JP2010039959A - カードスタッカ装置およびカード処理装置 - Google Patents

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智行 近藤
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Abstract

【課題】カードが収納されるカードスタッカ装置、およびそのカードスタッカ装置を備えたカード処理装置に関し、複数種類のカードを種類ごと分けて収納することができる、小型化に好適なカードスタッカ装置、およびそのカードスタッカ装置を備えたカード処理装置を提供する。
【解決手段】カードCIDが収納される第1カード収納部12と、カードCが収納され、第1カード収納部12に収納されるカードCIDのカードおもて面cs方向に設置された第2カード収納部11と、カードCが収納され、第1カード収納部12に収納されるカードCIDのカード裏面cb方向に設置された第3カード収納部13と、第1カード収納部12、第2カード収納部11及び第3カード収納部13につながる共通のカード出入り口100aとを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カードが収納されるカードスタッカ装置、およびそのカードスタッカ装置を備えたカード処理装置に関する。
昨今では、一人が複数種類のカードを所有することが当たり前のようになってきている。例えば、購入額に応じて付与される金銭的価値のあるポイントや代金前払い方式における残金等の情報を記録させておくカード、あるいはメンバーであることを証明するメンバーズカードや所有者の識別情報を記録したIDカード等、複数種類のカードを所有するようになってきている。また、1種類のカードでこと足りる場合であっても、カードの紛失や盗難、不正使用の防止、利便性の向上等の観点から、あえて複数種類のカードに分けて情報を記録することが想定される。このため、カードの種類ごとにカード収納部を用意したカードスタッカ装置が望まれる。特許文献1に記載されたカードスタッカ装置では、同一種類のカードではあるが、有効カード、利用価値が無くなった無効カード、および排出したカードを利用者が取り忘れた取り忘れカードをそれぞれ別々に収納することができるよう、カード収納部が3つ用意されている。
実開平5−36568号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたカードスタッカ装置では、カード出入り口が2つあり、それら2つのカード出入り口と3つのカード収納部とを結ぶカード搬送経路が複雑化してカードスタッカ装置が大型化してしまう傾向にある。
本発明は上記事情に鑑み、複数種類のカードを種類ごと分けて収納することができる、小型化に好適なカードスタッカ装置、およびそのカードスタッカ装置を備えたカード処理装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を解決する本発明のカードスタッカ装置は、カードが収納される第1カード収納部と、
カードが収納され、上記第1カード収納部に収納されるカードのカードおもて面方向に設置された第2カード収納部と、
カードが収納され、上記第1カード収納部に収納されるカードのカード裏面方向に設置された第3カード収納部と、
上記第1カード収納部、上記第2カード収納部及び上記第3カード収納部につながる共通のカード出入り口と、を有することを特徴とする。
本発明のカードスタッカ装置によれば、3つのカード収納部を用意したため、複数種類のカードを種類ごと分けて収納することができる。また、上記共通のカード出入り口を有するため、上記カード出入り口と3つのカード収納部とを結ぶカード搬送経路が簡素化され、カードスタッカ装置を小型化するには好適である。なお、本発明のカードスタッカ装置は、少なくとも3つのカード収納部を有するものであればよく、4つ以上のカード収納部を有するものであってもよい。
また、本発明のカードスタッカ装置において、上記第1カード収納部は、上記カード出入り口に挿入されるカードのカード挿入方向に沿って上記カード出入り口と同一直線上に設置されている態様が好ましい。
この態様によれば、ストレートでカードが上記第1カード収納部に収納されるため、少なくともその第1カード収納部へカードを振り分ける機構が不要になり、構造が簡素化されて、カードスタッカ装置を小型化するにはより好適である。加えて、上記第1カード収納部は上記カード出入り口と同一直線上にあるため、撓まない厚手のカードもその第1カード収納部に収納することができる。
ここで、上記第1カード収納部、上記第2カード収納部、および上記第3カード収納部の3つのカード収納部は、上方向にカードが重ね合わせた状態で収納されるものであっても、下方向にカードが重ね合わせた状態で収納されるものであっても、横方向にカードが重ね合わせた状態で収納されるものであってもよく、さらには、1枚のカードのみが収納されるものであってもよい。
また、本発明のカードスタッカ装置において、上記第1カード収納部は、1枚のカードのみが収納されるものであり、
上記第2カード収納部及び第3カード収納部は、複数のカードが重ね合わせた状態で収納されるものであってもよい。
さらに、本発明のカードスタッカ装置において、上記カード出入り口から挿入されるカードを上記第1カード収納部に取り込んで収納し、また上記第1カード収納部に収納されているそのカードを上記カード出入り口に送り出すための第1カード搬送手段と、
上記カード出入り口から挿入されるカードを上記第2カード収納部に取り込んで収納する動作、および上記第2カード収納部に収納されている複数のカードのうち、上記第1カード収納部に最も近い位置に収納されているカードを上記カード出入り口に送り出す動作のうちの少なくともいずれか一方の動作を行う第2カード搬送手段と、
上記カード出入り口から挿入されるカードを上記第3カード収納部に取り込んで収納する動作、および上記第3カード収納部に収納されている複数のカードのうち、上記第1カード収納部に最も近い位置に収納されているカードを上記カード出入り口に送り出す動作のうちの少なくともいずれか一方の動作を行う第3カード搬送手段と、
上記第1カード収納部、上記第2カード収納部、および上記第3カード収納部の3つのカード収納部の中から選択された1つのカード収納部と上記カード出入り口とを結ぶカード搬送経路を形成する経路形成動作を行うカード搬送経路形成手段と、
上記カード搬送経路形成手段によって上記カード搬送経路が形成されたカード収納部に対応するカード搬送手段に駆動力を伝える駆動力伝達動作を行う駆動力伝達機構と、
上記経路形成動作および上記駆動力伝達動作を共通の動力源で連動させる連動機構とを有する態様であることが好ましい。
この態様によれば、上記カード搬送経路形成手段によるカード搬送経路の形成タイミングと、上記駆動力伝達機構による駆動力の伝達タイミングが一致し、両者のタイミングをわざわざ一致させるための制御が不要になる。さらに、上記カード搬送経路が形成されたカード収納部に対応するカード搬送手段に駆動力が確実に伝えられる。
上記目的を解決する本発明のカード処理装置は、上述したカードスタッカ装置と上記カードスタッカ装置に収納されるもしくは上記カードスタッカ装置から排出されるカードに対する情報の読取り又は書込みを行うためのカード処理部とを備えたことを特徴とする。
本発明のカード処理装置によれば、上述したカードスタッカ装置を備えているため、複数種類のカードを種類ごと分けて収納することができ、さらにはカード処理装置全体を小型化することができる。
また、本発明のカード処理装置において、上記カードスタッカ装置は、上記カード搬送経路形成手段を有するカードスタッカ装置であり、
