JP4899884B2 - 通信機能を有する装置および調整プログラム - Google Patents

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Description

この発明は、通信機能を有する装置および前記装置において実行される調整プログラムに関し、特に、各種条件に応じて高周波成分の強調量を最適に調整する処理を自律的な動作により実現することができる通信機能を有する装置および調整プログラムに関する。
伝送経路においては、低周波成分と比較して、高周波成分の減衰が大きい。この現象に対処するため、送信側の装置において、予め高周波成分を強調して送信する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開平6−177798号公報
ところで、高周波成分の減衰量は、伝送経路の材質や経路長等の条件によって変動する。このため、正確な情報伝送を実現するためには、これらの条件に合わせて高周波成分を強調する量を調整する必要がある。特に、近年一般化しつつある10Gbpsといった高速な伝送経路では、高周波成分の減衰が大きいため、強調量を最適に調整することが非常に重要になっている。
しかしながら、従来、高周波成分の強調量の調整は、人が実験等に基づいておこなっていた。このため、伝送経路の材質や経路長等に変更があるたびに、強調量の再調整作業を人がおこなう必要があり、非常に手間が掛かっていた。また、想定していた運用条件と、実際の運用条件とが異なる等の理由により、高周波成分の強調量が最適ではない状態で運用され、伝送経路の性能が十分に発揮されないこともあった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、各種条件に応じて高周波成分の強調量を最適に調整する処理を自律的な動作により実現することができる通信機能を有する装置および調整プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一つの態様では、伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間で通信を行う通信機能を有する装置において、論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットが交互に配置された低周波信号を前記他の装置に送信した後に当該低周波信号よりも高周波数の高周波信号を強調駆動器の設定により強調して前記他の装置に送信する第1の処理、強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する低周波信号であってかつ前記他の装置がエッジの数を検出可能な信号である特定パターン信号を前記他の装置に送信する第2の処理、強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する特定パターンの低周波信号であってかつ前記他の装置が当該特定パターンの変化のタイミングを予め認識している信号である特定パターン信号を前記他の装置に送信する第3の処理、または、強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する特定パターンの低周波信号であってかつ前記他の装置において論理値0および論理値1に対応する波形がそれぞれ個別に設定された閾値内に入っている時間を測定可能な信号である特定パターン信号を前記他の装置に送信する第4の処理、を実行する送信部と、前記第1の処理に対する応答として前記低周波信号の振幅と前記高周波信号の振幅との差分の大きさを、前記第2の処理に対する応答として最新の特定パターン信号のエッジ数がそれ以前に受信した特定パターン信号のエッジ数よりも減少したかどうかを示す情報を、前記第3の処理に対する応答として前記タイミングに基づいて求められた前記強調部分の平均振幅と当該強調部分以外の部分の平均振幅との差分の大きさを、前記第4の処理に対する応答として前記測定された時間が所定時間よりも大きいかどうかを示す情報を、前記他の装置により求められた最適設定情報として受信し、当該最適設定情報に基づいて強調量を調整し、調整された強調量を前記強調駆動器に設定する強調量制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の他の態様では、伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間で通信を行う通信機能を有する装置において、前記他の装置が論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットが交互に配置された低周波信号を送信した後に当該低周波信号よりも高周波数の高周波信号を強調駆動器の設定により強調して送信した場合において当該低周波信号と当該高周波信号を受信する第1の処理、前記他の装置が強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する低周波信号であってかつエッジの数を検出可能な信号である特定パターン信号を送信した場合において当該特定パターン信号を受信する第2の処理、前記他の装置が強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する特定パターンの低周波信号であってかつ自装置が当該特定パターンの変化のタイミングを予め認識している信号である特定パターン信号を送信した場合において当該特定パターン信号を受信する第3の処理、または、前記他の装置が強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する特定パターンの低周波信号であってかつ論理値0および論理値1に対応する波形がそれぞれ個別に設定された閾値内に入っている時間を測定可能な信号である特定パターン信号を送信した場合において当該特定パターン信号を受信する第4の処理、を実行する受信部と、前記第1の処理により受信した低周波信号の振幅と前記第1の処理により受信した高周波信号の振幅との差分の大きさ、前記第2の処理により受信した最新の特定パターン信号のエッジ数がそれ以前に受信した特定パターン信号のエッジ数よりも減少したかどうかを示す情報、前記第3の処理により受信した特定パターン信号における前記タイミングに基づいて求められた前記強調部分の平均振幅と当該強調部分以外の部分の平均振幅との差分の大きさ、または、前記第4の処理により受信した特定パターン信号を用いて測定された前記時間が所定時間よりも大きいかどうかを示す情報を、最適設定情報として求める最適化処理部と、前記他の装置に対して前記最適設定情報を送信する送信部と、を備えたことを特徴とする。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明の一つの態様によれば、送信側の装置から送信された特定データを受信側の装置が受信し、その特定データを分析した結果を最適設定情報として送信側の装置へ応答し、その最適設定情報に基づいて送信側の装置が高周波成分の強調量を設定することとしたので、送信側の装置と受信側の装置の自律的な動作により、各種条件に応じて高周波成分の強調量を最適に調整する処理を実現することができるという効果を奏する。
また、本発明の一つの態様によれば、受信した特定データの強調部分の振幅と非強調部分の振幅を測定し、両者を一致させるための情報を送信側の装置へ応答することとしたので、送信側の装置と受信側の装置の自律的な動作により、各種条件に応じて高周波成分の強調量を最適に調整する処理を実現することができるという効果を奏する。
また、本発明の一つの態様によれば、受信した特定データの波形のエッジ数を求め、エッジ数の遷移に関する情報を送信側の装置へ応答することとしたので、送信側の装置と受信側の装置の自律的な動作により、各種条件に応じて高周波成分の強調量を最適に調整する処理を実現することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る通信機能を有する装置および調整プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施例によってこの発明が限定されるものではなく、また、各実施例に記載された発明を適宜組み合わせてもちいることも可能である。
まず、信号伝送における高周波成分の強調(プリエンファシス)について説明しておく。伝送経路を通じて信号を伝送する場合、送信側の装置は、伝送経路における高周波成分の減衰を考慮して、図20に示すように、信号の立ち上がり部分と立ち下がり部分を1ビット分だけ予め強調して送信する。
