JP2007136745A - 記録装置、記録制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】被記録材給送手段により正常に給送された後の被記録材の引き抜きを適確に検出して記録を中止することが可能な記録装置を提供する。
【解決手段】ユーザが記録紙Pを手でつかんで給紙トレイ57側から搬送逆方向YRへ途中まで引き抜くと、搬送駆動ローラ53は、記録紙Pとの接触面の摩擦抵抗によって搬送逆方向YRへ回転する。記録紙Pを記録開始位置へ給送した後、ロータリエンコーダ31が出力する回転検出信号から搬送駆動ローラ53が搬送逆方向YRへ回転したことが特定された時点で、ユーザが記録紙Pを手でつかんで搬送逆方向YRへ途中まで或いは完全に引き抜いたと判定することができる。それによって、ユーザが記録実行中の記録紙Pを手でつかんで搬送逆方向YRへ完全に引き抜いたことのみならず、途中まで引き抜いた状態をも適確に検出することができる。
【選択図】図6
【解決手段】ユーザが記録紙Pを手でつかんで給紙トレイ57側から搬送逆方向YRへ途中まで引き抜くと、搬送駆動ローラ53は、記録紙Pとの接触面の摩擦抵抗によって搬送逆方向YRへ回転する。記録紙Pを記録開始位置へ給送した後、ロータリエンコーダ31が出力する回転検出信号から搬送駆動ローラ53が搬送逆方向YRへ回転したことが特定された時点で、ユーザが記録紙Pを手でつかんで搬送逆方向YRへ途中まで或いは完全に引き抜いたと判定することができる。それによって、ユーザが記録実行中の記録紙Pを手でつかんで搬送逆方向YRへ完全に引き抜いたことのみならず、途中まで引き抜いた状態をも適確に検出することができる。
【選択図】図6
Description
本発明は、駆動力源の回転駆動力が伝達されて回転する搬送駆動ローラ及び搬送駆動ローラの外周面に被記録材を押圧しつつ被記録材の搬送方向へ従動回転可能に配設された搬送従動ローラを有する被記録材搬送手段と、被記録材搬送手段より搬送方向下流側の被記録材の記録面にドットを形成可能なドット形成手段とを備えた記録装置に関する。
搬送従動ローラにより搬送駆動ローラの外周面に押圧された状態で記録ヘッド等のドット形成手段によりドット形成可能な記録開始位置へ被記録材を給送可能な被記録材給送手段を備えた記録装置においては、給紙トレイ等にセットした被記録材が、例えば、反っていたりセット位置や向きが適切でなかったりすると、被記録材が正しい記録開始位置へ給送されずに紙詰まり等が生ずる場合がある。このような紙詰まりエラーが生じた場合には、給送された被記録材をユーザが記録装置内から引き抜いた後、エラー解除操作を行ってから、改めて記録開始操作を行うように構成された記録装置が一般的である。しかし、紙詰まりエラーを解除するためだけのボタン操作等は、ユーザにとって煩わしい。
このような課題を解決する従来技術の一例としては、紙詰まり状態にある被記録材がユーザにより引き抜かれて記録装置内から除去されたことを自動検出し、エラー解除操作をユーザが行うことなく紙詰まりエラーが自動的に解除される構成を有するプリンタが公知である(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、上記特許文献1に開示されている従来技術は、紙詰まり等のエラーが生じた場合に限らず、例えば、正常に給送された被記録材に対して記録が実行されている間に、ユーザが勘違い等により被記録材を完全に引き抜いてしまった場合にも、被記録材の引き抜きを検出することが可能かもしれないが、ユーザが被記録材を引き抜こうとして途中まで引っ張ったが完全には引き抜かなかったような中途半端な引き抜き状態を検出することはできない可能性が高い。このように、記録実行中の被記録材を引き抜こうとして途中まで引っ張ったが完全には引き抜かなかったような中途半端な引き抜き状態では、そのまま記録を続行しても、その時点から被記録材の記録面へのドット形成位置が大幅にずれてしまい、もはや当該被記録材について正常な記録実行結果を得ることはできない。
また、記録実行中の被記録材を引き抜こうとして途中まで引っ張ったが完全には引き抜かなかったような中途半端な引き抜き状態では、そのまま記録を続行してしまうと、被記録材の搬送位置によっては、例えば、記録ヘッドからのインク噴射位置に被記録材が存在せず、記録ヘッドから本来被記録材の記録面に噴射すべきインクが記録装置内のプラテン等に噴射されてしまって記録装置内部が汚れてしまう虞がある。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、被記録材給送手段により正常に給送された後の被記録材の引き抜きを適確に検出して記録を中止することが可能な記録装置を提供することにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、駆動力源の回転駆動力が伝達されて回転する搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラの外周面に被記録材を押圧しつつ被記録材の搬送方向へ従動回転可能に配設された搬送従動ローラを有する被記録材搬送手段と、前記搬送駆動ローラの回転方向及び回転量を特定可能な回転検出信号を出力する回転検出手段と、前記被記録材搬送手段より搬送方向下流側の被記録材の記録面にドットを形成可能なドット形成手段と、前記搬送従動ローラにより前記搬送駆動ローラの外周面に押圧されている状態で前記ドット形成手段によりドット形成可能な記録開始位置へ被記録材を給送可能な被記録材給送手段と、前記被記録材給送手段により被記録材を前記記録開始位置まで給送する制御並びに前記ドット形成手段により被記録材の記録面に記録データに基づいてドットを形成する制御及び前記被記録材搬送手段により被記録材を所定の搬送方向へ所定の搬送量で搬送する制御を実行して被記録材の記録面への記録を実行する記録制御手段とを備えた記録装置であって、前記記録制御手段は、被記録材を前記記録開始位置まで給送した後、前記回転検出手段が出力する回転検出信号から、前記搬送駆動ローラが搬送方向と逆方向へ回転したことを検出した時点で、被記録材が搬送方向と逆方向へ引き抜かれたと判定し、当該被記録材への記録を中止する、ことを特徴とした記録装置である。
被記録材を所定の搬送方向へ所定の搬送量で搬送するための被記録材搬送手段は、駆動力源の回転駆動力が伝達されて搬送方向へ回転する搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラの外周面に被記録材を押圧しつつ被記録材の搬送方向へ従動回転可能に配設された搬送従動ローラを有して構成されている。このような構成を有する被記録材搬送手段において、記録開始位置へ給送された後の被記録材は、駆動力源の回転駆動力が伝達されて搬送駆動ローラが所定の搬送量に相当する回転量だけ回転すると、搬送駆動ローラの外周面との接触面の摩擦抵抗によって、所定の搬送方向へ所定の搬送量で搬送される。このときに、ユーザが被記録材を手でつかんで搬送方向と逆方向へ引き抜くと、搬送駆動ローラは、被記録材との接触面の摩擦抵抗によって、搬送方向と逆方向へ回転することになる。
すなわち、被記録材を記録開始位置へ給送した後、回転検出手段が出力する回転検出信号から搬送駆動ローラが搬送方向と逆方向へ回転したことが特定された時点で、ユーザが被記録材を手でつかんで搬送方向と逆方向へ途中まで或いは完全に引き抜いたと判定することができる。したがって、被記録材を記録開始位置へ給送した後、回転検出手段が出力する回転検出信号から搬送駆動ローラの逆回転の発生を監視することによって、ユーザが記録実行中の被記録材を手でつかんで搬送方向と逆方向へ完全に引き抜いたことのみならず、途中まで引き抜いた状態をも適確に検出することができる。
これにより、本発明の第1の態様に記載の発明によれば、ユーザが記録実行中の被記録材を手でつかんで搬送方向と逆方向へ完全に引き抜いたことのみならず、搬送方向と逆方向へ途中まで引き抜いた状態をも適確に検出することができるので、被記録材給送手段により正常に給送された後の被記録材の引き抜きを適確に検出して記録を中止することができるという作用効果が得られる。
本発明の第2の態様は、前述した第1の態様において、前記記録制御手段は、被記録材を前記記録開始位置まで給送する過程で、前記回転検出手段が出力する回転検出信号から、前記搬送駆動ローラの逆回転制御を実行していないときに前記搬送駆動ローラが搬送方向と逆方向へ回転したことを検出した時点で、被記録材が搬送方向と逆方向へ引き抜かれたと判定し、当該被記録材への記録を中止する、ことを特徴とした記録装置。
被記録材給送手段から被記録材を給送する際の制御手順には、被記録材の傾き(スキュー)を取り除くために、搬送駆動ローラを逆回転させる手順が含まれる場合がある。そのような場合には、被記録材の傾きを取り除くための搬送駆動ローラの逆回転が実行されると、ユーザが被記録材を搬送方向と逆方向へ引き抜いたと誤検出してしまう可能性がある。そこで、少なくとも被記録材を記録開始位置まで給送する過程においては、搬送駆動ローラの逆回転制御を実行していないときに搬送駆動ローラの逆回転を検出したことを条件として、被記録材が搬送方向と逆方向へ引き抜かれたと判定し、当該被記録材への記録を中止する。それによって、被記録材の傾きを取り除くための搬送駆動ローラの逆回転制御時に、被記録材が搬送方向と逆方向へ引き抜かれたと誤検出して記録を中止してしまうといった誤動作を防止することができる。
