JP2897907B2 - 軟質ウレタンフォームのリサイクル方法 - Google Patents

軟質ウレタンフォームのリサイクル方法

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    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軟質ウレタンフォーム
の処理に係り、特に使用済みの軟質ウレタンフォームを
他の成形品として利用できる軟質ウレタンフォームのリ
サイクル方法に関する。
【0002】
【従来の技術】軟質ウレタンフォームは、椅子やクッシ
ョン、その他のパッド等として使用され、使用済みにな
ると廃棄され、土中に埋められたり、焼却されている。
特に焼却処理が行われると、高温を発するために特別な
炉を用意しなければならないばかりか、環境問題を引き
起こすことにもなる。
【0003】そこで、現在、軟質ウレタンフォームのリ
サイクル方法が考えられており、その一例として軟質ウ
レタンフォームを荒く粉砕し、得られたチップを液状の
接着剤で固めたものが知られており、椅子の詰物の補助
材料やカーペットの下敷きとして利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のもの
は、チップに接着剤が含浸し接着層が形成されるため、
通常のウレタンと比較して密度が高く、硬さのばらつき
も大きな、耐久性の低いものしか得ることはできない。
さらに、これらのチップは表面積が大きいこと、膨潤度
が高いこと等により多量の接着剤が必要となる。
【0005】また、椅子等に使用される軟質ウレタンフ
ォームは、その表面に布等の繊維材が接着されたものが
多く、繊維材の付いたままの軟質ウレタンフォームに、
前記と同様の処理が施され、使用に供されることもあ
る。これは軟質ウレタンフォームだけのものと比較し
て、硬さのばらつきがさらに増大し、耐久性も低いた
め、より低級品として扱われているのが現状である。
【0006】本発明は、軟質ウレタンフォームをリサイ
クルするに当り、軟質ウレタンフォームだけでなく、軟
質ウレタンフォームに繊維材が付いたものをも、再処理
により品質の安定した耐久性の高い成形品として回収し
得るリサイクル方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の軟質ウレタンフ
ォームのリサイクル方法は、軟質ウレタンフォームを主
成分とする細粒度の粉砕物中に細粒度のポリエステル繊
維またはナイロン繊維である化学繊維を含ませ、この粉
砕物を、成形器にほぼ均等に充填し、前記成形器で、軟
質ウレタンフォームの粉砕物が流動化する温度圧力条件
で加熱加圧して成形品を得ることを特徴としている。
【0008】
【作用】軟質ウレタンフォームの被処理体を細粒度の粉
砕物に加工する。次に、この粉細物に、細粒度のポリエ
ステル繊維またはナイロン繊維である化学繊維を含ま
せ、成形器にほぼ均等に充填し、軟質ウレタンフォーム
の粉砕物が流動化する温度圧力条件で加熱加圧すること
により、流動状態の粉砕物である軟質ウレタンフォーム
とポリエステル繊維(またはナイロン繊維)は互いの空
腔を塞ぎ、粉砕物が一体となることにより、均質で品質
の安定した耐久性の高い成形品を得ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、1は、椅子の背当てであり、軟質ウレタンフォ
ーム3に布等の繊維材2が貼られたままの被処理体であ
る。この繊維材2にはポリエステルやナイロン製の化学
繊維が多く利用されている。4は、投入口5の下方内部
にカッター6を有する粉砕機であり、ダクト7を介して
ブロア8内に連通されている。
【0010】このブロア8は、ダクト9を介してサイク
ロン10に連通され、サイクロン10下方にはホッパー
11、さらにはスクリューフィーダ12に繋がってお
り、その出口付近には、排出される粉砕物13の量を測
定し、排出量を制御する計量機14が取付けられてい
る。
【0011】次に、この実施例に基づく軟質ウレタンフ
ォームのリサイクル方法を説明すると、まず軟質ウレタ
ンフォーム3に布等の繊維材2が貼られたままの被処理
体1が粉砕機4に投入されることにより、この被処理体
1は高回転数のカッター6で細粒度の粉砕物13に加工
される。
【0012】粉砕物13は、ブロア8によりダクトを介
してサイクロン10、ホッパー11、そしてスクリュー
フィーダ12へと送られ、スクリューフィーダ12中で
撹拌され、繊維材2の付いた軟質ウレタンフォームの粉
砕物、繊維材2のみ、さらには軟質ウレタンフォームの
みの粉砕物であるほぼ3種類の粉砕物13が均等に計量
機14へと送られる。
【0013】計量機14は、予め定められた所定量の粉
砕物13を、ダクト15を介して、下方部に底板18を
