JPH0924520A - 型締装置 - Google Patents

型締装置

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Publication number
JPH0924520A
JPH0924520A JP19913795A JP19913795A JPH0924520A JP H0924520 A JPH0924520 A JP H0924520A JP 19913795 A JP19913795 A JP 19913795A JP 19913795 A JP19913795 A JP 19913795A JP H0924520 A JPH0924520 A JP H0924520A
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JP
Japan
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mold
fixed
piston rod
platen
cylinder
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Application number
JP19913795A
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English (en)
Inventor
Ryozo Morita
良三 盛田
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Meiki Seisakusho KK
Original Assignee
Meiki Seisakusho KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Meiki Seisakusho KK filed Critical Meiki Seisakusho KK
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Publication of JPH0924520A publication Critical patent/JPH0924520A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/64Mould opening, closing or clamping devices
    • B29C45/67Mould opening, closing or clamping devices hydraulic
    • B29C45/6707Mould opening, closing or clamping devices hydraulic without relative movement between the piston and the cylinder of the clamping device during the mould opening or closing movement
    • B29C45/6714Mould opening, closing or clamping devices hydraulic without relative movement between the piston and the cylinder of the clamping device during the mould opening or closing movement using a separate element transmitting the mould clamping force from the clamping cylinder to the mould
    • B29C45/6728Mould opening, closing or clamping devices hydraulic without relative movement between the piston and the cylinder of the clamping device during the mould opening or closing movement using a separate element transmitting the mould clamping force from the clamping cylinder to the mould the separate element consisting of coupling rods

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定盤と可動盤との平行精度を保ち、精度の
よい製品を成形すると共に、金型のインロー部のカジリ
