JP4936483B2 - 洗浄剤及びこれを用いた樹脂成形機の洗浄方法 - Google Patents

洗浄剤及びこれを用いた樹脂成形機の洗浄方法 Download PDF

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Description

本発明は、洗浄剤及びこれを用いた樹脂成形機の洗浄方法に関する。
一般に、樹脂の着色、混合或いは成形等を目的として、押出成形機や射出成形機等の樹脂成形機が用いられている。この種の樹脂成形機においては、所定の作業終了時に、成形品の原材料となる樹脂や、染料や顔料等の各種添加剤、さらにはこれらが熱劣化して生成した炭化物等が、樹脂成形機のキャビティ、シリンダ或いはスクリュー等に残留する。かかる残留物は、以降に行われる樹脂成形時に成形品に混入し、得られる成形品の外観不良等の原因となり得る。特に、次に成形する樹脂が透明の場合、混入する残留物がわずかな量であっても、得られる成形品の透明性を低下させ、或いは、黒点異物混入等が容易に視認されるので、著しい外観不良を引き起こす原因となり得る。そのため、残留物を樹脂成形機内から完全に除去することが望まれている。
樹脂成形機内から残留物を除去するため、人手により樹脂成形機の分解掃除が行なわれている。しかしながら、かかる分解掃除は、樹脂成形機を分解し再度組み立てるという作業が必ず伴うため、作業効率が非常に悪い。しかも、洗浄の際に用いるブラシ等による研磨でキャビティ、シリンダ或いはスクリュー等が傷ついたり磨耗したりすることがあり、また、シリンダ内のように人手による掃除の確認が困難な部分がある。そのため、樹脂成形機の分解作業を行なうことなく残留物を樹脂成形機内から除去する簡便な手法が求められている。
一方、次回成形される材料等(以下、「置換材料」という。)を樹脂成形機内に充填し、その置換材料を残留物とともに排出することにより、樹脂成形機内の洗浄を行なう、いわゆる置換作業が行なわれている。しかし、このような置換作業では、スクリュー等に残留した炭化物を十分に除去できないため、前述した外観不良が起こりやすく、応急的に分解掃除を行なわざるを得ないのが実情である。さらに、近年の樹脂リサイクルや樹脂使用量の削減等に代表される環境問題への意識の高まりから、置換作業時の置換材料の使用量は極限まで削減される傾向にあり、炭化物の残留が一層起こり易い状況となっている。
他方、特許文献1には、ポリマー主鎖に−COO−及び/又は−CONH−の基を有する熱可塑性樹脂が付着している溶融成形装置の無機部材を、溶融ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレート(以下、「BHET」ともいう。)と接触させ、その熱可塑性樹脂を無機部材から除去することからなる無機部材の洗浄方法が記載されている。さらに、この特許文献1には、成形機の洗浄において、洗浄温度で溶融しないゲル状樹脂からなるパージ剤を使用する前あるいはパージ剤と混合して、溶融BHETを成形機に流してもよいことが記載されている(段落番号[0025]参照)。
また、特許文献2には、BHETを少なくとも60モルパーセント含むポリエステル低重合体でポリエステル紡糸装置を洗浄する方法が記載されている。
特開2005−200443号公報 特開昭49−80320号公報
しかしながら、特許文献1に記載の洗浄剤は、樹脂成形機のシリンダやスクリュー等の複雑な構造物を洗浄するためには、その充填性の悪さから複数回の使用が求められたり、あるいは樹脂成形機を一度分解して部分的に洗浄剤に浸したりしなければならない、という問題がある。また、一般に、洗浄剤を用いて樹脂成形機内の洗浄を行なう場合、その洗浄剤自身が残留物として残存し得るため、置換材料によって容易に置換される易置換性(非残留性)が洗浄剤自身に要求されているところ、特許文献1に記載の洗浄剤は、易置換性も十分でない。
また、特許文献1に記載の洗浄剤は、BHETの融点(約110℃)以上の温度で極めて低粘度の液状物となるので、130〜400℃程度の高温で洗浄処理が行なわれる、一般的な樹脂成形機の洗浄用途において、樹脂成形機内への充填性或いは押し出し性が悪く、実用に耐え得るものではなかった。また、BHETが樹脂成形機のノズルから噴出したり、樹脂成形機のホッパー下から供給ゾーンにかけて固着したりする等の不都合が生じ易く、場合によっては、樹脂成形機の稼動が停止する等の事態が生じ得る。したがって、特許文献1に記載の洗浄剤は、洗浄時の作業性を悪化させ、場合によっては、稼動停止後の樹脂成形機の分解作業を必要とする等の理由により、樹脂成形機の洗浄用途に不向きなものであった。
さらに、特許文献1には、洗浄温度で溶融しないゲル状樹脂からなるパージ剤と混合して溶融BHETを樹脂成形機内に流すことが開示されている。ところが、このようにBHETとゲル状樹脂とを樹脂成形機のシリンダ内に混合投入すると、BHETとゲル状樹脂とが樹脂成形機内で相溶しにくいので、上述した不都合を効果的に抑制できない。しかも、ゲル状樹脂は流動性が乏しいので、樹脂成形機内への充填性或いは押し出し性をさらに悪化させ、その結果、樹脂成形機のスクリュー回転に過剰な負担を与える等のさらなる不都合をも生じさせる。
