JPH09289569A - 画像読取り装置 - Google Patents
画像読取り装置Info
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- JPH09289569A JPH09289569A JP8102142A JP10214296A JPH09289569A JP H09289569 A JPH09289569 A JP H09289569A JP 8102142 A JP8102142 A JP 8102142A JP 10214296 A JP10214296 A JP 10214296A JP H09289569 A JPH09289569 A JP H09289569A
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Abstract
の調整が容易に行える画像読取り装置を提供する。 【解決手段】 操作パネルから原稿自動送り調整モード
に設定して、スタートキーを操作すると、原稿が原稿自
動送り装置により画像読取部に搬送されて、スキャナに
より画像が読み込まれる。この画像データは、CPU1
05の制御を受けてメモリユニット部300の画像メモ
リ302に書き込まれる。CPU105は、ROM11
5に格納されたプログラムにより、画像メモリ302に
書き込まれた当該原稿の画像データを検索して、原稿の
2つの頂点を検出し、この2頂点から原稿読取基準位置
に対する傾き量、およびこの傾きが是正された場合の副
走査方向、主走査方向における位置ずれ量を算出して、
その傾き量と、主走査方向におけるずれ量(調整量)を
実際の調整量に換算して操作パネルに表示して操作者に
よる調整を容易にすると共に、副走査方向のずれ量(調
整量)を原稿自動送り装置を制御するCPUに送ってそ
の送り量が最適になるように制御する。
Description
置まで搬送する原稿自動送り装置を備えた画像読取り装
置に関する。
においては、操作者が、原稿給紙トレイに原稿をセット
してスタートキーを操作すると、当該原稿自動送り装置
の給紙ローラや搬送ベルトが駆動して、原稿を1枚ずつ
画像読取部の原稿読取基準位置まで送り、これをCCD
イメージセンサによってスキャンして画像データを得る
ようになっている。
送り量が、正しく設定されていないと原稿は原稿読取基
準位置まで正しく搬送されずに位置ずれが生じ、これを
スキャンして画像を形成しても、原稿通り再現すること
ができず、コピー不良の原因となる。そのため、複写機
の製造工場での組立時やユーザに納入して据え付ける際
には、作業員もしくはサービスマンが原稿自動送り装置
による原稿送りが適正になるように調整するようになっ
ている。
送り装置を複写機本体に取り付けた後、実際に動作させ
て原稿をプラテンガラス上に送り、次に原稿自動送り装
置を上方に開放して、実際に搬送された原稿のプラテン
ガラス上の位置と原稿読取基準位置との位置ずれ量を目
視し、あるいは、実際に転写紙上にコピーさせてその印
字状態から上記位置ずれ量を判断して、原稿自動送り装
置の送り量を制御するパラメータを変更したり、取付位
置を調整したりしていた。
ような従来の調整方法によれば、位置ずれ解消のために
大変手間がかかっていた。すなわち、原稿自動送り装置
を上に開放して位置ずれ量を目視する場合には、当該原
稿自動送り装置を上方に開放する際に原稿が動いて正し
く位置ずれ量を測定できないおそれがあり、また、実際
に印字されたコピーから位置ずれ量を判断する場合で
も、必ずしも現実の位置ずれ量を正しく判断できない場
合があり、また、転写紙やトナーを無駄に消費してしま
う結果となる。
きたとしても上記パラメータをどれだけ変化させればよ
いかは経験に頼るしかなく、結局は何回も調整を繰り返
すことにより、ずれ量を0に収束させていくしかなかっ
た。このような画像読取部における原稿の位置ずれは、
上述のような副走査方向への送り量との関係で生じるの
みならず、その送り方向と直交する方向(主走査方向)
との関係でも生じ、さらには、原稿が上記副走査方向と
傾いて搬送されるような場合にも生じ、それぞれの位置
ずれを解消するため、大変な手間と労力を要していた。
法として、原稿自動送り装置により送られてきた原稿の
画像データをそのまま読み取って、当該原稿の位置ずれ
をデータ上で修正処理する方法が考えられている。例え
ば、特公昭64−5509号公報には、プラテンガラス
に送られてきた原稿の画像データからその原稿の傾き量
を求め、その傾き分だけ、画像データを回転処理してか
らプリントアウトするようにしている。
データの回転処理の分だけ余分な処理時間が必要となっ
て高速処理に対応できないばかりか、原稿がプラテンガ
ラスからはみ出すなどして、原稿の一部のデータが読み
取れない場合には、もはや修正のしようがない。したが
って、高速処理で原稿を正しく読み取るためには、やは
り、原稿自動送り装置の調整が不可欠であり、そのため
の煩雑さは、上述の通りである。
されたものであって、原稿の位置ずれ解消のための原稿
自動送り装置による原稿搬送位置の調整が容易に行える
画像読取り装置を提供することを目的とする。
に、本発明は、原稿送り手段により原稿を副走査方向に
送って画像読取部に搬送し、この原稿に対して画像読取
手段を相対的に移動させて当該原稿の画像データを得る
画像読取り装置において、前記原稿の画像データに基づ
き、前記画像読取部に設定された原稿読取基準位置と前
記原稿送り手段による原稿の搬送位置との位置ずれ量を
検出する位置ずれ検出手段と、前記検出された位置ずれ
量を表示する位置ずれ量表示手段と、を備えたことを特
徴とする。
定のパラメータにより前記原稿送り手段による原稿の送
り量を制御する送り量制御手段を備え、前記位置ずれ検
出手段は、前記原稿の搬送位置と前記原稿読取基準位置
との副走査方向の位置ずれ量を検出すると共に、前記位
置ずれ量表示手段は、前記位置ずれ量を前記パラメータ
の調整量に換算して表示することを特徴とする。
原稿の搬送位置を、前記副走査方向と直交する主走査方
向に調整する主走査方向位置是正手段を備え、前記位置
ずれ量検出手段は、前記原稿の搬送位置と前記原稿読取
基準位置との前記主走査方向の位置ずれ量を検出すると
共に、前記位置ずれ量表示手段は、前記位置ずれ量を前
記主走査方向位置是正手段の調整量に換算して表示する
ことを特徴とする。
段が、前記画像読取部における副走査方向に対する原稿
送り方向の角度を調整する原稿送り方向是正手段を備
え、前記位置ずれ量検出手段は、前記原稿読取基準位置
に対する前記原稿の搬送位置の傾き量を検出すると共
に、前記位置ずれ量表示手段は、前記傾き量を前記原稿
送り方向是正手段の調整量に換算して表示することを特
徴とする。
段が、前記画像読取部における副走査方向に対する原稿
送り方向の角度を調整する原稿送り方向是正手段を備
え、前記位置ずれ量検出手段は、前記原稿読取基準位置
に対する前記原稿の搬送位置の傾き量を検出すると共
に、この傾き量が前記原稿送り方向是正手段によって是
正された場合の原稿の搬送位置を予め求め、この求めら
れた搬送位置について前記原稿読取基準位置に対する所
定方向の位置ずれ量を求めることを特徴とする。
を副走査方向に送って画像読取部に搬送し、この原稿に
