JPH07245700A - デジタル複写機 - Google Patents

デジタル複写機

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JPH07245700A
JPH07245700A JP6034665A JP3466594A JPH07245700A JP H07245700 A JPH07245700 A JP H07245700A JP 6034665 A JP6034665 A JP 6034665A JP 3466594 A JP3466594 A JP 3466594A JP H07245700 A JPH07245700 A JP H07245700A
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JP6034665A
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Hideyuki Hashimoto
英幸 橋本
Kaoru Tada
薫 多田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • H04N1/3872Repositioning or masking
    • H04N1/3873Repositioning or masking defined only by a limited number of coordinate points or parameters, e.g. corners, centre; for trimming
    • H04N1/3875Repositioning or masking defined only by a limited number of coordinate points or parameters, e.g. corners, centre; for trimming combined with enlarging or reducing

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタル複写機において、各種画像編集作業
を容易に行えるようにする。 【構成】 原稿台に載置された原稿の画像をCCD17
によって画像データに変換する。該画像データから原稿
領域検出部29が、原稿台上の原稿が載置されている領
域を検出する。その結果に基づいて、画像メモリ31に
は、その用紙の中央部に一致するアドレスに原稿載置領
域の中央部の画像の画像データが書き込まれるように、
画像メモリ31への書き込みアドレスを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、原稿台に載置された原稿の画
像をCCD等の読取手段により読み取って画素毎の画像
データを生成し、それを画像処理の後、作像手段によっ
て用紙上に出力するデジタル複写機が知られている。デ
ジタル複写機では、画像データに基づいて原稿の載置位
置や画像領域を検出することができる。
【0003】例えば、特開昭61−244169号公報
には、原稿画像領域を判別し、原稿画像領域の画像デー
タのみをプリンタに出力することにより、原稿を原稿台
上の任意の位置に載置可能にした画像読み取り装置が開
示されている。
【0004】また、特開昭62−1370号公報や特開
平2−33254号公報には、原稿領域外の画像を消去
する点について開示されている。
【0005】さらに、特開平2−188060号公報に
は、読み取った画像を一旦モニタ上に表示し、そのモニ
タ上で指定した領域について、領域外の消去、自動用紙
選択(APS)もしくは、自動変倍(AMS)を行うこ
とが示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開昭61−2441
69号公報、特開昭62−1370号公報や特開平2−
33254号公報に記載の装置によれば、原稿を原稿台
上の任意の位置に載置することができるが、原稿の位置
と原稿が再現される用紙の位置との間に、特定の関係は
示されてはおらず、単に、検出された画像領域(原稿領
域)に応じた適当なサイズの用紙上に画像データを作像
することが示されているにすぎない。特に、これらの装
置においては複写倍率について考慮されていないため、
拡大複写や縮小複写を行う時には、画像の一部が欠損す
るなどの恐れがある。このため、これらの装置において
も、拡大/縮小複写を行う場合には原稿を所定の位置に
載置させなければならない。
【0007】また、特開平2−188060号公報に開
示されている複写機では各種編集処理が可能になってい
る。しかしながら、専用メニューで領域指定した後でな
ければ画像編集を行うことができないため、操作が複雑
であり、また操作に長時間を要していた。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、原稿画像を拡大/縮小複写する場合でも、原稿
の載置位置の関わりなく、最適な複写物を得ることがで
きるデジタル複写機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明は、原稿台に載置された原稿の画像
を読み取り、各画素に対応する画像データを出力する読
取手段と、該読取手段から出力された画像データに基づ
き、上記原稿台上の原稿が載置されている領域を検出す
る検出手段と、画像データを格納するための画像メモリ
と、上記読取手段から出力された画像データを上記画像
メモリに書き込む書き込み手段と、上記画像メモリから
画像データを読み出す読み出し手段と、該読み出し手段
により読み出された画像データに従って、用紙上に画像
を形成する作像手段と、複写倍率を指定するための倍率
指定手段と、上記検出手段により検出された領域の中央
部が複写倍率に係らず用紙の中央部に複写されるよう
に、上記倍率指定手段によって指定された複写倍率に応
じて上記書き込み手段及び上記読み出し手段を制御する
第1制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のデジタル複写機において、上記書き込み手段は、上
記検出手段によって検出された領域の中央部の画像デー
タのアドレスが、上記画像メモリにおける用紙中央部に
対応するアドレスに一致するように、画像メモリ上に画
像データを書き込むことを特徴とする。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載のデジタル複写機において、上記第1制御手段を選択
する第1選択手段と、上記第1制御手段が選択されたと
き、上記検出手段の検出結果に基づき、上記検出手段に
より検出された領域の外側に対応する画像データを上記
画像メモリから消去する消去手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0012】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載のデジタル複写機において、用紙サイズを指定する用
紙指定手段と、倍率指定手段によって指定された複写倍
率及び用紙指定手段により指定されたサイズの用紙で原
稿画像を複写するように、前記作像手段を制御するマニ
ュアルモードと、該マニュアルモードを選択するモード
選択手段と、上記第1制御手段を選択する第1選択手段
と、上記第1制御手段が選択されたとき、上記マニュア
ルモードの選択を禁止する禁止手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0013】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載のデジタル複写機において、上記検出手段により検出
された領域に基づいて原稿サイズを判別する判別手段
と、該判別手段により判別された原稿サイズ及び上記倍
率指定手段により指定された複写倍率に基づいて、最適
な用紙サイズを自動選択する自動用紙選択モードと、上