を防止する。 【解決手段】 可動盤 2は、固定盤 1と相対向して近接
離間移動可能にタイバー3に支持されている。固定盤 1
と可動盤 2との間には高速型開閉を行うサイドシリンダ
4が設けられ、可動盤のタイバー 3を挿通する部所には
圧締を行うためのメインシリンダ 5が設けられている。
メインシリンダ 5のピストンロッド18は、軸方向に中空
部19が形成され、これにタイバー 3が摺動可能に挿通さ
れている。ピストンロッド18は、係合溝22にチャック部
材23が係合して固定盤 1と結合固定する。ピストンロッ
ド18がシリンダ35に挿通されたピストンロッド36に押圧
され、クリアランスを有する係合溝22とチャック部材23
の突条25とがバックラッシを除去した状態で固定され、
メインシリンダ 5によって圧締が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、型締装置に関し、
特に、圧縮成形機や射出圧縮成形機、あるいは、型締を
行いながら成形品の圧延等を行うプレスのように、金型
内の成形材料に圧力を加えて圧締を行う型締装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、射出圧縮成形は、金型を一定量
開いた状態で形成されたキャビティ内に成形材料を射出
充填した後、または、金型を閉じた状態からキャビティ
内に成形材料を射出充填した圧力によって金型が開いた
後に金型を圧締し、冷却固化または硬化を完了させてソ
リや歪みの少ない製品を成形するものである。また、こ
のような成形において、成形材料をキャビティ内に射出
充填後、ガスを注入して空洞を有する製品を成形する場
合もある。従来からの金型の開き量は、成形しようとす
る製品によって異なるが、0.5〜1mm程度に設定さ
れている。そして、金型の圧締および型開き時において
は、金型を取付ける固定盤と可動盤との平行精度がよく
ないと製品の肉厚が不均一となったり金型のインロー部
分にカジリが発生するため、固定盤と可動盤との平行精
度が要求される。
【0003】従来、圧縮成形機や射出圧縮成形機、ある
いは、型締を行いながら成形品の圧延等を行うプレスの
ように、金型内の成形材料に圧力を加えて圧締を行う型
締装置としては、特開昭64−2773号公報に開示さ
れているように、固定金型を保持する固定盤と、可動金
型を保持する可動盤と、可動盤を固定盤に対して近接遠
退動作させる手段と、型閉した後に可動盤と固定盤を結
合固定する手段を有して圧締を行うタイバーとを備え、
タイバーが固定盤に固定されたものが知られている。
【0004】この型締装置における可動盤を固定盤に対
して近接遠退動作させる手段としては、可動盤のタイバ
ーと対応する部所に油圧シリンダが形成され、この油圧
シリンダにラムが挿通され、ラムにタイバーの先端が挿
通される挿通孔が形成され、また、固定盤と可動盤の間
に型開閉シリンダが設けられている。可動盤を固定盤に
結合固定する手段としては、タイバーの先端にねじ部が
形成され、可動盤にタイバーのねじ部と噛合するハーフ
ナットがラムの先端に常に圧接するように付勢されて設
けられている。ハーフナットの位置は、タイバーがラム
の挿通孔を貫通して停止した時点でタイバーのねじ部と
の位相がほぼ一致するように制御装置により予め設定さ
れ、必要に応じて微調整することができるように、ハー
フナットに当接するダブルナットがストッパピンの先端
に取付けられている。
【0005】このように構成された型締装置は、型開閉
シリンダによって可動盤を固定盤に対して近接移動さ
せ、固定盤に固定されたタイバーの先端をラムの挿通孔
に挿通し、ハーフナットをタイバーのねじ部に噛合して
可動盤を固定盤に結合固定し、固定盤のラムを駆動する
ことによってハーフナットを移動させて金型の圧締を行
うというものである。
【0006】また、別の型締装置としては、特開平1−
222917号公報に開示されているように、金型を保
持する固定盤および可動盤と、一端を支持板に他端を固
定盤に取付けられ、可動盤を固定盤に対して近接離間方
向に移動可能に支持するタイバーと、金型の圧締を行う
ためのメインシリンダと、型開閉を行うためのサイドシ
リンダとを備え、メインシリンダが可動盤に形成され、
このメインシリンダのピストンが所定長さを有すると共
にタイバーを摺動可能に挿通する中空部が形成され、固
定盤とピストンロッドとを係止する係止機構が設けられ
てなるものが知られている。
【0007】固定盤とピストンロッドとの係止機構とし
ては、メインシリンダのピストンロッドの係止部、割ナ
ット、および係止シリンダから構成されてなり、係止シ
リンダの駆動によって割りナットを係止部に係止または
解除するものである。
【0008】このように構成された型締装置は、サイド
シリンダによって可動盤を固定盤に対して近接移動さ
せ、係止機構によって可動盤のピストンロッドを固定盤
