JP5017903B2 - プリエンファシス調整方式及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は高速にデータ伝送を行うシステムに用いて好適なプリエンファシス調整方式及び方法に関する。
近年、LSI等の半導体集積回路装置は、その動作周波数が高くなり、それに伴って半導体集積回路装置間で送受信するデータの伝送速度も高速になってきている。そのため、伝送路においてデータ信号の高周波成分が減衰し、信号波形が変形してデータを正しく伝送できない問題が発生している。
プリエンファシス(波形強調)は、データ信号の高周波成分が伝送路によって減衰するのを補償するため、予めデータ信号の高周波成分の振幅を大きくし(エンファシス)、データ信号の低周波成分の振幅を小さくして(デエンファシス)送信することで、受信端におけるデータ信号の周波数特性をフラットにする技術である。
このプリエンファシスの強度(補償の強さ)の調整方法については、例えば特許文献1に、その一例が記載されている。
特許文献1では、データ信号の受信端においてエンファシス時の信号レベルとデエンファシス時の信号レベルとを比較し、それらのレベル差が無くなるように、データ信号の送信側に備える出力バッファ回路にてプリエンファシスの強度を調整している。
特開2004−336407号公報
しかしながら、近年の半導体集積回路装置間におけるデータ伝送速度は益々高速になり、プリエンファシスの強度を半導体集積回路装置や伝送路の特性に応じてより適切に調整する必要が高まっている。
例えば、伝送路における高周波成分の減衰量に対してプリエンファシスの強度が不足している場合、図9に示すようにデータ信号の低周波成分の振幅よりも高周波成分の振幅が小さくなり、受信端におけるデータ信号のアイパターンの開口が小さくなってしまう。一方、プリエンファシスの強度が過剰の場合は、図10に示すようにデータ信号の低周波成分の振幅よりも高周波成分の振幅が大きくなり、受信端におけるデータ信号のアイパターンの開口が大きくなり過ぎてしまう。
そのため、図11に示すように、受端端におけるデータ信号の低周波成分の振幅と高周波成分の振幅とが均一になる(=周波数特性がフラット)ように、伝送路による減衰量に対応してプリエンファシスの強度を適切に調整する必要がある。
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、伝送路による減衰量に対応してプリエンファシスの強度を適切に調整することが可能なプリエンファシス調整方式及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明のプリエンファシス調整方式は、
プリエンファシスの強度を調整するためのプリエンファシス調整方式であって、
外部から供給される第1の制御信号によりプリエンファシスの強度が調整可能な、データ信号を送信する出力バッファ回路と、
外部から供給される第2の制御信号により入力されるデータの“1”または“0”を判定するためのしきい値の調整が可能な、前記出力バッファ回路から送信されたデータ信号を受信する入力バッファ回路と、
前記入力バッファ回路の出力信号を所定のクロックのタイミングでラッチして出力するフリップフロップと、
前記出力バッファ回路から“1”及び“0”の固定データを送信させ、前記第の制御信号により前記入力バッファ回路のしきい値を前記入力バッファ回路の受信端におけるデエンファシス電圧に一致させる第1の調整工程、前記出力バッファ回路からランダムなデータ信号を送信させる第2の調整工程、及び前記フリップフロップの出力値が常に“0”になるまで、前記第の制御信号により前記出力バッファ回路のプリエンファシスの強度を変化させて前記第1の調整工程及び前記第2の調整工程を繰り返し実施する第3の調整工程を行う制御回路と、
を有する構成である。
または、プリエンファシスの強度を調整するためのプリエンファシス調整方式であって、
外部から供給される第1の制御信号によりプリエンファシスの強度が調整可能な、データ信号を送信する出力バッファ回路と、
外部から供給される第2の制御信号により入力されるデータの“1”または“0”を判定するためのしきい値の調整が可能な、前記出力バッファ回路から送信されたデータ信号を受信する入力バッファ回路と、
前記入力バッファ回路の出力信号を所定のクロックのタイミングでラッチして出力するフリップフロップと、
前記フリップフロップに供給するクロックを複数の遅延量で遅延させる可変遅延器と、
