JP5974499B2 - 記録装置、制御装置、及び、記録装置の制御方法 - Google Patents

記録装置、制御装置、及び、記録装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、媒体を搬送し、搬送中の媒体に記録する記録装置、当該記録装置を制御する制御装置、及び、当該記録装置の制御方法に関する。
従来、小切手等の媒体を搬送すると共に、搬送中、媒体に画像を記録する記録装置(媒体処理装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−255393号公報
ここで、上述した記録装置のように、搬送中の媒体に画像を記録するものでは、記録媒体の記録可能領域の一部の領域、例えば、後端部に形成された一部の領域や、中央部に形成された一部の領域に画像を記録することが求められる場合がある。そして、このような場合は、記録すべき領域に対応する位置に画像が記録されるように画像の記録を開始するタイミングを適切に調整する必要がある。特に、小切手等の媒体は、そのサイズが一定ではないが、どのようなサイズの媒体に対しても、画像を記録すべき領域に対応する適切な位置に画像を記録する必要がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、媒体のサイズにかかわらず、媒体の画像を記録すべき領域に対応する位置に、画像を記録できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、記録装置であって、媒体の搬送路に設けられた記録ヘッドと、前記搬送路で搬送方向に前記媒体を搬送する搬送部と、記記録ヘッド、及び、前記搬送部を制御して、前記媒体の所定の記録開始位置から画像の記録を実行させる記録制御部と、記媒体の長さを検出する媒体長検出部と、前記画像の長さを算出する画像長算出部と、前記媒体への前記画像の記録に際し、前記媒体長検出部により検出された前記媒体の長さと、前記画像長算出部により算出された前記画像の長さと、に基づいて、前記記録開始位置を設定する記録開始位置設定部と、を備えることを特徴とする。 この構成によれば、記録装置は、媒体への画像の記録に際し、媒体の実際の長さと、媒体に記録すべき画像の実際の長さと、に基づいて、記録開始位置を設定可能である。このため、記録装置は、記録開始位置を、媒体の実際の長さ、及び、媒体に記録すべき画像の実際の長さと、媒体において画像を記録すべき領域と、の関係で適切な位置とすることが可能であり、これにより、媒体のサイズにかかわらず、媒体の画像を記録すべき領域に対応する適切な位置に、画像を記録することが可能となる。
なお、媒体の長さとは、媒体に、画像の記録が禁止されたマージンが形成されている場合は、そのマージンを加味した長さを示す。
また、本発明は、前記記録制御部は、前記画像の画像データを画像バッファーに展開し、展開した前記画像データに基づいて、前記媒体の所定の記録開始位置から前記画像の記録を開始させ、前記媒体長検出部は、前記搬送部による搬送中の前記媒体の長さを算出し、前記画像長算出部は、前記画像データに基づいて前記画像の長さを算出することを特徴とする。
また、本発明は、前記記録開始位置設定部は、前記媒体の長さと、前記画像の長さとの差に対応する距離分、前記媒体の前端から離間した位置を前記記録開始位置として設定することにより、前記記録開始位置を、前記媒体の後端に対応する位置に前記画像の後端が位置するように前記画像を記録するための位置とすることを特徴とする。
この構成によれば、記録装置は、媒体の実際の長さと、画像の実際の長さとに応じて、記録開始位置を、媒体の後端に対応する位置に、画像の後端が位置するように画像を記録するための位置とすることが可能であり、媒体の後端部に形成された領域に画像を記録する際に、当該領域に対応する適切な位置に画像を記録することが可能となる。
なお、記録媒体の前端、後端とは、記録媒体の前端部や後端部に画像の記録が禁止されたマージンが形成されている場合は、このマージンを加味した概念である。
また、本発明は、前記記録開始位置設定部は、前記媒体の長さと、前記画像の長さとに基づいて、前記媒体の中央部に画像を記録した場合の、前記媒体の前端と前記画像の前端との離間量を算出し、算出した離間量に基づいて前記記録開始位置を設定することにより、前記記録開始位置を、前記媒体の中央部に前記画像が位置するように前記画像を記録するための位置とすることを特徴とする。
この構成によれば、記録装置は、媒体の実際の長さと、画像の実際の長さとに応じて、記録開始位置を、媒体の中央部に画像を記録するための位置とすることが可能であり、媒体の中央部に形成された領域に画像を記録する際に、当該領域に対応する適切な位置に画像を記録することが可能となる。
また、本発明は、前記記録開始位置設定部は、前記媒体の長さと、前記画像の長さとの差に対応する距離分、前記媒体の前端から離間した位置を前記記録開始位置として設定することにより、前記記録開始位置を、前記媒体の後端に対応する位置に前記画像の後端が位置するように前記画像を記録するための位置とすることが可能であると共に、前記媒体の長さと、前記画像の長さとに基づいて、前記媒体の中央部に前記画像を記録した場合の、前記媒体の前端と前記画像の前端との離間量を算出し、算出した離間量に基づいて前記記録開始位置を設定することにより、前記記録開始位置を、前記媒体の中央部に前記画像が位置するように前記画像を記録するための位置とすることが可能であり、前記記録開始位置を、前記媒体の後端に対応する位置に、前記画像の後端が位置するように前記画像を記録するための位置に設定するか、又は、前記媒体の中央部に前記画像が位置するように前記画像を記録するための位置に設定するか、を指示に応じて切り替えることを特徴とする。 この構成によれば、記録装置は、記録開始位置を、媒体における画像を記録するべき領域に応じた適切な位置とすることができる。
また、本発明は、前記搬送部は、前記搬送路で前記搬送方向と逆方向に前記媒体を搬送可能であり、記記録ヘッドよりも上流の前記搬送路に、前記媒体長検出部による前記媒体の長さの検出に使用されるセンサーを備え、前記記録制御部は、前記媒体の後端が前記センサーの下流側に通過し、前記媒体検出部による前記媒体の長さの検出が完了した時点で、前記記録開始位置が、前記記録ヘッドの下流側に通過し場合は、前記搬送部により前記媒体を前記搬送方向と逆方向に搬送し、前記記録開始位置を、前記記録ヘッドの上流側に位置させた後、前記画像の記録を実行させることを特徴とする。
ここで、記録ヘッドの搬送方向上流に設けたセンサーを利用して媒体の長さを検出する構成とした場合、記録ヘッドとセンサーとの距離、及び、媒体の長さの関係では、媒体の後端がセンサーを通過し、媒体の長さの検出が完了した時点で、媒体の記録開始位置が記録ヘッドを搬送方向側に通過し、記録開始位置からの記録の開始ができないという事態が生じ得る。このような場合であっても、上記構成によれば、記録装置は、搬送部により媒体を前記搬送方向と逆側に搬送して、記録開始位置を、記録ヘッドの位置よりも搬送方向上流側に位置させた後、画像の記録を実行するため、記録開始位置から画像の記録を開始することが可能である。
また、上記目的を達成するために、本発明は、媒体の搬送路に設けられた記録ヘッドと、搬送路で搬送方向に前記媒体を搬送する搬送部と、を備える記録装置を制御する制御装置であって、記記録ヘッド、及び、前記搬送部を制御して、前記媒体の所定の記録開始位置から画像の記録を実行させる記録制御部と、記媒体の長さを検出する媒体長検出部と、前記画像の長さを算出する画像長算出部と、前記媒体への前記画像の記録に際し、前記媒体長検出部により検出された前記媒体の長さと、前記画像長算出部により算出された前記画像の長さと、に基づいて、前記記録開始位置を設定する記録開始位置設定部と、を備えることを特徴とする。 この構成によれば、記録装置は、媒体への画像の記録に際し、媒体の実際の長さと、媒体に記録すべき画像の実際の長さと、に基づいて、記録開始位置を設定可能である。このため、記録装置は、記録開始位置を、媒体の実際の長さ、及び、媒体に記録すべき画像の実際の長さと、媒体において画像を記録すべき領域と、の関係で適切な位置とすることが可能であり、これにより、媒体のサイズにかかわらず、媒体の画像を記録すべき領域に対応する適切な位置に、画像を記録することが可能となる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、媒体の搬送路に設けられた記録ヘッドと、搬送路で搬送方向に前記媒体を搬送する搬送部と、記記録ヘッド、及び、前記搬送部を制御して、前記媒体の所定の記録開始位置から画像の記録を実行する記録制御部と、を備える記録装置の制御方法であって、記媒体の長さを検出、前記画像の長さを算出し、検出した前記媒体の長さと、算出した前記画像の長さと、に基づいて、前記記録開始位置を設定することを特徴とする。