記判別手段により判別された原稿サイズ及び上記用紙指
定手段により指定された用紙サイズに基づいて、最適な
複写倍率を自動選択する自動倍率選択モードと、を備
え、上記モード選択手段はマニュアルモード、自動用紙
選択モード、自動倍率選択モードのいずれか一つを選択
するものであり、上記禁止手段は、第1制御手段が選択
されたとき、上記自動用紙選択モード及び自動倍率選択
モードの選択を許可することを特徴とする。
【0014】また、請求項6記載の発明は、基準位置
と、該基準位置から主走査副走査両方向に用紙サイズに
対応して離れた位置とに指標が設けられた原稿台と、原
稿台に載置された原稿を読み取り、各画素に対応する画
像データを出力する読取手段と、該読取手段から出力さ
れた画像データに基づき、上記原稿台上の原稿が載置さ
れている領域を検出する検出手段と、画像データを格納
するための画像メモリと、上記読取手段から出力された
画像データを上記画像メモリに書き込む書き込み手段
と、上記画像メモリから画像データを読み出す読み出し
手段と、該読み出し手段により読み出された画像データ
に従って、用紙上に画像を形成する作像手段と、用紙サ
イズを指定する用紙指定手段と、上記用紙指定手段によ
って指定されたサイズに対応する上記指標の交点に位置
する原稿画像が上記サイズで指定された用紙の端部に作
像されるように、上記書き込み手段および上記読み出し
手段を制御する第1メモリ制御手段と、上記画像メモリ
の画像データ中、上記検出手段によって検出された領域
の外側に対応する画像データを消去する消去手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0015】また、請求項7記載の発明は、請求項6の
記載のデジタル複写機において、原稿台に載置された原
稿の頂点と上記用紙サイズ指定手段で指定されたサイズ
に対応する、指標の交点を2頂点とする矩形領域のサイ
ズを認識する領域サイズ認識手段と、上記領域サイズ認
識手段により認識された矩形領域のサイズと上記用紙サ
イズ指定手段により指定された用紙サイズとの比に対応
する複写倍率を設定する複写倍率設定手段と、該複写倍
率設定手段によって設定された複写倍率に基づいて、上
記書き込み手段及び上記読み出し手段を制御する第2メ
モリ制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】また、請求項8記載の発明は、基準位置
と、該基準位置から主走査副走査両方向に用紙サイズに
対応して離れた位置とに指標が設けられた原稿台と、原
稿台に載置された原稿を読み取り、各画素に対応する画
像データを出力する読取手段と、該読取手段から出力さ
れた画像データに基づき、上記原稿台上の原稿が載置さ
れている領域を検出する検出手段と、画像データを格納
するための画像メモリと、上記読取手段から出力された
画像データを上記画像メモリに書き込む書き込み手段
と、上記画像メモリから画像データを読み出す読み出し
手段と、該読み出し手段により読み出された画像データ
に従って、用紙上に画像を形成する作像手段と、上記検
出手段の検出結果に基づき、上記基準位置と該基準位置
から最も離れた原稿の頂点との距離に応じて、最適な用
紙サイズを自動選択する用紙サイズ選択手段と、上記基
準位置から最も離れた原稿の頂点の画像が上記用紙サイ
ズ選択手段で選択された用紙の端部に作像されるよう
に、上記書き込み手段及び上記読み出し手段を制御する
メモリ制御手段と、上記画像メモリの画像データ中、上
記検出手段によって検出された領域の外側に対応する画
像データを消去する消去手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明においては、原稿台上の原
稿が載置されている領域が、検出手段によって自動的に
検出される。また、倍率指定手段によって指定された複
写倍率で複写を行うことができるが、上記倍率指定手段
によって指定された複写倍率に応じて第1制御手段が上
記書き込み手段及び上記読み出し手段を制御することに
より、原稿の中央部が複写倍率に係らず用紙の中央部に
複写される。特に、請求項2に記載の発明によれば、原
稿の中央部の画像データを画像メモリの用紙中央部に対
応するアドレスに書き込むことにより、原稿の中央部が
複写倍率に係らず用紙の中央部に複写される。また、こ
のように原稿の中央を用紙の中央に複写する場合には、
請求項3記載のように、画像データを消去することによ
り、原稿領域外の画像が複写されないようにすることが
望ましい。また、請求項4及び5記載のように、マニュ
アルモードの選択を禁止し、自動用紙選択モード若しく
は自動倍率選択モードのみを選択可能にすることが望ま
しい。また、原稿台の指標の交点に位置する原稿画像が
用紙の端部に作像するようにすれば、原稿の一部のみが
用紙に複写される。この時、原稿領域の外側に対応する
画像データを消去するようにすれば、原稿領域の外側が
用紙に複写されることも無い。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して説
明する。図1は、本発明を実施したデジタル複写機を示
す断面図である。本デジタル複写機は、本発明の画像読
取装置を実施した読取部10と、該読取部10から送信
される画像データに対応する画像を用紙上に形成するプ
リント部Pとから構成されている。
【0019】読取部10はプラテンガラス19上に載置
された原稿の画像を読み取り、その原稿の画像の各画素
に対応する画像データを生成するものである。露光ラン
プ12及び第1ミラー13aを有する第1スキャナ11
と第2,第3ミラー13b,13cを有する第2スキャ
ナ14とは、スキャンモータM2の駆動により矢印b,
b’方向(副走査方向)に移動される。露光ランプ12
の光はプラテンガラス19上の原稿によって反射され、
ミラー13a,13b,13c、レンズ15を介してラ
インセンサ17に照射される。ラインセンサ17は図1
の紙面に直交する方向(主走査方向)に多数の光電変換
素子(CCD)を配列したものであり、400DPIで
画像を読み取り、各画素に対応する画像データを出力す
る。また、上述のように第1スキャナ11,第2スキャ
ナ14が矢印b,b’方向に移動することにより、ライ
ンセンサ17は原稿画像を副走査することができる。セ
ンサSE3は第1スキャナ11がホームポジションにあ
ることを検出するためのものである。上記スキャンモー
タM2は第1,第2スキャナ11,14を矢印b方向へ
移動させるときは、矢印b’方向へ移動させるときより
も高速で移動させる。即ち、スキャナ11,14が矢印
b方向に移動したときのラインセンサ17による画像の
走査が予備走査であり、この時ラインセンサ17から出
力される画像データに基づいて、原稿台上の原稿の位置
が検出される。一方、スキャナ11,14が矢印b’方
向に移動したときのラインセンサ17による画像の走査
が本走査であり、この時ラインセンサ17から出力され
る画像データに基づいて、原稿画像の複写が行われる。
【0020】また、原稿カバー50のプラテンガラス1
9側の面は、燈色に着色されている。これにより、露光
ランプ12の光の原稿カバー50による反射光が、ライ
ンセンサ17にとっては分光感度が小さい色になる。即
ち、ラインセンサ17にとって、原稿カバーが黒色であ
るのと同じである。従って、原稿の地肌は通常白色であ
るので、原稿カバーを閉じた状態においても、ラインセ
ンサ17は原稿と原稿カバー50の下面とを識別するこ
とができる。また、原稿カバー50を閉じない状態であ
っても、露光ランプ12による原稿カバー50の照射光
がラインセンサ17に届かないので、原稿領域が識別可
能である。
【0021】ラインセンサ17から出力された画像デー
タは、画像処理ユニット20にて処理された後、メモリ
ユニット30へ送信される。メモリユニット30は、画
像処理ユニットから受信した画像データを一旦記憶し、
あるいは直接プリント部Pへ送信する。
【0022】次に、プリント部Pを説明する。印字処理