上記カード処理部は、上記カード処理部に挿入されたカードの厚さを検知するためのカード厚さ検知機構を有し、
上記カード搬送経路形成手段は、第1カード収納部、第2カード収納部、および第3カード収納部の3つのカード収納部のうち上記厚さ検知機構で検知したカードの厚さに応じたカード収納部と上記カード出入り口とを結ぶカード搬送経路を形成するものであることが好ましい。
こうすることで、上記カード厚さ検知機構で検知したカードの厚さに応じて、適切なカード収納部にカードを振り分けることができる。
本発明によれば、複数種類のカードを種類ごと分けて収納することができる、小型化に好適なカードスタッカ装置、およびそのカードスタッカ装置を備えたカード処理装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるカードスタッカ装置を示す図である。
図1に示す本実施形態のカードスタッカ装置10は、カードを回収する機能とカードを発行する機能とカードを一時的に収納する機能を併せ持ったものであり、カードはその長さ方向に沿って搬送される。本実施形態のカードスタッカ装置10では、厚さの異なる2種類のカードが取り扱われる。ここでは、薄手のカードとしては熱を用いて可視像の記録と消去を繰返し行うことができるポイントカードが取り扱われ、厚手のカードとしては磁気情報を記録するIDカードが取り扱われる。ポイントカードは厚さが0.25mm程度の可撓性に富むカードであるが、IDカードは厚さが0.8mm程度のほとんど曲がらない(可撓性がほとんど無い)カードである。
この図1では、図の左側から右側に向かってカードが回収され、右側から左側に向かってカードが排出される。したがって、図1の左側が回収方向上流側になるとともに排出方向下流側にもなり、右側が回収方向下流側になるとともに排出方向上流側にもなる。以下、回収方向上流側および排出方向下流側を前側と称し、回収方向下流側および排出方向上流側を後側と称する。
図1に示すカードスタッカ装置10は、上段カード収納部11、中段カード収納部12、および下段カード収納部13の3つのカード収納部を有する。これら3つのカード収納部11〜13のうち、上段カード収納部11には、新品の薄手のポイントカードが収納されており、カード発行時には、この上段カード収納部11からカードが送り出される。下段カード収納部13には、回収された薄手のポイントカードが収納され、カード回収時には、この下段カード収納部13にはカードが取り込まれる。また、上段カード収納部11と下段カード収納部13の間に設けられた中段カード収納部12は、厚手のIDカードを1枚だけ一時的に収納するものであり、中段カード収納部12には1枚のIDカードが取り込まれ、その後、中段カード収納部12からその1枚のIDカードが送り出される。
図1に示すカードスタッカ装置10のケーシング100には、3つのカード収納部のうちの中段カード収納部12が設けられている。また、ケーシング100の上部には、上段カード収納部11が上方から嵌め込まれ、ケーシング100の下部には、下段カード収納部13が後側から差し込まれる。
図2は、図1に示すカードスタッカ装置から上段カード収納部を取り外すとともに下段カード収納部を引き抜く様子を示す図である。
図2に示すように、上段カード収納部11は上方へ取り外され、下段カード収納部13は後方へ引き抜かれ、残ったケーシング100には、中段カード収納部12が設けられている。また、ケーシング100には、第1搬送ローラ101、第2搬送ローラ102、および第3搬送ローラ103も設けられている。第1搬送ローラ101は、中段カード収納部12の前側に設けられた駆動ローラである。この第1搬送ローラ101の外周面の一部は、中段カード収納部12の底板部121側から、中段カード収納部12のカード収納空間Sに入り込んでいる。第1搬送ローラ101は、後述するモータにより正逆回転する。すなわち、図1に示す第1搬送ローラ101は、カード取り込み時には時計回りの方向に回転し、カード送り出し時には反時計回りの方向に回転する。また、中段カード収納部12の天板部122には、第1搬送ローラ101に対向する従動押圧ローラ104が設けられている。従動押圧ローラ104は、ばね部材105によって第1搬送ローラ101に向けて付勢されており、第1搬送ローラ101と従動押圧ローラ104の間にはニップ領域Nが形成されている。この従動押圧ローラ104は、第1搬送ローラ101の回転に伴って従動回転する。第1搬送ローラ101は、本発明にいう第1カード搬送手段の一例に相当する。
さらに、ケーシング100の前端には、カード出入り口100aが設けられている。図1には、そのカード出入り口100aに挿入されたIDカードCIDが示されており、そのIDカードCIDの挿入方向が矢印で表されている。このIDカードCIDは、中段カード収納部12に一時的に収納されるものである。図1に示すIDカードCIDの、おもて面csは図1の上側になり、裏面cbは図1の下側になる。上段カード収納部11は、本発明にいう第2カード収納部の一例に相当し、下段カード収納部13は、本発明にいう第3カード収納部の一例に相当する。また、中段カード収納部12は、本発明にいう第1カード収納部の一例に相当する。
また、図1に示すカードスタッカ装置10には、カード搬送経路形成手段14が設けられている。このカード搬送経路形成手段14は、3つのカード収納部11〜13のうちのいずれか一つのカード収納部とカード出入り口100aとを結ぶカード搬送経路を形成するものである。カード搬送経路形成手段14は、経路形成上部材141と経路形成下部材142を有し、図1では、中段カード収納部12とカード出入り口100aとを水平に結ぶ第2カード搬送経路L2を形成している。すなわち、図1に示す経路形成上部材141の下面1412と経路形成下部材142の上面1421は、上下方向に一定の間隔を保ってカード挿入方向(図中の矢印参照)に沿って水平に延びており、経路形成上部材141の下面1412と経路形成下部材142の上面1421の間の空間が、第2カード搬送経路L2になる。この第2カード搬送経路L2の前端はカード出入り口100aへ水平につながり、その後端は中段カード収納部12へ水平につながっている。なお、図1に示す経路形成上部材141における上面1411の前側部分はケーシング100の内壁100b近傍に位置しており、その前側部分と内壁100bの隙間は、このカードスタッカ装置10で取り扱われるカードの厚さ未満である。また、経路形成下部材142における下面1422の前側部分もケーシング100の内壁100b近傍に位置しており、下面1422の前側部分と内壁100bの隙間も、このカードスタッカ装置10で取り扱われるカードの厚さ未満である。
中段カード収納部12は、カード出入り口100aが設けられた上下方向の位置と同じ位置に設けられたものである。すなわち、本発明にいう第1カード収納部の一例に相当する中段カード収納部12は、カード出入り口100aに挿入されるカードの挿入方向(図1の矢印参照)に沿ってカード出入り口100aと同一直線上に設置されたものである。
中段カード収納部12にIDカードCIDが取り込まれるときには、図1に示すように、カード搬送経路形成手段14によって水平な第2カード搬送経路L2が形成されるとともに、第1搬送ローラ101が時計回りの方向に回転する。カード出入り口100aを通って搬送されてきたIDカードCIDは、水平な第2カード搬送経路L2を通過し、そのIDカードCIDの先端が、時計回りの方向に回転する第1搬送ローラ101と従動押圧ローラ104の間のニップ領域Nに入り込む。IDカードCIDがニップ領域Nに入り込むと、時計回りの方向に回転する第1搬送ローラ101によって、IDカードCIDの先端が中段カード収納部12の後側に到達するまでそのIDカードCIDは搬送され、IDカードCIDは中段カード収納部12に収納される。中段カード収納部12に収納されたIDカードCIDの後端側は、第1搬送ローラ101と従動押圧ローラ104の間のニップ領域Nを抜けきっておらず、IDカードCIDは第1搬送ローラ101と従動押圧ローラ104にニップされた状態で中段カード収納部12に収納されている。
