JP2512096B2 - オゾン除去装置 - Google Patents

オゾン除去装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は複写機、プリンター、ファクシミリ等の電子
写真方式の画像形成装置等から発生するオゾンを除去す
るためのオゾン除去装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、電子写真方式の画像形成装置において、コロナ
放電器等から発生するオゾンは、機内の排気流路の途中
に設けたオゾンフィルターからなるオゾン除去装置によ
り除去される。オゾンフィルターのメッシュは単一のも
ので製品ごとに装置内部の温度上昇や排気中に含まれる
オゾン濃度等を考慮してメッシュの大きさや厚みが決定
される。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら上記従来例のオゾン除去装置において、
オゾンフィルターのメッシュの大きさや厚みを決定する
要因となる機内昇温と排気オゾン濃度は、相反する要因
となってしまっている。
つまり、排気オゾン濃度を下げるためにはオゾンフィ
ルターのメッシュを細くしたり厚みを大きくしなければ
ならない。
しかしオゾンフィルターのメッシュを細くしたり厚み
を大きくすることによりフィルター通過時の圧力損失が
大きくなってしまい、排気風量が減少してしまう。排気
風量が減少することにより機内の熱の排出も減少するた
め結果として機内の温度上昇が増加してしまう。
この逆に機内の温度上昇を抑えるためにオゾンフィル
ターのメッシュを粗くしたり厚みを薄くしていくとオゾ
ン除去率が低下するために排気オゾン濃度が高くなって
しまう。
このように相反する要因である機内昇温と排気オゾン
濃度の関係において、それぞれを満足するようなオゾン
フィルターのメッシュや厚みを決定することができたと
しても、オゾンフィルターのオゾン除去性能は時間と共
に劣化していくためにやがて排気オゾン濃度は安全規格
や環境基準で定められた濃度を超えてしまう。
これらの対策としてオゾンフィルターを交換可能にし
ても交換サイクルが短いため、サービスマンの人件費や
高額なオゾンフィルターの単価を考慮すると莫大なコス
トアップになってしまう。
また、オゾンフィルターのメッシュが細くて厚みが大
きい場合でも排気風量を減少させないために排気ファン
の回転数を増加させることにより排気風量を確保するこ
とができる。
しかし、この場合ファンの回転数の増加により装置の
稼動音が大きくなったり電源容量が増してしまうという
欠点もある。
本発明の目的は、排気風量を減少させることなくオゾ
ンの除去および排熱効率を高めることができ、併せて装
置の寿命を延ばすことのできるオゾン除去装置を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の目的を達成するための要旨は、オゾン及び熱
の発生源を有する筐体内の空気を該筐体外に強制排気す
る強制排気流路中に配置され、通気圧力損失差でオゾン
除去性能の異なる複数のオゾン除去部を空気流通面に対
し並設し、オゾン濃度の濃い空気流をオゾン除去性能の
高いオゾン除去部に導き、熱源からの空気流をオゾン除
去性能の低いオゾン除去部に導くようにしたことを特徴
とするオゾン除去装置にある。
[作用] 上記した構成のオゾン除去装置は、オゾン発生源から
のエアーフローをオゾン除去性能の高いオゾン除去部に
導き、完全にオゾンを除去して機外へ排出する。また、
熱源からのエアーフローをオゾン除去性能の低いオゾン
除去部に導き、これによりオゾン除去部通過時の圧力損
失が小さいため排気風量が減少せず、筐体外への排熱を
十分に行うことができ、同時に排熱側に流れ込むオゾン
の除去もできる。したがって、排気中のオゾン濃度も低
くすることができると共に、機内昇温に関しても防止す
ることができる。
またオゾンフィルターの寿命を延ばしたい場合にも排
熱を主目的とする層があるために、排熱の心配ナシにオ
ゾン発生源からのエアーを通す部分のオゾンフィルター
の厚みを増したりメッシュをさらに細くする等で長寿命
化を達成することが可能となる。
[実 施 例] 以下に図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すオゾン除去装置の斜
視図、第2図はその要部断面図である。1はオゾンフィ
ルターであり、メッシュの粗い層である粗メッシュ部1a
とメッシュの細い層である細メッシュ部1bとが上下に分
割されている。2はオゾンフィルター1を収容している
フィルターケースで、その吸入側下部に画像形成装置内
のエアーフローAをオゾンフィルター1の細メッシュ部
1bに導くためのダクト3が取付けられている。4は振動
や衝撃からオゾンフィルター1を保護するためにオゾン
フィルターの全周に貼られている弾性体からなるカラー
フォーム、5は装置本体内でのエアーフローを発生させ
るための排気ファンで、不図示のモータにより矢印方向
に回転するファン本体5bがファンケース5a内に収容さ
れ、ファンケース5aの前部にフイルターケース2が取外
し可能に取付けられている。
第3図から第5図は前記オゾン除去装置をレーザービ
ームプリンターに搭載した場合を示した図である。
