JPH09225963A - プラスティック射出成形機のシリンダあるいはスクリューに付着した異物の除去方法及び該除去方法に使用する洗浄剤 - Google Patents

プラスティック射出成形機のシリンダあるいはスクリューに付着した異物の除去方法及び該除去方法に使用する洗浄剤

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JPH09225963A
JPH09225963A JP26147396A JP26147396A JPH09225963A JP H09225963 A JPH09225963 A JP H09225963A JP 26147396 A JP26147396 A JP 26147396A JP 26147396 A JP26147396 A JP 26147396A JP H09225963 A JPH09225963 A JP H09225963A
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abrasive
cleaning agent
cylinder
resin
foreign matter
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Kosaku Ibe
幸作 伊部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスティック射出成型機のシリンダやスク
リュ−に付着した異物を簡単かつ確実に除去する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂と1ミクロンから2ミリの
範囲の粒度を有する研磨材とを樹脂対研磨材の重量比で
10%:90%から70%:30%の範囲の割合で略均
一に混合してなる粒体あるいはペレットからなる洗浄剤
11をホッパ−1から投入し、所要温度に加熱したシリ
ンダ4内で溶融させ、シリンダ4あるいはスクリュ−5
に付着した異物を除去しながら射出させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスティック射
出成形機の洗浄剤および該洗浄剤を用いたプラスティッ
ク射出成形機の洗浄方法に係り、詳しくは、射出成形機
のシリンダあるいはスクリュ−に付着した異物の除去方
法及び洗浄剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスティック製品は、射出成形機のホ
ッパ−から投入した熱可塑性樹脂をシリンダ内で加熱し
て適当な状態に軟化させ、それを金型に圧注入し、冷却
して樹脂を硬化させ、金型より取り出して得られる。シ
リンダ内にはホッパ−より樹脂が連続して送られるが、
一様に流れているのではなく、部分的には停止状態にな
り易い部位が存在する。かかる部位において樹脂はヒ−
タによって熱せられ徐々に炭化されてシリンダやスウリ
ュ−に付着し、炭化物が重なって炭化層を形成すること
となる。炭化層が厚くなってくると剥離しやすくなり、
樹脂と共に流出することにより黒色の異物が点在した不
良品を発生させることとなる。また、樹脂の熱分解やシ
リンダに混入する空気の酸化等によっても異物が発生
し、スクリュ−等から剥離して成形品に混入することも
ある。特に、この黒色の異物は白や透明の成形品の場合
には致命的である。
【0003】成形機の洗浄剤としては発泡性の洗浄剤が
存在するが、これらは材料替え、色抜き等には有効であ
るものの、黒色異物除去には不十分である。炭化層はシ
リンダやスクリュ−等の表面に堅固に付着しているので
洗浄剤の発泡力では完全に除去することができない。ま
た、発泡性の洗浄剤を使用するものでは、洗浄剤がシリ
ンダ内で発泡するため次の成形樹脂において抜け状態が
悪く、成形準備に時間を要するという不具合がある。
【0004】従って、確実に炭化層等の異物を取り除く
には、成形機を分解し、ブラシ、ヘラ、溶液等を使用し
て清掃すること(分掃作業)が必要となるが、作業には
数人で8〜12時間程度要するのが実状であり、多大な
労力と時間を要していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な実状に鑑み、従来の欠点を一掃すべく創案されたもの
であって、異物除去作業を省力化し、かつ確実に行うこ