対して画像読取手段を相対的に移動させて当該原稿の画
像データを得る画像読取り装置において、前記原稿の画
像データに基づき、前記画像読取部に設定された原稿読
取基準位置と前記原稿送り手段による原稿の搬送位置と
の副走査方向における位置ずれ量を検出する位置ずれ検
出手段と、前記位置ずれ量が0になるように前記原稿送
り手段による原稿の送り量を修正する原稿送り量修正手
段と、を備えることを特徴とする。
画像読取部における副走査方向に対する原稿送り方向の
角度を調整する原稿送り方向是正手段を備え、前記位置
ずれ量検出手段は、前記原稿読取基準位置に対する前記
原稿の搬送位置の傾き量を検出すると共に、この傾き量
が前記原稿送り方向是正手段により是正された場合の原
稿の搬送位置を予め求めて、この求められた搬送位置に
ついて前記原稿読取基準位置に対する副走査方向の位置
ずれ量を求め、前記原稿送り量修正手段は、この求めら
れた位置ずれ量が0になるように前記原稿送り手段の原
稿送り量を修正することを特徴とする。
置の実施の形態を、デジタル複写機に適用した場合につ
いて説明する。 (1)デジタル複写機全体の構成 まず、デジタル複写機(以下、単に「複写機」とい
う。)の全体の構成を図1により説明する。
けて、原稿自動送り装置(以下「Auto Docum
ent Feeder」を略して単に「ADF」という
場合もある。)10と、画像読取部30と、プリンタ部
50と、給紙部70とからなる。原稿自動送り装置10
は、原稿を自動的に画像読取部30に送る装置であっ
て、原稿給紙トレイ11に載置された原稿は、給紙ロー
ラ12、捌きローラ13、捌きパッド14により1枚ず
つ分離されてガイド15に沿って下方に送られ、さらに
レジストローラ16および搬送ベルト17によって、プ
ラテンガラス31上に設定された所定の原稿読取基準位
置まで搬送される。なお、プラテンガラス31の左端に
は、上記原稿読取基準位置の副走査方向の基準となる原
稿スケール32が設けられている。
像読取部30のスキャナ33によりスキャンされた後、
再び、搬送ベルト17により図の右方向に送られ、排紙
ローラ18を経て原稿排紙トレイ19上に排出される。
この原稿の裏面もスキャンする場合には、切換爪20に
より原稿の搬送路を反転ローラ21方向に切り換え、当
該反転ローラ21により原稿を反転させて再びプラテン
ガラス31方向へ移送し、さらに搬送ベルト17により
プラテンガラス31の上記原稿読取基準位置まで搬送す
る。
と、搬送ベルト17が駆動して原稿が図の右方向に搬送
され、上述の排紙動作によって原稿排紙トレイ19上に
排出されると共に、原稿給紙トレイ11に載置された次
の原稿が原稿読取基準位置まで送られるようになってい
る。なお、この原稿自動送り装置10は、後述するよう
に奥側の一辺を軸として上方に開放可能となっており、
原稿をマニュアルでもプラテンガラス31上に設置でき
るようになっている。
の下方をスキャナモータM2の駆動により図の矢印方向
に移動するスキャナ33がある。このスキャナ33に
は、露光ランプ34とこの露光ランプ34の照射による
原稿からの反射光をプラテンガラス31に平行な方向に
反射するミラー35が設置され、この反射光はさらにミ
ラー36、37および集光レンズ38を介してCCDイ
メージセンサ(以下「CCDセンサ」という)39まで
導かれる。
れて得られた画像データは、画像信号処理部200にお
いてA/D変換されてデジタル信号となり、さらにシェ
ーディング補正や濃度変換、エッジ強調などの処理を加
えられた後、メモリユニット部300に格納される。メ
モリユニット部300に格納された画像データは、印字
処理部400に読み出され、プリンタ部50におけるレ
ーザダイオード51の出力を制御する制御信号となる。
レーザ光は、所定の角速度で回転するポリゴンミラー5
2側面のミラー面で反射され、fθレンズ53、ミラー
54、55を介して、感光体ドラム56の表面を露光走
査する。この感光体ドラム56は、上記露光を受ける前
にクリーニング部57で感光体表面の残留トナーを除去
され、さらにイレーサランプ(図示せず)の照射を受け
て除電された後、帯電チャージャ58により一様に帯電
されており、このように一様に帯電した状態で上記露光
を受けると、感光体ドラム56表面に静電潜像が形成さ
れる。
2成分からなる現像剤が収納されており、トナーを供給
して感光体ドラム56表面に形成された上記静電潜像を
現像する。一方、給紙部70には、2つの用紙カセット
71、72が設けられており、これらのカセットに積載
された転写紙やOHP用のフィルムなどの記録シートの
サイズは、光電式の用紙サイズ検出センサSE4、SE
5によって検出され、その検出信号は、後述のCPU1
06(図6)に送られる。
よび現像の動作と同期して、必要なサイズの記録シート
が、用紙カセット71、72のいずれかから、給紙ロー
ラ711もしくは712の駆動により給紙され、感光体
ドラム56の下方で当該感光体ドラム56の表面に接触
し、転写チャージャ60の静電力により、感光体ドラム
56表面に形成されていたトナー像が当該記録シート表
面に転写される。
1によって感光体ドラム56の表面から引き剥され、搬
送ベルト62により定着部63に搬送される。記録シー
トに転写されたトナー像は、触れるとすぐに剥がれる不
安定な状態であるので、上記定着部63において内部に
ヒータを備えた定着ローラ64で加熱しながら押圧する
ことにより、トナー粒を紙の繊維の間に浸透させて定着
させる。定着後の記録シートは、排出ローラ65により
排紙トレイ66上に排出される。
原稿の有無を検出する原稿検出センサであり、また、S
E2、SE3は、それぞれ送られてきた原稿の端(エッ
ジ)を検出する原稿エッジ検出センサであって、これら
の作用については後述する。図2は、上記原稿自動送り
装置10を上方に開放したときの複写機上部の様子を示
す斜視図である。同図に示すように原稿自動送り装置1
0は、画像読取部30の上面に蝶番501、502を介
して上方に開放可能に取り付けられている。なお、この
蝶番501、502には、通常、原稿自動送り装置10
を上方に開放した状態で停止できるように、その蝶番を
押し開く方向に付勢するバネが設けられているが、本図
では省略されている。
1、502の画像読取部30上面への取付部分のみを拡
大した図であって、両図に示すように蝶番501は、丸
穴501aと長穴501bを備え、蝶番502は、長穴
502aを備えている。図中、破線で示された円は、そ
れぞれ画像読取部30上面に設けられたネジ穴503〜
506であって、原稿自動送り装置10を取り付ける際
は、まず、蝶番501、502の各穴を図示しない4本
のボルトでネジ穴503〜506に仮止めしておき、原
稿自動送り装置10の原稿送り方向が、画像読取部30
の副走査方向に平行になるように、丸穴501aを固定
するボルトを支点として、図の矢印方向に回転させ、取
付位置を破線で示すように移動させて角度調整してから
各ボルトを堅く締め付けて固定するようになっている。
2bは、前記副走査方向に対する原稿送り方向の調整角
度の大きさを例えば、1度単位で示しており、画像読取
部30上面に設けられた三角矢印502cと目盛りを合
わせることにより、原稿自動送り装置10による原稿送
り方向を正確に調整できるようになっている。また、図
