JP2002248399A - 塗布部材の製造方法及び装置 - Google Patents

塗布部材の製造方法及び装置

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JP2002248399A
JP2002248399A JP2001052638A JP2001052638A JP2002248399A JP 2002248399 A JP2002248399 A JP 2002248399A JP 2001052638 A JP2001052638 A JP 2001052638A JP 2001052638 A JP2001052638 A JP 2001052638A JP 2002248399 A JP2002248399 A JP 2002248399A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限界塗布速度を向上しながら縦スジ欠点等を
生じない塗布部材の製造方法及び装置を提供する。 【解決手段】 一対のリップ先端部間の吐出口から被塗
布部材の表面に塗膜を形成する塗布装置において、下流
側リップの先端部を上流側リップの先端部よりも水に対
する接触角度を大きくしたこと、又は下流側リップ先端
部の外側面の傾斜角度αを60°<α≦90°にしたこ
と、又は下流側リップの先端部を上流側リップの先端部
よりも0.05〜0.3mm短くしたことを特徴とす
る。この塗布装置を使用して塗布液を被塗布部材に塗布
する際、塗膜の厚みTを該被塗布部材Aと最大長のリッ
プ先端部とのクリアランスHに対する比(T/H)を
0.1〜1.0の範囲になるように塗布部材を製造す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗膜を有する塗布
部材の製造方法及び装置に関し、さらに詳しくは、塗布
速度を高速にしながら縦スジ欠点を生じない生産性に優
れた塗布部材の製造方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被塗布部材の表面に塗膜を形成する塗布
装置には種々の種類のものがある。これらの中でも、特
に一対のリップの先端部間に塗布液の吐出口を形成し、
その吐出口と被塗布部材との間に一定のクリアランスを
設け、吐出口から吐出した塗布液を塗膜に形成するよう
にした方式のものは、高品質な塗膜を形成できるため多
く使用されている。
【0003】しかしながら、上記方式の塗布装置は、ク
リアランスに形成される塗布液の液溜まり(この液溜ま
りを「塗布ビード」という)の安定性により、塗膜の品
質が大きく影響されやすいという問題がある。特に、生
産性向上のため塗布速度を増大すると、塗布ビードの大
きさが相対的に小さくなり、やがて被塗布部材の随伴空
気が吐出口を塞ぐようになる。このように随伴空気が吐
出口を塞ぐときの塗布速度を限界塗布速度といい、塗膜
面には品質上重大な欠陥である縦スジ欠点が発生する。
【0004】従来、上記縦スジ欠点の対策としては、塗
布ビードの上流側を減圧にして随伴空気が吐出口を塞が
ないようにする方法とか、リップ先端部の改良により、
吐出口よりも上流側のクリアランスに塗布ビードを安定
保持し、随伴空気が吐出口を塞ぎにくくする方法等が提
案されている。
【0005】しかし、前者の塗布ビード上流側を減圧に
する方法は、塗布ビードを安定にする条件範囲が狭いた
め、塗膜厚みの精度や塗膜表面の平滑性が高度に要求さ
れる用途の塗布部材には適用が難しいという問題があ
る。
【0006】一方、後者のリップ先端部を改良する方法
には、例えば特表平9−511682号公報に記載され
るように、塗膜が形成される下流側リップの先端部をシ
ャープにすること、すなわち、図6に示すように、下流
側リップ先端部63tの下端面70の塗膜形成方向の長
さL1 を短くし、シャープにすることが提案されてい
る。
【0007】上記提案のように、下流側リップ先端部6
3tの下端面70の塗膜形成方向の長さL1 を短くする
ほど、塗布ビードBの下流側リップ先端部63tの外側
面71からの液離れ点Eが吐出口78に近づくため、そ
の近づいた分、塗布ビードBが吐出口78より上流側に
移動し、吐出口78が被塗布部材Aの随伴空気によって