とができる洗浄剤および洗浄方法を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、射出成形機内
に付着した異物を研磨材を利用して削り取ろう、あるい
は摩擦力で剥離させようという着想に基づくものであっ
て、本発明が採用した洗浄方法は、熱可塑性樹脂と研磨
材とを所要の割合で略均一に混合してなる粒体あるいは
ペレットからなる洗浄剤をホッパ−から投入し、シリン
ダ内で溶融してノズルより放出させるようにしたことを
特徴としている。
【0007】従来、機械内部を傷付けるのではないかと
いう理由で、研磨材を利用しての洗浄は敬遠、タブ−視
されていたが、実験の結果、熱可塑性樹脂に選択した所
定の粒度を有する研磨材を所要の割合で均一に混合して
なる洗浄剤により機械内部に傷を付けずに炭化層等の異
物を除去できることがわかった。
【0008】熱可塑性樹脂の種類は特には限定されず、
ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアセ
タ−ル、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリカ−ボネ−ト
等から好適に選択される。もっとも、成形性が安定して
おり、かつ一般使用の温度範囲も180℃程度から30
0℃程度までと広いことから、スチレン系樹脂あるいは
ポリプロピレン樹脂を用いることが好ましい。ちなみ
に、ポリスチレンの場合は240度程度、ポリプロピレ
ンの場合は210度程度に加熱すればよい。
【0009】研磨材としては、研削材、琢磨材、天然
品、人造品を問わず、広く全ての研磨材を使用すること
が可能であり、例えば、ケイ砂、アルミナ、炭化ホウ
素、炭化ケイ素等が使用されるが、粒形・粒度をより正
確に選択できることから人造のものが優れると考えられ
る。また、研磨材の種類によって硬さ、靱性が異なるの
で粒度あるいは樹脂との混合の比率で調整する必要があ
る。
【0010】研磨材の粒度は研磨材の混合比率と密接に
関連しており、一般に、研磨材の粒度が荒い場合には研
磨材の混合比率を下げ、粒度が小さい場合には研磨材の
混合比率を上げることにより調節される。熱可塑性樹脂
と研磨材の混合比率を重量比で10%:90%から70
%:30%の範囲で調節することにより、研磨材の粒度
としては1ミクロンから2ミリ程度の範囲まで使用可能
であると考えられる。
【0011】粒度が大きい研磨材を使用するほうが有利
に異物を除去するが、それだけシリンダやスクリュ−に
傷をつける怖れがあるので、異物を除去することができ
るのであれば、研磨材の粒度は小さいほうがよい。実験
の結果、粒度が10ミクロン以下の研磨材を用いても良
好に異物を除去できることがわかった。したがって、研
磨材の粒度は1ミクロンから10ミクロンであって、樹
脂に対する研磨材の混合比率は、重量比で30:70か
ら10:90の範囲の程度、あるいは樹脂と研磨材とを
合わせた洗浄剤全体の重さに対する研磨材の重さの割合
において、研磨材を少なくとも70%以上混入させるの
がよい。
【0012】研磨材としては、アルミナ系の研磨材を使
用することが好ましいことがわかった。研磨材が熔融ア
ルミナの場合には、研磨材の粒度は1ミクロンから11
0ミクロン程度が好ましく、樹脂と熔融アルミナとの混
合比率は重量比で70%:30%から10%:90%の
範囲にあることが好ましい。もっとも、研磨材はアルミ
ナ系に限定されるものではなく、例えば炭化ケイ素系の
ものでもよく、また、複数の種類の研磨材を混合したも
の、例えば熔融アルミナと炭化ケイ素を混合してなる研
磨材であってもよいと考えられる。
【0013】また、熱可塑性樹脂と研磨材を混合してな
る粒体あるいはペレットに所要量の金属せっけんを添加
して洗浄剤を形成すると、シリンダ内における洗浄剤の
流れがスム−ズになると共に、不快な摩擦音を消音させ
ることがわかった。金属せっけんとしては例えばステア
リン酸カルシウムやステアリン亜鉛等が用いられる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、射出成形機の概略側面図
であり、ホッパ−1から投入された樹脂2はヒ−タ3に
よって加熱されたシリンダ4内を溶融されながらスクリ
ュ−5で前方に移動されて行き、溶融された樹脂6は金
型7に射出されるようになっている。本発明が採用した
