗工ステージとを平行に保つことができ、コーティング膜の厚みを均一に保ち塗工液の吐出の応答性も保つことができるようにすることである。
【解決手段】塗工液塗布装置の塗工ステージに載置された部材の上方から塗工液を塗布するスリットの幅を調整するシム板13を一対のダイヘッド部材12a、12bで挟持してダイヘッド本体を形成し、ダイヘッド本体は、内部にスリット14に供給するための塗工液を一次貯留するためのマニホールドと、マニホールドに塗工液を供給するための塗工液注入部15と、マニホールドに滞留する空気を抜くための空気抜き部16a、16bを有し、さらに、スリット14の先端位置の高さと同じ高さに設けられた脚部18と、塗工ステージ表面までの距離を測定する複数個のセンサ17a、17bを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は塗工液塗布装置の塗工ステージに載置された部材に塗工液を塗布するダイヘッド及び塗工液塗布方法に関する。
塗工液塗布装置は、塗工ステージに載置された部材に塗工液を塗布するものであり、例えば、塗工液として2つの部材を貼り合わせるためのUV硬化型接着剤を塗布するものがある。UV硬化型接着剤は、紫外線UVを照射することにより硬化する接着剤である。
例えば、液晶パネルと保護ガラスとをUV硬化型接着剤で貼り合わせて接合部材を製造する際には、両方の部材または一方の部材の貼り合わせ面の一部に塗工液塗布装置でUV硬化型接着剤を塗布する。そして、2つの部材の貼り合わせ面を対面させて、2つの部材を加圧しUV硬化型接着剤を展延させて貼り合わせるようにしている。
このような塗工液塗布装置として、ダイヘッドを用いて、被塗布部材表面に非接触で塗工液を吐出しながら塗膜を形成するようにしたダイコート法によるものがある。このダイコート法による塗工液の塗布は、塗布回数を1回で行え、しかもダイヘッドが被塗布部材と非接触であるので、塗布面にむらが残らず品質を向上できるが、被塗布部材がダイヘッドに対して適切な位置に位置決めされていないと、被塗布部材のコーティング膜の厚みが均一にならない。そこで、被塗布部材をダイヘッドに対して適正な位置に位置決めするようにしたものがある(例えば特開2003−171146号公報参照)。
また、ダイヘッドには塗工液を一次貯留するためのマニホールドを有しており、マニホールド内の気泡が一定量を超えると塗工液の吐出の圧力で気泡の収縮が大きくなり塗工液の吐出の応答性が悪くなる。そこで、ダイヘッド内に溜まる気泡を除去するようにしたものがある(例えば特許第4752492号公報参照)。
特開2003−171146号公報 特許第4752492号公報
しかし、特許文献1のものは、塗工ステージに積載する被塗布部材がダイヘッドに対して適正な位置になるように、つまり、水平な塗工ステージに対して被塗布部材を水平に積載できるように被塗布部材の位置決めするものであり、ダイヘッドと塗工ステージとを平行に保つようにするものでないので、塗工ステージが水平でない場合にはコーティング膜の厚みが均一にならないことがある。
本発明の目的は、ダイヘッドと塗工ステージとを平行に保つことができ、コーティング膜の厚みを均一に保ち塗工液の吐出の応答性も保つことができるダイヘッド及び塗工液塗布方法を提供することである。
請求項1の発明に係るダイヘッドは、塗工液塗布装置の塗工ステージに載置された部材の上方から塗工液を塗布するスリットの幅を調整するシム板と、前記シム板を一対のダイヘッド部材で挟持して形成され内部に前記スリットに供給するための塗工液を一次貯留するためのマニホールドを有したダイヘッド本体と、前記ダイヘッド本体に前記スリットの先端位置の高さと同じ高さに設けられた脚部と、前記ダイヘッド本体に設けられ前記マニホールドに塗工液を供給するための塗工液注入部と、前記ダイヘッド本体に設けられ前記マニホールドに滞留する空気を抜くための空気抜き部と、前記ダイヘッド本体に設けられ前記塗工ステージ表面までの距離を測定する複数個のセンサとを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明に係る塗工液塗布方法は、請求項1のダイヘッドのスリットの先端部を挿入する挿入溝を有した取付治具の前記挿入溝に弾性シートで塞いだ前記スリットの先端部を挿入して前記取付治具を前記ダイヘッドの前記脚部にネジ止めし、前記取付治具が取り付けられたダイヘッドを塗工液塗布装置に取り付け、前記ダイヘッドの塗工液注入部から前記ダイヘッドのマニホールドに塗工液を充填すると共に前記空気抜き部から前記マニホールドに滞留する空気を抜きその後に前記空気抜き部を閉じ、前記ダイヘッドのセンサで前記取付治具との距離を測定して前記スリットの先端位置を認識し、前記取付治具を前記ダイヘッドから取り外すとともに弾性シートを取り外し、前記ダイヘッドのセンサで前記塗工液塗布装置の塗工ステージ表面までの距離を測定し、前記センサで測定した前記塗工ステージ表面までの距離及び前記スリットの先端位置に基づいて前記塗工ステージと前記ダイヘッドとの平行合わせを行い、その後に、前記塗工ステージに載置された部材の上方から塗工液を塗布することを特徴とする。
