JP2006255895A - 記録装置、記録制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録装置において、被記録材の外側にはみ出して記録が実行されてしまったり、記録実行後の被記録材における四辺の余白幅が極端に大きくなり過ぎてしまったりする虞を低減させる。
【解決手段】 ユーザによるレイアウト設定がなされた後、ユーザによる所定の記録実行操作により記録紙Pへの記録制御が開始される(ステップS1)。記録操作スイッチ36がユーザにより操作されると、まず給紙トレイ57に積重されている記録紙Pが搬送経路へ自動給紙される(ステップS2)。給紙後の記録紙Pのサイズ及び記録紙Pの位置を検出する所定の処理手順が実行される(ステップS3)。算出した記録紙サイズ及び中心値(記録紙Pの中心位置)に基づいて、画像展開領域IMF1を設定した後(ステップS4)、記録紙Pへの記録を実行する(ステップS5)。
【選択図】図7

Description

本発明は、被記録材への記録を実行する記録実行手段と、被記録材の有無を検出可能な被記録材検出手段とを備えた記録装置に関する。
いわゆるインクジェットプリンタ等の記録装置は、印刷用紙等の被記録材を自動給送する自動給紙装置(ASF:オート・シート・フィーダ)を備えているのが一般的である。自動給紙装置は、給紙トレイや給紙カセット等に積重された被記録材を分離手段により分離しつつ自動給送するので、複数の被記録材が重送されることなく一ずつ(1枚ずつ)記録ヘッド等による記録実行領域へと自動給送することができる。また、記録を実行する被記録材のサイズは、記録装置に情報伝送可能に接続された情報処理装置(パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ等)の操作により、或いは記録装置の操作部の操作等により、記録実行操作時にユーザが予め設定するようになっているのが一般的である。
ところが、給紙トレイや給紙カセット等に被記録材を積重する際に、ユーザが被記録材のサイズ(A4、B5等)を間違える場合がある。すなわち、記録実行操作時に設定したサイズと異なるサイズの被記録材を給紙トレイや給紙カセット等に載置してしまう場合がある。すると、記録実行操作時に設定したサイズと異なるサイズの被記録材が自動給送され、そのまま記録が実行されてしまい、被記録材の外側にはみ出してインクが噴射されてしまったり、四辺の余白幅が極端に大きくなり過ぎてしまったりする等の虞がある。
このような課題を解決する従来技術の一例としては、自動給紙装置等により自動給送した被記録材へ記録を実行する前に、キャリッジに搭載した反射型の光センサ等で被記録材(用紙)の先端、後端及び両側端を検出して自動給送された被記録材の幅(用紙幅)及び長さ(用紙長さ)を検出するプリンタが公知である(例えば、特許文献1を参照)。キャリッジに搭載した反射型の光センサ等により検出した被記録材の「幅」及び「長さ」に基づいて自動給送された「用紙サイズ」を検出し、それに応じて記録データ(印字データ)を最適フォーマットで記録できる。それによって、被記録材の外側にはみ出して記録ヘッドからインクが噴射されてしまったり、四辺の余白幅が極端に大きくなり過ぎてしまったりする等が防止されることが期待できる。
特開2001−10151号公報
ところが、上記従来技術においては、被記録材(用紙)の先端、後端及び両側端を検出し、その検出値から「用紙幅」及び「用紙長さ」を検出して「用紙サイズ」を特定しているが、その用紙の給紙位置については何ら言及されていない。これは、給紙トレイや給紙カセット等に被記録材を積重する際に、被記録材のサイズをユーザが間違えることはあっても、被記録材の積重位置は、被記録材のサイズに応じて常に正しい積重位置にユーザが載置することを前提としているに他ならない。この前提は、従来の一般的なインクジェットプリンタ等の記録装置全般に共通するものである。
したがって、ユーザが給紙トレイや給紙カセット等に被記録材を積重する際に、たとえ被記録材のサイズを間違えなかったとしても、その被記録材が正しい積重位置に積重されていなければ、被記録材が所定位置からずれた位置へ給紙されて記録が実行されてしまう。そのため、依然として、被記録材の外側にはみ出して記録ヘッドからインクが噴射されてしまったり、四辺の余白幅が極端に大きくなり過ぎてしまったりする等の虞が生じることになる。
そして、ユーザが誤った積重位置に被記録材を載置してしまうことを防止すべく給紙トレイや給紙カセット等に様々な機構的工夫等を凝らしたとしても、その可能性を完全に排除することは不可能である。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、記録装置において、被記録材の外側にはみ出して記録が実行されてしまったり、記録実行後の被記録材における四辺の余白幅が極端に大きくなり過ぎてしまったりする虞を低減させることにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、被記録材への記録を実行する記録実行手段と、被記録材の有無を検出可能な被記録材検出手段と、前記記録実行手段を制御する記録制御装置とを備えた記録装置であって、前記記録制御装置は、前記被記録材検出手段による被記録材の検出状態に基づいて、前記記録実行手段により記録が実行される際の被記録材の位置及び大きさを予め特定し、特定した被記録材の位置及び大きさに基づいて、当該被記録材への記録制御を実行する、ことを特徴とした記録装置である。