一時収納していたIDカードCIDを中段カード収納部12から送り出すときには、第1搬送ローラ101が反時計回りの方向に回転する。第1搬送ローラ101と従動押圧ローラ104にニップされているIDカードCIDは、反時計回りの方向に回転する第1搬送ローラ101によって、中段カード収納部12から送り出され、水平な第2カード搬送経路L2を通って、カード出入り口100aから排出される。
中段カード収納部12は、カード出入り口100aと同一直線上に設けられたものであることから、ストレートでカードが中段カード収納部12に収納されるため、少なくともその中段カード収納部12へカードを振り分ける機構が不要になり、構造が簡素化されて、カードスタッカ装置10を小型化するにはより好適である。加えて、中段カード収納部12はカード出入り口100aと同一直線上にあるため、撓まない厚手のIDカードCIDであっても、中段カード収納部12に難なく取り込めるとともに中段カード収納部12から難なく送り出せる。
次に図3を用いて上段カード収納部について説明する。
図3は、上段カード収納部からポイントカードが送り出される様子を示す図である。なお、この図3には、後端側が第1搬送ローラ101と従動押圧ローラ104にニップされた状態で中段カード収納部12に収納されているIDカードCIDも示されている。
本発明にいう第2カード収納部の一例に相当する上段カード収納部11は、カード出入り口100aが設けられた上下方向の位置よりも上方へオフセットした位置に設けられたものである。この上段カード収納部11は、底板部111の上方にポイントカードCを積み重ねた状態で収納する。第2搬送ローラ102は、外周面の一部がその底板部111から、上段カード収納部11のカード収納空間に入り込むように設けられたものである。第2搬送ローラ102は、第1搬送ローラ101を回転させる正逆回転自在なモータにより回転する。本実施形態では、上段カード収納部11から新品のポイントカードCが送り出されるのみであり、第2搬送ローラ102は反時計回りの一方向にだけ回転すればよいが、第1搬送ローラ101と駆動源を共通にしたことにより、第2搬送ローラ102も時計回りの方向にも回転することが可能である。したがって、本実施形態のカードスタッカ装置10は、上段カード収納部11にカードを取り込む使い方もできる。上段カード収納部11の天板部材112には、収納されたカードを、押さえ板113を介して底板部111側へ向けて付勢する圧縮ばね114が設けられている。上段カード収納部11に積み重ねられたポイントカードCの中で一番下になるポイントカードCは、第2搬送ローラ102に圧接している。
また、図3に示すカード搬送経路形成手段14は、上段カード収納部11とカード出入り口100aとを結ぶ第1カード搬送経路L1を形成している。カード搬送経路形成手段14の経路形成上部材141も経路形成下部材142も、カード収納部側になる後端側を回動支点1410,1420にして上下に回動自在なものである。図3に示す経路形成下部材142は、その上面1421がカード排出方向(図中の矢印参照)に沿って水平に延びる姿勢であるが、経路形成上部材141は、下方向に回動した姿勢であり、経路形成上部材141の前端は経路形成下部材142に当接している。この結果、図3に示す経路形成上部材141における上面1411とケーシング100の内壁100bとの間には、カード排出方向に沿って延びる十分な空間が形成されており、この空間が第1カード搬送経路L1になる。この第1カード搬送経路L1の前端はカード出入り口100aへつながり、その後端は上段カード収納部11へつながっている。
上段カード収納部11から新品のポイントカードCを送り出すときには、カード搬送経路形成手段14によって第1カード搬送経路L1が形成されるとともに、第2搬送ローラ102が反時計回りの方向に回転する。第2搬送ローラ102が圧接している一番下のポイントカードCは、その第2搬送ローラ102が回転することにより、カード出入り口100aに向けて送り出され、新品のポイントカードCは、第1カード搬送経路L1を通って、カード出入り口100aから排出される。この際、上段カード収納部11から2枚のカードが貼りついた状態で一緒に送り出されそうになっても、第1カード搬送経路L1を通過する際、カードは屈曲し、貼りついた2枚のカードが屈曲することによりカードに撓みが生じる。その結果、その撓みがカード同士で貼りついていた面に位相ずれを生じさせ、貼りついていたカード同士がはがれる。カードの重送を確実に防止するために、第1カード搬送経路L1に、送り出されるカードに抗する方向に回転する分離ローラ(捌きローラ)を設けることが好ましいが、このような分離ローラを設けなくても、本実施形態のカードスタッカ装置10では重送分離が可能になる。
続いて、図4を用いて下段カード収納部について説明する。
図4は、下段カード収納部にポイントカードが取り込まれる様子を示す図である。
本発明にいう第3カード収納部の一例に相当する下段カード収納部13は、カード出入り口100aが設けられた上下方向の位置よりも下方へオフセットした位置に設けられ、上段カード収納部11を上下逆さまにしたようなものである。この下段カード収納部13の底板部131には、収納されたポイントカードCを、押さえ板133を介して天板部132側へ向けて付勢する圧縮ばね134が設けられている。収納されたポイントカードCは、この押さえ板133の上に積み重ねられた状態で収納される。第3搬送ローラ103は、外周面の一部がその天板部132から、下段カード収納部13のカード収納空間に入り込むように設けられたものである。この第3搬送ローラ103も、第1搬送ローラ101を回転させる正逆回転自在なモータにより回転する。本実施形態では、下段カード収納部13には回収するポイントカードCが取り込まれるのみであり、第3搬送ローラ103は反時計回りの一方向にだけ回転すればよいが、第2搬送ローラ102と同じく第1搬送ローラ101と駆動源を共通にしたことにより、第3搬送ローラ103も時計回りの方向にも回転することが可能である。したがって、本実施形態のカードスタッカ装置10は、下段カード収納部13からカードを送り出す使い方もできる。下段カード収納部13に積み重ねられたポイントカードCの中で一番上になるポイントカードCは、第3搬送ローラ103に圧接している。
また、図4に示すカード搬送経路形成手段14は、下段カード収納部13とカード出入り口100aとを結ぶ第3カード搬送経路L3を形成している。図4に示すカード搬送経路形成手段14は図3に示すカード搬送経路形成手段とは反対に、経路形成上部材141は、その下面1412がカード回収方向(図中の矢印参照)に沿って水平に延びる姿勢であるが、経路形成下部材142は、上方向に回動した姿勢であり、経路形成下部材142の前端は経路形成上部材141に当接している。この結果、図4に示す経路形成下部材142における下面1422とケーシング100の内壁100bとの間には、カード回収方向に沿って延びる十分な空間が形成されており、この空間が第3カード搬送経路L3になる。この第3カード搬送経路L3の前端はカード出入り口100aへつながり、その後端は下段カード収納部13へつながっている。