塞がれにくくなる効果が認められる。しかしながら、下
流側リップ先端部63tにおける長さL1 が短くシヤー
プになると、下流側リップ先端部の外側面71の上方側
に塗布液が濡れ拡がるようになり、液離れ点Eが吐出口
78から離れる傾向が生ずる。その結果、下流側リップ
先端部63tにおける長さL1 を短くすることちよる効
果が十分でなくなったり、さらには、塗布液が濡れ拡が
った箇所に滞留が起こるようになり、その滞留した塗布
液が経時的に劣化するため、新たな塗布欠陥を生ずると
いう問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の問題を解消し、限界塗布速度を向上しながら
縦スジ欠点等を生じない塗布部材の製造方法及び装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、一対のリップ先端部の間に塗布液の吐出口
を形成し、該吐出口に対して相対移動する被塗布部材の
表面に塗膜を形成する塗布部材の製造装置を前提とし
て、それぞれ次のような構成を特徴とする三つの異なる
発明を提供する。
【0010】第一の発明は、前記塗膜の形成側に位置す
る下流側リップの先端部を、上流側リップの先端部より
も水に対する接触角度を大きくしたことを特徴とするも
のである。その接触角の差としては、20°以上にする
ことが好ましく、さらに好ましくは40°以上にするの
がよい。
【0011】このように下流側リップの先端部の方を上
流側リップの先端部よりも水に対する接触角度を大きく
したので、塗布液の濡れ広がり方が上流側リップ側には
拡大し、下流側リップ側では抑制されるため、塗布ビー
ドを全体的に上流側リップ側へシフトさせる。したがっ
て、被塗布部材の随伴空気を吐出口へ近づけ難くし、限
界塗布速度を向上させることができる。また、下流側リ
ップ先端部の外側面からの塗布液の液離れ点を吐出口側
へ近づけるため、下流側リップ先端部の外側面における
塗布液滞留を防止し、その滞留塗布液の劣化に起因する
塗膜欠陥を防止することができる。
【0012】第二の発明は、前記塗膜の形成側に位置す
る下流側リップ先端部の外側面が、前記被塗布部材の塗
膜形成方向に対してなす傾斜角度αを60°<α≦90
°の範囲にしたことを特徴とするものである。
【0013】このように下流側リップ先端部の外側面の
傾斜角度αを60°よりも大きくすると、下流側リップ
先端部の外側面での塗布ビードの濡れ拡がりが抑制され
るため、液離れ点Eが吐出口側へ近づくように低くな
り、第一の発明と同様の効果を得ることができる。
【0014】第三の発明は、前記塗膜の形成側に位置す
る下流側リップの先端部を、上流側リップの先端部より
も0.05〜0.3mm短くしたことを特徴とするもの
である。
【0015】このように下流側リップの先端部を上流側
リップの先端部よりも上記範囲で短くしたことによっ
て、下流側リップ先端部の外側面での塗布ビードの濡れ
拡がりを抑制することができるため、液離れ点Eが吐出
口側へ近づくように低くなり、第一や第二の発明と同様
の効果を得ることができる。
【0016】上述した第一の発明〜第三の発明は、それ
ぞれ個別に使用してもよいが、これら三つの発明から2
以上を適宜組合せるようにしてもよい。例えば、第一の
発明と第二の発明の組合せ、第一の発明と第三の発明の
組合せ、第二の発明と第三の発明の組合せ、或いは第一
の発明、第二の発明及び第三の発明の組合せなどであ
る。
【0017】また、本発明に係る塗布部材の製造方法
は、上記各製造装置を使用し、次の通り実施することを
特徴とする。
【0018】前記吐出口から塗布液を被塗布部材に塗布
する際に、その塗膜の厚みTと、前記被塗布部材から最
大長のリップ先端部までのクリアランスHとの比(T/
H)が、0.1〜1.0の範囲になるようにするもので
ある。
【0019】このようにクリアランスHに対する塗膜の
厚みTの比(T/H)を0.1〜1.0の範囲にするこ
とで、限界塗布速度を高くしながら、長時間にわたり高
品質の塗膜をもつ塗布部材を効率よく製造することがで
きる。
【0020】また、上記塗布部材の製造方法において
は、前記塗布液の粘度および表面張力と塗布速度から、
次式1 Ca=(粘度×塗布速度)/(表面張力) ・・・・(1) により算出される無次元数のキャピラリ数Caを、0.
