JP5409514B2 - 洗浄剤 - Google Patents

洗浄剤 Download PDF

Info

Publication number
JP5409514B2
JP5409514B2 JP2010121312A JP2010121312A JP5409514B2 JP 5409514 B2 JP5409514 B2 JP 5409514B2 JP 2010121312 A JP2010121312 A JP 2010121312A JP 2010121312 A JP2010121312 A JP 2010121312A JP 5409514 B2 JP5409514 B2 JP 5409514B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foaming agent
inorganic foaming
cleaning
particles
inorganic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010121312A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011246609A (ja
Inventor
和宏 渋谷
永子 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Chemicals Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Chemicals Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Chemicals Corp filed Critical Asahi Kasei Chemicals Corp
Priority to JP2010121312A priority Critical patent/JP5409514B2/ja
Publication of JP2011246609A publication Critical patent/JP2011246609A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5409514B2 publication Critical patent/JP5409514B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、無機発泡剤を含む洗浄剤に関する。
一般に、樹脂の着色、混合、成形等に成形機(押出成形機・射出成形機)が用いられるが、所定の作業終了時に、当該樹脂そのものや成形材料中に含まれている染顔料等の添加剤、樹脂等から形成された焼け炭化物が成形機内に残留する場合がある。この残留物は、次に行われる樹脂の成形時に成形品中に混入し、製品外観不良の原因となる。特に、透明の樹脂においては微小の焼け炭化物の混入が、成形品不良の発生率を増大させるという問題を生じる。
従来、残留物を成形機内から除去するため、(1)人手により成形機の分解掃除をする方法、(2)成形機を停止せずにそのまま次に使用する成形材料を成形機に充填し、これにより残留物を徐々に置換して行く方法、(3)洗浄剤を用いる方法が採られている。
上記(1)の方法は、成形機を停止する必要があるため効率的でなく、且つ人手により物理的に除去作業をするため、成形機を傷つけやすいという問題がある。上記(2)の方法は、残留物を除去するために多量の成形材料を必要とする場合が多く、作業が完了するまでに時間を要し、さらに廃棄物が多量に発生するという問題がある。
そこで近年では上記(3)洗浄剤を用いる方法が積極的に採用されている。上記(3)の方法では、洗浄剤で洗浄した後、次の成形に入る前に、通常、次の成形材料によって残留する洗浄剤の置換作業を行う。従って、洗浄剤には、前の成形で使用した成形材料に対する高い洗浄力と、次の成形に使用する成形材料による易置換性とが要求される。洗浄力が弱い洗浄剤を使用した場合、前の成形材料が成形機内に残存して次の成形材料に異物となって混入するだけでなく、成形機を休止する時には残存した成形材料が劣化し、再度成形機を立ち上げる時に劣化物となって混入するという問題が生じやすくなる。
そのため、この問題を回避する目的で洗浄剤の洗浄力を高める手法が提案されている。例えば、発泡剤から発生するガスによる内圧上昇の効果を利用する技術が開示されている。発泡剤には有機発泡剤、無機発泡剤があるが、臭気が少ない観点で無機発泡剤が好まれる場合がある。
無機発泡剤を用いた洗浄剤の例として、特許文献1には、炭酸水素ナトリウム(以下「重曹」とも記す。)および樹脂をドライブレンドした洗浄剤が記載され、また、特許文献2には、重曹を均一に樹脂に練りこんだ洗浄剤が記載されている。
特開平09−208754号公報 特開平10−81898号公報
発泡剤から発生するガスによる内圧上昇の効果(以下「発泡効果」とも記す。)を充分に得て洗浄力を高めるためには、樹脂に対して適当な量の発泡剤を添加する必要がある。しかしながら、本発明者らが検討したところ、特許文献1に記載されているように、重曹および樹脂をドライブレンドする場合、発泡効果を得るために充分な量の重曹をドライブレンドすると、均一に重曹を供給しにくいという問題がある。また、特許文献2に記載されているように、重曹を樹脂に練りこむ場合は、重曹の熱分解温度が樹脂の加工温度より低いことから、練りこんでいる間に重曹が熱分解してしまう問題がある。