有する撹拌筒17へ送り出す。また同時に、ノズル16
から水もしくは有機溶剤を含む水が撹拌筒17に供給さ
れ、粉砕物の混入液19が出来上がる。
【0014】次にこの撹拌筒17内には、図2に示され
るように撹拌機20の撹拌羽根21が挿入され、この撹
拌羽根21は所定の回転数で混入液19を撹拌すること
により、混入液19内の軟質ウレタンフォーム3の粉砕
物と細粒度の繊維材2とが均一に混じり合う。その後、
撹拌機20を撤去し、所定時間放置することにより、こ
の混入液19は水22と粉砕物の層との2層に分離され
る。
【0015】この分離後、撹拌筒17のみを上昇される
ことにより水は流出し、粉砕物の層である予備成形品2
3が出来上がる。
【0016】予備成形品23は、図3に示されるように
恒温器24に移され、そこでヒーター25により約70
℃〜100℃の温度で乾燥される。次にこの乾燥され固
化した予備成形品23は、型枠26と27から成る成形
器28により挾まれ、ホットプレス、すなわち、加熱温
度として140℃〜200℃の範囲で加熱されるととも
に、1〜400kg/cm2範囲で加圧される。ここで、成
形器28内をまず最終的な加熱温度、例えば180℃で
5分〜10分予熱した後、180℃で加熱したまま、所
定の加圧力を加え3分〜15分間圧縮成形を行うとよ
い。
【0017】ここで、軟質ウレタンフォームは約140
℃以上で流動化状態になるが、約140℃では完全な成
形品が得られにくく、最適温度は160℃以上である。
また加圧力の範囲は1〜400kg/cm2、さらにそれ以
上でもよく、ショアD硬度で10〜50程度の成形品が
できる。
【0018】こうしてホットプレス処理された予備成形
品23は、図4に示されるようにコンベア30で搬送さ
れ、その工程中に冷却ファン29によって冷却され、台
座32上で切断刃31によって所定の形状に切断加工さ
れ、最終成形品33が得られる。ここで、成形品33の
用途に応じて研磨、溝切り等の最終加工を施すこともで
きる。
【0019】この成形品33は、各種製品の部材として
利用でき、例えばウレタンエラストマの代替品、芯材、
制振材、吸音材等に使用することができる。
【0020】なお、布等の繊維材2が付いたままの被処
理体1を利用すると、繊維材2がこの成形品33内に残
留するため強度が向上する傾向も確認されている。
【0021】また、繊維材2がポリエステルまたはナイ
ロン等の化学繊維材の場合、この繊維材2も軟質ポリエ
ステルと同様流動化し、互いに空腔を塞ぐ働きをする。
【0022】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっ
ても本発明に含まれる。
【0023】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0024】本発明によれば粉砕物を均一に混合した混
合物を、成形型内にほぼ均等に充填し、軟質ウレタンフ
ォームが流動化する温度圧力条件で加熱加圧することに
より、均質で品質の安定した耐久性の高い成形品を得る
ことができるばかりか、特別な接着剤等を使用すること
なしに、成形品中に化学繊維が均一に混入されるため、
軟質ウレタンフォーム単独の成形品と比較して強度が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に利用されるリサイクル装置の一部分を
示す概念図である。
【図2】本発明のリサイクル方法の撹拌工程を示す概念
図である。
【図3】本発明のリサイクル方法の乾燥・加熱・加圧工
程を示す概念図である。
【図4】本発明のリサイクル方法の最終成形工程を示す
概念図である。
【符号の説明】
1 被処理体 2 繊維
材 3 軟質ウレタンフォーム 4 粉砕
機 5 投入口 6 カッ
ター 7 ダクト 8 ブロ
ア 9 ダクト 10 サイ
クロン 11 ホッパー 12 ス
クリューフィーダ 13 粉砕物 14 計
量機 15 ダクト 16 ノ
ズル 17 撹拌筒 18 底
板 19 混入液 20 撹
拌機 21 撹拌羽根 22 水 23 予備成形品 24 恒
温機 25 ヒーター 26 型
枠 27 型枠 28 成
形器 29 冷却ファン 30 コ
ンベア 31 切断刃 32 台
座 33 成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質ウレタンフォームを主成分とする細
    粒度の粉砕物中に細粒度のポリエステル繊維またはナイ
    ロン繊維である化学繊維を含ませ、この粉砕物を、成形
    器にほぼ均等に充填し、前記成形器で、軟質ウレタンフ
    ォームの粉砕物が流動化する温度圧力条件で加熱加圧し
    て成形品を得る軟質ウレタンフォームのリサイクル方
    法。
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