01〜0.5の範囲にすることが好ましい。さらに好ま
しくは、リップ先端部と被塗布部材とのクリアランスH
を、0.02〜0.3mmの範囲に設定することが、塗
布速度の向上と高品位な薄膜の形成に一層好適な条件に
なる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明において塗布部材とは、被
塗布部材の表面に塗膜が形成されたものをいう。その代
表例として、例えば、記録媒体用のベースフィルム、印
刷版材、光学フィルタ、カラー液晶ディスプレイ用のカ
ラーフィルタ、プラズマディスプレイ用の背面板などの
電子情報部材を挙げることができる。
【0022】被塗布部材としては、連続形態のもので
は、シート形態のものであれば特に限定はされない。例
えば、樹脂フィルムなどのウェブ、アルミニウム箔等の
金属箔などを挙げることができ、また枚葉形態のもので
は、ガラス基板、金属板などを挙げることができる。
【0023】塗膜の形成に使用される塗布液としては、
流動性をもつ液状体であれば特に限定はされない。例え
ば、感光性着色塗布液、レジスト、表面保護液、帯電防
止液或いは滑性用塗布液などを挙げることができ、水や
有機溶媒に高分子材料や無機物を溶解若しくは微分散さ
せたものが多く使用される。
【0024】以下、本発明を、図に示す実施形態を参照
しながら説明する。
【0025】図1は、本発明の塗布部材の製造装置に使
用されるダイについて、部品を分離状態にして例示した
ものである。
【0026】塗布液吐出用のダイ1は、上流側リップ2
と下流側リップ3との間にスペーサ4を介在させ、その
両リップ2,3の先端部2t,3t間に塗布液を吐出す
るスリット状の吐出口8を形成するよう重ねられ、その
状態でボルト5により締め付け固定されている。下流側
リップ3の内面には、中央に塗布液の供給口6が設けら
れ、その供給口6から左右両側にマニホールド7が延長
するように設けられている。
【0027】スペーサ4は、その厚みによって吐出口8
のスリット幅を規制するため、両端を残して中央が切り
欠かれた形状になっている。スペーサ4は必ずしも独立
部品である必要はなく、上流側リップ2又は/及び下流
側リップ3の連結面に段差加工により一体形成されてい
てもよい。
【0028】図2は、上述したダイの構成において、そ
の吐出部分を前述した本発明における第一の発明を構成
するようにしたものである。
【0029】図2において、ダイ1は、上流側リップ2
及び下流側リップ3の先端部2t,3t間にスリット状
の吐出口8を形成し、その下方にクリアランスHを介し
て被塗布部材Aを配置している。被塗布部材Aは、裏面
側をロール(図示せず)に支持されて矢印方向に移動す
るようになっている。或いは、支持板(図示せず)に支
持された状態でダイ1又は/及びこの支持板を移動さ
せ、結果として矢印方向に相対移動されるものであって
もよい。吐出口8から被塗布部材Aの表面に吐出された
塗布液は、吐出口8の周辺に塗布ビードBを形成しつつ
厚さTの塗膜Fを形成されるようになっている。
【0030】上記構成のダイ1において、上流側リップ
2と下流側リップ3とは、例えばステンレス鋼、セラミ
ック(アルミナ、SiC等)、超硬合金などの比較的親
水性を有する材料から形成され、さらに下流側リップ3
の先端部3tには、その下端面10と外側面11とに撥
水層Dがメッキまたはコーティングされている。その撥
水層Dは、例えば、ポリ四フッ化エンチレンなどのフッ
素樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、シリ
コーン樹脂等の撥水性樹脂、又はこれら撥水性樹脂を分
散共析させた材料から形成されている上記のように撥水
層Dで被覆された下流側リップ3の先端部3tは、上流
側リップ2の先端部2tよりも水に対する接触角度が大
きい特性になっている。このように下流側リップ先端部
3tと上流側リップ先端部2tとの間に与える接触角度