4は、原稿自動送り装置10を上面から見た図である。
同図に示すように原稿給紙トレイ11は、原稿ガイド2
2、23を備えており、原稿ガイド22は、長穴22a
を介してボルト22bにより原稿給紙トレイ11に固定
され、このボルト22bを緩めることにより図の矢印方
向に移動可能となって、後述するように搬送された原稿
の側縁が、プラテンガラス31上の主走査方向の基準位
置に来るように調整される。
11上面の原稿送り方向と直交する方向に設けられた長
溝23aに、原稿ガイド23の裏面に設けられた突起2
3bを係合させて、図の矢印方向に大きく摺動可能に取
り付けられており、原稿サイズに応じて両ガイド22、
23間の幅を調節できるようになっている。なお、原稿
ガイド22に設けられた目盛り22cは、例えば1mm
単位で設けられており、原稿給紙トレイ11の三角矢印
22dと合わせることにより、原稿ガイド22の主走査
方向の位置を正確に調整できるようになっている。
い位置には、操作パネル90が設置されており、これに
より操作者が所定の入力をすることができるようになっ
ている。図5は、この操作パネル90の構成の1例を示
すものであって、各種のモードを表示する液晶タッチパ
ネル91、複写枚数や複写倍率などを入力するためのテ
ンキー92、設定された複写枚数を標準値「1」に戻す
クリアキー93、複写機内部に設定された諸条件を標準
値に戻すパネルリセットキー94、印字動作を中止させ
るストップキー95、コピー動作の開始を指示するスタ
ートキー96および後述するADF調整モード設定キー
97が設けられている。
ADF調整モード設定キー97によりADF調整モード
が設定されると点灯して、その旨を操作者に知らせる。
また、液晶タッチパネル91は、液晶表示板の表面にタ
ッチパネルを設けたものであって、図に示す複写枚数、
複写濃度、複写倍率および記録シートのサイズなどの他
に、紙詰まり(ジャム)の発生、記録シートの不足(ペ
ーパーエンプティ)の表示などの複写機の各種の異常状
態の情報を表示すると共に、所定の表示の表面にタッチ
することにより、目的の入力が可能なようになってい
る。 (2)制御部の構成 次に、上記複写機内部に設置される制御部100の構成
を図6のブロック図により説明する。
〜107を中心として構成され、各CPU101〜10
7には、それぞれの制御に必要なプログラムを格納した
ROM111〜117およびプログラム実行時のワーク
エリアとなるRAM121〜127が設けられている。
各CPU101〜107は、データバス150、151
やシリアルI/Oを介して接続されており、割り込み制
御により相互にデータやコマンドの授受を行うことがで
きる。
体に電源が投入されると、それぞれのROMの初期化プ
ログラムを読み出して初期状態に設定されると共に、内
部タイマにより計時を開始して、各ルーチンの時間が所
定時間内となるように監視するようになっている。以
下、制御部100各部の構成及びその動作を、操作者の
キー入力を受け付けて、原稿を読取り、当該画像データ
を処理して印字に到るまでの順に従って説明していく。
ら指示内容を各CPUに伝えると共に、操作パネル90
の表示を制御するものであって、操作パネル90の各種
操作キーからの信号をI/Oポート131を介して受信
し、また、I/Oポート141を介して液晶タッチパネ
ル91の表示内容やADF調整モード表示LED98の
点灯を制御する。
プログラムや初期表示モードのデータが保存されてお
り、装置本体に電源が投入されると、初期表示モードの
データが読み込まれて液晶タッチパネル91に初期画面
が表示される。操作者が、例えば、液晶タッチパネル9
1の「用紙」の部分(図5参照)に触れると、ROM1
11の表示プログラムにより、用紙カセットに設定され
ている用紙サイズのリストが、初期画面に代わって表示
され、この中から操作者が用紙サイズを指定すると、そ
の設定内容がRAM121に格納される。
ードを設定してスタートキー96を操作してコピー開始
を指示すると、CPU102により原稿自動送り装置1
0の動作が制御され、原稿が画像読取部30に搬送され
る。すなわち、CPU102は、上記コピー開始の指示
を受けて、まず、I/Oポート132を介して得た原稿
検出センサSE1(図1)からの信号により原稿の有無
を判断する。この原稿検出センサSE1は、例えば、発
光素子と光電変換素子を備えた反射式の光電センサであ
って、原稿が原稿給紙トレイ11に載置されているとそ
の反射光を光電変換素子が受けて検出信号を発し、これ
により原稿の有無を判断できるようになっている。
と、図示しないモータを起動して、原稿自動送り装置1
0の給紙ローラ12、捌きローラ13、レジストローラ
16を駆動させて原稿の給紙を開始し、さらに搬送ベル
ト17によって当該原稿をプラテンガラス31の原稿読
取基準位置まで送る。この原稿自動送り装置10による
原稿送り量は、例えば、次のようにして制御される。
ジストローラ16などにより送られたきた原稿の後縁
が、原稿エッジ検出センサSE2(図1)により検出さ
れると、この信号を受けてCPU102は内部クロック
パルス発生回路のクロックパルスのカウントを開始し、
予めROM112に格納された第1のカウント数になる
と当該搬送ベルト17による搬送を停止する。これによ
って原稿の後縁を原稿スケール32に合わした状態で設
置することが可能となる。
は、反転ローラ21により反転されて送られてきた原稿
の前縁を原稿エッジ検出センサSE3で検出し、この信
号を受けてCPU102は上述と同様クロックパルスの
カウントを開始し、予めROM112に格納された第2
のカウント数になると当該搬送ベルト17による搬送を
停止させて、これにより、原稿の前縁を原稿スケール3
2に合わした状態で設置する。
2、SE3は、上記原稿検出センサSE1と同じ反射型
の光電センサのほか、発光素子と光電変換素子を対向配
置させた透過型の光電センサであってもよく、さらには
リミットスイッチであってもよい。なお、原稿の前縁、
後縁の検出は、当該原稿エッジ検出センサの出力の変化
(エッジ)をCPU102でモニターすればよく、例え
ば、原稿を検出しているときのセンサ出力がHレベルで
あって、原稿がない場合のセンサ出力がLレベルである
場合、HレベルからLレベルへ変化したときが後縁の検
出となり、LレベルからHレベルへ変化したときが前縁
の検出となる。
り量は、上述のようにクロックパルスのカウント数をパ
ラメータとして制御してもよいし、その他、例えば、搬
送ベルト17の駆動ローラの回転数を光エンコーダで検
出し、そのカウント数をパラメータとして制御してもよ
い。原稿自動送り装置10の取付状態や、機種ごとに原
稿読取基準位置が異なる場合には、それらに応じて上記
第1、第2のカウント数を調整する必要があるが、この
調整方法については後述する。
10により原稿が原稿読取基準位置まで送られると、C
PU102は、CPU107にその旨連絡し、これによ
りCPU107はタイミングを取ってCPU103にス
キャン要求を送る。CPU103は、CPU107から
の上記スキャン要求を受けて、画像読取部30による原
稿スキャン動作を制御する。
必要なプログラムが格納されており、CPU103は、
上記プログラムを読み出してこれに基づきタイミングを