そして、このとき強調する量が適切であれば、強調された部分は、伝送路における減衰により消滅し、受信側の装置では、送信側の装置が本来送信したかった波形が正確に受信されることになる。この場合、受信側で受信される信号は、図21に示すアイチャートのように、ジッタ成分が少ないものとなる。
ところが、送信側の装置において高周波成分を強調する量が多すぎると、伝送経路において強調部分が完全に減衰せず、図22に示すアイチャートのように、受信側で受信される信号は、ジッタ成分を多く含むものとなる。また、送信側の装置において高周波を強調する量が少なすぎると、伝送経路において高周波部分の伝送損失が生じ、図23に示すアイチャートのように、受信側で受信される信号は、ジッタ成分を多く含むものとなる。
このように、伝送経路を通じて信号を伝送する場合、受信側の装置へ品質の良い信号を伝送するには、送信側の装置において高周波成分の強調量を適切に調整する必要がある。高周波成分の最適な強調量は、伝送経路の材質や経路長等の条件によって変化するが、本発明に係る調整方法は、送信側の装置と受信側の装置の協調動作により、高周波成分の強調量を自動的に最適化することを可能にする。
次に、本実施例に係る調整方法の概要について説明する。本実施例に係る調整方法では、まず、図1に示すように、送信側の装置が、高周波成分を強調することなく、低周波信号を受信側の装置へ送信し、受信側の装置にて、受信した信号の振幅a1が取得される。低周波信号は、例えば、「111000111000…」のように論理値1の複数ビットと、論理値0の複数ビットを交互に送信することにより、送信することができる。
ここで取得される振幅a1は、受信側の装置において周波数の高低によらず全ての信号がもつべき振幅を表す。そして、高周波成分を強調することなく低周波信号を送信しているのは、強調成分が残存してしまい、その影響で振幅a1が不適切に大きくなってしまうことを防止するためである。なお、振幅a1は、1つの時点の振幅を採取した値ではなく、複数の時点で採取した振幅を平均した値であってもよい。
続いて、図2に示すように、送信側の装置が、高周波成分を強調することなく、高周波信号を受信側の装置へ送信し、受信側の装置にて、受信した信号の振幅a2が取得される。高周波信号は、例えば、「101010…」のように論理値1の1ビットと、論理値0の1ビットを交互に送信することにより、送信することができる。
高周波信号は、低周波信号に比べて伝送経路における減衰が大きいため、ここで取得される振幅a2は、振幅a1よりも小さな値となる。なお、振幅a2は、1つの時点の振幅を採取した値ではなく、複数の時点で採取した振幅を平均した値であってもよい。
続いて、受信側の装置は、振幅a1と振幅a2の差分の大きさを送信側の装置へフィードバックし、送信側の装置は、図3に示すように、フィードバックされた差分の大きさに応じて高周波成分の強調量を設定して、高周波信号を受信側の装置へ送信する。
そして、再び、受信側の装置にて、受信した信号の振幅a2が取得される。高周波信号は、高周波成分が強調された場合に、信号全体が強調されることになるため、ここで取得される振幅a2は、高周波の強調部分が伝送経路を通過して減衰した状態での振幅を表す。
したがって、ここで取得される振幅a2が、振幅a1と同じ大きさであれば、すなわち、高周波成分の強調部分の減衰後の振幅が、受信側の装置において周波数の高低によらず全ての信号がもつべき振幅と等しくなったならば、送信側における高周波成分の強調量が最適化されていることとなり、受信側の装置から送信側の装置に対して、強調量が最適化された旨が通知され、調整処理が完了する。
一方、振幅a2と振幅a1の大きさが異なる場合は、受信側の装置が、振幅a1と振幅a2の差分の大きさを送信側の装置へフィードバックし、送信側の装置が、フィードバックされた差分の大きさに応じて高周波成分の強調量を再設定して、高周波信号を受信側の装置へ送信するという一連の処理が、振幅a1と振幅a2が同じ大きさになるまで繰り返し実行される。
このように、本実施例に係る調整方法では、強調量を変動させながら送信した高周波信号の振幅と、高周波成分の強調をおこなわずに送信した低周波信号の振幅を比較し、両者が一致するように調整することにより、高周波成分の強調量を最適化する。なお、上記の調整方法は、本信号の送信開始前に実行される。
次に、本実施例に係る調整方法を実行する伝送システムの構成について説明する。図4は、本実施例に係る伝送システムの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、本実施例に係る伝送システムは、情報処理装置100aと情報処理装置200aを接続して構成される。
なお、図4では、説明を簡単にするため、情報処理装置100aから情報処理装置200aへ送信される信号の高周波成分の強調量を最適化するための構成のみを図示している。また、ここでいう情報処理装置は、他の装置と情報のやりとりをおこなう装置を広く意味し、通信装置等を含むものとする。また、情報処理装置100aと情報処理装置200aの間の接続は、どのような方式によるものであってもよく、例えば、ネットワークによる接続であってもよいし、装置間接続用の専用のケーブルによる接続であってもよい。
情報処理装置100aは、主処理部110と、送信部120と、受信部130と、強調量制御部140aと、特定データ生成部150とを有する。主処理部110は、情報処理装置100aの主目的である処理を実行する処理部である。
送信部120は、主処理部110もしくは特定データ生成部150から送信を依頼されたビット列を伝送用の信号に変換して情報処理装置200aへ向けて送信する処理部である。送信部120は、駆動部121と、強調駆動部122とを有し、駆動部121から出力された波形と、強調駆動部122から出力された波形とを合成して送信する。
駆動部121は、送信を依頼されたビット列を伝送するための通常の波形を生成する処理部である。すなわち、駆動部121は、送信を依頼されたビット列の1の部分をHighとし、0の部分をLowとした波形を生成する。強調駆動部122は、送信を依頼されたビット列が0から1もしくは1から0へ変化するタイミングで、高周波成分を強調するための波形を生成する処理部であり、強調量制御部140aの制御により、強調量を変化させる。
受信部130は、情報処理装置200aから送信された信号を受信し、ビット列へ変換する処理部である。受信部130は、高周波成分の強調量の最適化のための処理の実行中は、変換後のビット列を強調量制御部140aへ出力し、その他の場合は、変換後のビット列を主処理部110へ出力する。
強調量制御部140aは、送信部120から出力される信号の高周波成分の強調量を最適化するための制御を実行する制御部である。強調量制御部140aの具体的な制御内容については、本実施例に係る伝送システムの処理手順の説明の中で詳述することとする。特定データ生成部150は、強調量制御部140aの制御にしたがって、高周波成分の強調量の最適化処理にもちいられる各種信号を送信するために必要な特定のビット列を生成する処理部である。
情報処理装置200aは、主処理部210と、受信部220と、送信部230と、最適化処理部240aとを有する。主処理部210は、情報処理装置200aの主目的である処理を実行する処理部である。
受信部220は、情報処理装置100aから送信された信号を受信し、ビット列へ変換して主処理部210へ出力する処理部である。受信部220は、高周波成分の強調量の最適化のための処理の実行中は、受信した信号をビット列へ変換することなく、そのまま最適化処理部240aへ出力する。
送信部230は、主処理部210もしくは最適化処理部240aから送信を依頼されたビット列を伝送用の信号に変換して情報処理装置100aへ向けて送信する処理部である。最適化処理部240aは、受信部220にて受信される信号の高周波成分の強調量を最適化するための処理を実行する処理部である。最適化処理部240aの具体的な処理内容については、本実施例に係る伝送システムの処理手順の説明の中で詳述することとする。
次に、本実施例に係る伝送システムの処理手順について説明する。図5は、本実施例に係る伝送システムの処理手順を示すフローチャートである。同図は、情報処理装置100aから情報処理装置200aへ送信される信号の高周波成分の強調量を最適化するための処理手順を示しており、この処理手順は、情報処理装置100aから情報処理装置200aへの本信号の送信が開始される前に実行される。
