JP4870396B2 - 適応型プリエンファシスデータ伝送をループバックするための方法、及び送信機 - Google Patents
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Description
このような信号間干渉(ISI)による歪曲を補償するために受信段では適応型である決定帰還等化器(DEF)を用いる。適応型決定帰還等化器は、等化器のタップ係数をチャンネル特性に合わせて継続更新することによって、受信段から受信される信号の大きさと遅延特性とを補償する。
送信機側でデータをプリエンファシスして伝送線を介して受信機側に伝送する場合、最適のプリエンファシス強度値が存在する。前記伝送データのうちの高周波成分の減衰程度がPCB上のプリントパターンのように伝送線の長さによって変わる。伝送線の長さが変わることによって特定長さに適合した最適のプリエンファシス強度値が存在する。
送信機と受信機とがアセンブリされて用いられるデータ通信システムにおいて、伝送線の長さ及び伝送速度のような伝送条件は変化することができ、この場合、受動的に伝送条件を満たす最適のプリエンファシス強度値を設定する。
しかし、伝送速度が増加するにつれ信号間干渉(ISI)が増加し、プリエンファシス強度を受動的に調節し難くなる。
また、従来には、送信機側のプリエンファシス回路で受動的に設定されたプリエンファシス値で伝送線を介して伝送する場合、送信機側で前記設定されたプリエンファシス値が最適のプリエンファシス値であるか否かを確認し難かった。
データ通信システムを構成する受信機または受信機に用いられるシリアライザ/デシリアライザ(SerDes)は、k(2以上の自然数)の並列データをシリアライズして伝送線を介して直列データストリームを送受信する。
図1は、本発明の第1実施例による最適のプリエンファシス探索モードで動作する送信機と受信機との直列データ通信システムを示したブロック図である。
図1を参照すると、送信機100aは、パターン発生器110、シリアライザ120、プリエンファシス回路130、プリエンファシスコントローラ140、レジスタ150、及びデシリアライザ160を含む。受信機100bは、イコライザ210、デシリアライザ220、ビットエラー算出部200、マルチプリクサ250、シリアライザ260、及び出力ドライバ270を含む。
プリエンファシス回路130は、出力ドライバ132、及びプリエンファシスドライバ136を含む。
プリエンファシスコントローラ140は、ビットエラー回数が最小になるプリエンファシス強度値(n)を最適のプリエンファシス値に設定する。
ビットエラー算出部200は、パターン比較器230及びエラー カウンタ240を含む。
マルチプレクサ250は、動作モードによって所定の選択信号によって受信機100bのデータ244と算出されたビットエラー回数データ242のうちの一つ252をシリアライザ260に提供する。
図5は、図3の出力ドライバとプリエンファシスドライバの出力信号を示したタイミング図である。具体的に、出力信号Yは、プリエンファシスドライバ136が動作せず、出力ドライバ132のみ動作する場合のプリエンファシス回路130の出力信号を示す。また、出力信号EMP_Yは、出力ドライバ132が動作せず、プリエンファシス136のみ動作する場合のプリエンファシス回路130の出力信号を示す。
一方、出力ドライバ132が動作せず、プリエンファシスドライバ136のみが動作する場合に対して説明する。
トランジスタM4は、ターンオンされた状態でS3、S2、S1が二進値‘000’を有する場合、トランジスタM7、M6、M5を介してローレベルの電圧が印加されると、トランジスタM7、M6、M5は、ターンオフされ、電流が流れない。その結果、抵抗R1、R2にて電圧降下がなく、出力ノードY1及びY2は、全てハイレベルの電圧を有し、プリエンファシス回路130の出力電圧(EMP_Y)は0ボルトを有する。
その結果、S3、S2、S1が二進値‘000’を有する場合より、プリエンファシス回路130の出力電圧(EMP_Y)は減少する。
その結果、S3、S2、S1が二進値‘001’を有する場合より、プリエンファシス回路130の出力電圧(EMP_Y)は更に減少する。
S3、S1、S1が二進値‘011’を有する場合と比較するとき、出力ノードY2の電圧レベルは同一であるが、プリアップ抵抗R2で電圧降下が更に増加して出力ノードY2の電圧レベルは更に低下する。
出力ドライバ132が動作しない場合、プリエンファシス回路130の出力電圧(EMP_Y)はエンファシス強度値(n)の各ビット値によって制御することができる。
出力ドライバ132とプリエンファシスドライバ136とが共に動作する場合、プリエンファシス回路130の出力電圧(OUT)は図5に示したようにYとEMP_Yの和になる。