取りながら各種の制御信号を発し、露光ランプ34をオ
ンにしてスキャナモータM2を駆動制御し、当該CCD
センサ39により読み取った原稿の画像データD1を、
画像信号処理部200に送る。
バータ、シェーディング補正部、MTF補正部や、変倍
部、γ補正部などを備えており、入力された画像データ
D1は、CPU104の制御を受けて、A/Dコンバー
タでデジタルの多値信号に変換され、シェーディング補
正部で露光ランプ34の照度ムラや当該CCDセンサ3
9の感度ムラを補正された後、MTF補正部でエッジ強
調などの画質改善のための処理を受け、さらに変倍部や
γ補正部で変倍処理やγ補正処理を加えられた後に、画
像データD2としてメモリユニット部300に転送され
る。
ク図に示すように、2値化処理部301、画像メモリ3
02、符号処理部303、符号メモリ304、回転処理
部305、多値化処理部306およびこれらを制御する
CPU105、その制御プログラムを格納するROM1
15、およびワークエリアとなるRAM125とからな
る。
画像データを、予めCPU105から与えられたパラメ
ータに基づき2値データに変換し、一方、多値化処理部
306は、同じくCPU105から与えられたパラメー
タに基づき多値データを作成する。また、画像メモリ3
02は、例えば400dpiの画素密度でA4サイズ1
ページ分の画像データを記憶する容量を有するマルチポ
ートのメモリである。
と伸長器308を備え、画像データの圧縮/伸長の処理
をそれぞれ独立して行うことができるようになってお
り、一方、符号メモリ304は、マルチポートを有し、
上記圧縮器307で符号化して得られた符号データを格
納する。このように画像メモリ302と符号メモリ30
4は、それぞれマルチポートを有し、符号処理部303
も圧縮処理と伸長処理を独立して同時に行うことができ
るので、画像メモリ302から画像データを読み出して
圧縮して符号メモリ304に格納する動作と、符号メモ
リ304から読み出して伸長して画像メモリ302に格
納する動作を同時に行うことができ、データ処理を迅速
に行うことができる。
ジごとの符号データのメモリ領域を示す管理テーブルが
作成されてRAM125内に格納され、読出し時には、
この管理テーブルを参照しながら目的のページの符号デ
ータを読み出せるようになっている。回転処理部305
は、操作者の指示に基づいて、例えば、原稿の画像が、
記録シート上に90度回転して再現されるように画像デ
ータの表示位置を所定角度回転させる公知の回路からな
る。
00は、CPU105の制御を受けて、次のようにして
画像データの書込み/読出し動作を行う。スキャナ33
によって原稿1ページ分の読取りが終了し、その画像デ
ータが2値化処理部301により2値化されて画像メモ
リ302に書き込まれるとCPU103およびCPU1
05からCPU107に対して読取り完了レポートがそ
れぞれ送られ、これを受けてCPU107は、CPU1
05に対して圧縮要求を発する。
02から当該2値化後の画像データを読み出して、符号
メモリ304への書き込みアドレス、XYレングス情
報、および圧縮器307のモード(例えばMH方式)な
どを設定して符号処理部303に圧縮処理を指示する。
圧縮されて得られた符号データは、符号メモリ304に
格納されて、これにより圧縮処理が完了し、CPU10
5は、CPU107に圧縮完了レポートを送る。
7からCPU105に対して伸長要求が出され、これを
受けて、CPU105は、符号メモリ304から当該符
号データを読出し、画像メモリ302への書き込みアド
レス、XYレングス情報、および伸長器308のモード
設定(例えば上記MH方式)等を設定して起動をかけ
る。これによって伸長処理が行われ、画像データが画像
メモリ302に書き込まれる。この伸長処理が完了する
と、CPU105からCPU107に伸長完了レポート
が出される。
し、画像メモリ302から画像データを読み出すための
メモリ準備要求を出す。これを受けて、CPU105
は、画像メモリ302から印字処理部400へ画像デー
タD3を出力するため、画像メモリ302の読み出し開
始アドレスの設定などの読み出し準備を行い、これらの
準備が完了すると、CPU107に対してメモリ準備完
了レポートを出す。このレポートを受けて、CPU10
7からCPU105およびCPU106に対して印字要
求が出される。
02から該当する画像データを読み出して必要に応じて
回転処理部305において回転処理した後、多値化処理
部306で多値化データに変換し、当該画像データD3
として印字処理部400に送る。CPU106は、上記
印字処理部400のほか、プリンタ部50および給紙部
70の動作を統一的に制御して、記録シート上に画像を
形成させる。
御のプログラムが格納されており、CPU106は、こ
のプログラムに基づき、メモリユニット部300から上
述のようにして読み出された画像データD3を印字処理
部400に入力して、レーザダイオード(LD)51の
出力を制御させる一方で、I/Oポート146を介して
メインモータM1の回転や、この回転を感光体ドラムや
搬送ベルト62のローラなどの回転軸に伝達するクラッ
チ機構のON/OFF動作を制御して、記録シートへの
印字を実行する。
36を介して作像系の各種センサの検出信号が入力さ
れ、例えば、感光体ドラム56へのトナーの付着量を検
出する濃度検出センサのほか、温度センサや湿度センサ
などの検出値(これらのセンサは、いずれも図示してい
ない)により、帯電チャージャ58や転写チャージャ6
0などの出力を調整して再現画像が最適になるように制
御し、また、用紙サイズ検出センサSE4、SE5から
のサイズ検出信号により、用紙カセットを適切に選択し
て給紙動作を制御し、あるいは、図示しないジャム検知
センサからの信号により紙詰まりを検知して、CPU1
01を介して操作パネル90の液晶タッチパネル91に
その旨を表示させる。
れた画像データD3に基づいて必要部数の印字が実行さ
れると、CPU105およびCPU106からCPU1
07に対して印字完了レポートが出される。これを受け
て、CPU107は、CPU105に対してメモリクリ
ア要求を出し、CPU105は、画像メモリ302、符
号メモリ304内の印字済みの画像データを消去すると
ともに、管理テーブル内の当該情報も消去され、以上に
より一連のコピー動作が完了する。
ける制御動作は、全てCPU107によってタイミング
を取りながら制御されるようになっており、CPU10
7は、当該ROM117から必要な制御プログラムを読
み出して、内部タイマーにより時間を管理しながら、全
体の処理ルーチンを統一的に制御することにより、上述
のコピー動作が円滑に行えるように制御する。 (3)原稿の位置ずれ調整 上述したように、原稿自動送り装置10が適正な位置に
取り付けられていない場合や、機種ごとに原稿読取基準
位置が異なる場合には、当該原稿自動送り装置10の送
り量や取付状態を調整する必要がある。以下、これらの
調整(「ADF調整」という。)について説明する。
下、単に「操作者」という。)が操作パネル90のAD
F調整モード設定キー97(図5)を押すことにより、
CPU101を介してCPU107にADF調整モード
が設定される。図8は、上記ADF調整モード設定時の
