JP4721735B2 - 原稿読み取り装置,画像処理装置,画像形成装置および複写装置 - Google Patents

原稿読み取り装置,画像処理装置,画像形成装置および複写装置 Download PDF

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Description

本発明は、圧板によって透光板に押さえられた原稿の画像を読みとって該画像を表す画像データを生成する原稿読み取り装置ならびにそれを用いる画像処理装置,画像形成装置および複写装置に関し、たとえば原稿スキャナ,ディジタル複写機,複合機能プリンタあるいはフアクシミリ装置に用いられる。
圧板によって透光板に押さえられた原稿の画像を読みとる画像読み取り装置の代表的なものの1つに、シート原稿のみならずブック原稿の読み取りもできるフラットベッド方式の原稿スキャナがあり、原稿サイズを、原稿の読み取り走査を完了する以前に自動検知するものがある。フラットベッド方式の読取り時に原稿サイズを検知する方式として赤外線センサを用いていたが、近年は、主走査方向の原稿サイズ検出には赤外線センサを用いずに、原稿画像読取り用のラインセンサ(CCD)を用いて原稿サイズを検知する方式が用いられるようになってきている。主走査方向の原稿サイズのみならず副走査方向の原稿サイズも必要になるが、副走査方向の原稿サイズ検知を行おうとすると、原稿全面をプレスキャンする必要が出てくる。これだと原稿読み取りに遅れがでるので、実際には副走査方向の原稿サイズ検知は従来通り赤外線センサにて行い、主走査方向検知のみ、ラインセンサ読取データを使う方式が主流となっている。
特開平10−257255号公報, 特開2000−138798号公報, 特開2003−198809号公報, 特開2003−250028号公報。
特許文献1には、原稿カバーが閉じられるときに、照明灯を点灯して、原稿カバーが閉じ始めてから原稿に接触するまでの間に、原稿画像読み取り用のCCDセンサを用いて画像読み取りを行い、読み取った画像データに基づいて原稿の主走査方向の端縁を検知する原稿サイズ検知装置が記載されている。原稿カバーが閉じ始めても、原稿カバーがほぼ原稿に接触するまでは、原稿領域からは照明光が反射されてCCDセンサで明るく検知されるが、原稿の外領域では照明光はCCDセンサには反射されず、暗く検知される。この明暗の差が、読み取った画像データの原稿の端縁部のものに現れる。
特許文献2には、原稿マットが開いたとき、照明灯をホームポジションHPから読み取り位置に駆動し、原稿マットがとじるときに照明灯を点灯して主走査方向の原稿サイズを検知し、そして照明灯をHPに戻す原稿サイズ検出装置が記載されている。副走査方向のサイズは、反射型光センサで検知する。
特許文献3には、原稿圧板が閉じられた状態で、まず照明灯を点灯して、CCDラインセンサの読み取りデータを、主走査方向の複数のサンプリング領域だけ読み込んで複数ライン分を加算してサンプリング領域の原稿有無を判定して主走査方向の原稿サイズを求める原稿サイズ検知装置が記載されている。
特許文献4には、プラテンカバーの閉じ動作途上を第1検出手段で検出して露光ランプを点灯するとともにスキャナユニットを副走査方向に移動させてイメージセンサで複数ライン分の読み取りをおこない、プラテンカバーの閉じ完了を第2検出手段で検出して露光ランプを再度点灯しスキャナユニットを逆方向に移動させてイメージセンサで複数ライン分の読み取りをおこない、往,復移動のそれぞれで得た合計2組の読み取り情報から主走査方向の原稿サイズを確定し、副走査方向の原稿サイズはフォトセンサを用いて検知する画像形成装置が記載されている。
特許文献1は圧板開放時に原稿内は白、原稿外は黒であるとして主走査方向の原稿サイズを判断する方式であるが、原稿内に黒が来てしまった場合、ラインセンサ読取り位置を移動させ原稿内が白のラインにてサイズ検知を行うことを特徴としている。特許文献2は圧板開放時に原稿内は白、原稿外は黒であるとして主走査方向の原稿サイズを判断する方式は特許文献1と同じであるが、ランプが点いた場合とランプが消えた場合と2条件でデータを取り、外乱光の影響を除くことを特徴としている。特許文献1および2は2種類以上の読取データから原稿サイズ検知の精度を上げるという点で効果はあるが、圧板が閉まるまでの時間をより短くしたい、ユーザーの目に優しいという点には言及していない。特許文献3も圧板開放時に原稿内は白、原稿外は黒であるとして主走査方向の原稿サイズを判断する方式は特許文献1と同じであるが、主走査方向複数点でのラインセンサの読取データを用いて主走査原稿サイズを検知することを特徴としている。特許文献3は圧板が閉まるまでの時間は短くて済むが、CCDラインセンサが読み取るときにランプ光量は立上り途上で照明光量が不安定であるかもしれない。更に読み取りデータを副走査方向に単純平均してしまっているため、ランプ光量の立上りとCCDラインセンサの読み取りのタイミングにより、主走査原稿サイズ検知が誤動作する可能性が高くなってしまう。特許文献4は、プラテンカバーの閉じ動作途上の第1回の読み取りに特許文献3の課題と同様な課題が考えられる。プラテンカバーを閉じた状態での第2回の読み取りは原稿上の画像を読み取るものとなるので、原稿面のサイズ判定は難しく、また、第1回と第2回の読み取り結果に基づくサイズ判定処理が複雑になるものと考えられる。
ユーザが圧板を閉じ操作しているときに、開度が大きいときに原稿サイズ検出のために原稿照明ランプを点灯すると、ランプ光がユーザの目を射るので、原稿サイズ検出は、極力低開度で行うのが好ましい。しかし、低開度で開始すると、原稿サイズ判定に成功するまでに、圧板が閉じてしまって、原稿が圧板下面の白色と区別できなくなって原稿サイズ判定に失敗する可能性が高くなる。したがって低開度でランプを点灯し直ちに原稿サイズ検出を行わざるをえない。ところが、原稿照射手段として用いられるランプは、点灯開始時に暗黒始動と呼ばれる非点灯時間が存在し、点灯が開始されてから光量が所定値に立ち上がるまでに時間がかかることがある。一般に、原稿の読取りを行う場合にはこの暗黒始動および光量安定時間が経過してから読み取りを開始することが多いが、暗黒始動時間はランプ周囲の明るさ、温度(設置場所の状況)等の環境条件や、前回点灯してから今回点灯するまでの非点灯期間によって大きく変動する。低温かつ暗い(放射線など輻射線が少ない)場所での、非点灯期間が長かった場合の暗黒始動時間は長く、高温かつ明るい(放射線など輻射線が多い)場所での始動時間は短い。例えば、キセノンランプやハロゲンランプでは光量が安定するまでに最長で300msec程度、原稿サイズ検出が可能となる光量に上昇するまでに最短で20msec程度の始動時間がかかる。
通常は長い暗黒始動時間を想定して、圧板が比較的に広開度であるときにランプ点灯を開始して、点灯開始から該長い暗黒始動時間相当の設定時間が経過してから、原稿サイズ検出を開始している。その結果、暖かく明るいオフィスで、短い非点灯間隔で頻繁に原稿画像読み取りを行う環境では、圧板を閉じるとき、比較的に広い開度で原稿照明灯が素早く点灯し、結果として、原稿サイズ検出のための原稿照明灯の点灯時間が長く、ユーザの目を射る可能性が高い。しかし原稿照明灯の点灯開始タイミングを遅くすると、低温かつ長時間の非点灯の直後では、原稿照明灯の光量が原稿サイズ検出に適するレベルに上昇したときには圧板がほぼ閉じてしまって、原稿サイズ検出に失敗する可能性が高くなる。
本発明は圧板閉移動途上で行う原稿サイズ検出の信頼性を向上することを第1の目的とする。また、原稿サイズ検出を実行することによる原稿読み取りの遅れを改善することを第2の目的とし、圧板が閉まるときの照明灯点灯開始をできるだけ遅くすることを第3の目的とし、撮像素子の読取感度やランプ光量精度,光学精度等のばらつきの影響が少なく検知精度が高い原稿サイズ検出を実現することを第4の目的とする。
(1)透光板(231),該透光板に向けて原稿を押さえる圧板(250p),前記原稿を照明する照明灯(232),該照明灯を副走査駆動する駆動手段(238),前記原稿を前記副走査の方向(y)と直交する主走査方向(x)にライン読み取りして読み取った画像信号をライン出力する撮像素子(207)、および、該撮像素子に前記照明灯で照明された原稿像を投影する光学手段(233-236)、を備える原稿読み取り装置において、
前記圧板が設定開度以上の「開」か該設定開度未満の「閉」かを検出する開度検出手段(252);
該開度検出手段の検出の「開」から「閉」への変化に応答して、前記照明灯(232)の点灯を開始する、読み取り制御手段(206);
前記点灯を開始した後の前記撮像素子の画像信号に基づいて該撮像素子の受光量の設定値を超える上昇を検出する、立上り検出手段(IPU1);
原稿サイズ検出指示に応じて、前記撮像素子の画像信号に基づいて前記主走査方向の原稿有無を判定し該判定に基づき前記主走査方向の原稿サイズを検出する、サイズ検出手段(IPU1);
前記照明灯の消灯時刻から前記照明灯の点灯の開始時刻までの該照明灯の消灯時間(Tr)を算出する消灯時間演算手段(206);
前記照明灯(232)の点灯開始から前記立上り検出手段(IPU1)が前記上昇を検出するまでの経過時間(Td)を計測し、前記消灯時間(Tr)に対応付けて保存する手段(206);および、
前記照明灯(232)の点灯の開始から、前記消灯時間演算手段(206)が算出した消灯時間(Tr)に対応付けられた前記保存する手段が保持する経過時間(Td)の後に、前記サイズ検出手段(IPU1)に前記原稿サイズ検出指示をする前記読み取り制御手段(206);
を備えることを特徴とする原稿読み取り装置。
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号または対応事項を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
これによれば、圧板の開から閉への変化に応答して照明灯を点灯開始すると、その直前の消灯時間(Tr)に対応する、保存する手段(206)が保持する照明灯の立上り経過時間(Td)、の後にサイズ検出手段(IPU1)が撮像素子の画像信号に基づいて主走査方向の原稿有無を判定し主走査方向の原稿サイズを決定するので、照明光量不足による原稿サイズ検出の失敗の可能性が低減する。すなわち、原稿サイズ検出の信頼性が向上する。また、原稿照明光量の立上りが早い場合には経過時間(Td)が短く原稿サイズ検出が早く終了するので、原稿読み取り走査を早く開始することができる。
)前記立上り検出手段(IPU1)は、前記原稿の複数の読取り箇所の少なくとも1箇所の、前記撮像素子の画像信号をデジタル変換した画像データの累算結果が閾値以上であったときに前記上昇があると検出し;該検出に応じて前記保存する手段(206)は、該検出があったときの経過時間(Td)を前記消灯時間(Tr)に対応付けて保存する;上記()に記載の原稿読み取り装置。
)前記読み取り制御手段(206)は、前記立上り検出手段の前記上昇の検出と、前記照明灯(232)の点灯を開始してからの経過時間の前記保存する手段が保持する前記経過時間(Td)への到達の、早い方に応じて前記サイズ検出手段(IPU1)に前記原稿サイズの検出を指示する;上記()又は()に記載の原稿読み取り装置。
(4)前記原稿読み取り装置は更に、オペレータ入力に従って原稿サイズ検出指示のタイミング制御を指示する情報(FSDc=「1」)をメモリに設定/消去する手段(220);を備え、前記読み取り制御手段(206)は、前記タイミング制御を指示する情報が存在するときに前記原稿サイズ検出を行い;前記タイミング制御を指示する情報(FSDc=「1」)が不在のときには、前記照明灯の点灯を開始するとき前記サイズ検出手段に前記原稿サイズの検出を指示し、前記サイズ検出手段は、該原稿サイズの検出の指示に応答して、前記撮像素子の画像信号に基づいて前記主走査方向の原稿有無を判定し該判定に基づき前記主走査方向の原稿サイズを決定する;上記(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の原稿読み取り装置。
例えば画像読取装置の設置される環境や利用状況に応じて、設定/消去する手段(10)を用いて、タイミング制御を指示する情報(FSDc=「1」)を消去(FSDc=「0」に)して、制御が冗長になることを回避することが可能になる。例えば、常時通電状態でかつ稼働時間が長い場合には、特に原稿照射手段の暗黒始動時間が(原稿サイズ読取りの処理に対して無視できるほど)短時間であることが多いため、このような場合には時間計測も含めて原稿照射手段に関連する時間制御を行わないようにすることで制御に必要な処理に要する時間(制御手段であるCPUの占有度)を低減することができるという効果がある。
)前記読み取り制御手段(206)は、前記開度検出手段の検出の「閉」から「開」への変化に応答して、前記駆動手段を介して前記照明灯を前記透光板の原稿載置領域に入り込んだ副走査方向第1設定位置(Yr/Yra)に往駆動(フォワード駆動)し、前記サイズ検出手段(IPU1)に前記原稿サイズの検出を指示するときに、前記駆動手段を介して前記照明灯を復駆動(リターン駆動)する;上記(1)乃至()の何れか1つに記載の原稿読み取り装置。