本発明によれば、ダイヘッドは、塗工ステージ表面までの距離を測定する複数個のセンサを有するので、その測定した距離に基づいて塗工ステージとダイヘッドとの平行合わせを行うことができる。これにより、コーティング膜の厚みを均一に保つことができる。また、ダイヘッドはマニホールドの空気を抜く空気抜き部を有するので、マニホールドに滞留する空気をなくすことができ塗工液の吐出の応答性も保つことができる。
本発明の実施形態に係るダイヘッドの一例を示す斜視図。 本発明の実施形態のダイヘッド本体の長手方向から見た内部の説明図。 本発明の実施形態のダイヘッド本体の短手方向から見た内部の説明図。 本発明の実施形態に係る塗工液塗布方法の一例を示すフローチャート。 図4のステップS1により本発明の実施形態のダイヘッドに取付治具を取り付けた状態を示すダイヘッドの側面図。 図4のステップS2により取付治具が取り付けられたダイヘッドを塗工液塗布装置に取り付けた状態を示す塗工液塗布装置の側面図。 図4のステップS5により取付治具をダイヘッドから取り外した状態を示す塗工液塗布装置の側面図。 図4のステップS6、S7により塗工ステージの表面までの距離に基づいて塗工ステージとダイヘッドとの平行合わせを行う状態を示す塗工液塗布装置の側面図。
以下、本発明のダイヘッドに係る実施形態を説明する。図1は本発明の実施形態に係るダイヘッド10の一例を示す斜視図である。図1に示すように、ダイヘッド本体11は一対のダイヘッド部材12a、12bでシム板13を挟持して形成される。シム板13は、図示省略の塗工液塗布装置の塗工ステージに載置された部材の上方から塗工液を塗布するスリット14の幅を調整するものである。ダイヘッド本体11は、後述するように、塗工液を一次貯留するためのマニホールドを有し、このマニホールドに貯留された塗工液をスリット14に供給する。
ダイヘッド本体11には塗工液注入部15及び空気抜き部16a、16bが設けられている。塗工液注入部15は図示省略の塗工液供給部に接続されマニホールドに塗工液を供給するものであり、空気抜き部16a、16bはマニホールドに滞留する空気を抜くものである。例えば、塗工液注入部15からマニホールドに塗工液を充填する際に空気抜き部16a、16bを開き、マニホールド及びそれに繋がる空気抜き管に滞留する空気を排出する。
また、ダイヘッド本体11には複数個のセンサ17a、17bが設けられている。センサ17a、17bは図示省略の塗工ステージ表面までの距離を測定するセンサであり、センサ17a、17bで測定された距離は、後述の自動ゴニオステージによる塗工ステージとダイヘッド10との平行合わせの調整に用いられる。さらに、ダイヘッド本体11四隅には、スリット14の先端位置の高さと同じ高さに設けられた脚部18を有している。
図2はダイヘッド本体11の長手方向から見た内部の説明図であり、図2(a)は図1の左側から見た図、図2(b)は図1の右側から見た図である。図2(a)ではセンサ17a、17bの図示を省略し、図2(b)では空気抜き部16a、16bの図示を省略している。
図2(a)において、ダイヘッド本体11は、塗工液を一次貯留するためのマニホールド19を有し、このマニホールド19には図示省略の塗工液供給部から塗工液注入部15を介して塗工液が供給される。また、空気抜き部16a、16bはマニホールド19の内部のうち空気の溜まりやすい空気滞留部20a、20bに設けられる。例えば、塗工液注入部15から離れたマニホールド19の上端部に設けられる。これは、塗工液注入部15から注入された塗工液が空気を押し退けてマニホールド19の内部に充填されるからである。つまり、塗工液で押し退けられた空気は塗工液注入部15から離れたマニホールド19の上端部に集まりやすくなるからである。
図2(b)において、ダイヘッド本体11の脚部18の内側でマニホールド19やスリット14の位置から外れた位置に、ダイヘッド本体11を貫通して設けられている。そして、複数個のセンサ17a、17bの先端部(計測部)は、被塗布部材が載置される塗工ステージ表面までの距離を測定する。
図3はダイヘッド本体11の短手方向から見た内部の説明図であり、図3(a)は図1の手前側から空気抜き部16a、16bの図示を省略して見た図、図3(b)は図1の手前側から塗工液注入部15の図示を省略して見た図である。
図3(a)において、塗工液注入部15からの塗工液は、ダイヘッド本体11内部の塗工液供給管21を通ってマニホールド19に供給される。マニホールド19に貯留された塗工液は、シム板13で調整されたスリット14の幅から出射することになるが、スリット14からの塗工液の出射は、図示省略の塗工液供給部から塗工液注入部15を介して供給される塗工液の吐出圧力にて出射される。