他方、特許文献2に記載されているBHETを少なくとも60モルパーセント含むポリエステル「低重合体」は、単なるポリエステルの分解物であり、特許文献1に記載のBHETからなる洗浄剤と実質的に差がない。このようなBHETからなる洗浄剤は、ポリエステルに対しては効果があるものの、BHETを含む低重合体をペレット化することは困難であるため、射出成形機や押出機等の樹脂成形機で成形するポリエステル以外の樹脂や炭化物に対しては十分な効果は得られない。
本発明は、かかる実情を鑑みてなされたものであり、洗浄性及び易置換性に優れ、且つ、樹脂成形機の洗浄時の作業性をより一層向上し得る洗浄剤及びこれを用いた樹脂成形機の洗浄方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、スチレン−アクリロニトリル共重合体及びビスヒドロキシアルキルテレフタレートを溶融混練した後に成形してなり、スチレン−アクリロニトリル共重合体100重量部に対してビスヒドロキシアルキルテレフタレートを5〜30重量部含有するペレットからなる洗浄剤が、樹脂成形機内で熱を印加して可塑化保持することにより、優れた洗浄性及び易置換性を奏し、樹脂成形機の洗浄時の作業性をより一層向上し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下(1)〜()を提供する。
(1) スチレン−アクリロニトリル共重合体と、前記スチレン−アクリロニトリル共重合体100重量部に対して5〜30重量部のビスヒドロキシアルキルテレフタレートと、を含有するペレットからなり、前記ペレットは、前記スチレン−アクリロニトリル共重合体及び前記ビスヒドロキシアルキルテレフタレートを溶融混練した後に成形してなる、樹脂成形機用洗浄剤。
(2)前記ビスヒドロキシアルキルテレフタレートは、融点が−60℃〜130℃、沸点が300℃以上である、上記(1)に記載の樹脂成形機用洗浄剤。
(3)前記ペレットが、水、発泡剤、無機物質、酸化防止剤、フッ素化重合体及び酸無水物変性重合体よりなる群から選択される少なくとも1種を0.1〜50質量%含有する、
請求項1又は2に記載の樹脂成形機用洗浄剤。
(4)上記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の洗浄剤を樹脂成形機のシリンダに入れる工程と、前記洗浄剤を可塑化した状態で前記シリンダ内で保持する工程と、前記シリンダから前記洗浄剤を排出する工程と、を有する樹脂成形機の洗浄方法。
(5)前記保持工程において、130℃以上の温度で5分以上保持する、上記(4)に記載の樹脂成形機の洗浄方法。
(6)前記排出工程において、使用温度において非溶融性の物質を含有する組成物を前記シリンダに入れることによって前記洗浄剤を排出する、上記(4)又は(5)に記載の樹脂成形機の洗浄方法。
本発明の洗浄剤及びこれを用いた樹脂成形機の洗浄方法によれば、従来に比して洗浄性及び易置換性に優れるので、樹脂成形機の洗浄作業のより一層の効率化が図られるとともに、置換作業時の置換材料の使用量を削減することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明は、この実施の形態のみに限定されるものではなく、また、その要旨を逸脱しない限り、種々の形態で実施することができる。
<ペレットからなる洗浄剤>
本実施形態の洗浄剤は、スチレン−アクリロニトリル共重合体と、このスチレン−アクリロニトリル共重合体100重量部に対して5〜30重量部の使用温度において液体である物質(以下、「液体状物質」ともいう。)と、を含有するペレット(成形体)からなり、かかる液体状物質として少なくともビスヒドロキシアルキルテレフタレートを含有する。このようにペレットに成形することにより、樹脂成形機への均一充填が可能となり、また、取り扱いも容易となる。また、熱印加時に所定の液体状物質を含有することで、従来に比して、とりわけ、洗浄性及び易置換性が高められ、さらには、樹脂成形機の洗浄時の作業性をより一層向上し得る。
使用温度において液体である物質は、少なくとも、樹脂成形機の洗浄温度で液体であることを要する。ここで、液体とは、ゲル状体を含む概念である。換言すると、液体状物質は、洗浄温度より融点が低く、沸点が高い物質である。洗浄温度に幅がある場合は、洗浄温度の下限値より融点が低く、洗浄温度の上限値より沸点が高いことを要する。より具体的には、使用温度において液体である物質は、130℃以上で液体であることが好ましく、150℃以上で液体であることがより好ましい。
使用温度において液体である物質は、常温では、その融点によって、液体又は固体の性状を呈するが、いずれの形態であっても構わない。使用温度において液体である物質は、融点が−60℃以上であることが好ましく、より好ましくは50℃以上、さらに好ましくは100℃〜130℃である。液体状物質が常温で液体であると、熱可塑性樹脂に多量に配合した場合に、その熱可塑性樹脂との相溶性が悪いとブリードアウトする等してペレットがべたついた状態となり、洗浄する樹脂成形機へ投入し難くなる傾向にあるが、熱可塑性樹脂と混合してペレットを成形する際に、液状のままポンプ等により多量に添加し易くなるという利点がある。一方、液体状物質が常温で固体であると、ペレットに成形する際に熱可塑性樹脂とブレンドして押出機に投入することができ、また、得られるペレットの形態安定性が高められるという利点がある。使用温度において液体である物質の融点は、JIS K 0064:1992に従って測定した値とする。融点が常温以下はこの規格の範囲外であるが、操作は該規格に準じるものとする。