ユニット40は、メモリユニット30から受信した画像
データに基づいてレーザ光学系60を制御するものであ
る。レーザ光学系60は印字処理ユニット40によって
変調(オン、オフ)制御されるレーザビームを放射する
半導体レーザ61と、この半導体レーザ61から放射さ
れたレーザビームを感光体ドラム71上で走査させるた
めのポリゴンミラー62、fθレンズ、ミラー64a,
64b,64cとを有する。
【0023】矢印c方向に回転駆動される感光体ドラム
71の周囲には、その回転方向(矢印c方向)に沿っ
て、帯電チャージャ72、現像器73、転写チャージャ
74、離チャージャ75、クリーナ76、イレーサラン
プ77が配置されており、周知の電子写真プロセスによ
ってトナー画像を形成し、用紙上に転写する。用紙は、
給紙カセット81a,81bから給紙ローラ82a、8
2bによって供給され、用紙搬送通路83、タイミング
ローラ84によって転写チャージャ74の位置へ送りこ
まれる。転写チャージャ74の位置でトナー像の転写さ
れた用紙は、搬送ベルト85、定着器86、排出ローラ
87を介して、排紙トレイ88上へ排出される。これら
各種ローラや感光体ドラム71は、メインモータM1に
よって駆動される。また、給紙カセット81a、81b
の近傍には、各カセットに収容されている用紙のサイズ
を検出するための用紙サイズ検出センサSE1,SE2
が設けられている。
【0024】次に、本デジタル複写機の制御回路を、図
2を参照して説明する。
【0025】画像処理ユニット20は、装置全体のタイ
ミング制御を行うCPU21、A/Dコンバータ22、
シェーディング補正部23、階調補正部24、変倍処理
部25、ラインバッファ26、2値化処理部27、アド
レスデコーダ28、及び原稿領域検出部29にて構成さ
れている。CPU21からは画像読取同期信号がライン
センサ17、及び画像処理ユニット20、メモリユニッ
ト30、印字処理ユニット40の各部分に供給される。
【0026】ラインセンサ17から1ライン毎に出力さ
れる信号はアナログデータであり、このアナログデータ
はA/Dコンバータ22で1画素あたり8ビットのデジ
タルの画像データに変換され、シェーディング補正部2
3でシェーディング補正された後、MTF補正,ガンマ
補正等の階調補正が階調補正部24で、変倍処理が変倍
処理部25で夫々行われる。ラインバッファ26は変倍
処理後の画像データを1ライン分記憶するとともに、ス
キャナ11,14のb方向の移動(往動)時には画像デ
ータを原稿領域検出部29に送り、b’方向の移動時
(復動)には画像データを2値化処理部27へ送るため
のスイッチング機能も有する。
【0027】原稿領域検出部29はプラテンガラス19
上の原稿位置を検出する。また、2値化処理部27は8
ビットの画像データを誤差拡散処理によって2値データ
に変換した後、アドレスデコーダ28で指定されたメモ
リユニット30内のアドレスに転送する。メモリユニッ
ト30はA3サイズの原稿で50頁分が格納可能なだけ
の容量を有する。その中の1頁分の画像メモリ31は2
次元アドレスを有すように構成され、副走査方向にxア
ドレス、主走査方向にyアドレスを設定している。本複
写機ではA3原稿を400DPIで読み取るため、xは
0から6799、yは0から4799まで設定されてい
る。同様な画像メモリが他に49頁分設けられている。
【0028】メモリユニット30に書き込まれた画像デ
ータは、CPU21の指示に基づいて印字処理ユニット
40へ転送される。印字処理ユニット40では、受信し
た画像データをD/A変換部41でD/A変換し、その
D/A変換された画像データに基づいてLD駆動部42
が半導体レーザ61を駆動制御する。また、CPU21
は操作パネル90の各種操作キーからの信号の入力及び
表示に関する制御も行う。
【0029】次に、図3を参照して、本デジタル複写機
の操作パネル90を説明する。900は複写枚数等の数
値を入力する部分であって、通常テンキーが配置され
る。メッセージ表示部901は、設定枚数の他、各種ガ
イダンス表示を行う。902は、倍率表示部903に表
示されている複数の複写倍率の中から一つを選択するた
めのキーであり、キー902を押す度に選択されている
倍率が切り替わるようになっている。904は、用紙サ
イズ表示部905に表示されている用紙サイズ(給紙カ
セット81a、81bにセットされている用紙サイズと
そうでない用紙サイズとは区別して表示している)の中
から一つを選択するためのキーであり、キー904を押
す度に選択されている用紙サイズが切り替わるようにな
っている。906は自動用紙選択(APS)モード、自
動倍率選択(AMS)モード、マニュアルモードとを選
択するためのキーであり、キー906を押す度に選択さ
れているモードが切り替わるようになっている。ここ
で、APSモードとは、検出された原稿サイズと操作者
の操作によって指定された複写倍率(キー902によっ
て選択された倍率)とに基づき、最適なサイズの用紙を
自動的に選択して複写するモードである。また、AMS
とは、検出された原稿サイズと操作者の操作によって指
定された用紙サイズ(キー904によって選択されたサ
イズ)とに基づき、最適なサイズの複写倍率を自動的に
選択して複写するモードである。また、マニュアルモー
ドとは、操作者によって選択された複写倍率及び用紙サ
イズによって複写を行うモードである。
【0030】910は原稿外消去モードを設定するキ
ー、912はフリーレジストモードを設定するキーであ
り、各々キーを押せば各モードが設定され、もう一度キ
ーを押せば設定が解除される。各モードが設定されてい
るときには、各設定キーに設けられている表示ランプ9
11、913が点灯する。
【0031】ここで、原稿外消去モード及びフリーレジ
ストモードについて説明する。原稿外消去モードは、原
稿が載置されている領域を判別し、その領域以外の画像
データを消去して出力するモードである。
【0032】フリーレジストモードとは、原稿をプラテ
ンガラス19上の任意の位置に載置しても、常に原稿の
中心が用紙の中心に複写されるモードである。以下、具
体例をあげて説明する。
【0033】図4aはA4サイズの原稿55(図4b参
照)をプラテンガラス19上にセットした様子を示して
いる。プラテンガラス19の向かって右方及び手前側に
は、原稿をセットするときのガイドとなる原稿スケール
51、52が設けられている。原稿スケール51、52
には、手前側右方の隅Oを基準位置とする用紙サイズに
対応した指標53、54が刻印されている。そして、用
紙サイズをA4に指定し、フリーレジストモードを選択
せずに複写を実行した場合には、プラテンガラス19上
の領域OPQR内の画像が複写される。同様にA3サイ
ズの用紙を選択した場合には、領域OWUX内の画像が
複写される。図4aの状態では、A4原稿55が領域O
PQRからずれた領域STUVに載置されている。この
ため、フリーレジストモードを設定せずにこの原稿55
をA4用紙に複写した場合には、原稿中の領域OPQR
と重なった領域SYQZの画像のみが複写される。こう
して得られたコピー画像を図5aが示している。なお、
図中網がかかっている部分は、原稿外消去モードが選択
されていないために、原稿カバー50の像がそのまま用
紙上に黒ベタとなって表れている部分である。一方、フ
リーレジストモードを設定して複写した場合には、図5
bに示すように、原稿の中心を自動検出し、原稿中心の
画像が用紙の中心に複写されるように複写を行う。ま
た、原稿外消去モードを選択して複写を実行した場合に
は、図5cに示すように、プラテンガラス19上の領域
OPQRのうち、領域SYQZのみに原稿が存すること
が自動検出され、領域SYQZの外側の画像(原稿カバ
ー50の下面)が消去した状態のコピー画像を作成す
る。尚、図5dは、フリーレジストモード、原稿外消去
モードを共に選択した場合に得られるコピー画像を示し
ている。同様に、図6a〜図6dは、図4aの状態に原
稿を載置し、用紙サイズにA3縦、倍率に等倍を選択し
た場合において、各モードに応じて用紙上に原稿画像が