本発明の第3の態様は、駆動力源の回転駆動力が伝達されて回転する搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラの外周面に被記録材を押圧しつつ被記録材の搬送方向へ従動回転可能に配設された搬送従動ローラを有する被記録材搬送手段と、前記搬送駆動ローラの回転方向及び回転量を特定可能な回転検出信号を出力する回転検出手段と、前記被記録材搬送手段より搬送方向下流側の被記録材の記録面にドットを形成可能なドット形成手段と、前記搬送従動ローラにより前記搬送駆動ローラの外周面に押圧されている状態で前記ドット形成手段によりドット形成可能な記録開始位置へ被記録材を給送可能な被記録材給送手段と、前記被記録材給送手段により被記録材を前記記録開始位置まで給送する制御並びに前記ドット形成手段により被記録材の記録面に記録データに基づいてドットを形成する制御及び前記被記録材搬送手段により被記録材を所定の搬送方向へ所定の搬送量で搬送する制御を実行して被記録材の記録面への記録を実行する記録制御手段とを備えた記録装置であって、前記記録制御手段は、被記録材を前記記録開始位置まで給送した後、前記回転検出手段が出力する回転検出信号から、前記搬送駆動ローラが搬送制御量を超える搬送量に相当する回転量で搬送方向へ回転したことを検出した時点で、被記録材が搬送方向へ引き抜かれたと判定し、当該被記録材への記録を中止する、ことを特徴とした記録装置である。
被記録材を所定の搬送方向へ所定の搬送量で搬送するための被記録材搬送手段は、駆動力源の回転駆動力が伝達されて搬送方向へ回転する搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラの外周面に被記録材を押圧しつつ被記録材の搬送方向へ従動回転可能に配設された搬送従動ローラを有して構成されている。このような構成を有する被記録材搬送手段において、記録開始位置へ給送された後の被記録材は、駆動力源の回転駆動力が伝達されて搬送駆動ローラが所定の搬送量に相当する回転量だけ回転すると、搬送駆動ローラの外周面との接触面の摩擦抵抗によって、所定の搬送方向へ所定の搬送量で搬送される。このときに、ユーザが被記録材を手でつかんで搬送方向へ引き抜くと、搬送駆動ローラは、被記録材との接触面の摩擦抵抗によって、記録制御手段の搬送制御量を超える搬送量に相当する回転量で搬送方向へ回転することになる。ここで、記録制御手段の搬送制御量とは、所定の搬送量に相当する搬送駆動ローラの回転制御量である。
すなわち、被記録材を記録開始位置へ給送した後、回転検出手段が出力する回転検出信号から搬送駆動ローラが記録制御手段の搬送制御量を超える搬送量に相当する回転量で搬送方向へ回転したことが特定された時点で、ユーザが被記録材を手でつかんで搬送方向へ途中まで或いは完全に引き抜いたと判定することができる。したがって、被記録材を記録開始位置へ給送した後、被記録材の搬送制御量と回転検出手段が出力する回転検出信号とを対比して、搬送駆動ローラが搬送制御量を超える搬送量に相当する回転量で搬送方向へ回転した状態の発生を監視することによって、ユーザが記録実行中の被記録材を手でつかんで搬送方向へ完全に引き抜いたことのみならず、途中まで引き抜いた状態をも適確に検出することができる。
これにより、本発明の第3の態様に記載の発明によれば、ユーザが記録実行中の被記録材を手でつかんで搬送方向へ完全に引き抜いたことのみならず、搬送方向へ途中まで引き抜いた状態をも適確に検出することができるので、被記録材給送手段により正常に給送された後の被記録材の引き抜きを適確に検出して記録を中止することができるという作用効果が得られる。
本発明の第4の態様は、前述した第1の態様又は第2の態様において、前記記録制御手段は、被記録材を前記記録開始位置まで給送した後、前記回転検出手段が出力する回転検出信号から、前記搬送駆動ローラが搬送制御量を超える搬送量に相当する回転量で搬送方向へ回転したことを検出した時点で、被記録材が搬送方向へ引き抜かれたと判定し、当該被記録材への記録を中止する、ことを特徴とした記録装置である。
本発明の第4の態様に記載の発明によれば、搬送方向又は搬送方向と逆方向のいずれの引き抜き方向についても、ユーザが記録実行中の被記録材を手でつかんで完全に引き抜いたことのみならず、途中まで引き抜いた状態をも適確に検出することができるので、被記録材給送手段により正常に給送された後の被記録材の引き抜きをより適確に検出して記録を中止することができるという作用効果が得られる。
本発明の第5の態様は、前述した第1の態様〜第4の態様のいずれかにおいて、前記被記録材搬送手段と連動して被記録材を搬送方向へ所定搬送量で搬送可能であるとともに記録後の被記録材を排出可能な構成を有する被記録材排出手段と、前記被記録材搬送手段より搬送方向下流側でかつ前記被記録材排出手段より搬送方向上流側の所定位置における被記録材の有無を検出可能な被記録材検出手段とを備え、前記ドット形成手段は、前記被記録材搬送手段より搬送方向下流側でかつ前記被記録材排出手段より搬送方向上流側の被記録材の記録面にドットを形成可能な構成を有し、前記記録制御手段は、特定の搬送位置からの被記録材の搬送量累積量から推測した記録実行中の被記録材の搬送方向後端位置が、前記被記録材検出手段の検出位置より搬送方向上流側である間に、記録実行中の被記録材の搬送方向後端を前記被記録材検出手段にて検出した時点で、被記録材が搬送方向へ引き抜かれたと判定し、当該被記録材への記録を中止する、ことを特徴とした記録装置である。
記録実行中の被記録材の搬送方向後端が搬送駆動ローラを通過した後は、被記録材排出手段のみによって被記録材を引き続き搬送方向へ搬送して当該被記録材への記録が継続される。そのとき被記録材は、搬送駆動ローラの外周面に押圧されていない状態となるので、ユーザが記録実行中の被記録材を引き抜いても、搬送駆動ローラの回転検出手段の出力信号からは、そのことを検出することができない。
そこで、搬送駆動ローラより搬送方向下流側で被記録材排出手段より搬送方向上流側の所定位置に被記録材検出手段を設けて、搬送駆動ローラを通過した後の被記録材の搬送方向後端位置を検出可能な構成とする。そして、例えば記録開始位置等、特定の搬送位置からの被記録材の搬送量累積量から推測した被記録材の搬送方向後端位置が、被記録材検出手段の検出位置より搬送方向上流側である間に、記録実行中の被記録材の搬送方向後端を被記録材検出手段にて検出した時点で、被記録材が搬送方向へ引き抜かれたと判定する。すなわち、本来被記録材の搬送方向後端が被記録材検出手段の検出位置を通過する予定の搬送量累積値に到達する前に、実際に被記録材の搬送方向後端が被記録材検出手段の検出位置を通過してしまった場合には、被記録材排出手段による被記録材の搬送量以上に被記録材が搬送方向へ移動したことになるから、それをもってユーザが記録実行中の被記録材を搬送方向へ引き抜いたと判定することができる。
これにより、本発明の第5の態様に記載の発明によれば、前述した第1の態様〜第4の態様に記載の発明による作用効果に加えて、記録実行中の被記録材の搬送方向後端が搬送駆動ローラを通過した後においても、ユーザが記録実行中の被記録材を手でつかんで搬送方向へ完全に引き抜いたことのみならず、搬送方向へ途中まで引き抜いた状態をも適確に検出することができるので、被記録材給送手段により正常に給送された後の被記録材の引き抜きを適確に検出して記録を中止することができるという作用効果が得られる。
本発明の第6の態様は、前述した第5の態様において、前記ドット形成手段は、前記被記録材搬送手段による被記録材の搬送方向と直交する方向へ往復動可能に配設され、前記被記録材の記録面にインクを噴射してドットを形成可能は記録ヘッドを搭載したキャリッジを有し、前記キャリッジは、前記被記録材搬送手段により搬送される被記録材の記録面と対向する部分に、被記録材の端部を非接触で検出可能な前記被記録材検出手段が配設されている、ことを特徴とした記録装置である。
このように、被記録材の搬送方向と直交する方向へ往復動可能に配設されたキャリッジに被記録材検出手段を配設することによって、被記録材の搬送方向先端及び搬送方向後端の他、被記録材の搬送方向と直交する方向の両端位置も検出することが1つの被記録材検出手段で可能になる。
このように、被記録材の搬送方向と直交する方向へ往復動可能に配設されたキャリッジに被記録材検出手段を配設することによって、被記録材の搬送方向先端及び搬送方向後端の他、被記録材の搬送方向と直交する方向の両端位置も検出することが1つの被記録材検出手段で可能になる。