CPU101における入力制御のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
ド設定キー97を押してオンにする度に、「ADF調整
モード」と「通常コピーモード」が交互に切り換えられ
(ステップS1、S2)、この切り換えられた状態が、
通常のコピーモードである場合は、通常コピーモードを
設定し(ステップS3、S4)、ADF調整モードであ
る場合には、ADF調整モードを設定して(ステップS
3、S5)、その他の入力処理、例えば、テンキー等の
キー入力処理を行って(ステップS6)、リターンされ
る。
モード設定キー97がオンされない場合には、そのまま
ステップS6に移り、その他のキー入力処理を行ってリ
ターンされる。このようにして、操作パネル90により
ADF調整モードが設定された状態で、操作者がスター
トキー96を操作すると、この指示がCPU101から
CPU107に伝達され、CPU107は、まずCPU
102に指示して原稿を画像読取部30に搬送させた
後、CPU103に指示して当該原稿をスキャンさせ、
さらにCPU104に指示して当該画像データを画像信
号処理部200で画像処理させた後、メモリユニット部
300のCPU105に指示して当該画像データを2値
化して画像メモリ302に格納させる。この原稿送りと
スキャンの動作は、載置された原稿がなくなるまで行わ
れ、CPU105は、これらの画像データに基づいて後
述するようにADF調整量を算出する。
すフローチャートである。CPU105内部の各レジス
タ等は、装置本体への電源投入時にROM115に格納
されたプログラムにより初期化されており(ステップS
21)、他のCPUからの受信処理と他のCPUへの送
信処理を行い(ステップS22、S23)、さらに画像
信号処理部200で処理された画像データを画像メモリ
302(図7)へ書き込むための書込み制御を行う(ス
テップS24)。
かどうかを判断して(ステップS25)、当該モードが
設定されていなければ、上記画像メモリ302に書き込
まれた画像データを圧縮する圧縮制御を行って符号メモ
リ304に格納する。そして、CPU107からの印字
要求を受けて、上記符号メモリ304から該当する符号
データを読み出して伸長して画像メモリ302に書き込
む伸長制御を行い(ステップS27)、さらに画像メモ
リ302から当該画像データを読み出す読出し制御を行
い(ステップS28)、さらに回転処理や多値化などの
その他の処理を行って(ステップS29)、印字処理部
400に画像データを転送し、次の受信処理を行う(ス
テップS22)。
ドが設定されていた場合には、当該ADF調整量を計算
し(ステップS30)、その計算値をCPU107に送
る。このADF調整モードでは、印字を行う必要がない
ので、ADF調整量を計算した後は、ステップS26〜
ステップS29の動作を行わずにステップS22に戻り
次のコマンドを待つ。
けるADF調整量の計算処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。なお、このフローチャートにおいて
は、プラテンガラス31の左隅に原稿の左隅を合わせた
位置が原稿の読取基準位置とされている場合において、
当該原稿が図11の実線で示すABCDのように搬送さ
れた場合のADF調整量の計算処理が開示されている。
31の外に設けられた原稿自動送り装置10の取付基準
点(図3の穴501aの中心に相当)であり、上述のよ
うにこの点Oを中心に原稿自動送り装置10を回転させ
て原稿の送り方向を調整できるようになっており、この
点Oを原点として、副走査方向をY軸、主走査方向をX
軸とするX−Y座標系を設定し、このX−Y座標系にお
いて原稿と原稿読取基準位置との位置ずれ量(ADF調
整量)が計算される。
点であり、原稿読取基準位置を決定するための基準点で
あって、上述のように原稿の頂点Aを点Opに重ねて隅
を合わせることにより原稿の読取基準位置が設定され
る。図10のフローチャートにおいて、AFD調整前に
原稿自動送り装置10により、原稿がプラテン上の図1
1の実線で示した位置に送り込まれると、この画像を画
像読取部30で読み込んで得られた画像データを画像メ
モリ302(図7)に書き込む(ステップS301)、
このように新たに1ページ分の画像データの書き込みが
なされると、メモリユニット部300のCPU105
は、ROM115に格納された位置ずれ量検出のプログ
ラムに基づき、まず、当該画像データから原稿の頂点
A、Bの座標を検出する(ステップS302)。
た画像データから頂点A,Bの座標を求めるには、例え
ば、次のようにすればよい。すなわち、画像メモリ30
2の所定のメモリ域に1ページ分の画像データが書き込
まれると、当該メモリ域において、図11の上から下
(主走査方向)に対応するメモリについて検索を行い、
最初に原稿の画像データを検出したときのメモリのアド
レスが、頂点Aのメモリアドレスであって、さらに下方
に検索しながら原稿の画像データを有する画素数をカウ
ントしていき、この画素数が増加から減少に転じたとき
のメモリのアドレスが、頂点Bのメモリアドレスとなる
(なお、原稿が図と逆方向に傾いているときは、上の説
明において頂点AとBが入れ替わることになる。)。
ドレスが検出されると、X−Y座標系における頂点A、
Bの座標が容易に確定できる。すなわち、画像メモリ3
02には画素単位で画像データが書き込まれているの
で、主走査方向(X方向)の距離は、CCDセンサ39
のセンサ幅を単位センサの数で除算した値を基準にして
当該X方向のアドレス数により算定できるし、一方、副
走査方向(Y方向)の距離は、スキャナ33の移動速度
と画素読取りのためのクロックパルスの発生間隔によ
り、隣接する画素間の距離が求まり、これとY方向のア
ドレス数から求めることができる。
座標値(xa、ya)、(xb,yb)が求まると、次
に、原稿の傾き量θおよびX方向、Y方向への位置ずれ
量が求められる。まず、原稿の傾き量θは、一般的に知
られた次式により求められる。
だけ、原稿自動送り装置10をO点を中心に回転させる
ことにより、原稿は、破線A’B’C’D’で示される
位置に送り込まれるようになる。したがって、点Aを原
点Oを中心にθだけ回転移動した頂点A’の座標を求
め、この点を図中の矢印のように、点Opに移動させる
ようにすれば、原稿を当該原稿読取基準位置に送り込む
ことが可能となる。
は、やはり一般的に知られた次式により求めることがで
きる。
まり、X方向すなわち主走査方向に(xa’−xp)、
Y方向すなわち副走査方向に(ya’−yp)だけ移動
させてやれば、原稿読取基準位置まで搬送でき、これに
より原稿の位置ずれが解消されることが分かる。
副走査方向の位置ずれ量は、1回の原稿搬送時のみでは
正しく検出されない場合もありうるので、本実施の形態
では、後述するように複数枚の原稿を搬送させて、各搬
送ごとにそれぞれの位置ずれ量を求め、その平均値に基
づいて最終的に各位置ずれを調整することにしている。
は、図4における原稿給紙トレイ11の原稿ガイド22
の矢印方向の移動により、副走査方向の位置ずれは、原
稿自動送り装置10の送り量を調整することにより、そ
れぞれ是正することができるので、以下、主走査方向の
位置ずれ量を給紙トレイ調整量と、副走査方向の位置ず