高周波成分の強調量を最適化するため、まず、情報処理装置100aにおいて、強調量制御部140aが、高周波成分の強調をおこなわないように強調駆動部122を設定した上で、特定データ生成部150に対して、低周波信号を生成するための特定データ(例えば、「111000…」のようなビット列)を生成して送信部120に出力するように指示する。この制御により、情報処理装置100aから情報処理装置200aへ高周波成分が強調されていない低周波信号が送信される(ステップS101)。
そして、情報処理装置200aの受信部220において低周波信号が受信され(ステップS201)、最適化処理部240aが、その信号の振幅a1を取得する(ステップS202)。この振幅a1は、周波数の高低によらず全ての信号がもつべき振幅を表す。なお、信号の振幅の取得は、AD変換をおこなってデジタル回路でおこなうこととしてもよいし、比較器をもちいてアナログ回路でおこなうこととしてもよい。
続いて、情報処理装置100aにおいて、強調量制御部140aが、高周波成分の強調が最小になるように強調駆動部122を設定する(ステップS102)。そして、特定データ生成部150に対して、高周波信号を生成するための特定データ(例えば、「101010…」のようなビット列)を生成して送信部120に出力するように指示する。この制御により、情報処理装置100aから情報処理装置200aへ高周波信号が送信される(ステップS103)。
そして、情報処理装置200aの受信部220において高周波信号が受信され(ステップS203)、最適化処理部240aが、その信号の振幅a2を取得する(ステップS204)。そして、最適化処理部240aが、振幅a1と振幅a2を比較し、振幅a1と振幅a2の大きさが異なる場合は(ステップS205否定)、送信部230を経由して、振幅a1と振幅a2の差分の大きさを情報処理装置100aへ応答し(ステップS206)、次の高周波信号が受信されるのを待ち受ける。
一方、振幅a1と振幅a2の大きさが同一であれば(ステップS205肯定)、高周波成分の強調量が最適化されたことになるので、最適化処理部240aは、送信部230を経由して、最適化が完了した旨の応答を情報処理装置100aへ送信し(ステップS207)、処理を終了する。
情報処理装置100aにおいては、強調量制御部140aが、受信部130を経由して、情報処理装置200aから送信された応答を受信し(ステップS104)、その応答が最適化の完了を示すものであれば(ステップS105肯定)、処理を終了する。
一方、振幅の差分の大きさが応答された場合は(ステップS105否定)、強調量制御部140aは、その差分の大きさに応じて、高周波成分の強調量の補正量を決定し、強調駆動部122の設定を補正する(ステップS106)。そして、ステップS103に戻り、情報処理装置200aへ高周波信号を送信するための制御を実行する。
上述してきたように、本実施例1では、強調量を変動させながら送信した高周波信号の振幅と、高周波成分の強調をおこなわずに送信した低周波信号の振幅を比較し、両者が一致するように送信側の装置と受信側の装置で調整することとしたので、これらの装置の自律的な協調動作によって高周波成分の強調量を最適化することができる。
なお、上記の実施例では、低周波信号を最初に一度だけ送信することしたが、低周波信号と高周波信号を交互に送信し、受信側の装置において、高周波信号を受信するたびに、直前に受信した低周波信号と振幅を比較するようにしてもよい。
また、図6に示すように、正論理線で低周波信号を送信し、負論理線で高周波信号を送信するというように、正論理線と負論理線を通じて異なる周波数の信号を送信し、それぞれの振幅を比較するようにしてもよい。
実施例2では、受信側の装置において、受信した信号のエッジの数を検出し、この検出結果に基づいて、高周波成分の強調量の最適化をおこなう例について説明する。
まず、本実施例に係る調整方法の概要について説明する。本実施例に係る調整方法では、図7に示すように、送信側の装置が、高周波成分を強調した特定パターンの信号を受信側の装置へ送信し、受信側の装置が、受信した信号のエッジの数を検出する。例えば、図7の例では、受信側の装置にて4個のエッジが検出される。
送信側の装置から受信側の装置への特定パターンの信号の送信は、まず、高周波成分を大きめに強調しておこなわれ、強調を段階的に弱めながら繰り返し実行される。この間、受信側の装置は、特定パターンの信号を受信するたびに、その信号のエッジの数を検出し、最初に受信した信号のエッジの数と比較する。
そして、受信側の装置は、受信した信号のエッジの数が、最初に受信した信号のエッジの数よりも減少していることを認識すると、送信側の装置へ対して強調量が最適化された旨を通知し、調整処理を完了させる。
受信側の装置で受信される信号のエッジの数は、当初は、高周波成分を大きめに強調されるため、強調部分のエッジも含んだ数となる。そして、高周波成分の強調量が減少し、図8に示すように、強調量が最適化された段階で、強調部分のエッジが検出されなくなるため、受信側の装置で受信される信号のエッジの数が、減少することになる。例えば、図8の例では、エッジの数が4個から2個に減少している。
本実施例に係る調整方法は、このように、高周波成分の強調量の最適化の前後で、受信側の装置で受信される信号のエッジの数が変動することを利用して、高周波成分の強調量の最適化を自動的におこなう。
次に、本実施例に係る調整方法を実行する伝送システムの構成について説明する。図9は、本実施例に係る伝送システムの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、本実施例に係る伝送システムは、情報処理装置100bと情報処理装置200bを接続して構成される。
なお、図9では、説明を簡単にするため、情報処理装置100bから情報処理装置200bへ送信される信号の高周波成分の強調量を最適化するための構成のみを図示している。また、ここでいう情報処理装置は、他の装置と情報のやりとりをおこなう装置を広く意味し、通信装置等を含むものとする。また、情報処理装置100bと情報処理装置200bの間の接続は、どのような方式によるものであってもよく、例えば、ネットワークによる接続であってもよいし、装置間接続用の専用のケーブルによる接続であってもよい。
同図に示すように、情報処理装置100bは、強調量制御部140aが強調量制御部140bに置き換わっている以外は、図4に示した情報処理装置100aと同様の構成を有する。また、情報処理装置200bは、最適化処理部240aが最適化処理部240bに置き換わっている以外は、図4に示した情報処理装置200aと同様の構成を有する。
強調量制御部140bは、送信部120から出力される信号の高周波成分の強調量を最適化するための制御を実行する制御部である。強調量制御部140bの具体的な制御内容については、本実施例に係る伝送システムの処理手順の説明の中で詳述することとする。
最適化処理部240bは、受信部220にて受信される信号の高周波成分の強調量を最適化するための処理を実行する処理部である。最適化処理部240bの具体的な処理内容については、本実施例に係る伝送システムの処理手順の説明の中で詳述することとする。
次に、本実施例に係る伝送システムの処理手順について説明する。図10は、本実施例に係る伝送システムの処理手順を示すフローチャートである。同図は、情報処理装置100bから情報処理装置200bへ送信される信号の高周波成分の強調量を最適化するための処理手順を示しており、この処理手順は、情報処理装置100bから情報処理装置200bへの本信号の送信が開始される前に実行される。
高周波成分の強調量を最適化するため、まず、情報処理装置100bにおいて、強調量制御部140bが、予め設定されている最大値まで高周波成分を強調するように強調駆動部122を設定する(ステップS301)。そして、特定データ生成部150に対して、特定パターンのデータを生成して送信部120に出力するように指示する。この制御により、情報処理装置100bから情報処理装置200bへ、高周波成分が強調された特定パターンの信号が送信される(ステップS302)。
そして、情報処理装置200bの受信部220において特定パターンの信号が受信され(ステップS401)、最適化処理部240bが、その信号のエッジ数e1を取得する(ステップS402)。なお、信号のエッジの数の検出は、例えば、微分回路をもちいて実現することができる。
続いて、情報処理装置100bにおいて、強調量制御部140bが、高周波成分の強調を1段階低減するように強調駆動部122を設定する(ステップS303)。そして、特定データ生成部150に対して、特定パターンのデータを生成して送信部120に出力するように指示する。この制御により、情報処理装置100bから情報処理装置200bへ高周波成分が強調された特定パターンの信号が送信される(ステップS304)。