図3(b)において、空気抜き管22はマニホールド19から傾斜して設けられており、マニホールド19に滞留する空気(気泡)は空気抜き管22を通って空気抜き部16a、16bから排出される。マニホールド19の内部の空気がマニホールド19の内部に充填された塗工液により押し退けられとき、空気抜き管22に滞留しないように空気抜き管22はマニホールド19から傾斜して設けている。
次に、本発明の塗工液塗布方法に係る実施形態を説明する。図4は本発明の実施形態に係る塗工液塗布方法の一例を示すフローチャートである。まず、本発明の実施形態のダイヘッドのスリットの先端部を弾性シートで塞ぎ、そのダイヘッドに取付治具を取り付ける(S1)。
図5は、ステップS1により本発明の実施形態のダイヘッド10に取付治具24を取り付けた状態を示すダイヘッド10の側面図である。図5に示すように、ダイヘッド10のスリット14の先端部を挿入するための挿入溝23を有した取付治具24を用意し、ダイヘッド10のスリット14の先端部を弾性シート25で塞ぐ。弾性シート25は塗工液の吐出を防止でき、スリット14の先端部を傷つけない程度の弾力性を有したものを用いる。例えばゴムを用いる。そして、弾性シート25で塞いだスリット14の先端部を取付治具24の挿入溝23に挿入する。その状態で、取付治具24をダイヘッド10の脚部18にネジ26でネジ止めして、ダイヘッド10に取付治具24を取り付ける。
次に、取付治具24が取り付けられたダイヘッド10を塗工液塗布装置に取り付ける(S2)。図6はステップS2により取付治具24が取り付けられたダイヘッド10を塗工液塗布装置27に取り付けた状態を示す塗工液塗布装置27の側面図である。塗工液塗布装置27は架台28のダイヘッド装着部29を有し、このダイヘッド装着部29にダイヘッド10が取り付けられる。
塗工液塗布装置27の架台28には、被塗布部材を載置する塗工ステージ30を走行させるための走行路31が設けられている。塗工ステージ30は、自動ゴニオステージ32に搭載され、さらに自動ゴニオステージ32をスライドテーブル33に搭載されて、スライドテーブル33が走行路31を走行することによって塗工ステージ30は移動し、塗工ステージ30に積載した被塗布部材を移動させる。これにより、ダイヘッド10のスリット14から出射される塗工液を被塗布部材に塗布することになる。図6ではダイヘッド10を塗工液塗布装置27に取り付けた状態であり、塗工ステージ30は図の右方向に待機している状態である。
この状態で、ダイヘッド10の塗工液注入部15からダイヘッド10のマニホールド19に塗工液を充填すると共に空気抜き部16a、16bからマニホールド19に滞留する空気を抜きその後に空気抜き部16a、16bを閉じる(S3)。この場合、弾性シート25によりスリット14は塞がれているので、塗工液供給部15からの吐出圧がスリット14に掛かってもスリット14から塗工液が出射されることはない。そして、マニホールド19、塗工液供給管21及び空気抜き管22に塗工液が充填されると、空気抜き部16a、16bを閉じ、塗工液供給部からの塗工液の供給も一時中止する。これにより、マニホールド19から空気が排出された状態となる。
次に、ダイヘッド10のセンサ17a、17bで取付治具24との距離を測定しスリット14の先端位置を認識し(S4)、取付治具24をダイヘッド10から取り外すとともに弾性シート25を取り外す(S5)。図7はステップS5により取付治具24をダイヘッド10から取り外した状態を示す塗工液塗布装置27の側面図である。この状態では、塗工液供給部からの塗工液の供給は一時中止しているので、スリット14から塗工液が出射されることはない。
次に、ダイヘッド10のセンサ17a、17bで塗工液塗布装置27の塗工ステージ30の表面までの距離を測定し(S6)、センサ17a、17bで測定した塗工ステージ30の表面までの距離及びスリット14の先端位置に基づいて塗工ステージ30とダイヘッド10との平行合わせを行う(S7)。
図8はステップS6、S7により塗工ステージ30の表面までの距離に基づいて塗工ステージ30とダイヘッド10との平行合わせを行う状態を示す塗工液塗布装置27の側面図であり、図8(a)は塗工ステージ30をダイヘッド10の中間位置まで移動させて塗工ステージ30の表面までの距離を測定している状態を示す塗工液塗布装置27の側面図、図8(b)は塗工ステージ30をダイヘッド10の下を通過させ塗工ステージ30の表面までの距離を測定完了した状態を示す塗工液塗布装置27の側面図である。
ダイヘッド10に空気抜きをして塗工液を充填させた後には、図8(a)に示すように、塗工ステージ30を矢印方向に駆動してダイヘッド10の下に移動させ、予め定めた移動距離(塗工ステージの予め定めた位置)ごとに、ダイヘッド10のセンサ17a、17bで塗工液塗布装置27の塗工ステージ30の表面までの距離を測定する。塗工ステージ30とダイヘッド10とが平行である場合には、複数個のセンサ17a、17bで検出した距離はどの位置でも同じ値となる。一方、塗工ステージ30とダイヘッド10とが平行でない場合には、複数個のセンサ17a、17bで検出した距離は異なった値となる。