圧板(250p)が開になったときに照明灯(232)を透光板の原稿載置領域に入り込んだ副走査方向第1設定位置(Yr/Yra)に往駆動しておくと、圧板(250p)が設定開度まで閉じてから全閉になる前までの狭い開度範囲内で照明灯を復駆動して副走査方向複数箇所での原稿有無読み取りをすることができる。この原稿読み取りを終えると照明灯は往駆動開始前の位置に戻しておくことができる。したがってユーザは、原稿を透光板上に載置して圧板を閉じると即座に原稿読み取りスタート指示を入力して原稿読み取りを行うことができる。原稿サイズ検出を実行することによる原稿読み取りの遅れを生じない。
)前記サイズ検出手段(IPU1)は、前記復駆動の間に、前記副走査方向の複数箇所(Yr-YaとYb-Yc/Yaa-YbaとYca-Yda)の前記撮像素子の画像信号を読み込み、前記主走査方向で同一位置(B1-B5)の、前記副走査方向で複数箇所(B11とB12,B21とB22,・・・)の画像信号を照合して前記主走査方向の複数の位置それぞれでの原稿有無を判定して前記主走査方向の原稿サイズを決定する;上記()に記載の原稿読み取り装置。
副走査方向複数箇所(B11とB12,B21とB22,・・・)での原稿有無読み取りの画像信号を照合して主走査方向の各箇所の原稿有無を判定するので、主走査方向の各箇所の原稿有無検出の信頼性を高くすることができ、主走査方向の原稿サイズ判定の信頼性が高くなる。
)前記副走査方向第1設定位置(Yr/Yra)は、原稿読み取り装置に定めた最小原稿サイズの領域内である、上記()又は()に記載の原稿読み取り装置。これによれば、原稿読み取り装置に定めた最小原稿サイズ以上のサイズの原稿の主走査方向のサイズ検出が可能である。
(8)前記サイズ検出手段(IPU1)は、前記複数箇所の各箇所内の前記画像信号をデジタル変換した画像データの平均値を算出し、前記主走査方向同一位置(B1-B5)の、前記副走査方向の複数箇所(B11とB12,B21とB22,・・・)の各平均値を照合する、上記()乃至(7)のいずれか1つに記載の原稿読み取り装置。平均値を用いるので、ライン毎の読み取りのばらつきが平準化され、照合による主走査方向各箇所に原稿があるか否の検出の信頼性が高く、主走査方向の原稿サイズ検出の信頼性が高い。
(9)前記サイズ検出手段(IPU1)は、前記主走査方向同一位置(B1-B5)の、前記副走査方向の複数箇所(B11とB12,B21とB22,・・・)の画像信号の差が設定値(ΔD)以上の前記主走査方向の位置(B1-B5)は、原稿あり(「1」)とする、上記()乃至(8)のいずれか1つに記載の原稿読み取り装置。
原稿サイズ検出の基本的なアルゴリズムは、圧板が開いている時に原稿の白地部分は白と読み取られるが、原稿外の原稿の無い部分は撮像素子に対する反射光が無く黒と読み取られることを利用している。ところが、地肌濃度が暗い原稿の場合、撮像素子が原稿内を読み取っても、画像信号が白(原稿)と読み取る閾値THを越えず原稿無しと誤判定してしまうことも考えられる。そこで本実施態様では、副走査方向の異なる位置間で画像信号にΔD以上の差がある場合にはTHを越えない場合でも原稿有りとして、地肌濃度が暗い原稿の検出漏れを防止する。撮像素子の読取感度やランプ光量精度,光学精度等のばらつきに影響されにくく、検出精度が向上する。
(10)前記サイズ検出手段(IPU1)は、前記複数箇所の各箇所の前記画像信号をデジタル変換した画像データを原稿ありを表わす2値データ(「1」)か原稿なしを表わす2値データ(「0」)に2値化し、前記主走査方向同一位置(B1-B5)の、前記副走査方向の複数箇所の各2値データが前記主走査方向の各位置において合致すると、該2値データの前記主走査方向の分布に基づいて前記主走査方向の原稿サイズを決定する、上記()乃至(8)のいずれか1つに記載の原稿読み取り装置。2値データが不一致の箇所がある場合は原稿有無検出の信頼性が低い。このような場合を排除して主走査方向の原稿サイズを決定するので、原稿サイズ判定の信頼性が高い。
(11)前記サイズ検出手段(IPU1)は、前記主走査方向同一位置(B1-B5)の、前記副走査方向の複数箇所(B11とB12,B21とB22,・・・)の各画像信号の差が設定値(ΔD)以上の前記主走査方向の位置(B1-B5)は、原稿ありの2値データ(「1」)とし、他の主走査方向の位置の、前記副走査方向の複数箇所の、前記画像信号デジタル変換した画像データを原稿ありを表わす2値データ(「1」)か原稿なしを表わす2値データ(「0」)に2値化した各2値データが合致すると、前記主走査方向の各位置(B1-B5)の2値データの前記主走査方向の分布に基づいて前記主走査方向の原稿サイズを決定する、上記()乃至(8)のいずれか1つに記載の原稿読み取り装置。これによれば、上記()乃至(8)に記述した効果を期待できる。
(12)前記主走査方向同一位置(B1-B5)の、前記副走査方向の複数箇所(B11とB12,B21とB22,・・・)の各2値データ間に不一致があると、原稿確認要求を報知する、上記(10)又は(11)に記載の原稿読み取り装置。副走査方向の複数箇所の各2値データ間に不一致があるときは、原稿有無検出の信頼性が低い。このとき原稿確認要求が報知されるので、ユーザがこれに応じて圧板を開いて原稿を適正な位置に再配置することを期待できる。
13)前記サイズ検出手段(IPU1)は、原稿確認要求を報知した後の前記復駆動の間には、原稿確認要求を報知する前の前記復駆動の間に画像信号を読み込んだ前記副走査方向の複数箇所(Yr-YaとYb-Yc)とは異なる前記副走査方向の複数箇所(Yaa-YbaとYca-Yda)の画像信号を読み込んで前記主走査方向の各位置(B1-B5)の原稿有無を判定する、上記(12)に記載の原稿読み取り装置。これによれば、ユーザの原稿再配置あるいは副走査方向の読み取り箇所の変更により、原稿有無検出に成功する可能性が高くなり、原稿有無検出の信頼性が高くなる。
14)前記サイズ検出手段(IPU1)は、前記復駆動の間に、前記主走査方向の複数位置(B1-B5)の画像信号を、前記副走査方向には所定ピッチで繰り返し読み込み、各位置内の各ラインが照明光の反射がある白かを検出して各位置につき白と検出したライン数をカウントして、各箇所宛てカウント値を原稿有無に2値化して各位置の原稿有無を参照して前記主走査方向の原稿サイズを決定する(図15);上記()に記載の原稿読み取り装置。
15)原稿読み取り装置は更に、前記透光板(231)上の前記副走査方向(y)の複数位置の原稿有無を検出するYセンサ(Sy1-Sy6)を備え;前記読み取り制御手段(206)は前記開度検出手段(252)の検出の「開」から「閉」への変化に応答して、前記Yセンサ(Sy1-Sy6)の検出信号を読み込み;前記サイズ検出手段(IPU1)は、前記決定した主走査方向の原稿サイズと、前記Yセンサ(Sy1-Sy6)が検出した前記副走査方向(y)の複数位置の原稿有無との組合せに基づいて、原稿の全体サイズを判定する;上記(1)乃至(14)のいずれか1つに記載の原稿読み取り装置。これによれば、ユーザが原稿を透光板に載置し圧板を閉じた時点に自動的に原稿全面のサイズを表わす原稿サイズデータが得られる。
16)前記読み取り制御手段(206)は、原稿読み取り指示を受けたとき原稿サイズデータを得ていると該原稿サイズに対応する副走査反転位置まで前記照明灯を往(フォワード)駆動し、該副走査反転位置で照明灯を復(リターン)駆動して読み取り指示を待つ待機位置(HP)に戻す;上記(1)乃至(15)のいずれか1つに記載の原稿読み取り装置。これによれば、原稿サイズ対応の副走査反転位置で原稿画像読み取りのフォワード走査が終了し、1回の原稿読み取りの所要時間を節減できる。
17)原稿読み取り装置は更に、待機位置(HP)にある照明灯(232)で照明される透光窓(240)およびシート状原稿を該透光窓を副走査方向に通過するように移送する原稿移送手段(230)を備え;前記読み取り制御手段(206)は、前記待機位置(HP)に照明灯(232)を固定し、前記移送されるシート状原稿の画像を読み取るシートスルー読み取りモードと、前記透光板(231)に沿って前記照明灯(232)を前記副走査方向に駆動するフラットベッド読み取りモードの一方を選択実行する;上記(1)乃至(16)のいずれか1つに記載の原稿読み取り装置。これによればユーザは、複数のシート原稿束を、各原稿を手差しすることなく、自動読み取り(シートスルー読み取り)できる。
18)原稿読み取り装置は更に、原稿トレイ(241)に原稿が有るかを検出する原稿載置検出手段(223)を備え;前記読み取り制御手段(206)は、原稿読み取り指示を受けたとき前記原稿載置検出手段(223)が原稿有りを検出しているときには、前記シートスルー読み取りモードを実行する;上記(17)に記載の原稿読取装置。これによれば、ユーザがシート原稿を原稿トレイに載せて原稿読み取り指示を入力することにより、自動的にシート原稿の読み取りが行われる。
19)上記(1)乃至(18)のいずれか1つに記載の画像読み取り装置;
画像データを蓄積する記憶手段(MEM,HDD);および、
該画像読み取り装置が出力する画像データを前記記憶手段に蓄積し、前記記憶手段から読出す画像データ処理手段(ACP);
を備える画像処理装置。これによれば、画像読み取り装置で画像を読み込んで記憶手段(MEM,HDD)に蓄積して、任意の時点に読み出しできる。
20)上記(1)乃至(18)のいずれか1つに記載の画像読み取り装置;および、
前記画像読み取り装置が読み取った画像データが表わす画像を用紙上に印刷するプリンタ(PTR);を備える画像形成装置。これによれば、画像読み取り装置で原稿画像を読みとってプリントアウトできる。
21)上記(1)乃至(18)のいずれか1つに記載の画像読み取り装置;
画像データを蓄積する記憶手段(MEM,HDD);
該画像読み取り装置が出力する画像データを前記記憶手段に蓄積し、前記記憶手段から読出す画像データ処理手段(ACP);および、
前記記憶手段から読出した画像データが表わす画像を用紙上に印刷するプリンタ(PTR)、を備える画像蓄積機能がある複写装置。これによれば、画像読み取り装置で原稿画像を読み取って記憶手段に蓄積し、そして読み出してプリントアウトできる。
22)前記記憶手段から読出した画像データを通信網に送出する通信手段(38)を更に備える上記(19)に記載の画像処理装置。
23)前記記憶手段から読出した画像データを通信網に送出する通信手段(38)を更に備える上記(20)に記載の画像形成装置。
24)前記記憶手段から読出した画像データを通信網に送出する通信手段(38)を更に備える上記(21)に記載の複写装置。
上記(22)〜(24)によれば、多くの画像の画像データを記憶手段(MEM,HDD)に蓄積し、そして読み出して通信網を介してクライアント或いはホストに配信できる。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
図1に、本発明の第1実施例の複合機能フルカラーデジタル複写機を示す。このフルカラー複写機は、大略で、自動原稿送り装置(ADF)230と、操作ボード220と、カラースキャナ210と、カラープリンタPTRおよびフィニッシャ100の各ユニットで構成されている。なお、操作ボード220,ADF230付きのカラースキャナ210およびフィニッシャ100は、プリンタPTRから分離可能なユニットであり、カラースキャナ210は、動力機器ドライバやセンサ入力およびコントローラを有する制御ボードを有して、画像データ処理装置ACP(図4)と通信を行いタイミング制御されて原稿画像の読み取りを行う。パソコンPCは、LAN(Local Area Network)を介して複写機の画像データ処理装置ACP(図4)に接続されている。ファクシミリコントロールユニットFCU(図4)には、電話回線PN(ファクシミリ通信回線)に接続された交換器PBXが接続されている。カラープリンタPTRのプリント済の用紙は、フィニッシャ100に排出される。
図2に、カラープリンタPTRの機構を示す。この実施例のカラープリンタPTRは、レーザプリンタである。1色のトナー像を形成する、感光体15および現像器27ならびに図示を省略したチャージャ,クリーニング装置および転写器の組体(作像ユニット)は、Bk(黒),C(シアン),M(マゼンタ)およびY(イエロー)のそれぞれの作像用に一組、合せて4組があり、搬送ベルト16に沿ってタンデムに配列されており、それらによって形成された各色トナー像が順次に一枚の転写紙上に重ねて転写される。
第1トレイ8,第2トレイ9および第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11,第2給紙装置12および第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。スキャナ50にて読み込まれた画像データは、書込ユニット60からのレーザー露光によって、図示を省略したチャージャによって均一に荷電した感光体15に書込まれこれにより静電潜像を形成する。この静電潜像が現像ユニット27を通過することによって感光体15上にトナー像が現れる。転写紙が感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置のフィニシャ100に排出される。