また、プリエンファシス回路130の出力電圧(OUT)は、T2区間で出力ドライバ132の出力電圧Yのレベル(Va)にプリエンファシスドライバ136の出力電圧(EMP_Y)の電圧減少分ΔV2だけ引いた電圧レベル(Va−ΔV2)を有する。
送信機がパワーオンされた場合、最適のプリエンファシス探索モードが実行され、最適のプリエンファシス強度値が探索される。最適のプリエンファシスモードが終了した後、最適のプリエンファシス強度値で直列データを受信機に伝送する。
受信機100bでは、伝送線30を介して受信した直列データ信号のビットエラー回数をカウントして(段階603)ビットエラー回数データを送信機100aに伝送する(段階605)。
このプリエンファシス強度値(n)に対して割り当てられたビットエラー回数はプリエンファシス強度値(n)別にレジスタ150に保存される(段階607)。
ここで、プリエンファシス強度値(n)に対して割り当てられたビットエラー回数は不揮発性メモリに保存されてもよく、揮発性メモリに保存されてもよい。
図7を参照すると、送信機700aは、パターン発生器110、シリアライザ120、プリエンファシス回路130、プリエンファシスコントローラ740、レジスタ750、及びデシリアライザ160を含む。また、受信機700bは、イコライザ210、デシリアライザ220、アイサイズ測定器730、マルチプレクサ250、シリアライザ260、及び出力ドライバ270を含む。
シリアライザ120は、kビットの並列データストリーム101の入力を受け、直列データストリームに変換してデータビットIN、INB、DIN、DINBを出力する。データビットINBはデータビットINを反転させた信号であり、DINはデータビットINを所定時間−例えば1U.I−だけ遅延させた信号であり、DINBはデータビットDINを反転させた信号である。
出力ドライバ132は、直列データのうち、入力信号122(IN,INB)の入力を受け、差動増幅してプリエンファシスドライバ136と共にプリエンファシスされた出力信号134(OUT)を出力する。
プリエンファシスコントローラ740は、受信機700bから受信されたアイサイズデータをデコーディングしてそれぞれのプリエンファシス強度値(n)別に割り当てる。
プリエンファシスコントローラ740は、アイサイズが最大になるプリエンファシス強度値(n)を最適のプリエンファシス値に設定する。例えば、図8に示したように、送信機700aのプリエンファシス回路130で0.1のプリエンファシス強度値(n)でプリエンファシスして直列データ信号を伝送線30を介して受信機700bに伝送する場合、受信機700bで測定された伝送されたデータ信号のアイサイズは0.1である。
デシリアライザ160は、デシリアライズしたアイサイズデータ164をプリエンファシスコントローラ740に提供し、データ168(受信機の244に対応するデータ)をデシリアライズして他の処理ブロック(図示せず)に出力する。
イコライザ210は、伝送線30を介して伝送される過程で、信号間干渉(ISI)による直列データ信号201の歪曲を補償する。
デシリアライザ220は、イコライザ210の出力信号203をデシリアライズしてアイサイズ測定器730及び他のデータ処理ブロック(図示せず)に出力する。
例えば、アイサイズ測定器730は、CDR(図示せず)及び比較器(図示せず)を含む。
比較器では、デシリアライザ220から出力されたデータ信号222に対して所定時間の間隔で復元されたクロックをシフトさせてアイサイズを測定する。
前記クロックシフト過程において、前記データ信号にジッタが存在する区間では、データ信号222の信号レベル及び位相に変動が感知されるので、データ信号222にビットエラーがあると判断することができる。
測定されたアイサイズ282は、マルチプレクサ240、シリアライザ260、及び出力ドライバ270を経て伝送線32を介して送信機100aに伝送される。
例えば、マルチプレクサ250は、最適のプリエンファシス探索モードでは、測定されたアイサイズデータをシリアライザ260に提供し、最適のプリエンファシス探索モードが終了した後のデータ伝送モードでは、データ244をシリアライザ260に提供する。
前記では、受信機700bで伝送線30を介して受信したデータ信号201のアイサイズを測定し、送信機700aで測定されたアイサイズ282を用いて最適のプリエンファシス強度値を求める過程を説明したが、受信機700bで伝送線30を介して受信したデータ信号201のアイサイズ282の代わりにジッタ値を測定し、送信機700aで測定されたジッタ値が最小である場合、最適のプリエンファシス強度値を算出することもできる。
図9を参照すると、まず、最適のプリエンファシス探索モードで送信機700aで直列データ信号をプリエンファシス強度値nとしてプリエンファシスし、伝送線30を介して受信機700bに伝送する(段階901)。