図8(b)に示すように、塗工ステージ30をダイヘッド10の下を通過させ塗工ステージ30の全領域において、ダイヘッド10から塗工ステージ30の表面までの距離を測定完了すると、測定した塗工ステージ30の表面までの距離及びスリット14の先端位置に基づいて塗工ステージ30とダイヘッド10との平行合わせを行う。
塗工ステージ30とダイヘッド10との平行合わせは、自動ゴニオステージにより行う。自動ゴニオステージは測定した塗工ステージ30の表面までの距離及びスリット14の先端位置に基づいて、ステージ上面がダイヘッド10と平行になるようにステージ上面を駆動する。つまり、複数個のセンサ17a、17bで検出した塗工ステージ30までの距離が同じ値となるように自動ゴニオステージはそのステージ上面を駆動する。これにより、塗工ステージ30とダイヘッド10との平行合わせを行うことができる。
そして、塗工ステージ30とダイヘッド10との平行合わせを行った後に、塗工ステージ30に載置された部材の上方から塗工液を塗布する(S8)。すなわち、塗工ステージ30とダイヘッド10との平行合わせを行った後に、被塗布部材を塗工ステージ30に載置し、塗工ステージ30をダイヘッド10の下に一定移動させ、被塗布部材の一方端部がダイヘッド10のスリット位置までくると、塗工液供給部からの塗工液の供給を開始してスリット14から塗工液を出射させる。
そして、被塗布部材の他方端部がダイヘッド10のスリット位置までくると、塗工液供給部からの塗工液の供給を一旦中止してスリット14からの塗工液の出射を停止させる。これにより、被塗布部材の塗工液の塗布が完了する。次の被塗布部材の塗工は、同様に、新たな被塗布部材を塗工ステージ30に載置し、塗工ステージ30をダイヘッド10の下に一定移動させ、スリット14から塗工液を出射させて行う。
このように、本発明の実施形態では、マニホールドに最初に塗工液を供給する際にマニホールドからの空気抜きを行うので、塗工液の塗布の応答性に悪影響を与えることがなくなる。
また、センサ17a、17bで測定した塗工ステージ30までの距離により、塗工ステージ30の傾き調整が可能となり、塗工ステージ30とダイヘッド10との平行合わせが容易にでき、塗工ステージ30とダイヘッド10との平行の再現もし易くなる。 さらに、自動で塗エステージ30の角度を変えられるので、被塗布部材の厚みにバラツキがあっても、被塗布部材に塗工液の塗布中に被塗布部材のコーティング膜の厚みを均一に保つことが可能となり、対応できる被塗布部材の幅が広がる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…ダイヘッド本体、12…ダイヘッド部材、13…シム板、14…スリット、15…塗工液注入部、16…空気抜き部、17…センサ、18…脚部、19…マニホールド、20…空気滞留部、21…塗工液供給管、22…空気抜き管、23…挿入溝、24…取付治具、25…弾性シート、26…ネジ、27…塗工液塗布装置、28…架台、29…ダイヘッド装着部、30…塗工ステージ、31…走行路、32…自動ゴニオステージ、33…スライドテーブル

Claims (2)

  1. 塗工液塗布装置の塗工ステージに載置された部材の上方から塗工液を塗布するスリットの幅を調整するシム板と、
    前記シム板を一対のダイヘッド部材で挟持して形成され内部に前記スリットに供給するための塗工液を一次貯留するためのマニホールドを有したダイヘッド本体と、
    前記ダイヘッド本体に前記スリットの先端位置の高さと同じ高さに設けられた脚部と、
    前記ダイヘッド本体に設けられ前記マニホールドに塗工液を供給するための塗工液注入部と、
    前記ダイヘッド本体に設けられ前記マニホールドに滞留する空気を抜くための空気抜き部と、
    前記ダイヘッド本体に設けられ前記塗工ステージ表面までの距離を測定する複数個のセンサとを備えたことを特徴とするダイヘッド。
  2. 請求項1のダイヘッドのスリットの先端部を挿入する挿入溝を有した取付治具の前記挿入溝に弾性シートで塞いだ前記スリットの先端部を挿入して前記取付治具を前記ダイヘッドの前記脚部にネジ止めし、
    前記取付治具が取り付けられたダイヘッドを塗工液塗布装置に取り付け、
    前記ダイヘッドの塗工液注入部から前記ダイヘッドのマニホールドに塗工液を充填すると共に前記空気抜き部から前記マニホールドに滞留する空気を抜きその後に前記空気抜き部を閉じ、
    前記ダイヘッドのセンサで前記取付治具との距離を測定して前記スリットの先端位置を認識し、
    前記取付治具を前記ダイヘッドから取り外すとともに弾性シートを取り外し、
    前記ダイヘッドのセンサで前記塗工液塗布装置の塗工ステージ表面までの距離を測定し、