複写される様子を示している。
【0034】また、APSモードが選択されたときは、
原稿セット基準位置Oと基準位置から最も離れた原稿の
頂点Uによって決まる矩形領域OWUXが設定されてい
る倍率で複写可能な用紙を自動選択する。また、AMS
モードが選択されたときは、選択された用紙に対応する
枠内OPQRと原稿領域STUVとが重なる領域SYQ
Zが、選択された用紙に収まるような最大倍率で複写す
る。また、APSモードやAMSモードにおいて、綴じ
代を考慮することも可能である。また、原稿外消去モー
ドやフリーレジストモードをAPSモードやAMSモー
ドと組み合わせることも可能である。
【0035】次に、本デジタル複写機における、CPU
21の制御の下での複写動作の概要を、図7を参照して
説明する。
【0036】時刻t0に複写開始ボタン916が押され
ると、読取部10のスキャンモータM2がスキャナ1
1、14を駆動し、原稿のb方向の走査(往動)が開始
される。同時に露光ランプ12が点灯状態になり、スキ
ャナ11がホームポジションセンサSE3から離れると
(時刻t1)、ラインセンサ17が画像信号を出力す
る。時刻t2になると原稿のb方向の走査(往動)が完
了し、スキャンモータM2は逆転するためブレーキがか
かり、時刻t4でスキャンモータM2は逆転し原稿の
b’方向の走査(復動)を開始する。尚、往動時は原稿
載置領域さえ分かれば良いので、画像読み取りを行う復
動時に比べて走査速度を16倍に高くしている。
【0037】時刻t2以降、原稿領域検出部29では、
プラテンガラス19上の原稿載置領域の検出処理を行
い、時刻t3になると検出結果が判明する。尚、原稿の
走査速度は予め定められており、原稿位置の検出に要す
る時間(t3−t1)もCPU21に記憶されている。
従って、復動時にラインセンサ17が原稿後端を読み取
る時刻t5と原稿先端を読み取る時刻t6とは、時刻t
3には判明する。そして、時刻t5になるとラインセン
サ17の出力は、先述した画像処理の後に画像メモリ3
1に書き込まれる。
【0038】その後時刻t6になるとラインセンサ17
が原稿後端を読み取るタイミングになるので、画像メモ
リ31への原稿画像データの書き込みが終了する。
【0039】時刻t7になるとホームポジションセンサ
SE3が再びオンする。ここでスキャンモータM2は停
止するためのブレーキがかかり、ラインセンサ17の出
力は停止し、露光ランプ17は消灯する。そうして、原
稿画像の読み取りと画像メモリ31への画像データの書
き込みは完了し、時刻t8にプリント部Pが動作状態に
なり、時刻t9で画像メモリ31からの画像データの読
み出し及び作像が開始する。このようなタイミングで、
原稿画像が選択された複写モードに従って、用紙上に複
写される。
【0040】なお、本デジタル複写機では、図7に示し
たように、予備走査(往動)の際にプラテンガラス19
の全域に亘って走査しているが、これは、原稿載置領域
の検出の精度を上げるためである。
【0041】次に、原稿載置領域の検出について述べ
る。図8は原稿領域検出部29の構成を示すものであ
る。
【0042】原稿の往動走査時には、ラインセンサ17
からの出力は画像処理の後、ラインバッファ26に一旦
ストアされ、ラインバッファ26からの画像データは、
原稿領域検出部29内の2値化回路291で2値化され
る。この2値化回路291では原稿領域の検出が目的で
あるので、2値化回路27の場合とは異なり単純2値化
処理を行っている。しきい値は2値化回路27のそれよ
り高く、原稿画像中に広い面積の黒画像があった場合
や、ブック原稿の綴じ部分が浮き上がった場合でも誤検
出することがない。具体的には、2値化回路291では
256/256〜200/256の濃度レベルの場合を
黒と判断しているのに対して、2値化回路27では平均
的に256/256〜128/256の濃度レベルの場
合を黒と判断している。またこのとき、複写倍率の選択
キー902で指定された倍率に関わらず、変倍処理部2
5ではCPU21からの倍率信号により等倍処理を行
う。
【0043】2値化回路291で2値化された画像デー
タは、CPU21によるアドレスデコーダ293の指示
の下に、原稿領域検出部29の領域メモリ292に格納
される。このとき、CPU21は主走査方向の画像デー
タ列を2バイト(16画素)単位で処理するが、領域メ
モリ292へは最上位ビットの1画素分の画像データの
みを書き込む。即ち、ラインセンサから400DPIの
解像度で出力された画像データは、主走査方向の解像度
が16分の1(25DPI)になるようにCPU21に
よって間引かれた後、領域メモリ292に格納される。
また、往動時にの第1スキャナ11の移動速度を復動時
の移動速度の16倍に高めているので、ラインセンサ1
7が原稿画像を副走査する速度が往動時には復動時の1
6倍になる。これに対してラインセンサ17の読み出し
は一定周期の基準クロックの下で行うので、ラインセン
サ17が読み取った画像の副走査方向の解像度が、往動
時には復動時の16分の1の25DPIになる。このよ
うにして、領域メモリ292には、主走査方向、副走査
方向ともに低解像度(25DPI)で画像データが格納
される。これは、原稿領域検出部29は原稿位置のみが
分かれば良いので、画像を高解像度で認識する必要がな
く、画像データが少ないほど原稿位置を検出するための
画像処理に要する時間が短くて済むためである。なお、
解像度が25DPIである画像における画素間隔は約1
mmであるから、本実施例では原稿の位置を約1mm単
位で検出できる。
【0044】領域メモリ292にはx、yの2次元アド
レスが設定されており、ここに格納されている画像デー
タはプラテンガラス19上の状態を再現している。な
お、実際には原稿は若干傾いて載置される場合が多い、
図8aは原稿が左回りに傾いて載置された状態を破線で
示し、図8bは原稿が右回りに傾いて載置された状態を
破線で示す。なお、図8a,bのいずれにおいても原稿
の4つの頂点には、図において右から順にS,T,V,
Uの符号が付されている。
【0045】図9,10はCPU21が原稿位置を検出
する処理を示すフローチャートである。まず、ステップ
S900で領域メモリ292のxアドレスの値を0に
し、変数Fを0にする。そして、x=0のラインからチ
ェックを開始する。ステップS901では、連続する5
ラインの各ラインにおける白画素の数l(x)〜l(x
+4)(図8の領域メモリ292にl(x)を図示)を
カウントし、ステップS902でl(x)〜l(x+
4)が全て所定値ε1より大きいかどうかを判断する。
なお、ε1や以下に述べるε2〜ε4の値はいずれも2
mm程度が適当である。l(x)〜l(x+4)の内の
一つでもε1より小さい場合(ステップS902:N
O)は、l(x)〜l(x+4)が全てε1より大きく
なるまで、xをインクリメントしつつ(ステップS90
3)、ステップS901〜S902の処理を繰り返す。
l(x)〜l(x+4)が全てε1より大きくなると、
原稿の頂点Sが検出されたと判断し、頂点Sのx座標S
xをSx=x、y座標SyをSy=y(x)+l(x)
/2とする(ステップS904)。尚、y(x)はx番
目のラインにおいて連続する白画素のyアドレスのうち
の最小値である。このようにxの値を1つずつ増加させ
ながら5ライン単位で判断することにより、プラテンガ
ラス上のゴミによる誤判断を防止することができる。
【0046】ステップS905はプラテンガラス上での
原稿の傾きを判定するためのものである。まずステップ
S9050において、y(x)とy(x+1)とを比較
する。原稿が右回りに傾いている場合は(図8b)y
(x)がy(x+1)より大きく(ステップS905
0:Y)、変数Fを1にセットする(ステップS905
1)。一方、原稿が左回りに傾いている場合は(図8
a)y(x)がy(x+1)より小さく(ステップS9
050:N)、変数Fを0にセットする。つまり変数F
が1であれば原稿が右回りに傾いていることを示し、変
数Fが0であれば原稿が左回りに傾いていることを示