受信機700bでは、前記伝送線30を介して受信したデータ信号のアイサイズを測定して(段階903)、測定されたアイサイズデータを伝送線32を通じて送信機700aに伝送する(段階905)。
送信機700aでは、前記プリエンファシス強度値(n)を所定の増分(Δ)だけ増加させた後(段階909)、プリエンファシス強度値(n)が所定の最大値(nmax)より小さいか否かを判断する(段階911)。
プリエンファシス強度値(n)が所定の最大値(nmax)より小さい場合、段階901に戻って段階911の条件を満たす間、反復的にプリエンファシス強度値(n)別にアイサイズを収集する。
図10は、本発明のまた他の実施例による最適のプリエンファシス探索モードで動作する送信機と受信機との直列データ通信システムを示したブロック図である。
図10を参照すると、送信機1000aは、パターン発生器110、シリアライザ120、プリエンファシス回路130、プリエンファシスコントローラ1050、レジスタ1060、ビットエラー算出部1030、デシリアライザ1020、及びイコライザ1010を含む。
シリアライザ120は、k(kは2以上の自然数)ビットの並列データストリーム101をパターン発生器110から提供を受けて直列データストリームに変換する。
プリエンファシス回路130は、出力ドライバ132、及びプリエンファシスドライバ136を含む。
データビットINBは、データビットINを反転させた信号である。
デシリアライザ1020は、イコライザ1010の出力信号1014をデシリアライズする。
デシリアライザ1020は、デシリアライズしたループバックされたデータ1022(受信機の1072に対応するデータ)をプリエンファシスコントローラ1050に提供し、デシリアライズしたデータ1024(受信機の244に対応するデータ)は他の処理ブロック(図示せず)に出力する。
パターン比較器1032は、BIST方式を提供してデシリアライザ1020の出力データ1022とパターン発生器110で発生させたデータパターンとを比較することによって、データ1022にビットエラーが発生したか否かを判断する。
エラーカウンタ1034は、パターン比較器1032から出力されるビットエラー信号をカウントする。
プリエンファシスコントローラ1050は、ビットエラー回数が最小になるプリエンファシス強度値(n)を最適のプリエンファシス強度値に設定する。
受信機1000bのイコライザ1070では、伝送線30を介して受信した直列データ201をイコライズしてマルチプレクサ250及び他の信号処理ブロック(図示せず)に出力する。
例えば、マルチプレクサ250は、最適のプリエンファシス探索モードでは、前記イコライザ1070の出力データ1072を出力データドライバ1080に提供し、最適のプリエンファシス探索モードが終了した後のデータ伝送モードでは、データ244を出力ドライバ1080に提供する。
一方、受信機1000bでは、出力ドライバ1080にプリエンファシスドライバ(図示せず)を付加して所定のプリエンファシス強度値に直列データをプリエンファシスして伝送線32を介して送信機1000aに伝送することができる。
送信機1000aのプリエンファシス回路130では、以後探索された最適のプリエンファシス強度値で直列データをプリエンファシスして伝送線30を介して前記受信機1000bに伝送する。
図11は、本発明のまた他の実施例による最適のプリエンファシス探索モードにて動作する送信機と受信機との直列データ通信方法を示した順序図である。
図11を参照すると、まず、最適のプリエンファシス探索モードで送信機1000aでシリアライズされたデータ信号をプリエンファシス強度値nでプリエンファシスして伝送線30を介して受信機1000bに伝送する(段階1101)。
送信機1000aでは、ループバックされたビットエラー回数をカウントする(段階1105)。
送信機1000aでは、ビットエラー回数を該当プリエンファシス強度値(n)に対して割り当て、プリエンファシス強度値(n)に対して割り当てられたビットエラー回数をプリエンファシス強度値(n)別にレジスタ1060に保存する(段階1107)。
プリエンファシス強度値(n)が所定の最大値(nmax)より小さい場合、段階1101に戻って段階1111の条件を満たす間、反復的にプリエンファシス強度値(n)別に測定されたビットエラー回数を収集する。
シリアライザ120は、k(kは2以上の自然数)ビットの並列データストリーム101をパターン発生器110から提供を受け、直列データストレームに変換する。
プリエンファシス回路130は、出力ドライバ132及びプリエンファシスドライバ136を含む。