この制御方法によれば、記録装置は、媒体への画像の記録に際し、媒体の実際の長さと、媒体に記録すべき画像の実際の長さと、に基づいて、記録開始位置を設定可能である。このため、記録装置は、記録開始位置を、媒体の実際の長さ、及び、媒体に記録すべき画像の実際の長さと、媒体において画像を記録すべき領域と、の関係で適切な位置とすることが可能であり、これにより、媒体のサイズにかかわらず、媒体の画像を記録すべき領域に対応する適切な位置に、画像を記録することが可能となる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、媒体の搬送路上に設けられた記録ヘッドと、搬送路上で搬送方向に前記媒体を搬送する搬送部と、前記媒体に記録すべき画像の画像データを画像バッファーに展開し、展開した画像データに基づいて、前記記録ヘッド、及び、前記搬送部を制御して、前記媒体上の所定の記録開始位置から画像の記録を開始して、前記媒体に画像を記録する記録制御部と、を備える記録装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、前記制御部を、前記搬送部による搬送中の前記媒体の長さを検出する媒体長検出部と、前記画像データに基づいて記録されるべき画像の長さを算出する画像長算出部と、前記媒体への画像の記録に際し、前記媒体長検出部により検出された前記媒体の長さと、前記画像長算出部により算出された、前記媒体に記録すべき画像の長さと、に基づいて、前記記録開始位置を設定する記録開始位置設定部と、として機能させることを特徴とする。
このプログラムによれば、記録装置は、媒体への画像の記録に際し、媒体の実際の長さと、媒体に記録すべき画像の実際の長さと、に基づいて、記録開始位置を設定可能である。このため、記録装置は、記録開始位置を、媒体の実際の長さ、及び、媒体に記録すべき画像の実際の長さと、媒体において画像を記録すべき領域と、の関係で適切な位置とすることが可能であり、これにより、媒体のサイズにかかわらず、媒体の画像を記録すべき領域に対応する適切な位置に、画像を記録することが可能となる。
本発明によれば、媒体のサイズにかかわらず、媒体の画像を記録すべき領域に対応する位置に、画像を記録できる。
第1実施形態に係る複合処理装置の外観斜視図である。 複合処理装置の内部構造を示す図である。 複合処理装置、ホストコンピューターの構成を示すブロック図である。 複合処理装置の動作を示すフローチャートである。 小切手の裏面を示す図である。 小切手に画像を記録するときの動作の説明に利用する図である。 複合処理装置の動作を示すフローチャートである。 記録開始位置を示す図である。 中央寄せで記録する場合における記録開始位置を示す図である。 第2実施形態に係る複合処理装置の動作の説明に利用する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る複合処理装置1(記録装置)の外観斜視図である。
複合処理装置1は、シート状の小切手4や帳票等の媒体に対し、媒体に記録された磁気インク文字の読み取り、媒体の両面の光学的読み取り、及び、当該媒体への画像の記録を行う装置である。
また、複合処理装置1は、クレジットカード等のカード型の媒体に記録された磁気情報を読み取るリーダーとしての機能、及び、感熱ロール紙に画像を記録して切断することにより、画像が記録された紙片を発行する機能を備えている。
本実施形態では、媒体として小切手4を処理する場合を例に挙げて説明する。
小切手4は、図1に示すように、所定の模様や装飾が施されたシートに金額、振出人、通し番号、サインなどが印字または記載された帳票である。これら金額、振出人、通し番号、サインなどは表面4aにあり、裏面4bには裏書き欄が設けられている。この裏書き欄には、後述するインクジェットヘッド10(記録ヘッド)によって、裏書きに係る所定の画像が記録される。また、表面4aには小切手4の長辺方向に延びる磁気インク文字列4cが形成されている。磁気インク文字列4cは、磁気インクで印刷された複数の磁気インク文字(MICR文字)が並んだものであり、磁気的または光学的に読み取ることができる。小切手4の短辺方向及び長辺方向のサイズは規格化されているものの、多様な規格が存在するため、実際には様々なサイズがある。複合処理装置1では、一般的な小切手4のサイズをほぼ包含し得る最大サイズを規定し、この最大サイズ内の小切手4であれば処理できる。
複合処理装置1は、本体下部を覆う下部ケース11、及び下部ケース11に被せられるカバー12からなる外装を有し、外装の内部に複合処理装置1の本体13(図2)が収容されている。複合処理装置1の前面には、小切手4を挿入する挿入口14が開口しており、挿入口14の奥には複数の小切手4を積層して収納できるストッカー15が設けられている。このストッカー15は、前面側へ向かって引き出し自在に構成されており、ストッカー15に収納すべき小切手4のサイズに応じてストッカー15を引き出した上で、このストッカー15に小切手4を収納させることが可能である。
また、カバー12には、上面視で略U字形状に、小切手4の搬送路Wとなるスリット18が形成されている。スリット18は、上述したストッカー15に連通すると共に、スリット18は複合処理装置1の前面側に設けられたポケット19に連通している。ストッカー15に収納された小切手4は、後述するように1枚ずつ複合処理装置1の内部に取り込まれ、スリット18を通る間に処理されて、処理後の小切手4はポケット19に排出される。ポケット19には複数の小切手4を収納することができる。
図1に示すように、ストッカー15の側方には、磁気カードリーダーユニット20が設けられている。磁気カードリーダーユニット20は、カバー12に形成されたカードスリット21と、このカードスリット21に対応して設けられたMCRヘッド22(図3)とを備え、カードスリット21を通るカード類に磁気的に記録された情報をMCRヘッド22によって読み取る。
図2は、複合処理装置1の外装内部に収容されている本体13の構成を示す平面図である。
図2に示すように、ストッカー15の一側面にはホッパー25が設けられている。このホッパー25は、ホッパー駆動モーター26(図3)により、図中矢印方向に回動可能に構成されており、ストッカー15に貯留された小切手4を他方の側面側に付勢する。
ストッカー15の他方の側面には、後述するASF(Automatically Sheet Feeder)モーター27(図3)により駆動されるピックアップローラー28が配置されており、ホッパー25がピックアップローラー28側に回動すると、この回動に応じてストッカー15内の小切手4のうち1枚がピックアップローラー28に付勢され、当該ローラーに接触して、当該ローラーの回転に応じて搬送路Wに繰り出される。
ストッカー15の奥には、一対のローラーで構成されるASFローラー29が配置されている。ASFローラー29の2つのローラーは、搬送路Wの両側に配置され、一方は後述するASFモーター27の動力により回転し、他方のローラーは従動ローラーである。ピックアップローラー28に接した小切手4はASFローラー29に挟まれて、スリット18内を下流側へ搬送される。
ストッカー15の所定の位置には、ASF用紙検出器31(図3)が設けられている。ASF用紙検出器31は、例えば透過型光センサーで構成され、ストッカー15における小切手4の有無を検出する。
また、ストッカー15において、ホッパー25の待機位置には、ホッパー位置検出器32(図3)が設けられている。ホッパー位置検出器32は、例えば透過型光センサーで構成され、ホッパー25が待機位置に位置しているか否かを検出する。
ASFローラー29の下流側には、小切手4の表面4aに接して磁気インク文字列4c(図1)を磁気的に読み取るMICR(Magnetic Ink Character Recognition)ヘッド35が配置されている。MICRヘッド35には、MICRローラー36が対向配置される。MICRローラー36はMICRヘッド35側に付勢されており、小切手4をMICRヘッド35に押しつけながら回転して、小切手4を、MICR文字の読み取りに適した定速で搬送する。MICRヘッド35の上流側には、ASFローラー29により繰り出された小切手4をMICRヘッド35に案内する、一対のローラーからなるアシストローラー37が配置されている。