の差としては、20°以上が好ましく、さらに好ましく
は30°以上にするのがよい。また、親水性を有する材
料としては、水との接触角度が50°以下、さらに好ま
しくは40°以下になるものがよい。
【0031】接触角度の差を生じさせる撥水層Dの厚み
は特に限定されないが、2〜50μmの範囲が好まし
い。撥水層Dが2μm未満では耐久性に欠け、また50
μmよりも厚いと、撥水層Dの厚みむらが大きくなるた
め、下流側リップ先端部3tの加工精度の維持が難しく
なる。また、下流側リップ先端部3tに撥水層Dが形成
できない場合には、上流側リップ先端部2tの表面粗さ
を下流側リップ先端部3tの表面粗さよりも粗くするこ
とで、下流側リップ先端部3tが上流側リップ先端部2
tよりも水に対する接触角度を大きくすることができ、
本発明の効果を奏することは可能である。
【0032】上述のように水に対する接触角度に差があ
るため、上流側リップ先端部2tは下流側リップ先端部
3tよりも高い濡れ性を有している。そのため塗布ビー
ドBの塗布液は、被塗布材料Aの移動方向(矢印方向)
に逆らって、上流側リップ先端部3t側へ濡れ拡がりや
すくなり、下流側リップ先端部3tの外側面11上の液
離れ点Eを吐出口8に近い位置にする。その結果、塗布
ビードBは吐出口8を中心にやや上流側にシフトして安
定化するため、被塗布材料Aの随伴気流が吐出口8を塞
ぐようになるまでの塗布速度の大きさ、すなわち限界塗
布速度を上昇させることができる。
【0033】本発明において、水に対する接触角度の差
は、上述したように20°以上が好ましく、より好まし
くは30°以上が好適である。このように接触角度に差
を設けることにより、塗布ビードBが変動しても、液離
れ点Eを吐出口8付近に安定化させ、限界塗布速度を向
上するだけでなく、塗布ビードBに滞留する塗布液の劣
化も抑制することができるから、長期間にわたり高品位
の塗膜を形成することができる。
【0034】本発明において、接触角度の測定に使用す
る水とは、特に限定されるものではなく、例えば一般の
水道水でよい。また、水道水の無機イオン、有機物、1
μm以上のコロイドや微粒子などの汚染物を分離、除去
したRO水(逆浸透膜で濾過した水)、RO水をさらに
活性炭やイオン交換樹脂などによって精製された電導度
が0.08〜0.3μS/cm程度の純水などを使用し
てもよい。
【0035】また、接触角度の測定法としては、被測定
物表面に上記水を2〜5μL程度滴下し、20秒後に水
滴の球面と被測定物表面とがなす角度(被測定物表面の
真横方向からみたときの接触角度)を、米国Ast P
roducts社製接触角度測定装置VCA Opti
maで、室温23±2℃、湿度60±10%の環境下に
測定した値を基準とする。
【0036】撥水層Dの被覆方法は、特に限定されるも
のでなく、前述したコーティングやメッキ法以外に、焼
き付け、焼き入れ、プラズマ処理など、撥水性材料に応
じて適切なものを使用すればよい。また、撥水層Dは、
必ずしも下流側リップ先端部3tの全表面に設ける必要
はなく、例えば、下流側リップ先端面部3tの下端面1
0の長さL1 が0.5mm以下と非常に短く、シャープ
な場合には、撥水層Dは外側面11だけに設けても、上
記効果が損なわれることはない。
【0037】図3に示すダイは、第一の発明に係る他の
実施形態を示す。
【0038】この実施形態では、上流側リップ2および
先端部2tを、ステンレス鋼や超硬合金などの親水性材
料から構成し、他方、下流側リップ先端部3tを下流側
リップ3の本体とは別部材にして着脱自在に構成し、そ
の別部材をセラミックなどの撥水性材料にしたものであ
る。このような構成により、下流側リップ先端部3tが
上流側リップ先端部2tよりも水に対する接触角度が大
きくなり、図2の実施形態の場合と同様の効果を奏する
ようになっている。
【0039】図4は、本発明において、前述した第二の
発明の実施形態を例示したものである。
【0040】図4に示すダイ1は、下流側リップ先端部
