JP4976995B2 - 型締装置 - Google Patents
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Description
前記半割ナット離脱の状態において、半割ナット開閉シリンダ14に逆方向の付勢をすることによって、ピストン15、ピストンロッド16等が押出し方向に付勢され、一方の半割ナット22aはタイバー7のねじ部又はリング溝部8に係合するように圧接される。当該圧接力は、前記調整板100並びに連接棒101を介して他方の半割ナット22bを引き寄せ、一方の半割ナット22aとともにタイバー7のねじ部又はリング溝部8を抱き込むように係合する。(図11(b)参照、半割ナット係合)
このような構成による型締装置においては、タイバー7上に形成されたねじ部又はリング溝部8と係脱する半割ナット22の間に、両者が容易に係合・離脱するための隙間を有しているため、前記可動盤20に付設された半割ナット22と前記ねじ部又はリング溝部8との係合によるタイバー7との連接隙間がガタ(バックラッシ)となることは避けられなかった。
詳しくは、固定盤と、固定盤に相対向して配置されて近接離間移動される可動盤と、可動盤に挿通されて固定盤に対する近接離間移動をガイドする複数のタイバーと、可動盤を固定盤に対して速やかに近接離間移動させる型開閉手段と、金型を圧縮する手段と、メインシリンダによって金型を圧縮する際に可動盤と固定盤とを結合固定する手段とを備え、結合固定手段が可動盤または固定盤のいずれか一方に設けられた係合溝と、可動盤または固定盤の他方に係合溝と係合・解除可能に設けられたチャック部材とからなる型締装置において、係合溝とチャック部材とを係合させた際のバックラッシを除去して固定する手段に関する技術である。
また、前記係合溝とチャック部材の側壁を互いに当接させるために、前記係合溝を有する前記メインシリンダのピストンロッドを押圧または引っ張るシリンダおよびピストンロッドを付設することも特徴とする。
前記特許文献3の技術は、移動金型を移動盤を介して直接押圧するセンターラム方式と、複数の型締シリンダに嵌挿されたピストン及びピストンロッドの延長部分である複数のタイバー並びにハーフナットを介して移動盤を引き付け、型締めする複数型締シリンダ方式の2種類に大別されるが、本発明に関係のあるものは後者の複数型締シリンダ方式である。
前記特許文献3によれば、固定金型を取付けた固定盤に対し、タイバーを介して移動金型を取付けた移動盤を進退自在に対向配置し、前記移動盤をタイバー上において進退させる移動用シリンダと、その移動を所定位置において係止するための係合手段とを設けてなる射出成形機等の複合型締め装置において、前記係合手段として、タイバーと移動盤を係合するため移動盤の外側面に配設した型締用ハーフナットおよびその開閉手段と、前記型締用ハーフナットとタイバーとの噛み合い位置を決めるためタイバー上に移動自在に配設した高圧型開用ハーフナットおよびその開閉手段並びに移動手段とを設けることを特徴とする射出成形機の複合型締装置である。
すなわち、本構成によれば、金型の厚みが変った場合に前記型開用ハーフナットの移動手段は、型厚の変化分だけ位置を調整し当該ハーフナットの開閉手段を作動させて係止させ、前記移動用シリンダの作動により、前記移動盤を当該型開用ハーフナットに当接させ、前記型締用ハーフナットを閉めれば、当該ハーフナットは前記タイバー上のねじ若しくは溝等に確実に噛み合い、移動盤はタイバー上に係止される。
すなわち、前記移動盤上に取付けられた型締用ハーフナットが、前記タイバー上のねじ若しくは溝等に噛み合った状態で本来存在するはずのバックラッシを除去するためには、前記移動盤を支点にして前記型締用ハーフナットを、型開用ハーフナットの反対側に押し出すアクチュエータが必要であるが、本特許文献にはその記載が全く無い。
前記コアバック成形、或いは圧縮成形が可能な射出成形機の中核技術の一つは、型締装置の厳密な位置制御である。そのためには、可動盤とタイバー間にガタの無い係合が必須な条件である。
なぜなら、前記コアバック成形における可動盤を型開方向へ移動させる動作及び前記圧縮成形における可動盤を固定盤方向へ移動させる動作は、大きな力が必要なため、型開閉手段ではなく、タイバーを介して型締シリンダで行なうため、タイバーと可動盤の係合部にガタがあると、タイバー動作に可動盤動作が追従せず、可動盤の厳密な位置制御ができないためである。