下段カード収納部13に回収するポイントカードCが取り込まれるときには、カード搬送経路形成手段14によって第3カード搬送経路L3が形成されるとともに、第3搬送ローラ103が反時計回りの方向に回転する。カード出入り口100aを通って回収されてきたポイントカードCは、第3カード搬送経路L3を通過し、そのポイントカードCの先端が、下段カード収納部13に積み重ねられたポイントカードCの中で一番上になるポイントカードCと反時計回りの方向に回転する第3搬送ローラ103の間に入り込む。ポイントカードCがその間に入り込むと、反時計回りの方向に回転する第3搬送ローラ103によって、ポイントカードCの先端が下段カード収納部13の後側に到達するまでそのポイントカードCは搬送され、ポイントカードCは下段カード収納部13に収納される。下段カード収納部13に収納されたポイントカードCは、下段カード収納部13に積み重ねられたポイントカードCの中で一番上のカードになる。
なお、この下段カード収納部13からカードを送り出す使い方をした場合でも、上段カード収納部11と同じく、第3カード搬送経路L3を通過する際、カードが屈曲してカードに撓みが生じ、カード同士が貼りついていた面に位相ずれが生じることでカード同士がはがれ、重送分離が可能になる。
本実施形態のカードスタッカ装置10によれば、3つのカード収納部11〜13を用意したため、複数種類のカードを種類ごと分けて収納することができる。また、共通のカード出入り口100aを有するため、各カード搬送経路L1〜L3が簡素化され、さらにはそのカード搬送経路L1〜L3の距離を短くすることができ、装置を小型化するには好適である。加えて、その共通のカード出入り口100aにより、3つのカード収納部11〜13を自由に使い分けられる。この結果、利用者一人に対する一連のカード処理において厚さの異なる2種類のカードに対して処理を行うことに対応することができる。なお、中段カード収納部12には、厚手のIDカードCIDの代わりに、薄手のポイントカードCを一時収納させてもよい。
また、カード出入り口100aと各カード収納部11〜13をつなぐカード搬送経路L1〜L3は四叉路である。すなわち、直線上に延びるカード搬送経路L2上の途中の1点を分岐点(経路形成上部材141および経路形成下部材142それぞれのカード出入り口100a側端が相当)にして、その分岐点と上段カード収納部11はカード搬送経路L1によって結ばれるとともに、その分岐点と下段カード収納部13はカード搬送経路L3によって結ばれている。本実施形態のカードスタッカ装置10では、カード搬送経路L1〜L3を四叉路にすることによって、搬送経路が短くなっている。また、カード搬送経路形成手段14が搬送経路上の一箇所にのみ設けられていることによっても、搬送経路が短くなり、さらに、カードスタッカ装置10が小型化されている。
次いで、カード搬送経路形成手段14の経路形成上部材141や経路形成下部材142を上下に回動する機構等について説明する。
図5は、図1に示すカードスタッカ装置に備えられた駆動機構を示す図である。
図5に示す駆動機構15は、連動用モータ151と、搬送用モータ152の2つのモータを有する。連動用モータ151は一方向に回転するものであり、この連動用モータ151が回転すると、ピニオンギヤ1501および減速ギヤ1502を介してクラッチ切替用ギヤ153が回転する。クラッチ切替用ギヤ153には経路形成部材回動用カムギヤ154が噛合している。経路形成部材回動用カムギヤ154には、外周溝1541と内周溝1542が設けられている。外周溝1541には、経路形成下部材142に設けられたボス部1425が入り込んでおり、内周溝1542には、経路形成上部材141に設けられたボス部1415が入り込んでいる。連動用モータ151が回転すると、外周溝1541に沿って経路形成下部材142のボス部1425が移動するとともに内周溝1542に沿って経路形成上部材141のボス部1415も移動するが、両者(1425,1415)の軌跡は異なり、経路形成上部材141と経路形成下部材142のうちの経路形成上部材141のみが回動支点1410を中心に下方に回動したり、それとは逆に、経路形成下部材142のみが回動支点1420を中心に上方に回動したりする。この結果、経路形成上部材141や経路形成下部材142の姿勢は、図1に示す姿勢になったり、図3に示す姿勢になったり、あるいは図4に示す姿勢になったりする。
また、図5に示す駆動機構15は、リンクプレート155と切り替えプレート156も有する。クラッチ切替用ギヤ153にも偏心した周溝1531が設けられており、この周溝1531には、リンクプレート155の第1ボス部1551が入り込んでいる。連動用モータ151が回転すると、クラッチ切替用ギヤ153の周溝1531に沿ってリンクプレート155の第1ボス部1551も移動し、リンクプレート155は、回動支点1550を中心に回動する。リンクプレート155の第2ボス部1552は、切り替えプレート156の長孔1565に入り込んでいる。この切り替えプレート156には、第1突出部1561(図6参照)、第2突出部1562、および第3突出部1563が設けられている。図5には、紙面手前に突出した突出先端面1562aと紙面手前に向かって漸次せり出してくる傾斜面1562bとを有する第2突出部1562、および第3突出部1563の傾斜面1563bが示されている。さらに、図5に示す駆動機構15には、クラッチ機構157が設けられている。
図6は、図5に示す駆動機構に設けられたクラッチ機構を示す上面展開図である。
この図6では、クラッチ機構157をわかりやすく説明するために、クラッチ機構157や切り替えプレート156等を展開した様子を示している。なお、図6に示すカードスタッカ装置10は、上方から見たときのものであり、各種の部品や部材等を取り除いた状態で示されている。図6には、経路形成上部材141が示されている。図6に示すように、経路形成上部材141は、カードの幅方向(図の上下方向)に離間した一対の部材からなるものである。この図6では、図の左側がカードスタッカ装置10の前側になり、図の右側がカードスタッカ装置10の後側になる。さらに、この図6には、上述した経路形成部材回動用カムギヤ154が示されるとともに、図の左から順に第1搬送ローラ101、第3搬送ローラ103、第2搬送ローラ102が示されている。なお、第3搬送ローラ103と第2搬送ローラ102は上下方向にほぼ重なった位置に設けられたものであり、上方から見ると、本来は図6に示す第3搬送ローラ103の位置に第2搬送ローラ102しか見えないが、この図6は展開図であるため、第3搬送ローラ103と第2搬送ローラ102の位置関係は無視して両者を示してある。
図6に示すクラッチ機構157は、3つの搬送ローラ101〜103それぞれに設けられたものである。各搬送ローラ101〜103のシャフト1011〜1031の一端には、第1クラッチギヤ1571がシャフト1011〜1031に固定されている。すなわち、第1クラッチギヤ1571が回転すると搬送ローラ101〜103が回転する。また、各搬送ローラ101〜103のシャフト1011〜1031の、第1クラッチギヤ1571が取り付けられた内側には、第2クラッチギヤ1572が回転自在かつ第1クラッチギヤ1571に対して接離可能に取り付けられている。第2クラッチギヤ1572は、図5に示す搬送用モータ152が回転すると、ピニオンギヤ1503やアイドラギヤ1504〜1506を介して回転する。さらに、図6に示すように、各搬送ローラ101〜103のシャフト1011〜1031には、第1クラッチギヤ1571から第2クラッチギヤ1572を引き離す方向にその第2クラッチギヤ1572を付勢するばね部材1573も設けられている。