送信機1200a側のイコライザ1010は、前記伝送線32を介して受信機1000bから受信されたデータ信号1012をイコライズする。
デシリアライザ1020は、イコライザ1010の出力信号1014をデシリアライズする。
アイサイズ測定器1210は、デシリアライザ1020から出力されるデータ信号1022のアイサイズを測定する。
具体的に、CDRでは、デシリアライザ1020の出力データ1022からクロックを抽出し、抽出されたクロックを用いてイコライザ1010とデシリアライザ1020を経たデータ1022をリタイミングする。
プリエンファシスコントローラ1220は、測定されたアイサイズを該当するプリエンファシス強度値別に割り当てる。該当プリエンファシス強度値(n)別に割り当てられたアイサイズはレジスタ1230に保存される。
プリエンファシス回路130では、以後、最適のエンファシス強度値で直列データを伝送線30を介して受信機1000bに伝送することで、受信機1000bでのビットエラー発生を最小化することができる。
図13を参照すると、まず、最適のプリエンファシス探索モードで送信機1200aで直列データ信号をプリエンファシス強度値であるn値でプリエンファシスして伝送線30を介して受信機1000bに伝送する(段階1301)。
プリエンファシス強度値(n)が所定の最大値(nmax)より小さい場合、段階1301に戻って段階1311の条件を満たす間、反復的にプリエンファシス強度値(n)別に測定されたアイサイズを収集する。
図14乃至図16は、本発明の一実施例によるプリエンファシス強度値を変化させながら伝送線を介して伝送された直列データに対してオシロスコープで測定したアイパターンを示したグラフである。
図15は、本発明の実施例によるプリエンファシス強度値を中間値程度の値に設定して測定した結果であって、アイパターンの波形が図14より改善したが、最大のアイサイズは得られていない。
図14乃至図16を参照すると、本発明による最適のプリエンファシス探索モードを実行して最適のプリエンファシス強度値を設定して、最適のプリエンファシス強度値に直列データを伝送線を介して受信機に伝送する場合、伝送線を介して伝送されるデータ信号のジッタが減少することがわかる。
また、受信機側で測定された伝送エラー値(ビットエラー回数またはアイサイズ)は送信機側に伝送線を介して伝送されるので、送信機側から受信機側に連結された第1伝送線と受信機側から送信機側に連結された第2伝送線の特性が互いに異なる場合にも、最適のプリエンファシス強度値を自動的に設定して受信されたデータの信号間干渉(ISI)を最小化することができる。
100b、600b、800b、1100b 受信機
130 プリエンファシス回路
140 プリエンファシスコントローラ
200、640、1130、1330 ビットエラー回数測定器
830、1410 アイサイズ測定器
Claims (62)
- プリエンファシス制御値に基づいて、直列データストリームをプリエンファシスして第1伝送線を介して受信機に伝送するプリエンファシス回路と、
前記プリエンファシスされた直列データストリームの伝送エラーの測定値を前記受信機から第2伝送線を介して受信し、前記伝送エラーが最小であるときのプリエンファシス制御値を最適のプリエンファシス制御値に設定するプリエンファシスコンローラと、を含み、
前記プリエンファシス回路は、
シリアライズされた第1入力データ及び前記第1入力データを反転させた第2入力データの提供を受け、差動増幅する出力ドライバと、
前記第1入力データを所定時間だけ遅延させた第3入力データ、前記第3入力データを反転させた第4入力データの提供を受け、前記プリエンファシス制御値で前記第3入力データ及び第4入力データをプリエンファシスして出力するプリエンファシスドライバとを含むことを特徴とする適応型プリエンファシス装置。 - 前記プリエンファシスコントローラは、前記複数のプリエンファシス制御値別に前記受信された伝送エラー測定値を割り当てることを特徴とする請求項1記載の適応型プリエンファシス装置。
- 前記プリエンファシスコントローラは、前記複数のプリエンファシス制御値別に割り当てられた前記伝送エラー測定値をデコードしてメモリに保存することを特徴とする請求項2記載の適応型プリエンファシス装置。
- 前記プリエンファシス制御値は、プリエンファシス強度値であることを特徴とする請求項1記載の適応型プリエンファシス装置。
- 前記プリエンファシス強度値は、二進ビット値で示されることを特徴とする請求項4記載の適応型プリエンファシス装置。
- 前記プリエンファシス回路は、
前記二進ビット値に相応するプリエンファシス強度で前記直列データストリームをプリエンファシスして前記第1伝送線を介して受信機に伝送することを特徴とする請求項5記載の適応型プリエンファシス装置。 - 前記伝送エラーは、ビットエラー回数であることを特徴とする請求項1記載の適応型プリエンファシス装置。