前記出力バッファ回路から“1”及び“0”の固定データを送信させ、前記第の制御信号により前記入力バッファ回路のしきい値を前記入力バッファ回路の受信端におけるデエンファシス電圧に一致させる第1の調整工程、前記出力バッファ回路から所定の周期毎にデータの遷移パターンが等しいデータ信号である繰り返しパターンデータを送信させ、該周期毎に前記可変遅延器による前記クロックの遅延量を変化させて前記フリップフロップに前記入力バッファ回路の出力信号のラッチ動作を複数回実施させ、前記フリップフロップから出力された“0”の数をカウントする第2の調整工程、及び前記フリップフロップから出力された“0”の数が所定数に達するまで、前記第の制御信号により前記出力バッファ回路のプリエンファシスの強度を変化させて前記第1の調整工程及び前記第2の調整工程を繰り返し実施する第3の調整工程を行う制御回路と、
を有する構成である。
または、プリエンファシスの強度を調整するためのプリエンファシス調整方式であって、
外部から供給される第1の制御信号によりプリエンファシスの強度が調整可能な、データ信号を送信する出力バッファ回路と、
外部から供給される第2の制御信号により入力されるデータの“1”または“0”を判定するためのしきい値の調整が可能な、前記出力バッファ回路から送信されたデータ信号を受信する入力バッファ回路と、
前記入力バッファ回路の出力信号を所定のクロックのタイミングでラッチして出力するフリップフロップと、
前記フリップフロップに供給するクロックを複数の遅延量で遅延させる可変遅延器と、
前記フリップフロップから出力された“0”の数を前記可変遅延器から出力されるクロックを用いてカウントし、“0”の数が所定数に達したとき有意な値を出力するカウンタと、
前記出力バッファ回路から“1”及び“0”の固定データを送信させ、前記第の制御信号により前記入力バッファ回路のしきい値を前記入力バッファ回路の入力端におけるデエンファシス電圧に一致させる第1の調整工程、前記出力バッファ回路から所定の周期毎にデータの遷移パターンが等しいデータ信号である繰り返しパターンデータを送信させ、該周期毎に前記可変遅延器による前記クロックの遅延量を変化させて前記フリップフロップに前記入力バッファ回路の出力信号のラッチ動作を複数回実施させる第2の調整工程、及び前記カウンタから前記有意な値が出力されるまで、前記第の制御信号により前記出力バッファ回路のプリエンファシスの強度を変化させて前記第1の調整工程及び前記第2の調整工程を繰り返し実施する第3の調整工程を行う制御回路と、
を有する構成である。
一方、本発明のプリエンファシス調整方法は、プリエンファシスの強度を調整するためのプリエンファシス調整方法であって、
外部から供給される第1の制御信号によりプリエンファシスの強度が調整可能な、データ信号を送信する出力バッファ回路と、
外部から供給される第2の制御信号により入力されるデータの“1”または“0”を判定するためのしきい値の調整が可能な、前記出力バッファ回路から送信されたデータ信号を受信する入力バッファ回路と、
前記入力バッファ回路の出力信号を所定のクロックのタイミングでラッチして出力するフリップフロップと、
前記出力バッファ回路及び前記入力バッファ回路の動作を制御し、前記プリエンファシスの強度を調整する制御回路と、
を備えておき、
前記制御回路が、
前記出力バッファ回路から“1”及び“0”の固定データを送信させ、前記第2の制御信号により前記入力バッファ回路のしきい値を前記入力バッファ回路の受信端におけるデエンファシス電圧に一致させる第1の調整工程、前記出力バッファ回路からランダムなデータ信号を送信させる第2の調整工程、及び前記フリップフロップの出力値が常に“0”になるまで、前記第1の制御信号により前記出力バッファ回路のプリエンファシスの強度を変化させて前記第1の調整工程及び前記第2の調整工程を繰り返し実施する第3の調整工程を行う方法である。
または、プリエンファシスの強度を調整するためのプリエンファシス調整方法であって、
外部から供給される第1の制御信号によりプリエンファシスの強度が調整可能な、データ信号を送信する出力バッファ回路と、
外部から供給される第2の制御信号により入力されるデータの“1”または“0”を判定するためのしきい値の調整が可能な、前記出力バッファ回路から送信されたデータ信号を受信する入力バッファ回路と、
前記入力バッファ回路の出力信号を所定のクロックのタイミングでラッチして出力するフリップフロップと、
前記フリップフロップに供給するクロックを複数の遅延量で遅延させる可変遅延器と、
前記出力バッファ回路及び前記入力バッファ回路の動作を制御し、前記プリエンファシスの強度を調整する制御回路と、
を備えておき、
前記制御回路が、
前記出力バッファ回路から“1”及び“0”の固定データを送信させ、前記第2の制御信号により前記入力バッファ回路のしきい値を前記入力バッファ回路の受信端におけるデエンファシス電圧に一致させる第1の調整工程、前記出力バッファ回路から所定の周期毎にデータの遷移パターンが等しいデータ信号である繰り返しパターンデータを送信させ、該周期毎に前記可変遅延器による前記クロックの遅延量を変化させて前記フリップフロップに前記入力バッファ回路の出力信号のラッチ動作を複数回実施させ、前記フリップフロップから出力された“0”の数をカウントする第2の調整工程、及び前記フリップフロップから出力された“0”の数が所定数に達するまで、前記第1の制御信号により前記出力バッファ回路のプリエンファシスの強度を変化させて前記第1の調整工程及び前記第2の調整工程を繰り返し実施する第3の調整工程を行う方法である。