また、図6には、図5に示す切り替えプレート156が展開された状態で示されている。切り替えプレート156の第1突出部1561は、第1搬送ローラ101のシャフト1011に取り付けられた第2クラッチギヤ1572に対応して設けられたものであり、第2突出部1562は、第2搬送ローラ102のシャフト1021に取り付けられた第2クラッチギヤ1572に対応して設けられたものであり、第3突出部1563は、第3搬送ローラ103のシャフト1031に取り付けられた第2クラッチギヤ1572に対応して設けられたものである。図6に示す切り替えプレート156は、連動用モータ151が回転してクラッチ切替用ギヤ153が1回転すると、リンクプレート155の回動により、図の横方向(カードスタッカ装置10の前後方向)に一往復する。
図7は、図6に示す切り替えプレートが移動している様子を段階的に示す図である。
図7(a)には、切り替えプレート156が、図の左側(カードスタッカ装置10の前方)に進出した様子が示されている。クラッチ切替用ギヤ153が回転することによって切り替えプレート156が図の左側に進出してくると、第2搬送ローラ102のシャフト1021に取り付けられた第2クラッチギヤ1572が、第2突出部1562の傾斜面1562bによって押され、第2クラッチギヤ1572は、第2搬送ローラ102のシャフト1021に取り付けられた第1クラッチギヤ1571に近づき、その第2クラッチギヤ1572が第2突出部1562の突出先端面1562aに乗り上げると、第2クラッチギヤ1572と第1クラッチギヤ1571が噛合する。図7(a)では、第2クラッチギヤ1572と第1クラッチギヤ1571が噛合すると、図5に示す搬送用モータ152の駆動力が、第2クラッチギヤ1572を介して第1クラッチギヤ1571に伝わり、上段カード収納部11からポイントカードCを送り出す第2搬送ローラ102が回転し始める。また、クラッチ切替用ギヤ153に噛合した経路形成部材回動用カムギヤ154も、クラッチ切替用ギヤ153とともに回転し、経路形成上部材141や経路形成下部材142の姿勢は、図3に示す姿勢になって、カード出入り口100aと上段カード収納部11とを結ぶ第1カード搬送経路L1が形成される。
図7(b)には、同図(a)に示す切り替えプレート156が、図の右側(カードスタッカ装置10の後方)に少し後退した様子が示されている。クラッチ切替用ギヤ153が引き続き回転することによって切り替えプレート156が図の左側から右側に後退してくると、第3搬送ローラ103のシャフト1031に取り付けられた第2クラッチギヤ1572が、第3突出部1563の傾斜面1563bによって押され、その第2クラッチギヤ1572が第3突出部1563の突出先端面1563aに乗り上げると、第2クラッチギヤ1572と第1クラッチギヤ1571が噛合し、図5に示す搬送用モータ152の駆動力が、第2クラッチギヤ1572を介して第1クラッチギヤ1571に伝わり、下段カード収納部13にポイントカードCを取り込む第3搬送ローラ103が回転し始める。また、クラッチ切替用ギヤ153に噛合した経路形成部材回動用カムギヤ154も、クラッチ切替用ギヤ153とともに引き続き回転し、経路形成上部材141や経路形成下部材142の姿勢は、図4に示す姿勢になって、カード出入り口100aと下段カード収納部13とを結ぶ第3カード搬送経路L3が形成される。
図7(c)には、同図(b)に示す切り替えプレート156が、図の右側(カードスタッカ装置10の後方)にさらに後退した様子が示されている。クラッチ切替用ギヤ153がさらに回転することによって切り替えプレート156が図の右側にさらに後退してくると、第1搬送ローラ101のシャフト1011に取り付けられた第2クラッチギヤ1572が、第1突出部1561の傾斜面1561bによって押され、その第2クラッチギヤ1572が第1突出部1561の突出先端面1561aに乗り上げると、第2クラッチギヤ1572と第1クラッチギヤ1571が噛合し、図5に示す搬送用モータ152の駆動力が、第2クラッチギヤ1572を介して第1クラッチギヤ1571に伝わり、中段カード収納部12にIDカードCIDを取り込むとともにその中段カード収納部12からIDカードCIDを送り出す第1搬送ローラ101が回転し始める。また、クラッチ切替用ギヤ153に噛合した経路形成部材回動用カムギヤ154も、クラッチ切替用ギヤ153とともにさらに回転し、経路形成上部材141や経路形成下部材142の姿勢は、図1に示す姿勢になって、カード出入り口100aと中段カード収納部12とを結ぶ第2カード搬送経路L2が形成される。
したがって、切り替えプレート156およびクラッチ機構157が本発明にいう駆動力伝達機構の一例に相当する。また、クラッチ切替用ギヤ153、経路形成部材回動用カムギヤ154、およびリンクプレート155を併せたものが本発明にいう連動機構の一例に相当する。
以上説明したように、本実施形態のカードスタッカ装置10では、クラッチ機構157とカード搬送経路形成手段14を、共通の連動用モータ151で制御するため、各搬送ローラ101から103の駆動と、カード搬送経路形成手段14によるカード搬送経路L1〜L3の形成を連動させることができる。その結果、カード搬送経路L1〜L3が所望のカード収納部11〜13に対して位置ズレしてしまうことが防止される。また、各搬送ローラ101〜103の駆動タイミングと、カード搬送経路形成手段14によるカード搬送経路L1〜L3の形成タイミングが一致し、両者のタイミングをわざわざ一致させるための制御が不要になる。さらに、カード搬送経路L1〜L3が形成されたカード収納部11〜13に対応する搬送ローラ101〜103に駆動力が確実に伝えられる。
次に、これまで説明してきたカードスタッカ装置10を搭載したカード処理装置について説明する。
図8は、本発明の一実施形態であるカード処理装置を模式的に示す図である。
図8に示すカード処理装置1は、図1に示すカードスタッカ装置10と、そのカードスタッカ装置10に収納されるもしくはそのカードスタッカ装置から排出されるカードに対する情報の読取り又は書込みを行うためのカード処理部20を備えている。カード処理部20は、カードを搬送しながら、リライタブル動作や磁気情報の記録や読み取り動作を行うものである。
図8では、カード処理部20のカード挿入口20aに左側からカードが挿入され、カードはその長さ方向(図8の左右方向)に沿って搬送される。カードは、カード挿入口20aに、おもて面を上にして挿入され、おもて面を上にしたまま装置内を搬送される。カード処理装置1には、カードを受け入れてから排出するまでの間、カードが1又は複数回往復する搬送路200が設けられている。また、カード処理装置1には、カード挿入口20aが設けられた側(以降、こちら側を前側と称することがある)とは反対側(以降、この反対側を後側と称することがある)にカード通過口20bが設けられている。搬送路200は、カード挿入口20aとカード通過口20bを結ぶものであり、この搬送路200では、前側から後側に向かう経路が往路になり、反対に後側から前側に向かう経路が復路になる。カード通過口20bには、カードスタッカ装置10の出入り口100aが接続されている。
また、このカード処理装置1には、この搬送路200に沿ってカードを搬送するための搬送ローラ21,22が設けられている。さらに図8では図示省略しているが、カード挿入口20a側に第1搬送ローラが設けられており、搬送路200の中間部分に設けられた第2搬送ローラ21と、後側に設けられた第3搬送ローラ22がそれぞれカードの搬送方向に沿ってカード長未満の間隔で配置されている。これらいずれの搬送ローラ21,22も上下1対のローラ(上側ローラと下側ローラ)で構成されている。上側ローラ211,221と下側ローラ212,222は互いに接しており、上側ローラ211,221と下側ローラ212,222の間がニップ領域になる。下側ローラ212,222は、不図示の駆動モータにより正逆回転する。すなわち、図8に示す下側ローラ212,222は、カードを、往路に沿って搬送するときには時計回りの方向に回転し、復路に沿って搬送するときには反時計回りの方向に回転する。一方、上側ローラ211,221は下側ローラ212,222の回転に伴って従動回転する。