使用温度において液体である物質は、沸点が300℃以上であることが好ましく、より好ましくは350℃以上、さらに好ましくは400℃以上である。液体状物質の沸点が300℃以上であると、洗浄時に揮発し難く、また、濃度が低減し難いので、洗浄効果の低下を抑制することができる。また、洗浄時に揮発し難いので、300℃以上で洗浄を行う場合であっても、作業中の発火等の発生を低減でき、安全性を高めることができる。使用温度において液体である物質の沸点は、JIS K 5601-2-3:1999によって測定した値とする。沸点が300℃以上は該規格の範囲外であるが、操作は当該規格に準じるものとする。
使用温度において液体である他の物質の具体例としては、例えば、フタル酸エステル、ミネラルオイル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、高級アルコール脂肪酸エステル、ポリアルキレンオキシドグリコール等が挙げられるが、これらに特に限定されるものではない。熱可塑性樹脂との成形体形成性を考慮して、好ましい組み合わせの液体状物質を選択できる。
液体状物質として少なくとも含有されるビスヒドロキシアルキルテレフタレートの具体例としては、例えば、ビスヒドロキシエチルテレフタレート(BHET)、ビスヒドロキシプロピルテレフタレート(BHPT)及びビスヒドロキシブチルテレフタレート(BHBT)等が挙げられるが、これらに特に限定されるものではない。なお、ビスヒドロキシアルキルテレフタレートは、1種を単独で或いは2種以上を組み合わせて用いることができる。
ビスヒドロキシアルキルテレフタレートは、炭素数が2〜5のアルキル基を有するものが好ましく、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基及びn−ブチル基よりなる群から選択される少なくとも1種を有するものがより好ましく、ビスヒドロキシエチルテレフタレートであることがさらに好ましい。
上記のビスヒドロキシアルキルテレフタレートは、各種公知の合成法及び化学分解法により製造可能であり、いずれの製法にて製造されたものを好適に用いることができるが、製造コスト等を考慮すると、ポリアルキレンテレフタレートの化学分解により得られた分解物であることが好ましい。かかる化学分解法により得られる分解物の具体例として、例えば、アルキル基の炭素数が2〜4のビスヒドロキシアルキルテレフタレートは、対応するアルキル基を有するグリコール(例えば、炭素数2の場合、エチレングリコール)と触媒の存在下、ポリエチレンテレフタレートを200℃以上に加熱することにより得ることができる。
熱可塑性樹脂は、一般の射出成形や押出成形等において用いられている各種公知の材料を適宜用いることができるが、メルトフローレート(MFR;JIS−K7210、220℃、10kg荷重)が、0.1〜100g/10分であることが好ましい。メルトフローレートがこの範囲にあることにより、熱を印加して可塑化させた際に適度な粘度(粘性)を有する流動体が形成され、上記の使用温度において液状性質を有する物質の洗浄作用と相まって、極めて高度な洗浄性及び易置換性が発揮されるとともに、樹脂成形機への充填性及び押し出し性が飛躍的に向上し、その結果、洗浄時の作業性を向上し得る。一方、メルトフローレートが0.1g/10分未満であると、標準的な処理条件である成形温度200〜280℃における充填性或いは押し出し性が悪く、メルトフローレートが100g/10分を超えると、洗浄効果が低下する。上記のメルトフローレートは、0.3〜50g/10分であることがより好ましく、0.5〜30g/10分であることがさらに好ましい。
熱可塑性樹脂の具体例としては、例えば、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリメタクリル酸エステル系重合体、ポリカーボネート系重合体、ポリエステル系重合体、ポリアミド系樹脂及びポリブテン等が挙げられるが、これらに特に限定されるものではない。なお、熱可塑性樹脂は、1種を単独で或いは2種以上を組み合わせて用いることができる。また、熱可塑性樹脂の分子量は、特に限定されるものではないが、通常、10万〜40万程度であり、20万〜30万であることがより好ましい。
ポリスチレン系樹脂の具体例としては、例えば、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体及びスチレン−メタクリル酸メチル共重合体等が挙げられる。これらのなかでも、ポリスチレン系樹脂は、スチレン−アクリロニトリル共重合体であることが好ましく、とりわけ、アクリロニトリル含量が5質量%以上50質量%未満のスチレン−アクリロニトリル共重合体であることが、洗浄性及び樹脂成形機内への非残留性に優れるので、より好ましい。