本発明は、洗浄剤を加工する段階で無機発泡剤の熱分解を抑制することで、洗浄剤を使用する際に無機発泡剤による発泡効果を有効利用できるようにした洗浄剤を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、融点が120℃以下のバインダーおよび無機発泡剤を含有する原料を、無機発泡剤の熱分解温度以下(例えば、120℃以下)で粒状化した無機発泡剤粒を、熱可塑性樹脂粒とは別に洗浄剤に配合することにより、熱劣化していない無機発泡剤粒を含有する洗浄剤を得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下に示すとおりである。
[1]
無機発泡剤および融点が120℃以下のバインダーを含有する無機発泡剤粒と、
熱可塑性樹脂粒と
を含む洗浄剤。
[2]
前記無機発泡剤粒が、滑剤、ミネラルオイル、無機化合物、界面活性剤およびフッ素化合物からなる群より選択された少なくとも一種をさらに含有する[1]に記載の洗浄剤。
[3]
前記無機発泡剤粒および/または前記熱可塑性樹脂粒が表面にオイル層を有する[1]または[2]に記載の洗浄剤。
[4]
前記オイル層に滑剤が付着している[3]に記載の洗浄剤。
[5]
前記無機発泡剤の含有量が、洗浄剤100重量部に対して、0.01〜5重量部の範囲である[1]〜[4]のいずれかに記載の洗浄剤。
[6]
前記無機発泡剤の含有量が、前記無機発泡剤粒100重量部に対して、1〜50重量部の範囲である[1]〜[5]のいずれかに記載の洗浄剤。
[7]
[1]〜[6]のいずれかに記載の洗浄剤を用いる樹脂加工機の洗浄方法。
[8]
前記洗浄剤を樹脂加工機内に滞留させる工程を有する[7]に記載の樹脂加工機の洗浄方法。
本発明の洗浄剤は、熱劣化の少ない無機発泡剤を安定して供給することができ、洗浄剤の使用時に効率的に発泡効果が得られるので、優れた洗浄性能を有する。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明する。なお、本発明は、下記の本実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
本実施形態に係る洗浄剤は、無機発泡剤および融点が120℃以下のバインダーを含有する無機発泡剤粒と、熱可塑性樹脂粒とを含む。
以下、無機発泡剤粒および熱可塑性樹脂粒等について詳細に説明する。
[1] 無機発泡剤粒
本実施形態において、無機発泡剤粒とは、無機発泡剤および融点が120℃以下のバインダーを含有する粒を意味する。当該無機発泡剤粒は、後述するような無機発泡剤および融点が120℃以下のバインダー等の原料を、無機発泡剤の熱分解温度以下(例えば、120℃以下)で粒状化することにより得ることができる。このようにして得られる無機発泡剤粒は、含有する無機発泡剤が熱分解されていないため、充分な発泡効果を発揮できる。そして、このような無機発泡剤粒を含有する洗浄剤は、発泡効果により洗浄性が向上する。
以下、無機発泡剤粒を形成する原料について詳細に説明する。
(1) 原料
(a) 無機発泡剤
本実施形態に用いる無機発泡剤としては、加熱により分解し、発泡、すなわち気体を発生する無機化合物であれば使用可能である。好ましい無機発泡剤の例としては、水などの無機物理発泡剤、炭酸水素ナトリウム(以下「重曹」とも記す。)、炭酸水素アンモニウムなどの炭酸水素塩、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウムなどの炭酸塩、亜硝酸アンモニウムなどの亜硝酸塩、ホウ水素化ナトリウムなどの水素化物、アジ化カルシウムなどのアジド化合物、マグネシウム、アルミニウムなどの軽金属、炭酸水素ナトリウムと酸との組合せ、過酸化水素とイースト菌との組合せ、アルミニウム粉末と酸との組合せなどの無機化学発泡剤が挙げられる。
これら無機発泡剤のうちでも、発泡によって発生するガスに毒性が少ないこと、安価で経済的であること、取り扱いが簡単であること、発泡力(圧)が高いこと、鉄を腐食しないことなどの点から、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウムが好ましく、中でも特に炭酸水素ナトリウム(重曹)が好ましい。
上述の無機発泡剤は、一種単独で用いてもよく、二種以上併用してもよい。
前記無機発泡剤の含有量は、無機発泡剤粒100重量部に対して、1〜50重量部の範囲であることが好ましく、2〜30重量部の範囲であることがより好ましく、5〜20重量部の範囲であることが特に好ましい。また、充分な発泡効果を得る観点で、前記無機発泡剤の含有量は、洗浄剤100重量部に対して、0.01〜5重量部の範囲であることが好ましく、0.05〜1重量部の範囲であることがより好ましく、0.1〜0.5重量部の範囲であることが特に好ましい。
(b) バインダー
本実施形態に用いるバインダーは、無機発泡剤粒を製造する段階における無機発泡剤の熱分解を抑制する観点で、融点が120℃以下であることを要する。当該バインダーの融点は、60〜120℃であることが好ましく、70〜120℃であることがより好ましく、70〜110℃であることがさらに好ましい。