また、図8に示すカード処理装置1は磁気ヘッド23も有する。ここで、図8では、カードの長さ方向(図8の左右方向)に直交するカードの幅方向は、紙面に対して垂直な方向になる。磁気ヘッド23は、カード搬送方向に関しては、第2搬送ローラ21の下側ローラ212と同じ位置に配置されているが、その下側ローラ212とはカード幅方向に間隔をあけて配置されている。カードスタッカ装置10の中段カード収納部12に一時的に収納される厚手のIDカードには、裏面に磁気ストライプが設けられている。この磁気ストライプにはカードの所有者の識別情報(ID)等が記録されている。また、薄手のポイントカードの裏面にも磁気ストライプが設けられており、ポイントカードの磁気ストライプには、金銭的価値のあるポイント数等が記録されている。図8に示す磁気ヘッド23は、裏面を下にして搬送されてきたIDカードやポイントカードの磁気ストライプが、ちょうど真上を通過する位置に配置されている。磁気ヘッド23は、磁気ストライプに記録されている磁気データを読み出したり、あるいはその磁気ストライプに磁気データを書き込んだりする。
さらに、図8に示すカード処理装置1は、印字ヘッド25と消去ヘッド26も備えている。印字ヘッド25と消去ヘッド26は、第2搬送ローラ21と第3搬送ローラ22の間に、カード搬送方向に沿って前側からこの記載順に配置されている。
図8に示す印字ヘッド25と消去ヘッド26はいずれも、搬送されているポイントカードのおもて面に対向するように搬送路200の上方に配置されたものである。薄手のポイントカードのおもて面の中央部分には、ロイコ系リライタブル記録材料からなる印字領域が設けられている。なお、白濁式の熱可逆性材料からなる印字領域が設けられたカードであってもよい。
また、搬送路200を間において、印字ヘッド25の下方には印字プラテンローラ251が配置されているとともに、消去ヘッド26の下方には消去プラテンローラ261が配置されている。印字プラテンローラ251も消去プラテンローラ261も、不図示の駆動モータにより正逆回転する。すなわち、これらのプラテンローラ251,261は、各搬送ローラ21,22の下側ローラ212,222と同じ方向に回転駆動する。
印字ヘッド25は、カード幅方向に延在したサーマルヘッドであり、カード幅方向に並んだ複数の抵抗素子を有する。複数の抵抗素子に対して選択的に通電を行うことで、通電された抵抗素子が発熱する。発熱した抵抗素子に接した、ポイントカードおもて面の印字領域には印字が施される。
消去ヘッド26も、印字ヘッド25と同じく、カード幅方向に延在したものである。この消去ヘッド26は、幅数ミリの面状の抵抗体をセラミック基材に貼り合わせたものであり、通電されることで、面状の抵抗体の全面が発熱する。発熱した抵抗体に接した印字領域に印字されていた画像(文字等)が消去される。
なお、印字ヘッド25も消去ヘッド26も、駆動する必要がないときにはカード搬送の妨げとならぬよう、上方へ退避している。
またさらに、図8に示すカード処理装置1は、カード挿入口20aと第2搬送ローラ21の間にカード厚さ検知機構27を備えている。このカード厚さ検知機構27は、カード挿入口20aに挿入されたカードの厚さを検知するためのものであり、ソレノイド271、リンクレバー272、固定ローラ273、遮蔽板274、厚さ検出センサ275、および引っ張りばね276を有する。リンクレバー272はT字状の部材であり、下端が前後方向の長孔2721を介してソレノイド271に連結されているとともに、図8に示す左端(カード挿入口側端)は前後方向の長孔2722を介して遮蔽板274に連結されている。また、図8に示す右端には、このリンクレバー272の回動中心になる中心軸2723が設けられており、さらにこの右端は、引っ張りばね276によって下方に付勢されている。またさらに、ソレノイド271が連結された長孔2721の上には、可動ローラ2724が回転自在に設けられている。固定ローラ273は搬送路200の上部でこの可動ローラ2724に対向するように回転自在かつ上下動不能に設置されたものである。遮蔽板274は、回動軸2741を中心にして回動するものである。厚さ検出センサ275は、発光素子と受光素子を組み合わせた透過式のものである。
図9は、図8に示すカード厚さ検知機構によるカードの厚さ検知を説明するための図である。
図8に示すカード処理部2のカード挿入口20aには、厚さが0.25mm程度の薄手のポイントカードか、厚さが0.8mm程度の厚手のIDカードが挿入される。
図9(a)は、カード厚さ検知機構27の待機状態を示す図である。ソレノイド271のプランジャ2711は上方へ進出するものであるが、図9(a)に示すプランジャ2711は下方へ引き込まれた状態にある。また、可動ローラ2724は、ソレノイド271が駆動することで上下動し、固定ローラ273に対して接離するものである。図9(a)に示す可動ローラ2724は、下がった位置にあり、固定ローラ273から十分離れている。このため、可動ローラ2724と固定ローラ273の上下方向の間隔は、厚手のIDカードの厚さよりも大きくなっている。また、図9(a)に示す遮蔽板274は左方向に大きく振れており、透過式の厚さ検出センサ275を遮蔽している状態にある。カード厚さ検知機構27は、カード挿入口20aにカードが挿入されるまで、この状態で待機する。
図9(b)は、厚手のIDカードCIDがカード挿入口20aに挿入された状態を示す図である。
カード処理部20の搬送路には、図示省略したが、搬送されているカードの位置を検出するセンサが複数箇所に設けられている。図8に示すカード挿入口20aに挿入されたカードが、可動ローラ2724と固定ローラ273の間を所定量通過した時点で、カードの搬送を一旦停止させ、搬送を一旦停止したカードを、可動ローラ2724と固定ローラ273で挟み込むまでソレノイド271のプランジャ2711を上方へ進出させる。この際、ソレノイド271のプランジャ2711は引っ張りばね276のばね力に助けられて上方へ進出する。固定ローラ273と、プランジャ2711の上方への進出によって上昇した可動ローラ2724とでカードを挟み込んだ状態で、厚さ検出センサ275からのオン信号を判定する。すなわち、図9(b)に示すように、可動ローラ2724と固定ローラ273で厚手のIDカードCIDを挟み込んだ状態では、透過式の厚さ検出センサ275は遮蔽板274によってまだ遮蔽されており、厚さ検出センサ275からオン信号は出力されていない。カード処理装置1では、カード挿入口20aにカードが挿入されても、厚さ検出センサ275からオン信号が出力されてこなければ、挿入されたカードは厚手のIDカードCIDであると判定する。
一方、図9(c)は、薄手のポイントカードCがカード挿入口20aに挿入された状態を示す図である。
図9(c)に示すように、可動ローラ2724と固定ローラ273で薄手のポイントカードCを挟み込んだ状態では、遮蔽板274が大きく右に回動し、透過式の厚さ検出センサ275からオン信号が出力される。カード処理装置1では、厚さ検出センサ275からオン信号が出力されてくると、挿入されたカードは薄手のポイントカードCであると判定する。
なお、ソレノイド271のプランジャ2711を下方へ引き込む際には、引っ張りばね276のばね力に打ち勝ってプランジャ2711が引き込まれる。
以上説明したカード厚さ検知機構27によれば、検知したカードの厚さに応じて、適切なカード収納部11〜13にカードを振り分けることができる。また、このカード厚さ検知機構27では、カードの厚さを検知する際に、カードの搬送は一旦停止される。このため、検知精度が高まるとともに、可動ローラ2724と固定ローラ273でカードを挟み込んでもカードが汚れにくい。