成形機内部の洗浄方法は、洗浄剤をホッパ−1から投入
し、所要温度に加熱したシリンダ4内で溶融してノズル
8より放出させるようにしたものである。
【0015】異物除去の作業工程について図2、図3に
基づいて説明する。まず、予備段階として射出成形機の
設定を行なう(図2)。ヒ−タによる加熱温度を例えば
図示するような温度に設定し、金型7のノズルタッチ部
7aにはアルミ板9を張り、成形機のノズル8先端とア
ルミ板7aとが直接接触しないように紙10を介在させ
る。また、射出成形機の背圧は一般の成形時と略同じに
設定する。アルミ板9はスクリュ−回転時にノズル8か
ら溶融した洗浄剤が漏れるのを防止するものであり、射
出台を前進させてアルミ板9にノズル8を付けて、いわ
ゆるハナタレを防ぐようにしている。アルミ板に代えて
木材を用いてもよいが、木材の場合には木目に溶融した
洗浄剤が入り込む場合があるので注意を要する。
【0016】次いで、洗浄剤11をホッパ−1から投入
して計量(スクリュウ回転)を行なう(図3(a))。
軽量作業は紙10を介在させてノズルタッチをしてから
行ない、スクリュ−5が略50mm程度後退するまで行
なう。次に排出(射出)を行なう(b)。射出は射出台
自体を後退させてノズル8から排出させる。ノズルタッ
チをしなくてもシリンダ4内の異物除去は可能である
が、時にはシリンダ4内前方部位の異物除去が不十分と
なる場合がある。この点において、ノズルタッチをして
背圧をかけることで、洗浄剤の流れの悪いチェックリン
グ周辺(シリンダ4の前方部位)における異物除去を良
好に行なうことができる。
【0017】最後に洗浄剤の色抜作業(樹脂交換)を行
なう(c)。まず、公知のパ−ジ剤12を投入して洗浄
剤の色抜きを行ない、次に、一般の樹脂13を投入して
パ−ジ剤12の色抜きを行なう。
【0018】洗浄剤11は熱可塑性樹脂と1ミクロンか
ら2ミリの範囲の粒度を有する研磨材とを樹脂対研磨材
の重量比で10%:90%から70%:30%の範囲の
割合で略均一に混合してなり、ホッパ−1に投入し易い
ように粒状あるいはペレット状に形成される。ペレット
状の洗浄剤は、例えば、樹脂と研磨材とを混練したもの
を公知のペレット製造装置を使用して製造すればよい。
洗浄剤の使用量としては、スクリュ−5の径が100m
m程度の場合は約20kg、80mm程度の場合は約1
5kg、60mm程度の場合は約10kg、40mm程
度の場合は約5kgを目安とする。
【0019】
【実施例】第1の実験として、研磨材として川砂を選択
し、川砂をふるいにかけて0.7mmから1mm程度の
大きさに選別し、これをスチレン系樹脂であるポリスチ
レンと重量比で樹脂60%:川砂40%で均一に混合し
て洗浄剤を形成し、約5kgの洗浄剤を一般樹脂と同じ
方法で、ホッパ−よりシリンダへ投入し、加熱しながら
ノズルより外部へ放出させた。尚、スクリュ−の径は6
0mmである。結果としては異物は除去できたものの、
シリンダ及びスクリュ−に若干の傷が見受けられた。こ
れは川砂の粒度が荒かったため、あるいは川砂の混合比
率が高かったためと思われる。しかしながら、従来の発
泡性の洗浄剤では完全に除去することができず、成形機
を分解して手作業で除去するしかなかった異物を簡単な
手段で除去することができたことは驚くべきことであ
る。
【0020】シリンダ内に送られた洗浄剤はスクリュ−
によってシリンダの前部に送られていくが、この時シリ
ンダは加熱されているので、洗浄剤の熱可塑性樹脂は溶
解しながら送られていくこととなり、スクリュ−の回転
と相俟って、洗浄剤は適当な圧力により成形機内部の各
壁を研磨、琢磨しながらノズルより排出されていくもの
と考えられる。また、研磨材に略均等に配合されている
樹脂は、研磨材とシリンダあるいはスクリュ−との緩衝
材としても機能するものと考えられ、洗浄剤の溶融、通
過時において、洗浄剤に含まれる研磨材がシリンダやス
クリュ−に与える衝撃を緩和する。洗浄剤全体における
樹脂の比率を上げることで2mm程度の粒度のものでも
使用可能であると考えられる。
【0021】第2の実験は、研磨材としてアルミナ系の
熔融アルミナを採用し、ポリスチレンと所要の割合で均
一に配合てなる米粒くらいの大きさの粒状のもので行っ
た。実験方法は前回と同様、洗浄剤をホッパ−より加熱
筒に投入し、加熱しながらノズルより放出させるように
した。研磨材とスチロ−ル樹脂との配合は、樹脂と研磨