融点が前記範囲内のバインダーを用いることにより、120℃以下の加工温度で無機発泡剤粒を製造することができ、無機発泡剤の熱分解を抑制することができる。そして、このような無機発泡剤粒を含有する洗浄剤は、充分な発泡効果を発揮でき、洗浄性に優れる。
本発明者らは、例えば重曹を無機発泡剤として使用する場合を想定し、無機発泡剤の熱分解を防ぎつつ無機発泡剤粒を製造することを可能とするため、バインダーの融点の上限を120℃に設定した。もちろん重曹以外も無機発泡剤も存在するが、融点が120℃以下のバインダーを用いて120℃以下の加工温度で無機発泡剤粒を製造する限り、無機発泡剤の熱分解を抑制することができ、該無機発泡剤を含む洗浄剤の発泡力にほとんど影響しないと考えられる。
なお、重曹は120℃を超える温度で熱分解を開始し、その際炭酸ガスを発生するが、熱分解しない状態で無機発泡剤粒内に封じこめられていれば、通常の洗浄操作温度で効率的に炭酸ガスを発生する。そして、このように重曹が熱分解しない状態で封じ込められた無機発泡剤粒を含む洗浄剤は、発泡効果により洗浄力に優れる。また、当該洗浄剤を用いることにより、成形機休止時の熱劣化抑止効果が発揮される。
なお、本実施形態において、バインダーの融点は、DIN51 801/2規格、ASTM D127規格、ASTMD3954−94規格等に従い測定される。
融点が120℃以下のバインダーは、無機発泡剤の分散性を向上させる役割があるものが好ましい。このようなバインダーの例として、プラスチック材料用途に使用される滑剤、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスや低分子量のポリエチレン、低分子量のポリプロピレンが挙げられる。バインダーは用途に応じて他の樹脂や酸、塩基等で変性されたものでもよい。
バインダーとして用いる滑剤は、融点が120℃以下である。また、常温で固体であることが好ましい。常温で固体である滑剤を用いると、無機発泡剤粒の形状を安定に保持しやすくなる。滑剤の例としては、脂肪酸アルカリ金属塩、脂肪酸ワックス、脂肪酸エステルワックス等が挙げられ、特にモンタン酸エステルワックスが好ましい。
上述のバインダーは、一種単独で用いてもよく、二種以上併用してもよい。
前記バインダーの含有量は、無機発泡剤粒100重量部に対して、1〜30重量部の範囲であることが好ましく、1〜20重量部の範囲であることがより好ましく、1〜10重量部の範囲であることが特に好ましい。
(c) 添加剤
本実施形態に用いる無機発泡剤粒は、用途等に応じて、滑剤、ミネラルオイル、無機発泡剤以外の無機化合物、界面活性剤およびフッ素化合物からなる群より選択された少なくとも一種をさらに含有することが好ましい。
以下、これらの添加剤について説明する。
〈滑剤〉
本実施形態に用いる無機発泡剤粒は、バインダーとして用いる滑剤とは別に滑剤を含有してもよい。バインダーとして用いる滑剤とは別の滑剤の融点は、120℃以下でなくてもよい。滑剤の例としては前述のプラスチック材料用途に使用される滑剤が挙げられる。
滑剤の具体例としては、脂肪酸アルカリ金属塩、脂肪酸ワックス、脂肪酸エステルワックス等が挙げられ、特にモンタン酸エステルワックスが好ましい。また、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスや低分子量のポリエチレン、低分子量のポリプロピレンも滑剤として用いることができる。これらは用途に応じて他の樹脂や酸、塩基等で変性されたものでもよい。
なお、本実施形態に用いる無機発泡剤粒において、上述のように、バインダーが滑剤の機能を兼ね備えてもよい。
上述の滑剤は、一種単独で用いてもよく、二種以上併用してもよい。
前記滑剤の含有量は、無機発泡剤粒100重量部に対して、1〜30重量部の範囲であることが好ましく、1〜20重量部の範囲であることがより好ましく、1〜10重量部の範囲であることが特に好ましい。
〈ミネラルオイル〉
本実施形態に用いるミネラルオイルとは、石油を精製して得られる油であり、鉱物油、潤滑油、流動パラフィンなどとも呼ばれるナフテン、イソパラフィンなども含む飽和炭化水素系のオイルである。広い粘度範囲のミネラルオイルが使用可能であり、例えば、流動パラフィンの場合、JIS K2283により測定した粘度が50〜500であるもの、レッドウッド法(日本油化学協会基準油脂分析試験法2.2.10.4−1996)により測定した粘度が30〜2000の範囲のものを用いてもよい。
ミネラルオイルの含有量は、無機発泡剤粒100重量部に対して、1〜10重量部が好ましく、より好ましくは2〜5重量部である。
〈無機化合物〉
本実施形態に用いる無機発泡剤粒は、無機発泡剤以外の無機化合物を含有していてもよい。
無機発泡剤以外の無機化合物を含有すると、無機発泡剤粒の分散性が向上するだけでなく、洗浄時の発泡状態が微細になったり、成形機内部に残っている樹脂を物理的に掻き落とす効果が得られたりする。