図2に示す、後処理装置のフィニシャ100は、本体の排紙ユニット18によって搬送された転写紙を、通常排紙ローラ103方向と、ステープル処理部方向へ導く事ができる。切り替え板101を上に切り替える事により、搬送ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に排紙する事ができる。また、切り替え板101を下方向に切り替える事で、搬送ローラ105,107を経由して、ステープル台108に搬送する事ができる。ステープル台108に積載された転写紙は、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
一方、通常の排紙トレイ104は前後(図2紙面と垂直な方向)に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ部104は、原稿毎、あるいは、画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ104側に導かないで、経路切り替えの為の分岐爪19を下向きに廻す事で、一旦反転ユニット112に導き、そして両面給紙ユニット111にストックする。
その後、両面給紙ユニット111にストックされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給紙され、経路切り替えの為の分岐爪112を図示水平に戻し、排紙トレイ104に導く。この様に転写紙の両面に画像を作成する場合に、反転ユニット112および両面給紙ユニット111が使用される。
感光体15,搬送ベルト16,定着ユニット17,排紙ユニット18および現像ユニット27は、図示を省略したメインモータによって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータの駆動を、やはり図示を省略した各給紙クラッチによって伝達することにより駆動される。縦搬送ユニット14は、メインモータの駆動を図示を省略した中間クラッチによって伝達することにより駆動される。
図3に、スキャナ210およびそれに装着されたADF230の、原稿画像読み取り機構を示す。このスキャナ210のコンタクトガラス231上に置かれた原稿は、照明ランプ232により照明され、原稿の反射光(画像光)が第1ミラー233で副走査方向yと平行に反射される。照明ランプ232および第1ミラー233は、図示しない、副走査方向yに定速駆動される第1キャリッジに搭載されている。第1キャリッジと同方向にその1/2の速度で駆動される、図示しない第2キャリッジには第2および第3ミラー234,235が搭載されており、第1ミラー233が反射した画像光は第2ミラー234で下方向(z)に反射され、そして第3ミラー235で副走査方向yに反射されて、レンズ236により集束され、CCD207に照射され、電気信号に変換される。第1および第2キャリッジは、走行体モーター238を駆動源として、y方向に往(フォワード;原稿走査),復(リタ−ン)駆動される。このようにスキャナ210は、コンタクトガラス231上の原稿をランプ232およびミラー233で走査して原稿画像をCCD207に投影するフラットベッド方式の原稿スキャナであるが、シートスルー読み取りも可能なように、第1キャリッジがホームポジション(待機位置)HPで停止しているときの第1ミラー233の読み取り視野位置に、シートスルー読み取り窓であるガラス240があり、このガラス240の上方に自動原稿供給装置(ADF)230が装着されており、ADF230の搬送ドラム(プラテン)244がガラス240に対向している。
ADF230の原稿トレイ241に積載された原稿は、ピックアップローラ242およびレジストローラ対243で搬送ドラム244と押さえローラ245の間に送り込まれて、搬送ドラム244に密着して読み取りガラス240の上を通過し、そして排紙ローラ246,247で、原稿トレイ241の下方の圧板兼用の排紙トレイ248上に排出される。
原稿の表面の画像は、原稿読取窓である読み取りガラス240を通過する際に、その直下に移動している照明ランプ232により照射され、原稿の表面の反射光は、第1ミラー233以下の光学系を介してCCD207に照射され光電変換される。すなわちRGB各色画像信号に変換される。搬送ドラム244の表面は、読み取りガラス240に対向する白色背板であり、白基準面となるように白色である。
読み取りガラス240と原稿始端の位置決め用のスケール251との間には、基準白板239、ならびに、第1キャリッジを検出する基点センサ249がある。基準白板239は、照明ランプ232の個々の発光強度のばらつき,また主走査方向のばらつきや、CCD207の画素毎の感度ムラ等が原因で、一様な濃度の原稿を読み取ったにもかかわらず、読み取りデータがばらつく現象を補正(シェーディング補正)するために用意されている。
ADF230の基体248は、奥側(図3紙面の裏側)でスキャナ210の基体にヒンジ結合(蝶番連結)しており、基体248の手前側(図3紙面の表側)の取っ手250mを持ってADF230の基体248引き上げることにより、ADF230を、コンタクトガラス231に略60度をなす起立姿勢まで起こすことができる。ADF230の基体248の奥側には、ADF230の基体248がコンタクトガラス231に対して略20度以上の広開度で「開」を表す高レベルH、該略20度より小さい開度で「閉」を表す低レベルLの信号を発生する圧板開度検出スイッチ252がある。ADF230の、コンタクトガラス231に対向する圧板250pがADF230の底面部に装着されており、ADF230の開度が0度のとき、圧板250pの下面が、図3に示すように、コンタクトガラス231の上面に密着する。
圧板開度検出スイッチ252の開度検出信号が「開」を表わすHでADF230が前記60度程度に開いているときに、仮にランプ232がコンタクトガラス231の下方の、ユーザから見える位置にあって点灯すると、その光がユーザの目に入る。しかし、圧板開度検出スイッチ252の開度検出信号が「閉」を表わすLでADF230の開きが前記20度程度以下のときには、仮にランプ232がコンタクトガラス231の下方の、外部から見える位置にあって点灯しても、その光が圧板250pで遮られて、ユーザの目にはほとんど入らない。
前述の第1キャリッジおよび第2キャリッジの副走査方向yの往復光路の下方の、キャリッジの副走査方向の移動に緩衝しない位置に、副走査方向yの原稿サイズ判定用の、反射型光センサSy1〜Sy6が配置されており、これらのセンサの、コンタクトガラス231に垂直な方向(z)の検出位置は、コンタクトガラス231の上面(ガラス231に載置された原稿のガラス接触面)に設定されている。反射型光センサSy1〜Sy6のx,y2次元面上の配置位置を図13(コンタクトガラス231をz下向きに見下ろした拡大平面図)に示す。本実施例では、反射型光センサSy1〜Sy6はそれぞれ、コンタクトガラス231上の、名刺,はがき,A4(横),B5(縦),B4(縦)およびA3(縦)の副走査y方向後端縁部に対応する位置に紙(原稿)があるかを検出する。反射型光センサSy1〜Sy6のそれぞれは、コンタクトガラス231上の検出点に紙がある(発射光の反射光を受光する)と原稿ありを示す高レベルH、紙がない(発射光の反射光を受光しない)と原稿無しを示す低レベルLの原稿検出信号を発生する。なお、ADF230の基体248が20度未満の開度でも、原稿がなく圧板250pがコンタクトガラス231の上面から数mm以上はなれていると、反射型光センサSy1〜Sy6が投射した光の圧板250pによる反射光はセンサに戻らず、センサの原稿検出信号は原稿無しを示す低レベルLである。コンタクトガラス231上に原稿がある位置のセンサの原稿検出信号は、基体248が開いていても閉じていても、原稿ありを示す高レベルHである。
図4に、図1に示す複写機の画像処理系統のシステム構成を示す。このシステムでは、読取ユニット211と画像データ出力I/F(Interface:インターフェイス)212でなるカラー原稿スキャナ210が、画像データ処理装置ACPの画像データインターフェース制御CDIC(以下単にCDICと表記)に接続されている。画像データ処理装置ACPにはまた、カラープリンタPTRが接続されている。カラープリンタPTRは、画像データ処理装置ACPの画像データ処理器IPU2(Image Processing Unit;以下では単にIPU2と記述)から、書込みI/F134にYMCK記録画像データを受けて、作像ユニット135でプリントアウトする。作像ユニット135は、図2に示すものである。
画像データ処理装置ACP(図4)はルータに接続されており、該ルータには、パソコンPCが接続したLANのハブ(図示略)およびインターネットに接続したモデム(図示略)が接続されており、画像データ処理装置ACPは、LANに接続した機器(例えば、パソコンPC,サーバDSR,プリンタ,スキャナ,複合機能複写機など)と通信して画像データの送,受信をすることができる。また、インターネットを介して、インターネット通信機能がある他の機器と通信して画像データの送,受信をすることができる。LANのハブに接続された配信サーバDSRは、それに送信された又は蓄積したファイル(メール,画像)を、指定された又は登録された宛て先(LAN接続機器又はインターネット接続機器)に配信するコンピュータである。
画像データ処理装置ACP(以下では単にACPと記述)は、パラレルバスPb,画像メモリアクセス制御IMAC(以下では単にIMACと記述),画像メモリMEM(メモリモジュール;以下では単にMEMと記述),ハードディスク装置HDD(以下では単にHDDと記述),システムコントローラ31a,RAM34,不揮発メモリ35,フォントROM36,CDIC,IPU2等、を備える。パラレルバスPbには、ファクシミリ制御ユニットFCU(以下単にFCUと記述)を接続している。操作ボード220はシステムコントローラ31aに接続している。
カラー原稿スキャナ210の、原稿を光学的に読み取る読取ユニット211のCCD207の撮像素子が発生するRGB画像信号は、センサボードユニットSBU上で信号処理しかつRGB画像データに変換しかつシェーディング補正して、出力I/F212を介してCDICに送出する。
CDICは、画像データに関し、出力I/F212,パラレルバスPb,IPU2間のデータ転送,プロセスコントローラ131とACPの全体制御を司るシステムコントローラ31aとの間の通信をおこなう。また、RAM132はプロセスコントローラ131のワークエリアとして使用され、不揮発メモリ133はプロセスコントローラ131の動作プログラム等を記憶している。半導体メモリMEMの他に、多くの画像データを収納するためにHDDがある。HDDを用いる事により、外部電源が不要で永久的に画像を保持できる特徴もある。多くの原稿の画像をスキャナで読み込んでHDDに保持し、また、PCが与える多くのドキュメント画像を保持できる。
画像メモリアクセス制御IMAC(以下では単にIMACと記述)は、パソコンのハードウエアおよびソフトウエアと同等のものを備えており、MEMおよびHDDに対する画像データ,制御データの書き込み/読み出しを制御する他に、wwwサーバ(ソフト),FTPサーバ(ソフト),SMTPサーバ(ソフト),DHCPサーバ(ソフト)およびその他のファイル,メールの送受信に使用するサーバ(ソフト)がセットアップされている。なお、これらのソフト(プログラム)はHDDに格納されている。
システムコントローラ31aは、パラレルバスPbに接続される各構成部の動作を制御する。また、RAM34はシステムコントローラ31aのワークエリアとして使用され、不揮発メモリ35はシステムコントローラ31aの動作プログラム等を記憶している。
操作ボード220は、ACPがおこなうべき処理を入力する。たとえば、処理の種類(複写、ファクシミリ送信、画像読込、プリント等)および処理の枚数等を入力する。これにより、画像データ制御情報の入力をおこなうことができる。
スキャナ210およびADFのCCD207で読取ったRGB画像データは、IPU2で、スキャナガンマ補正,フィルタ処理などの、読取り歪を補正する画像処理を施してから、MEMに蓄積する。MEMの画像データをプリントアウトするときには、IPU2においてRGB信号をYMCK信号に色変換し、プリンタガンマ変換,階調変換,および、ディザ処理もしくは誤差拡散処理などの階調処理などの画質処理をおこなう。画質処理後の画像データはIPU2から書込みI/F134に転送される。書込みI/F134は、階調処理された信号に対し、パルス幅とパワー変調によりレーザー制御をおこなう。その後、画像データは作像ユニット135へ送られ、作像ユニット135が転写紙上に再生画像を形成する。
IMACは、システムコントローラ31aの制御に基づいて、画像データとMEM,HDDのアクセス制御,LAN上に接続したパソコンPC(以下では単にPCと表記)のプリント用データの展開,MEM,HDDの有効活用のための画像データの2次圧縮/伸張、ならびに、各種サーバ(ソフト)を使用する画像ファイルの生成およびLAN又はインターネットを介する送,受信を行う。
