JPH1081898A - 洗浄剤 - Google Patents
洗浄剤Info
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- JPH1081898A JPH1081898A JP25552696A JP25552696A JPH1081898A JP H1081898 A JPH1081898 A JP H1081898A JP 25552696 A JP25552696 A JP 25552696A JP 25552696 A JP25552696 A JP 25552696A JP H1081898 A JPH1081898 A JP H1081898A
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- Japan
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- low
- density polyethylene
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- cleaning
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特定の高粘度樹脂の含有率を高めることによ
って高い洗浄効果と特定の低粘度樹脂に特定の無機発泡
剤を均一に練り込み、洗浄の際に発泡を均一にし、より
洗浄効果を高めた安価な洗浄剤を提供する。 【解決手段】 高粘度の高密度ポリエチレン97〜99
重量%および無機発泡剤を20重量%含有した低粘度の
低密度ポリエチレン3〜1重量%からなる混合物である
洗浄剤。
って高い洗浄効果と特定の低粘度樹脂に特定の無機発泡
剤を均一に練り込み、洗浄の際に発泡を均一にし、より
洗浄効果を高めた安価な洗浄剤を提供する。 【解決手段】 高粘度の高密度ポリエチレン97〜99
重量%および無機発泡剤を20重量%含有した低粘度の
低密度ポリエチレン3〜1重量%からなる混合物である
洗浄剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インジェクショ
ン、押出機等の樹脂の色替え等の切替え生産時に用いら
れる洗浄剤に関するものである。更に詳しくは従来の洗
浄剤に比べ同等の性能を維持し、安価に提供できること
を特徴とする洗浄剤に関するものである。
ン、押出機等の樹脂の色替え等の切替え生産時に用いら
れる洗浄剤に関するものである。更に詳しくは従来の洗
浄剤に比べ同等の性能を維持し、安価に提供できること
を特徴とする洗浄剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に樹脂の着色、混合成形等を目的に
成形機(押出、射出)が用いられているが、一連の作業
終了時に成形機内に樹脂が残留し、この残留物は、次の
異種樹脂によって行なわれる成形作業開始時に成形品中
に混入し製品外観不良を誘発する。従来、その残留物を
成形機内から除去するため、人手による成形機の分解掃
除をする方法、成形機を停止せずにそのまま次に使用す
る成形材料を成形機に充填し、これにより残留物を少し
ずつ置換してゆく方法および市販の洗浄剤を用いる方法
が実施されている。特に、上記市販の洗浄剤としては次
のものが知られている。 (1)超高分子アクリル樹脂に、発泡剤、カリオンおよ
び炭酸カルシウムを含有させたもの(半溶融タイプ)、
(2)樹脂に界面活性剤等を含有させたもの(完全溶融
タイプ)、(3)液体、粉末状の界面活性剤、滑剤(ブ
レンドタイプ)。
成形機(押出、射出)が用いられているが、一連の作業
終了時に成形機内に樹脂が残留し、この残留物は、次の
異種樹脂によって行なわれる成形作業開始時に成形品中
に混入し製品外観不良を誘発する。従来、その残留物を
成形機内から除去するため、人手による成形機の分解掃
除をする方法、成形機を停止せずにそのまま次に使用す
る成形材料を成形機に充填し、これにより残留物を少し
ずつ置換してゆく方法および市販の洗浄剤を用いる方法
が実施されている。特に、上記市販の洗浄剤としては次
のものが知られている。 (1)超高分子アクリル樹脂に、発泡剤、カリオンおよ
び炭酸カルシウムを含有させたもの(半溶融タイプ)、
(2)樹脂に界面活性剤等を含有させたもの(完全溶融
タイプ)、(3)液体、粉末状の界面活性剤、滑剤(ブ
レンドタイプ)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人手に
よる分解掃除では、多数の人員と長時間を要し、生産性
低下の大きな要因となっている。また、成形機の構造上
簡単に分解できない箇所、例えばシリンダ−内壁に残留
物が残る問題もある。次に使用する成形材料で置換して
ゆく方法では、成形を目的とする成形材料は洗浄に適し