本発明の第7の態様は、駆動力源の回転駆動力が伝達されて回転する搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラの外周面に被記録材を押圧しつつ被記録材の搬送方向へ従動回転可能に配設された搬送従動ローラを有する被記録材搬送手段と、前記搬送駆動ローラの回転方向及び回転量を特定可能な回転検出信号を出力する回転検出手段と、前記被記録材搬送手段より搬送方向下流側の被記録材の記録面にドットを形成可能なドット形成手段と、前記搬送従動ローラにより前記搬送駆動ローラの外周面に押圧されている状態で前記ドット形成手段によりドット形成可能な記録開始位置へ被記録材を給送可能な被記録材給送手段とを備えた記録装置において、前記被記録材給送手段により被記録材を前記記録開始位置まで給送する制御並びに前記ドット形成手段により被記録材の記録面に記録データに基づいてドットを形成する制御及び前記被記録材搬送手段により被記録材を所定の搬送方向へ所定の搬送量で搬送する制御を実行して被記録材の記録面への記録を実行する記録制御をコンピュータに実行させるための記録制御プログラムであって、被記録材を前記記録開始位置まで給送した後、前記回転検出手段が出力する回転検出信号から、前記搬送駆動ローラが搬送方向と逆方向へ回転したことを検出した時点で、被記録材が搬送方向と逆方向へ引き抜かれたと判定し、当該被記録材への記録を中止する手順を有している、ことを特徴とした記録制御プログラムである。
本発明の第7の態様に記載の記録制御プログラムによれば、この記録制御プログラムを実行可能な任意の記録装置に、本発明の第1の態様に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
本発明の第7の態様に記載の記録制御プログラムによれば、この記録制御プログラムを実行可能な任意の記録装置に、本発明の第1の態様に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
本発明の第8の態様は、駆動力源の回転駆動力が伝達されて回転する搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラの外周面に被記録材を押圧しつつ被記録材の搬送方向へ従動回転可能に配設された搬送従動ローラを有する被記録材搬送手段と、前記搬送駆動ローラの回転方向及び回転量を特定可能な回転検出信号を出力する回転検出手段と、前記被記録材搬送手段より搬送方向下流側の被記録材の記録面にドットを形成可能なドット形成手段と、前記搬送従動ローラにより前記搬送駆動ローラの外周面に押圧されている状態で前記ドット形成手段によりドット形成可能な記録開始位置へ被記録材を給送可能な被記録材給送手段とを備えた記録装置において、前記被記録材給送手段により被記録材を前記記録開始位置まで給送する制御並びに前記ドット形成手段により被記録材の記録面に記録データに基づいてドットを形成する制御及び前記被記録材搬送手段により被記録材を所定の搬送方向へ所定の搬送量で搬送する制御を実行して被記録材の記録面への記録を実行する記録制御をコンピュータに実行させるための記録制御プログラムであって、被記録材を前記記録開始位置まで給送した後、前記回転検出手段が出力する回転検出信号から、前記搬送駆動ローラが搬送制御量を超える搬送量に相当する回転量で搬送方向へ回転したことを検出した時点で、被記録材が搬送方向へ引き抜かれたと判定し、当該被記録材への記録を中止する手順を有している、ことを特徴とした記録制御プログラムである。
本発明の第8の態様に記載の記録制御プログラムによれば、この記録制御プログラムを実行可能な任意の記録装置に、本発明の第3の態様に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
本発明の第8の態様に記載の記録制御プログラムによれば、この記録制御プログラムを実行可能な任意の記録装置に、本発明の第3の態様に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明に係る「記録装置」の一例としてのインクジェット式記録装置の概略構成について説明する。
まず、本発明に係る「記録装置」の一例としてのインクジェット式記録装置の概略構成について説明する。
図1は、本発明に係るインクジェット式記録装置の要部平面図であり、図2はその側面図である。図3は、本発明に係るインクジェット式記録装置の概略のブロック図である。
インクジェット式記録装置50には、「被記録材」としての記録紙Pにインクを噴射して記録を行う記録ヘッド62を記録紙Pに対して主走査方向Xに走査させる手段として、記録紙Pに対して主走査方向Xへ移動可能にキャリッジガイド軸51に軸支されたキャリッジ61が設けられている。キャリッジ61には、後述する「被記録材搬送手段」より副走査方向(搬送方向)Yの下流側の記録紙Pにドットを形成可能な「ドット形成手段」としての記録ヘッド62と、後述するPWセンサ34とが搭載されており、CRモータ63(図3)の回転駆動力が図示していない無端ベルトによるベルト伝達機構によって伝達されて主走査方向Xに往復動する。記録ヘッド62のヘッド面と対向する位置には、後述する「被記録材搬送手段」により搬送される記録紙Pを摺接支持しつつ記録紙Pの記録面と記録ヘッド62のヘッド面との間隔を所定間隔に規定するプラテン52が設けられている。
インクジェット式記録装置50には、「被記録材」としての記録紙Pにインクを噴射して記録を行う記録ヘッド62を記録紙Pに対して主走査方向Xに走査させる手段として、記録紙Pに対して主走査方向Xへ移動可能にキャリッジガイド軸51に軸支されたキャリッジ61が設けられている。キャリッジ61には、後述する「被記録材搬送手段」より副走査方向(搬送方向)Yの下流側の記録紙Pにドットを形成可能な「ドット形成手段」としての記録ヘッド62と、後述するPWセンサ34とが搭載されており、CRモータ63(図3)の回転駆動力が図示していない無端ベルトによるベルト伝達機構によって伝達されて主走査方向Xに往復動する。記録ヘッド62のヘッド面と対向する位置には、後述する「被記録材搬送手段」により搬送される記録紙Pを摺接支持しつつ記録紙Pの記録面と記録ヘッド62のヘッド面との間隔を所定間隔に規定するプラテン52が設けられている。
キャリッジ61の主走査方向Xへの往復動領域の一端側の外側には、公知のキャッピング装置59が設けられている。記録を実行しない待機状態においては、キャリッジ61がキャッピング装置59の上まで移動して停止し、キャッピング装置59に配設されているキャップCPによって記録ヘッド62のヘッド面が封止される。このキャリッジ61の停止位置は、ホームポジションHPとして規定される。
また、インクジェット式記録装置50には、記録ヘッド62を記録紙Pに対して副走査方向Yに走査させる如く記録紙Pを副走査方向Yへ搬送可能な「被記録材搬送手段」として、搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54が設けられている。搬送駆動ローラ53は、「駆動力源」としてのPFモータ58(図3)の回転駆動力が歯車伝達されて回転し、搬送駆動ローラ53の回転により、記録紙Pは副走査方向Yに搬送される。搬送従動ローラ54は、複数設けられており、それぞれ個々に搬送駆動ローラ53に付勢され、搬送駆動ローラ53の外周面に記録紙Pを押圧しつつ記録紙Pの搬送方向へ記録紙Pの搬送に従動して回転する。搬送駆動ローラ53の外周面には、高摩擦抵抗を有する皮膜が施されている。搬送従動ローラ54によって、搬送駆動ローラ53の外周面に押しつけられた記録紙Pは、その外周面の摩擦抵抗によって搬送駆動ローラ53の外周面に密着し、搬送駆動ローラ53の回転によって副走査方向Yへ搬送される。
搬送駆動ローラ53の副走査方向Yの上流側には、多数の記録紙Pを積重可能な「被記録材積重手段」としての給紙トレイ57が配設されている。給紙トレイ57は、例えば普通紙やフォト紙等の記録紙Pを給紙(給送)可能な構成となっている。給紙トレイ57の近傍には、給紙トレイ57に積重されている記録紙Pの最上位の記録紙Pを記録開始位置へ給送する「被記録材給送手段」としてのASF(オート・シート・フィーダ)が設けられている。ASFは、給紙トレイ57に設けられた給紙ローラ57b及び図示してない分離パッドを有する公知の自動給紙機構である。給紙ローラ57bは、給紙トレイ57の一方側に配置されている。記録紙ガイド57aは、記録紙Pの幅に合わせて幅方向に摺動可能に給紙トレイ57に設けられている。
そして、PFモータ58(図3)の回転駆動力が歯車伝達されて回転する給紙ローラ57bの回転駆動力と、分離パッドの摩擦抵抗により、給紙トレイ57に置かれた記録紙Pが給紙される。その際に、複数の記録紙Pが一度に給紙されることなく最上位の記録紙Pのみが正確に分離されて一枚ずつ自動給紙されるように構成されている。給紙ローラ57bと搬送駆動ローラ53との間には、公知の技術による紙検出器33が配設されている。
一方、記録ヘッド62の往復動領域より副走査方向Yの下流側には、搬送駆動ローラ53と連動して記録紙Pを副走査方向Yへ所定搬送量で搬送可能であるとともに記録後の記録紙Pを排出可能な構成を有する「被記録材排出手段」として、排紙駆動ローラ55と排紙従動ローラ56とが設けられている。排紙駆動ローラ55は、PFモータ58(図3)の回転駆動力が歯車伝達されて回転し、排紙駆動ローラ55の回転により、記録実行後の記録紙Pは副走査方向Yに排紙される。排紙従動ローラ56は、周囲に複数の歯を有し、各歯の先端が記録紙Pの記録面に点接触するように鋭角的に尖った歯付きローラになっている。複数の排紙従動ローラ56は、それぞれ個々に排紙駆動ローラ55に付勢され、記録紙Pが排紙駆動ローラ55の回転により排紙される際に記録紙Pに接して記録紙Pの排紙に伴い従動回転する。
