JP7031328B2 - 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 - Google Patents

印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷装置、及び、印刷装置の制御方法に関する。
従来、ログ情報を管理する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1は、ジョブを形成する複数のプロセス毎にログ情報を管理するログ管理情報を生成し、ログ管理情報毎にログ情報を記憶保持する技術を開示する。
特開2009-98838号公報
しかしながら、特許文献1は、複数のプロセス毎にログ情報を管理することが前提であるため、複数のプロセスからなる一連の処理毎にログ情報を管理することが難しい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ログ情報を適切に管理できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、外部装置と接続する印刷装置であって、前記印刷装置の状態及び処理内容を示すログ情報を記録するログ情報記録領域に、前記外部装置から受信したコマンドにより指定された識別情報を、前記ログ情報と共に記録する制御部を備える。
本発明によれば、ログ情報記録領域に識別情報をログ情報と共に記録するため、一連の処理毎でもログ情報を管理できるようになり、ログ情報を適切に管理できる。
また、本発明は、前記ログ情報記録領域は、第1ログ情報記録領域と第2ログ情報記録領域とを含み、前記制御部は、前記第1ログ情報記録領域に、前記ログ情報及び前記識別情報を記録し、前記第2ログ情報記録領域に、前記第1ログ情報記録領域に記録される前記ログ情報から抽出した抽出ログ情報、及び前記識別情報を記録する。
本発明によれば、第1ログ情報記録領域に、ログ情報及び識別情報を記録し、第2ログ情報記録領域に、抽出ログ情報及び識別情報を記録するため、多くのログ情報を適切に管理できる。
また、本発明は、前記制御部は、前記外部装置から前記ログ情報の出力指示があった場合に、前記第1ログ情報記録領域に記録された前記ログ情報に含まれ、後に前記抽出ログ情報として前記第2ログ情報記録領域に記録される抽出相当ログ情報(抽出前ログ情報)、及び前記第1ログ情報記録領域に記録された前記識別情報、並びに、前記第2ログ情報記録領域に記録された前記抽出ログ情報、及び前記第2ログ情報記録領域に記録された前記識別情報を出力する。
本発明によれば、出力指示があった場合に、第1ログ情報記録領域に記録されたログ情報のうち後に前記抽出ログ情報として第2ログ情報記録領域に記録される抽出相当ログ情報(抽出ログ情報に相当する抽出前のログ情報)と識別情報とを出力し、また、第2ログ情報記録領域に記録された抽出ログ情報と識別情報とを出力するため、ログ情報記録領域に記録されたログ情報のうち抽出ログ情報(抽出相当ログ情報を含む)を識別情報と共に適切に出力できる。
また、本発明は、前記識別情報は、前記印刷装置が実行する所定処理の開始を示す開始識別情報と、終了を示す終了識別情報とを含む。
本発明によれば、識別情報が開始識別情報と終了識別情報とを含むため、一連の処理毎に、或いは、1の処理毎にその処理の開始と終了とを記録でき、ログ情報をより適切に管理できる。
また、上記課題を解決するために、本発明は、外部装置と接続する印刷装置の制御方法であって、前記印刷装置の状態及び処理内容を示すログ情報を記録するログ情報記録領域に、前記外部装置から受信したコマンドにより指定された識別情報を、前記ログ情報と共に記録する。
本発明によれば、ログ情報記録領域に識別情報をログ情報と共に記録するため、一連の処理毎でもログ情報を管理できるようになるため、ログ情報を適切に管理できる。
複合処理装置の外観斜視図。 複合処理装置の本体の構成を示す平面図。 複合処理装置とホストコンピューターとの構成を示す図。 ログ情報の一例を示す図。 複合処理装置の動作を示すフローチャート。 ログ情報、及びログ識別情報の一例を示す図。 ログ情報記録領域への記録を説明するための図。 ホストコンピューター、及び複合処理装置のフローチャート。
図1は、複合処理装置1(印刷装置)の外観斜視図である。
複合処理装置1は、シート状の小切手4や帳票類等の読取対象物(読取対象媒体)に対し、この読取対象物に記録された磁気インク文字の読み取り、この読取対象物の両面の光学的読み取り、及び、この読取対象物への印刷を行う装置である。また、複合処理装置1は、クレジットカード等のカード型の媒体に記録された磁気情報を読み取るリーダーとしての機能を有する装置である。また、複合処理装置1は、ロール紙Rに文字や画像等を印刷しロール紙Rを切断することにより、文字や画像等が印刷された紙片を発行する装置である。
本実施形態では、読取対象物として小切手4を例示する。小切手4は、所定の模様や装飾が施されたシートに金額、振出人、通し番号、サインなどが記録された帳票である。これら金額、振出人、通し番号、サインなどは表面4aにあり、裏面4bには裏書き欄が設けられている。この裏書き欄には、後述するインクジェットヘッド10(図2参照)によって、裏書きに係る所定の文字または画像が印刷される。また、小切手4の表面4aには小切手4の長辺方向に延びる磁気インク文字列4cが形成されている。磁気インク文字列4cは、磁気インクで印刷された複数の磁気インク文字が並んだものであり、磁気的または光学的に読み取ることができる。
また、ロール紙Rは、加熱により発色する感熱紙であり、複合処理装置1は、後述するサーマルヘッド65(図3参照)によりロール紙Rの印刷面を加熱することで文字や画像を印刷する。
複合処理装置1は、本体下部を覆う下部ケース11、及び下部ケース11に被せられるカバー12からなる外装を有し、外装の内部に複合処理装置1の本体13(図2参照)が収容されている。複合処理装置1の前面には、小切手4を挿入する挿入口14が開口しており、挿入口14の奥には複数の小切手4を積層して収納できるストッカー15が設けられている。このストッカー15は、前面側へ向かって引き出し自在に構成される。また、複合処理装置1は、下部ケース11の前面に電源スイッチ70を有する。
カバー12には、上面視で略U字形状に、小切手4の搬送路W(図2参照)となるスリット18が形成されている。スリット18は、上述したストッカー15に連通すると共に、複合処理装置1の前面側に設けられたポケット19に連通している。ストッカー15に収納された小切手4は、1枚ずつ複合処理装置1の内部に取り込まれ、スリット18を通る間に処理されて、処理後の小切手4はポケット19に排出される。ポケット19は複数の小切手4を溜めることができる。
図1に示すように、ストッカー15の側方には、磁気カードリーダーユニット20が設けられている。磁気カードリーダーユニット20は、カバー12に形成されたカードスリット21と、このカードスリット21に対応して設けられたMCR(Magnetic Card Reader /Magnetic Stripe Reader)ヘッド22(図3参照)とを備え、カードスリット21を通るカード類に磁気的に記録された情報をMCRヘッド22によって読み取る。
図2は、複合処理装置1の外装内部に収容されている本体13の構成を示す平面図である。