3tの外側面11が、被塗布部材Aの移動方向(矢印方
向)に対する傾斜角αが、60°>α≧90°の範囲の
傾斜面を形成している。
【0041】下流側リップ先端部3tの外側面11の傾
斜角度αが、上記のような範囲であることにより、塗布
ビードBの塗布液が先端部3tの外側面11に対して上
方へ濡れ拡がらないように抑制することができる。した
がって、外側面11に対する塗布液の液離れ点Eが吐出
口8の付近に維持されるため、限界塗布速度を向上させ
ることができる。また、塗布液の滞留が抑制されるた
め、滞留による塗布液の劣化を防止することができる。
【0042】傾斜角度αが60°以下の場合には、塗布
ビードBが変動したときの反動によって、塗布液が下流
側リップ先端部3tの外側面11の上方へ濡れ拡がり、
液離れ点Eを吐出口8付近に維持できなくなる。したが
って、上述した限界塗布速度の向上効果などを得ること
が難しくなる。
【0043】傾斜角度αは大きいほど塗布液の濡れ広が
りを抑制し、最大90°までにすることができる。しか
し、下流側リップ先端部3tの下端面10の被塗布部材
Aの移動方向への長さL1 が0.5mm以下である場
合、特に0.2mm以下のシャープな形状にした場合に
は、先端部3tの剛性を維持するために、傾斜角度αは
80°以下にすることが好ましい。
【0044】この第二の発明においては、下流側リップ
先端部3tの外側面11の吐出方向の長さL2 は、0.
1mm以上にすることが好ましい。長さL2 が0.1m
m未満であると、塗布ビードBが変動した場合、その反
動で塗布液が外側面11に濡れ拡がりやすくなり、塗布
液の液離れ点Eを吐出口8の近傍に安定化させることが
難しくなる。特に粘度や表面張力が低く、濡れ性の良い
塗布液を塗布する場合には、上記の長さL2 は0.2m
m以上にすることが好ましい。
【0045】長さL2 の上限は特に限定するものではな
いが、下端面10の長さL1 が0.5mm以下、特に
0.2mm以下である場合には、下流側リップ先端部3
tの剛性を確保するためにも、0.5mm以下にするこ
とが好ましい。
【0046】図5は、本発明において前述した第三の発
明の実施形態を例示する。
【0047】図5に示すダイ1は、下流側リップ先端部
3tが上流側リップ先端部2tよりも、0.05〜0.
3mmの範囲で短くなっている。すなわち、被塗布部材
Aから遠ざかる方向に、距離L3 だけ後退した状態にな
っている。
【0048】短縮する距離L3 を、上述の範囲にする
と、塗布ビードBの塗布液が下流側リップ先端部3tの
外側面11に濡れ拡がらなくなるため、塗布液の液離れ
点Eが下流側リップ先端部3tの下端面10の領域まで
ピニングされ、塗布ビードBを全体的に吐出口8を中心
から上流側にシフトするようになるため、限界塗布速度
を向上することが容易になる。
【0049】短縮距離L3 が0.05mm未満である
と、塗布ビードBが変動したとき、反動で液離れ点Eが
不安定になりやすく、塗布ビードBを吐出口8の付近に
維持することが難しくなる。逆に、0.3mmを超える
と、吐出口8のスリット長手方向の両端部において塗布
ビードBが不安定になり、塗膜Fの幅方向の変動が大き
くなるため、塗布部材の品質が低下する。特に、塗布液
の粘度や表面張力が低い場合には、塗布ビードBの両端
部の挙動と液離れ点Eの安定性を確保するため、短縮距
離L3 は、0.1〜0.2mmの範囲に設定することが
好ましい。
【0050】上述した第一の発明乃至第三の発明におい
て、下流側リップ先端部3tの下端面10の長さL
1 は、0.01〜0.5mmにすることが好ましく、さ
らに好ましくは0.03〜0.2mmの範囲にするのが
よい。この下端面10の被塗布部材Aの移動方向への長
さL1 が上記範囲であることにより、塗布操作の条件範
囲を広くすることができ、一層限界塗布速度の向上を容
易にすることができる。
【0051】また、下流側リップ先端部3tの下端面1
0と外側面11は、縁部(エッジ)を0.005〜0.