そして、情報処理装置200bの受信部220において特定パターンの信号が受信され(ステップS403)、最適化処理部240bが、その信号のエッジ数e2を取得する(ステップS404)。そして、最適化処理部240bが、エッジ数e1とエッジ数e2を比較し、エッジ数e2がエッジ数e1よりも減少していなければ(ステップS405否定)、送信部230を経由して、エッジ数e2を情報処理装置100bへ応答し(ステップS406)、次の特定パターンの信号が受信されるのを待ち受ける。
一方、エッジ数e2がエッジ数e1よりも減少していれば(ステップS405肯定)、高周波成分の強調量が最適化されたことになるので、最適化処理部240bは、送信部230を経由して、最適化が完了した旨の応答を情報処理装置100bへ送信し(ステップS407)、処理を終了する。
情報処理装置100bにおいては、強調量制御部140bが、受信部130を経由して、情報処理装置200bから送信された応答を受信し(ステップS305)、その応答が最適化の完了を示すものであれば(ステップS306肯定)、処理を終了する。さもなければ(ステップS306否定)、強調量制御部140bは、ステップS303に戻り、高周波成分の強調をさらに1段階低減した信号を送信するための制御をおこなう。
上述してきたように、本実施例2では、送信側の装置において強調量を変動させながら送信した特定パターンの信号のエッジの数を受信側の装置で検出し、検出されるエッジ数の変動を監視することにより、高周波成分の強調量を調整することとしたので、これらの装置の自律的な協調動作によって高周波成分の強調量を最適化することができる。
なお、上記の実施例では、最初に受信した信号のエッジ数と、直近に受信した信号のエッジ数とを比較することとしたが、前回受信した信号のエッジ数と、直近に受信した信号のエッジ数とを比較することとしてもよい。
また、受信側の装置は、単に、受信した信号のエッジ数を検出して送信側の装置に応答するのみとし、送信側の装置が、応答されたエッジ数と、自身が送信した信号に含まれているはずのエッジ数とを比較して、高周波成分の強調量が最適化されているか否かを判定することとしてもよい。
実施例3では、受信側の装置において、高周波成分の強調部分と非強調分の振幅を測定し、この測定結果に基づいて、高周波成分の強調量の最適化をおこなう例について説明する。
まず、本実施例に係る調整方法の概要について説明する。本実施例に係る調整方法では、図11に示すように、送信側の装置が、高周波成分を強調した特定パターンの信号を受信側の装置へ送信し、受信側の装置は、AD変換器等をもちいて、受信した信号の振幅を所定の時間間隔でサンプリングして測定する。
ここで、送信側の装置から送信される特定パターンの信号は、予めパターンが定義されたものであり、受信側の装置は、例えば、その信号が受信されたタイミングt0からその信号の高周波成分の強調部分の受信が完了するまでの時間t1や、信号全体の受信が完了するまでの時間t2等を予め認識しているものとする。
そして、受信側の装置は、サンプリング結果と、予め認識している信号のパターン情報とを照合して、受信した信号における高周波成分の強調部分(図11の例ではt0とt1の間の部分)の振幅の平均値と、非強調部分(図11の例ではt1とt2の間の部分)の振幅の平均値とを求める。
送信側の装置から受信側の装置への特定パターンの信号の送信は、まず、高周波成分を大きめに強調しておこなわれ、強調を段階的に弱めながら繰り返し実行される。この間、受信側の装置は、特定パターンの信号を受信するたびに、高周波成分の強調部分の振幅の平均値と、非強調部分の振幅の平均値とを求め、両者を比較する。
そして、受信側の装置は、図12の例のように、受信した信号における高周波成分の強調部分の振幅の平均値と、非強調部分の振幅の平均値とが一致した時点で、送信側の装置へ対して強調量が最適化された旨を通知し、調整処理を完了させる。
本実施例に係る調整方法は、このように、受信した信号の振幅を所定の時間間隔でサンプリングして測定し、高周波成分の強調部分の振幅の平均値と、非強調部分の振幅の平均値とを比較することにより、高周波成分の強調量の最適化を自動的におこなう。ここで、平均値を比較しているのは、ノイズ等による信号の波形の乱れの影響を軽減するためである。
次に、本実施例に係る調整方法を実行する伝送システムの構成について説明する。図13は、本実施例に係る伝送システムの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、本実施例に係る伝送システムは、情報処理装置100cと情報処理装置200cを接続して構成される。
なお、図13では、説明を簡単にするため、情報処理装置100cから情報処理装置200cへ送信される信号の高周波成分の強調量を最適化するための構成のみを図示している。また、ここでいう情報処理装置は、他の装置と情報のやりとりをおこなう装置を広く意味し、通信装置等を含むものとする。また、情報処理装置100cと情報処理装置200cの間の接続は、どのような方式によるものであってもよく、例えば、ネットワークによる接続であってもよいし、装置間接続用の専用のケーブルによる接続であってもよい。
同図に示すように、情報処理装置100cは、強調量制御部140aが強調量制御部140cに置き換わっている以外は、図4に示した情報処理装置100aと同様の構成を有する。また、情報処理装置200cは、最適化処理部240aが最適化処理部240cに置き換わっている以外は、図4に示した情報処理装置200aと同様の構成を有する。
強調量制御部140cは、送信部120から出力される信号の高周波成分の強調量を最適化するための制御を実行する制御部である。強調量制御部140cの具体的な制御内容については、本実施例に係る伝送システムの処理手順の説明の中で詳述することとする。
最適化処理部240cは、受信部220にて受信される信号の高周波成分の強調量を最適化するための処理を実行する処理部である。最適化処理部240cの具体的な処理内容については、本実施例に係る伝送システムの処理手順の説明の中で詳述することとする。
次に、本実施例に係る伝送システムの処理手順について説明する。図14は、本実施例に係る伝送システムの処理手順を示すフローチャートである。同図は、情報処理装置100cから情報処理装置200cへ送信される信号の高周波成分の強調量を最適化するための処理手順を示しており、この処理手順は、情報処理装置100cから情報処理装置200cへの本信号の送信が開始される前に実行される。
高周波成分の強調量を最適化するため、まず、情報処理装置100cにおいて、強調量制御部140cが、予め設定されている最大値まで高周波成分を強調するように強調駆動部122を設定する(ステップS501)。そして、特定データ生成部150に対して、特定パターンのデータを生成して送信部120に出力するように指示する。この制御により、情報処理装置100cから情報処理装置200cへ、高周波成分が強調された特定パターンの信号が送信される(ステップS502)。
そして、情報処理装置200cの受信部220において特定パターンの信号が受信され(ステップS601)、最適化処理部240cが、その信号の強調部分の振幅の平均値av1を取得し(ステップS602)、非強調部分の振幅の平均値av2を取得する(ステップS603)。
そして、最適化処理部240cが、平均値av1と平均値av2を比較し、平均値av1が平均値av2と一致しなければ(ステップS604否定)、送信部230を経由して、平均値av1と平均値av2の差分の大きさを情報処理装置100cへ応答し(ステップS605)、次の特定パターンの信号が受信されるのを待ち受ける。
一方、平均値av1が平均値av2と一致した場合は(ステップS604肯定)、高周波成分の強調量が最適化されたことになるので、最適化処理部240cは、送信部230を経由して、最適化が完了した旨の応答を情報処理装置100cへ送信し(ステップS606)、処理を終了する。
情報処理装置100cにおいては、強調量制御部140cが、受信部130を経由して、情報処理装置200cから送信された応答を受信し(ステップS503)、その応答が最適化の完了を示すものであれば(ステップS504肯定)、処理を終了する。
一方、振幅の平均値の差分の大きさが応答された場合は(ステップS504否定)、強調量制御部140cは、その差分の大きさに応じて、高周波成分の強調量の補正量を決定し、強調駆動部122の設定を補正する(ステップS505)。そして、ステップS502に戻り、情報処理装置200cへ特定パターンの信号を送信するための制御を実行する。
