JP4960050B2 - 不揮発性半導体記憶装置、及び不揮発性半導体記憶装置のデータ書き込み方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置、及び不揮発性半導体記憶装置のデータ書き込み方法 Download PDF

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Description

この発明は、電気的書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置に係り、特にNAND型フラッシュメモリのデータ書き込み方法に関する。
EEPROMの一つとして、NAND型フラッシュメモリが知られている。NAND型フラッシュメモリは、複数のメモリセルが隣接するもの同士でソース/ドレイン拡散層を共有して直列接続されて、NANDセルユニットを構成する。従って、NOR型に比べて単位セル面積が小さく、大容量化が容易である。また、書き込みにはFNトンネル電流を利用するために消費電流が少なく、従って同時書き込みのメモリセル数を多くすることができ、実質高速の書き込みが可能であるという利点を有する。
NAND型フラッシュメモリにおいては、しきい値を変化させない論理データ“1”の書き込み時にNANDセルチャネルを効率的にブーストさせて、“1”書き込みセル(書き込み禁止セル)及びこれと同時に書き込み電圧が印加される非選択セルで電子注入が生じないように制御するセルフブースト方式が用いられる。例えば、書き込み電圧Vpgmが印加される選択メモリセルのソース線側にある非選択メモリセルのワード線にチャネル分離用電圧0Vを印加し、残りの非選択セルには書き込み非選択電圧(中間電圧)Vm(Vm<Vpgm)を印加する。これにより、“1”データ書き込み時(即ち非書き込み時)、選択セル及びそれよりビット線側にある非選択セルのチャネルと、ソース線側にある非選択セルのチャネルとを分離して昇圧することができる。
書き込み電圧Vpgmが印加される選択セルのすぐ隣の非選択メモリセルにチャネル分離用電圧0Vを与えると、その0Vが与えられた非選択セルのドレイン端でバンド間トンネル電流によるリークが発生して誤書き込みを生じる可能性がある。このため、Vpgmが印加される選択セルとチャネル分離用電圧0Vが印加される非選択セルの間に、Va(0V<Va<Vm)が印加される非選択セルを挟むことも行われる。
しかし従来提案されているセルフブースト書き込み方式では、未だ非選択セルでの書き込みディスターブ(誤書き込み)の危険性が残されている。例えば、ソース線側選択ゲートトランジスタは、書き込み時ゲート電圧を0Vとしてオフにされるが、この選択ゲートトランジスタのエッジでGIDL(Gate Induced Drain Leakage)電流が流れて、これにより隣接する非選択メモリセルで誤書き込みを生じる可能性がある(非特許文献1参照)。選択ゲートトランジスタとビット線に隣接するメモリセルの間隔が小さくなるほど、また非選択メモリセルに与える書き込み中間電圧Vmが高くなる程、この現象は生じ易くなる。
Jae-Duk Lee et al. "A NEW PROGRAMMING DISTURBANCE IN NAND FLASH MEMORY BY SOURCE/DRAIN HOT-ELECTRONS GENERATED BY GIDL CURRENT", NVSMW2006, P.31-33
この発明は、非選択セルでの誤書き込みを防止することができる不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的としている。
この発明の第1の態様によると、電気的書き換え可能な複数の不揮発性メモリセルが直列接続され、その一端が第1の選択ゲートトランジスタを介してビット線に、他端が第2の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続されたNANDセルユニットを有する不揮発性半導体記憶装置において、
選択メモリセルに対する書き込み電圧印加時に、非書き込みの前記選択メモリセル及び前記第1の選択ゲートトランジスタ側にある非選択メモリセルの範囲の第1のブーストチャネル領域と、前記選択メモリセルより前記第2の選択ゲートトランジスタ側にある非選択メモリセルの範囲の第2のブーストチャネル領域とを電気的に分離してブーストするデータ書き込みモードを有しかつ、
前記データ書き込みモードにおいて、前記第2の選択ゲートトランジスタに隣接する非選択メモリセルに与える書き込み非選択電圧は、NANDセルユニット内の選択メモリセルに近い非選択メモリセルに対する電圧印加規則とは異なる規則に従って、前記選択メモリセルのNANDセルユニット内の位置に応じて、NANDセルユニット内の他の非選択メモリセルに与える書き込み非選択電圧Vmより低い電圧V1と、これより高い電圧V2(V1<V2≦Vm)との少なくとも2段階の切り換えが行われる。