第二の課題は、前記複数組の型締力及び型開力伝達系が係合した時に、当該係合部のガタ(バックラッシ)を排除する構造を比較的単純なものとし、また、前記係合の開放も容易に行なえ、且つ、当該構造の組立も容易な経済性の良いものとすることを目的とする。
(1)第1の手段の型締装置は、マシンベースに固設され、型締シリンダを有し、固定金型を保持する固定盤と、マシンベースに載置され、可動金型を保持し、型開閉シリンダによって前記固定盤に対して進退動する可動盤と、一端を前記型締シリンダのピストンと連結し、軸方向他端部又は中央部に鋸歯形状又は角歯形状のねじ若しくはリング溝を有し、前記可動盤を貫通した複数のタイバーと、前記可動盤に取付けられ、前記タイバーのねじ若しくはリング溝と係脱する型締用半割ナットを備えた型締装置において、
前記型締用半割ナットに対して、タイバー軸方向には拘束されて、半割ナット開閉方向に相対動作が可能なもう一対の追加半割部材を追加し、前記型締用半割ナットが閉止して、ねじ若しくはリング溝を介してタイバーに噛合った時に、前記追加半割部材も閉止して前記タイバーを把持し、噛合部のガタ(バックラッシ)を除去、或いは固定化して無効にする手段を備えたことを特徴とする。
(2)第2の手段の型締装置は、上記第1の手段の型締装置において、前記の追加半割部材が、可動盤に固定され型締用半割ナットと追加半割部材を収納するナットボックスにより、型締用半割ナットと同様にタイバー軸方向に拘束されたことを特徴とする。
(5)第5の手段の型締装置は、上記第1〜第4の手段の型締装置において、前記追加半割部材の開閉アクチュエータの動作が、油圧シリンダ駆動であることを特徴とする。
(6)第6の手段の型締装置は、上記第1〜第4の手段の型締装置において、前記追加半割部材の開閉アクチュエータの動作が、ねじ軸を電動モータで駆動することを特徴とする。
(7)第7の手段の型締装置は、上記第6の手段の型締装置において、前記電動モータで駆動されるねじ軸が、ボールねじ又は台形ねじであることを特徴とする。
前記型締用半割ナットに対して、半割ナット開閉方向には拘束されて、タイバー軸方向に相対動作が可能なもう一対の追加半割ナットを追加し、前記型締用半割ナットが前記もう一対の追加半割ナットとともに閉止して、雌ねじ若しくはリング溝を介してタイバーに噛合った時に、前記もう一対の追加半割ナットと前記型締用半割ナットを連結するように設けたアクチュエータにより、前記型締用半割ナットと前記もう一対の追加半割ナットが近接する方向に相対移動させることにより挟圧力を発生させ、噛合部のガタ(バックラッシ)を除去する手段を備えたことを特徴とする。
(10)第10の手段の型締装置は、上記第9の手段の型締装置において、前記油圧シリンダを、前記もう一対の追加半割ナットが型締方向に押し出される方向に設置することで、油圧シリンダのロッド側に対し、力の強いヘッド側を利用することを特徴とする。
(11)第11の手段の型締装置は、上記第8の手段の型締装置において、前記アクチュエータとして、ねじ軸を電動モータで駆動し、前記型締用半割ナットに固定された雌ねじを引き付けることで、前記もう一対の追加半割ナットを型締方向に押し付け挟圧力を発生させることを特徴とする。
(12)第12の手段の型締装置は、上記第11の手段の型締装置において、前記電動モータで駆動されるねじ軸が、ボールねじ又は台形ねじであることを特徴とする。
(14)第14の手段の型締装置は、上記第8の手段の型締装置において、前記アクチュエータとして、前記もう一対の追加半割ナットと前記型締用半割ナットの対峙する側面に電磁石を埋設しておき、通電による吸引力を利用することを特徴とする。
請求項2に係わる発明は、前記半割部材を軸方向に拘束、開閉方向に相対動作を可能にすることで、従来の前記型締用半割ナットと類似の簡易な構造にできる効果がある。
請求項3に係わる発明は、前記半割部材の前記タイバーへの係合を、鋸歯形状若しくはリング溝の係合により、ガタ無く実行させる効果がある。
請求項4に係わる発明は、前記半割部材と前記タイバーとの摩擦結合により、ズレの無い把持を行ってガタを固定化する効果がある。