無機発泡剤以外の無機化合物としては、天然物および人工合成物のいずれも使用することができる。このような無機化合物の具体例として、タルク、マイカ、ワラストナイト、ゾノトライト、カオリンクレー、モンモリロナイト、ベントナイト、セピオライト、イモゴライト、セリサイト、ローソナイト、スメクタイト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ゼオライト、ケイソウ土、ガラス粉末、ガラス球、シラスバルーンが挙げられる。これらの無機化合物は単独の使用のみならず2種以上を使用することもできる。これら無機化合物の形状は特に限定されず、任意の形状(板状、針状、粒状、繊維状等)でよい。これら無機化合物は焼成したものや、シランカップリング剤やチタネートカップリング剤等で表面疎水性処理を行ったものでもよい。
これら無機化合物の平均粒子径は、0.1〜500μmが好ましく、0.5〜100μmがより好ましく、1〜50μmが更に好ましく、2〜30μmが特に好ましく、3〜20μmが最も好ましい。この平均粒子径は、レーザー回折法により(例えば、島津製作所製SALD−2000を使用して)求めることができる。
洗浄時の発泡状態を微細にしたり、成形機内部に残っている樹脂を物理的に掻き落とす効果を充分に得る観点で、前記無機化合物の含有量は、無機発泡剤粒100重量部に対して、10〜80重量部が好ましく、20〜75重量部がより好ましく、30〜70重量部がより好ましく、40〜70重量部が更に好ましく、50〜70重量部が特に好ましい。
〈界面活性剤〉
本実施形態に用いる界面活性剤の例としては、陰イオン活性剤、陽イオン活性剤、非イオン活性剤、両性表面活性剤が挙げられる。その中でも常温で液状の界面活性剤が好ましい。陰イオン活性剤としては、高級脂肪酸アルカリ塩、アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、スルホコハク酸エステル塩等が例示できる。陽イオン活性剤としては、具体的に高級アミンハロゲン酸塩、ハロゲン化アルキルピリジニウム、第四アンモニウム塩等が例示できる。非イオン活性剤としては、具体的にポリエチレングリコールアルキルエ−テル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリド等が例示できる。両性表面活性剤としては、具体的にアミノ酸等を例示する事ができる。
上述の界面活性剤は、一種単独で用いてもよく、二種以上併用してもよい。
前記界面活性剤の含有量は、無機発泡剤粒100重量部に対して、1〜30重量部の範囲であることが好ましく、1〜20重量部の範囲であることがより好ましく、1〜10重量部の範囲であることが特に好ましい。
〈フッ素化化合物〉
本実施形態に用いるフッ素化化合物とは、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体等を用いることができるが、より好ましくはアクリル変性した上記化合物であり、特に好ましいのはアクリル樹脂で変性したポリテトラフルオロエチレンおよびその共重合体である。
上述のフッ素化化合物は、一種単独で用いてもよく、二種以上併用してもよい。
フッ素化化合物の含有量は、無機発泡剤粒100重量部に対して、0.5〜20重量部が好ましく、より好ましくは1〜15重量部、特に好ましくは2〜10重量部である。
(d) 無機発泡剤粒の製造方法
本実施形態に用いる無機発泡剤粒は、上述した原料を、押出機等の溶融混練装置、ルーダー、連続加圧造粒機等の加工機を用いて成形することにより得ることが出来る。中でも連続加圧造粒機は120℃以下の加工に適している観点で好適である。連続加圧造粒機は精緻に温度制御をする必要なく、無機発泡剤粒を簡便に得られる。もちろん、無機発泡剤の分解を防げるよう、上記成形機内を120℃に維持しながら無機発泡剤粒を製造できれば差し支えないので、上述した以外の装置を使用しても差し支えない。
具体的には、無機発泡剤、融点120℃以下のバインダー、必要に応じてミネラルオイル、無機化合物、界面活性剤、フッ素化化合物等の原料を一緒に予備混合した後、加工機に投入して成形することにより、無機発泡剤粒を得る方法が好ましい。
各原料成分を加工する際の温度は120℃以下で実施することが好ましく、100℃以下が特に好ましい。加工する際は温度を管理できるよう温度計を設置し、加工による発熱で120℃を超えるような場合は適度に冷却することが好ましい。反対に加工温度がバインダーの融点まで達しない場合は適度に加温し温度調節することが好ましい。また加工時間はできるだけ短くすることが望ましい。
[2] 熱可塑性樹脂粒
本実施形態において、熱可塑性樹脂粒とは、熱可塑性樹脂を含有する粒を意味する。
本実施形態に用いる熱可塑性樹脂としては、一般の射出成形や押出成形等に用いられる熱可塑性樹脂を広く用いることができ、同時に2種以上の樹脂を使用することもできる。
前記熱可塑性樹脂の具体例としては、例えば、ポリスチレン等のスチレン系樹脂、ポリエチレン等のエチレン系樹脂やポリプロピレン等のプロピレン系樹脂のようなオレフィン系樹脂、ポリメタクリル酸メチル等のメタクリル酸エステル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート、ポリブテン等が挙げられる。これらの中でもスチレン系樹脂およびポリオレフィン系樹脂が好ましい。
上述の熱可塑性樹脂は、一種単独で用いてもよく、二種以上併用してもよい。