に係止し、メインシリンダによって金型の圧締を行うと
いうものである。
【0009】そして一般的に、高速型開閉と圧締を行う
ために複数シリンダを備えた型締装置には、特開平6−
270220号公報に開示されているように、固定盤と
可動盤との距離を測定するためのセンサと、このセンサ
による測定によって各シリンダを各々単独で制御するた
めのサーボ弁とが設けられている。
【0010】特開平6−270220号公報に開示され
た型締装置をさらに詳しく説明すると、このものは、固
定金型を保持する固定盤および可動金型を保持する可動
盤と、可動盤を固定盤に対して速やかに近接遠退動作さ
せる金型進退装置と、可動盤が固定盤に近接して所定位
置まで到達した後に金型の圧締を行う金型圧締装置と、
固定盤と可動盤との距離を測定するセンサと各シリンダ
を制御するためのサーボ弁とを備え、金型圧締装置とし
て、固定盤のタイバーを設ける各部所に油圧シリンダ室
が形成され、この油圧シリンダ室に両ロッド形ピストン
が挿入され、このピストンにタイバーが固設されてい
る。また、可動盤は、固定盤に対する進退移動をガイド
されるようにタイバーが挿通され、タイバーに固定盤か
ら所定の距離で係止するための油圧締着機を備えた係止
装置が設けられている。
【0011】このように構成された型締装置は、センサ
によって固定盤と可動盤との距離を測定し、金型進退装
置および金型圧締装置を構成する複数のシリンダを各々
単独に制御することによって可動盤を平行に移動させ、
圧締を行う際に油圧締着機による可動盤の各タイバーに
対する係止位置がズレている場合においても金型の平行
度を保つというものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術のう
ち、特開昭64−2773号公報に開示されたものにあ
っては、タイバーがラムの挿通孔を貫通して停止した時
点でタイバーのねじ部との位相を一致させるように、ス
トッパピンの先端に取付けられたダブルナットを調整し
なければならず、手間がかかるという問題があった。ま
た、圧締を行う際には、金型の自重や金型に射出充填さ
れる成形材料の圧力等の要因によって、固定盤と可動盤
との平行精度を保つことが困難であるという問題があっ
た。そして、このものにあっては、ハーフナットをタイ
バーのねじ部に噛合してからラムによって金型の圧締を
行うのであるが、ハーフナットとねじ部との間には両者
を噛合するためのクリアランスを有しているため、噛合
からラムの駆動によって実際に圧締を行うまでのクリア
ランスがバックラッシとなる。しかも、ハーフナットが
ラムの先端に常に圧接するように付勢された状態でねじ
部と噛合してからラムの駆動によって圧締を行うため、
バックラッシが大きくなる。バックラッシが存在する状
態においては、所望の圧締を行うことができず、さら
に、バックラッシの大きさは各ハーフナットおよびタイ
バーのねじ部によって異なる。この状態でセンサからの
信号に基づいてサーボ弁を制御しても、固定盤と可動盤
との平行度を保つことが困難となり、製品の肉厚が不均
一となったり金型のインロー部分にカジリが発生すると
いう問題があった。
【0013】特開平1−222917号公報に開示され
たものにあっては、タイバーに摺動可能に挿通されるメ
インシリンダのピストンロッドが所定長さを有している
ため、可動盤の固定盤に対する近接離間移動がスムーズ
にガイドされて平行精度を向上させることができる。し
かしながら、この型締装置は上述のものと同様に、割り
ナットを係止シリンダの駆動によって係止部に係止また
は解除するために、両者の間にクリアランスが形成され
ている。そして、センサによって固定盤と可動盤との距
離が測定され、各サイドシリンダおよびメインシリンダ
は単独で制御される。係止部と割りナットとの間にクリ
アランスがある状態で型開閉および圧締を行うと、固定
盤に対してメインシリンダのピストンが動く、すなわち
可動盤が動きバックラッシとなる。また、クリアランス
によるバックラッシは、各係止部および割りナットによ
ってばらつきがあり、平行精度を向上させる妨げとなる
という問題があった。
【0014】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、金型を圧締する際に可動盤と固定盤とを結
合固定するための係合溝とチャック部材とのバックラッ
シを除去して固定し、固定盤と可動盤との平行度を保つ
ことによって精度のよい成形品を得ることができる型締
装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、第1の発明に係る型締装置は、金型内の成形材料に
圧力を加えて圧締を行う型締装置であって、固定盤と、
固定盤に相対向して配置されて近接離間移動される可動
盤と、可動盤に挿通されて固定盤に対する近接離間移動