ポリオレフィン系樹脂の具体例としては、例えば、ポリエチレン系樹脂及びポリプロピレン系樹脂等が挙げられる。ここで、ポリエチレン系樹脂及びポリプロピレン系樹脂には、エチレン又はプロピレンとα−オレフィンとの共重合樹脂が含まれる。これらのなかでも、ポリオレフィン系樹脂は、ポリプロピレン又はプロピレン共重合体を含む樹脂であることが、洗浄性及び樹脂成形機内の非残留性に優れるので、好ましい。
また、使用時において汚れが視認し易く、取り扱い性に優れる等の観点から、熱可塑性樹脂として、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート或いはポリメタクリル酸メチル等の透明樹脂を用いることが好ましい。
洗浄剤は、熱が印加されて可塑化した際の粘度を適度に維持し、樹脂成形機への充填性或いは押し出し性を高めて洗浄時の作業性を向上させる観点から、使用温度において液体である物質としてのビスヒドロキシアルキルテレフタレートを、スチレン−アクリロニトリル共重合体100質量部に対し5〜30質量部含有するものであり、残留物に対する洗浄性及び易置換性をより一層高める観点から、10質量部以上含有するものであることがより好ましい
使用温度において液体である物質と熱可塑性樹脂とを含有するペレットを成形する観点から、両者の組み合わせも重要である。つまり、熱可塑性樹脂と使用温度において液状性質を有する物質との相溶性が重要である。ペレット化するのに好ましい例としては、例えば、スチレン−アクリロニトリル共重合体とビスヒドロキシアルキルテレフタレートとの組み合わせが挙げられる。
上記の成形体は、その洗浄目的及び用途に要求される性能に応じて、各種の添加剤を含有するものであってもよい。例えば、成形体は、洗浄性及び易置換性をより一層高める観点から、他の成分として、フッ素化重合体、及び/又は、酸又は酸無水物変性重合体を含有するものであることが好ましい。
フッ素化重合体の具体例としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体等が挙げられるが、これらに特に限定されるものではない。これらのなかでも、フッ素化重合体は、アクリル樹脂で変性したポリテトラフルオロエチレン及びその共重合体であることがより好ましく、その具体例としては、例えば、三菱レイヨン株式会社から市販されているアクリル樹脂変性ポリテトラフルオロエチレン「メタブレンA−3000」が挙げられる。フッ素化重合体の含有量は、特に限定されるものではないが、成形体総量に対し0.1〜20質量%であることが好ましく、0.5〜10質量%であることがより好ましい。
酸又は酸無水物変性重合体の具体例としては、例えば、酸又は酸無水物で変性したポリオレフィン、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸とスチレンとの共重合体等が挙げられるが、これらに特に限定されるものではない。これらのなかでも、酸又は酸無水物変性重合体は、無水カルボン酸基で変性したポリオレフィンであることが好ましく、その具体例としては、例えば、三洋化成株式会社から市販されている無水カルボン酸基変性低分子量ポリプロピレン「ユーメックス1010」が挙げられる。また、酸又は酸無水物変性重合体は、酸又は酸無水物の含有量が多いものが好ましく、より具体的には、変性重合体中の酸又は酸無水物の含有量が、1〜20質量%であることが好ましく、5〜15質量%であることがより好ましい。酸又は酸無水物変性重合体の含有量は、特に限定されるものではないが、成形体総量に対し0.1〜20質量%であることが好ましく、0.5〜10質量%であることがより好ましい。なお、酸又は酸無水物変性重合体と上記のフッ素化共重合体と併用する場合は、両者の合計量が、成形体総量に対し0.5〜20質量%であることが好ましい。
洗浄剤は、他の成分として、水分(水)を含有するものであることが好ましい。成形体に含まれる水分は、樹脂成形機に熱を印加した際に水蒸気になる等して、洗浄時における残留物の引き剥しに有効に作用し、洗浄性及び易置換性をより一層高める。したがって、水分は、樹脂成形機への投入時に外部へ容易に離脱しないように成形体に含まれることが好ましく、例えば、上記の熱可塑性樹脂の吸湿性を利用して熱可塑性樹脂表面に吸着させたり、熱可塑性樹脂に含まれるように練り込んだり、熱可塑性樹脂を多孔質に構成し内部に封じ込めたりすることが好ましい。水分の含有量は、洗浄性及び易置換性をより一層高める観点から、成形体総量に対し0.1質量%以上であることが好ましく、また、洗浄剤の取り扱い性及び洗浄操作のし易さの観点から、10質量%以下であることが好ましい。
洗浄剤は、他の成分として、発泡剤を含有するものであることが好ましい。成形体に含まれる発泡剤は、樹脂成形機内において可塑化した洗浄剤を機内の隅々へ拡散させる等して、洗浄性及び易置換性をより一層高める。この発泡剤の具体例としては、例えば、重炭酸ナトリウム或いは炭酸アンモニウム等の無機発泡剤や、アゾジカルボナミド或いはアゾビスイソブチロニトリル等の有機発泡剤が挙げられるが、これらに特に限定されるものではない。発泡剤の含有量は、成形体総量に対し0.1〜4質量%であることが好ましく、0.5〜3質量%であることがより好ましい。洗浄性及び易置換性をより一層高めるために、後述するアルカリ金属塩と発泡剤とを併用することが好ましく、また、発泡剤を熱可塑性樹脂に予め練り込むことが好ましい。