または、プリエンファシスの強度を調整するためのプリエンファシス調整方法であって、
外部から供給される第1の制御信号によりプリエンファシスの強度が調整可能な、データ信号を送信する出力バッファ回路と、
外部から供給される第2の制御信号により入力されるデータの“1”または“0”を判定するためのしきい値の調整が可能な、前記出力バッファ回路から送信されたデータ信号を受信する入力バッファ回路と、
前記入力バッファ回路の出力信号を所定のクロックのタイミングでラッチして出力するフリップフロップと、
前記フリップフロップに供給するクロックを複数の遅延量で遅延させる可変遅延器と、
前記フリップフロップから出力された“0”の数を前記可変遅延器から出力されるクロックを用いてカウントし、“0”の数が所定数に達したとき有意な値を出力するカウンタと、
前記出力バッファ回路及び前記入力バッファ回路の動作を制御し、前記プリエンファシスの強度を調整する制御回路と、
を備えておき、
前記制御回路が、
前記出力バッファ回路から“1”及び“0”の固定データを送信させ、前記第2の制御信号により前記入力バッファ回路のしきい値を前記入力バッファ回路の入力端におけるデエンファシス電圧に一致させる第1の調整工程、前記出力バッファ回路から所定の周期毎にデータの遷移パターンが等しいデータ信号である繰り返しパターンデータを送信させ、該周期毎に前記可変遅延器による前記クロックの遅延量を変化させて前記フリップフロップに前記入力バッファ回路の出力信号のラッチ動作を複数回実施させる第2の調整工程、及び前記カウンタから前記有意な値が出力されるまで、前記第1の制御信号により前記出力バッファ回路のプリエンファシスの強度を変化させて前記第1の調整工程及び前記第2の調整工程を繰り返し実施する第3の調整工程を行う方法である。
上記プリエンファシス調整方式及び方法では、第1の調整工程にて入力バッファ回路のしきい値を前記入力バッファ回路の受信端におけるデエンファシス電圧に一致させ、その後、第2の調整工程にて出力バッファ回路からランダムなデータ信号を送信させ、フリップフロップの出力値が常に“0”になるまで、または、第2の調整工程にて出力バッファ回路から繰り返しパターンデータを送信させ、可変遅延器によりクロックの遅延量を変化させつつ入力バッファ回路の出力信号のラッチ動作を複数回実施させ、フリップフロップから出力された“0”の数が所定数に達するまで、出力バッファ回路のプリエンファシスの強度を変化させて第1の調整工程及び第2の調整工程を繰り返し実施することで、入力バッファ回路の受信端におけるディエンファシス電圧とエンファシス電圧とが等しくなり、受信端においてデータ信号の高周波成分の振幅と低周波成分の振幅が等しい、周波数特性がフラットとなるプリエンファシスの強度が得られる。
本発明によれば、受信端におけるディエンファシス電圧とエンファシス電圧とが等しくなり、受信端においてデータ信号の高周波成分の振幅と低周波成分の振幅が等しい、周波数特性がフラットとなるプリエンファシスの強度が得られる。
したがって、伝送路による減衰量に対応してプリエンファシスの強度を適切に調整することができる。
次に本発明について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明のプリエンファシス調整方式の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、第1の実施の形態のプリエンファシス調整方式は、プリエンファシスの強度が調整可能な出力バッファ回路(OUTBUF)1と、入力データの“1”または“0”を判定するためのしきい値Vtの調整が可能な差動アンプから成る入力バッファ回路(INBUF)2と、入力バッファ回路2の出力信号をクロックTCLKのタイミングでラッチして出力するフリップフロップ(FF)3と、出力バッファ回路及び入力バッファ回路の動作を制御し、プリエンファシスの強度を調整する制御回路4とを有する構成である。
出力バッファ回路1はデータ信号の送信側(TX)に備え、入力バッファ回路2及びフリップフロップ3はデータ信号の受信側(RX)に備えている。出力バッファ回路1と入力バッファ回路2とは、差動データを伝送するための伝送路TT/TCを介して接続される。なお、図1では制御回路4がデータ信号の送信側及び受信側から独立した構成を示しているが、制御回路4はデータ信号の送信側または受信側に備えていてもよい。