この発明の第2の態様によると、電気的書き換え可能な複数の不揮発性メモリセルが直列接続され、その一端が第1の選択ゲートトランジスタを介してビット線に、他端が第2の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続されたNANDセルユニットを有しかつ、NANDセルユニットの第2の選択ゲートトランジスタに隣接してダミーセルが挿入された不揮発性半導体記憶装置において、
選択メモリセルに対する書き込み電圧印加時に、非書き込みの前記選択メモリセル及びそれより前記第1の選択ゲートトランジスタ側にある非選択メモリセルの範囲の第1のブーストチャネル領域と、前記選択メモリセルより前記第2の選択ゲートトランジスタ側にある非選択メモリセルの範囲の第2のブーストチャネル領域とを電気的に分離してブーストするデータ書き込みモードを有しかつ、
前記データ書き込みモードにおいて、前記ダミーセルに与える書き込み非選択電圧が、NANDセルニット内の前記選択メモリセルの位置に応じて切り換え設定される。
この発明によると、非選択セルでの誤書き込みを防止することができる不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
実施の形態の説明に先立って、この発明が解決しようとしている課題をより具体的に説明する。
図1は、NAND型フラッシュメモリの書き込みパルス印加動作の波形の一例を示している。選択ワード線WLnには、書き込み電圧Vpgm(約20V前後)が所定のタイミングで印加される。選択ワード線を含むNANDセルユニット(NANDストリング)内の他の非選択ワード線には、選択ワード線を基準として所定のルールに従った電圧が印加される。
すなわち、選択ワード線WLnに対して、ソース線コンタクト側(以下、単にソース線側という)の1本隣の非選択ワード線WLn−1には、電圧Va(=約3V)、2本隣の非選択ワード線WLn−2にはチャネル分離用電圧Vb(=0V)、これらの非選択ワード線WLn−1,WLn−2を除く他の非選択ワード線には、書き込み非選択電圧(中間電圧)Vm(=約8V)が印加される。
図2は、このような書き込みパルスが印加されている様子を、NANDセルユニットの断面図で示している。ここでは説明の簡略化のため、8個のメモリセルM0−M7が直列接続されて、その両端に選択ゲートトランジスタSG1,SG2が配置されたNANDセルユニットを示している。
図2では、メモリセルMC6(従ってワード線WL6)が選択された場合であってかつ、ビット線BLにVddを与える“1”書き込み(非書き込み)での電圧印加状態を示している。非選択ワード線WL4にチャネル分離用電圧0Vが印加される結果、NANDセルユニット内のチャネル領域及びソース/ドレイン領域は、電気的に二つに分離されてブーストされる。
即ち、チャネル分離用電圧が印加された非選択メモリセルMC4を境に、破線で示したように、ビット線コンタクト側(以下単にビット線BL側という)のブーストチャネル領域Aと、ソース線CELSRC側のブーストチャネル領域Bとが分離される。ビット線BL側の選択ゲート線SGDに与える電圧は例えば、Vsgd=Vddとする。
図2においては、チャネル領域および拡散層領域がワード線とのカップリングでブーストされる際に、ソース線側の選択ゲートトランジスタSG2のエッジで生じるGIDL(Gate Induced Drain Leakage)電流によって、その隣の非選択メモリセルMC0で誤書き込みが生じる状態を示している。
選択ゲートトランジスタSG2とその隣のメモリセルMC0の距離が近くなり、非選択メモリセルM0のワード線WL0に印加される電圧Vmが高くなると、この現象はますます生じやすくなる。また、上述したGIDL電流による誤書き込みは、NANDセルユニット内のワード線数が増えるとそれに比例して発生する。
この発明においては、上述したソース線側選択ゲートトランジスタSG2に隣接する非選択メモリセルでのGIDL電流による誤書き込みを防止することを主たる課題とする。更にその際、選択セル位置によって生じる他の誤書き込みの可能性をも考慮する。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
[実施の形態1]
図3は、実施の形態によるNAND型フラッシュメモリの全体構成の概略図を示す。NAND型フラッシュメモリの基本単位であるNANDセルユニット(NANDストリング)100は、直列接続された複数のメモリセルMC0−MC31とその両端に配置された二つの選択トランジスタSG1とSG2により構成されている。即ちNANDセルユニット100は、その一端が選択トランジスタSG1を介してビット線BLに接続され、他端が選択トランジスタSG2を介して、メモリアレイ102内で共通のソース線CELSRCに接続されている。
1つのメモリセルは、周知のように、シリコン基板のP型ウェルに形成されたN型ソース/ドレイン拡散層を有し、電荷蓄積層としての浮遊ゲートと制御ゲートの積層ゲート構造を有する。この浮遊ゲートに保持する電荷量を書き込み動作、消去動作で変化させることにより、メモリセルのしきい値を変化させて、1ビットのデータ、あるいは多ビットのデータを記憶させる。
NANDセルユニット100内の各メモリセルの制御ゲートは別々のワード線WL0−WL31に接続され、選択ゲートトランジスタSG1,SG2のゲートはそれぞれ選択ゲート線SGD,SGSに接続される。