また、搬送路W上においてアシストローラー37とMICRヘッド35との間には、用紙長検出器38(センサー)が配置されている。用紙長検出器38は、例えば反射型光センサーで構成され、搬送路W上を通る小切手4の検出位置における有無を検出することにより、小切手4の前端及び後端を検出する。用紙長検出器38の検出値は後述する制御部70により取得される。後述する媒体長検出部70bは、この検出値の変化に基づいて小切手4の搬送方向における長さを求める。
なお、搬送方向とは、ストッカー15からポケット19に向かう方向のことであり、本実施形態に係る複合処理装置1は、所定の例外を除き、小切手4を搬送方向に搬送しつつ、搬送中の小切手4に対して各種処理を行う。
搬送路W上でMICRヘッド35の下流側には、搬送路Wを挟んで対向する一対のローラーを有する第1搬送ローラー40が設けられ、さらに、この第1搬送ローラー40の下流側には第2搬送ローラー41が設けられている。これら第1搬送ローラー40、及び、第2搬送ローラー41は、搬送モーター42(図3)によって回転駆動されるローラーであり、これらローラーによって小切手4はインクジェットプリンターユニット44へ搬送される。
インクジェットプリンターユニット44は、インクジェットヘッド10を備えている。インクジェットヘッド10は、本体13の前部に収容されているインクカートリッジ45からインクの供給を受けて、小切手4にインクを吐出するインクジェット方式の記録ヘッドである。このインクジェットヘッド10は、ノズル列が小切手4の紙幅方向に延在した、いわゆるラインインクジェットヘッドであり、小切手4に対する記録の際は、一定の速度で搬送される小切手4の裏面4bに対して、固定された状態のインクジェットヘッド10からインクが吐出されて、画像が記録される。この小切手4の裏面4bに記録される画像は、いわゆる裏書きと呼ばれる文字や記号等である。
インクジェットヘッド10の上流側であって、インクジェットヘッド10と、第2搬送ローラー41との間には、中間検出器46が設けられている。中間検出器46は、例えば反射型光センサーで構成され、検出位置における小切手4の有無を検出する。
インクジェットヘッド10の下流には、小切手4を光学的に読み取るCIS(Contact Image Sensor)ユニットが配置されている。このCISユニットは、小切手4の表面4aを読み取る表面CISユニット47と、裏面4bを読み取る裏面CISユニット48とを有し、小切手4の両面を光学的に読み取り可能である。表面CISユニット47と裏面CISユニット48は搬送路Wを挟んで対向配置されており、これらユニットの上流側には第1CISローラー50が配置され、また、下流側には第2CISローラー51が配置されている。これら第1CISローラー50、及び、第2CISローラー51は、搬送モーター42によって回転駆動されるローラーであり、これらローラーによってCISユニットによって読み取り中の小切手4が安定して搬送される。
第2CISローラー51の下流には、排出検出器52が設けられている。排出検出器52は、例えば反射型光センサーで構成され、検出位置における小切手4の有無を検出する。
表面CISユニット47、裏面CISユニット48の下流側には上述したポケット19が設けられている。ポケット19は、メインポケット19aと、サブポケット19bとに区画されており、スリット18が分岐して、それぞれのポケット19に連通している。これらメインポケット19a、及び、サブポケット19bには、それぞれ複数の小切手4を収納できる。
そして、スリット18が分岐した位置には、小切手4を排出すべきポケット19を、メインポケット19aとサブポケット19bとのいずれかに切り替える切替板54が配置されている。切替板54は、メインポケット19aに連通する経路とサブポケット19bに連通する経路のいずれか一方を塞ぐことで小切手4を他方に案内するガイドであり、切替板駆動モーター55によって駆動される。切替板54からメインポケット19aに繋がる経路には排出ローラー56が設けられ、また、切替板54からサブポケット19bに繋がる経路には排出ローラー57が設けられており、小切手4は、これらローラーにより切替板54に案内されたいずれかのポケット19にスムーズに排出される。
後述するように、複合処理装置1は、MICRヘッド35による磁気インク文字列4cの読み取り結果に基づいて、小切手4が正しくセットされていると判別した場合は、小切手4をメインポケット19aに排出し、一方、小切手4が正しくセットされていないと判別した場合は、サブポケット19bに排出する。
また、図1及び図2に示すように、複合処理装置1の中央部には、画像が記録された紙片を発行するサーマルプリンターユニット60が設けられている。
図1に示すように、サーマルプリンターユニット60は、ユニット本体の上部を覆うプリンターカバー61を備えている。このプリンターカバー61は、カバー12に対して開閉自在に取り付けられており、プリンターカバー61を開くと、感熱ロール紙を収容可能な空間であるロール紙収容部62(図2)が露出し、感熱ロール紙の補充や交換が可能となる。プリンターカバー61には、排紙口63が形成されており、ロール紙収容部62に収容された感熱ロール紙は、排紙口63を介して、排出される。
サーマルプリンターユニット60は、ロール紙収容部62に収容した感熱ロール紙を繰り出して搬送路上を搬送させるローラー状のプラテン(不図示)と、プラテンに対向配置されたサーマルヘッド65(図3)と、搬送方向に対し直交する方向に感熱ロール紙を切断するカッターユニット66とを備えている。紙片の発行に際し、サーマルプリンターユニット60は、プラテンを駆動して感熱ロール紙を搬送方向に搬送しつつ、サーマルヘッド65により感熱ロール紙に画像を記録し、カッターユニット66によって所定の位置で感熱ロール紙を切断することにより、紙片を発行する。
図3は、複合処理装置1とホストコンピューター5(制御装置)とを接続して構成される媒体処理システム8の機能的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、ホストコンピューター5は、ホスト側制御部80と、ホスト側表示部81と、ホスト側入力部82と、ホスト側記憶部83と、インターフェイス部84(I/F部)と、を備えている。
ホスト側制御部80は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路を備え、ホストコンピューター5の各部を中枢的に制御する。
ホスト側表示部81は、液晶表示パネル等の表示パネルを備え、ホスト側制御部80の制御の下、各種情報を表示パネルに表示する。
ホスト側入力部82は、マウスやキーボード等の入力デバイスに接続され、入力デバイスに対する操作を検出して、ホスト側制御部80に出力する。
ホスト側記憶部83は、ハードディスクや、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種プログラムや、各種データを不揮発的に記憶する。
インターフェイス部84(I/F部)は、ホスト側制御部80の制御の下、複合処理装置1との間で通信規格に準拠した通信を行う。
一方、図3に示すように、複合処理装置1は、制御部70と、プリンター制御部71と、ヘッド駆動回路72と、モータードライバー73と、読取制御回路74と、センサー駆動回路75と、インターフェイス部76(I/F部)とを有し、これらの各部が相互に接続されている。
制御部70は、複合処理装置1の各部を中枢的に制御するものであり、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備えている。制御部70は、ROMに記憶されているファームウェアをCPUにより読み出して実行することにより、複合処理装置1の各部を制御する。この制御部70には、画像バッファー79が接続されている。この画像バッファー79は、RAM等の揮発性メモリーに形成されたバッファーである。この画像バッファー79については、後に詳述する。
プリンター制御部71は、インクジェットプリンターユニット44及びサーマルプリンターユニット60を中枢的に制御するものである。プリンター制御部71は、制御部70の制御の下、ヘッド駆動回路72を介してインクジェットヘッド10に駆動電流を供給し、小切手4に画像への記録を行う。また、プリンター制御部71は、制御部70の制御の下、ヘッド駆動回路72を介してサーマルヘッド65に駆動電流を供給し、感熱ロール紙への記録を行う。
モータードライバー73は、ホッパー駆動モーター26に接続され、制御部70の制御に従ってホッパー25を回動させる。