    前記センサで測定した前記塗工ステージ表面までの距離及び前記スリットの先端位置に基づいて前記塗工ステージと前記ダイヘッドとの平行合わせを行い、
    その後に、前記塗工ステージに載置された部材の上方から塗工液を塗布することを特徴とする塗工液塗布方法。
JP2013173151A 2013-08-23 2013-08-23 ダイヘッド、塗工液塗布装置、塗工液塗布部材の製造方法及び塗工液塗布方法 Active JP6046573B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013173151A JP6046573B2 (ja) 2013-08-23 2013-08-23 ダイヘッド、塗工液塗布装置、塗工液塗布部材の製造方法及び塗工液塗布方法
CN201480046289.9A CN105473238B (zh) 2013-08-23 2014-07-11 口模头及涂敷液涂布方法
KR1020167004609A KR101927595B1 (ko) 2013-08-23 2014-07-11 다이 헤드 및 도공액 도포 방법
PCT/JP2014/068550 WO2015025636A1 (ja) 2013-08-23 2014-07-11 ダイヘッド及び塗工液塗布方法
TW103125496A TWI598156B (zh) 2013-08-23 2014-07-25 A die head, a coating liquid coating device, a method of manufacturing a coating liquid coating member, and a coating liquid coating method
HK16106284.4A HK1218275A1 (zh) 2013-08-23 2016-06-02 口模頭及塗敷液塗布方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013173151A JP6046573B2 (ja) 2013-08-23 2013-08-23 ダイヘッド、塗工液塗布装置、塗工液塗布部材の製造方法及び塗工液塗布方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015039683A true JP2015039683A (ja) 2015-03-02
JP6046573B2 JP6046573B2 (ja) 2016-12-21

Family

ID=52483419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013173151A Active JP6046573B2 (ja) 2013-08-23 2013-08-23 ダイヘッド、塗工液塗布装置、塗工液塗布部材の製造方法及び塗工液塗布方法

Country Status (6)

Country Link
JP (1) JP6046573B2 (ja)
KR (1) KR101927595B1 (ja)
CN (1) CN105473238B (ja)
HK (1) HK1218275A1 (ja)
TW (1) TWI598156B (ja)
WO (1) WO2015025636A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019089008A (ja) * 2017-11-10 2019-06-13 東京応化工業株式会社 ノズルおよび塗布装置
JP2020185527A (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 東京応化工業株式会社 シム、ノズルおよび塗布装置
JP7490297B2 (ja) 2020-07-14 2024-05-27 エルジー エナジー ソリューション リミテッド ダイコーター検査装置及び方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101790120B1 (ko) * 2015-05-29 2017-10-25 강욱원 기능성 볼트 가공을 위한 전조장치
KR101938538B1 (ko) * 2016-02-19 2019-01-14 오리진 일렉트릭 캄파니 리미티드 접합 부재 제조 장치, 접합 부재의 제조 방법 및 도포 물질 도포 완료 부재의 제조 방법
CN108202009B (zh) * 2016-12-19 2020-06-23 神讯电脑(昆山)有限公司 定位灌胶装置
CN109261438B (zh) * 2018-09-26 2020-08-11 深圳市曼恩斯特科技有限公司 涂布模头及涂布机