ワード線WL0−WL31及び選択ゲート線SGD,SGSを共有するNANDセルユニットの集合は、データ一括消去の単位となるブロック101を構成する。通常図示のように、ビット線の方向に複数のブロック101が配列される。
NAND型フラッシュメモリは、種々の動作をコマンド入力を伴って実現している。たとえば、書き込み動作においては、データロードコマンドを入出力回路1からコマンドレジスタ2にラッチし、書き込み先アドレスを入出力回路1を介してアドレスレジスタ3にラッチし、続いて、書き込みデータを入出力回路1を介してセンスアンプ回路(兼書き込み回路)30にロードする。この後、書き込み実行コマンドを入出力回路1を介してコマンドレジスタ2にラッチすると、内部で自動的に書き込み動作が開始される。
即ち書き込み実行コマンドが入力されると、シーケンス制御回路4が動作を開始する。シーケンス制御回路4は、書き込み動作においては、書き込み動作に必要な電圧の制御や、書き込みパルス印加動作やベリファイ読み出し動作のタイミング制御、所望の書き込み動作が終了するまで書き込みパルス印加動作とベリファイ読み出し動作を繰り返す制御など行う。
高電圧発生回路5は、シーケンス制御回路4に制御されて、書き込み電圧Vpgm、書き込み中間電圧Vmその他、ロウ系の信号駆動回路20やページバッファ制御回路6に必要な高電圧(昇圧電圧)を発生する。
ロウ系の信号駆動回路20は、ワード線電圧を制御する、NANDセルユニット内のワード線数に等しい数のCGデコーダ・ドライバ24と、ドレイン側選択ゲート線SGDを制御するSGDドライバ22と、ソース側選択ゲート線SGSを制御するSGSドライバ23と、ブロックデコーダ用の昇圧電源電圧VRDECを出力するためのVRDECドライバ21とを有する。これらのドライバ21−24は、複数のブロックで共有されている。
NAND型フラッシュメモリでは、選択されたNANDセルユニットの複数のワード線に対して複数の電圧を用いて動作させることが必要であるため、ロウアドレスの中で、NANDセルユニット内のワード線を選択するページアドレスが、CGデコーダ24のそれぞれに入力されている。
メモリセルアレイ102の各ブロック101のワード線端部には、ブロック選択機能を持つ狭義のロウデコーダ10が配置されている。ロウデコーダ10は、アドレスレジスタ3からブロックアドレスを受けてこれをデコードするブロックデコーダ11と、このブロックデコーダ11の出力により共通に制御されて書き込み、消去及び読み出しに必要な電圧を選択ブロック内のワード線や選択ゲート線に伝達するための転送トランジスタ12とを有する。ブロックデコーダ11には、転送トランジスタ12の共通ゲートTGに所望の電圧を出力するためのレベルシフト回路が含まれる。
転送トランジスタ12の各一端は、ドライバ21−24の出力に接続され、他端はセルアレイ内のワード線及び選択ゲート線に接続されている。例えば、書き込みパルス印加動作においては、選択ワード線に書き込み電圧Vpgm(20V程度)を印加する必要がある。このとき転送トランジスタ12の共通ゲートTGには、VRDECドライバ21から供給されるVpgm+Vt(Vtは転送トランジスタ12のしきい値相当の電圧)が印加される。
NAND型フラッシュメモリは、書き込みと消去にFNトンネル電流を用いる。特に書き込み動作においては、NOR型メモリセルと異なり、1つのメモリセルのしきい値シフトに必要な電流が微小であるため同時に多数のメモリセルを書き込むことができる。したがって、書き込み、読み出しの一括処理単位のページ長を、2kByteや4kByteと大きくすることができる。ページバッファを構成するセンスアンプ回路30内のセンスユニット31も、ページ長と同数含まれている。
カラムデコーダ7は、例えば書き込みデータをロードする場合には、アドレスレジスタ3から送られるカラムアドレスをデコードして、入出力回路1と選択されたセンスユニット31を接続して、カラムアドレス毎の書き込みデータをセンスアンプ回路30にセットする。読み出し動作においては、その逆であり、一括してページバッファ30に読み出したデータを、カラムアドレスに従って選択されたセンスユニット31から入出力回路1に出力する。
図3では省略しているが、実際には入出力回路1とページバッファ30の間には、所定のサイクルでデータの入出力を実現するための回路が組み込まれている。
図4は、4値データ記憶方式を適用した場合のメモリセルのしきい値状態とデータの関係を示す。この例では、一つのメモリセルに記憶する2ビットデータを、二つのロウアドレスに割り付けている。すなわち、下位ビット(Lower Bit)は、下位ページが選択された場合に読み出しされるデータである。上位ビット(Upper Bit)は、上位ページが選択された場合に読み出されるデータである。
しきい値が負の消去状態がデータ“11”であり、正のしきい値の書き込み状態であるデータ“10”,“00”,“01”がしきい値の順に定義される。