このように、被記録材検出手段による被記録材の検出状態に基づいて、記録実行手段により記録が実行される際の被記録材の位置及び大きさを予め特定する。それによって、ユーザが記録実行時に設定した被記録材サイズに関わらず、特定した被記録材の大きさに基づいて記録を実行することによって、被記録材の外側に記録が実行されてしまうことを防止できる。
そして、被記録材の大きさのみならず、その被記録材の位置も予め特定することによって、被記録材への記録が実行される際の被記録材の位置に関わらず、特定した被記録材の位置に基づいて記録を実行することによって、被記録材に対する記録実行位置が相対的にずれてしまうことを防止できる。
これにより、本発明の第1の態様に記載の記録装置によれば、ユーザが記録実行時に設定した被記録材サイズ及び記録が実行される際の被記録材の位置に関わらず、被記録材の外側に記録が実行されてしまったり、被記録材に対する記録実行位置が相対的にずれてしまったりすることを防止できるので、被記録材の外側にはみ出して記録が実行されてしまったり、記録実行後の被記録材における四辺の余白幅が極端に大きくなり過ぎてしまったりする虞を低減させることができるという作用効果が得られる。
本発明の第2の態様は、前述した第1の態様において、前記記録制御装置は、前記被記録材検出手段による被記録材の検出状態に基づいて、前記記録実行手段により記録が実行される際の被記録材の位置及び大きさを予め特定し、特定した被記録材の位置及び大きさに基づいて被記録材領域を設定し、前記被記録材領域に応じて画像展開領域を設定し、前記画像展開領域にデジタル画像データを展開して前記画像展開領域の記録制御を実行する、ことを特徴とした記録装置である。
まず、特定した被記録材の位置及び大きさに基づいて被記録材領域を設定する。被記録材領域とは、記録装置の記録実行可能領域における被記録材の領域である。つづいて、設定した被記録材領域に応じて画像展開領域を設定する。画像展開領域は、記録対象のデジタル画像データが展開されて記録が実行される領域である。そして、画像展開領域にデジタル画像データを展開して画像展開領域の記録制御を実行する。それによって、ユーザが記録実行時に設定した被記録材サイズ及び被記録材への記録が実行される際の被記録材の位置に関わらず、被記録材の外側に記録が実行されてしまったり、被記録材に対する記録実行位置が相対的にずれてしまったりすることを防止できる。
本発明の第3の態様は、前述した第1の態様又は第2の態様において、前記被記録材検出手段は、矩形の平面視形状を有する被記録材の四辺のうち、少なくともいずれか三辺の端部位置を検出可能な構成を有し、前記記録制御装置は、前記被記録材搬送手段で検出した被記録材の端部位置から前記記録実行手段により記録が実行される際の被記録材の位置及び大きさを特定する、ことを特徴とした記録装置である。
このように、例えば一般的な記録紙(印刷用紙)のような矩形の平面視形状の被記録材においては、被記録材の四辺のうち少なくともいずれか三辺の端部位置を検出して特定することができれば、その端部位置から少なくとも被記録材の横幅又は縦幅のいずれかを特定することができる。それによって、一般的な定形サイズの記録紙(A4、B5等)であれば、被記録材の横幅又は縦幅のいずれかに基づいて被記録材の大きさ(サイズ)を予め特定することができる。そして、被記録材の四辺のうち少なくともいずれか三辺の端部位置を検出することによって、被記録材の縦方向位置と横方向位置とを特定できるので、被記録材の大きさのみならず被記録材の位置も予め特定することができる。
本発明の第4の態様は、前述した第3の態様において、前記記録制御装置は、特定した被記録材の大きさが定形サイズの被記録材サイズのいずれにも一致しない場合には、特定した被記録材の大きさより小さい定形サイズの被記録材の大きさに基づいて被記録材領域を設定する、ことを特徴とした記録装置である。
このように、特定した被記録材の大きさが定形サイズの被記録材サイズのいずれにも一致しない場合には、特定した被記録材の大きさより小さい定形サイズの被記録材領域を設定して記録を実行するようにしても良い。この場合、当該被記録材は、定形サイズの被記録材ではないことから、記録実行後の被記録材における四辺の余白幅が一定になることは保証されないが、少なくとも被記録材の外側に記録が実行されてしまうことなく記録を実行することができる。
本発明の第5の態様は、前述した第3の態様又は第4の態様において、前記記録実行手段は、被記録材を副走査方向へ搬送可能な被記録材搬送手段と、被記録材の記録面へデジタル画像データに基づくドットを形成するドット形成手段を前記被記録材搬送手段による被記録材の搬送経路上で主走査方向へ往復動可能に配設されたキャリッジとを有し、前記被記録材検出手段は、前記キャリッジに搭載された被記録材の有無を非接触検出可能な光学式センサと、前記搬送経路を搬送される被記録材の副走査方向の先端位置を検出可能な検出器とを有し、前記記録制御装置は、前記キャリッジを主走査方向へ往復動させた際の前記光学式センサによる被記録材の検出状態及び前記キャリッジの移動位置から特定した前記搬送経路上の被記録材の主走査方向両側端位置と、前記検出器により被記録材の先端が検出された時点での被記録材の搬送位置から特定した前記搬送経路上の被記録材の副走査方向先端位置とに基づいて、前記記録実行手段により記録が実行される際の被記録材の位置及び大きさを予め特定する、ことを特徴とした記録装置である。