- 前記伝送エラーは、アイサイズであることを特徴とする請求項1記載の適応型プリエンファシス装置。
- 前記プリエンファシスコントローラは、前記アイサイズが最大であるときのプリエンファシス制御値を最適のプリエンファシス制御値に設定することを特徴とする請求項8記載の適応型プリエンファシス装置。
- 前記プリエンファシスコントローラは、前記アイサイズをデコードして前記複数のプリエンファシス制御値別に前記アイサイズを割り当てることを特徴とする請求項8記載のプリエンファシス装置。
- 前記伝送エラーは、ジッタ値であることを特徴とする請求項1記載の適応型プリエンファシス装置。
- プリエンファシス制御値に基づいて、第1直列データストリームをプリエンファシスして第1伝送線を介して受信機に伝送するプリエンファシス回路と、
前記第1直列データを前記受信機を経てループバックさせた後、第2伝送線を介して受信した第2直列データストリームの伝送エラーを測定する伝送エラー測定機と、
前記伝送エラーが最小であるときのプリエンファシス制御値を最適のプリエンファシス強度値に設定するプリエンファシスコントローラと、を含み、
前記プリエンファシス回路は、
直列化された第1入力データ及び前記第1入力データを反転させた第2入力データの提供を受け、差動増幅する出力ドライバと、
前記第1入力データを所定時間だけ遅延させた第3入力データ、前記第3入力データを反転させた第4入力データの提供を受け、前記プリエンファシス制御値で前記第3入力データ及び第4入力データをプリエンファシスして出力するプリエンファシスドライバとを含むことを特徴とする適合型プリエンファシス装置。 - 前記プリエンファシスコントローラは、前記複数のプリエンファシス制御値別に前記伝送エラーを割り当てることを特徴とする請求項12記載の適応型プリエンファシス装置。
- 前記プリエンファシスコントローラは、前記複数のプリエンファシス制御値別に割り当てられた前記伝送エラーをデコードしてレジスタに保存することを特徴とする請求項13記載の適応型プリエンファシス装置。
- 前記プリエンファシス制御値は、プリエンファシス強度値であることを特徴とする請求項12記載の適応型プリエンファシス装置。
- 前記プリエンファシス強度値は、二進ビット値で示されることを特徴とする請求項15記載の適応型プリエンファシス装置。
- 前記プリエンファシス回路は、
前記二進ビット値に相応するプリエンファシス強度で前記第1直列データストリームをプリエンファシスして前記伝送線を介して前記受信機に伝送することを特徴とする請求項16記載の適応型プリエンファシス装置。 - 前記伝送エラーは、ビットエラー回数であることを特徴とする請求項12記載のプリエンファシス装置。
- 前記伝送エラーはアイサイズであり、前記プリエンファシスコントローラは、前記アイサイズが最大であるときのプリエンファシス制御値を最適のプリエンファシス制御値に設定することを特徴とする請求項12記載の適応型プリエンファシス装置。
- 前記伝送エラーは、ジッタ値であることを特徴とする請求項12記載の適応型プリエンファシス装置。
- k(kは2以上の自然数)ビットの並列データストリームを発生させるパターン発生器と、
前記並列データストリームを直列データストリームに変換するシリアライザと、
プリエンファシス制御値に基づいて前記直列データストリームをプリエンファシスして第1伝送線を介して受信機に伝送するプリエンファシス回路と、
前記伝送された直列データストリームの伝送エラーの測定値を前記受信機から第2伝送線を介して提供を受け、前記伝送エラーが最小であるときのプリエンファシス制御値を最適のプリエンファシス制御値に設定するプリエンファシスコントローラと、を含み、
前記プリエンファシス回路は、
シリアライズされた第1入力データ及び前記第1入力データを反転させた第2入力データの提供を受け、差動増幅する出力ドライバと、
前記第1入力データを所定時間だけ遅延させた第3入力データ、前記第3入力データを反転させた第4入力データの提供を受け、前記プリエンファシス制御値で前記第3入力データ及び第4入力データをプリエンファシスして出力するプリエンファシスドライバとを含むことを特徴とするデータ通信用送信機。 - 前記プリエンファシスコントローラは、前記複数のプリエンファシス制御値別に前記伝送エラーの測定値を割り当てることを特徴とする請求項21記載のデータ通信用送信機。
- 前記プリエンファシスコントローラは、前記複数のプリエンファシス制御値別に割り当てられた前記伝送エラー測定値をデコードしてレジスタに保存することを特徴とする請求項22記載のデータ通信用送信機。
- 前記プリエンファシス制御値は、プリエンファシス強度値であることを特徴とする請求項21記載のデータ通信用送信機。