IMACへ送られた画像データは、データ圧縮後、MEM又はHDDに蓄積され、蓄積された画像データは必要に応じて読み出される。プリントのために読み出された画像データは、伸張され、1次圧縮データに戻しIMACからパラレルバスPbを経由してCDICへ戻され、CDICで1次伸張されて本来の画像データに戻される。CDICからIPU2への転送後は画質処理をして書込みI/F134に出力し、作像ユニット135において転写紙(用紙)上に再生画像を形成する。LAN又はインターネットを介して送信をする場合には、2次圧縮データのまま或いはPCとの共用性が高い別の圧縮方式で圧縮して、ネットワークI/F38およびルータを介して、LAN又はインターネットに送出する。
画像データの流れにおいて、パラレルバスPbおよびCDICでのバス制御により、デジタル複合機の機能を実現する。ファクシミリ送信は、スキャナ210,ADF230で読取られた画像データをIPU2にて画像処理を実施し、CDICおよびパラレルバスPbを経由してFCUへ転送することによりおこなわれる。FCUは、通信網へのデータ変換をおこない、それを公衆回線PNへファクシミリデータとして送信する。ファクシミリ受信は、公衆回線PNからの回線データをFCUにて画像データへ変換し、パラレルバスPbおよびCDICを経由してIPU2へ転送することによりおこなわれる。この場合、特別な画質処理はおこなわず、書込みI/F134から出力し、作像ユニット135において転写紙上に再生画像を形成する。
複数ジョブ、たとえば、画像読み取り機能,コピー機能,ファクシミリ送受信機能,プリンタ出力機能が並行に動作する状況において、読取ユニット211,作像ユニット135およびパラレルバスPbの使用権のジョブへの割り振りは、システムコントローラ31aおよびプロセスコントローラ131において制御する。プロセスコントローラ131は画像データの流れを制御し、システムコントローラ31aはシステム全体を制御し、各リソース(ジョブ)の起動を管理する。また、デジタル複合機の機能選択は、操作ボード220においておこなわれ、操作ボード220の選択入力によって、画像読取機能,画像データ登録機能,コピー機能,プリント機能,ファクシミリ機能,連結転送機能等の処理内容を設定する。
システムコントローラ31aとプロセスコントローラ131は、パラレルバスPb,CDICおよびシリアルバスSbを介して相互に通信をおこなう。具体的には、CDIC内においてパラレルバスPbとシリアルバスSbとのデータ,インターフェースのためのデータフォーマット変換をおこなうことにより、システムコントローラ31aとプロセスコントローラ131間の通信を行う。
各種バスインターフェース、たとえばパラレルバスI/F 37、シリアルバスI/F 39、ローカルバスI/F 33AAおよびネットワークI/F 38は、IMACに接続されている。システムコントローラ31aは、ACP全体の中での独立性を保つために、複数種類のバス経由で関連ユニットと接続する。
システムコントローラ31aは、パラレルバスPbを介して他の機能ユニットの制御をおこなう。また、パラレルバスPbは画像データの転送に供される。システムコントローラ31aは、IMACに対して、画像データをMEM,HDDに蓄積させるための動作制御指令を発する。この動作制御指令は、IMAC,パラレルバスI/F 37、パラレルバスPbを経由して送られる。
この動作制御指令に応答して、画像データはCDICからパラレルバスPbおよびパラレルバスI/F 37を介してIMACに送られる。そして、画像データはIMACの制御によりMEM又はHDDに格納されることになる。
一方、ACPのシステムコントローラ31aは、PCからのプリンタ機能としての呼び出しの場合、プリンタコントローラとネットワーク制御およびシリアルバス制御として機能する。ネットワーク経由の場合、IMACはネットワークI/F 38を介してプリント出力要求データを受け取る。
汎用的なシリアルバス接続の場合、IMACはシリアルバスI/F 39経由でプリント出力要求データを受け取る。汎用のシリアルバスI/F 39は複数種類の規格に対応している。
PCからのプリント出力要求データはシステムコントローラ31aにより画像データに展開される。その展開先はMEM内のエリアである。展開に必要なフォントデータは、ローカルバスI/F 33aおよびローカルバスRb経由でフォントROM36aを参照することにより得られる。ローカルバスRbは、このコントローラ31aを不揮発メモリ35aおよびRAM34aと接続する。シリアルバスSbに関しては、PCとの接続のための外部シリアルポート32a以外に、ACPの操作部である操作ボード220との転送のためのインターフェースもある。これはプリント展開データではなく、IMAC経由でシステムコントローラ31aと通信し、処理手順の受け付け、システム状態の表示等をおこなう。システムコントローラ31aとMEM,HDDおよび各種バスとのデータ送受信は、IMACを経由しておこなわれる。MEM,HDDを使用するジョブはACP全体の中で一元管理される。
CDICは、カラー原稿スキャナ210(SBU)が出力する画像データを受けて、IPU2に出力する。IPU2は、「スキャナ画像処理」190をして、CDICに送りだす。CDICは、パラレルバスPbでの転送効率を高めるために画像データの1次圧縮を行う。圧縮した画像デ−タは、パラレルバスPbへ送出される。パラレルデータバスPbから入力される画像データはバス転送のために1次圧縮されており、CDICで伸張される。伸張された画像データはIPU2へ転送される。IPU2では、「画質処理」によりRGB画像データをYMCK画像データに変換し、プリンタ100の画像出力用の画像データYp,Mp,Cp,Kpに変換してカラープリンタ100に出力する。
CDICは、パラレルバスPbで転送するパラレルデータとシリアルバスSbで転送するシリアルデータの変換機能を併せ持つ。システムコントローラ31aは、パラレルバスPbにデータを転送し、プロセスコントローラ131は、シリアルバスSbにデータを転送する。CDICは、2つのコントローラ1,131の通信のために、パラレル/シリアルデータ変換を行う。
図5に、スキャナ210およびADF230の画像読み取りの電気系統の構成を示す。イメージセンサ207から出力される電気信号すなわち、R,G,B各色アナログ画像信号はそれぞれ、信号処理208で増幅され、A/D変換209によってデジタル画像信号すなわち画像データに変換される。この画像データは、シェーディング補正210,原稿サイズ検知211,画素密度変換212aおよび変倍212bの処理段を経て、CDICを介して画像データ処理器IPU2に出力される。A/D変換209では、アナログ画像信号を画像データにディジタル変換する。
スキャナ制御回路206は、ACPのシステムコントローラ31aおよびプロセスコントローラ131からの指示に従って、点灯タイミング制御回路205,信号処理タイミング制御回路213及びモータ制御ユニット260を制御する。点灯タイミング制御回路205は、スキャナ制御回路206からの指示に従って露光ランプ232(232a,232b)のオン/オフを制御するとともに、信号処理タイミング制御回路213を介してプロセスコントローラ131が指示する照度(光量)に露光ランプ232の明るさ(時系列平均値又は平滑値)を定める。なお、参照符号232a,232bを総括的に参照符号232で示すことがある。スキャナ制御回路206は、コンタクトガラス231に載置された原稿のサイズ検出のための、読み取り制御(RCP)も行う。この内容は図8および図9を参照して後述する。
モータ制御ユニット260は、スキャナ制御回路206からの指示に従って、副走査駆動モータ238及びADFモータ224を制御する。これらのモータは、いずれもステッピングモータであり、駆動系統の軸にはロータリエンコーダ(E)221及び225が連結されている。原稿の走査位置(y)および駆動量ならびにADF送り原稿の先,後端位置および送り量は、各ロータリエンコーダ221,225が発生する電気パルスを、モータ制御ユニット260内のアップダウンカウンタで計数して把握される。
スキャナ制御回路206に接続された紙センサ223は、ADF30の原稿トレイ上に原稿があるかを検知するもの,ペーパジャム検知のもの及び原稿サイズ検知のものを含む。基点センサ249は、第1キャリッジの基準位置通過を検出するものであり、図3に示すように、基準位置からリターン方向にa分もどった位置が、第1キャリッジのホームポジション(待機位置)HPであり、窓板240に対向するシートスルーの読み取り位置である。
スキャナ制御回路206には、CPU,ROMおよびRAMを主体とするマイクロコンピュータシステム,上述のセンサが接続された入出力インターフェース、ならびに、点灯回路制御回路205,信号処理タイミング制御回路213,モータ制御ユニット260に接続した入出力インターフェース、さらに、プロセスコントローラ131およびシステムコントローラ31aとの通信インターフェースがある。操作ボード220には初期設定キーがあり、オペレータがこのキーを操作すると、操作ボード220のデイスプレイに、各部初期設定メニューが表示される。該メニュー上の原稿スキャナの初期設定項目を指定すると、原稿スキャナの初期設定メニュー画面がディスプレイに表示される。ここでオペレータは、原稿スキャナ210およびADF230の、読み取り動作特性を指定又は調整する制御データおよび画像信号処理特性を調整する各種パラメータを調整し設定することができる。該制御データの中に、原稿サイズ検出の瞬時指示と、照明光量上昇検出に連動する上昇検出モードの指示とを択一指定する指示情報(FSDc)があり、オペレータが原稿サイズ検出の瞬時指示を指定すると、該指示情報は「0」に設定され、上昇検出モードを指定すると、該指示情報は「1」に設定される。なおこの指示情報は、後述の、図8および図18ステップ10aで参照される。
原稿スキャナ210およびADF230宛ての、上述の制御データおよび画像信号処理特性を調整する各種パラメータは、制御プログラムおよび画像処理プログラムと共に、図4のHDDに保存されている。原稿スキャナ210に動作電圧が加わった直後の初期化のときに、スキャナ制御回路206のCPUがシステムコントローラ31aに初期設定を要求して、動作プログラムおよび制御データをHDDから読み出して、CPUの外付けのRAM又はCPU内部のRAMに書込む。なおHDDに保存された画像信号処理プログラムおよび各種パラメータは、センサ・ボードユニットSBUの第1画像処理ユニットIPU1のCPU(図7の38)が、それに動作電圧が加わった直後の初期化のときに、HDDから読み出して、制御情報メモリCM(図7)に書込む。
信号処理タイミング制御回路213は、スキャナ制御回路206,ACPのシステムコントローラ31a及びプロセスコントローラ131からの指示あるいは制御信号に従って、各種信号を生成する。即ち、画像読み取りを開始すると、イメージセンサ207に対しては、シフトゲート信号SH,転送クロック,リセット信号RSおよびクランプゲート信号CLP等を含む制御信号を与え、システムコントローラ31aに対しては、画素同期クロックパルスCLK,ライン同期信号LSYNC及び主走査有効期間信号LGATEを出力する。画素同期クロックパルスCLKは、イメージセンサ207に与えるシフトクロックと略同一の信号である。また、ライン同期信号LSYNCは、プリンタ14の作像ユニット135のビームセンサが出力するライン同期信号MSYNCと対応する信号であるが画像読み取りを行なっていない時は出力が禁止される。主走査有効期間信号LGATEは、イメージセンサ207が出力する画信号が有効と見なせるタイミング(原稿領域読み取り期間)で高レベルHになる。
スキャナ制御回路206は、ACPのシステムコントローラ31aから読み取り開始指示(スタート)を受けると、スイッチングレギュレータ203への制御信号Seを電源出力オンを指示するレベルに切換え、信号処理タイミング制御回路213(の制御信号発生)を制御してイメージセンサ207の読み取りを開始し、露光ランプ232を点灯し、副走査駆動モータ238(手差しモード)又はADFモータ(ADFモード)を駆動開始する。また、副走査有効期間信号FGATEを高レベルH(原稿領域外)にセットする。この信号FGATEは、手差しモード(フラットベッド読み取り方式)では第1キャリッジが原稿始端位置に達したときに、原稿領域内を示すLに切り替えられ、ADFモード(シートスルー読み取り方式)では、レジストローラからの原稿(先端)の送り出し搬送量が、ADF13を使用するADFモードでの原稿読み取り位置までの送り量に達したときに原稿領域内を示すLに切り替えられる。そして、手差しモードでは原稿尾端の走査が終わると、ADFモードでは原稿尾端がHPを通過すると、副走査有効期間信号FGATEは原稿領域外を示すHに戻される。