材とを合わせた洗浄剤全体の重さに対する研磨材の重さ
の割合で表示し、10%、30%、50%、70%、8
0%で行った。研磨材の粒度については、5から8ミク
ロン、20から30ミクロン、50から60ミクロン、
80から110ミクロンの4種類で行った(表1)。表
における「良」とは加熱筒を分解して内部を調べたとこ
ろ目視では全く異物が付着していない状態を意味し、
「やや良」とは目視において異物が若干残存している状
態を意味する。「やや良」の状態においても、通常の射
出成形時において異物が成形品に混入することはないの
で、実質的には問題はない。実験における射出機の運転
は、スクリュ−の径が60mm、洗浄材10kg、スク
リュ−の回転数30rpm、シリンダの温度設定は約2
50℃で行った。スクリュ−の回転数を30rpm程度
としたのは、あまり回転数を上げると、加熱筒内部の温
度が異常に上昇して危険な状態になる恐れがあるからで
ある。また、投入される洗浄剤の量はスクリュ−の径に
よって変更されるべきものであることは言うまでもな
い。
【0022】実験の結果、一般に研磨材の粒度が大きい
方が有利に洗浄を行うが、研磨材の重量比率を上げるこ
とで粒度が小さいものでも洗浄可能なことがわかった。
当初は5ないし8ミクロンの研磨材では細か過ぎて異物
を洗浄することはできないと考えていたが、実験の結
果、研磨材を重量比で70%程度以上混合することによ
り良好に洗浄できることがわかった。これは、研磨材を
多く混入することにより樹脂と研磨材からなる洗浄剤の
流れが悪くなり、結果として摩擦によって異物を除去し
ながら洗浄剤が放出されるものと考えられる。同様の理
由から、1ミクロン程度のものでも異物を洗浄すること
ができるものと考えられる。とりわけ、今回の実験によ
って、10ミクロン以下の粒度の研磨材を使用した洗浄
剤であっても有効に異物を除去できることがわかったこ
とは重要なことである。また、研磨材の粒度にかかわら
ず、実験を通して、シリンダやスクリュ−に傷は見当た
らなかった。尚、今回の実験は熔融アルミナを研磨材と
して採用したが、同様の結果は他の研磨材においても得
られるものと考えられ、また複数の研磨材を混合した場
合であっても同様と考えられる。
【0023】実験を重ねて行くにつれ、洗浄剤に占める
樹脂の割合が大きいと、時としてきしむような不快な音
が発生する場合があった。そこで、第3の実験として、
熱可塑性樹脂と研磨材とを略均一に混合してなる粒状の
ものに金属せっけんを添加したもので実験を行なった。
熱可塑性樹脂としてはポリプロピレンを選択し、研磨材
としては粒度が3から5ミクロンの熔融アルミナを選択
した。熔融アルミナ5kgとポリプロピレン1.062
5kgとを混合させて粒状物を形成し、かかる粒状物に
50gのステアリン酸カルシウムを加えることで洗浄剤
を形成した。洗浄剤を用いて洗浄を行なったところ、不
快な音が発生することはなく、洗浄剤の流れもスム−ズ
であった。洗浄後分解してシリンダ内を検査したが、異
物除去は良好であり、ステアリン酸カルシウムを付加す
ることによって異物除去に支障を来すことはなかった。
さらに、実験を行なったところ、前記重量(5kgと
1.0625kg)の粒状体に対して付加されるステア
リン酸カルシウムの重量は20gから100gの範囲が
好ましいことがわかった。尚、実験ではステアリン酸カ
ルシウムを用いたが、金属せっけんであれば同様の効果
を奏するものと考えられる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、熱可塑性樹脂と1ミクロンか
ら2ミリの範囲の粒度を有する研磨材とを樹脂対研磨材
の重量比で10%:90%から70%:30%の範囲の
割合で略均一に混合してなる粒体あるいはペレットから
なる洗浄剤をホッパ−から投入し、所要温度に加熱した
シリンダ内で溶融させ、シリンダあるいはスクリュ−に
付着した異物を除去しながら射出させるようにしたもの
であるので、洗浄剤をホッパ−から投入し、加熱して溶
融して放出させるという簡単な手段で、分掃作業をせず
にシリンダあるいはスクリュ−に付着した厄介な異物を
除去することができるという極めて有利な効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】射出成形機の概略側面図である。
【図2】除去作業の予備段階を説明する図である。
