JP4867506B2 - 送風システム - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置等の装置内のエアー流路の一部にオプションデバイスが設けられた送風システムに係り、特に、オプションデバイスが設けられたときにエアー流路のエアー流を調整するようにした送風システムの改良に関する。
一般に、電子写真方式等による画像形成装置においては、安定した画像形成を維持できるように装置内の温度調整等を行うため、ファンによる風量制御を行うものが知られている。これらは、例えば定着装置等の熱源からの機内温度上昇を抑えるように、ファンの制御を行うようにしたものが提案されている(特許文献1〜5参照)。
また、この他にもファンの制御としては、トナーの印字率等に合わせてファンの駆動制御を行い消費電力や騒音を低減しようする方式(特許文献6参照)、使用される用紙の種類や解像度に応じてファンの速度制御を行うことで、定着温度を早く所定の温度に到達させるようにした方式(特許文献7参照)、更には、複数の独立駆動のファンを温湿度センサによって送風量やその方向を切り替える方式(特許文献8参照)等が提案されている。
一方、近年、環境良化のために、オゾンフィルタ、臭気フィルタ、粉塵フィルタ、VOC(Volatile Organic Compounds)フィルタ等の各種フィルタが適宜設置されるようになってきた。
このようなフィルタは、全ての装置に装着されるものではなく、例えば装置の仕向け地に対応して装着されたり、あるいは、ユーザーの環境等に合わせて適宜装着されることが多く、そのため、装置毎にフィルタの装着状態が異なるようになる。
このように、フィルタの装着状態が装置毎に異なると、装置内のエアー流路におけるエアー流のパラメータ(風量、風速、風圧等)がフィルタを装着することによる圧力損失によって必要とすべき所定の値からずれてくるようになる。そのため、エアー流の変化によって、装置の機内温度の不要な上昇を起こすようになったり、フィルタ自体のろ過性能が十分発揮されなくなるような事態も生じるようになる。
このようなエアー流の変化に対し、上述したような従来の技術にあっては、フィルタのようなオプションデバイスを装着することを前提としていないし、考慮もなされていないことから、エアー流のパラメータの変化に対する対応がなされているとは言い難い。
一方、このようなエアー流の変化に対する工夫を行った方式として、例えば特許文献9のように、送風装置内のフィルタの装着の有無に応じて送風ファンの目標回転数を補正する方式が知られている。しかしながら、この方式は、燃焼装置への吸込口に設けられた送風装置に対し、この送風装置自体へのフィルタの装着の有無を検出するようにしたものであり、標準装備されるフィルタが取り外されたときにも安全性確保のために送風ファンの回転数を変えるようにしたものとなっており、オプションとしてのフィルタの装着を想定したものとは言い難い。
特開2000−98795号公報(発明の実施の形態、図3) 特開2000−181275号公報(発明の実施の形態、図3) 特開2001−75460号公報(発明の実施の形態、図2) 特開2004−77619号公報(第二実施例、図8) 特開2005−43667号公報(発明を実施するための最良の形態、図3) 特開2002−333815号公報(第1実施形態、図2) 特開2002−40873号公報(発明の実施の形態、図6) 特開2005−266678号公報(発明を実施するための最良の形態、表1) 特開2000−39215号公報(発明の実施の形態、図1)
また、このようなフィルタは装置がユーザーに設置された後、オプションデバイスとして装着されることが多く、更に、このようなフィルタは装置がユーザーに設置された後しばらく経ってから装着されるような事態に至ることもあり、フィルタが装着された際には簡単にエアー流のパラメータ調整(風量調整等)がなされることが必要となっていた。
このようなフィルタをオプションデバイスとして装着することでエアー流が変化することは、例えばオプションデバイスとして後処理装置をエアー流路の入口側等に配置させ、エアー流路のエアー流が邪魔されるような場合にも同様に発生するものであり、このような場合にも、エアー流のパラメータ調整を行うことが必要になる。