読み取りユニット11の交流入力回路201には商用交流が印加され、直流電源回路202が商用交流を直流に変換する。スイッチングレギュレータ203が、直流電圧を昇圧直流に変換して定電圧に制御し、インバータを含む駆動回路204a,204bに放電灯電源として印加する。駆動回路204a,204bの各インバータが、点灯タイミング制御回路205が与える各点灯制御信号TG1,TG2に応答して、それが点灯指示である低レベルLの間高電圧直流を高電圧交流に変換して各露光ランプ232a,232bに印加する。露光ランプ232a,232bは放電灯であり、該高電圧交流によって駆動されて発光し、原稿を照明する。各点灯制御信号TG1,TG2の高レベルHは消灯指示であり、各点灯制御信号TG1,TG2が高レベルHに切換わると駆動回路204a,204bの各インバータが、高電圧直流の高電圧交流への変換を停止し、すなわち露光ランプへの高電圧交流出力を停止し、これにより露光ランプ232a,232bが消灯する。
センサボードユニットSBUには、第1画像処理ユニットIPU1がある。
図6に、IPU1の構成を示す。入出力I/F31には、画像データの入,出力をする画像ポート0〜4、および、制御データ,制御信号あるいは同期信号のやり取りをするモード設定器(モード指定デコーダ),SCI(System Control Interface),割込みコントローラ,JTAG(回路自動テスト),ホストI/Fおよびクロックジェネレータ、ならびにタイマがある。画像ポート0および1は画像データの入力専用,画像ポート2は画像データの入出力用、ならびに、画像ポート3および4は出力専用である。
各画像ポート0〜4には、第1ポートと第2ポートがあり、第1及び第2各ポートで1バイトのデータを同時に入力および又は出力できる。これにより各画像ポート0〜4は、2バイトのデータを同時に並行して入力および又は出力できる。RGBカラー画像データ(多値階調)は8ビット、モノクロ読取り(モノクロ処理モード)が指定された場合の読取り出力データ(多値階調)も8ビットである。したがってモノクロ処理モードのときには、2つの画像データ即ち2画素の画像データを同時に並行して入力/出力できる。カラー処理モードの時には、1画素のRGB各画像データの2つを同時に並行して入力/出力できる。
バッファメモリ装置32の、各メモリであるRAM0〜15のそれぞれは、8Kバイトの記憶容量がある。8Kバイトは、A3版短辺に平行な1ラインの600dpiの多値の画像データ(8ビット:R,G,B画像データの1種)を格納しうる容量であり、ラインバッフアとして画像データの入力および又は出力に用いられる、あるいは、LUTとして用いられる。この種のRAMが16個あり、それぞれ2バイト一括の読み書きと、1バイトづつの読み書きとを選択できるものである。2個のRAM16,17は、それぞれ2Kバイトの容量であり、これらは、画像データ転送元又は転送先との間のシリアルデータ転送の速度差吸収のために、画像データを循環シフトする循環シフトレジスタとして使用するものである。
これらのRAM0〜17はメモリスイッチSW1〜SW3の何れかに接続されている。画像ポート0〜4,メモリスイッチSW1〜SW3およびSIMD型プロセッサ33の3者の間にはメモリコントローラ「メモコン」0〜17が介挿されている。画像ポート0〜4のそれぞれに接続したメモコン0〜5,11および12は、SIMD型プロセッサ33が与える入出力モード指定に応じて、画像ポートに対するデータ入出力機能を有する。これらのメモコンに対して、画像ポート,SIMD型プロセッサ33又はRAM(0〜17)が、データ転送の発送側となり、また、データ転送の受取側となる。
その他のメモコン6〜10および13〜19も、SIMD型プロセッサ33が与える入出力モード指定に応じて、データの転送方向(From/To)を定めるデータセレクト機能を有するが、これらのメモコンに対しては、SIMD型プロセッサ33又はRAM(0〜17)がデータ転送の発送側となり、また、データ転送の受取側となる。しかし、画像ポートに対する接続機能は無い。メモコン0〜19の何れも、SIMD型プロセッサ33が与えるRAM指定に応じて、メモリスイッチ(SW1〜SW3)を、指定されたRAM(0〜17)に自己メモコンを接続するように設定する。
メモコン0〜19のそれぞれには、SIMD(Single Instruction Stream Multiple Data Stream)型プロセッサ33が与えるメモコン設定情報を格納する設定情報レジスタおよびSIMD型プロセッサ33が指定する接続先RAM(0〜17)の管理情報を格納する管理情報レジスタならびにDMA(ダイレクトメモリアクセス)コントローラ(DMAC)がある。また、DMACには、接続先RAM(0〜17)の読み書きアドレスを定めるアドレスカウンタ,開始アドレスレジスタ(ラッチ),終了アドレスレジスタ,使用モードレジスタ、および、メモリ入出力制御回路がある。これら開始アドレスレジスタ,終了アドレスレジスタおよび使用モードレジスタはそれぞれ、RAMの複数の領域区分での各領域宛ての開始アドレス,終了アドレスおよび使用モード(バッフアメモリ/LUT)を保持しえるように、複数の情報を格納できる。前記メモリ入出力制御回路は、前記設定情報レジスタおよび管理情報レジスタのデータ群をデコードし、データ転送の発送側のタイミング信号に同期して、受取側への制御信号およびタイミング信号を生成するデコーダを含み、更に、8KバイトのRAM0〜15は、1ラインデータの、奇数番画素データと偶数番画素データへの分離、またその逆の、奇数番画素データと偶数番画素データの1ラインへの集成、の各データ処理に用いる偶数番(又は奇数番)画素同期信号を生成するための、画素同期パルスを1/2に分周する1/2分周器を含む。
バッファメモリRAM(0〜17)に対してデータを読み書きするときには、前記メモリ入出力制御回路のデコーダは、前記アドレスカウンタの画素同期パルスのカウント値(画素アドレス)を、前記開始アドレスレジスタおよび終了アドレスレジスタのデータと比較して、現在のRAMアクセス領域を検知し、検知した領域の使用モードデータを使用モードレジスタから読み出して、それを動作モード制御信号にデコードしてRAM(0〜17)に対する読み書きを制御する。
メモコン設定情報により、あるメモコンA(0〜19の1つ)に、接続すべきあるRAMa(0〜17の1つ)が指定され、その使用モードに「バッフアメモリ」(書込/読出し)が指定された場合には、該メモコンAは、メモリスイッチ(SW1〜SW3)の内部のデータセレクタを該メモコンAが該RAMaにアクセスする接続に定める。この場合に、メモコン設定情報がたとえば入力カラー画像データの読込みを指定するときには、プロセッサ33が指定したRAMa(0〜17)に、同じく指定した画像ポートに入ってくるカラー画像データを書込む。
図7に、図6に示すSIMD型プロセッサ33の構成の概要を示す。データ処理装置であるSIMD型プロセッサ33は、内部にプロセッサエレメントPE区分のローカルメモリRAM群を持ち、使用するメモリ領域,データパスの経路をグローバルプロセッサ38にあるデータバスコントロールに於いて制御する。入力されたデータおよび出力のためのデータはローカルメモリRAM群をバッファーメモリとして割り当て、それぞれに格納し、外部I/F39にて外部に出力する。ローカルメモリRAMを含みそれぞれが8ビット以上の多値画像データに対して並行して同じ画像処理を行うプロセッサエレメントPE群すなわちデータ処理器PEGに、グローバルプロセッサ38が同時に同一の演算命令を与える。プロセッサエレメントPEの演算結果は再度ローカルメモリRAMに格納する。そして外部I/F39を通してメモコンに出力する。
プロセッサエレメントPEの処理手順,処理のためのパラメータ等はプログラムRAM36及びデータRAM37との間でやり取りを行う。プログラムRAM36,データRAM37には、システムコントローラ106の命令によって、ハードディスクHDDのプログラムおよびデータが、IMAC/パラレルバスPb/CDIC/シリアルバスSb経由で、ダウンロードされる。このデータ転送は、外部I/F39にあるDMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)が、システムコントローラ106が与えるロードコマンドに応答して実行する。このデータの流れは、該DMACの要求に応じてプロセスコントローラ101が設定する。
RAM0〜17群がバッファメモリBMであり、それに対してデータを読み書きするバッファコントローラBCに、メモリスイッチSW1〜SW3群,メモコン0〜19群,外部I/F39およびグローバルプロセッサ38が含まれる。このバッファコントローラBCが、画像ポート0〜4群,バッファメモリBMおよびプロセッサエレメントPE群を含むデータ処理器PEGの三者間のデータ転送を制御する。グローバルプロセッサ38は、プログラムRAM36のデータプログラムに基づいて前記三者間のデータ転送モードを定め、かつデータ処理器PEGのデータ処理の内容を定める。
プログラムRAM36のデータプログラムの中に、データ転送モードを定める転送モードデータならびにデータ処理器PEG宛の処理モードデータがある。グローバルプロセッサ38は転送モードデータを認識した(読取った)制御ステージ(タイミング)では、転送モードデータをデコード(解読)してデータRAM37から、該転送モードデータ対応の、外部IF39(のデータセレクタDs20,Ds21)を制御する下位制御データ(メモコン指定データ)およびそれによって特定されるメモコンに与える下位階層の制御情報データ(設定情報&管理情報)を読み出して、外部IF39に、またそれを介してメモコンに与える。
また、グローバルプロセッサ38は上記処理モードデータを認識した制御ステージでは、データ処理モードをデコードしてデータRAM37から、該データ処理モード宛てのデータ処理器PEGのデータ処理プログラムおよび参照データ,設定データを読出してデータ処理器PEGの各プロセッサエレメントPEの内部RAMに書き込む。プログラムRAM36およびデータRAM37で構成される制御情報メモリCMが、バッファメモリBM(RAM0〜17)の制御情報データ、ならびに、変換テーブル又は演算データを含む変換用データ、を記憶する制御情報メモリである。
バッファメモリBMは、逐次的に入力されるデータを蓄え、蓄えたデータの所定数を同時にデータ処理器PEGに出力し、また、データ処理器PEGで処理された所定数の処理済データを一旦蓄えて出力可能なバッファメモリである。プロセッサエレメントPE群であるデータ処理器PEGが、該バッファメモリBMの所定数のデータを同時に並行して入力して処理しあるいは処理した所定数のデータを同時に並行して出力するデータ処理器である。そして、バッファコントローラBCが、前記バッファメモリBMが該データ処理器(PEG)の並行入出力に適した形になるように、両者の接続を適応的に変化させ、また、前記制御情報メモリ(CM)の変換用データに基づいて、同一の複数の変換テーブルを前記バッファメモリ(BM)に形成することができるバッファコントローラである。
これらによって、バッファメモリBMを、そのメモリ(RAM0〜17のいずれか)の一部又は全部を、データ処理器(PEG)の並行入出力に適した状態に設定した後に、バッファメモリ(BM)からデータ処理器(PEG)に所定数のデータを同時に並行して入力しあるいはデータ処理器(PEG)が処理した所定数のデータを同時に並行してバッファメモリBMに出力するか、あるいは、バッファメモリBMに形成された複数の変換テーブルのそれぞれに複数連の被変換データの各連を対応付けて、各変換テーブルから各連の被変換データに対応する変換済データを同時に並行して読出すか、または両者の処理を行う。
画像処理の内容を変えたり、システムで要求される処理形態(画像処理の組合せ)が変更になる場合、HDDからプログラムRAM36及びデータRAM37に転送するデータセットの、システムコントローラ106による選択を、操作ボードOPB又はパソコンPCからの指示により変更して対応する。また、HDDの、プログラムRAM36及びデータRAM37に転送するデータセットを、書換えて対応する場合もある。
外部I/F39内の入出力バスには、データ処理器であるプロセッサエレメントPE群(PEG:図7)の各エレメントPE内のRAMが接続されており、グローバルプロセッサ38が、個々のエレメントPE内のRAMの読み/書きDMA転送をメモコンに設定することにより、SIMD型プロセッサ33の外から個々のエレメントPE内のRAMにデータを書き込み、あるいは、個々のエレメントPE内のRAMから、SIMD型プロセッサ33の外にデータを読み出すことができる。すなわち、図6に示す画像ポート0〜4およびRAM0〜RAM17と、SIMD型プロセッサ33のプロセッサエレメントPE群(PEG)との間のデータ転送ができる。RAM0〜17と、SIMD型プロセッサ33との間のデータラインの1本線は、8ビットデータをビットパラレルで転送しうる1組のバスを意味している。
RAMの使用モードがLUT(変換テーブル)の生成であり、メモコン設定情報がシェーディングLUTを生成する(RAMにLUTデータを書込む)もののときには、メモコンB(0〜19の1つ)は、SIMD型プロセッサ33が与えるシェーディング補正データを、該プロセッサ33が指定したRAMb(0〜15の1つ)の、プロセッサ33が指定したアドレス(開始アドレス〜終了アドレス)に書込む。