す。
【0047】次にステップS906〜S908におい
て、頂点Tを検出する。まず、隣り合うラインの連続す
る白画素数の差と所定値ε2とを比較する(ステップS
906)。その白画素数の差がε2より大きい場合は
(ステップS906:N)、xをインクリメントしつつ
(ステップS907)、白画素数の差がε2より小さく
なるまでステップS906の判断を繰り返す。隣合うラ
インの連続する白画素数の差がε2より小さくなると
(ステップS906:Y)、原稿の頂点Tが検出された
と判断し、頂点Tのx座標TxをTx=x、y座標Ty
をTy=Fy+(1−F)×(y+l(x))とする。
【0048】次に、ステップS909〜S914におい
て、頂点Vを検出する。まず、隣り合うラインの連続す
る白画素数の差が−ε3より小さくなるまで、xの値を
3ずつ増加させながら(ステップS910)、ステップ
S909の判断を繰り返す。
【0049】ところで、原稿の先端側の頂点Tから後端
側の頂点V迄の間には、多数のラインが存在するため、
1ラインずつ原稿の頂点Vであるか否かを判断していた
のでは時間がかかりすぎる。また、この時にはプラテン
ガラス上のゴミの影響も殆ど無いため、多少精度を犠牲
にしても全体の検出スピードを高めるようにした方が望
ましい。このため、ステップS910ではxの値を3ず
つ増加させ、3ライン毎に原稿の後端か否かの検出を行
うようにしている。
【0050】隣り合うラインの連続する白画素数の差が
−ε3より小さくなると(ステップS909:Y)、x
の値を2戻す(ステップS911)。これはステップS
909の判断は3ライン毎であるため、ステップS90
9の判断がYに成ったときのxの値が、真の頂点のx座
標を飛び越している恐れがあるためである。その上で、
ステップS909と同じ判断を、隣接するラインの白画
素数の差が−ε3より小さくなるまで、xを1増加しつ
つ繰り返す(ステップS912〜S913)。隣合うラ
インの連続する白画素数の差が−ε3より小さくなると
(ステップS9012:Y)、原稿の頂点Vが検出され
たと判断し、頂点Vのx座標VxをVx=x、y座標V
yをVy=(1−F)y+F(y+l(x))とする。
【0051】次いで、頂点Sの検出と同様の手順で頂点
Uの検出を行う。即ち、隣接する5ラインにおける連続
する白画素の数l(x)〜l(x+4)が全てε4より
小さくなるまで、xをインクリメントしつつ、ステップ
S916の判断を繰り返す。l(x)〜l(x+4)が
全てε4より小さくなると、原稿の頂点Uが検出された
と判断し、頂点Uのx座標UxをUx=x、y座標Uy
をUy=y(x)+l(x)/2とする(ステップS9
04)。
【0052】以上の様にして原稿の頂点S,T,U,V
の座標が全て求まり、これら頂点の座標から、原稿が載
置されている位置や原稿のサイズを判定することができ
る。その後、原稿画像を本走査し、得られた画像データ
をプリント部Pへ出力する。以下では、本走査時の制御
について順次説明する。
【0053】図11,12は、本走査によって得られた
画像データをメモリユニットへ書き込む制御を示してい
る。まず、ステップS1000で座標変換を行う。即
ち、検出された原稿頂点S,T,U,Vの座標値は領域
メモリ292のxyアドレスを用いて示されているの
で、これを画像メモリ31のXY座標系に変換する。既
に述べたように、画像メモリ31には副走査方向にXア
ドレス、主走査方向にYアドレスが設定されており、
X,Yの範囲は次の式1a,1bの通り設定されてい
る。
【0054】 0≦X≦6799(=X0) (1a) 0≦Y≦4799(=Y0) (1b) 領域メモリ292は、画像メモリ31に比べて1/16
の解像度であることから、ステップS1000では次の
式2a,2bに基づいて、座標系の変換を行う。
X=16x (2a) Y=16y (2b) 次に、XY座標に変換された原稿頂点S,T,U,Vの
座標を呼び出し(ステップS1001)、これらに基づ
いて原稿領域の頂点S’(S’x,S’y),T’
(T’x,T’y),U’(U’x,U’y),V’
(V’x,V’y)の座標を次の式3a〜3hに従って
決定する(ステップS1002)。これにより原稿が斜
めに載置されている場合にも適当な位置決定が行える。
【0055】 S’x=(Sx+Tx)/2 (3a) S’y=(Sy+Vy)/2 (3b) T’x=(Sx+Tx)/2 (3c) T’y=(Uy+Ty)/2 (3d) U’x=(Ux+Vx)/2 (3e) U’y=(Uy+Ty)/2 (3f) V’x=(Ux+Vx)/2 (3g) V’y=(Sy+Vy)/2 (3h) 続いて、原稿の長さ(副走査方向の長さ)Dx及び幅
(主走査方向の長さ)Dyを次の式4a,4bによって
決定する(ステップS1003)。
【0056】 Dx=(S’x+T’x−U’x−V’x)/2 (4a) Dy=(T’y+U’y−S’y−V’y)/2 (4b) 次に、キー906によって設定されている複写モードを
判定する(ステップS1004)。AMSモードが選択
されている場合は、キー902で選択されている用紙の
長さ(副走査方向の長さ)Px及び幅(主走査方向の長
さ)Pyを決定する(ステップS1005)。そして、
ステップS1003で決定した原稿サイズDx,Dyと
ステップS1005で決定したようしサイズPx,Py
とに基づき、次の式5に従って最適複写倍率Mを演算
し、CPU21内のメモリにストアする(ステップS1
006)。その後、ステップS1012へ移行する。
【0057】 M=min(Px/Dx,Py/Dy) (5) 但し、 min(a,b):a、bのうち大きくない方の意味 である。
【0058】ステップS1004の判断において、マニ
ュアルモードまたはAPSモードが選択されていると判
定された場合は、キー902で設定されている倍率Mを
読み取る(ステップS1007)。更に、マニュアルモ
ードが選択されていることがステップS1008で判定
された場合は、キー902で選択されている用紙のサイ
ズPx,Pyを読み取る(ステップS1009)。一
方、APSモードが選択されていることがステップS1
008で判定された場合には、ステップS1003で決
定した原稿サイズDx,Dyとキー902で設定されて
いる倍率Mとに基づいて、必要な用紙のサイズPx,P
yを式6a,6bに従って演算する(ステップS101
0)。
【0059】Px=M・Dx (6a) Py=M・Dy (6b) 次に、S1010で求められた用紙サイズPx,Pyに
最適なサイズの用紙がセットされている給紙口が選択さ
れる。もし、適当な用紙がセットされている給紙口が無
い場合には操作パネル90上に警告表示をしても良い。
【0060】以上の処理により、APS,AMS,マニ
ュアルのいずれのモードが選択されている場合でも、原
稿サイズPx,Py、倍率M、用紙サイズDx,Dyが
決定する。
【0061】次に、読み取り倍率がMになるように変倍
処理部25に対してCPU21が指示を出す(ステップ
S1012)。そして、副走査方向のラインセンサ17
の原稿読み取り範囲、つまり、図7のタイミングチャー
トにおけるt5とt6が次の式7a,7bに従って設定
される(ステップS1003)。
【0062】 t5=−V’x/Vb’+t1+Const (7a) t6=−S’x/Vb’+t1+Const (7b) 但し、 Vb’:スキャナ11の復動時の移動速度(走査速度) Const:スキャナ11、14やスキャンモータM2
の特性によって決まる固有の定数 である。
【0063】以上ステップS1013までは、図7のタ
イムチャートの時刻t3迄に求まる。その後、時刻t4
になるとスキャンモータM2を駆動し、第1,第2スキ
ャナ11,14の復動を開始させる(ステップS101
4)。ステップS1015では、現在時刻と時刻t5,
t6とを比較する。時刻がt5より前であれば第1スキ
ャナ11は読み取り範囲外にあるので、ステップS10
15の判断がNOになり、ホームポジションセンサSE
3によって復動が完了したかどうかを判断するステップ