洗浄剤は、他の成分として、洗浄性及び易置換性をより一層高める観点から、アルカリ金属塩、無機充填材の少なくとも1種以上を含有するものであることが好ましい。
アルカリ金属塩の具体例としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム等のステアリン酸金属塩等が挙げられるが、これに特に限定されるものではない。アルカリ金属塩を添加すると、滑性が向上し樹脂成形機内により一層残留し難くなり、残留した場合であってもその除去が容易となる。アルカリ金属塩の含有量は、成形体総量に対し0.1〜10質量%であることが好ましい。アルカリ金属塩は、滑性の向上効果をより一層高めるために、熱可塑性樹脂に予め練り込むことが好ましい。
無機充填材の具体例としては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、タルク、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ゼオライト、マイカ、ケイソウ土、ガラス粉末、ガラス球、シラスバルーン、クエックサンド、ウォラストナイト等が挙げられるが、これらに特に限定されるものではない。
洗浄剤は、他の成分として、その熱安定性を高める観点から、酸化防止剤を含有するものが好ましい。酸化防止剤としては、フェノール系やリン系の化合物が好ましく用いられる。その具体例としては、例えば、2,6−ジターシャルブチル−4−メチルフェノール、n−オクタデシル−3−(3,5−ジターシャルブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、トリス(2,4−ジターシャルブチルフェニル)ホスファイト、ビス(2,6−ジターシャルブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールホスファイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジターシャルブチルフェニル)オクチルホスファイト等が挙げられるが、これに特に限定されるものではない。
ペレットの具体的な形態としては、公知の形態を適宜採用することができ、例えば、所定の形状にペレット化した、混合体、混練体或いはコアシェル構造体等が挙げられる。これらのなかでも、使用温度において液状性質を有する物質、熱可塑性樹脂及び必要に応じて配合された他の成分を、予め混合或いは溶融混練してペレット状或いは粒状に成形した混合成形体又は混練成形体であることがより好ましく、混練成形体であることがさらに好ましい。このように混合成形体又は混練成形体とすることにより、常温における取り扱い性及び樹脂成形機への投入し易さ等の洗浄作業時の作業性が飛躍的に向上するとともに、熱を印加して可塑化させた際の、使用温度において液状性質を有する物質及び熱可塑性樹脂の相溶性が向上し、洗浄性及び易置換性をより一層高めることができる。
また、ペレット化する際は、通常、熱可塑性樹脂と使用温度で液体である物質とを押出機により溶融混錬して行うが、一般に、洗浄剤の使用温度とペレット化する温度範囲は大きく異ならないため、当然のことながら使用温度で液体である物質は、ペレット化する際は液体の状態となる。この場合、ペレット化の操作初期においては未溶融の熱可塑性樹脂と多量の液体とが混在する状態となるため、熱可塑性樹脂が十分に溶融せずベント口から噴出する、或いは、液体のみがダイス出口から噴出することがあり、ペレット化が困難であることが多い。また、押出機投入口の温度が上昇し、使用温度で液体である物質が投入口付近で軟化し投入口を塞いでしまう不具合も起こりやすい。これに対し、本発明者らは、熱可塑性樹脂と使用温度で液体である物質を、押出機で良好にペレット化できる条件を見出した。具体的には、熱可塑性樹脂とBHETとをペレット化する際に、投入口で均一に熱可塑性樹脂とBHETが供給されるように、投入前に予め熱可塑性樹脂とBHETとを十分に混合した予備混合物を作製し、この予備混合物を押出機に投入する方法や、2台の精密重量フィーダーを用いて熱可塑性樹脂とBHETをそれぞれ均一に投入する方法である。また、これらに方法においては、押出機サイズがL/D(Lは押出機の長さ、Dはスクリュー外径)=30以上、望ましくは40以上の十分な溶融混錬ゾーンを有する2軸の押出機を用いて、安定してペレットできるように予備混合物の投入量を適正化することが望ましい。加えて、投入口でBHETが溶融しないように投入口を十分に冷却し、投入口の閉塞を防止することが望ましい。
ペレットは、例えば、使用温度において液状性質を有する物質、熱可塑性樹脂及び他の成分を、ニーダー、押出機或いはバンバリーミキサー等を用いて溶融混練(混合)して所望の形状に成形することにより得ることができる。ペレットのサイズは、特に限定されないが、一般的には、短径2.0〜5.2mm、長径3.0〜9.5mm、長さ3.0〜8.5mmであり、ストランドのカットしやすさや、ペレットの扱いやすさ等の観点から、短径2.0〜3.0mm、長径3.0〜4.5mm、長さ3.0〜4.5mmであることが好ましい。