ストッカー15の一側面には、ホッパー25が設けられている。このホッパー25は、ホッパー駆動モーター26(図3参照)により、図中矢印方向に回動可能に構成されており、ストッカー15に貯留された小切手4をストッカー15の他方の側面側に付勢する。
ストッカー15の他方の側面には、後述するASF(Automatically Sheet Feeder)モーター27(図3参照)により駆動されるピックアップローラー28が配置されている。ホッパー25がピックアップローラー28側に回動すると、ストッカー15に収容された小切手4のうち1枚は、この回動に応じてピックアップローラー28に付勢され、ピックアップローラー28に接触して、ピックアップローラー28の回転に応じて搬送路Wに引き込まれる。
ストッカー15の奥には、一対のローラーで構成されるASFローラー29が配置されている。ASFローラー29の2つのローラーは、搬送路Wの両側に配置され、一方は後述するASFモーター27の動力により回転し、他方のローラーは従動ローラーである。ピックアップローラー28に接した小切手4は、ASFローラー29に挟まれて、スリット18内を下流側へ搬送される。
ストッカー15の所定の位置には、ASF用紙検出器31(図3参照)が設けられている。ASF用紙検出器31は、例えば透過型光センサーで構成され、ストッカー15における小切手4の有無を検出する。
また、ストッカー15において、ホッパー25の待機位置には、ホッパー位置検出器32(図3参照)が設けられている。ホッパー位置検出器32は、例えば透過型光センサーで構成され、ホッパー25が待機位置に位置しているか否かを検出する。
ASFローラー29の下流側には、小切手4の表面4aに接して磁気インク文字列4cを磁気的に読み取るMICR(Magnetic Ink Character Recognition)ヘッド35が配置されている。MICRヘッド35には、MICRローラー36が対向配置される。MICRローラー36はMICRヘッド35側に付勢されており、小切手4をMICRヘッド35に押しつけながら回転して、小切手4を、磁気インク文字列4cの読み取りに適した速度で搬送する。MICRヘッド35の上流側には、ASFローラー29により繰り出された小切手4をMICRヘッド35に案内する、一対のローラーからなるアシストローラー37が配置されている。
また、アシストローラー37とMICRヘッド35との間には、用紙長検出器38が配置されている。用紙長検出器38は、例えば反射型光センサーで構成され、その検出位置において搬送路Wを通る小切手4の有無を検出することにより、小切手4の先端及び後端を検出する。用紙長検出器38の検出値は、後述する装置制御部1000(図3参照)により取得され、この検出値の変化に基づいて小切手4の長さが求められる。
MICRヘッド35の下流側には、搬送路Wを挟んで対向する一対のローラーを有する第1搬送ローラー40が設けられ、さらに、この第1搬送ローラー40の下流側には第2搬送ローラー41が設けられている。これら第1搬送ローラー40、及び、第2搬送ローラー41は、搬送モーター42(図3参照)によって回転駆動されるローラーである。小切手4は、これらローラーによってインクジェットプリンターユニット44へ搬送される。
インクジェットプリンターユニット44は、インクジェットヘッド10を備えている。インクジェットヘッド10は、本体13の前部に収容されているインクカートリッジ45からインクの供給を受けて、小切手4にインクを吐出する。インクジェットヘッド10は、いわゆるラインインクジェットヘッドであり、小切手4に対する印刷の際、一定の速度で搬送される小切手4の裏面4bに対してインクを吐出し、画像を印刷する。この小切手4の裏面4bに印刷される画像は、いわゆる裏書きと呼ばれる文字や記号等である。
インクジェットヘッド10の上流側であって、インクジェットヘッド10と、第2搬送ローラー41との間には、中間検出器46が設けられている。中間検出器46は、例えば反射型光センサーで構成され、検出位置における小切手4の有無を検出する。
インクジェットヘッド10の下流には、小切手4を光学的に読み取るCIS(Contact Image Sensor)ユニットが配置されている。このCISユニットは、小切手4の表面4aを読み取る表面CISユニット47と、裏面4bを読み取る裏面CISユニット48とを有し、小切手4の両面を光学的に読み取り可能である。表面CISユニット47と裏面CISユニット48とは、搬送路Wを挟んで対向配置されている。また、CISユニットの上流側には第1CISローラー50が配置され、下流側には第2CISローラー51が配置されている。これら第1CISローラー50、及び、第2CISローラー51は、搬送モーター42によって回転駆動されるローラーであり、CISユニットによって読み取り中の小切手4が、これらローラーにより安定して搬送される。
第2CISローラー51の下流には、排出検出器52が設けられている。排出検出器52は、例えば反射型光センサーで構成され、検出位置における小切手4の有無を検出する。
表面CISユニット47、及び裏面CISユニット48の下流側には、上述したポケット19が設けられている。ポケット19は、メインポケット19aとサブポケット19bとに区画されており、搬送路Wを形成するスリット18が分岐してそれぞれのポケット19に連通している。メインポケット19a、及びサブポケット19bは、それぞれ複数の小切手4を収納できる。
スリット18が分岐した位置には、小切手4が排出されるポケット19を、メインポケット19aとサブポケット19bのいずれかに切り替える切替板54が配置されている。切替板54は、メインポケット19aに連通する経路とサブポケット19bに連通する経路のいずれか一方を塞ぐことで小切手4を他方に案内するガイドであり、切替板駆動モーター55によって駆動される。切替板54からメインポケット19aに繋がる経路には排出ローラー56が設けられ、また、切替板54からサブポケット19bに繋がる経路には排出ローラー57が設けられている。小切手4は、切替板54に案内されて、排出ローラー56または57により、いずれかのポケット19aまたは19bに排出される。
複合処理装置1は、MICRヘッド35による磁気インク文字列4cの読み取り結果に基づいて、小切手4が正しくセットされていると判別した場合、小切手4をメインポケット19aに排出し、小切手4が正しくセットされていないと判別した場合、サブポケット19bに排出する。
また、図1、及び図2に示すように、複合処理装置1の中央部には、文字や画像等が印刷された紙片を発行するサーマルプリンターユニット60が設けられている。
図1に示すように、サーマルプリンターユニット60は、ユニット本体の上部を覆うプリンターカバー61を備えている。このプリンターカバー61は、カバー12に対して開閉自在に取り付けられている。プリンターカバー61が開くと、ロール紙Rを収容可能な空間であるロール紙収容部62が露出し、ロール紙Rの装填や交換等が可能となる。プリンターカバー61を閉じた状態において、プリンターカバー61の前端には排紙口63が形成され、ロール紙収容部62に収容されたロール紙Rは、排紙口63を介して外部に排出される。
サーマルプリンターユニット60は、ロール紙収容部62に収容されたロール紙Rを、搬送路において搬送するプラテン(不図示)と、プラテンと対向配置されたサーマルヘッド65(図3参照)と、サーマルヘッド65の下流側に配置され、搬送方向に対し直交する方向にロール紙Rを切断するカッターユニット66とを備えている。サーマルプリンターユニット60は、プラテンを駆動してロール紙Rを搬送方向に搬送しつつ、サーマルヘッド65によりロール紙Rに文字や画像等を印刷し、カッターユニット66によりロール紙Rを切断することで、紙片を発行する。