そして、給紙ローラ57bや搬送駆動ローラ53及び排紙駆動ローラ55を回転駆動するPFモータ58(図3)、並びにキャリッジ61を主走査方向Xに駆動するCRモータ63(図3)は、後述する記録制御部100により駆動制御される。また、記録ヘッド62も同様に、記録制御部100により駆動制御されて記録紙Pの表面にインクを噴射する。記録制御部100は、前記ASFにより記録紙Pを記録開始位置まで給送した後、キャリッジ61を主走査方向Xへ往復動させながら記録ヘッド62から記録紙Pへインクを噴射してドットを形成する動作と、記録紙Pを副走査方向Yへ所定の搬送量で搬送する動作とを交互に繰り返しながら記録紙Pへの記録を行う制御を実行する。
そして、給紙ローラ57bや搬送駆動ローラ53及び排紙駆動ローラ55を回転駆動するPFモータ58(図3)、並びにキャリッジ61を主走査方向Xに駆動するCRモータ63(図3)は、後述する記録制御部100により駆動制御される。また、記録ヘッド62も同様に、記録制御部100により駆動制御されて記録紙Pの表面にインクを噴射する。記録制御部100は、前記ASFにより記録紙Pを記録開始位置まで給送した後、キャリッジ61を主走査方向Xへ往復動させながら記録ヘッド62から記録紙Pへインクを噴射してドットを形成する動作と、記録紙Pを副走査方向Yへ所定の搬送量で搬送する動作とを交互に繰り返しながら記録紙Pへの記録を行う制御を実行する。
引き続き図1〜図3を参照しながら「記録制御手段」としての記録制御部100について説明する。
記録制御部100は、ROM101、RAM102、ASIC(特定用途向け集積回路)103、MPU104、「不揮発性記憶媒体」としての不揮発性メモリ105、PFモータドライバ106、CRモータドライバ107及びヘッドドライバ108を備えている。MPU104には、ASIC103を介して、搬送駆動ローラ53の回転方向及び回転量を特定可能な回転検出信号を出力する「回転検出手段」としてのロータリエンコーダ31、キャリッジ61の移動量を検出する「キャリッジ移動量検出手段」としてのリニアエンコーダ32、搬送される記録紙Pの先端及び後端を検出する紙検出器33、主走査方向Xの記録紙Pの端部を検出するためのPWセンサ34、及びインクジェット式記録装置50の電源をON/OFFするための電源スイッチ35の出力信号が入力される。
記録制御部100は、ROM101、RAM102、ASIC(特定用途向け集積回路)103、MPU104、「不揮発性記憶媒体」としての不揮発性メモリ105、PFモータドライバ106、CRモータドライバ107及びヘッドドライバ108を備えている。MPU104には、ASIC103を介して、搬送駆動ローラ53の回転方向及び回転量を特定可能な回転検出信号を出力する「回転検出手段」としてのロータリエンコーダ31、キャリッジ61の移動量を検出する「キャリッジ移動量検出手段」としてのリニアエンコーダ32、搬送される記録紙Pの先端及び後端を検出する紙検出器33、主走査方向Xの記録紙Pの端部を検出するためのPWセンサ34、及びインクジェット式記録装置50の電源をON/OFFするための電源スイッチ35の出力信号が入力される。
公知のロータリエンコーダ31は、搬送駆動ローラ53の回転と高精度に連動して回転するロータリスケール311と、ロータリスケール311の外周に沿って等間隔に形成されているスリットを検出するロータリスケールセンサ312とを有している(図2)。搬送駆動ローラ53の回転に伴い変化するロータリスケールセンサ312の出力信号は、ASIC103を介してMPU104へ出力される。
公知のリニアエンコーダ32は、キャリッジ61の近傍に主走査方向Xと略平行に配置されたリニアスケール321と、リニアスケール321に等間隔に形成されているスリットを検出するキャリッジ61に搭載されたリニアスケールセンサ322とを有している(図2)。キャリッジ61の主走査方向Xの移動量に応じたパルスの周期が移動速度に伴い変化するリニアスケールセンサ322の出力信号は、ASIC103を介してMPU104へ出力される。
公知のリニアエンコーダ32は、キャリッジ61の近傍に主走査方向Xと略平行に配置されたリニアスケール321と、リニアスケール321に等間隔に形成されているスリットを検出するキャリッジ61に搭載されたリニアスケールセンサ322とを有している(図2)。キャリッジ61の主走査方向Xの移動量に応じたパルスの周期が移動速度に伴い変化するリニアスケールセンサ322の出力信号は、ASIC103を介してMPU104へ出力される。
公知の紙検出器33は、立位姿勢への自己復帰習性が付与され、かつ記録紙Pの搬送方向(副走査方向Y)にのみ回動し得るよう記録紙Pの搬送経路内に突出する状態で枢支されたレバーを有し、このレバーの先端が記録紙Pに押されることでレバーが回動し、それによって記録紙Pが検出される構成を成す検出器である(図2)。紙検出器33は、給紙ローラ57bより給紙された記録紙Pの始端位置及び搬送中の記録紙Pの終端位置を検出し、その検出信号は、ASIC103を介してMPU104へ出力される。
記録紙Pの端部を非接触で検出可能な「被記録材検出手段」としてのPWセンサ34は、キャリッジ61の記録紙Pの記録面と対向する部分に、プラテン52の記録紙摺接面の光反射率と記録紙Pの記録面の光反射率との差からプラテン52上にある記録紙Pの端部を非接触で検出可能な構成を有し、その検出信号は、ASIC103を介してMPU104へ出力される。PWセンサ34は、記録ヘッド62より搬送方向(副走査方向Y)の上流側に配設されており、キャリッジ61を主走査方向Xに往復動させる際に、記録ヘッド62の記録実行領域より搬送方向(副走査方向Y)の上流側の記録紙Pを検出することができる。当該実施例におけるPWセンサ34は、発光ダイオードから成る発光部と、フォトトランジスタから成る受光部とを有し、発光部から発した光が検出対象の記録紙P又はプラテン52に当たって反射し、反射した光を受光部にて受光し、その受光量に応じて出力電圧が変化する反射型フォトインタラプタを有している。
記録制御部100のシステムバスには、ROM101、RAM102、ASIC103、MPU104及び不揮発性メモリ105が接続されている。MPU104は、インクジェット式記録装置50の記録制御を実行するための演算処理やその他必要な演算処理を行う。ROM101には、MPU104によるインクジェット式記録装置50の制御に必要な記録制御プログラム(ファームウェア)等が格納されており、記録制御プログラムの処理に必要な各種データ等は不揮発性メモリ105に記憶されている。RAM102は、MPU104の作業領域や記録データ等の格納領域として用いられる。
ASIC103は、DCモータであるPFモータ58及びCRモータ63の速度制御、並びに記録ヘッド62の駆動制御を行う為の制御回路を有している。MPU104から送られてくる制御命令、ロータリエンコーダ31の出力信号、及びリニアエンコーダ32の出力信号に基づいて、PFモータ58及びCRモータ63の速度制御を行う為の各種演算を行い、その演算結果に基づくモータ制御信号をPFモータドライバ106及びCRモータドライバ107へ送出する。また、MPU104から送出される記録データ等に基づいて、記録ヘッド62の制御信号を演算生成してヘッドドライバ108へ送出して記録ヘッド62を駆動制御する。ASIC103は、「情報処理装置」としてのパーソナルコンピュータ301等との情報伝送を実現する「情報伝送手段」としてホストIF112を有している。
ASIC103は、DCモータであるPFモータ58及びCRモータ63の速度制御、並びに記録ヘッド62の駆動制御を行う為の制御回路を有している。MPU104から送られてくる制御命令、ロータリエンコーダ31の出力信号、及びリニアエンコーダ32の出力信号に基づいて、PFモータ58及びCRモータ63の速度制御を行う為の各種演算を行い、その演算結果に基づくモータ制御信号をPFモータドライバ106及びCRモータドライバ107へ送出する。また、MPU104から送出される記録データ等に基づいて、記録ヘッド62の制御信号を演算生成してヘッドドライバ108へ送出して記録ヘッド62を駆動制御する。ASIC103は、「情報処理装置」としてのパーソナルコンピュータ301等との情報伝送を実現する「情報伝送手段」としてホストIF112を有している。
つづいて、記録制御部100による記録紙Pの引き抜き検出について説明する。
図4〜図13は、インクジェット式記録装置50の要部側面図である。
図4〜図13は、インクジェット式記録装置50の要部側面図である。
図4は、給紙トレイ57から給紙ローラ57bの回転によって記録紙Pが給紙され、記録紙Pの先端近傍が搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54とで挟持された状態を示したものである。紙検出器33は、レバーが記録紙Pの先端に押されて搬送方向へ回動した状態で「記録紙あり」状態となる。一方、記録紙Pの先端は、PWセンサ34の検出位置までは到達していないので、PWセンサ34は「記録紙なし」状態となっている。