た設計になっていないため、洗浄効果が低く、多量の成
形材料が無駄に消費されると共に、洗浄に長時間を要す
る。加えて、例えばゴム熱劣化物等、残留物の種類によ
っては除去できない場合がある。市販の洗浄剤を用いる
方法は、いずれの洗浄剤も洗浄剤として下記の如き致命
的欠点を有しているため、一般に広く普及するに至って
いない。
よる分解掃除では、多数の人員と長時間を要し、生産性
低下の大きな要因となっている。また、成形機の構造上
簡単に分解できない箇所、例えばシリンダ−内壁に残留
物が残る問題もある。次に使用する成形材料で置換して
ゆく方法では、成形を目的とする成形材料は洗浄に適し
た設計になっていないため、洗浄効果が低く、多量の成
形材料が無駄に消費されると共に、洗浄に長時間を要す
る。加えて、例えばゴム熱劣化物等、残留物の種類によ
っては除去できない場合がある。市販の洗浄剤を用いる
方法は、いずれの洗浄剤も洗浄剤として下記の如き致命
的欠点を有しているため、一般に広く普及するに至って
いない。
【0004】(1)半溶融タイプの洗浄剤は、それ自体
が成形機内に残留しやすく、次の成形材料に混入して異
物トラブルを発生しやすい。 (2)完全溶融タイプの洗浄剤は、洗浄効果が低い上
に、やはり成形機内に残留しやすく、これを完全に排出
するのに手間と時間を要する。 (3)ブレントタイプの洗浄剤は、洗浄効果が低い上
に、樹脂への予備ブレンド作業が必要で、使用に手間が
かかる。
が成形機内に残留しやすく、次の成形材料に混入して異
物トラブルを発生しやすい。 (2)完全溶融タイプの洗浄剤は、洗浄効果が低い上
に、やはり成形機内に残留しやすく、これを完全に排出
するのに手間と時間を要する。 (3)ブレントタイプの洗浄剤は、洗浄効果が低い上
に、樹脂への予備ブレンド作業が必要で、使用に手間が
かかる。
【0005】本発明者らは、これらの課題を解決するた
め、(3)のブレンドタイプの洗浄剤について検討し
た。このタイプの洗浄剤には特開平成4年第18741
0号公報が知られている。この公報には、メルトフロ−
レイトを特定した熱可塑性樹脂と有機発泡剤が用いられ
ている。
め、(3)のブレンドタイプの洗浄剤について検討し
た。このタイプの洗浄剤には特開平成4年第18741
0号公報が知られている。この公報には、メルトフロ−
レイトを特定した熱可塑性樹脂と有機発泡剤が用いられ
ている。
【0006】しかしながら、この洗浄剤も洗浄効果も完
全ではなく、その上有機発泡剤は発泡する際、特定のガ
ス例えば毒ガスが発生する。これは毒性が高く、その上
金型を腐食する。そして樹脂自体の色汚染もあり満足す
る結果は得られない。
全ではなく、その上有機発泡剤は発泡する際、特定のガ
ス例えば毒ガスが発生する。これは毒性が高く、その上
金型を腐食する。そして樹脂自体の色汚染もあり満足す
る結果は得られない。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、特定の高粘度樹脂
の含有率を高めることによって高い洗浄効果と特定の低
粘度樹脂に特定の無機発泡剤を均一に練り込み、洗浄の
際に発泡を均一にし、より洗浄効果を高めた安価な洗浄
剤を提供することにある。
であって、その目的とするところは、特定の高粘度樹脂
の含有率を高めることによって高い洗浄効果と特定の低
粘度樹脂に特定の無機発泡剤を均一に練り込み、洗浄の
際に発泡を均一にし、より洗浄効果を高めた安価な洗浄
剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、高粘度の高密度ポリエチレン9
7〜99重量%および無機発泡剤を含有した低粘度の低
密度ポリエチレン3〜1重量%からなる混合物である洗
浄剤、更には、高粘度の高密度ポリエチレン97〜99
重量%および無機発泡剤を20重量%含有した低粘度の
低密度ポリエチレン3〜1重量%からなる混合物である
洗浄剤、更には、メルトフロ−レイトが0.01〜1g
/10分(190℃、2160g)である高粘度の高密
度ポリエチレン97〜99重量%および無機発泡剤を2
0重量%含有し、メルトフロ−レイトが20g/10分
(190℃、2160g)以上である低粘度の低密度ポ
リエチレン3〜1重量%からなる混合物である洗浄剤お
よび上記の無機発泡剤が重炭酸ナトリウム、重炭酸カリ
ウムおよび重炭酸アンモニウムであることを特徴とす
る。
め、本発明においては、高粘度の高密度ポリエチレン9
7〜99重量%および無機発泡剤を含有した低粘度の低
密度ポリエチレン3〜1重量%からなる混合物である洗
浄剤、更には、高粘度の高密度ポリエチレン97〜99
重量%および無機発泡剤を20重量%含有した低粘度の
低密度ポリエチレン3〜1重量%からなる混合物である
洗浄剤、更には、メルトフロ−レイトが0.01〜1g
/10分(190℃、2160g)である高粘度の高密
度ポリエチレン97〜99重量%および無機発泡剤を2