前記スチレン系樹脂とは、ポリスチレンまたは、スチレンと1種もしくは2種以上の他の単量体との共重合体であって、スチレンの含有量が50重量%以上のものをいう。スチレンと共重合させる他の単量体としては、例えばアクリロニトリル、ブタジエン等が挙げられる。このスチレン系樹脂の具体例としては、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル共重合体等が挙げられる。これらの中でもスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体が好ましく、特にアクリロニトリル含量が5重量%以上50重量%未満のスチレン−アクリロニトリル共重合体が、洗浄性能および成形機内への異物等の非残留性に優れることから好ましい。
前記オレフィン系樹脂とは、エチレン系樹脂、プロピレン系樹脂などで、エチレンおよびプロピレンとα−オレフィンとの共重合樹脂も含む。これらの中でも、ポリプロピレンおよびプロピレン共重合体を含むプロピレン系樹脂が、洗浄性能および成形機内への異物等の非残留性に優れることから好ましい。
前記熱可塑性樹脂の重量平均分子量は、特に限定されないが、20万〜30万が好ましい。なお、本実施形態において、重量平均分子量は、ゲルパーミッションクロマトグラフィー(GPC)により測定した値である。
また、前記熱可塑性樹脂のメルトフローレイトは、使用のし易さから0.5以上であることが好ましく、洗浄効果の点から40g/10分以下であることがより好ましく、0.5〜20g/10分であることがさらに好ましい。尚、本明細書におけるメルトフローレイトは、ASTM−D1238に準じて、220℃、10kgの条件下で測定した値をいう。
なお、無機発泡剤粒の添加剤として上述した化合物は、熱可塑性樹脂粒の添加剤とすることも出来る。添加剤は、無機発泡剤粒および熱可塑性樹脂粒の一方のみに添加してもよいし、双方に添加してもよい。添加するか否か、またどちらの粒に添加するかは、目的や添加剤の機能等によって適宜選択することが出来る。
熱可塑性樹脂粒の含有量は、洗浄剤100重量部に対して、1〜99重量部の範囲であることが好ましく、50〜98重量部の範囲であることがより好ましく、80〜97重量部の範囲であることがさらに好ましい。
前記熱可塑性樹脂粒は、熱可塑性樹脂を含む原料を押出機等で成形したストランドを切断することにより得ることができる。
[3] 無機発泡剤粒および熱可塑性樹脂粒の形状
無機発泡剤粒および熱可塑性樹脂粒の形状は、本発明の効果を阻害しない限り特に限定されないが、例えば、円柱状、フレーク状、パウダー状などの形状が挙げられる。
無機発泡剤粒および熱可塑性樹脂粒の形状が円柱状の場合、短径が2〜3mm、長径が3〜5mm、長さが3〜5mmの範囲が好ましい。
本実施形態において、短径、長径および長さは、ノギス等により測定した値である。
[4]他の実施形態
本実施形態において、無機発泡剤粒および/または熱可塑性樹脂粒は表面にオイル層を有してもよい。無機発泡剤粒および/または熱可塑性粒の表面に上述したミネラルオイルや界面活性剤を付着させることでオイル層を形成することが出来る。当該オイル層は無機発泡剤粒および/または熱可塑性粒の表面全体に形成されている必要は無く、少なくとも一部に形成されていればよいが、洗浄剤の易置換性の観点からは、表面全体に形成されていることが好ましい。取扱を容易にする観点で、前記オイル層に滑剤が付着していることが好ましい。ここで滑剤としては、上述した滑剤を用いることができる。オイル層を有し滑剤を付着させた無機発泡剤粒および/または熱可塑性樹脂粒を含む洗浄剤は、易置換性が高くなる傾向にある。
無機発泡剤粒と熱可塑性樹脂粒とのどちらか片方がオイル層を有していてもよく、これらの配合量等に応じて適宜選択すればよい。オイル層はタンブラーブレンダー、スーパーミキサー等の樹脂加工用ブレンダーを使用し、無機発泡剤粒および/または熱可塑性樹脂粒と、オイルとを同時に投入してブレンドすることにより形成することができる。滑剤を付着させる場合は、無機発泡剤粒および/または熱可塑性樹脂粒の表面にオイル層を形成した後、タンブラーブレンダー、スーパーミキサー等の樹脂加工用ブレンダーに滑剤を投入してブレンドすることにより付着させることができる。
[5]樹脂加工機の洗浄方法
本実施形態に係る樹脂加工機の洗浄方法は、上述の洗浄剤を用いる。
また、本実施形態に係る樹脂加工機の洗浄方法は、上述の洗浄剤を樹脂加工機内に滞留させる工程を有してもよい。
前記樹脂加工機の具体例としては、射出成形機、押出成形機などが挙げられる。
本実施形態に係る樹脂加工機の洗浄方法は、前に樹脂加工した材料を効率的に排出させることができるだけでなく、洗浄後に樹脂加工機を休止する場合、洗浄剤を樹脂加工機内に充満した状態で滞留させることにより、万が一洗浄不足で前に樹脂加工した材料が樹脂加工機内に残っている場合でも、残った材料の熱劣化を防止できる利点がある。この効果は本実施形態に用いる無機発泡剤粒中の無機発泡剤から発生するガスが樹脂加工機内を満たした状態で休止することにより、残った材料の酸化劣化を抑止する効果による。
次に、実施例および比較例を挙げて本実施形態をより具体的に説明するが、本実施形態はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
実施例あるいは比較例においては、以下の成分を使用した。
(1)成分(A):熱可塑性樹脂粒
熱可塑性樹脂粒として以下の成分(A1)または成分(A2)を用いた。