05mmの範囲で平面又は円弧状に面取りすることが好
ましい。この面取りは、特に高品位の塗膜が要求される
用途の塗布部材を製造する場合に好適である。
【0052】さらに、本発明において、上流側リップ先
端部2tの下端面12の長さ(すなわち、被塗布部材A
の移動方向の長さ)は特に限定されないが、好ましくは
下流側リップ先端部3tの下端面10の長さL1 よりも
長くするとよい。さらに好ましくは、上流側リップ先端
部2tの下端面12の長さは、塗布ビードBが大きく形
成された場合にも安定保持を可能にし、さらには、クリ
アランスHの設定作業を容易にするためにも、0.5m
m以上にするのがよい。
【0053】上述した第一の発明乃至第三の発明は、そ
れぞれ単独の使用によって上述した本発明の効果を奏す
るが、必要に応じて第一の発明乃至第三の発明を適宜2
以上組み合わせるようにしてもよい。すなわち、第一の
発明と第二の発明との組合せ、第一の発明と第三の発明
との組合せ、第二の発明と第三の発明との組合せ、第一
の発明、第二の発明及び第三の発明の組合せなどであ
る。このような組合せによって、本発明の効果を一層顕
著にすることができる。
【0054】次に、上述したダイを使用して塗布部材を
製造する方法は、ダイ1の吐出口8を被塗布部材Aに対
面させ、その被塗布部材Aを相対移動させるようにす
る。相対移動は、ダイ1や被塗布部材Aのいずれか一方
を移動させてもよく、或いはダイ1と被塗布部材Aとの
両方を移動させてもよい。このようにダイ1と被塗布部
材Aとを相対移動させながら、吐出口8から塗布液を被
塗布部材Aの表面に吐出して塗膜Fを形成する。
【0055】このような塗布液の塗布操作を行う際、上
下流一対のリップ先端部2t,3tの最下端面から被塗
布部材AまでのクリアランスHに対し、塗膜Fに形成さ
れた後の厚みTとの比(T/H)を、0.1〜1.0の
範囲、好ましくは0.2〜0.5の範囲にする。クリア
ランスHと塗膜厚さTとの比(T/H)を上述の範囲に
することにより、上述した限界塗布速度の向上を可能に
するとともに、塗布ビードBの滞留による塗布液の劣化
を抑制することができ、塗布部材の製造効率を向上する
ことができる。
【0056】上記比(T/H)が0.1未満であると、
塗布ビードの形成自体が困難なため、限界塗布速度の向
上効果は小さく、逆に比(T/H)が1よりも大きい
と、限界塗布速度は向上するものの、下流側リップ先端
部3tの外側面11に塗布液が溢れるようになるため、
塗布ビードの下流側における塗布液の劣化を防止できな
くなり、製品欠陥を生じやすくなる。 また、本発明の
塗布部材の製造方法においては、塗布液の粘度と表面張
力および塗布速度から、下記式(1)で無次元数として
算出されるキャピラリ数Caを、0.01〜0.5の範
囲にすることが好ましい。
【0057】 Ca=(粘度×塗布速度)/(表面張力) ・・・・(1) このキャピラリ数Caが0.01よりも小さいと、塗布
ビードへの表面張力の作用が大きくなりすぎて、液離れ
点Eを吐出口8の近辺に安定させることが困難になる。
また、0.5よりも大きいと、表面張力に対して粘性力
の作用が支配的となり、表面張力の作用を利用する本発
明の効果を奏しにくくなる。
【0058】キャピラリ数Caの算出に使用する塗布液
の粘度は、回転式のシェアレート/シェアストレスタイ
プの粘度計により、せん断速度が50(1/S)のとき
に測定した粘度(Pa・s)を標準値とする。また、表
面張力は、ペンダントドロップ画像分析とラプラス方程
式を用いた絶対値カーブフィッティングにより少なくと
も3回算出した値の平均値(N/m)を標準値として使
用するものとする。これら塗布液の物性測定において、
塗布液の温度は23±3℃に設定するものとする。
【0059】さらに、上記比(T/H)を上記設定範囲
にするとき、クリアランスHは0.02〜0.5mmの
範囲にすることが好ましい。さらに好ましくは、0.0
5〜0.2mmの範囲に設定することにより、限界塗布
速度の向上効果と塗膜の高品位化を両立させることがで
きる。
【0060】クリアランスHが0.02mmより小さい
場合には、塗布厚みTを薄くしながら限界塗布速度を向
上することができるものの、機械精度や振動によって塗