このようなデータの割付法における書込み方法の一例を図5と図6に示す。図5は、下位ページデータ書き込み法を示す。データ“11”の消去状態にあるメモリセルに対して、選択的に“0”書き込みを行うことにより、データ“10”のしきい値分布を得る。このとき“1”書き込みセルは、しきい値がシフトせず、データ“11”状態を保持する。
図6は、上位ページ書き込みの様子を示す。上位ページデータが、データ“11”のセルに対する“0”書き込みである場合には、データ“11”からデータ“01”までしきい値をシフトさせる。上位ページデータが、データ“10”のセルに対する“0”書き込みである場合、データ“10”からデータ“00”までしきい値をシフトさせる。“1”書き込みデータの場合には、それぞれのデータ“11”及び“10”のしきい値分布を維持する。
この4値データ記憶方式では、下位ページ書き込みを上位ページ書き込みに先行させることが必要となる。
4値記憶書き込みでは、図4に示すように、3つの書き込みしきい値状態を作る必要があり、2値記憶方式に比べて高いしきい値状態への書き込みが必要である。したがって、しきい値をシフトさせない“1”書き込み状態での誤書込みを十分に抑制することが要求される。
図7は、この実施の形態での書き込みパルス印加動作時の波形を、図1と対応させて示している。選択ワード線WLnに所定タイミングT3で書き込み電圧Vpgmが印加され、そのソース線側の2本隣の非選択ワード線WLn−2にチャネル分離用電圧Vb=0Vが印加され、1本隣の非選択ワード線WLn−1には、Va(約3V)が印加される。ここまでは、図1の場合と同様である。
ここまでの選択ワード線を基準にした電圧印加法の規則は、この形に限られるわけではない。例えば、選択ワード線とチャネル分離用電圧Vbが印加される非選択ワード線の間に、Vmが印加される複数本の非選択ワード線を挟んだり、或いはVa,Vb,Vm以外の電圧が印加されるワード線を挟むようにすることもできる。
図7において、VRDECは、図3で説明したブロックデコーダ11の昇圧電源であり、TGは、転送ゲートトランジスタアレイ12の共通ゲートである。選択ブロックでは、共通ゲートTGにVpgm+Vtが与えられて、ブロック内の選択ワード線に書き込み電圧Vpgmが転送可能とされる。
図7において特徴的であるのは、ソース線側選択ゲートトランジスタSG2に隣接する非選択メモリセルMC0に対して、書き込み中間電圧Vm以下の範囲で、選択メモリセル位置に応じて切り換えられる書き込み非選択電圧V1,V2(V1<V2≦Vm)を用いていることである。この点を以下に具体的に説明する。
図8は、メモリセルMC6(従ってワード線WL6)が選択された“1”書き込み(しきい値を変化させない非書き込み)の場合について、NANDセルユニットの断面での電圧印加状態を、図2と対応させて示している。原理的に図2と同様に、ビット線側の第1のブーストチャネル領域Aとソース線側の第2のブーストチャネル領域Bとが分離される。
図2と異なる点は、非選択メモリセルのうち、ソース線側選択ゲートトランジスタSG2に隣接する非選択メモリセルMC0に、書き込み中間電圧Vmではなく、それより低い電圧V1(V1<Vm)を与えていることである。
メモリセルM0における、選択ゲートトランジスタSG2のドレインエッジで生じるGIDL電流の影響の受け方は、実は2種類ある。ひとつは、メモリセルMC0(ワード線WL0)が選択されて、これに書き込み電圧Vpgmが印加されるケースであり、もうひとつは、他のワード線が選択されている図8のようなケースである。前者は、ワード線WL0が書き込みで選択される回数が、多値動作では、1乃至2回であるのに対して、後者は、他のワード線が選択されている場合であるので、NANDストリング内のセル数に比例した回数となる。
この実施の形態では、後者での影響を小さくすることを考えている。そのためには、図8のように、ワード線WL0が非選択であるときにこれに、書き込み中間電圧Vmより低い電圧V1を与えることが有効になる。これにより、選択ゲートトランジスタSG2のドレインに伝達される電圧を制限することができ、選択ゲートトランジスタSG2でのGIDL電流に起因する非選択メモリセルMC0での誤書き込みが抑制される。
しかしながら、ワード線WL0が非選択の場合には、いつでも電圧V1がいいとは限らない。例えば、図9に示すように、図8よりもソース線側のワード線WL3(従ってメモリセルMC3)が選択されている場合には、別の誤書き込みの懸念が生じる。
この場合には、ワード線WL2にVa、ワード線WL1にチャネル分離用電圧0Vが印加されるから、その0Vが印加されるワード線WL1よりソース線側には、一つのワード線WL0のみ残される。このとき、ブーストチャネル領域Bが、電圧V1では十分にブーストされず、メモリセルMC1のソース(即ちメモリセルMC0側の拡散層)電位がこのメモリセルMC1をカットオフさせるには不十分となる。そうすると、十分にブーストがかかるメモリセルMC2よりビット線側のチャネル領域からメモリセルMC0側にリークが生じる。選択ワード線に書き込み電圧Vpgmを印加する際にこのリークがトリガーになってメモリセルMC2のドレイン端でホットキャリアが発生すると、これが選択メモリセルMC3の浮遊ゲートに注入されて、誤書き込みを生じさせる。