図5は、給紙された記録紙Pが記録開始位置まで搬送された状態を示したものである。紙検出器33は、レバーが記録紙Pによって搬送方向へ回動した状態で「記録紙あり」状態が維持されている。また、記録紙Pの先端は、PWセンサ34の検出位置より搬送方向下流側まで到達しているので、PWセンサ34は「記録紙あり」状態となる。
図6は、給紙後の記録紙Pを給紙トレイ57側から搬送方向と逆方向へ途中まで引き抜いた状態を示したものである。
図4又は図5に図示した状態で、記録紙Pを給紙トレイ57側から搬送方向と逆方向(以下、搬送逆方向YRという。)へ途中まで引き抜くと、紙検出器33の検出状態は「記録紙あり」のまま変化しないため、紙検出器33の検出状態から記録紙Pの搬送逆方向YRへの引き抜きを検出することはできない。また、図4又は図5に図示した状態で、記録紙Pを給紙トレイ57側から搬送逆方向YRへ途中まで引き抜くと、PWセンサ34の検出状態は、引き抜き前後の記録紙Pの先端位置によって「記録紙あり」或いは「記録紙なし」のまま変化しないか、又は「記録紙あり」から「記録紙なし」へ変化する。そのため、PWセンサ34の検出状態から記録紙Pの搬送逆方向YRへの引き抜きを確実に検出することはできない。
図4又は図5に図示した状態で、記録紙Pを給紙トレイ57側から搬送方向と逆方向(以下、搬送逆方向YRという。)へ途中まで引き抜くと、紙検出器33の検出状態は「記録紙あり」のまま変化しないため、紙検出器33の検出状態から記録紙Pの搬送逆方向YRへの引き抜きを検出することはできない。また、図4又は図5に図示した状態で、記録紙Pを給紙トレイ57側から搬送逆方向YRへ途中まで引き抜くと、PWセンサ34の検出状態は、引き抜き前後の記録紙Pの先端位置によって「記録紙あり」或いは「記録紙なし」のまま変化しないか、又は「記録紙あり」から「記録紙なし」へ変化する。そのため、PWセンサ34の検出状態から記録紙Pの搬送逆方向YRへの引き抜きを確実に検出することはできない。
一方、搬送駆動ローラ53は、この状態で、ユーザが記録紙Pを手でつかんで給紙トレイ57側から搬送逆方向YRへ途中まで引き抜くと、記録紙Pとの接触面の摩擦抵抗によって搬送逆方向YRへ回転することになる。すなわち、記録紙Pを記録開始位置へ給送した後、ロータリエンコーダ31(図2)が出力する回転検出信号から搬送駆動ローラ53が搬送逆方向YRへ回転したことが特定された時点で、ユーザが記録紙Pを手でつかんで搬送逆方向YRへ途中まで或いは完全に引き抜いたと判定することができる。したがって、ロータリエンコーダ31が出力する回転検出信号から搬送駆動ローラ53が逆回転方向Rへ回転したことを検出することによって、ユーザが記録実行中の記録紙Pを手でつかんで搬送逆方向YRへ完全に引き抜いたことのみならず、途中まで引き抜いた状態をも適確に検出することができる。
図7は、給紙後の記録紙Pを給紙トレイ57側から搬送方向と逆方向へ完全に引き抜いた状態を示したものである。
図4又は図5に図示した状態で、記録紙Pを給紙トレイ57側から搬送逆方向YRへ完全に引き抜くと、紙検出器33は、レバーが符号Nで示した方向へ回動して、検出状態が「記録紙あり」から「記録紙なし」へと変化するとともに、PWセンサ34の検出状態は「記録紙なし」となる。また、図4又は図5に図示した状態で、記録紙Pを給紙トレイ57側から搬送逆方向YRへ完全に引き抜くと、搬送駆動ローラ53が逆回転方向Rへ回転する。したがって、記録紙Pが給紙トレイ57側から搬送逆方向YRへ完全に引き抜かれた場合には、紙検出器33又はPWセンサ34の検出状態から検出することも可能であるが、ロータリエンコーダ31(図2)が出力する回転検出信号から搬送駆動ローラ53が逆回転方向Rへ回転したことをもって検出することによって、記録紙Pの搬送逆方向YRへの引き抜きをより速いタイミングで確実に検出することができる。
図4又は図5に図示した状態で、記録紙Pを給紙トレイ57側から搬送逆方向YRへ完全に引き抜くと、紙検出器33は、レバーが符号Nで示した方向へ回動して、検出状態が「記録紙あり」から「記録紙なし」へと変化するとともに、PWセンサ34の検出状態は「記録紙なし」となる。また、図4又は図5に図示した状態で、記録紙Pを給紙トレイ57側から搬送逆方向YRへ完全に引き抜くと、搬送駆動ローラ53が逆回転方向Rへ回転する。したがって、記録紙Pが給紙トレイ57側から搬送逆方向YRへ完全に引き抜かれた場合には、紙検出器33又はPWセンサ34の検出状態から検出することも可能であるが、ロータリエンコーダ31(図2)が出力する回転検出信号から搬送駆動ローラ53が逆回転方向Rへ回転したことをもって検出することによって、記録紙Pの搬送逆方向YRへの引き抜きをより速いタイミングで確実に検出することができる。
搬送逆方向YRへの記録紙Pの引き抜き開始から記録紙Pの先端が紙検出器33のレバー部分を通過して紙検出器33の検出状態が「記録紙なし」となる位置まで、記録紙Pが引き抜かれるのを待つまでもなく、搬送駆動ローラ53が逆回転したことを検出したその時点で、すぐに記録紙Pの搬送逆方向YRへの引き抜きが行われたと判定できるからである。より好ましくは、後述するように、紙検出器33やPWセンサ34の検出状態も合わせて総合的に判断すると、搬送逆方向YRへの記録紙Pの引き抜きをより適確に検出することができる。
図8は、給紙後の記録紙Pに記録が実行されている状態を示したものである。紙検出器33は、記録紙Pの後端が通過するまでレバー部分が搬送方向へ回動した状態で「記録紙あり」状態が維持される。また、PWセンサ34は、検出位置を記録紙Pの後端が通過するまで「記録紙あり」状態が維持される。
図9は、記録実行中の記録紙Pの後端が紙検出器33を通過した状態を示したものである。紙検出器33は、レバー部分が符号Nで示した方向へ回動して、検出状態が「記録紙あり」から「記録紙なし」へと変化する。
図9は、記録実行中の記録紙Pの後端が紙検出器33を通過した状態を示したものである。紙検出器33は、レバー部分が符号Nで示した方向へ回動して、検出状態が「記録紙あり」から「記録紙なし」へと変化する。
図10は、記録実行中の記録紙Pを排出側から搬送方向(副走査方向)Yへ途中まで引き抜いた状態を示したものである。
図8又は図9に図示した状態で、記録紙Pを排出側から搬送方向Yへ途中まで引き抜くと、記録紙Pが搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54とで挟持されている状態である限り、搬送駆動ローラ53より搬送方向Yの下流側に配設されているPWセンサ34の検出状態は「記録紙あり」のまま変化しないため、PWセンサ34の検出状態から記録紙Pの搬送方向Yへの引き抜きを検出することはできない。また、図8又は図9に図示した状態で、記録紙Pを排出側から搬送方向Yへ途中まで引き抜くと、紙検出器33の検出状態は、引き抜き前後の記録紙Pの後端位置によって「記録紙あり」或いは「記録紙なし」のまま変化しないか、又は「記録紙あり」から「記録紙なし」へ変化するため、紙検出器33の検出状態から記録紙Pの搬送方向Yへの引き抜きを確実に特定することはできない。
図8又は図9に図示した状態で、記録紙Pを排出側から搬送方向Yへ途中まで引き抜くと、記録紙Pが搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54とで挟持されている状態である限り、搬送駆動ローラ53より搬送方向Yの下流側に配設されているPWセンサ34の検出状態は「記録紙あり」のまま変化しないため、PWセンサ34の検出状態から記録紙Pの搬送方向Yへの引き抜きを検出することはできない。また、図8又は図9に図示した状態で、記録紙Pを排出側から搬送方向Yへ途中まで引き抜くと、紙検出器33の検出状態は、引き抜き前後の記録紙Pの後端位置によって「記録紙あり」或いは「記録紙なし」のまま変化しないか、又は「記録紙あり」から「記録紙なし」へ変化するため、紙検出器33の検出状態から記録紙Pの搬送方向Yへの引き抜きを確実に特定することはできない。
一方、搬送駆動ローラ53は、この状態で、ユーザが記録紙Pを手でつかんでを排出側から搬送方向Yへ途中まで引き抜くと、記録紙Pとの接触面の摩擦抵抗によって、記録制御部100の搬送制御量を超える搬送量に相当する回転量で正回転方向Fへ回転する。したがって、ロータリエンコーダ31(図2)が出力する回転検出信号から、搬送駆動ローラ53が搬送制御量を超える搬送量に相当する回転量で正回転方向F(搬送方向Y)へ回転したことを検出することによって、ユーザが記録実行中の記録紙Pを手でつかんで搬送方向Yへ完全に引き抜いたことのみならず、途中まで引き抜いた状態をも適確に検出することができる。
図11は、記録実行中の記録紙Pを排出側から搬送方向Yへ完全に引き抜いた状態を示したものである。