膜の品位を低下させる恐れがある。逆に、0.5mmよ
りも大きい場合には、塗布ビードを形成できる塗布厚み
Tが厚くなりすぎるため、後に続く乾燥工程において塗
膜むらを生じやすくなり、塗膜の品位が低下するように
なる。
【0061】
【実施例】実施例1〜5,比較例1〜3 下流側リップ先端部の長さL1 を0.05mm、外側面
の傾斜角αを45°とする点を共通にし、かつ上流側リ
ップ先端部および下流側リップ先端部の表面材質を表1
のように変えて、両先端部間の接触角差(=下流側リッ
プ先端部の接触角−上流側リップ先端部の接触角)を異
ならせ、下記の塗布条件で塗布液の塗布を行ったときの
限界速度(縦スジが発生するまでの速度)と塗布欠陥
(所定塗布面積当たりの欠点数)を測定し、それぞれ下
記定義による限界速度向上率と塗布欠陥減少率にした結
果を総合評価と共に表1に示した。
【0062】〔塗布条件〕 塗布液の概略組成:(固形分)ノボラック樹脂、ポリウ
レタン、架橋剤、染料(溶剤) テトラヒドロフラン 塗布液の粘度: 10Pa・s 塗布液の表面張力: 30N/m クリアランスH: 100μm(上流側リップ先端部お
よび下流側リップ先端部とも) 塗布厚みT: 30μm 被塗布部材: アルミニウム箔
【0063】〔限界速度向上率〕比較例2の限界速度に
対する向上率として表した。 〔塗布欠陥減少率〕比較例2の塗布欠陥に対する減少率
として表した。
【0064】〔総合評価の基準〕 ◎: 塗膜品位・生産性(塗布速度)ともに非常に良好
である。 ○: 塗膜品位・生産性(塗布速度)ともに良好であ
る。 △: 塗膜品位・生産性(塗布速度)の少なくとも一方
が不十分なレベルで使用し難い。 ×: 塗布装置として使用できない。
【0065】
【表1】
【0066】表1中の表面材質は次の通りである。 シリコーン: 東レ・ダウコーニング(株)製「SR2
410レジン」 フッ素樹脂: デュポン社製テトラフルオロエチレン樹
脂 ニッケルメッキ: 具体的にはフッ素樹脂粒子含有無電
解ニッケルメッキで、日本カニゼン(株)「カニフロン
S」
【0067】実施例6〜11,比較例4〜6 上流側リップ先端部および下流側リップ先端部を共にス
テンレス鋼で形成し、下流側リップ先端部の長さL1
外側面の傾斜角αとを表2に記載のように異ならせた場
合について、実施例1と同一の塗布条件で塗布液を塗布
したときの限界速度向上率と塗布欠陥減少率の結果を調
べ、総合評価と共に表2に示した。
【0068】なお、限界速度向上率と塗布欠陥減少率
は、それぞれ比較例4を基準に計算したものである。
【0069】
【表2】
【0070】実施例12〜14,比較例7〜9 上流側リップ先端部および下流側リップ先端部を共にス
テンレス鋼で形成し、下流側リップ先端部の長さL1
0.05mm、外側面の傾斜角αを45°にする点を共
通にし、下流側リップ先端部を上流側リップ先端部より
も後退させた(短くした)長さを、表3のように異なら
せたときの限界速度向上率と塗布欠陥減少率と塗布幅変
動とを調べ、総合評価と共に表3に示した。
【0071】なお、限界速度向上率と塗布欠陥減少率
は、それぞれ比較例7を基準に計算したものである。ま
た、塗布条件は、クリアランスHを上流側リップ先端部
において100μmになるように設定した以外は、実施
例1と同一にした。
【0072】
【表3】
【0073】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、塗布ビ
ードをダイの吐出口近傍に安定化させることができるた
め、被塗布部材の随伴空気を吐出口へ近づけ難くし、限
界塗布速度を向上させることができる。また、下流側リ
ップ先端部の外側面からの塗布液の液離れ点を吐出口側
へ近づけるため、下流側リップ先端部の外側面における
塗布液の滞留を抑制し、その滞留による塗布液の劣化か
ら起こる塗膜欠陥を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用されるダイを分解して示す概略斜
視図である。
【図2】本発明の塗布部材の製造装置に使用される塗布
装置の要部を示す概略断面図である。
【図3】本発明の塗布部材の製造装置に使用される他の
実施形態からなる塗布装置の要部を示す概略断面図であ