【図3】除去作業の工程を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ホッパ− 2 樹脂 3 ヒ−タ 4 シリンダ 5 スクリュ− 6 溶融された樹脂 7 金型 8 ノズル 9 アルミ板 11 洗浄剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08K 5:098 7:18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂と1ミクロンから2ミリの範
    囲の粒度を有する研磨材とを樹脂対研磨材の重量比で1
    0%:90%から70%:30%の範囲の割合で略均一
    に混合してなる粒体あるいはペレットからなる洗浄剤を
    ホッパ−から投入し、所要温度に加熱したシリンダ内で
    溶融させ、シリンダあるいはスクリュ−に付着した異物
    を除去しながら射出させるようにしたことを特徴とする
    プラスティック射出成形機のシリンダあるいはスクリュ
    −に付着した異物の除去方法。
  2. 【請求項2】熱可塑性樹脂と1ミクロンから2ミリの範
    囲の粒度を有する研磨材とを樹脂対研磨材の重量比で1
    0%:90%から70%:30%の範囲の割合で略均一
    に混合してなる粒体あるいはペレットからなることを特
    徴とする請求項1に記載の異物の除去方法に用いる洗浄
    剤。
  3. 【請求項3】研磨材は熔融アルミナであることを特徴と
    する請求項1、2に記載の除去方法あるいは洗浄剤。
  4. 【請求項4】熱可塑性樹脂はポリスチレンあるいはポリ
    プロピレンであることを特徴とする請求項1、2、3い
    ずれかに記載の除去方法あるいは洗浄剤。
  5. 【請求項5】研磨材の粒度は1ミクロンから110ミク
    ロンの範囲であり、該研磨材を洗浄剤全体の重量に対す
    る重量比で少なくとも30%以上混入してなることを特
    徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の除去方法ある
    いは洗浄剤。
  6. 【請求項6】研磨材の粒度は1ミクロンから10ミクロ
    ンの範囲にあり、該研磨材を洗浄剤全体の重量に対する
    重量比で少なくとも70%以上混入してなることを特徴
    とする請求項1乃至5に記載の除去方法あるいは洗浄
    剤。
  7. 【請求項7】洗浄剤は、熱可塑性樹脂と1ミクロンから
    2ミリの範囲の粒度を有する研磨材とを樹脂対研磨材の
    重量比で10%:90%から70%:30%の範囲の割
    合で略均一に混合してなる粒体あるいはペレットに金属
    せっけんを添加して形成したことを特徴とする請求項1
    乃至6いずれかに記載の除去方法あるいは洗浄剤。
  8. 【請求項8】金属せっけんはステアリン酸カルシウムで
    あることを特徴とする請求項7に記載の除去方法及び洗
    浄剤。
JP26147396A 1995-09-13 1996-09-10 プラスティック射出成形機のシリンダあるいはスクリューに付着した異物の除去方法及び該除去方法に使用する洗浄剤 Pending JPH09225963A (ja)

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JP26231795 1995-09-13
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006515815A (ja) * 2003-01-27 2006-06-08 コミュニティー エンタープライジズ, エルエルシー 成形マシンに対しパージ効果性を最大とさせる装置及び方法
US20100175720A1 (en) * 2007-05-29 2010-07-15 Asahi Kasei Chemicals Corporation Cleaning agent and process for cleaning resin-molding machine using the same
CN111712364A (zh) * 2018-02-28 2020-09-25 旭化成株式会社 螺杆拔出辅助剂

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