請求項6に係わる発明は、前記半割部材の開閉装置の動作には相当の力を要するので、ねじ軸を電動モータで駆動し、ねじの増力作用により、前記ガタを確実に除去或いは固定して無効にする効果がある。
請求項7に係わる発明は、請求項6のねじ軸に増力作用とねじ強度に優れたボールねじ又は台形ねじを用いて前記半割り部材に相当な開閉力を付与する効果がある。
請求項9に係わる発明は、前記噛合バックラッシの除去を、油圧シリンダの牽引力によって行なうので、安定した正確な挟圧力を付与できる効果がある。
請求項10に係わる発明は、油圧シリンダの本来の特性であるより強力な押し圧力を利用し、より確実なガタ除去を可能にする効果がある。
請求項12に係わる発明は、請求項11において、相当なねじ式アクチュエータを提供する効果がある。
請求項13に係わる発明は、請求項12に対して、さらに動作の迅速なねじ式アクチュエータを提供する効果がある。また、前記型締用半割ナットともう一対の半割ナットの挟圧力がねじ軸で負担できるので、電動モータ本体の挟圧力の負荷を無視できる効果がある。
請求項14に係わる発明は、前記噛合バックラッシの除去と拘束を、小型で内蔵のできる電磁石とすることによって、簡潔でまとまりの良い型締装置を提供する効果がある。
また、請求項1〜14に示す発明は、4本の各タイバーをそれぞれ独立して可動盤に固定するため、コアバック成形時及び圧縮成形時に前記4本のタイバー動作をそれぞれ独立に行なっても、可動盤は各タイバーの動作に追従して厳密な位置制御が可能である。例えば、経年変化等により平行度の低下した金型に対し、前記各タイバーを独立に動作させ、可動盤を固定盤に対して傾かせて動作させることにより、金型内の成形品部の平行度を高精度に補正する制御も可能となる。
本発明の第1の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は、射出成形機の型締装置の平断面模式図で、型閉じ状態の型締め或いは制御型開閉中の模様を示したものである。図2は図1の型締装置が開放状態で、可動盤はタイバーから開放され型開閉シリンダの作用を受けて、型開き位置にあることを示す平断面模式図である。図3(a)〜図3(d)は、図1、図2に示されたA部の作用を示す詳細平断面模式図である。
また図1、図2において、型開閉駆動手段として油圧シリンダを示したが、これを電動モータ駆動のねじ軸に代えても何ら支障は無い。型締用半割ナット及び追加半割ナットの開閉用のアクチュエータは、油圧シリンダの場合を示す。タイバー及び半割ナットのねじ若しくはリング溝を鋸歯形状に示してあるが、角歯形状でも作用効果は同様であるため省略した。以下図3〜図9においても同様である。
図3(a)〜図3(d)に基づいて順次その作用を説明する。
図3(a)は、型開き状態(図2参照)から型開閉シリンダ210によって可動盤202が固定盤201の方向に引き寄せられ、型が閉じられた状態のA部を示す。ただし、型締用半割ナット206a並びにもう一対の追加半割ナット207aは、ともに開放されている。この状態では、可動盤202とタイバー205は係合していない。
前記型締用半割ナット206aは、図3(b)の状態では、タイバー205と可動盤202は、前記型締用半割ナット206aとタイバー205の噛合い部に本来存在する係合させるための隙間s1,s2を内蔵しながら係合していることとなり、タイバー205が型締シリンダ203の油圧制御により型締方向(矢印P)或いは型開方向(矢印O)に移動して可動盤202を所定量移動させようとしても、隙間s1或いはs2により前記タイバー205は空移動するだけで、当該可動盤202を即刻移動させず、精密成形に齟齬を生じる原因となる。
図3(d)は、もう一対の追加半割ナット207aが、当該追加半割ナット207aの開閉用のアクチュエータ209aの作動による押圧力Faによって、タイバー205のねじ若しくはリング溝205aを把持し、鋸歯形状噛合い面の楔効果により前記タイバー205のねじ若しくはリング溝205aに軸方向に力を加えつつ押圧する状態を示す。その結果、前記追加半割ナット207aは、歯面からの反力を受け型開方向(矢印O)に移動しようとして前記ガイドプレート208aを型開方向(矢印O)へ押し、ナットボックス208並びに可動盤202を型開方向へ引っ張る力になると同時に、前記追加半割りナット207aは、タイバー205のねじ若しくはリング溝205aを介してタイバー205に同量の反力を型締方向(矢印P)に与える。