・成分(A1):熱可塑性樹脂粒(スチレン−アクリロニトリル共重合体)
熱可塑性樹脂粒(スチレン−アクリロニトリル共重合体)は、アクリロニトリルの含有量が34重量%であり、メルトフローレートが20g/10分であった。また、当該熱可塑性樹脂粒(スチレン−アクリロニトリル共重合体)は、短径が2.5mm、長径が3.5mm、長さが3.5mmであった。
なお、本実施例において、熱可塑性樹脂粒の短径、長径および長さは、ノギスにより測定した。
また、本実施例において、アクリロニトリルの含有量は、以下のとおり測定した。まず、アクリロニトリル含有量が既知のサンプルの光線屈折率を測定し、それにより検量線を作成した。次に、本願実施例に用いたサンプルの光線屈折率を測定し、得られた光線屈折率を前記作成した検量線と照合して、アクリロニトリル含有量を求めた。前記光線屈折率は株式会社アタゴ製アッベ屈折計1Tにより測定した。
また、本実施例において、メルトフローレイトは、ASTM−D1238に準じて、220℃、10kgの条件下で測定した。
成分(A2):熱可塑性樹脂粒(スチレン)
熱可塑性樹脂粒(スチレン)は、メルトフローレートが20g/10分であった。また、当該熱可塑性樹脂粒(スチレン)は、短径が2.5mm、長径が3.5mm、長さが3.5mmであった。
(2)成分(B):無機発泡剤
無機発泡剤として、炭酸水素ナトリウム(重曹)(旭硝子株式会社製)を用いた。
(3)成分(C):融点120℃以下のバインダー
融点120℃以下のバインダーとして、以下の成分(C1)または(C2)を用いた。
成分(C1):ポリオレフィンワックス(クラリアントジャパン株式会社製、Licocene PP1302)
当該ポリオレフィンワックスは、形状がファイングレインであり、融点が90℃であった。
なお、本実施例において、バインダーの融点は、DIN51 801/2規格に従い測定した。
成分(C2):滑剤(クラリアントジャパン株式会社製、Licowax E)
当該滑剤は、形状がファインパウダーであり、融点が80℃であった。
(4)成分(D):ミネラルオイル
ミネラルオイルとして、ダイアナ プロセスオイル PW−90(出光興産株式会社製)を用いた。
(5)成分(E):無機化合物
無機化合物として、炭酸カルシウムKK3000(矢橋工業株式会社製)を用いた。
(6)成分(F):界面活性剤
界面活性剤として、デノン331−L(丸菱油化工業株式会社製)を用いた。
(7)成分(G):フッ素化合物
フッ素化合物として、メタブレン A−3000(三菱レイヨン株式会社製)を用いた。
(8)成分(H):その他滑剤(ポリオレフィンワックス)
上記成分(C)以外の滑剤として、ビスコール 330−P(三洋化成工業株式会社製)を用いた。当該滑剤は、融点が152℃であった。
[実施例1〜9]
・無機発泡剤粒1〜9の作成
上記成分(B)〜(H)を表1に示す割合(単位は重量部)で、予めスーパーミキサーにて3分間予備混合を行い、混合物を得た。当該混合物を、連続加圧造粒機に投入し押出成形した。造粒機から吐出されたストランドを回転するナイフカッターにて切断しペレットとして、無機発泡剤粒1〜9を得た。当該無機発泡剤粒は、短径が3.0mm、長径が3.0mm、長さが3.5mmであった。
なお、本実施例において、無機発泡剤粒の短径、長径および長さは、ノギスにより測定した。
また、無機発泡剤粒を得る押出成形は、連続加圧造粒機の本体温度を測定しながら行った。本体温度を表1に示す。
Figure 0005409514
・洗浄剤1〜9の作成
得られた無機発泡剤粒と、熱可塑性樹脂粒(上記成分(A1)または(A2))とを、表2に示す割合で混合して洗浄剤1〜9を得た。
・洗浄剤1〜9の評価
得られた洗浄剤1〜9について、以下の(m1)〜(m4)の評価を行った。当該評価結果を表2に示す。
(m1)洗浄性
黒色に着色されたABS樹脂(旭化成ケミカルズ株式会社製スタイラック121)を、射出成形機(名機製作所製M−200B)に2kg投入してパージを実施した。その後、当該射出成形機に、洗浄剤1〜9を投入し、シリンダー温度240℃の条件で洗浄した際にノズルから排出されるパージ屑の色調を目視にて観察しながら、洗浄が完了するまでパージ屑を排出し、排出されたパージ屑量を天秤で測定した。当該排出されたパージ屑量が少ないほど、洗浄性に優れる。なお、洗浄した際にノズルから排出されるパージ屑の色調が、黒色から白色に変わったときを、洗浄完了とした。
(m2)残留性
上記(m1)の洗浄性の評価後、ポリスチレン(PSジャパン株式会社製SGP10)を射出成形機に投入し、シリンダー温度240℃の条件で成形し、ノズルから排出されるパージ屑の色調を目視にて観察した。パージ屑の色調が完全に透明になるまでに排出されたパージ屑量を天秤で測定した。当該排出されたパージ屑量が少ないほど、残留性に優れる。
(m3)熱劣化抑止効果
洗浄剤1〜9を射出成形機内に充満させた後、240℃で3時間放置した。その後、充満させた洗浄剤1〜9を排出し、排出物の色調を目視により観察した。洗浄剤の熱劣化抑止効果について下記判定基準により評価した。
[判定基準]
○:ほとんど変色が認められない。
△:若干変色が認められる。
×:激しい変色が認められる。
(m4)発泡状態
上記(m1)の洗浄性評価時の発泡状態を目視により観察した。洗浄剤の発泡状態について下記判定基準により評価した。
[判定基準]