- 前記プリエンファシス強度値は、二進ビット値で示されることを特徴とする請求項24記載のデータ通信用送信機。
- 前記プリエンファシス回路は、
前記二進ビット値に相応するプリエンファシス強度で前記直列データストリームをプリエンファシスして前記第1伝送線を介して前記受信機に伝送することを特徴とする請求項25記載のデータ通信用送信機。 - 前記伝送エラーは、ビットエラー回数であることを特徴とする請求項21記載のデータ通信用送信機。
- 前記伝送エラーはアイサイズであり、前記プリエンファシスコントローラは、前記アイサイズが最大であるときのプリエンファシス制御値を最適のプリエンファシス制御値に設定することを特徴とする請求項21記載のデータ通信用送信機。
- 前記伝送エラーは、ジッタ値であることを特徴とする請求項21記載のデータ通信用送信機。
- k(kは2以上の自然数)ビットの第1並列データを発生させるパターン発生器と、
前記第1並列データを第1直列データストリームにシリアライズするシリアライザと、
プリエンファシス制御値に基づいて前記第1直列データストリームをプリエンファシスして第1伝送線を介して受信機に伝送するプリエンファシス回路と、
前記第1直列データストリームを前記受信機を経てループバックさせた後、第2伝送線を介して受信した第2直列データストリームを第2並列データにデシリアライズするデシリアライザと、
前記第2並列データの伝送エラーを測定する伝送エラー測定器と、
前記伝送エラーが最小であるときのプリエンファシス制御値を最適のプリエンファシス制御値に設定するプリエンファシスコントローラとを含み、
前記プリエンファシス回路は、
直列化された第1入力データ及び前記第1入力データを反転させた第2入力データの提供を受け、差動増幅する出力ドライバと、
前記第1入力データを所定時間だけ遅延させた第3入力データ、前記第3入力データを反転させた第4入力データの提供を受け、前記プリエンファシス制御値で前記第3入力データ及び第4入力データをプリエンファシスして出力するプリエンファシスドライバとを含むことを特徴とするデータ通信用送信機。 - 前記伝送エラーは、ビットエラー回数であることを特徴とする請求項30記載のデータ通信用送信機。
- 前記伝送エラー測定器は、
前記第2並列データと予め準備されていたテストパターンとを比較することによって前記ビットエラーが発生したか否かを判断するパターン比較器と、
前記パターン比較器の判断結果を用いてビットエラー回数をカウントするエラーカウンタと、を含むことを特徴とする請求項31記載のデータ通信用送信機。 - 前記予め準備されていたテストパターンは、前記パターン発生器で発生した第1並列データと同一のデータパターンを有することを特徴とする請求項32記載のデータ通信用送信機。
- 前記伝送エラーはアイサイズであり、前記プリエンファシスコントローラは前記アイサイズが最大であるときのプリエンファシス制御値を最適のプリエンファシス制御値に設定することを特徴とする請求項30記載のデータ通信用送信機。
- 前記伝送エラーは、ジッタ値であることを特徴とする請求項30記載のデータ通信用送信機。
- 第1伝送線と、
k(kは2以上の自然数)ビットの第1並列データをシリアライズさせた第1直列データストリームを前記第1伝送線を介して伝送する送信機と、
第2伝送線と、
前記第1伝送線を介して受信した第2直列データストリームの伝送エラーを測定して前記測定された伝送エラーを前記第2伝送線を介して前記送信機に伝送する受信機とを含み、前記送信機は、
前記第1並列データを発生させるパターン発生器と、
前記第1並列データを前記第1直列データストリームにシリアライズするシリアライザと、
プリエンファシス制御値に基づいて前記第1直列データストリームをプリエンファシスして前記第1伝送線を介して前記受信機に伝送するプリエンファシス回路と、
前記伝送エラーを前記受信機から前記第2伝送線を介して提供を受け、前記伝送エラーが最小であるときのプリエンファシス制御値を最適のプリエンファシス制御値に設定するプリエンファシスコントローラと、を含み、
前記プリエンファシス回路は、
直列化された第1入力データ及び前記第1入力データを反転させた第2入力データの提供を受け、差動増幅する出力ドライバと、
前記第1入力データを所定時間だけ遅延させた第3入力データ、前記第3入力データを反転させた第4入力データの提供を受け、前記プリエンファシス制御値で前記第3入力データ及び第4入力データをプリエンファシスして出力するプリエンファシスドライバとを含むことを特徴とするデータ通信用送受信装置。 - 前記伝送エラーは、ビットエラー回数であることを特徴とする請求項36記載のデータ通信用送受信装置。
- 前記受信機は、