上述してきたように、本実施例3では、送信側の装置において強調量を変動させながら送信した特定パターンの信号の振幅を受信側の装置で所定の時間間隔で測定し、強調部分の振幅の平均値と非強調部分の振幅の平均値の差を監視することにより、高周波成分の強調量を調整することとしたので、これらの装置の自律的な協調動作によって高周波成分の強調量を最適化することができる。
実施例4では、受信側の装置において、受信した信号の波形が所定の範囲内に入る時間を測定し、この測定結果に基づいて、高周波成分の強調量の最適化をおこなう例について説明する。
まず、本実施例に係る調整方法の概要について説明する。本実施例に係る調整方法では、図15に示すように、送信側の装置が、高周波成分を強調した特定パターンの信号を受信側の装置へ送信し、受信側の装置は、受信した信号の波形が所定の範囲内に入る時間を測定する。
具体的には、高周波成分の非強調部分のLow側の上下にL0aとL0bという2つの閾値を設け、論理値0に対応する波形がこれらの閾値の間に入っている時間T0を測定し、さらに、高周波成分の非強調部分のHigh側の上下にL1aとL1bという2つの閾値を設け、論理値1に対応する波形がこれらの閾値の間に入っている時間T1を測定する。
なお、これらの閾値の値は、例えば、事前に送信側の装置から受信側の装置へ低周波信号を送り、その振幅を測定した結果に基づいて決めることができる。また、閾値L0aと閾値L0bの間と、閾値L1aと閾値L1bの間の幅は、必要とされる調整の精度等に応じて適宜設定することができる。
送信側の装置から受信側の装置への特定パターンの信号の送信は、まず、高周波成分を大きめに強調しておこなわれ、強調を段階的に弱めながら繰り返し実行される。この間、受信側の装置は、特定パターンの信号を受信するたびに、信号の波形が閾値L0aと閾値L0bの間に入っているT0時間と、閾値L1aと閾値L1bの間に入っているT1時間を測定する。
そして、受信側の装置は、測定された時間が、所定時間よりも長くなったことを認識すると、送信側の装置へ対して強調量が最適化された旨を通知し、調整処理を完了させる。ここで、所定時間とは、最初に信号を受信したときに測定された時間、もしくは、送信される特定パターンの信号ごとに予め設定された時間である。
受信側の装置で測定される時間は、当初は、高周波成分の非強調部分が受信されている時間となる。そして、高周波成分の強調量が減少し、図16に示すように、強調量が最適化された段階で、強調部分の波形の高さが非強調部分の波形の高さと同じになるため、測定される時間は、強調部分が受信される時間が加算されたものになる。
本実施例に係る調整方法は、このように、高周波成分の強調量の最適化の前後で、受信側の装置で受信される信号の波形が所定の範囲に入る時間が変動することを利用して、高周波成分の強調量の最適化を自動的におこなう。
次に、本実施例に係る調整方法を実行する伝送システムの構成について説明する。図17は、本実施例に係る伝送システムの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、本実施例に係る伝送システムは、情報処理装置100dと情報処理装置200dを接続して構成される。
なお、図17では、説明を簡単にするため、情報処理装置100dから情報処理装置200dへ送信される信号の高周波成分の強調量を最適化するための構成のみを図示している。また、ここでいう情報処理装置は、他の装置と情報のやりとりをおこなう装置を広く意味し、通信装置等を含むものとする。また、情報処理装置100dと情報処理装置200dの間の接続は、どのような方式によるものであってもよく、例えば、ネットワークによる接続であってもよいし、装置間接続用の専用のケーブルによる接続であってもよい。
同図に示すように、情報処理装置100dは、強調量制御部140aが強調量制御部140dに置き換わっている以外は、図4に示した情報処理装置100aと同様の構成を有する。また、情報処理装置200dは、最適化処理部240aが最適化処理部240dに置き換わっている以外は、図4に示した情報処理装置200aと同様の構成を有する。
強調量制御部140dは、送信部120から出力される信号の高周波成分の強調量を最適化するための制御を実行する制御部である。強調量制御部140dの具体的な制御内容については、本実施例に係る伝送システムの処理手順の説明の中で詳述することとする。
最適化処理部240dは、受信部220にて受信される信号の高周波成分の強調量を最適化するための処理を実行する処理部である。最適化処理部240dの具体的な処理内容については、本実施例に係る伝送システムの処理手順の説明の中で詳述することとする。
次に、本実施例に係る伝送システムの処理手順について説明する。図18は、本実施例に係る伝送システムの処理手順を示すフローチャートである。同図は、情報処理装置100dから情報処理装置200dへ送信される信号の高周波成分の強調量を最適化するための処理手順を示しており、この処理手順は、情報処理装置100dから情報処理装置200dへの本信号の送信が開始される前に実行される。
高周波成分の強調量を最適化するため、まず、情報処理装置100dにおいて、強調量制御部140dが、予め設定されている最大値まで高周波成分を強調するように強調駆動部122を設定する(ステップS701)。そして、特定データ生成部150に対して、特定パターンのデータを生成して送信部120に出力するように指示する。この制御により、情報処理装置100dから情報処理装置200dへ、高周波成分が強調された特定パターンの信号が送信される(ステップS702)。
そして、情報処理装置200dの受信部220において特定パターンの信号が受信され(ステップS801)、最適化処理部240dは、論理値0に対応する波形が閾値L0aと閾値L0bの間に入っている時間T0を測定し(ステップS802)、論理値1に対応する波形が閾値L1aと閾値L1bの間に入っている時間T1を測定する(ステップS803)。
そして、最適化処理部240dは、時間T0が所定時間以下であるか、時間T1が所定時間以下である場合には(ステップS804否定)、送信部230を経由して、所定時間との時間差がある旨を情報処理装置100dへ応答し(ステップS805)、次の特定パターンの信号が受信されるのを待ち受ける。
一方、時間T0が所定時間より大きく、かつ、時間T1が所定時間より大きい場合には(ステップS804肯定)、高周波成分の強調量が最適化されたことになるので、最適化処理部240dは、送信部230を経由して、最適化が完了した旨の応答を情報処理装置100dへ送信し(ステップS806)、処理を終了する。
情報処理装置100dにおいては、強調量制御部140dが、受信部130を経由して、情報処理装置200dから送信された応答を受信し(ステップS703)、その応答が最適化の完了を示すものであれば(ステップS704肯定)、処理を終了する。
一方、所定時間との時間差がある旨が応答された場合は(ステップS704否定)、強調量制御部140dは、高周波成分の強調を1段階低減するように強調駆動部122を設定する(ステップS705)。そして、ステップS702に戻り、情報処理装置200dへ特定パターンの信号を送信するための制御を実行する。
上述してきたように、本実施例4では、送信側の装置において強調量を変動させながら送信した特定パターンの信号が所定の範囲に入る時間を測定し、測定結果の変動を監視することにより、高周波成分の強調量を調整することとしたので、これらの装置の自律的な協調動作によって高周波成分の強調量を最適化することができる。
なお、上記の実施例では、測定した時間と、所定時間とを比較することとしたが、前回信号を受信した際に測定した時間と、直近に測定した時間とを比較し、時間が長くなった場合に高周波成分の強調量が最適化されたと判定することとしてもよい。また、上記の実施例では、High側とLow側の両方に閾値を設けることとしたが、一方のみに閾値を設け、そちらの側だけで時間を測定することとしてもよい。
上記の各実施例において示した情報処理装置100a〜100dおよび情報処理装置200a〜200dが、高周波成分の強調量を最適化するための機能、すなわち、強調量制御部140a〜140d、特定データ生成部150および最適化処理部240a〜240dの機能をプログラムによって実現することもできる。
本実施例では、強調量制御部140a〜140d、特定データ生成部150および最適化処理部240a〜240dの機能をソフトウェアとして実装し、ネットワークを介して送信される信号の高周波成分の強調量の最適化をおこなう強調量調整プログラム1071について説明する。