このように、キャリッジに搭載した光学式センサで主走査方向の被記録材の両端位置を検出し、先端検出器で副走査方向の被記録材の先端位置を検出することによって、被記録材の四辺のうち、少なくとも三辺(両側端、先端)の端部位置を被記録材先端近傍で検出することができる。それによって、副走査方向へ搬送される被記録材への記録が開始される前に被記録材の位置及び大きさを予め特定することができる。
本発明の第6の態様は、被記録材への記録を実行する記録実行手段と、被記録材の有無を検出可能な被記録材検出手段とを備えた記録装置の制御をコンピュータに実行させるための記録制御プログラムであって、前記被記録材検出手段による被記録材の検出状態に基づいて、前記記録実行手段により記録が実行される際の被記録材の位置及び大きさを予め特定する手順と、特定した被記録材の位置及び大きさに基づいて、当該被記録材への記録制御を実行する手順とを有する、ことを特徴とした記録制御プログラムである。
本発明の第6の態様に記載の記録制御プログラムによれば、この記録制御プログラムを実行可能な任意の記録装置に、前述した第1の態様に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明に係る「記録装置」の一例としてのインクジェット式記録装置の概略構成について説明する。
図1は、本発明に係るインクジェット式記録装置の要部平面図であり、図2はその側面図である。図3は、本発明に係るインクジェット式記録装置と「情報処理装置」とで構成される記録システムの概略のブロック図である。
インクジェット式記録装置50は、矩形の平面視形状を有する「被記録材」としての記録紙Pにインクを噴射して記録面へデジタル画像データ等に基づくドットを形成する「ドット形成手段」としての記録ヘッド62を後述する「被記録材搬送手段」による記録紙Pの搬送経路上で主走査方向Xへ往復動可能に配設されたキャリッジ61を備えている。キャリッジ61は、主走査方向Xに移動可能にキャリッジガイド軸51に軸支されている。キャリッジ61には、記録ヘッド62と後述するPWセンサ34とが搭載されており、CRモータ63(図3)の回転駆動力が図示していないベルト伝達機構によって伝達されて主走査方向Xに往復動する。記録ヘッド62のヘッド面と対向する位置には、記録ヘッド62のヘッド面と記録紙Pとのギャップを規定するプラテン52が設けられている。
キャリッジ61の主走査方向Xへの往復動領域の一端側の外側には、公知のキャッピング装置59が設けられている。記録を実行しない待機状態においては、キャリッジ61がキャッピング装置59の上まで移動して停止し、キャッピング装置59に配設されているキャップCPによって記録ヘッド62のヘッド面が封止される。このキャリッジ61の停止位置は、ホームポジションHPとして規定される。
また、インクジェット式記録装置50には、記録ヘッド62を記録紙Pに対して副走査方向Yに走査させる「被記録材搬送手段」として、記録紙Pを副走査方向Yに搬送する搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54が設けられている。搬送駆動ローラ53は、PFモータ58(図3)の回転駆動力が歯車伝達されて回転し、搬送駆動ローラ53の回転により、記録紙Pは副走査方向Yに搬送される。搬送従動ローラ54は、複数設けられており、それぞれ個々に搬送駆動ローラ53に付勢され、記録紙Pが搬送駆動ローラ53の回転により搬送される際に、記録紙Pに接しながら記録紙Pの搬送に従動して回転する。搬送駆動ローラ53の外周面には、高摩擦抵抗を有する皮膜が施されている。搬送従動ローラ54によって、搬送駆動ローラ53の外周面に押しつけられた記録紙Pは、その外周面の摩擦抵抗によって搬送駆動ローラ53の外周面に密着し、搬送駆動ローラ53の回転によって副走査方向に搬送される。
インクジェット記録装置50の「記録実行手段」は、上述したキャリッジ61と「被記録材搬送手段」とを有して構成され、キャリッジ61とプラテン52の間に記録紙Pを副走査方向Yに所定の搬送量で搬送する動作と、記録ヘッド62を主走査方向Xに一往復させる間に記録ヘッド62から記録紙Pにインクを噴射する動作とを交互に繰り返すことによって記録紙Pに記録が行われる。