図3は、複合処理装置1とホストコンピューター3(外部装置)との構成を示す図である。
まず、ホストコンピューター3について説明する。
ホストコンピューター3は、複合処理装置1を制御する制御装置であり、例えば、デスクトップ型、ラップトップ型、或いはタブレット型のパーソナルコンピューターである。また、ホストコンピューター3は、複合処理装置1を制御するための専用のコンピューターでもよい。
ホストコンピューター3は、ホストプロセッサー300と、ホスト不揮発性メモリー310と、ホスト揮発性メモリー320と、ホスト通信部330と、ホスト入力部340と、ホスト表示部350とを備える。
ホストプロセッサー300は、ホストコンピューター3の各部を制御するCPU等のプロセッサーである。ホストプロセッサー300は、ホスト不揮発性メモリー310、ホスト揮発性メモリー320、ホスト通信部330、ホスト入力部340、及び、ホスト表示部350と接続する。ホストプロセッサー300は、これら各部とデータや信号を送受信することにより、ホストコンピューター3の各部を制御する。
ホスト不揮発性メモリー310は、フラッシュメモリーや、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等により構成され、ホストプロセッサー300が読み出して実行するプログラムや、ホストプロセッサー300がプログラムを実行して処理する各種データを記憶する。
ホスト揮発性メモリー320は、例えばRAMにより構成され、ホストプロセッサー300がプログラムを実行する場合に、実行されるプログラム、及び、処理されるデータや情報を一時的に記憶するワークエリアとして機能する。
ホストプロセッサー300、ホスト不揮発性メモリー310、及びホスト揮発性メモリー320は、ホストコンピューター3の各部を制御する論理的な機能部である制御部を構成する。以下の説明では、この制御部をホスト制御部3000と表現する。ホスト制御部3000は、ホストプロセッサー300がホスト不揮発性メモリー310に記憶されたプログラムをホスト揮発性メモリー320に読み出して処理を実行するように、ハードウェア及びソフトウェアの協働により処理を実行する。
ホスト通信部330は、通信規格に従った通信回路やコネクター等により構成され、ホスト制御部3000の制御で、所定の通信規格に従って複合処理装置1と通信する。
ホスト入力部340は、ホストコンピューター3に設けられた操作スイッチや、ホストコンピューター3と接続したキーボード、タッチパネル等の入力装置を備え、ユーザーの入力装置に対する操作を検出し、ホスト制御部3000に出力する。ホスト制御部3000は、ホスト入力部340からの入力に対応する処理を実行する。
ホスト表示部350は、複数のLEDや、表示ディスプレー等を備え、ホスト制御部3000の制御で、LEDを所定の態様で点灯/消灯/点滅や、表示ディスプレーへの情報の表示等を実行する。
次に、複合処理装置1について説明する。
複合処理装置1は、装置プロセッサー100と、装置不揮発性メモリー110と、装置揮発性メモリー120と、装置表示部130と、装置入力部140と、装置通信部150と、ヘッド駆動回路160と、モータードライバー170と、読取制御回路180と、検出器駆動回路190と、電源スイッチ70とを備える。
装置プロセッサー100は、複合処理装置1の各部を制御するCPU等のプロセッサーである。装置プロセッサー100は、装置不揮発性メモリー110、装置揮発性メモリー120、装置表示部130、装置入力部140、装置通信部150、ヘッド駆動回路160、モータードライバー170、読取制御回路180、検出器駆動回路190、及び、電源スイッチ70と接続する。装置プロセッサー100は、これら各部とデータや信号を送受信することにより、複合処理装置1の各部を制御する。
装置不揮発性メモリー110は、フラッシュメモリーや、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等により構成され、装置プロセッサー100が読み出して実行するプログラムや、装置プロセッサー100がプログラムを実行して処理する各種データを記憶する。また、装置不揮発性メモリー110は、ログ情報退避領域を有し、後述するように、装置揮発性メモリー120のログ情報記録領域120Aに記録された全データが、ログ情報退避領域に格納される。
装置揮発性メモリー120は、例えばRAMにより構成され、装置プロセッサー100がプログラムを実行する場合に、実行されるプログラム、及び、処理されるデータや情報を一時的に記憶するワークエリアとして機能する。装置揮発性メモリー120は、ログ情報記録領域120Aを有する。ログ情報記録領域120Aについては、後述する。
装置プロセッサー100、装置不揮発性メモリー110、及び装置揮発性メモリー120は、複合処理装置1の各部を制御する論理的な機能部である制御部を構成する。以下の説明では、この制御部を装置制御部1000と表現する。装置制御部1000は、装置プロセッサー100が装置不揮発性メモリー110に記憶されたプログラムを装置揮発性メモリー120に読み出して処理を実行するように、ハードウェア及びソフトウェアの協働により処理を実行する。
装置表示部130は、複数のLEDや、表示ディスプレー80等を備え、装置制御部1000の制御で、LEDを所定の態様で点灯/消灯/点滅や、表示ディスプレー80への情報の表示等を実行する。
装置入力部140は、複合処理装置1に設けられた操作スイッチ等の入力装置を備え、ユーザーの入力装置に対する操作を検出し、装置制御部1000に出力する。装置制御部1000は、装置入力部140からの入力に対応する処理を実行する。
装置通信部150は、通信規格に従った通信回路やコネクター等により構成され、装置制御部1000の制御で、所定の通信規格に従ってホストコンピューター3と通信する。
ヘッド駆動回路160は、装置制御部1000の制御に従って、インクジェットヘッド10、及びサーマルヘッド65を駆動する回路である。ヘッド駆動回路160により駆動されてインクジェットヘッド10は小切手4への印刷を行う。また、ヘッド駆動回路160により駆動されてサーマルヘッド65はロール紙Rへの印刷を行う。
モータードライバー170は、ホッパー駆動モーター26と接続し、装置制御部1000の制御に従ってホッパー25を回動させる。また、モータードライバー170は、ASFモーター27、及び搬送モーター42に接続され、装置制御部1000の制御に従って、これら各モーターに駆動電流や駆動パルスを出力してこれらモーターを動作させる。この動作に伴って、これらモーターに接続されたローラーは、駆動される。また、モータードライバー170は、切替板駆動モーター55に接続され、装置制御部1000の制御で、切替板駆動モーター55に駆動電流や駆動パルスを出力して切替板54を移動させる。切替板54は、この移動により、小切手4の排出先を、メインポケット19a又はサブポケット19bに切り替える。
読取制御回路180は、MCRヘッド22、MICRヘッド35、表面CISユニット47、及び、裏面CISユニット48と接続する。