一方、オプションデバイスの有無に対しパラメータ調整を行わない場合は、最大数のオプションデバイス設置に際し必要な風量が確保されるようにエアー流が設定される。このような場合、最大数のオプションデバイスが設置されれば問題はないが、オプションデバイスが少なかったり、全く設置されない場合には、エアー流が過剰に設定されているようになり、無駄な電力消費や騒音を招くようにもなる。
本発明は、このような技術的課題を解決するためのものであり、エアー流路の一部にオプションデバイスが設置されたときには、エアー流のパラメータが予め規定した値になるように制御する送風システムを提供するものである。
すなわち、本発明の基本的構成は、図1に示すように、エアー流路1の一部にオプションデバイス2を選択的に配設可能とし、当該エアー流路1にエアー流を通過させる送風システムであって、エアー流路1に対してエアー流を形成する送風デバイス3と、オプションデバイス2の設置の有無を判別するオプション判別装置4と、オプション判別装置4からの判別情報に基づいて送風デバイス3によるエアー流のパラメータを予め規定した値にするように制御するエアー流制御装置5とを備えることを特徴とするものである。尚、ここで図1は本発明を示す模式図であり、本発明は図1に示される態様に限られないことは勿論である。
このような技術的手段において、本発明の送風システムとしては、内部にエアー流路が形成されるものであれば特に限定されず、例えばシート上に画像を形成する画像形成装置の態様が挙げられる。
また、送風デバイス3としては、エアー流路1にエアーを送風可能であればよく、具体的にはファンやブロア等が挙げられる。このとき、送風デバイス3の数量は特に限定されない。
更に、オプションデバイス2はエアー流路1のいずれに設けられてもよく、具体的にはエアー流路1の途中、入口側、出口側のいずれであってもよい。また、オプションデバイス2の種類や数量は特に限定されず、代表的には各種フィルタ部材やシート処理を行う後処理装置が挙げられる。
また、オプション判別装置4は、更に、オプションデバイス2の種類を判別するものとすることが好ましく、これにより、各種のオプションデバイス2の設置を判別することは可能になる。そして、オプションデバイス2の設置状態は、例えばセンサにて検知した情報に基づいて判別するようにしてもよいし、手入力された情報に基づいて判別するようにしてもよい。
更に、エアー流制御装置5は、エアー流路1のエアー流のパラメータを制御するものであり、パラメータとしては、例えば風量、風速、風圧等が挙げられる。また、その制御方法も、送風デバイス3を制御するようにしてもよいし、エアー流路1の形状等を変更するようにしてもよく、更には両者を組み合わせるようにしてもよいが、装置構成を簡略化する観点から、本発明では、エアー流制御装置5は、送風デバイス3の駆動条件を制御するものとしている
更にまた、エアー流制御装置5は、オプションデバイス2と送風デバイス3の駆動条件とが予め関連付けられた調整テーブルを有し、オプション判別装置4からの判別情報に基づいて前記調整テーブルから選択された駆動条件にて送風デバイス3を制御することが好ましく、これにより、送風デバイス3の適正な駆動を行うことができるようになる。
そして、より具体的な態様としては、エアー流制御装置5は、オプションデバイス2が設置されたときは設置されないときに比べエアー流路1の風量が多くなるような駆動条件にて送風デバイス3を制御するものであることが好ましい。このようにオプションデバイス2がエアー流路1の一部に設けられ、風量が低下するようになっても、送風デバイス3の制御を行うことで、エアー流路1における必要な風量を確保することができるようになる。
また、本発明のオプションデバイス2としては、エアー流路1のエアーをろ過するフィルタ部材となっている。フィルタ部材によって例えば環境適正を向上させることができるようになると共にフィルタ部材のろ過性能を維持させることができるようになる。このとき、フィルタ部材の配設位置や種類、数量等は特に限定されず、また、フィルタ部材の代表的態様としては、オゾンフィルタ、VOCフィルタ、臭気フィルタ等が挙げられる