搬送駆動ローラ53の副走査方向Yの上流側には、多数の記録紙Pを積重可能な「被記録材積重手段」としての給紙トレイ57が配設されている。給紙トレイ57は、例えば普通紙やフォト紙等の記録紙Pを給紙(給送)可能な構成となっている。給紙トレイ57の近傍には、給紙トレイ57に積重されている記録紙Pの最上位の記録紙Pを「記録実行手段」へ自動給送する「自動給送手段」としてのASF(オート・シート・フィーダ)が設けられている。ASFは、給紙トレイ57に設けられた給紙ローラ57b及び図示してない分離パッドを有する自動給紙機構である。給紙ローラ57bは、給紙トレイ57の一方側に配置されている。記録紙ガイド57aは、記録紙Pの幅に合わせて幅方向に摺動可能に給紙トレイ57に設けられている。そして、PFモータ58(図3)の回転駆動力が歯車伝達されて回転する給紙ローラ57bの回転駆動力と、分離パッドの摩擦抵抗により、給紙トレイ57に置かれた記録紙Pを給紙する際に、複数の記録紙Pが一度に給紙されることなく最上位の記録紙Pのみが正確に分離されて一枚ずつ自動給紙されるように構成されている。給紙ローラ57bと搬送駆動ローラ53との間には、公知の技術による紙検出器33が配設されている。
一方、記録実行後の記録紙Pを排紙する手段として、「排出駆動ローラ」としての排紙駆動ローラ55と排紙従動ローラ56とが設けられている。排紙駆動ローラ55は、PFモータ58(図3)の回転駆動力が歯車伝達されて回転し、排紙駆動ローラ55の回転により、記録実行後の記録紙Pは副走査方向Yに排紙される。排紙従動ローラ56は、周囲に複数の歯を有し、各歯の先端が記録紙Pの記録面に点接触するように鋭角的に尖った歯付きローラになっている。複数の排紙従動ローラ56は、それぞれ個々に排紙駆動ローラ55に付勢され、記録紙Pが排紙駆動ローラ55の回転により排紙される際に記録紙Pに接して記録紙Pの排紙に従動して回転する。
そして、給紙ローラ57bや搬送駆動ローラ53、及び排紙駆動ローラ55を回転駆動するPFモータ58(図3)、並びにキャリッジ61を主走査方向に駆動するCRモータ63(図3)は、後述する記録制御部100により駆動制御される。また、記録ヘッド62も同様に、記録制御部100により駆動制御されて記録紙Pの表面にインクを噴射する。記録制御部100は、キャリッジ61を主走査方向Xへ往復動させながら記録ヘッド62から記録紙Pへインクを噴射する動作と、記録紙Pを副走査方向Yへ所定の搬送量で搬送する動作とを交互に繰り返しながら記録紙Pへの記録制御を実行する。
引き続き図1〜図3を参照しながらインクジェット式記録装置50と「情報処理装置」とで構成される記録システム10、並びに「記録制御装置」としての記録制御部100について説明する。
記録制御部100は、ROM101、RAM102、ASIC(特定用途向け集積回路)103、MPU104、「不揮発性記憶媒体」としての不揮発性メモリ105、PFモータドライバ106、CRモータドライバ107及びヘッドドライバ108を備えている。MPU104には、ASIC103を介して搬送駆動ローラ53の回転量を検出する「回転量検出手段」としてのロータリエンコーダ31、キャリッジ61の移動量を検出する「キャリッジ移動量検出手段」としてのリニアエンコーダ32、搬送される記録紙Pの先端及び後端を検出する紙検出器33、主走査方向Xの記録紙Pの端部を検出するためのPWセンサ34、インクジェット式記録装置50の電源をON/OFFするための電源スイッチ35、「記録実行手段」による記録紙Pへの記録開始操作をするための記録操作スイッチ36、及び「設定入力手段」としての操作パネル39の出力信号が入力される。
公知のロータリエンコーダ31は、搬送駆動ローラ53の回転に連動して回転するロータリスケール311と、ロータリスケール311の外周に沿って等間隔に形成されているスリットを検出するロータリスケールセンサ312とを有している(図2)。搬送駆動ローラ53の回転に伴い変化するロータリスケールセンサ312の出力信号は、ASIC103を介してMPU104へ出力される。
公知のリニアエンコーダ32は、キャリッジ61の近傍に主走査方向Xと略平行に配置されたリニアスケール321と、リニアスケール321に等間隔に形成されているスリットを検出するキャリッジ61に搭載されたリニアスケールセンサ322とを有している(図2)。キャリッジ61の主走査方向Xの移動量に応じたパルスの周期が移動速度に伴い変化するリニアスケールセンサ322の出力信号は、ASIC103を介してMPU104へ出力される。
公知の紙検出器33は、立位姿勢への自己復帰習性が付与され、かつ記録紙Pの搬送方向(副走査方向Y)にのみ回動し得るよう記録紙Pの搬送経路内に突出する状態で枢支されたレバーを有し、このレバーの先端が記録紙Pに押されることでレバーが回動し、それによって記録紙Pが検出される構成を成す検出器である(図2)。紙検出器33は、給紙ローラ57bより給紙された記録紙Pの始端位置及び終端位置を検出し、その検出信号は、ASIC103を介してMPU104へ出力される。PWセンサ34は、非接触の光学式センサで構成されており、記録紙Pの主走査方向Xの端部位置(記録紙Pの側端位置)を検出し、その検出信号は、ASIC103を介してMPU104へ出力される。紙検出器33及びPWセンサ34の出力信号に基づいて記録紙Pの「位置及び大きさ」がMPU104において演算される。