続いて、図8に示すカード処理装置1において、利用者一人に対する一連のカード処理について説明する。
図8に示すカード挿入口20aにカードが挿入されると、不図示の第1搬送ローラの下側ローラが時計回りの方向に回転し始め、装置内にそのカードを受け入れる。まず、カードは搬送路200の往路に沿って搬送される。ここでの搬送は、1往復目の往路に沿った搬送に相当する。カードを受け入れたときのカード処理装置1の状態は、印字ヘッド25および消去ヘッド26はいずれも駆動しておらず、上方へ退避した状態にある。また、図9を用いて説明したように、挿入されたカードの厚さ検知が、カード厚さ検知機構27によって行われる。ここでは、厚手のIDカードCIDがカード挿入口20aに挿入されたことにする。挿入されたカードが厚手のIDカードCIDであると判定されると、カードスタッカ装置20は、図5に示す連動モータ151を駆動して、カード搬送経路形成手段14によって、カード出入り口100aと中段カード収納部12とを結ぶ図8に示す第2カード搬送経路L2を形成するとともに、図7(c)に示すように、切り替えプレート156およびクラッチ機構157によって、中段カード収納部12にIDカードCIDを取り込む第1搬送ローラ101が回転し始める。
また、カード処理部20でも、第1〜第3搬送ローラ21,22それぞれの下側ローラ212,222や、印字プラテンローラ251や消去プラテンローラ261が、時計回りの方向に回転する。往路に沿って搬送され始めたIDカードCIDは、やがて磁気ヘッド23を通過する。このとき、磁気ヘッド23は駆動しており、通過するIDカードCIDの磁気ストライプに記録されている磁気データを読み取る。磁気ヘッド23を通過したIDカードCIDは、カード通過口20bに接続されたカードスタッカ装置10の出入り口100aを通って、さらに第2カード搬送経路L2を通過して、中段カード収納部12に収納される。カード処理装置1では、IDカードCIDの磁気ストライプに記録されている磁気データから、カード処理装置1を現在利用している利用者を識別する。なお、IDカードCIDによる利用者の識別が不能であった場合には、中段カード収納部12に収納したIDカードCIDをすぐさま、復路に沿ってカード処理部20のカード挿入口20aまで戻し、利用者にIDカードCIDを返却するとともに、返却したIDカードCIDは受け付け不能であることを報知する。
IDカードCIDによって利用者が識別できた場合には、中段カード収納部12にIDカードCIDを収納した状態で、カード挿入口20aにポイントカードCが挿入されるのを待つ。IDカードCIDの所有者が、カード挿入口20aからポイントカードCを挿入すると、挿入されたカードの厚さ検知が、カード厚さ検知機構27によって再び行われる。挿入されたカードが薄手のポイントカードCであると判定されると、カードスタッカ装置10は、図5に示す連動用モータ151を駆動して、今度は、カード搬送経路形成手段14によって、カード出入り口100aと下段カード収納部13とを結ぶ第3カード搬送経路L3(図4参照)を形成するとともに、図7(b)に示すように、切り替えプレート156およびクラッチ機構157によって、下段カード収納部13にポイントカードCを取り込む第3搬送ローラ103が回転し始める。
また、カード処理部20でも、第1〜第3搬送ローラ21,22それぞれの下側ローラ212,222や、印字プラテンローラ251や消去プラテンローラ261が、時計回りの方向に再び回転し始める。1往復目の往路に沿って搬送され始めたポイントカードCは、やがて磁気ヘッド23を通過する。このときも、磁気ヘッド23は駆動しており、通過するポイントカードCの磁気ストライプに記録されている磁気データを読み取る。ここで、磁気データを読み取ることができない、もしくは磁気データを書き込むことができない場合は、不良カードとして下段カード収納部13に回収する。ポイントカードCが下段カード収納部13に回収されると、カードスタッカ装置10は、図5に示す連動モータ151を駆動して、カード搬送経路形成手段14によって、カード出入り口100aと上段カード収納部11とを結ぶ第1カード搬送経路L1(図3参照)を形成するとともに、図7(a)に示すように、切り替えプレート156およびクラッチ機構157によって第2搬送ローラ102が回転し始める。この結果、上段カード収納部11から新品のポイントカードCが発行される。このように、本実施形態のカード処理装置1では、中段カード収納部12にカードを収納した状態であっても、上段カード収納部11からのカードの発行や下段カード収納部13へのカードの回収が可能である。
カード処理装置1では、ポイントカードCの磁気ストライプに記録されている磁気データから、そのポイントカードCに記録されている金銭的価値のあるポイント数を取得する。カード処理装置1は、不図示のホストコンピュータに接続されている。ホストコンピュータには、利用者の現在のポイント数が記憶されている。カード処理装置1は、IDカードCIDの磁気データから識別した利用者の現在のポイント数をホストコンピュータに問い合わせ、ホストコンピュータからポイント数の回答を得る。カード処理装置1は、ポイントカードCに記録されているポイント数とホストコンピュータから得たポイント数が一致するか否かを判定し、不一致であれば、ポイントカードCを復路に沿って搬送し、カード処理部20のカード挿入口20aまで戻して利用者にポイントカードCを返却するとともに、返却したポイントカードCは受け付け不能であることを報知する。
往路を搬送されているカードにおいては、図8の右側が先端になり左側が後端になる(以下の説明でも同じ)。往路を搬送されてきたポイントカードCは、カードの後端部分が第3搬送ローラ22を抜けきる前に搬送が中止され、カードの先端から半分以上がカードスタッカ装置10の下段カード収納部13に入り込んだ状態で停止する。ポイントカードCに記録されているポイント数とホストコンピュータから得たポイント数が一致していれば、ポイントカードCはこの状態で待機する。以下、この状態を後側待機状態と称することにする。この後側待機状態では、ポイントカードCの後端部分が第3搬送ローラ22にニップされている。
カード処理装置1は、排出指令が発せられるのを待つ。本実施形態のカード処理装置1では、カードの持ち主が不図示のカード返却ボタンを押さないと、カードが持ち主に返却されない。排出指令とは、カードの持ち主がカード返却ボタンを押したときに発せられる指令である。なお、カード返却ボタンを設けずに、ポイントカードCを受け入れるとカード排出(返却)まで最短の時間で行う態様であってもよい。
排出指令が発せられると、後側待機状態にあったポイントカードCを復路に沿って搬送する。何往復目かに限らずカードを復路に沿って搬送する際には、第1〜第3搬送ローラの下側ローラ212,222や印字プラテンローラ251や消去プラテンローラ261が反時計回りの方向に回転する。また、ポイントカードCを1往復目の復路に沿って搬送するときのカード処理装置1の状態は、消去ヘッド26と印字ヘッド25はいずれも上方へ退避したままであり、磁気ヘッド23のみが駆動する。1往復目の復路に沿って搬送され始めたポイントカードCは、やがて磁気ヘッド23を通過する。磁気ヘッド23は、通過するポイントカードCの磁気ストライプに、今回更新されたポイント数等を表す磁気データを書き込む。磁気ヘッド23を通過したポイントカードCはカード挿入口20aに向けてさらに搬送される。復路に沿って搬送しているポイントカードCの搬送は、そのポイントカードCの先端がカード挿入口20aの手前に達すると、すぐさま、2往復目の往路の搬送が始まる。この2往復目の往路の搬送では、磁気ヘッド23が、先に書き込んだ磁気データを今度は読み取り、ポイントカードCはその後、後側待機状態になる。カード処理装置1は、読み取った磁気データに基づく情報を不図示のホストコンピュータに送信する。ホストコンピュータでは、今回書き込まれた磁気データが正しく書き込まれているか否かをチェックし、チェック結果をカード処理装置1に返信する。すなわちベリファイが行われる。