そして、オプションデバイス2として異なる種類のフィルタ部材が適用可能な態様においては、オプション判別装置4は、フィルタ部材に種類判別マークを付し、フィルタ部材をエアー流路1の一部に設置したときに当該フィルタ部材の種類を判別できるものとすることが好ましく、このようにフィルタ部材に種類判別マークを付すことで、フィルタ部材を設置したときにその種類が容易に判断できるようになる。
また、オプションデバイス2として、複数のフィルタ部材が適用可能な態様においては、オプション判別装置4は、フィルタ部材に種類判別マークを付し、フィルタ部材を装着したときに当該フィルタ部材の少なくとも種類及び設置の有無を判別できるものであることが好ましく、フィルタ部材を設置したときにその種類や有無が容易に判別できるようになる。尚、このとき、フィルタ部材としては、同種のものであってもよいし、異種のものであっても差し支えない。
このような種類判別マークとしては、フィルタ部材の種類や有無が判別できるマークであればよく、例えばフィルタ部材の形状を変化させる方式や所定位置へのシール貼付等の各種方式が選定される。
本発明によれば、画像形成装置の装置本体から外部に繋がる排気用のエアー流路の一部にオプションデバイスとしてのフィルタ部材を選択的に配設可能な送風システムであって、送風デバイスと、オプションデバイスの設置の有無を判別するオプション判別装置と、オプション判別装置からの判別情報に基づいて送風デバイスによるエアー流のパラメータを予め規定した値にするように送風デバイスの駆動条件を制御するエアー流制御装置とを備えたので、オプションデバイスが設置された場合にもエアー流路での適切なエアー流を確保することができる送風システムを提供することができるようになる。
また、オプションデバイスの数量が変更されても、適切なエアー流を確保することができ、無駄な電力消費や騒音を防ぐようにすることもできるようになる。
更に、このような送風システムによって、エアー流路での適切なエアー流を維持できる画像形成装置を実現することができるようになる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は、本発明が適用された送風システムとしての実施の形態1に係る画像形成装置の概略を示す。本実施の形態における画像形成装置は、装置本体10の内部に画像形成部を有し、画像形成部の下方に給紙カセット21〜24を設け、更に、装置本体10の上部には、原稿の画像を読み取るための原稿読取装置10aを設けたものとなっている。
画像形成部は、矢印方向に回転し表面に有機光導電層等の感光層を有する感光体11を配設し、この感光体11の周囲には、感光体11を均一に帯電するコロトロン等の帯電器12、帯電された感光体11表面に静電潜像を形成するLEDアレー等の露光器13、感光体11上の静電潜像をトナーにて現像して可視像化する現像器14、感光体11上のトナー像を給紙カセット21〜24から供給される記録シートとしての用紙上に転写するコロトロン等の転写器15、転写が行われた後の感光体11に残留するトナーや紙粉を清掃するクリーナ16が設けられている。
一方、夫々の給紙カセット21〜24の用紙排出部近傍には、給紙カセット21〜24から下流側に用紙を供給するための給紙ロールユニット25が設けられ、下流側の用紙搬送路に向かって1枚の用紙を供給するようになっている。そして、用紙搬送路には、用紙を搬送するための搬送ロール26が適宜配設されており、これらの搬送ロール26によって用紙は更に下流側へ搬送される。そして、搬送された用紙は、レジストロール27にて位置決め規制がなされた後に所定のタイミングで転写領域(感光体11と転写器15とで構成される)に搬送され、感光体11上のトナー像が用紙に転写されるようになる。
トナー像が転写された用紙は、循環移動する吸引搬送ベルト28に吸引されながら搬送され、定着器30にて定着された後、排出ロール29から装置本体10の外方に設けられた排出トレイ17上に排出されるようになる。