なお、本明細書において、「固体」とは、結晶性固体及び非晶質固体並びにこれらの複合体を含むが、固体と液体の中間状態にあるゲルを含まない概念である。なお、本実施形態の洗浄剤には、上述したペレット(成形体)のみからなる態様の他、上述したペレット(成形体)と、他の固体材料、液体材料及びゲル状材料の少なくとも1種とを併用した態様が含まれる。
<洗浄方法>
本実施形態の洗浄方法は、樹脂成形機の洗浄用途において上記の洗浄剤を好適に利用可能な一態様であって、より具体的には、上記の洗浄剤を樹脂成形機のシリンダ内に投入し、洗浄剤に熱を印加して可塑化(溶融)保持し、その後、樹脂成形機のシリンダ内から可塑化した洗浄剤を排出する方法である。
適用可能な樹脂成形機としては、例えば、射出成形機及び押出成形機等が挙げられるが、樹脂を加熱溶融させて混練(混合)するシリンダを有するものであれば、これらに特に限定されるものではない。上記の洗浄剤は、公知の樹脂成形機に広く適用可能である。ここで、例えば、インラインスクリュー式の射出成形機又は押出成形機に適用すると、分解洗浄を行なうことなく、シリンダ内部及びシリンダ内に配置された射出成形用或いは押し出し用のスクリュー、又はキャビティ等を、同時に洗浄することが可能である。
洗浄剤に印加する熱は、シリンダ内に残存している樹脂或いは炭化物等の残留物の種類、洗浄剤に配合されている熱可塑性樹脂等の組成その他に応じて適宜設定すればよく、特に限定されるものではない。より具体的には、樹脂成形機のシリンダ温度を130℃以上とすることがより好ましく、180℃以上とすることがさらに好ましく、220℃以上とすることが特に好ましい。このような温度に設定することにより、可塑化した洗浄剤に適度な粘性・弾性を付与できるので、極めて高度な洗浄性及び易置換性が発揮されるとともに、樹脂成形機内への充填性或いは押し出し性が向上するので、洗浄作業時の作業性のより一層の効率化が図られる。なお、加熱温度の上限は、特に限定されるものではないが、通常、400℃程度である。
洗浄剤に熱を印加するタイミングは、樹脂成形機のシリンダ内へ投入して所定時間を経過した後であっても、シリンダ内への投入と同時であっても、シリンダ内への投入前であっても構わない。シリンダ内への投入と同時に行う場合は、例えば、予め加熱しておいたシリンダ内に洗浄剤を投入することにより実施可能である。また、シリンダ内へ投入前に行う場合は、例えば、予め洗浄剤に熱を印加して熱可塑性樹脂を可塑化し、この可塑化した洗浄剤をシリンダ内へ投入することによって実施可能である。
ここで、可塑化した洗浄剤を樹脂成形機から排出する前に、樹脂成形機のシリンダ内に可塑化した洗浄剤を充填した状態で、130℃以上のシリンダ温度で5分以上保持することが好ましい。この保持処理中に、シリンダやスクリュー等に付着した炭化物等の残留物は、洗浄剤に含有されていた使用温度において液状性質を有する物質により膨潤され熱可塑性樹脂になじむ等するので、残留物を樹脂成形機のシリンダ内から極めて効率的に且つ速やかに洗浄排出することができる。
上記の保持処理工程は、生産性の観点から、洗浄剤に熱を印加して熱可塑性樹脂を可塑化させる工程に引き続いて実施することが好ましい。なお、保持温度及び時間は、シリンダ内に残存している残留物の種類及び洗浄剤の組成等に応じて適宜設定すればよく、特に限定されるものではないが、130℃以上で30分以上保持することが好ましく、180℃以上で30分以上保持することがより好ましく、220℃以上で30分以上保持することがさらに好ましい。保持温度及び時間の上限は、作業性及び生産性の低下等の観点から、好ましくは400℃以下及び10時間以下である。
また、樹脂成形機中に可塑化保持された洗浄剤を排出する工程において、使用温度において非溶融性の物質を含有する組成物を用いると、シリンダやスクリュー等に付着した炭化物等の残留物の除去に大きな効果を示す。
使用温度において非溶融性の物質を含有する組成物としては、130〜400℃の使用温度において非溶融性の金属、無機物質、熱硬化性樹脂などを含有する組成物を使用することができる。作業性及び生産性の観点から、粒子状及び/又は繊維状の金属、ガラス、無機物質を含有する熱可塑性樹脂組成物が好ましく、その具体例としては、例えば、熱可塑性樹脂100重量部に対して、ウォラストナイト、ガラス繊維、金属繊維などを5重量部以上、好ましくは10重量部以上、より好ましくは20重量部以上、最も好ましくは40重量部以上含有する熱可塑性樹脂組成物が挙がられる。
また、洗浄剤を樹脂成形機のシリンダ内に投入する工程と、洗浄剤に熱を印加して可塑化保持させる工程と合わせて、樹脂成形機のシリンダ内から可塑化された洗浄剤を排出する工程において、使用温度において非溶融性質を有する物質を含有する組成物を用いることで、洗浄性能に大きな相乗効果が得られ、特に、樹脂成形機のシリンダやスクリュー等に付着した炭化物等の残留物の除去に有効となる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに特に限定されるものではない。なお、以下において、「部」及び「%」は、「質量部」及び「質量%」を各々意味する。