Pは転写用紙、6は転写用紙Pの収納カセット、7は
給紙ローラ、8はレジストローラ、9は画像形成手段を
内蔵しているプロセスカートリッジ、10は感光ドラム、
11は感光ドラム10表面を一様に帯電するための一次帯電
器、12は感光ドラム10上に形成されたトナー像を転写用
紙Pに転写するための転写帯電器、13は搬送ガイド、14
は熱等により転写用紙P上のトナーを定着するための定
着器、15は排紙ローラ、16はレーザービームスキャナー
であり、17は給紙ローラ7や定着器14を駆動するための
メインモータ、18は交流を直流に変換するためのスイッ
チングレギュレータ等の低圧電源、19は高圧電源、20は
電子写真装置の筐体である。
前記の如きレーザービームプリンターにおいては、プ
ロセスカートリッジ9内の一次帯電器11や転写帯電器12
からはオゾンが発生し、感光ドラム10の近傍に留る。こ
の高濃度のオゾンは第3図に示すA方向のエアーフロー
によりダクト3を介してオゾンフィルター1の細メッシ
ュ部1bに導かれ、完全にオゾンを除去された後排気ファ
ン5からC方向に排気される。また第2図に示すよう
に、オゾンフィルター1の細メッシュ部1bの厚みを粗メ
ッシュ部1aより大きくしてあるので、フィルター1のオ
ゾン除去性能の低下がゆるやかになり、オゾンフィルタ
ー1も長寿命である。また、メインモーター17や低圧電
源18から発生する熱はB方向のエアーフローによってオ
ゾンフィルター1の粗メッシュ部1aに導かれ、排気ファ
ン5からC方向に排気される。オゾンフィルター1の粗
メッシュ部1aにはメッシュが粗く、また厚みが薄いた
め、オゾン除去性能は劣るが、フィルター通過時の圧力
損失は小さいので、B方向のエアーフローによって、低
濃度のオゾンを除去しつつ、熱源からの排熱を行うこと
ができる。
以上の構成により排気中のオゾン濃度を低くすること
ができるだけでなく排熱もスムーズに行うことができ装
置内昇温も防止することができる。
前記実施例において、オゾンフィルター1のメッシュ
の粗密は2種類であったが、装置本体内のエアーフロー
等の条件によってオゾンフィルターのメッシュの粗密は
第6図に示すように粗メッシュ部1a、中メッシュ部1c、
細メッシュ部1bの3種類でもよいし、それ以上でもよ
く、夫々のメッシュに応じてエアーフローを導くように
すればより効果的にオゾンの除去等を行える。
また、オゾンフィルターの厚みについても同様に1つ
のオゾンフィルターで何通りの厚さであってもよい。
さらに、前記実施例においては1つのオゾンフィルタ
ーでメッシュの粗密、厚さを変化させていたが、第7図
に示すように例えばメッシュの異なるオゾンフィルター
を接着してもよいし、接着せずに何種類かのオゾンフィ
ルターを組み合わせて使用することも可能で、第7図で
は粗メッシュ部1a上に小サイズの細メッシュ部1bを接着
している。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、筐体内のエアー
フローとオゾン濃度の高いエアーとオゾン濃度は低いが
高温のエアーとに分割して夫々オゾン除去性能の異なる
オゾン除去部に導くことにより、排気中のオゾン濃度を
低く抑えることができると共に装置内の昇温も防止する
ことができる。
また、圧力損失の少ない粗いメッシュのオゾン除去部
を通して排熱するために、排気ファン等を高回転にする
必要がないために、例えばこの種のオゾン除去装置が装
備される電子写真装置の稼動音を小さくできると共に消
費電力も少なくてすむという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるオゾン除去装置を示す
斜視図、第2図はそのオゾン除去装置の縦断面図、第3
図は本発明の実施例による平面図、第4図はその電子写
真装置の斜視図、第5図はその電子写真装置の要部断面
図、第6図,第7図は夫々他の実施例を示すオゾン除去
装置の斜視図である。 1……オゾンフィルター 2……フィルターケース、3……シフト 5……排気ファン 9……プロセスカートリッジ 10……感光ドラム、11……一次帯電器 12……転写帯電器、14……定着器 17……低圧電源。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オゾン及び熱の発生源を有する筐体内の空
    気を該筐体外に強制排気する強制排気流路中に配置さ
    れ、通気圧力損失差でオゾン除去性能の異なる複数のオ
    ゾン除去部を空気流通面に対し並設し、オゾン濃度の濃
    い空気流をオゾン除去性能の高いオゾン除去部に導き、
    熱源からの空気流をオゾン除去性能の低いオゾン除去部
    に導くようにしたことを特徴とするオゾン除去装置。
  2. 【請求項2】前記オゾン除去部はメッシュ状のオゾンフ
    ィルターからなり、メッシュの粗密によりオゾン除去性
    能に差をつけたことを特徴とする請求項1に記載のオゾ
    ン除去装置。
  3. 【請求項3】前記オゾン除去部はメッシュの粗密に応じ
    て厚みに差をつけたことを特徴とする請求項2に記載の
    オゾン除去装置。
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