結局、図3(d)において、前記追加半割ナット207aを前記アクチュエータ209aによりタイバー205のねじ若しくはリング溝205aに押圧させることにより、前記両半割ナット206a,206bの側面B及びCに挟圧力が発生し、当該半割ナット206a,207aとタイバー205のねじ若しくはリング溝205aの噛合い部は、内部に隙間sを保持したまま固定され、ガタが発現されることは無くなる。
本発明の第2の実施の形態を図に基づいて説明する。図4(a)〜図4(d)は、A部の別構造の作用順序を示す詳細平断面模式図である。図3(a)〜図3(d)と異なる点は、内径に鋸歯形状の雌ねじ若しくはリング溝を有する追加半割ナット207a,207bに代えて、外観形状は前記追加半割ナット207a,207bにほぼ等しいが、その内径に高摩擦の摺動防止部材(例えば、ブレーキ部材)を有する半割部材211aを備えることである。
図4(a)は、型が閉じられた状態におけるA部を示す。型締用半割ナット206a並びにもう一対の追加半割部材211aは、ともに開放されている。この状態では、可動盤202とタイバー205は係合していない。
図4(c)は、可動盤202の位置を固定したまま、タイバー205を型締方向(矢印P)に隙間s1がゼロになるまで移動させた状態である。
本発明の第3の実施の形態を図に基づいて説明する。図5(a)〜図5(d)は、図1及び図2におけるA部に相当する詳細平断面模式図である。第3の実施の形態が第1の実施の形態と構成の異なる点は、型締用半割ナット215aが追加半割ナット216aの同時開閉を強制する構造のため、開閉用のアクチュエータ209は型締用半割ナット215a用の1組のみであり、前記もう一対の追加半割ナット216aは型締用半割ナット215aの反可動盤側に一体に延出したタイバー軸に直角方向の断面がトンネル形状のガイド部215c内に、タイバー205の軸方向の相対運動が可能なように収納されている。追加半割ナット216aと一体の突起部材216cを、前記ガイド部215cに設けられた穴215dに挿入し、アクチュエータ217aのピストンロッド217cと前記突起部材216cを連結して図5(c)〜図5(d)のように追加半割ナット216aをガイド部215c内を移動可能となっている。即ち、アクチュエータ217aを図5(c)〜図5(d)へ作動して前記型締用半割ナット215aと前記もう一対の追加半割ナット216a間に挟圧力を発生させる。215eは型締用半割ナット215aと一体の垂直プレートで、アクチュエータ217aのシリンダ部を固着するとともに、可動盤202に沿ってタイバー205の軸に直交する方向に進退動可能となっている。
図5(b)は、前記タイバー205の位置制御の結果、タイバー205のねじ若しくはリング溝205aと前記型締用半割ナット215aが噛合うことが可能になった時、前記型締半割ナット215a用のアクチュエータ209(図1参照)が作動し、垂直プレート215eが可動盤202に沿ってタイバー205の方向へ移動することにより、前記型締用半割ナット215aと追加半割ナット216aが前記タイバーねじ部205aと係合した状態を示す。
図5(d)は、アクチュエータ217aの作動によって、もう一対の追加半割ナット216aが型締方向(矢印P)に引き付けられ、タイバー205のねじ若しくはリング溝205aが型締用半割ナット215a及びもう一対の追加半割ナット216aによって挟み込まれ、噛合部に隙間sを保持したまま固定されるので、ガタは動きとして発現されることは無い。(この場合、図示されない他方の挟圧用のアクチュエータ217b、他方のもう一対の追加半割ナット216b及び型締用半割ナット215bが同期して作動することで機能が満足に果たされる。以下同様である。)