前記第2直列データストリームをデシリアライズした第2並列データと予め準備されていたテストパターンとを比較することによって、ビットエラーが発生したか否かを判断するパターン比較器と、
前記パターン比較器の判断結果を用いて前記ビットエラー回数をカウントするエラーカウンタと、を含むことを特徴とする請求項37記載のデータ通信用送受信装置。 - 前記予め準備されていたテストパターンは、前記パターン発生器で発生した第1並列データと同一のデータパターンを有することを特徴とする請求項38記載のデータ通信用送受信装置。
- 前記伝送エラーは、アイサイズであり、前記プリエンファシスコントローラは前記アイサイズが最大であるときのプリエンファシス制御値を最適のプリエンファシス制御値に設定することを特徴とする請求項36記載のデータ通信用送受信装置。
- 前記伝送エラーは、ジッタ値であることを特徴とする請求項36記載のデータ通信用送受信機。
- 第1伝送線と、
k(kは2以上の自然数)ビットの第1並列データをシリアライズさせた第1直列データストリームを前記第1伝送線を介して伝送する送信機と、
第2伝送線と、
前記第1直列データストリームを受信して前記第2伝送線を介して前記送信機にループバックさせる受信機とを含み、前記送信機は、
前記第1並列データを発生させるパターン発生器と、
前記第1並列データを前記第1直列データストリームにシリアライズするシリアライザと、
プリエンファシス制御値に基づいて前記第1直列データストリームをプリエンファシスして前記第1伝送線を介して前記受信機に伝送するプリエンファシス回路と、
前記第1直列データを前記受信機を経てループバックさせた第2直列データストリームの伝送エラーを測定する伝送エラー測定機と、
前記伝送エラーが最小であるときのプリエンファシス制御値を最適のプリエンファシス制御値に設定するプリエンファシスコントローラと、を含み、
前記プリエンファシス回路は、
直列化された第1入力データ及び前記第1入力データを反転させた第2入力データの提供を受け、差動増幅する出力ドライバと、
前記第1入力データを所定時間だけ遅延させた第3入力データ、前記第3入力データを反転させた第4入力データの提供を受け、前記プリエンファシス制御値で前記第3入力データ及び第4入力データをプリエンファシスして出力するプリエンファシスドライバとを含むことを特徴とするデータ通信用送受信装置。 - 前記伝送エラーは、ビットエラー回数であることを特徴とする請求項42記載の送受信装置。
- 前記伝送エラー測定機は、
前記第2直列データストリームをデシリアライズした第2並列データと予め準備されていたテストパターンとを比較することによってビットエラーが発生したか否かを判断するパターン比較器と、
前記パターン比較器の判断結果を用いて前記ビットエラー回数をカウントするエラーカウントと、を含むことを特徴とする請求項43記載のデータ通信用送受信装置。 - 前記予め準備されていたテストパターンは、前記パターン発生器で発生した第1並列データと同一のデータパターンを有することを特徴とする請求項44記載のデータ通信用送受信装置。
- 前記伝送エラーはアイサイズであり、前記プリエンファシスコントローラは前記アイサイズが最大であるときのプリエンファシス制御値を最適のプリエンファシス制御値に設定することを特徴とする請求項42記載のデータ通信用送受信装置。
- 複数のプリエンファシス制御値で第1直列データストリームをプリエンファシスして第1伝送線を介して受信機に伝送する第1段階と、
前記プリエンファシスされた第1直列データストリームを第2伝送線を介して送信機にループバックさせる第2段階と、
前記第2伝送線を介してループバックされた第2直列データストリームの伝送エラーを測定する第3段階と、
前記測定された伝送エラーを前記複数のプリエンファシス制御値別に割り当てる第4段階と、
前記伝送エラーが最小になるプリエンファシス制御値を最適のプリエンファシス制御値に設定する第5段階と、を含み、
前記第1段階は、
直列化された第1入力データ及び前記第1入力データを反転させた第2入力データの提供を受け、差動増幅して出力する段階と、
前記第1入力データを所定時間だけ遅延させた第3入力データ、前記第3入力データを反転させた第4入力データの提供を受け、前記プリエンファシス制御値で前記第3入力データ及び第4入力データをプリエンファシスして出力する段階とを含むことを特徴とする適応型プリエンファシス方法。 - 前記適応型プリエンファシス方法は、
前記最適プリエンファシス制御値に基づいて前記第2直列データストリームをプリエンファシスして前記第1伝送線に提供する段階を更に含むことを特徴とする請求項47記載の適応型プリエンファシス方法。 - 前記プリエンファシス制御値は、プリエンファシス強度値であることを特徴とする請求項47記載の適応型プリエンファシス方法。