なお、強調量調整プログラム1071は、強調量制御部140a〜140dの全ての機能を備えている必要はなく、いずれか1つの機能を備えていればよい。また、強調量調整プログラム1071は、最適化処理部240a〜240dの全ての機能を備えている必要はなく、いずれか1つの機能を備えていればよい。
図19は、強調量調整プログラム1071を実行するコンピュータ1000を示す機能ブロック図である。このコンピュータ1000は、各種演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)1010と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置1020と、各種情報を表示するモニタ1030と、記録媒体からプログラム等を読み取る媒体読取り装置1040と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース装置1050と、各種情報を一時記憶するRAM(Random Access Memory)1060と、ハードディスク装置1070とをバス1080で接続して構成される。
強調量調整プログラム1071は、ハードディスク装置1070に記憶される。そして、CPU1010が、強調量調整プログラム1071をハードディスク装置1070から読み出してRAM1060に展開することにより、強調量調整プログラム1071は、強調量調整プロセス1061として機能するようになる。
そして、強調量調整プロセス1061は、RAM1060上の自身に割り当てられた領域をもちいて各種データ処理を実行し、ネットワークインターフェース装置1050経由においてやりとりされる信号の高周波成分の強調量を最適化する処理を実行する。
なお、上記の強調量調整プログラム1071は、必ずしもハードディスク装置1070に格納されている必要はなく、CD−ROM等の記憶媒体に記憶されたこのプログラムを、コンピュータ1000が読み出して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を介してコンピュータ1000に接続される他のコンピュータ(またはサーバ)等にこのプログラムを記憶させておき、コンピュータ1000がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
(付記1)伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間で通信をおこなう通信機能を有する装置において、
前記他の装置に対して、強調駆動器の設定を変更し特定データの強調成分を所定範囲で変更して送信する送信部と、
前記送信部による前記特定データの送信に応答して前記他の装置から受信した前記特定データの強調成分の最適設定情報を、前記強調駆動器に設定する強調量制御部と
を備えたことを特徴とする通信機能を有する装置。
(付記2)前記特定データは、論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットとが交互に送信された後、論理値1の1ビットと論理値0の1ビットが前記強調成分をもたせられて交互に送信されるデータであることを特徴とする付記1記載の通信機能を有する装置。
(付記3)前記特定データは、論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットとが前記強調成分をもたせられて交互に送信されるデータであることを特徴とする付記1記載の通信機能を有する装置。
(付記4)伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間で通信をおこなう通信機能を有する装置において、
前記他の装置から特定データを受信する受信部と、
前記特定データの強調成分の最適設定情報を求める最適化処理部と、
前記他の装置に対して前記最適設定情報を送信する送信部と
を備えたことを特徴とする通信機能を有する装置。
(付記5)前記最適化処理部は、前記特定データの内、論理値1の1ビットと論理値0の1ビットが強調成分をもたされて交互に送信されるデータである第1の特定データと、論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットとが交互に送信されるデータである第2の特定データについて、前記第1の特定データの振幅と、前記第2の特定データの振幅を比較し、前記第1の特定データの振幅と、前記第2の特定データの振幅が等しくなる前記強調成分の最適設定情報を求めることを特徴とする付記4記載の通信機能を有する装置。
(付記6)前記最適化処理部は、前記特定データの波形からエッジを求めて、前記特定データの一周期内のエッジの数量が所定個数に遷移することを検出することにより、前記強調成分の最適設定情報を求めることを特徴とする付記4記載の通信機能を有する装置。
(付記7)前記最適化処理部は、前記特定データの論理値1に対応する波形が、2つの閾値の間に所定時間入っていることを検出し、前記特定データの論理値0に対応する波形が、他の2つの閾値の間に所定時間入っていることを検出することにより、前記強調成分の最適設定情報を求めることを特徴とする付記4記載の通信機能を有する装置。
(付記8)伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間で通信を行う通信機能を有する装置の調整方法において、
前記他の装置に対して、強調駆動器の設定を変更し特定データの強調成分を所定範囲で変更して送信する送信処理ステップと、
前記送信処理ステップによる前記特定データの送信に応答して前記他の装置から受信した前記特定データの強調成分の最適設定情報を、前記強調駆動器に設定する特性設定ステップと
を備えたことを特徴とする通信機能を有する装置の調整方法。
(付記9)前記特定データは、論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットとが交互に送信された後、論理値1の1ビットと論理値0の1ビットが前記強調成分をもたせられて交互に送信されるデータであることを特徴とする付記8記載の通信機能を有する装置の調整方法。
(付記10)前記特定データは、論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットとが前記強調成分をもたせられて交互に送信されるデータであることを特徴とする付記8記載の通信機能を有する装置の調整方法。
(付記11)伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間で通信を行う通信機能を有する装置の自動調整方法において、
前記他の装置から特定データを受信する受信ステップと、
前記特定データの強調成分の最適設定情報を求める最適化処理ステップと、
前記他の装置に対して前記最適設定情報を送信する送信ステップと
を備えたことを特徴とする通信機能を有する装置の調整方法。
(付記12)前記最適化処理ステップは、前記特定データの内、論理値1の1ビットと論理値0の1ビットが強調成分をもたせられて交互に送信されるデータである第1の特定データと、論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットとが交互に送信されるデータである第2の特定データについて、前記第1の特定データの振幅と、前記第2の特定データの振幅を比較し、前記第1の特定データの振幅と、前記第2の特定データの振幅が等しくなる前記強調成分の最適設定情報を求めることを特徴とする付記11記載の通信機能を有する装置の調整方法。
(付記13)前記最適化処理ステップは、前記特定データの波形からエッジを求めて、前記特定データの一周期内のエッジの数量が所定個数に遷移することを検出することにより、前記強調成分の最適設定情報を求めることを特徴とする付記11記載の通信機能を有する装置の調整方法。
(付記14)前記最適化処理ステップは、前記特定データの論理値1に対応する波形が、2つの閾値の間に所定時間入っていることを検出し、前記特定データの論理値0に対応する波形が、他の2つの閾値の間に所定時間入っていることを検出することにより、前記強調成分の最適設定情報を求めることを特徴とする付記11記載の通信機能を有する装置の調整方法。
(付記15)伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間で通信を行う通信機能を有する装置に、
前記他の装置に対して、強調駆動器の設定を変更し特定データの強調成分を所定範囲で変更して送信する送信処理ステップと、
前記送信処理ステップによる前記特定データの送信に応答して前記他の装置から受信した前記特定データの強調成分の最適設定情報を、前記強調駆動器に設定する特性設定ステップと