図6(a)〜図6(d)は、本発明の第4の実施の形態で、図1及び図2におけるA部に相当する詳細平断面模式図である。図6(a)〜図6(d)は、図5(a)〜図5(d)とほぼ同じ作用と構成を持っているが、挟圧用のアクチュエータ220aの設置方法が異なる。即ち、型締用半割ナット218aは、可動盤202に沿ってタイバー205の軸に直交する方向に進退動可能になっていることと、アクチュエータ220aは、型締用半割ナット218aと一体のガイド部218c及び垂直プレート218eにそのシリンダ部を固定されていること以外は、第3の実施の形態と同様である。218dは穴、219aは追加半割ナット、219cは突起部材を示す。よって、作用の説明は省略する。
なお、図5のアクチュエータ217a及び図6のアクチュエータ220aは、発生させる作用力の大きさを考慮して油圧シリンダとするが、両シリンダの挟圧力は明らかに図6の方式が勝ると考えられる。すなわち何れの油圧シリンダも、前記もう一対の追加半割ナットを型締め方向に若干量移動させる機能を果たすが、油圧を印加するピストン面積の多寡を考慮すれば、図6の利点が判る。
図7(a)〜図7(d)は、本発明の第5の実施の形態で、図1及び図2におけるA部に相当する詳細平断面模式図である。第4の実施の形態との差異は、アクチュエータ220aに代えてボールねじ又は台形ねじからなるねじ軸223rを駆動する電動モータ223aを採用したことである。即ち、型締用半割ナット218aは同221aに、ガイド部218cは同221cに、追加半割ナット219aは同222aに夫々相当する。ねじ軸223rは、追加半割ナット222aの雌ねじに螺合している。作用は、第4の実施の形態と同様につき説明は省略する。
図8(a)〜図8(d)は、本発明の第6の実施の形態で、図1及び図2におけるA部に相当する詳細平断面模式図である。図8(a)〜図8(d)は、図7のねじ軸223rをねじの巻き方向が互いに反対方向の2つのねじを有するねじ軸226rとし、前記2つのねじに対応する雌ねじ部を前記型締用半割ナット224aと前記もう一対の追加半割ナット225aに設けたもので、機能は図7のものと同じである。よって、作用の説明は省略する。但し型締用半割ナット224aと前記もう一対の追加半割ナット225aの挟圧力の反力が、ねじ軸226rで負担できるので電動モータ226a本体の負荷を無視できる効果がある。
図9(a)〜図9(d)は、本発明の第7の実施の形態で、図1及び図2におけるA部に相当する詳細平断面模式図である。図9(a)〜図9(d)は、前記挟圧用のアクチュエータとして、前記もう一対の追加半割ナット228aと前記型締用半割ナット227aの対峙する側面に電磁石229aを埋設しておき、通電による吸引力を利用することが特徴であり、機能は前記図5〜図6と殆ど同じである.よって、作用の説明は省略する。
202…可動盤、
203…型締シリンダ、
204…ピストン、
205…タイバー、
205a…ねじ若しくはリング溝、
206a,206b,215a,218a,221a,224a,227a…型締用半割ナット、
207a,207b,216a,219a,222a,225a,228a…追加半割ナット、
208…ナットボックス、
208a…ガイドプレート、
209,209a,217a,220a…アクチュエータ、
210…型開閉シリンダ、
211a…追加半割部材、
223a,226a…電動モータ、
223r,226r…ねじ軸、
229a…電磁石、
230a…固定金型、
230b…可動金型
Claims (14)
- マシンベースに固設され、型締シリンダを有し、固定金型を保持する固定盤と、マシンベースに載置され、可動金型を保持し、型開閉シリンダによって前記固定盤に対して進退動する可動盤と、一端を前記型締シリンダのピストンと連結し、軸方向他端部又は中央部に鋸歯形状又は角歯形状のねじ若しくはリング溝を有し、前記可動盤を貫通した複数のタイバーと、前記可動盤に取付けられ、前記タイバーのねじ若しくはリング溝と係脱する型締用半割ナットを備えた型締装置において、
前記型締用半割ナットに対して、タイバー軸方向には拘束されて、半割ナット開閉方向に相対動作が可能なもう一対の追加半割部材を追加し、前記型締用半割ナットが閉止して、ねじ若しくはリング溝を介してタイバーに噛合った時に、前記追加半割部材も閉止して前記タイバーを把持し、噛合部のガタ(バックラッシ)を除去、或いは固定化して無効にする手段を備えたことを特徴とする型締装置。 - 前記の追加半割部材が、可動盤に固定され型締用半割ナットと追加半割部材を収納するナットボックスにより、型締用半割ナットと同様にタイバー軸方向に拘束されたことを特徴とする請求項1に記載の型締装置。