このように、チャネル分離用電圧0Vを印加する非選択ワード線位置がソース線側選択ゲート線SGSに近くなると(即ち、第2のブーストチャネル領域Bのセル数が少なくなると)、ソース線側選択ゲート線の隣のワード線に低い電圧V1を与える方式においては、ソース線側のチャネルブーストが不十分になり、無用の電荷移動を生じる。この電荷移動を防止するためには、非選択ワード線WL0に電圧V1に代わって、それより高い電圧V2(≦Vm)を与えればよい。
図10は、図9のワード線選択状態で、選択ゲート線SGSに隣接する非選択ワード線WL0に電圧V2(>V1)を与えた状態を示している。図11は、選択ワード線が図10より一つ選択ゲート線SGDに移った場合、即ちワード線WL4が選択された場合であり、この場合にも、ワード線WL0には電圧V2を印加する。
図12は、選択ワード線位置が更にビット線側の選択ゲート線SGD側に一つ移った場合であり、この場合は、非選択ワード線WL0には電圧V1を与える。即ちチャネル分離用電圧0Vが与えられるワード線WL3のソース線側に3本の非選択ワード線WL0−WL2があるので、2本WL1−WL2に書き込み中間電圧Vmを与え、残り1本WL0に電圧V1を与える。
以上のように、チャネル電離用電圧Vb=0Vが印加される非選択メモリセルよりソース線側の非選択メモリセル数が所定個数以上(この例では3個以上)になったら、電圧V2を電圧V1に切り換える。言い換えれば、選択ワード線よりソース線側の非選択ワード線数が5以上になったら、電圧V2を電圧V1に切り換える。
これにより、図2で説明した選択ゲートトランジスタSG2でのGIDL電流による誤書き込みを防止することができるだけでなく、選択ワード線がソース線に近い場合もソース線側のチャネルブーストを十分にして、図9で説明したホットキャリア注入による選択セルの誤書き込みをも防止することができる。
この実施の形態において、選択ワード線位置(ソース線側から順に付したワード線番号)を横軸にして、非選択ワード線WL0の印加電圧を縦軸に示すと、図13のようになる。また、図14は、選択ワード線位置との関係で各ワード線に与えられる電圧をまとめて示したものである。
選択ワード線がWL2のときにもWL0にV2を印加しているのは、図9を用いて説明した誤書き込みが懸念されるためである。また、選択ワード線がWL1のときは、WL0にV2を与えてもよいがVaのままとしている。これは、選択ワード線の上下に隣接する非選択ワード線は、選択セルの書き込み特性に影響を与えるため、選択セルの浮遊ゲート電圧をほぼ一定に保つ上では同じような電圧印加条件とすることが好ましい、という考慮に基づいている。
言い換えればこの実施の形態では、ソース線側選択ゲートトランジスタSG2に隣接する非選択メモリセルに与える書き込み非選択電圧は、選択メモリセルの近くのソース線側の非選択メモリセルに対してVb,Vaを印加するという電圧印加規則とは異なる規則に従って、選択メモリセルがNANDセルユニット内でビット線側選択ゲートトランジスタSG1側に設定された所定の第1の領域内にあるとき第1の電圧V1(Vb<V1<Vm)とし、第1の領域より選択ゲートトランジスタSG2側である第2の領域にあるとき第2の電圧V2(Vb<V1<V2≦Vm)とする。
更に言い換えれば、ソース線側選択ゲート線SGSに隣接するセルでの誤書き込み防止のためワード線WL0が非選択のときにこれに与える電圧は、選択ワード線が選択ゲート線SGSに近いWL2−WL4の範囲のとき(即ち第2のブーストチャネル領域Bの非選択セル数が0〜2のとき)V2を、選択ワード線がより選択ゲート線SGDに近いWL5−WL7の範囲のとき(即ち第2のブーストチャネル領域Bの非選択セル数が3以上のとき)V1を用いる。選択ワード線がWL1のときは、これに隣接するソース線側非選択ワード線WL0に電圧Vaを与える。
図15は、図14との比較のため、チャネル分離用電圧0Vが与えられるワード線よりソース線側の非選択ワード線に中間書き込み電圧Vmを与える従来方式を示している。
図16は、図14の例において、ワード線WL1が選択された場合のワード線WL0の電圧を、Vaに代わってV2としたものである。実際に選択ゲート線に隣接するワード線WL0やWL31が選択された場合は、同じ書き込み電圧Vpgmを用いてもその書き込み特性が他のワード線が選択された場合とは異なる。ここで、NAND型フラッシュメモリにおいて重要なことは、選択するワード線によって書き込み時間が著しく変化しないようにすることである。
書き込み動作は、前述のように書き込みパルス印加動作とその後の書き込みベリファイ動作とが、書き込み対象のセルが全て所望のしきい値電圧になるまで繰り返される。書き込みを繰り返すには、書き込み電圧を所定の刻みで増加させるステップアップ書き込み方式が用いられている。書き込み動作の繰り返し数は、書き込みループ数と呼ばれる。
どのワード線に対しても書き込み電圧Vpgmを用いて書き込む場合、過書き込みを防止するためには、書き込みの早いワード線に合わせた書き込み電圧を選択することになる。即ち書き込みの遅いワード線のセルについては、書き込み電圧が低下することを意味する。そして書き込みの遅いワード線に対しては、書き込みにくい状態から書き込み動作が開始されるので、書き込みループ数が増加し、書き込み時間がかかることになる。