○:穏やかな発泡状態であり安全性が高い。
△:時々破裂音が認められるが使用上問題ないレベル。
×:激しく破裂音が続き使用中に危険を感じる。
Figure 0005409514
実施例1〜9で得られた洗浄剤1〜9は、表2に示すとおり洗浄性、残留性、熱劣化抑止効果に優れ、加えて発泡状態も良好であった。
[実施例10]
・洗浄剤10の作成
表3に示す割合で、熱可塑性樹脂粒(成分(A1))、無機発泡剤粒8およびミネラルオイル(成分(D))を混合した後、滑剤(成分(C2))を混合して洗浄剤10を得た。
・洗浄剤10の評価
得られた洗浄剤10について、上述の(m1)〜(m4)の評価を行った。当該評価結果を表3に示す。
Figure 0005409514
実施例10と実施例8との結果を比較すると、無機発泡剤粒および熱可塑性樹脂粒の表面にオイル層を形成し、さらに該オイル層に滑剤を付着させることにより、残留性がさらに向上したことが分かる。
[比較例1〜3]
・洗浄剤11〜13の作成
成分(A)〜(E)を表4に示す割合(単位は重量部)で予めスーパーミキサーにて3分間予備混合を行い、混合物を得た。当該混合物を、2軸押出機(池貝株式会社製、機器使用:PCM30)を用いて、バレルの温度を240℃に設定し溶融混錬した。押出機から吐出されたストランドをストランドカッターにて切断しペレットとし、洗浄剤11および12を得た。また、押出機を使用せず、熱可塑性樹脂粒(成分(A1))を、そのまま洗浄剤13とした。
・洗浄剤11〜13の評価
得られた洗浄剤11〜13について、上述の(m1)〜(m4)の評価を行った。当該評価結果を表4に示す。
Figure 0005409514
比較例1および2では、バインダーとして熱可塑性樹脂粒(成分(A1))を使用したことから、加工温度が高いため無機発泡剤(成分(B))がほとんど熱分解を起したと考えられる。したがって、洗浄剤11および12は、洗浄時の発泡がほとんど確認されず、発泡による洗浄性の向上が見られなかった。また熱劣化防止効果もなかった。
比較例3では、熱可塑性樹脂粒(成分(A1))のみを、洗浄剤13としてそのまま評価した。洗浄剤13は、実施例で得られた洗浄剤と比較すると明らかに洗浄性および残留性が劣ることがわかった。
本発明の洗浄剤は、無機発泡剤の熱分解が少なく残存率が極めて高いため、洗浄性能、異物等の低残留性に優れており洗浄剤として有用である。加えて熱劣化防止効果も同時に兼ね備えており、特に機械の停止時の残存樹脂劣化防止等に効果的である。

Claims (8)

  1. 無機発泡剤および融点が120℃以下のバインダーを含有する無機発泡剤粒と、
    熱可塑性樹脂粒と
    を含み、
    前記バインダーの含有量が、前記無機発泡剤粒100重量部に対して、1〜30重量部の範囲である洗浄剤。
  2. 前記無機発泡剤粒が、滑剤、ミネラルオイル、無機化合物、界面活性剤およびフッ素化合物からなる群より選択された少なくとも一種をさらに含有する請求項1に記載の洗浄剤。
  3. 前記無機発泡剤粒および/または前記熱可塑性樹脂粒が表面にオイル層を有する請求項1または2に記載の洗浄剤。
  4. 前記オイル層に滑剤が付着している請求項3に記載の洗浄剤。
  5. 前記無機発泡剤の含有量が、洗浄剤100重量部に対して、0.01〜5重量部の範囲である請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗浄剤。
  6. 前記無機発泡剤の含有量が、前記無機発泡剤粒100重量部に対して、1〜50重量部の範囲である請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗浄剤。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗浄剤を用いる樹脂加工機の洗浄方法。
  8. 前記洗浄剤を樹脂加工機内に滞留させる工程を有する請求項7に記載の樹脂加工機の洗浄方法。
JP2010121312A 2010-05-27 2010-05-27 洗浄剤 Active JP5409514B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010121312A JP5409514B2 (ja) 2010-05-27 2010-05-27 洗浄剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010121312A JP5409514B2 (ja) 2010-05-27 2010-05-27 洗浄剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011246609A JP2011246609A (ja) 2011-12-08