そして、特に、本実施の形態の画像形成装置では、装置内のエアー流路を形成する各種のダクトA〜Dが設けられている。ダクトAは、主として帯電器12で発生するオゾンを吸引するために帯電器12の感光体11とは異なる側に沿って設けられている。また、ダクトBは、主として転写器15で発生するオゾンを吸引するために、転写器15の感光体11とは異なる側に沿って設けられている。更に、ダクトCは、吸引搬送ベルト28にて用紙を吸引するためのエアー吸引を行うために、吸引搬送ベルト28に接するように設けられている。更にまた、ダクトDは、定着後の用紙を冷却したり、結露を防止するためにエアー吸引を行うように設けたもので、定着器30と排出ロール29との間に開口を設けて、定着器30の上方に延びるように設けられている。
特に、ダクトDは、定着器30によって暖められた用紙を自然冷却させると用紙にカールが生じ易くなることから、この用紙のカールを防ぐ目的で、定着器30と排出ロール29との間の気流を上方に向かわせ、定着後の用紙を強制的に冷却させるようにしたものとなっている。また、定着器30によって暖められた用紙からは含水していた水分が水蒸気として発生して結露することにより、画質や用紙の搬送性能を悪化させる虞もあり、これを防ぐためにもダクトDが機能するようになっている。更に、ダクトDの下方で排出ロール29の近傍の装置本体10には、ダクトDへ外気を取り入れるための外気取入口31を設け、定着器30からの熱を他の熱に弱い部品に影響しないように、ダクトDで熱的な遮蔽も同時に行うようになっている。
本実施の形態では、これらのダクトA〜Dは、いずれも図の手前側から奥側に向かってエアー流が形成されるようになっている。
また、ダクトA〜Cは、図3に示すように、ダクトの一端側が奥側で繋がった構成となっている。同図において、ダクトA、ダクトB及びダクトCの一端側(図の右側)は、共通のダクトボックス40に繋がっており、このダクトボックス40には後述するフィルタや送風装置が取り付けられ、送風装置のファンによってダクトA〜Cを経由して吸引されたエアーが送風装置を経由して装置本体10から外部に排出されるようになっている。そのため、エアー流路の一部にフィルタや送風装置が設けられる形となっている。
また、ダクトボックス40に取り付けられたフィルタとしては、帯電器12からダクトAを経由したエアーや転写器15からダクトBを経由したエアーがオゾンを含んでいるため、例えばオゾンフィルタ(オゾン除去機能を有するフィルタ)が適用されている。尚、吸引搬送ベルト28に用紙吸引のために設けられた吸引口28aから吸引されたエアーがダクトCを経由してダクトボックス40に導かれている。
更に、本実施の形態では定着器30近傍のダクトDにも同様のフィルタと送風装置が取り付けられている。図4(a)(b)はダクトDの様子を示すもので、(a)は装置本体10を含んで示したものであり、(b)は用紙が排出ロール29によって排出されている状態を装置本体10が取り除かれた状態で示したものとなっている。
同図において、排出ロール29の上部にある外気取入口31や排出ロール29の間などから吸引されたエアーは、ダクトDを経由してダクトボックス40’に繋がっており、このダクトボックス40’にも上述したダクトボックス40と同様のフィルタや送風装置が取り付けられている。尚、このダクトボックス40’に取り付けられたフィルタとしては、例えばトナーの溶融による溶剤臭を除去するために、VOCフィルタ(VOC除去機能を有するフィルタ)が適用されている。
このようなダクトボックス40,40’に取り付けられるフィルタ及び送風装置は、図5に示すようになっている(尚、図5は例えばダクトボックス40に取り付けられたフィルタ及び送風装置を示している)。
本実施の形態における送風装置50は、エアー流が形成可能なファン51と、オプションデバイスとしてのフィルタ61が装着可能なフィルタ支持枠52と、このフィルタ支持枠52に設けられた孔部52a内を移動可能な可動アーム53と、この可動アーム53の先端が遮光することで可動アーム53の移動を検知するフォトインタラプタ54と、このフォトインタラプタ54からの情報に基づいてファン51を制御する制御装置55にて構成されている。そのため、本実施の形態では、送風装置50がオプション判別装置並びにエアー流制御装置の役割を担っている。