0重量%含有し、メルトフロ−レイトが20g/10分
(190℃、2160g)以上である低粘度の低密度ポ
リエチレン3〜1重量%からなる混合物である洗浄剤お
よび上記の無機発泡剤が重炭酸ナトリウム、重炭酸カリ
ウムおよび重炭酸アンモニウムであることを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に用いる高密度ポリエチレ
ンは、メルトフロ−レイトが、0.01〜1g/10分
(190℃、2160g)である高粘度樹脂であり、低
密度ポリエチレンは、メルトフロ−レイトが20g/1
0分(190℃、2160g)以上である低粘度樹脂で
ある。
ンは、メルトフロ−レイトが、0.01〜1g/10分
(190℃、2160g)である高粘度樹脂であり、低
密度ポリエチレンは、メルトフロ−レイトが20g/1
0分(190℃、2160g)以上である低粘度樹脂で
ある。
【0010】高粘度の高密度ポリエチレンは高い洗浄効
果が得られるが、この高粘度高密度ポリエチレンの場
合、更に洗浄効果を高める無機発泡剤を予め練込んでお
くことは困難である。即ち、高粘度であるために無機発
泡剤等を混練りできる状態にするには、高い温度に加熱
する必要があり、この高い温度では予め練込んでおくべ
き無機発泡剤が発泡してしまい、実質的に混合不能とな
る。
果が得られるが、この高粘度高密度ポリエチレンの場
合、更に洗浄効果を高める無機発泡剤を予め練込んでお
くことは困難である。即ち、高粘度であるために無機発
泡剤等を混練りできる状態にするには、高い温度に加熱
する必要があり、この高い温度では予め練込んでおくべ
き無機発泡剤が発泡してしまい、実質的に混合不能とな
る。
【0011】そこで本発明では、上記無機発泡剤を予め
練込んでおく樹脂として低温下で混練り可能な低粘度の
低密度ポリエチレンを使用し、予め無機発泡剤を発泡温
度未満の温度下で練込んでおくのである。高粘度樹脂で
ある高密度ポリエチレンのメルトフロレ−トが、0.0
1g/10分(190℃、2160g)未満では、標準
的な成形条件、例えば成形温度200〜280℃では使
用できなくなり、またこのメルトフロ−レイトが、1g
/10分(190℃,2160g)を越えると十分な洗
浄効果が得にくくなる。一方、低粘度樹脂である低密度
ポリエチレンのメルトフロ−レイトが20g/10分
(190℃、2160g)以下では、予め無機発泡剤を
混合しておくことが困難になる。
練込んでおく樹脂として低温下で混練り可能な低粘度の
低密度ポリエチレンを使用し、予め無機発泡剤を発泡温
度未満の温度下で練込んでおくのである。高粘度樹脂で
ある高密度ポリエチレンのメルトフロレ−トが、0.0
1g/10分(190℃、2160g)未満では、標準
的な成形条件、例えば成形温度200〜280℃では使
用できなくなり、またこのメルトフロ−レイトが、1g
/10分(190℃,2160g)を越えると十分な洗
浄効果が得にくくなる。一方、低粘度樹脂である低密度
ポリエチレンのメルトフロ−レイトが20g/10分
(190℃、2160g)以下では、予め無機発泡剤を
混合しておくことが困難になる。
【0012】高粘度樹脂である高密度ポリエチレンと無
機発泡剤を練込んだ低粘度樹脂である低密度ポリエチレ
ンの混合割合は、前者が97〜99重量%、後者が3〜
1重量%である。
機発泡剤を練込んだ低粘度樹脂である低密度ポリエチレ
ンの混合割合は、前者が97〜99重量%、後者が3〜
1重量%である。
【0013】本発明に用いる無機発泡剤としては例え
ば、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムおよび重炭酸ア
ンモニウムなどが挙げられるが、好ましくは重炭酸ナト
リウムおよび重炭酸カリウムである。本発明者らは、有
機発泡剤と無機発泡剤のどちらが良いか検討するため、
選択基準を表1に纏めた。
ば、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムおよび重炭酸ア
ンモニウムなどが挙げられるが、好ましくは重炭酸ナト
リウムおよび重炭酸カリウムである。本発明者らは、有
機発泡剤と無機発泡剤のどちらが良いか検討するため、
選択基準を表1に纏めた。
【0014】
【表1】
【0015】この表1から本発明者は、有機発泡剤と較
べ、安全性、耐腐食性、発熱性等すべての項目で安定し
ている無機発泡剤を選択した。
べ、安全性、耐腐食性、発熱性等すべての項目で安定し
ている無機発泡剤を選択した。
【0016】本発明は、高粘度樹脂である特定の高密度
ポリエチレンと低粘度樹脂である特定の低密度ポリエチ
レンを特定の配合割合、前者を97〜99重量%、後者
を3〜1重量%にし、高粘度樹脂の含有率を高めること
によって、高い洗浄効果と特定の低粘度樹脂に特定の無