図8又は図9に図示した状態で、記録紙Pを排出側から搬送方向Yへ完全に引き抜くと、PWセンサ34は、検出状態が「記録紙あり」から「記録紙なし」へと変化するとともに、紙検出器33は、レバーが符号Nで示した方向へ回動した状態となり、検出状態は「記録紙なし」となる。また、また、図8又は図9に図示した状態で、記録紙Pを排出側から搬送方向Yへ完全に引き抜くと、搬送駆動ローラ53が正回転方向Fへ回転するしたがって、記録紙Pが給紙トレイ57側から搬送方向Yへ完全に引き抜かれた場合には、紙検出器33又はPWセンサ34の検出状態から検出することも可能であるが、ロータリエンコーダ31(図2)が出力する回転検出信号から、搬送駆動ローラ53が搬送制御量を超える搬送量に相当する回転量で正回転方向F(搬送方向Y)へ回転したことを検出することによって、記録紙Pの搬送方向Yへの引き抜きを検出することができる。
図8又は図9に図示した状態で、記録紙Pを排出側から搬送方向Yへ完全に引き抜くと、PWセンサ34は、検出状態が「記録紙あり」から「記録紙なし」へと変化するとともに、紙検出器33は、レバーが符号Nで示した方向へ回動した状態となり、検出状態は「記録紙なし」となる。また、また、図8又は図9に図示した状態で、記録紙Pを排出側から搬送方向Yへ完全に引き抜くと、搬送駆動ローラ53が正回転方向Fへ回転するしたがって、記録紙Pが給紙トレイ57側から搬送方向Yへ完全に引き抜かれた場合には、紙検出器33又はPWセンサ34の検出状態から検出することも可能であるが、ロータリエンコーダ31(図2)が出力する回転検出信号から、搬送駆動ローラ53が搬送制御量を超える搬送量に相当する回転量で正回転方向F(搬送方向Y)へ回転したことを検出することによって、記録紙Pの搬送方向Yへの引き抜きを検出することができる。
搬送方向Yへの記録紙Pの引き抜き開始から記録紙Pの後端がPWセンサ34の検出位置を通過してPWセンサ34の検出状態が「記録紙なし」となる位置まで、記録紙Pが引き抜かれるのを待つまでもなく、搬送駆動ローラ53が搬送制御量を超える搬送量に相当する回転量で正回転方向F(搬送方向Y)へ回転したことを検出したその時点で、すぐに記録紙Pの搬送方向Yへの引き抜きが行われたと判定できるからである。より好ましくは、後述するように、紙検出器33やPWセンサ34の検出状態も合わせて総合的に判断すると、搬送方向Yへの記録紙Pの引き抜きをより適確に検出することができる。
図12は、記録実行中の記録紙Pの後端が搬送駆動ローラ53を通過した後、記録紙Pが排出駆動ローラ54及び排出従動ローラ55のみによって搬送方向へ搬送されながら後端近傍への記録が実行されている状態を示したものである。すでに記録紙Pの後端が紙検出器33を通過しているため、紙検出器33は、レバーが符号Nで示した方向へ回動した状態で検出状態は「記録紙なし」となっている。
図13は、後端が搬送駆動ローラ53を通過した後の記録実行中の記録紙Pを排出側から搬送方向Yへ完全に引き抜いた状態を示したものである。
図12に示した状態においては、記録紙Pが搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54とに挟持されていない状態となっているため、この状態から記録紙Pを引き抜くことに起因する搬送駆動ローラ53の回転は発生しないので、ロータリエンコーダ31が出力する回転検出信号から直接的に記録紙Pの引き抜きを検出することはできない。この場合には、「特定の搬送位置」からの記録紙Pの搬送量累積量に基づいて推測した記録紙Pの搬送方向Yの後端位置がPWセンサ34の検出位置より搬送方向Yの上流側である間に、記録実行中の記録紙Pの後端がPWセンサ34にて検出された時点で、記録紙Pが搬送方向Yへ引き抜かれたと判定することができる。この「特定の搬送位置」は、例えば、記録紙Pの記録開始位置、或いは記録紙Pの後端が紙検出器33を通過したときの搬送位置等、記録紙Pの後端がPWセンサ34を通過する搬送位置よりも上流側で特定可能な搬送位置であれば良い。
図14は、記録紙Pの引き抜き検出手順を示したフローチャートである。
当該手順は、記録紙Pへの記録開始後、所定周期で繰り返し実行される手順である。以下、図14に示した記録紙Pの引き抜き検出手順のフローチャートについて、すでに説明した図4〜図13も適宜参照しながら説明する。
当該手順は、記録紙Pへの記録開始後、所定周期で繰り返し実行される手順である。以下、図14に示した記録紙Pの引き抜き検出手順のフローチャートについて、すでに説明した図4〜図13も適宜参照しながら説明する。
記録紙Pの給送動作が正常になされて当該記録紙Pへの記録が開始された後は、記録紙Pの搬送動作(副走査動作)の度に記録制御データで指定された所定の搬送量で記録紙Pを搬送する(ステップS1)。具体的には、所定の搬送量に相当する回転量で搬送駆動ローラ53を搬送方向(副走査方向Y)へ回転制御する。記録紙Pを指定された所定の搬送量で搬送した後、つづいて、紙検出器33で記録紙Pが検出されているか否かを判定する(ステップS2)。
紙検出器33の検出状態が「記録紙あり」の場合には(ステップS2でYes)、搬送駆動ローラ53より搬送方向上流側にある紙検出器33を記録紙Pの後端が通過していないことになる。したがって、記録紙Pは、搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54とで挟持された状態(図4、図5又は図8に図示した状態)となっているはずなので、この時点で搬送駆動ローラ53の逆回転が検出されたか否かを判定する(ステップS3)。搬送駆動ローラ53の逆回転が検出されている場合には(ステップS3でYes)、記録実行中の記録紙Pに対して搬送逆方向YRへの引き抜きが行われた(図6に示した状態)と判定し、引き抜きエラーとして当該記録紙Pへの記録を中止して当該手順を終了する。搬送駆動ローラ53の逆回転が検出されていない場合には(ステップS3でNo)、記録実行中の記録紙Pに対して搬送逆方向YRへの引き抜きは行われていないと判定し、後述するステップS9以降の搬送方向Yへの引き抜き判定ステップへと移行する。
一方、ステップS2において、紙検出器33の検出状態が「記録紙なし」の場合には(ステップS2でNo)、つづいて、PWセンサ34で記録紙Pが検出されているか否かを判定する(ステップS4)。PWセンサ34の検出状態が「記録紙あり」の場合には(ステップS4でYes)、記録紙Pの後端が紙検出器33を通過したがPWセンサ34はまだ通過していない状態(図9又は図12に示した状態)なので、物理的に記録実行中の記録紙Pに対して搬送逆方向YRへの引き抜きを行うことはできない搬送位置まで記録紙Pが搬送された状態であるため、後述するステップS9以降の搬送方向Yへの引き抜き判定ステップへと移行する。
また、PWセンサ34の検出状態が「記録紙なし」の場合には(ステップS4でNo)、単に記録実行中の記録紙Pの後端がPWセンサ34を通過した状態か、或いは記録実行中の記録紙Pがユーザの手によって搬送逆方向YRへ完全に引き抜き出されてしまったか、のいずれであるかを判定するべく、この時点で搬送駆動ローラ53の逆回転が検出されたか否かを判定する(ステップS5)。そして、搬送駆動ローラ53の逆回転が検出されている場合には(ステップS5でYes)、記録実行中の記録紙Pが搬送逆方向YRへ完全に引き抜き出された状態(図7に示した状態)と判定し、引き抜きエラーとして当該記録紙Pへの記録を中止して当該手順を終了する。
一方、搬送駆動ローラ53の逆回転が検出されていない場合には(ステップS5でNo)、単に記録実行中の記録紙Pの後端がPWセンサ34を通過しただけであり、記録実行中の記録紙Pに対して搬送逆方向YRへの引き抜きは行われていないと判定し、つづいて、PWセンサ34が記録紙Pの先端を通過(検出)した時点から記録紙Pの後端を通過(検出)した時点までの記録紙Pの搬送量累積値等に基づいて記録紙Pのサイズを算出する(ステップS6)。そして、その記録紙Pのサイズから残りの記録を実行可能か否かを判定する(ステップS7)。記録実行可能なサイズでない場合には(ステップS7でNo)、記録紙サイズエラーとして当該記録紙Pへの記録を中止して当該手順を終了する。記録実行可能なサイズである場合には(ステップS7でYes)、そのまま次の主走査動作を実行する(ステップS8)。この主走査動作とは、前述したように、キャリッジ61を主走査方向Xへ往復動させながら記録ヘッド62から記録紙Pへインクを噴射してドットを形成する動作のことである。
ステップS3において搬送駆動ローラ53の逆回転が検出されていない場合には(ステップS3でNo)、或いはステップS4においてPWセンサ34の検出状態が「記録紙あり」の場合には(ステップS4でYes)、つづいて、実搬送量が搬送制御量を超えているか否かを判定する(ステップS9)。すなわち、記録実行中の記録紙Pに対して搬送逆方向YRへの引き抜きが検出されなかった場合(図5に示した状態)、或いは記録紙Pの後端が紙検出器33を通過して記録実行中の記録紙Pに対して搬送逆方向YRへの引き抜きをユーザが物理的に行えない状態にある場合(図9又は図12に示した状態)には、つづいて、当該搬送動作(副走査動作)時の搬送制御量と実搬送量を比較して、実搬送量が搬送制御量を超えているか否かを判定する。ここで、搬送制御量とは、当該搬送動作時における所定の搬送量に相当する搬送駆動ローラの回転制御量である。また、当該搬送動作時の実搬送量は、ロータリエンコーダ31が出力する回転検出信号から特定することができる。