る。
【図4】本発明の塗布部材の製造装置に使用される更に
他の実施形態からなる塗布装置の要部を示す概略断面図
である。
【図5】本発明の塗布部材の製造装置に使用される更に
他の実施形態からなる塗布装置の要部を示す概略断面図
である。
【図6】従来の塗布装置の要部を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ダイ 2 上流側リップ 2t (上流側リップの)先端部 3 下流側リップ 3t (下流側リップの)先端部 4 スペーサ 8 吐出口 10 下端面 11 外側面 12 下端面 A 被塗布部材 B 塗布ビード D 撥水層 E 液離れ点 F 塗膜 H クリアランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AC02 AC09 AC72 AC73 AC92 AC93 AC94 AC96 CA09 CA22 CA48 DA04 DA06 DB01 DB07 DB13 DB31 DC18 DC21 DC24 DC27 EA45 EB32 EB38 4F041 AA02 AA05 AA12 AB02 BA05 BA12 BA17 CA03 CA25

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のリップ先端部の間に塗布液の吐出
    口を形成し、該吐出口に対して相対移動する被塗布部材
    の表面に塗膜を形成する塗布部材の製造装置において、
    前記塗膜の形成側に位置する下流側リップの先端部を、
    上流側リップの先端部よりも水に対する接触角度を大き
    くした塗布部材の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記下流側リップ先端部と上流側リップ
    先端部との前記接触角度の差が20°以上である請求項
    1に記載の塗布部材の製造装置。
  3. 【請求項3】 一対のリップ先端部の間に塗布液の吐出
    口を形成し、該吐出口に対して相対移動する被塗布部材
    の表面に塗膜を形成する塗布部材の製造装置において、
    前記塗膜の形成側に位置する下流側リップ先端部の外側
    面が、前記被塗布部材の塗膜形成方向に対してなす傾斜
    角度αを60°<α≦90°の範囲にした塗布部材の製
    造装置。
  4. 【請求項4】 一対のリップ先端部の間に塗布液の吐出
    口を形成し、該吐出口に対して相対移動する被塗布部材
    の表面に塗膜を形成する塗布部材の製造装置において、
    前記塗膜の形成側に位置する下流側リップの先端部を上
    流側リップの先端部より0.05〜0.3mm短くした
    塗布部材の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記下流側リップの先端部表面の前記被
    塗布部材の相対移動方向への長さL1 が、0.01〜
    0.5mmである請求項1〜4のいずれかに記載の塗布
    部材の製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の装置を
    使用し、前記吐出口から塗布液を被塗布部材に塗布する
    際、その塗膜の厚みTと、前記被塗布部材から最大長の
    リップ先端部までのクリアランスHとの比(T/H)
    が、0.1〜1.0の範囲になるようにする塗布部材の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記塗布液の粘度と表面張力および塗布
    速度から、下記式 Ca=(粘度×塗布速度)/(表面張力) ・・・・(1) により無次元数で表されるキャピラリ数Caを0.01
    〜0.5の範囲にする請求項6に記載の塗布部材の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 前記クリアランスHを0.02〜0.3
    mmにする請求項6又は7に記載の塗布部材の製造方
    法。
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