をガイドする複数のタイバーと、可動盤を固定盤に対し
て速やかに近接離間移動させる型開閉手段と、金型を圧
締する手段と、メインシリンダによって金型を圧締する
際に可動盤と固定盤とを結合固定する手段とを備え、前
記係合手段が可動盤または固定盤のいずれか一方に設け
られた係合溝と、可動盤または固定盤の他方に係合溝と
係合・解除可能に設けられたチャック部材とからなる型
締装置において、係合溝とチャック部材とを係合させた
際のバックラッシを除去して固定する手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【0016】また、第2の発明に係る型締装置は、上記
課題を解決するため、第1の発明において、金型を圧締
する手段が可動盤の各タイバーの挿通部位に設けられた
メインシリンダからなり、該メインシリンダに挿通され
るピストンロッドが所定長さを有すると共にその軸方向
に中空部を形成されてタイバーに摺動可能に挿通されて
おり、係合手段が前記メインシリンダのピストンロッド
に係合溝を設けると共に、固定盤にチャック部材を設け
てなり、係合溝とチャック部材とに互いに対向するよう
に軸方向に対して略直交する側壁が形成され、係合溝と
チャック部材とを係合させた際のバックラッシを除去し
て固定する手段が前記係合溝とチャック部材の側壁を互
いに当接させて固定するものであることを特徴とするも
のである。
【0017】さらに、第3の発明に係る型締装置は、上
記課題を解決するため、第2の発明において、係合溝と
チャック部材とを係合させた際のバックラッシを除去し
て固定する手段が前記メインシリンダのピストンロッド
を押圧または引っ張るシリンダおよびピストンロッドか
らなることを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る型締装置の一実施例
を、図1および図2に基づいて説明する。図において同
一符号は同一部分または相当部分とする。
【0019】本発明に係る型締装置は、固定盤 1と、固
定盤 1に相対向して配置されて近接離間移動される可動
盤 2と、可動盤 2の固定盤 1に対する近接離間移動をガ
イドするタイバー 3と、可動盤 2を固定盤 1に対して速
やかに近接離間移動させる型開閉手段としてのサイドシ
リンダ 4と、金型を圧締する手段としてのメインシリン
ダ 5と、可動盤 2と固定盤 1とを結合固定するための手
段(以下、結合手段という) 6と、この結合固定手段 6
のバックラッシを除去して固定する手段(以下、固定手
段という) 7とを備えてなるもので、固定盤 1と可動盤
2との対向面にはそれぞれ金型8,9 が取付けられる。
【0020】固定盤 1は、マシンベース(図示を省略し
た)上に固定され、その形状が略方形に形成されてなる
もので、中央には成形材料の射出装置のノズル11(図6
参照)を挿入するためにテーパー状の穴12が形成されて
いる。可動盤 2は、固定盤 1と整合するように略方形に
形成されてなるもので、固定盤 1と相対向するように配
置され、この実施の場合、その角隅部4か所にタイバー
3が挿通されて、固定盤 1に対する近接離間移動をガイ
ドされる。可動盤 2の角隅部に挿通される4本のタイバ
ー 3の一端は、マシンベース上に設けられた支持板13に
取付けられている。可動盤 2にはエジェクタ機構14が設
けられ、可動金型 9には製品を突き出すためのエジェク
タピン15が設けられている。
【0021】固定盤 1と可動盤 2との間には、可動盤 2
を固定盤 1に対して速やかに近接離間移動させて型開閉
を行う手段として、この実施例の場合、一対のサイドシ
リンダ 4が設けられている。サイドシリンダ 4は、メイ
ンシリンダ 5と比較して小径でストロークが長く設定さ
れ、その両シリンダ室4a,4b は、ピストンロッド16を伸
長退縮駆動するように、切替弁を介して油圧源の圧油を
切り替え可能に供給される(図示を省略した)。
【0022】メインシリンダ 5は、サイドシリンダ 4と
比較して大径でストロークを短く設定されてなるもの
で、可動盤 2のタイバー 3が挿通される部所に対応し
て、この実施例の場合4箇所に形成されている。メイン
シリンダ 5に挿入される各ピストンロッド18は、所定の
長さを有し、軸方向に中空部19が形成され、この中空部
19に各タイバー 3が摺動可能に挿通されている。メイン
シリンダ 5の両シリンダ室5a,5b には、図1に示すよう
に、カートリッジ弁20とサーボ弁21が接続され、固定盤
1に対する可動盤 2の位置を感知するためのセンサ(図
示を省略した)が設けられており、各センサからの信号
に基づいて可動盤 2が固定盤 1に対して平行となるよう
に、油圧源21a からの圧油を両シリンダ室5a,5b に供給
する。なお、図1中の符号21b はリザーバを示してい
る。
【0023】結合手段 6は、可動盤 2に設けられたメイ