JP5409514B2 true JP5409514B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=45412281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010121312A Active JP5409514B2 (ja) 2010-05-27 2010-05-27 洗浄剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5409514B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112410138A (zh) * 2019-08-22 2021-02-26 旭化成株式会社 树脂成型加工机用清洗剂、树脂成型加工机的清洗方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3235622B1 (en) * 2014-12-17 2021-07-28 Mitsubishi Chemical Corporation Purging agent
EP3315547A1 (en) 2016-10-31 2018-05-02 Solvay SA Cleaning agent for cleaning polymer processing equipment, method for producing it and its use
JP7401089B2 (ja) * 2019-12-19 2023-12-19 日東化工株式会社 パージ添加剤及びパージ剤
CN115485359A (zh) * 2020-05-08 2022-12-16 旭化成株式会社 成型机用清洗剂

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1081898A (ja) * 1996-09-05 1998-03-31 Nitto Kako Kk 洗浄剤
JP4504699B2 (ja) * 2004-02-18 2010-07-14 旭化成ケミカルズ株式会社 成形機用洗浄剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112410138A (zh) * 2019-08-22 2021-02-26 旭化成株式会社 树脂成型加工机用清洗剂、树脂成型加工机的清洗方法
CN112410138B (zh) * 2019-08-22 2022-02-18 旭化成株式会社 树脂成型加工机用清洗剂、树脂成型加工机的清洗方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011246609A (ja) 2011-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4936483B2 (ja) 洗浄剤及びこれを用いた樹脂成形機の洗浄方法
JP5409514B2 (ja) 洗浄剤
JP4919513B2 (ja) 成形機用洗浄剤組成物
JP2006335913A (ja) 洗浄用樹脂組成物
CN112410138B (zh) 树脂成型加工机用清洗剂、树脂成型加工机的清洗方法
JP6833055B2 (ja) 射出成形機及び金型用洗浄剤樹脂組成物
JP3874487B2 (ja) 熱可塑性樹脂用成形機内の洗浄に使用する洗浄用熱可塑性樹脂組成物
JP6294123B2 (ja) 樹脂組成物及びそれを用いた洗浄方法
JP4101596B2 (ja) 優れた洗浄剤組成物
US10465146B2 (en) Cleaning agent for cleaning polymer processing equipment, method for producing it and its use
JP7289779B2 (ja) 樹脂成形加工機械用洗浄剤組成物
JPH05124046A (ja) 洗浄用熱可塑性樹脂組成物
JP6476336B1 (ja) 洗浄用樹脂組成物
JP2023031305A (ja) 成形機用洗浄剤、その使用、及び成形機の洗浄方法
JP7175958B2 (ja) スクリュー抜き補助剤
CA3044099A1 (en) Compositions and methods for removing contaminants from plastics processing equipment
US20240254299A1 (en) Resin composition and production method thereof, and cleaning method of resin molding processing machine
JP3552091B2 (ja) 成形機用洗浄剤
JP7187726B1 (ja) 樹脂加工機械用洗浄剤、その製造方法、及び樹脂加工機械内の洗浄方法
JPH0598072A (ja) 洗浄用熱可塑性樹脂組成物
JP3852185B2 (ja) 洗浄用熱可塑性樹脂組成物
JP2023151470A (ja) 樹脂加工機用洗浄剤用架橋ポリエチレン、樹脂加工機用洗浄剤用樹脂組成物及び樹脂加工機の洗浄方法
JP2024022569A (ja) 樹脂加工機械用洗浄剤用樹脂組成物
JP7112797B2 (ja) 成形機用洗浄剤
JP5451416B2 (ja) 成形機用洗浄剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131028

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5409514

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350