また、モータードライバー73は、制御部70の制御の下、ASFモーター27に駆動パルスを出力して当該モーターを動作させ、当該モーターに接続されたピックアップローラー28、及び、ASFローラー29を駆動することにより、ストッカー15に収納された小切手4を搬送路W上に繰り出す。
また、モータードライバー73は、搬送モーター42に接続され、制御部70の制御の下、搬送モーター42に駆動パルスを出力して当該モーターを動作させ、当該モーターに接続されたアシストローラー37、第1搬送ローラー40、第2搬送ローラー41、第1CISローラー50、及び、第2CISローラー51を駆動することにより、搬送路W上で小切手4を搬送する。本実施形態では、搬送モーター42は、ステッピングモーターにより構成されており、制御部70は、搬送モーター42のステップ数を管理することにより、搬送路W上の小切手4の搬送量を管理可能である。
本実施形態では、搬送モーター42や、この搬送モーター42により駆動される各ローラー、モータードライバー73等、小切手4の搬送に係る各種部材、機構、装置が協働して、搬送路W上で搬送方向(又は、その逆方向)に小切手4(媒体)を搬送する搬送部として機能する。
また、モータードライバー73は、切替板駆動モーター55に接続され、制御部70の制御の下、当該モーターに駆動パルスを出力して、当該モーターを駆動して、切替板54を、メインポケット19a側、又は、サブポケット19b側に切り替える。
読取制御回路74は、MCRヘッド22、MICRヘッド35、表面CISユニット47、及び、裏面CISユニット48に接続されている。読取制御回路74は、制御部70の制御に従って、カードスリット21(図1)にカード類が通される際にMCRヘッド22によって磁気情報を読み取らせ、MCRヘッド22が出力する読取信号をデジタル化して制御部70に出力する。
また、読取制御回路74は、制御部70の制御に従ってMICRヘッド35によって磁気情報を読み取らせ、MICRヘッド35が出力する読取信号をデジタル化して制御部70に出力する。
また、読取制御回路74は、制御部70の制御に従って、表面CISユニット47及び裏面CISユニット48に、小切手4の表面4a及び裏面4bの読み取りを実行させる。この際、表面CISユニット47及び裏面CISユニット48の各々から出力される信号をデジタルデータ化し、制御部70に出力する。
センサー駆動回路75は、ASF用紙検出器31、ホッパー位置検出器32、用紙長検出器38、中間検出器46、及び、排出検出器52に接続され、これらの各検出器に電流を供給して、所定周期で出力値を取得し、取得した出力値をデジタルデータに変換して制御部70に出力する。
インターフェイス部76は、ホストコンピューター5に対して有線または無線で接続され、制御部70の制御に従って、ホストコンピューター5との間で通信規格に準拠した通信を行う。
次いで、小切手4を処理する際の複合処理装置1の基本的な動作について説明する。
上述したように、ストッカー15には、複数枚の小切手4を収納可能である。そして、本実施形態に係る複合処理装置1は、ストッカー15に収納された複数の小切手4について、所定のタイミングで、順次、搬送路W上に繰り出し、以下で説明する一連の処理を、各小切手4について連続して実行可能である。
図4は、ある1枚の小切手4に対して実行される一連の処理を示すフローチャートである。
以下の説明の前提として、ホストコンピューター5から複合処理装置1に対して、下記の一連の処理を実行させるための制御コマンドが適切なタイミングで過不足無く出力されるものとし、複合処理装置1の制御部70は、制御コマンドを読み出して実行することにより、下記の一連の処理を順次実行するものとする。
また、以下の説明において、制御部70の機能は、CPUがファームウェアを読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
図4に示すように、複合処理装置1の制御部70は、ホストコンピューター5から小切手4の処理開始を指示するコマンドを受信すると(ステップSA1)、ホッパー位置検出器32の検出値や、ASF用紙検出器31の検出値を監視しつつ、ホッパー駆動モーター26や、ASFモーター27を駆動して、ストッカー15に収納された小切手4のうち1枚を搬送路Wに繰り出して、小切手4の搬送を開始する(ステップSA2)。
次いで、制御部70は、用紙長検出器38の検出値を監視することにより小切手4の位置を管理しつつ、MICRヘッド35によって、小切手4の磁気インク文字列4cを読み取る(ステップSA3)。
次いで、制御部70は、MICRヘッド35の読み取り結果に基づいて、小切手4が上下裏表逆にセットされることなく、正しくセットされているか否かを判別する(ステップSA4)。詳細には、制御部70は、磁気インク文字列4cを構成する磁気インク文字について、磁気インク文字を読み取って得られる検出波形と、基準波形との比較による磁気インク文字認識を行って、磁気インク文字認識の成否により、小切手4が正しくセットされているか否かを判別する。
次いで、制御部70は、ステップSA4の判別結果に基づいて、切替板駆動モーター55を駆動して、切替板54を切り替える(ステップSA5)。すなわち、制御部70は、小切手4が正しくセットされている場合は、切替板54をメインポケット19a側に切り替え、一方、小切手4が正しくセットされていない場合は、切替板54をサブポケット19b側に切り替える。なお、ステップSA4、SA5の処理を、以下のステップSA6、SA7の処理と並行して行うようにしてもよい。
次いで、制御部70は、中間検出器46の検出値を監視することにより小切手4の位置を監視しつつ、搬送モーター42の駆動により各種モーターを駆動して小切手4を搬送し、インクジェットヘッド10により、小切手4の裏面4bに所定の画像を記録する(ステップSA6)。なお、小切手4が正しくセットされていない場合は、ステップSA6において、画像の記録を行わないようにしてもよい。
次いで、制御部70は、表面CISユニット47によって小切手4の表面4aをスキャンすると共に、裏面CISユニット48によって裏面4bをスキャンし、スキャン結果をホストコンピューター5に出力する(ステップSA7)。なお、小切手4が正しくセットされていない場合は、ステップSA7において、スキャンを行わないようにしてもよい。
次いで、制御部70は、排出検出器52の検出値を監視することにより小切手4が正常に排紙されたか否かを監視しつつ、搬送モーター42を駆動することにより各種モーターを駆動して小切手4をポケット19に排出する(ステップSA8)。その際、小切手4は、切替板54に導かれてメインポケット19a、サブポケット19bのうちMICRヘッド35の読み取り結果に応じた適切なポケット19に排出される。
次に、複合処理装置1がインクジェットヘッド10により小切手4に画像を記録する際の動作について詳述する。
図5は、小切手4の裏面4b(記録面)の一例を示す図である。
小切手4が搬送路W上を搬送される際は、上端4fが上方、下端4gが下方となるようにセットされ、図5に矢印で示すとおり、前端4dを先頭として、図中左へ向かって搬送される。すなわち、小切手4において、搬送方向の先頭側が前端4dであり、反対側が後端4eである。また、本実施形態では、「搬送方向における長さ」を、単に「長さ」と呼ぶ。
また、図6は、小切手4に画像を記録する際の動作の説明に利用するため、搬送路Wにおいてインクジェットヘッド10が設けられた位置の近辺を模式的に示す図である。より具体的には、図6のAでは、図中右から左に向かう方向が搬送方向となるように搬送路Wが示されると共に、搬送路W上にインクジェットヘッド10と、当該ヘッドに形成されたノズル列90が示されている。さらに、このインクジェットヘッド10の搬送方向上流に、中間検出器46(図2参照)によって小切手4の有無が検出される検出位置T1が示されている。図6のB〜Dにおいても同様である。
ノズル列90は、複数のノズルが搬送方向に交わる方向に延在して形成されたものである。画像の記録の際は、搬送路W上を一定速度で搬送される小切手4に対して、ノズル列90を構成するノズルのうち適切なノズルから適切なタイミングでインクが吐出され、画像を構成するドットが形成される。
図5に示すように、小切手4の前端4dに対応する位置には、前マージンM1が形成されており、後端4eに対応する位置には、後マージンM2が形成されている。これらマージンは、画像の記録が禁止された領域であり、前マージンM1の長さはL1であり、後マージンM2の長さはL2である。L1、L2は、固定値でもよく、また、事前に設定された値でもよい。
また、小切手4の裏面4bでは、前マージンM1及び後マージンM2を除いた領域が画像の記録が可能な領域(以下、「記録可能領域」という。)であり、当該領域の長さは、L3である。周知の通り、小切手4のサイズは、一定ではないため、このL3は小切手4によって異なっている。