読取制御回路180は、装置制御部1000の制御に従って、カードスリット21(図1参照)にカード類が通される際にMCRヘッド22に磁気情報を読み取らせる。読取制御回路180は、MCRヘッド22が出力する読取信号を装置制御部1000に出力する。
また、読取制御回路180は、装置制御部1000の制御に従って、MICRヘッド35に磁気情報を読み取らせる。読取制御回路180は、MICRヘッド35が出力する読取信号を装置制御部1000に出力する。
また、読取制御回路180は、装置制御部1000の制御に従って、表面CISユニット47及び裏面CISユニット48に、小切手4の表面4a及び裏面4bの読み取りを実行させる。読取制御回路180は、表面CISユニット47及び裏面CISユニット48が出力する読取信号を装置制御部1000に出力する。
検出器駆動回路190は、ASF用紙検出器31、ホッパー位置検出器32、用紙長検出器38、中間検出器46、及び、排出検出器52と接続し、これらの各検出器に電流を供給して、所定周期で出力値を取得する。検出器駆動回路190は、取得した出力値を装置制御部1000に出力する。
電源スイッチ70は、例えば電力の導通状態と遮断状態とを切り替える機械的機構を有するメカニカルスイッチである。電源スイッチ70が導通状態である場合(以下、「電源スイッチ70がオン」と表現する)、電源部(不図示)から複合処理装置1の各部に電力が供給される。一方で、電源スイッチ70が遮断状態である場合(以下、「電源スイッチ70がオフ」と表現する)、電源部から複合処理装置1の各部への電力供給が停止される。装置制御部1000(装置プロセッサー100)は、電源スイッチ70の状態(オンであるかオフであるか)を検出する。
複合処理装置1の装置制御部1000は、装置揮発性メモリー120にログ情報RJを記録する。
図4は、ログ情報RJの一例を示す図である。
図4は、小切手4がストッカー15からポケット19に移動するまでの小切手4に対する一連の処理(以下、「小切手一連処理」と表現する)において、装置制御部1000が記録したログ情報RJの一例を示す。小切手一連処理には、MICRヘッド35による磁気インク文字列4cの読み取り、インクジェットヘッド10による小切手4の裏面4bへの印刷(裏書き)、表面CISユニット47及び裏面CISユニット48による小切手4の両面の読み取りの各処理が含まれる。
1のログ情報RJには、記録対象となる事象(すなわちイベント)を識別する事象識別情報JSJ、事象が発生した日時を示す日時情報NJ、事象の名称を示す事象名称情報JMJ、事象名称情報JMJより詳細な事象の名称を示す詳細名称情報SMJ、及び、検出器の検出状態を示す検出状態情報KJが少なくとも対応付く。
例えば、ログ情報RJ1は、「AAAA」を示す事象識別情報JSJと、「YYYY/MM/DD 12:34:56」を示す日時情報NJ、「検出器の状態変化」を示す事象名称情報JMJ、「ASF状態変化」を示す詳細名称情報SMJ、及び、「ON」を示す検出状態情報KJが対応付いている。これは、「YYYY/MM/DD(西暦年/月/日) 12:34:56(24時間制時刻、時:分:秒)」の日時に、検出器の状態が変化したことを示しており、より詳細には、「YYYY/MM/DD 12:34:56」の日時に、ASF用紙検出器31の状態が非検出状態(紙無し状態)から検出状態(紙有り状態)に変化したことを示している。
ログ情報RJ2は、ログ情報RJ1と比較して、日時情報NJ以外に、「OFF」を示す検出状態情報KJが対応付いていることが異なる。ログ情報RJ2は、「YYYY/MM/DD 12:34:59」の日時に、ASF用紙検出器31の状態が検出状態から非検出状態に変化したことを示している。
ログ情報RJ3とRJ4は、「用紙長検出器状態変化」を示す詳細名称情報SMJが対応付いており、対応付く日時情報NJが示す日時に、ログ情報RJ3は、用紙長検出器38の状態が非検出状態から検出状態に変化したことを示し、ログ情報RJ4は、用紙長検出器38の状態が検出状態から非検出状態に変化したことを示している。
ログ情報RJ5とRJ7は、「中間検出器状態変化」を示す詳細名称情報SMJが対応付いており、対応付く日時情報NJが示す日時に、ログ情報RJ5は、中間検出器46の状態が非検出状態から検出状態に変化したことを示しており、ログ情報RJ7は、中間検出器46の状態が検出状態から非検出状態に変化したことを示している。
ログ情報RJ6とRJ8は、「排出検出器状態変化」を示す詳細名称情報SMJが対応付いており、対応付く日時情報NJが示す日時に、ログ情報RJ6は、排出検出器52の状態が非検出状態から検出状態に変化したことを示し、ログ情報RJ8は、排出検出器52の状態が検出状態から非検出状態に変化したことを示している。
本実施形態では、事象識別情報JSJと事象名称情報JMJとは対応関係にあり、事象が異なれば異なる事象識別情報JSJがログ情報RJに対応付く。ログ情報RJ1~RJ8のぞれぞれは、広義的に検出器に関するログ情報RJであるため、同じ「検出器の状態変化」を示す事象名称情報JMJと、同じ「AAAA」を示す事象識別情報JSJとが対応付く。但し、ログ情報RJ1~RJ8のそれぞれは、詳細名称情報SMJについては、対応する検出器の状態が変化したことを示す詳細名称情報SMJが対応付く。
このように、ログ情報RJは、事象識別情報JSJや事象名称情報JMJ等の事象に関する情報が日時情報NJと対応付く情報である。本実施形態においてログ情報RJは、ログ情報RJ1~RJ8のそれぞれのように、事象に関する情報として、複合処理装置1の状態に関する情報が対応付く。複合処理装置1の状態とは、各検出器の状態や、各スイッチの状態等の複合処理装置1の各部の状態を含む。なお、検出器には、ロール紙Rや小切手4等の用紙の有無を検出する各種検出器や、ホッパー25やカバー12等の可動部材の状態(位置や開閉状態)を検出する各種検出器が含まれる。また、スイッチには、電源スイッチ70等のユーザーにより操作される各種スイッチが含まれる。
また、本実施形態においてログ情報RJは、ログ情報RJ1~RJ8以外のログ情報RJのように、事象である複合処理装置1が実行した処理を明示するために、処理内容を示す情報が対応付いている。すなわち、本実施形態においてログ情報RJは、ログ情報RJ1~RJ8以外のログ情報RJのように、事象に関する情報として、処理内容を示す情報が対応付く。この処理内容を示す情報は、事象名称情報JMJとしてログ情報RJに対応付く。例えば、図4において、ログ情報RJ1とログ情報RJ2との間には、小切手4の搬送準備が終了した処理内容を示す事象名称情報JMJ(「小切手搬送準備終了」)が対応付くログ情報RJが記録されている。
なお、ログ情報RJにおいて日時情報NJに対応付く事象に関する情報は、複合処理装置1の状態、及び処理内容に限定されず、発生したエラーの内容を示すエラー情報等の他の情報でもよい。また、ログ情報RJにおいて日時情報NJに対応付く情報は、上述した情報(事象識別情報JSJ等)に限定されず、更に種々の情報が対応付いてもよい。
このように、複合処理装置1において処理の実行や状態の変化等の記録対象となる事象が発生したときに、装置揮発性メモリー120にログ情報RJが記録される。
装置制御部1000は、複合処理装置1の電源スイッチ70がオフになったことを検出すると、装置不揮発性メモリー110に、装置揮発性メモリー120に記録された全てのログ情報RJを記録する。電源スイッチ70のオフ時に装置揮発性メモリー120に記録されたログ情報RJを装置不揮発性メモリー110に記録することで、装置不揮発性メモリー110への記録回数を抑制し、且つ、電源スイッチ70がオフされた際でもログ情報RJを保存することができる。