機発泡剤を均一に練り込み、洗浄の際に発泡を均一に
し、より洗浄効果を高めた安価な洗浄剤である。
ポリエチレンと低粘度樹脂である特定の低密度ポリエチ
レンを特定の配合割合、前者を97〜99重量%、後者
を3〜1重量%にし、高粘度樹脂の含有率を高めること
によって、高い洗浄効果と特定の低粘度樹脂に特定の無
機発泡剤を均一に練り込み、洗浄の際に発泡を均一に
し、より洗浄効果を高めた安価な洗浄剤である。
【0017】
【実施例】次に実施例および比較例に基づいて本発明を
詳細に説明する。なお、実施例および比較例に使用した
成形機、成形条件および測定条件は以下の通りである。 成形機:インラインスクリュ−型射出成形機 日鋼 J100SA(型締力 100トン) 成形温度:シリンダ−設定温度 210〜220℃(樹
脂温度225℃) メルトフロ−レイト(MFR):JIS−K7210に
よって測定した。
詳細に説明する。なお、実施例および比較例に使用した
成形機、成形条件および測定条件は以下の通りである。 成形機:インラインスクリュ−型射出成形機 日鋼 J100SA(型締力 100トン) 成形温度:シリンダ−設定温度 210〜220℃(樹
脂温度225℃) メルトフロ−レイト(MFR):JIS−K7210に
よって測定した。
【0018】実施例1 メルトフロ−レイトが0.3g/10分(190℃、2
160g)の高密度ポリエチレン97重量%を使用し、
2軸押出機(押出温度170℃以下)にて重炭酸ナトリ
ウムを20重量%練り込んだ低密度ポリエチレンのペレ
ット3重量%の割合で混合した本発明の洗浄剤を作成し
た。ABS樹脂の黒色着色成形材料を成形機内に充填
後、完全に排出して成形機内を空にした。次に、本発明
の洗浄剤を成形機に1.5Kg投入し、これを射出操作
により排出し、洗浄力、残留性および臭いを測定した。
160g)の高密度ポリエチレン97重量%を使用し、
2軸押出機(押出温度170℃以下)にて重炭酸ナトリ
ウムを20重量%練り込んだ低密度ポリエチレンのペレ
ット3重量%の割合で混合した本発明の洗浄剤を作成し
た。ABS樹脂の黒色着色成形材料を成形機内に充填
後、完全に排出して成形機内を空にした。次に、本発明
の洗浄剤を成形機に1.5Kg投入し、これを射出操作
により排出し、洗浄力、残留性および臭いを測定した。
【0019】比較例1 メルトフロ−レイトが0.3g/10分(190℃、2
160g)の高密度ポリエチレン95重量%を使用し、
2軸押出機(押出温度170℃以下)にて重炭酸ナトリ
ウムを20重量%練り込んだ低密度ポリエチレンのペレ
ット5重量%の割合で混合した比較の洗浄剤を作成し
た。これを実施例1と同様の操作を行ない、洗浄力、残
留性および臭いを測定した。
160g)の高密度ポリエチレン95重量%を使用し、
2軸押出機(押出温度170℃以下)にて重炭酸ナトリ
ウムを20重量%練り込んだ低密度ポリエチレンのペレ
ット5重量%の割合で混合した比較の洗浄剤を作成し
た。これを実施例1と同様の操作を行ない、洗浄力、残
留性および臭いを測定した。
【0020】実施例2 メルトフロ−レイトが0.3g/10分(190℃、2
160g)の高密度ポリエチレン99重量%を使用し、
2軸押出機(押出温度170℃以下)にて重炭酸ナトリ
ウムを20重量%練り込んだ低密度ポリエチレンのペレ
ット1重量%の割合で混合した本発明の洗浄剤を作成し
た。これを実施例1と同様の操作を行ない、洗浄力、残
留性および臭いを測定した。その結果を表2に示す。
160g)の高密度ポリエチレン99重量%を使用し、
2軸押出機(押出温度170℃以下)にて重炭酸ナトリ
ウムを20重量%練り込んだ低密度ポリエチレンのペレ
ット1重量%の割合で混合した本発明の洗浄剤を作成し
た。これを実施例1と同様の操作を行ない、洗浄力、残
留性および臭いを測定した。その結果を表2に示す。
【0021】
【表2】
【0022】表2に示す様に、実施例1、2と比較例1
と比較すると本発明の範囲内では、洗浄力、残留性およ
び臭いにおいて優位である。
と比較すると本発明の範囲内では、洗浄力、残留性およ
び臭いにおいて優位である。
【0023】
【発明の効果】本発明は、特定の高粘度樹脂の含有率を
高めることによって高い洗浄効果と特定の低粘度樹脂に
特定の無機発泡剤を均一に練り込み、洗浄の際に発泡を
均一にし、より洗浄効果を高めた安価な洗浄剤を提供す
る効果を有する。
高めることによって高い洗浄効果と特定の低粘度樹脂に
特定の無機発泡剤を均一に練り込み、洗浄の際に発泡を
均一にし、より洗浄効果を高めた安価な洗浄剤を提供す
る効果を有する。
Claims (4)
- 【請求項1】 高粘度樹脂である高密度ポリエチレン9
7〜99重量%および無機発泡剤を含有した低粘度樹脂
である低密度ポリエチレン3〜1重量%よりなる混合物
であることを特徴とする洗浄剤。 - 【請求項2】 高粘度樹脂である高密度ポリエチレン9