出力バッファ回路1は、外部から供給される制御信号EMP[1:n]によりプリエンファシスの強度を調整できる機能を備え、例えば制御信号EMP[1:n]がALL“0”からALL“1”へカウントアップするにつれてプリエンファシスの強度を最小から最大へ変化させる。出力バッファ回路1は、制御信号EMP[1:n]によりプリエンファシスの強度を調整できれば、周知のどのような構成を用いてもよく、例えば上記特許文献1に記載された出力バッファ回路を用いればよい。
入力バッファ回路2は、外部から供給される制御信号OCTRL[1:m]により入力データの“1”または“0”を判定するためのしきい値Vtを調整できる機能を備えている。入力バッファ回路2は、OCTRL[1:m]によりしきい値Vtを調整できれば、周知のどのような構成を用いてもよい。
出力バッファ回路1の制御信号EMP[1:n]及び入力バッファ回路2の制御信号OCTRL[1:m]はそれぞれ制御回路4から供給される。
フリップフロップ3は、外部から供給されるクロックTCLKをクロック入力とし、そのクロックTCLKが“1”から“0”または“0”から“1”に変化するタイミングで入力バッファ回路2の出力値をラッチし、ラッチした値を出力値OUTとして制御回路4及び内部回路へ出力する。
クロックTCLKには、本発明のプリエンファシス調整方式を備えるシステムで用いるシステムクロックあるいは該システムクロックから生成したクロック等を用いればよい。
制御回路4は、例えば論理回路やメモリを備えたLSI等によって構成されていてもよく、CPUやDSPとメモリとを備え、該メモリに格納されたプログラムにしたがってCPUやDSPが実行する信号処理により以下に記載する制御回路4の機能を実現する構成であってもよい。
次に本実施形態のプリエンファシス調整方式の動作について図2〜図5を用いて説明する。
図2は本発明のプリエンファシス調整方式の第1の実施の形態の処理手順を示すフローチャートである。
図2に示すように、第1の実施の形態のプリエンファシス調整方式では、入力バッファ回路2のしきい値Vtを受信端におけるデエンファシス電圧に等しくする第1の調整工程(ステップS1)と、出力バッファ回路1からランダムなデータ信号(以下、ランダムデータと称す)を送信させる第2の調整工程(ステップS2)と、フリップフロップ3の出力値を観測し、プリエンファシスの強度を調整する第3の調整工程(ステップS3及びステップS4)とを実施する。
最初に本実施形態の第1の調整工程について図2を参照しつつ図3を用いて説明する。
図3は図1に示した第1の実施の形態のプリエンファシス調整方式の第1の調整工程時の信号波形を示すタイミングチャートである。
制御回路4は、まず出力バッファ回路1に供給する制御信号EMP[1:n]をALL“0”に設定し、出力バッファ回路1をプリエンファシスの強度が最も小さい状態に設定する。次に、制御回路4は、出力バッファ回路1から伝送路TO/COを介して固定データ“1”を送信させ、続いて“0”を送信させる。なお、固定データ“1”、“0”の送信順はどちらが先でもよい。また、出力バッファ回路1から送信する固定データは、制御回路4が生成して出力バッファ回路1に供給してもよく、出力バッファ回路1を備える送信側回路の機能を利用して制御回路4の指示により出力させてもよい。このとき、出力バッファ回路1はデータ信号が遷移しないデエンファシス電圧を連続して送信する状態となる。
また、制御回路4は、入力バッファ回路2の制御信号OCTRL[1:m]をしきい値が0となる値に設定し、フリップフロップ3の出力値OUTを観測する。
ここでは、出力バッファ回路1で設定されているプリエンファシスの強度が不足し(初期値はALL“0”)、デエンファシス電圧が大きいため、入力バッファ回路2からは“1”が出力され、クロックTCLKが“0”から“1”、または“1”から“0”に変化したタイミングでフリップフロップ3に“1”がセットされ、出力値OUTが“1”となる。
次に、制御回路4は、入力バッファ回路2の制御信号OCTRL[0:n]を変化させてしきい値Vtを上昇させる。そして、しきい値Vtが入力バッファ回路2の入力端におけるデエンファシス電圧を超えると、入力バッファ回路2の出力信号が“1”から“0”に変化し、クロックTCLKが“0”から“1”、または“1”から“0”へ変化するタイミングでフリップフロップ3に“0”がセットされ、出力値OUTが“0”に変化する。このとき、入力バッファ回路2のしきい値Vtは入力端におけるデエンファシス電圧とほぼ一致している。
次に本実施形態の第2の調整工程及び第3の調整工程について図2を参照しつつ図4及び図5を用いて説明する。
図4及び図5は図1に示した第1の実施の形態のプリエンファシス調整方式の第2の調整工程時の信号波形を示すタイミングチャートである。なお、図4はプリエンファシスの強度が不足しているときの様子を示し、図5はプリエンファシスの強度が十分なときの様子を示している。