S1016の判断もNoとなり、ステップS1014へ
戻る。
【0064】時刻がt5からt6の間はステップS10
15の判断がYESになり、ステップS1017へ進
む。ステップS1017でラインセンサ17から出力さ
れた画像データは、主走査方向1ライン毎に画像処理が
施された後、画像メモリ31上へ展開される(ステップ
S1018)。このとき画像データは、主走査方向につ
いてはY=0を基準にして、副走査方向についてはX=
0を基準にして、順次画像メモリ31上へ書き込まれ
る。
【0065】画像データは、画像メモリ31へ書き込ま
れるのに先立って変倍処理部25において、縮小複写が
選択されているときはライン単位で間引き処理が施さ
れ、拡大複写が選択されているときはライン間の補完処
理が施される。あるラインの画像データを展開する時刻
がtであるとき、そのXアドレスは次の式8に従って決
定される。
【0066】 X={(t−t5)/(t6−t5)}・M・Dx+S”x (8) なお、拡大時等アドレスがX0を越えたり、Y0を越え
たりした場合は、X0,Y0をアドレスが越えた画像デ
ータを破棄する。
【0067】以上の処理により、原稿の頂点S,T,
U,Vの画像データは、画像メモリ31上では図14に
示すように、S”(S”x,S”y),T”(T”x,
T”y),U”(U”x,U”y),V”(V”x,
V”y)に展開される。これらを倍率Mを使って表わす
と、S”(M・S’x,M・S’y),T”(M・T’
x,M・T’y),U”(M・U’x,M・U’y),
V”(M・V’x,M・V’y)となる。
【0068】時刻t6を過ぎると、第1スキャナ11が
読み取り範囲を越えるのでステップS1015の判断が
Noになるが、ステップS1016でホームポジション
センサSE3が復動の完了を検出する迄はスキャンモー
タM2は駆動を続ける。ホームポジションセンサSE3
が復動の完了を検出すると(時刻t7)、ステップS1
016の判断がYESになり、スキャンモータM2にブ
レーキがかかり停止の準備に入る(ステップS101
9)。そして、時刻t8でプリンタが駆動を開始し、時
刻t9に画像メモリ31の画像データをプリンタに出力
した後(ステップS1020)、メインルーチンへリタ
ーンしてその他の処理を行う。
【0069】次に、図13を用いて、図12のステップ
S1020「画像メモリ出力制御サブルーチン」につい
て説明する。
【0070】まず、原稿外消去モードが選択されている
かどうかを判断する(ステップS1101)。原稿外消
去モードが選択されているときは(ステップS110
1:YES)、原稿載置領域外に対応する画像のデータ
を消去する(ステップS1102)。これは、0≦X≦
V”x、S”x≦X≦X0、0≦Y≦V”y、又はU”
y≦Y≦Y0を満足するアドレスの画像データを0にす
る処理である。図5、図6から明らかなように、原稿載
置領域外の画像データを消去することによって、原稿カ
バー50が用紙上で黒ベタ状に複写されることが防止で
きる。また、原稿カバー50を閉じない状態で複写を行
った場合にも同様の効果がある。
【0071】次に、フリーレジストモードが選択されて
いるかどうかを判断する(ステップS1103)。フリ
ーレジストモードが選択されているときは(ステップS
1103:YES)、S”,T”,U”,V”の中点を
中心とする、決定されている設定されている用紙サイズ
に対応した大きさの矩形領域の内側の画像データのみを
プリンタへ出力する。そのためにまず、上記矩形領域の
X方向の端辺のX座標Xf1,Xf2、Y方向の端辺の
Y座標Yf1,Yf2を、次の式9a〜9dに従って求
める。そして、Xf1≦X≦Xf2及びYf1≦Y≦Y
f2を共に満足するアドレスの画像データのみをX=X
f1、X=Xf1+1、…の順でプリンタに出力する。
【0072】 Xf1=(V”x+S”x−Px)/2 (9a) Xf2=(V”x+S”x+Px)/2 (9b) Yf1=(T”y+S”y−Py)/2 (9c) Yf2=(T”y+S”y+Py)/2 (9d) 一方、フリーレジストモードが選択されていないときは
(ステップS1103:NO)、(0、0)を基準とす
る、設定されている用紙サイズに対応した大きさの領域
の画像データ、即ち、0≦X≦Px及び0≦Y≦Pyを
共に満足するアドレスの画像データのみがX=0、X=
1、…の順でプリンタに出力される。このようにステッ
プS1104やステップS1105において画像データ
の画像メモリ31からの読み出しを開始するタイミング
は、図7のタイムチャートでは示されているt9であ
る。
【0073】以上のようにして、原稿の載置領域を検出
し、原稿画像を読み取り、読み取られた原稿画像に対し
て複写モードに応じた処理が行われ、プリント部Pに向
けて画像データが出力される。プリント部Pでは、受信
した画像データに従って用紙上に原稿画像を作像する。
【0074】以上のように、フリーレジストモードで複
写するときには、原稿をプラテンガラス上の任意の位置
に載置しても、用紙の中心と原稿の中心とを合わせるこ
とができる。このとき、原稿外消去モードを選択しない
で複写すると、原稿の載置位置や用紙のサイズによって
は、図6bに示したように、用紙上の一部に原稿カバー
50の像が表れてしまい、見苦しくなってしまう。それ
を防止するためには、 (1)フリーレジストモードが選択されたときには常に
原稿外消去モードが選択されるようにする。(2)フリ
ーレジストモードが選択されたときには、マニュアルモ
ード選択を禁止し、APSモードかAMSモードのみを
選択可能とする。これら2種類の方法が考えられる。こ
れら(1),(2)の制御は、操作パネル90のキーに
よるモード選択に規制を加えることにより実現される。
この点について、図15,16を参照して説明する。
【0075】(1)図15は、フリーレジストモードが
選択されたときには常に原稿外消去モードが選択される
ようにするための、キー押圧時の状態遷移を示す。電源
投入時等CPU21にリセットがかかった状態では、ス
テップS1300の状態になり、この時にはフリーレジ
ストモード、原稿外消去モードのいずれも選択されてい
ない。そして、キー910が押されると原稿外消去モー
ドが選択され、ステップS1301の状態になる。一
方、キー912が押されるとフリーレジストモードが選
択されるが、このとき同時に原稿外消去モードも選択さ
れる(ステップS1302)。そして、ステップS13
02でキー910を押しても状態は変化しない。
【0076】(2)図16は、フリーレジストモードが
選択されたときにはマニュアルモード選択を禁止するよ
うにするための、キー押圧時の状態遷移を示す。電源投
入時等、CPU21にリセットがかかった状態では、ス
テップS1401の状態になり、この時にはフリーレジ
ストモードが非選択状態でAPSモードが選択されてい
る。キー906を押す毎にステップS1402(AMS
モード選択)、ステップS1403(マニュアルモード
選択)と状態が遷移し、3回キー906を押すと元のス
テップS1401(AMSモード)に戻る。ステップS
1401、S1402の場合はキー912を押せば、各
々ステップS1405、S1404に状態が遷移し、フ
リーレジストモードが選択され、もう一度キー912を
押せば、各々ステップS1401、S1402に状態が
遷移し、元の状態に戻る。しかし、ステップS1403
(マニュアルモード選択)の場合は、キー912を押せ
ばステップS1405に遷移し、APSモードになった
上でフリーレジストモードが選択された状態になる。図
6bに示したように、用紙上の一部にのみ原稿カバー5
0の像が表れてしまい、見苦しくなってしまうのを防止
するためには、以上(1),(2)の何れかを実施すれ
ば良い。
【0077】ところで、以上の例においては、ステップ
S1017、S1018で、主走査方向1ラインの画像
データを画像メモリ31上へ展開するとき、主走査方向
は、Y=0を基準に、副走査方向はX=0を基準に1ラ
イン毎に画像データを展開していた。そのため、フリー
レジストモードで拡大処理をするときに、原稿の載置位