7〜99重量%および無機発泡剤を20重量%含有した
低粘度樹脂である低密度ポリエチレン3〜1重量%より
なる混合物であることを特徴とする洗浄剤。 - 【請求項3】 メルトフロ−レイトが0.01〜1g/
10分(190℃、2160g)である高粘度の高密度
ポリエチレン97〜99重量%および無機発泡剤を20
重量%含有したメルトフロ−レイトが20g/10分
(190℃、2160g)以上である低粘度の低密度ポ
リエチレン3〜1重量%からなる混合物であることを特
徴とする洗浄剤。 - 【請求項4】 請求項1、2および3の無機発泡剤が重
炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムおよび重炭酸アンモニ
ウムであることを特徴とする洗浄剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25552696A JPH1081898A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25552696A JPH1081898A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 洗浄剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1081898A true JPH1081898A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17279971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25552696A Pending JPH1081898A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1081898A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001138339A (ja) * | 1999-11-16 | 2001-05-22 | Nitto Kako Kk | プラスチック成形機・押出機用洗浄用樹脂組成物。 |
JP2005231108A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 成形機用洗浄剤 |
JP2011246609A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 洗浄剤 |
EP3315547A1 (en) | 2016-10-31 | 2018-05-02 | Solvay SA | Cleaning agent for cleaning polymer processing equipment, method for producing it and its use |
CN112236281A (zh) * | 2018-05-16 | 2021-01-15 | 俾提提公共有限公司 | 用于清洁塑料成型机和混合机的净化化合物 |
CN112410138A (zh) * | 2019-08-22 | 2021-02-26 | 旭化成株式会社 | 树脂成型加工机用清洗剂、树脂成型加工机的清洗方法 |
KR20220134580A (ko) | 2020-05-08 | 2022-10-05 | 아사히 가세이 가부시키가이샤 | 성형기용 세정제 |
-
1996
- 1996-09-05 JP JP25552696A patent/JPH1081898A/ja active Pending
Cited By (10)
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JP4670110B2 (ja) * | 1999-11-16 | 2011-04-13 | 日東化工株式会社 | プラスチック成形機・押出機用洗浄用樹脂組成物 |
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US10465146B2 (en) | 2016-10-31 | 2019-11-05 | Solvay Sa | Cleaning agent for cleaning polymer processing equipment, method for producing it and its use |
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KR20220134580A (ko) | 2020-05-08 | 2022-10-05 | 아사히 가세이 가부시키가이샤 | 성형기용 세정제 |
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