実施例及び比較例において使用する樹脂成形機及び測定条件を以下に示す。
(A)樹脂成形機
インラインスクリュー型の射出成形機(型締力125トン・容量10オンス)を用いた
(B)メルトフローレート(MFR)
JIS−K7210により、220℃、10kg荷重で測定した。
洗浄剤の作製
[実施例1〜16]
スチレン−アクリロニトリル系樹脂I(略称:ASI、商品名:スタイラックAST8505 旭化成ケミカルズ(株)製、MFR5g/10分)、スチレン−アクリロニトリル系樹脂II(略称:ASII、商品名:スタイラックAST9701 旭化成ケミカルズ(株)製、MFR50g/10分)ポリエステル系樹脂(略称:PET、商品名:レマペット、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)社製、MFR12g/10分)、ポリプロピレン系樹脂(略称:PP、商品名:サンアロマー、サンアロマー(株)製、MFR10g/10分)、ビスヒドロキシエチルテレフタレート(略称:BHET、商品名:BHET(J)、日本精化(株)製、融点110℃、沸点410℃)、ビスヒドロキシブチルテレフタレート(略称:BHBT、三菱レイヨン(株)製タフペットPBTを熱分解して得た。)、フタル酸ビス(2−エチルヘキシル)(略称:DOP、商品名:DOP、(株)ジェイ・プラス製、融点−50℃、沸点386℃)、プロピレングリコール脂肪酸エステル(化合物名:プロピレングリコールモノベヘネート、略称:脂肪酸エステル、商品名:リケマールPB−100、理研ビタミン(株)製、融点57℃)、アクリル樹脂変性ポリテトラフルオロエチレン(略称:フッ素化物、商品名:メタブレンA−3000、三菱レイヨン(株)製)、酸無水物基変性低分子量ポリプロピレン(略称:酸無水物、商品名:ユーメックス1010、三洋化成工業(株)製)、重曹(略称:重曹、商品名:重炭酸ナトリウム、旭ガラス(株)製)、水の各成分を、表1に示す割合で混合し、押出機を用いて溶融混練した後、ペレタイザーで切断して、粒状の混練成形体である実施例1〜16の洗浄剤を各々得た。
洗浄剤の性能評価
[実施例1〜8]
旭化成ケミカルズ(株)製のABS樹脂黒着色品「商品名:スタイラックABS121)を射出成形機のシリンダ内に充填した後、300℃で20時間滞留させた。
次に、予備洗浄として、旭化成ケミカルズ製「商品名:アサクリンUタイプ」2kgを射出成形機のシリンダ内に投入して樹脂置換を行なった後、アサクリンUタイプを排出してシリンダ内を空にした。
上記の操作後、表1に示すそれぞれ実施例1〜8の洗浄剤2kgをシリンダ内に投入し、270℃で1時間保持した。次に、旭化成ケミカルズ製「商品名:アサクリンnew−EXタイプ」2kgをシリンダ内に投入して樹脂置換を行なうことにより、可塑化した実施例1〜8の洗浄剤をシリンダ内から排出し、さらに、アサクリンnew−EXタイプを排出してシリンダ内を空にし、洗浄作業を終了した。
洗浄作業終了後、射出成形機のスクリューを抜き出し、そのスクリューの表面を目視により観察した。表1に、評価結果を併せて示す。
図1に、実施例2の洗浄剤を用いて洗浄したスクリューの平面写真を示す。図1から明らかなように、実施例2の洗浄剤を用いて洗浄したスクリューには、樹脂の焼け炭化物等の残留物の付着、及び、実施例2の洗浄剤の固着は観察されず、スクリュー本体の金属光沢が視認された。
[実施例9〜16]
上記の予備洗浄を行なわずに、表1に示す実施例9〜16の洗浄剤2kgをシリンダ内に投入した他は、実施例1と同様の操作を行ない、洗浄作業を行なった。洗浄作業終了後、射出成形機のスクリューを抜き出し、そのスクリューの表面を目視により観察した。表1に、評価結果を併せて示す。
[実施例17]
旭化成ケミカルズ(株)製のABS樹脂黒着色品「商品名:スタイラックABS121)を射出成形機のシリンダ内に充填した後、300℃で20時間滞留させた。
次に、予備洗浄として、旭化成ケミカルズ製「商品名:アサクリンUタイプ」2kgを射出成形機のシリンダ内に投入して樹脂置換を行なった後、アサクリンUタイプを排出してシリンダ内を空にした。
上記の操作後、表1に示す実施例17の洗浄剤2kgをシリンダ内に投入し、270℃で10分保持した。次に、旭化成ケミカルズ製「商品名:アサクリンnew−EXタイプ」2kgをシリンダ内に投入して樹脂置換を行なうことにより、可塑化した実施例17の洗浄剤をシリンダ内から排出し、さらに、アサクリンnew−EXタイプを排出してシリンダ内を空にし、洗浄作業を終了した。
洗浄作業終了後、射出成形機のスクリューを抜き出し、そのスクリューの表面を目視により観察した。表1に、評価結果を併せて示す。
洗浄剤の作製及び性能評価
[比較例1]
実施例1の洗浄剤の代わりに旭化成ケミカルズ製「商品名:アサクリンUタイプ」2kgを用い、これを樹脂成形機に投入した以外は、実施例1と同じ操作を行ない、洗浄作業を行なった。洗浄作業終了後、射出成形機のスクリューを抜き出し、そのスクリューの表面を目視により観察した。表1に、評価結果を併せて示す。