これに対しては、例えば選択ワード線に対して、その書き込み速度に応じて調整された書き込み電圧を与えるようにして、どのワード線についても書き込みループ数を同程度にする方法が有効になる。この様な書き込み技術を想定した場合には、書き込み電圧Vpgmが印加される選択ワード線の上下の隣接ワード線の電圧が、他の選択ワード線の場合と異なる状態であっても差し支えない。従って、図16に示すように、ワード線WL0に印加する電圧を、WL1−WL4が選択された場合にV2としてもよい。
[実施の形態2]
図2で説明した、“1”書き込み時のソース線側選択ゲートトランジスタSG2でのGIDL電流による誤書き込み対策として、選択ゲートトランジスタSG2のとなりにダミーセルMCD(ダミーワード線WLD)を入れることも有効な手段として考えられる。
図17は、その様なダミーセルMCDが挿入された場合の実施の形態について、メモリセルMC3(ワード線WL3)が選択された場合の書き込み電圧印加状態を示している。ここでもメモリセルは、先の実施の形態と同様に、ダミーセルMCDを除いてMC0−MC7の8個であり、それぞれの制御ゲートにワード線WL0−WL7が接続される場合を示している。
メモリセルMC3が選択された場合、そのソース線側に隣接する非選択メモリセルMC2にはVa、更にそのソース線側に隣接する非選択メモリセルMC1には、チャネル分離用電圧Vb(=0V)を与え、更にそのソース線側に隣接する非選択メモリセルMC0に書き込み中間電圧Vm(<Vpgm)を与える。
この実施の形態では、ダミーセルMCDに、選択ゲートトランジスタSG2でのGIDL電流を抑えるに必要な電圧V1又はV2を与える。図17の場合、チャネル電離用メモリセルMC1のソース線側には中間書き込み電圧Vmを印加する非選択メモリセルが1個のみであるので、ソース線側のブーストチャネル領域Bのブーストを十分にするため、ダミーセルMCDには比較的高い方の電圧V2(Vb<V2≦Vm)を与える。
この様にダミーセルMCDに電圧V2を印加してブーストチャネル領域Bのブースト電位を高め、メモリセルMC1のカットオフ特性を改善することにより、メモリセルMC1をリークする電流がトリガーとなって生じる誤書き込みを抑制することができる。図17の場合には、チャネル分離用電圧Vbが与えられた非選択メモリセルMC1の隣の非選択メモリセルMC0に書き込み中間電圧Vmを与えることができるから、メモリセルMC1のカットオフはVm印加セルが含まれる分だけ望ましい状態になっている。
図18は、この実施の形態において、選択ワード線位置との関係で各ワード線に与えられる電圧をまとめて示している。また図19は、選択ワード線位置とダミーワード線電圧との関係を示している。
選択ワード線がWL1−WL3の範囲の場合(即ち、第2のブーストチャネル領域Bのダミーセルを含めた非選択セル数が0〜2の場合)に、ダミーワード線WLDに電圧V2を与えることにより、図9で説明した選択メモリセルでのソース側からのホットキャリア注入による誤書き込みを防止することができる。
選択ワード線がWL0の場合、ダミーワード線WLDにはVaを与える。選択ワード線がWL4またはそれよりビット線側である場合(即ち、第2のブーストチャネル領域Bのダミーセルを含めた非選択セル数が3以上の場合)には、ダミーワード線WLDに与える電圧をV2より低いV1にする。
言い換えれば、選択ワード線がWL4またはそれ以上ビット線に近い場合には、チャネル分離用電圧Vb=0Vが印加されるワード線よりソース線側にあって中間電圧Vmを印加できる非選択ワード線を2本以上確保できる。従って、ダミーワード線に与える電圧をV2より低くV1に設定する。これによりチャネル分離用メモリセルのカットオフを確実にでき、しかもより低い電圧V1を用いることで、ダミーセル自身のGIDLによる誤書き込みがより生じにくくなる。
図20は、図18の例において、ワード線WL0が選択された場合のダミーワード線DWLの電圧を、Vaに代わってV2としたものである。図16で説明したように、選択ワード線の上下に隣接するワード線に与える電圧が異なっても書き込み電圧Vpgmの調整で書き込み速度制御ができれば、この様に電圧V2の適用範囲を、選択ワード線がWL0−WL3の範囲(即ち、第2のブーストチャネル領域Bの非選択セル数が2以下の場合)とすることができる。この場合、ダミーワード線に電圧Vaを印加する必要がなくなり、ダミーワード線電圧制御回路が簡略化される。
[実施の形態3]
ソース線側選択ゲート線SGSに隣接するワード線WL0のみならず、ビット線側選択ゲート線SGDに隣接するワード線に沿ったメモリセルにおいても、GIDLによる誤書き込みの懸念がある。
図21は、この点を考慮した実施の形態について、図20の変形例を示している。ここでは、選択ゲート線SGDに隣接するワード線はWL7である。WL0−WL5の範囲のワード線が選択される場合に、選択ゲート線SGDに隣接するワード線WL7には、書き込み中間電圧Vmではなく、それより低い電圧V3(V1≦V3<Vm)を与える。V1≦V3とするのは、選択ゲートトランジスタSG1のゲートには0Vが印加されているのに対して、選択ゲートトランジスタSG2のゲートにはVsgd(例えば、Vdd程度の電圧)が印加されているため、GIDLの生じ易さは、SG1の方が小さい傾向にあると考えられるからである。