メモコン設定情報による指定モードがカラー画像データの送出であると、プロセッサ33が出力する、またはそれが指定したRAMe(0〜15の1つ)の、カラー画像データを画像ポートに送出する。指定モードには、シェーディング補正210,原稿サイズ検知211,画素密度変換212a,変倍212bおよびその他があり、パラレル/シリアル変換又はその逆の変換を行う、RAM(0〜17)へのカラー画像データの書込みならびにRAM(0〜17)のカラー画像データの読み出しもある。これら各種処理のプログラムおよびデータは全てHDDにあり、IPU1(のグローバルプロセッサ38)は、スキャナ210に電源が投入されてグローバルプロセッサ38に動作電圧が加わったときに実行する初期化において、システムコントローラ31aおよびIMACを介してHDDから読み出して制御情報メモリCMに格納する。
スキャナ制御回路206には、CPU,ROMおよびRAMを含むマイクロコンピュータがあり、主要な制御は該マイクロコンピュータが行う。スキャナ210に電源が投入されて動作電圧がスキャナ制御回路206に加わると、スキャナ制御回路206(のCPU)は、スキャナ210およびADF230の初期化を行う。これを終え、しかもIPU1が前述の初期化を終えると、スキャナ制御回路206はシェーデイング補正LUTを、IPU1のバッファメモリ装置32(のRAM0〜17の一部)に形成する。すなわち、ランプ232を点灯して所定の明るさに調整し、ランプ232の明るさが所定レベルに安定すると、第1キャリッジ(ランプ232,第1ミラー233)を白基準板239の位置に駆動して信号処理タイミング制御回路213を介してIPU1(のグローバルプロセッサ38)にシェーディング補正LUTの生成を指示する。IPU1はこれに応答して、CCD207のライン読み取りの画像信号をA/D変換209がデジタルデータに変換した画像データを、数ライン分読み込んで同一主走査x位置の画像データの平均値を算出し、主走査1ライン上の各画素位置(x位置)の画像データ(平均値)を設定レベルとするに必要な各ゲインを算出して、各ゲインを、IPU1のバッファメモリ装置32(のRAM0〜17の一部)に定めたシェーデイング補正LUTに、各画素位置(x位置)宛てに書込む。白基準板239の読み取りが終わるとスキャナ制御回路206はランプ232を消灯して第1キャリッジをホームポジションHPに戻す。
図8および図9に、スキャナ制御回路206による原稿読み取り制御(RCP)の概要を示す。まず図8を参照する。ユーザによってADF230が起こされて圧板250pがコンタクトガラス231から離れて、ADF230がコンタクトガラス231に対して略20度以上の傾斜(開度)になると圧板開度検出スイッチ252の検出信号がL(「閉」)からH(「開」)に切換わる。これに応答してスキャナ制御回路206は、圧板開を表わす「1」をレジスタ(スキャナ制御回路206内CPUの内部RAMの1領域)rPBに書き込んで(4)、ランプ232および第1ミラー233を搭載した第1キャリッジを、副走査方向yの第1設定位置Yrにフォワード(往)駆動する(ステップ1〜6;これに第2キャリッジも連動する。ただし速度は第1キャリッジの1/2。以下も同様)。ステップ5は、レジスタrFBのデータが、第1回の原稿サイズ読み取り済(第1回の原稿サイズ検出は失敗)であることを表わす「1」であるかを参照している。このレジスタrFBのデータは、後述のステップ14,16および21で操作(変更)される。
なお、以下においては、カッコ内にはステップという語を省略して、ステップNo.記号のみを記す。
レジスタrPBは、圧板開度検出スイッチ252の検出信号(「1」:開/「0」:閉)を保持するものであり、スキャナ制御回路206は、該検出信号を読み取る度にそれをレジスタrPBに書込むが、該検出信号を読み取ったとき、そのレベル(「1」/「0」)とレジスタrPBのデータとが相違するときは、該検出信号の読み取りの直前に、圧板が閉から開に又はその逆に変化したことが分かる。すなわち、レジスタrPBのデータが「0」で圧板開度検出スイッチ252の検出信号が「1」であると、圧板250pに閉から開への変化があったこと、すなわち圧板が開いたこと、がわかる。レジスタrPBのデータが「1」で圧板開度検出スイッチ252の検出信号が「0」であると、圧板250pに開から閉への変化があったこと、すなわち圧板が閉じたこと、がわかる。ステップ2−3−4−5のルートは、圧板250pが閉から開に変化したことを検知するルート、ステップ2−9−10のルートは、圧板250pが開から閉に変化したことを検知するルートである。
上述のように、圧板250pの閉から開への変化に応答して第1キャリッジを副走査方向yの第1設定位置Yrにフォワード駆動すると、第1ミラー233のコンタクトガラス読み取り位置は、図13に太い一点鎖線で示す位置であり、本実施例では、検出対象の定型原稿サイズの最小なものである「名刺」の縦方向後端縁部よりも先端側(副走査方向yの原点0側)であって、副走査方向yの原稿サイズを検出するための反射型光センサSy1〜Sy6のいずれの視野も遮らず、しかも横切らない。なお、CCD207のライン読み取りによる画像データを、主走査方向xの原稿サイズ検出のために摘出する箇所は、図13に示す領域B11〜B51とB12〜B52の2グループであり、第2グループの各箇所B12〜B52の主走査方向xの位置は第1グループの各箇所B12〜B52の主走査方向xの位置と同じであり、それぞれ各定型サイズ(名刺,はがき,B5横,B4横およびA3横(A4縦)の主走査方向xの後端縁部に該当する位置である。
図8を再度参照する。第1キャリッジを第1設定位置Yrに位置決めするとスキャナ制御回路206は、圧板開度検出スイッチ252の検出信号がH(「開」)からL(「閉」)に切換わるのを待って(1,2−9−1,2−9)、切換わると、ランプ232および反射型光センサSy1〜Sy6(以下ではYセンサという)のレーザダイオードを点灯付勢する(10)。そして、スキャナ制御回路206の、CPU内又はCPU外のRAMの1域領域に定めたレジスタFSDcの指定情報FSDcを参照して(10a)、それが「原稿サイズ検出の瞬時指示」を指定する「0」であるときには、直ちに第1キャリッジをリターン(復)駆動し(11)、信号処理タイミング回路213を介してIPU1に「サイズ検知指示1」を与える(12,13)。しかし、指定情報FSDcが「上昇検出モード」を指定する「1」であるときには、「サイズ読み取りのタイミング調整」(SDT)を実行してから、第1キャリッジをリターン(復)駆動し(11)、信号処理タイミング回路213を介してIPU1に「サイズ検知指示1」を与える(12,13)。「サイズ読み取りのタイミング調整」(SDT)の内容は、図10を参照して後述する。
IPU1に「サイズ検知指示1」を与える(12,13)と、スキャナ制御回路206(のCPU)は、第1回の原稿サイズ読み取り済を表わす「1」を、レジスタrFBに書込む(14)。この「サイズ検知指示1」に応答してIPU1が、CCD207が繰り返し発生するライン読み取りの画像信号の読込とX原稿サイズ検出を行うが、その内容は図12を参照して後述する。
次にスキャナ制御回路206は、レジスタrPBに圧板閉をあらわす「0」を、レジスタrFBには第1回原稿サイズ検出済を表わす「1」を書込み(14)、Yセンサ(Sy1〜Sy6)の検出信号を読み込んで(17)、第1キャリッジの読み取り視野がコンタクトガラス231の始端(図13の原点0)をはずれるとランプ232を消灯し、そして第1キャリッジをホームポジション(待機位置)HPに止める(18)。
つぎにスキャナ制御回路206は、IPU1がX原稿サイズ検出の終了(X原稿サイズデータレディ)を報知してくると、X原稿サイズデータを受信してレジスタに保存し(20a)、ステップ17で読み込んだYセンサ(Sy1〜Sy6)の検出信号に基づいてY原稿サイズを判定してY原稿サイズデータを生成し(20b)、X原稿サイズデータとY原稿サイズデータから原稿面全体のサイズを、定型原稿サイズのどれかに決定して(20c)、決定した定型原稿サイズデータをACP(のシステムコントローラ31a)に出力する(20d)。ACPは、その中で実行する原稿画像データ処理の処理対象領域を該定型原稿サイズに定める。コピーモードの場合には、該定型原稿サイズと指定の複写倍率から所要用紙サイズを決定し、該サイズの用紙をプリント用給紙に設定する。
上述のようにX原稿サイズデータが得られた場合には、レジスタrFBの第1回原稿サイズ検出済を表わす「1」を消去する(21)。すなわちレジスタrFBに「0」を書込む。これにより、次に圧板250pが開かれたときにも、第1キャリッジは第1設定位置Yrに駆動される(5−6)。次に、「タイミングデータの更新」(TDA)を行うが、この内容は、図10を参照して後述する。
IPU1がX原稿サイズ検出の失敗を報知してきたときには、スキャナ制御回路206は、原稿確認要求の表示を、ACP(のシステムコントローラ31a)を介して操作ボード220に指示する(22)。操作ボード220は、該原稿確認要求に割り付けられている「圧板を開いて原稿を置いてください」を操作ボード220上の表示パネルに表示し、そして間断して3回「ピー」と操作ボード220に装備したブザーを鳴らす。ついでスキャナ制御回路206は、圧板250の操作読み取り(1−2−3−2)に戻る。このとき、レジスタrFBのデータが「1」であることに注目されたい。
圧板250pが開くと、スキャナ制御回路206は、第1キャリッジを、副走査方向yの第2設定位置Yraにフォワード駆動する(ステップ1〜5−7)。第1キャリッジを副走査方向yの第2設定位置Yraにフォワード駆動すると、第1ミラー233のコンタクトガラス読み取り位置は、図14に太い一点鎖線で示す位置であり、第1設定位置Yrよりも更にフォワード方向に進んだ(最小サイズ(名刺)領域内に更に入り込んだ)位置である。CCD207のライン読み取りによる画像データを、主走査方向xの原稿サイズ検出のために摘出する箇所は、図14に示す領域B11〜B51とB12〜B52の2グループであり、第2グループの各箇所B12〜B52の主走査方向xの位置は第1グループの各箇所B12〜B52の主走査方向xの位置と同じであり、それぞれ各定型サイズ(名刺,はがき,B5横,B4横およびA3横(A4縦)の主走査方向xの後端縁部に該当する位置である。しかし、図14に示す第2回目のX原稿サイズ検出のための読み取り箇所B11〜B51とB12〜B52は、コンタクトガラス面に対しても、またリターン走査開始の設定位置(Yra)に対しても、図13に示す第1回目のX原稿サイズ検出のための読み取り箇所B11〜B51とB12〜B52とは位置が異なっている。
副走査方向の設定位置(Yr,Yra)でランプ232を点灯するとともに第1キャリッジをリターン駆動し、第1キャリッジがホームポジションHPに戻すまでの、第1キャリッジ上の第1ミラー233の視野が各箇所B11〜B51,B12〜B52の領域内の画像データを、X原稿サイズ判定のためにIPU1に取り込むので、ランプ232の光量の立上りの緩急,圧板の閉じ速度および原稿上の画像濃度分布の組合せによっては、箇所B11〜B51とB12〜B52とで画像読み取り条件が不良となることが考えられるので、上述のように2種(図13と図14)の設定位置(Yr,Yra)および読み取り箇所を設定して、第1のX原稿サイズ検出(図13)が失敗であると、設定位置および読み取り箇所が異なる第2のX原稿サイズ検出(図14)を実行するようにしている。
第1キャリッジを副走査方向yの第2設定位置Yraに駆動した後、圧板250pが閉に変化するとスキャナ制御回路206は、ランプ232およびYセンサのレーザダイオードを点灯し(10)、第1キャリッジをリターン駆動し(11)、信号処理タイミング回路213を介してIPU1に「サイズ検知指示2」を与える(12,15)。そしてレジスタrPBに圧板閉をあらわす「0」を書き込み、レジスタrFBの第1回原稿サイズ検出済を表わす「1」を消去して「0」とし(16)、Yセンサ(Sy1〜Sy6)の検出信号を読み込んで(17)、第1キャリッジの読み取り視野がコンタクトガラス231の始端(図14の原点0)をはずれるとランプ232を消灯し、そして第1キャリッジをホームポジションHPに止める(18)。その後のスキャナ制御回路206の処理は、上述の第1回のX原稿サイズ判定処理(19〜22)と同様である。
図9を参照する。ACPから原稿画像読み取りのスタート指示が到来すると、スキャナ制御回路206は、スタート指示に付帯の読み取りモードデータを参照して(24)、フラットベッド読み取りモードが指定されている場合には、ステップ25〜33のフラットベッド読み取りを実行する。すなわち、定型原稿サイズを判定し保持している場合にはランプ232を点灯して第1キャリッジのフォワード駆動を開始して(25,27)、第1キャリッジが白基準板239読み取り領域に入るときに白基準板読み取りタイミング信号を信号処理タイミング制御回路213を介してIPU1に出力し(28)、原稿読み取りの原点0に到達するときに原稿始端タイミング信号および原稿サイズデータをIPU1に出力する(29)。そして、第1キャリッジの副走査位置が、定型原稿サイズの後端を過ぎると、第1キャリッジのフォワード駆動を停止(31)し、ランプ232を消灯する(32)。そしてシステムコントローラ31aから、その内部にある時計ICの時刻データ(現在時刻)を入手して、スキャナ制御回路206のCPUの内部RAMの1領域に定めた消灯切換時刻レジスタに書込み(Sta)、第1キャリッジをリターン駆動(戻し駆動)して、ホームポジションHPに戻す(33)。