そして、本実施の形態における可動アーム53は、通常、フィルタ支持枠52のフィルタ61装着側に向かって突出するように、図示外の付勢手段によって付勢されている。そのため、フィルタ支持枠52にフィルタ61が装着されると、装着されたフィルタ61によって可動アーム53が移動し、その一端がフォトインタラプタ54内に挿入されることでフォトインタラプタ54がフィルタ61の装着を検知できるようになっている。尚、本例では、このフィルタ支持枠52に装着されるフィルタ61の種類は決まっているため、フィルタの種類についてもこの可動アーム53によって同時に検出されることになる。
次に、本実施の形態における制御装置55での制御フローについて説明する。
図6は、本実施の形態における制御フローを示すもので、先ず、オプション設置がなされる(具体的にはフィルタ61がフィルタ支持枠52に装着される)と、設置されたオプションの種類と数量が検知される(ステップS1〜S2)。
次に、検知されたオプションの種類と数量に基づいて、事前に規定された適正な風量を選択するように風量選択が行われる(ステップS3)。このとき、例えば制御装置55内に格納された風量テーブル(オプションの種類及び数量に基づく適正な風量を得るためのファン51の駆動条件が予め規定されたテーブル)から選択する。
そして、選択された風量が、それまでの風量から変更する条件かどうかを判別し、風量変更が必要であれば変更を行い、一方、不要であれば変更せずにそのままの駆動条件を維持するようにファン51を制御する(ステップS4〜S6)。
以上のように、本実施の形態のダクトボックス40では、装着されるフィルタ61の種類と装着の有無によってファン51の風量を変更するように制御したので、フィルタ61が装着されたときには、装着されないときよりファン51による風量が多くなるようにファン51の駆動条件を制御することで、フィルタ61を通過する適切な風量を維持することができ、フィルタ61のろ過性能や風量を安定して維持することができるようになる。
更に、本実施の形態では、ダクトボックス40’にも同様の送風装置50を備え、このダクトボックス40’に適用されるフィルタの種類及び設置の有無を検出するようにしているため、このダクトボックス40’においてもフィルタを通過する適切な風量を維持することができ、フィルタのろ過性能や風量を安定して維持することができるようになる。
更にまた、例えば両方のダクトボックス40,40’には夫々フィルタを挿入し、両者を一つのエアー流路にした後、そのエアー流路内に一つのファンを設けるようにしても差し支えない。
また、本実施の形態では、図5に示したように、フィルタ61の装着の検知を可動アーム53とフォトインタラプタ54によって行う方式を示したが、これに限らず、例えばフォトインタラプタ54の代わりに機械的スイッチを使用し、可動アーム53によってこのスイッチを作動させるようにしてもよい。また、磁気センサ等を利用するようにしてもよい。
更には、フィルタ61の装着の検知にセンサを使用しないで、例えば装置のUI(User Interface)画面等によって手入力でフィルタ61が装着されたことを入力し、この情報を基に送風装置50の制御を行うようにしても差し支えない。
また、本実施の形態では、フィルタ61の種類を特定した態様を示したが、例えば複数の種類のフィルタから、装着されたフィルタを選択できるようにすることも可能である。
図7(a)〜(c)は、フィルタの種類別の判別マークとして夫々のフィルタ(具体的には62〜64で示す)毎に異なる切り欠きを設け、この切り欠きによって装着されたフィルタの種類を検知する方式を模式的に示したものとなっている。
今、フィルタ62には切り欠きを設けず、フィルタ63には切り欠き63aを設け、更に、フィルタ64にはフィルタ63の切り欠き63aより深い切り欠き64aを設けている。
一方、可動アーム53は、装着されるフィルタ62〜64の切り欠きに合わせた位置に設けられ、更に、可動アーム53の移動量を検知するために、例えば反射センサ(本例では3箇所)56a〜56cを設けている。
そのため、例えばフィルタ62が装着されると、切り欠きがないため、可動アーム53は最大の移動量となり、3箇所の反射センサ56a〜56cによって検知される。また、フィルタ63が装着されると、その切り欠き63aに合わせて可動アーム53は2箇所の反射センサ56a,56bによって検知される。更に、フィルタ64が装着されると、切り欠き64aによって1箇所の反射センサ56aのみによって検知される。更にまた、フィルタが装着されない場合には、可動アーム53はいずれの反射センサによっても検知されない。