を実行させることを特徴とする調整プログラム。
(付記16)前記特定データは、論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットとが交互に送信された後、論理値1の1ビットと論理値0の1ビットが前記強調成分をもたせられて交互に送信されるデータであることを特徴とする付記15記載の調整プログラム。
(付記17)前記特定データは、論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットとが前記強調成分をもたせられて交互に送信されるデータであることを特徴とする付記15記載の調整プログラム。
(付記18)伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間で通信を行う通信機能を有する装置に、
前記他の装置から特定データを受信する受信ステップと、
前記特定データの強調成分の最適設定情報を求める最適化処理ステップと、
前記他の装置に対して前記最適設定情報を送信する送信ステップと
を実行させることを特徴とする調整プログラム。
(付記19)前記最適化処理ステップは、前記特定データの内、論理値1の1ビットと論理値0の1ビットが強調成分をもたせられて交互に送信されるデータである第1の特定データと、論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットとが交互に送信されるデータである第2の特定データについて、前記第1の特定データの振幅と、前記第2の特定データの振幅を比較し、前記第1の特定データの振幅と、前記第2の特定データの振幅が等しくなる前記強調成分の最適設定情報を求めることを特徴とする付記18記載の調整プログラム。
(付記20)前記最適化処理ステップは、前記特定データの波形からエッジを求めて、前記特定データの一周期内のエッジの数量が所定個数に遷移することを検出することにより、前記強調成分の最適設定情報を求めることを特徴とする付記18記載の調整プログラム。
(付記21)前記最適化処理ステップは、前記特定データの論理値1に対応する波形が、2つの閾値の間に所定時間入っていることを検出し、前記特定データの論理値0に対応する波形が、他の2つの閾値の間に所定時間入っていることを検出することにより、前記強調成分の最適設定情報を求めることを特徴とする付記18記載の調整プログラム。
(付記22)伝送路を介して接続された送信器と受信器からなるシステムにおいて、
前記送信器は、
前記受信器に対して、強調駆動器の設定を変更し特定データの強調成分を所定範囲で変更して送信する送信部と、
前記送信部による前記特定データの送信に応答して前記受信器から受信した前記特定データの協調成分の最適設定情報を、前記強調駆動器に設定する強調量制御部と
を備え、
前記受信器は、
前記送信器から特定データを受信する受信部と、
前記特定データの強調成分の最適設定情報を求める最適化処理部と、
前記送信器に対して前記最適設定情報を送信する送信部と
を備えたことを特徴とするシステム。
(付記23)前記送信器から送信される前記特定データは、論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットとが交互に送信された後、論理値1の1ビットと論理値0の1ビットが前記強調成分をもたせられて交互に送信されるデータであることを特徴とする付記22記載のシステム。
(付記24)前記送信器から送信される前記特定データは、論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットとが前記強調成分をもたせられて交互に送信されるデータであることを特徴とする付記22記載のシステム。
(付記25)前記最適化処理部は、前記特定データの内、論理値1の1ビットと論理値0の1ビットが強調成分をもたせられて交互に送信されるデータである第1の特定データと、論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットとが交互に送信されるデータである第2の特定データについて、前記第1の特定データの振幅と、前記第2の特定データの振幅を比較し、前記第1の特定データの振幅と、前記第2の特定データの振幅が等しくなる前記強調成分の最適設定情報を求めることを特徴とする付記22記載のシステム。
(付記26)前記最適化処理部は、前記特定データの波形からエッジを求めて、前記特定データの一周期内のエッジの数量が所定個数に遷移することを検出することにより、前記強調成分の最適設定情報を求めることを特徴とする付記22記載のシステム。
(付記27)前記最適化処理部は、前記特定データの論理値1に対応する波形が、2つの閾値の間に所定時間入っていることを検出し、前記特定データの論理値0に対応する波形が、他の2つの閾値の間に所定時間入っていることを検出することにより、前記強調成分の最適設定情報を求めることを特徴とする付記22記載のシステム。
以上のように、本発明に係る通信機能を有する装置および調整プログラムは、信号の高周波成分を強調して送信する場合に有用であり、特に、各種条件に応じて高周波成分の強調量を最適に調整する処理を自律的な動作により実現することが必要な場合に適している。
高周波成分を強調せずに送信された低周波信号の一例を示す図である。 高周波成分を強調せずに送信された高周波信号の一例を示す図である。 高周波成分を強調して送信された高周波信号の一例を示す図である。 実施例1に係る伝送システムの構成を示す機能ブロック図である。 実施例1に係る伝送システムの処理手順を示すフローチャートである。 正論理線と負論理線に異周波の信号を送信する場合の一例を示す図である。 特定パターンの信号を送信する場合に受信側で検出されるエッジの一例を示す図である。 強調量が最適化された場合に受信側で検出されるエッジの一例を示す図である。 実施例2に係る伝送システムの構成を示す機能ブロック図である。 実施例2に係る伝送システムの処理手順を示すフローチャートである。 特定パターンの信号を送信する場合に受信側で受信される信号の振幅の一例を示す図である。 強調量が最適化された場合に受信側で受信される信号の振幅の一例を示す図である。 実施例3に係る伝送システムの構成を示す機能ブロック図である。 実施例3に係る伝送システムの処理手順を示すフローチャートである。 特定パターンの信号を送信する場合に受信側で波形が所定範囲に入る時間の一例を示す図である。 強調量が最適化された場合に受信側で波形が所定範囲に入る時間の一例を示す図である。 実施例4に係る伝送システムの構成を示す機能ブロック図である。 実施例4に係る伝送システムの処理手順を示すフローチャートである。 強調量調整プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。 高周波成分を強調して送信された信号の一例を示す図である。 強調量が最適化された状態を示す図である。 強調成分が残存している状態を示す図である。 高周波成分の伝送損失が発生している状態を示す図である。
符号の説明
100a、100b、100c、100d 情報処理装置
110 主処理部
120 送信部
121 駆動部
122 強調駆動部
130 受信部
140a、140b、140c、140d 強調量制御部
150 特定データ生成部
200a、200b、200c、200d 情報処理装置
210 主処理部
220 受信部
230 送信部
240a、240b、240c、240d 最適化処理部
1000 コンピュータ
1010 CPU
1020 入力装置
1030 モニタ
1040 媒体読取り装置
1050 ネットワークインターフェース装置
1060 RAM
1061 強調量調整プロセス
1070 ハードディスク装置
1071 強調量調整プログラム
1080 バス

Claims (4)

  1. 伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間で通信を行う通信機能を有する装置において、