図5に示すように、記録可能領域は、区切りQ1、Q2、Q3、及び、Q4を境として、前端4dから後端4eに向かって順に、エリアA1、エリアA2、及び、エリアA3の3つの領域に区画されている。これらエリアA1−A3には、小切手4の規格に応じて、それぞれ異なる目的を持った情報が記録される。エリアA1の長さ、及び、エリアA3の長さは、小切手4のサイズによらず一定であることが規格によって決まっており、エリアA1の長さはL4であり、エリアA3の長さはL5である。また、エリアA2の長さは、L6であるが、このL6の値は、記録可能領域の長さL3から、エリアA1の長さL4及びエリアA3の長さL5を減算した値である。つまり、エリアA2の長さL6は、小切手4によって異なる。
小切手4に画像を記録する際は、記録開始位置KKが予め設定される。記録開始位置KKとは、画像の記録を開始する位置のことであり、複合処理装置1は、小切手4を搬送方向に一定速度で搬送しつつ、ノズル列90に対応する位置に記録開始位置KKが至ったときに、ノズル列90による画像の記録のためのインクの吐出を開始する。
本実施形態では、この記録開始位置KKは、前マージンM1の後端(区切りQ1)からの離間距離(L7)を設定することにより設定される。つまり、本実施形態では、L7が任意の値に設定可能となっており、このL7を設定することにより、記録開始位置KKが設定される。後に詳述するように、複合処理装置1は、記録開始位置KKの設定の方法(L7の値の設定の方法)に特徴がある。
さらに、小切手4に画像を記録する際は、ホストコンピューター5から小切手4に記録すべき画像を示す画像データが入力される。画像データとは、画像を構成する画素のそれぞれについて、色に関する情報を階調値として保持するデータである。そして、制御部70の記録制御部70aは、小切手4に画像を記録する場合、RAM等の記憶領域に、当該画像の画像データのサイズに対応する画像バッファー79を形成し、当該画像データに所定の画像処理を施してイメージデータを生成し、生成したイメージデータを画像バッファー79に展開する。
以下、図6を用いて小切手4への画像の記録の際の動作について詳述する。
なお、図6に示すように、ノズル列90と、中間検出器46の検出位置T1との離間距離は、L8である。
また、記録制御部70aの機能は、CPUがファームウェアを読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
まず、図6のAに示すように、制御部70の記録制御部70aは、搬送モーター42を駆動して、搬送路W上で小切手4を搬送方向に向かって一定の速度で搬送する。
小切手4の搬送が進み、小切手4の前端4dが、検出位置T1に至ると(図6のBに示す状態)、記録制御部70aは、中間検出器46の検出値に基づいて、そのことを検出し、以後の小切手4の搬送量を管理する。上述したように、搬送モーター42は、ステッピングモーターによって構成されており、ステッピングモーターのステップ数と、小切手4の搬送量とは比例関係にあるため、記録制御部70aは、搬送モーター42のステップ数を管理することにより、小切手4の搬送量を管理する。ステップ数と、搬送量との対応関係は、例えば、記録制御部70aの機能を実現するプログラム(ファームウェア等)が参照可能なテーブルに記述され、また、プログラム上に定義されている。
小切手4の前端4dが検出位置T1に至った後、記録制御部70aは、小切手4を搬送方向に搬送しつつ、ノズル列90に対応する位置に、記録開始位置KKが至ったか否かを監視する。この監視は、以下のようにして行われる。すなわち、図6のBに示すように、小切手4の前端4dが検出位置T1に至った時点での、ノズル列90と記録開始位置KKとの離間距離は、L8+L1+L7である。従って、記録制御部70aは、小切手4の前端4dが検出位置T1に至った後の搬送量が、L8+L1+L7により求められる値となったか否かを判別し、当該値となった場合に、ノズル列90に対応する位置に、記録開始位置KKが至ったと判別する。
記録制御部70aは、小切手4上の記録開始位置KKが、ノズル列90に対応する位置に至ったと判別すると(図6のCに示す状態)、ノズル列90からのインクの吐出を画像の記録を開始する。画像の記録の開始後、記録制御部70aは、小切手4の一定速度での搬送を維持しつつ、画像バッファー79に展開したイメージデータに基づいて、ヘッド駆動回路72を駆動して、ノズル列90を構成するノズルのうち適切なノズルから、適切なタイミングでインクを吐出して、小切手4の裏面4bに画像を構成するドットを形成する(図6のDに示す状態)。
以上のようにして、小切手4に対して画像が記録される。
ところで、上述したように、小切手4の記録可能領域は、エリアA1、エリアA2、及び、エリアA3の3つのエリアに区画されている(図5参照)。そして、エリアA1、エリアA2、及び、エリアA3には、小切手4の規格に応じて、それぞれ異なる目的を持った情報が記録される。従って、小切手4に画像を記録する場合は、3つのエリアのうち、いずれか1つのエリアに選択的に画像が記録される場合がある。
ここで、エリアA3に画像を記録する場合を考える。
上述したように、本実施形態では、記録開始位置KKを起点として画像の記録が開始されるため、エリアA3に画像を記録するためには、エリアA3に画像が記録されるように、L7の値を適切に設定する必要がある。
そして、小切手4のサイズは一定でないため、適切なL7の値は小切手4ごとに相違しており、エリアA3に画像を記録する際、ユーザーが、その都度L7の値を入力する構成とした場合、作業が非常に煩雑である。以上のことは、エリアA2に画像を記録する場合も同様である。
以上のことに基づき、本実施形態に係る複合処理装置1は、以下の動作を実行する。
図7は、本実施形態に係る複合処理装置1が、小切手4に画像を記録する際の動作を示すフローチャートである。
以下の説明では、媒体長検出部70b、画像長算出部70c、及び、記録開始位置設定部70dの機能は、制御部70のCPUがファームウェアを読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
また、以下の説明では、ストッカー15に収納された小切手4の1枚に対して、磁気インク文字の読み取り等の処理を行わず、画像の記録のみを行う場合を例として複合処理装置1の動作を説明する。動作の開始時点では、処理の対象となる小切手4の搬送は開始されておらず、ストッカー15に収納されている。
また、以下の説明では、エリアA1−エリアA3のうち、いずれか1つのエリアに画像を記録する場合を例として複合処理装置1の動作を説明する。
また、ホストコンピューター5から複合処理装置1に対して、ストッカー15に収納された小切手4への画像の記録に係る各種動作を行わせるための制御コマンドが適切なタイミングで過不足無く入力されるものとする。この制御コマンドには、少なくとも、小切手4に記録すべき画像の画像データが含まれていると共に、画像をエリアA1−エリアA3のうち、いずれのエリアに記録すべきかを示す情報が含まれている。本実施形態では、エリアA1−エリアA3のいずれかのエリアに画像を記録する場合は、ユーザーは、事前に、L7の値を具体的に設定することにより記録開始位置KKを設定する必要はなく、エリアA1−エリアA3のいずれのエリアに画像を記録するのかを特定し、ホストコンピューター5に入力すればよい。入力に関しては、ホストコンピューター5のデバイスドライバーの機能により、エリアを入力するためのユーザーインターフェイスが提供されている。
さて、図7に示すように、小切手4に画像を記録する場合、まず、複合処理装置1の制御部70の記録制御部70aは、ホストコンピューター5から入力された制御コマンドに基づいて、小切手4の裏面4bに形成されたエリアA1−エリアA3のうち、いずれのエリアに画像を記録するのかを判別する(ステップSB1)。
<エリアA1に画像を記録する場合>
ステップSB1において、エリアA1に画像を記録すると判別した場合(ステップSB1:「エリアA1」)、記録制御部70aは、所定の記憶領域に画像バッファー79を形成し、当該画像バッファー79に記録すべき画像の画像データをイメージデータとして展開する(ステップSB2)。
次いで、記録制御部70aは、L7の値を、予め定められた固定値と設定することにより、記録開始位置KKを設定する(ステップSB3)。
図8のAは、ステップSB3で設定される記録開始位置KKの一例を表す図である。図8のAに示すように、ステップSB3において設定されるL7の値は、エリアA1の長さL4と比して非常に小さい値とされ、これにより、区切りQ1と、記録開始位置KKとが近接した状態となる。