れ量を原稿送り調整量として表現する。
て求められた各位置ずれ量、すなわち原稿傾き量θ、原
稿送り調整量(ya’−ya)、給紙トレイ調整量(x
a’−xa)は、ADF調整量としてCPU107に送
信され(ステップS304)、リターンされる。なお、
本発明では上述のように原稿の画像データの領域に基づ
いてADF調整量を算出するので、ADF調整モードで
使用される原稿の色は、得られた画像データが当該原稿
の画像データか、搬送ベルトの画像データかを明確に区
別できるような色にしておく方が望ましい。通常、搬送
ベルトの色は白または黄色が多いので、ADF調整用の
原稿は、できるだけ明度の低い色をベタ塗り状にしたも
のがよい。
タを解析処理するサブルーチンを示すフローチャートで
ある。まず、入力されたデータが、上記ADF調整量か
否かを判断し(ステップS31)、入力データがADF
調整量でなければ、ステップS36に移ってその他の入
力データの解析を行い、ADF調整量であれば、最初の
原稿からのADF調整量の平均値と加えて、さらに平均
値を計算する(ステップS32)。
検出される原稿がなくなるまで繰り返され(ステップS
33)、当該原稿がなくなれば、各平均値が出力データ
としてセットされて、まず、傾き調整量と給紙トレイ調
整量の各平均値が、CPU101に送信され(ステップ
S34)、一方、原稿送り調整量は、CPU102に送
信され(ステップS35)、その他の入力データの解析
を行う(ステップS36)。
の送りについてCPU105において求められた各AD
F調整量について平均値を求めて、これを最終的な調整
量とするので、より確実なADF調整量を得ることがで
きる。図13は、ADF調整モード設定時のCPU10
1における操作パネル90の表示制御のサブルーチンを
示すフローチャートである。
を受け付けてADF調整モードが設定されると(ステッ
プS41)、ADF調整モード表示LED98を点灯す
ると共に、その旨をCPU107に知らせる。この際、
原稿検出センサSE1により原稿の有無を検出し、原稿
が載置されていなければ、原稿を載置するように指示す
るメッセージを液晶タッチパネル91に表示させるよう
にすれば、操作しやすくなる。
稿が載置されていることを確認して、スタートキー96
を操作すると、上述のように原稿自動送り装置10の傾
き調整量と給紙トレイの調整量がCPU105において
求められ、その量を受信してこれらの値を実際の調整量
に変換して液晶タッチパネル91に表示する(ステップ
S42,S43)。
示するのは、CPU105において求められた調整量
は、あくまでもX−Y座標系で求められた値なので、実
際に操作者が、すぐに調整できる値に変換して表示する
方が便利だあるからである。本実施の形態では、すでに
述べたように原稿自動送り装置10の取付角度調整のた
めの目盛り502b(図3(b))、や原稿給紙トレイ
の主走査方向の位置調整のための目盛り22c(図4)
が設けられており、CPU101は、ROM111に予
め設定されている変換係数に基づいて、上記各ADF調
整量を目盛り502b、22cで示される単位の調整量
に変換して表示するようになっている。これにより、操
作者は極めて容易に位置ずれの調整を行うことができ
る。
後、自動的にADF調整モードが解除されて、ADF調
整モード表示LED98を消灯し、その他の表示制御を
行う(ステップS44)。図14は、CPU102によ
り原稿自動送り装置10の搬送量の設定が行われる場合
のサブルーチンを示すフローチャートである。
ているか否かを判断し、設定されておれば、原稿送り量
として基準値Aを選択する(ステップS51、S5
2)。一方、ADF調整モードが設定されていなけれ
ば、搬送量として基準値Bを選択する(ステップS5
1、S53)。ここで、基準値A、Bは、例えばCPU
102で原稿送り量を制御するためのパラメータ(上述
のカウント数)で表されており、このうち基準値Aは、
原稿が、副走査方向の読取基準位置からプラテンガラス
31側に原稿をずらしてセットするような値に設定さ
れ、ADF調整モードにおいて、原稿の一部がプラテン
ガラス31から副走査方向にはみ出てしまうことがない
ようにしている。そして、原稿ガイド22の位置ができ
るだけ図4の下方にくるように調整して原稿を搬送する
と、原稿全部が必ずプラテンガラス31上に送られるこ
とになるので、当該原稿の画像データを全て得ることが
でき、上述のADF調整量の計算が確実に行える。
算定により、すでに原稿が読取基準位置と一致するよう
に、調整された値である。そして、ステップS54にお
いて、CPU107からの原稿送り調整量の出力データ
を受信すると、この値に基づいて基準値Aを補正し(ス
テップS55)、以下、この値を基準値Bとして原稿自
動送り装置10による原稿搬送量が制御されることにな
る。この際、原稿送り調整量は距離の大きさで示されて
いるので、これをカウント数の調整量に変換する必要が
あるが、そのため予め設定された変換係数がROM11
2に格納されており、CPU102はこの変換係数によ
りカウント数の調整量を求めてRAM122に基準値B
として格納し、以下この値に基づき原稿送り量の制御を
行う。
の送り量の調整について述べたが、反転ローラ21で反
転させて原稿裏面の複写を行う場合の送り量の調整も上
記基準値Bの設定と同時に行うことができる。すなわ
ち、原稿エッジ検出センサSE2とSE3との位置関係
は一定なので、原稿の表面を読み取るため、原稿エッジ
検出センサSE2で原稿後縁を検出してからの第1のカ
ウント値と、原稿の裏面を複写するため原稿エッジ検出
センサSE3で原稿の前縁を検出してからなされる第2
のカウント値とは、一定の相関関係にあり、例えば、第
1のカウント値をNだけ減少して調整すれば、第2のカ
ウント値は、Nだけ増加して調整させることによって、
位置合わせを行うことが可能となる。 (4) 以上、本発明に係る複写機を実施の形態に基づ
いて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限
定されないのは勿論である。
置ずれ検出により求められた副走査方向の調整量をCP
U102に送って、これにより自動的に送り量を調整す
るようにしたが、これに代えてCPU101に当該送り
調整量のデータを入力し、これをCPU102に設定す
るパラメータ(カウント数)の値に換算して、液晶タッ
チパネル91に表示させ、これにより操作者が、操作パ
ネル90等から当該カウント値を補正入力するようにし
てもよい。
ラテンガラス31の左上隅を基準位置として読み取るも
のについて説明したが、原稿の中心線をプラテンガラス
31の主走査方向のほぼ中心に合わせて基準位置とする
場合には、原稿給紙トレイの調整量の算出方法が若干異
なる。図15は、このような原稿読取基準位置を有する
原稿読取部に対して原稿が原稿自動送り装置10により
図の実線で示す位置に搬送された場合を示す図である。
位置を規定する基準点が、プラテンガラス31の主走査
方向の端のほぼ中央の点Op’(xp’、yp’)とな
っている点である。また、図16は、上記原稿読取基準
位置を有する複写機に対応して設けられる原稿自動送り
装置10の原稿給紙トレイ11の構成を示す図であり、
原稿給紙トレイ11は、長穴24、25を介して原稿自