図5は、複合処理装置1の動作を示すフローチャートFAである。
以下の説明において、複合処理装置1が実行する処理を「実行処理」と表現する。実行処理には、所定の基準で区切られた1の処理(以下、「単位処理」と表現する)と、複数の単位処理からなる一連の処理(以下、「一連処理」と表現する)とが含まれる。例えば、上述した小切手一連処理は、一連処理の一種である。
複合処理装置1の装置制御部1000は、装置通信部150によりホストコンピューター3から識別情報記録コマンドを受信したか否かを判別する(ステップSA1)。識別情報記録コマンドは、当該コマンドに含まれるログ識別情報RSJの、ログ情報記録領域120Aへの記録を指示するコマンドである。ログ識別情報RSJは、例えば、ログ情報RJがどの実行処理のログ情報RJであるかを識別するためのテキスト(文字列)である。本実施形態において、識別情報記録コマンドには、開始ログ識別情報記録コマンドと終了ログ識別情報記録コマンドとの2種類がある。開始ログ識別情報記録コマンドは、開始ログ識別情報KSJ(開始識別情報)の記録を指示するコマンドである。開始ログ識別情報KSJは、1の実行処理の開始を示すログ識別情報RSJである。終了ログ識別情報記録コマンドは、終了ログ識別情報SSJ(終了識別情報)の記録を指示するコマンドである。終了ログ識別情報SSJは、1の実行処理の終了を示すログ識別情報RSJである。
装置制御部1000は、識別情報記録コマンドを受信していないと判別した場合(ステップSA1:NO)、処理をステップSA5に移行させる。
一方で、装置制御部1000は、識別情報記録コマンドを受信したと判別した場合(ステップSA1:YES)、受信した識別情報記録コマンドに応じて、ログ識別情報RSJをログ情報記録領域120Aに記録する。
装置制御部1000は、受信した識別情報記録コマンドが、開始ログ識別情報記録コマンドである場合(ステップSA2:「開始ログ識別情報記録コマンド」)、当該コマンドにより指定された開始ログ識別情報KSJを装置揮発性メモリー120のログ情報記録領域120Aに記録する(ステップSA3)。
また、装置制御部1000は、受信した識別情報記録コマンドが、終了ログ識別情報記録コマンドである場合(ステップSA2:「終了ログ識別情報記録コマンド」)、当該コマンドにより指定された終了ログ識別情報SSJを装置揮発性メモリー120のログ情報記録領域120Aに記録する(ステップSA4)。
次いで、装置制御部1000は、実行処理を実行するか否かを判別する(ステップSA5)。例えば、装置制御部1000は、ホストコンピューター3から小切手一連処理の実行を指示する制御コマンドを受信し、ストッカー15に小切手4が収容されておりASF用紙検出器31が小切手4を検出している場合、実行処理として小切手一連処理を実行すると判別する。
装置制御部1000は、実行処理を実行しないと判別した場合(ステップSA5:NO)、処理をステップSA8に移行させる。
一方で、装置制御部1000は、実行処理を実行すると判別した場合(ステップSA5:YES)、実行処理を実行し、実行処理におけるログ情報RJを装置揮発性メモリー120のログ情報記録領域120Aに逐次記録する(ステップSA6)。例えば、実行処理が小切手一連処理である場合、装置制御部1000により、図4に示すログ情報RJが、装置揮発性メモリー120のログ情報記録領域120Aに記録される。
次いで、装置制御部1000は、実行処理が終了したか否かを判別する(ステップSA7)。例えば、装置制御部1000は、実行処理が小切手一連処理である場合、1の小切手4の搬送が終了すると小切手一連処理が終了したと判別する(ステップSA7:YES)。
装置制御部1000は、実行処理が終了していないと判別した場合(ステップSA7:NO)、実行処理におけるログ情報RJの記録を継続する(ステップSA6)。一方で、装置制御部1000は、実行処理が終了したと判別した場合(ステップSA7:YES)、ステップSA8の処理に移行する。
図6は、装置揮発性メモリー120に記録されたログ情報RJ、及びログ識別情報RSJの一例を示す図である。
図6では、小切手一連処理において記録されたログ情報RJを例示する。また、図6では、小切手一連処理の実行前(処理開始時)に開始ログ識別情報記録コマンドを受信して開始ログ識別情報KSJを記録し、小切手一連処理の実行後(処理終了時)に終了ログ識別情報記録コマンドを受信して終了ログ識別情報SSJを記録した場合を例示する。
図6に示すように、ログ識別情報RSJは、経時的に、実行処理において記録したログ情報RJに対して前後に記録される。ログ識別情報RSJのうち、開始ログ識別情報KSJは、経時的に、小切手一連処理において記録されるログ情報RJより前に記録され、終了ログ識別情報SSJは、経時的に、小切手一連処理において記録されるログ情報RJより後に記録される。
ログ識別情報RSJは、ログ情報RJと同様、事象識別情報JSJ、日時情報NJ、及び、事象名称情報JMJが対応付く。開始ログ識別情報KSJは、識別情報記録コマンドを実行し開始ログ識別情報KSJを記録したこと明示する事象名称情報JMJと、識別情報記録コマンドを実行した日時を示す日時情報NJと、事象名称情報JMJに対応する事象識別情報JSJとが対応付いている。また、終了ログ識別情報SSJは、識別情報記録コマンドを実行し終了ログ識別情報SSJを記録したことを明示する事象名称情報JMJと、識別情報記録コマンドを実行した日時を示す日時情報NJと、事象名称情報JMJに対応する事象識別情報JSJとが対応付いている。
なお、識別情報記録コマンドによるログ識別情報RSJの記録指示がない場合(ステップSA1において否定判別し、且つステップSA5において肯定判別した場合)、装置制御部1000は、装置揮発性メモリー120に開始ログ識別情報KSJ及び終了ログ識別情報SSJを記録せずに、図4に示すように、実行処理におけるログ情報RJを記録する。
図7は、ログ情報記録領域120Aへのログ情報RJとログ識別情報RSJの記録方法を説明するための図である。
図7に示すように、ログ情報記録領域120Aは、第1ログ情報記録領域12A1と、第2ログ情報記録領域12A2とを含む。
第1ログ情報記録領域12A1は、ログ情報RJとログ識別情報RSJとが時系列に記録される領域である。
第2ログ情報記録領域12A2は、第1ログ情報記録領域12A1に記録されたログ情報RJのうち抽出条件に合う抽出ログ情報CRJと、第1ログ情報記録領域12A1に記録されたログ識別情報RSJとが時系列に記録される領域である。
抽出ログ情報CRJとは、第1ログ情報記録領域12A1に記録されたログ情報RJから、第2ログ情報記録領域12A2への記録対象として抽出されたログ情報RJである。例えば、抽出ログ情報CRJは、少しでも長くログ情報記録領域120Aに記録しておく必要性が高いログ情報RJが挙げられる。より具体的には、例えば、抽出ログ情報CRJは、検出器の状態変化に関するログ情報RJ等のように、後に、複合処理装置1のメンテナンスを行う者が活用可能なログ情報RJが挙げられる。