実搬送量が搬送制御量を超えている場合には(ステップS9でYes)、搬送駆動ローラ53が搬送制御量を超える搬送量に相当する回転量で搬送方向へ回転したことになるので、記録実行中の記録紙Pに対して搬送方向Yへの外力が作用した、すなわちユーザにより搬送方向Yへの記録紙Pの引き抜きが行われた(図10又は図11に示した状態)と判定し、引き抜きエラーとして当該記録紙Pへの記録を中止して当該手順を終了する。一方、実搬送量が搬送制御量を超えていない場合には(ステップS9でNo)、ユーザによる搬送方向Yへの記録紙Pの引き抜きは行われていないと判定し、つづいて、紙検出器33で記録紙Pが検出されているか否かを判定する(ステップS10)。
紙検出器33の検出状態が「記録紙あり」の場合には(ステップS10でYes)、記録紙Pの後端が紙検出器33をまだ通過しておらず、搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54とで挟持された状態(図4、図5又は図8に図示した状態)で、搬送方向Y及び搬送逆方向YRのいずれの方向にも記録紙Pの引き抜きが検出されていないことになるので、そのまま次の主走査動作を実行して(ステップS13)当該手順を終了する。一方、紙検出器33の検出状態が「記録紙なし」の場合には(ステップS10でNo)、つづいて、PWセンサ34で記録紙Pが検出されているか否かを判定する(ステップS11)。PWセンサ34の検出状態が「記録紙あり」の場合には(ステップS11でYes)、記録紙Pの後端が紙検出器33を通過したがPWセンサ34はまだ通過していない状態(図9又は図12に示した状態)で、搬送方向Yへの記録紙Pの引き抜きが検出されておらず、搬送逆方向YRへの引き抜きは物理的に不可能な状態にあるので、そのまま次の主走査動作を実行して(ステップS13)当該手順を終了する。
ここで問題となるのは、記録紙Pの後端が紙検出器33を通過したがPWセンサ34はまだ通過していない状態で、かつ記録紙Pの後端が搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54とで挟持されていない状態(図12に示した状態)である場合には、搬送駆動ローラ53の過回転に基づく記録紙Pの搬送方向Yへの引き抜き検出(ステップS9)ができないことである。そこで、本発明に係るインクジェット式記録装置50においては、記録制御部100は、このような状態(図12に示した状態)からの搬送方向Yへの記録紙Pの引き抜きを検出するために、記録紙Pの後端がPWセンサ34を通過した時点で、その記録紙Pの後端の通過がユーザによる搬送方向Yへの記録紙Pの引き抜きにより生じたのか、排紙駆動ローラ55による正常な記録紙Pの搬送による生じたのか、を次のステップS12で判定している。
PWセンサ34の検出状態が「記録紙なし」となった時点で(ステップS11でNo、図13に示した状態)、紙検出器33の検出状態が「記録紙なし」となった時点の搬送位置(特定の搬送位置)からの記録紙Pの搬送量累積値が、紙検出器33からPWセンサ34までの物理的な搬送方向の距離より小さいか否かを判定する(ステップS12)。そして、この搬送量累積値が紙検出器33からPWセンサ34までの物理的な搬送方向の距離より小さい場合には(ステップS12でYes)、記録紙Pが搬送方向へ引き抜かれたと判定し、引き抜きエラーとして当該記録紙Pへの記録を中止して当該手順を終了する。すなわち、紙検出器33の検出状態が「記録紙なし」となった時点の搬送位置(特定の搬送位置)からの記録紙Pの搬送量累積値に基づいて推測した記録実行中の記録紙Pの搬送方向後端位置が、PWセンサ34の検出位置より搬送方向上流側である間に、記録実行中の記録紙Pの搬送方向後端がPWセンサ34にて検出された時点で、記録紙Pが搬送方向へ引き抜かれたと判定する。
本来記録紙Pの搬送方向後端がPWセンサ34の検出位置を通過する予定の搬送量累積値に到達する前に、実際に記録紙Pの搬送方向後端がPWセンサ34の検出位置を通過してしまった場合には、その時点でユーザが記録実行中の記録紙Pを搬送方向へ引き抜いたと判定することができるからである。したがって、記録紙Pの搬送方向後端がPWセンサ34を通過した時点で、紙検出器33からの搬送量累積値が、紙検出器33からPWセンサ34までの物理的な搬送方向の距離以上である場合には(ステップS12でNo)、ユーザによる記録実行中の記録紙Pの搬送方向への引き抜きが行われることなく記録紙Pの搬送方向後端がPWセンサ34を正常に通過したと判定し、そのまま次の主走査動作を実行して(ステップS13)当該手順を終了する。
このようにして、ユーザが記録実行中の記録紙Pを手でつかんで搬送方向Y又は搬送逆方向YRへ完全に引き抜いたことのみならず、搬送方向Y又は搬送逆方向YRへ途中まで引き抜いた状態をも適確に検出することができるので、正常に給送された後の記録紙Pの引き抜きを適確に検出して記録を中止することができる。
それによって、ユーザが記録実行中の記録紙Pを手でつかんで搬送方向Y又は搬送逆方向YRへ途中まで引き抜いたことにより、もはや当該記録紙Pについて正常な記録実行結果を得ることはできない状態となった後は、そのまま記録を続行することにより生ずるインクの無駄な消費等を防止することができる。また、記録ヘッド62からのインク噴射位置に記録紙Pが存在せず、記録ヘッド62から本来記録紙Pの記録面に噴射すべきインクがプラテン52等に噴射されてしまってインクジェット式記録装置50の内部が汚れてしまうことも防止することができる。
それによって、ユーザが記録実行中の記録紙Pを手でつかんで搬送方向Y又は搬送逆方向YRへ途中まで引き抜いたことにより、もはや当該記録紙Pについて正常な記録実行結果を得ることはできない状態となった後は、そのまま記録を続行することにより生ずるインクの無駄な消費等を防止することができる。また、記録ヘッド62からのインク噴射位置に記録紙Pが存在せず、記録ヘッド62から本来記録紙Pの記録面に噴射すべきインクがプラテン52等に噴射されてしまってインクジェット式記録装置50の内部が汚れてしまうことも防止することができる。
さらに、当該実施例において、記録紙Pを記録開始位置まで給送する過程においては、搬送駆動ローラ53の逆回転制御を実行していないときに搬送駆動ローラ53が搬送逆方向YRへ回転したことを検出して、記録紙Pが搬送逆方向YRへ引き抜かれたと判定するのが好ましい。ASF等の「被記録材給送手段」から記録紙Pを給送する際の制御手順には、記録紙Pの傾き(スキュー)を取り除くために、搬送駆動ローラ53を短時間だけ逆回転させる手順が含まれる場合があるからである。そのような場合には、少なくとも記録紙Pを記録開始位置まで給送する過程においては、搬送駆動ローラ53の逆回転制御を実行していないときに搬送駆動ローラ53の逆回転を検出したことを条件として、記録紙Pが搬送方向と逆方向へ引き抜かれたと判定すれば、記録紙Pのスキューを取り除くための搬送駆動ローラ53の逆回転制御時に、記録紙Pが搬送逆方向YRへ引き抜かれたと誤検出して記録を中止してしまうといった誤動作を防止することができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
34 PWセンサ、50 インクジェット式記録装置、51 キャリッジガイド軸、52 プラテン、53 搬送駆動ローラ、54 搬送従動ローラ、55 排紙駆動ローラ、56 排紙従動ローラ、57 給紙トレイ、57b 給紙ローラ、58 PFモータ、59 キャッピング装置、61 キャリッジ、62 記録ヘッド、63 CRモータ、100 記録制御部、101 ROM、102 RAM、103 ASIC、104 MPU、105 不揮発性メモリ、106 PFモータドライバ、107 CRモータドライバ、108 ヘッドドライバ、P 記録紙、X 主走査方向、Y 副走査方向
Claims (8)
- 駆動力源の回転駆動力が伝達されて回転する搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラの外周面に被記録材を押圧しつつ被記録材の搬送方向へ従動回転可能に配設された搬送従動ローラを有する被記録材搬送手段と、
前記搬送駆動ローラの回転方向及び回転量を特定可能な回転検出信号を出力する回転検出手段と、
前記被記録材搬送手段より搬送方向下流側の被記録材の記録面にドットを形成可能なドット形成手段と、
前記搬送従動ローラにより前記搬送駆動ローラの外周面に押圧されている状態で前記ドット形成手段によりドット形成可能な記録開始位置へ被記録材を給送可能な被記録材給送手段と、
前記被記録材給送手段により被記録材を前記記録開始位置まで給送する制御並びに前記ドット形成手段により被記録材の記録面に記録データに基づいてドットを形成する制御及び前記被記録材搬送手段により被記録材を所定の搬送方向へ所定の搬送量で搬送する制御を実行して被記録材の記録面への記録を実行する記録制御手段とを備えた記録装置であって、