このようにすれば、3種類のどのフィルタが装着されたか、および、フィルタの装着の有無を検知することができるようになる。尚、ここでは、フィルタに切り欠きを設け、一つの可動アーム53で検知する方式を示したが、これに限定されるものではなく、例えばフィルタの切り欠き位置を変えて、複数の可動アームによって検知するようにしてもよい。また、マークとして切り欠き以外の方法、例えばシール(反射板)をフィルタの異なる位置に貼付するようにし、このシールの位置をセンサで検知するようにしてもよい。
そして、本実施の形態では、ダクトボックス40,40’にフィルタ及び送風装置50を設ける方式を示したが、フィルタの設置位置は特に限定されない。図8(a)〜(c)はその様子を模式的に示したものであり、(a)はフィルタを装着していない状態を示し、これにフィルタを装着するには、(b)のように装置本体10内に設けるようにしてもよいし、(c)のように装置本体10の外方に設けるようにしてもよい。このような場合、(a)の状態から(b)や(c)のようにフィルタを装着するとファン51の風量を変化させないとエアー流が小さくなり、フィルタのろ過性能が低下したり、装置本体10内部での不要な温度上昇等をもたらすようになる。そのため、(b)や(c)の条件下ではファン51の風量を上げるようにすれば、フィルタのろ過性能を維持できると共に必要な風量を維持することができるようになる。
また、本実施の形態では、送風装置50内に制御装置55(図5参照)を設けることを示したが、例えば制御装置55として、装置本体10内の画像形成等を制御するデバイスで行うようにしても差し支えない。
更に、本実施の形態では、送風システムとして図2に示すように、モノクロの画像形成装置を示したが、カラーの画像形成装置であってもよいことは云うまでもない。
◎実施の形態2
図9は、本発明に関連する関連発明としての送風システムが適用された実施の形態2の画像形成装置を示す。本実施の形態の画像形成装置は、実施の形態1の画像形成装置と略同様に構成されるが、装置本体10の外気取入口31を塞ぐように、後処理装置70が配設されている点が実施の形態1と異なる。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明を省略する。
同図において、本実施の形態では、装置本体10に隣接して後処理装置70が設置されている。後処理装置70は、装置本体10側にて画像が形成された用紙の後処理を行うためのものであり、模式的に示したものとなっている。そのため、後処理装置70としては、例えば用紙を複数の排出位置に排出するソータや、綴じ機能を有するものなどが挙げられる。尚、符号71は後処理装置70にて処理された用紙が排出される排出トレイである。
ここでは、装置本体10の外気取入口31に対し、後処理装置70が塞ぐように配置されており、この場合、装置本体10内のエアー流が影響を受け、特にダクトDへの風量は後処理装置70がない状態に比べ低下するようになる。そのため、風量をそのままにしておくと、ダクトD(図4参照)に設けられたフィルタのろ過性能が低下したり、定着後の用紙への所望の冷却効果が得られず、用紙の不要なカール等を発生するような事態を生じるようにもなる。
本実施の形態では、このような事態を防ぐために、後処理装置70が設置されると、これを検知してファンの風量制御を行うことで、問題の発生を防ぐようにしている。
尚、後処理装置70の設置に対しては、専用の検知器を送風装置(例えば実施の形態1で示す送風装置50)側に設けるようにしてもよいが、通常、装置本体10の排出ロール29から後処理装置70への用紙搬送が良好になされるように、装置本体10側の制御系にて後処理装置70の設置を検知できるようになっていることから、これを利用するようにしてもよい。
図10は、本実施の形態の送風装置でのファン風量を示す必要風量テーブルの例を示したものである。