制御回路4は、第2の調整工程において、出力バッファ回路1からランダムデータを出力させる。このとき、入力バッファ回路2に供給する制御信号OCTRL[1:m]は、第1の調整工程時にフリップフロップ3の出力値OUTが“1”から“0”に変化したときの値で維持する。なお、出力バッファ回路1から送信するランダムデータは、制御回路4が生成して出力バッファ回路1に供給してもよく、出力バッファ回路1を備える送信側回路の機能を利用して制御回路4の指示により出力させてもよい。
ここで、出力バッファ回路1で設定されているプリエンファシスの強度が不足している場合、入力バッファ回路2からはエンファシス振幅がデエンファシス振幅よりも小さい図4に示すようなデータ信号が出力され、フリップフロップ3の出力値OUTは、クロックTCLKが“0”から“1”、または“1”から“0”へ変化するタイミングで“0”から“1”、または“1”から“0”に変化する。
一方、出力バッファ回路1で設定されているプリエンファシスの強度が十分である場合、入力バッファ回路2からはエンファシス振幅とデエンファシス振幅とがほぼ等しい図5に示すようなデータ信号が出力され、フリップフロップ3の出力信号OUTは常に“0”となる。
制御回路4は、第3の調整工程において、フリップフロップ3の出力値OUTが常に“0”であるか否かを判定し(図2のステップS3)、フリップフロップ3の出力信号OUTが“0”から“1”、または“1”から“0”に変化する場合は、制御信号EMP[1:n]により出力バッファ回路1のプリエンファシスの強度を強くし(EMP[1:n]=EMP[1:n]+1、図2のステップS4)、第1の調整工程に戻って入力バッファ回路2のしきい値Vtを調整し(図2のステップS1)、第2の調整工程(ステップS2)を再び実行する。そして、図2のステップS3において、フリップフロップ3の出力値OUTが常に“0”である場合は調整工程を終了する。
本実施形態のプリエンファシス調整方式によれば、入力バッファ回路2のしきい値Vtを受信端におけるデエンファシス電圧に一致させ、その後、ランダムデータ送信時におけるフリップフロップ3の出力値を観測し、フリップフロップ3の出力値OUTが常に“0”になるまで出力バッファ回路1にてプリエンファシスの強度を調整することで、受信端におけるディエンファシス電圧とエンファシス電圧とが等しくなり、受信端においてデータ信号の高周波成分の振幅と低周波成分の振幅が等しい、周波数特性がフラットとなるプリエンファシスの強度が得られる。
したがって、伝送路による減衰量に対応してプリエンファシスの強度を適切に調整することができる。
(第2の実施の形態)
図6は本発明のプリエンファシス調整方式の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。
第2の実施の形態のプリエンファシス調整方式は、図1に示した第1の実施の形態のプリエンファシス調整方式の構成に加えて可変遅延器5及びカウンタ6を備えている。
可変遅延器5はフリップフロップ及びカウンタ6へ供給するクロックTCLKを制御回路の指示にしたがって複数の遅延量で遅延させる。可変遅延器5は制御回路からの指示にしたがってクロックTCLKの遅延量を段階的に制御できれば、周知のどのような回路を用いてもよい。
カウンタ6は、クロックTCLKの遅延量を変化させた各タイミングでフリップフロップから出力される“0”の数をカウントし、所定数の“0”が得られたとき、出力信号COUTを有意な値で出力する。
次に本実施形態の第2の調整工程について図7を参照しつつ図8を用いて説明する。
図7は本発明のプリエンファシス調整方式の第2の実施の形態の処理手順を示すフローチャートであり、図8は図6に示した第2の実施の形態のプリエンファシス調整方式の第2の調整工程時の信号波形を示すタイミングチャートである。
図7に示すように、第2の実施の形態のプリエンファシス調整方式では、まず第1の実施の形態と同様の手順で第1の調整工程を実施し、入力バッファ回路のしきい値Vtを入力バッファ回路の受信端におけるデエンファシス電圧に一致させる(ステップS11)。
次に、第2の調整工程において、制御回路は、まず出力バッファ回路から所定の周期毎にデータの遷移パターンが等しいデータ信号(以下、繰り返しパターンデータと称す)を送信させる。このとき、入力バッファ回路に供給する制御信号OCTRL[1:m]は、第1の調整工程時にフリップフロップの出力値OUTが“1”から“0”に変化したときの値で維持する。なお、出力バッファ回路から送信する繰り返しパターンデータは、制御回路が生成して出力バッファ回路に供給してもよく、出力バッファ回路を備える送信側回路の機能を利用して制御回路の指示により出力させてもよい。
図8に示すように、例えば受信端におけるデータ信号の波形が鋭角な場合、クロックTCLKが“0”から“1”、または“1”から“0”に変化するタイミングと受信端におけるデータ信号の波形Peakとが一致していれば、フリップフロップの出力値OUTは“0”となる。第1の実施の形態のプリエンファシス調整方式では、この段階で調整を終了する。しかしながら、クロックTCLKが“0”から“1”、または“1”から“0”に変化するタイミングと受信端におけるデータ信号の波形Peakとが一致していない場合はフリップフロップの出力値OUTが“1”となる。