KR102368359B1 (ko) 2019-05-14 2022-02-25 주식회사 엘지에너지솔루션 에어 벤트를 포함하는 슬롯 다이 코팅 장치
JP6580807B1 (ja) * 2019-06-06 2019-09-25 株式会社オリジン 接合部材の製造装置及び製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09206652A (ja) * 1996-01-30 1997-08-12 Toray Ind Inc 塗布装置および塗布方法並びにカラーフィルタの製造装置および製造方法
JP2000033313A (ja) * 1998-07-15 2000-02-02 Dainippon Printing Co Ltd ダイヘッドの洗浄方法及びそれに使用する着脱式ブロック並びに該洗浄方法を行うためのダイヘッド
JP2005144373A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置およびスリットノズルへの処理液の充填方法
JP2007105623A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Tokyo Electron Ltd 塗布装置及び塗布方法
WO2011083518A1 (ja) * 2010-01-08 2011-07-14 フォイト パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング Dfコータ用ヘッド
JP4752492B2 (ja) * 2005-12-22 2011-08-17 凸版印刷株式会社 ダイ塗工ヘッド
JP2012016675A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Tokyo Electron Ltd 塗布装置およびノズルのメンテナンス方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3879497B2 (ja) 2001-12-04 2007-02-14 凸版印刷株式会社 ガラス基板位置決め装置
JP5074076B2 (ja) * 2007-04-03 2012-11-14 中外炉工業株式会社 基板の塗装装置および塗装方法
JP5007168B2 (ja) * 2007-07-10 2012-08-22 日東電工株式会社 ダイコーター調整方法及び光学フィルムの製造方法
JP5587531B2 (ja) * 2007-07-19 2014-09-10 ノードソン コーポレーション スロットノズル組立体、スロットコートガン、及び幅広の帯状に発泡性溶融体を押し出す方法
CN102397829B (zh) * 2010-09-19 2013-09-25 广汽本田汽车有限公司 涂装专用门夹具

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09206652A (ja) * 1996-01-30 1997-08-12 Toray Ind Inc 塗布装置および塗布方法並びにカラーフィルタの製造装置および製造方法
JP2000033313A (ja) * 1998-07-15 2000-02-02 Dainippon Printing Co Ltd ダイヘッドの洗浄方法及びそれに使用する着脱式ブロック並びに該洗浄方法を行うためのダイヘッド
JP2005144373A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置およびスリットノズルへの処理液の充填方法
JP2007105623A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Tokyo Electron Ltd 塗布装置及び塗布方法
JP4752492B2 (ja) * 2005-12-22 2011-08-17 凸版印刷株式会社 ダイ塗工ヘッド
WO2011083518A1 (ja) * 2010-01-08 2011-07-14 フォイト パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング Dfコータ用ヘッド
JP2012016675A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Tokyo Electron Ltd 塗布装置およびノズルのメンテナンス方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019089008A (ja) * 2017-11-10 2019-06-13 東京応化工業株式会社 ノズルおよび塗布装置
JP2020185527A (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 東京応化工業株式会社 シム、ノズルおよび塗布装置