装置制御部1000は、予め定められた事象に対応する事象識別情報JSJのリストを抽出条件として有しており、当該抽出条件に合うログ情報RJを抽出ログ情報CRJとして抽出し、第2ログ情報記録領域12A2に記録する。以下の説明では、第2ログ情報記録領域12A2に記録される前であっても、抽出条件を満たすログ情報RJは抽出ログ情報CRJと表現する場合がある。すなわち、抽出ログ情報CRJには、第1ログ情報記録領域12A1に記録されているログ情報RJのうち抽出条件を満たすログ情報RJと、第2ログ情報記録領域12A2に記録されている抽出ログ情報CRJとが含まれる。また、第1ログ情報記録領域12A1に記録されているログ情報RJのうち抽出条件を満たすログ情報RJを、抽出相当ログ情報または抽出前ログ情報と表現して、第2ログ情報記録領域12A2に記録された抽出ログ情報CRJと区別する場合もある。
図7を参照して、ログ情報記録領域120Aへの記録について説明する。
装置制御部1000は、ログ情報RJ及びログ識別情報RSJを第1ログ情報記録領域12A1に記録していく。第1ログ情報記録領域12A1では、ログ情報RJ及びログ識別情報RSJが時系列で記録される。第1ログ情報記録領域12A1に1のログ情報RJ又は1のログ識別情報RSJを記録する際、第1ログ情報記録領域12A1に十分な記録領域が無い場合、装置制御部1000は、以下の処理を実行する。
装置制御部1000は、第1ログ情報記録領域12A1に記録されている情報(ログ情報RJ及びログ識別情報RSJを含む)のうち日時が最も古い1の情報を特定し、特定した情報が、抽出ログ情報CRJ(抽出相当ログ情報)、又はログ識別情報RSJである場合、第2ログ情報記録領域12A2に移動させる。一方で、装置制御部1000は、特定した情報が抽出ログ情報CRJ(抽出相当ログ情報)又はログ識別情報RSJのいずれの情報でもない場合、特定した情報を破棄する。これにより第1ログ情報記録領域12A1に空き領域を設け、新たなログ情報RJ又はログ識別情報RSJを、第1ログ情報記録領域12A1に記録する。すなわち、第1ログ情報記録領域12A1には、限られた記録容量の範囲内で、最新のログ情報RJ及びログ識別情報RSJが記録され、第2ログ情報記録領域12A2には、第1ログ情報記録領域12A1から溢れた過去のログ情報RJのうち抽出条件を満たすログ情報RJ(抽出ログ情報CRJ)と、ログ識別情報RSJとが記録される。
装置制御部1000は、第1ログ情報記録領域12A1から特定した情報が、抽出ログ情報CRJ(抽出相当ログ情報)であるかログ識別情報RSJであるかを、対応付く事象識別情報JSJを参照して判別する。例えば、事象識別情報JSJが「AAAA」であるログ情報RJを抽出ログ情報CRJとすることが予め設定されている場合、装置制御部1000は、「AAAA」の事象識別情報JSJが対応付くログ情報RJを抽出ログ情報CRJとして第2ログ情報記録領域12A2に記録する。
また、ログ識別情報RSJについては、全てのログ識別情報RSJが第2ログ情報記録領域12A2に記録される。装置制御部1000は、事象識別情報JSJがログ識別情報RSJに対応付く情報(例えば、「YYY1」、「YYY2」)である場合、その事象識別情報JSJが対応付く情報をログ識別情報RSJとして第2ログ情報記録領域12A2に記録する。
以上のようにして、第1ログ情報記録領域12A1には、ログ情報RJ及びログ識別情報RSJが記録され、第2ログ情報記録領域12A2には、抽出ログ情報CRJ及びログ識別情報RSJが記録される。
本実施形態の複合処理装置1は、装置制御部1000により、ログ情報記録領域120Aに、ホストコンピューター3から指定されたログ識別情報RSJを、ログ情報RJと共に記録する。このログ識別情報RSJの記録により、装置制御部1000は、実行処理が単位処理でも一連処理でも、実行処理毎に、記録されたログ情報RJがどの実行処理で記録されたログ情報RJであるかを識別可能に記録でき、ログ情報RJをログ情報記録領域120Aにおいて適切に管理できる。
また、複合処理装置1は、装置制御部1000により、第1ログ情報記録領域12A1に全てのログ情報RJ及びログ識別情報RSJを記録し、第2ログ情報記録領域12A2にログ情報RJから抽出した抽出ログ情報CRJとログ識別情報RSJとを記録する。第1ログ情報記録領域12A1に記録されたログ情報RJのうち、記録しておく必要性が低いログ情報RJは破棄され、少しでも長くログ情報記録領域120Aに記録しておく必要性の高いログ情報RJは第2ログ情報記録領域12A2に記録される。そのため、装置制御部1000は、有限のログ情報記録領域120Aにおいてログ情報を効率よく記録し管理できる。
また、装置制御部1000は、ログ識別情報RSJとして開始ログ識別情報KSJと終了ログ識別情報SSJとを記録する。これにより、記録されたログ情報RJのうちどこからどこまでが1の実行処理において記録されたログ情報RJかをより明確に識別可能に記録できるため、装置制御部1000は、ログ情報RJをログ情報記録領域120Aにおいてより適切に管理できる。
図7に示す記録態様は、1のログ情報RJ及び1のログ識別情報RSJを記録する際、第1ログ情報記録領域12A1に十分な記録領域が無い場合に、第1ログ情報記録領域12A1から第2ログ情報記録領域12A2に、抽出ログ情報CRJとログ識別情報RSJとを移動して記録する態様である。しかしながら、上記記録態様の他に、装置制御部1000は、以下の記録態様で第2ログ情報記録領域12A2に抽出ログ情報CRJとログ識別情報RSJとを記録してもよい。
すなわち、装置制御部1000は、第1ログ情報記録領域12A1に記録するログ情報RJが抽出ログ情報CRJの条件に合致する場合、このログ情報RJを第1ログ情報記録領域12A1に記録すると共に第2ログ情報記録領域12A2にも記録する。また、装置制御部1000は、識別情報記録コマンドを受信したとき、ログ識別情報RSJを第1ログ情報記録領域12A1に記録すると共に第2ログ情報記録領域12A2にも記録する。そして、第1ログ情報記録領域12A1と第2ログ情報記録領域12A2の記録容量の範囲内で、古い情報を順に破棄しながら最新の情報を記録していく。このような記録態様でも、上述した効果と同様の効果を奏する。
図5に示すフローチャートの説明に戻り、装置制御部1000は、電源スイッチ70がオフされた否かを判別する(ステップSA8)。装置制御部1000は、電源スイッチ70がオフされていないと判別した場合(ステップSA8:NO)、処理をステップSA1に戻す。
電源スイッチ70がオフされたと判別した場合(ステップSA8:YES)、装置制御部1000は、装置揮発性メモリー120のログ情報記録領域120Aに記録された全ての情報を、装置不揮発性メモリー110に記録する(ステップSA9)。より詳細には、電源スイッチ70がオフにされ、電源部(不図示)から供給される電圧が、装置制御部1000が動作不能となる電圧に低下するまでの間に、装置揮発性メモリー120のログ情報記録領域120Aに記録されている全ての情報を装置不揮発性メモリー110のログ情報退避領域に格納し退避させる。
すなわち、第1ログ情報記録領域12A1に記録されたログ情報RJとログ識別情報RSJ、及び、第2ログ情報記録領域12A2に記録された抽出ログ情報CRJとログ識別情報RSJを、装置不揮発性メモリー110に保存する。このように、装置不揮発性メモリー110のログ情報退避領域は、装置揮発性メモリー120のログ情報記録領域120Aに相当する。そして、ログ情報退避領域は、第1ログ情報記録領域12A1に相当する第1退避領域と、第2ログ情報記録領域12A2に相当する第2退避領域とを有する。この場合に、装置不揮発性メモリー110のデータ消去および書き替え単位である1セクタを第1退避領域として用い、他の1セクタを第2退避領域として用いることが好ましい。退避領域をセクタ単位で設けることにより、装置不揮発性メモリー110を効率よく利用することができる。