置によっては、画像データが画像メモリ31上に展開で
きない可能性がある。例えば、図17に示すように、等
倍なら、S’y≦Y≦T’yのアドレスに収まる画像デ
ータを、倍率Mで拡大処理をしようとしたとき、上限値
T”y=M・T’yはY0より大きくなってしまい、Y
アドレスがY0を越える画像データが破棄されてしま
う。副走査方向の画像データの展開についても同様の問
題がある。
【0078】そこで、フリーレジストモードが選択され
たときには、ステップS1018で1ラインの画像デー
タを画像メモリ31上に展開するときに画像データを書
き込む主走査方向アドレスY’を、次の式10に従って
設定する。
【0079】 Y’=Y−S”y+(−M・Dy+Py)/2 (10) 同様に、副走査方向の画像データ展開に関しては、当該
ラインの画像データを展開する時刻がtであるとき、画
像メモリ31上に画像データを書き込む副走査方向アド
レスX’を次の式11に従って設定し、原稿端を基準に
画像データを画像メモリ31上に展開する。
【0080】 X’={(t−t5)/(t6−t5)}・M・Dx +(−M・Dx+Px)/2 (11) それでもなおX’アドレスが0≦X’≦X0以外の値に
なる画像データ及びY’アドレスが0≦Y’≦Y0以外
の値になる画像データは破棄する。また、式10,11
に基づく処理を行う時には、図13のステップS110
3,S1104の処理は行わず、フリーレジストモード
が選択されているか否かに関らず、常にステップS11
05に基づいて画像データを出力するようにする。これ
らの処理を実行することにより、原稿をプラテンガラス
19上の任意の位置に載置しても、常に原稿の中心が用
紙の中心に複写され、且つ、拡大時にも、選択された用
紙サイズ全域に、画像欠損の発生を最小限に抑えて原稿
画像を複写することが可能になる。
【0081】次に、フリーレジストモード非選択時の別
実施例について述べる。先に述べたように、原稿スケー
ル51,52上の用紙サイズに対応した指標53,54
を利用して、原稿の特定の一部分のみを複写することが
容易になる。原稿外消去モードと組み合わせることによ
り、用紙上には余白部分できるので、その部分に書き込
み等ができ便利である。
【0082】このように指標53,54を利用して原稿
の簡易編集を行うことを考慮すると、フリーレジストモ
ード非選択時のAPSモード、AMSモードについて次
のように処理を行うことが望ましい。
【0083】図4aの様に原稿がセットされた場合にお
いて、 (A)APSモードが選択されたとき、原稿セット基準
位置Oと基準位置Oから最も離れた原稿の端部Uによっ
て決まる矩形領域OWUXが、設定されている倍率で複
写可能な用紙を自動選択する。
【0084】(B)AMSモードを選択したとき、選択
された用紙に対応する枠内OPQRと原稿領域STUV
とが重なる領域SYQZが、選択された用紙に収まるよ
うな最大倍率で複写する。
【0085】上記(A)は次の手順によって実現する。
APSモードを選択したときには、図9の原稿領域検出
処理の後、S(Sx,Sy)=(0,0)、T(Tx,
Ty)=T(0,Ty)、V(Vx,Xy)=(Vx,
0)と原稿領域の変換を行い、原稿領域をOWUXとみ
なした上で、フリーレジストモード非選択時のAPSモ
ードの画像読み取り処理を行えば良い(図11〜1
3)。但し、原稿外消去を行うためには、元の原稿の位
置データS,T,U,Vも記憶させておき、ステップS
1102(図13)の処理は元の原稿の位置データS,
T,U,Vに基づいて行う必要がある。
【0086】また、上記(B)は次の手順によって実現
する。AMSモードを選択したときには、図9の原稿領
域検出処理の後、選択されている用紙に対応する画像メ
モリ31上の座標Px,Pyを呼び出し、T(Tx,T
y)=T(Tx,Py)、V(Vx,Vy)=(Px,
Vy)、U(Ux,Uy)=U(Px,Py)と原稿領
域の変換を行い、原稿領域をSYQZとみなした上で、
座標系(x,y)をSを原点とする座標系(x’,
y’)へ次の式12a,12bに従って変換する。
【0087】x’=x−Sx (12a) y’=y−Sy (12b) その後、フリーレジストモード非選択時のAMSモード
の画像読み取り処理を行う(図11〜13)。但し、原
稿外消去を行うためには、元の原稿の位置データS,
T,U,Vも記憶しておき、ステップS1102(図1
3)の処理は元の原稿の位置データS,T,U,Vに基
づいて行う必要がある。
【0088】図4aのように原稿55をセットした場合
の上記(A)の制御(設定倍率は等倍)、(B)の制御
(A4縦の用紙を選択)による処理結果を図18a,図
18bに示す。なお、これらを、簡易編集モードという
別の複写モードとして扱い、操作パネル90上で選択で
きるようにしても良い。
【0089】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、原稿の中央部
が複写倍率に関わらず用紙の中央に複写される。従っ
て、原稿を拡大/縮小複写する場合においても、どの位
置に原稿を載置させたとしても用紙上の最適な位置に原
稿画像が複写された最適な複写物を得ることができる。
特に、請求項2の発明によれば、画像メモリの画像メモ
リを書き込むアドレスを制御するだけで上記効果を奏す
ることができるので、構成を簡単にすることができ、制
御も容易である。また、請求項3の発明のように、原稿
載置領域の外側に対応する画像データを消去するように
すれば、原稿カバーなど原稿以外の画像が複写されない
ので、複写物が見苦しくならない。
【0090】更に、請求項4の発明によれば、拡大/縮
小複写時にも、不適当なサイズの用紙に複写されること
が防止できる。特に、請求項5の発明のように、自動用
紙選択モード又は自動倍率選択モードを選択可能にすれ
ば、常に最適なサイズの用紙に最適な倍率で複写が行う
ことができる。
【0091】また、請求項6の発明によれば、原稿台上
の基準位置からずらした位置に原稿を載置させるだけ
で、原稿の所望の一部のみを用紙に複写することができ
る。しかも原稿領域外の画像は複写されないので、複写
物が見苦しくならない。特に、請求項7の発明によれ
ば、原稿の所望の一部を用紙サイズに応じた最適な大き
さで複写することができるので、望ましい。
【0092】また、請求項8の発明によれば、原稿に使
用者の希望する量の余白を付けて、最適なサイズの用紙
に複写することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施したデジタル複写機を示す断面
図である。
【図2】 デジタル複写機の制御回路を示すブロック図
である。
【図3】 デジタル複写機の操作パネルを示す正面図で
ある。
【図4】 原稿55をプラテンガラス19上に載置した
様子を示す説明図である。
【図5】 原稿外消去モード及びフリーレジストモード
を説明する説明図である。
【図6】 原稿外消去モード及びフリーレジストモード
を説明する説明図である。
【図7】 デジタル複写機の動作タイミングを示すタイ
ムチャートである。
【図8】 原稿領域検出部29を示すブロック図であ
る。
【図9】 原稿領域検出処理を示すフローチャートの一
部である。
【図10】 原稿領域検出処理を示すフローチャートの
一部である。
【図11】 原稿画像読み取り処理を示すフローチャー
トの一部である。
【図12】 原稿画像読み取り処理を示すフローチャー
トの一部である。
【図13】 画像メモリ出力処理を示すフローチャート
である。
【図14】 画像メモリ31に画像データが書き込まれ
るアドレスを説明する説明図である。
【図15】 フリーレジストモード及び原稿外消去モー
ドの選択に関する状態遷移図である。
【図16】 APSモード、AMSモード、及びマニュ
アルモードの選択に関する状態遷移図である。
【図17】 変倍時に画像データが書き込まれる画像メ
モリのアドレスを説明する。
【図18】 フリーレジストモード非選択時の別実施例
を説明する説明図である。