記録制御部100のシステムバスには、ROM101、RAM102、ASIC103、MPU104及び不揮発性メモリ105が接続されている。MPU104は、インクジェット式記録装置50の記録制御を実行する為の演算処理やその他必要な演算処理を行う。ROM101には、MPU104によるインクジェット式記録装置50の制御に必要な記録制御プログラム(ファームウェア)等が格納されており、記録制御プログラムの処理に必要な各種データ等は不揮発性メモリ105に記憶されている。RAM102は、MPU104の作業領域や記録データ等の格納領域として用いられる。
ASIC103は、DCモータであるPFモータ58及びCRモータ63の速度制御、並びに記録ヘッド62の駆動制御を行う為の制御回路を有している。MPU104から送られてくる制御命令、ロータリエンコーダ31の出力信号、及びリニアエンコーダ32の出力信号に基づいて、PFモータ58及びCRモータ63の速度制御を行う為の各種演算を行い、その演算結果に基づくモータ制御信号をPFモータドライバ106及びCRモータドライバ107へ送出する。また、MPU104から送出される記録データ等に基づいて、記録ヘッド62の制御信号を演算生成してヘッドドライバ108へ送出して記録ヘッド62を駆動制御する。
ASIC103は、「情報処理装置」としてのパーソナルコンピュータ301、デジタルカメラ302或いは携帯電話端末303等との情報伝送を実現する「情報伝送手段」としてカードIF111、ホストIF112及びデバイスIF113を有している。
カードIF111は、「デジタル画像データ読込手段」としてのカードスロット200に挿入される不揮発性メモリカードやPCカード等のカードインタフェースを実現する。カードスロット200にメモリカードが挿入された場合には、メモリカードのデータの読み書きを可能にし、カードスロット200に赤外線通信インタフェースカードが挿入された場合には、携帯電話端末303等の赤外線通信機能を有する電子機器との赤外線通信インタフェースを実現する。
ホストIF112は、ホスト装置接続用のUSBコネクタ37に接続されるパーソナルコンピュータ(PC)301等のホスト装置とのUSBインタフェースを実現する。USBコネクタ37は、インクジェット式記録装置50の背面側に配設されている(図2)。
デバイスIF113は、デバイス接続用のUSBコネクタ38に接続されるデジタルカメラ(DSC)302等のUSBデバイスとのUSBインタフェースを実現する。USBコネクタ38は、デジタルカメラ302等のUSBデバイスの着脱が容易に行えるようにインクジェット式記録装置50の前面側に配設されている(図2)。
図4は、本発明に係る「記録制御装置」としての記録制御部100における記録制御の機能ブロック図である。
図5は、記録紙領域及び画像展開領域を模式的に示した平面図である。
展開領域算出部11(図4)に入力されるレイアウト情報は、「被記録材領域」としての記録紙領域PF(図5)の大きさと位置、及び記録紙Pへの記録実行時の画像展開領域IMF(図5)の大きさと位置を固定的に規定する情報を含んでいる。記録紙領域PFの大きさと位置は、記録紙Pの規定サイズ(幅PW、長さPL)と四辺のマージンで指定され、画像展開領域IMFの大きさと位置は、平面座標上の領域開始座標と領域終了座標で指定される。画像展開領域IMFは、記録対象のデジタル画像データが展開されて記録が実行される領域である。
縁あり記録の場合、画像展開領域IMFは、記録紙領域PFより小さい領域で記録紙領域PFの内側に設定される。それによって、記録紙Pの記録面には、デジタル画像の外側に所定幅の余白が形成される。一方、縁なし記録の場合、画像展開領域IMFは、記録紙領域PFより大きい領域で記録紙領域PFの外側にはみ出すように設定される。それによって、記録紙Pの記録面には、デジタル画像が余白無く形成される。
尚、ここでのレイアウト情報は、記録制御部100の不揮発性メモリ105等に記憶されてインクジェット式記録装置50内に保持されているレイアウト情報、デジタル画像データとともにデジタルカメラ302やパーソナルコンピュータ301等から送信されるレイアウト情報の双方を含む。
展開領域Fは、始点(0,0)と終点(XE,YE)で指定された平面座標の領域であり、この展開領域Fに記録紙領域PF(図5)及び画像展開領域IMF(図5)が設定される。展開領域算出部11は、レイアウト情報で指定されている記録紙Pの規定サイズ及び四辺のマージンから領域開始座標(Xp1,Yp1)及び領域終了座標(Xp2,Yp2)を特定して記録紙領域PFを展開領域F上に設定する(図5)。また、展開領域算出部11は、レイアウト情報で領域開始座標(Xd1,Yd1)及び領域終了座標(Xd2,Yd2)が指定されている画像展開領域IMFを展開領域F上に設定する(図5)。
被記録材検出部17は、キャリッジ61に搭載された「被記録材検出手段」としてのPWセンサ34(図1、図2)による記録紙Pの検出状態に基づいて、給紙後の記録紙Pの右側端位置RE1及び左側端位置LE1(図5:主走査方向Xの両側端位置)を検出して被記録材位置検出部18へ出力する。また、被記録材検出部17は、「被記録材検出手段」としての紙検出器33(図1、図2)による記録紙Pの検出状態に基づいて、給紙後の記録紙Pの先端位置FE1(図5:副走査方向Yの先端位置)を検出して被記録材位置検出部18へ出力する。キャリッジ61に搭載されたPWセンサ34は、記録紙Pの表面とプラテン52との光反射率の差から記録紙Pの有無を非接触検出可能な光学式センサである。紙検出器33は、給紙時に副走査方向Yへ搬送される記録紙Pの先端位置FE1を検出する。