定型原稿サイズをスキャナ制御回路206が持たず、しかもスタート指示に付帯の読み取りモードデータにも含まれていない場合には、スキャナ制御回路206はACPに原稿サイズを要求する。ACPはこれに応答して「読み取りサイズを入力してください」を操作ボード220に表示し、サイズ入力があるとこれをスキャナ制御回路206に送信する。これを受信するとスキャナ制御回路206はランプ232を点灯して第1キャリッジのフォワード駆動を開始する(25,27)。
スキャナ制御回路206は、読み取りモードデータがADF読み取りモードを指定しているときには、原稿トレイ241の紙センサ223の検出信号を参照して、それが紙ありを示していると、ランプ232を点灯して、ADF230による原稿給紙を開始して、ADF原稿読み取りを行う(35,36)。紙センサ223の検出信号が紙なしを示しているときには、ACPに原稿セット(装着)を要求する(37)。ACPはこれに応答して「原稿トレイに原稿をセットしてください」を操作ボード220に表示する。読み取りモードデータがモード指定なしである場合には、スキャナ制御回路206は、原稿トレイ241の紙センサ223の検出信号を参照して、それが紙ありを示していると、ADF原稿読み取りを行う(38,36)。紙センサ223の検出信号が紙なしを示しているときには、フラットベッド読み取り(25〜33)を実行する(38−25)。
図10の(a)に、図8上に示す「サイズ読取のタイミング調整」(SDT)の内容を示す。ここではまず、IPU1に「照明検知」の指示を与える(61)。これに応答してIPU1は、CCD207で読取った画像データに基づいてランプ232の照明光量が原稿サイズ検出に適する照度に上昇したかを検出する「照明検知」を開始して、適値まで上昇したと判定したときに、IPU1はスキャナ制御回路206(のCPU)に、「照明検知成立」を報知する(図11のステップ71〜79)。IPU1のこの「照明検知」の内容は、図11を参照して後述する。
スキャナ制御回路206は、IPU1に「照明検知」の指示を与えると(61)、ランプ点灯付勢の開始からの経過時間Tdの計測を開始し(62)、システムコントローラ31aから現在時刻を入手して、今回のランプ点灯付勢の開始までの消灯時間
Tr=現在時刻−消灯切り換え時刻
を算出する(63)。上記消灯切り換え時刻は、図9のステップStaで前記消灯切換時刻レジスタに保持した時刻データである。そして、消灯時間Tr対応の遅延値Tdsを、スキャナ制御回路206の内部のRAMに割り当てたTdテーブルから読み出して、閾値に定める(64)。Tdテーブルは、次の表1に示すように、消灯時間Trを8区分して各区分に番号(No.)を与えて、その区分の消灯時間のときに計測した経過時間Tdを書込んだものである。
Figure 0004721735
IPU1が「照明検知成立」を報知してくると、そこで計測中の経過時間Tdをレジスタに保存して(66)、図8の「キャリッジリターン」(11)に進む。IPU1から「照明検知成立」の報知がなく経過時間Tdが閾値Tdsに達すると(67)、図8の「キャリッジリターン」(11)に進む。
図10の(b)に示す「タイミングデータの更新」(TDA)では、レジスタに上記ステップ66で保存した経過時間Tdがあると、Tdテーブル上の、そのとき保持している消灯時間Trが該当する区分No.の経過時間データを、該レジスタに保存している経過時間Tdに、更新する(71,72)。
なお、スキャナ制御回路206に動作電圧が印加された直後の初期化において、Tdテーブルの全区分No.に、HDDにあった制御データの中のデフォルト値(標準値:例えば100msec相当値)が書込まれ、その後経過時間Tdが得られたときには、上述のように、Tdテーブルの、該当区分のデータを、得られた経過時間に更新する。
図11に、前述の「照明検知指示」(61)に応答するIPU1の、「照明検出」(SDP)の内容を示す。IPU1は、「照明検知指示」(61)を受けると、信号処理タイミング制御回路213が発生するフレームゲート信号FGATE,ライン同期信号LSYNCおよび画素同期クロックCLKを参照して図13に示す読み取り箇所B11〜B51,B12〜B52の、各ラインの各画像データの1/(a・b)をバッファメモリBMの、各箇所に対応付けた各RAM8〜RAM17に累算して書込む。すなわち、書き込んである値に加算して、加算した結果値を更新書込みする(71,72)。aは各箇所の主走査方向の幅(画素数)、bは副走査方向の長さ(画素数=ライン数)であり、aおよびb共に、2の冪乗である。bライン分の累算が成立すると、各箇所の累算値を、閾値Rthで2値化する。ここで画像データは白レベルが高値であり、閾値以上の箇所に2値データ(1ビット)の「1」(白)を、閾値未満の箇所に「0」(黒)を割り付ける(74)。そして、いずれかの箇所が「1」(白)であると、照明光量適として、照明検知成立をスキャナ制御回路206に報知する(79)。
いずれの箇所も「0」(黒)であると、次のラインの画像データが到来するのを待って、到来すると、各箇所につき、該ラインの各画像データの1/(a・b)を箇所内分累算し、箇所宛てに保持する累算値データの(b−1)/bに、今回ラインの累算値を加算し、加算で得た和を箇所累算値として、すなわち箇所内累算値の古い1ライン分を新たな1ライン分に更新して(76)、2値化して(74)、いずれかの箇所が「1」(白)であると、照明光量適として、照明検知成立をスキャナ制御回路206に報知する(79)。
照明検知成立をスキャナ制御回路206に報知したか否に関わらず、スキャナ制御回路から「サイズ検知指示1」(13)又は「サイズ検知指示2」(15)が与えられると、IPU1は、図12に示す、「X原稿サイズ検出」(SDP)に進む。
図12に示す、「X原稿サイズ検出」(SDP)に進むとIPU1は、「サイズ検知指示1」(13)を受けた場合には、信号処理タイミング制御回路213が発生するフレームゲート信号FGATE,ライン同期信号LSYNCおよび画素同期クロックCLKを参照して図13に示す読み取り箇所B11〜B51,B12〜B52の各画像データをバッファメモリBMの、各箇所に対応付けた各RAM8〜RAM17に書込む(41〜43)。「サイズ検知指示2」(15)を受けたときには、図14に示す読み取り箇所B11〜B51,B12〜B52の各画像データをバッファメモリBMの、各箇所に対応付けた各RAM8〜RAM17に書込む(41,44,45)。
次にIPU1は、各RAM8〜RAM17のそれぞれにつき、それに格納した画像データをシェーディング補正して、シェーデイング補正後の画像データの平均値M11〜M51,M12〜M52(各箇所内の平均値)を算出してレジスタにセーブし(46)、各平均値を原稿あり/なしデータD11〜D51,D12〜D52に2値化してレジスタにセーブする(47)。なお、シェーデイング補正は、補正対象画像データの画素位置(x位置)をシェーディング補正LUTに与えて該x位置宛てにLUTに格納されているゲインを読み出して補正対象画像データに乗算するものである。
次にIPU1は、前記主走査方向の同一箇所の平均値Mi1とMi2(i=1〜5)の差を算出して、差が設定値ΔD以上の箇所の主走査位置iに宛てた2値データDi(i=1〜5)を原稿ありを意味する「1」とする(49,50)。差が設定値ΔD未満の箇所に関しては、Di1とDi2が同一であると、該箇所iに当てた2値データDiに、該箇所の2値データDi1を書き込む(51,52)が、一致しないと、X原稿サイズ検出の失敗をスキャナ制御回路206に報知する(58)。これに応答するスキャナ制御回路206の処理は、図8のステップ19に関連する説明の箇所ですでに説明した。Di(i=1〜5)の全てに2値データを書き込んだときには、IPU1は、全ての2値データが「0」(黒:原稿なし)のときにもX原稿サイズ検出の失敗をスキャナ制御回路206に報知する(55〜58)。そうでないと、X原稿サイズ検出に成功したとして、2値データ群Di(i=1〜5)の「1」/「0」の主走査方向の分布をX原稿サイズデータに符号化(エンコード)して、該X原稿サイズデータをスキャナ制御回路206に送信する(56,57)。
第2実施例の複合機能複写機のハードウエア構成は、上述の図1〜図7に示す第1実施例のものと同じであり、各部機能の大部分は同じであるが、第2実施例のIPU1が実行する「X原稿サイズ検出」(SDP)が、第1実施例の図12に示すものとは異なる。
図15に、第2実施例のIPU1が実行する「X原稿サイズ検出」(SDP)の内容を示す。「サイズ検知指示1」(13)を受けた場合には、図16に示す読み取り箇所B1〜B5の副走査方向の始点データYrをライン数レジスタYに書込んで(81)、白判定閾値レジスタWtにYr対応値Wtr(設定値)を書込む(82)。「サイズ検知指示2」(15)を受けた場合には、図17に示す読み取り箇所B1〜B5の副走査方向の始点データYraをライン数レジスタYに書込んで(83)、白判定閾値レジスタWtにYra対応値Wtra(設定値)を書込む(84)。
次に、カウントレジスタCbB1〜5をクリアして(85)、信号処理タイミング制御回路213が発生するフレームゲート信号FGATE,ライン同期信号LSYNCおよび画素同期クロックCLKを参照して、各箇所B1〜B5につき、箇所内の1ライン上の各画像データの1/aを累算し、白レベル判定用の閾値(設定値)で2値化する。すなわち、箇所内1ラインが「白」か判定する(86)。そして、各箇所B1〜B5それぞれの判定を参照して、「白」との判定が成立した箇所Bi(1=1〜5のいずれか)に割当てられたカウントレジスタbBiを1インクレメント(1カウントアップ)する(87〜90)。すなわち、レジスタのデータに1を加えて、得た和値を該レジスタに更新書込みする。
次にライン数レジスタYのデータを1デクレメント(1カウントダウン)する(92)。すなわち、レジスタYのデータから1を減算して、得た残値を該レジスタに更新書込みする。次には、残値が0以下になったか参照して、0になっていないと、次のラインの画像データの到来を待って、同様に各箇所内の1ライン画像データが白かの判定を行い(86)、白と判定した箇所に割り当てられたカウントレジスタbBiを1インクレメントする(87〜90)。このような処理を、レジスタYのデータが0になるまで繰り返す。すなわち、図16又は図17の、原稿サイズ判定のための画像データの読込み始点Yr又はYraから、終点(原稿画像読み取り始点:原点0)まで、各箇所B1〜B5の白ライン数をカウントアップして、カウントレジスタCbB1〜5に書込む(86〜94)。
これが終わると、カウントレジスタCbB1〜5のカウント値を、閾値レジスタWtの閾値Wtで、箇所白B1〜B5が白か黒かを表わす2値データ(「1」:白/「0」:黒)に2値化して、各箇所対応の白黒判定レジスタRB1〜RB5に書き込む(95〜100)。次に、白黒判定レジスタRB1〜RB5の全てが「0」(黒)であると、X原稿サイズ検出の失敗をスキャナ制御回路206に報知する(101,104)。そうでないと、X原稿サイズ検出に成功したとして、白黒判定レジスタRB1〜RB5の2値データ群Di(i=1〜5)の「1」/「0」の主走査方向の分布をX原稿サイズデータに符号化(エンコード)して、該X原稿サイズデータをスキャナ制御回路206に送信する(102,103)。第2実施例のその他の機能および処理は、上述の第1実施例と同様である。
第3実施例の複合機能複写機のハードウエア構成は、上述の図1〜図7に示す第1実施例のものと同じであり、各部機能の大部分は同じであるが、第3実施例のスキャナ制御回路206が実行する「読み取り制御」(RCP)が、第1実施例の図8および図9に示すものとは異なる。
図18および図19に、第3実施例のスキャナ制御回路206が実行する「読み取り制御」(RCP)の内容を示す。これは、第1実施例の図8に示す「サイズ読み取りのタイミング調整」(SDT)を削除して代わりに、図18に示すステップSdc1〜Sdc4を加入し、「サイズ読み取りのタイミング調整」(SDT)に関連する「タイミングデータの更新」(TDA:図8)および「消灯切換時刻への現時刻の設定」(Sta:図9)を削除したものである。
この第3実施例では、レジスタFSDcの指定情報FSDcを参照して(10a)、それが「原稿サイズ検出の瞬時指示」を指定する「0」であるときには、直ちに第1キャリッジをリターン(復)駆動し(11)、信号処理タイミング回路213を介してIPU1に「サイズ検知指示1」を与える(12,13)。しかし、指定情報FSDcが「上昇検出モード」を指定する「1」であるときには、IPU1に「照明検知」を指示し(Sdc1)、限界時間(設定値)Dtのタイマをスタートして(Sdc2)、IPU1が「照明検知成立」を報知してくるのを待ち(Sdc3)、「照明検知成立」の報知があると、第1キャリッジをリターン(復)駆動する(11)。「照明検知成立」の報知がなくタイマDtがタイムオーバすると、第1キャリッジをリターン駆動する(11)。