- 前記の追加半割部材が、内径に鋸歯形状の雌ねじ若しくはリング溝を有し、当該半割部材用の開閉アクチュエータの作動により前記タイバーを把持する際に、前記鋸歯形状の雌ねじ若しくはリング溝を前記タイバー上の同形状の雄ねじ若しくはリング溝に嵌挿し、傾斜歯面の楔効果を利用して前記型締用半割ナットと当該追加半割部材との間に存在するガタ(バックラッシ)を除去するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の型締装置。
- 前記の追加半割部材が、内径に高摩擦のブレーキ部材を有し、当該追加半割部材用の開閉アクチュエータの作動により前記タイバーを把持し、前記型締用半割ナットとタイバーの噛合部に存在するガタ(バックラッシ)を固定して、ガタとしての動きを無くすことを特徴とする請求項2に記載の型締装置。
- 前記追加半割部材の開閉アクチュエータの動作が、油圧シリンダ駆動であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の型締装置。
- 前記追加半割部材の開閉アクチュエータの動作が、ねじ軸を電動モータで駆動することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の型締装置。
- 前記電動モータで駆動されるねじ軸が、ボールねじ又は台形ねじであることを特徴とする請求項6に記載の型締装置。
- マシンベースに固設され、型締シリンダを有し、固定金型を保持する固定盤と、マシンベースに載置され、可動金型を保持し、型開閉シリンダによって前記固定盤に対して進退動する可動盤と、一端を前記型締シリンダのピストンと連結し、軸部に鋸歯形状又は角歯形状のねじ若しくはリング溝を有し、前記可動盤を貫通した複数のタイバーと、前記可動盤に取付けられ、前記タイバーのねじ部若しくはリング溝部と係脱する型締用半割ナットを備えた型締装置において、
前記型締用半割ナットに対して、半割ナット開閉方向には拘束されて、タイバー軸方向に相対動作が可能なもう一対の追加半割ナットを追加し、前記型締用半割ナットが前記もう一対の追加半割ナットとともに閉止して、雌ねじ若しくはリング溝を介してタイバーに噛合った時に、前記もう一対の追加半割ナットと前記型締用半割ナットを連結するように設けたアクチュエータにより、前記型締用半割ナットと前記もう一対の追加半割ナットが近接する方向に相対移動させることにより挟圧力を発生させ、噛合部のガタ(バックラッシ)を除去する手段を備えたことを特徴とする型締装置。 - 前記もう一対の追加半割ナットと前記型締用半割ナットを連結するように設けるアクチュエータとして油圧シリンダを用い、前記もう一対の追加半割ナットを型締方向に引き寄せ、挟圧力を発生させることを特徴とする請求項8に記載の型締装置。
- 前記油圧シリンダを、前記もう一対の追加半割ナットが型締方向に押し出される方向に設置することで、油圧シリンダのロッド側に対し、力の強いヘッド側を利用することを特徴とする請求項9に記載の型締装置。
- 前記アクチュエータとしてねじ軸を電動モータで駆動し、前記型締用半割ナットに固定された雌ねじを引き付けることで、前記もう一対の追加半割ナットを型締方向に押し付け挟圧力を発生させることを特徴とする請求項8に記載の型締装置。
- 前記電動モータで駆動されるねじ軸が、ボールねじ又は台形ねじであることを特徴とする請求項11に記載の型締装置。
- 前記ねじ軸のねじの巻き方向が互いに反対方向の2つのねじを同軸上に形成し、前記2つのねじに対応する雌ねじ部を前記型締用半割ナットと前記もう一対の追加半割ナットに設けることで、前記型締用半割ナットと前記もう一対の追加半割ナットを相対的に引き寄せ挟圧力を発生させることを特徴とする請求項11に記載の型締装置。
- 前記アクチュエータとして、前記もう一対の追加半割ナットと前記型締用半割ナットの対峙する側面に電磁石を埋設しておき、通電による吸引力を利用することを特徴とする請求項8に記載の型締装置。
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