このように、エリアA1に画像を記録する場合は、L7の値が固定値とされる理由は以下である。すなわち、エリアA1に画像を記録する際は、記録開始位置KKを、エリアA1の前端である区切りQ1に対応する位置とすればよい。そして、前マージンM1の長さL1は、小切手4のサイズによって変動するものではなく予め定められてものであるため、記録開始位置KKを区切りQ1に対応する位置とするために、小切手4のサイズに応じて、L7の値を調整する必要がないからである。
記録開始位置KKの設定後、記録制御部70aは、各種機構を制御して、ストッカー15に収納された小切手4を搬送路Wに繰り出して小切手4の搬送を開始し(ステップSB4)、図6で説明した動作に準じて小切手4に画像を記録する(ステップSB5)。
<エリアA2、又は、エリアA3に画像を記録する場合>
ステップSB1において、エリアA2又はエリアA3に画像を記録すると判別した場合(ステップSB1:「エリアA2、エリアA3」)、記録制御部70aは、所定の記憶領域に画像バッファー79を形成し、当該画像バッファー79に記録すべき画像の画像データをイメージデータとして展開する(ステップSB6)。
次いで、画像長算出部70cは、画像バッファー79に展開したイメージデータに基づいて、小切手4に画像を記録したとした場合の、当該画像の長さL9(図8のB、C参照)を算出する(ステップSB7)。例えば、画像バッファー79に展開したイメージデータにより、イメージデータの搬送方向に対応する方向におけるドット数は取得でき、また、画像を構成するドットについて、解像度に応じて隣接するドット間の物理的な距離は一意に定まるため、画像長算出部70cは、このことに基づいて適切な情報を取得して、画像の長さL9を算出する。画像の長さ(L9)の算出方法は、上記に限らず既存の全ての方法を適用可能である。
次いで、記録制御部70aは、各種機構を制御して、ストッカー15に収納された小切手4を搬送路Wに繰り出して、小切手4の搬送を開始する(ステップSB8)。図1に示す搬送路Wの各部材の配置状態から明らかなとおり、搬送が開始された小切手4は、インクジェットヘッド10に至る前に、用紙長検出器38に対応する位置を通過する。
そして、小切手4の搬送中、媒体長検出部70bは、用紙長検出器38の検出値に基づいて、小切手4の長さL10(図5)を検出する(ステップSB9)。具体的には、媒体長検出部70bは、用紙長検出器38によって小切手4が検出されている間、つまり、用紙長検出器38によって小切手4の前端4dが検出された後、後端4eが検出されるまでの間、搬送モーター42のステップ数を監視し、その値を取得する。ここで取得されたステップ数は、小切手4の長さL10(前端4dから後端4eまでの長さ)分の搬送量に対応するステップ数である。次いで、媒体長検出部70bは、取得したステップ数を長さに換算することにより、小切手4の長さL10を検出する。
次いで、記録開始位置設定部70dは、記録すべき領域(エリアA2、エリアA3)に応じて、記録開始位置KKを設定する。以下、エリアA3に画像を記録する場合と、エリアA2に画像を記録する場合とに分けて、ステップSB10における記録開始位置設定部70dの動作について説明する。
<エリアA3に画像を記録する場合>
エリアA3に画像を記録する場合、記録開始位置設定部70dは、以下のようにしてL7の値を設定することにより、記録開始位置KKを設定する。
図5に示すように、エリアA3は、エリアA1−エリアA3のうち、最も後端4e側に形成されたエリアである。従って、エリアA3に画像を記録するためには、画像の後端が、区切りQ4に対応する位置に位置するように、L7の値を設定すれば、画像の後端が区切りQ4を搬送方向と逆側に越えてしまうことを確実に防止しつつ、エリアA3に画像を記録することができる。しかしながら、小切手4のサイズは一定でないため、画像の後端を、区切りQ4に対応する位置に位置させるようなL7の値は、小切手4によって異なる。
以上のことに基づき、記録開始位置設定部70dは、ステップSB7で算出した、小切手4に記録すべき画像の長さL9と、ステップSB9で検出した小切手4の長さL10とに基づいて、エリアA3に画像を記録するときのL7の値を設定する。以下詳述する。
図8のBは、エリアA3に画像を記録する場合に、L7の値を設定するときの設定方法の説明に利用する図である。
L7の値の設定にあたり、まず、記録開始位置設定部70dは、記録可能領域の長さL3の値を算出する。L3の値は、ステップSB9で検出した小切手4の長さL10から、前後のマージンの長さL1、L2を減算した値である。
次いで、記録開始位置設定部70dは、L3から、ステップSB7で算出した画像の長さL9を減算した値を求め、当該値を、L7の値として設定する。
このようにしてL7の値を設定することにより、図8のBに示すように、記録開始位置KKを、小切手4の実際の長さ、及び、画像の実際の長さを反映して、画像の後端の位置が、区切りQ4に対応する位置となるように設定することが可能である。
なお、L7の値の設定にあたり、画像の後端の位置が、区切りQ4から多少離間するように、マージンを考慮するようにしても良いことは勿論である。
以上のように、複合処理装置1は、小切手4に記録しようとしている画像について、その画像の後端を、区切りQ4に寄せて記録することが可能である。
<エリアA2に画像を記録する場合>
エリアA2に画像を記録する場合、記録開始位置設定部70dは、以下のようにしてL7の値を設定することにより、記録開始位置KKを設定する。
図5に示すように、エリアA2は、エリアA1−エリアA3のうち、真ん中に位置するエリアである。そして、エリアA2に画像を記録するためには、画像の後端が、区切りQ3に対応する位置に位置するように、L7の値を設定すれば、画像がエリアA3にまで延在することを確実に防止しつつ、エリアA2に画像を記録することができる。しかしながら、小切手4のサイズは一定でないため、画像の後端を、区切りQ3に対応する位置に位置させるようなL7の値は、小切手4によって異なる。
以上のことに基づき、記録開始位置設定部70dは、ステップSB7で算出した、小切手4に記録すべき画像の長さL9と、ステップSB9で検出した小切手4の長さL10とに基づいて、エリアA2に画像を記録するときのL7の値を設定する。以下詳述する。
図8のCは、エリアA2に画像を記録する場合に、L7の値を設定するときの設定方法の説明に利用する図である。
L7の値の設定にあたり、まず、記録開始位置設定部70dは、区切りQ1から区切りQ3までの長さL11(図5も併せて参照)の値を算出する。L11の値は、ステップSB9で検出した小切手4の長さL10から、前後のマージンの長さL1、L2を減算し、さらに、エリアA3の長さL5を減算した値である。
次いで、記録開始位置設定部70dは、L11から、ステップSB7で算出した画像の長さL9を減算した値を求め、当該値を、L7の値として設定する。
このようにしてL7の値を設定することにより、図8のCに示すように、記録開始位置KKを、小切手4の実際の長さ、及び、画像の実際の長さを反映して、画像の後端の位置が、区切りQ3に対応する位置となるように設定することが可能である。
なお、L7の値の設定にあたり、画像の後端の位置が、区切りQ3から多少離間するように、マージンを考慮するようにしても良いことは勿論である。
以上のように、複合処理装置1は、小切手4に記録しようとしている画像について、その画像の後端を、区切りQ3に寄せて記録することが可能である。
なお、エリアA2に画像を記録する場合は、区切りQ3が小切手4の後端(媒体の後端)として機能する。つまり、小切手4の規格によってエリアA3の長さL5は一定であることを踏まえ、記録開始位置設定部70dは、エリアA2に画像を記録する際は、区切りQ3を小切手4の後端とみなして、後端と見なした区切りQ3に対応する位置に、画像の後端が位置するように画像が記録されるように、記録開始位置KKを設定する。
ここで、ステップSB9、ステップSB10の処理は、画像の記録が開始される前、換言すれば、ノズル列90の位置に記録開始位置KKが位置する前に行われる。本実施形態に係る複合処理装置1は、上記のことが可能となるように、小切手4が取り得るサイズを踏まえ、用紙長検出器38と、インクジェットヘッド10とが搬送路W上の適切な位置に配置されている。
さて、ステップSB10において記録開始位置KKを設定した後、記録制御部70aは、設定した記録開始位置KKを利用して、図6で説明した動作に準じて小切手4に画像を記録する。これにより、エリアA3、又は、エリアA2の適切な位置に画像が記録される。