JP7316717B2 (ja) 2019-05-14 2023-07-28 Aiメカテック株式会社 シム、ノズルおよび塗布装置
JP7490297B2 (ja) 2020-07-14 2024-05-27 エルジー エナジー ソリューション リミテッド ダイコーター検査装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20160045720A (ko) 2016-04-27
TWI598156B (zh) 2017-09-11
WO2015025636A1 (ja) 2015-02-26
CN105473238B (zh) 2018-02-13
CN105473238A (zh) 2016-04-06
KR101927595B1 (ko) 2018-12-10
JP6046573B2 (ja) 2016-12-21
TW201529181A (zh) 2015-08-01
HK1218275A1 (zh) 2017-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6046573B2 (ja) ダイヘッド、塗工液塗布装置、塗工液塗布部材の製造方法及び塗工液塗布方法
KR101899156B1 (ko) 편광판의 제조 방법
KR20120085796A (ko) 접착 장치, 판상 접착체의 제조 방법
US20160332431A1 (en) Laminate film manufacturing method
KR101423848B1 (ko) 충전 장치
KR101633577B1 (ko) 부재 접합 시스템
CN204228993U (zh) 偏光膜的制造装置
KR101229844B1 (ko) 액상넘침방지장치
JP5902525B2 (ja) 基板の貼り合わせ方法及び貼り合わせ装置
KR101442932B1 (ko) 충전 장치
US20140084520A1 (en) Manufacturing apparatus of display device, and manufacturing method of display device
KR20150039690A (ko) 도포 장치
KR102568434B1 (ko) 편광판의 적정 재단 조건 도출 방법
KR102357462B1 (ko) 경화형 접착제 도포 장치
KR102250634B1 (ko) 적층 필름의 제조 방법 및 적층 필름 제조 장치
JP5902524B2 (ja) 基板の貼り合わせ方法及び貼り合わせ装置
JP2020091124A (ja) 紫外線照度評価方法、紫外線照度評価装置及び紫外線照射装置
US11364518B2 (en) Joined member manufacturing apparatus, method for manufacturing joined member, and method for manufacturing member on which applied material has been applied
JP2000035588A (ja) 液晶セルの封止方法及びその装置
KR102292200B1 (ko) 유체 도포 장치 및 이를 이용한 유체 도포 방법
KR102111123B1 (ko) 에어튜브를 이용한 곡면형 커버 글라스용 라미네이터
US20160077268A1 (en) Method of manufacturing a light guide plate and display apparatus including the same
JP2022087915A (ja) インプリント方法、インプリント装置、及び物品の製造方法
KR101616198B1 (ko) 접착제 도포 장치, 접착제 도포 방법, 표시 장치용 부재의 제조 장치 및 표시 장치용 부재의 제조방법
JP2015215550A (ja) 矯正光学フィルム、補助シート付矯正光学フィルム、光学フィルムの矯正方法及び矯正装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150417

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20150624

RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20151225

RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20151228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6046573

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250