第2の調整工程では、制御回路の指示により、出力バッファ回路から所定の周期毎にデータの遷移パターンが等しいデータ信号である繰り返しパターンデータを送信させ、さらに該周期毎にクロックTCLKの遅延量を段階的に変化させ、フリップフロップによる入力バッファ回路の出力信号のサンプリングを複数回実施する(図7のステップS12)。そして、カウンタ6を用いてフリップフロップの出力値OUTが“0”となる回数をカウントする。カウンタ6はフリップフロップから出力された“0”の数が所定数に達したとき、出力信号COUTを有意な値で出力する。制御回路は、カウンタ6の出力信号COUTが有意な値になったとき第2の調整工程を終了する。このようにすることで、図8に示すように、受信端におけるデータ信号の波形が鋭角な場合でも、フリップフロップの出力値OUTが“0”となる回数が所定数に達している場合は、受信端にてアイパターンの開口を十分に確保できているため、アイパターンの開口が大きくなり過ぎる前に、すなわちプリエンファシスの強度が過剰になる前に第2の調整工程を終了できる。
制御回路は、第3の調整工程において、カウンタ6の出力信号COUTが有意な値であるか否かを判定し(図7のステップS13)、カウンタ6の出力信号COUTが有意な値でない場合は、制御信号EMP[1:n]により出力バッファ回路のプリエンファシスの強度を強くし(EMP[1:n]=EMP[1:n]+1、図7のステップS14)、第1の調整工程に戻って入力バッファ回路2のしきい値Vtを調整し(図7のステップS11)、第2の調整工程(図7のステップS12)を再び実行する。一方、図7のステップS13において、カウンタ6の出力信号COUTが有意な値となった場合は調整工程を終了する。
本実施形態ではカウンタ6を用いてフリップフロップから出力された“0”の数をカウントし、“0”の数が所定数に達したとき、出力信号COUTを有意な値に設定する例を示したが、例えば制御回路でフリップフロップの出力値OUTが“0”となる回数をカウントし、所定数に達したか否かを判定すれば、カウンタ6は無くてもよい。
本実施形態のプリエンファシス調整方式によれば、入力バッファ回路のしきい値Vtを受信端におけるデエンファシス電圧に一致させ、その後、可変遅延器5によりクロックの遅延量を変化させつつ繰り返しパターンデータの送信時におけるフリップフロップの出力値を観測し、フリップフロップの出力値OUTが“0”となる回数をカウントし、出力値OUTが“0”となる回数が所定数に達するまで出力バッファ回路にてプリエンファシスの強度を調整することで、受信端におけるディエンファシス電圧とエンファシス電圧とが等しくなり、受信端においてデータ信号の高周波成分の振幅と低周波成分の振幅が等しい、周波数特性がフラットとなるプリエンファシスの強度が得られる。したがって、伝送路による減衰量に対応してプリエンファシスの強度を適切に調整することができる。
特に本実施形態のプリエンファシス調整方式では、受信端におけるデータ信号の波形の変形等により第1の実施の形態の調整方式ではプリエンファシスの強度が過剰になるおそれがある場合でも、適切にプリエンファシスの強度を調整できる。
本発明のプリエンファシス調整方式の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明のプリエンファシス調整方式の第1の実施の形態の処理手順を示すフローチャートである。 図1に示した第1の実施の形態のプリエンファシス調整方式の第1の調整工程時の信号波形を示すタイミングチャートである。 図1に示した第1の実施の形態のプリエンファシス調整方式の第2の調整工程時の信号波形を示すタイミングチャートである。 図1に示した第1の実施の形態のプリエンファシス調整方式の第2の調整工程時の信号波形を示すタイミングチャートである。 本発明のプリエンファシス調整方式の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明のプリエンファシス調整方式の第2の実施の形態の処理手順を示すフローチャートである。 図6に示した第2の実施の形態のプリエンファシス調整方式の第2の調整工程時の信号波形を示すタイミングチャートである。 伝送路における高周波成分の減衰量に対してプリエンファシスの強度が不足している場合に送受信するデータ信号の波形を示す模式図である。 伝送路における高周波成分の減衰量に対してプリエンファシスの強度が過剰な場合に送受信するデータ信号の波形を示す模式図である。 伝送路における高周波成分の減衰量に対してプリエンファシスの強度が適正な場合に送受信するデータ信号の波形を示す模式図である。
符号の説明
1 出力バッファ回路
2 入力バッファ回路
3 フリップフロップ
4 制御回路
5 可変遅延器