図2に、比較例1の洗浄剤を用いて洗浄したスクリューの平面写真を示す。図2から明らかなように、比較例1の洗浄剤を用いて洗浄したスクリューには、樹脂の焼け炭化物等の残留物の付着が観察され、スクリュー本体の金属光沢を視認することができなかった。
[比較例2]
実施例1の洗浄剤の代わりに旭化成ケミカルズ(株)製のポリメタクリル酸メチル樹脂「商品名:デルペット」を加熱処理後に粉砕して得られたゲル状樹脂(略称:ゲル状PMMA)とビスヒドロキシエチルテレフタレート(略称:BHET、商品名:BHET(J)、日本精化(株)製)とを用い、これらを表1に示す割合で射出成形機に2kgを投入した。
ところが、この比較例2においては、スクリューを稼動させる際にオーバーロードが発生し、スクリューの稼動が停止したため、比較例2の洗浄剤を押し出して射出成形機内へ充填することができず、結果として、射出成形機の洗浄を行うことができなかった。
[比較例3]
実施例1の洗浄剤の代わりに旭化成ケミカルズ(株)製のポリメタクリル酸メチル樹脂「商品名:デルペット」を加熱処理後に粉砕して得られたゲル状樹脂(略称:ゲル状PMMA)とビスヒドロキシエチルテレフタレート(略称:BHET、商品名:BHET(J)、日本精化(株)製)とを用い、これらを表1に示す割合で射出成形機に2kgを投入した。
ところが、この比較例3においては、洗浄剤をシリンダ内に投入して270℃で保持する操作を行う際に、射出成形機のノズルからBHETが噴出してシリンダ内に洗浄剤を十分に充填することができず、射出成形機の洗浄を十分に行うことが困難であった。
その後、射出成形機のスクリューを抜き出し、そのスクリューの表面を目視により観察した。表1に、評価結果を併せて示す。
Figure 0004936483
表1に示すとおり、本発明の実施例1〜17の洗浄剤及びこれを用いた樹脂成形機の洗浄方法は、比較例1〜3に比して、洗浄性及び易置換性において有意に優れることが確認された。また、本発明の実施例1〜17の洗浄剤及び洗浄方法は、比較例2及び3に比して、樹脂成形機の洗浄に適していることが確認された。
したがって、実施例1〜17の洗浄剤及びこれを用いた樹脂成形機の洗浄方法によれば、特に、樹脂成形機のシリンダ内及びスクリュー等に付着した熱可塑性樹脂等の残留物への洗浄性及び易置換性に優れるので、以降に透明性樹脂の成形を行なう場合に黒点異物混入等による外観不良を大幅が減少し歩留まりが向上する等、樹脂成形機の洗浄用途において極めて有用であることが示された。
また、実施例1〜17の洗浄剤及びこれを用いた樹脂成形機の洗浄方法によれば、熱を印加して可塑化させた際に適度な粘度を有する液状物となるので、樹脂成形機のシリンダやスクリュー等へ過剰な機械的負担をかけずに充填或いは押し出し可能となり、その洗浄時の作業性をより一層向上し得るとともに、樹脂成形機の機械的信頼性を損なわず装置寿命の長期化が図られることが示された。
以上説明した通り、本発明の洗浄剤及びこれを用いた樹脂成形機の洗浄方法は、従来に比して洗浄性及び易置換性に優れるので、樹脂、染料や顔料等の各種添加剤、さらにはこれらの炭化物等が付着した物品の洗浄用途において、広く且つ有効に利用可能である。また、本発明の洗浄剤及びこれを用いた樹脂成形機の洗浄方法は、洗浄時の作業性をより効率化することができるので、樹脂成形機の洗浄用途において、広く且つ有効に利用可能である。
実施例2の洗浄剤を用いて洗浄した射出成形機のスクリューの平面写真である。 比較例1の洗浄剤を用いて洗浄した射出成形機のスクリューの平面写真である。

Claims (6)

  1. スチレン−アクリロニトリル共重合体と、前記スチレン−アクリロニトリル共重合体100重量部に対して5〜30重量部のビスヒドロキシアルキルテレフタレートと、を含有するペレットからなり、前記ペレットは、前記スチレン−アクリロニトリル共重合体及び前記ビスヒドロキシアルキルテレフタレートを溶融混練した後に成形してなる、樹脂成形機用洗浄剤。
  2. 前記ビスヒドロキシアルキルテレフタレートは、融点が−60℃〜130℃、沸点が300℃以上である、
    請求項1に記載の樹脂成形機用洗浄剤。
  3. 前記ペレットが、水、発泡剤、無機物質、酸化防止剤、フッ素化重合体及び酸無水物変性重合体よりなる群から選択される少なくとも1種を0.1〜50質量%含有する、
    請求項1又は2に記載の樹脂成形機用洗浄剤。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗浄剤を樹脂成形機のシリンダに入れる工程と、
    前記洗浄剤を可塑化した状態で前記シリンダ内で保持する工程と、
    前記シリンダから前記洗浄剤を排出する工程と、
    を有する樹脂成形機の洗浄方法。
  5. 前記保持工程において、130℃以上の温度で5分以上保持する、
    請求項4に記載の樹脂成形機の洗浄方法。
  6. 前記排出工程において、使用温度において非溶融性の物質を含有する組成物を前記シリンダに入れることによって前記洗浄剤を排出する、
    請求項4又は5に記載の樹脂成形機の洗浄方法。
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