この退避処理に必要な時間を確保するため、例えば、複合処理装置1の電源部はコンデンサーを備え、電源スイッチ70がオフされた後は、コンデンサーに蓄積された電荷に基づく電力が装置制御部1000に供給される。
ログ情報記録領域120Aに記録されたログ情報RJ及びログ識別情報RSJは、ホストコンピューター3からの出力指示があった場合、複合処理装置1からホストコンピューター3へ出力される。
図8は、ログ情報出力処理におけるホストコンピューター3、及び複合処理装置1の動作を示すフローチャートである。図8において、フローチャートFBはホストコンピューター3の動作を示し、フローチャートFCは複合処理装置1の動作を示す。
ホストコンピューター3のホスト制御部3000は、複合処理装置1のログ情報RJの出力を指示する出力指示があった否かを判別する(ステップSB1)。例えば、複合処理装置1のログ情報RJの表示を指示するユーザーの操作を、ホスト入力部340が検出した場合、ホスト制御部3000は、出力指示があったと判別する(ステップSB1:YES)。
ホスト制御部3000は、出力指示があったと判別した場合(ステップSB1:YES)、ホスト通信部330により、複合処理装置1に対して、ログ情報RJの出力(送信)を要求するログ情報送信要求コマンドを送信する(ステップSB2)。
複合処理装置1の装置制御部1000は、ホストコンピューター3から送信されたログ情報送信要求コマンドを受信する(ステップSC1)。
装置制御部1000は、ログ情報送信要求コマンドを受信すると、ログ情報記録領域120Aからホストコンピューター3に送信する情報を取得する(ステップSC2)。
装置制御部1000は、ステップSC2において、ログ情報記録領域120Aからホストコンピューター3に送信する情報を取得する際、第2ログ情報記録領域12A2に記録された全ての抽出ログ情報CRJ及びログ識別情報RSJを、ホストコンピューター3に送信する情報として取得する。
また、装置制御部1000は、ステップSC2において、第1ログ情報記録領域12A1に記録された情報のうち、後に第2ログ情報記録領域12A2に抽出ログ情報CRJとして記録されるログ情報RJ(抽出相当ログ情報)と、ログ識別情報RSJとを、ホストコンピューター3に送信する情報として取得する。なお、装置制御部1000は、第1ログ情報記録領域12A1からホストコンピューター3に送信する情報を取得する際、事象識別情報JSJを参照して取得する。
装置制御部1000は、ログ情報記録領域120Aからホストコンピューター3に送信する情報を取得すると、取得した情報をホストコンピューター3に送信する(ステップSC3)。この送信は、ホストコンピューター3に情報を出力することに相当する。なお、ホスト制御部3000は、取得した情報を時系列でホストコンピューター3に送信する。
装置制御部1000は、装置揮発性メモリー120のログ情報記録領域120Aからホストコンピューター3に送信する情報を取得して送信する場合、ログ情報記録領域120Aに記録された全ての情報を装置不揮発性メモリー110のログ情報退避領域に保存してもよい。これにより、送信した情報と装置不揮発性メモリー110に記録されている情報を同期させることができる。
ホストコンピューター3のホスト制御部3000は、ホスト通信部330により、複合処理装置1がステップSC3で送信した情報を受信する(ステップSB3)。そして、ホスト制御部3000は、ステップSB3で受信した情報に基づいて、抽出ログ情報CRJ(抽出相当ログ情報を含む)、及びログ識別情報RSJをホスト表示部350により表示する(ステップSB4)。なお、ホスト制御部3000は、受信した抽出ログ情報CRJ及びログ識別情報RSJを時系列でホスト表示部350に表示する。
このように、装置制御部1000は、ホストコンピューター3からログ情報RJの出力指示があった場合、抽出ログ情報CRJとログ識別情報RSJとをホストコンピューター3に送信する。これにより、ホストコンピューター3は、どの実行処理における抽出ログ情報CRJであるかを識別可能な態様で、抽出ログ情報CRJをユーザーに提示できる。
なお、ホストコンピューター3に送信する情報は、ログ情報記録領域120Aに記録されている全ての情報であってもよい。また、ログ情報送信要求コマンドにより、要求する情報を指定するようにしてもよい。例えば、要求する情報が、ログ情報記録領域120Aに記録されている情報のうち抽出ログ情報(抽出相当ログ情報を含む)及びログ識別情報RSJであるか、ログ情報記録領域120Aに記録されている全ての情報であるかを、ログ情報送信要求コマンドで指定してもよい。また、ホストコンピューター3に送信する情報は、装置不揮発性メモリー110のログ情報退避領域に記録されている情報に基づくものであってもよい。
ログ識別情報RSJをログ情報RJと共に記録することは、例えば、複合処理装置1の出荷前の検査等において好適な記録態様である。
検査項目ごとに異なる実行処理を行う場合、ユーザー(オペレーター)は、検査項目ごとにホストコンピューター3から複合処理装置1に識別情報記録コマンドを送信する。これにより、装置制御部1000は、検査項目ごとに、ログ識別情報RSJをログ情報RJと共に記録できる。そのため、ホストコンピューター3は、複合処理装置1からログ識別情報RSJとログ情報RJとを取得することで、どの検査項目において記録されたログ情報RJであるのかをユーザーに容易に認識させることができる。これにより、ユーザーは、複数の検査項目がある検査工程にて何か不具合があった場合でも、どの検査項目で不具合があったのかを速やかに認識できようになる。
また、部品交換等の修理時に、識別情報記録コマンドを利用して、修理したことをログ識別情報RSJとして記録してもよい。この場合には、ログ情報RJが修理前の情報か、修理後の情報かを認識できるようになる。
以上、説明したように、複合処理装置1(印刷装置)は、ホストコンピューター3(外部装置)に接続され、複合処理装置1は、複合処理装置1の状態及び処理内容を示すログ情報RJを記録するログ情報記録領域120Aに、ホストコンピューター3から受信した識別情報記録コマンドにより指定されたログ識別情報RSJ(識別情報)を、ログ情報RJと共に記録する装置制御部1000(制御部)を備える。
この構成によれば、ログ情報記録領域120Aにログ識別情報RSJをログ情報RJと共に記録するため、単体処理毎に、或いは、一連処理毎にログ情報RJを管理できるようになり、ログ情報RJを適切に管理できる。
また、ログ情報記録領域120Aは、第1ログ情報記録領域12A1と第2ログ情報記録領域12A2とを含む。装置制御部1000は、第1ログ情報記録領域12A1に、ログ情報RJ及びログ識別情報RSJを記録し、第2ログ情報記録領域12A2に、抽出ログ情報CRJ及びログ識別情報RSJを記録する。
この構成によれば、第1ログ情報記録領域12A1に、ログ情報RJ及びログ識別情報RSJを記録し、第2ログ情報記録領域12A2に、抽出ログ情報CRJ及びログ識別情報RSJを記録するため、多くのログ情報RJを適切に管理できる。