前記記録制御手段は、被記録材を前記記録開始位置まで給送した後、前記回転検出手段が出力する回転検出信号から、前記搬送駆動ローラが搬送方向と逆方向へ回転したことを検出した時点で、被記録材が搬送方向と逆方向へ引き抜かれたと判定し、当該被記録材への記録を中止する、ことを特徴とした記録装置。 - 請求項1において、前記記録制御手段は、被記録材を前記記録開始位置まで給送する過程で、前記回転検出手段が出力する回転検出信号から、前記搬送駆動ローラの逆回転制御を実行していないときに前記搬送駆動ローラが搬送方向と逆方向へ回転したことを検出した時点で、被記録材が搬送方向と逆方向へ引き抜かれたと判定し、当該被記録材への記録を中止する、ことを特徴とした記録装置。
- 駆動力源の回転駆動力が伝達されて回転する搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラの外周面に被記録材を押圧しつつ被記録材の搬送方向へ従動回転可能に配設された搬送従動ローラを有する被記録材搬送手段と、
前記搬送駆動ローラの回転方向及び回転量を特定可能な回転検出信号を出力する回転検出手段と、
前記被記録材搬送手段より搬送方向下流側の被記録材の記録面にドットを形成可能なドット形成手段と、
前記搬送従動ローラにより前記搬送駆動ローラの外周面に押圧されている状態で前記ドット形成手段によりドット形成可能な記録開始位置へ被記録材を給送可能な被記録材給送手段と、
前記被記録材給送手段により被記録材を前記記録開始位置まで給送する制御並びに前記ドット形成手段により被記録材の記録面に記録データに基づいてドットを形成する制御及び前記被記録材搬送手段により被記録材を所定の搬送方向へ所定の搬送量で搬送する制御を実行して被記録材の記録面への記録を実行する記録制御手段とを備えた記録装置であって、
前記記録制御手段は、被記録材を前記記録開始位置まで給送した後、前記回転検出手段が出力する回転検出信号から、前記搬送駆動ローラが搬送制御量を超える搬送量に相当する回転量で搬送方向へ回転したことを検出した時点で、被記録材が搬送方向へ引き抜かれたと判定し、当該被記録材への記録を中止する、ことを特徴とした記録装置。 - 請求項1又は2において、前記記録制御手段は、被記録材を前記記録開始位置まで給送した後、前記回転検出手段が出力する回転検出信号から、前記搬送駆動ローラが搬送制御量を超える搬送量に相当する回転量で搬送方向へ回転したことを検出した時点で、被記録材が搬送方向へ引き抜かれたと判定し、当該被記録材への記録を中止する、ことを特徴とした記録装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、前記被記録材搬送手段と連動して被記録材を搬送方向へ所定搬送量で搬送可能であるとともに記録後の被記録材を排出可能な構成を有する被記録材排出手段と、
前記被記録材搬送手段より搬送方向下流側でかつ前記被記録材排出手段より搬送方向上流側の所定位置における被記録材の有無を検出可能な被記録材検出手段とを備え、
前記ドット形成手段は、前記被記録材搬送手段より搬送方向下流側でかつ前記被記録材排出手段より搬送方向上流側の被記録材の記録面にドットを形成可能な構成を有し、
前記記録制御手段は、特定の搬送位置からの被記録材の搬送量累積量から推測した記録実行中の被記録材の搬送方向後端位置が、前記被記録材検出手段の検出位置より搬送方向上流側である間に、記録実行中の被記録材の搬送方向後端を前記被記録材検出手段にて検出した時点で、被記録材が搬送方向へ引き抜かれたと判定し、当該被記録材への記録を中止する、ことを特徴とした記録装置。 - 請求項5において、前記ドット形成手段は、前記被記録材搬送手段による被記録材の搬送方向と直交する方向へ往復動可能に配設され、前記被記録材の記録面にインクを噴射してドットを形成可能は記録ヘッドを搭載したキャリッジを有し、
前記キャリッジは、前記被記録材搬送手段により搬送される被記録材の記録面と対向する部分に、被記録材の端部を非接触で検出可能な前記被記録材検出手段が配設されている、ことを特徴とした記録装置。 - 駆動力源の回転駆動力が伝達されて回転する搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラの外周面に被記録材を押圧しつつ被記録材の搬送方向へ従動回転可能に配設された搬送従動ローラを有する被記録材搬送手段と、前記搬送駆動ローラの回転方向及び回転量を特定可能な回転検出信号を出力する回転検出手段と、前記被記録材搬送手段より搬送方向下流側の被記録材の記録面にドットを形成可能なドット形成手段と、前記搬送従動ローラにより前記搬送駆動ローラの外周面に押圧されている状態で前記ドット形成手段によりドット形成可能な記録開始位置へ被記録材を給送可能な被記録材給送手段とを備えた記録装置において、
前記被記録材給送手段により被記録材を前記記録開始位置まで給送する制御並びに前記ドット形成手段により被記録材の記録面に記録データに基づいてドットを形成する制御及び前記被記録材搬送手段により被記録材を所定の搬送方向へ所定の搬送量で搬送する制御を実行して被記録材の記録面への記録を実行する記録制御をコンピュータに実行させるための記録制御プログラムであって、
被記録材を前記記録開始位置まで給送した後、前記回転検出手段が出力する回転検出信号から、前記搬送駆動ローラが搬送方向と逆方向へ回転したことを検出した時点で、被記録材が搬送方向と逆方向へ引き抜かれたと判定し、当該被記録材への記録を中止する手順を有している、ことを特徴とした記録制御プログラム。 - 駆動力源の回転駆動力が伝達されて回転する搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラの外周面に被記録材を押圧しつつ被記録材の搬送方向へ従動回転可能に配設された搬送従動ローラを有する被記録材搬送手段と、前記搬送駆動ローラの回転方向及び回転量を特定可能な回転検出信号を出力する回転検出手段と、前記被記録材搬送手段より搬送方向下流側の被記録材の記録面にドットを形成可能なドット形成手段と、前記搬送従動ローラにより前記搬送駆動ローラの外周面に押圧されている状態で前記ドット形成手段によりドット形成可能な記録開始位置へ被記録材を給送可能な被記録材給送手段とを備えた記録装置において、
前記被記録材給送手段により被記録材を前記記録開始位置まで給送する制御並びに前記ドット形成手段により被記録材の記録面に記録データに基づいてドットを形成する制御及び前記被記録材搬送手段により被記録材を所定の搬送方向へ所定の搬送量で搬送する制御を実行して被記録材の記録面への記録を実行する記録制御をコンピュータに実行させるための記録制御プログラムであって、
被記録材を前記記録開始位置まで給送した後、前記回転検出手段が出力する回転検出信号から、前記搬送駆動ローラが搬送制御量を超える搬送量に相当する回転量で搬送方向へ回転したことを検出した時点で、被記録材が搬送方向へ引き抜かれたと判定し、当該被記録材への記録を中止する手順を有している、ことを特徴とした記録制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005330572A JP2007136745A (ja) | 2005-11-15 | 2005-11-15 | 記録装置、記録制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005330572A JP2007136745A (ja) | 2005-11-15 | 2005-11-15 | 記録装置、記録制御プログラム |
Publications (1)
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JP2007136745A true JP2007136745A (ja) | 2007-06-07 |
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ID=38200191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005330572A Pending JP2007136745A (ja) | 2005-11-15 | 2005-11-15 | 記録装置、記録制御プログラム |
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JP (1) | JP2007136745A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011111284A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Canon Inc | シート搬送装置および記録装置 |
-
2005
- 2005-11-15 JP JP2005330572A patent/JP2007136745A/ja active Pending
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JP2011111284A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Canon Inc | シート搬送装置および記録装置 |
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