より具体的には、被記録材検出部17は、キャリッジ61を主走査方向Xへ往復動させた際のPWセンサ34による記録紙Pの検出状態及びリニアエンコーダ32の出力信号に基づくキャリッジ61の移動位置から右側端位置RE1及び左側端位置LE1を特定する。また、被記録材検出部17は、紙検出器33により記録紙Pの先端が検出された時点でのロータリエンコーダ31の出力信号に基づく記録紙Pの搬送位置から先端位置FE1を特定する。
被記録材位置検出部18は、右側端位置RE1及び左側端位置LE1並びに先端位置FE1から給紙後の記録紙Pの位置及び大きさを特定して展開領域算出部11へ出力する。具体的には、右側端位置RE1及び左側端位置LE1並びに先端位置FE1から、記録紙Pの「位置及び大きさ」を特定する情報として、中心値(記録紙Pの中心位置)、紙幅(記録紙Pの主走査方向Xの幅)、紙長さ(記録紙Pの副走査方向Yの長さ)を算出し、展開領域算出部11へ出力する。尚、記録紙Pの副走査方向Yの位置は、常に紙検出器33で検出された記録紙Pの先端位置FE1が基準となる。
このように、インクジェット式記録装置50は、矩形の平面視形状を有する記録紙Pの四辺のうち、少なくともいずれか三辺の端部位置(右側端位置RE1及び左側端位置LE1並びに先端位置FE1)を検出可能な構成を有しており、記録制御部100は、検出した記録紙Pの端部位置から、記録が実行される際の記録紙Pの位置及び大きさを特定することができる。
展開領域算出部11は、記録紙Pの中心値、紙幅PW1、紙長さPL1に基づいて、記録紙領域PFを変更(PF→PF1)し、画像展開領域IMFを変更(IMF→IMF1)して、レイアウト部15(図4)へ出力する。これらは、例えば座標情報として出力すれば良い。また、展開領域算出部11は、記録紙Pの中心値、紙幅PW1、紙長さPL1に基づいて、画像展開領域サイズを変更し、変更後の画像展開領域サイズをリサイズ部14へ出力する。
図5は、記録紙Pの大きさは、記録実行操作時に設定された記録紙サイズ(幅PW、長さPL)と、「被記録材検出手段」を介して検出された記録紙サイズ(幅PW1、長さPL1)とが一致しているが、給紙トレイ57(図1)への記録紙Pの載置位置が記録紙ガイド57a(図1)の位置が適切でない等によって、記録紙Pが「幅方向位置決め基準位置」から主走査方向Xへずれた状態で給紙されてしまった場合を示したものである。したがって、記録紙領域PFの変更(PF→PF1)は、大きさはそのままで位置だけ主走査方向Xへずらす変更となる。そして、画像展開領域IMFの変更(IMF→IMF1)は、記録紙領域PFの上記変更と同様に、大きさはそのままで位置だけ中心値(記録紙Pの中心位置)に基づいて主走査方向Xへずらす変更となる。
尚、「幅方向位置決め基準位置」は、給紙トレイ57及びプラテン52に設けられたガイド部(図示せず)等に記録紙Pの主走査方向Xの一端側が突き当たった状態で規定される記録紙Pの主走査方向Xの基準位置である。展開領域算出部11に入力されるレイアウト情報の記録紙領域PF及び画像展開領域IMFは(図4)、記録紙Pがこの「幅方向位置決め基準位置」あることを前提とした領域に設定されている。
記録実行対象となるデジタル画像ファイルは、デジタル画像ファイル入力部12(図4)を介してデコード部13(図4)へ出力され、デコード部13にてデコード(圧縮ファイルの解凍)される。デコード部13は、解凍後のデジタル画像データをリサイズ14へ出力する。リサイズ部14は、展開領域算出部11から取得した変更後の画像展開領域サイズに合わせてデジタル画像データのリサイズ(拡大又は縮小)を実行し、リサイズ後のデジタル画像データをレイアウト部15へ出力する。レイアウト部15は、展開領域算出部11から取得した変更後の画像展開領域IMFにリサイズ部14から出力されたリサイズ後のデジタル画像データを展開して最終出力画像データを生成し、記録処理部16(図4)へ出力する。記録処理部16は、最終出力画像データに基づいて記録紙Pへの記録を実行する。
図6は、記録紙領域及び画像展開領域を模式的に示した平面図である。
図6は、記録実行操作時に設定された記録紙サイズ(幅PW、長さPL)と、「被記録材検出手段」を介して検出された記録紙サイズ(幅PW1、長さPL1)とが一致せず、かつ給紙トレイ57(図1)への記録紙Pの載置位置も「幅方向位置決め基準位置」から主走査方向Xへずれてしまっている状態で給紙された場合を示したものである。
この場合、記録紙領域PFは、「被記録材検出手段」を介して検出された記録紙サイズ(幅PW1、長さPL1)に縮小されつつ位置が変更される(PF→PF1)。画像展開領域IMFは、変更後の記録紙領域PF1の四辺に一定の余白が形成されるように、縮小されつつ位置が中心値(記録紙Pの中心位置)に基づいて変更される(IMF→IMF1)。例えば、記録実行操作時に設定された記録紙サイズ(幅PW、長さPL)はA4サイズであり、検出された記録紙幅PW1がB5サイズだった場合である。検出された記録紙幅PW1が他の定格サイズの記録紙幅と一致する場合には、その定格サイズで変更後の被記録材領域PF1が設定される。