選択ワード線がWL6の場合は、選択ワード線の上下に隣接する非選択ワード線の電圧を他の選択ワード線のときとできるだけ同じようにするために、選択ゲート線SGDに隣接するワード線WL7に書き込み中間電圧Vmを与える。
ソース線側選択ゲート線SGSに隣接して挿入されたダミーワード線WLDSについては、図20の実施の形態と同様のルールに従って電圧V1,V2またはVaを印加する。
これにより、実施の形態2の効果に加えて、ビット線側選択ゲート線SGDに隣接する非選択セルでの誤書き込みの防止を図ることができる。
[実施の形態4]
実施の形態2に加えて、ビット線側選択ゲート線SGDに隣接してダミーセルとこれを駆動するダミーワード線WLDDを配置することは、更に有効である。
図22は、その様な構成とした場合、即ちソース線側選択ゲート線SGSに隣接してダミーワード線WLDSを挿入すると共に、ビット線側選択ゲート線SGDに隣接してダミーワード線WLDDを挿入した構成について、図21の実施の形態3と対応させて書き込み電圧印加法を示している。
WL0−WL6の範囲のワード線が選択された場合に、ビット線側のダミーワード線WLDDには、書き込み中間電圧Vmより低い電圧V3を与える。ソース線側のダミーワード線WLDSについては、図21の実施の形態3と同様のルールに従って電圧V1,V2またはVaを印加する。
これは、二つのダミーワード線の電圧制御により、データ書き換えを行うメモリセルの書き込み時の誤書き込みを最小限に抑えながら、選択ワード線位置によらず書き込み特性の均一化を図ったものということができる。即ちビット線側とソース線側に共に、ダミーセル及びこれを駆動するダミーワード線を挿入して、図22のような電圧印加法を適用すると、書き込み電圧Vpgmが印加される選択ワード線の上下に隣接する非選択ワード線の電圧を、どのワード線が選択された場合にも同じような電圧状態とすることが可能になる。
実際にはワード線及びメモリセルの加工形状は必ずしも均一にはならないので、前述した選択ワード線毎の書き込み電圧の調整が不要になるとは限らない。しかし、選択ワード線位置によらず、その周囲に印加される電圧との関係がほぼ一定になることで、書き込み特性の均一化が容易になる。
図23は、選択ワード線毎に書き込み電圧の調整が可能な場合について、図22の変形例の電圧印加法を示している。この場合、ソース線側ダミーワード線WLDSには、選択セル位置に応じて、V2またはV1が印加され、ビット線側ダミーワード線WLDDには、V3(V1≦V3<Vm)が印加される。
この場合、ワード線WL7を選択したときのその上下のワード線の電位が、他のワード線が選択されたときとは異なる。しかしこれは、前述のように選択ワード線に与える書き込み電圧の調整で補正することができる。ワード線WL0を選択した場合も同様である。
以上のように、ソース線側のダミーワード線WLDSにはV1とV2を選択ワード線位置に応じて切り換えて与えることにより、ソース線側の非選択セルで生じる誤書き込みを抑制することができ、またビット線側のダミーワード線WLDDにはV3を与えることで、ビット線側の非選択セルでGIDLに起因する誤書き込みを抑制することができる。
更に図24は、図23において、ビット線側のダミーワード線WLDDに与える電圧を、選択ワード線位置に応じて切り換え設定するようにした例である。例えば、ダミーワード線WLDDに与える電圧は、WL0−WL5が選択された場合V3とし、WL6−WL7が選択された場合はそれより高い電圧V4(V3<V4≦Vm)とする。これにより、ビット線側の非選択ワード線数が少なくなった場合に、それらの領域下のチャネルブーストを十分にすることができる。
ビット線側にダミーワード線がない図21の例においても、ビット線に隣接する非選択ワード線の電圧を、選択ワード線位置に応じて切り換えるようにしてもよい。
なお上記各実施の形態において、“1”書き込み時、ソース線側選択ゲートに隣接するワード線またはダミーワード線WLDSに与える電圧を、V2とV1の2段階で切り換えるようにしているが、例えばNANDセルユニット内のセル数に応じて、これらの電圧をより多段階に切り換えるようにすることもできる。図24のビット線側ダミーワード線WLDDの電圧V3,V4についても同様に、3段階以上に切り換えることもできる。
更に、実施の形態では説明の簡略化のために、NANDセルユニットを構成するセル数や書き込み電圧の与え方を限定した上で、ワード線WL0,WL7、ダミーワード線WLD(S),WLDDに印加すべき電圧V1,V2,V3,V4の設定範囲を例示したが、これも一例であって、更に種々の変形が可能である。