<別の機能について>
以上、小切手4の裏面4bに画像を記録する場合について説明したが、複合処理装置1は、小切手4に限らず、サイズが適合している帳票であれば、画像を記録可能である。
そして、本実施形態に係る複合処理装置1は、ある1の画像を帳票に記録する際に、ユーザーが、帳票の前端に寄せて画像を記録するのか、後端に寄せて画像を記録するのか、帳票の中央に寄せて画像を記録するのか、を予め指定できる構成となっており、かつ、指定に準じて画像を記録可能な構成となっている。なお、ユーザーによる指定は、例えば、ホストコンピューター5にインストールされたデバイスドライバーの機能により提供される専用のユーザーインターフェイスによって行われるようにしてもよく、また、複合処理装置1の操作スイッチ等を利用して行われるようにしてもよい。
ここで、帳票の前端に寄せて画像を記録する(以下、適宜、「前端寄せ」という。)とは、帳票の前端に対応する位置に画像の前端を位置させることをいう。また、帳票の後端に寄せて画像を記録する(以下、適宜、「後端寄せ」という。)とは、帳票の後端に対応する位置に画像の後端を位置させることをいう。また、帳票の中央に寄せて画像を記録する(以下、適宜、「中央寄せ」という。)とは、帳票の中央部に画像を記録することをいう。
前端寄せの場合、記録開始位置設定部70dは、エリアA1に画像を記録する場合と同様にして、記録開始位置KKを設定する。
図8のAを援用して説明すると、記録開始位置設定部70dは、L7の値を、予め定められた固定値であって、小さな値とし、これにより、記録開始位置KKの位置を、帳票(図8のAの例では小切手4)の前端に近接した位置とする。このように記録開始位置KKが設定されることにより、帳票の前端に対応する位置に画像の前端が位置し、帳票の記録面において、画像が前端側に寄った状態となる。
後端寄せの場合、記録開始位置設定部70dは、エリアA3に画像を記録する場合と同様にして、記録開始位置KKを設定する。
図8のBを援用して説明すると、記録開始位置設定部70dは、媒体長検出部70bにより検出された小切手4(帳票)の長さL10に基づいて算出される記録可能領域の長さL3から、画像長算出部70cにより算出された画像の長さL9を減算した値を、L7の値として設定する。このように記録開始位置KKが設定されることにより、帳票の後端に対応する位置に画像の後端が位置し、帳票の記録面において、画像が後端側に寄った状態となる。
中央寄せの場合、記録開始位置設定部70dは、以下のようにして記録開始位置KKを設定する。
図9は、中央寄せで画像を記録する場合に設定される記録開始位置KKの一例を、模式的に示す図である。図9では、中央寄せで記録することにより、小切手4の裏面4bの中央部に画像を記録する場合を例としている。
中央寄せの場合、記録開始位置設定部70dは、媒体長検出部70bにより検出された小切手4(帳票)の長さL10に基づいて算出される記録可能領域の長さL3から、画像長算出部70cにより算出された画像の長さL9を減算した値を、さらに1/2した値(式「(L3−L9)/2」により算出される値)を算出し、算出した値をL7の値として設定する。L7の値をこのような値とすることにより、図9に示すように、小切手4の裏面4b(帳票の記録面)の中央部に画像を記録することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係る複合処理装置1は、小切手4の搬送路W上に設けられたインクジェットヘッド10と、搬送路W上で搬送方向に小切手4を搬送する搬送部(搬送モーター42等の搬送に係る機構)と、を備えている。さらに、複合処理装置1は、小切手4に記録すべき画像の画像データを画像バッファー79に展開し、展開した画像データに基づいて、インクジェットヘッド10、及び、搬送部を制御して、小切手4の記録開始位置KKから画像の記録を開始して、小切手4に画像を記録する記録制御部70aを備えている。さらに、複合処理装置1は、搬送部による搬送中の小切手4の長さL10を検出する媒体長検出部70bと、小切手4に記録されるべき画像の長さL9を算出する画像長算出部70cと、小切手4への画像の記録に際し、媒体長検出部70bにより検出された小切手4の長さと、画像長算出部70cにより算出された、小切手4に記録すべき画像の長さと、に基づいて、記録開始位置KKを設定する記録開始位置設定部70d、を備えている。
これによれば、複合処理装置1は、小切手4への画像の記録に際し、小切手4の実際の長さL10と、小切手4に記録すべき画像の実際の長さL9と、に基づいて、記録開始位置KKを設定可能である。このため、複合処理装置1は、記録開始位置KKを、小切手4の実際の長さ、及び、小切手4に記録すべき画像の実際の長さと、小切手4において画像を記録すべき領域と、の関係で適切な位置とすることが可能であり、これにより、小切手4のサイズにかかわらず、小切手4の画像を記録すべき領域に対応する適切な位置に、画像を記録することが可能となる。
また、本実施形態では、記録開始位置設定部70dは、エリアA3に画像を記録する場合、L7の値を、小切手4の長さL10に基づいて算出される記録可能領域の長さL3と、小切手4に記録すべき画像の長さL9との差に対応する値とする。これにより、記録開始位置設定部70dは、記録開始位置KKを、小切手4の後端4eからマージンを考慮した位置に対応する位置に画像の後端が位置するように画像を記録するための位置とする。
これにより、複合処理装置1は、小切手4の後端部に形成されたエリアA3に画像を記録する際に、当該領域に対応する適切な位置に画像を記録することが可能となる。
また、本実施形態では、中央寄せが指定されている場合、記録開始位置設定部70dは、さらに、小切手4の長さL10と、小切手4に記録すべき画像の長さL9とに基づいて、小切手4の中央部に画像を記録したとした場合の、小切手4のマージンを考慮した前端と画像の前端との離間量を算出し、算出した離間量をL7の値とする。
この構成によれば、複合処理装置1は、小切手4の実際の長さと、画像の実際の長さとに応じて、記録開始位置KKを、小切手4の帳票の中央部に画像を記録するための位置とすることが可能である。
また、本実施形態では、複合処理装置1は、画像を前端寄せで記録するか、後端寄せで記録するか、又は、中央寄せで記録するか、ユーザーの指示に応じて切り替えることができる。
この構成によれば、複合処理装置1は、記録開始位置KKを、小切手4等の帳票における画像を記録するべき領域に応じた適切とすることができる。
<第2実施形態>
次いで、第2実施形態について説明する。
以下の説明では、第1実施形態と同一の部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
上述した第1実施形態に係る複合処理装置1は、小切手4が取り得るサイズを踏まえ、インクジェットヘッド10と、用紙長検出器38との位置が十分に離間していたため、小切手4の搬送方向への一定速度での搬送中に、小切手4の用紙長検出器38の通過、小切手4の搬送方向の長さL10の検出、記録開始位置KKの設定、及び、記録開始位置KKからの画像の記録の開始を行うことができた。
一方で、装置によっては、媒体検出用のセンサー(用紙長検出器38に対応する部材)と、記録ヘッド(インクジェットヘッド10に対応する部材)とが、小切手4の長さとの関係で、十分に離間しておらず、小切手4が当該センサーを通過した時点で、小切手4の記録開始位置KKが、記録ヘッドの位置を搬送方向側に越えてしまう場合もある。
このことに基づき、本実施形態に係る複合処理装置1b(記録装置)は、以下の動作を実行する。
図10は、本実施形態に係る複合処理装置1bの動作を説明するために、搬送路W上に、インクジェットヘッド10を示すと共に、中間検出器46による検出位置T1、及び、用紙長検出器38による検出位置T2を示す図である。
本実施形態に係る複合処理装置1bは、用紙長検出器38と、インクジェットヘッド10との離間距離が、上述した第1実施形態に係る複合処理装置1と比して短い。
また、本実施形態に係る複合処理装置1bは、搬送路W上で、小切手4を搬送方向と逆方向に処理量だけ搬送することが可能である。
第1実施形態で説明したとおり、搬送中の小切手4の長さL10を検出するためには、少なくとも、小切手4の後端4eが、用紙長検出器38を通過する必要がある。そして、記録制御部70aは、小切手4の後端4eが用紙長検出器38の検出位置T2を通過したこと(図10のAに示す状態)を検出した場合、当該用紙長検出器38を用いて検出された小切手4の長さL10に基づいて設定された記録開始位置KKが、ノズル列90を搬送方向側に通過しているか否かを判別する。記録開始位置KKが、ノズル列90を搬送方向側に通過している場合、記録開始位置KKから画像の記録を開始することができないため、記録制御部70aは、小切手4の搬送を中断する。次いで、記録制御部70aは、各種機構を制御して、小切手4の前端4dが、中間検出器46の検出位置T1に至るまで、小切手4を搬送方向と逆方向に搬送する(図10のB参照)。つまり、記録開始位置KKが、ノズル列90よりも搬送方向の逆方向側に位置するように、小切手4をバックフィードする。