ンシリンダ 5のピストンロッド18の固定盤側先端に形成
された係合溝22と、この係合溝22と係合・解除可能に固
定盤1に設けられたチャック部材23と、チャック部材23
を係合溝22に対して係合・解除駆動するチャックシリン
ダ24とから構成されている。
【0024】係合溝22は、ピストンロッド18の先端外周
壁に全周にわたる環状の溝を複数削設したもので、各溝
22の形状はピストンロッド18の軸方向に対して固定盤 1
側の側壁が直交し、且つ、可動盤 2側の側壁が傾斜する
ように形成されている。チャック部材23は、係合溝22を
取り囲むことができるように、分割された一対の部材か
らなるもので、係合溝22と係合することができるように
対応して、その内周表面にはピストンロッド18の軸方向
に対して可動盤 2側の側壁が傾斜し、且つ、固定盤 1側
の側壁が直交するように突条25が形成されている。そし
て、係合溝22およびチャック部材23の突条25の幅は、図
2においてタイバー 3の中心線よりも下方側に示したよ
うに、互いに係合・解除するためのクリアランスCを有
している。なお、ここで、ピストンロッド18に形成され
る係合溝22およびチャック部材23に形成される突条25と
は、互いに係合可能な形状であれば良く、ピストンロッ
ド18とチャック部材23のそれぞれの前記側壁は、必ずし
もピストンロッド18の軸方向に対して直交していなくて
も良い。また、ピストンロッド18に突条を形成し、チャ
ック部材23に係合溝を形成する場合も含まれる。
【0025】チャック部材23を係合溝22に対して係合・
解除駆動させるチャックシリンダ24は、固定盤 1の可動
盤 2とは反対側に設けられた支持部材27によって支持さ
れ、固定盤 1には各タイバー 3に挿通されたピストンロ
ッド18を挿入することが可能な径の透孔28が形成されて
いる。図2に示すように、チャックシリンダ24のピスト
ンロッド24a の先端にはボルト29が螺合され、このボル
ト29のヘッドを押えるための分割された押えリング30が
チャック部材23に取付けられ、チャックシリンダ24のピ
ストンロッド24a とチャック部材23とが結合されてい
る。チャック部材23に対して係合溝22が整合するように
メインシリンダ 5のピストンロッド18が固定盤 1の透孔
28内に挿入移動した際に、チャックシリンダ24のピスト
ンロッド24a が前進するとチャック部材23はメインシリ
ンダ 5のピストンロッド18の係合溝22に係合し、後退す
るとチャック部材23の係合溝22に対する係合を解除す
る。そして、チャック部材23の係合溝22に対する係合あ
るいは解除を確認するため、ピストンロッド24a の前進
限と後退限を感知する近接スイッチ31,32 がチャックシ
リンダ24の前方と後方とにそれぞれ設けられている。
【0026】固定手段 7は、結合手段 6のバックラッシ
を除去した状態で固定する、すなわち、図2のタイバー
3の中心線よりも下方に示すように、クリアランスCを
有する係合溝22とチャック部材23のピストンロッド18の
軸方向に対して略直交する側壁を、図2のタイバー 3の
中心線よりも上方に示すように、互いに当接させてその
状態を保持するもので、この実施例においては固定盤 1
に設けられ、チャック部材23が係合溝22に係合した際に
ピストンロッド18を可動盤 2側に押し戻すように押圧す
るシリンダ35およびピストンロッド36から構成されてい
る。
【0027】支持部材27の固定盤 1と反対側にはハウジ
ング37が取付けられ、このハウジング37の先端部にシリ
ンダ35がボルト38によって取付けられている。シリンダ
35にはトップフランジ39とエンドフランジ40とがそれぞ
れボルト41,42 によって取付けられ、トップフランジ39
にタイバー 3の他端がナット43によって取付けられてい
る。ピストンロッド36は、その軸方向に中空部44が形成
され、タイバー 3が中空部44に摺動可能に挿通されてい
る。圧油を供給してピストンロッド36を前進させるシリ
ンダ室(図2において右側)35a のポート45は、ソレノ
イドバルブ46を介して油圧源47およびリザーバ48と切り
替え可能に接続され、ピストンロッド36を後退させる反
対側のシリンダ室(図2において左側)35b のポート49
は、この実施例の場合、リザーバ50に接続されている。
【0028】さらに、このように構成されたメインシリ
ンダ 5のピストンロッド18の先端にはカム51が取付けら
れ、リミットスイッチ52とリミットスイッチ53とがハウ
ジング37に設けられている。サイドシリンダ 4による高
速型閉によってカム51にリミットスイッチ52が当接する
と、メインシリンダ 5のピストンロッド18が固定手段7
のピストンロッド36に近付いたことを感知し、型閉の速
度を減速させる。また、カム51にリミットスイッチ53が