動送り装置10の上部にボルト24a、25aで固定さ
れ、このボルト24a、25aをゆるめることにより、
原稿給紙トレイ11全体が主走査方向に移動可能となっ
ている。
印方向に摺動可能な状態で原稿給紙トレイ11に保持さ
れており、その裏面においてクランク28により相互に
連結されている。このクランク28は、支軸28aを中
心に原稿給紙トレイ11に揺動可能に固定されており、
当該支軸28aに対象な位置に設けられた長穴28b,
28cには原稿ガイド26、27の裏面に設けられた突
起26a、27aが係合する。これにより一方の原稿ガ
イドの移動に合わせて他の原稿ガイドも同量だけ反対方
向に変移し、載置された原稿の中心線の位置が原稿給紙
トレイ11に対して常に同じになるようになっている。
置を合わせておけば、どのようなサイズの原稿を載置し
ても必ず、その中心線を図15の基準点Op’に合わせ
ることができる。また、原稿給紙トレイ11に設けられ
た目盛り11bおよび三角矢印11bにより原稿給紙ト
レイ11の調整量を確認できるようになっている。さ
て、図15において、原稿の傾き量θは、2点A,Bの
座標値から上述の(数1)により同様にして求められ、
これにより原稿の傾きを修正したときの点A’の座標
(xa’、ya’)も(数2)から求めることができ
る。傾き是正後の辺A’B’の中点M’の座標は、AD
F調整用の原稿の一辺ADの長さをLとしたとき、(x
a’+L/2、ya’)となるから、基準点Op’(x
p’、yp’)とこの中点M’との位置ずれ量は、副走
査方向に(yp’−ya’)、主走査方向に(xa’+
L/2−xp’)となる。なお、この一辺ADの長さL
の値は、ADF調整用の原稿サイズおよびその送り方向
が特定されている場合は、その長さを予めROM115
に格納しておいてもよいし、また、原稿給紙トレイ11
に原稿サイズ検出センサを設置しておき、このセンサか
らの検出信号により該当するサイズの一辺の長さを特定
させるようにしてもよい。
調整量)は、CPU102に送られて、これにより自動
的に送り量が調整され、後者の主走査方向の位置ずれ量
(給紙トレイ調整量)は、実際の調整量に変換されて操
作パネル90に表示され、この表示を見て操作者が、図
16の目盛り11aに基づき当該調整量だけ図の上方向
にずらして調整する。
整量の計算処理では、原稿全体が、プラテンガラス31
上にある場合を述べたが、この原稿の一部が、プラテン
ガラス31よりはみ出しているような場合には、上述の
ような算出方法ではもはや各調整量を求めることができ
ない。そのため、図14の搬送量の設定のサブルーチン
において説明したようにADF調整モード設定時の基準
値Aは、副走査方向にはみ出さない値に設定されている
のであるが、必ずしもこのようにしなくても原稿の一部
がプラテンガラス31からはみ出した場合でも各ADF
調整量を求めることは可能である。
がプラテンガラス31から図の上方向にはみ出した場合
には、次のようにして調整量を求めることができる。ま
ず、原稿給紙トレイ11に原稿サイズ検出センサを設置
しておくと共に、読み取った原稿の画像データから上述
したのと同様な方法で、頂点C,Dの座標値から辺CD
の傾きを求め(この際、D点もプラテンガラス31から
はみ出す場合も考えられるが、このような場合には、辺
CD上の任意の1点で代用すれば、容易に辺CDの傾き
を求めることができる。)、さらにこの傾きが是正され
た場合の頂点C’の座標値(xc’、yc’)を求め
る。
原稿の縦、横の長さが分かるので、上記C’の座標値か
らそれぞれ縦、横の長さを差し引けば、A’の座標値が
容易に分かり、これにより上記調整量が判明する。すな
わち、原稿サイズと、いずれか一つの頂点、及びいずれ
か1辺の傾き量が分かれば、各調整量は算出できるので
あって、上述の実施の態様で説明したものはあくまでも
計算の一例に過ぎない。
ズとその送り方向を特定しておき、予めその縦・横の長
さをROM115内に格納しておけば、原稿給紙トレイ
11に上記原稿サイズ検出センサを設置する必要はな
い。 (4−4)また、上記実施の形態においては、原稿の傾
き量θを求めて、この傾きが是正された場合を予想し
て、予め主走査方向および副走査方向の調整量を算出し
たが、このようなADFの調整を傾きの調整と主・副走
査方向の調整の2段階に分け、まず、原稿傾き量θを検
出して、これを操作パネルに表示させ、操作者が原稿自
動送り装置の取付方向を調整して原稿が副走査方向に平
行に搬送されるようにした後、再び原稿を読み込ませ
て、その画像データから主・副走査方向の調整量を検出
するようにしてもよい。この場合には、主走査方向の位
置ずれ量(給紙トレイ調整量)および副走査方向の位置
ずれ量(原稿送り調整量)は、(数2)のような計算式
を用いずに、検出された原稿の頂点Aの位置から直接求
めることができる。
稿自動送り装置の取付位置を原点としたX−Y座標を設
定して位置ずれ量を算出し、最終的に実際的な調整量に
変換してから操作パネルに表示させるようにしているの
で、これにより操作者が極めて容易に位置ずれの調整を
できる。しかし、X−Y座標軸の単位の取り方によって
は、位置ずれ量をそのまま実際の調整量に適用できる場
合もあり、この場合には操作パネル表示の際にわざわざ
換算する必要はない。
目盛り502b(図3(b))や原稿給紙トレイの目盛
り22c、11a(図4、図16)などは、必ずしも本
発明に必須のものではなく、操作者が操作パネルに表示
された調整量を参考にして、手持ちのメジャーなどで測
りながら調整してもよい。 (4−6)上記実施の形態においては、原稿自動送り装
置10により原稿をプラテンガラス31上の原稿読取基
準位置に設置してから、画像読取部30のスキャナを副
走査方向に移動させて画像を読み取る複写機について説
明したが、これとは別に、原稿自動送り装置10によ
り、原稿を所定の速度Vで、プラテンガラス31上を搬
送しながら、画像読取部に固定されたスキャナにより画
像を読み込む、いわゆるシートスルー型の複写機にあっ
ても、原稿とスキャナの位置関係が相対的に変化する点
では全く同じであり、上述の場合と同様にして位置ずれ
量を算出できる。但し、この場合には、スキャナによる
原稿読取開始時に丁度原稿の先端がスキャナの位置に到
達している状態が原稿読取基準位置として定義付けら
れ、原稿の送り方向の位置を示すY座標の座標値は、原
稿自動送り装置10を制御するCPU102の内部タイ
マーの基準信号発生の時刻を0(ゼロ)として、y=V
tの式により、時間とY軸の座標(副走査方向の送り
量)を関係付けておけば、上述したのと全く同じ方法に
より、ADF調整量が決められることになる。
(副走査方向)の位置ずれ量をΔyとしたとき、上記基
準信号を発生するタイミングを、Δt=Δy/Vだけず
らすことによって位置ずれが解消されることになる。 (4−7)上述の実施の形態においては、主走査方向の
位置ずれ調整を、原稿給紙トレイの位置を調整すること
によって行ったが、原稿自動送り装置全体を主走査方向
に移動させることによっても実現可能である。この場合
には、例えば、原稿自動送り装置の装置本体への取付部
を主走査方向にスライド可能に構成し、その固定位置を
ボルトなどで調整できるようにしておけばよい。
発明に係る画像読取り装置を複写機に適用した例につい