6 カウンタ
TT、TC 伝送路

Claims (6)

  1. プリエンファシスの強度を調整するためのプリエンファシス調整方式であって、
    外部から供給される第1の制御信号によりプリエンファシスの強度が調整可能な、データ信号を送信する出力バッファ回路と、
    外部から供給される第2の制御信号により入力されるデータの“1”または“0”を判定するためのしきい値の調整が可能な、前記出力バッファ回路から送信されたデータ信号を受信する入力バッファ回路と、
    前記入力バッファ回路の出力信号を所定のクロックのタイミングでラッチして出力するフリップフロップと、
    前記出力バッファ回路から“1”及び“0”の固定データを送信させ、前記第の制御信号により前記入力バッファ回路のしきい値を前記入力バッファ回路の受信端におけるデエンファシス電圧に一致させる第1の調整工程、前記出力バッファ回路からランダムなデータ信号を送信させる第2の調整工程、及び前記フリップフロップの出力値が常に“0”になるまで、前記第の制御信号により前記出力バッファ回路のプリエンファシスの強度を変化させて前記第1の調整工程及び前記第2の調整工程を繰り返し実施する第3の調整工程を行う制御回路と、
    を有するプリエンファシス調整方式。
  2. プリエンファシスの強度を調整するためのプリエンファシス調整方式であって、
    外部から供給される第1の制御信号によりプリエンファシスの強度が調整可能な、データ信号を送信する出力バッファ回路と、
    外部から供給される第2の制御信号により入力されるデータの“1”または“0”を判定するためのしきい値の調整が可能な、前記出力バッファ回路から送信されたデータ信号を受信する入力バッファ回路と、
    前記入力バッファ回路の出力信号を所定のクロックのタイミングでラッチして出力するフリップフロップと、
    前記フリップフロップに供給するクロックを複数の遅延量で遅延させる可変遅延器と、
    前記出力バッファ回路から“1”及び“0”の固定データを送信させ、前記第の制御信号により前記入力バッファ回路のしきい値を前記入力バッファ回路の受信端におけるデエンファシス電圧に一致させる第1の調整工程、前記出力バッファ回路から所定の周期毎にデータの遷移パターンが等しいデータ信号である繰り返しパターンデータを送信させ、該周期毎に前記可変遅延器による前記クロックの遅延量を変化させて前記フリップフロップに前記入力バッファ回路の出力信号のラッチ動作を複数回実施させ、前記フリップフロップから出力された“0”の数をカウントする第2の調整工程、及び前記フリップフロップから出力された“0”の数が所定数に達するまで、前記第の制御信号により前記出力バッファ回路のプリエンファシスの強度を変化させて前記第1の調整工程及び前記第2の調整工程を繰り返し実施する第3の調整工程を行う制御回路と、
    を有するプリエンファシス調整方式。
  3. プリエンファシスの強度を調整するためのプリエンファシス調整方式であって、
    外部から供給される第1の制御信号によりプリエンファシスの強度が調整可能な、データ信号を送信する出力バッファ回路と、
    外部から供給される第2の制御信号により入力されるデータの“1”または“0”を判定するためのしきい値の調整が可能な、前記出力バッファ回路から送信されたデータ信号を受信する入力バッファ回路と、
    前記入力バッファ回路の出力信号を所定のクロックのタイミングでラッチして出力するフリップフロップと、
    前記フリップフロップに供給するクロックを複数の遅延量で遅延させる可変遅延器と、
    前記フリップフロップから出力された“0”の数を前記可変遅延器から出力されるクロックを用いてカウントし、“0”の数が所定数に達したとき有意な値を出力するカウンタと、
    前記出力バッファ回路から“1”及び“0”の固定データを送信させ、前記第の制御信号により前記入力バッファ回路のしきい値を前記入力バッファ回路の入力端におけるデエンファシス電圧に一致させる第1の調整工程、前記出力バッファ回路から所定の周期毎にデータの遷移パターンが等しいデータ信号である繰り返しパターンデータを送信させ、該周期毎に前記可変遅延器による前記クロックの遅延量を変化させて前記フリップフロップに前記入力バッファ回路の出力信号のラッチ動作を複数回実施させる第2の調整工程、及び前記カウンタから前記有意な値が出力されるまで、前記第の制御信号により前記出力バッファ回路のプリエンファシスの強度を変化させて前記第1の調整工程及び前記第2の調整工程を繰り返し実施する第3の調整工程を行う制御回路と、
    を有するプリエンファシス調整方式。
  4. プリエンファシスの強度を調整するためのプリエンファシス調整方法であって、
    外部から供給される第1の制御信号によりプリエンファシスの強度が調整可能な、データ信号を送信する出力バッファ回路と、