当接すると、メインシリンダ 5のピストンロッド18の前
進が完了したことを感知する。
【0029】次に、上述のように構成された本発明に係
る型締装置を射出圧縮成形に用いる場合の工程について
説明する。本発明に係る型締装置を用いて射出圧縮成形
を行う場合は、概略、サイドシリンダ 4によって可動盤
2を固定盤 1に対して所定の距離まで高速近接移動さ
せ、係合溝22にチャック部材23を係合して可動盤 2を固
定盤 1に結合固定し、メインシリンダ 5によって所定量
開いた状態の金型8,9 を圧締する型締方法において、圧
締時に係合溝22とチャック部材23とのバックラッシュを
除去して固定することを特徴とするものである。以下、
図2を参照しつつ、本発明に係る型締装置の作動工程を
図3乃至図11に基づいてさらに詳しく説明する。
【0030】図3は、図1の状態からサイドシリンダ 4
の駆動によって固定盤 1および可動盤 2にそれぞれ取付
けられた金型 4,5を高速型閉する工程を示したものであ
る。サイドシリンダ 4のピストンロッド18を退縮させる
ようにシリンダ室4aに圧油を供給すると、可動盤 2がメ
インシリンダ 5のピストンロッド18の中空部19に挿通さ
れたタイバー 3にガイドされ、固定盤 1に近接すること
となる。
【0031】ピストンロッド18の先端に取付けられたカ
ム51(図2参照)がリミットスイッチ52に当接してメイ
ンシリンダ 5のピストンロッド18が固定手段 7のピスト
ンロッド36に近づいたことを感知すると、サイドシリン
ダ 4のシリンダ室4aに供給する圧油の流量を減少させて
型閉の速度を減速する。このとき、図4に示すように、
カートリッジ弁20はパイロット圧力が解除されて解放
し、メインシリンダ 5のシリンダ室5a,5b を連通してい
る。これにより、可動盤 2は、ピストンロッド18の先端
がピストンロッド36に当接した後も、連続してさらに固
定盤 1に近接することが可能な状態となっている。
【0032】サイドシリンダ 4の駆動によって可動盤 2
が低速でさらに固定盤 1に近づくと、メインシリンダ 5
のピストンロッド18は、カム51の先端をリミットスイッ
チ53に当接すると共に、固定手段 7のピストンロッド36
が退縮するように押圧し、係合溝22がチャック部材23と
整合するように位置決めされる。そして、リミットスイ
ッチ53から発信された信号によって結合手段 6のチャッ
クシリンダ24が伸長駆動され、チャック部材23がメイン
シリンダ 5のピストンロッド18の係合溝22にクリアラン
スCを有する状態で係合し、固定盤 1と可動盤 2とが結
合固定される(図2のタイバー 3の中心線よりも下方側
を参照)。メインシリンダ 5のピストンロッド18の前進
が完了した後、メインシリンダ 5のシリンダ室5aに圧油
を供給してさらに可動盤 2を所定位置(例えば、金型の
開き量が2〜10mm程度となるように)まで前進させ
てサイドシリンダ 4の駆動を停止する。
【0033】チャックシリンダ24の近接スイッチ31(図
2参照)によってチャック部材23の係合溝22に対する係
合が確認されると、図5に示すように、ソレノイドバル
ブ46を励磁して圧油をシリンダ室35a に供給する。ピス
トンロッド36は、図において左方向に移動してメインシ
リンダ 5のピストンロッド18を可動盤 2側に押し戻すよ
うに押圧し、係合溝22とチャック部材23の突条25との可
動盤 2側のピストンロッド18の軸方向に対して直交する
ように形成された各側壁を互いに当接させてバックラッ
シを除去し、この状態を保持して固定する。そして、カ
ートリッジ弁20にパイロット圧を加え、このカートリッ
ジ弁20を閉の状態とし、メインシリンダ5のシリンダ室5
a,5b の連通を遮断した後、可動盤 2の平行度を保った
状態となるようにサーボ弁を介して各メインシリンダ 5
のシリンダ室5aまたは5bに圧油を供給し、金型 8,9が所
定の間隔で開いた状態でキャビティ10を形成するように
調整する。
【0034】このように、金型8,9 を所定間隔開いた状
態に保持した後には、図6に示すように、成形材料の射
出装置のノズル11を固定盤 1のテーパー状の穴12に挿入
し、金型8,9 によって形成されたキャビティ10内に成形
材料Sを射出充填する。そして、図7に示すように、所
定量開いた状態の金型8,9 を圧締すべく、各メインシリ
ンダ 5の図における右側のシリンダ室5aに圧油を供給
し、金型8,9 を閉じてキャビティ10内に射出充填された
成形材料Sが冷却固化または加熱硬化を完了するまで圧
縮力を保持し、製品Pを成形する。
【0035】成形が完了すると、図8に示すように、メ
インシリンダ 5による圧締を解除すると共に、メインシ
リンダ 5のピストンロッド18に対する固定手段 7の押圧
を解除する。そして、図9に示すように、メインシリン
ダ 5の図における左側のシリンダ室5bに圧油を供給して