て述べたが、本発明は、その他ファクシミリ装置など、
自動原稿送り装置を有する画像読取り装置を備えた全て
の装置に適用可能である。
原稿の画像データに基づき、画像読取部に設定された原
稿読取基準位置と前記原稿送り手段による原稿の搬送位
置との位置ずれ量を検出して、これを位置ずれ量表示手
段に表示するので、原稿送り手段の搬送による原稿の位
置ずれ量を手間を要せずにすぐに確認でき、操作者によ
る位置ずれの調整が容易に行える。
原稿読取基準位置との副走査方向の位置ずれ量を検出し
て、この位置ずれ量を原稿送り手段の送り量を制御する
パラメータの調整量に換算してから表示するので、原稿
送り量の調整が極めて容易に行える。さらに、本発明に
よれば、原稿の搬送位置と原稿読取基準位置との主走査
方向の位置ずれ量を検出して、これを主走査方向位置是
正手段の調整量に換算して表示するので、原稿の主走査
方向の位置ずれの調整が極めて容易に行える。
基準位置に対する原稿の搬送位置の傾き量を検出して、
これを原稿送り方向是正手段の調整量に換算して表示す
るので、原稿の傾きを極めて容易に調整できる。また、
さらに、本発明によれば、原稿読取部における副走査方
向に対する原稿送り方向の傾きを検出し、この傾き量が
前記原稿送り方向是正手段によって是正された場合の原
稿の搬送位置を予め求めて、この求められた搬送位置に
ついて原稿読取基準位置に対する主走査方向もしくは副
走査方向の位置ずれ量を求め、これらを実際の調整量に
換算して表示するので、一度のADF調整モードの実行
により、傾きの是正と主走査方向もしくは副走査方向の
位置ずれの是正を併せて行うことができる。
された原稿読取基準位置と原稿送り手段による原稿の搬
送位置との副走査方向における位置ずれ量を検出し、原
稿送り量修正手段が当該位置ずれ量が0になるように原
稿送り手段の原稿の送り量を修正するので、自動的に副
走査方向の位置ずれが解消され、この方向における操作
者の調整の手間は全く不要となる。
部における副走査方向に対する原稿送り方向の傾きを検
出して、この傾き量が前記原稿送り方向是正手段によっ
て是正された場合の原稿の搬送位置を予め求め、この求
められた搬送位置について原稿読取基準位置に対する副
走査方向の位置ずれ量を求めた上で、原稿送り量修正手
段が当該位置ずれ量が0になるように原稿送り手段の原
稿の送り量を修正するので、一度のADF調整モードの
実行により、傾きの調整量の表示ができると共に、自動
的に副走査方向の位置ずれの是正を行うことができる。
機の実施の形態の全体の構成を示す図である。
たときの様子を示す斜視図である。
分の拡大図である。
レイの構成を示す図である。
である。
ある。
入力制御のサブルーチンを示すフローチャートである。
み、読出し制御およびADF調整量の計算の制御を示す
フローチャートである。
の計算のサブルーチンを示すフローチャートである。
た原稿読取基準位置に合わせる場合のADF調整量の計
算を説明するため図である。
タがADF調整量である場合に、その平均値を求めて各
CPUに送信するサブルーチンを示すフローチャートで
ある。
整モード設定における操作パネルの表示を制御するサブ
ルーチンを示すフローチャートである。
調整モードが設定されている場合の送り量補正のサブル
ーチンを示すフローチャートである。
のほぼ中心の位置に合わせて原稿読取基準位置とする場
合のADF調整量の計算を説明するため図である。
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 原稿送り手段により原稿を副走査方向に
送って画像読取部に搬送し、この原稿に対して画像読取
手段を相対的に移動させて当該原稿の画像データを得る
画像読取り装置において、 前記原稿の画像データに基づき、前記画像読取部に設定
された原稿読取基準位置と前記原稿送り手段による原稿
の搬送位置との位置ずれ量を検出する位置ずれ検出手段
と、 前記検出された位置ずれ量を表示する位置ずれ量表示手
段と、を備えたことを特徴とする画像読取り装置。 - 【請求項2】 前記原稿送り手段は、所定のパラメータ
により前記原稿送り手段による原稿の送り量を制御する
送り量制御手段を備え、 前記位置ずれ検出手段は、前記原稿の搬送位置と前記原
稿読取基準位置との副走査方向の位置ずれ量を検出する
と共に、 前記位置ずれ量表示手段は、前記位置ずれ量を前記パラ
メータの調整量に換算して表示することを特徴とする請
求項1記載の画像読取り装置。 - 【請求項3】 前記原稿送り手段は、原稿の搬送位置
を、前記副走査方向と直交する主走査方向に調整する主
走査方向位置是正手段を備え、 前記位置ずれ量検出手段は、前記原稿の搬送位置と前記
原稿読取基準位置との、前記主走査方向の位置ずれ量を
検出すると共に、 前記位置ずれ量表示手段は、前記位置ずれ量を前記主走
査方向位置是正手段の調整量に換算して表示することを
特徴とする請求項1記載の画像読取り装置。 - 【請求項4】 前記原稿送り手段は、前記画像読取部に
おける副走査方向に対する原稿送り方向の角度を調整す
る原稿送り方向是正手段を備え、 前記位置ずれ量検出手段は、前記原稿読取基準位置に対
する前記原稿の搬送位置の傾き量を検出すると共に、前
記位置ずれ量表示手段は、前記傾き量を前記原稿送り方
向是正手段の調整量に換算して表示することを特徴とす
る請求項1記載の画像読取り装置。 - 【請求項5】 前記原稿送り手段は、前記画像読取部に
おける副走査方向に対する原稿送り方向の角度を調整す
る原稿送り方向是正手段を備え、 前記位置ずれ量検出手段は、前記原稿読取基準位置に対
する前記原稿の搬送位置の傾き量を検出すると共に、こ
の傾き量が前記原稿送り方向是正手段によって是正され
た場合の原稿の搬送位置を予め求め、この求められた搬
送位置について前記原稿読取基準位置に対する所定方向
の位置ずれ量を求めることを特徴とする請求項2または
3記載の画像読取り装置。 - 【請求項6】 原稿送り手段により原稿を副走査方向に
送って画像読取部に搬送し、この原稿に対して画像読取
手段を相対的に移動させて当該原稿の画像データを得る
画像読取り装置において、 前記原稿の画像データに基づき、前記画像読取部に設定
された原稿読取基準位置と前記原稿送り手段による原稿
の搬送位置との副走査方向における位置ずれ量を検出す
る位置ずれ検出手段と、 前記位置ずれ量が0になるように前記原稿送り手段によ
る原稿の送り量を修正する原稿送り量修正手段と、 を備えることを特徴とする画像読取り装置。 - 【請求項7】 前記原稿送り手段は、前記画像読取部に
おける副走査方向に対する原稿送り方向の角度を調整す
る原稿送り方向是正手段を備え、 前記位置ずれ量検出手段は、前記原稿読取基準位置に対
する前記原稿の搬送位置の傾き量を検出すると共に、こ
の傾き量が前記原稿送り方向是正手段により是正された
場合の原稿の搬送位置を予め求めて、この求められた搬
送位置について前記原稿読取基準位置に対する副走査方
向の位置ずれ量を求め、 前記原稿送り量修正手段は、この求められた位置ずれ量
が0になるように前記原稿送り手段の原稿送り量を修正
することを特徴とする請求項6記載の画像読取り装置。
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