次いで、複合処理装置1bは、搬送方向への小切手4の搬送を開始すると共に、ノズル列90に対応する位置に記録開始位置KKが至ったタイミングで画像の記録を開始する(図10のC)。
以上の動作が行われることにより、本実施形態では、小切手4の後端4eが用紙長検出器38を通過し、小切手4の長さの検出が完了した時点で、小切手4の記録開始位置KKがインクジェットヘッド10を搬送方向側に通過し、記録開始位置KKからの記録の開始ができないという事態が生じた場合であっても、小切手4をバックフィードして、記録開始位置KKから画像の記録を開始することが可能である。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、記録制御部70a、媒体長検出部70b、画像長算出部70c、及び、記録開始位置設定部70dの機能を、複合処理装置1が備えていた。しかしながら、これら機能の全部、又は、一部を制御部としてのホストコンピューター5が備えるようにしてもよい。その際、ホストコンピューター5は、各機能ブロックの機能を発揮するために必要な情報を、複合処理装置1から通信により取得すればよい。例えば、ホストコンピューター5によって媒体長検出部70bの機能を実現する場合、ホストコンピューター5は、複合処理装置1から通信によって用紙長検出器38の検出値を取得し、取得した検出値に基づいて、小切手4の長さを検出するようにすればよい。
また例えば、媒体長検出部70bによる小切手4(媒体)の長さの検出方法は、実施形態で挙げた方法に限らず、既存の全ての方法を適用可能である。
また例えば、上述した実施形態では、記録ヘッドは、インクジェット式であったが、記録ヘッドの形式は、サーマル式や、ドットインパクト式等、何であってもよい。
また、図3に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。
また、複合処理装置1の各機能ブロックの機能を、複合処理装置1に外部接続される別の装置に持たせるようにしてもよい。
また、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、各種動作を実行するようにしてもよい。
1、1b…複合処理装置、4…小切手(媒体)、5…ホストコンピューター(制御装置)、10…インクジェットヘッド(記録ヘッド)、38…用紙長検出器(センサー)、70…制御部、70a…記録制御部、70b…媒体長検出部、70c…画像長算出部、70d…記録開始位置設定部、79…画像バッファー、80…ホスト側制御部、KK…記録開始位置、W…搬送路。

Claims (4)

  1. 少なくとも記録可能領域が、前端から後端へ向かって固定長の第1エリアと、可変長の第2エリアと、固定長の第3エリアとのいずれかに区画された媒体の搬送路に設けられた記録ヘッドと、
    前記搬送路で搬送方向に前記媒体を搬送する搬送部と、
    前記媒体に記録する画像の画像データを画像バッファーに展開し、展開した前記画像データに基づいて、前記記録ヘッド、及び、前記搬送部を制御して、前記媒体の所定の記録開始位置から前記画像の記録を開始して、前記媒体に前記画像を記録する記録制御部と、
    前記搬送部により前記媒体を搬送することによって、前記媒体の長さを検出する媒体長検出部と、
    前記画像バッファーに展開した前記画像データに基づいて、前記媒体に記録する前記画像の長さを算出する画像長算出部と、
    記記録開始位置を設定する記録開始位置設定部と、を備え
    前記記録開始位置設定部は、
    前記第1エリアに前記画像を記録する場合、前記媒体の前端から、所定の固定値の距離分、離間した位置を前記記録開始位置として設定し、
    前記第3エリアに前記画像を記録する場合、前記媒体長検出部により検出した前記媒体の長さと、前記画像の長さとの差に対応する距離分、前記媒体の前端から離間した位置を前記記録開始位置として設定し、
    前記第2エリアに前記画像を記録する場合、
    前記媒体長検出部により検出した前記媒体の長さと、
    前記第3エリアの長さに、前記画像の長さを加算した値と、
    の差に対応する距離分、前記媒体の前端から離間した位置を前記記録開始位置として設定する
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記搬送部は、前記搬送路で前記搬送方向と逆方向に前記媒体を搬送可能であり、
    前記記録ヘッドよりも上流の前記搬送路に、前記媒体長検出部による前記媒体の長さの検出に使用されるセンサーを備え、
    前記記録制御部は、
    前記媒体の後端が前記センサーの下流側に通過し、前記媒体検出部による前記媒体の長さの検出が完了した時点で、前記記録開始位置が、前記記録ヘッドの下流側に通過した場合は、前記搬送部により前記媒体を前記搬送方向と逆方向に搬送し、前記記録開始位置を、前記記録ヘッドの上流側に位置させた後、前記画像の記録を実行させることを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  3. 少なくとも記録可能領域が、前端から後端へ向かって固定長の第1エリアと、可変長の第2エリアと、固定長の第3エリアとのいずれかに区画された媒体の搬送路に設けられた記録ヘッドと、前記搬送路で搬送方向に前記媒体を搬送する搬送部と、を備える記録装置を制御する制御装置であって、
    前記記録ヘッド、及び、前記搬送部を制御させて、前記媒体の所定の記録開始位置から画像の記録を開始させて、前記媒体に前記画像を記録させる記録制御部と、
    前記媒体の長さを検出させる媒体長検出部と、
    前記画像の長さを算出させる画像長算出部と、
    前記記録開始位置を設定する記録開始位置設定部と、を備え、
    前記記録開始位置設定部は、
    前記第1エリアに前記画像を記録する場合、前記媒体の前端から、所定の固定値の距離分、離間した位置を前記記録開始位置として設定し、
    前記第3エリアに前記画像を記録する場合、前記媒体長検出部により検出した前記媒体の長さと、前記画像の長さとの差に対応する距離分、前記媒体の前端から離間した位置を前記記録開始位置として設定し、
    前記第2エリアに前記画像を記録する場合、
    前記媒体長検出部により検出した前記媒体の長さと、
    前記第3エリアの長さに、前記画像の長さを加算した値と、
    の差に対応する距離分、前記媒体の前端から離間した位置を前記記録開始位置として設定する
    ことを特徴とする制御装置。
  4. 少なくとも記録可能領域が、前端から後端へ向かって固定長の第1エリアと、可変長の第2エリアと、固定長の第3エリアとのいずれかに区画された媒体の搬送路に設けられた記録ヘッドと、
    前記搬送路で搬送方向に前記媒体を搬送する搬送部と、
    前記媒体に記録する画像の画像データを画像バッファーに展開し、展開した前記画像データに基づいて、前記記録ヘッド、及び、前記搬送部を制御して、前記媒体の所定の記録開始位置から前記画像の記録を開始して、前記媒体に前記画像を記録する記録制御部と、
    を備える記録装置に制御方法であって、
    前記搬送部により前記媒体を搬送することによって、前記媒体の長さを検出し、
    前記画像バッファーに展開した前記画像データに基づいて、前記媒体に記録する前記画像の長さを算出し、
    前記第1エリアに前記画像を記録する場合、前記媒体の前端から、所定の固定値の距離分、離間した位置を前記記録開始位置として設定し、
    前記第3エリアに前記画像を記録する場合、検出した前記媒体の長さと、検出した前記画像の長さとの差に対応する距離分、前記媒体の前端から離間した位置を前記記録開始位置として設定し、
    前記第2エリアに前記画像を記録する場合、
    検出した前記媒体の長さと、
    前記第3エリアの長さに、前記画像の長さを加算した値と、
    の差に対応する距離分、前記媒体の前端から離間した位置を前記記録開始位置として設定する
    ことを特徴とする記録装置の制御方法。
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