可動金型 9を固定金型 8から製品Pと共に強力に引き離
して型開を行い、次に結合手段 6のチャックシリンダ24
を退縮させてチャック部材23をピストンロッド18の係合
溝22との係合から解除し、固定盤 1と可動盤 2との結合
固定を解除する。
【0036】メインシリンダ 5の駆動によって強力型開
が行われた後は、図10に示すように、サイドシリンダ
4のピストンロッド16を伸長させるようにシリンダ室4b
に圧油を供給して高速で可動盤 2を固定盤 1から離れる
方向に移動させ、最後に図11に示すように、エジェク
タ機構14を駆動してエジェクタピン15を突き出し、製品
Pを取り出す。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、金型を圧締する際に可
動盤と固定盤とを結合固定するための係合溝とチャック
部材のバックラッシを除去して固定するため、固定盤と
可動盤との平行度を保つことができ、これによって金型
のインロー部のカジリを防止することができると共に、
精度の良い製品を成形することができる等の効果を奏す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る型締装置のニュートラルの状態を
示す概略断面図である。
【図2】本発明に係る型締装置の部分拡大断面図であ
る。
【図3】図1の状態から、型を閉じる状態を示す概略断
面図である。
【図4】図3の状態から、ステーナットを係合した状態
を示す概略断面図である。
【図5】図4の状態から、プレス位置を調整する状態を
示す概略断面図である。
【図6】図5の状態から、キャビティ内に成形材料を射
出する状態を示す概略断面図である。
【図7】図6の状態から、キャビティ内に射出された成
形材料をプレスする状態を示す概略断面である。
【図8】図7の状態から、ロックナットの固定を解除し
てプレス圧を抜いた状態を示す概略断面である。
【図9】図8の状態から、ステーナットの係合を解除
し、メインシリンダによって強力型開きを行う状態を示
す概略断面である。
【図10】図9の状態から、サイドシリンダによって高
速型開きを行う状態を示す概略断面である。
【図11】図10の状態から、エジェクタによって製品
を突出す状態を示す概略断面である。
【符合の説明】
1 固定盤 2 可動盤 3 タイバー 4 サイドシリンダ 5 メインシリンダ 6 結合手段 7 固定手段 8 固定金型 9 可動金型 18 ピストンロッド 22 係合溝 23 チャック部材 24 チャックシリンダ 25 突条 35 シリンダ 36 ピストンロッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型内の成形材料に圧力を加えて圧締を
    行う型締装置であって、固定盤と、固定盤に相対向して
    配置されて近接離間移動される可動盤と、可動盤に挿通
    されて固定盤に対する近接離間移動をガイドする複数の
    タイバーと、可動盤を固定盤に対して速やかに近接離間
    移動させる型開閉手段と、金型を圧締する手段と、メイ
    ンシリンダによって金型を圧締する際に可動盤と固定盤
    とを結合固定する手段とを備え、該結合固定手段が可動
    盤または固定盤のいずれか一方に設けられた係合溝と、
    可動盤または固定盤の他方に係合溝と係合・解除可能に
    設けられたチャック部材とからなる型締装置において、 係合溝とチャック部材とを係合させた際のバックラッシ
    を除去して固定する手段を設けたことを特徴とする型締
    装置。
  2. 【請求項2】 金型を圧締する手段が可動盤の各タイバ
    ーの挿通部位に設けられたメインシリンダからなり、該
    メインシリンダに挿通されるピストンロッドが所定長さ
    を有すると共にその軸方向に中空部を形成されてタイバ
    ーに摺動可能に挿通されており、結合固定手段が前記メ
    インシリンダのピストンロッドに係合溝を設けると共
    に、固定盤にチャック部材を設けてなり、係合溝とチャ
    ック部材とに互いに対向するように軸方向に対して略直
    交する側壁が形成され、係合溝とチャック部材とを係合
    させた際のバックラッシを除去して固定する手段が前記
    係合溝とチャック部材の側壁を互いに当接させて固定す
    るものであることを特徴とする請求項1に記載の型締装
    置。
  3. 【請求項3】 係合溝とチャック部材とを係合させた際
    のバックラッシを除去して固定する手段が前記メインシ
    リンダのピストンロッドを押圧または引っ張るシリンダ
    およびピストンロッドからなることを特徴とする請求項
    2に記載の型締装置。
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