また、装置制御部1000は、ホストコンピューター3からログ情報RJの送信指示(出力指示)があった場合に、第1ログ情報記録領域に記録された前記ログ情報に含まれ、後に前記抽出ログ情報として前記第2ログ情報記録領域に記録される抽出相当ログ情報(抽出前ログ情報)、及び前記第1ログ情報記録領域に記録された前記識別情報、並びに、第2ログ情報記録領域12A2に記録された抽出ログ情報CRJ、及びログ識別情報RSJを送信(出力)する。
この構成によれば、送信指示があった場合にログ情報記録領域120Aに記録された抽出ログ情報CRJ(抽出相当ログ情報を含む)とログ識別情報RSJとを送信する、ホストコンピューター3は、どの実行処理における抽出ログ情報CRJであるかを識別可能な態様で、抽出ログ情報CRJをユーザーに提示できるようになる。
また、ログ識別情報RSJは、複合処理装置1が実行する所定処理の開始を示す開始ログ識別情報KSJ(開始識別情報)と、処理の終了を示す終了ログ識別情報SSJ(終了識別情報)とを含む。
この構成によれば、ログ識別情報RSJが開始ログ識別情報KSJと終了ログ識別情報SSJとを含むため、処理の開始と終了とを記録でき、ログ情報RJをより適切に管理できる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、印刷装置として複合処理装置1を例示したが、複数の印刷ユニットやCISユニット等を有する印刷装置に限定されず、少なくとも1の印刷ユニットを有する印刷装置であればよい。
また、例えば、上述した実施形態では、複合処理装置1のログ情報RJ及びログ識別情報RSJの出力を、ホストコンピューター3への送信として説明した。しかしながら、出力形態は、ホストコンピューター3への送信に限定されず、例えば、ロール紙Rへの印刷や、表示ディスプレー80での表示でもよい。
また、例えば、上述した複合処理装置1の制御方法(印刷装置の制御方法)が、複合処理装置1が備えるコンピューター、又は、複合処理装置1に接続される外部装置を用いて実現される場合、本発明を、当該方法を実現するためにコンピューターが実行するプログラム、このプログラムをコンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体、或いは、このプログラムを伝送する伝送媒体の態様で構成することも可能である。
また、装置制御部1000、及び、ホスト制御部3000の機能は、複数のプロセッサー、又は、半導体チップにより実現してもよい。例えば、装置制御部1000、及び、ホスト制御部3000が、SoC(System-on-a-Chip)やMCU(Micro Control Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の副処理装置(co-processor)をさらに備える構成であってもよい。また、装置制御部1000、及び、ホスト制御部3000は、CPU及び副処理装置の双方を協働させるか、あるいは双方のうちの一方を選択的に用いて各種の制御を行ってもよい。
また、例えば、図5、及び図8の処理単位は、複合処理装置1、及びホストコンピューター3の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割してもよい。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、その処理の順番は、本発明の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
また、図3に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、複合処理装置1、及びホストコンピューター3の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
1…複合処理装置(印刷装置)、3…ホストコンピューター(外部装置)、10…インクジェットヘッド、12A1…第1ログ情報記録領域、12A2…第2ログ情報記録領域、22…MCRヘッド、26…ホッパー駆動モーター、27…ASFモーター、28…ピックアップローラー、31…ASF用紙検出器、32…ホッパー位置検出器、35…MICRヘッド、38…用紙長検出器、42…搬送モーター、46…中間検出器、47…表面CISユニット、48…裏面CISユニット、52…排出検出器、55…切替板駆動モーター、65…サーマルヘッド、70…電源スイッチ、100…装置プロセッサー、110…装置不揮発性メモリー、120…装置揮発性メモリー、120A…ログ情報記録領域、130…装置表示部、140…装置入力部、150…装置通信部、160…ヘッド駆動回路、170…モータードライバー、180…読取制御回路、190…検出器駆動回路、300…ホストプロセッサー、310…ホスト不揮発性メモリー、320…ホスト揮発性メモリー、330…ホスト通信部、340…ホスト入力部、350…ホスト表示部、1000…装置制御部、3000…ホスト制御部(制御部)、CRJ…抽出ログ情報、RJ…ログ情報、RJ1~RJ8…ログ情報、RSJ…ログ識別情報(識別情報)。

Claims (4)

  1. 外部装置と接続可能な印刷装置であって、
    用紙の有無を検出する検出器と、
    前記検出器の状態を示すログ情報及び前記用紙への処理内容を示すログ情報を記録するログ情報記録領域と、
    記外部装置から前記用紙への処理の開始を示す開始識別情報を含むコマンド及び前記用紙への終了を示す終了識別情報を含むコマンドを受信すると、前記開始識別情報及び前記終了識別情報を、前記ログ情報と共に前記ログ情報記録領域に記録する制御部と、を備える、
    印刷装置。
  2. 前記ログ情報記録領域は、第1ログ情報記録領域と第2ログ情報記録領域とを含み、
    前記制御部は、
    前記第1ログ情報記録領域に、前記ログ情報前記開始識別情報、及び、前記終了識別情報を記録し、
    前記第2ログ情報記録領域に、前記第1ログ情報記録領域に記録される前記ログ情報から抽出した抽出ログ情報、開始識別情報、及び、前記終了識別情報を記録する、
    請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、
    前記外部装置から前記ログ情報の出力指示があった場合に、
    前記第1ログ情報記録領域に記録された前記ログ情報に含まれ、後に前記抽出ログ情報として前記第2ログ情報記録領域に記録される抽出相当ログ情報、記第1ログ情報記録領域に記録された前記開始識別情報、及び、前記第1ログ情報記録領域に記録された前記終了識別情報、並びに、前記第2ログ情報記録領域に記録された前記抽出ログ情報、記第2ログ情報記録領域に記録された前記開始識別情報、及び、前記第2ログ情報記録領域に記録された前記終了識別情報を出力する、
    請求項2に記載の印刷装置。
  4. 外部装置と接続可能な印刷装置の制御方法であって、用紙の有無を検出する検出器と、前記検出器の状態を示すログ情報及び前記用紙への処理内容を示すログ情報を記録するログ情報記録領域とを備える印刷装置の制御方法であって、
    記外部装置から前記用紙への処理の開始を示す開始識別情報を含むコマンド及び前記用紙への終了を示す終了識別情報を含むコマンドを受信すると、前記開始識別情報及び前記終了識別情報を、前記ログ情報と共に前記ログ情報記録領域に記録する、
    印刷装置の制御方法。
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