カード処理装置1は、ホストコンピュータからのチェック結果を受けて、今回書き込んだ磁気データに誤りがないか否かを判定し、誤りがあれば、磁気データの再書き込みを行う。磁気データの再書き込みから誤り判定が行われるまでの間に、後側待機状態にあるポイントカードCは搬送路200を一往復する。一方、今回書き込んだ磁気データに誤りがなければ、後側待機状態にあったポイントカードCが、2往復目の復路に沿って搬送され始める。
ポイントカードCを2往復目の復路に沿って搬送するときのカード処理装置1の状態は、消去ヘッド26と印字ヘッド25の双方が搬送路200に臨む位置まで下げられた状態にある。復路では、消去ヘッド26よりも印字ヘッド25の方がカード搬送方向下流側に位置する。消去ヘッド26も印字ヘッド25も駆動しており、消去ヘッド26によってポイントカードCの印字領域を消去しつつ、消去された印字領域に下流側の印字ヘッド25によって新たな印字を行う。こうして新たな印字が行われたポイントカードCはカード挿入口20aから排出され、そのポイントカードCの持ち主に返却される。
次いで、中段カード収納部12に収納されているIDカードCIDを復路に沿って搬送し、必要があれば、IDカードCIDの磁気ストライプに磁気データを書き込む。IDカードCIDもカード挿入口20aから排出され、そのIDカードCIDの持ち主に返却される。
以上説明したように、本実施形態のカード処理装置1は、利用者一人に対する一連のカード処理において、厚さの異なる2種類のカードに対して処理を行うことができる。
なお、本実施形態のカード処理装置1やカードスタッカ装置10が取り扱うことができるカードは、IDカードやポイントカードに限らず、様々なカードを取り扱うことができ、厚さが同じ2種類のカードであっても取り扱うことができる。また、カード収納部の数は3つに限られず、4つ以上であってもよい。
本発明の一実施形態であるカードスタッカ装置を示す図である。 図1に示すカードスタッカ装置から上段カード収納部を取り外すとともに下段カード収納部を引き抜く様子を示す図である。 上段カード収納部からポイントカードが送り出される様子を示す図である。 下段カード収納部にポイントカードが取り込まれる様子を示す図である。 図1に示すカードスタッカ装置に備えられた駆動機構を示す図である。 図5に示す駆動機構に設けられたクラッチ機構を示す上面展開図である。 図6に示す切り替えプレートが移動している様子を段階的に示す図である。 本発明の一実施形態であるカード処理装置を模式的に示す図である。 図8に示すカード厚さ検知機構によるカードの厚さ検知を説明するための図である。
符号の説明
1 カード処理装置
10 カードスタッカ装置
11 上段カード収納部
12 中段カード収納部
13 下段カード収納部
100a カード出入り口
101 第1搬送ローラ
102 第2搬送ローラ
103 第3搬送ローラ
14 カード搬送経路形成手段
141 経路形成上部材
142 経路形成下部材
156 切り替えプレート
157 クラッチ機構
153 クラッチ切替用ギヤ
154 経路形成部材回動用カムギヤ
155 リンクプレート
20 カード処理部
27 カード厚さ検知機構
ID IDカード
cs おもて面
cb 裏面
ポイントカード

Claims (6)

  1. カードが収納される第1カード収納部と、
    カードが収納され、前記第1カード収納部に収納されるカードのカードおもて面方向に設置された第2カード収納部と、
    カードが収納され、前記第1カード収納部に収納されるカードのカード裏面方向に設置された第3カード収納部と、
    前記第1カード収納部、前記第2カード収納部及び前記第3カード収納部につながる共通のカード出入り口と、を有することを特徴とするカードスタッカ装置。
  2. 前記第1カード収納部は、前記カード出入り口に挿入されるカードのカード挿入方向に沿って前記カード出入り口と同一直線上に設置されていることを特徴とする請求項1に記載のカードスタッカ装置。
  3. 前記第1カード収納部は、1枚のカードのみが収納されるものであり、
    前記第2カード収納部及び第3カード収納部は、複数のカードが重ね合わせた状態で収納されるものであることを特徴とする請求項2に記載のカードスタッカ装置。
  4. 前記カード出入り口から挿入されるカードを前記第1カード収納部に取り込んで収納し、また前記第1カード収納部に収納されている該カードを前記カード出入り口に送り出すための第1カード搬送手段と、
    前記カード出入り口から挿入されるカードを前記第2カード収納部に取り込んで収納する動作、および前記第2カード収納部に収納されている複数のカードのうち、前記第1カード収納部に最も近い位置に収納されているカードを前記カード出入り口に送り出す動作のうちの少なくともいずれか一方の動作を行う第2カード搬送手段と、
    前記カード出入り口から挿入されるカードを前記第3カード収納部に取り込んで収納する動作、および前記第3カード収納部に収納されている複数のカードのうち、前記第1カード収納部に最も近い位置に収納されているカードを前記カード出入り口に送り出す動作のうちの少なくともいずれか一方の動作を行う第3カード搬送手段と、
    前記第1カード収納部、前記第2カード収納部、および前記第3カード収納部の3つのカード収納部の中から選択された1つのカード収納部と前記カード出入り口とを結ぶカード搬送経路を形成する経路形成動作を行うカード搬送経路形成手段と、
    前記カード搬送経路形成手段によって前記カード搬送経路が形成されたカード収納部に対応するカード搬送手段に駆動力を伝える駆動力伝達動作を行う駆動力伝達機構と、
    前記経路形成動作および前記駆動力伝達動作を共通の動力源で連動させる連動機構とを有することを特徴とする請求項3に記載のカードスタッカ装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のカードスタッカ装置と前記カードスタッカ装置に収納されるもしくは前記カードスタッカ装置から排出されるカードに対する情報の読取り又は書込みを行うためのカード処理部とを備えたことを特徴とするカード処理装置。
  6. 前記カードスタッカ装置は、請求項4記載のカードスタッカ装置であり、
    前記カード処理部は、前記カード処理部に挿入されたカードの厚さを検知するためのカード厚さ検知機構を有し、
    前記カード搬送経路形成手段は、第1カード収納部、第2カード収納部、および第3カード収納部の3つのカード収納部のうち前記厚さ検知機構で検知したカードの厚さに応じたカード収納部と前記カード出入り口とを結ぶカード搬送経路を形成するものであることを特徴とする請求項5記載のカード処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102419821A (zh) * 2011-12-07 2012-04-18 湖南长城信息金融设备有限责任公司 一种防止卡片在卡箱内翻转的机构
CN112116034A (zh) * 2020-09-03 2020-12-22 深圳集怡科技有限公司 一种发卡机

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