【符号の説明】
10…読取部 11…第1スキャナ 14…第2スキャナ 17…ラインセンサ 19…プラテンガラス(原稿台) 21…CPU 25…変倍処理部 26…ラインバッファ 28…アドレスデコーダ 29…原稿領域検出部 31…画像メモリ 53、54…指標 902…複写倍率選択キー 903…倍率表示部 904…用紙サイズ選択キー 905…用紙サイズ表示部 906…複写モード選択キー 907…複写モード表示ランプ 910…原稿外消去モード設定キー 911…原稿外消去モード設定表示ランプ 912…フリーレジストモード設定キー 913…フリーレジストモード設定表示ランプ 292…領域メモリ 293…アドレスデコーダ O…原稿載置基準位置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台に載置された原稿の画像を読み取
    り、各画素に対応する画像データを出力する読取手段
    と、 該読取手段から出力された画像データに基づき、上記原
    稿台上の原稿が載置されている領域を検出する検出手段
    と、 画像データを格納するための画像メモリと、 上記読取手段から出力された画像データを上記画像メモ
    リに書き込む書き込み手段と、 上記画像メモリから画像データを読み出す読み出し手段
    と、 該読み出し手段により読み出された画像データに従っ
    て、用紙上に画像を形成する作像手段と、 複写倍率を指定するための倍率指定手段と、 上記検出手段により検出された領域の中央部が複写倍率
    に係らず用紙の中央部に複写されるように、上記倍率指
    定手段によって指定された複写倍率に応じて上記書き込
    み手段及び上記読み出し手段を制御する第1制御手段
    と、を備えたことを特徴とするデジタル複写機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデジタル複写機におい
    て、 上記書き込み手段は、上記検出手段によって検出された
    領域の中央部の画像データのアドレスが、上記画像メモ
    リにおける用紙中央部に対応するアドレスに一致するよ
    うに、画像メモリ上に画像データを書き込むことを特徴
    とするデジタル複写機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデジタル複写機におい
    て、 上記第1制御手段を選択する第1選択手段と、 上記第1制御手段が選択されたとき、上記検出手段の検
    出結果に基づき、上記検出手段により検出された領域の
    外側に対応する画像データを上記画像メモリから消去す
    る消去手段と、を備えたことを特徴とするデジタル複写
    機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のデジタル複写機におい
    て、 用紙サイズを指定する用紙指定手段と、 倍率指定手段によって指定された複写倍率及び用紙指定
    手段により指定されたサイズの用紙で原稿画像を複写す
    るように、前記作像手段を制御するマニュアルモード
    と、 該マニュアルモードを選択するモード選択手段と、 上記第1制御手段を選択する第1選択手段と、 上記第1制御手段が選択されたとき、上記マニュアルモ
    ードの選択を禁止する禁止手段と、を備えたことを特徴
    とするデジタル複写機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のデジタル複写機におい
    て、 上記検出手段により検出された領域に基づいて原稿サイ
    ズを判別する判別手段と、 該判別手段により判別された原稿サイズ及び上記倍率指
    定手段により指定された複写倍率に基づいて、最適な用
    紙サイズを自動選択する自動用紙選択モードと、 上記
    判別手段により判別された原稿サイズ及び上記用紙指定
    手段により指定された用紙サイズに基づいて、最適な複
    写倍率を自動選択する自動倍率選択モードと、を備え、 上記モード選択手段はマニュアルモード、自動用紙選択
    モード、自動倍率選択モードのいずれか一つを選択する
    ものであり、 上記禁止手段は、第1制御手段が選択されたとき、上記
    自動用紙選択モード及び自動倍率選択モードの選択を許
    可することを特徴とするデジタル複写機。
  6. 【請求項6】 基準位置と、該基準位置から主走査副走
    査両方向に用紙サイズに対応して離れた位置とに指標が
    設けられた原稿台と、 原稿台に載置された原稿を読み取り、各画素に対応する
    画像データを出力する読取手段と、 該読取手段から出力された画像データに基づき、上記原
    稿台上の原稿が載置されている領域を検出する検出手段
    と、 画像データを格納するための画像メモリと、 上記読取手段から出力された画像データを上記画像メモ
    リに書き込む書き込み手段と、 上記画像メモリから画像データを読み出す読み出し手段
    と、 該読み出し手段により読み出された画像データに従っ
    て、用紙上に画像を形成する作像手段と、 用紙サイズを指定する用紙指定手段と、 上記用紙指定手段によって指定されたサイズに対応する
    上記指標の交点に位置する原稿画像が上記サイズで指定
    された用紙の端部に作像されるように、上記書き込み手
    段および上記読み出し手段を制御する第1メモリ制御手
    段と、 上記画像メモリの画像データ中、上記検出手段によって
    検出された領域の外側に対応する画像データを消去する
    消去手段と、 を備えたことを特徴とするデジタル複写機。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のデジタル複写機におい
    て、 原稿台に載置された原稿の頂点と上記用紙サイズ指定手
    段で指定されたサイズに対応する、指標の交点を2頂点
    とする矩形領域のサイズを認識する領域サイズ認識手段
    と、 上記領域サイズ認識手段により認識された矩形領域のサ
    イズと上記用紙サイズ指定手段により指定された用紙サ
    イズとの比に対応する複写倍率を設定する複写倍率設定
    手段と、 該複写倍率設定手段によって設定された複写倍率に基づ
    いて、上記書き込み手段および上記読み出し手段を制御
    する第2メモリ制御手段と、を備えたことを特徴とする
    デジタル複写機。
  8. 【請求項8】 基準位置と、該基準位置から主走査副走
    査両方向に用紙サイズに対応して離れた位置とに指標が
    設けられた原稿台と、 原稿台に載置された原稿を読み取り、各画素に対応する
    画像データを出力する読取手段と、 該読取手段から出力された画像データに基づき、上記原
    稿台上の原稿が載置されている領域を検出する検出手段
    と、 画像データを格納するための画像メモリと、 上記読取手段から出力された画像データを上記画像メモ
    リに書き込む書き込み手段と、 上記画像メモリから画像データを読み出す読み出し手段
    と、 該読み出し手段により読み出された画像データに従っ
    て、用紙上に画像を形成する作像手段と、 上記検出手段の検出結果に基づき、上記基準位置と該基
    準位置から最も離れた原稿の頂点との距離に応じて、最
    適な用紙サイズを自動選択する用紙サイズ選択手段と、 上記基準位置から最も離れた原稿の頂点の画像が上記用
    紙サイズ選択手段で選択された用紙の端部に作像される
    ように、上記書き込み手段及び上記読み出し手段を制御
    するメモリ制御手段と、 上記画像メモリの画像データ中、上記検出手段によって
    検出された領域の外側に対応する画像データを消去する
    消去手段と、を備えたことを特徴とするデジタル複写
    機。
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