一方、検出された記録紙幅PW1が他の定格サイズの記録紙幅と一致しない場合には、検出された記録幅PW1がA4サイズの幅未満でB5サイズの幅以上であれば、変更後の被記録材領域PF1は、B5サイズに設定される。このように、特定した記録紙Pの大きさが定形サイズのいずれにも一致しない場合には、特定した記録紙Pの大きさより小さい定形サイズの被記録材領域を設定して記録を実行するようにしても良い。この場合、当該記録紙Pは、定形サイズの記録紙Pではないことから、記録実行後の記録紙Pにおける四辺の余白幅が一定になることは保証されないが、少なくとも記録紙Pの外側に記録が実行されてしまうことなく記録を実行できる。
さらには、記録紙Pの後端位置も記録実行前に検出すれば、記録紙Pの縦横比や大きさに関わらず、定形サイズでない記録紙Pに対しても記録実行後の記録紙Pにおける四辺の余白幅が一定になるように画像展開領域IMF1を設定して記録を実行することが可能であり、記録紙Pのサイズ設定を自動化することも可能である。
以下、記録紙領域PF1(図5、図6)、画像展開領域IMF1(図5、図6)を設定する手順について説明する。
図7は、記録制御部100における記録制御の概略の手順を示したフローチャートである。
ユーザによるレイアウト設定がなされた後、ユーザによる所定の記録実行操作により記録紙Pへの記録制御が開始される(ステップS1)。このレイアウト設定においてユーザは、記録を実行するデジタル画像ファイルの選択をし、記録紙Pのサイズを設定するとともに、縁なし又は縁あり或いは2面プリントといったレイアウトに関する設定操作を行う。そして、記録紙Pへの記録開始操作をするための記録操作スイッチ36(図2、図3)の操作によって記録紙Pへの記録制御が開始される。
記録操作スイッチ36がユーザにより操作されると、まず給紙トレイ57(図1、図2)に積重されている記録紙Pが搬送経路へ自動給紙される(ステップS2)。つづいて、給紙後の記録紙Pのサイズ(大きさ)及び記録紙Pの位置を検出する所定の処理手順が実行される(ステップS3)。尚、当該ステップの手順については、後述する。つづいて、算出した記録紙サイズ(A4、B5等)及び中心値(記録紙Pの中心位置)に基づいて、画像展開領域IMF1を設定した後(ステップS4)、紙検出器33で検出した先端位置FE1(図5:副走査方向Yの先端位置)に基づく記録紙Pの先端位置FE1を副走査方向Yの記録紙Pの基準位置として記録紙Pへの記録を実行する(ステップS5)。
図8は、記録紙サイズ及び中心値の算出手順(図7のステップS3)を示したフローチャートである。
まず、前述したようにキャリッジ61(図1)を主走査方向Xへ往復動させてPWセンサ34で給紙後の記録紙Pの右側端位置RE1及び左側端位置LE1(図5:主走査方向Xの両側端位置)を検出する(ステップS11)。つづいて、検出した右側端位置RE1及び左側端位置LE1から給紙後の記録紙Pの主走査方向X幅(図5:PW1)を算出し(ステップS12)、規格値と一致するか否かを判定する(ステップS13)。規格値とは、A4、B5等の定形サイズの横幅(主走査方向X幅)であり、当該ステップにおいては、インクジェット式記録装置50で記録実行可能な全ての定形サイズの横幅と算出した記録紙Pの主走査方向X幅(図5:PW1)とを比較し、横幅が一致する定形サイズがあるか否かを判定する。
横幅が一致する定形サイズがある場合には(ステップS13でYes)、記録紙領域PF1の大きさをその定形サイズの大きさに設定する(ステップS14)。例えば、PW1が297mmならA3サイズ、PW1が210mmならA4サイズ、PW1が148mmならA5サイズとなる。
一方、横幅が一致する定形サイズがない場合には(ステップS13でNo)、算出した記録紙Pの主走査方向X幅(PW1)より一回り小さい横幅の定形サイズを記録紙領域PF1の大きさに設定する(ステップS15)。例えば、PW1が310mmならA3サイズ(297mm)、PW1が220mmならA4サイズ(210mm)、PW1が155mmならA5サイズ(148mm)となる。
そして、右側端位置RE1及び左側端位置LE1から主走査方向Xの記録紙Pの中心位置を算出し、先端位置FR1と設定した定形サイズの紙長さPL1(記録紙Pの副走査方向Yの長さ)とから副走査方向Yの記録紙Pの中心位置を算出して中心値(記録紙Pの中心位置)を算出する(ステップS16)。
このように、PWセンサ34及び紙検出器33(図1、図2)による記録紙Pの右側端位置RE1及び左側端位置LE1及び先端位置FE1の検出状態に基づいて、記録が実行される際の記録紙Pの「位置(中心値)及び大きさ(サイズ)」を予め特定する。それによって、ユーザが記録実行時に設定した記録紙Pのサイズに関わらず、記録紙Pの外側に記録が実行されてしまうことを防止できる。さらに、記録紙Pの大きさのみならず、その記録紙Pの位置も予め特定することによって、記録紙Pへの記録が実行される際の記録紙Pの位置に関わらず、記録紙Pに対する記録実行位置が相対的にずれてしまうことを防止できる。