NAND型フラッシュメモリの書き込みパルス印加動作の波形の一例を示す図である。 上述の書き込みパルス印加時のNANDセルユニットの断面図でのバイアス関係を示す図である。 実施の形態のNAND型フラッシュメモリの構成を示す図である。 4値データ記憶を行う場合のデータしきい値分布を示す図である。 下位ページ書き込み動作を説明するための図である。 上位ページ書き込みの動作を説明するための図である。 この実施の形態での書き込みパルス印加動作時の波形を示す図である。 メモリセルMC6が選択された“1”書き込みの場合について、NANDセルユニットの断面での電圧印加状態を、図2と対応させて示す図である。 図8のバイアス条件での誤書き込みの危険を示す図である。 上記危険を回避するバイアス条件を示す図である。 選択ゲート線SGSに隣接するワード線WL0に電圧V2を与えるケースを示す図である。 選択ゲート線SGSに隣接するワード線WL0に電圧V1を与えるケースを示す図である。 選択ワード線位置に応じて電圧V1,V2を選択する様子を示す図である。 同じく選択ワード線位置に応じて電圧V1,V2を選択する様子を他のワード線との関係でまとめて示す図である。 従来のバイアス関係を図14と比較して示す図である。 図14の電圧印加法を変形した実施の形態を示す図である。 ソース線側選択ゲート線に隣接するダミーワード線を持つ実施の形態におけるNANDセルユニットの断面での電圧印加状態を示す図である。 同実施の形態において選択ワード線位置に応じて電圧V1,V2を選択する様子を他のワード線との関係でまとめて示す図である。 同実施の形態において選択ワード線位置に応じて電圧V1,V2を選択する様子を図13と対応させて示す図である。 図18の電圧印加法を変形した実施の形態を示す図である。 図18の実施の形態に加えて、ビット線側選択ゲート線に隣接するワード線での誤書き込みを防止するようにした実施の形態の電圧印加状態を示す図である。 図21の実施の形態に加えて、ビット線側選択ゲート線に隣接するダミーワード線を持つ実施の形態の電圧印加状態を示す図である。 図22の実施の形態を変形した電圧印加状態を示す図である。 図23の実施の形態を変形した電圧印加状態を示す図である。
符号の説明
1…入出力回路、2…コマンドデコーダ、3…アドレスレジスタ、4…シーケンス制御回路、5…高電圧発生回路、6…ページバッファドライバ、7…カラムデコーダ、10…ロウデコーダ、11…ブロックデコーダ、12…転送トランジスタアレイ、20…信号駆動回路、21…VDECドライバ、22…SGDドライバ、23…SGSドライバ、24…CGデコーダ・ドライバ、30…センスアンプ回路、31…ページバッファ、100…NANDセルユニット、101…ブロック、102…メモリセルアレイ、MC0−MC31…メモリセル、SG1,SG2…選択ゲートトランジスタ、WL0−WL31…ワード線、SGD,SGS…選択ゲート線、BL0−BLm…ビット線、CELSRC…ソース線。

Claims (1)

  1. 電気的書き換え可能な複数の不揮発性メモリセルが直列接続され、その一端が第1の選択ゲートトランジスタを介してビット線に、他端が第2の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続されたNANDセルユニットを有しかつ、NANDセルユニットの第2の選択ゲートトランジスタに隣接して第1のダミーセルが、前記第1の選択ゲートトランジスタに隣接して第2のダミーセルが挿入された不揮発性半導体記憶装置において、
    選択メモリセルに対する書き込み電圧印加時に、非書き込みの前記選択メモリセルの前記第2の選択ゲートトランジスタ側に隣接する非選択メモリセルを隣接メモリセル、前記隣接メモリセルの前記第2の選択ゲートトランジスタ側に隣接する非選択メモリセルをチャネル分離用非選択メモリセルとし、前記チャネル分離用非選択メモリセルより前記第1の選択ゲートトランジスタ側にあるメモリセルの範囲の第1のブーストチャネル領域と、前記チャネル分離用非選択メモリセルより前記第2の選択ゲートトランジスタ側にある非選択メモリセルの範囲の第2のブーストチャネル領域とを前記チャネル分離用非選択メモリセルによって電気的に分離してブーストするデータ書き込みモードを有しかつ、
    前記データ書き込みモードにおいて、前記第1のダミーセルに与える書き込み非選択電圧は、前記選択メモリセルがNANDセルユニット内で前記第2の選択ゲートトランジスタより前記第1の選択ゲートトランジスタに近い側に設定された第1のセル領域内にあるとき第1の電圧V1(Vb<V1<Vm)(但し、Vbは前記チャネル分離用非選択メモリセルに与えるチャネル分離用電圧、Vmは前記隣接メモリセル及び前記チャネル分離用非選択メモリセル以外の非選択メモリセルに与える書き込み非選択電圧)とし、前記選択メモリセルが前記第1の選択ゲートトランジスタより前記第2の選択ゲートトランジスタに近い側に設定された第2のセル領域にあるとき第2の電圧V2(Vb<V1<V2≦Vm)とし、前記第2のダミーセルに与える書き込み非選択電圧は、第3の電圧V3(V1<V3<Vm)とする
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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