このように第3実施例は、ランプ点灯開始から「照明検知成立」までの遅延時間Tdや消灯時間Trの計測は行わず、キャリッジリターン駆動のタイミング検出および制御を簡略にしている。第3実施例のその他の機能および処理は、上述の第1実施例と同様である。
本発明の第1実施例の、複合画像処理機能があるフルカラー複写機の外観を示す拡大正面図である。 図1に示すカラープリンタPTRの拡大縦断面図である。 図1に示すカラースキャナ210およびADF230の拡大縦断面図である。 図1に示す複写機内の、画像処理システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す原稿スキャナ210とADF230の組み合わせ部分の電気系統の概要を示すブロック図である。 図5に示すIPU1のハードウエア構成の概要を示すブロック図である。 図6に示すSIMD型プロセッサ33のハードウエア構成の概要を示すブロック図である。 図5に示すスキャナ制御回路206の「読み取り制御」(RCP)の内容の概要の一部を示すフローチャートである。 図5に示すスキャナ制御回路206の「読み取り制御」(RCP)の内容の概要の残部を示すフローチャートである。 (a)は、図8に示す「サイズ読み取りのタイミング調整」(SDT)の内容を示すフローチャート、(b)は図8に示す「タイミングデータの更新」(TDA)の内容を示すフローチャートである。 図5に示すIPU1の「照明検知」(SDP)の内容を示すフローチャートである。 図5に示すIPU1の「X原稿サイズ検出」(SDP)の内容を示すフローチャートである。 図3に示すコンタクトガラス231の拡大平面図であり、第1回の原稿サイズ検出で画像データの摘出を行う箇所B11〜B51,B12〜B52を示す。 図3に示すコンタクトガラス231の拡大平面図であり、第2回の原稿サイズ検出で画像データの摘出を行う箇所B11〜B51,B12〜B52を示す。 本発明の第2実施例のIPU1の「X原稿サイズ検出」(SDP)の内容を示すフローチャートである。 図3に示すコンタクトガラス231の拡大平面図であり、第2実施例の第1回の原稿サイズ検出で画像データの摘出を行う箇所B1〜B5を示す。 図3に示すコンタクトガラス231の拡大平面図であり、第2実施例の第2回の原稿サイズ検出で画像データの摘出を行う箇所B1〜B5を示す。 本発明の第3実施例のスキャナ制御回路206の「読み取り制御」(RCP)の内容の一部を示すフローチャートである。 本発明の第3実施例のスキャナ制御回路206の「読み取り制御」(RCP)の内容の残部を示すフローチャートである。
8:第1トレイ
9:第2トレイ 10:第3トレイ
11:第1給紙装置 12:第2給紙装置
13:第3給紙装置 14:縦搬送ユニット
15:感光体 16:搬送ベルト
17:定着ユニット 18:排紙ユニット
19:分岐爪 26:搬送モータ
27:現像器 100:フィニシャ
101:切り替え板 103:排紙ローラ
104:排紙トレイ 105:搬送ローラ
106:ステープラ 107:搬送ローラ
108:ステープル台
109:ジョガー 110:排紙トレイ
111:両面給紙ユニット
112:反転ユニット
221,225:ロータリエンコーダ
224:ステッピングモータ
231:原稿台ガラス 232:照明ランプ
233:第1ミラー 234:第2ミラー
235:第3ミラー 236:レンズ
207:イメージセンサ 238:ステッピングモータ
239:基準白板 240:ガラス
241:原稿トレイ 242:ピックアップローラ
243:レジストローラ対 244:搬送ドラム
245:押さえローラ 246,247:排紙ローラ
248:排紙トレイ兼用の圧板
249:基点センサ 251:スケール
260:モータ制御ユニット

Claims (22)

  1. 透光板,該透光板に向けて原稿を押さえる圧板,前記原稿を照明する照明灯,該照明灯を副走査駆動する駆動手段,前記原稿を前記副走査の方向と直交する主走査方向にライン読み取りして読み取った画像信号をライン出力する撮像素子、および、該撮像素子に前記照明灯で照明された原稿像を投影する光学手段、を備える原稿読み取り装置において、
    前記圧板が設定開度以上の「開」か該設定開度未満の「閉」かを検出する開度検出手段;
    該開度検出手段の検出の「開」から「閉」への変化に応答して、前記照明灯の点灯を開始する、読み取り制御手段;
    前記点灯を開始した後の前記撮像素子の画像信号に基づいて該撮像素子の受光量の設定値を超える上昇を検出する、立上り検出手段;
    原稿サイズ検出指示に応じて、前記撮像素子の画像信号に基づいて前記主走査方向の原稿有無を判定し該判定に基づき前記主走査方向の原稿サイズを検出する、サイズ検出手段;
    前記照明灯の消灯時刻から前記照明灯の点灯の開始時刻までの該照明灯の消灯時間を算出する消灯時間演算手段;
    前記照明灯の点灯開始から前記立上り検出手段が前記上昇を検出するまでの経過時間を計測し、前記消灯時間に対応付けて保存する手段;および、
    前記照明灯の点灯の開始から、前記消灯時間演算手段が算出した消灯時間に対応付けられた前記保存する手段が保持する経過時間の後に、前記サイズ検出手段に前記原稿サイズ検出指示をする前記読み取り制御手段;
    を備えることを特徴とする原稿読み取り装置。
  2. 前記立上り検出手段は、前記原稿の複数の読取り箇所の少なくとも1箇所の、前記撮像素子の画像信号をデジタル変換した画像データの累算結果が閾値以上であったときに前記上昇があると検出し;該検出に応じて前記保存する手段は、該検出があったときの経過時間を前記消灯時間に対応付けて保存する;請求項に記載の原稿読み取り装置。
  3. 前記読み取り制御手段は、前記立上り検出手段の前記上昇の検出と、前記照明灯の点灯を開始してからの経過時間の前記保存する手段が保持する前記経過時間への到達の、早い方に応じて前記サイズ検出手段に前記原稿サイズの検出を指示する;請求項又はに記載の原稿読み取り装置。
  4. 前記原稿読み取り装置は更に、オペレータ入力に従って原稿サイズ検出指示のタイミング制御を指示する情報をメモリに設定/消去する手段;を備え、前記読み取り制御手段は、前記タイミング制御を指示する情報が存在するときに前記原稿サイズ検出を行い;前記タイミング制御を指示する情報が不在のときには、前記照明灯の点灯を開始するとき前記サイズ検出手段に前記原稿サイズの検出を指示し、前記サイズ検出手段は、該原稿サイズの検出の指示に応答して、前記撮像素子の画像信号に基づいて前記主走査方向の原稿有無を判定し該判定に基づき前記主走査方向の原稿サイズを決定する;請求項1乃至3のいずれか1つに記載の原稿読み取り装置。
  5. 前記読み取り制御手段は、前記開度検出手段の検出の「閉」から「開」への変化に応答して、前記駆動手段を介して前記照明灯を前記透光板の原稿載置領域に入り込んだ副走査方向第1設定位置に往駆動し、前記サイズ検出手段に前記原稿サイズの検出を指示するときに、前記駆動手段を介して前記照明灯を復駆動する;請求項1乃至の何れか1つに記載の原稿読み取り装置。
  6. 前記サイズ検出手段は、前記復駆動の間に、前記副走査方向の複数箇所の前記撮像素子の画像信号を読み込み、前記主走査方向で同一位置の、前記副走査方向で複数箇所の画像信号を照合して前記主走査方向の複数の位置それぞれでの原稿有無を判定して前記主走査方向の原稿サイズを決定する;請求項に記載の原稿読み取り装置。
  7. 前記副走査方向第1設定位置は、原稿読み取り装置に定めた最小原稿サイズの領域内である、請求項又は6に記載の原稿読み取り装置。
  8. 前記サイズ検出手段は、前記複数箇所の各箇所内の前記画像信号をデジタル変換した画像データの平均値を算出し、前記主走査方向同一位置の、前記副走査方向の複数箇所の各平均値を照合する、請求項6又は7に記載の原稿読み取り装置。
  9. 前記サイズ検出手段は、前記主走査方向同一位置の、前記副走査方向の複数箇所の画像信号の差が設定値以上の前記主走査方向の位置は、原稿ありとする、請求項乃至8のいずれか1つに記載の原稿読み取り装置。
  10. 前記サイズ検出手段は、前記複数箇所の各箇所の前記画像信号をデジタル変換した画像データを原稿ありを表わす2値データか原稿なしを表わす2値データに2値化し、前記主走査方向同一位置の、前記副走査方向の複数箇所の各2値データが前記主走査方向の各位置において合致すると、該2値データの前記主走査方向の分布に基づいて前記主走査方向の原稿サイズを決定する、請求項乃至8のいずれか1つに記載の原稿読み取り装置。
  11. 前記サイズ検出手段は、前記主走査方向同一位置の、前記副走査方向の複数箇所の各画像信号の差が設定値以上の前記主走査方向の位置は、原稿ありの2値データとし、他の主走査方向の位置の、前記副走査方向の複数箇所の、前記画像信号デジタル変換した画像データを原稿ありを表わす2値データか原稿なしを表わす2値データに2値化した各2値データが合致すると、前記主走査方向の各位置の2値データの前記主走査方向の分布に基づいて前記主走査方向の原稿サイズを決定する、請求項乃至8のいずれか1つに記載の原稿読み取り装置。
  12. 前記主走査方向同一位置の、前記副走査方向の複数箇所の各2値データ間に不一致があると、原稿確認要求を報知する、請求項10又は11に記載の原稿読み取り装置。
  13. 前記サイズ検出手段は、原稿確認要求を報知した後の前記復駆動の間には、原稿確認要求を報知する前の前記復駆動の間に画像信号を読み込んだ前記副走査方向の複数箇所とは異なる前記副走査方向の複数箇所の画像信号を読み込んで前記主走査方向の各位置の原稿有無を判定する、請求項12に記載の原稿読み取り装置。
  14. 前記サイズ検出手段は、前記復駆動の間に、前記主走査方向の複数位置の画像信号を、前記副走査方向には所定ピッチで繰り返し読み込み、各位置の各ラインが照明光の反射がある白かを検出して各位置につき白と検出したライン数をカウントして、各箇所宛てカウント値を原稿有無に2値化して各位置の原稿有無を参照して前記主走査方向の原稿サイズを決定する;請求項に記載の原稿読み取り装置。
  15. 原稿読み取り装置は更に、前記透光板上の前記副走査方向の複数位置の原稿有無を検出するYセンサを備え;前記読み取り制御手段は前記開度検出手段の検出の「開」から「閉」への変化に応答して、前記Yセンサの検出信号を読み込み;前記サイズ検出手段は、前記決定した主走査方向の原稿サイズと、前記Yセンサが検出した前記副走査方向の複数位置の原稿有無との組合せに基づいて、原稿の全体サイズを判定する;請求項1乃至14のいずれか1つに記載の原稿読み取り装置。
  16. 前記読み取り制御手段は、原稿読み取り指示を受けたとき原稿サイズデータを得ていると該原稿サイズに対応する副走査反転位置まで前記照明灯を往駆動し、該副走査反転位置で照明灯を復駆動して読み取り指示を待つ待機位置に戻す;請求項1乃至15のいずれか1つに記載の原稿読み取り装置。
  17. 原稿読み取り装置は更に、待機位置にある照明灯で照明される透光窓およびシート状原稿を該透光窓を副走査方向に通過するように移送する原稿移送手段を備え;前記読み取り制御手段は、前記待機位置に照明灯を固定し、前記移送されるシート状原稿の画像を読み取るシートスルー読み取りモードと、前記透光板に沿って前記照明灯を前記副走査方向に駆動するフラットベッド読み取りモードの一方を選択実行する;請求項1乃至16のいずれか1つに記載の原稿読み取り装置。
  18. 原稿読み取り装置は更に、原稿トレイに原稿が有るかを検出する原稿載置検出手段を備え;前記読み取り制御手段は、原稿読み取り指示を受けたとき前記原稿載置検出手段が原稿有りを検出しているときには、前記シートスルー読み取りモードを実行する;請求項17に記載の原稿読み取り装置。
  19. 請求項1乃至18のいずれか1つに記載の画像読み取り装置;
    画像データを蓄積する記憶手段;および、
    該画像読み取り装置が出力する画像データを前記記憶手段に蓄積し、前記記憶手段から読出す画像データ処理手段;
    を備える画像処理装置。
  20. 請求項1乃至18のいずれか1つに記載の画像読み取り装置;および、
    前記画像読み取り装置が読み取った画像データが表わす画像を用紙上に印刷するプリンタ;を備える画像形成装置。
  21. 請求項1乃至18のいずれか1つに記載の画像読み取り装置;
    画像データを蓄積する記憶手段;
    該画像読み取り装置が出力する画像データを前記記憶手段に蓄積し、前記記憶手段から読出す画像データ処理手段;および、
    前記記憶手段から読出した画像データが表わす画像を用紙上に印刷するプリンタ、を備える画像蓄積機能がある複写装置。
  22. 前記記憶手段から読出した画像データを通信網に送出する通信手段を更に備える請求項19に記載の画像処理装置。
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