- 前記プリエンファシス強度値は、二進ビット値で示されることを特徴とする請求項49記載の適応型プリエンファシス方法。
- 前記複数のプリエンファシス制御値で第1直列データストリームをプリエンファシスして第1伝送線を介して受信機に伝送する段階は、
前記二進ビット値に相応するプリエンファシス強度で前記第1直列データストリームをプリエンファシスして前記第1伝送線を介して前記受信機に伝送することを特徴とする請求項50記載の適応型プリエンファシス方法。 - 前記伝送エラーは、ビットエラー回数であることを特徴とする請求項47記載の適応型プリエンファシス方法。
- 前記伝送エラーは、アイサイズであることを特徴とする請求項47記載の適応型プリエンファシス方法。
- 前記アイサイズが最大であるときのプリエンファシス制御値を最適のプリエンファシス制御値に設定することを特徴とする請求項53記載の適応型プリエンファシス方法。
- 前記伝送エラーは、ジッタ値であることを特徴とする請求項47記載の適応型プリエンファシス方法。
- 送信機で複数のプリエンファシス制御値で第1直列データストリームをプリエンファシスして第1伝送線を介して受信機に伝送する第1段階と、
前記受信機で前記伝送された第1直列データストリームの伝送エラーを測定する第2段階と、
受信機で前記測定された伝送エラーを第2伝送線を介して送信機に伝送する第3段階と、
前記送信機で前記測定された伝送エラーを前記複数のプリエンファシス制御値別に割り当てる第4段階と、
前記送信機で前記伝送エラーが最小になるプリエンファシス制御値を最適のプリエンファシス制御値に設定する第5段階と、を含み、
前記第1段階は、
直列化された第1入力データ及び前記第1入力データを反転させた第2入力データの提供を受け、差動増幅して出力する段階と、
前記第1入力データを所定時間だけ遅延させた第3入力データ、前記第3入力データを反転させた第4入力データの提供を受け、前記プリエンファシス制御値で前記第3入力データ及び第4入力データをプリエンファシスして出力する段階とを含むことを特徴とする適応型プリエンファシス方法。 - 前記適応型プリエンファシス方法は、
前記送信機で前記最適のプリエンファシス制御値に基づいて第2直列データストリームをプリエンファシスして前記第1伝送線に出力する段階を更に含むことを特徴とする請求項56記載の適応型プリエンファシス方法。 - 前記プリエンファシス制御値は、プリエンファシス強度値であることを特徴とする請求項56記載の適応型プリエンファシス方法。
- 前記伝送エラーは、ビットエラー回数であることを特徴とする請求項56記載の適応型プリエンファシス方法。
- 前記伝送エラーはアイサイズであり、前記アイサイズが最大であるときのプリエンファシス制御値を最適のプリエンファシス制御値に設定することを特徴とする請求項56記載の適応型プリエンファシス方法。
- 前記伝送エラーは、ジッタ値であることを特徴とする請求項56記載の適応型プリエンファシス方法。
- (a)プリエンファシス回路を含む送信機を初期化する段階と、
(b)伝送線を介して前記送信機によって受信機に伝送するためのデータを所定のプリエンファシス強度値を用いてプリエンファシスする段階と、
(c)前記受信機から前記送信機に提供される前記プリエンファシスされたデータのエラー値を含むエラーフィードバック信号を受信する段階と、
(d)前記送信されたデータをプリエンファシスするために用いられる前記所定のプリエンファシス強度値に対応する前記エラー値を記録する段階と、
(e)前記所定のプリエンファシス強度値を変更して後続順序の所定のプリエンファシス強度値を提供する段階と、
(f)前記所定のプリエンファシス強度値を前記後続順序の所定のプリエンファシス強度値として更新する段階と、
(g)前記プリエンファシスされたデータが最大のプリエンファシス強度値を用いて送信されるまで前記(b)〜(f)の段階を反復的に行う段階と、
(h)前記記録されたエラー値の最小値に対応する前記プリエンファシス強度値を決定して使用可能なプリエンファシス強度値を提供する段階と、
(i)前記使用可能なプリエンファシス強度値を適用して伝送のための前記プリエンファシスされたデータを提供する段階と、を含み、
前記(b)段階は、
(b1)直列化された第1入力データ及び前記第1入力データを反転させた第2入力データの提供を受け、差動増幅して出力する段階と、
(b2)前記第1入力データを所定時間だけ遅延させた第3入力データ、前記第3入力データを反転させた第4入力データの提供を受け、前記プリエンファシス制御値で前記第3入力データ及び第4入力データをプリエンファシスして出力する段階とを含むことを特徴とするデータ送信方法。
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