    論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットが交互に配置された低周波信号を前記他の装置に送信した後に当該低周波信号よりも高周波数の高周波信号を強調駆動器の設定により強調して前記他の装置に送信する第1の処理、強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する低周波信号であってかつ前記他の装置がエッジの数を検出可能な信号である特定パターン信号を前記他の装置に送信する第2の処理、強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する特定パターンの低周波信号であってかつ前記他の装置が当該特定パターンの変化のタイミングを予め認識している信号である特定パターン信号を前記他の装置に送信する第3の処理、または、強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する特定パターンの低周波信号であってかつ前記他の装置において論理値0および論理値1に対応する波形がそれぞれ個別に設定された閾値内に入っている時間を測定可能な信号である特定パターン信号を前記他の装置に送信する第4の処理、を実行する送信部と、
    前記第1の処理に対する応答として前記低周波信号の振幅と前記高周波信号の振幅との差分の大きさを、前記第2の処理に対する応答として最新の特定パターン信号のエッジ数がそれ以前に受信した特定パターン信号のエッジ数よりも減少したかどうかを示す情報を、前記第3の処理に対する応答として前記タイミングに基づいて求められた前記強調部分の平均振幅と当該強調部分以外の部分の平均振幅との差分の大きさを、前記第4の処理に対する応答として前記測定された時間が所定時間よりも大きいかどうかを示す情報を、前記他の装置により求められた最適設定情報として受信し、当該最適設定情報に基づいて強調量を調整し、調整された強調量を前記強調駆動器に設定する強調量制御部と、
    を備えたことを特徴とする通信機能を有する装置。
  2. 伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間で通信を行う通信機能を有する装置において、
    前記他の装置が論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットが交互に配置された低周波信号を送信した後に当該低周波信号よりも高周波数の高周波信号を強調駆動器の設定により強調して送信した場合において当該低周波信号と当該高周波信号を受信する第1の処理、前記他の装置が強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する低周波信号であってかつエッジの数を検出可能な信号である特定パターン信号を送信した場合において当該特定パターン信号を受信する第2の処理、前記他の装置が強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する特定パターンの低周波信号であってかつ自装置が当該特定パターンの変化のタイミングを予め認識している信号である特定パターン信号を送信した場合において当該特定パターン信号を受信する第3の処理、または、前記他の装置が強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する特定パターンの低周波信号であってかつ論理値0および論理値1に対応する波形がそれぞれ個別に設定された閾値内に入っている時間を測定可能な信号である特定パターン信号を送信した場合において当該特定パターン信号を受信する第4の処理、を実行する受信部と、
    前記第1の処理により受信した低周波信号の振幅と前記第1の処理により受信した高周波信号の振幅との差分の大きさ、前記第2の処理により受信した最新の特定パターン信号のエッジ数がそれ以前に受信した特定パターン信号のエッジ数よりも減少したかどうかを示す情報、前記第3の処理により受信した特定パターン信号における前記タイミングに基づいて求められた前記強調部分の平均振幅と当該強調部分以外の部分の平均振幅との差分の大きさ、または、前記第4の処理により受信した特定パターン信号を用いて測定された前記時間が所定時間よりも大きいかどうかを示す情報を、最適設定情報として求める最適化処理部と、
    前記他の装置に対して前記最適設定情報を送信する送信部と、
    を備えたことを特徴とする通信機能を有する装置。
  3. 伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間で通信を行う通信機能を有する装置に、
    論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットが交互に配置された低周波信号を前記他の装置に送信した後に当該低周波信号よりも高周波数の高周波信号を強調駆動器の設定により強調して前記他の装置に送信する第1の処理、強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する低周波信号であってかつ前記他の装置がエッジの数を検出可能な信号である特定パターン信号を前記他の装置に送信する第2の処理、強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する特定パターンの低周波信号であってかつ前記他の装置が当該特定パターンの変化のタイミングを予め認識している信号である特定パターン信号を前記他の装置に送信する第3の処理、または、強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する特定パターンの低周波信号であってかつ前記他の装置において論理値0および論理値1に対応する波形がそれぞれ個別に設定された閾値内に入っている時間を測定可能な信号である特定パターン信号を前記他の装置に送信する第4の処理、を実行する送信処理ステップと、
    前記第1の処理に対する応答として前記低周波信号の振幅と前記高周波信号の振幅との差分の大きさを、前記第2の処理に対する応答として最新の特定パターン信号のエッジ数がそれ以前に受信した特定パターン信号のエッジ数よりも減少したかどうかを示す情報を、前記第3の処理に対する応答として前記タイミングに基づいて求められた前記強調部分の平均振幅と当該強調部分以外の部分の平均振幅との差分の大きさを、前記第4の処理に対する応答として前記測定された時間が所定時間よりも大きいかどうかを示す情報を、前記他の装置により求められた最適設定情報として受信し、当該最適設定情報に基づいて強調量を調整し、調整された強調量を前記強調駆動器に設定する特性設定ステップと、
    を実行させることを特徴とする調整プログラム。
  4. 伝送路を介して他の装置と接続され、前記他の装置との間で通信を行う通信機能を有する装置に、
    前記他の装置が論理値1の複数ビットと論理値0の複数ビットが交互に配置された低周波信号を送信した後に当該低周波信号よりも高周波数の高周波信号を強調駆動器の設定により強調して送信した場合において当該低周波信号と当該高周波信号を受信する第1の処理、前記他の装置が強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する低周波信号であってかつエッジの数を検出可能な信号である特定パターン信号を送信した場合において当該特定パターン信号を受信する第2の処理、前記他の装置が強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する特定パターンの低周波信号であってかつ自装置が当該特定パターンの変化のタイミングを予め認識している信号である特定パターン信号を送信した場合において当該特定パターン信号を受信する第3の処理、または、前記他の装置が強調駆動器の設定により高調波成分が強調された強調部分を有する特定パターンの低周波信号であってかつ論理値0および論理値1に対応する波形がそれぞれ個別に設定された閾値内に入っている時間を測定可能な信号である特定パターン信号を送信した場合において当該特定パターン信号を受信する第4の処理、を実行する受信ステップと、
    前記第1の処理により受信した低周波信号の振幅と前記第1の処理により受信した高周波信号の振幅との差分の大きさ、前記第2の処理により受信した最新の特定パターン信号のエッジ数がそれ以前に受信した特定パターン信号のエッジ数よりも減少したかどうかを示す情報、前記第3の処理により受信した特定パターン信号における前記タイミングに基づいて求められた前記強調部分の平均振幅と当該強調部分以外の部分の平均振幅との差分の大きさ、または、前記第4の処理により受信した特定パターン信号を用いて測定された前記時間が所定時間よりも大きいかどうかを示す情報を、最適設定情報として求める最適化処理ステップと、
    前記他の装置に対して前記最適設定情報を送信する送信ステップと、
    を実行させることを特徴とする調整プログラム。
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