    外部から供給される第2の制御信号により入力されるデータの“1”または“0”を判定するためのしきい値の調整が可能な、前記出力バッファ回路から送信されたデータ信号を受信する入力バッファ回路と、
    前記入力バッファ回路の出力信号を所定のクロックのタイミングでラッチして出力するフリップフロップと、
    前記出力バッファ回路及び前記入力バッファ回路の動作を制御し、前記プリエンファシスの強度を調整する制御回路と、
    を備えておき、
    前記制御回路が、
    前記出力バッファ回路から“1”及び“0”の固定データを送信させ、前記第2の制御信号により前記入力バッファ回路のしきい値を前記入力バッファ回路の受信端におけるデエンファシス電圧に一致させる第1の調整工程、前記出力バッファ回路からランダムなデータ信号を送信させる第2の調整工程、及び前記フリップフロップの出力値が常に“0”になるまで、前記第1の制御信号により前記出力バッファ回路のプリエンファシスの強度を変化させて前記第1の調整工程及び前記第2の調整工程を繰り返し実施する第3の調整工程を行うプリエンファシス調整方法。
  5. プリエンファシスの強度を調整するためのプリエンファシス調整方法であって、
    外部から供給される第1の制御信号によりプリエンファシスの強度が調整可能な、データ信号を送信する出力バッファ回路と、
    外部から供給される第2の制御信号により入力されるデータの“1”または“0”を判定するためのしきい値の調整が可能な、前記出力バッファ回路から送信されたデータ信号を受信する入力バッファ回路と、
    前記入力バッファ回路の出力信号を所定のクロックのタイミングでラッチして出力するフリップフロップと、
    前記フリップフロップに供給するクロックを複数の遅延量で遅延させる可変遅延器と、
    前記出力バッファ回路及び前記入力バッファ回路の動作を制御し、前記プリエンファシスの強度を調整する制御回路と、
    を備えておき、
    前記制御回路が、
    前記出力バッファ回路から“1”及び“0”の固定データを送信させ、前記第2の制御信号により前記入力バッファ回路のしきい値を前記入力バッファ回路の受信端におけるデエンファシス電圧に一致させる第1の調整工程、前記出力バッファ回路から所定の周期毎にデータの遷移パターンが等しいデータ信号である繰り返しパターンデータを送信させ、該周期毎に前記可変遅延器による前記クロックの遅延量を変化させて前記フリップフロップに前記入力バッファ回路の出力信号のラッチ動作を複数回実施させ、前記フリップフロップから出力された“0”の数をカウントする第2の調整工程、及び前記フリップフロップから出力された“0”の数が所定数に達するまで、前記第1の制御信号により前記出力バッファ回路のプリエンファシスの強度を変化させて前記第1の調整工程及び前記第2の調整工程を繰り返し実施する第3の調整工程を行うプリエンファシス調整方法。
  6. プリエンファシスの強度を調整するためのプリエンファシス調整方法であって、
    外部から供給される第1の制御信号によりプリエンファシスの強度が調整可能な、データ信号を送信する出力バッファ回路と、
    外部から供給される第2の制御信号により入力されるデータの“1”または“0”を判定するためのしきい値の調整が可能な、前記出力バッファ回路から送信されたデータ信号を受信する入力バッファ回路と、
    前記入力バッファ回路の出力信号を所定のクロックのタイミングでラッチして出力するフリップフロップと、
    前記フリップフロップに供給するクロックを複数の遅延量で遅延させる可変遅延器と、
    前記フリップフロップから出力された“0”の数を前記可変遅延器から出力されるクロックを用いてカウントし、“0”の数が所定数に達したとき有意な値を出力するカウンタと、
    前記出力バッファ回路及び前記入力バッファ回路の動作を制御し、前記プリエンファシスの強度を調整する制御回路と、
    を備えておき、
    前記制御回路が、
    前記出力バッファ回路から“1”及び“0”の固定データを送信させ、前記第2の制御信号により前記入力バッファ回路のしきい値を前記入力バッファ回路の入力端におけるデエンファシス電圧に一致させる第1の調整工程、前記出力バッファ回路から所定の周期毎にデータの遷移パターンが等しいデータ信号である繰り返しパターンデータを送信させ、該周期毎に前記可変遅延器による前記クロックの遅延量を変化させて前記フリップフロップに前記入力バッファ回路の出力信号のラッチ動作を複数回実施させる第2の調整工程、及び前記カウンタから前記有意な値が出力されるまで、前記第1の制御信号により前記出力バッファ回路のプリエンファシスの強度を変化させて前記第1の調整工程及び前記第2の調整工程を繰り返し実施する第3の調整工程を行うプリエンファシス調整方法。
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