このようにして、インクジェット式記録装置50等の記録装置において、記録紙Pの外側にはみ出して記録が実行されてしまったり、記録実行後の記録紙Pにおける四辺の余白幅が極端に大きくなり過ぎてしまったりする虞を低減させることができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図である。 本発明に係るインクジェット式記録装置の概略の側面図である。 本発明に係る記録システムの概略のブロック図である。 記録制御部における記録制御の機能ブロック図である。 記録紙領域及び画像展開領域を模式的に示した平面図である。 記録紙領域及び画像展開領域を模式的に示した平面図である。 記録制御の概略手順を示したフローチャートである。 記録紙サイズ及び中心値の算出手順を示したフローチャートである。
符号の説明
33 紙検出器、34 PWセンサ、50 インクジェット式記録装置、51 キャリッジガイド軸、52 プラテン、53 搬送駆動ローラ、54 搬送従動ローラ、55 排紙駆動ローラ、56 排紙従動ローラ、57 給紙トレイ、57b 給紙ローラ、58 PFモータ、59 キャッピング装置、61 キャリッジ、62 記録ヘッド、63 CRモータ、100 記録制御部、101 ROM、102 RAM、103 ASIC、104 MPU、105 不揮発性メモリ、106 PFモータドライバ、107 CRモータドライバ、108 ヘッドドライバ、200 カードスロット、301 パーソナルコンピュータ、302 デジタルカメラ、303 携帯電話端末、P 記録紙、X 主走査方向、Y 副走査方向

Claims (6)

  1. 被記録材への記録を実行する記録実行手段と、被記録材の有無を検出可能な被記録材検出手段と、前記記録実行手段を制御する記録制御装置とを備えた記録装置であって、
    前記記録制御装置は、前記被記録材検出手段による被記録材の検出状態に基づいて、前記記録実行手段により記録が実行される際の被記録材の位置及び大きさを予め特定し、特定した被記録材の位置及び大きさに基づいて、当該被記録材への記録制御を実行する、ことを特徴とした記録装置。
  2. 請求項1において、前記記録制御装置は、前記被記録材検出手段による被記録材の検出状態に基づいて、前記記録実行手段により記録が実行される際の被記録材の位置及び大きさを予め特定し、特定した被記録材の位置及び大きさに基づいて被記録材領域を設定し、前記被記録材領域に応じて画像展開領域を設定し、前記画像展開領域にデジタル画像データを展開して前記画像展開領域の記録制御を実行する、ことを特徴とした記録装置。
  3. 請求項1又は2において、前記被記録材検出手段は、矩形の平面視形状を有する被記録材の四辺のうち、少なくともいずれか三辺の端部位置を検出可能な構成を有し、
    前記記録制御装置は、前記被記録材搬送手段で検出した被記録材の端部位置から前記記録実行手段により記録が実行される際の被記録材の位置及び大きさを特定する、ことを特徴とした記録装置。
  4. 請求項3において、前記記録制御装置は、特定した被記録材の大きさが定形サイズの被記録材サイズのいずれにも一致しない場合には、特定した被記録材の大きさより小さい定形サイズの被記録材の大きさに基づいて被記録材領域を設定する、ことを特徴とした記録装置。
  5. 請求項3又は4において、前記記録実行手段は、被記録材を副走査方向へ搬送可能な被記録材搬送手段と、被記録材の記録面へデジタル画像データに基づくドットを形成するドット形成手段を前記被記録材搬送手段による被記録材の搬送経路上で主走査方向へ往復動可能に配設されたキャリッジとを有し、
    前記被記録材検出手段は、前記キャリッジに搭載された被記録材の有無を非接触検出可能な光学式センサと、前記搬送経路を搬送される被記録材の副走査方向の先端位置を検出可能な検出器とを有し、
    前記記録制御装置は、前記キャリッジを主走査方向へ往復動させた際の前記光学式センサによる被記録材の検出状態及び前記キャリッジの移動位置から特定した前記搬送経路上の被記録材の主走査方向両側端位置と、前記検出器により被記録材の先端が検出された時点での被記録材の搬送位置から特定した前記搬送経路上の被記録材の副走査方向先端位置とに基づいて、前記記録実行手段により記録が実行される際の被記録材の位置及び大きさを予め特定する、ことを特徴とした記録装置。
  6. 被記録材への記録を実行する記録実行手段と、被記録材の有無を検出可能な被記録材検出手段とを備えた記録装置の制御をコンピュータに実行させるための記録制御プログラムであって、
    前記被記録材検出手段による被記録材の検出状態に基づいて、前記記録実行手段により記録が実行される際の被記録材の位置及び大きさを予め特定する手順と、
    特定した被記録材の位置及び大きさに基づいて、当該被記録材への記録制御を実行する手順とを有する、ことを特徴とした記録制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013151115A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Seiko Epson Corp 記録装置、制御装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム

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