同図において、オプションとして、例えばVOCフィルタ及び臭気フィルタのフィルタと、後処理装置との装着が想定され、これらの有無の組合せ数8通りに対し、同種の装置による事前の検討を行うことで、夫々の場合のファンの必要風量(ア)〜(ク)を求めておく。このとき、夫々の必要風量に相当するファンの駆動条件を決め、オプションが装着(設置)された場合には、その条件を検知することで、ファンの必要風量をこのテーブルから選択するようにすればよい。
このことにより、例えばユーザーにてオプションを適宜装着するようにしても、エアー流路でのエアー流が安定に維持され、性能の安定した画像形成が行われるようになる。
尚、この例では、フィルタの種類としてVOCフィルタ、臭気フィルタとしたが、フィルタの種類はこれに限らず、オゾンフィルタを加えるようにしてもよい。
本発明に係る送風システムの概要を示す説明図である。 本発明が適用された実施の形態1の画像形成装置を示す説明図である。 実施の形態1のエアーダクトを示す斜視図である。 (a)(b)は実施の形態1の他のエアーダクトを示す斜視図である。 実施の形態1の送風装置を示す説明図である。 実施の形態1の送風装置での制御フローを示す説明図である。 (a)〜(c)は実施の形態1の異なる種類のフィルタ部材を装着する際の構成を示す説明図である。 (a)〜(c)は実施の形態1におけるフィルタの装着位置を示す説明図であり、(a)はフィルタを装着していない状態、(b)及び(c)はフィルタを装置の内側あるいは外側に装着した例を示す。 実施の形態2に係る画像形成装置の説明図である。 ファンの必要風量テーブルの一例を示す説明図である。
符号の説明
1…エアー流路,2…オプションデバイス,3…送風デバイス,4…オプション判別装置,5…エアー流制御装置

Claims (6)

  1. 記録材上に画像を形成する画像形成装置に用いられ、当該画像形成装置の装置本体から外部に繋がる排気用のエアー流路の一部にオプションデバイスを選択的に配設可能とし、当該エアー流路にエアー流を通過させる送風システムであって、
    前記排気用のエアー流路に対してエアー流を形成する送風デバイスと、
    前記エアー流路のエアーをろ過する前記オプションデバイスとしてのフィルタ部材と、
    このフィルタ部材の設置の有無を判別するオプション判別装置と、
    このオプション判別装置からの判別情報に基づいて前記エアー流路でのエアー流のパラメータを予め規定した値にするように前記送風デバイスの駆動条件を制御するエアー流制御装置とを備え
    前記エアー流制御装置は、前記フィルタ部材が設置されたときは、当該フィルタ部材が設置されないときに比べて大きな値のエアー流のパラメータにするように前記送風デバイスの駆動条件を制御することを特徴とする送風システム。
  2. 請求項1記載の送風システムにおいて、
    オプション判別装置は、更にオプションデバイスの種類を判別するものであることを特徴とする送風システム。
  3. 請求項3記載の送風システムにおいて、
    エアー流制御装置は、オプションデバイスと送風デバイスの駆動条件とが予め関連付けられた調整テーブルを有し、
    オプション判別装置からの判別情報に基づいて前記調整テーブルから選択された駆動条件にて送風デバイスを制御することを特徴とする送風システム。
  4. 請求項記載の送風システムにおいて、
    エアー流制御装置は、オプションデバイスが設置されたときは設置されないときに比べエアー流路の風量が多くなるような駆動条件にて送風デバイスを制御するものであることを特徴とする送風システム。
  5. 請求項記載の送風システムおいて、
    オプション判別装置は、フィルタ部材に種類判別マークを付し、フィルタ部材をエアー流路の一部に設置したときに当該フィルタ部材の種類を判別できるものであることを特徴とする送風システム。
  6. 請求項記載の送風システムのうち、複数のフィルタ部材が適用可能な態様において、
    オプション判別装置は、フィルタ部材に種類判別マークを付し、フィルタ部材を装着したときに当該フィルタ部材の少なくとも種類及び設置の有無を判別できるものであることを特徴とする送風システム。
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